JP2006337559A - トナー補給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で直感的に各トナー収納容器内のトナーの量を確認することができるトナー補給装置を提供することにある。
【解決手段】 イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの収納容器70Y,70C,70M,70Bには、収納部側にそれぞれインジケーター71Y,71C,71M,71Bとして目盛が設けられている。これらの目盛色は、それぞれの収納容器内のトナーの色と略同一色である。また、目盛の値は、トナー収納容器70内のトナー量とバネ72による上下移動との関係をあらかじめ測定して決められたものである。
【選択図】 図5
【解決手段】 イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの収納容器70Y,70C,70M,70Bには、収納部側にそれぞれインジケーター71Y,71C,71M,71Bとして目盛が設けられている。これらの目盛色は、それぞれの収納容器内のトナーの色と略同一色である。また、目盛の値は、トナー収納容器70内のトナー量とバネ72による上下移動との関係をあらかじめ測定して決められたものである。
【選択図】 図5
Description
本発明は、画像形成装置の現像装置にトナーを供給するためのトナー補給装置に関する。
電子写真方式による画像形成装置では、像担持体である感光体ドラムの周辺に帯電器、露光器、現像装置、転写装置、クリーニング装置等が設けられている。また、感光体ドラムの転写材搬送方向の下流側には定着装置が設けられている。このような画像形成装置では、まず、帯電器により感光体ドラムの表面が一様に帯電される。その後、画像情報に基づき、露光器によって感光体ドラムが露光され、感光体ドラム表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置によってトナー画像に現像される。ここで用いられるトナーは、現像装置に隣接して設けられたトナー収納容器に収容され、現像装置に補給される場合が多い。また、このようなトナー収納容器には、センサーと制御装置などによりトナーの残量を検知するトナー残量検知装置が設けられ、収容しているトナーの残量が所定値以下に低減した際に、トナーの交換を促すための表示などを行うようにしている。また、画像量の積算値を検知するカウンタを設け、画像当たりのトナー消費量を算出してトナー量を検知する方法もある。
特開平7−152240号公報 特開2001−125323号公報
特開平7−152240号公報に示されたトナー収納容器では、トナーの残量を検知するため、高価なセンサーと制御装置が必要である。特にフルカラー画像形成装置のように4つのトナー収納容器を使用する場合は、トナー収納容器毎にセンサーが必要であり、装置全体のコストが高くなる。また、センサーを取り付けるためのスペースが必要となり、装置の小型化に適してない。
また、特開2001−125323号公報に示された装置では、カウンタにより画像量の積算値を検知してトナー消費量を算出し、トナー残量を検知するようにしているが、画像形成装置の使用環境や画像形成装置の機械的ばらつきにより、誤検知のおそれがある。
本発明の目的は、簡単かつ安価な構造で大きなスペースを要することなく、精度の高いトナー量検出が可能なトナー補給装置を提供することにある。
請求項1に係るトナー補給装置は、画像形成装置の現像装置にトナーを供給するためのトナー補給装置であって、トナー収納容器と、保持部と、付勢手段と、インジケーターと、視認手段とを備えている。トナー収納容器は内部にトナーが収容されるものである。保持部は、トナー収納容器を保持するためのものである。付勢手段は、トナー収納容器を保持部に対して上方に付勢するためのものである。インジケーターは、トナー収納容器内のトナー収容量を表示するためのものである。視認手段は、画像形成装置の外部からインジケータを視認するためのものである。
ここでは、トナー収納容器は、付勢手段により保持部に対して上方に付勢されている。トナー収納容器内のトナー量が満杯の時は、トナーの重量によりトナー収納容器が付勢手段の付勢に抗して下方に移動する。また、トナー収納容器内のトナー量が少なくなると、トナー収納容器が付勢手段の付勢により上方に移動する。トナー収納容器のこのような上下移動に伴い、インジケーターも上下に移動する。この上下に移動するインジケーターを視認手段により視認することでトナー収納容器内のトナーの量を確認することができる。
このため、別途センサーを設けることなく、簡単かつ安価な構造でトナー収納容器内のトナー量を検出することができる。
