JP2005300456A - 温度センサ一体型圧力センサ装置およびその取り付け方法 - Google Patents

温度センサ一体型圧力センサ装置およびその取り付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 被測定体に容易に取り付けることができ、かつ、被測定体から脱落してしまうことを防止できる温度センサ一体型圧力センサ装置およびその取り付け方法を提供する。
【解決手段】 ポート部30内に設置されるリード線41においては、ポート部30の先端部分にて折り返されたU字部43になっている。そして、リード線41のU字部43がポート部30の先端部分に配置される固定部材42にて固定される。これにより、温度検出素子40を設置する孔と圧力を導入する孔とを共通の孔とすることができる。したがって、ポート部30の径を小さくすることができ、センサ装置を被測定体に設置したときに被測定体内部からポート部の先端が受ける力の面積を小さくすることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、圧力検出素子および温度検出素子を備える温度センサ一体型圧力センサ装置およびその取り付け方法に関する。
本出願人は、温度センサ一体型圧力センサ装置として、先に出願した特願2003−75019号において、図6に示されるようなセンサ装置を提案している。このセンサ装置900は、例えば車両において、インテークマニホルドの圧力および吸気温度の測定に用いられ、その測定信号に基づいて、車両のエンジンが制御される。
図6は、先願のセンサ装置900の概略図であり、(a)はセンサ装置900が被測定体940に取り付けられた様子を示した図、(b)は上記センサ装置900を上面から見た図、(c)は上記センサ装置900のポート部930内部の概略図である。
図6(a)、(b)に示されるように、先願のセンサ装置900の外形は、ケース910と、フランジ部920と、ポート部930とを備えて構成されている。ケース910においては、その一側面とその反対側の側面にフランジ部920が設けられている。そして、フランジ部920には、その表面から裏面に貫通する孔921が開けられており、この孔921にはネジ922を挿入するための中空筒形状の金属カラー(図示しない)が設置されている。
ケース910内には、図示しない圧力検出室が設けられており、ポート部930の先端から導入される圧力がこの圧力検出室に備えられた圧力検出素子にて検出されるようになっている。また、ポート部930には被測定体940内部の温度を検出するための温度検出素子が設置されており、具体的には図6(c)に示される。
図6(c)は、センサ装置900の概略断面図であり、ケース910内部の構造は省略してある。図6(c)に示されるように、ポート部930は、仕切り板931により2つに分割された圧力導入孔932を有し、一方は圧力検出素子に圧力媒体を伝達するための圧力導入孔933として構成されている。
そして、仕切り板931により分割された圧力導入孔933の他方には、ケース910内部の回路からポート部930内部に向かってリード線934が延設されており、そのリード線934の突出先端付近には温度を検出する温度検出素子935が配置されている。つまり、当該圧力導入孔933の他方は、温度検出素子配置孔936として構成されている。
ここで、温度検出素子配置孔936の内部においては、温度検出素子935およびリード線934の振動を抑制するために、リード線934と温度検出素子配置孔936との隙間に樹脂などからなる固定部材937を介在させている。
このような構造を有するセンサ装置900においては、ポート部930が被測定体940の取り付け穴に挿入されると共に、フランジ部920が被測定体940の外壁面にてネジ止めされて固定されるようになっている。
しかしながら、上記センサ装置900では、センサ装置900を被測定体940にネジ止めして固定するために、ケース910にフランジ部920を設ける必要がある。また、フランジ部920をネジ止めするためのネジ922や金属カラーが必要になっていることや、センサ装置900の被測定体940に対する組み付け工程が煩雑になっている。
そこで、本発明者らは、ワンタッチでセンサ装置900を被測定体940に取り付ける方法(例えば、特許文献1参照)を上記センサ装置900に採用することで、センサ装置としてのコストの削減およびセンサ装置の取り付け工程の簡略化を実現できると考えた。
特許文献1に示されるセンサ装置の取り付けは以下のようになされる。まず、センサ装置のポート部に中空円筒状の弾性部材を備え付け、その状態でセンサ装置を被測定体側に押して取り付ける。
このような取り付け方法により、ケースにフランジ部を設ける必要がなくなる。また、ネジ、金属カラーが不要となるので組み付けコストを削減できる。そして、ワンタッチ取り付けであるので、組み付け工程を簡略化することができる。
特開平10−122914号公報
しかしながら、上記のように弾性部材を用いてワンタッチでセンサ装置を被測定体に取り付ける場合、以下のような問題が存在することが本発明者らの検討により明らかとなった。
センサ装置が被測定体に取り付けられると、センサ装置には(取り付け穴面積)×(圧力)の力がセンサ装置を押し出す方向に印加されることとなる。ここで、特許文献1に示されるセンサ装置のポート部の取り付け穴面積はφ10であるのに対して、先願のセンサ装置900のポート部930の取り付け穴面積はφ14となっている。
