JP2006057001A - 洗浄用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 洗浄性能に優れ、耐ケーキング性の高い、カーペット、椅子、ソファー、自動車の内装、家屋内装用繊維製品などの洗浄に用いられる洗浄用組成物を提供する。
【解決手段】 (a)AO付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、(b)AO付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、(c)アルキル硫酸塩、(d)水溶性無機塩及び/又は水不溶性無機塩、及び(e)水をそれぞれ特定比率で含有し、界面活性剤相当分と平均粒径がそれぞれ特定範囲にある(A)界面活性剤含有粒子、(B)ビルダー含有粒子、並びに(f)汚れ吸蔵能力が0.1以上の汚れ吸蔵剤を含有する洗浄用組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は繊維製品、特にカーペット、椅子、ソファー、自動車の内装、家屋内装用繊維製品などの通常の電気洗濯機では洗浄できない繊維製品に対する洗浄用組成物に関する。更に詳しくは電気洗濯機のように水を大量に使えない洗浄において、粉末状の汚れ吸蔵剤を水の代わりに汚れの担体として利用する洗浄用組成物に関する。
電気洗濯機では洗浄できない繊維製品に対する洗浄剤、特にカーペット等に対して最近粉末状洗浄剤の使用が増加している。この様な洗浄剤は主成分として界面活性剤や汚れ吸蔵剤及び水などを含有している。界面活性剤は汚れを繊維から分離し、さらに水と相まって汚れを汚れ吸蔵剤に移行させる。その後、水が蒸発した後にブラッシングや電気洗浄機を用いて掃除することによって汚れ吸蔵剤を汚れとともに除去するものである。例えば、汚れ吸蔵剤を含有するエタノール及び水を高配合した粉末状の洗浄用組成物が知られている(特許文献1、2)。
特開平1−215898号公報 特開平1−215899号公報
しかし、これら特許文献1、2の組成物は、保存によるケーキング発生の問題があり、保存安定性や洗浄性能の点で未だ十分とは言い難い。本発明の課題は、洗浄性能に優れ、耐ケーキング性の高い洗浄用組成物を提供することにある。
本発明は、下記(A)界面活性剤含有粒子、下記(B)ビルダー含有粒子、及び(f)汚れ吸蔵能力が0.1以上の汚れ吸蔵剤〔以下、(f)成分という〕を含有する洗浄用組成物。
<(A)界面活性剤含有粒子>
(a)アルキレンオキサイドの付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩〔以下、(a)成分という〕1〜70質量%、(b)アルキレンオキサイドの付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩〔以下、(b)成分という〕0〜30質量%、(c)アルキル硫酸塩〔以下、(c)成分という〕10〜95質量%、(d)水溶性無機塩及び水不溶性無機塩から選ばれる少なくとも1種〔以下、(d)成分という〕1〜38質量%、(e)水(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による水分)〔以下、(e)成分という〕0.1〜5質量%を含有し、JIS K 3362:1998記載の界面活性剤相当分60〜98質量%、JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径が150〜2000μmである界面活性剤含有粒子。
<(B)ビルダー含有粒子>
金属キレート作用、アルカリ緩衝作用、固体粒子分散作用の少なくともいずれかを有するビルダーを50質量%超含有するビルダー粒子。
本発明の洗浄用組成物は、洗浄性能に優れ、耐ケーキング性等の粉体特性に優れる。
本発明の洗浄用組成物は、耐ケーキング性、包装材料の低減、生産性の点で、JIS K 3362:1998記載方法によって測定される見かけ密度は300〜1200g/Lが好ましく、400〜1100g/Lがより好ましく、600〜1000g/Lが更に好ましく、700〜980g/Lが特に好ましい。
本発明の洗浄用組成物は、溶解性、流動性、耐ケーキング性の点で、JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径は250〜1800μmが好ましく、300〜1500μmがより好ましく、300〜1000μmが更に好ましい。
<(A)界面活性剤含有粒子>
本発明の洗浄用組成物は、前記(a)〜(e)成分を含有する(A)界面活性剤含有粒子〔以下、(A)粒子ということもある〕を含有する。洗浄性能、耐ケーキング性の点で、(A)粒子の含有量は、洗浄用組成物中、5〜60質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましく、15〜40質量%が更に好ましい。
また、本発明では、組成物中に配合される全界面活性剤のうち、50〜100質量%、更に70〜100質量%、特に70〜90質量%が(A)粒子に含有されることが好ましい。
本発明の洗浄用組成物は、耐硬水性、耐ケーキング性、生産性の点で、(A)粒子中、(a)成分と(b)成分の合計量と(c)成分の質量比は、〔(a)+(b)〕/(c)で、70/30〜5/95が好ましく、60/40〜10/90がより好ましく、50/50〜15/85が更に好ましい。
本発明の洗浄用組成物は、洗浄性能、耐ケーキング性、生産性の点で、(A)粒子中、(a)成分、(b)成分、(c)成分全体のアルキレンオキサイド(以下、AOと表記する)の平均付加モル数は0.05〜2が好ましく、0.1〜1がより好ましく、0.2〜0.8が更に好ましい。
本発明の洗浄用組成物は、洗浄性能、粉末物性、生産性の点で、(A)粒子中、(a)成分と(c)成分の合計量と(b)成分の質量比は、〔(a)+(c)〕/(b)で、70/30〜100/0が好ましく、80/20〜100/0がより好ましく、85/15〜100/0が更に好ましい。
本発明の洗浄用組成物は、洗浄性能、溶解性の点で、(A)粒子中、(a)成分、(b)成分、(c)成分の合計量は50〜98質量%が好ましく、60〜96質量%がより好ましく、70〜94質量%が更に好ましく、80〜92質量%が特に好ましい。
本発明の洗浄用組成物では、生産性、耐ケーキング性、溶解性の点で、(A)粒子は、攪拌翼及び解砕翼を有する造粒機内で、減圧下に(d)成分を含有する粉体原料に、(a)成分、(b)成分、(c)成分、(e)成分を含有するペーストを添加しつつ、乾燥と同時に造粒を行って製造された界面活性剤含有粒子であることが好ましい。
洗浄性能、溶解性の点で、(A)粒子中の前記界面活性剤相当分は65〜98質量%が好ましく、70〜96質量%がより好ましく、75〜94質量%が更に好ましく、80〜92質量%が特に好ましい。
耐ケーキング性、包装材料の低減、生産性の点で、(A)粒子の前記見かけ密度は300〜1200g/Lが好ましく、400〜1100g/Lがより好ましく、600〜1000g/Lが更に好ましく、700〜980g/Lが特に好ましい。
溶解性、流動性、耐ケーキング性の点で、(A)粒子の前記平均粒径は250〜1800μmが好ましく、300〜1500μmがより好ましく、300〜1000μmが更に好ましい。
<(a)成分>
本発明の(A)粒子は、(a)成分として、AOの付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩を1〜70質量%含有する。洗浄性能、耐硬水性、耐ケーキング性、生産性の点で、5〜60質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましく、15〜40質量%が更に好ましい。
(a)成分としては、例えば、一般式(I)で表される化合物が挙げられる。
[R1−O(AO)n−SO3pM (I)
[式中、R1は炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖アルキル基、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基、nはAOの付加モル数を示す1〜3の整数、Mは陽イオン、pはMの価数を示し、n個のAOは同一でも異なっていても良い。]