請求項2に係るトナー補給装置は、請求項1のトナー補給装置において、トナー収納容器は、現像装置とは別に設けられている。
現像ユニットの小型化を図るために、外部からトナーを供給する方式の現像ユニットが提案されている。すなわち、現像装置とは別にトナー収納容器を設けることで、現像ユニット内にトナーカートリッジを設ける場合と比べてトナー収納容器の大型化を図ることができる。このような現像装置とは別に設けられたトナー収納容器を有するトナー補給装置に請求項1の発明を適用することで、付勢手段及び視認手段を構成することが容易になる。
請求項3に係るトナー補給装置は、請求項1または2のトナー補給装置において、付勢手段は、トナー収納容器と保持部との間に設けられたバネ部材である
ここでは、トナー収納容器と保持部との間に設けられたバネ部材によりトナー収納容器を上方に付勢させ、トナー収納容器内のトナーの量の変動によりトナー収納容器が上下に移動するようになっている。したがって付勢手段の構成が簡単になる。
ここでは、トナー収納容器と保持部との間に設けられたバネ部材によりトナー収納容器を上方に付勢させ、トナー収納容器内のトナーの量の変動によりトナー収納容器が上下に移動するようになっている。したがって付勢手段の構成が簡単になる。
請求項4に係るトナー補給装置は、請求項1から3のいずれかのトナー補給装置において、トナー収納容器は、トナーを現像装置に供給するためのトナー補給部とトナーを撹拌するための撹拌部とを備えており、トナー補給部には、付勢手段によりトナー収納容器が揺動する際の揺動支点が設けられている。
画像形成装置のトナー収納容器には、通常トナーを撹拌する撹拌部が設けられとともに、トナーを現像装置に補給するためのトナー排出口が設けられたトナー補給部を有している。また、トナー補給部に揺動支点を設け、現像装置へのトナーの補給をスムーズに行うことができる。
請求項5に係るトナー補給装置は、請求項1から4のいずれかのトナー補給装置において、画像形成装置は、トナー収納容器を収容する枠体を有しており、視認手段は、インジケーターが設けられている位置に対応する枠体の一部に設けられた開口部である。
ここでは、インジケーターが設けられている位置に対応する枠体の一部に開口部を設けることで、インジケーターの上下移動を画像形成装置の外部から視認することができ、簡単な構造でトナー収納容器内のトナー量を検知することができる。
請求項6に係るトナー補給装置は、請求項5のトナー補給装置において、開口部は透明な材料で構成されている。インジケーターが設けられている位置に対応する枠体の一部が透明な材料で構成されているため、インジケーターの上下移動を画像形成装置の外部から視認することができ、簡単な構造でトナー収納容器内のトナー量を検知することができる。
請求項7に係るトナー補給装置は、請求項1から6のいずれかのトナー補給装置において、画像形成装置は、複数色のトナーによって画像形成を行うフルカラー画像形成装置であって、複数のトナー収納容器を有しており、インジケーターは複数のトナー収納容器に充填されているトナー色と略同じ配色となっている。複数色のトナーによって画像形成を行うフルカラー画像形成装置においては、複数のトナー収納容器が必要となり、それぞれの色に対応するトナー収納容器のトナー量を把握する必要がある。ここでは、複数のトナー収納容器に充填されているトナー色と略同じ色を示すインジケーターとを備えているため、インジケーターの色によりそれぞれの色に対応するトナー収納容器内のトナー量を正確に把握することができる。
請求項8に係るトナー補給装置は、請求項1から7のいずれかのトナー補給装置において、インジケーターは、トナー収納容器の外壁に設けられた色つき目盛である。ここでは、トナー収納容器内のトナー量と付勢手段による上下移動との関係をあらかじめ測定し、トナー収納容器の外壁に色つき目盛を設けることで、直感的にトナー収納容器内のトナー量を検知することができる。
請求項9に係るトナー補給装置は、請求項1から7のいずれかのトナー補給装置において、インジケーターは、トナー収納容器の揺動に対応して上下移動するリンク連動機構である。ここでは、トナー収納容器内のトナー量とトナー収納容器の揺動に対応して上下移動するリンク連動機構との関係をあらかじめ測定し、画像形成装置の枠体の外壁に色つき目盛を設けることで、直感的にトナー収納容器内のトナー量を検知することができる。
以上のように本発明では、簡単かつ安価な構造で大きなスペースを要することなく、高精度なトナー量検出が可能となる。
[全体構成]