先願のセンサ装置900のポート部930の径が大きいのは、上述のように、ポート部930の内部に圧力導入孔933および温度検出素子配置孔936が設けられているためである。このため、先願のセンサ装置900が被測定体940内部から受ける力は、特許文献1に示されるセンサ装置が受ける力より大きくなり、先願のセンサ装置900が被測定体940から脱落してしまう可能性がある。
本発明は、上記点に鑑み、被測定体に容易に取り付けることができ、かつ、被測定体から脱落してしまうことを防止できる温度センサ一体型圧力センサ装置およびその取り付け方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、圧力検出を行う圧力検出素子(20)と、圧力検出素子に電気的に接続されるターミナル(11)と、圧力検出素子を収納すると共にターミナルをインサート成形したケース(10)と、ケースに連結され、圧力検出素子へ圧力媒体を導入する圧力導入孔(31)を有するポート部(30)と、圧力導入孔内に配置され、リード線(41)を介してターミナルに電気的に接続されると共に圧力媒体の温度を検出する温度検出素子(40)と、を備える温度センサ一体型圧力センサ装置であって、リード線は、ポート部の先端部分にて折り返されてU字部(43)となっており、リード線のU字部がポート部の先端部分に配置される固定部材(42)にて固定され、ポート部においては、その先端部分の側面が圧力導入孔に貫通し、圧力媒体を導入する入口となっている開口部(31a)が設けられており、圧力媒体は、開口部から導入されると共に圧力導入孔および温度検出素子を介して圧力検出素子に導かれるようになっていることを特徴としている。
このように、圧力導入孔内に温度検出素子を配置すると共に、ポート部の先端部分に位置するU字部のリード線を固定部材にて固定することができる。これにより、圧力導入孔から導入される圧力媒体によって温度検出素子が振動することを防止することができる。
また、温度検出素子を配置する孔と圧力を導入する孔とを共通の孔とすることにより、ポート部の径を小さくすることができる。これにより、特許文献1と同様の方法にて、取り付け用弾性部材を用いてセンサ装置を被測定体にワンタッチ取り付けができると共に、ポート部の先端面において被測定体内部の圧力を受ける面積を小さくすることができる。したがって、被測定体に対してワンタッチ取り付けができ、かつ、センサ装置が被測定体内部の圧力によって被測定体から外れてしまうことを防止できる。
請求項2に記載の発明では、リード線のU字部は、固定部材にて包み込まれるように封止されていることを特徴としている。
これにより、リード線のU字部は固定部材にてより強固に固定されることとなる。したがって、圧力導入孔に導入される圧力媒体によって温度検出素子が振動してしまうことを防止することができる。
請求項3に記載の発明では、温度検出素子は、開口部に対向する位置に配置されるようになっていることを特徴としている。
このように、温度検出素子を開口部に対向する位置に配置することで、温度検出素子を被測定体内部にもっとも近づけた状態とすることができる。したがって、圧力媒体の温度をより正確に検出することができる。
請求項4に記載の発明では、圧力検出を行う圧力検出素子(20)と、圧力検出素子に電気的に接続されるターミナル(11)と、圧力検出素子を収納すると共にターミナルをインサート成形したケース(10)と、ケースに連結され、圧力検出素子へ圧力媒体を導入する圧力導入孔(31)を有するポート部(30)と、圧力導入孔内に設置され、リード線(41)を介してターミナルに電気的に接続されると共に圧力媒体の温度を検出する温度検出素子(40)と、を備える温度センサ一体型圧力センサ装置であって、ポート部の先端には、圧力導入孔に圧力媒体を導入する入口となっている開口部(31b)が設けられており、リード線は、ポート部の先端部分にて折り返されてU字部(43)となっており、折り曲げられたリード線の先がポート部にインサート成形されて一体とされており、圧力媒体は、開口部から導入されると共に圧力導入孔および温度検出素子を介して圧力検出素子に導かれるようになっていることを特徴としている。
このように、リード線をポート部にインサート成形した構造とすることができる。また、温度検出素子を配置する孔と圧力を導入する孔とを共通の孔とすることにより、ポート部の径を小さくすることができる。さらに、リード線がポート部にインサート成形されて固定されているので、ポート部先端に位置するリード線のU字部を固定する必要はなく、そのための固定部材も不要とすることができる。
したがって、特許文献1と同様の方法にて、取り付け用弾性部材を用いてセンサ装置を被測定体にワンタッチ取り付けができると共に、被測定体内部の圧力によってセンサ装置にかかる力を減少させることができる。このようにして、センサ装置が被測定体から外れてしまうことを防止できる。