一般式(I)において、R1は、炭素数10〜18のアルキル基、特に直鎖アルキル基が好ましい。AOは、炭素数2〜3、特に2のアルキレンオキシ基が好ましい。Mは、Na、K等のアルカリ金属原子、Ca、Mg等のアルカリ土類金属原子、又はアルカノール置換もしくは無置換のアンモニウム基が好ましく、更にアルカリ金属原子、特にNaが好ましい。pは1又は2が好ましく、1が更に好ましい。
<(b)成分>
本発明の(A)粒子は、(b)成分として、AOの付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩を0〜30質量%含有する。洗浄性能、耐硬水性、耐ケーキング性、生産性の点で、0〜20質量%が好ましく、0〜15質量%がより好ましく、0〜10質量%が更に好ましい。
(b)成分としては、例えば、一般式(II)で表される化合物が挙げられる。
[R1−O(AO)n'−SO3pM (II)
[式中、R1は炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖アルキル基、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基、n’はAOの付加モル数を示す4以上の整数、Mは陽イオン、pはMの価数を示し、n’個のAOは同一でも異なっていても良い。]
一般式(II)において、R1は、炭素数10〜18のアルキル基が好ましい。AOは、炭素数2〜3、特に2のアルキレンオキシ基が好ましい。Mは、Na、K等のアルカリ金属原子、Ca、Mg等のアルカリ土類金属原子、又はアルカノール置換もしくは無置換のアンモニウム基が好ましく、更にアルカリ金属原子、特にNaが好ましい。pは1又は2が好ましく、1が更に好ましい。
<(c)成分>
本発明の(A)粒子は、(c)成分として、アルキル硫酸塩を10〜95質量%含有する。洗浄性能、耐硬水性、耐ケーキング性、生産性の点で、20〜90質量%が好ましく、30〜85質量%がより好ましく、40〜80質量%が更に好ましい。
(c)成分としては、例えば、一般式(III)で表される化合物が挙げられる。
[R1−O−SO3pM (III)
[式中、R1は炭素数8〜20の直鎖又は分岐鎖アルキル基、Mは陽イオン、pはMの価数を示す。]
一般式(III)において、R1は、炭素数10〜18のアルキル基、特に直鎖アルキル基が好ましい。Mは、Na、K等のアルカリ金属原子、Ca、Mg等のアルカリ土類金属原子、又はアルカノール置換もしくは無置換のアンモニウム基が好ましく、更にアルカリ金属原子、特にNaが好ましい。pは1又は2が好ましく、1が更に好ましい。
<(d)成分>
本発明の(A)粒子は、(d)成分として、水溶性無機塩、水不溶性無機塩から選ばれる少なくとも1種を1〜38質量%含有する。洗浄性能、耐ケーキング性、生産性の点で、3〜30質量%が好ましく、5〜25質量%がより好ましく、8〜20質量%が更に好ましい。特に水不溶性無機塩を含有することが、生産性、溶解性の点で好ましい。ここで、無機塩が水溶性であるとは、20℃における水への溶解度が1g/dm3以上であることをいい、水不溶性とは、20℃における水への溶解度が1g/dm3未満であることをいう。
水溶性無機塩としては、炭酸塩、炭酸水素塩、硫酸塩、亜硫酸塩、硫酸水素塩、塩酸塩、又はリン酸塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、又はアミン塩等の水溶性無機塩類が挙げられる。中でも、炭酸塩、硫酸塩を含有していることが好ましく、硫酸塩を含有していることがより好ましい。耐ケーキング性、生産性の点で、(A)粒子中に水溶性無機塩を0.1〜30質量%含有することが好ましく、0.2〜20質量%が更に好ましく、0.5〜10質量%が特に好ましい。
水不溶性無機塩としては、結晶性アルミノ珪酸塩、非晶質アルミノ珪酸塩、二酸化珪素、水和珪酸化合物、タルク、パイロフィライト、スメクタイト(サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、スティーブンサイト、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト等)、バーミキュライト、雲母(金雲母、黒雲母、チンワルド雲母、白雲母、パラゴナイト、セラドナイト、海緑石等)、緑泥石(クリノクロア、シャモサイト、ニマイト、ペナンタイト、スドーアイト、ドンバサイト等)、脆雲母(クリントナイト、マーガライト等)、スーライト、蛇紋石鉱物(アンチゴライト、リザーダイト、クリソタイル、アメサイト、クロンステダイト、バーチェリン、グリーナライト、ガーニエライト等)、カオリン鉱物(カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイサイト等)等の粘土鉱物等を用いることができる。未溶解残留物の発生を促さない理由等から、結晶性アルミノ珪酸塩、非晶質アルミノ珪酸塩を含有していることが好ましく、結晶性アルミノ珪酸塩を含有していることがより好ましい。又、該アルミノ珪酸塩の平均粒径は、0.1〜10μmが好ましく、0.5〜5μmがより好ましい。 結晶性アルミノ珪酸塩として好適なものは、A型ゼオライト(例えば、商品名:「トヨビルダー」;東ソー(株)製、商品名:「合成ゼオライト」;日本ビルダー(株)製、商品名:「VALFOR100」;PQ CHEMICALS(Thailand)Ltd、商品名:「ZEOBUILDER」;ZEOBUILDER Ltd、商品名:「VEGOBOND A」;OMAN CHEMICAL INDUSTRIES Ltd、商品名:「Zeolite」;THAI SILICATE CHEMICALS Ltd)であり、金属イオン封鎖能及び経済性の点でも好ましい。その他、P型(例えば商品名「Doucil A24」や「ZSE064」等;Crosfild社製)やX型(例えば商品名:「WessalithXD」;Degussa社製)が挙げられる。国際公開98/42622号記載のハイブリッドゼオライトも好適な結晶性アルミノ珪酸塩として挙げられる。又、非晶質アルミノ珪酸塩や非晶質シリカ等も用いることが出来る。例えば特開昭62−191417号公報第2頁右下欄第19行〜第5頁左上欄第17行(特に初期温度は15〜60℃の範囲が好ましい。)、特開昭62−191419号公報第2頁右下欄第20行〜第5頁左下欄第11行に記載の非晶質アルミノ珪酸塩や、特開平9−132794号公報第17欄第46行〜第18欄第38行、特開平7−10526号公報第3欄第3行〜第5欄第9行、特開平6−227811号公報第2欄第15行〜第5欄第2行、特開平8−119622号公報第2欄第18行〜第3欄第47行に記載されている非晶質アルミノ珪酸塩等を挙げることが出来る。例えば、「トクシールNR」(徳山ソーダ(株)社製)、「フローライト」(同)、「TIXOLEX25」(韓仏化学社製)、「サイロピュア」(富士ディビソン(株)社製)等を用いることが出来る。特に特開平6−179899号公報第12欄第12行〜第13欄第1行、第17欄第34行〜第19欄第17行に記載のものが好適である。
耐ケーキング性、生産性の点で、(A)粒子中に水不溶性無機塩0.5〜30質量%を含有することが好ましく、1〜25質量%が更に好ましく、5〜20質量%が特に好ましい。
洗浄性能、耐硬水性の点で、(d)成分として、カルシウム捕捉量200〜600CaCO3mg/gである無機塩を含有することが好ましい。該無機塩の含有量は、洗浄性能、耐硬水性の点で、(A)粒子中1〜38質量%が好ましく、3〜30質量%がより好ましく、5〜25質量%が更に好ましく、8〜20質量%が特に好ましい。尚、カルシウム捕捉量は、特開平3−277696号公報3頁右下欄6行目から4頁左上欄6行目記載の方法(但し、陰イオン性界面活性剤を無機塩と読み替える)により求める。
<(e)成分>
本発明の(A)粒子は、(e)成分として、水(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による水分)を0.1〜5質量%含有する。洗浄性能、耐ケーキング性、生産性の点で、0.2〜4質量%が好ましく、0.5〜3質量%がより好ましく、0.5〜2質量%が更に好ましい。
<その他の成分>
本発明の(A)粒子は、洗浄剤の分野で公知の(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の界面活性剤、(d)成分以外のビルダー、再汚染防止剤(カルボキシメチルセルロース等)、柔軟化剤、蛍光増白剤、抑泡剤(シリコーン等)、酵素、酵素安定化剤、着色剤、香料等を含有することができる。
