JP2006194143A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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浩幸 木坂
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Abstract

【課題】 車両の減速要求が検出された後、所定の時期に燃料供給が停止されるように構成されているエンジンにおいて、筒内EGR率の急上昇による失火を防止可能なエンジンの制御装置を提供する。
【解決手段】 エンジンコントロールユニットは、エンジン回転数N、吸気圧Ap,EGRバルブの開度θeに基づいて筒内EGR率Eを推定し、減速要求が検出されたときは、排気ガスの還流を停止し、かつ筒内EGR率Eが所定値Eoを超えている間、スロットルバルブの開度θsを、上記減速要求が検出された時点の開度に維持する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、減速要求が検出された後、所定の時期に燃料供給が停止されるように構成されたエンジンの制御装置に関し、エンジン制御の技術分野に属する。
車両においては、例えば燃費の向上を目的として、減速要求が検出された場合(例えば、車速及びエンジン回転数がそれぞれ所定値以上の状態でアクセル開度がゼロとなった場合)、エンジンへの燃料供給を停止するいわゆる燃料カット制御が行われることがあるが、前記減速要求が検出されたときに即座に燃料カットを実行すると、トルク変動によりショックを生じることがあり、これを軽減可能な技術として、例えば特許文献1に、燃料カットの実行を所定時間遅らせるものが開示されている。
特開昭56−050232号公報
ところで、エンジンには、排気通路からスロットルバルブよりも下流側の吸気通路に排気ガスを還流するEGR通路が備えられると共に、該EGR通路の途中に、該通路を開閉するEGRバルブが備えられることがあるが、このようなものにおいては、前記特許文献1に記載の技術を適用した際、以下のような問題が生じる虞がある。
すなわち、前記減速要求が検出されたときは、通例、スロットルバルブが全閉とされると共に、EGRバルブが同時に閉鎖されるが、この場合、スロットルバルブの下流側への新たな吸気の供給は速やかに遮断されるのに、EGRバルブはEGR通路の途中に設けられていることに起因して、該EGR弁が閉鎖されても、EGR通路におけるEGRバルブよりも吸気通路側に残留している排気ガスがその後しばらくの間筒内に供給され続け、この結果、筒内EGR率(還流排気ガス量/(還流排気ガス量+新気量))が急上昇し、前記所定時間の経過前に失火を招き、ショックを生じる虞があるのである。
そこで、本発明は、減速要求があった後、所定の時期に燃料供給が停止されるように構成されているエンジンにおいて、筒内EGR率の急上昇による失火を防止可能なエンジンの制御装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、減速要求を検出する減速要求検出手段と、該減速要求検出手段で減速要求が検出された後、所定の時期にエンジンへの燃料供給を停止する燃料供給停止手段とが備えられたエンジンの制御装置であって、電動式吸気スロットルバルブと、該スロットルバルブを制御するスロットルバルブ制御手段と、排気通路から前記スロットルバルブよりも下流の吸気通路に排気ガスを還流するEGR手段と、前記エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手段で検出されたエンジンの運転状態に基づいて筒内EGR率を推定するEGR率推定手段とが備えられており、前記減速要求検出手段で減速要求が検出されたときは、前記EGR手段は、排気ガスの還流を停止し、前記スロットルバルブ制御手段は、前記EGR率推定手段で推定された筒内EGR率が所定値を超えている間、前記スロットルバルブの開度を、前記減速要求が検出された時点の開度に維持することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、変速機の変速段を検出する変速段検出手段が備えられており、前記スロットルバルブ制御手段は、前記EGR率推定手段で推定された筒内EGR率が所定値以下となって前記電動式吸気スロットルバルブを閉作動させる際、変速段が高速段側にあるほど該閉作動の速度を速くすることを特徴とする。
