JP2006087152A - 永久磁石同期モータの制御装置及びモジュール - Google Patents

永久磁石同期モータの制御装置及びモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2006087152A
JP2006087152A JP2004266164A JP2004266164A JP2006087152A JP 2006087152 A JP2006087152 A JP 2006087152A JP 2004266164 A JP2004266164 A JP 2004266164A JP 2004266164 A JP2004266164 A JP 2004266164A JP 2006087152 A JP2006087152 A JP 2006087152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
motor
axis
resistance
permanent magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004266164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4517793B2 (ja
Inventor
Kazuaki Tobari
和明 戸張
Kiyoshi Sakamoto
潔 坂本
Tsunehiro Endo
常博 遠藤
Yoshitaka Iwaji
善尚 岩路
Yukio Kawabata
幸雄 川端
Shigehisa Aoyanagi
滋久 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004266164A priority Critical patent/JP4517793B2/ja
Priority to US11/205,907 priority patent/US7388341B2/en
Publication of JP2006087152A publication Critical patent/JP2006087152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4517793B2 publication Critical patent/JP4517793B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • H02P21/04Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation specially adapted for very low speeds
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • H02P21/24Vector control not involving the use of rotor position or rotor speed sensors
    • H02P21/26Rotor flux based control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

【課題】
本発明は、位置センサレス制御の低速回転域においても、モータの抵抗定数変化に対してロバストな制御特性を実現することがでる。また、安価な電流検出を行うシステムにおいても、共通に適用可能な「永久磁石同期モータのベクトル制御装置」を提供できる。
【解決手段】
電流制御相当の出力値と周波数指令値と電流検出値と推定位相誤差値およびモータ定数値を用いて、モータの抵抗値相当あるいは抵抗値の設定誤差相当を同定し、この同定値を用いて、電圧指令演算部と位相誤差演算部の設定値R相当を補正することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、永久磁石同期モータの位置センサレスベクトル制御方式に係わる。
位置センサレスベクトル制御方式の抵抗同定技術としては、特開2003−164188号公報に記載のように、モータの運転開始前では、モータを拘束するようにインバータ電圧を印加して、電圧と流れている拘束電流から抵抗値を同定する方法や、運転中においては、モータの逆起電圧係数を同定する手段を設け、運転中に同定した値と予め設定されている常温時の逆起電圧係数より、モータ温度を推定し、この推定した温度値を用いて抵抗値を同定する方法が記載されている。
特開2003−164188号公報
速度制御やトルク制御運転時において、高トルクが要求されると、トルクに見合った大きな電流を流す必要がある。連続した時間で高トルクが要求される場合には、モータ電流による発熱により、時間と共にモータの抵抗値Rは増加する。
また、位置センサレス制御では、例えば、「制御軸基準の回転位相指令値θc*」と
「モータ軸基準の回転位相値θ」との誤差値(以下、位相誤差値Δθ)を演算により推定し、この推定位相誤差値Δθcが「ゼロ」となるように周波数指令値ω1 *は調整され、
ω1 *を積分処理することで回転位相指令値θc*を作成している。
このように、インバータの電圧指令値Vd**,Vq**や推定位相誤差値Δθcを求める演算には、モータの抵抗値Rを設定する必要がある。
この設定値R*とモータの抵抗値Rとの間に、設定誤差(R−R*)が生じると、低速回転域においてインパクト負荷外乱などが入ると、実際の位相誤差値Δθと推定位相誤差値Δθcにズレが生じ、その結果、最適な位相を制御することができず、運転不能状態に陥ってしまう場合がある。
しかしながら、特開2003−164188号公報記載の方法では、逆起電圧係数の同定演算は、負荷トルクの小さい領域で行う必要があり、高トルク域では演算の精度が落ちる課題があると記述されている。
このため、高トルク運転時にはモータ温度の推定精度も悪くなり、その結果、「高精度な抵抗同定」を実現することは不可能となる。
本発明の目的は、高トルク域においても、「高精度な位置センサレスベクトル制御」を実現することができる「永久磁石動機モータのベクトル制御装置」を提供することにある。
本発明は、電流制御相当の出力値と電流検出値と周波数指令値と推定位相誤差値およびモータ定数を用いて、モータの抵抗値相当あるいは抵抗の設定誤差相当を同定し、この同定値を用いて、電圧指令演算部と位相誤差演算部の設定値R* 相当を補正(修正)することを特徴とする。
高トルク域においても、「高精度な位置センサレスベクトル制御」を実現することができる「永久磁石動機モータのベクトル制御装置」を提供することできる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
(第1の実施例)
図1は、本発明の一実施例である永久磁石同機モータのベクトル制御装置の構成例を示す。
1は永久磁石同期モータ、2は3相交流の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw* に比例した電圧を出力するインバータ、21は直流電源、3は3相交流電流Iu,Iv,Iwを検出できる電流検出器、4は回転位相指令値θc* とモータ1の回転位相値θの偏差である位相誤差値Δθ(=θc*−θ) の推定値(Δθc)を演算する位相誤差演算部、5は推定位相誤差値Δθcから周波数指令値ω1 *を演算する周波数演算部、6は周波数指令値ω1 *からモータ1の回転位相指令θc* を演算する位相演算部、7は前記3相交流電流Iu,