界面活性剤としては、(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤の1種または2種以上の組み合わせを挙げることが出来るが、好ましくは(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤とを組み合わせて用いることである。また、両性界面活性剤や陽イオン性界面活性剤を目的に合わせ併用することも出来る。
(a)成分、(b)成分、(c)成分以外の陰イオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩又は脂肪酸塩が好ましい。本発明では特に、アルキル鎖の炭素数が10〜14の、より好ましくは12〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が好ましく、対イオンとしては、アルカリ金属塩やアミン類が好ましく、特にナトリウム及び/又はカリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンが好ましい。
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数8〜20)エーテル、アルキル(炭素数8〜20)ポリグリコシド、ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数8〜20)フェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸(炭素数8〜22)エステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸(炭素数8〜22)エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーが好ましい。特に、非イオン性界面活性剤としては、炭素数10〜18のアルコールにエチレンオキサイド(以下、EOと表記する)やプロピレンオキサイド等のAOを平均で4〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。非イオン性界面活性剤は、HLB値(グリフィン法で算出)が10.5〜15.0、更に11.0〜14.5のものが好ましい。
有機系ビルダーとしては、アミノカルボン酸塩、ヒドロキシアミノカルボン酸塩、ヒドロキシカルボン酸塩、シクロカルボン酸塩、エーテルカルボン酸塩、有機カルボン酸(塩)ポリマー、が好ましく、有機カルボン酸(塩)ポリマー、がより好ましい。
(A)粒子の流動性及び耐ケーキング性の観点から、(A)粒子の表面改質を行っても良い。表面改質剤としては、例えば、アルミノケイ酸塩、ケイ酸カルシウム、二酸化ケイ素、ベントナイト、タルク、クレイ、非晶質シリカ誘導体、結晶性シリケート化合物等のシリケート化合物、金属石鹸、粉末の界面活性剤等の微粉体、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸とマレイン酸のコポリマー又はその塩等のポリカルボン酸塩等の水溶性ポリマー、脂肪酸が挙げられる。より好ましくはアルミノ珪酸塩、結晶性シリケートであり、更に好ましくはアルミノ珪酸塩である。
表面改質剤の含量は保存安定性の点で、本発明の(A)粒子中の20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、表面改質の点で、本発明の(A)粒子中の1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上が更に好ましい。
<製造方法>
本発明の(A)粒子は、生産性、耐ケーキング性、溶解性の点で、攪拌翼及び解砕翼を有する造粒機内で、減圧下に(d)成分を含有する粉体原料に、(a)成分、(b)成分、(c)成分、(e)成分を含有するペーストを添加しつつ、乾燥と同時に造粒を行って製造することが好ましい。
(a)成分、(b)成分、(c)成分、(e)成分を含有するペーストを調製するには、以下の(1)〜(3)に示す方法が挙げられる。
(1)炭素数8〜20のアルコール(以下高級アルコールという)にAOを平均付加モル数0.05〜2となるように付加した高級アルコールのAO付加物を、硫酸化し、中和する方法。
(2)高級アルコールと高級アルコールのAO付加物を、混合物のAO平均付加モル数が0.05〜2になるように混合した後、硫酸化し、中和する方法。
(3)高級アルコール及び高級アルコールのAO付加物を予め別々に硫酸化し、中和したものを、混合物のAO平均付加モル数が0.05〜2になるように混合する方法。
硫酸化及び中和は既知の方法で行うことができる。硫酸化に用いる硫酸化剤としては、三酸化硫黄又はクロルスルホン酸が好ましい。三酸化硫黄ガスを使用する際は、通常、不活性ガス、好ましくは乾燥空気または窒素で希釈して、三酸化硫黄ガス濃度として1〜8体積%、好ましくは1.5〜5体積%の気体混合物として使用する。中和剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
上記の方法で得られた中和物の有効成分は、30質量%以下が好ましく、30質量%を越えると増粘し、ハンドリング性が悪化する。また、有効成分60〜80質量%においてはペースト状となり、流動性を示すことから、この比較的高濃度のペーストを中和時に調製することは、乾燥時のエネルギー負荷を減らすものであり、より好ましい。
本発明に用いられる(d)成分を含有する粉体原料は、(d)成分の他に界面活性剤を含有するものが好ましく、本発明の製造法で得られた粒状物の一部を、粉体原料として用いることが更に好ましい。更に、粒状物を粉砕しても良い。
粉体原料の粒径は、乾燥速度と最終造粒物の粒度制御、ハンドリング性の観点から、300μm以下が好ましく、200μm以下が更に好ましい。
尚、本発明に好ましく用いられる粉砕機としては、例えば、アトマイザー(不二パウダル(株)製)、フィッツミル((株)ダルトン製)、パルベライザー((株)ダルトン製)、パワーミル(パウレック(株)製)、コーミル(Quadro社製)等が挙げられる。
本発明の(A)粒子の製造方法は、攪拌翼及び解砕翼を有する造粒機内で、減圧下に粉体原料に陰イオン性界面活性剤ペーストを添加しつつ、乾燥と同時に造粒を行う方法である。
本発明においては、粒状物の温度が、好ましくは40〜75℃、更に好ましくは45〜70℃の範囲内で、乾燥中の温度変化が±5℃以内、更に好ましくは±2℃以内、特に好ましくは±1℃以内となるように制御しながら乾燥と同時に造粒を行うことが好ましい。このように温度変化を制御する方法としては、(1)陰イオン性界面活性剤ペーストの添加速度、(2)造粒機内の圧力、(3)造粒機内のジャケット温度、(4)造粒機内への空気及び又は不活性ガスの導入、(5)造粒機の羽根のフルード数等を適切に調整する方法が挙げられる。以下、各方法について詳述する。
(1)陰イオン性界面活性剤ペースト添加量
陰イオン性界面活性剤ペーストの乾燥速度は、粒状物の温度が上記範囲内になるように制御することが好ましい。陰イオン性界面活性剤ペーストの添加量は、陰イオン性界面活性剤ペーストと粉体原料の質量比が、1/10〜10/1、更に1/4〜4/1となる割合が好ましい。
(2)造粒機内の圧力
造粒機内の圧力は、操作品温を低くして、ペースト及び造粒物の分解を抑制する観点から、0.67〜40kPaが好ましく、更に真空ポンプへの負担や造粒機の気密性の観点から、4.0〜40kPaが好ましく、特に4.0〜8.0kPaが好ましい。
(3)造粒機内のジャケット温度
造粒機の加熱源としては、温水ジャケット、電気トレーシング等が挙げられるが、温水ジャケットが好ましく、またジャケット温度は、100℃以下が好ましく、更に熱に敏感な原料にも適用させる観点から、90℃以下が更に好ましい。
(4)造粒機内への空気及び又は不活性ガスの導入
本発明においては、陰イオン性界面活性剤ペーストの添加中に、乾燥をより効果的に実施させるために造粒機へ空気及び/又は不活性ガスを導入しても良い。導入量は、好ましくは2〜30L/min、より好ましくは3〜10L/minである。
(5)造粒機の羽根のフルード数
