JP2005341118A - フィルタ回路、論理ic、マルチチップモジュール、フィルタ搭載型コネクタ、伝送装置及び伝送システム - Google Patents

フィルタ回路、論理ic、マルチチップモジュール、フィルタ搭載型コネクタ、伝送装置及び伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】 隣接した回路から発生した外来磁界ノイズによって生じる誘導電流を低減し、また、インダクタから輻射される電磁ノイズを抑制し、且つICや伝送装置のコストの増加の課題を解消するフィルタ回路及び該フィルタ回路を備えた光モジュール、IC、コネクタ、伝送装置及び伝送システムを提供することにある。
【解決手段】 容量素子やインダクタなどの受動素子で形成されるフィルタ回路において、前記フィルタ回路を形成するインダクタが同一平面の鉛直方向に中心軸を持ち且つそれぞれの中心軸の位置の異なる2つの巻き線で構成されており、2つの前記巻き線が、それぞれに流れる信号電流が反対の回転方向の渦を巻くようにし、且つ外来磁界ノイズにより生じる誘導電流が逆方向に流れるように接続していることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外来磁界ノイズによる信号波形劣化の影響を受けにくく、且つ輻射電磁ノイズの発生を低減することが可能なフィルタ回路のに関するものであり、特に高速信号を送受信するIC、およびそれを用いて構成される通信機器、サーバ、通信ICなどの装置に関する。
近年、IC間や伝送装置間のデータ転送容量が急速に増加しており、これに伴いICや伝送装置を構成するドライバ回路とレシーバ回路を電気的に接続する伝送路1本当りのデータ伝送速度においては、たとえば2.5Gビット/秒や10Gビット/秒といった高速化が進んでいる。このようなデータ伝送速度の高速化は、伝送路における表皮効果や誘電体損失の増加を招き、信号波形の劣化が顕著となる。この信号波形の劣化を補償するために、ドライバ回路やレシーバ回路あるいは伝送路上に、誘電体損失や導体損失の影響を補償するためのイコライザ回路(ハイパスフィルタ回路)を設けたICや伝送装置が作製されつつある。
また、データ転送速度の高速化は、伝送路間の電磁干渉により生じる高周波ノイズの増大を招くことから、高周波ノイズを低減するためのローパスフィルタ回路をドライバ回路やレシーバ回路あるいは伝送路上に設けることも多い。
これらのフィルタ回路は、一般にインダクタや容量素子といった受動素子によって構成されている。フィルタ回路を構成するインダクタは、外来磁界ノイズがインダクタを構成する巻き線の中心部に入射されると、外来磁界ノイズをキャンセルする方向に誘導電流が誘起されるため、数百μAといった大きな電流ノイズが伝送信号に重畳されてデータの欠落や伝送装置の誤作動が発生する場合がある。また、インダクタに信号電流を伝送すると、インダクタより電磁ノイズが輻射されるため、他の回路や装置の誤作動を招く場合がある。この課題を解決する手段として、特許文献1に示すように、回路を含むIC全体を、接地した導体板(シールドケース)で外部回路より遮蔽することにより、外部磁界ノイズの影響を低減し、且つ回路からの輻射電磁ノイズを低減する方法がある。
特開平6−350280号公報
しかしながら、上記方法では、接地導体板の外部からのノイズの影響を低減することは可能であるが、接地導体板で遮蔽した回路内において輻射された電磁ノイズによってインダクタに生じる誘導電流を低減することはできず、また、ICとは別に接地導体板を設ける必要があることからICや伝送装置のコストの増加につながるという課題がある。
そこで、本発明は、これらの課題である、隣接した回路から発生した外来磁界ノイズによって生じる誘導電流を低減し、また、インダクタから輻射される電磁ノイズを抑制し、且つICや伝送装置のコストの増加を解消するフィルタ回路及び該フィルタ回路を備えたICや伝送装置を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本発明は、ハイパスフィルタ回路などのフィルタ回路を構成するインダクタは、同一平面の鉛直方向に中心軸を持ち且つそれぞれの中心軸の位置の異なる少なくとも2つの巻き線で形成し、それぞれの巻き線を巻き線より輻射される電磁ノイズが互いに逆符号持つように巻き、外来磁界ノイズにより生じる誘導電流を相殺するように接続して構成されることを特徴とする。