そして、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記電動式吸気スロットルバルブの閉作動後に、前記燃料供給停止手段により前記エンジンへの燃料供給が停止されたときに生じる燃料供給停止前後のエンジントルク差を演算するトルク差演算手段が備えられており、燃料供給停止手段は、該トルク差演算手段で演算されたエンジントルク差が所定トルク差以下となったときに、燃料供給を停止することを特徴とする。
さらに、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、所定トルク差は、前記変速段検出手段で検出された変速段が低速段側にあるほど、小さな値に設定されることを特徴とする。
次に、本発明の効果について説明する。
まず、請求項1に記載の発明によれば、減速要求が検出されたときに、即座に電動式吸気スロットルバルブが全閉状態とされるのではなく、筒内EGR率が所定値を超えている間、前記減速要求が検出された時点の開度に維持されるので、筒内に新気が供給され続ける。この結果、減速要求後に、EGR通路に残留している排気ガスが筒内に遅れて供給され続けたとしても、筒内EGR率の急上昇が生じることがなく、失火の発生が確実に防止される。
ところで、前記EGR率推定手段で推定された筒内EGR率が所定値以下になると、前記電動式吸気スロットルバルブを閉作動させることとなるが、その閉作動速度を適切に制御しないと、この閉作動中にエンジン等の駆動系が共振を起こしてその振動が車体に伝達され、チップアウトショック(例えば車両前後方向への振動)を生じる虞がある。特に、変速段が高速段側にある場合ほど、駆動系の慣性モーメントが小さくなることに起因して駆動系の共振周波数が高くなる(共振周期が短くなる)ので、スロットルバルブを同一の速度で閉作動させたとしても該閉作動中に共振による振動が生じやすくなり、この結果、前記チップアウトショックがより生じやすくなる。
しかし、請求項2に記載の発明によれば、変速段が高速段側にあるほど、電動式吸気スロットルバルブの閉作動の速度が速くされる、すなわち高速段側においても共振が生じにくくなるように閉作動速度が制御されるので、いずれの変速段においても効果的にチップアウトショックが防止されることとなる。
ここで、燃料供給を停止すると、停止前よりもエンジントルクが低下することとなるが、そのときのトルク差が大きいと、車体にショックが発生する虞がある。
しかし、請求項3に記載の発明によれば、エンジンへの燃料供給が停止された場合に生じる燃料供給停止前後のエンジントルク差が所定トルク差以下となったときに、燃料供給が停止されるので、燃料供給の停止に伴って車体に生じるショックが防止されることとなる。
なお、この燃料供給の停止に伴うショックは、エンジントルク差が同じ場合でも、低速段側では変速機によりトルク差が増幅されることにより、一層生じやすくなる。
しかし、請求項4に記載の発明によれば、所定トルク差は、前記変速段検出手段で検出された変速段が低速段側にあるときほど、小さな値に設定されるので、どの変速段にある場合でも確実に燃料供給の停止に伴うショックを防止できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るエンジン1の全体構成を示す。このエンジン1は、複数の気筒(1つのみ図示)が直列に配置された多気筒エンジンである。クランク軸2にコネクティングロッド3で連結されたピストン4が各気筒内に燃焼室5を画成している。各燃焼室5の上部には点火プラグ6が配設されていると共に、吸気弁7及び排気弁8で開閉される吸気ポート及び排気ポートが開口している。吸気ポートは吸気通路10に連続し、排気ポートは排気通路20に連続している。
吸気通路10には、上流側から順にエアクリーナ11、吸気温センサ12、エアフロメータ13、吸気スロットルバルブ14、及び吸気圧センサ15が配設されていると共に、各気筒毎に、インジェクタ16…16(1気筒分のみ図示)が配設されている。吸気スロットルバルブ14は、電動式のものであり、アクセルペダル操作とは独立した動作が可能とされている。
排気通路20の比較的上流部と吸気通路10の比較的下流部との間には、EGR通路30が配設され、該通路30上に排気還流量を調節するEGRバルブ31、及び該EGRバルブ31の開度を検出するEGRバルブ開度センサ32が備えられている。