請求項5に記載の発明では、ポート部に、圧力媒体を導入する入口よりもケース側に位置する溝(32)を形成すると共に、ポート部の先端と溝との間において、その外縁部をテーパ形状とした請求項1ないし4のいずれか1つに記載の温度センサ一体型圧力センサ装置の取り付け方法であって、中空形状で構成され、その中空形状の一端側の内壁面が内径方向に突出している先端凸部(51d)と、中空形状の他端側に設けられた後端フランジ部(52)と、中空形状の一端側と他端側との間における所定位置の内壁面が内径方向に突出している内壁凸部(53a)とを備える取り付け用弾性部材(50)を用意する工程と、取り付け用弾性部材の後端フランジ部側からポート部の先端部分を取り付け用弾性部材に挿入し、ポート部の先端面を取り付け用弾性部材の先端凸部に当接させると共に取り付け用弾性部材の内壁凸部をポート部の溝に収納させることでポート部の先端部分に取り付け用弾性部材を組み付ける工程と、ポート部に取り付け用弾性部材を組み付けた状態で、ポート部の先端部分を被測定体(60)の取り付け穴(61)の上部に配置すると共に、先端凸部がポート部の溝に収納されるまでポート部を被測定体の取り付け穴に押し込み、取り付け用弾性部材を介してポート部を被測定体の取り付け穴に固定する工程と、を有することを特徴としている。
このように、取り付け用弾性部材を介してセンサ装置を被測定体に取り付けることができる。また、センサ装置においては、温度検出素子を配置する孔と圧力を導入する孔とを共通の孔としているので、ポート部の径を小さくすることができる。これにより、センサ装置に対して印加される力、すなわち被測定体内部から外部方向にかかる力を小さくすることができる。したがって、被測定体に対するセンサ装置の脱落を防止することができる。
また、センサ装置を被測定体に対して一方向に押し込むだけであるので、手作業であっても簡単にワンタッチ取り付けを行うことができる。
請求項6に記載の発明では、取り付け用弾性部材を用意する工程では、取り付け用弾性部材として、その一端側に先端フランジ部(51)を有し、この先端フランジ部の外壁面が面取りされたテーパ面(51c)になっているものを用意することを特徴としている。
このように、取り付け用弾性部材の一端側に先端フランジ部を設けることで、センサ装置を被測定体に取り付けた際に、先端フランジ部および後端フランジ部にて被測定体の外壁面および内壁面を押さえつけることができる。したがって、取り付け用弾性部材をより確実に被測定体に固定することができ、この取り付け用弾性部材を介してセンサ装置を被測定体に固定することができる。また、先端フランジ部の外壁面がテーパ面になっているので、取り付け用弾性部材を取り付け穴にスムーズに挿入することができる。
請求項7に記載の発明では、取り付け用弾性部材を用意する工程では、取り付け用弾性部材として、その一端側の径がポート部の先端径よりも小さくなっているものを用意することを特徴としている。
このように、取り付け用弾性部材の一端側の径をポート部の先端径よりも小さくしている。これにより、取り付け用弾性部材をポート部の先端に組み付けたときに、取り付け用弾性部材の一端側がポート部の先端部分によって弾性変形して広がると共に縮んでポート部の先端を締め付けるようにすることができる。したがって、取り付け用弾性部材をポート部の先端に組み付けた際に、取り付け用弾性部材がポート部から脱落することを防止することができる。
請求項8に記載の発明では、取り付け用弾性部材を用意する工程では、取り付け用弾性部材として、その外壁面に外壁凸部(53b)を有するものを用意することを特徴としている。
このように取り付け用弾性部材の外壁面に外壁凸部を設けることで、ポート部を被測定体の取り付け穴に挿入した際に、外壁凸部の弾性力によって被測定体の取り付け穴をより確実にシールすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る温度センサ一体型圧力センサ装置を示した概略断面図であり、図2は図1のA矢視図である。
限定するものではないが、このセンサ装置100は、例えば、自動車のインテークマニホルドに取り付けられ、インテークマニホルドの圧力および吸気温度の測定に用いられる吸気圧センサとして適用される。
図1に示されるように、このセンサ装置100は、外部と接続されるターミナル11がインサート成形されたケース10と、ターミナル11に電気的に接続された状態でケース10に設置され圧力検出を行う圧力検出素子20と、このケース10に連結され圧力検出素子20へ圧力媒体を導入する圧力導入孔31を有するポート部30と、ターミナル11に電気的に接続された状態で圧力導入孔31に位置するように設けられ圧力媒体の温度を検出する温度検出素子40とを備えて構成されている。
ケース10は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)、エポキシ樹脂等の樹脂材料を型成形してなるものであり、その内部に圧力を検出する圧力検出素子20を有するモールドIC21を備えている。このモールドIC21は、リードフレーム22を介して圧力検出素子20にて検出された圧力信号を外部処理回路に出力するターミナル11に電気的に接続されている。
また、上述のように、ケース10には、外部と接続される複数本の上記ターミナル11がインサート成形により一体的に設けられている。このターミナル11は、例えば銅や42アロイなどの導電材料よりなるものである。そして、ターミナル11は、その一端側が上記リードフレーム22に電気的に接続された状態となるように配置されている。
各ターミナル11のうちケース10における開口部12において露出する他端側は、図示しない外部機器(外部の配線部材等)に接続可能となっている。つまり、このケース10の開口部12の部分は、当該開口部12に位置する各ターミナル11の他端側と共に、本センサ装置100におけるコネクタ部として構成されている。
