JP2005343682A - 紙葉類搬送装置 - Google Patents

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和彦 高野
Toshiyuki Horiguchi
利幸 堀口
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浩昭 萬年
Tokuji Ogawa
篤治 小川
Kazuo Kameda
一夫 亀田
Saburo Tatetsuki
三郎 立附
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Abstract

【課題】紙葉類の搬送距離が異なっても装置の製造に支障がなく、しかも廉価に製造可能な搬送装置を提供する。
【解決手段】玉貸機Aの背面に列設された主搬送ユニット10と、その列端に設置されたUターン用ユニット30と、玉貸機Aに臨んで前記各ユニットに添設された副搬送ユニット50と、副搬送ユニット50が添設されていない部位の主搬送ユニット10、Uターン用ユニット30に添設されたガイドユニット70とを備えて構成された紙幣搬送装置であり、主搬送ユニット10などの搬送ベルトは水平面内で回転可能に張設され、副搬送ユニット50は紙幣Bを挟持して取込み、主搬送ユニット10側に送出する一対の搬送ローラと、主搬送ユニット10などの搬送ベルトに接して回転時の搬送ベルトから得た駆動力により一対の搬送ローラを回転させる駆動ローラとを備え、ガイドユニット70は主搬送ユニット10などの搬送ベルトに押圧されるピンチローラとカバー部材とを備えて搬送ベルトとの間に紙幣Bの搬送路を形成するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば横並びに配設されたパチンコ台などの遊技台の背面に設置し、遊技台に添設した玉貸機などに投入され、その背面側に送出される紙幣を受け取って島端の金庫まで搬送する紙幣搬送装置などとして用いる紙葉類搬送装置に係わるものである。
この種の装置としては、例えば図9に示したように駆動輪2と遊動輪3との間に架設した1本の長い搬送ベルト4と、その搬送ベルト4に接触状態で回転可能に設けた複数個の挟持ボール6との間に紙幣を挟持して、搬送ベルト4の張設方向に紙幣を搬送するように構成した紙幣搬送装置100Xが周知である(例えば、特許文献1参照。)。なお、図中1はフレーム、5は駆動輪2を駆動するための駆動モータ、7は紙幣ガイドである。
また、図10に示したように合流搬送ユニット8と中継搬送ユニット9とを交互に配置し、各遊技台Dに併設された玉貸機Aなどの紙幣投入口に投入されて背面側に送出された紙幣Bを受け取り、遊技台Dの並び方向の端部まで搬送して金庫などに収納するように構された紙幣搬送装置100Yも周知である(例えば、特許文献2参照。)。
特開平06−115753号公報 特開平08−091615号公報
遊技ホールは大きさ、形状が千差万別であるので、横並びに設置する遊技台の数は遊技ホール毎に、又、一つの遊技ホールでも設置位置によりその台数が異なることがある。したがって、そのような遊技台列の背面に設置する紙幣搬送装置の長さは遊技島毎に異なるので、紙幣搬送の全行程を1本の搬送ベルトで行う特許文献1に提案された紙幣搬送装置においては、遊技ホールのレイアウトが決定し、全ての遊技島の遊技台列が確定するまで搬送ベルトを作製する事ができないという問題点があった。
なお、1本の長いベルトを適宜の長さに切断し、両端部を接合して無端ベルトを作製する方法を取れば、簡単に所望の長さの無端ベルトを作製することは可能であるが、このようにして作製した無端ベルトは接合部で破断し易いと云う欠点がある。そして、多くの客が遊技に熱中している遊技島では、搬送ベルトが破断しても簡単には交換できないので、遊技ホールの紙幣搬送装置で接合式の無端ベルトを搬送ベルトに採用することは難しい。