クランク軸2の近傍にはエンジン回転数センサ41が、またシリンダブロックには水温センサ42が設けられている。車室にはアクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ43が設けられ、車軸近傍には車速センサ44が設けられている。
このエンジン1のコントロールユニット(ECU)50は、前記各センサで検出される吸気温、吸気量、吸気圧、エンジン回転数、冷却水温、並びにエンジン負荷(アクセル開度)、車速等に基づいて、インジェクタ16による燃料噴射量及び噴射時期の制御(燃料噴射制御)、及び点火プラグ6による点火時期を演算し、これに対応する制御信号をインジェクタ16及び点火プラグ6に出力する。
また、ECU50は、前記各信号、及び変速段検出手段45からの変速段信号に基づいて、吸気スロットルバルブ14の開度θs、及びEGRバルブ31の開度θeを演算し、これに対応する制御信号をスロットルバルブ14及びEGRバルブ31に出力する。なお、変速段検出手段45は、例えば変速機のコントロールユニットであり、該ユニットからの変速段信号を入力するようにすればよい。
次いで、前記ECU50による制御について、図2に示すフローチャートを用いて詳しく説明する。
まず、ステップS1で、前記各種センサで検出されたエンジン回転数N、車速S、アクセル開度θa、吸気圧Ap、変速段Sp、EGR弁開度θeを入力する。
次いで、ステップS2で、前記エンジン回転数N、車速S、アクセル開度θaに基づいて、減速要求の有無を判定する。ここで、減速要求有り(YES)と判定する条件は、エンジン回転数Nが所定回転数以上であること、車速Sが所定車速以上であること、及びアクセル開度θaがゼロであること(アクセルペダルが踏み込まれていないこと)の3つの条件が成立していることであり、それ以外の場合は、減速要求無し(NO)と判定する。
そして、減速要求無しのとき(NO)は、そのままリターンし、減速要求有りのとき(YES)は、ステップS3以後の処理を行う。すなわち、ステップS3で、EGRバルブ31の全閉制御を実行すると共に、ステップS4で、前記エンジン回転数N、吸気圧Ap、EGRバルブ31の開度θeに基づいて、筒内に流入するまでの応答遅れを考慮した筒内EGR率E(還流排気ガス量/(還流排気ガス量+新気量))を演算する。
次いで、ステップS5では、前記ステップS4で演算された筒内EGR率Eが、所定値Eo以下か否かを判定する。ここで、この所定値Eoは、失火を生じる虞がない筒内EGR率の最大値よりも小さい値とされている。そして、この判定において、所定値Eo以下でないとき(NO)は、ステップS11で、スロットル開度θsを、減速要求発生前の開度に維持し、リターンする。これに対し、所定値Eo以下であるとき(YES)は、ステップS6で、前記回転数N及び変速段Spを図3に示すマップに当てはめることにより、スロットルバルブ14の閉弁速度を設定する。ここで、この閉弁速度は、この図3に示すように、エンジン回転数Nが低いほど速く、かつ変速段Spが高変速段側にあるほど速く設定される(図3の3本のラインはこのマップにより求められる閉弁速度の傾向を示すために表示したものであり、これらのライン以外の部分にも前記回転数N及び変速段Spに対応する値が存在している)。これは、エンジン回転数Nが小さいほど吸気通路10内での吸気の移動速度が遅いので、スロットルバルブ14を全閉状態にしても、その後しばらくの間はスロットルバルブ14の下流側に存在する吸気が筒内に入ってくることから、できるだけ早い時期の燃料カットを実現するためには、エンジン回転数Nが小さいほど速く閉弁する必要があることによる。また、変速段Spが高速段側にあるほど、エンジン1及び変速機等からなる駆動系の慣性モーメントが小さくなることに起因して、駆動系の共振周波数が高くなる(共振周期が短くなる)ので、同一の速度で閉作動させたとしてもスロットルバルブ14の閉作動中に、駆動系に共振による振動が生じて車体に伝達され、この結果、チップアウトショック(例えば車体前後方向の振動)が生じやすくなる。そこで、このチップアウトショックを回避するために、変速段Spが高変速段側にあるほど閉弁速度を速く設定するのである。
