JP2006016747A - 少なくとも1つのストライプ模様入れ付属機構を備えた編み機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 編みツール(2、3)を装備した少なくとも1つのキャリアと、選択した編みツール(2、3)をヤーンピックアップ位置まで移動するための少なくとも1つの編みポイント(71)をもつカム機構と、ヤーンピックアップ位置に持ち込まれた編みツール(2、3)に選択したヤーンを供給するためのストライプ模様入れ付属機構とを備えた編み機が開示されている。
【解決手段】 本発明によれば、ストライプ模様入れ付属機構は、少なくとも1つの第1ヤーン変更デバイスと少なくとも1つの第2ヤーン変更デバイス(73、74)を有し、第1または第2ヤーン変更デバイス(73、74)によって任意選択的に供給されたヤーン(78、79)が、編みポイント(71)でヤーンピックアップ位置に持ち込まれた編みツール(2、3)に挿通されるようにしている。
【選択図】 図12

Description

本発明は、移動可能な編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)を装備した少なくとも1つのキャリア1(例えば、ニードルシリンダ)と、少なくとも1つの編みポイント71(編みツールを構成する、例えば、ラッチニードル2とシンカ3が、ヤーンピックアップを目的とした位置までニードルカムと一緒に移動される個所)を有していて、選択した編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)をヤーンピックアップ位置まで移動するためのカム機構4と、前記の編みポイント71に割り当てられていて、ヤーンピックアップ位置まで移動された編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)に選択したヤーンを供給するためのヤーン変更デバイスを有する少なくとも1つのストライプ模様入れ付属機構とを含む編み機及び、かかる編み機用として適しているストライプ模様入れ付属機構に関する。
上述したタイプの大部分の公知編み機では、前述のヤーン変更デバイスは、特定数のヤーンフィンガ、例えば、4個のヤーンフィンガ(yarn finger)を備え、前記の編みポイント(knitting point)とヤーン変更デバイス(yarn change device)を含む各編成システム(knitting system)において、4つのヤーンの中の1つが任意選択的に編みツール(knitting tool)(例えば、ラッチニードルと、シンカ)に挿通されるようになっている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4)。
しかし、時としては、ストライプ模様入りの編み地が、編成システムあたり一定数以上のヤーン、例えば、5またはそれ以上のヤーンから作られる傾向にある。なお、前記のストライプ模様は、輪形模様(hooped patterns)と呼ばれることもある。
従って、ヤーン変更デバイスに5またはそれ以上の選択可能ヤーンフィンガを装備させることがすでに提案されている。
しかし、この結果、前述したヤーン変更デバイスの全体幅をヤーンフィンガが4つだけの場合と同じにするためには、ヤーンフィンガと関連する部品を以前よりも大幅に薄くする必要があるという問題が起こっている。
その結果、磨耗が増加し、操作の信頼性が低下している。
他方、ヤーンフィンガと関連する部品を通常の幅にすると、編成システム全体の幅がそれに応じて増加することになる。このようになると、丸編み機の周辺に収容できる編成システムの数が減少することになるので、これは望ましくない。他方、このことは、装備されているヤーン変更デバイスが4ヤーンだけの場合の編み機に比べて新設計の編み機を必要とするだけでなく、性能が低下した編み機にもなっている。後者の場合は、ファッションの要求が絶えず変化しているために当然に必要とされるストライプ模様入れ機能が時として、あるいは全面的に必要とされない場合には、特に望ましくない。
ドイツ特許第DE 27 10 045 A1号明細書 ドイツ特許第DE 28 05 779 A1号明細書 ドイツ特許第DE 31 29 724 C2号明細書 ドイツ特許第DE 195 11 949 A1号明細書 ドイツ特許第DE 33 11 361 C2号明細書 ドイツ特許第DE 33 48 030 C2号明細書
本発明は、以前とほぼ同じ設計で、つまり、新設計の編み機を必要としないで、ストライプ模様入りの編み地を、既存のヤーン変更デバイスで可能とされる以上のヤーンから以前と同じように製造することを可能にするように、前述したタイプの編み機とそのヤーン変更デバイスを改良することを目的にしている。
更に、好ましくは、ヤーン変更デバイスの一部または全部を使用していないとき、編み機を相対的に高出力で稼動させるような構成にすることも目的にしている。
本発明は、移動可能な編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)を装備した少なくとも1つのキャリア1(例えば、ニードルシリンダ)と、少なくとも1つの編みポイント71(編みツールを構成する、例えば、ラッチニードル2とシンカ3が、ヤーンピックアップを目的とした位置までニードルカムと一緒に移動される個所)を有していて、選択した編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)をヤーンピックアップ位置まで移動するためのカム機構4と、前記の編みポイント71に割り当てられていて、ヤーンピックアップ位置まで移動された編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)に選択したヤーンを供給するための複数個のヤーン変更デバイスを有する少なくとも1つのストライプ模様入れ付属機構とを含む編み機において、2またはそれ以上のヤーン変更デバイスを一緒にして共通のストライプ模様入れ装置に統合化し、かかるストライプ模様入れ装置を割り当てられた編みポイントと一緒にして共同編成システムを形成することによって課題を解決したのである。
すなわち、本願の請求項1記載の発明は、移動可能な編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)を装備した少なくとも1つのキャリア1(例えば、ニードルシリンダ)と、少なくとも1つの編みポイント71(編みツールを構成する、例えば、ラッチニードル2とシンカ3が、ヤーンピックアップを目的とした位置までニードルカムと一緒に移動される個所)を有していて、選択した編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)をヤーンピックアップ位置まで移動するためのカム機構4と、前記の編みポイント71に割り当てられていて、ヤーンピックアップ位置まで移動された編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)に選択したヤーンを供給するための複数個のヤーン変更デバイスを有する少なくとも1つのストライプ模様入れ付属機構とを含む編み機において、ストライプ模様入れ付属機構は少なくとも1つの第1ヤーン変更デバイス73と少なくとも1つの第2ヤーン変更デバイス74をそれぞれ備えていて、第1ヤーン変更デバイス73と第2ヤーン変更デバイス74から供給されたヤーン78、79が、編みポイント71において、ヤーンピックアップ位置まで移動されている編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)に任意選択的に挿通されるようになっていることを特徴とする編み機である。
なお、編みツールを構成する、ラッチニードル2の代わりにスライドニードル(slide needle)や複合ニードル(compound needle)を使用したり、シンカ3の代わりに通常の押さえシンカ(holding-down sinker)やノックダウンシンカ(knock-down sinker)を使用したりすることも可能である。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の編み機において、第1ヤーン変更デバイス73と第2ヤーン変更デバイス74は、編み方向に向かって一方が他方の後になるように、かつ第1ヤーン変更デバイス73が編み方向に向かって編みポイント71の前に位置し、第2ヤーン変更デバイス74が当該編みポイント71の位置にほぼ位置するように配置されていることを特徴とする編み機である。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の編み機において、編み機が丸編み機として設計されていることを特徴とする編み機である。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の編み機において、キャリア1(例えば、ニードルシリンダ)は回転軸18を中心に回転可能に装着され、前記のカム機構4とストライプ模様入れ付属機構は当該キャリア1の周辺に固定配置されていることを特徴とする編み機である。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至4のうちの1つに記載の編み機において、かみ合い部材81がストライプ模様入れ付属機構に割り当てられ、第1ヤーン変更デバイスに供給されたヤーンは前記かみ合い部材81によって編みポイント71に移送可能であることを特徴とする編み機である。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の編み機において、かみ合い部材81は、回転軸18を中心に回転可能に装着されている前記キャリア1と共に、回転軸18を中心に回転可能に装着された支持リング10に取り付けられていることを特徴とする編み機である。