また、1本の長いベルトでは弛むので、テンショナーの設置が必要になるし、設置する作業者のレベルによって品質が作用されると云う問題点もある。なお、長さの異なる搬送ベルトを多数在庫しておけば対応は簡単になるが、長い搬送ベルトを多数在庫しておくことは資金を寝かせることになり経済的でない。
一方、合流搬送ユニットと中継搬送ユニットとを交互に配置して構成する特許文献2に提案された紙幣搬送装置においては、遊技台の背面に中継ユニットを配置し、その間に合流中継ユニットを介在させるだけで良いので、特許文献1に提案された紙幣搬送装置における前記問題点はないが、玉貸機などの設置間隔が確定しないと中継搬送ユニットの作製に着手できないし、各中継搬送ユニットには紙幣を挟持して搬送するための無端の搬送ベルトをそれぞれ2本並設する必要がある。そして、そのようにして作製した中継搬送ユニットを多数列設する必要があるので、製造コストが嵩むと云った問題点があった。
したがって、紙葉類の搬送距離が異なっても装置の製造に支障がなく、しかも製造コストが嵩むことのない搬送装置を提供する必要があり、それが解決すべき課題であった。
本発明は上記従来技術の課題を解決するため、無端の搬送ベルトを備え、搬送ベルトの張設方向に列設された複数の主搬送ユニットと、主搬送ユニットの列設方向の任意の部位に添設された複数の副搬送ユニットと、副搬送ユニットが添設されていない部位の主搬送ユニットの搬送ベルトの外周面に臨んで添設された複数のガイドユニットとを備えて構成される紙葉類搬送装置において、主搬送ユニットの無端の搬送ベルトは水平面内で回転可能に駆動プーリと従動プーリとに張設し、副搬送ユニットは紙葉類を挟持して取込み、主搬送ユニット側に送出する一対の搬送ローラと、主搬送ユニットの搬送ベルトに接して回転時の搬送ベルトから得た駆動力により一対の搬送ローラを回転させる駆動ローラとを備え、ガイドユニットは主搬送ユニットの搬送ベルト外周面に押圧されるピンチローラとカバー部材とを備えて搬送ベルト外周面との間に紙葉類の搬送路を形成するようにしたことを主要な特徴とするものである。
本発明の紙葉類搬送装置によれば、紙葉類の取込口を適宜の部位に設置することが可能であり、且つ、長さの異なる主搬送ユニットを複数準備しておくだけで紙葉類の搬送距離が異なっても簡単に対応することができる。また、特許文献2に記載の紙幣搬送装置より構造が簡単であるので、特許文献2の紙幣搬送装置より廉価に提供することができると云った特長もある。
無端の搬送ベルトを備え、搬送ベルトの張設方向に列設された複数の主搬送ユニットと、主搬送ユニットの列設方向の任意の部位に添設された複数の副搬送ユニットと、副搬送ユニットが添設されていない部位の主搬送ユニットの搬送ベルトの外周面に臨んで添設された複数のガイドユニットとを備えて構成される紙葉類搬送装置において、主搬送ユニットの無端の搬送ベルトは水平面内で回転可能に駆動プーリと従動プーリとに張設し、副搬送ユニットは紙葉類を挟持して取込み、主搬送ユニット側に送出する一対の搬送ローラと、主搬送ユニットの搬送ベルトに接して回転時の搬送ベルトから得た駆動力により一対の搬送ローラを回転させる駆動ローラとを備え、ガイドユニットは主搬送ユニットの搬送ベルト外周面に押圧されるピンチローラとカバー部材とを備えて搬送ベルト外周面との間に紙葉類の搬送路を形成するものであり、副搬送ユニットの駆動ローラは主搬送ユニットの搬送ベルト張設方向に複数個が列設される。