JP2006040487A - 光ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内部温度の上昇などの環境に依存する再生エラーの発生を抑制し、再生パフォーマンスの向上を図ることができる光ディスクドライブ装置を提供する。
【解決手段】 ホストコンピュータ15から再生要求があった場合、コントローラ14は、温度センサ13を制御して装置内部の温度を測定させる(S1)。次に、温度センサ13からの温度検出情報に基づいて装置内部の温度が例えば40℃以上かどうかの判別処理を行い(S2)、40℃以上の場合は再生速度を4倍速度までに制限した後(S3)、再生処理を実行する(S4)。一方、装置内部の温度が40℃より低いと判別した場合は再生速度を最高速(例えば8倍速)に設定した後(S5)、再生処理を実行する(S4)。これにより、再生エラーの発生を抑制することができ、これにより再生パフォーマンスの向上を図るようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は光ディスクに記録されている情報を再生することができる光ディスクドライブ装置に関するものである。
従来から光ディスクに記録されている情報を再生する光ディスクドライブ装置では、回転させているディスクにレーザ光を当てて、ピットの有無による戻り光の強弱を検出して得られる再生信号をもとにデータの再生を行うようにしている。
このような光ディスクドライブ装置は、再生時にエラーが発生したとしても、すぐにホストコンピュータに再生エラーを報告するのではなく、例えばOSのタイムアウトが7秒であれば、その時間内において再生リトライ処理を実行するのが一般的である。
例えば特許文献1には、光ディスクの再生時に再生エラーとなった場合の再生リトライ方法が開示されている。特許文献1では、装置において再生エラーを検出した場合、回転速度の減速と、イコライザの変更を行って再生リトライ処理を行うようにしている。その手順としては、先ず再生リトライ時にイコライザの設定を変更する。例えばブースト量を上げて再生リトライ処理を実行し、それでも再生できない場合はカット周波数を変化させるようにしている。そしてそれでも再生できない場合に減速処理を行ってリトライを行うものである。
また特許文献2には、光ディスク装置において、ディスクの再生、ベリファイ時に、再生エラーが発生した場合、高周波重畳の周波数に変更して、再生リトライ処理を行う技術が開示されている。このような特許文献2では、再生エラーを検出した場合だけでなく、温度上昇を検出した場合にも高周波重畳の周波数に変更して再生リトライ処理を行うようにしている。
特開2000−306246公報 特開2001−056953公報
ところで、ディスクの連続再生やシークが頻繁に行われるようなデータを光ディスクから再生する場合には、装置全体の消費電流が上がり、装置の内部温度が上昇する。装置の内部温度が上昇した場合は、温度上昇による高温が原因で伝送系の回路にノイズが重畳して再生データにエラーが発生し、再生エラーが発生しやすくなるという欠点があった。
また、例えば光ディスクドライブ装置の動作温度が40℃のときは4倍速での再生は問題なく行うことができるものの、光ディスクドライブ装置の動作温度が50℃のときは2倍速まで再生速度を落とさないと再生エラーが発生し易いといった場合がある。このような場合には、例えば装置の動作温度が40℃のときに4倍速に設定すると、50℃以上で再生することができない。一方、装置の動作温度が40℃のときに、50℃以上の条件である2倍速に設定すると40℃〜50℃のときも2倍速に設定されてしまい、再生パフォーマンスが低下するという欠点があった。
そこで、本発明は上記したような点を鑑みてなされたものであり、装置内部の温度上昇などにより発生する再生エラーの発生を抑制して再生パフォーマンスの向上を図ることができる光ディスクドライブ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、光ディスクに記録された情報を再生することができる光ディスクドライブ装置において、前記光ディスクに記録された情報を再生する再生手段と、再生動作時の再生速度を変更する再生速度変更手段と、当該光ディスクドライブ装置の内部温度を測定する温度測定手段と、外部から前記光ディスクの再生要求があった場合に、前記温度測定手段により内部温度の測定を行い、測定した温度が所定温度より低い場合は前記再生速度を最高速度に設定し、所定温度より高い場合は前記再生速度の所定速度以下に設定する制御手段と、を備えていることを特徴とする。
