JP2006194683A - 温度センサ一体型圧力センサ装置 - Google Patents

温度センサ一体型圧力センサ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 圧力検出素子および温度検出素子を備える温度センサ一体型圧力センサ装置において、部品点数や組み付け工数を増加させることなく、ターミナルと接続される温度検出素子の接続部を汚れや腐食から保護する。
【解決手段】 ターミナル11がインサート成形されたケース10と、ターミナル11に電気的に接続された状態でケース10に設けられた圧力検出素子20と、ケース10に連結されるとともに圧力導入孔31を有するポート部30と、ターミナル11に電気的に接続された状態でポート部30に設けられた温度検出素子40とを備える温度センサ一体型圧力センサ装置100において、ターミナル11と接続される温度検出素子40の接続部41が、圧力検出素子10の設置部位および圧力導入孔31とは別の部位であって圧力媒体から隔離された部位である接続部設置室19に設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧力検出素子および温度検出素子を備える温度センサ一体型圧力センサ装置に関し、特に、温度検出素子の接続部の信頼性が向上された温度センサ一体型圧力センサ装置に関する。
従来のこの種の一般的な温度センサ一体型圧力センサ装置は、外部と接続されるターミナルがインサート成形されたケースと、ターミナルに電気的に接続された状態でケースに設けられ圧力検出を行う圧力検出素子と、ケースに連結され圧力検出素子へ圧力媒体を導入する圧力導入孔を有するポート部と、ターミナルに電気的に接続された状態でポート部に設けられ圧力媒体の温度を検出する温度検出素子とを備えて構成されている(たとえば、特許文献1参照)。
図3は、従来の一般的な温度センサ一体型圧力センサ装置900の概略断面構成を示す図である。
このセンサ装置900は、たとえば車両において、インテークマニホルドの圧力および吸気温度の測定に用いられ、その測定信号に基づいて、車両のエンジンが制御されるものである。
図3に示されるように、センサケース10は、その内部に圧力を検出する圧力検出素子20を備えたモールドIC21を備えており、このモールドIC21は、リードフレーム22を介して圧力信号を外部処理回路に出力するターミナル11に電気的に接続されている。
そして、センサケース10には、当該センサケース10との間で圧力検出室を形成するようにポート部30が接続されている。このポート部30は、仕切り板32により2つに分割された圧力導入孔31を有し、一方は圧力検出素子20に圧力媒体を伝達するための圧力導入孔31aとして構成されている。
そして、仕切り板32により分割された圧力導入孔31の他方には、ターミナル11に接続部41にて溶接などによって電気的・機械的に接続されたリード線42が延設されており、そのリード線42の突出先端付近には温度を検出する温度検出素子40が配置されている。
つまり、当該圧力導入孔31の他方は、温度検出素子配置孔31bとして構成されている。そして、温度検出素子40と電気的に接続されたリード線42の接続部41は、温度検出素子40におけるターミナル11との接続部41として構成されている。
また、この温度センサ一体型圧力センサ装置900においては、温度検出素子配置孔31bの内部において、温度検出素子40とリード線42の振動を抑制するために、リード線42と温度検出素子配置孔31bとの間に樹脂などからなる緩衝部材23を介在させている。
もし、この緩衝部材23が無い場合、温度検出素子40はリード線42に接続され、このリード線42におけるターミナル11との接続部41を支持部として支持されることになる。そのため、このセンサ装置900に振動が印加されると、接続部41を支点として温度検出素子40が振動する。
したがって、リード線42の接続部41に繰り返し応力が加わり、また、リード線42がポート部30の内壁に接触することにより、リード線42がダメージを受ける恐れがある。
しかし、上記緩衝部材23を設けることによって、この緩衝部材23によってリード線42が固定されるため、温度検出素子40およびリード線42の振動が抑制され、耐久性を向上させることができる。
また、このセンサ装置900においては、温度検出素子40やリード線42が測定環境下に剥き出しとならないように、温度検出素子40やリード線42の表面には、測定環境における腐食や汚れなどから保護するためのチューブやコーティング材などが設けられている。
また、温度検出素子40の接続部41すなわちリード線42の接続部41を測定環境から保護するために、当該接続部41は、保護材としてのポッティング材24により被覆されている。