請求項7記載の発明は、請求項5または6に記載の編み機において、かみ合い部材81は、少なくとも、第1ヤーン変更デバイス73から供給されたヤーン78をつかむことを目的としたトラッパからなることを特徴とする編み機である。
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の編み機において、トラッパは、ヤーン78を自動的に締め付ける弾性締め付け具81aを具備していることを特徴とする編み機である。
請求項9記載の発明は、請求項7または8に記載の編み機において、トラッパを開くための開放具85が編みポイント71の個所に配置されていることを特徴とする編み機である。
請求項10記載の発明は、請求項9に記載の編み機において、開放具85は固定配置されていることを特徴とする編み機である。
請求項11記載の発明は、請求項1乃至10のうちの1つに記載の編み機において、第1ヤーン変更デバイス73、第2ヤーン変更デバイス74の各々は、基本位置と作用位置の間で前後にピボット可能である少なくとも2つのヤーンフィンガ76、77を有し、その各々は選択レバー、ヤーンフィンガ76、77に割り当てられたカット要素と締め付け要素80c、84cおよび、カット要素と締め付け要素80c、84cに作用するオープナとクローザに動作可能に接続されていると共に、選択レバーを選択することを目的とした少なくとも1つの選択装置56およびオープナとクローザに作用する少なくとも1つのスイッチングカム64が設けられていることを特徴とする編み機である。
請求項12記載の発明は、請求項11に記載の編み機において、オープナとクローザの各々は、スイッチングカム64によって制御可能な可逆ギアボックス30−35によって作用可能であることを特徴とする編み機である。
すなわち、ギアホイール30、ギアラック31、32、プッシャ33、34、ボルト35から構成される可逆ギアボックス(すなわち、進路変更ギアボックス)が、スイッチングカム64によって制御可能になっており、前記の可逆ギアボックス(すなわち、進路変更ギアボックス)によって、クローザ36とオープナ37を共通に作用させることができるようになっている。
請求項13記載の発明は、請求項5乃至12のうちの1つに記載の編み機において、編みポイント71にヤーンガイド17が存在しており、かみ合い部材81は選択したヤーン78、79をヤーンガイド17に挿通することを目的とした挿通手段66上に形成されていることを特徴とする編み機である。
請求項14記載の発明は、請求項3乃至13のうちの1つに記載の編み機において、円形ゴム編み機として設計されていて、編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)を受け入れる溝を備えたニードルシリンダとダイヤルを備えると共に、かみ合い部材81は前記溝の1つに挿入された少なくとも1つの支承プレートに取り付けられていることを特徴とする編み機である。
すなわち、公知の丸編み機と同じように(特に特許文献4参照)、ニードルシリンダとダイヤルの両方を装備した円形ゴム編み機(circular rib knitting machine)で本発明を実現し、その上で、ダイヤルの溝に挿入された少なくとも1つの支承プレートに挿通手段66とかみ合い部材81を取り付けるようにするものが請求項14記載の発明である。
請求項15記載の発明は、請求項1乃至14のうちの1つに記載の編み機において、複数の編みポイント71を有し、その各々に第1ヤーン変更デバイス73、第2ヤーン変更デバイス74が割り当てられていると共に、少なくとも1つの編みポイント71には、相互に隣り合う2つのヤーン変更デバイス73、74からなるストライプ模様入れ付属機構が割り当てられていて、当該ストライプ模様入れ付属機構における、編み方向に向かって最初の第1ヤーン変更デバイス73には、ヤーンをピックアップする動作が行われている編みポイント71が割り当てられていないようにして、編成システムが構成されていることを特徴とする編み機である。
請求項16記載の発明は、丸編み機用のストライプ模様入れ付属機構であって、請求項1乃至15のうちの1つに記載されているように設計されていることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構である。
すなわち、以下のような丸編み機用のストライプ模様入れ付属機構である。
少なくとも1つの第1ヤーン変更デバイス73と少なくとも1つの第2ヤーン変更デバイス74をそれぞれ備えていて、第1ヤーン変更デバイス73と第2ヤーン変更デバイス74から供給されたヤーン78、79が、編みポイント71において、ヤーンピックアップ位置まで移動されている編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)に任意選択的に挿通されるようになっているストライプ模様入れ付属機構(請求項1記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項1記載のストライプ模様入れ付属機構において、第1ヤーン変更デバイス73と第2ヤーン変更デバイス74は、編み方向に向かって一方が他方の後になるように、かつ第1ヤーン変更デバイス73が編み方向に向かって編みポイント71の前に位置し、第2ヤーン変更デバイス74が当該編みポイント71の位置にほぼ位置するように配置されているストライプ模様入れ付属機構(請求項2記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項1又は2記載のストライプ模様入れ付属機構において、キャリア1(例えば、ニードルシリンダ)は回転軸18を中心に回転可能に装着され、前記のカム機構4とストライプ模様入れ付属機構は当該キャリア1の周辺に固定配置されているストライプ模様入れ付属機構(請求項4記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項2、4記載のストライプ模様入れ付属機構において、かみ合い部材81がストライプ模様入れ付属機構に割り当てられ、第1ヤーン変更デバイスに供給されたヤーンは前記かみ合い部材81によって編みポイント71に移送可能であることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構(請求項5記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項5記載のストライプ模様入れ付属機構において、かみ合い部材81は、回転軸18を中心に回転可能に装着されている前記キャリア1と共に、回転軸18を中心に回転可能に装着された支持リング10に取り付けられていることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構(請求項6記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項5又は6記載のストライプ模様入れ付属機構において、かみ合い部材81は、少なくとも、第1ヤーン変更デバイス73から供給されたヤーン78をつかむことを目的としたトラッパからなることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構(請求項7記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項7記載のストライプ模様入れ付属機構において、トラッパは、ヤーン78を自動的に締め付ける弾性締め付け具81aを具備していることを特徴とする(請求項8記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項7又は8記載のストライプ模様入れ付属機構において、トラッパを開くための開放具85が編みポイント71の個所に配置されていることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構(請求項9記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項9記載のストライプ模様入れ付属機構において、開放具85は固定配置されていることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構(請求項10記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項1、2、4乃至10のうちの1つに記載のストライプ模様入れ付属機構において、第1ヤーン変更デバイス73、第2ヤーン変更デバイス74の各々は、基本位置と作用位置の間で前後にピボット可能である少なくとも2つのヤーンフィンガ76、77を有し、その各々は選択レバー、ヤーンフィンガ76、77に割り当てられたカット要素80cと締め付け要素84cおよび、カット要素80cと締め付け要素84cに作用するオープナとクローザに動作可能に接続されていると共に、選択レバーを選択することを目的とした少なくとも1つの選択装置56およびオープナとクローザに作用する少なくとも1つのスイッチングカム64が設けられていることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構(請求項11記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項11記載のストライプ模様入れ付属機構において、オープナとクローザの各々は、スイッチングカム64によって制御可能な可逆ギアボックス30−35によって作用可能であることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構(請求項12記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項5乃至12のうちの1つに記載のストライプ模様入れ付属機構において、編みポイント71にヤーンガイド17が存在しており、かみ合い部材81は選択したヤーン78、79をヤーンガイド17に挿通することを目的とした挿通手段66上に形成されていることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構(請求項13記載のストライプ模様入れ付属機構)。