また、水平面内で回転可能に駆動プーリと従動プーリとに張設された無端の第1の搬送ベルトと、へ込み部に第1の搬送ベルトの一方のプーリに張設されている部分が密接状態に嵌め込まれている平面形状が略凹字状に張設された無端の第2の搬送ベルトとを備えたUターン用ユニットを、主搬送ユニットが列設された一方の列設端部に第1の搬送ベルト側を主搬送ユニット側に向けて列設し、他方の列設端部に紙葉類を収納する収納庫を設置したものであり、副搬送ユニットの搬送ローラ、駆動ローラの少なくとも何れか一方は、所定の負荷を超える負荷が掛かったときに空転可能に設ける。さらに、主搬送ユニットの搬送ベルト外周面とガイドユニットとの間に形成した搬送路を通過する紙葉類を検出する複数個の通過検出手段と、通過検出手段が出力する信号に基づいて所要の主搬送ユニットの駆動プーリを駆動させる制御手段とを設けるようにした紙葉類搬送装置である。
本発明の紙葉類搬送装置を、パチンコ島に設置して遊技客がパチンコ玉を借りる代金として玉貸機Aに投入した紙幣Bを島端に設けた金庫Cまで搬送して収納する紙幣搬送装置100として用いた一例を、図1〜図8に基づいて説明する。なお、理解を容易にするため、これらの図においても前記図9、図10において説明した部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を付した。
図1は両島タイプのパチンコ島に本発明の紙幣搬送装置100を適用する場合の一構成例を示しており、この実施例では背合わせ状態に横並びに2列に列設された玉貸機A同士の間に複数の主搬送ユニット10が玉貸機Aの列設方向に列設され、その一方の列端にUターン用ユニット30が設置され、他方の列端には金庫Cが配置され、玉貸機Aに臨む主搬送ユニット10、Uターン用ユニット30の各部位に副搬送ユニット50が添設され、副搬送ユニット50が添設されていない部位の主搬送ユニット10、Uターン用ユニット30にはガイドユニット70が添設され、紙幣Bが何れの玉貸機Aに投入されても、列端まで搬送されて金庫Cに保管することのできる紙幣搬送装置とされている。
なお、95は玉貸機Aを制御するための制御手段、96は本発明の紙幣搬送装置100の制御手段である。また、遊技台としてのパチンコ台を示すと紙幣搬送装置100の構成が却って分かり難くなるので、図1ではパチンコ台は示していない。
主搬送ユニット10は、図2に示したようにフレーム部材11と、そのフレーム部材11の長手方向の一方の端部側に設けられた駆動プーリ12と、他方の端部側に設けられた従動プーリ13と、プーリ12、13によりフレーム部材11の長手方向に張設された平ベルト状の搬送ベルト14と、フレーム部材11に固定されて駆動プーリ12を駆動する駆動モータ15とを備えている。
プーリ12、13は同一径に作製され、それぞれ回転可能にフレーム部材11に立設された回転軸12A、13Aにより支持され、搬送ベルト14が水平面内で回転可能に張設されている。そして、駆動モータ15の回転が適宜の動力伝達手段、例えばギヤにより回転軸12Aに伝達されて駆動プーリ12が回転するように構成されている。なお、従動プーリ13は、フレーム部材11に固定した支軸に回転可能に装着されても良い。
フレーム部材11の駆動プーリ12と従動プーリ13との間には、厚さがプーリ12、13の直径と同じか僅かに大きい寸法の間隔保持部材16が設置され、搬送ベルト14がその外周面側から押圧されても内側に撓まない構造になっている。
また、フレーム部材11の長手方向の両端部には、櫛歯状の紙幣ガイド17A、17Bが横向きに突設されている。駆動モータ15側の紙幣ガイド17Aと、その反対側の紙幣ガイド17Bは、共に搬送ベルト14の上下の2箇所で、プーリ12、13の間に平行に張設された搬送ベルト14の対応するそれぞれの外周面より僅かに、例えばそれぞれの外側の面が0.5mm程度内側に位置するように2列に設けられ、且つ、二つの主搬送ユニット10が同じ向きで列設されたときに、紙幣ガイド17A、17Bの対峙する部分が互いに遊嵌し、それぞれの部分で平板状のガイド面17Cが形成されるようになっている。