特開2004−198394号公報
ところで、このような温度センサ一体型圧力センサ装置900をインテークマニホルド内の圧力および吸気温度の測定に用いる場合、インテークマニホルド内は、オイルなどの腐食性の汚れが流動している環境である。
そして、従来では、温度検出素子40の接続部41も、この測定環境にさらされる。このようなオイル、汚れなどが流動する環境に接続部41がさらされた場合、当該接続部41が汚れたり、腐食したりするおそれがある。
そのため、従来では、上述したように、温度検出素子40の接続部41を測定環境から保護するために、当該接続部41を保護材24により被覆している。
しかしながら、このように温度検出素子40の接続部41に対して、別途、保護材24を設けることが必要となるため、部品点数や組み付け工数が増加してしまうという問題が生じている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、圧力検出素子および温度検出素子を備える温度センサ一体型圧力センサ装置において、部品点数や組み付け工数を増加させることなく、ターミナルと接続される温度検出素子の接続部を汚れや腐食から保護することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、外部と接続されるターミナル(11)がインサート成形されたケース(10)と、ターミナル(11)に電気的に接続された状態でケース(10)に設けられ、圧力検出を行う圧力検出素子(20)と、ケース(10)に連結され、圧力検出素子(20)へ圧力媒体を導入する圧力導入孔(31)を有するポート部(30)と、ターミナル(11)に電気的に接続された状態でポート部(30)に設けられ、圧力媒体の温度を検出する温度検出素子(40)とを備える温度センサ一体型圧力センサ装置において、ターミナル(11)と接続される温度検出素子(40)の接続部(41)が、圧力検出素子(10)の設置部位および圧力導入孔(31)とは別の部位であって圧力媒体から隔離された部位に、設けられていることを特徴としている。
それによれば、温度検出素子(40)のうちのターミナル(11)と接続される部位である接続部(41)が、圧力媒体から隔離されており、当該隔離された接続部(41)は汚れや腐食の懸念がないため、従来のようにポッティング材などの保護材(上記図3参照)で被覆することが不要になる。
したがって、本発明によれば、圧力検出素子(20)および温度検出素子(40)を備える温度センサ一体型圧力センサ装置において、部品点数や組み付け工数を増加させることなく、ターミナル(11)と接続される温度検出素子(40)の接続部(41)を汚れや腐食から保護することができる。
ここで、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の温度センサ一体型圧力センサ装置において、ポート部(30)は樹脂を成形することにより作られたものであり、温度検出素子(40)は、接続部(41)との間でリード線(42)を介して電気的に接続されており、リード線(42)は、ポート部(30)にモールドされていることを特徴としている。
それによれば、温度検出素子(40)とその接続部(41)との間を電気的に接続するリード線(42)が、ポート部(30)を構成する樹脂によりモールドされて保護された形となるため、このリード線(42)についても汚れや腐食から保護することができ、好ましい。
また、このリード線(42)は、ポート部(30)にモールドされてポート部(30)に支持された形となるため、機械的にも補強され耐振動性の向上が図れ、従来の上記緩衝部材(上記図3参照)のようなリード線(42)を支持するための部材を、別途設けることが不要になる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る温度センサ一体型圧力センサ装置100の全体概略断面構成を示す図である。
限定するものではないが、この温度センサ一体型圧力センサ装置100は、たとえば、自動車のインテークマニホールドに取り付けられ、インテークマニホルドの圧力および吸気温度の測定に用いられる吸気圧センサなどに適用することができる。
[構成等]
この圧力センサ装置100は、大きくは、外部と接続されるターミナル11がインサート成形されたケース10と、ターミナル11に電気的に接続された状態でケース10に設けられ圧力検出を行う圧力検出素子20と、このケース10に連結され圧力検出素子20へ圧力媒体を導入する圧力導入孔31を有するポート部30と、ターミナル11に電気的に接続された状態でポート部30に設けられ圧力媒体の温度を検出する温度検出素子40とを備えて構成されている。