Iv,Iwの検出値Iuc,Ivc,Iwcと回転位相指令値θc* からd軸およびq軸の電流検出値Idc,Iqcを出力する座標変換部、8は上位から与えられる第1のd軸電流指令値Id* とd軸電流検出値Idcの偏差に応じて、第2のd軸電流指令値Id**を出力するd軸電流指令演算部、9は上位から与えられる第1のq軸電流指令値Iq* とq軸電流検出値Iqcの偏差に応じて、第2のd軸電流指令値Iq**を出力するq軸電流指令演算部、10はd軸およびq軸の第2の電流指令値Id**,Iq**と周波数指令値
ω1 *およびモータ1の電気定数を用いて、電圧指令値Vd**,Vq**を出力するベクトル制御演算部、11は第2のq軸電流指令値Iq**とq軸電流検出値Iqcと周波数指令値ω1 *と推定位相誤差値Δθcおよびモータ1の電気定数に基づいて、抵抗の設定誤差を含む電圧値ΔVr^を同定し、その同定値を用いて、比例あるいは積分演算を行い、抵抗の設定誤差電圧値ΔVr*を算出し、q軸電圧指令値Vq***と推定位相誤差値Δθcの演算部に出力する抵抗同定演算部、12は電圧指令値Vd**,Vq***と回転位相指令値θc*から3相交流の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を出力する座標変換部である。
最初に、本発明の特徴である「抵抗同定演算部11」を設けない場合(ΔVr* は「ゼロ」)における位置センサレス・ベクトル制御方式の電圧制御と位相制御の基本動作について説明する。
電圧制御の基本動作は、d軸およびq軸の電流指令演算部8および9において、上位から与えられる第1の電流指令値Id*,Iq*と電流検出値Idc,Iqcを用いて、ベクトル制御演算に用いる中間的な第2の電流指令値Id**,Iq**を演算する。
ベクトル制御演算部10では、第2の電流指令値Id**,Iq**と周波数指令値ω1 *およびモータ定数の設定値を用いて、数(1)に示す電圧指令値Vd**,Vq**を演算し、インバータの電圧指令値Vu*,Vv*,Vv*を制御する。
Figure 2006087152
ここに、R:抵抗値、Ld:d軸インダクタンス値、Lq:q軸インダクタンス値、
Ke:誘起電圧係数、*:設定値である。
一方、位相制御の基本動作については、位相誤差演算部4において、電圧指令値Vd**,Vq**と電流検出値Idc,Iqcと周波数指令値ω1 *およびモータ定数の設定値を用いて、回転位相指令値θc*と回転位相値θの偏差である位相誤差値Δθ(=θc*−θ)の推定演算を行う。推定位相誤差値Δθcの演算は数(2)となる。
Figure 2006087152
また、周波数演算部5では、推定位相誤差値Δθcが「ゼロ」となるように、数(3)に示す演算により、周波数指令値ω1 *を制御する。
Figure 2006087152
ここに、Kp:比例ゲイン、Ki:積分ゲインである。
位相演算部6では、周波数指令値ω1 *を用いて、数(4)に示す演算で回転位相指令値θc*を制御する。
Figure 2006087152
以上が、従来における電圧制御と位相制御の基本動作である。
次に、本発明の特徴である「抵抗同定演算部11」を用いた場合の作用効果について説明する。
図1の制御装置において、抵抗の設定誤差電圧値ΔVr* を加算しない場合について、インパクト負荷を与えた場合のシミュレーション特性を図2,図3に示す。
図2は、モータの抵抗値Rと、位相差演算部4およびベクトル制御演算部10に設定する設定値R*が一致している場合(R=R*)の特性である。
上位系に速度制御系を追加した制御構成で、モータが低回転数域の25[%]速度で一定運転されているとき、時間1[s]後のA点において、インパクト負荷τL が入ると、モータの回転数は10[%]速度付近まで急激に低下する。
この時、実際の位相誤差値Δθ(θc*−θ) と推定位相誤差値Δθcは一致しており、回転周波数ω1と周波数指令値ω1 *も安定に回復して様子がわかる。
しかし、図3のモータの抵抗値Rと設定値R*が一致していない場合(R=1.3×R*)では、インパクト負荷時に、回転周波数ω1は「ゼロ」まで低下し、周波数指令値ω1 *は「ゼロ」より大きな値で一定に落ち着いている様子がわかる(ここでは、運転不能状態と呼ぶ)。このとき、実際の位相誤差値Δθ(θc*−θ) と推定位相誤差Δθcは一致していないことがわかる。
つまり、低回転数域において、位相誤差演算部4,ベクトル制御演算部10に、抵抗の設定誤差(R−R*) が存在すると、インパクト負荷時などにおいて、運転不能状態が発生する場合がある。
ここで、本発明の特徴である「抵抗値の同定原理」について説明を行う。
ベクトル制御演算部10では、数(1)を再記した数(5)で示される電圧指令値Vd**,Vq**が演算される。
Figure 2006087152
制御軸の基準であるθc* とモータ基準のθとの偏差である位相誤差値Δθが発生する場合、制御軸(dc−qc)からモータ軸(d−q)への座標変換行列は数(6)となる。
Figure 2006087152
前述の位相誤差値Δθが発生する場合、制御側で演算したモータの印加電圧Vd,Vqは数(5),(6)より、数(7)となる。
Figure 2006087152
一方、モータの印加電圧Vd,Vqは、推定位相誤差値Δθc,電流検出値Idc,
Iqc,モータ定数を用いて表すと、
Figure 2006087152
ここで、数(7)右辺=数(8)右辺の関係と、Lq*=Lq,Ld*=Ld,Ke*
Ke,およびId*を「ゼロ」、Iq*を「所定値」に設定して電流指令値の演算を行うと、q軸電流指令演算部9の出力値Iq**は、数(9)で示すことができる。
Figure 2006087152
また、数(9)において、低回転域数では、数(10)の関係が成立する。
Figure 2006087152
すると、数(9)を数(11)のように近似することができる。
Figure 2006087152
ここで、数(11)の両辺に、抵抗の設定値R*を乗じて、R*×Iqcの電圧値を減算すると、
Figure 2006087152
数(12)より、抵抗の設定誤差を含む電圧値ΔVr(=(R−R*)×Iqc) を求めると、
Figure 2006087152
従って、第2のq軸電流指令値Iq**と電流検出値Iqcと周波数指令値ω1 *と推定位相誤差値Δθcおよびモータ定数を用いて、数(14)の演算を行うことにより、電圧値
ΔVrを同定することができる。
Figure 2006087152
次に、この同定した電圧値ΔVr^を用いた「抵抗値の設定誤差補正法」について説明する。電圧制御の動作では、数(14)で演算した電圧値ΔVr^に、比例ゲインKvを乗じた信号をΔVr* とすると、
Figure 2006087152
数(15)を、q軸電圧指令値Vq**に加算し、新たな電圧指令値をVq***とする。
Figure 2006087152
ここで、電圧値ΔVr* を加算した状態で、位相誤差値Δθが発生する場合を考えると、
Figure 2006087152
モータの印加電圧Vd,Vqは、モータ定数を用いて表す(数8を再記)と、
Figure 2006087152
数(17)右辺=数(18)右辺の関係より、低回転数域において、q軸電流指令演算部9の出力値Iq**は、数(19)で近似することができる。
Figure 2006087152
数(19)で求めた第2のq軸電流指令値Iq**を、数(14),(15)に代入すると、数(20)を得る。
Figure 2006087152
さらに、数(20)において、比例ゲインKvを1以上に大きく設定すると、
Figure 2006087152
数(21)より、抵抗の設定誤差を含む電圧値ΔVr相当を抵抗同定演算部11の出力値ΔVr*より供給することができる。
ここで、図4用いて、本発明の特徴である「抵抗同定演算部11」についての説明を行う。