なお、フレーム部材11は、例えば図3に示したようにプーリ12、13が装着される中央部材11Aと、その中央部材11Aの上下に凹凸嵌合により一体に組付ける周辺部材11Bとの3部材で構成するようにし、且つ、中央部材11Aは高分子樹脂の押し出し成型により作製し、周辺部材11Bはアルミニウムの押し出し成型により作成し、両者を嵌合・一体化して作製するようにすれば軽量化と剛性の向上を同時に図ることができる。
また、周辺部材11Bの中央部材11Aと嵌合する側とは反対側には係止片18、規制片19などを長手方向に延設しておけば、後述する副搬送ユニット50およびガイドユニット70の主搬送部材10への着脱が容易に行える。
また、主搬送ユニット10の上下両面には、それぞれ複数のフック20が適宜の間隔で配置され、玉貸機Aの背面側に列設する際に玉貸機Aから延設する図示しない支持腕により簡単に支持して列設することができる構造となっている。
また、主搬送ユニット10の長手方向両端側の上面にはビス穴が設けられ、図7に示したように連設した主搬送ユニット10同士あるいはUターン用ユニット30との対向した端部側上面に載置したU字状の連結部材91をビス止めすることで、主搬送ユニット10同士あるいはUターン用ユニット30とが一体化できるように構成されている。
さらに、図8に示したように、主搬送ユニット10の上下面両には取付部材93をビス止めし、主搬送ユニット10をその取付部材93を介して、玉貸機Aに併設されるパチンコ台などの遊技機の背面などに簡単に固定することができるようにもなっている。
なお、主搬送ユニット10の長手方向に2列で延設された規制片19同士の間に、摺動部材94が規制片19の延設方向に摺動可能に遊嵌され、その規制片19の図示しないビス穴を利用して取付部材93が主搬送ユニット10の上下に固定されるので、取付部材93は主搬送ユニット10の長手方向の所望の部位に取付可能となっている。
Uターン用ユニット30は、図4に示したように前記図2などに示した主搬送ユニット10と略同様の構成を有する主搬送部材30Aと、主搬送部材30Aの駆動モータ35が設けられていない側の端部に配置された反転搬送部材30Bとからなり、主搬送部材30Aと反転搬送部材30Bとはそれぞれのフレーム部材31A、31Bの図示しない凹凸嵌合、ビスを用いた連結などにより分離可能に一体化されている。
主搬送部材30Aにおいては、従動プーリ33Aは駆動プーリ32Aより直径が大きく形成され、そのプーリ32A、33Aにより第1の無端の搬送ベルト34Aが張設されている。従動プーリ33Aが駆動プーリ32Aより太く作製されているのは、従動プーリ33Aの側で紙幣BをUターンさせる際の搬送抵抗を小さくするためである。
反転搬送部材30Bにおいては、フレーム部材31Bに複数個の支軸33bが立設され、各支軸に回転自在に装着された従動プーリ33Bにより第2の無端の搬送ベルト34Bが略凹字状に張設されている。
そして、第2の搬送ベルト34Bの略凹字状のへ込み部34bに第1の搬送ベルト34Aの従動プーリ33Aに張設されている部分が密接状態に嵌め込まれて、第1の搬送ベルト34Aの回転により第2の搬送ベルト34Bが従動回転し、紙幣Bを第1の搬送ベルト34Aと第2の搬送ベルト34Bとで挟持して搬送可能に設けられている。
なお、このUターン用ユニット30においても、主搬送ユニット10の場合と同様に係止片38、規制片39、フック40が設けられ、副搬送ユニット50およびガイドユニット70の主搬送部材10への着脱を容易にすると共に、玉貸機Aの背面側に設置する際の施工性が高められている。さらに、Uターン用ユニット30をパチンコ台などの遊技機の背面などに簡単に固定するための取付部材93も、ビス止め可能となっている。
