JP4758009B2 - 紙幣搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機,スロットマシン等の遊技台が設置された遊技場にて、パチンコ玉,メダル等の遊技媒体の貸出を行なう遊技媒体貸出機に投入された紙幣を搬送するための、ユニット化された紙幣搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技島は、複数の遊技台と、隣接する遊技台間に設置される遊技媒体貸出機とを直線状に配置することにより、構成されている。そして、遊技媒体貸出機に投入された紙幣は、複数の遊技台と複数の台間遊技媒体貸出機の背面または背面上部にて遊技島全体に亘って設けられた紙幣搬送装置により、遊技島の端部に設けられた島管理装置に搬送され、回収されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような遊技台及び遊技媒体貸出機は、直線状に配置されるのみで、例えば曲線を含む変化のある遊技島の配置は実際には採用されていない。そして、紙幣搬送装置も直線状に配置された遊技島を前提としていることから、例えば円弧状,円状,S字状,L字状等の種々の形状の遊技島を配置したとしても、紙幣搬送装置がこのような形状の遊技島に対応することができない。
従って、種々の形状の遊技島により、店舗のイメージを変えたり、店舗のスペースを有効活用したり、あるいは既存のビル等の店舗スペースに新規開店しようとしても、店舗スペースの形状によっては、遊技島を配置することができないことがあった。
【0004】
これに対して、紙幣搬送装置をユニット化して、種々の形状の遊技島の配置に対応できるようにした紙幣搬送装置が、本出願人による特開平11−263467号公報により開示されている。
この紙幣搬送装置は、複数の遊技媒体貸出機からの紙幣を取り込んで合流させる合流部と、合流させた紙幣を搬送する搬送部と、この搬送部に回動自在に設けられた搬送方向を変化させる搬送方向調整体と、から構成されている。
【0005】
しかしながら、この紙幣搬送装置においては、搬送方向調整体は、ジョイント部材の先端に取り付けられているため、その搬送方向が長くなる。従って、合流部の前方に搬送部及び搬送方向調整体が位置することになるため、重量配分にバラツキがあり、バランスが悪い。これにより、施工の際の取扱いが難しいという問題があった。
【0006】
また、搬送方向調整体の搬送ベルトが、搬送部の搬送ベルトの駆動力によって駆動されるようになっているため、搬送方向調整体の搬送ベルトの駆動力が比較的小さくなってしまうので、搬送方向調整体における駆動効率が低下し、搬送速度が低下することになり、紙幣詰まりの恐れがあった。
【0007】
本発明は、以上の点に鑑み、種々の形状の遊技島に対応して、遊技島の複数の遊技台及び遊技媒体貸出機に沿ってその背面または背面上部に設置することができると共に、紙幣が確実に搬送され、さらに重量バランスを向上させるようにした、ユニット式の紙幣搬送装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明によれば、遊技島の複数の遊技台及び遊技媒体貸出機に沿ってその背面または背面上部に設置する紙幣搬送装置は、上流から下流端へと紙幣を搬送する搬送部と、搬送部の下流端に設けられた他のユニットと連結するための連結部と、搬送部の上流端に遊技媒体貸出機からの紙幣を取り込んで搬送部に合流させる合流部と、合流部の上流端に合流部に対して固定保持される固定部と固定部に対して垂直な回転軸の周りに揺動可能に支持された可動部とを備えた搬送方向可変部と、からユニットとして構成され、搬送部の搬送ベルトと可動部の駆動プーリと固定部の可動プーリに巻回された搬送ベルトは、合流部の駆動ローラと共に連動し、可動部の揺動時に可動部の駆動プーリが、ガイド軸の周りに回動すると共に、固定部の可動プーリが長手方向に沿って移動することにより搬送方向可変部内の搬送ベルトが常に張架されているように成した紙幣搬送装置であって、上記搬送方向可変部が、一側にのみ揺動可能であると共に、上下に関して対称に構成されていることにより、達成される。