具体的には、本発明は、フィルタ回路を構成するインダクタにおいて、一端を入力とした第1巻き線と、前記第1巻き線と同一平面内に配置し一端を前記第1巻き線に接続し、他端を出力とした第2巻き線とで構成し、第1巻き線と第2巻き線のそれぞれに流れる信号電流が反対の回転方向の渦を巻くように構成し、外来磁界ノイズにより第1巻き線と第2巻き線に生じる誘導電流が逆方向に流れるように第1巻き線と第2巻き線を接続して構成したことを特徴とするものである。
また、本発明は、ドライバ回路とレシーバ回路とを伝送路で接続して構成される伝送システムであって、前記伝送路に、前記フィルタ回路をハイパスフィルタ回路として備えたことを特徴とする。
また、本発明は、ドライバ回路とレシーバ回路とを伝送路で接続して構成される伝送システムであって、前記伝送路に、前記フィルタ回路を前記伝送路における波形劣化を補償するハイパスフィルタ回路としてパッケージ化したフィルタICを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、論理演算処理する論理回路を有する論理IC内に、前記フィルタ回路を備えたことを特徴とする論理ICである。
また、本発明は、前記フィルタ回路を搭載したダイと論理回路を搭載したダイとをパッケージ内に混載実装したことを特徴とするマルチチップモジュールである。
また、本発明は、伝送路間を接続するコネクタであって、前記フィルタ回路をチップ化したフィルタチップを内包することを特徴とするフィルタ搭載型コネクタである。
また、本発明は、光ファイバを接続した光モジュールから得られる伝送信号の転送経路をスイッチICで決定して伝送する伝送装置であって、前記光モジュールまたは前記スイッチIC内の伝送路に、前記フィルタ回路をハイパスフィルタ回路として備えたことを特徴とする。
また、本発明は、光ファイバを接続した光モジュールと該光モジュールから得られる伝送信号の転送経路を決定するスイッチICとを実装したスイッチボードの複数を、伝送路を形成したバックボードにバックプレーンコネクタで電気的に接続して構成される伝送装置であって、前記光モジュールまたは前記スイッチICまたは前記バックプレーンコネクタ内の伝送路に、前記フィルタ回路をハイパスフィルタ回路として備えたことを特徴とする。
本発明によれば、フィルタ回路を構成するインダクタを同一平面の鉛直方向に中心軸を持ち且つそれぞれの中心軸の位置の異なる2つの巻き線で形成し、それぞれの巻き線を巻き線より輻射される電磁ノイズが互いに逆符号持つように巻き線を巻き、外来磁界ノイズにより生じる誘導電流を相殺するように構成とすることで、比較的遠方の回路や装置からの外来磁界ノイズのみならず、隣接した回路からの外来磁界ノイズによる影響についても同様に低減することができ、且つフィルタ回路からの輻射電磁ノイズも低減することができる。
また、本発明によれば、誘導電流や輻射電磁ノイズを低減するフィルタ回路は、接地導体板を用いる必要がなく、ICや伝送装置にかかる組立費等のコストの増加を抑えることが可能となる。
以下、本発明に係るフィルタ回路、論理IC、マルチチップモジュール、フィルタ搭載型コネクタ、伝送装置及び伝送システムの実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明に係る第1の実施の形態であるフィルタ回路について図面を参照して説明する。
[実施例1]
まず、本発明に係るフィルタ回路の実施例1について説明する。
図1(a)は、Si基板等上に作製した本発明のハイパスフィルタ回路の実施例1を示す構成図、図1(b)は本発明のハイパスフィルタ回路の実施例1を示す回路図である。第1の実施の形態のハイパスフィルタ回路は、同一平面の鉛直方向に中心軸を持ち且つそれぞれの中心軸の位置の異なる2つの巻き線102a、102bで構成し、一端を接地端子109に接続したインダクタ101と、一端を前記インダクタ101に接続した第1抵抗素子103と、一端を前記第1抵抗素子103に接続し、他端を外部回路より信号を入力する入力端子107に接続した第2抵抗素子104と、一端を前記第1抵抗素子103に接続し、他端を外部回路に信号を出力する出力端子108に接続した第3抵抗素子105と、一端を前記入力端子107に接続し、他端を前記出力端子108に接続した容量素子106とで構成される。特に、インダクタ101は、信号電流を伝送した場合にそれぞれの巻き線より輻射される磁界が逆位相となり、且つ同一ベクトルを持つ外来磁界ノイズ(10GHz〜5GHz程度あるいはそれ以上)より生じる誘導電流を相殺するように、2つの巻き線102a、102bで構成していることを特徴とする。すなわち、2つの巻き線102a、102bにおいては、それぞれに流れる信号電流を反対の回転方向の渦を巻くようにし、且つ外来磁界ノイズにより生じる誘導電流が逆方向に流れるように接続していることを特徴とする。