本発明においては、圧密化の促進や、付着層を十分に形成させて粒度分布を狭くする観点から、以下の式で定義される造粒機の羽根のフルード数が1〜5であることが好ましく、更に好ましくは1.5〜4である。
Fr=V/[(R×g)0.5
(式中、Frはフルード数を、Vは攪拌翼の先端の周速[m/sec]を、Rは攪拌翼の回転半径[m]を、gは重力加速度[m/sec.2]を示す。)
本発明で使用される造粒機は、攪拌翼と解砕翼が装備され、攪拌翼が回転する際に攪拌翼と壁面との間にクリアランスを形成するものが好ましい。平均クリアランスは1〜30mmが好ましく、更に好ましくは3〜10mmである。平均クリアランスが1mm以上では付着層の圧密度が適度で、造粒機が過動力とならない。また平均クリアランスが30mm以下であると圧密化の効率がよく、粒度分布がブロードとならず、生産性が良好である。
本発明に好ましく用いられる造粒機としては、例えば、バッチ式のものとしてヘンシェルミキサー[三井三池化工機(株)製]、ハイスピードミキサー[深江パウテック(株)製]、バーチカルグラニュレーター[(株)パウレック製]、レディゲミキサー[松坂技研(株)製]、プロシェアミキサー[太平洋機工(株)製]等が挙げられ、特に好ましくは、レディゲミキサー[松坂技研(株)製]、ハイスピードミキサー[深江パウテック(株)製]、プロシェアミキサー[太平洋機工(株)製]である。連続式のものとして連続式レディゲミキサー(中速ミキサー:滞留時間が比較的長い)や、高速ミキサーとして(滞留時間が比較的短い)CBリサイクラー(Loedige製)、タービュライザー(ホソカワミクロン(株)製)、シュギミキサー((株)パウレック製)、フロージェットミキサー((株)粉研製)等が挙げられる。
本発明に用いる造粒機は、内部の温度(品温)を調節するためのジャケットを具備するものや、ガス吹き込み操作を行なうためのノズルを具備するものが好適である。このようなより好ましい造粒機の具体例としては、特開平10−296064号公報、特開平10−296065号公報、特許第3165700号公報記載のものが挙げられる。
本発明において、攪拌翼及び解砕翼を有する造粒機を用いることにより、陰イオン性界面活性剤ペーストを造粒して造粒機の壁に付着させても、造粒機の過動力(過負荷)、造粒性の低下(粗粒の発生)等が起こることなく高密度を有する造粒物を製造することができる。この現象は以下のようなものと考えられる。造粒機内に添加された陰イオン性界面活性剤ペーストは、攪拌翼側に攪拌翼との接触により圧密度の高い付着物が存在し、造粒機の壁面になればなるほど圧密度の低い付着物となっている。そのため、攪拌効果により陰イオン性界面活性剤ペーストを付着層に取込むことが可能となり、造粒機が過動力とならない。付着層と攪拌翼に取込まれた陰イオン性界面活性剤ペーストは、圧密化されるとともに転動作用によって球形化が進行し、付着層から離脱する。更に、この離脱物は、造粒機内の造粒部分又は混合部分で転動作用によって球形化が進行する。即ち造粒機内では、付着層部における圧密効果と、造粒部分又は混合部分における転動作用により、圧密・転動造粒が良好に実施できるものと考えられる。このような圧密・転動造粒を行なうためには、攪拌翼が回転する際に造粒機の壁と攪拌翼との間にクリアランスが形成されることが重要である。
本発明においては、乾燥と同時に造粒を行なうため、ガスを吹き込みつつ行なう方が好ましい。これは、水分を蒸発させ、かつ得られる粒状物を、ガスを用いて冷却させることにより粒状物が大きな塊となるのを抑制するためである。かかるガスとしては、窒素ガス、空気等が挙げられる。
また、本発明においては、陰イオン性界面活性剤ペーストを添加終了後、微粉が残っている場合があるため、実質的に解砕翼を回転させずに、攪拌翼のみ回転させる工程を有することが、微粉の取込みを行なう観点から好ましい。
また、本発明の製造法によって得られた(A)粒子は、必要に応じて、例えばケーキング性をさらに向上させるために、A型、P型、X型、Y型ゼオライト等の結晶性アルミノ珪酸塩や芒硝等の無機粉体やアルキル硫酸塩粉体によって粒子表面を被覆するため、これらを添加しても良い。
また、本発明の製造法によって得られた(A)粒子は、造粒物自体の美観向上のために、既知の顔料又は染料等の着色剤により着色しても良い。着色方法としては、特に限定されないが、例えば、特開平2−258872号公報記載の色素又は顔料を含む水溶液を粒状陰イオン性界面活性剤表面にスプレーして着色する方法や、特開平11−158493号公報記載の染料あるいは顔料をペースト中に適量配合して(A)粒子に着色する方法等を使用しても良い。使用される着色剤は特に限定されないが、溶解もしくは分散性が高いものが好ましく、例えば、べんがら、群青、リオノールグリーン、赤226号、赤405号、青1号等が好ましい。
<(B)ビルダー含有粒子>
本発明の洗浄用組成物は、金属キレート作用、アルカリ緩衝作用、固体粒子分散作用の少なくともいずれかを有するビルダーを50質量%超含有するビルダー粒子〔以下、(B)粒子ということもある〕を含有する。洗浄性能、耐硬水性、低温溶解性、耐ケーキング性の点で、(B)粒子の含有量は、洗浄用組成物中1〜80質量%が好ましく、5〜70質量%がより好ましく、10〜60質量%が更に好ましく、20〜50質量%が特に好ましい。
また、本発明では、組成物中に配合される、金属キレート作用、アルカリ緩衝作用、固体粒子分散作用の少なくともいずれかを有するビルダーの全量のうち、20〜80質量%、更に25〜75質量%、特に20〜70質量%が(B)粒子に含有されることが好ましい。
低温溶解性、耐ケーキング性の点で、(B)粒子中のビルダーは、60質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上が更に好ましく、90質量%以上が特に好ましい。
(B)粒子のビルダーとしては、洗剤・洗浄の事典、(株)朝倉書店、1990年11月25日初版第1刷、奥山春彦、皆川基編集、56頁〜74頁記載のビルダーが挙げられる。
中でも無機系ビルダーとしては、ゼオライト、非晶質アルミノ珪酸塩、結晶性珪酸塩、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、炭酸塩、珪酸塩、が好ましく、有機系ビルダーとしては、アミノカルボン酸塩、ヒドロキシアミノカルボン酸塩、ヒドロキシカルボン酸塩、シクロカルボン酸塩、エーテルカルボン酸塩、有機カルボン酸(塩)ポリマー、が好ましい。特に無機系ビルダーとしては、ゼオライト、炭酸塩、珪酸塩、が好ましく、有機系ビルダーとしては、有機カルボン酸(塩)ポリマーが好ましい。
(B)粒子は、ビルダー成分をスラリーにし、噴霧乾燥することで得ることができるし、バインダー成分を用いて造粒することで得ることができる。
前記ビルダー中、金属キレート作用を有するビルダーは、洗浄用組成物中に0.5〜30質量%となるように用いられるのが洗浄性能の点で好ましく、より好ましくは10〜20質量%である。
金属キレート作用を有するビルダーとしては、特に限定されないが、エチレンジアミンテトラ酢酸、グルコン酸、ニトリロトリ酢酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、ポリアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸と無水マレイン酸との共重合体、無水マレイン酸とメチルビニルエーテルとの共重合体、無水マレイン酸とオレフィンとの共重合体、アクリル酸とメタクリル酸との共重合体、無水マレイン酸と酒石酸の縮合物及びゼオライト、トリポリリリン酸、ピロリン酸等の縮合リン酸等、又はそれらの水溶性塩が挙げられる。上記アクリル酸若しくはメタクリル酸の重合体、アクリル酸とメタクリル酸との共重合体又はそれらの水溶性塩の重量平均分子量は、1500〜100000、特に3000〜20000の範囲にあるのが好ましい。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩が例示される。上記成分(d)のキレート剤としては、特に、クエン酸、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、アクリル酸とメタクリル酸との共重合体が好ましい。
また、前記ビルダー中、アルカリ緩衝作用を有するビルダーは、洗浄用組成物中に1〜85質量%となるように用いられるのが洗浄性能、カルシウム不溶性塩付着防止の点で好ましく、より好ましくは6〜50質量%である。