圧力検出素子20は、ケース10に設けられた凹部13に搭載され、圧力を検出してその検出値に応じたレベルの電気信号を発生するものである。この圧力検出素子20は、限定するものではないが、例えば、ピエゾ抵抗効果を利用した周知構成のもので、その上面に圧力を受けて歪むダイアフラムおよび拡散抵抗などにより形成されたブリッジ回路などを備えた構成となっている。
このような圧力検出素子20は、例えばガラスからなる台座23上にガラス接合等により接着されている。この圧力検出素子20は、上記したガラス台座23の底面に、例えばシリコンゴム等の図示しない接着剤によりダイボンディングされている。このとき、圧力検出素子20は、凹部13の開口部側に圧力を受ける受圧面が位置するように配置されており、圧力検出素子20とリードフレーム22とが例えばAu(金)等のワイヤ24にてワイヤボンディングされて電気的に接続されている。
また、リードフレーム22には、圧力検出素子20の信号を増幅するための信号処理IC25が設置されている。そして、モールドIC21は、上記信号処理IC25やリードフレーム22等が例えばエポキシ樹脂等のモールド樹脂26にて包み込まれるように保護されている。
上記ケース10には、ケース10の凹部13の開口部を覆うようにケース10に対してポート部30が連結され、このケース10とポート部30との間において圧力検出室14が構成されている。
ポート部30は、例えばPBT、PPSなどの耐熱性を有する樹脂材料からなるものである。このようなポート部30は、ハードエポキシ樹脂等の耐薬品性に優れ、かつ、高弾性である接着材15によりケース10に取り付けられている。
そして、ポート部30は、ケース10とは反対側の方向へ突出しており、その内部には上記圧力検出室14に通じる圧力導入孔31が形成されている。この圧力導入孔31は、ポート部30の先端近傍の側面に開けられた開口部31aと繋がった状態になっている。そして、開口部31aおよび圧力導入孔31から圧力媒体が圧力検出室14に導入され、圧力検出素子20の受圧面まで圧力が伝達されるようになっている。
本実施形態では、ポート部30内部には、ターミナル11に接続部27にて溶接などによって電気的・機械的に接続されたリード線41が延設されており、そのリード線41には温度を検出する温度検出素子40が接続されている。このような温度検出素子40は、Co、Mn、Ni等の金属からなり、通常のサーミスタ素子からなるものである。
ポート部30の先端には、温度検出素子40の振動を抑制するために、樹脂などからなる固定部材42が設けられており、温度検出素子40およびリード線41が上記接続部27と固定部材42とに固定されることによって振動を受けても耐えられる構造になっている。
このリード線41は、図2に示されるように、ポート部30の先端にて折り返されたU字部43とされており、リード線41のU字部43の部分が固定部材42にて包み込まれて固定されている。
また、このセンサ装置100においては、リード線41が測定環境下に剥き出しとならないように、リード線41の表面には、測定環境における腐食や汚れなどから保護するチューブやコーティング材などが設けられている。さらに、リード線41の接続部27を測定環境から保護するために、接続部27はポッティング材28により被覆されている。
ここで、温度検出素子40は、図1および図2に示されるように、ポート部30に設けられた開口部31aに対向する位置に設置されている。この開口部31aは、圧力媒体を導入する入口となっている。このように温度検出素子40が設置されることで、開口部31aから導入される圧力媒体の温度をより正確に検出することができる。
さらに、ポート部30の外壁面には、その外壁面がポート部30の内径方向に凹んだ溝32が形成されている。この溝32は、ポート部30に設けられた開口部31aよりもケース10側に設けられている。
次に、かかる温度センサ一体型圧力センサ装置100の製造方法を説明する。まず、ターミナル11をインサート成形したケース10を用意する。
そして、圧力検出素子20をケース10の凹部13へ接着剤など介して搭載固定し、圧力検出素子20とリードフレーム22との間でワイヤボンディングを行う。この後、リードフレーム22等をモールド樹脂26にて包み込み、モールドIC21を形成する。
また、ターミナル11に設けられた接続部27を介してリード線41を電気的に接続し、その接続部27をポッティング材28にて被覆保護する。なお、温度検出素子40がポート部30に挿入されるように、リード線41を折り曲げておく。
続いて、ポート部30をケース10へ接着材15を介して取り付けることにより、ポート部30とケース10とを連結する。このとき、温度検出素子40をポート部30内部に挿入すると共にポート部30に設けられた開口部31aに対向する位置に配置されるように、ポート部30をケース10に取り付ける。
この後、ポート部30の先端に固定部材42を注入してリード線41を固定する。固定部材42としては、例えばエポキシ樹脂等のゲル状に半硬化された樹脂材料が用いられる。固定部材42の注入方法としては、ケース10にポート部30を取り付けた後、ポート部30の先端部分に設けられた孔から上記固定部材42を注入する。このとき、図2に示されるように、ポート部30の先端に位置するリード線41のU字部43を包み込むように固定部材42を注入する。これにより、接続部27のみで固定されていたリード線41が、接続部27および固定部材42にて固定されることになり、温度検出素子40およびリード線41の耐振性を確保することができる。