さらに、本発明のフィルタ回路においてインダクタを構成する2つの巻き線102a、102bを、同一のインダクタンス特性を持つように構成することで、それぞれに生じる誘導電流や輻射電磁ノイズを効率的に相殺することが可能となる。
さらに、インダクタ101を構成する伝送路の長さを、低減すべき外来磁界ノイズ(10GHz〜5GHz程度)の波長(3〜6cm程度)の5分の1もしくは伝送信号(10GHz〜1GHz程度)の帯域波長(3〜30cm程度)の5分の1のいずれか短い方の長さ以下とする。これは、それぞれの巻き線で生じる誘導電流の位相差を小さくすることで効果的に外来磁界ノイズの影響を低減し、且つそれぞれの巻き線より輻射される電磁ノイズの位相差を小さくすることで電磁ノイズの総和を小さくするためである。言い換えると、インダクタを構成する伝送路の長さを短くすることで、より高周波の外来磁界ノイズによる伝送波形劣化を効果的に低減することが可能となり、且つインダクタから輻射される電磁ノイズの低減効果も大きくなる。
図2(a)は、図1に示したフィルタ回路において、最大振幅が1Wb程度の磁界強度を持つ外来磁界ノイズにより、それぞれの巻き線102a、102bに生じる誘導電流量201a、201bと、それぞれの誘導電流量の総和201cと、本発明の効果の比較のために図1に示したインダクタ101と同等のインダクタンス値を持つインダクタを1つの巻き線で構成した比較例の場合に生じる誘導電流量201dを示しており、横軸を時間とし、縦軸を電流量とする。
本発明のインダクタにおいて、一方の巻き線102aに生じる誘導電流量201aと、他方の巻き線102bに生じる誘導電流量201bは、互いに逆符号となっており、その振幅は同程度の大きさとなっている。つまり、2つの巻き線102a、102bに生じる誘導電流量の総和201cをほぼゼロとすることができる。一方、インダクタを1つの巻き線で構成した比較例の場合に生じる最大の誘導電流量201dは、0.2mA以上となるため、本発明のインダクタ構成に比べて信号波形劣化が大きくなる。
以上のことから、本発明に係る容量素子106や抵抗素子103〜105やインダクタ101の受動素子で形成されるハイパスフィルタ回路において本発明のインダクタ構成を用いることにより、10GHz〜5GHz程度あるいはそれ以上の外来磁界ノイズによる10GHz〜1GHz程度あるいはそれ以上の伝送信号の伝送波形劣化の影響を低減することが可能となる。
図2(b)は、図1に示したフィルタ回路において、最大振幅が16mA程度の信号電流がインダクタ101に流れた場合のそれぞれの巻き線102a、102bの中心部における磁界の強度202a、202bと、それぞれの磁界強度の総和202cと、本発明の効果の比較のために図1に示したインダクタ101と同等のインダクタンス値を持つインダクタを1つの巻き線で構成した比較例の場合の磁界の強度202dを示しており、横軸を時間とし、縦軸を磁界強度とする。
本発明のインダクタにおいて、一方の巻き線102aより輻射される磁界強度202aと、他方の巻き線102bより輻射される磁界強度202bは、互いに逆符号となっており、その振幅は同程度の大きさとなっている。つまり、2つの巻き線102a、102bより輻射される磁界強度の総和203cをほぼゼロとすることができる。一方、インダクタを1つの巻き線で構成した比較例の場合に生じる最大の磁界強度202dは、100Wb以上となるため、本発明のインダクタ構成に比べて外部回路に対する影響が大きい。
以上のことから、本発明のインダクタ構成を用いることにより、輻射する電磁ノイズを低減し、外部回路や装置等に対して与える影響を低減できる。
本実施例では、ハイパスフィルタ回路を搭載する基板としてSi基板の場合を示したが、特にSi基板に限定されるものではなく、セラミック基板やたとえばGaAsなどの他の半導体基板を用いた場合においても同様の効果を得ることができる。また、フィルタ回路として広域の周波数帯のみを通過させるハイパスフィルタ回路を示したが、本発明のインダクタ構成を用いることにより、低域の周波数帯域のみを通過させるローパスフィルタ回路や特定の周波数帯域のみを通過させるバンドパスフィルタ回路においても、同様の効果を得ることができる。