アルカリ剤としては、特に限定されないが、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸グアニジン等の炭酸塩もしくは炭酸水素塩、1号ケイ酸ナトリウム、2号ケイ酸ナトリウム、3号ケイ酸ナトリウム、オルトケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等のケイ酸塩、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム等のホウ酸塩が好ましいものとして挙げられる。これらのアルカリ剤は、単独で又は二種以上を組合わせて使用することができる。尚、ケイ酸ナトリウムを使用する場合は、該化合物は金属腐食防止作用を有するので、これを他のアルカリ剤と併用するのが好ましく、他のアルカリ剤35〜85質量%、ケイ酸ナトリウム(SiO2/Na2Oモル比が1/1〜4/1、好ましくは2/1〜2.5/1)2〜15質量%を併用して用いるのが最も好ましい。上記アルカリ剤は、20℃の0.05質量%濃度の洗浄用組成物水溶液がpH9.0〜11.0になるように配合量を調整することが好ましい。
前記ビルダーのうち、固体粒子分散作用を有するビルダーは、洗浄用組成物中に0.1〜20質量%となるように用いられるのが洗浄性能、カルシウム不溶性塩付着防止の点で好ましく、より好ましくは0.5〜10質量%である。
固体粒子分散作用を有するビルダーとしては、特に限定されないが、例えばアクリル酸と無水マレイン酸との共重合体、無水マレイン酸とメチルビニルエーテルとの共重合体、無水マレイン酸とオレフィンとの共重合体、アクリル酸とメタクリル酸との共重合体、無水マレイン酸と酒石酸の縮合物、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース等である。
本発明の洗浄用組成物は、酵素を含有する粒子(B1)〔以下、(B1)粒子という〕を(B)粒子の一部として含有することが、洗浄性能、耐硬水性、低温溶解性、耐ケーキング性の点で好ましく、(B1)粒子の含有量は、洗浄用組成物中0.05〜10質量%がより好ましく、0.1〜8質量%が更に好ましく、0.5〜5質量%が特に好ましくい。
(B1)粒子に含まれる酵素としては、アミラーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、リパーゼ、プルラナーゼ、イソプルラナーゼ及びイソアミラーゼ等が挙げられ、これらの中でもアミラーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ及びリパーゼが好ましい。
上記アミラーゼとしては、従来洗剤用酵素として汎用されている任意のアミラーゼを使用でき、好適なアミラーゼとしては、Bacillus licheniformisやBacillus subtilis から得られた酵素であり、ノボ・インダストリー社から市販されている“ターマミル(Termamyl)”(登録商標)やギスト(Gist)社から市販されている“マクサミル(Maxamyl)”(登録商標)等が例示される。
酵素としてアミラーゼを使用する場合は、洗浄用組成物1g当たりのアミラーゼの量が0.05単位〜500単位、特に100〜500単位となることが好ましい。該アミラーゼの量が0.05単位以上では所定時間内での澱粉質汚れの付着した食器の仕上がり性が充分で、また500単位以下であれば経済的にも有利である。
ここで、アミラーゼ活性の1単位とは、下記の条件下の測定により決定される値である。
各種緩衝液中に可溶性澱粉(反応系に於ける最終濃度は、0.5質量%)を溶解させた基質溶液0.9mlに、酵素液0.1mlを加え、50℃で、15分間反応させる。反応後、下記(DNS)法にて、還元糖の定量を行う。即ち、反応液1.0mlにDNS試薬1.0mlを加え、5分間、100℃で加熱発色させ、冷却後、4.0mlの脱イオン水を加えて希釈し、波長535nmで比色定量する。酵素の力価は、1分間に1μmolのグルコースに相当する還元糖に生成する酵素量を1単位(IU)とした。
また、上記プロテアーゼとしては、洗剤用酵素として汎用されている任意のプロテアーゼを使用できるが、好適なプロテアーゼとしては、例えば、B. subtilis やB. licheniformisの特定の菌株から得られる、ズブチリシンが挙げられ、斯るプロテアーゼとしては、ギスト社から販売されている“マクサターゼ”(登録商標)、ノボ・インダストリー社の“アルカラーゼ”(登録商標)、“エスペラーゼ”(登録商標)及び“サビナーゼ”(登録商標)等が例示される。
酵素としてプロテアーゼを使用する場合は、洗浄用組成物1kg当たりのプロテアーゼの量が0.05〜100アンソン単位、特に1〜60アンソン単位となることが好ましい。該プロテアーゼの量が0.05アンソン単位以上では所定時間内での蛋白質汚れの付着した食器の仕上がり性が十分であり、また100アンソン単位以下であれば経済的にも有利である。
ここで、プロテアーゼ活性の定量は、アンソン−ヘモグロビン変法、即ち変性ヘモグロビンを標準条件下、プロテアーゼで分解させることにより行われる。未分解ヘモグロビンをトリクロロ酢酸(TCA)によって沈降せしめ、次いでTCA可溶性生成物の量をフォーリン・チオカルトー・フェノール試薬によって750nmにて比色定量する。
1アンソン単位(AU)とは、1分間に標準条件下でのヘモグロビン加水分解における初速度=1m当量のチロシンがフェノール試薬により呈色するのと同じ呈色度を示すTCA可溶分を与える酵素活性量である〔M. L. Anson, Journal ofGeneral Physiology, 22 (1939), P79〜89〕。
また、酵素としてセルラーゼを使用する場合は、洗浄用組成物1kg当たりのセルラーゼの量が50〜2000000ユニット、特に100〜1000000ユニットとなることが好ましい。該セルラーゼの量が50ユニット以上ではカレー汚れ等の食物繊維を有する汚れに対しての洗浄力が充分であり、また2000000ユニット以下であれば経済的にも有利である。
ここで、セルラーゼ1ユニットとは至適温度、至適pHにおいて1時間にセルロースより1μmolのグルコースを生成する酵素活性をいう。
また、酵素としてリパーゼを使用する場合は、洗浄用組成物1kg当たりのリパーゼの量が10000〜1000000リパーゼ単位(LU)となることが好ましい。該リパーゼの量が10000LU以上では洗浄力向上効果に優れ、また1000000LU以下であれば経済的にも有利である。
ここで、リパーゼ活性の1単位(1LU)とは、基質として用いたオリーブ油から1分間に1μMの脂肪酸を遊離する酵素活性を言う。詳細には、オリーブ油乳液4mlと0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)4mlとを50ml容共栓付三角フラスコに正確にとり、よく混合し、37℃の恒温水槽中で10分間予熱する。これに試料溶液1mlを正確に加え、よく混合し、正確に20分後アセトン・エタノール混液を加える。その後、フェノールフタレイン溶液5滴を指示薬として、0.05N水酸化ナトリウム試薬で滴定する。別に、オリーブ油乳液5mlと0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)4mlとを50ml容共栓付三角フラスコに正確にとり、37℃、30分間加熱後アセトン・エタノール混液20mlを注ぎ、ついで試料溶液1mlを正確に加え、フェノールフタレイン試液5滴を指示薬として0.05N水酸化ナトリウム試薬で滴定し、対照液とする。リパーゼ活性は下記の式により求められる。
Figure 2006057001
その他の好適な酵素としては、Klebsiella属に属する菌、Bacillus属に属する菌、Aspergillus属に属する菌、Pseudomonas属に属する菌等から得られたアミロペクチン−6−グルカノヒドラーゼ活性を示すプルラナーゼ、イソプルラナーゼ、イソアミラーゼ等の澱粉枝切り酵素が挙げられる。
市販されているプルラナーゼとしては、“スプレンターゼ”(登録商標、天野製薬(株))、“プロモザイム200L”(登録商標、ノボ・インダストリー社)等があり、イソアミラーゼとしては、“イソアミラーゼ”(試薬、生化学工業(株))等がある。これらの澱粉枝切り酵素は一般に粒状物の形で供給され、その酵素活性は約105〜106ユニット/リットルである。
