JP2001034970A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2001034970A
JP2001034970A JP11201677A JP20167799A JP2001034970A JP 2001034970 A JP2001034970 A JP 2001034970A JP 11201677 A JP11201677 A JP 11201677A JP 20167799 A JP20167799 A JP 20167799A JP 2001034970 A JP2001034970 A JP 2001034970A
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Manabu Goto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーボ系の異常を誤検出することによって再
生データが途切れることを防止することができるディス
ク再生装置を提供すること。 【解決手段】 システムコントローラ80は、サーボ系
の異常を検出した場合に、サーボLSI60から出力さ
れる振動検出信号の有無に応じてサーボLSI60に対
するリカバリ処理の実行指示を行う。サーボ系の異常が
検出されたときに同時に振動検出信号が入力されている
場合には、システムコントローラ80からサーボLSI
60に対して行うリカバリ処理の実行指示を制限し、一
方、サーボ系の異常が検出されたときに振動検出信号が
入力されていない場合には、システムコントローラ80
からサーボLSI60に対してリカバリ処理の実行指示
が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク等のディスク型記録媒体に記録された信号を読み出し
て、音声等の再生を行うディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)、MD(ミ
ニディスク)、DVD(デジタルバーサタイルディス
ク)等には、オーディオデータが信号記録面の小さなピ
ットによりスパイラル状または同心円状に記録されてお
り、光ピックアップから照射したレーザビームの焦点を
信号記録面に合わせながら、ピット列(トラック)を追
跡させ、このときの反射ビームを光ピックアップで検出
することにより、記録信号の読み取りを行うようになっ
ている。
【0003】信号記録面は、ディスク回転時の面振れに
より常に変化しており、トラックもディスク回転時の芯
振れにより常に変化している。このため、ディスクの面
振れに関わらず、レーザビームが常に信号記録面に対し
て合焦状態を保つことができるようにするため、CDプ
レーヤ、MDプレーヤ、DVDプレーヤ等のディスク再
生装置には、フォーカスサーボ系とトラッキングサーボ
系からなるピックアップサーボ系が装備されている。
【0004】このようなピックアップサーボ系やその他
のサーボ系(例えばスピンドルサーボ系)を備えること
により、ディスクから誤りなく記録信号を読み取ること
ができるが、再生動作中に静電気や電圧変動などによっ
て各種のサーボ系に異常が生じる場合がある。例えば、
各種のサーボ系における制御は、サーボLSIによって
行われるが、このサーボLSIに印加される電源電圧等
が静電気や電圧変動によって正常範囲を外れると、サー
ボLSIが正常に動作しなくなり、各種のサーボ系が有
効に機能しなくなる。通常は、この異常状態が検出され
ると、サーボLSIに対して復帰処理(以後、「リカバ
リ処理」と称する)が行われる。具体的には、サーボL
SIの電源の供給を一時的に停止した後再開し、その後
サーボLSIをリセットすることによりリカバリ処理が
実行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディス
ク再生装置においてサーボ系の異常を検出する方法とし
ては、大きく分けて2つの方法がある。第1の方法は、
サブコードに含まれる時間データを監視し、この時間デ
ータの更新が停止したときにサーボ系の異常検出を行う
ものである。また、第2の方法は、サブコードのデータ
の切れ目で13.3msの周期で出力されるブロックク
ロックを監視し、これが8ms以下になったときにサー
ボ系の異常検出を行うものである。
【0006】ところで、従来のディスク再生装置におい
てサブコードの読み出しを行うことができない原因とし
ては、上述したサーボ系の異常の他に、単に連続的な振
動が加わる場合が考えられる。例えば、車載用のディス
ク再生装置を考えた場合に、工事区間の未舗装路に進入
した際に、3秒以上にわたって連続的に大きな振動が加
わることがある。このような場合に、振動がおさまるま
で一時的にトラッキングサーボ等が外れた状態になるた