基本的に抵抗同定演算部11では、数(14)の演算を行うものとしており、第2のq軸電流指令値Iq**とq軸電流検出値Iqcの偏差に、モータ抵抗の設定値111を乗じた第1の信号と、定数「1」から推定位相誤差値Δθcの余弦(cos) 信号を減算した値と周波数指令値ω1 *および誘起電圧係数の設定値112の3つを乗算して得られた第2の信号と、推定位相誤差値の正弦(sin) 信号と周波数指令値の二乗値とモータの定数演算値
113の3つを乗算して得られた第3の信号とを加算する。
この加算値に、比例ゲイン114を乗じた結果が、電流制御遅れ時間相当の一次遅れフィルタ115に入力され、その出力値が、抵抗の設定誤差を補償する電圧値ΔVr* となる。
位相制御の動作においても、電圧値ΔVr* を用いて「抵抗値の設定誤差補正」を行う。図1の位相誤差演算部4において、電圧指令値Vd**,Vq***と電流検出値Idc,Iqcと周波数指令値ω1 *とモータ定数の設定値および電圧値ΔVr*を用いて、位相誤差値Δθの推定演算を行う。
推定位相誤差値Δθcの演算は数(22)となる。
Figure 2006087152
数(21),(22)より、推定位相誤差値Δθcは、
Figure 2006087152
この結果、位相誤差演算部4とベクトル制御演算10に設定している設定値R* が、モータの抵抗値Rと一致していなくても、q軸電流指令演算部9の出力値であるIq**を利用して抵抗の設定誤差分を修正することができる。
図5には、本実施例を適用したシミュレーション波形を示す(R=1.3×R*)。
抵抗値Rと設定値R*が一致していない場合でも、電圧値ΔVr*の補償を行うことで、モータが運転不能状態に陥らず、安定に制御されていることがわかる。
上から4番目に示す「抵抗補償率」とは、「抵抗の設定誤差を補正する電圧値ΔVr*」と「R*とIqcの乗算値」の比率を示したものである。
抵抗の設定誤差30[%]相当を忠実に補正していることがわかる。
本実施例では、同定した電圧値ΔVr^に比例ゲインKvを乗じた信号をΔVr* としているが、電圧値ΔVr^を積分演算した信号をΔVr* としても、同様の効果が得られることは明らかである。
また、本実施例では、電圧値ΔVr* を抵抗の設定誤差を補正する電圧値として用いているが、ΔVr*をIqcあるいはIq* で除算し、抵抗の設定誤差値(R−R*)を直接求め、位相誤差演算部4,ベクトル制御演算部10の設定値に直接加算しても同様の効果が得られることは明らかである。
(第2の実施例)
図6は、本発明の他の実施例を示す。
本実施例は、上位から与えられる電流指令値と電流検出値の偏差で、ベクトル制御演算の出力値Vd*,Vq*を補正する永久磁石同機モータのベクトル制御装置である。
図6において、1〜7,12,21は図1のものと同一物である。
8aはd軸電流指令値Id* とd軸電流検出値Idcが一致するようにΔVdを演算するd軸電流制御演算部、9aはq軸電流指令値Iq* とq軸電流検出値Iqcが一致するようにΔVqを演算するq軸電流制御演算部、10aはd軸およびq軸の電流指令値Id*,Iq*と周波数指令値ω1 *およびモータ定数の設定値を用いて、電圧指令の基準値Vd*,Vq* を出力するベクトル制御演算部、11aはq軸電流制御出力値ΔVqとq軸電流検出値Iqcと周波数指令値ω1 *と推定位相誤差値Δθcおよびモータ定数の設定値を用いて、抵抗の設定誤差を含む電圧値ΔVr*相当を同定する抵抗同定演算部である。
先の実施例で示した図1との相違点は、d軸およびq軸の電流制御演算部8a,9aでは、上位から与えられる電流指令値Id*,Iq*に電流検出値Idc,Iqcが一致するように、電圧補正値ΔVd,ΔVqを演算していることにある。
またベクトル制御演算部10aでは、電流指令値Id*,Iq*と周波数指令値ω1 *およびモータ定数の設定値を用いて、数(24)に示す電圧指令の基準値Vd*,Vq*を演算し、
Figure 2006087152
数(25)で示すように、インバータの電圧指令値Vd**,Vq**を演算している点にある。
Figure 2006087152
次に、本発明のもたらす作用効果について説明をする。
最初に、ΔVr*=0で、位相誤差値Δθが発生する場合、電圧指令値Vd**,Vq**は、数(26)となる。
Figure 2006087152
また、モータの印加電圧Vd,Vqを、位相誤差値Δθ,モータ定数を用いて表す(数8を再記)と、
Figure 2006087152
ここで、数(26)右辺=数(27)右辺の関係と、Lq*=Lq,Ld*=Ld,Ke*=Ke、およびId*を「ゼロ」、Iq*を「所定値」に設定して電流制御を行うと、q軸電流制御演算部9aの出力値ΔVqは、数(28)で示すことができる。
Figure 2006087152
ここで、抵抗の設定誤差の情報を含む電圧値ΔVr(=(R−R*)×Iqc) の項について整理すると、
Figure 2006087152
数(29)より、q軸電流制御の出力値ΔVqと周波数指令値ω1 *と推定位相誤差値Δθcおよびモータ定数の設定値を用いて、数(30)の演算を行うことにより、電圧値ΔVrを同定することができる。
Figure 2006087152
次に、この電圧値ΔVr^を用いた「抵抗値の設定誤差補正法」について説明する。
数(30)で演算した電圧値ΔVr^に、比例ゲインKvを乗じた信号をΔVr* とすると、
Figure 2006087152
ここで、数(31)をq軸電圧指令値Vq**に加算し、
Figure 2006087152
推定位相誤差値Δθcの演算に用いると、前実施例1と同様に、抵抗の設定誤差を含む電圧値ΔVr相当を抵抗同定演算部11aの出力値ΔVr*より供給することができる。
電流指令値と電流検出値の偏差でベクトル制御演算の出力を補正する永久磁石同機モータのベクトル制御装置にも適用することができる。
ここで、図7用いて、本発明の特徴である抵抗同定演算部11aについての説明を行う。
基本的に、抵抗同定演算部11aでは、数(30)の演算を行うものとしており、q軸電流制御の出力値ΔVqである第1の信号と、定数「1」から推定位相誤差値Δθcの余弦(cos) 信号cosΔθcを減算した値と周波数指令値ω1 * および誘起電圧係数の設定値
11a1の3つを乗じて得られた第2の信号と、推定位相誤差値の正弦(sin)信号
sinΔθcと余弦(cos) 信号cosΔθcと周波数指令値ω1 *とq軸の電流検出値Iqcおよびモータのd軸インダクタンス値とq軸インダクタンス値の差分値である11a2の5つを乗算して得られた第3の信号とを加算する。
この加算値に、比例ゲイン11a4を乗じた結果が、電流制御遅れ時間相当の一次遅れフィルタ11a5に入力され、この出力値が、抵抗の設定誤差を補償する電圧値ΔVr*となる。
本実施例では、同定した電圧値ΔVr^に比例ゲインKvを乗じた信号をΔVr* としているが、電圧値ΔVr^を積分演算した信号をΔVr* としても、同様の効果が得られることは明らかである。
また、本実施例では、電圧値ΔVr* を抵抗の設定誤差を補正する電圧値として用いているが、ΔVr*をIqcあるいはIq* で除算し、抵抗の設定誤差値(R−R*)を直接求め、位相誤差演算部4,ベクトル制御演算部10aの設定値に直接加算しても同様の効果が得られることは明らかである。
(第3の実施例)
図8は、本発明の他の実施例を示す。
本実施例は、上位から与えられる電流指令値と電流検出値の偏差で、直接、d軸およびq軸の電圧指令値Vd**,Vq**を制御する永久磁石同機モータのベクトル制御装置である。