<(f)成分>
本発明の洗浄用組成物は、(f)成分として汚れ吸蔵剤を含有する。本発明において、汚れ吸蔵剤とは、特許第2551965号公報(特開平1−215898号公報)に記載された汚れ吸蔵能力(ただし測定方法において多孔質シリカは汚れ吸蔵剤となる試料と読み替える)が0.1以上、好ましくは0.3以上のものをいう。洗浄性能、耐硬水性、低温溶解性、耐ケーキング性の点で、(f)成分の含有量は、洗浄用組成物中1〜80質量%が好ましく、5〜70質量%がより好ましく、10〜60質量%が更に好ましく、20〜50質量%が特に好ましい。
(f)成分としては、(f1)粉末状合成樹脂発泡体(例えば米国特許第3598844号明細書記載のもの)、(f2)酸性白土、(f3)タルク、(f4)おがくず(例えば米国特許第3418243号明細書記載のもの)、(f5)漂白木粉(例えばスイス特許第461685号明細書記載のもの)、(f6)中空シリカ(例えば特開昭61−130400号公報記載のもの)、(f7)粒子状重合体状物質(例えば特公昭50−33882号公報記載のもの)、(f8)シリカ粒子と有機繊維の混合物(例えば特公昭60−8280号公報記載のもの)、(f9)ゼオライト粉末とセルロース粉末の混合物(例えば米国特許第4493781号明細書記載のもの)、(f10)多孔質シリカ等が挙げられる。中でも洗浄性能、耐ケーキング性の点で(f10)多孔質シリカが好ましい。特に、特開平1−215898号公報記載、特開平1−215899号公報記載の多孔質シリカが好ましい。
<その他成分>
本発明の洗浄用組成物は上記必須成分の他に、目的とする性能を損なわない範囲で、必要に応じ公知添加物を配合することが出来る。斯かる添加物の例としては、炭酸塩・過酸化水素付加物、硼酸塩・過酸化水素付加物、トリポリリン酸塩・過酸化水素付加物、ピロリン酸塩・過酸化水素付加物、尿素・過酸化水素付加物等の水溶液中で過酸化水素を放出する化合物;グルコースペンタアセテート、トリアセチン、N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミン、テトラアセチルグリコリルウリル、下記一般式(1)〜(4)で表される化合物等の水溶液中で過酸化水素と反応し有機過酸を発生する化合物;エタノール、プロピレングリコール、グリセリン等のハイドロトロープ剤;香料、色素、防腐・防黴剤等が挙げられる。
Figure 2006057001
〔式中、R11は炭素数4〜13のアルキル基が好ましく(10〜13が更に好ましい)、R12は炭素数5〜13のアルキル基が好ましく(7〜11が更に好ましい)、Mは水素原子又はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム若しくはアルカノールアミンを示す。〕
Figure 2006057001
〔式中、R13、R14、R15、R16、R17、R19、R20は、それぞれメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基であり、R18は炭素数2〜10のアルキレン基であり、X-は陰イオン(好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオン、リン酸イオン、硫酸イオン)を示す。〕
<使用方法>
本発明の洗浄用組成物は、具体的には以下の方法(1)〜(3)により使用できる。
〔方法(1)〕
本発明の洗浄用組成物を予め水等に溶解・分散させ、被洗浄物に塗布し、ブラッシング等(被洗浄物から汚れを溶液に移動させる)を行った後に、乾燥(溶液中の汚れを汚れ吸蔵剤に移動させる)させ、電気掃除機等により汚れと共に汚れ吸蔵剤を被洗浄物から除去する方法。
〔方法(2)〕
被洗浄物を水等で湿潤させ、本発明の洗浄用組成物を被洗浄物に塗布し、ブラッシング等を行った後に、乾燥させ、電気掃除機等により汚れと共に汚れ吸蔵剤を被洗浄物から除去する方法。
〔方法(3)〕
本発明の洗浄用組成物を被洗浄物に塗布し、被洗浄物を水等で湿潤させ、ブラッシング等を行った後に、乾燥させ、電気掃除機等により汚れと共に汚れ吸蔵剤を被洗浄物から除去する方法。
均一に塗布、洗浄できる点で方法(1)が好ましい。また、乾燥時間短縮の点で、エタノール等のアルコール類を水と共に用いることが好ましい。
<界面活性剤含有粒子1>
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(以下、アルキル硫酸塩をASと表記する)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数3.7)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(以下、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸塩をESと表記する)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=96:4となるように混合したペーストを乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径120μmの粉体原料を得た。
次に、容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数3.7)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=96:4となるように混合したペーストを乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、EO平均付加モル数が0.1であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。EOを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、3質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8質量%のゼオライトを添加し、粒状陰イオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径950μm、見かけ密度650g/Lの界面活性剤含有粒子1を得た。
<界面活性剤含有粒子2>
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数3.8)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=50:50となるように混合したペーストを乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径100μmの粉体原料を得た。
次に、容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数3.8)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=50:50となるように混合したペーストを乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、EO平均付加モル数が1.9であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。EOを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、40質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8質量%のゼオライトを添加し、粒状陰イオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径920μm、見かけ密度680g/Lの界面活性剤含有粒子2を得た。
<界面活性剤含有粒子3>
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜18)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数2.1)アルキル(炭素数12〜18)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=10:90となるように混合したペーストを乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径120μmの粉体原料を得た。