図1に本発明の一実施形態によるトナー収納容器を有する画像形成装置としてのカラープリンタ1を示す。なお、この図1は各構成要素の配置を示すための模式図であり、各部の詳細は省略して示している。
図1に本発明の一実施形態によるトナー収納容器を有する画像形成装置としてのカラープリンタ1を示す。なお、この図1は各構成要素の配置を示すための模式図であり、各部の詳細は省略して示している。
このカラープリンタ1は、図示しないコンピュータ等に接続されており、コンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいてカラー画像を用紙に印刷可能な装置である。また、このカラープリンタ1は、図1において右側がオペレータが操作する側であり、以下では、図1における装置の右側を手前側、左側を奥側とする。
カラープリンタ1は、感光体ドラム2と、回転現像装置3と、露光装置としてのレーザユニット4と、トナー収容部5と、トナー供給装置6と、中間転写ベルト7と、2次転写ローラ8と、定着装置9と、枠体100とを有している。
感光体ドラム2は、表面に静電潜像が形成されるものであり、装置のほぼ中央に回転自在に設けられ、その回転軸は装置の手前側から見て横方向に延びるように、すなわち図1の紙面に対して垂直に延びるように設けられている。感光体ドラム2の上部には、感光体ドラム2の表面を一様に帯電するための帯電ローラ10が設けられている。また感光体ドラム2の側方には、感光体ドラム2の表面に残留したトナーや付着物を清掃するためのドラムクリーニング装置11が設けられている。
回転現像装置3は、感光体ドラム2に形成された静電潜像を各色のトナーによって現像するものであり、感光体ドラム2に隣接して、中心が感光体ドラム2の中心とほぼ同じ高さ位置になるように設けられている。この回転現像装置3は、回転枠15と、4色のトナーに対応して設けられ回転枠15に支持された4つの現像器16とを有している。回転枠15は、感光体ドラム2の回転軸と平行な軸の回りに回転自在な円筒形状であり、図示しないモータやギアを含む駆動機構によって回転させられるようになっている。また、回転枠15は、回転軸の中心から放射状に延びる仕切枠によって円周方向に4等分された4つの区画を有しており、各区画にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つのトナー色に対応した現像器16が配置されている。
各現像器16は、それぞれほぼ同様の構成であり、感光体ドラム2に対向配置可能な現像ローラや、トナー攪拌用の攪拌ローラ等が設けられている。ここで、このカラープリンタ1では、トナー収納容器を含むトナー収容部5が現像器16とは別に離れて設けられており、したがって本実施形態の現像器自体のトナー収容スペースは小さく、トナー収容部を現像器内部に有する装置に比較して、現像器16自体は小型化されている。
レーザユニット4は、外部のコンピュータ等から送られてきた画像情報に基づいて、感光体ドラム2を走査露光するものであり、感光体ドラム2の上方で、かつ回転現像装置3の回転軸より装置奥側に配置されている。なお、レーザユニット4の内部の構成は、従来の構成と同様であり、レーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有している。また、レーザユニット4のレーザ光路の前方には、反射ミラー20が設けられており、レーザユニット4から発射されたレーザ光は、この反射ミラー20によって屈曲し、感光体ドラム2の表面に照射されるようになっている。
トナー収容部5は、回転現像装置3の各現像器16に対して供給するトナーを収容する部分であり、感光体ドラム2の上方で、かつレーザユニット4と対向する側(装置手前側)に配置されている。このトナー収容部5は、左右方向(図1の紙面垂直方向)に並べて配置された、イエローのトナーを収容するトナー収納容器、シアンのトナーを収容するトナー収納容器、マゼンタのトナーを収容するトナー収納容器、ブラックのトナーを収容するトナー収納容器を有している。なお、トナー収納容器の構成については、後に詳述する。
トナー供給装置6は、トナー収容部5に収容された各色のトナーを、対応する現像器16に供給するためのものであり、感光体ドラム2の上方において、レーザユニット4とトナー収容部5との間のスペースに配置されている。このトナー供給装置6は、図2に示すように、上下方向に移動可能な4つのトナー供給パイプ25と、トナー収容部5の各色のトナーを収容している部分と対応するトナー供給パイプ25とを連結する4つの搬送パイプ26と、各トナー供給パイプ25を上下動させるための駆動機構27とを有している。