図8において、1〜7,12,21は、図1のものと同一物である。8bはd軸電流指令値Id* とd軸電流検出値Idcが一致するようにd軸電圧指令値Vd**を制御するd軸電流制御演算部、9bはq軸電流指令値Iq* とq軸電流検出値Iqcが一致するようにq軸電圧指令値Vq**を制御するq軸電流制御演算部、11bはq軸電圧指令値Vq**とq軸電流検出値Iqcと周波数指令値ω1 *と推定位相誤差値Δθcおよびモータ定数の設定値を用いて、抵抗の設定誤差を含む電圧値ΔVr相当のΔVr*を出力する抵抗同定演算部である。
先の実施例で示した図1との相違は、d軸およびq軸の電流制御演算部8b,9bでは、上位から与えられる第1の電流指令値Id*,Iq*に電流検出値Idc,Iqcが一致するように、電圧指令値Vd**,Vq**を演算している点にある。
次に、本発明のもたらす作用効果について説明をする。
最初にモータの印加電圧Vd,Vqを、位相誤差値Δθ,モータ定数を用いて表す(数8を再記)と、
Figure 2006087152
ここで、電圧指令値Vd**,Vq**と数(33)右辺が一致する関係と、Lq*=Lq,Ld*=Ld,Ke*=Ke、およびId*を「ゼロ」、Iq*を「所定値」に設定して電流制御を行うと、q軸電流制御演算部9bの出力値Vq**は、数(34)で示すことができる。
Figure 2006087152
ここで、モータ抵抗値の情報を含む電圧値ΔVr(=R×Iqc)の項について整理すると、
Figure 2006087152
数(35)より、q軸電流制御の出力値Vq**と周波数指令値ω1 *と推定位相誤差値Δθcおよびモータ定数の設定値を用いて、数(36)の演算を行うことにより、電圧値ΔVrを同定することができる。
Figure 2006087152
次に、この電圧値ΔVr^を用いた「抵抗値の補正法」について説明する。
数(36)で演算した電圧値ΔVr^に比例ゲインKvを乗じた信号と、位相誤差演算部4に設定している抵抗設定値R* とq軸電流検出値Iqcの乗算値である電圧値とを加算した信号をΔVr*とすると、
Figure 2006087152
新しいq軸の電圧指令値Vq***は、
Figure 2006087152
また、Vq***を推定位相誤差値Δθcの演算に用いると、抵抗値を含む電圧値ΔVr相当を抵抗同定演算部11bの出力値ΔVr*より供給することができる。
電流指令値と電流検出値の偏差でベクトル制御演算を出力する永久磁石同機モータのベクトル制御装置にも適用することができる。
ここで、図9用いて、本発明の特徴である「抵抗同定演算部11b」についての説明を行う。抵抗同定演算部11bでは、q軸電流制御の出力値Vq**である第1の信号と、推定位相誤差値Δθcの余弦(cos)信号と周波数指令値ω1 *と誘起電圧係数の設定値11b1の3つを乗算して得られた第2の信号と、推定位相誤差値Δθcの正弦(sin) 信号
sinΔθcと余弦(cos) 信号cosΔθcと周波数指令値ω1 *とq軸電流検出値Iqcおよびモータのd軸インダクタンス値とq軸インダクタンス値の差分値11b2の5つを乗算して得られた第3の信号を加算する。この加算値に、比例ゲイン11b4を乗じた結果が電流制御遅れ時間相当の一次遅れフィルタ11b5に入力され、さらにその出力値から、q軸電流検出値Iqcと抵抗の設定値11b3との乗算値が減算され、抵抗の設定誤差を補償する電圧値ΔVr*となる。
本実施例では、同定した電圧値ΔVr^に比例ゲインKvを乗じた信号をΔVr* としているが、電圧値ΔVr^を積分演算した信号をΔVr* としても、同様の効果が得られることは明らかである。
また、本実施例では、電圧値ΔVr*を抵抗の設定誤差(R−R*)を含む電圧値として用いているが、電圧値ΔVr*をIqcあるいはIq*で除算して、設定誤差値(R−R*)を直接求め、位相誤差演算部4の設定値R*に直接加算しても同様の効果が得られる。
(第4の実施例)
上記の第1〜第3の実施例では、
高価な電流検出器3で検出した3相の交流電流Iu〜Iwを検出する方式であったが、安価な電流検出を行う制御装置においても適用することができる。
図10に、この実施例を示す。
図10において、構成要素の1,2,4〜12,21は、図1のものと同一物である。
13はインバータ2の入力母線に流れる直流電流IDCから、モータ1に流れる3相の交流電流Iu,Iv,Iwを再現する電流再現部である。
この推定電流値Iu^,Iv^,Iw^を用い、座標変換部7において、d軸およびq軸の電流検出値Idc,Iqcを演算する。
このような電流センサレス制御方式でも、Id*とIdc,Iq*とIqcが各々一致することから、図1の実施例と同様に動作し、同様の効果が得られることは明らかである。
また、本実施例では、図1の実施例を用いているが、図6,図8の実施例に用いても同様の効果が得られる。
(第5の実施例)
図11を用いて本発明をモジュールに適用した例について説明する。本実施例は、第1の実施例の実施形態を示すものである。ここで、位相誤差演算部4,周波数演算部5,位相演算部6,座標変換部7,d軸電流指令演算部8,q軸電流指令演算部9,ベクトル制御演算部10,抵抗同定演算部11,座標変換部12は1チップマイコンを用いて構成している。また、前記1チップマイコンと電力変換器(インバータ2)は、同一基板上で構成される1モジュール内に納められている形態となっている。ここでいうモジュールとは「規格化された構成単位」という意味であり、分離可能なハードウェア/ソフトウェアの部品から構成されているものである。尚、製造上、同一基板上で構成されていることが好ましいが、同一基板に限定はされない。これより、同一筐体に内蔵された複数の回路基板上に構成されても良い。他の実施例においても同様の形態構成をとることができる。
以上のように、本発明によれば、位置センサレス制御の低回転速域において、モータの抵抗定数変化に対してロバストな制御特性を実現することができる。また、安価な電流検出を行うシステムにおいても、共通に適用可能な「永久磁石同期モータのベクトル制御装置」を提供できる。
また、実運転中においても、モータの抵抗値相当を同定し、かつ制御系に設定している抵抗定数を自動的に補正することにより、高精度なベクトル制御を実現することができる。
本発明の一実施例を示す永久磁石同期モータのベクトル制御装置の構成図の一例。 抵抗同定演算部11がない場合のインパクト負荷特性図(R=R*)の一例。 抵抗同定演算部11がない場合のインパクト負荷特性図(R=1.3R*)の一例。 図1の制御装置における抵抗同定演算部11の一例。 抵抗同定演算部11を入れた場合のインパクト負荷特性図(R=1.3R*)の一例。 本発明の他の実施例を示す永久磁石同期モータのベクトル制御装置の構成図。 図6の制御装置における抵抗同定演算部11aの一例。 本発明の他の実施例を示す永久磁石同期モータのベクトル制御装置の構成図。 図8の制御装置における抵抗同定演算部11bの一例。 本発明の他の実施例を示す永久磁石同期モータのベクトル制御装置の一例。 本発明をモジュールに適用した実施例の図。
符号の説明
1…永久磁石同期モータ、2…インバータ、3…電流検出器、4…位相誤差演算部、5…周波数演算部、6…位相演算部、7…座標変換部、8…d軸電流指令演算部、9…q軸電流指令演算部、8a,8b…d軸電流制御演算部、9a,9b…q軸電流制御演算部、10,10a,10b…ベクトル制御演算部、11,11a,11b…抵抗同定演算部、
12…座標変換部、13…電流再現部、Id*…第1のd軸電流指令値、Id**…第2のd軸電流指令値、Iq* …第1のq軸電流指令値、Iq** …第2のq軸電流指令値、
ΔVd…d軸電流制御の出力値、ΔVq…q軸電流制御値の出力値、Vd**…d軸の電圧指令値、θc*…回転位相指令値、ω1 *…周波数指令値、Δθ…位相誤差値、Δθc…推定位相誤差値。