次に、容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、アルキル(炭素数12〜18)硫酸ナトリウム塩(AS)含有ペースト(有効成分73質量%)とポリオキシエチレン(EO平均付加モル数2.1)アルキル(炭素数12〜18)硫酸ナトリウム塩(ES)含有水溶液(有効成分25質量%)とを、有効成分の質量比が、AS:ES=10:90となるように混合したペーストを乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、EO平均付加モル数が2.0であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。EOを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、7質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8質量%のゼオライトを添加し、粒状陰イオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径960μm、見かけ密度710g/Lの界面活性剤含有粒子3を得た。
<界面活性剤含有粒子4>
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数12〜16)と、高級アルコール(炭素数12〜16)にEOを平均2.5モル付加したエトキシレートとを75/25の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.25)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径100μmの粉体原料を得た。
次に、容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数12〜16)と、高級アルコール(炭素数12〜16)にEOを平均2.5モル付加したエトキシレートとを75/25の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.6)アルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、EO平均付加モル数が0.6であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。EOを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、4質量%であった。また、硫酸ナトリウムは15質量%であった。その後、得られた造粒物に8質量%のゼオライトを添加し、粒状陰イオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径1160μm、見かけ密度670g/Lの界面活性剤含有粒子4を得た。
<界面活性剤含有粒子5>
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.8モル付加したエトキシレートとを75/25の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.7)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径80μmの粉体原料を得た。
次に、容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.8モル付加したエトキシレートとを75/25の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.7)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、EO平均付加モル数が0.7であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は7質量%であった。EOを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、1質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8質量%のゼオライトを添加し、粒状陰イオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径980μm、見かけ密度650g/Lの界面活性剤含有粒子5を得た。
<界面活性剤含有粒子6>
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.5モル付加したエトキシレートとを85/15の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.4)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径80μmの粉体原料を得た。
次に、容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.5モル付加したエトキシレートとを75/25の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.5)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、EO平均付加モル数が0.4であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。EOを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、3質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8質量%のゼオライトを添加し、粒状陰イオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径990μm、見かけ密度660g/Lの界面活性剤含有粒子6を得た。
<界面活性剤含有粒子7>
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.3モル付加したエトキシレートとを75/25の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.6)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径80μmの粉体原料を得た。
次に、容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.3モル付加したエトキシレートとを75/25の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.6)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、EO平均付加モル数が0.6であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。EOを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、3質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8質量%のゼオライトを添加し、粒状陰イオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径1080μm、見かけ密度690g/Lの界面活性剤含有粒子7を得た。
<界面活性剤含有粒子8>
ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、操作品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.2モル付加したエトキシレートとを60/40の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.9)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/min、攪拌翼と壁面との平均クリアランス:5.5mmの造粒条件によって、乾燥と同時に造粒を行ない、600kgの造粒物を得た。更にその一部の造粒物を該造粒物に対して10質量%のゼオライトとともにアトマイザー(不二パウダル(株))で粉砕し、平均粒径80μmの粉体原料を得た。
次に、容積2500Lの真空乾燥機[深江パウテック(株)製、FDM-1200JE型]に、上記粉体原料200kgを入れ、ジャケット温度85℃、圧力:4.0kPa、品温が70±1℃になるような乾燥条件に調整しながら、高級アルコール(炭素数14〜18)と、高級アルコール(炭素数14〜18)にEOを平均2.2モル付加したエトキシレートとを75/25の質量比で配合した混合物の硫酸化物を水酸化ナトリウム水溶液で中和して得た、ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数0.9)アルキル(炭素数14〜18)硫酸ナトリウム塩含有ペースト(有効成分72質量%)を乾燥機内に平均150kg/Hrの添加速度で滴下し、アジテーターの回転数:55r/min、チョッパーの回転数:2000r/minの条件で乾燥と同時に造粒を行ない、EO平均付加モル数が0.9であるポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム塩の造粒物を得た。水分は1質量%であった。EOを4モル以上付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の含有量は、3質量%であった。また、硫酸ナトリウムは1質量%であった。その後、得られた造粒物に8質量%のゼオライトを添加し、粒状陰イオン性界面活性剤に対して均一にゼオライトをコーティングし、振動ふるいにより平均粒径1120μm、見かけ密度750g/Lの界面活性剤含有粒子8を得た。
<ビルダー含有粒子1>
プリフィード顆粒品(株式会社トクヤマシルテック製)
<ビルダー含有粒子2>
水性スラリーを噴霧乾燥塔に供給し、噴霧圧力25kg/cm2で塔頂より噴霧を行うことによりビルダー粒子を調製した。得られたビルダー粒子の組成は次のとおりである。炭酸ナトリウム30質量%、硫酸ナトリウム15質量%、亜硫酸ナトリウム1質量%、ゼオライト50質量%、水4質量%。
<ビルダー含有粒子3>
レディゲミキサー(松坂技研(株)製、容量130L、ジャケット付)に無水炭酸ナトリウム(株式会社トクヤマ製 ライト灰)85質量部、分子量4000のポリエチレングリコール10質量部を合計30kgとなるように投入し、主軸(回転数:60rpm、周速:1.6m/s)の攪拌を5分間行った。ジャケットに80℃の温水を10L/分で流した。
<汚れ吸蔵剤1>
特開平1−215898号公報の表1、本発明品2で使用した多孔質シリカ(汚れ吸蔵能力0.5)
<汚れ吸蔵剤2>
特開平1−215898号公報の表1、本発明品3で使用した多孔質シリカ(汚れ吸蔵能力1.0)
<汚れ吸蔵剤3>
特開平1−215898号公報の表1、本発明品4で使用した多孔質シリカ(汚れ吸蔵能力1.0)
<実施例>
上記の成分と表1の成分を用いて表1に示す粉末洗浄用組成物を調製し、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
〔洗浄性能評価〕
モデル汚れ試験片として、ナタネ油汚れ試験布(スダンIIIで着色したナタネ油2gを10cm×10cmのアクリル製パイル地カーペットに塗布したもの)、コーヒー汚れ試験布(インスタントコーヒー10g、粉乳20g、砂糖30g、水500gからなる溶液を10分間煮沸し、冷却後10cm×10cmのアクリル製パイル地カーペットにこの溶液を5g塗布し、乾燥したもの)の2種類を準備した。これらのモデル汚れ試験片に、各洗浄用組成物3g、水3g、エタノール0.5gからなるの分散液の全量をそれぞれ散布し、1〜2分ブラシにてこすりつけ、10〜15分間乾燥(室温放置)し、その後電気掃除機で吸引除去し、洗浄効果を評価した。評価は下記の基準に従って10人で肉眼判定し、その平均値を表1に示した。
<洗浄効果の評価点>
1:洗浄効果なし(洗浄前と同じ)
2:わずかに汚れが落ちた
3:少し汚れが落ちた
4:かなり汚れが落ちた
5:完全に汚れが落ちた
〔耐ケーキング性評価〕
JIS P 3801に規定される2種型ろ紙(例えば、東洋濾紙(株)製「定性No2濾紙」)を用いて縦×横×高さ=10cm×6cm×4cmの上面が開口した容器を作る。この箱に試料100gを入れ、その上にアクリル樹脂板と鉛板(又は鉄板)の合計質量15g+250gをのせる。これを温度30℃、湿度80%の恒温恒湿器中に放置し、7日後にケーキング状態について判定を行う。判定は、以下のようにして通過率を求めることによって行う。通過率が高いほど、耐ケーキング性が高いことを意味する。なお、通過率は、保存後の試料を篩(JIS Z 8801規定の目開き4760μm)上に静かにあけ、通過した粉末の質量を計り、保存後の試料(試験に用いた試料)に対する通過率として求める。
Figure 2006057001

Claims (9)

  1. 下記(A)界面活性剤含有粒子、下記(B)ビルダー含有粒子、及び(f)汚れ吸蔵能力が0.1以上の汚れ吸蔵剤を含有する洗浄用組成物。
    <(A)界面活性剤含有粒子>
    (a)アルキレンオキサイドの付加モル数が1〜3のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩1〜70質量%、(b)アルキレンオキサイドの付加モル数が4以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩0〜30質量%、(c)アルキル硫酸塩10〜95質量%、(d)水溶性無機塩及び水不溶性無機塩から選ばれる少なくとも1種1〜38質量%、(e)水(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による水分)0.1〜5質量%を含有し、JIS K 3362:1998記載の界面活性剤相当分60〜98質量%、JIS K 3362:1998記載のふるい分け機械によるふるい分け方法によって測定される粒度から求められる平均粒径が150〜2000μmである界面活性剤含有粒子。
    <(B)ビルダー含有粒子>
    金属キレート作用、アルカリ緩衝作用、固体粒子分散作用の少なくともいずれかを有するビルダーを50質量%超含有するビルダー粒子。
  2. (f)成分が、(f1)粉末状合成樹脂発泡体、(f2)酸性白土、(f3)タルク、(f4)おがくず、(f5)漂白木粉、(f6)中空シリカ、(f7)粒子状重合体状物質、(f8)シリカ粒子と有機繊維の混合物、(f9)ゼオライト粉末とセルロース粉末の混合物、及び(f10)多孔質シリカから選ばれる1種以上である請求項1記載の洗浄用組成物。
  3. (f)成分が、(f10)多孔質シリカである請求項2記載の洗浄用組成物。
  4. (A)粒子中、(a)と(b)の合計量と(c)の質量比が、〔(a)+(b)〕/(c)で、70/30〜5/95である請求項1〜3の何れか1項記載の洗浄用組成物。
  5. (A)粒子中、(a)、(b)、(c)全体のアルキレンオキサイドの平均付加モル数が0.05〜2である請求項1〜4の何れか1項記載の洗浄用組成物。
  6. (A)粒子中、(a)と(c)の合計量と(b)の質量比が、〔(a)+(c)〕/(b)で、70/30〜100/0である請求項1〜5の何れか1項記載の洗浄用組成物。
  7. (A)粒子中、(d)の少なくとも一部として、カルシウム捕捉量200〜600CaCO3mg/gである無機塩を含有する請求項1〜6の何れか1項記載の洗浄用組成物。
  8. (A)粒子中、(a)、(b)、(c)の合計量が50〜98質量%である請求項1〜7の何れか1項記載の洗浄用組成物。
  9. (A)粒子が、攪拌翼及び解砕翼を有する造粒機内で、減圧下に(d)を含有する粉体原料に、(a)、(b)、(c)、(e)を含有するペーストを添加しつつ、乾燥と同時に造粒を行い得られる界面活性剤含有粒子である請求項1〜8の何れか1項記載の洗浄用組成物。
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