前記請求項1、2、4乃至13のうちの1つに記載のストライプ模様入れ付属機構において、複数の編みポイント71を有し、その各々に第1ヤーン変更デバイス73、第2ヤーン変更デバイス74が割り当てられていると共に、少なくとも1つの編みポイント71には、相互に隣り合う2つのヤーン変更デバイス73、74からなるストライプ模様入れ付属機構が割り当てられていて、当該ストライプ模様入れ付属機構における、編み方向に向かって最初の第1ヤーン変更デバイス73には、ヤーンをピックアップする動作が行われている編みポイント71が割り当てられていないようにして、編成システムが構成されていることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構(請求項15記載のストライプ模様入れ付属機構)。
次に、本願の請求項17記載の発明は、請求項16に記載のストライプ模様入れ付属機構において、編み機に組み込まれるキットとして設計されていることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構である。
本発明によれば、以前とほぼ同じ設計で、つまり、移動可能な編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)を装備した少なくとも1つのキャリア1(例えば、ニードルシリンダ)と、少なくとも1つの編みポイント71(編みツールを構成する、例えば、ラッチニードル2とシンカ3が、ヤーンピックアップを目的とした位置までニードルカムと一緒に移動される個所)を有していて、選択した編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)をヤーンピックアップ位置まで移動するためのカム機構4と、前記の編みポイント71に割り当てられていて、ヤーンピックアップ位置まで移動された編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)に選択したヤーンを供給するための複数個のヤーン変更デバイスを有する少なくとも1つのストライプ模様入れ付属機構とを含む編み機であって、新設計の編み機を必要としないで、ストライプ模様入りの編み地が既存のヤーン変更デバイスで可能とされる以上のヤーンから以前と同じように製造することを可能にする編み機とそのヤーン変更デバイスを提供することができる。
更に、ヤーン変更デバイスの一部または全部を使用していないとき、編み機を相対的に高出力で稼動させるような構成にすることができる。
本発明によれば、具体的には、例えば、公知のように、複数の編みポイントの各々にヤーン変更デバイスが設けられ、かつ、必要ならば、少なくとも1つの編みポイントは非活動化され、2またはそれ以上のヤーン変更デバイスを隣接する編みポイントに割り当てるような構成にできるという利点がある。
従って、一方では、要求条件に応じて、例えば、4またはそれ以上のヤーンでストライプ模様を作ることが可能である。他方では、ヤーン変更デバイスを備えた既存編み機は、各々の単一ヤーン変更デバイスによって供給可能であるヤーンの数に相当する以上のヤーンでなるストライプ模様入れ付属機構を備えるように改良することが可能である。
以下、添付図面に図示の実施形態を参照して、本発明を詳しく説明する。
以下では、現在最良の実施形態と考えられているもの、すなわち、いわゆる相対運動技術(relative movement technology)を利用して動作する丸編み機に基づいて、本発明について詳しく説明する。
この目的のために、丸編み機は、図1に示すように、ニードルシリンダ(needle cylinder)の形体をしたキャリア1を備え、このニードルシリンダの形体をしたキャリア1は垂直回転軸を中心に回転可能に取り付けられ、ラッチニードル(latch needle)2とシンカ(sinker)3の形体をした編みツールを備え、これらの編みツールは移動可能なものである。すなわち、半径方向と軸方向の両方に上下に移動可能に配置されている。なお、本明細書、特許請求の範囲において、ラッチニードル(latch needle)2とシンカ(sinker)3とを合わせて「編みツール」と呼ぶことがある。
編みツールの運動は、公知のカム機構によって制御される。このカム機構は機械シャーシに固定的に装着されたカムボックスリング4上に取り付けられている。このカム機構は、編みツール(例えば、ラッチニードル2とシンカ3)が、ヤーンピックアップを目的とした位置までニードルカム(不図示)と一緒に移動される個所である(後述の)編みポイント71において、選択した編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)をヤーンピックアップ位置まで移動するためのものであり、従来公知であるので、その説明は省略し、本明細書及び特許請求の範囲において、選択した編みツール(例えば、ラッチニードル2と、シンカ3)をヤーンピックアップ位置まで移動するためのカム機構に参照符号4を付けて説明することがある。
キャリア1はキャリアリング5上に支持され、キャリアリング5はベースプレート6上に回転可能に装着され、ドライブシャフト7に取り付けられたギアホイール8によって回転可能になっている。
キャリア1の上方のシャーシ部分には、リング形状のホルダ9が局所的に固定装着され、ホルダ9の上にキャリア1と同軸の支持リング10がベアリングを介して回転可能に装着され、支持リング10は、同じくドライブシャフト7に取り付けられたギアホイール11によってキャリア1と同期して回転可能になっている。
ホルダ9上には、少なくとも1つの、好ましくは複数のヤーン変更デバイス(yarn changing device)12が局所的に固定装着され、各ヤーン変更デバイスは少なくとも2つの、好ましくは4つのヤーンフィンガ(yarn finger)14を有し、供給コイル(詳細は図示していない)から引き出され、給糸口(feed eye)16を通って供給された少なくとも1つのヤーン15は、各ヤーンフィンガ14からヤーンガイド17に通され、そのヤーン15はラッチニードル2のフックに送られるようになっている。
図2は、特に、支持リング10とギアホイール11を示す概略図であり、支持リング10とキャリア1(図面上では隠れて見えない)の回転軸は参照符号18で示されている。図2に破線で示されている部品は、図1と同じように支持リング10の下に配置されている。説明を簡単にするために、ここでは2つのヤーン変更デバイス12だけが示されており、これらは回転軸18回りの円周方向に小間隔で配置されている。
ヤーン変更デバイス12の各々は、公知のように、編みポイント71と一体になって編成システムを形成している。
各編みポイント71では、編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3は、ヤーンピックアップ位置まで移動してヤーン15をピックアップすることが可能になっている。当然のことながら、存在可能なヤーン変更デバイス12は編みポイントよりも少なくなっている。
図3と図4に示すように、各ヤーン変更デバイス12は、2つの平行サイドプレート19と20を含む細長で、ほぼ立方形のハウジングでなり、ここでは、ハウジングの内部が見えるようにするために図4ではサイドプレート19が省かれている。
サイドプレート19と20は、下部前方部分にくぼみ(recess)21を有し、上部前方部分に段部(shoulder)22と23を有し、これらはヤーン変更デバイス12をホルダ9上に取り付けるために利用される。
ハウジングの長軸24(図3)は垂直、つまり、ラッチニードル2の移動方向に平行で、好ましくはキャリア1の回転軸に平行になっている。
サイドプレート19、20の間に置かれたボルト25は、ヤーンフィンガ14のプレート形状をしたシングルアームのピボットレバー26をピボット回転可能に取り付けるために利用される。
ピボットレバー26は、図4に図示の基本位置までスプリング27によってプリテンションが付与されている。
各ピボットレバー26は割り当てられた選択レバー28にピボット回転可能にリンクされ、選択レバー28は長軸24にほぼ平行で、ピボットレバー26の上方に配置されている。
図4図示の基本位置にあるとき、具体的には、以下で説明する作用位置にあるとき、選択レバー28はその上端がヤーン変更デバイス12のハウジングから上方に出るように突出している。
各選択レバー28は、長手方向に対し横断するように、かつ図1と図2の丸編み機に対して半径方向内側にピボット回転するようにスプリング29によってプリテンションが付与されている。
別のボルトには図4図示のようにギアホイール30が回転可能に装着され、このギアホイール30は2つの平行なギアラック31、32とかみ合っている。