Claims (15)

  1. 永久磁石同期モータを制御するインバータの周波数指令値を積分して求めた回転位相指令値と永久磁石モータの回転位相値との偏差である位相誤差値を求め、前記推定位相誤差値がゼロとなるように前記周波数指令値を演算する永久磁石同期電動機のベクトル制御装置において、
    回転座標系のd軸(磁束軸相当)およびq軸(トルク軸相当)の電流値指令値あるいは電流検出値、モータの電流検出値が上位から与えられるd軸およびq軸の電流指令値に追従するように演算された電流制御の出力値,周波数指令値,推定位相誤差値およびモータ定数を用いて、モータの抵抗値を同定するように制御することを特徴とした永久磁石同期モータの制御装置。
  2. 永久磁石同期モータを制御するインバータの周波数指令値を積分して求めた回転位相指令値と永久磁石モータの回転位相値との偏差である位相誤差値を求め、前記推定位相誤差値がゼロとなるように前記周波数指令値を演算する永久磁石同期電動機のベクトル制御装置において、
    回転座標系のd軸(磁束軸相当)およびq軸(トルク軸相当)の電流値指令値あるいは電流検出値,モータの電流検出値が上位から与えられる第1のd軸およびq軸の電流指令値に追従するように制御された第2の電流指令値,周波数指令値,推定位相誤差値およびモータ定数を用いて、モータの抵抗値相当を同定するように制御することを特徴とした永久磁石同期モータの制御装置。
  3. 請求項1において、
    前記モータの抵抗値の同定演算は、
    q軸の電流制御の出力値である第1の信号と、
    推定位相誤差値の余弦(cos) 信号,周波数指令値およびモータの誘起電圧係数を乗算して得られた第2の信号と、
    推定位相誤差値の正弦(sin) 信号,推定位相誤差値の余弦(cos) 信号,周波数指令値,q軸の電流検出値およびモータのd軸インダクタンス値とq軸インダクタンス値の差分値を乗算して得られた第3の信号とを加算することより行うことを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  4. 請求項1において、
    前記モータの抵抗値の同定演算は、
    q軸の電流制御の出力値である第1の信号と、
    定数1から推定位相誤差値の余弦(cos) 信号を減算した値,周波数指令値およびモータの誘起電圧係数の3つを乗算して得られた第2の信号と、推定位相誤差値の正弦(sin) 信号,推定位相誤差値の余弦(cos) 信号,周波数指令値,q軸の電流検出値およびモータのd軸インダクタンス値とq軸インダクタンス値の差分値の5つを乗算して得られた第3の信号とを加算することより行うことを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  5. 請求項2において、
    前記モータの抵抗値の同定演算は、
    推定位相誤差値を用いて、正弦(sin) 信号と余弦(cos) 信号を作成し、q軸の電流指令演算の出力である第2のq軸電流指令値と電流検出値との偏差に設定する抵抗値を乗算して得られた第1の信号と、
    定数1から推定位相誤差値の余弦(cos) 信号を減算した値,周波数指令値およびモータの誘起電圧係数を乗算して得られた第2の信号と、
    推定位相誤差値の正弦(sin) 信号,周波数指令値の二乗値およびモータの定数演算値を乗算して得られた第3の信号とを加算することより行うことを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  6. 請求項5において、
    前記モータの抵抗値の同定演算は、
    モータの誘起電圧係数とq軸インダクタンス値との乗算値を、設定する抵抗値で除算した値であることを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  7. 請求項1において、
    前記モータの抵抗値とは、
    前記モータの抵抗値を含む電圧値あるいは設定する抵抗値とモータの抵抗値との誤差情報を含む電圧値であることを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  8. 請求項2において、
    前記モータの抵抗値とは、
    モータの抵抗値を含む電圧値あるいは設定する抵抗値とモータの抵抗値との誤差情報を含む電圧値であることを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  9. 請求項1において、
    前記モータの抵抗値とは、
    前記モータの抵抗値を含む電圧値あるいは設定する抵抗値とモータの抵抗値との誤差情報を含む電圧値であることを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  10. 請求項3において、
    同定演算により得られた前記モータの抵抗値を、比例あるいは積分演算し、一次遅れ処理を施した出力値を用いて、q軸の電流指令値あるいはq軸の電流検出値で除算することにより、モータの抵抗値あるいは抵抗の設定誤差値を演算により求め、q軸の電圧指令値あるいは位相誤差値の少なくとも一方の演算における抵抗の設定値を補正することを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  11. 請求項4において、
    同定演算により得られた前記モータの抵抗値を、比例あるいは積分演算し、一次遅れ処理を施した出力値を用いて、q軸の電流指令値あるいはq軸の電流検出値で除算することにより、モータの抵抗値あるいは抵抗の設定誤差値を演算により求め、q軸の電圧指令値あるいは位相誤差値の少なくとも一方の演算における抵抗の設定値を補正することを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  12. 請求項5において、
    同定演算により得られた前記モータの抵抗値を、比例あるいは積分演算し、一次遅れ処理を施した出力値を用いて、q軸の電流指令値あるいはq軸の電流検出値で除算することにより、モータの抵抗値あるいは抵抗の設定誤差値を演算により求め、q軸の電圧指令値あるいは位相誤差値の少なくとも一方の演算における抵抗の設定値を補正することを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  13. 請求項1において、
    前記電流検出値は、前記インバータの入力直流母線電流検出値からモータ電流を再現した電流であることを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  14. 請求項2において、
    前記電流検出値は、前記インバータの入力直流母線電流検出値からモータ電流を再現した電流であることを特徴とする永久磁石同期モータの制御装置。
  15. 永久磁石同期モータを制御するインバータの周波数指令値を積分して求めた回転位相指令値と永久磁石モータの回転位相値との偏差である位相誤差値を求め、前記推定位相誤差値がゼロとなるように前記周波数指令値を演算する制御装置と電力変換器を有するモジュールにおいて、
    回転座標系のd軸(磁束軸相当)およびq軸(トルク軸相当)の電流値指令値あるいは電流検出値,モータの電流検出値が上位から与えられる第1のd軸およびq軸の電流指令値に追従するように制御された第2の電流指令値,周波数指令値,推定位相誤差値およびモータ定数を用いて、モータの抵抗値相当を同定するように制御することを特徴としたモジュール。
JP2004266164A 2004-09-14 2004-09-14 永久磁石同期モータの制御装置及びモジュール Active JP4517793B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004266164A JP4517793B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 永久磁石同期モータの制御装置及びモジュール
US11/205,907 US7388341B2 (en) 2004-09-14 2005-08-17 Control system for permanent magnet synchronous motor and module