上記のようにインダクタを構成することにより、比較的遠方の回路や装置からの外来磁界ノイズのみならず、隣接した回路からの外来磁界ノイズによる影響を低減することができ、且つハイパスフィルタ回路からの輻射電磁ノイズも低減することができる。また、本発明の、誘導電流や輻射電磁ノイズを低減するフィルタ回路は、特許文献1に記載された接地導体板(シールドケース)を用いる必要がなく、ICや伝送装置にかかる組立費等のコストの増加を抑えることが可能となる。
[実施例2]
次に、本発明に係るフィルタ回路の実施例2について図3を用いて説明する。図3は、図1に示すフィルタ回路の実施例1における容量素子と入出力端子の電極を共通化した場合のフィルタ回路の実施例2の構成を示す図である。図3のフィルタ回路において、図1と相違する点は、容量素子106を、第2抵抗素子104の他端と接続された外部回路より信号を入力する入力端子107と一方の電極を共通化した容量素子106aと、第3抵抗素子105の他端と接続された外部回路に信号を出力する出力端子108と一方の電極を共通化した容量素子106bとで構成したことである。なお、容量素子106aの他方の電極と容量素子106bの他方の電極とは導体120で接続されて構成される。これにより、入力端子107と出力端子108との間に2つの容量素子106aと容量素子106bとが直列に接続されることになる。このように、容量素子を構成する電極を入出力端子107、108の各々と共通化することにより、図1に示すフィルタ回路に比べてチップサイズを小さくすることができることから、フィルタ回路を含むICのコストを低減でき、伝送装置のコストの増加を抑えることができる。
[実施例3]
次に、上記フィルタ回路の実施例1及び2に用いられているインダクタの他の実施例について図4を用いて説明する。図4は、インダクタを構成する伝送路の長さをより短くすることが可能となるインダクタの他の実施例の構成を示す。図4に示すインダクタにおいては、同一平面の鉛直方向に中心軸を持ち且つそれぞれの中心軸の位置の異なる2つの巻き線301a、301bと、それぞれの巻き線301a、301bの中心部に配置した磁性金属302a、302bとで構成される。巻き線301a、301bの中心部に磁性金属302a、302bを配置することで、巻き線の中心部を通過する磁束密度が増加するため、磁性金属を配置していないインダクタに比べて、短い伝送路長さで同等のインダクタンス値を得ることができることから、より高周波の外来磁界ノイズの影響を低減し、且つインダクタから輻射される電磁ノイズの低減効果を大きくすることができる。
[実施例4]
次に、上記フィルタ回路の実施例1及び2に用いられているインダクタの更に他の実施例について図5を用いて説明する。図5は、図1及び図3のフィルタ回路におけるインダクタを複数層の巻き線にて構成した場合の一実施例である。本実施例のインダクタは、一端を入力側(図示せず)とした第1巻き線401と、前記第1巻き線401の鉛直方向に位置し、一端を前記第1巻き線401に接続した第2巻き線402と、前記第1巻き線401と同一平面上に位置し、第1巻き線401と異なる位置に中心軸を持ち、一端を前記第2巻き線402に接続した第3巻き線403と、前記第3巻き線403の鉛直方向に位置し、一端を前記第3巻き線403に接続し、他端を出力側(図示せず)とした第4巻き線404とで構成される。ここで、第1巻き線401と第2巻き線402は、それぞれに流れる信号電流が同じ回転方向の渦を巻くように構成し、第3巻き線403と第4巻き線404は、それぞれに流れる信号電流が第1巻き線401あるいは第2巻き線402に流れる信号電流とは反対の回転方向の渦を巻くように構成し、外来磁界ノイズにより、第1巻き線401と第2巻き線402に生じる誘導電流と、第3巻き線403と第4巻き線404に生じる誘導電流が逆方向に流れるように第2巻き線402と第3巻き線403を接続したことを特徴とする。このように2層の巻き線を水平方向に2つ配置してインダクタを構成した場合には、1層の巻き線でインダクタを構成した場合に比べて基板の必要層数は増加するが、より小さな実装面積で同等のインダクタンス値を得ることができる。また、本実施例では、巻き線を2層にした場合のインダクタ構成を示したが、外来磁界ノイズにより生じる誘導電流を相殺し、且つそれぞれの巻き線から輻射される電磁ノイズの総和が小さくなるように巻き線を構成したものであれば、巻き線を3層にして構成したインダクタや、4層にして構成したインダクタにおいても同様の効果を得ることができる。