図4において、ギアラック31は制御具として設計されたプッシャ(pusher)33の左側エッジ上に取り付けられており、ギアラック32はプッシャ34の右側エッジ上に取り付けられている。
プッシャ33の上端は、図4図示の基本位置にあるときヤーン変更デバイス12のハウジングから上方に突出している。
プッシャ33、34は、それぞれに備えられている溝付き穴に、図4図示のように、ボルト35が挿入されている。そして、溝付き穴にボルト35が挿入されている状態で、図4中、上下方向に移動する。
クローザ(closer)36の一端はプッシャ33の下端に回転可能に連接され、他方、プッシャ34はその下端が、好ましくはオープナ(opener)37に固定的に接続されている。
クローザ36は、通常、ストッパ47aに突き当たるようにスプリング38によって半径方向外側に(図4において反時計回り方向に)プリテンションが付与されているが、クローザ36は、ストッパ47bに突き当たるまで、スプリング38の作用に抗して半径方向内側に(図4において時計回り方向に)、ピボット回転させることも可能である。
図4図示の基本位置にあるとき、スプリング38は、図4においてプッシャ33をその最高位置に保持し、従ってプッシャ34をその最低位置に保持している。
以上説明した部材(ギアホイール30、ギアラック31、32、プッシャ33、34、ボルト35、等)は、クローザ36とオープナ37を共通に作用させる可逆(進路変更)ギアボックスを構成している。
クローザ36は、ハウジングの全幅に渡っているプレートから適切に構成され、このプレートにはそこからピボットレバー26が突出している開口が設けられている。
同様に、オープナ37はアングル形材(angle profile)から適切に構成され、その一方の脚は横断方向にピボットレバー26全体に渡っているバーとして設計されている。
図5乃至図9には、図3および図4図示のヤーン変更デバイスにおけるヤーンフィンガが示されている。図5乃至図9では、後述する締め付け手段(すなわち、トラッパ)が開いている状態と閉じている状態が、それぞれ拡大正面図、側面図、背面図、および断面図で示されている。
図5乃至図9に示すように、各ヤーンフィンガ14は、線形でロッド形状のフィンガ本体39から構成され、図5乃至図9中最上部にある端が関連するピボットレバー26に接続されている。
図5乃至図7図示のように、ガイド本体40は、各フィンガ本体39上を移動可能に案内される。フィンガ本体39はその下端に、そこからヤーン(糸)15(図1、6および9)が通されるU形状のくぼみ41を有し、くぼみ41の下方境界はカットエッジ42(図5)として形成されている。
ガイド本体40は、カットエッジ42と作用し合うフィンガ本体39の一方の側ではカット要素43に当接し、反対側では、フィンガ本体39を弾性的に押し付けている締め付け要素44に当接している。
さらに、ガイド本体40は、カット要素43に割り当てられた側にオープナ37(図4)と作用し合う突起45を有し、締め付け要素44に割り当てられた側にクローザ36と作用し合う突起46を有している(図6)。
また、以上から理解されるように、図3乃至図9に示すヤーン変更デバイス12は、供給する必要のある異種のヤーン15の数と同数のヤーンフィンガ14と選択レバー28を有している。図示の実施形態では、4つのヤーンフィンガ14と4つの選択レバー28が設けられている。
ヤーン変更デバイス12のハウジングの上端にはガイド本体48(図4)が装着されており、そこには、4つの制御ピン49がスライド嵌めで長軸24(図3)に平行に案内されている。さらに、ガイド本体48は、プッシャ33の上部をスライド可能に支える働きをしている。
図示の例では制御ピン49は4つあるが、この制御ピン49の各々には、事前に選択されたレバー(preselection lever)である4つのレバー50の中の一つ一つがそれぞれ割り当てられ、この割り当てられたレバー50によって、制御ピン49のそれぞれが支えられている。
レバー50は別のボルト51にピボット回転可能に支えられ、図4に示すように、ほぼ水平方向に、すなわち、選択レバー28に直交するように延びている。
図4図示のように、スプリング52がその後端に当接することによって、レバー50は、図4図示の基本位置において、図4中、時計回り方向にプリテンションが付与され、ガイド本体48から突出した制御ピン49のうちの当該レバー50によって制御される制御ピン49、すなわち、関連する制御ピン49の下端と接触している。
レバー50は、図4図示の基本位置において、図4図示のように、前端面が戻り止めピン(detent pin)53を押し付けるように置かれている。なお、戻り止めピン53は選択レバー28に固着され、そこから横方向に(図4において紙面に垂直に)突出している。
図3と図4に示すように、ハウジングの下方部分には、くぼみ21を部分的に覆っている複数のガイドプレート54がサイドプレート19と20の間に、これらと平行に配置されている。
これらのガイドプレート54は、ヤーンフィンガ14がピボット回転運動をするとき、大きな音を立てることなくヤーンフィンガ14を横方向に案内する働きをし、必要ならば、丸編み機によって目下処理中のヤーン15がそこに挿通される下部くぼみ55を付加的に設けることも可能である。
図1と図2に示すように、回転可能な支持リング10上には選択装置(selection apparatus)56が取り付けられており、この選択装置56は、ヤーンフィンガ14と制御ピン49の数に対応する数の制御マグネット57を備えており、制御マグネット57は半径方向にオフセットした制御ピン49に従って配置されている。
制御マグネット57は、例えば、ソレノイドとして設計され、各々は水平方向と半径方向に前後に移動可能なプッシュロッド58を備え、プッシュロッド58はレバー59と連動するようにリンクされ、レバー59は支持リング10の下に位置する個所でくぼみを通り抜け、そこで制御カム60を支え、支持リング10に取り付けられたボルト61によって中央部分でピボット回転可能に支承されている。
従って、制御カム60は半径方向に配置され、例えば、プッシュロッド58が突出したときは、制御カム60によって制御される制御ピン49、すなわち関連する制御ピン49の上方かつその作用範囲内に置かれ、プッシュロッド58が後退したときは、制御カム60によって制御される制御ピン49、すなわち関連する制御ピン49の作用範囲の外に置かれている。その結果、支持リング10がキャリア1と一緒に矢印v方向(図2)に一回転したとき、関連する制御ピン49の作用範囲内に置かれている制御カム60だけが、常に制御マグネット57の対応する制御によって選択されている。
さらに、図2に示すように、3つのスイッチングカム(switching cam)63、64および65は支持リング10の下側に装着されている。回転方向(矢印v)に通じているが、選択装置56の背後に続いているスイッチングカム63の前端は選択レバー28(図4)に割り当てられ、その後から始まるスイッチングカム64はプッシャ33に割り当てられ、最後のスイッチングカム65も選択レバー28に割り当てられている。
図2には、支持リング10に取り付けられた挿通手段(laying-in means)66が概略図で示されているが、この挿通手段66は、選択されたヤーンフィンガ14によって挿通されたヤーン15を、公知のようにヤーンガイド17のウェブ17aの上方で掴み(図3)、ヤーンガイド17のウェブ17aの背後に形成されたスリット17b内にそのヤーン15を確実に置く働きをする。
図1に示すように、挿通手段66は支持リング10にリンクされたアーム67に取り付けられ、ラッチニードル2のフックの上方と背後に密接保持されている。
次に、図1乃至図11を参照して、丸編み機の動作方法について詳しく説明するが、そこでは、”a”の英字が付加された部材は新たに挿通されたヤーン15aに割り当てられ、”b”の英字が付加された部材はまだ処理中である旧ヤーン15bに割り当てられている。
図3と図4では、総計4つのヤーンのうち、ヤーン15bが編まれて、ラッチニードル2のフックに挿通されることが想定されている。従って、ヤーン15bは、図4(図6も参照)では、隠れて見えないヤーンフィンガ14の開いたくぼみ41内と関連するガイドプレート54のくぼみ55内に置かれている。他のヤーンはすべて、図4(図9も参照)中ヤーン15aと同じ締め付けられた位置に置かれている。
例えば、ヤーン15bへのヤーン変更が行われる場合、支持リング10が回転すると、最初に関連する制御マグネット57(図1)が作用するので、その制御マグネット57に連結されている制御カム60が関連する制御ピン49の上に位置することになる。
支持リング10がさらに回転すると、その結果として関連するレバー50が、図4中、反時計回り方向にピボット回転し、関連する選択レバー28の戻り止めピン53の端面と共に持ち上げられる。
これにより、スプリング29は選択レバー28を作用位置まで、図4中、反時計回り方向にピボット回転させるので、その上端はスイッチングカム63の個所に置かれることになる(図2と図10)。これにより、ヤーンの選択が準備される。
また、図10に示すように、支持リング10がさらに回転すると、スイッチングカム63は下方に大きくなる区間でもって、作用位置に置かれている選択レバー28aに作用し、それを下方にプッシュする。これにより、一方では、関連するヤーンフィンガ14aがピボットレバー26aによって作用位置まで時計回り方向にピボット回転され(図4)、他方では、レバー50aおよび制御ピン49aがレバー50aと共に、制御カム60の終端に到達したあとスプリング52aによって基本位置まで戻されるように案内されるので、実際のヤーン変更が開始される。