【0012】
上記構成によれば、遊技島を構成する複数の遊技台及び遊技媒体貸出機に沿ってその背面または背面上部にそれぞれ紙幣搬送装置を配置し、一つの紙幣搬送装置の下流端に取り付けられた連結部を、下流側に隣接する他の紙幣搬送装置の上流端の搬送方向可変部の可動部に対して接続する。その際、搬送方向可変部の可動部を遊技島の形状に対応して、固定部に対して回転軸の周りに揺動させる。
このようにして、各紙幣搬送装置を順次に接続することにより、遊技島の形状に沿って紙幣搬送装置が設置されることになる。
【0013】
この場合、搬送方向可変部が、搬送部の上流端にて合流部に隣接して揺動可能に取り付けられているので、比較的重量の大きい合流部と搬送方向可変部が、互いに接近して配置されることになるので、搬送部の上流端即ち合流部付近にて重量バランスが良好になる。従って、施工の際の紙幣搬送装置の取扱いが容易になる。
また、搬送方向可変部において、搬送ベルトが合流部の駆動ローラと共に、連動駆動されるので、上記搬送ベルトに伝達される駆動力が十分大きい。これにより、搬送方向可変部の搬送ベルトが紙幣を確実に搬送することになると共に、紙幣詰まりの発生が抑制され得ることになる。
【0014】
上記搬送方向可変部が、可動部の駆動プーリと固定部の可動プーリに巻回された搬送ベルトを備えており、可動部の揺動時に、可動部の駆動プーリが、ガイド軸の周りに回動すると共に、固定部の可動プーリが長手方向に沿って移動することにより、駆動プーリ及び可動プーリに巻回された搬送ベルトが常に張架されることになる。従って、可動部が揺動したとしても、その揺動角度にかかわらず、搬送ベルトは常に張架されているので、紙幣は確実に搬送ベルトにより搬送されることになる。
【0015】
上記搬送方向可変部の固定部の少なくとも一方が、開閉可能に取り付けられたメンテナンスドアを備えている場合には、搬送方向可変部の内部で紙幣詰まり等が発生したとき、このメンテナンスドアを開放することにより、搬送方向可変部の内部を容易に確認し、紙幣を取除くことができる。
【0016】
上記搬送方向可変部が、一側にのみ揺動可能であると共に、上下に関して対称に構成されている場合には、一側にのみ揺動可能であることにより、構成が簡略化され、部品コスト及び組立コストが低減され得ると共に、設置すべき遊技島の形状に対応して、搬送方向可変部を天地逆転させることにより、遊技島の複数の遊技台及び遊技媒体貸出機に沿ってその背面または背面上部に紙幣搬送装置を設置することができる。これにより、それぞれ左側または右側に揺動する二種類の専用の搬送方向可変部を用意する必要がないことから、共通部品の使用と量産効果によって、より一層コストが低減され得ることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明による紙幣搬送装置が使用される遊技島を示している。
図1において、遊技島1には、複数台の遊技台(例えばスロットマシン)2が、所定形状に並んで配列されていると共に、互いに隣接する二台の遊技台2の間毎に、縦長薄型の遊技媒体貸出機(例えばメダル貸出機)3が設けられている。
さらに、各遊技媒体貸出機3に投入された紙幣を収納するために、遊技台2の背面には、紙幣搬送部4が設けられており、この紙幣搬送部4によって、遊技島1の端部に設けられた島管理装置5に搬送され、収納されるようになっている。
尚、スロットマシンによる遊技台の場合、その構造上、遊技台の基盤(背面)を前面に開くことができず、そのため、メンテナンス上から上記紙幣搬送部4は、遊技台2及び遊技媒体貸出機3の背面上部に配置されている。
また、遊技島1は、前後に遊技台2を配置し、互いに隣接する二台の遊技台2の間毎に、縦長薄型の遊技媒体貸出機3が設けられる所謂両島として構成されたり、店舗の壁面に沿って配列される所謂壁島として構成されるものである。
【0018】
ここで、上記紙幣搬送部4は、各遊技台2の上側で遊技台2に沿って設けられた個々の紙幣搬送装置10が互いに連結されることにより、構成されている。
紙幣搬送装置10は、遊技島1の形状に対応して、所謂壁島の例を示し、図2(A)または(B)に示すように、構成されている。