また請求項2に記載の発明は、所定の温度範囲毎に再生動作時に動作可能な再生速度情報を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記記憶手段の再生速度情報は、ディスク種別ごとに記憶されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、光ディスクに記録された情報を再生することができる光ディスクドライブ装置において、前記光ディスクに記録された情報を再生する再生手段と、前記再生手段で再生した再生信号にイコライズを施すイコライザ手段と、当該光ディスクドライブ装置の内部温度を測定する温度測定手段と、前記再生手段で再生された再生信号のエラーを検出した場合に、前記温度測定手段により内部温度の測定を行い、その温度測定結果に基づいて、前記イコライザ手段を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、ディスク種別と温度範囲毎にイコライザ設定情報を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の光ディスクドライブ装置において、前記制御手段は、前記イコライザ手段の設定を変更して再生リトライ処理を実行したときに、前記再生手段により再生される再生信号のエラーが検出されなくなった場合は、前記再生リトライ時のイコライザ手段の設定を維持することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、制御手段により外部から光ディスクの再生要求があった場合に、温度測定手段により測定した温度測定結果に基づいて、装置内部の温度が所定温度(例えば40℃)以上の場合は、或る再生速度(例えば8倍速)で再生しないように制限するようにしているので、再生エラーの発生を抑制することができ、再生パフォーマンスの向上を図ることができるようになる。
請求項2記載の発明によれば、所定の温度範囲毎に設定可能な再生速度情報を記憶手段に記憶しておけば、再生速度を温度に応じて適切な再生速度に設定することができるようになる。
請求項3記載の発明によれば、ディスクの種別毎に分けた再生速度情報を記憶手段に記憶しておけば、温度に加えてディスク種別ごとに、より適切な再生速度に設定することができるようになる。
請求項4に記載の発明によれば、制御手段により、再生信号の再生エラーを検出した場合に、温度測定手段により測定された温度測定結果に基づいて、イコライザ手段の設定を制御するようにしているので、少ないリトライ回数で再生できる確率が高くなり、再生パフォーマンスの向上を図ることができるようになる。
請求項5に記載の発明によれば、ディスク種別と温度範囲毎にイコライザの設定情報を記憶手段に記憶しておくことで、より少ないリトライ回数で再生することができるようになる。
請求項6に記載の発明によれば、制御手段により、イコライザ手段の設定を変更して再生リトライ処理を実行したときに、再生手段により再生される再生信号のエラーが検出されなくなった場合は、再生リトライ時のイコライザ手段の設定を維持するようにしているので、再生エラーを抑制して、再生パフォーマンスの向上を図ることができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るディスクドライブ装置の概略構成図である。
なお、本実施の形態ではCD-Recordable/Rewritable Driveの構成を例に挙げて説明する。
この図1に示すディスクドライブ装置1は、CDやCD−Rなどのディスク状記録媒体(以下、単に「ディスク」と表記する)2を回転駆動するためのスピンドルモータ3、スピンドルモータ3を駆動するモータドライバ5、光ピックアップ4をディスク2の半径方向に移動する粗動モータ6、スピンドルモータ3の制御を行うスピンドルサーボ制御部7、粗動モータ6の制御を行う送りサーボ制御部8、光ピックアップ4のフォーカス制御やトラッキング制御を行うフォーカス・トラッキングサーボ制御部9、光ピックアップ4で得られる再生信号の信号処理を行う信号処理回路10、デコーダ11、バッファRAM12、当該ディスクドライブ装置1の内部温度を検出するための温度センサ(温度測定手段)13、ホストコンピュータ15からの指示に応じて、光ディスクドライブ装置全体の制御を司るコントローラ(制御手段)14などを備えて構成される。このように構成されるディスクドライブ装置1ではデータ記録時は記録パワーでレーザ光を発光し、ディスク2などのメディア上に信号(情報)を記録する。
スピンドルモータ3は、スピンドルサーボ制御部7によりモータドライバ5を介して一定速度になるように制御される。また再生時における再生速度の加速、減速は、コントローラ12の制御に基づいてスピンドルサーボ制御部7がスピンドルモータ3の回転数を制御することで実現される。