ヤーンフィンガ14aがピボット回転すると、その結果、関連するフィンガ本体39aの下端は、ラッチニードル2に対して半径方向外側に位置している基本位置から、背後の半径方向とラッチニードル2のフックのすぐ上に位置する作用位置までピボット回転されることになる。
従って、図10に示すように、旧ヤーン15bを案内するフィンガ本体15bが見えるようになる。すなわち、ピボットレバー26aがピボット回転したことにより、このピボットレバー26aのピボット回転と同時にクローザ36はストッパ47aから持ち上げられ、ストッパ47bに突き当たる位置に置かれる。この位置にあるとき、クローザ36の自由下端は、ガイド本体40bの突起46bに直接向き合う位置に置かれている。さらに、ヤーンフィンガ14aはほぼ垂直で、オープナ37がその突起45aのすぐ下に位置するように置かれる。挿通手段66は、すでにヤーン15aのすぐ前に置かれている。
支持リング10がさらに回転すると、挿通手段66は、新たに挿通され、ヤーンフィンガ14aによって保持されているヤーン15aをつかみ、下方に傾斜しているカム66aによってそのヤーンを、ヤーンガイド17のV形状スリット17b(図3)内に深く押し込むので、ヤーン15bと同じように、ヤーン15aは持ち上げられたラッチニードル2のフックによってつかまれることになる。これにより、両方のヤーン15aと15bは、変更ポイントの個所で同時に編まれることになる。
支持リング10がさらに回転すると、スイッチングカム64はプッシャ33(図11)の上端の個所に徐々に入り込んでいくので、プッシャ33はクローザ36と一緒に、スイッチングカム64の下方傾斜断面によって下方に押され、プッシャ34はオープナ37と共に同時に上方に引かれることになる。これによって、一方では、旧ヤーン15bはカットされ、締め付けられることになる(図9も参照)。他方では、新ヤーン15aの締め付けられた端はオープナ37によって解放される。これによってヤーン変更は完了し、新ヤーン15aだけが編まれることになる。クローザ36またはオープナ37を関連する突起46bまたは45aから分離する寸法を適当なものにすることにより、それぞれのヤーンをカットし、締め付け、解放する正確なタイミングを設定することが可能になる。
支持リング10がさらに回転すると、図2に示すように、スイッチングカム64の終端まで到達するので、スプリング38の作用を受けて、プッシャ33と34は図4に示す基本位置まで戻るように動かされ、これと同時にクローザ36はストッパ47bからストッパ47aに戻るようにピボット回転される。そのあと、スイッチングカム63(図2)の終端にも到達するので、スプリング27aの作用を受けて、ピボットレバー26aと選択レバー28a(図4)に示す基本位置に戻るようにピボット回転される。
最後に、スイッチングカム65(図2)は選択レバー28aの上端の個所に入り込み、選択レバー28a(これは図示していない)を横断方向に、かつスプリング29aの作用に抗して図4に示す基本位置まで再びピボット回転させるので、その戻り止めピン53は関連するレバー50の端面の背後でラッチインする。こうしてすべての部品は開始状態に戻されることになる。
以上、図1乃至図11を参照して説明してきたタイプの丸編み機とヤーン変更デバイスおよびこれらの作用方法は、特に公知文献(特許文献4、特許文献5および特許文献6)からこの分野の精通者には公知であるので、以下では説明の重複を避けるために、これらの文献を参照するだけに留めることにする。
本発明は上述した丸編み機を出発思想として、図12乃至図27を参照して以下で詳しく説明するように、少なくとも2つのヤーン変更デバイスをストライプ模様入れ付属機構に統合化することを提案している。
図12は、丸編み機におけるキャリア1(ニードルシリンダ)の外側ジャケットを取り外したあとの概略図であり、そこには、例えば、ラッチニードル2とシンカ3とから構成される編みツールが備えられている。ここでは、シンカ3は隣接するラッチニードル2、2の間に配置されて、相対運動技術に従って動作する。
また、編みポイント71が図示されている。この編みポイント71は、編みツール(ラッチニードル2とシンカ3)が最初にヤーンピックアップを目的とした位置までニードルカム(図示せず)と一緒に移動される個所である。
ヤーンピックアップのために、ラッチニードル2は公知のように持ち上げられ、シンカ3は半径方向内側にピボット回転され、それと同時に、編み目形成のために、ラッチニードル2とシンカ3とは、相対運動技術では通常であるように、軸方向に反対運動が与えられる。
参照符号72は変更ポイントであることを示し、そこでは少なくとも一部のラッチニードル2が省かれており、以下の説明で明らかにするように、ヤーン変更の働きがされる。
さらに、図12は上述したタイプの2つのヤーン変更デバイス73、74が図示されており、これらは矢印vで示されている編み方向に相互に隣り合うように置かれている。
なお、矢印vで示されている編み方向は、ここでは、キャリア1(ニードルシリンダ)が編みプロセス期間(編み動作が行われる期間)に移動する方向を意味している。
編み方向に変更ポイント72が最初に到達したヤーン変更デバイス73は、以下では第1ヤーン変更デバイスと呼ぶことにし、他方のヤーン変更デバイス74は第2ヤーン変更デバイスと呼ぶことにする。
本発明によれば、この構成は、編みポイント71でヤーンピックアップ位置に持ち込まれた編みツール(ラッチニードル2)が第1および/または第2ヤーン変更デバイス73、74からのヤーンを任意選択的に処理し、2つのヤーン変更デバイス73、74が編みポイント71に割り当てられた同一のストライプ模様入れ付属機構の構成部品であり、このストライプ模様入れ付属機構が編みポイント71と一緒に、丸編み機の編成システムを形成するようになっている。
その他に関しては、通常技術とは対照的に、第1ヤーン変更デバイス73には、活動状態の編みポイントは存在していない。
すなわち、本発明の編み機は、複数の編みポイント71を有し、その各々に第1ヤーン変更デバイス73、第2ヤーン変更デバイス74が割り当てられていると共に、少なくとも1つの編みポイント71には、相互に隣り合う2つのヤーン変更デバイス73、74からなるストライプ模様入れ付属機構が割り当てられていて、当該ストライプ模様入れ付属機構における、編み方向に向かって最初の第1ヤーン変更デバイス73には、ヤーンをピックアップする動作が行われている編みポイント71が割り当てられていないようにして、編成システムが構成されている。
キャリア1(ニードルシリンダ)は、回転軸18を中心に回転可能に装着され、カム機構4とストライプ模様入れ付属機構はキャリア1(ニードルシリンダ)の周辺に固定配置することができる。
図12は、図1にも示されている取り付けリング75を示し、これはホルダ9に取り付けられ、編みポイント71の個所でヤーンガイド17が取り付けリング75に取り付けられている。第2ヤーン変更デバイス74はヤーンガイド17の直前に、つまり、ほぼ編みポイント71に置かれているのに対し、第1ヤーン変更デバイス73は編みポイント71の前だけでなく編み方向に第2ヤーン変更デバイス74の前にも置かれているという利点がある。すなわち、第1ヤーン変更デバイス73と第2ヤーン変更デバイス74は、編み方向(矢印v)に向かって一方が他方の後になるように、かつ第1ヤーン変更デバイス73が編み方向に向かって編みポイント71の前に位置し、第2ヤーン変更デバイス74が当該編みポイント71の位置にほぼ位置するように配置されている。
第1、第2ヤーン変更デバイス73、74は図12乃至図27に概略図だけで示されている。これらは図1乃至図11に示すヤーン変更デバイス12に類似した設計になっているので、各々は、ヤーンフィンガ14に対応する4つのヤーンフィンガ76a、76b、76c、76dおよび77a、77b、77c、77dを備えている。
どちらの場合も、1つのヤーンフィンガ、例えば、ヤーンフィンガ76dとヤーンフィンガ77dは未使用になっている。
すなわち、ヤーンフィンガ76dとヤーンフィンガ77dにはヤーンがないのに対し、他のヤーンフィンガの各々は、1つのヤーン78a、78b、78cおよび79a、79b、79cを供給する働きをしている。未使用ヤーンフィンガ76d、77dの目的は以下で説明する。
図12は、可能なヤーン変更の直前の丸編み機の位置を示している。このことから認められるように、変更ポイント72は、ここでは第1ヤーン変更デバイス73の直前に位置している。図示の時点で、ヤーンフィンガ77cはそのヤーン79c(太線で示されている)をラッチニードル2、シンカ3まで案内するので、概略図で示され、図5乃至図9に示すように設計された締め付け要素80c(図12)は開いているのに対し、他のヤーン78a、78b、78c、79a、79bはすべて締め付けられている。変更ポイント72の個所には挿通手段66も示されている(図2も参照)。
図1に示すようにラッチニードル2の背面に配置された挿通手段66はトラッパ(trapper)を備えており、このトラッパ(trapper)は、第1ヤーン変更デバイス73によって提供されたヤーン78をヤーンガイド17まで移送する働きをする。図13乃至図15図示の実施形態では、トラッパ(trapper)として、かみ合い(entrainment)部材81が備えられており、これが第1ヤーン変更デバイス73によって提供されたヤーン78をヤーンガイド17まで移送する働きをする。
すなわち、この実施形態では、かみ合い部材81は独立に作用するトラッパ(trapper)として設計され、これは多重屈曲(multiply-bent)スプリングワイヤまたはスプリングバンドから作られている。