以上のように、複数層の巻き線を接続して構成したインダクタを用いてフィルタ回路を形成することにより、図1及び図3に示す実施の形態のフィルタ回路に比べて、フィルタ回路全体の実装面積を小さくすることができる。
[実施例5]
次に、本発明に係るフィルタ回路の実施例3について図6を用いて説明する。図6は、個別部品のチップコイル、チップコンデンサ、チップ抵抗を用いて構成した本発明のフィルタ回路の一実施例を示す図である。本実施例3に示すフィルタ回路は、一端を接地端子508に接続したチップコイル501と、一端を該チップコイル501に接続した第1チップ抵抗502と、一端を信号を入力する入力端子506に接続し、他端を上記第1チップ抵抗502に接続した第2チップ抵抗503と、一端を信号波形を出力する出力端子507に接続し、他端を上記第1チップ抵抗502に接続した第3チップ抵抗504と、一端を上記入力端子506に接続し、他端を上記出力端子507に接続したチップコンデンサ505とで構成されている。特に、チップコイル501は、上記実施例1〜4で示すように、同一平面の鉛直方向に中心軸を持ち且つ中心軸の位置の異なる2つの巻き線で形成され、2つの巻き線はそれぞれに流れる信号電流が互いに反対の回転方向の渦を巻くように構成され、また、外来磁界ノイズによりそれぞれの巻き線に生じる誘導電流が逆方向に流れるように接続されていることを特徴とする。このように、個別部品を用いてフィルタ回路を構成した場合においても、外来磁界ノイズの影響を受けにくくし且つ輻射電磁ノイズを低減することが可能である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る、伝送路における波形劣化を補償する第1の実施の形態で説明したハイパスフィルタ回路をパッケージ化したフィルタICを、ドライバ回路およびレシーバ回路で構成される伝送装置(伝送システム)に適用した第2の実施の形態について図7を用いて説明する。図7に示す伝送装置(伝送システム)は、10GHz〜1GHz程度あるいはそれ以上の伝送信号を伝送路604へと送信するドライバ回路602と、伝送路604を通して伝送される10GHz〜1GHz程度あるいはそれ以上の伝送信号を受信するレシーバ回路603と、該伝送路604に設けられ、伝送路604における誘電体損失や表皮効果より劣化した伝送波形を改善するフィルタ回路(具体的にはハイパスフィルタ回路)をリード線のあるパッケージ化したフィルタIC601と、伝送信号を伝送する上記伝送路604で構成される。上記ドライバ回路602およびレシーバ回路603の構成の一実施例を図12に示す。ドライバ回路1201(602)は、データを演算処理する論理演算回路1202と、データを送信するための出力バッファ1203で構成される。レシーバ回路1204(603)は、データを受信するための入力バッファ1205と、受信データを演算処理する論理演算回路1206で構成される。
フィルタIC601は、第1の実施の形態で説明した輻射電磁ノイズを低減し、且つ10GHz〜5GHz程度あるいはそれ以上の外来磁界ノイズの影響を受けにくいインダクタで構成されていることを特徴とする。本第2の実施の形態では、フィルタICをリード線のあるパッケージで示しているが、BGAやフリップチップなどのパッケージでもよい。ドライバ回路602より伝送路604に出力されたデータ信号は、伝送路604において表皮効果や誘電体損失の影響を受けて、立ち上がり/立ち下がり特性の劣化した信号波形となる。立ち上がり/立ち下がり特性の劣化した信号波形は、フィルタIC601に入力されると、フィルタIC601において伝送路604における損失の影響を補償して立ち上がり/立ち下がり特性を改善した信号波形に整形される。整形した信号波形を、フィルタIC601より出力し、伝送路604を介してレシーバ回路603に伝送する。第1の実施の形態で説明したフィルタ回路を用いたフィルタIC601は、信号電流を伝送した場合においても、電磁ノイズをほとんど輻射しないことから他の回路や装置に対する影響が小さく、また、隣接する回路や装置から放射される磁界ノイズにより生じる誘導電流の影響を低減できることから、フィルタIC601において安定して伝送波形の改善効果を得る。