トナー供給パイプ25は、上下方向に長く、上端が装置手前側に、下端が装置奥側に傾斜している。このトナー供給パイプ25は、先端が先細形状となっており、下方に移動した際には、先端が現像器16のトナー供給部を通って内部に進入可能である。また、トナー供給パイプ25の内部には、トナーを搬送するためのスパイラル部材30が回転可能に設けられている。
搬送パイプ26は、トナー供給パイプ25の上下動に追従して移動可能なように、可撓性を有するパイプである。そして、内部には、コイルスプリング31が配置されており、図示しない駆動機構によって回転させられて、これによりトナーが搬送パイプ26内を通ってトナー供給パイプ25側に搬送される。
駆動機構27は、トナー供給パイプ25の外周部に、軸方向に沿って設けられたラック32と、このラック32に噛み合うピニオンギア33とを有している。ピニオンギア33は装置のフレームに回転自在に支持されており、図示しないモータ等によって駆動されるようになっている。そして、この駆動機構27によって、トナー供給パイプ25は、上方の待避位置と、下方で先端部が現像器16の内部に進入した供給位置とを取り得る。
中間転写ベルト7は、感光体ドラム2に形成された各色のトナー画像が順次転写されるものであり、感光体ドラム2及びトナー収容部5の下方に配置されている。この中間転写ベルト7は、対向して配置された駆動ローラ35と従動ローラ36との間に掛け渡されている。また、中間転写ベルト7の感光体ドラム2と対向する部分は、1対の1次転写ローラ37a,37bによって感光体ドラム2に当接するように構成されている。なお、従動ローラ36はバネ38によって駆動ローラ35から離れる側に付勢されており、これにより中間転写ベルト7に所定の張力が与えられている。また、1次転写ローラ37a,37bは互いに近接して感光体ドラム2の下方に設けられ、これにより、中間転写ベルト7の所定範囲が感光体ドラム2に当接されている。
また、駆動ローラ35の装置奥側で、回転現像装置3の下方には、中間転写ベルト7を清掃するためのベルトクリーニング装置40が設けられている。このベルトクリーニング装置40は、駆動ローラ35と対向する位置に設けられ中間転写ベルト7の表面に摺接するファーブラシ41と、ファーブラシ41の上方にファーブラシ41と接触するように配置されたクリーニングローラ42と、先端がクリーニングローラ42の表面に接触するように配置されたブレード43と、ブレード43の下方に並べて配置された回収スパイラル44とを有している。
2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に転写された画像を、搬送されてきた用紙に転写するためのものであり、駆動ローラ35の下方に駆動ローラ35と対向するように配置されている。そして、この2次転写ローラ8には、図示しない電圧印加手段によって、用紙に対して、画像転写のためのバイアス電圧が印加されている。
定着装置9は、用紙上に転写されたトナーを溶融定着するためのものであり、回転現像装置3の下方で、かつ装置奥側に配置されている。この定着装置9は、ヒータを内蔵する加熱ローラ9aと加熱ローラ9aに圧接する加圧ローラ9bとを有しており、両ローラ間に用紙を挟持して搬送する。
このプリンタ1では、装置の上部表面、すなわち、レーザユニット4、トナー供給装置6及びトナー収容部5の上方に、画像が形成された用紙を載置するための排出部50が形成されている。この排出部50は、レーザユニット4側(装置奥側)が最も低く、トナー収容部5側(装置手前側)に行くにしたがって徐々に高くなる曲面部と、この曲面部に連続しトナー収容部5の上方に位置する平面部とを有している。
装置の底部には、用紙が載置される載置板を有し用紙を収納する給紙カセット52が設けられている。そして、この給紙カセット52の用紙送り出し側端部(図1における右側端部)には、給紙カセット52から用紙を送り出すための給紙部(用紙送り出し部)51が設けられている。この給紙部51は、載置板上の用紙を取り出すための前送りコロ53と、用紙を1枚ずつ搬送路に送り出すためのローラ対からなる重送防止機構54とを有している。そして、給紙カセット52は用紙の送り出し方向、すなわち、装置の手前側に引き出すことが可能である。
給紙部51と排出部50との間には、用紙を搬送する搬送部が設けられている。搬送部は、給紙部51から2次転写ローラ8に至る第1搬送路55と、2次転写ローラ8から定着装置9に至る第2搬送路56と、定着装置9から排出部50に至る第3搬送路57とを有している。また、定着装置9の出口には、分岐爪58が設けられており、この分岐爪58と第1搬送路55の途中との間には用紙を第1搬送路55に戻すための戻し搬送路59が設けられている。