次いで、ステップS7で、スロットルバルブ14を、前記ステップS6で求めた閉弁速度で全閉制御すると共に、ステップS8で、エンジン回転数N及び変速段Spに基づいて燃料供給の停止(燃料カット)によりその前後で生じるエンジントルクTのトルク差Tdを演算する。具体的には、前記のようにスロットルバルブ14を閉じると、エンジン回転数Nが低下し始めることとなるが、このときのエンジン回転数Nの減速度を前記検出されたエンジン回転数Nの変化に基づいて算出すると共に、この減速度及び変速段Spを図4に示すマップに当てはめることにより、前記トルク差Tdを求める(図4の3本のラインはこのマップにより求められるトルク差Tdの傾向を示すために表示したものであり、これらのライン以外の部分にも前記減速度及び変速段Spに対応する値が存在している)。ここで、このエンジントルク差Tdは、エンジン回転数Nの減速度が大きいほど大きくなる傾向があり、また、変速段Spが高速段側であるほど、エンジン1及び変速機等からなる駆動系の慣性モーメントが小さくなるので、大きくなる傾向がある。そこで、図4に示すマップは、この傾向を考慮したものとなっている。
次に、ステップS9で、前記ステップS8で演算されたエンジントルク差Tdが、許容トルク差Tdo以下であるか否かを判定する。ここで、エンジントルク差Tdが同じでも、ギヤ比の関係で、変速段が変速段Spが高速段側にあるほど、変速機出力のトルク変動が少なくなるので、車体に生じるショックは小さくなる。そこで、前記許容トルク差Tdoは、図5に示すように、変速段Spが高速段側にあるほど、大きな値に設定されている。そして、前記判定に際し、許容トルク差Tdo以下でないとき(NO)は、前記ステップS8に戻って、最新のエンジン回転数N及び変速段Spを読み込んだ上で、前記減速度を再度算出して、最新のエンジントルク差Tdを演算し、再度ステップS9の判定を行う。そして、このエンジントルク差Tdが許容トルク差Tdo以下となったとき(YES)に、ステップS10で、燃料カット制御を実行する。
ここで、上記各ステップと特許請求の範囲との対応について説明しておくと、 ステップS2は特許請求の範囲の減速要求検出手段に該当し、ステップS3はEGR手段に該当し、ステップS4はEGR率推定手段に該当し、ステップS5〜S7及びS11はスロットルバルブ制御手段に該当し、ステップS8はトルク差演算手段に該当し、ステップS9及びS10は燃料供給停止手段に該当する。
次に、前記制御による作用について、図6に示すタイムチャートを用いて説明する。なお、実線は本実施の形態によるものを示し、点線は従来技術によるものを示す。
すなわち、車両が所定車速以上で走行し、エンジン回転数Nが所定回転数以上の状態で走行しているものとすると、乗員のアクセルペダル操作によりアクセル開度θaがゼロ(非踏み込み状態)となると(符号アで示すとき)、減速要求有りと判定される。
そうすると、EGRバルブ31の全閉制御が即座に開始する。これに対し、スロットルバルブ14の全閉制御は、従来のように即座に開始することはなく、筒内EGR率の予測値Eが所定値Eo以下となるまでの間は、スロットル開度θsが、減速要求ありと判定された時点の開度θsoに維持され、該EGR率Eが所定値Eo以下となったとき(符号イで示すとき)に初めて全閉制御が開始する。
これによれば、減速要求有りと判定された後、筒内EGR率の予測値Eが所定値Eo以下となるまでの間は、筒内に新気が供給され続けることとなるので、減速要求判定後、EGR通路30におけるEGRバルブ31よりも下流側に残留している排気ガスが筒内に遅れて供給され続けたとしても、従来のように実筒内EGR率の急上昇が生じることがなく、失火の発生が確実に防止される。
その場合に、前記スロットルバルブ14の全閉速度は、前述したように、エンジン回転数Nの減速度及び変速段Spに応じた速度に設定されると共に、変速段が、エンジン1等の駆動系が共振を起こしやすい高速段側の場合ほど速くされる。これによれば、この全閉制御中に、変速段Spがいずれの変速段にある場合でもエンジン等の駆動系が共振を生じにくくなり、この結果、チップアウトショックも防止されることとなる。
そして、前記のようにスロットルバルブ14の全閉制御が開始すると、エンジントルクTがこれに対応して低下し始める。また、このスロットルバルブ14の全閉制御の開始と同時に、燃料カット前後で生じるエンジントルクTのトルク差Tdの演算がエンジン回転数N及び現在の変速段Spに基づいて開始する。そして、このトルク差Tdが許容トルク差Tdo(所定トルク差)となると(符号ウで示すとき)、エンジン1への燃料供給が停止される。