かみ合い部材81は、ストライプ模様入れ付属機構に割り当てられ、第1ヤーン変更デバイス73に供給されたヤーンは、かみ合い部材81によって編みポイント71に移送可能になっている。
また、かみ合い部材81は、回転軸18を中心に回転可能に装着されているキャリア1と共に、回転軸18を中心に回転可能に装着された支持リング10に取り付けられている。
図1に示すように、挿通手段66はラッチニードル2によって形成されるサークル内に置かれ、かみ合い部材81は挿通手段66がラッチニードル2の背面から離れて面している側に置かれている。
かみ合い部材81は、図15図示のように、自由端(図15中、右側)が締め付け具81aになっている。締め付け具81aは弾性を有する締付け具であり、ヤーンを自動的に締め付ける弾性締付け具として動作する。締め付け具81aは、挿通手段66の内側に位置する壁と共に、V形状の送り込みギャップ(feeding-in gap)82を形成し、締め付けギャップ83を形成する後部区間と共に、スプリングのように挿通手段66の壁66bを押し付けている。
その他については、かみ合い部材81は挿通手段66と共に、ラッチニードル2、シンカ3と第1、第2ヤーン変更デバイス73、74の間のスペース内を移動する。
例を挙げて以下に説明するように、第2ヤーン変更デバイス74からのヤーン79cから、第1ヤーン変更デバイス73(図16)からのヤーン78c(太線でも示されている)へ切り替わるには、選択装置56(図1)の制御マグネット57が正しいタイミングで作用するので、ヤーンフィンガ76cは最初に図10と図17に示す作用位置までピボット回転される。
図を明確化するために、図17には、ヤーンガイド17が省かれ、まだ編み目に処理中の旧ヤーンはその給糸口(feed eye)16まで示されている。ヤーンフィンガ76cがピボット回転されるので、まだ締め付けられているヤーン78cは、ヤーン78d(図17)がキャリア1(ニードルシリンダ)の軸に対して半径方向にその給糸口とヤーンフィンガ76cの間に渡る位置になっている。
つまり、このヤーン78dは、ラッチニードル2、シンカ3によって形成されるサークル上を横断方向に渡って一定の高さだけラッチニードル2、シンカ3の上に位置しているので、ヤーン78dは、挿通手段66とかみ合い部材81の作用範囲内にも位置している。その間に、挿通手段66とかみ合い部材81は変更ポイント72と一緒に、第1変更デバイス73(図16)に近づく位置まで移動されている。
かみ合い部材81が矢印方向vにさらに移動すると、最終的に横断方向に置かれているヤーン78dは、送り込みギャップ82(図15)に通されたあと、締め付けギャップ83に通され、そこでヤーン78dは締め付けられ、確実に保持され、かみ合い部材81がさらに移動すると、図18乃至図20に示すように移送される。
変更ポイント72、挿通手段66およびかみ合い部材81は、ここでは2つのヤーン変更デバイス73と74の間の中間位置に置かれている。
図2に基づいて説明したスイッチングカム64は、本発明によれば、ヤーン78d(図17)がかみ合い部材81によって確実に掴まれた瞬時に、スイッチングカム64がプッシャ33(図4)に従ってクローザ36とオープナ37に対しても作用するように設計されている。
この作用は、編みポイント71が第1ヤーン変更デバイス73の個所にも設けられているのとまったく同じように行われる。従って、締め付け要素44(例えば、図6)に対応する締め付け要素84c(図18)は図18に示すように、新ヤーン78cのまだ締め付けられている端を解放するために開かれるのに対し、未選択のヤーンフィンガ76aと76bの対応する締め付け要素は締め付け位置のままになっている。
従って、ヤーン78cは、かみ合い部材81がさらに移動すると、供給リールから自由に巻き戻されることになる。
さらに進行すると(図21乃至図23)、第1ヤーン変更デバイス73から出たヤーン78cはさらに長くなり、かみ合い部材81によって編みポイント71の個所のヤーンガイド17にさらに近づけられる。
挿通手段66の下縁66aも、このプロセスにおいて作用するので(図21)、ヤーン78cは確実にヤーンガイド17のウェブ17a上に案内されたあと、そのスリット17bに通されることになる。この働きは、第2ヤーン変更デバイス74から出たヤーンが新たに編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3(図10、11)に挿通されたときとほぼ同じである。唯一の違いは、ヤーン78cがそのヤーンフィンガ76cの締め付け要素84cに最早存在することなく、ラッチニードル2のサークルに対して横断方向に、図10と図11に示す位置にかみ合い部材81によってテンションが付与されたままになっていることである。
ヤーン78cがヤーンガイド17のスリット17b内に通されたあと、変更ポイント72もヤーンガイド17または編みポイント71(図24)に到達している。従って、旧ヤーン79cのほかに、新ヤーン78cも変更ポイント72の個所で利用可能になっている編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3に挿通され、編みポイント71でヤーン変更位置まで移動し、好ましくは、前記編みツールによって編み目に処理される。
上述したヤーン変更デバイス12(図1乃至図11)では、4つのヤーン15の1つが常に編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3に提供されるので、本発明による構成では、実際にはヤーン(例えば、78c)が第1変更デバイス73から供給される場合であっても、その結果としてヤーンが第2ヤーン変更デバイス74からも供給されることになる。
これを避けるために、ヤーン変更デバイス74のヤーンフィンガ77dとヤーン変更デバイス73の対応するヤーンフィンガ76dにはヤーン(図12)が欠如し、従って機能も欠如している。従って、上述したケースでは、変更ポイント72が第2ヤーン変更デバイス74に到達する前に、選択装置56の制御マグネット57の助けを得て、ヤーンフィンガ77dが選択される。この結果、一方では、第2ヤーン変更デバイス74が変更ポイント72とスイッチングカム64(図2)によって通過されたとき、ヤーンフィンガ77dはアイドル運動を行うことになり、他方では、ヤーンフィンガ77cによって運ばれたヤーン79cはカットされ、締め付けられることになる。変更ポイント72がヤーン変更デバイス74を通過すると、これによって作られた旧ヤーン79cの端79e(図25)が、従って、変更ポイント72の編みツール2、3によっても運ばれることになる。
新ヤーン78cが変更ポイント72の少なくとも1つの、好ましくは複数の編みツール(複数の編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3)に確実に挿通されたあと、最終的にはかみ合い部材81によってそれを解放しなければならない。
かみ合い部材81は弾性的に設計されたトラッパであるので、ヤーン端78eは、原理的には、変更ポイント72が矢印vの方向にさらに移動したとき、締め付けギャップ83(図15)から自動的に抜き出されるようになっている。しかし、このプロセスでは、図24に示すように、ヤーン端78eはヤーンガイド17のスリット17b内で相対的に激しくたわむために、本発明の特に好ましい実施形態では、かみ合い部材81を自動的に開くことを目的とした開放具85(例えば、図21、25)が編み方向にヤーンガイド17の背後に置かれている。
開放具85は、例えば、ラッチニードル2にほぼ平行に配置された開放ロッド85aを具備し、これはかみ合い部材81の送り込みギャップ82の作用範囲内に置かれている。かみ合い部材81が開放具85に近づくと、開放ロッド85aは自動的に送り込みギャップ82に入り、その直後に、その後に続く締め付けギャップ83に入り込むので、締め付け具81aは弾性的に押され、挿通手段66の壁66bから引き離され、ヤーン78cが解放される。これにより、ヤーン78がかみ合い部材81から抜き出されるのを容易化するだけでなく、ヤーン変更時にヤーン78cに重大な引っ張り負荷を与えることなく、穏やかに取り扱われることも保証される。複数の編成システムが存在する場合には、このタイプの開放具85は、図27に示すように、関連するヤーンガイド17に適当に取り付けられて、すべての編成供給システムに存在することになる。
以上によって、第2ヤーン変更デバイス74からのヤーンから第1ヤーン変更デバイス73からのヤーンへの上述したヤーン変更は完了する(図27)。
第2ヤーン変更デバイス74からのヤーン、例えば、79cから同一ヤーン変更デバイス74からの別のヤーン、例えば、79aに変更を行う場合は、図1乃至図11を参照して上述したのと同じ手順で行われる。その下端66aと共に、挿通手段66は、ヤーンガイド17のスリット17bへの新ヤーン79aの挿通を単純化しているのに対し、かみ合い部材81は、新ヤーン79aを上述したように短時間つかむことがあっても、ヤーン変更期間に干渉することがない。
第1ヤーン変更デバイス73からのヤーン、例えば、78cを同一ヤーン変更デバイス73からの別のヤーン、例えば、78aに変更するときも、原理的には、図1乃至図11を参照して上述したのと同じ手順で行われる。なお、違いは、新ヤーン78aが即時に変更ポイント72の編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3に挿通されるのではなく、図12乃至図27に図示し、上述したように、最初にかみ合い部材81によってつかまれ、それによって編みポイント71まで移送されたあと、変更ポイント72の編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3だけに挿通されることである。