第1搬送路55は、給紙カセット52から送り出された用紙を上方に搬送しつつ搬送方向を逆にするための湾曲路55aと、この湾曲路55aから2次転写ローラ8に至る直線路55bとを有している。これらの搬送路は、用紙を案内しながら搬送するガイド板及びローラ対で形成されており、所定位置には用紙を検出するためのセンサが設けられている。また、直線路55bには用紙の搬送タイミングを制御するためのレジストローラ対60が配置されている。
第2搬送路56は、ほぼ直線的に形成されており、用紙を案内しながら搬送するガイド板及びローラ対で構成されている。また、搬送路の所定位置には用紙を検出するためのセンサが設けられている。
第3搬送路57は、分岐爪58の搬送方向下流側に形成された縦搬送路を有している。すなわち、用紙は、分岐爪58を通過した後は、ほぼ垂直上方に向かって搬送され、排出部50に排出される。この第3搬送路57も、前記同様に、用紙を案内しながら搬送するガイド板及びローラ対で構成されている。
戻し搬送路59は、分岐爪58の設けられた部分において第3搬送路57から下方に分岐し、定着装置9、第2搬送路56、2次転写ローラ8及びレジストローラ対60の下方を通り、さらに上方に向かう搬送路であり、第1搬送路55のレジストローラ対60の搬送方向上流側に合流している。すなわち、この戻し搬送路59は、第1搬送路55の直線路55b及び第2搬送路56と給紙カセット52との上下方向の間に設けられ、定着装置9を通過した用紙を、2次転写ローラ8の上流側に配置されたレジストローラ対60のさらに上流側に戻すための搬送路である。この戻し搬送路59も、前記同様に、用紙を案内しながら搬送するガイド板及びローラ対で構成され、所定位置には用紙検出用のセンサが設けられている。
また、トナー収容部5の下方でかつ給紙カセット52の上方には、装置の手前側の側壁を構成するように手差しトレイ65が配置されている。この手差しトレイ65は、下端が第1搬送路55の湾曲路55aの近傍で回動自在(開閉自在)に支持されており、この回動支点65aを中心に、上端を装置手前側に倒すことが可能である。このようにして手差しトレイ65を開いた状態では、手差しトレイ65上に用紙を載置し、この用紙を第1搬送路55の湾曲路55aに給紙することが可能である。
[トナー補給装置]
トナー補給装置5は、内部にトナーが収容されるトナー収納容器70と、インジケーター71(図4に示す)と、付勢手段としてのバネ72と、容器本体70を保持する保持部73とを有している。
トナー補給装置5は、内部にトナーが収容されるトナー収納容器70と、インジケーター71(図4に示す)と、付勢手段としてのバネ72と、容器本体70を保持する保持部73とを有している。
<容器本体>
トナー収納容器70は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの収納容器70Y,70C,70M,70Bとから構成されている。 ここで、各トナー収納容器の基本的な構成は同様であるので、以下では、ブラックのトナーを収容するトナー収納容器70bについて、図3以降の図面に従って詳細に説明する。
トナー収納容器70は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの収納容器70Y,70C,70M,70Bとから構成されている。 ここで、各トナー収納容器の基本的な構成は同様であるので、以下では、ブラックのトナーを収容するトナー収納容器70bについて、図3以降の図面に従って詳細に説明する。
容器本体70は、図3及び上方の蓋部を取り外して示す図4に示すように、底面が断面半円形に形成された収容部70aと、収容部70aの側部に収容部70aよりは深さが浅く形成された補給部70bとからなる箱状の容器である。なお、図示していないが、収容部70aにはトナー撹拌部材が、また補給部70bにはトナー搬送用のスクリューが設けられている。そして、補給部70bの底部には、トナーを現像装置16側に供給するためのトナー排出口70cが設けられている。なお、容器本体70の収容部70a側の外壁には、インジケーターとして目盛71が設けられている。さらに、容器本体70の補給部70b側には、容器本体70をカラープリンタ1に対し上下にスライド可能に支持するためのスライドガイド74が設けられている。このスライドガイド74が、後述するように、容器本体揺動支点として機能している。
<インジケーター及び視認手段>
図5に示すように、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの収納容器70Y,70C,70M,70Bには、収納部側にそれぞれインジケーター71Y,71C,71M,71Bとして目盛が設けられている。これらの目盛色は、それぞれの収納容器内のトナーの色と略同一色である。また、目盛の値は、トナー収納容器70内のトナー量とバネ72による上下移動との関係をあらかじめ測定して決められたものである。
