JP2006126570A - トナー供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 この現像装置は、トナー供給パイプ25の中心軸と水平線との角度はトナーの安息角以上になるように配置しているため、トナーがパイプ25の内部に残留するのを抑えることができる。さらに、トナー供給パイプ25の先端と現像器16のトナー供給口18aにそれぞれシャッタを設けているため、トナーが装置内に漏れることを防ぐことができる。
【選択図】 図3
Description
このカラープリンタ1は、図示しないコンピュータ等に接続されており、コンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいてカラー画像を用紙に印刷可能な装置である。また、このカラープリンタ1は、図1において右側がオペレータが操作する側であり、以下では、図1における装置の右側を手前側、左側を奥側とする。
感光体ドラム2は、表面に静電潜像が形成されるものであり、装置のほぼ中央に回転自在に設けられ、その回転軸は装置の手前側から見て横方向に延びるように、すなわち図1の紙面に対して垂直に延びるように設けられている。感光体ドラム2の上部には、感光体ドラム2の表面を一様に帯電するための帯電ローラ10が設けられている。また感光体ドラム2の側方には、感光体ドラム2の表面に残留したトナーや付着物を清掃するためのドラムクリーニング装置11が設けられている。
回転現像装置3は、感光体ドラム2に形成された静電潜像を各色のトナーによって現像するものであり、感光体ドラム2に隣接して、中心が感光体ドラム2の中心とほぼ同じ高さ位置になるように設けられている。この回転現像装置3は、回転枠15と、4色のトナーに対応して設けられ回転枠15に支持された4つの現像器16とを有している。回転枠15は、感光体ドラム2の回転軸と平行な軸の回りに回転自在な円筒形状であり、図示しないモータやギアを含む駆動機構によって回転させられるようになっている。また、回転枠15は、回転軸の中心から放射状に延びる仕切枠によって円周方向に4等分された4つの区画を有しており、各区画にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つのトナー色に対応した現像器16が配置されている。
レーザユニット4は、外部のコンピュータ等から送られてきた画像情報に基づいて、感光体ドラム2を走査露光するものであり、感光体ドラム2の上方で、かつ回転現像装置3の回転軸より装置奥側に配置されている。正確には、レーザユニット4の前端(レーザ光が発射される側の端部)が、回転現像装置3の回転軸のほぼ真上に位置し、後端側に行くにつれて下方に傾斜し、後端は回転現像装置3の上端部よりは下方に位置している。なお、レーザユニット4の内部の構成は、従来の構成と同様であり、レーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有している。また、レーザユニット4のレーザ光路の前方には、反射ミラー20が設けられている。したがって、図1の一点鎖線で示すように、レーザユニット4から発射されたレーザ光は、この反射ミラー20によって屈曲し、回転現像装置3の装置手前側上方を通過し、感光体ドラム2の表面に照射されるようになっている。
トナー収容部5は、回転現像装置3の各現像器16に対して供給するトナーを収容する部分であり、感光体ドラム2の上方で、かつレーザユニット4と対向する側(装置手前側)に配置されている。このトナー収容部5は、図5に示すように、横方向(図1の紙面垂直方向)に並べて配置されたイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのそれぞれの各色のトナーを収容する4つの収容部5a,5b,5c,5dを有している。また、このトナー収容部5は、装置の手前側に取り出しが可能となっている。
トナー供給装置6は、トナー収容部5に収容された各色のトナーを、対応する現像器16に供給するためのものであり、感光体ドラム2の上方において、レーザユニット4とトナー収容部5との間のスペースに配置されている。このトナー供給装置6は、図3に示すように、上下方向に移動可能な4つのトナー供給パイプ25と、トナー収容部5の各色のトナーを収容している部分と対応するトナー供給パイプ25とを連結する4つの搬送パイプ26と、各トナー供給パイプ25を上下動させるための駆動機構27とを有している。
中間転写ベルト7は、感光体ドラム2に形成された各色のトナー画像が順次転写されるものであり、感光体ドラム2及びトナー収容部5の下方に配置されている。この中間転写ベルト7は、対向して配置された駆動ローラ35と従動ローラ36との間に掛け渡されている。また、転写ベルト7の感光体ドラム2と対向する部分は、1対の1次転写ローラ37a,37bによって感光体ドラム2に当接するように構成されている。
2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に転写された画像を、搬送されてきた用紙に転写するためのものであり、駆動ローラ35の下方に駆動ローラ35と対向するように配置されている。そして、この2次転写ローラ8には、図示しない電圧印加手段によって、用紙に対して、画像転写のためのバイアス電圧が印加されている。
定着装置9は、用紙上に転写されたトナーを溶融定着するためのものであり、回転現像装置3の下方で、かつ装置奥側に配置されている。この定着装置9は、ヒータを内蔵する加熱ローラ9aと加熱ローラ9aに圧接する加圧ローラ9bとを有しており、両ローラ間に用紙を挟持して搬送する。