副搬送ユニット50は、図5に示したように紙幣取込口52が開口したフレーム部材51と、紙幣取込口52から延設された紙幣搬入路53を形成する紙幣ガイド54と、紙幣取込口52側の紙幣搬入路53に臨んで設置された一対の搬送ローラ55A、55Bと、主搬送ユニット10の搬送ベルト14またはUターン用ユニット30の第1の搬送ベルト34Aの外周面に接して、搬送ベルト14などの回転から動力を受けて回転する、横並びに設置された一対の駆動ローラ56A、56Bと、駆動ローラ56A、56Bそれぞれに設けられたギヤに噛合して回転するギヤ57と、搬送ローラ55Aに設けられたギヤと、搬送ローラ55A側の駆動ローラ56Aに設けられたギヤと噛合し、駆動ローラ56Aの回転により搬送ローラ55Aを回転させるギヤ58とを備えている。
したがって、搬送ベルト14などの外周面に接している駆動ローラ56Aが搬送ベルト14などの回転により回転したときだけでなく、駆動ローラ56Bが搬送ベルト14などの回転により回転したときにも、その回転がギヤ58を介して搬送ローラ55Aのギヤに伝達され、それにより搬送ローラ55Aが回転する。
そのため、副搬送ユニット50が列設されている主搬送ユニット10同士の接続部や、主搬送ユニット10とUターン用ユニット30との接続部に設置されるときも、副搬送ユニット50設置の上流側か下流側に位置する搬送ベルト14または第1の搬送ベルト34Aの何れかが回転しておれば、駆動ローラ56A、56Bの少なくとも何れか一方は回転し、その回転がギヤ58を介して搬送ローラ55Aのギヤに伝達され、それによって搬送ローラ55Aが回転するので、紙幣取込口52から紙幣搬入路53に先端部が挿入された紙幣Bは一対の搬送ローラ55A、55Bに挟まれて紙幣搬入路53に引き込まれ、主搬送ユニット10またはUターン用ユニット30の側に送出される。
なお、搬送ローラ55Bの支軸55bは、ばね59により搬送ローラ55Aの側に付勢され、一対の搬送ローラ55A、55Bは所定の押圧力、例えば玉貸機Aに内蔵された図示しない一対の搬送ローラが紙幣Bを挟持する力より小さい押圧力で接している。
したがって、紙幣Bを挟持した玉貸機Aの一対の搬送ローラが回転停止状態にあるときには、回転中の一対の搬送ローラ55A、55Bがその紙幣Bを挟持して搬送しようとしてもスリップし、玉貸機Aから副搬送ユニット50への紙幣Bの受け渡しは行われない。
また、副搬送ユニット50には円周部分がばね60により搬送ベルト14または第1の搬送ベルト34Aの外周面に押圧されるピンチローラ61が、左右の両端部側に各1個設けられて、横方向から搬送されてきた紙幣Bを搬送ベルト14などの外周面とピンチローラ61との間に挟持して同一方向に搬送可能に設けられている。
上記構成の副搬送ユニット50においては、フレーム部材51の上下両端部側に複数の係止片62とスリット63とが設けられている。そして、これらと主搬送ユニット10、Uターン用ユニット30に設けた係止片18、38とを嵌合させることにより、主搬送ユニット10またはUターン用ユニット30の側面に分離可能に添設される(図3参照)。
ガイドユニット70においては、図6に示したように左右方向に離間した2個のピンチローラ72がフレーム部材71に取り付けられている。そして、この二つのピンチローラ72は、それぞればね73によって主搬送ユニット10の搬送ベルト14またはUターン用ユニット30の第1の搬送ベルト34Aの外周面に押圧される。
また、ガイドユニット70の搬送ベルト14などより上方で搬送ベルト14などに臨む側には紙幣Bの通過を検出するための紙幣検出手段74が設けられている。この場合の紙幣検出手段74は、搬送ベルト14などの対峙する外周面を超えて突設可能に設置された腕部材74Aが搬送ベルト14などの回転移動に伴って搬送されてくる紙幣Bが突き当たることで後退し、腕部材74Aのその後退を光学的、電気的、磁気的手法などを用いて検知し、紙幣Bの到達・通過を検出するようになっている。