光ピックアップ4は、図示しないが半導体レーザ(レーザダイオード)、対物レンズなどの光学系、フォーカスアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、受光素子、ポジションセンサなどを備えている。フォーカスアクチュエータは半導体レーザから出射されるレーザ光の焦点がディスク2に合うようにレンズの位置をディスクと垂直方向に動かす機構とされる。トラッキングアクチュエータはレーザ光のスポット(焦点)が、トラックをトレースするようにディスクの半径方向(スレッジ方向)にレンズを動かす機構とされる。また光ピックアップ4は図示していないシークモータによりスレッジ方向に移動可能とされる。これらフォーカスアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、シークモータは、受光素子、ポジションセンサから得られた信号をもとにモータドライバ5とスピンドルサーボ制御部7によりレーザ光のスポットが目的の場所に位置するように制御される。
温度センサ13は、例えば光ピックアップ4の近傍に設置され、光ピックアップ4の温度を検出する。なお、温度センサ13の種類は特に限定されるものでない。
コントローラ14の内部には、図示してないが、各種プログラムが格納されたROMや各種プログラムを一時的に保持するRAM、各種プログラムにしたがって処理を実行するCPUなどが設けられている。また、コントローラ14は、デコーダにおいてデータが正しく読み出すことができたかどうかの判定を行い、正しく読み出すことができなかった場合には再生動作のやり直し処理、いわゆる再生リトライ処理を実行する。
このような本実施の形態の光ディスクドライブ装置1ではデータ読み出し時、光ピックアップ4で得られた再生信号(RF信号)が信号処理回路10のリードアンプで増幅され、2値化処理が行われる。また信号処理回路10では光ピックアップ4で得られたRF信号の波形を2値化したときにエラーが発生しないようにRF信号にイコライズ処理を施すイコライザ(イコライザ手段)が設けられている。なお、イコライザのイコライズ処理については後述する。
信号処理回路10から出力される2値化データは、デコーダ11に入力され、EFM(Eight to Fourteen Modulation)復調が行われる。なお、EFM復調は、CDなどのディスクには光学的に再生または記録しやすいように8ビットのデータを14ビットのデータに変調されて記録されていることからデータ読み出し時において元の8ビットのデータに復調するようにしている。そして、EMF復調を行ったデータにデインタリーブ(並べ変え)とエラー訂正処理を行った後、図示しないバッファマネージャにより一旦バッファRAM12に蓄積され、例えばセクタデータとして揃った段階でATIP(Absolute Time In Pregroove)やSISC(Small Computer System Interface)などと言ったインターフェースを介してホストコンピュータ15に伝送される。またディスク2に記録されているデータが音楽データの場合はCDデコーダ11から出力されるデータが図示しないD/Aコンバータに入力され、アナログのオーディオ信号が取り出されることになる。
ここで、図2を参照しながら上記した信号処理回路10のイコライザについて説明しておく。
イコライザの設定には、ブースト量(ゲイン)とブースト周波数があり、図2(a)にはブースト量の説明図が、図2(b)にはブースト周波数の説明図がそれぞれ示されている。
先ず、図2(a)において、ブースト量を全く調整しない時の信号波形をaとすると、ブースト量(ゲイン)を増加させることにより、信号波形aを波形bや波形cのように調整することができる。なお、ブースト量は段階的に増幅することができるようになっている。図2(b)において、ブースト周波数を全く調整しない時の信号波形の周波数をfとすると、信号波形の周波数fをf1まで下げたり、信号波形の周波数fをf2まで上げたり調整することができる。なお、ブースト周波数も段階的に調整することができるようになっている。なお、イコライザは振幅の低い周波数帯の信号についてはブースト量を増やすのが一般的である。
次に、上記した光ディスクドライブ装置1の第1の実施の形態に係る再生動作を図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、図3に示すフローチャートは、コントローラ14内のROMに格納されているプログラムにしたがってコントローラ14内のCPUが実行する処理動作を示した図である。この図3に示す処理は、ホストコンピュータ15から再生要求があったときに実行する。また、光ディスクドライブ装置1が再生するディスクをDVDとし、最高8倍速の再生速度で再生を行うことができるものとする。