このプロセスにおいて、新ヤーン78aが変更ポイント72の最初の編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3に挿通される前に旧ヤーン78cがすでにカットされ、締め付けられていると、編成された編み地にエラーを生じるおそれがあるので、これを避けるために、スイッチングカム64(図2)と前述した可逆ギアボックス30−35(図4)のてこ比 (leverage ratio)は、次のように変更されている。
スイッチングカム64は、図2に示すように、最初にプッシャ33(図11)をわずかだけ、しかもそれだけで十分であるように下に押す前縁カム部分84aを備えているので、新ヤーン78aを運ぶヤーンフィンガ76aの締め付け要素84a(図24)はヤーン78aがかみ合い部材81に確実に置かれると同時に開かれるようになっている。てこ比は、締め付けとカット機能が、その時点で旧ヤーン78cを運ぶヤーンフィンガ76cによってまだ実行されないように選択されている。他方、スイッチングカム64(図2)の後続カム部材64bは、変更ポイント72が編みポイント71に到達し、少なくとも1つのラッチニードル2が新ヤーン78aを確実に取り上げたときだけ、プッシャ33を完全に下に押し、従ってカットと締め付け手順が旧ヤーン78cを運ぶヤーンフィンガ76cで実行されるように設計されている。このようにして、旧ヤーン78cは、変更ポイント72の編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3の1つによって少なくともつかまれ、好ましくは編み目に処理されるまで、望みのヤーンテンションで処理されることが保証される。その結果、旧ヤーン78cのヤーン端78cが若干長くなることが許容される。
第1ヤーン変更デバイス73からのヤーン、例えば、78cから第2ヤーン変更デバイス74からのヤーン、例えば、79bに変更する場合の手順は、次のとおりである。
選択装置56の助けを借りて、ヤーンを運んでいない第1ヤーン変更デバイス73のヤーンフィンガ76dが最初に選択され、次にヤーン79bを運ぶ第2ヤーン変更デバイス74のヤーンフィンガ77bが選択される。その締め付け要素がまだ開かれていなければそれも開かれるので、ヤーンフィンガ76dの選択はなにも作用しない。スイッチングカム64は前記例を参照して説明した設計になっているので、ヤーンフィンガ76cの締め付け要素84c(図24)はまだ作用していないので、旧ヤーン78cは編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3に挿通されたままになっている。変更ポイント72が編みポイント71に到達すると、一方では、スイッチングカム63と64によって、新ヤーン79bのヤーンフィンガ77bが作用位置までピボット回転され、他方では、締め付け要素80b(図24)が開かれる。これにより、図1乃至図11に基づいて説明したように、新ヤーン79bが変更ポイント72の個所の編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3にも供給される。最後に、この時点で、カム部分64bは、上述したように、第1ヤーン変更デバイス73に到達しているので締め付け要素84によって旧ヤーンがカットされ、締め付けられることになる。
本発明によれば、隣り合う2つヤーン変更デバイス73、74からのヤーン78、79を同じ編みポイント71で任意選択的に処理することが可能である。図1乃至図11に基づいて説明したヤーン変更デバイス73、74の実施形態によれば、ストライプ模様を4カラーではなく6カラーで作ることが可能である。少なくとも第3のヤーン変更デバイスが第1ヤーン変更デバイス73の前に編み方向に配置されていれば、同じように9またはそれ以上のヤーンを選択してストライプ模様を得ることが可能である。この選択は、それぞれの旧ヤーンをカットし、締め付けたあと編み地によって運ばれるヤーン端の長さによって、具体的には、上述したスイッチングカム64によって引き起こされ、第2または第3ヤーン変更デバイス74のヤーン間だけでヤーン変更が行われるときにも得られるカットと締め付け機能の遅延に起因して制限されることがある。
上述したヤーン変更デバイスの代わりに、4つのヤーンも供給するが、2ヤーン変更デバイスを使用して空のヤーンフィンガ(例えば、76d、77d)を作成するのとは別の手段によって非活性化することが可能である他のヤーン変更デバイスが使用される場合は、8つの異なるヤーンを選択してストライプ模様を作ることが可能である。
理解されるように、上述したヤーン変更デバイスの代わりに、2、3または4以上のヤーンフィンガを持つ他のヤーン変更デバイスを使用することが可能である。
本発明の特に好ましい実施形態によれば、丸編み機は、すべてのヤーン変更デバイス73、74に編みポイント71が存在し、カム部材を交換することにより、進路変更手段(diverter)の助けを得て、または他の手段によって、編みポイント71が通り抜け位置か、あるいは編みツールを構成するラッチニードル2とシンカ3が、編みポイント71と同様に、ヤーン取り上げ位置まで移されるような位置に任意選択的に持ち込まれるように設計されている。この場合、丸編み機は、図1乃至図11と同じように、最大出力と変更ヤーンの数を少なくして、あるいは図12乃至図27と同様に、出力は低下するが、変更ヤーンの数を多くして、要求条件に応じて動作させることができる。ヤーン変更デバイスが使用されない場合は、丸編み機は、存在するヤーン変更デバイスの数に対応する数の編み供給システムで動作することが可能である。最後に、各編成システムについて、そこに割り当てるべきヤーン変更デバイスの数を、ゼロにするか、1つだけにするか、あるいは2つ以上にするかを個別的に決めることができる。
本発明の別の利点は、少なくとも2つのヤーン変更デバイス73、74を含むストライプ模様入れ付属機構の種々部材を編み機に組み込むことも可能で、組み込むためのキットの形体で製造し、供給できることである。このことは、特に、図1乃至図11に示すヤーン変更デバイスを装備した丸編み機が存在し、5以上のカラーからなるストライプ模様用にのみ改良する必要がある場合に適用される。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々態様に適応させることが可能である。
このことは、特に、ヤーン変更デバイスの種々部品、具体的には、クローザ36とオープナ37およびカットと締め付け要素43、44の場合に該当する。
さらに、異なる設計の可逆ギアボックスおよびヤーン変更デバイスを用意することも可能であり、カットと締め付け要素は上述した可逆ギアボックス以外の他の手段によって作用させることができる。
また、例えば、スロット、調節ネジ、偏心錘などで調節可能にオープナおよび/またはクローザを取り付け、これらを作用させる時間間隔を調整するようにすることも可能である。
また、当然に理解されるように、制御マグネット57の代わりに、他の、特に機械的模様デバイスを用意することも可能である。さらに、本発明は上述してきた丸編み機に限定されず、固定ニードルベッドおよび前後に移動可能なカムキャリッジを備えた平床式編み機(flat-bed knitting machine)にも、固定ニードルシリンダと循環カムセクションリングを備えた丸編み機にも、同じように使用することが可能である。
図12の矢印vに示すような編み方向は、カムキャリッジまたはカムセクションリングが移動する方向でもある。
さらに、公知丸編み機と同じように(特に特許文献4参照)、ニードルシリンダとダイヤルの両方を装備した円形ゴム編み機(circular rib knitting machine)で本発明を実現し、ダイヤルの溝に挿入された少なくとも1つの支承プレートに挿通手段66とかみ合い部材81を取り付けることが可能である。
また、以上から明らかであるように、かみ合い部材81は好適実施形態を表しているが、例えば、挿通手段66から独立して別コンポーネントとして製造され、取り付けられるように異なる設計にすることも、締め付け手順を自動化するのではなく、別の、可能ならば制御可能な手段によって、開口と同じように開放具85によって行うことも可能である。
また、編みツールを構成するすべてのラッチニードル2とシンカ3、または選択した編みラッチニードル2とシンカ3だけが常に、編みポイント71でヤーンピックアップ位置まで持ち込まれて、図示のものとは別の編みツール、具体的には、例えば、ラッチニードルの代わりにスライドニードル(slide needle)や複合ニードル(compound needle)を使用したり、シンカ3の代わりに通常の押さえシンカ(holding-down sinker)やノックダウンシンカ(knock-down sinker)を使用したりすることも可能である。
当然に理解されるように、種々の特徴は図示し、上述してきた組み合わせとは別の組み合わせで使用することも可能である。
本発明が利用される分野としては、丸編み機、特に、円形ゴム編み機や平床式編み機などがある。