め、サブコードに含まれる時間データの更新が停止し、
上述した第1の方法によってサーボ系の異常が誤検出さ
れる。本来であれば、サーボLSIに対してリカバリ処
理を実行する必要がないにも関わらずこれを実行してし
まうことになるため、ディスク型記録媒体からのデータ
の読み出しを再開するまでに多くの時間(例えば3秒程
度)がかかり、ショックプルーフ用メモリの容量が少な
い場合、あるいはこのメモリの容量は充分であるが格納
されているデータが少ない場合には再生データが途切れ
て、音飛び等が発生する。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、サーボ系の異常を誤検出す
ることによって再生データが途切れることを防止するこ
とができるディスク再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のディスク再生装置は、振動検出手段に
よって駆動系に加わる振動を検出しており、異常検出手
段によってサーボ系の異常が検出された場合であって
も、振動検出手段によって振動の発生を検出していない
場合に限って、復帰動作指示手段によってサーボ制御手
段に対する復帰処理の実行を指示している。このため、
駆動系に振動が加わったためにサーボ系の異常を誤検出
した場合に、直ちにサーボ制御手段の復帰処理に移行す
ることはなく、この誤検出によって再生データに途切れ
が生じることを防止することができる。
【0009】また、上述した振動検出手段は、トラッキ
ングエラー信号の低域成分に基づいて振動の発生を検出
することが望ましい。トラッキングエラー信号は通常の
サーボ動作において用いられるものであるため、この低
域成分に基づいて信号の有無を検出するようにすれば、
振動検出のために特別な構成を追加する必要がなく、構
成が複雑化することを防止することができる。
【0010】また、上述した異常状態検出手段は、サブ
コードに含まれる時間データの更新が停止した場合にサ
ーボ系の異常を検出することが望ましい。駆動系に大き
な振動が加わることによりサブコードの読み出しが停止
するため、時間データの更新が停止されたか否かを判断
するだけでは、サーボ系に異常が生じたのか単に大きな
振動が加わったのかを識別することができず、サーボ系
の異常のみを正確に判断することができない。しかし、
本発明では、振動の有無を振動検出手段によって検出し
ているため、時間データの更新が停止した原因を正確に
知ることができ、サーボ系の異常を誤検出することに起
因して再生データに途切れが生じることを確実に防止す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のディスク再生装置について、図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明を適用した一実施形態のディス
ク再生装置の構成を示す図である。同図に示すディスク
再生装置1は、車載用のオーディオシステムに含まれる
ものであり、ディスク型記録媒体であるコンパクトディ
スク10に記録された信号を読み取るためのスピンドル
モータ20、光ピックアップ30、スレッドモータ4
0、RFアンプ50、サーボLSI60、サーボドライ
バIC70と、ディスク再生装置1の全体を制御するシ
ステムコントローラ80を含んで構成されている。
【0012】スピンドルモータ20は、コンパクトディ
スク10を一定の線速度で回転させる。光ピックアップ
30は、スピンドルモータ20によってコンパクトディ
スク10を回転させながら記録信号の読み取りを行うも
のであり、半導体レーザ、ホトダイオードおよびフォー
カスレンズを含んで構成される。また、この光ピックア
ップ30には、フォーカスレンズをコンパクトディスク
10の記録面に対してほぼ垂直方向に移動させるフォー
カスアクチュエータと、フォーカスレンズをコンパクト
ディスク10の径方向に移動させるトラッキングアクチ
ュエータも含まれている。スレッドモータ40は、光ピ
ックアップ30をコンパクトディスク10の径方向に移
動させる。
【0013】RFアンプ50は、光ピックアップ30の
検出信号に基づいて、EFM(Eight to Fourteen Modu
lation)信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエ
ラー信号、CLV(Constant Linear Velocity)制御信
号等を生成する。これらの各信号は、サーボLSI60
に入力される。
【0014】デジタル信号処理回路52は、RFアンプ
50から出力されるEFM信号に対して、同期検出およ
びEFM復調を行った後、CIRC(Cross Interleave
d Read-Solomon Code )デコード処理を行う。また、デ