この場合、コントローラ14は、外部のホストコンピュータ15から光ディスク2の再生要求があった場合に、温度センサ13により測定された温度が、所定温度より低い場合は再生速度を最高速度に設定し、所定温度より高い場合は再生速度の所定速度以下に制限するようにしている。
このため、コントローラ14内のCPUは、ホストコンピュータ15から再生要求があった場合、温度センサ13を制御して装置内部の温度を測定させる(S1)。次に、温度センサ13からの温度検出情報に基づいて装置内部の温度が所定温度以上かどうか、例えば40℃以上かどうかの判別処理を行い(S2)、40℃以上の場合は、例えば再生速度を4倍速度までに制限した後(S3)、再生処理を実行する(S4)。一方、ステップS2において、装置内部の温度が40℃より低いと判別した場合は再生速度を最高速(例えば8倍速)に設定した後(S5)、再生処理を実行する(S4)。
このようにすれば、装置内部の温度が所定温度(例えば40℃)以上の場合は、或る再生速度(例えば8倍速)で再生しないようにしているので、再生エラーの発生を抑制することができ、これにより再生パフォーマンスの向上を図ることができるようになる。
また、上記した第1の実施の形態としての再生動作では、装置内部の温度が40℃以上の場合に再生速度を4倍速までに制限しているが、40℃以上で温度が高くなるにしたがって再生エラーが発生しやすくなることが予め分かっている場合には、コントローラ14内に温度ごとに再生速度を細かく設定した設定可能速度テーブルを格納することも可能である。
図4は、本実施の形態に係る光ディスクドライブ装置における温度毎の再生速度情報の設定例を示した図である。なお、本実施の形態のディスクドライブ装置1においては、温度ごとに設定可能な再生速度情報がコントローラ14のROMなどに予め格納され、同じくコントローラ14のRAM上に再生速度情報テーブルとして展開して用いられるものとされる。
この場合、0℃〜40℃までは温度による影響がないと考えられるので、2倍速、4倍速、8倍速で再生を行うことができるように設定している。つまり最高8倍速で再生を行えるよう設定している。そして40℃〜50℃の間では、温度による影響を考えて2倍速、4倍速、つまり最高4倍速で再生を行うことができるように設定し、温度による影響がありそうな50℃以上のときは再生速度の上限を2倍に設定している。
このようにコントローラ14内に温度ごとに再生速度を細かく設定した設定可能速度テーブルを設けるようにしておけば、温度ごとに最高速度を設定することができるので、光ディスクドライブ装置1の再生速度を温度に応じた適切な再生速度に設定することができるようになる。
また、上記図4に示した設定例では、光ディスク種別に関係なく、温度毎の再生速度を設定するようにしているが、これはあくまでも一例であり、CDやDVDといったディスク種別ごとに再生速度を設定することも可能である。
図5は、CDにおける温度毎の再生速度の設定例を示した図である。また図6はDVDにおける温度毎の再生速度の設定例を示した図である。なお、これらの、再生速度の設定例を示すテーブルもコントローラ14のROMなどに予め格納され、同じくコントローラ14のRAM上に展開して用いられるものとされる。
図5に示すCDの場合、0℃〜30℃までは温度による影響がないと考えられるので、4倍速、8倍速、12倍速、16倍速、24倍速、32倍速、48倍速で再生を行うことができるように設定する。つまりCDの場合は最高48倍速で再生を行えるように設定している。そして、30℃〜40℃では4倍速、8倍速、12倍速、16倍速、24倍速、32倍速で再生を行うことができるように設定し、40℃〜50℃では4倍速、8倍速、12倍速、16倍速、24倍速で再生を行うことができるように設定する。さらに50℃〜60℃では4倍速、8倍速、12倍速、16倍速、で再生を行うことができるように設定し、60℃以上では4倍速、8倍速、12倍速で再生を行うことができるように設定する。つまり、CDの場合は30℃〜40℃では最高32倍速、40℃〜50℃では最高24倍速、50℃〜60℃では最高16倍速、60℃以上では最高12倍速で再生を行うことができるように設定している。
一方、図6に示すDVDの場合は、上記図4と同様、0℃〜40℃までは最高8倍速、40℃〜50℃の間では最高4倍速、50℃以上のときは最高2倍速で再生を行うことができるように設定している。