ヤーン変更デバイスを備えた公知丸編み機を示す縦断面図である。 図1の丸編み機を示す概略平面図である。 図1および図2の丸編み機のヤーン変更デバイスを示す正面図である。 図3のヤーン変更デバイスを示す一部を省略した側面図である。 図3および図4のヤーン変更デバイスのヤーンフィンガの一部を省略した正面図。 図3および図4のヤーン変更デバイスのヤーンフィンガの一部を省略した側面図。 図3および図4のヤーン変更デバイスのヤーンフィンガの一部を省略した背面図。 図3および図4のヤーン変更デバイスのヤーンフィンガの一部を省略した断面図。 図3および図4のヤーン変更デバイスのヤーンフィンガの図6と異なる動作位置における一部を省略した側面図。 図4のヤーン変更デバイスが図4図示の状態とは異なる動作位置にある時の側面図。 図4のヤーン変更デバイスが図4図示の状態とは更に異なる動作位置にある時の側面図。 図3乃至図11図示のヤーン変更デバイス2つを含む本発明によるストライプ模様入れ付属機構が図1に示す丸編み機のヤーン変更の開始時に配備されてなる本発明の丸編み機の一部を半径方向の外側から見た正面図である。 図12中に表されているストライプ模様入れ付属機構における、かみ合い部材を正面から見た斜視図である。 図12中に表されているストライプ模様入れ付属機構における、かみ合い部材を背面から見た斜視図である。 図12中に表されているストライプ模様入れ付属機構における、かみ合い部材の平面図である。 本発明の編み機におけるストライプ模様入れ付属機構が別の動作位置にあるときの、図12と同じ正面図である。 図16のストライプ模様入れ付属機構の左側から見た図である。 本発明の編み機におけるストライプ模様入れ付属機構がさらに別の動作位置にあるときの、図12と同じ正面図である。 図18のXIX−XIX線の断面図である。 本発明の編み機におけるストライプ模様入れ付属機構の図18に示す動作位置を、編み機の中心から半径方向に見た図である。 ヤーンがヤーンガイドに挿通される直前の本発明の編み機におけるストライプ模様入れ付属機構の図18図示の状態を説明する図である。 ヤーンがヤーンガイドに挿通される直前の本発明の編み機におけるストライプ模様入れ付属機構の図19図示の状態を説明する図である。 本発明の編み機におけるストライプ模様入れ付属機構の図21に示す部分の拡大平面図である。 本発明の編み機におけるストライプ模様入れ付属機構がさらに別の動作位置にあるときの、図12と同じ正面図である。 図24のXXV−XXV線の拡大部分断面図である。 かみ合い部材が開放具上を走行しているときの図15に示す平面図である。 本発明の編み機におけるストライプ模様入れ付属機構がヤーン変更を完了した後の、図12に示す平面図である。
符号の説明
1 キャリア(ニードルシリンダ)
2 ラッチニードル(編みツール)
3 シンカ(編みツール)
4 カムボックスリング(カム機構)
5 キャリアリング
10 (キャリア(ニードルシリンダ)と同軸の)支持リング
12 ヤーン変更デバイス
14 ヤーンフィンガ
15 ヤーン
16 給糸口
17 ヤーンガイド
18 支持リングとキャリア(ニードルシリンダ)の回転軸
30 ギアホイール(可逆ギアボックス(進路変更ギアボックス)
31、32 ギアラック(可逆ギアボックス(進路変更ギアボックス)
33 プッシャ(可逆ギアボックス(進路変更ギアボックス)
34 プッシャ(可逆ギアボックス(進路変更ギアボックス)
35 ボルト(可逆ギアボックス(進路変更ギアボックス)
36 クローザ
37 オープナ
44 締め付け要素
56 選択装置
57 制御マグネット
63、64、65 スイッチングカム
66 挿通手段
66b 挿通手段の壁
71 編みポイント
72 変更ポイント
73 (ヤーン変更デバイス)第1ヤーン変更デバイス
74 (ヤーン変更デバイス)第2ヤーン変更デバイス
76(76a、76b、76c、76d) ヤーンフィンガ
77(77a、77b、77c、77d) ヤーンフィンガ
78(78a、78b、78c、78d) ヤーン
79(79a、79b、79c、79d) ヤーン
81 トラッパ(かみ合い部材)
81a 締め付け具
82 送り込みギャップ(V形状の送り込みギャップ)
83 締め付けギャップ
80c 締め付け要素
84c 締め付け要素
85 開放具

Claims (17)

  1. 移動可能な編みツール(2、3)を装備した少なくとも1つのキャリア(1)と、少なくとも1つの編みポイント(71)を有していて選択した編みツール(2、3)をヤーンピックアップ位置まで移動するためのカム機構(4)と、編みポイント(71)に割り当てられていて、ヤーンピックアップ位置まで移動された編みツール(2、3)に選択したヤーンを供給するためのヤーン変更デバイスを有する少なくとも1つのストライプ模様入れ付属機構とを含む編み機において、ストライプ模様入れ付属機構は少なくとも1つの第1ヤーン変更デバイス(73)と少なくとも1つの第2ヤーン変更デバイス(74)をそれぞれ備えていて、第1ヤーン変更デバイス(73)と第2ヤーン変更デバイス(74)から供給されたヤーン(78、79)が、編みポイント(71)において、ヤーンピックアップ位置まで移動されている編みツール(2、3)に任意選択的に挿通されるようになっていることを特徴とする編み機。
  2. 請求項1に記載の編み機において、第1ヤーン変更デバイス(73)と第2ヤーン変更デバイス(74)は、編み方向に向かって一方が他方の後になるように、かつ第1ヤーン変更デバイス(73)が編み方向に向かって編みポイント(71)の前に位置し、第2ヤーン変更デバイス(74)が当該編みポイント(71)の位置にほぼ位置するように配置されていることを特徴とする編み機。
  3. 請求項1または2に記載の編み機において、編み機が丸編み機として設計されていることを特徴とする編み機。
  4. 請求項3に記載の編み機において、キャリア(1)は回転軸(18)を中心に回転可能に装着され、カム機構(4)とストライプ模様入れ付属機構はキャリア(1)の周辺に固定配置されていることを特徴とする編み機。
  5. 請求項2乃至4のうちの1つに記載の編み機において、かみ合い部材(81)がストライプ模様入れ付属機構に割り当てられ、第1ヤーン変更デバイスに供給されたヤーンは前記かみ合い部材(81)によって編みポイント(71)に移送可能であることを特徴とする編み機。
  6. 請求項5に記載の編み機において、かみ合い部材(81)は、回転軸(18)を中心に回転可能に装着されているキャリア(1)と共に、回転軸(18)を中心に回転可能に装着された支持リング(10)に取り付けられていることを特徴とする編み機。
  7. 請求項5または6に記載の編み機において、かみ合い部材(81)は、少なくとも、第1ヤーン変更デバイス(73)から供給されたヤーン(78)をつかむことを目的としたトラッパからなることを特徴とする編み機。
  8. 請求項7に記載の編み機において、トラッパは、ヤーン(78)を自動的に締め付ける弾性締め付け具(81a)を具備していることを特徴とする編み機。
  9. 請求項7または8に記載の編み機において、トラッパを開くための開放具(85)が編みポイント(71)の個所に配置されていることを特徴とする編み機。
  10. 請求項9に記載の編み機において、開放具(85)は固定配置されていることを特徴とする編み機。
  11. 請求項1乃至10のうちの1つに記載の編み機において、第1ヤーン変更デバイス(73)、第2ヤーン変更デバイス(74)の各々は、基本位置と作用位置の間で前後にピボット可能である少なくとも2つのヤーンフィンガ(76、77)を有し、その各々は選択レバー、ヤーンフィンガ(76、77)に割り当てられたカット要素と締め付け要素(80c、84c)および、カット要素と締め付け要素(80c、84c)に作用するオープナとクローザに動作可能に接続されていると共に、選択レバーを選択することを目的とした少なくとも1つの選択装置(56)およびオープナとクローザに作用する少なくとも1つのスイッチングカム(64)が設けられていることを特徴とする編み機。
  12. 請求項11に記載の編み機において、オープナとクローザの各々は、スイッチングカム(64)によって制御可能な可逆ギアボックス(30−35)によって作用可能であることを特徴とする編み機。
  13. 請求項5乃至12のうちの1つに記載の編み機において、編みポイント(71)にヤーンガイド(17)が存在しており、かみ合い部材(81)は選択したヤーン(78、79)をヤーンガイド(17)に挿通することを目的とした挿通手段(66)上に形成されていることを特徴とする編み機。
  14. 請求項3乃至13のうちの1つに記載の編み機において、円形ゴム編み機として設計されていて、編みツール(2、3)を受け入れる溝を備えたニードルシリンダとダイヤルを備えると共に、かみ合い部材(81)は前記溝の1つに挿入された少なくとも1つの支承プレートに取り付けられていることを特徴とする編み機。
  15. 請求項1乃至14のうちの1つに記載の編み機において、複数の編みポイント(71)を有し、その各々に第1ヤーン変更デバイス(73)、第2ヤーン変更デバイス(74)が割り当てられていると共に、少なくとも1つの編みポイント(71)には、相互に隣り合う2つのヤーン変更デバイス(73、74)からなるストライプ模様入れ付属機構が割り当てられていて、当該ストライプ模様入れ付属機構における、編み方向に向かって最初の第1ヤーン変更デバイス(73)には、ヤーンをピックアップする動作が行われている編みポイント(71)が割り当てられていないようにして、編成システムが構成されていることを特徴とする編み機。
  16. 丸編み機用のストライプ模様入れ付属機構であって、請求項1乃至15のうちの1つに記載されているように設計されていることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構。
  17. 請求項16に記載のストライプ模様入れ付属機構において、編み機に組み込まれるキットとして設計されていることを特徴とするストライプ模様入れ付属機構。
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