ジタル信号処理回路52は、サブコードデータの抽出を
行っており、抽出されたサブコードデータはシステムコ
ントローラ80に送られる。
【0015】サーボLSI60は、RFアンプ50から
出力されるEFM信号をシステムコントローラ80に出
力する。また、サーボLSI60は、RFアンプ50か
ら出力されるフォーカスエラー信号に基づいて、光ピッ
クアップ30内のフォーカスアクチュエータの駆動状態
を制御するために必要なフォーカスアクチュエータ制御
信号を生成する。また、サーボLSI60は、RFアン
プ50から出力されるトラッキングエラー信号に対して
高域成分の位相補償や低域成分の増幅を行って、光ピッ
クアップ30内のトラッキングアクチュエータの駆動状
態を制御するために必要なトラッキングアクチュエータ
制御信号を生成するとともに、トラッキングエラー信号
の低域成分(主に直流成分)に基づいてスレッドモータ
40の駆動状態を制御するために必要なスレッドモータ
制御信号を生成する。さらに、サーボLSI60は、R
Fアンプ50から出力されるCLV制御信号に基づい
て、スピンドルモータ20の駆動状態を制御するために
必要なスピンドルモータ制御信号を生成する。サーボL
SI60によって生成されるこれらの信号は、サーボド
ライバIC70に出力される。
【0016】また、サーボLSI60は、RFアンプ5
0から出力されるトラッキングエラー信号の低域成分を
解析し、この低域成分に異常な振動が含まれる場合に
は、振動検出信号をシステムコントローラ80に向けて
出力する。
【0017】サーボドライバIC70は、サーボLSI
60から出力されるフォーカスアクチュエータ制御信号
に基づいて、光ピックアップ30のフォーカスアクチュ
エータの駆動電圧を発生する。この駆動電圧がフォーカ
スアクチュエータに印加されると、フォーカスアクチュ
エータは、フォーカスレンズをコンパクトディスク10
の記録面にほぼ垂直な方向に移動させて、半導体レーザ
からの照射光の焦点位置を調整する。
【0018】また、サーボドライバIC70は、サーボ
LSI60から出力されるトラッキングアクチュエータ
制御信号に基づいて、光ピックアップ30のトラッキン
グアクチュエータの駆動電圧を発生する。この駆動電圧
がトラッキングアクチュエータに印加されると、トラッ
キングアクチュエータは、フォーカスレンズをコンパク
トディスク10の径方向に移動させる。
【0019】また、サーボドライバIC70は、サーボ
LSI60から出力されるスレッドモータ制御信号に基
づいて、スレッドモータ40の駆動電圧を発生する。こ
の駆動電圧がスレッドモータ40に印加されると、スレ
ッドモータ40は、光ピックアップ30をコンパクトデ
ィスク10の径方向に移動させる。
【0020】さらに、サーボドライバIC70は、サー
ボLSI60から出力されるスピンドルモータ制御信号
に基づいて、スピンドルモータ20の駆動電圧を発生す
る。この駆動電圧がスピンドルモータ20に印加される
と、スピンドルモータ20は、コンパクトディスク10
を一定の線速度で回転させる。
【0021】システムコントローラ80は、サーボLS
I60に対して各種のサーボ指令を出力したり、デジタ
ル信号処理回路52から出力されるTOC(Table of C
ontents )情報やその他のサブコードデータ等を受け取
って解析することにより音楽再生に必要な各種の制御を
行う。また、システムコントローラ80は、デジタル信
号処理回路52で抽出されたサブコードに含まれる時間
データを監視してサーボ系の異常の有無を判定する。
【0022】さらに、システムコントローラ80は、サ
ーボ系の異常を検出した場合には、サーボLSI60か
ら出力される振動検出信号の有無に応じてサーボLSI
60に対するリカバリ処理の実行指示を行う。具体的に
は、サーボ系の異常が検出されたときに同時に振動検出
信号が入力されている場合には、システムコントローラ
80からサーボLSI60に対して行うリカバリ処理の
実行指示を制限する。すなわち、スピンドルモータ20
や光ピックアップ30等の駆動系に外部から加わった振
動によって、サーボ系の異常が誤検出されたものと判断
され、システムコントローラ80からサーボLSI60
に対するリカバリ処理の実行指示は行われない。また、
サーボ系の異常が検出されたときに振動検出信号が入力
されていない場合には、システムコントローラ80から
サーボLSI60に対してリカバリ処理の実行指示が行
われる。なお、システムコントローラ80の動作の詳細
については後述する。
【0023】上述したRFアンプ50およびサーボLS
I60が振動検出手段に、デジタル信号処理回路52が
異常状態検出手段に、サーボLSI60がサーボ制御手
段に、システムコントローラ80が復帰動作指示手段
に、それぞれ対応する。
【0024】本実施形態のディスク再生装置1は上述し