ケース10は、たとえば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)やエポキシ樹脂等の樹脂材料を、金型を用いて型成形してなるものである。このケース10の上端面には、圧力検出素子20を搭載するための第1の凹部12が形成されている。
また、ケース10には、外部と接続される複数本の上記ターミナル11がインサート成形により一体的に設けられている。このターミナル11は、たとえば銅や42アロイなどの導電材料よりなるものである。
一部のターミナル11の一端部は、上記第1の凹部12内にて露出した状態となるように配置されている。なお、この一部のターミナル11における凹部12での露出部分には、金メッキなどが施されることにより、ボンディングパッドとして機能するように構成されている。
また、各ターミナル11のうちケース10における開口部13において露出する端部は、図示しない外部機器(外部の配線部材等)に接続可能となっている。つまり、このケース10の開口部13の部分は、当該開口部13に位置する各ターミナル11の端部とともに、本センサ装置100におけるコネクタ部として構成されている。
ケース10の第1の凹部12に搭載された圧力検出素子20は、圧力を検出してその検出値に応じたレベルの電気信号を発生するものである。この圧力検出素子20は、たとえば、半導体よりなるセンサチップとこのセンサチップを保持するガラス台座とにより構成されている。
ここで、上記センサチップは、限定するものではないが、たとえば、シリコン半導体チップなどからなるピエゾ抵抗効果を利用した周知構成のもので、その上面に圧力を受けて歪むダイアフラムおよび拡散抵抗などにより形成されたブリッジ回路などを備えた構成となっている。
この圧力検出素子20は、上記したケース10の第1の凹部12の底面と上記ガラス台座との間に、たとえばシリコーンゴム等の図示しない接着剤を介在させた状態でダイボンディングされている。
また、圧力検出素子20の各入出力端子(図示せず)は、ターミナル11の上記ボンディングパッドに対し金やアルミニウム等のボンディングワイヤ14を介して電気的に接続されている。こうして、圧力検出素子20は、ターミナル11に電気的に接続された状態でケース10に設けられている。
そして、ケース10の第1の凹部12内には、電気絶縁性および耐薬品性に優れたフッ素ゲルやフッ素ゴムなどからなる保護部材15が充填されており、この保護部材15によって、ターミナル11とケース10との界面、圧力検出素子20およびボンディングワイヤ14などが封止され、保護されている。
そして、この保護部材15により、圧力検出素子20、ターミナル11、ボンディングワイヤ14、圧力検出素子20とボンディングワイヤ14との接続部、および、ターミナル11とボンディングワイヤ14との接続部が被覆され、薬品からの保護、電気的な絶縁性の確保、並びに防食などが図られている。
図1に示される例では、この保護部材15としては、2層保護構造を採用している。たとえば、下層に位置する保護部材としては、ターミナル11とケース10との界面等からの気泡の発生を抑制するために高弾性率を持ち且つ耐薬品性を有する材料からなるものにできる。限定するものではないが、たとえば、フッ素系のゴム材料などを採用することができる。
また、上層に位置する保護部材としては、圧力検出素子20およびボンディングワイヤ14へ応力を与えないような低弾性率を持ち且つ耐薬品性を有する材料からなるものにできる。限定するものではないが、たとえば、フッ素系のゲル材料やフロロシリコーンゲルなどを採用することができる。
また、ポート部30は、ケース10の第1の凹部12の開口部を覆うようにケース10に対して連結され、このケース10とポート部30との間において圧力検出室16が形成されている。
ポート部30は、たとえば上記ケース10と同様に、PBT、PPSなどの耐熱性を有する樹脂材料からなり、これらの樹脂材料を金型を用いて型成形してなるものである。また、ここでは、ポート部30は、ケース10に対してハードエポキシ樹脂等の耐薬品性に優れ且つ高弾性である接着材17により固定され取り付けられている。
ポート部30は、ケース10とは反対側の方向へ突出しており、その内部には突出先端から上記圧力検出室16に通じる圧力導入孔31が形成されている。そして、図1中の白抜き矢印に示されるように、インテークマニホルドの吸気などの圧力媒体が、圧力導入孔31から導入されるようになっている。
また、図1に示されるように、ケース10には、第1の凹部12とは異なる部位に第2の凹部18が設けられており、ケース10とポート部30との間において、接続部設置室19が形成されている。