即ち、島管理装置5側(即ち下流側)から見て右側に壁面Wがある場合には、紙幣搬送部4は、図2(A)に示すように右島用として構成され、下流に向かって右曲がりに設置される。また、島管理装置5側から見て左側に壁面Wがある場合には、紙幣搬送部4は、図2(B)に示すように左島用として構成され、下流に向かって左曲がりに設置される。
【0019】
ここで、右島用の紙幣搬送装置10と左島用の紙幣搬送装置10は、同様の構成であるので、以下に先づ右島用の紙幣搬送装置10について説明する。
図3に示すように、紙幣搬送装置10は、ユニットとして構成されており、紙幣搬送方向(以下、長手方向、即ち図中右側から左側へと)に関して上流端に合流部20を備え且つ長手方向に延びる搬送部30と、合流部20の上流端に設けられた固定部40及び可動部50から成る搬送方向可変部11とを含んでいる。
【0020】
上記合流部20は、図4(B)に示すように、長手方向に関してその両側の少なくとも一方(図示の場合、両側に設けて上記両島に対応する場合を示す)に紙幣受入口21と、この紙幣受入口21からの紙幣を取り込み、及び上流側からの紙幣を下流側に搬送するための合流搬送路22と、を備えている。
【0021】
上記紙幣受入口21及び合流搬送路22の合流点付近には、紙幣送り用の駆動ローラ24,25及び取込みローラ26が設けられている。
尚、駆動ローラ24,25は、遊技媒体貸出機3に投入された紙幣を取り込む取込みローラでもある。
駆動ローラ24,25は、その回転軸の一端に設けられた駆動歯車24a,25aが互いに噛合すると共に、駆動ローラ24の駆動プーリ24bが、取込みローラ26の回転軸の一端に設けられた駆動プーリ26aと駆動ベルト27を介して連結されている。
また、駆動ローラ24の回転軸は、駆動モータ23(図4(A)参照)により、図示しない駆動機構を介して回転駆動されるようになっている。
【0022】
これにより、各紙幣受入口21からの紙幣が、それぞれ駆動ローラ24,25により合流搬送路22に取り込まれると共に、上流側から合流搬送路22に進入する紙幣が、取込みローラ26により合流搬送路22内に取り込まれるようになっている。
【0023】
上記搬送部30は、公知の構成であって、図4(A)及び(B)に示すように、長手方向に沿って配設された関節状のガイドから成る搬送路31を備えており、図示しない無端搬送ベルトにより搬送路31内に沿って紙幣を下流側に向かって搬送するようになっている。
さらに、搬送部31は、その下流端に連結部32を有している。
この連結部32は、搬送部31の外面に沿って長手方向に移動可能に支持され、下流側に接続されるべき紙幣搬送装置10の上流端を構成する搬送方向可変部11の可動部50または遊技島1の下流端の島管理装置5の紙幣搬入口に連結されるようになっている。
【0024】
上記搬送方向可変部11のうち、固定部40は、図5に示すように、その下流端が、搬送部30の合流部20の上流端に着脱可能に取り付けられると共に、その上流端には、可動部50が回転軸52の周りに揺動可能に支持されている。
この可動部50は、図3(A)及び図5に示す真っ直の位置から、図6に示すように、上流端から見て右方に約90度まで揺動可能であるが、これに制限されるものではなく、90度以上揺動可能であっても何ら問題はない。
尚、後述するようにこの可動部50は、固定部40を上下反転されることにより、図11に示すように上流端から見て左方に揺動することもできるようになっている。
【0025】
上記固定部40は、図5(B)に示すように、固定部40を長手方向に通過する搬送路41に隣接して、可動プーリ42を備えている。
この可動プーリ42は、固定部40のフレーム43に設けられたガイド溝43aに沿って長手方向に摺動可能に支持された摺動部材44に支持されており、この摺動部材44は、引張りバネ45により下流側に向かって付勢されている。
さらに、上記固定部40は、可動プーリ42に対向し、搬送路41の両側(図においては上下)に、それぞれガイド板46及びテンションローラ47、さらにはメンテナンスドア48を備えている。