た構成を有しており、次にその動作を説明する。図2
は、ディスク再生装置1の動作手順を示す流れ図であ
る。
【0025】システムコントローラ80は、コンパクト
ディスク10が装填されたか否かを常時監視している
(ステップ100)。例えば、図示しないディスク装填
検出部から入力される信号に基づいて装填の有無が判断
される。そして、コンパクトディスク10が装填される
と、次にシステムコントローラ80は、サーボLSI6
0に指示を送ってスレッドモータ40を駆動するととも
にスピンドルモータ20を駆動することにより、光ピッ
クアップ30をコンパクトディスク10の内周近傍に移
動してリードインの領域に記録された信号を読み取り、
このリードインに含まれているTOC情報を図示しない
内蔵メモリに格納する(ステップ101)。そして、シ
ステムコントローラ80は、このTOC情報に基づい
て、コンパクトディスク10に記録された第1曲目の先
頭から再生を開始する(ステップ102)。以後、各種
のサーボがかかった状態でコンパクトディスク10から
記録信号が読み取られ、デジタル信号処理回路52によ
って所定の復調処理およびデコード処理が行われてサブ
コードデータや音楽データが生成されて音楽の再生が行
われる。
【0026】音楽の再生が開始された後、システムコン
トローラ80は、デジタル信号処理回路52から出力さ
れるサブコードに含まれる時間データを監視し、この時
間データが更新されているか否かを判定する(ステップ
103)。時間データが更新されている場合、すなわち
サーボ系に異常が生じていない場合には、システムコン
トローラ80は、デジタル信号処理回路52から出力さ
れるサブコードのQチャンネルデータ等に基づいて、音
楽データの読み取りが最終曲まで終了したか否かを判定
する(ステップ104)。例えば、上述したステップ1
01で読み取って格納したTOC情報には「最後の楽章
番号」のデータが含まれているため、システムコントロ
ーラ80によって、現在音楽データを読み取っている楽
章番号のデータをサブコードのQチャンネルから抽出
し、これがTOC情報に含まれる「最後の楽章番号」の
データに一致するか否かを調べることにより、上述した
ステップ105の判定処理が行われる。最終曲まで終了
していない場合にはステップ104に戻って処理が繰り
返される。また、音楽データの読み取りが最終曲まで終
了すると、次にシステムコントローラ80は、内蔵メモ
リに格納したTOC情報に基づいて第1曲目の先頭位置
をサーチし(ステップ105)、以後ステップ102に
戻って第1曲目の再生が繰り返される。
【0027】また、サブコードに含まれる時間データが
所定時間(例えば3秒)更新されない場合(ステップ1
04において否定判断された場合)には、システムコン
トローラ80は、サーボLSI60から出力される振動
検出信号の有無に応じて、ディスク再生装置1に外部か
ら振動が加わっているか否かを判定する(ステップ10
6)。サーボLSI60から振動検出信号が出力されて
いない場合、すなわちディスク再生装置1に外部から振
動が加わっていない場合には、システムコントローラ8
0は、サーボ系に異常が生じたために時間データの更新
が停止したものと判断して、サーボLSI60に対して
リカバリ処理の実行を指示する(ステップ107)。こ
の実行指示に応じてサーボLSI60に対するリカバリ
処理が行われた後、上述したステップ103に戻って、
時間データの更新がなされたか否かの判定処理を繰り返
す。
【0028】また、サーボLSI60から振動検出信号
が出力されている場合、すなわちディスク再生装置1に
外部から振動が加わっている場合には、システムコント
ローラ80は、サーボ系の異常ではなく、単にサーボが
はずれるほどの大きな振動がディスク再生装置1の各種
の駆動系に加わったために時間データの更新が停止した
ものと判断して、サーボLSI60に対して行うリカバ
リ処理の実行指示を制限し(ステップ108)、この実
行指示を行わずに上述したステップ103に戻って、時
間データの更新がなされたか否かの判定処理を繰り返
す。
【0029】このように、ディスク再生装置1では、サ
ブコードに含まれる時間データの更新状態を監視してサ
ーボ系の異常の発生を検出したときに無条件にサーボL
SI60のリカバリ処理を行うのではなく、その時点で
振動が加わっている場合にはこの異常検出が誤検出であ
ったと判断してリカバリ処理を行わないようにしてい
る。したがって、サーボ系の異常の誤検出に基づくサー
ボLSI60の不必要なリカバリ処理をなくすことがで
き、再生される音楽データが途切れることを防止するこ
とができる。
【0030】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、トラッ
キングエラー信号の低域成分に異常な振動がある場合