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004266164A JP4517793B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 永久磁石同期モータの制御装置及びモジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006087152A true JP2006087152A (ja) 2006-03-30
JP4517793B2 JP4517793B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=36033202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004266164A Active JP4517793B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 永久磁石同期モータの制御装置及びモジュール

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7388341B2 (ja)
JP (1) JP4517793B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2020743A2 (en) 2007-08-02 2009-02-04 JTEKT Corporation Sensorless controlling apparatus of monitoring brushless motor
JP2009142116A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Hitachi Ltd 永久磁石モータの位置センサレス制御装置
JP2011004515A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Hitachi Via Mechanics Ltd 電動機駆動制御装置。
CN102545742A (zh) * 2012-02-27 2012-07-04 固高科技(深圳)有限公司 永磁同步电动机无位置传感器控制装置和控制方法
JP2012130170A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Hitachi Ltd 制御装置
WO2012111506A1 (ja) 2011-02-15 2012-08-23 サンデン株式会社 モータ制御装置
WO2012111504A1 (ja) * 2011-02-15 2012-08-23 サンデン株式会社 モータ制御装置
CN102957372A (zh) * 2011-08-23 2013-03-06 上海工程技术大学 一种永磁同步电机双闭环控制***
CN103684170A (zh) * 2013-11-26 2014-03-26 福州大学 一种永磁同步直线电机弦截法内模位置控制方法
CN106549619A (zh) * 2016-10-26 2017-03-29 东南大学 一种基于速度精确辨识的永磁同步电机控制***