このようして、ポート部30がケース10に取り付けられてなる温度センサ一体型圧力センサ装置100が完成する。
次に、かかる温度センサ一体型圧力センサ装置100の被測定体に対する取り付け方法について図を参照して説明する。図3は、本センサ装置100を被測定体に取り付けるための取り付け用弾性部材50および取り付け用弾性部材50を仮組み付けしたセンサ装置100を示した概略図であり、(a)は取り付け用弾性部材50の概略断面図、(b)はセンサ装置100に図3(a)の取り付け用弾性部材50を仮組み付けした状態を示した図である。なお、図3(b)においては、センサ装置100の内部構造を省略してある。
まず、取り付け用弾性部材50について図3(a)を参照して説明する。
取り付け用弾性部材50は、図3(a)に示されるように、中空形状にて構成されており、その取り付け用弾性部材50の一端側に先端フランジ部51が設けられ、他端側に後端フランジ部52が設けられている。
先端フランジ部51においては、その端部が先端面51aになっており、先端面51aとは反対側の面が先端引っ掛け面51bになっている。また、先端フランジ部51の外周形状は面取りされたテーパ面51cになっている。そして、取り付け用弾性部材50の先端フランジ部51側の内壁面には、先端凸部51dが設けられている。
この先端凸部51dは、図3(a)に示されるように、取り付け用弾性部材50の内径方向に突出しており、その断面が半円形状になっている。そして、先端凸部51dが取り付け用弾性部材50の内壁面を周方向に一周するように連続して設けられている。
後端フランジ部52においては、その端部が後端面52aになっており、後端面52aとは反対側の面が後端引っ掛け面52bになっている。
このような先端フランジ部51および後端フランジ部52においては、それぞれの端部の径は同一になっておらず、先端フランジ部51の端部の径が後端フランジ部52の端部の径よりも小さくなっている。さらに、先端フランジ部51の径は、ポート部30の先端径よりも小さくなっている。これにより、この取り付け用弾性部材50をセンサ装置100に取り付けたときに、径が小さくなっている先端フランジ部51が弾性変形して伸張して縮まることでポート部30の先端を締め付けるようになっている。これは、取り付け用弾性部材50がセンサ装置100に仮組み付け状態とされたときにポート部30から脱落しないようにするためである。
また、取り付け用弾性部材50において先端フランジ部51と後端フランジ部52との間には、中間凸部53が設けられている。この中間凸部53は、取り付け用弾性部材50の内壁面において内径方向に突出する内壁凸部53aと、外壁面において外径方向に突出する外壁凸部53bとから構成される。そして、中間凸部53の断面は、図3(a)に示されるように略円形状になっており、取り付け用弾性部材50の内壁面および外壁面の周方向に一周するように連続して形成されている。
このような取り付け用弾性部材には、例えばNBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)、やH−NBR(水素を添加したNBR)等を採用することができる。
次に、本センサ装置100に対する上記取り付け用弾性部材の仮組み付けについて図3(b)を参照して説明する。図3(b)に示されるように、取り付け用弾性部材50の後端フランジ部52側からセンサ装置100のポート部30の先端を挿入すると、取り付け用弾性部材50の先端凸部51dがポート部30の先端部分に当接し、中間凸部53の内壁凸部53aがポート部30の溝32内に収納された状態となる。
このとき、先端フランジ部51の径がポート部30の先端径よりも小さくなっているため、取り付け用弾性部材50がポート部30に組み付けられると、先端フランジ部51の径が拡大すると共に弾性力によって縮むことでポート部30の外壁面を押さえつける。これにより、取り付け用弾性部材50がポート部30に保持される。
このようにして、センサ装置100が被測定体にワンタッチで取り付け可能な状態とされる。
次に、被測定体に対するセンサ装置100の取り付け方法について図4を参照して説明する。図4は、センサ装置100の組み付け工程を示した図であり、(a)は仮組み付け状態、(b)は取り付け用弾性部材50を被測定体60の取り付け穴61に挿入した状態、(c)はセンサ装置100を被測定体60に取り付けた状態を示している。
まず、図4(a)に示す工程では、図3(b)に示される仮組み付け状態のセンサ装置100が被測定体60の取り付け位置、すなわち取り付け穴61の上部に移動される。
図4(b)に示す工程では、取り付け用弾性部材50が被測定体60の取り付け穴61に挿入される。具体的には、センサ装置100のポート部30が被測定体60の取り付け穴61に取り付け用弾性部材50と共に挿入され、ポート部30に仮組み付された取り付け用弾性部材50が取り付け穴61に挿入された状態とされる。