ガイド板46は、フレーム43から内側に突出するように形成されている。
テンションローラ47は、図示しない支持手段により回転可能に支持されると共に、搬送路41に向かって付勢されている。
尚、固定部40は、そのフレーム43の側面に、メンテナンスドア48を備えており、このメンテナンスドア48を開放することにより、内部を確認し、搬送路内で詰まった紙幣を取除いたり、他のメンテナンス作業を行なうことができるようになっている。
【0026】
上記搬送方向可変部11の可動部50は、前述したように上記回転軸52の周りに揺動可能に支持されていると共に、回転軸52に取り付けられたプーリ52aが、前記合流部20の取込みローラ26の駆動プーリ26aに対して駆動ベルト53を介して連結されている。
また、可動部50は、回転軸52に対して搬送路41を挟んで対向するように駆動軸51を備えている。
駆動軸51は、その上端のプーリ51aが、上記回転軸52のプーリ52aに対して駆動ベルト57(図3(A)参照)を介して連結され、合流部20の下面に取り付けられた駆動モータ23の回転駆動が、駆動歯車24aに伝達されると共に、該駆動歯車24aと歯合した駆動歯車25aが逆方向に同一速度で回転される。
且つ、駆動プーリ24b,26a間に装着された駆動ベルト27によって駆動プーリ26aが同一方向に同一速度で回転する。
さらに、駆動ベルト53,プーリ52a及び駆動ベルト57を介して搬送方向可変部11の可動部50に設けられた駆動プーリ51aが駆動モータ23の回転駆動を伝達駆動されている。
【0027】
さらに、可動部50は、図8に詳細に示されているように、上記駆動軸51の中間に互いに隔置された二個の駆動搬送プーリ51bを有し、上記回転軸52と軸芯を同じくして固定部40のフレーム43の上下板に回転自在にガイド軸58を有し、このガイド軸58は、上記駆動軸51の二個の駆動搬送プーリ51bに対向して二個のガイドローラ58aを備えており、さらに駆動軸51の下流側に方向転換時に搬送ベルト56をガイドするガイドプーリ55を備えている。この場合、駆動軸51及びガイドプーリ55は、それぞれ、ガイド軸58の同心円上に配置されている。
そして、上記駆動プーリ51bと可動プーリ42との間に、ガイドローラ58a及びガイドプーリ55を介して、搬送ベルト56が巻回されている。
ここで、搬送方向可変部11の可動部50がガイド軸58の周りに揺動されると、図3(B),図8及び図9に示すように、上記駆動プーリ51bがガイド軸58の周りに回転することになり、これに伴ってガイドプーリ55もガイド軸58の周りに回転し、搬送ベルト56により可動プーリ42が引張りバネ45の張力に抗して上流側に移動する。そして、可動部50が図6に示すように、例えば90度揺動した場合にあっても、これにより、搬送ベルト56が弛むことなく、引張りバネ45により常に付勢された状態に保持されることになる。
【0028】
次に、左島用の紙幣搬送装置10は、図3乃至図9に示した右島用の紙幣搬送装置とほぼ同様の構成であり、搬送方向可変部11のみが異なる構成になっている。
ここで、左島用の紙幣搬送装置10の搬送方向可変部11は、その構成部品が右島用の紙幣搬送装置10の搬送方向可変部11と同じであり、固定部40及び可動部50のフレームが上下反転して使用されていると共に、駆動軸51のプーリ51aと回転軸52のプーリ52a間に懸け渡された駆動ベルト57に代えて、可動部50の回転軸52に取り付けられた歯車52Cが、図10乃至図11に示すように、駆動軸51に取り付けられた歯車51cと噛合するようになっている。
これにより、左島用の紙幣搬送装置10において、搬送方向可変部11の可動部50は、図11に示すように、上流端から見て左方に約90度まで揺動可能に構成されている。
【0029】
本発明実施形態による装置10は、以上のように構成されており、以下に示すように動作する。
紙幣搬送装置10において、駆動モータ23により、駆動歯車24a(駆動ローラ24)が回転駆動される。これにより、該駆動歯車24aと歯合した駆動歯車25a(駆動ローラ25)が逆方向に同一速度で回転する。