この接続部設置室19は、ポート部30における圧力導入孔31を仕切る壁部32が接着剤17によりケース10に接着されることにより、圧力導入孔31および圧力検出室16とは隔離された空間となっている。
そして、一部のターミナル11が、この接続部設置室19に露出するように配置されている。そして、この接続部設置室19に露出するターミナル11に対して、リード線42の一端部41が、溶接や半田などによって電気的・機械的に接続されている。
ここでは、接続部設置室19は、ケース10における上記開口部13に連通しており、ターミナル11とリード線42の一端部41との接続部は上記開口部13に臨んだ形となっている。そして、この開口部13からレーザ溶接などを行うことにより、ターミナル11とリード線42の一端部41との接続がなされるようになっている。
このリード線42は金属のワイヤなどからなり、ポート部30の内部において、一端部41から他端部43側が圧力導入孔31の開口部側へ向かって延びるように、設けられている。
そして、リード線42の他端部43には温度検出素子40が電気的に接続されている。本実施形態では、温度検出素子40は、ポート部30の突出先端部において外部に露出して設けられており、測定環境にさらされて測定環境の温度を測定することが可能な形態となっている。
このような、温度検出素子40は、抵抗の温度特性を有する通常のサーミスタ素子からなるものを採用することができ、リード線42と温度検出素子40とは、半田や溶接などにより電気的に接合されている。
ここで、上述したように、ポート部30は樹脂を成形することにより作られたものであるが、このリード線42は、その一端部41を露出させた形でポート部30にモールドされている。
このようなポート部30にモールドされたリード線42は、その他端部43を温度検出素子40に接続した状態で、ポート部30を成形するための金型に投入され、樹脂成形を行うことにより、作ることができる。
そして、温度検出素子40は、上記接続部設置室19において、リード線42の一端部41を介してターミナル11と電気的に接続されている。つまり、本実施形態では、リード線42の一端部41は、ターミナル11と接続される温度検出素子40の接続部41として構成されている。
こうして、本実施形態の温度センサ一体型圧力センサ装置100においては、ターミナル11と接続される温度検出素子40の接続部41が、圧力検出素子10の設置部位である圧力検出室16および圧力導入孔31とは別の部位であって圧力媒体から隔離された部位に、設けられている。
また、ポート部30の外周部には、Oリング33が設けられ、本センサ装置100は、当該Oリング33を介して図示されないセンサ取付部に対して気密に取り付け可能になっている。
[製造方法等]
かかる温度センサ一体型圧力センサ装置100の製造方法は、たとえば、次の通りである。ターミナル11がインサート成形されたケース10を用意する。
そして、圧力検出素子20をケース10の凹部12へ接着剤など介して搭載固定し、圧力検出素子20とターミナル11とをの間でワイヤボンディングを行い、これら両者11、20をボンディングワイヤ14により結線する。その後、保護部材15をケース10の凹部12へ注入して充填し、これに熱硬化処理を行うことによって、保護部材15を硬化させる。
また、温度検出素子40とリード線42とが接続されるとともにリード線42がインサート成形されたポート部30を用意する。そして、ポート部30をケース10へ接着材17を介して固定することにより、ポート部30とケース10とを連結する。
また、接続部設置室19内にて、リード線42の一端部41すなわち温度検出素子40の接続部41と、ターミナル11とを溶接などにより接続する。こうして、図1に示される本実施形態の温度センサ一体型圧力センサ装置100ができあがる。
そして、本センサ装置100を上記した吸気圧センサに適用する場合には、たとえば自動車におけるインテークマニホールドとポート部30の圧力導入孔31とを連通させた状態とし、圧力検出素子20によって吸気圧(負圧)を検出できるように自動車に搭載される。
それにより、図1に示される白抜き矢印の方向に圧力が印加されると、ポート部30の圧力導入孔31を通して、ケース10内の圧力検出素子20の受圧面まで圧力媒体が伝達される。
圧力検出素子20は、この圧力を検出してその検出値に応じたレベルの電気信号を発生し、当該電気信号はボンディングワイヤ14からターミナル11を介して外部へと出力される。
また、圧力媒体の温度が当該圧力媒体の流れる位置に配置された温度検出素子40によって検出され、その検出信号は、リード線42からターミナル11を介して外部へと出力される。
[効果等]