このとき、取り付け用弾性部材50の後端フランジ部52の後端引っ掛け面52bが被測定体60の外壁面62を押さえつけることで、取り付け用弾性部材50が取り付け穴61内部に引き込まれないようになっている。また、取り付け用弾性部材50の先端フランジ部51の外壁面がテーパ面51cになっているので、取り付け用弾性部材50がスムーズに取り付け穴61内部に挿入されるようになっている。
また、取り付け用弾性部材50の中間凸部53のうち、外壁凸部53bが取り付け穴61の内壁面に当接することでつぶされた状態になっている。これにより、元に戻ろうとする取り付け用弾性部材50の弾性力によって取り付け穴61とポート部30との間をシールすることができる。
図4(c)に示す工程では、取り付け用弾性部材50を介してセンサ装置100が被測定体60の取り付け穴61に取り付けられる。すなわち、図4(b)に示す状態から、センサ装置100が被測定体60方向に押されると、後端フランジ部52においては、後端面52aがポート部30の側面33に密着すると共に、後端引っ掛け面52bが被測定体60の外壁面62に密着することとなる。つまり、後端フランジ部52は、ケース10と被測定体60の外壁面62とに挟まれた状態となる。
また、ポート部30の溝32に収納されていた中間凸部53の内壁凸部53aは、外壁凸部53bと共に取り付け穴61の内壁面とポート部30の外壁面とに挟まれてつぶされる。このように内壁凸部53aおよび外壁凸部53bがつぶされた状態になると、取り付け用弾性部材50の弾性力によって内壁凸部53aおよび外壁凸部53bはそれぞれセンサ装置100のポート部30の外壁面および被測定体60の取り付け穴61の内壁面を押し込むことになる。これにより、センサ装置100のポート部30をより強固に固定することができる。
一方、センサ装置100のポート部30の先端部分を押さえつけていた取り付け用弾性部材50の先端凸部51dは、センサ装置100が被測定体60方向に押されることで移動するポート部30の溝32に収納されることとなる。
さらに、取り付け用弾性部材50の先端フランジ部51においては、上述のように、先端凸部51dがポート部30の溝32に収納されると共に、先端引っ掛け面51bが被測定体60の内壁面63に密着する。
取り付け用弾性部材50においては、先端フランジ部51の先端引っ掛け面51bと後端フランジ部52の後端引っ掛け面52bとが挟み込まれるように固定されるため、取り付け用弾性部材50が被測定体60の取り付け穴61から抜けてしまうことを防止できる。
このようにして、センサ装置100がワンタッチで被測定体60に取り付けられる。
なお、上記のようにセンサ装置100が被測定体60に取り付けられることを考慮して、被測定体60の取り付け穴61の厚さと取り付け用弾性部材50の後端フランジ部52との厚さの和が、取り付け用弾性部材50の後端面52aに接するケース10の側面33からセンサ装置100のポート部30の溝32までの長さに相当するように設計されるようになっている。
上記のようにして、例えば被測定体60である自動車におけるインテークマニホルドにセンサ装置100が取り付けられると、被測定体60内部の温度および圧力は以下のようにして測定される。
すなわち、被測定体60内部から外部方向に圧力が印加されると、圧力媒体がポート部30の開口部31aから導入されると共に、圧力導入孔31および温度検出素子40を介してケース10内の圧力検出室14に導かれる。
圧力検出素子20は、この圧力媒体の圧力を検出してその検出値に応じたレベルの電気信号を発生し、当該電気信号はリードフレーム22からターミナル11を介して外部へと出力される。
また、圧力媒体の温度は、ポート部30の開口部31aの対向した位置に設置されている温度検出素子40によって検出され、その検出信号は、リード線41およびターミナル11を介して外部へと出力される。
このようにして、被測定体60内部の温度および圧力を検出することができる。
以上説明したように、本実施形態のセンサ装置100では、温度検出素子40を配置する孔と圧力を導入する孔とを共通の孔としているので、ポート部の径を小さくすることができる。これにより、ポート部30の先端が被測定体60から受ける圧力の面積を小さくすることができると共にセンサ装置100が被測定体60から外れてしまうことを防止できる。
また、圧力導入孔31に配置された温度検出素子40が振動してしまうことを防止するために、リード線41のU字部43を固定部材42にて固定している。これにより、ポート部30の開口部31aから導入される圧力媒体によって温度検出素子40が振動してしまうことを防止できる。
さらに、温度検出素子40を開口部31aに配置することで、圧力検出素子40を圧力媒体により近づけた状態とすることができる。したがって、開口部31aから導入される圧力媒体の温度をより正確に検出することができる。
また、センサ装置100を被測定体60に対して一方向に押し込むだけであるので、手作業であっても簡単にワンタッチでセンサ装置100を取り付けることができる。
本実施形態においては、取り付け用弾性部材50の一端側に先端フランジ部51および後端フランジ部52が設けられている。これにより、センサ装置100を被測定体60に取り付けた際に、先端フランジ部51および後端フランジ部52にて被測定体60の外壁面62および内壁面61を押さえつけることができる。したがって、取り付け用弾性部材50をより確実に被測定体60に固定することができ、この取り付け用弾性部材50を介してセンサ装置100を被測定体60に確実に固定することができる。また、先端フランジ部51の外縁部がテーパ面51cになっているので、取り付け用弾性部材50を取り付け穴にスムーズに挿入することができる。