これによれば、燃料カットの前後で生じるエンジントルクTのトルク差Tdが許容トルク差Tdo以下となったときに、燃料供給が停止されるので、燃料カット(燃料供給の停止)に伴って車体に生じるショックが防止されることとなる。その場合に、この燃料カットに伴うショックは、トルク差Tdが同じ場合でも、変速段が低速段側にあるほど生じやすいが、本実施の形態によれば、許容トルク差Tdoは、変速段Spが低速段側にあるときほど、小さな値に設定されるので、いずれの変速段にある場合でも確実に燃料カットに伴うショックを防止することができる。
なお、前記実施の形態においては、吸気通路10に燃焼を噴射するエンジン1について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば筒内噴射エンジンにも適用可能である。
本発明は、減速要求の発生時に燃料供給の停止を行い、かつ排気通路から吸気通路に排気ガスを還流するように構成されたエンジンに広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係るエンジンの構成図である。 本エンジンの制御のフローチャートの一例である。 スロットルバルブの閉弁速度の設定に際して用いられるマップである。 燃料カットの前後で生じるエンジントルク差の演算に用いられるマップである。 許容トルク差の変速段に対する特性図である。 本制御の作用の一例を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 エンジン
10 吸気通路
14 電動式吸気スロットルバルブ
20 排気通路
30 EGR通路(EGR手段)
31 EGRバルブ(EGR手段)
41 エンジン回転数センサ(運転状態検出手段)
45 変速段検出手段
50 エンジンコントロールユニット(減速要求検出手段、燃料供給停止手段、スロットルバルブ制御手段、EGR率推定手段、トルク差演算手段)

Claims (4)

  1. 減速要求を検出する減速要求検出手段と、該減速要求検出手段で減速要求が検出された後、所定の時期にエンジンへの燃料供給を停止する燃料供給停止手段とが備えられたエンジンの制御装置であって、
    電動式吸気スロットルバルブと、
    該スロットルバルブを制御するスロットルバルブ制御手段と、
    排気通路から前記スロットルバルブよりも下流の吸気通路に排気ガスを還流するEGR手段と、
    前記エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    該運転状態検出手段で検出されたエンジンの運転状態に基づいて筒内EGR率を推定するEGR率推定手段とが備えられており、
    前記減速要求検出手段で減速要求が検出されたときは、前記EGR手段は、排気ガスの還流を停止し、前記スロットルバルブ制御手段は、前記EGR率推定手段で推定された筒内EGR率が所定値を超えている間、前記スロットルバルブの開度を、前記減速要求が検出された時点の開度に維持することを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの制御装置であって、
    変速機の変速段を検出する変速段検出手段が備えられており、
    前記スロットルバルブ制御手段は、前記EGR率推定手段で推定された筒内EGR率が所定値以下となって前記電動式吸気スロットルバルブを閉作動させる際、変速段が高速段側にあるほど該閉作動の速度を速くすることを特徴とするエンジンの制御装置。
  3. 請求項2に記載のエンジンの制御装置であって、
    前記電動式吸気スロットルバルブの閉作動後に、前記燃料供給停止手段により前記エンジンへの燃料供給が停止されたときに生じる燃料供給停止前後のエンジントルク差を演算するトルク差演算手段が備えられており、
    燃料供給停止手段は、該トルク差演算手段で演算されたエンジントルク差が所定トルク差以下となったときに、燃料供給を停止することを特徴とするエンジンの制御装置。
  4. 請求項3に記載のエンジンの制御装置であって、
    所定トルク差は、前記変速段検出手段で検出された変速段が低速段側にあるほど、小さな値に設定されることを特徴とするエンジンの制御装置。
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