また、フレーム部材71は、2個のピンチローラ72が取り付けられている本体部71Aと、ピンチローラ72が取り付けられていない連設部71Bとで構成され、ヒンジ75により水平面内で回動可能に連結されている。そして、連設部71Bにはスライドカバー76が取り付けられ、スライドカバー76を左右方向にスライドすることにより、搬送ベルト14などを覆う長さが自在に調節できるようになっている。
なお、77は連設部71Bの外面の左右方向に列設された係合溝、78はその係合溝に係止可能にスライドカバー76に設けられた棒ばねであり、係合溝77と棒ばね78とが係合することでスライドカバー76の位置決めがなされるようになっている。
上記構成のガイドユニット70にも、本体部71Aの上下両端部側に複数の係止片79とスリット80とが設けられ、主搬送ユニット10、Uターン用ユニット30の上下に設けた係止片18、38と嵌合させることにより、主搬送ユニット10またはUターン用ユニット30の側面に分離可能に添設できるように構成されている(図3参照)。
列設された複数の玉貸機Aを制御する制御手段95と、本発明の紙幣搬送手段100の制御手段96は共に記憶手段・計時手段・演算手段などを備えて構成され、送受信可能に接続されている。制御手段95は各玉貸機Aから出力された信号を受信して玉貸機A毎の売上金額の集計が可能に、また、玉貸機Aに投入された紙幣Bを玉貸機Aに内蔵された図示しない一対の搬送ローラにより挟持して玉貸機Aの部分に一旦保持するための制御信号などを、該当する玉貸機Aに送信可能に全ての玉貸機Aと接続されている。
一方、制御手段96は、紙幣Bが到達したときに各主搬送ユニット10とUターン用ユニット30に添設された各ガイドユニット70の紙幣検出手段74が出力する所要の検出信号の受信が可能に設けられ、さらに各主搬送ユニット10とUターン用ユニット30の駆動モータ15、35の起動/停止が個別に行えるように設けられている。
すなわち、制御手段96は受信した検出信号から紙幣Bがある位置を割り出し、紙幣Bが位置する部位の主搬送ユニット10またはUターン用ユニット30と、紙幣搬送方向におけるその直ぐ下流側の主搬送ユニット10またはUターン用ユニット30の駆動モータ15または35を駆動するための所要の制御信号を出力するように設けられている。
また、制御手段96から制御手段95に所要の制御信号が出力され、紙幣Bが位置する部位の直ぐ下流側に位置する玉貸機Aに対し、内蔵する一対の搬送ローラを紙幣Bが該当する玉貸機Aに臨む部位を通過するまで回転停止状態にするための所要の制御信号を、制御手段95から送信できるように設けられている。
なお、紙幣Bの通過はその搬送速度から割り出しても良いし、下流側に設けた紙幣検出手段74が紙幣Bの到達を検出したことで判断するようにしても良い。また、紙幣Bが通過するまで該当する玉貸機Aに内蔵された一対の搬送ローラは回転停止状態に保持されるが、この回転停止状態には、玉貸機Aに投入された紙幣Bの真偽を判定するために紙幣Bを玉貸機Aの図示しない真偽判定手段の位置まで引き込む際の回転は含まれない。
したがって、本発明の紙幣搬送装置100においては、何れの玉貸機Aに投入された紙幣Bも、主搬送ユニット10により搬送されている紙幣Bとは重なり合うことなく主搬送ユニット10を介して島端まで搬送することができるので、適宜の紙幣識別手段を設けておけば、島端に設置された金庫Cに金種毎に分別して収納することができる。
しかも、紙幣Bが位置している部位の主搬送ユニット10またはUターン用ユニット30と、その直ぐ下流側の主搬送ユニット10またはUターン用ユニット30の駆動モータ15、35だけが起動されるので運転コストを節約することができる。