図5に示すように、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの収納容器70Y,70C,70M,70Bには、収納部側にそれぞれインジケーター71Y,71C,71M,71Bとして目盛が設けられている。これらの目盛色は、それぞれの収納容器内のトナーの色と略同一色である。また、目盛の値は、トナー収納容器70内のトナー量とバネ72による上下移動との関係をあらかじめ測定して決められたものである。
さらに、図5に示すように、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの収納容器70Y,70C,70M,70Bのそれぞれに設置されたインジケーター71Y,71C,71M,71Bの位置に対応する部分の枠体100には、透明部材で構成された開口部100Y,100C,100M,100Bが設けられている。
[画像形成動作]
次に画像形成動作について簡単に説明する。まず、カラープリンタに電源が投入されると、各種パラメータが初期化され、定着部の温度設定を行うなどの初期設定が実行される。そして、このプリンタに接続されたコンピュータ等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。なお、この画像形成動作中においては、トナー供給パイプ25は上方の待避位置に移動させられている。
次に画像形成動作について簡単に説明する。まず、カラープリンタに電源が投入されると、各種パラメータが初期化され、定着部の温度設定を行うなどの初期設定が実行される。そして、このプリンタに接続されたコンピュータ等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。なお、この画像形成動作中においては、トナー供給パイプ25は上方の待避位置に移動させられている。
まず、帯電ローラ10によって感光体ドラム2が帯電される。その後、この感光体ドラム2に対して、レーザユニット4により画像データに対応した走査露光が行われ、感光体ドラム2には静電潜像が形成される。次に、回転現像装置3が回転されて、対応する色の現像器16が感光体ドラム2に対向させられる。この状態で、感光体ドラム2の静電潜像が対応する色のトナーによって現像される。現像された画像は、中間転写ベルト7に転写される。以上の動作を各色毎に順次繰り返すことによって、中間転写ベルト7上にはフルカラー画像が形成される。なお、感光体ドラム2に残留した残留トナー等は、ドラムクリーニング装置11により清掃されて、図示しない廃トナーコンテナに廃棄される。
一方で、給紙部51において、給紙カセット52から1枚の用紙が前送りコロ53及び重送防止機構54により取り出され、第1搬送路55を介してレジストローラ対60に搬送される。その後、用紙は、レジストローラ対60から中間転写ベルト7上の画像形成にタイミングを合わせて搬送され、2次転写ローラ8に案内される。2次転写ローラ8は中間転写ベルト7に当接し、2次転写ローラ8に印加された転写バイアスにより、中間転写ベルト7上に形成されたフルカラーの画像が用紙に転写される。この用紙は第2搬送路56を介して定着装置9に案内され、この定着装置9による加熱・加圧によって画像が用紙に定着される。そして、片面印刷の場合は、分岐爪58を介して第3搬送路57に案内され、排出部50に排出される。
また、両面印刷の場合は、定着装置9を通過した用紙は、分岐爪58によって、一旦第3搬送路57側に搬送された後、用紙後端が分岐爪58をすぎると、逆方向に搬送されて戻し搬送路59側に案内され、戻し搬送路59を介して再び第1搬送路55に戻される。第1搬送路55に戻された用紙はレジストローラ対60で一旦停止させられる。そして、裏面側の画像が前述の動作と同様の動作で中間転写ベルト7に形成された後、レジストローラ対60で待機していた用紙はタイミングを合わせて2次転写ローラ8側に送られる。その後は前記同様の動作が実行され、分岐爪58を介して第3搬送路57側に案内されて排出部50に排出される。
[トナー供給動作]
現像器16に対してトナーを供給する場合は、トナー供給パイプ25を下方に移動させて供給位置に位置させる。すなわち、図示しないモータを駆動すると、ギアを介してピニオンギア33が回転し、これによってラック32が固定されたトナー供給パイプ25が下方に移動する。一方、トナー収容部5からは、トナーが搬送パイプ26を介してトナー供給パイプ25側に供給されている。そして、トナー供給パイプ25の先端はトナー供給口を通過して現像器16の内部に進入する。このトナー供給パイプ25の下方への移動に際して、トナー供給パイプ25を構成する外筒部が内筒部に対して回転し、トナー供給パイプ25の先端が現像器16の内部に進入した時点では、外筒部の開口と内筒部の開口が一致する。すなわち、シャッタ機構が開き、トナー供給パイプ25の内部のトナーは現像器16の内部に供給される。