このように、ディスクの種別毎に設定可能速度テーブルを設けるようにしておけば、ディスクの種別毎に最高速度を設定することができるので、ディスクの種別ごとに再生速度を温度に応じた適切な再生速度に設定することができるようになる。
次に、上記した光ディスクドライブ装置1の第2の実施の形態に係る再生動作を図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、図7に示すフローチャートは、コントローラ14内のROMに格納されているプログラムにしたがってコントローラ14内のCPUが実行する処理動作を示した図である。この図7に示す処理は、再生エラーが発生した場合に実行する。
この場合、コントローラ14は、再生エラー検出手段より再生エラーを検出した場合に、温度センサ13により測定された温度測定結果に基づいて信号処理回路10のイコライザ設定を制御するようにしているので、少ないリトライ回数で再生できる確率が高くなり、再生パフォーマンスの向上を図ることができるようになる。
このため、CPUは再生エラーが発生した場合、温度センサ13を制御して装置内部の温度を測定させる(S11)。次に、温度センサ13からの温度検出情報に基づいて装置内部の温度に適したイコライザに設定を変更した後(S12)、再生リトライ処理を実行する(S13)。そしてリトライ再生がOKであれば(S14)、再生を完了して処理を終える(S15)。一方、ステップS14におけるリトライ再生がOKでなければ、再生速度を変更して(S16)、再度ステップS13の再生リトライ処理を実行する。
このようにすれば、再生開始時は装置内部の温度が常温であったが、再生中に装置内部の温度が上昇した場合、装置の内部温度を考慮したイコライザに設定して再生リトライ処理を実行するようにしているので、例えば1回目の再生リトライ処理で再生できる確率が高くなり、再生パフォーマンスの向上を図ることができるようになる。
図8はイコライザの設定例を示した図であり、図8(a)はCDにおける温度毎のイコライザの設定例を示した図、図8(b)はDVDにおける温度毎のイコライザの設定例を示した図、図8(c)はブースト量とブースト周波数の設定値の一例を示した図である。なお図8(c)の設定値は実験により求めた値である。
図8(a)に示すCDの場合、温度0℃〜40℃で再生速度が8倍速のときは、イコライザのブースト量の設定を「1」、ブースト周波数「0」に設定するようにしている。つまり、図8(c)に示すようにイコライザのブースト量を1dB、ブースト周波数を4.3MHzに設定するようにしている。以下同様に、温度40℃〜50℃で再生速度が8倍速のときは、イコライザのブースト量の設定を「2」、ブースト周波数「2」に設定し、温度50℃以上で、再生速度が8倍速のときは、イコライザのブースト量の設定を「3」、ブースト周波数「4」に設定するようにしている。つまり、図8(c)に示すようにイコライザのブースト量をそれぞれ1.5dBと2dB、ブースト周波数を8.6MHzと12.9MHzに設定するようにしている。以下、同様にして、各温度範囲での再生速度におけるブースト量とブースト周波数を設定しておくようにする。
また、図8(b)に示すDVDの場合も各温度範囲での再生速度におけるブースト量とブースト周波数を設定しておくようにする。このようにディスク種別と温度範囲毎にイコライザの設定情報をROMなどに記憶するようにしておくと、簡単な構成で少ないリトライ回数で再生することができるようになる。
次に、本発明の光ディスクドライブ装置の第3の実施の形態に係る再生動作を図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、図9に示すフローチャートもコントローラ14内のROMに格納されているプログラムにしたがってコントローラ14内のCPUが実行する処理動作を示した図である。この図9に示す処理は、再生中に再生エラーが発生した場合に実行する。
この場合、コントローラ14は、信号処理回路10のイコライザの設定を変更して再生動作をリトライしたときに再生できた場合は、そのイコライザの設定を維持するようにしている。このため、CPUは、再生中に再生エラーが発生した場合、温度センサ13を制御して装置内部の温度を測定させる(S21)。次に、温度センサ13からの温度検出情報に基づいて装置内部の温度、ディスク種別に適した再生速度とイコライザに設定を変更した後(S22)、再生リトライ処理を実行する(S23)。そしてステップS24においてリトライに失敗したと判別した場合(S24)、再生速度を変更(減速)して(S25)、ステップS23に戻り再生リトライ処理を実行する。ステップS25において減速した場合は、その再生速度に合わせてイコライザを設定すればよい。一方、ステップS24においてリトライ再生がOKであると判別した場合は、再生リトライ時のイコライザの設定のほうが通常の再生時の設定より優れていると判断して、通常の再生時のイコライザ設定として置き換える置き換え処理を行って(S26)、再生を続けて再生を完了したら(S27)処理を終えるようにする。