ところで、本実施形態によれば、外部と接続されるターミナル11がインサート成形されたケース10と、ターミナル11に電気的に接続された状態でケース10に設けられ圧力検出を行う圧力検出素子20と、ケース10に連結され圧力検出素子20へ圧力媒体を導入する圧力導入孔31を有するポート部30と、ターミナル11に電気的に接続された状態でポート部30に設けられ圧力媒体の温度を検出する温度検出素子40とを備える温度センサ一体型圧力センサ装置において、ターミナル11と接続される温度検出素子40の接続部41が、圧力検出素子10の設置部位および圧力導入孔31とは別の部位であって圧力媒体から隔離された部位すなわち接続部設置室19に、設けられていることを特徴とするセンサ装置100が提供される。
それによれば、温度検出素子40のうちのターミナル11と接続される部位である接続部41が、圧力媒体から隔離されており、当該隔離された接続部41は汚れや腐食の懸念がないため、従来のようにポッティング材などの保護材(上記図3参照)で、別途、被覆することが不要になる。
したがって、本実施形態によれば、圧力検出素子20および温度検出素子40を備える温度センサ一体型圧力センサ装置100において、部品点数や組み付け工数を増加させることなく、ターミナル11と接続される温度検出素子40の接続部41を汚れや腐食から保護することができる。
また、本実施形態の温度センサ一体型圧力センサ装置100においては、ポート部30は樹脂を成形することにより作られたものであり、温度検出素子40は、接続部41との間でリード線42を介して電気的に接続されており、リード線42は、ポート部30にモールドされていることも特徴のひとつである。
それによれば、温度検出素子40とその接続部41との間を電気的に接続するリード線42が、ポート部30を構成する樹脂によりモールドされて保護された形となるため、このリード線42についても汚れや腐食から保護することができ、好ましい。
また、このリード線42は、ポート部30にモールドされてポート部30に支持された形となるため、機械的にも補強され耐振動性の向上が図れ、従来の上記緩衝部材(上記図3参照)のようなリード線42を支持するための部材を、別途設けることが不要になる。そのため、簡素な構成を実現できる。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態に係る温度センサ一体型圧力センサ装置200の全体概略断面構成を示す図である。
本実施形態によっても、上記ターミナル11がインサート成形されたケース10と、ターミナル11に電気的に接続された状態でケース10に設けられた上記圧力検出素子20と、ケース10に連結されるとともに上記圧力導入孔31を有するポート部30と、ターミナル11に電気的に接続された状態でポート部30に設けられた上記温度検出素子40とを備える温度センサ一体型圧力センサ装置において、ターミナル11と接続される温度検出素子40の接続部41が、圧力検出素子10の設置部位および圧力導入孔31とは別の部位であって圧力媒体から隔離された部位、すなわち接続部設置室19に設けられていることを特徴とするセンサ装置200が提供されることは、上記第1実施形態と同様である。
また、本実施形態によっても、ポート部30は樹脂を成形することにより作られたものであり、温度検出素子40は、接続部41との間でリード線42を介して電気的に接続されており、リード線42は、ポート部30にモールドされていることも、上記第1実施形態と同様である。
そのため、本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様に、温度検出素子40の接続部41が圧力媒体から隔離され、汚れや腐食の懸念がないため、従来のようにポッティング材などの保護材で、別途、被覆することが不要になり、部品点数や組み付け工数を増加させることなく、ターミナル11と接続される温度検出素子40の接続部41を汚れや腐食から保護することができる。
また、本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様に、リード線42が、ポート部30によりモールドされて保護されるとともに支持された形となるため、このリード線42についても汚れや腐食から保護するとともに、リード線42を支持するための部材を別途設けることが不要になる。
ここで、上記図1に示される温度センサ一体型圧力センサ装置100では、温度検出素子40は、ポート部30の突出先端部において外部に露出して設けられており、測定環境にさらされて測定環境の温度を測定することが可能な形態となっている。
それに対して、図2に示されるように、本実施形態の温度センサ一体型圧力センサ装置200においては、温度検出素子40はリード線42とともに、ポート部30にモールドされている。