且つ、駆動プーリ24bと26aの間に装着された駆動ベルト27によって駆動プーリ26a(取込みローラ26)が同一方向に同一速度で回転する。
さらに、駆動ベルト53を介して回転軸52のプーリ52aそして駆動軸51のプーリ51aが回転駆動される。これにより、可動部50の駆動プーリ51bが、合流部20の駆動モータ23により、直接的に回転駆動されるので、駆動力が比較的大きい。従って、駆動プーリ51bにより駆動される搬送ベルト56によって、紙幣が確実に搬送されることになる。
【0030】
そして、図2にて他の紙幣搬送装置10から進入する紙幣は、紙幣搬送装置10の上流端にて、搬送方向可変部11の可動部50の駆動軸51の駆動プーリ51bとガイドローラ58の間に進入して、搬送ベルト56により搬送され、固定部40内にて、ガイド板46とテンションローラ47との間を通って、合流部20に進入する。
【0031】
そして、合流部20の合流搬送路22内に進入した紙幣は、取込みローラ26により下流側に向かって搬送され、また紙幣受入口21から合流搬送路22内に進入した紙幣は、駆動ローラ24または25により下流側に向かって搬送され、搬送部30の搬送路31内に進入する。
最後に、紙幣は、搬送路31内で下流側に向かって搬送され、次の紙幣搬送装置10または遊技島1の端部の島管理装置5に受け渡される。
【0032】
ここで、搬送部30の上流端に合流部20が備えられると共に、搬送方向可変部11が取り付けられているので、搬送部30の上流端付近に、比較的重い合流部20及び搬送方向可変部11が位置することになり、重量バランスが良好になっている。従って、紙幣搬送装置10の設置作業が容易に行なわれ得ると共に、搬送方向可変部11の可動部の上流端に対して、上流側の紙幣搬送装置10の搬送部30の下流端の連結部32を連結することにより、容易に且つ確実に紙幣搬送装置10が連結され、紙幣搬送部4を構成することができる。連結部32の連結は、互いに隣接する紙幣搬送装置10を位置合わせした後、連結部32を搬送部30の長手方向に沿って摺動させることにより、連結部32の下流端を、下流側の紙幣搬送装置10の搬送方向可変部11の可動部50に対して接続することにより、容易に行なわれる。
【0033】
その際、紙幣搬送部を遊技島1の形状に対応して、屈曲させる場合、その屈曲方向に合わせて、右島用または左島用の紙幣搬送装置10を使用することにより、所望の形状の紙幣搬送部4を構成することが可能である。
このとき、右島用と左島用の紙幣搬送装置10は、共通の部品を使用することにより、構成されているので、部品点数が少なくて済み、大量生産により、コストが低減され得ることになる。
【0034】
また、搬送方向可変部11の固定部40または可動部50内で紙幣詰まり等が発生した場合には、固定部40のメンテナンスドア48を開放することにより、搬送方向可変部11の内部を容易に確認することができ、詰まった紙幣を取除く等のメンテナンス作業を容易に行なうことができる。
【0035】
上述した実施形態においては、搬送ベルト56は、上下二段に設けられているが、これに限らず、一本の搬送ベルト56のみが設けられていてもよいことは明らかである。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、遊技島を構成する複数の遊技台及び遊技媒体貸出機の背面側に沿ってそれぞれ紙幣搬送装置を配置し、一つの紙幣搬送装置の下流端に取り付けられた連結部を、下流側に隣接する他の紙幣搬送装置の上流端の搬送方向可変部の可動部に対して接続する。その際、搬送方向可変部の可動部を遊技島の形状に対応して、固定部に対して回転軸の周りに揺動させる。
このようにして、各紙幣搬送装置を順次に接続することにより、遊技島の形状に沿って紙幣搬送装置が設置されることになる。
【0037】
この場合、搬送方向可変部が、搬送部の上流端にて合流部に隣接して揺動可能に取り付けられているので、比較的重量の大きい合流部と搬送方向可変部が、互いに接近して配置されることになるので、搬送部の上流端付近にて重量バランスが良好になる。従って、施工の際の紙幣搬送装置の取扱いが容易になる。