このプリンタ1では、装置の上部表面、すなわち、レーザユニット4、トナー供給装置6及びトナー収容部5の上方に、画像が形成された用紙を載置するための排出部50が形成されている。この排出部50は、レーザユニット4側(装置奥側)が最も低く、トナー収容部5側(装置手前側)に行くにしたがって徐々に高くなる曲面部と、この曲面部に連続しトナー収容部5の上方に位置する平面部とを有している。
装置の底部には、用紙を収納するとともに収納された用紙を送り出すための給紙部51が設けられている。この給紙部51は、用紙が載置される載置板を有する給紙カセット52と、載置板上の用紙を取り出すための前送りコロ53と、用紙を1枚ずつ搬送路に送り出すためのローラ対からなる重送防止機構54とを有している。そして、給紙カセット52は装置の手前側に引き出すことが可能である。
給紙部51と排出部50との間には、用紙を搬送する搬送部が設けられている。搬送部は、給紙部51から2次転写ローラ8に至る第1搬送路55と、2次転写ローラ8から定着装置9に至る第2搬送路56と、定着装置9から排出部50に至る第3搬送路57とを有している。また、定着装置9の出口には、分岐爪58が設けられており、この分岐爪58と第1搬送路55の途中との間には用紙を第1搬送路55に戻すための戻し搬送路59が設けられている。
トナー収容部5の下方でかつ給紙カセット52の上方には、装置の手前側の側壁を構成するように給紙トレイ65が配置されている。この給紙トレイ65は、下端が第1搬送路55の湾曲路55aの近傍で回動自在(開閉自在)に支持されており、この回動支点65aを中心に、上端を装置手前側に倒すことが可能である。このようにして給紙トレイ65を開いた状態では、給紙トレイ65上に用紙を載置し、この用紙を第1搬送路55の湾曲路55aに給紙することが可能である。
次に画像形成動作について簡単に説明する。まず、カラープリンタに電源が投入されると、各種パラメータが初期化され、定着部の温度設定を行うなどの初期設定が実行される。そして、このプリンタに接続されたコンピュータ等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。なお、この画像形成動作中においては、トナー供給パイプ25は上方の待避位置に移動させられている。したがって、レーザ光路はトナー供給パイプ25によって遮られていない。
現像器16に対してトナーを供給する場合は、回転現像装置3を回転させて、トナーを供給すべき現像器16を図1に示すような供給位置に位置させる。回転現像装置3はこの状態で回転がロックされている。次にトナー供給パイプ25を下方に移動させて供給位置に位置させる。すなわち、モータ33aを駆動すると、ギア列を介してピニオンギア33が回転し、これによってラック32が固定されたトナー供給パイプ25が下方に移動する。一方、搬送パイプ26内のコイルスプリング31が回転することによって、トナー収容部5からのトナーがトナー供給パイプ25側に供給されている。そして、トナー供給パイプ25の先端はトナー供給口としてのスリット18aを通過して現像器16の内部に進入する。このトナー供給パイプ25の下方への移動に際して、トナー供給パイプ25を構成する外筒部252が内筒部251に対して回転し、トナー供給パイプ25の先端が現像器16の内部に進入した時点では、外筒部252の開口252aと内筒部251の開口251aとが一致する。すなわち、シャッタ機構が開く。この際、トナー供給パイプ25は、その中心軸と水平線との角度がトナーの安息角以上になるように配置されているため、トナーがパイプ25の内部に残留することがない。
本実施形態では、トナー供給パイプ25の中心軸と水平線との角度はトナーの安息角以上になるように配置しているため、トナーがパイプ25の内部に残留するのを抑えることができる。さらに、トナー供給パイプ25の先端と現像器16のトナー供給口18aにそれぞれシャッタを設けているため、トナーが装置内に漏れることを防ぐことができる。
2 感光体ドラム
3 回転現像装置
4 レーザユニット
5 トナー収容部
6 トナー供給装置
7 中間転写ベルト
8 2次転写ローラ
9 定着装置
16 現像器
25 トナー供給パイプ
26 トナー搬送パイプ
30 スパイラル
31 スプリングコイル
Claims (4)
- トナー収容部に収容されたトナーを画像形成装置の現像装置に供給するためのトナー供給装置であって、
前記トナー収容部に連結され、内部に回転可能な搬送部材を備えている搬送パイプと、
上部に前記搬送パイプが連結されるとともに下端が前記現像装置の内部に進入可能であり、前記搬送パイプからのトナーを下方の前記現像装置に供給するための少なくとも1つの供給パイプと、
前記供給パイプ内に回転可能に設けられトナーを下方に搬送する搬送部材とを備え、
前記供給パイプは、水平線に対して中心軸がトナーの安息角度以上になるように配置されている、
トナー供給装置。 - 前記画像形成装置は表面に静電潜像が形成される像担持体を有し、
前記現像装置は、
それぞれ異なる現像色に対応して設けられた複数の現像器と、
前記複数の現像器を円周方向に並べて支持し、回転することによって前記複数の現像器のそれぞれを前記像担持体に対向配置させるための回転枠とを有し、
前記供給パイプは前記各現像器に対応して設けられている、
請求項1に記載のトナー供給装置。 - 前記供給パイプは、トナー供給経路に前記現像装置へのトナーの供給を禁止あるいは許容するためのシャッタを有している、請求項1又は2に記載のトナー供給装置。
- 前記現像器にはトナー供給用の開口が形成されており、
前記現像器のトナー供給用開口にはシャッタが設けられている、
請求項1から3のいずれかに記載のトナー供給装置。
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