このような本実施形態のセンサ装置200は、温度検出素子40の応答性が遅い仕様でかまわない場合に、適用することができる。そして、この場合、温度検出素子40もポート部30にて封止され測定環境から保護されているため、温度検出素子40についても汚れや腐食から保護することができるという利点がある。
このような温度検出素子40もモールドされている本実施形態のセンサ装置200は、上記第1実施形態と同様に、リード線42の他端部43を温度検出素子40に接続した状態で、ポート部30を成形するための金型に投入し、樹脂成形を行うことにより、作ることができる。
(他の実施形態)
なお、上記した各実施形態では、リード線42はポート部30にモールドされて保護・支持されていたが、場合によっては、リード線42は、ポート部30にモールドされず、ポート部30から露出した形でポート部30に固定されたものであってもよい。
また、温度検出素子40とターミナル11とを電気的に接続する配線部材としてはリード線42に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、リード線42の一端部41が温度検出素子40の接続部41として構成されていたが、温度検出素子40の接続部としてはリード線42とは別の部材であってもよい。さらには、リード線42を介さずに、たとえば温度検出素子40を構成するサーミスタのピンを接続部として、これを直接ターミナル11に接続するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、ケース10の成形材料としては樹脂を採用しているが、ターミナル11をインサート成形により一体成形できるものであれば、樹脂以外の成形材料を採用してもよい。
また、ケース10の構成、ケース10に設けられる圧力検出素子20およびその電気的接続構成、ポート部30の構成などは、上記図1や図2に示される例に限定されるものではなく、用途などに応じて適宜種々の設計変更が可能である。
要するに、本発明は、外部と接続されるターミナルがインサート成形されたケースと、ターミナルに電気的に接続された状態でケースに設けられ圧力検出を行う圧力検出素子と、ケースに連結され圧力検出素子へ圧力媒体を導入する圧力導入孔を有するポート部と、ターミナルに電気的に接続された状態でポート部に設けられ圧力媒体の温度を検出する温度検出素子とを備える温度センサ一体型圧力センサ装置において、ターミナルと接続される温度検出素子の接続部を、圧力検出素子の設置部位および圧力導入孔とは別の部位であって圧力媒体から隔離された部位に設けたことを要部とするものであり、その他の部分は適宜設計変更が可能である。
本発明の第1実施形態に係る温度センサ一体型圧力センサ装置の全体概略断面構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る温度センサ一体型圧力センサ装置の全体概略断面構成を示す図である。 従来の一般的な温度センサ一体型圧力センサ装置の概略断面図である。
符号の説明
10…ケース、11…ターミナル、20…圧力検出素子、
30…ポート部、31…圧力導入孔、40…温度検出素子、
41…温度検出素子の接続部としてのリード線の一端部、42…リード線。

Claims (2)

  1. 外部と接続されるターミナル(11)がインサート成形されたケース(10)と、
    前記ターミナル(11)に電気的に接続された状態で前記ケース(10)に設けられ、圧力検出を行う圧力検出素子(20)と、
    前記ケース(10)に連結され、前記圧力検出素子(20)へ圧力媒体を導入する圧力導入孔(31)を有するポート部(30)と、
    前記ターミナル(11)に電気的に接続された状態で前記ポート部(30)に設けられ、前記圧力媒体の温度を検出する温度検出素子(40)とを備える温度センサ一体型圧力センサ装置において、
    前記ターミナル(11)と接続される前記温度検出素子(40)の接続部(41)が、前記圧力検出素子(10)の設置部位および前記圧力導入孔(31)とは別の部位であって前記圧力媒体から隔離された部位に、設けられていることを特徴とする温度センサ一体型圧力センサ装置。
  2. 前記ポート部(30)は樹脂を成形することにより作られたものであり、
    前記温度検出素子(40)は、前記接続部(41)との間でリード線(42)を介して電気的に接続されており、
    前記リード線(42)は、前記ポート部(30)にモールドされていることを特徴とする請求項1に記載の温度センサ一体型圧力センサ装置。
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