さらに、取り付け用弾性部材50の一端側の径をポート部30の先端径よりも小さくしている。これにより、取り付け用弾性部材50をポート部30の先端に組み付けたときに、取り付け用弾性部材50の一端側がポート部30の先端部分によって弾性変形して広がると共に縮んでポート部30の先端を締め付けるようにすることができる。したがって、取り付け用弾性部材50をポート部30の先端に組み付けた際に、取り付け用弾性部材50がポート部30から脱落することを防止できる。
また、取り付け用弾性部材50に内壁凸部53aおよび外壁凸部53bを設けることで、内壁凸部53aおよび外壁凸部53bの弾性力によって被測定体60の取り付け穴61をより確実にシールすることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、ポート部30に配置されるリード線41の一部がポート部30にインサート成形されていることが第1実施形態と異なる。
図5は、本実施形態におけるポート部30の概略断面図である。図5に示されるように、本実施形態では、リード線41の一部がポート部30にインサート成形された状態になっている。つまり、ポート部30の径はその内部に温度検出素子40が収まる大きさであれば足りるため、第1実施形態の場合と比較してさらにポート部30の径を小さくすることができる。
また、インサート成形されたリード線41がポート部30の先端から突き出て折り返されることでU字部43になっており、温度検出素子40と接続されている。このようにリード線41がポート部30にインサート成形されて固定されているため、第1実施形態のように、リード線41を固定するための固定部材42を不要とすることができる。
本実施形態では、図5に示されるように、ポート部30の先端が開口した開口部31bになっており、この開口部31bが圧力媒体を導入する入口になっている。
上記のようなセンサ装置100は、以下のように作製される。すなわち、ターミナル11をインサート成形し、圧力検出素子20を搭載したケース10を用意する。そして、リード線41に接続された温度検出素子40を用意し、リード線41の一部をインサート成形したポート部30を用意する。
次に、ポート部30をケース10へ接着材15を介して取り付け、ポート部30とケース10とを連結する。このとき、リード線41がターミナル11に当接するように、ポート部30をケース10に取り付ける。このようにして、本実施形態に係るセンサ装置100が完成する。
以上のように、本実施形態では、リード線41の一部をポート部30にインサート成形していることが特徴となっている。これにより、ポート部30の圧力導入孔31の径は温度検出素子40を収納できる大きさであればよいので、第1実施形態の場合に比べてポート部30の径をさらに小さくすることができる。
また、リード線41がポート部30にインサート成形されて固定されているので、ポート部30先端に位置するリード線41のU字部43を固定する必要はなく、そのための固定部材(例えば第1実施形態で示される固定部材42)も不要とすることができる。
そして、このようなセンサ装置100を、取り付け用弾性部材50を介して被測定体60に取り付けることができる。このとき、リード線41がポート部30にインサート成形されていてポート部30の径が小さくなっているため、ポート部30の先端においてセンサ装置100に対して印加される力、すなわち被測定体60内部から外部方向にかかる力を受ける面積を小さくすることができる。したがって、被測定体60に対するセンサ装置100の脱落を防止することができる。
(他の実施形態)
取り付け用弾性部材50の材質は、上記第1および第2実施形態で用いられるものに限るものではない。例えば、シリコンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、フロロシリコンゴム、EPDM(エチレンプロピレンゴム)等の種々のゴムであっても良い。また、ゴム弾性を有する材料であれば、ゴム以外の材料であっても良い。
本発明の一実施形態に係る温度センサ一体型圧力センサ装置を示した概略断面図である。 図1に示される温度センサ一体型圧力センサ装置のA矢視図である。 (a)は取り付け用弾性部材の概略断面図、(b)はセンサ装置に取り付け用弾性部材を仮組み付けした状態を示した図である。 センサ装置100の組み付け工程を示した図であり、(a)は仮組み付け状態、(b)は取り付け用弾性部材を被測定体の取り付け穴に挿入した状態、(c)はセンサ装置100を被測定体に取り付けた状態を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る温度センサ一体型圧力センサ装置の概略断面図である。 先願のセンサ装置を示した概略図であり、(a)はセンサ装置が被測定体に取り付けられた様子を示した図、(b)は上記センサ装置を上面から見た図、(c)は上記センサ装置のポート部内部の概略図である。
符号の説明
10…ケース、20…圧力検出素子、30…ポート部、31…圧力導入孔、
31a…開口部、40…温度検出素子、41…リード線、42…固定部材、
43…U字部、50…取り付け用弾性部材。

Claims (8)