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4517793B2 (ja) * 2004-09-14 2010-08-04 株式会社日立製作所 永久磁石同期モータの制御装置及びモジュール
US7492616B2 (en) * 2005-03-25 2009-02-17 Lineage Power Corporation Modulation controller, method of controlling and three phase converter system employing the same
JP2008086129A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Hitachi Ltd 交流電動機の制御装置および定数測定装置
US7646202B2 (en) * 2007-12-17 2010-01-12 Delta Electronics, Inc. Static measuring method of electrical references of three-phase permanent magnet synchronous motor
TWI341641B (en) * 2007-12-24 2011-05-01 Delta Electronics Inc Apparatus and method for sensorless control of induction motor
JP2010057228A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Hitachi Ltd モータ制御装置
JP5417051B2 (ja) 2009-06-11 2014-02-12 日立アプライアンス株式会社 インバータの制御装置、及び、それを用いた空調機,洗濯機
TWI415379B (zh) * 2009-09-02 2013-11-11 Univ Nat Taiwan Science Tech 交流電動機之具有故障後的運轉控制裝置及其控制方法
CN102857161B (zh) * 2012-09-24 2015-04-29 海信(山东)空调有限公司 空调设备及其永磁同步电机控制方法和装置
CN104601071B (zh) * 2015-01-30 2017-06-06 福州大学 基于扰动观测器的永磁同步电机电流环滑模控制***
CN105262395A (zh) * 2015-10-29 2016-01-20 华中科技大学 基于滑模控制理论的永磁同步电机的控制方法及***
DE102017128602A1 (de) * 2017-10-18 2019-04-18 Liebherr-Components Biberach Gmbh Verfahren zum Bestimmen der Fehlspannung eines Stromrichters sowie Drehfeldmaschine mit Fehlspannungskompensation
CN108365788B (zh) * 2018-04-17 2021-08-24 哈尔滨理工大学 一种基于无源性控制的矩阵变换器-永磁同步电机调速***和方法
US11404984B2 (en) * 2018-06-20 2022-08-02 Steering Solutions Ip Holding Corporation Parameter learning for permanent magnet synchronous motor drives