また、本発明の紙幣搬送装置100においては、その構造から明らかなように主搬送ユニット10、Uターン用ユニット30に対する副搬送ユニット50の添設位置には制限がないので、玉貸機Aの設置間隔が変更になっても容易に対応することができる。
すなわち、本発明の紙幣搬送装置100においては、玉貸機Aが列設されている範囲で主搬送ユニット10を列設(両島の場合は列端にUターン用ユニット30を配置)し、玉貸機Aの背面に臨むように副搬送ユニット50を主搬送ユニット10に添設し、副搬送ユニット50が添設されていない主搬送ユニット10の部位にガイドユニット70を添設するだけで紙幣搬送装置が完成する。
なお、玉貸機Aが列設されている全長に、主搬送ユニット10の列設長さが略一致し得るように、所定の長さに作製される主搬送ユニット10と構造は同じで長さだけが玉貸機Aの最大設置間隔の範囲内で異なる3、4種類の調整用ユニットを作製し在庫しておく。
そうすれば、所定の長さの複数の主搬送ユニット10の列設と、在庫している適宜の長さの調整用ユニット一つを列端などに加えるだけで両方の長さを略一致させることが可能であるので、在庫する場合も特許文献1記載の発明に比べて遥かに経済的である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
例えば、玉貸機Aを横並びに一列に設置し、その背面側に本発明の紙葉類搬送装置を設置して、玉貸機Aに投入された紙幣Bを島端に設けた金庫Cまで一方向に搬送する紙幣搬送装置とするときには、Uターン用ユニット30を用いない構成が採用される。
また、玉貸機Aに内蔵された一対の搬送ローラが紙幣Bの一端側を挟持して回転停止状態にあるときに、紙幣Bの他端側を挟持した副搬送ユニット50の一対の搬送ローラ55A、55Bの部位でスリップするのではなく、主搬送ユニット10の搬送ベルト14あるいはUターン用ユニット30の第1の搬送ベルト34Aと駆動ローラ56A、56Bとの接触部でスリップするように構成しても、一対の搬送ローラ55A、55Bの部位でスリップする上記構成の紙葉類搬送装置100と同等の作用効果を奏することができる。
本発明の紙幣搬送装置の説明図である。 主搬送ユニットの説明図であり、(A)は上方から見た説明図、(B)は前方から見た説明図である。 主搬送ユニットのフレーム部材の説明図であり、(A)は側方から見た説明図、(B)は副搬送ユニットとガイドユニットとが添設された状態を側方から見た説明図である。 Uターン用ユニットの説明図であり、(A)は上方から見た説明図、(B)は前方から見た説明図である。 副搬送ユニットの説明図であり、(A)は上方から見た説明図、(B)は前方から見た説明図である。 ガイドユニットの説明図であり、(A)は連設部が搬送ベルトに添わされた状態の説明図、(B)は連設部が前方に回動した状態の説明図、(C)は前方から見た説明図である。 連設された主搬送ユニット同士の連結部の説明図である。 遊技台に取り付けるための取付部材の説明図である。 第1の従来技術の説明図である。 第2の従来技術の説明図である。
符号の説明
1 フレーム部材
2 駆動輪
3 遊動輪
4 搬送ベルト
5 駆動モータ
6 挟持ボール
7 紙幣ガイド
8 合流搬送ユニット
9 中継搬送ユニット
10 主搬送ユニット
11 フレーム部材
11A 中央部材
11B 周辺部材
12 駆動プーリ
12A 回転軸
13 従動プーリ
13A 回転軸
14 搬送ベルト
15 駆動モータ
16 間隔保持部材
17A、17B 紙幣ガイド
17C ガイド面
18 係止片
19 規制片
20 フック
30 Uターン用ユニット
30A 主搬送部材
30B 反転搬送部材
31A、31B フレーム部材
32A 駆動プーリ
33A、33B 従動プーリ
33b 支軸
34A 第1の搬送ベルト
34B 第2の搬送ベルト
34b へ込み部
35 駆動モータ
36 間隔保持部材
37A、37B 紙幣ガイド
38 係止片
39 規制片