現像器16に対してトナーを供給する場合は、トナー供給パイプ25を下方に移動させて供給位置に位置させる。すなわち、図示しないモータを駆動すると、ギアを介してピニオンギア33が回転し、これによってラック32が固定されたトナー供給パイプ25が下方に移動する。一方、トナー収容部5からは、トナーが搬送パイプ26を介してトナー供給パイプ25側に供給されている。そして、トナー供給パイプ25の先端はトナー供給口を通過して現像器16の内部に進入する。このトナー供給パイプ25の下方への移動に際して、トナー供給パイプ25を構成する外筒部が内筒部に対して回転し、トナー供給パイプ25の先端が現像器16の内部に進入した時点では、外筒部の開口と内筒部の開口が一致する。すなわち、シャッタ機構が開き、トナー供給パイプ25の内部のトナーは現像器16の内部に供給される。
トナー収納容器70内のトナー量が満杯の時は、トナーの重量によりトナー収納容器70がバネ72の付勢に抗して下方に移動する。トナー収納容器70内のトナー量が少なくなると、トナー収納容器70がバネの付勢により上方に移動する。トナー収納容器70のこのような上下移動に伴い、トナー収容容器70の外壁に設けられたインジケーター71も上下に移動し、視認窓101によりインジケーター71の目盛を視認することができる。ここで、目盛の値は、トナー収納容器70内のトナー量とバネ72による上下移動との関係をあらかじめ測定して決められたものである。また、目盛色は、それぞれの収納容器内のトナーの色と略同一色である。したがって、直感的に各トナー収納容器内のトナーの量を確認することができる。
[本実施形態の効果]
本発明では、センサーなどを設けることなく、簡単な構造で直感的に各トナー収納容器内のトナーの量を確認することができる。
本発明では、センサーなどを設けることなく、簡単な構造で直感的に各トナー収納容器内のトナーの量を確認することができる。
[その他の実施形態]
上記の実施形態では、インジケーターがトナー収容容器の外壁に設けられたものを採用しているが、インジケーターをトナー収容容器とは別途設けることも可能である。図6(a)に示すように、インジケーター81は、支点81aにより画像形成装置に固定された略Lの定規状のものであり、インジケータ81の一端81bはトナー収容容器80の円筒状の底部に接触するように配置されている。トナー収納容器80内のトナー量が満杯の時は、トナーの重量により81bがトナー収納容器80に圧接され、81bは水平位置となり、81cはやや上向きになる。画像形成過程でトナーが使用され、トナー収容容器80内のトナー量が減少すると、図6(b)に示すように、トナー収納容器80は左側に傾く。そうすると、トナー収納容器80による81bへの圧接力が小さくなり、インジケータ81の自重により、右側に回転し、81cは下方に傾く。ここで、図1に示す画像形成装置の枠体100に設けられた視認窓101’を適切な大きさにすることで、インジケーター81の81cの先端の上下位置を視認することができるようにする。また、81cの先端の上下位置と、トナー収納容器80内のトナー量との対応関係をあらかじめ測定しておくことで、直感的にトナー収納容器内のトナーの量を確認することができる。
上記の実施形態では、インジケーターがトナー収容容器の外壁に設けられたものを採用しているが、インジケーターをトナー収容容器とは別途設けることも可能である。図6(a)に示すように、インジケーター81は、支点81aにより画像形成装置に固定された略Lの定規状のものであり、インジケータ81の一端81bはトナー収容容器80の円筒状の底部に接触するように配置されている。トナー収納容器80内のトナー量が満杯の時は、トナーの重量により81bがトナー収納容器80に圧接され、81bは水平位置となり、81cはやや上向きになる。画像形成過程でトナーが使用され、トナー収容容器80内のトナー量が減少すると、図6(b)に示すように、トナー収納容器80は左側に傾く。そうすると、トナー収納容器80による81bへの圧接力が小さくなり、インジケータ81の自重により、右側に回転し、81cは下方に傾く。ここで、図1に示す画像形成装置の枠体100に設けられた視認窓101’を適切な大きさにすることで、インジケーター81の81cの先端の上下位置を視認することができるようにする。また、81cの先端の上下位置と、トナー収納容器80内のトナー量との対応関係をあらかじめ測定しておくことで、直感的にトナー収納容器内のトナーの量を確認することができる。