また、搬送方向可変部の搬送ベルトが合流部の駆動ローラと共に、共通の駆動部により直接に駆動されるので、搬送ベルトに伝達される駆動力が十分大きい。これにより、搬送ベルトが紙幣を確実に搬送することになると共に、紙幣詰まりの発生が抑制され得ることになる。
【0038】
かくして、本発明によれば、種々の形状の遊技島に対応して、遊技島の複数の遊技台及び遊技媒体貸出機に沿ってその背面または背面上部に設置することができると共に、紙幣が確実に搬送され、さらに重量バランスを向上させるようにした、ユニット式の紙幣搬送装置が提供され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシンによる遊技島の一例の構成を示す概略斜視図である。
【図2】本発明による紙幣搬送装置の一実施形態を壁島に供した状態を示し、(A)は右島用、及び(B)は左島用の設置状態を示す平面図である。
【図3】図2(A)の右島用の紙幣搬送装置の合流部及び搬送方向可変部のカバーを除いた状態を示し、(A)は平面図、及び(B)は搬送方向可変部可動部が90度より小角度で回動した状態の平面図である。
【図4】図3の紙幣搬送装置を示し、(A)は正面図、及び(B)は(A)の4B−4B線断面図である。
【図5】図3の紙幣搬送装置における搬送方向可変部を示し、(A)は正面図、及び(B)は断面図である。
【図6】図5の搬送方向可変部の可動部を90度だけ回動した状態を示し、(A)は正面図,(B)は(A)の6B−6B線断面図、及び(C)は背面図である。
【図7】図6の搬送方向可変部を背面側から見た斜視図である。
【図8】図5の搬送方向可変部の可動部を90度より小角度だけ回動した状態を示す背面側から見た一部破断斜視図である。
【図9】図3の紙幣搬送装置の合流部及び搬送方向可変部の可動部を90度より小角度だけ回動してカバーを省略した状態を示す背面側から見た斜視図である。
【図10】図2(B)の右島用の紙幣搬送装置の合流部及び搬送方向可変部のカバーを除いた状態を示し、可動部が90度より小角度で回動した状態の平面図である。
【図11】図10の紙幣搬送装置における搬送方向可変部の可動部を90度だけ回動した状態を示し、(A)は正面図,(B)は(A)の11B−11B線断面図、及び(C)は背面図である。
【符号の説明】
10 紙幣搬送装置
11 搬送方向可変部
20 合流部
24,25 駆動ローラ
26 取込みローラ
27 駆動ベルト
30 搬送部
40 固定部
41 搬送路
42 可動プーリ
43 フレーム
43a ガイド溝
44 摺動部材
45 引張りバネ
48 メンテナンスドア
50 可動部
51 駆動軸
52 回転軸
53,57 駆動ベルト
55 ガイドプーリ
56 搬送ベルト
58 ガイド軸

Claims (1)

  1. 遊技島の複数の遊技台及び遊技媒体貸出機に沿ってその背面または背面上部に設置する紙幣搬送装置は、
    上流から下流端へと紙幣を搬送する搬送部と、
    搬送部の下流端に設けられた他のユニットと連結するための連結部と、
    搬送部の上流端に遊技媒体貸出機からの紙幣を取り込んで搬送部に合流させる合流部と、
    合流部の上流端に合流部に対して固定保持される固定部と固定部に対して垂直な回転軸の周りに揺動可能に支持された可動部とを備えた搬送方向可変部と、
    からユニットとして構成され、
    搬送部の搬送ベルトと可動部の駆動プーリと固定部の可動プーリに巻回された搬送ベルトは、合流部の駆動ローラと共に連動し、
    可動部の揺動時に可動部の駆動プーリが、ガイド軸の周りに回動すると共に、固定部の可動プーリが長手方向に沿って移動することにより搬送方向可変部内の搬送ベルトが常に張架されているように成した紙幣搬送装置であって、
    上記搬送方向可変部が、一側にのみ揺動可能であると共に、上下に関して対称に構成されていることを特徴とする紙幣搬送装置。
JP2001045425A 2001-02-21 2001-02-21 紙幣搬送装置 Expired - Fee Related JP4758009B2 (ja)

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