このようにすれば、装置の内部温度が常温から例えば40℃まで上昇し、温度上昇による再生エラーが発生した場合、イコライザの設定を40℃で最適な設定に変更して再生リトライを実行するようにしている。そしてリトライに成功した場合は、そのイコライザの設定を保持するようにしているので、再生エラーを抑制して、再生パフォーマンスの向上を図ることができるようになる。
なお、本実施の形態では、CDとDVDを再生する光ディスクドライブ装置を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、CD−ROM、CD−R、CD−RW等の各種光ディスクを再生する光ディスクドライブ装置にも適用可能である。
本発明の一実施形態に係るディスクドライブ装置の概略構成図である。 (a)はイコライザのブースト量の説明図、(b)はイコライザのブースト周波数の説明図である。 本発明の光ディスクドライブ装置の第1の実施の形態に係る再生動作を示したフローチャートである。 温度毎の再生速度の設定例を示した図である。 CDにおける温度毎の再生速度の設定例を示した図である。 DVDにおける温度毎の再生速度の設定例を示した図である。 本発明の光ディスクドライブ装置の第2の実施の形態に係る再生動作を示したフローチャートである。 (a)はCDにおける温度毎のイコライザの設定例を示した図、(b)はDVDにおける温度毎のイコライザの設定例を示した図、(c)はブースト量とブースト周波数の設定値の一例を示した図である。 本発明の光ディスクドライブ装置の第3の実施の形態としての再生動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 光ディスクドライブ装置、2 ディスク、3 スピンドルモータ、4 光ピックアップ、5 モータドライバ、6 粗動モータ、7 スピンドルサーボ制御部、8 送りサーボ制御部、9 フォーカス、トラッキングサーボ制御部、10、信号処理回路、11 デコーダ、12 バッファRAM、13 温度センサ、14 コントローラ、15 ホストコンピュータ

Claims (6)

  1. 光ディスクに記録された情報を再生することができる光ディスクドライブ装置において、前記光ディスクに記録された情報を再生する再生手段と、再生動作時の再生速度を変更する再生速度変更手段と、当該光ディスクドライブ装置の内部温度を測定する温度測定手段と、外部から前記光ディスクの再生要求があった場合に、前記温度測定手段により内部温度の測定を行い、測定した温度が所定温度より低い場合は前記再生速度を最高速度に設定し、所定温度より高い場合は前記再生速度の所定速度以下に設定する制御手段と、を備えていることを特徴とする光ディスクドライブ装置。
  2. 所定の温度範囲毎に再生動作時に動作可能な再生速度情報を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスクドライブ装置。
  3. 前記記憶手段の再生速度情報は、ディスク種別ごとに記憶されていることを特徴とする請求項2に記載の光ディスクドライブ装置。
  4. 光ディスクに記録された情報を再生することができる光ディスクドライブ装置において、前記光ディスクに記録された情報を再生する再生手段と、前記再生手段で再生した再生信号にイコライズを施すイコライザ手段と、当該光ディスクドライブ装置の内部温度を測定する温度測定手段と、前記再生手段で再生された再生信号のエラーを検出した場合に、前記温度測定手段により内部温度の測定を行い、その温度測定結果に基づいて、前記イコライザ手段を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする光ディスクドライブ装置。
  5. ディスク種別と温度範囲毎にイコライザ設定情報を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の光ディスクドライブ装置。
  6. 請求項4に記載の光ディスクドライブ装置において、前記制御手段は、前記イコライザ手段の設定を変更して再生リトライ処理を実行したときに、前記再生手段により再生される再生信号のエラーが検出されなくなった場合は、前記再生リトライ時のイコライザ手段の設定を維持することを特徴とする光ディスクドライブ装置。
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