  1. 圧力検出を行う圧力検出素子(20)と、
    前記圧力検出素子に電気的に接続されるターミナル(11)と、
    前記圧力検出素子を収納すると共に前記ターミナルをインサート成形したケース(10)と、
    前記ケースに連結され、前記圧力検出素子へ圧力媒体を導入する圧力導入孔(31)を有するポート部(30)と、
    前記圧力導入孔内に配置され、リード線(41)を介して前記ターミナルに電気的に接続されると共に前記圧力媒体の温度を検出する温度検出素子(40)と、を備える温度センサ一体型圧力センサ装置であって、
    前記リード線は、前記ポート部の先端部分にて折り返されてU字部(43)となっており、前記リード線の前記U字部が前記ポート部の先端部分に配置される固定部材(42)にて固定され、
    前記ポート部においては、その先端部分の側面が前記圧力導入孔に貫通し、前記圧力媒体を導入する入口となっている開口部(31a)が設けられており、
    前記圧力媒体は、前記開口部から導入されると共に前記圧力導入孔および前記温度検出素子を介して前記圧力検出素子に導かれるようになっていることを特徴とする温度センサ一体型圧力センサ装置。
  2. 前記リード線の前記U字部は、前記固定部材にて包み込まれるように封止されていることを特徴とする請求項1に記載の温度センサ一体型圧力センサ装置。
  3. 前記温度検出素子は、前記開口部に対向する位置に配置されるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の温度センサ一体型圧力センサ装置。
  4. 圧力検出を行う圧力検出素子(20)と、
    前記圧力検出素子に電気的に接続されるターミナル(11)と、
    前記圧力検出素子を収納すると共に前記ターミナルをインサート成形したケース(10)と、
    前記ケースに連結され、前記圧力検出素子へ圧力媒体を導入する圧力導入孔(31)を有するポート部(30)と、
    前記圧力導入孔内に設置され、リード線(41)を介して前記ターミナルに電気的に接続されると共に前記圧力媒体の温度を検出する温度検出素子(40)と、を備える温度センサ一体型圧力センサ装置であって、
    前記ポート部の先端には、前記圧力導入孔に前記圧力媒体を導入する入口となっている開口部(31b)が設けられており、
    前記リード線は、前記ポート部の先端部分にて折り返されてU字部(43)となっており、前記折り曲げられたリード線の先が前記ポート部にインサート成形されて一体とされており、
    前記圧力媒体は、前記開口部から導入されると共に前記圧力導入孔および前記温度検出素子を介して前記圧力検出素子に導かれるようになっていることを特徴とする温度センサ一体型圧力センサ装置。
  5. 前記ポート部に、前記圧力媒体を導入する入口よりも前記ケース側に位置する溝(32)を形成すると共に、前記ポート部の先端と前記溝との間において、その外縁部をテーパ形状とした請求項1ないし4のいずれか1つに記載の温度センサ一体型圧力センサ装置の取り付け方法であって、
    中空形状で構成され、その中空形状の一端側の内壁面が内径方向に突出している先端凸部(51d)と、前記中空形状の他端側に設けられた後端フランジ部(52)と、前記中空形状の前記一端側と前記他端側との間における所定位置の内壁面が内径方向に突出している内壁凸部(53a)とを備える取り付け用弾性部材(50)を用意する工程と、
    前記取り付け用弾性部材の前記後端フランジ部側から前記ポート部の先端部分を前記取り付け用弾性部材に挿入し、前記ポート部の先端面を前記取り付け用弾性部材の前記先端凸部に当接させると共に前記取り付け用弾性部材の前記内壁凸部を前記ポート部の前記溝に収納させることで前記ポート部の先端部分に前記取り付け用弾性部材を組み付ける工程と、
    前記ポート部に前記取り付け用弾性部材を組み付けた状態で、前記ポート部の先端部分を被測定体(60)の取り付け穴(61)の上部に配置すると共に、前記先端凸部が前記ポート部の前記溝に収納されるまで前記ポート部を前記被測定体の前記取り付け穴に押し込み、前記取り付け用弾性部材を介して前記ポート部を前記被測定体の前記取り付け穴に固定する工程と、を有することを特徴とする温度センサ一体型圧力センサ装置の取り付け方法。
  6. 前記取り付け用弾性部材を用意する工程では、前記取り付け用弾性部材として、その一端側に先端フランジ部(51)を有し、この先端フランジ部の外壁面が面取りされたテーパ面(51c)になっているものを用意することを特徴とする請求項5に記載の温度センサ一体型圧力センサ装置の取り付け方法。
  7. 前記取り付け用弾性部材を用意する工程では、前記取り付け用弾性部材として、その一端側の径が前記ポート部の先端径よりも小さくなっているものを用意することを特徴とする請求項5または6に記載の温度センサ一体型圧力センサ装置の取り付け方法。
  8. 前記取り付け用弾性部材を用意する工程では、前記取り付け用弾性部材として、その外壁面に外壁凸部(53b)を有するものを用意することを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1つに記載の温度センサ一体型圧力センサ装置の取り付け方法。
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