1 カラープリンタ
5 トナ補給装置
70,80 トナー収納容器
71,81 インジケーター
72 バネ
73 保持部
74 スライドガイド
100 枠体
101,101’ 開口部
5 トナ補給装置
70,80 トナー収納容器
71,81 インジケーター
72 バネ
73 保持部
74 スライドガイド
100 枠体
101,101’ 開口部
Claims (9)
- 画像形成装置の現像装置にトナーを供給するためのトナー補給装置であって、
トナーを収納する少なくとも1つのトナー収納容器と、
前記トナー収納容器を保持する保持部と
前記トナー収納容器を前記保持部に対して上方に付勢する付勢手段と、
前記トナー収容容器のトナー収容量を表示するインジケーターと、
前記画像形成装置の外部から前記インジケーターを視認するための視認手段と、
を備えたトナー補給装置。 - 前記トナー収納容器は、前記現像装置とは別に設けられている、
請求項1に記載のトナー補給装置。 - 前記付勢手段は、前記トナー収納容器と前記保持部との間に設けられたバネ部材である、請求項1または2に記載のトナー補給装置。
- 前記トナー収納容器は、トナーを現像装置に供給するためのトナー補給部とトナーを撹拌するための撹拌部とを備えており、
前記トナー補給部には、前記付勢手段により前記トナー収納容器が揺動する際の揺動支点が設けられている、
請求項1から3のいずれかに記載のトナー補給装置。 - 前記画像形成装置は、前記トナー収納容器を収容する枠体を有しており、
前記視認手段は、前記インジケーターが設けられている位置に対応する前記枠体の一部に設けられた開口部である、
請求項1から4のいずれかに記載のトナー補給装置。 - 前記開口部は、透明材料で構成されている、請求項5に記載のトナー補給装置。
- 前記画像形成装置は、複数色のトナーによって画像形成を行うフルカラー画像形成装置であって、
前記トナー収納容器は複数設けられ、
前記インジケーターは前記複数のトナー収納容器に充填されているトナー色と略同じ配色がなされている、
請求項1から6のいずれかに記載のトナー補給装置。 - 前記インジケーターは、前記トナー収納容器の外壁に設けられた色つき目盛である、請求項1から7のいずれかに記載のトナー補給装置。
- 前記インジケーターは、前記トナー収納容器の揺動に対応して上下移動するリンク連動機構である、請求項1から7のいずれかに記載のトナー補給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005160083A JP2006337559A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | トナー補給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005160083A JP2006337559A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | トナー補給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006337559A true JP2006337559A (ja) | 2006-12-14 |
Family
ID=37558189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005160083A Pending JP2006337559A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | トナー補給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006337559A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008170622A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2009020375A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
-
2005
- 2005-05-31 JP JP2005160083A patent/JP2006337559A/ja active Pending
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