40 フック
50 副搬送ユニット
51 フレーム部材
52 紙幣取込口
53 紙幣搬入路
54 紙幣ガイド
55A、55B 搬送ローラ
55b 支軸
56A、56B 駆動ローラ
57、58 ギヤ
59、60 ばね
61 ピンチローラ
62 係止片
63 スリット
70 ガイドユニット
71 フレーム部材
71A 本体部
71B 連設部
72 ピンチローラ
73 ばね
74 紙幣検出手段
74A 腕部材
75 ヒンジ
76 スライドカバー
77 係合溝
78 棒ばね
79 係止片
80 スリット
91 連結部材
92 ビス
93 取付部材
94 摺動部材
95、96 制御手段
100、100X、100Y 紙幣搬送装置
A 玉貸機
B 紙幣
C 金庫
D 遊技台

Claims (5)

  1. 無端の搬送ベルトを備え、搬送ベルトの張設方向に列設された複数の主搬送ユニットと、主搬送ユニットの列設方向の任意の部位に添設された複数の副搬送ユニットと、副搬送ユニットが添設されていない部位の主搬送ユニットの搬送ベルトの外周面に臨んで添設された複数のガイドユニットとを備えて構成される紙葉類搬送装置において、主搬送ユニットの無端の搬送ベルトは水平面内で回転可能に駆動プーリと従動プーリとに張設され、副搬送ユニットは紙葉類を挟持して取込み、主搬送ユニット側に送出する一対の搬送ローラと、主搬送ユニットの搬送ベルトに接して回転時の搬送ベルトから得た駆動力により一対の搬送ローラを回転させる駆動ローラとを備え、ガイドユニットは主搬送ユニットの搬送ベルト外周面に押圧されるピンチローラとカバー部材とを備えて搬送ベルト外周面との間に紙葉類の搬送路を形成したことを特徴とする紙葉類搬送装置。
  2. 副搬送ユニットの駆動ローラは主搬送ユニットの搬送ベルト張設方向に複数個が列設されたことを特徴とする請求項1記載の紙葉類搬送装置。
  3. 水平面内で回転可能に駆動プーリと従動プーリとに張設された無端の第1の搬送ベルトと、へ込み部に第1の搬送ベルトの一方のプーリに張設されている部分が密接状態に嵌め込まれている平面形状が略凹字状に張設された無端の第2の搬送ベルトとを備えたUターン用ユニットが、主搬送ユニットが列設された一方の列設端部に第1の搬送ベルト側を主搬送ユニット側に向けて列設され、他方の列設端部に紙葉類を収納する収納庫が設置されたことを特徴とする請求項1または2記載の紙葉類搬送装置。
  4. 副搬送ユニットの搬送ローラ、駆動ローラの少なくとも何れか一方は、所定の負荷を超える負荷が掛かったときに空転可能に設けられたことを特徴とする請求項1〜3何れかに記載の紙葉類搬送装置。
  5. 主搬送ユニットの搬送ベルト外周面とガイドユニットとの間に形成された搬送路を通過する紙葉類を検出する複数個の通過検出手段と、通過検出手段が出力する信号に基づいて所要の主搬送ユニットの駆動プーリを駆動させる制御手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜4何れかに記載の紙葉類搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009005998A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Citizen Sayama Co Ltd 紙幣搬送装置
JP2009061024A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Citizen Sayama Co Ltd 紙幣搬送装置
JP7461629B2 (ja) 2020-01-17 2024-04-04 マミヤ・オーピー株式会社 台間機接続装置

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