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001045800A (ja) * 1999-07-28 2001-02-16 Toyo Electric Mfg Co Ltd 同期電動機の制御方法
JP2001145399A (ja) * 1999-11-15 2001-05-25 Toyo Electric Mfg Co Ltd 永久磁石型同期電動機の制御装置
WO2003081765A1 (fr) * 2002-03-22 2003-10-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de commande d'un moteur a reluctance synchrone

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3262146B2 (ja) * 1993-09-28 2002-03-04 富士電機株式会社 交流電動機の可変速駆動装置
US7076340B1 (en) * 1999-05-28 2006-07-11 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Method of controlling speed of synchronous motor, and method of identifying constant of synchronous motor
JP3411878B2 (ja) * 2000-03-06 2003-06-03 株式会社日立製作所 同期モータの回転子位置推定方法、位置センサレス制御方法及び制御装置
JP4300730B2 (ja) 2001-11-22 2009-07-22 三菱電機株式会社 永久磁石電動機装置、冷凍サイクル装置、永久磁石電動機の駆動方法
CN100417004C (zh) * 2003-07-23 2008-09-03 松下电器产业株式会社 电动机控制设备及使用其的洗衣机和干燥机
JP4517793B2 (ja) * 2004-09-14 2010-08-04 株式会社日立製作所 永久磁石同期モータの制御装置及びモジュール
JP4589093B2 (ja) * 2004-12-10 2010-12-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 同期モータ駆動装置及び方法
US7652441B2 (en) * 2005-07-01 2010-01-26 International Rectifier Corporation Method and system for starting a sensorless motor

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001045800A (ja) * 1999-07-28 2001-02-16 Toyo Electric Mfg Co Ltd 同期電動機の制御方法
JP2001145399A (ja) * 1999-11-15 2001-05-25 Toyo Electric Mfg Co Ltd 永久磁石型同期電動機の制御装置
WO2003081765A1 (fr) * 2002-03-22 2003-10-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de commande d'un moteur a reluctance synchrone

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7944163B2 (en) 2007-08-02 2011-05-17 Jtekt Corporation Sensorless controlling apparatus of brushless motor
EP2020743A2 (en) 2007-08-02 2009-02-04 JTEKT Corporation Sensorless controlling apparatus of monitoring brushless motor
JP2009142116A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Hitachi Ltd 永久磁石モータの位置センサレス制御装置
JP2011004515A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Hitachi Via Mechanics Ltd 電動機駆動制御装置。
JP2012130170A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Hitachi Ltd 制御装置
WO2012111506A1 (ja) 2011-02-15 2012-08-23 サンデン株式会社 モータ制御装置
WO2012111504A1 (ja) * 2011-02-15 2012-08-23 サンデン株式会社 モータ制御装置
JP2012170249A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Sanden Corp モータ制御装置
US9077265B2 (en) 2011-02-15 2015-07-07 Sanden Corporation Motor control device
CN102957372A (zh) * 2011-08-23 2013-03-06 上海工程技术大学 一种永磁同步电机双闭环控制***
CN102545742A (zh) * 2012-02-27 2012-07-04 固高科技(深圳)有限公司 永磁同步电动机无位置传感器控制装置和控制方法
CN103684170A (zh) * 2013-11-26 2014-03-26 福州大学 一种永磁同步直线电机弦截法内模位置控制方法
CN106549619A (zh) * 2016-10-26 2017-03-29 东南大学 一种基于速度精确辨识的永磁同步电机控制***
CN106549619B (zh) * 2016-10-26 2018-11-09 东南大学 一种基于速度精确辨识的永磁同步电机控制***

Also Published As

Publication number Publication date
JP4517793B2 (ja) 2010-08-04
US20060055362A1 (en) 2006-03-16
US7388341B2 (en) 2008-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4517793B2 (ja) 永久磁石同期モータの制御装置及びモジュール
JP4881635B2 (ja) 永久磁石モータのベクトル制御装置
JP4730073B2 (ja) 永久磁石同期モータのベクトル制御装置,インバータモジュール、及び永久磁石同期電動機モータ定数表示システム
JP4882645B2 (ja) 永久磁石モータのインダクタンス同定制御装置及びインバータモジュール
US9294019B2 (en) Method and apparatus for controlling power converter with inverter output filter
JP4677852B2 (ja) 永久磁石同期モータのベクトル制御装置
JP4655871B2 (ja) 永久磁石同期電動機の弱め界磁ベクトル制御装置及びモジュール
KR100795283B1 (ko) 유도 전동기의 벡터 제어 장치
US20140197774A1 (en) Method and apparatus for controlling power converter with inverter output filter
JP4263582B2 (ja) ブラシレスモータ制御装置
JP2002320398A (ja) Dcブラシレスモータのロータ角度検出装置
JP3919003B2 (ja) Dcブラシレスモータのロータ角度検出装置
JP2004297966A (ja) 交流電動機の制御装置
JP2006094601A5 (ja)
JP5397664B2 (ja) モータ制御装置
JP2009284684A (ja) ベクトル制御装置
JP2006230200A (ja) 交流電動機の制御装置
JP6241331B2 (ja) 電動機の制御装置
JP2004187460A (ja) インバータ制御装置、誘導電動機の制御装置及び誘導電動機システム
JP4459778B2 (ja) Dcブラシレスモータのロータ角度検出方法及びdcブラシレスモータの制御装置
JP5546754B2 (ja) 電気車制御装置
JP2012039716A (ja) モータ制御装置及びモータ制御方法
JP2005039912A (ja) 交流電動機の制御装置
JP2009136035A (ja) モータ制御装置
JP6464559B2 (ja) 電動機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060425

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100510

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4517793

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350