に、サーボLSI60によってディスク再生装置1に外
部から振動が加わっているものと判断したが、この判断
をサーボLSI60の代わりにRFアンプ50が行うよ
うにしてもよい。
【0031】また、トラッキングエラー信号に基づいて
振動の有無を判定するのではなく、別に振動検出手段と
しての振動センサを備えて、ディスク再生装置1に外部
から加わる振動を直接検出するようにしてもよい。図3
は、ディスク再生装置の変形例の構成を示す図である。
同図に示すディスク再生装置1aは、図1に示したディ
スク再生装置1に対して、振動センサ90が備わってい
る点が相違する。
【0032】振動センサ90は、ディスク再生装置1a
の筐体等に固定されており、このディスク再生装置1a
に外部から振動が加わると、その振動を検出してシステ
ムコントローラ80に向けて振動検出信号を出力する。
システムコントローラ80は、振動センサ90から出力
される振動検出信号の有無に応じて、サーボ系の異常を
検出したときにサーボLSI60に対してリカバリ処理
の実行指示を行うか否かを判定する。このように、振動
センサ90を用いることによっても、ディスク再生装置
1aに外部から加わる振動を正確に検出することができ
る。
【0033】また、上述した実施形態では、ディスク再
生装置1によってコンパクトディスク10に記録された
音楽を再生するようにしたが、ミニディスク(MD)や
デジタルバーサタイルディスク(DVD)などを再生す
るディスク再生装置に本発明を適用するようにしてもよ
い。また、一例として車載用のオーディオ装置に含まれ
るディスク再生装置について説明したが、車載用以外の
オーディオ装置、例えば家庭用のミニコンポ等のオーデ
ィオ装置にも適用することができる。
【0034】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、駆動
系に振動が加わったためにサーボ系の異常を誤検出した
場合に、直ちにサーボ制御手段の復帰処理に移行するこ
とはなく、この誤検出によって再生データに途切れが生
じることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一の実施形態のディスク再生装置の構成を示す
図である。
【図2】ディスク再生装置の動作手順を示す流れ図であ
る。
【図3】ディスク再生装置の変形例の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスク再生装置 10 コンパクトディスク 20 スピンドルモータ 30 光ピックアップ 40 スレッドモータ 50 RFアンプ 52 デジタル信号処理回路 60 サーボLSI 70 サーボドライバIC 80 システムコントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク型記録媒体から読み取ったデー
    タを再生するディスク再生装置において、 前記データの再生に必要なサーボ系の制御を行うサーボ
    制御手段と、 前記サーボ制御手段による制御の対象となる駆動系に加
    わる振動を検出する振動検出手段と、 前記サーボ系の異常を検出する異常状態検出手段と、 前記異常状態検出手段によって前記サーボ系の異常が検
    出されたときに、前記振動検出手段による振動の検出が
    なされていない場合には前記サーボ制御手段に対して所
    定の復帰動作の実行を指示し、前記振動検出手段による
    振動の検出がなれている場合には前記復帰動作の実行指
    示を制限する復帰動作指示手段と、 を備えることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記振動検出手段は、トラッキングエラー信号の低域成
    分に基づいて振動の発生を検出することを特徴とするデ
    ィスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記異常状態検出手段は、サブコードに含まれる時間デ
    ータを監視しており、この時間データの更新が停止した
    場合に、前記サーボ系の異常を検出することを特徴とす
    るディスク再生装置。
JP11201677A 1999-07-15 1999-07-15 ディスク再生装置 Withdrawn JP2001034970A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002298496A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Sony Corp ディスク記録装置、ディスク記録方法

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