以上のように本発明に係るフィルタ回路(具体的にはハイパスフィルタ回路)をパッケージ化したフィルタICを用いて伝送システムを構成することにより、伝送システムから輻射される電磁ノイズをほとんど増加させず、且つ10GHz〜5GHz程度あるいはそれ以上の外部磁界ノイズによる影響を低減できることから、10GHz〜1GHz程度あるいはそれ以上の伝送信号を安定して伝送できる(動作する)伝送システムを構築することが可能となる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明に係る、信号を論理演算処理する論理回路を搭載したダイ上に第1の実施の形態で説明したフィルタ回路を搭載し、パッケージ化した論理ICの第3の実施の形態について図8を用いて説明する。本第3の実施の形態の論理ICは、伝送路における損失を補償し伝送波形を整形するフィルタ回路901と、信号を論理演算処理する論理回路902と、前記フィルタ回路901と前記論理回路902を搭載した(形成した)ダイ903と、前記ダイ903を搭載してパッケージ化されたパッケージ904と、ダイ903とパッケージ904を電気的に接続する例えばボンディングワイア905とで構成される。なお、同じダイ903にフィルタ回路901と論理回路902とを作り込んで搭載する必要がある。そのため、論理回路を製造するプロセスにフィルタ回路特有な製造プロセス(容量や抵抗)を追加する必要がある。そして、フィルタ回路901は、第1の実施の形態で説明した輻射電磁ノイズを低減し、且つ外来磁界ノイズの影響を受けにくいインダクタで構成されていることを特徴とする。外部回路より論理ICに信号を伝送した場合、伝送信号はボンディングワイア905を介してフィルタ回路901に到達する。フィルタ回路901に到達した信号は、フィルタ回路901により波形整形され、論理回路902に伝送される。このとき、フィルタ回路901においては信号電流を伝送した場合においても、電磁ノイズをほとんど輻射せず、また、たとえば論理回路902などの隣接する回路から放射される磁界ノイズにより生じる誘導電流の影響を低減できる。
以上のように、ダイ上に本発明に係るフィルタ回路を形成することにより、フィルタ回路において、比較的遠方の外来磁界ノイズのみならず、隣接した回路から輻射される磁界ノイズの影響を低減でき、且つフィルタ回路からの輻射電磁ノイズを低減できることから、データの欠落や論理演算処理時の誤りの発生を低減する論理ICを形成することが可能となる。
また、本第3の実施の形態では、ダイとパッケージをボンディングワイアにより電気的に接続する方法を示したが、ダイとパッケージを電気的に接続する方法であれば、たとえば、ダイをフリップチップとして基板上に搭載しパッケージと接続する方法でも、同様の効果を得ることが可能である。
[第4の実施の形態]
次に、本発明に係る、第1の実施の形態で説明したフィルタ回路を搭載したダイと論理回路を搭載したダイなどの複数のダイを同一のパッケージ内に混載したマルチチップモジュールの第4の実施の形態について図9を用いて説明する。本第4の実施の形態のマルチチップモジュールは、第1の実施の形態で説明した、伝送路における損失を補償するフィルタ回路(具体的にはハイパスフィルタ回路)を搭載したフィルタ回路ダイ1001と、信号を論理演算処理する論理回路を搭載した論理回路ダイ1002と、前記フィルタ回路ダイ1001と前記論理回路ダイ1002を搭載するパッケージ1003と、ダイ間あるいはダイとパッケージ間を電気的に接続する例えばボンディングワイア1004で構成される。第4の実施の形態において、第3の実施の形態と相違する点は、フィルタ回路を搭載するダイ1001を論理回路を搭載したダイ1002と別にしたことにある。そして、フィルタ回路ダイ1001に搭載したフィルタ回路は、輻射電磁ノイズを低減し、且つ外来磁界ノイズの影響を受けにくいインダクタで構成されていることを特徴とする。このように、本発明に係るフィルタ回路を搭載したフィルタ回路ダイと論理回路ダイを混載してマルチチップモジュールを構成することにより、フィルタ回路において、比較的遠方の外来磁界ノイズのみならず、たとえば同一パッケージに搭載した論理回路といった隣接した回路から輻射される磁界ノイズの影響を低減でき、且つフィルタ回路からの輻射電磁ノイズを低減できることから、データの欠落や論理演算処理時の誤りの発生を低減するマルチチップモジュールを形成することが可能となる
また、第4の実施の形態の場合には、フィルタ回路と論理回路を異なるダイに搭載することにより、論理回路を新たに作製することが不要となる場合が有り、このような場合には、図8に示した第3の実施の形態の論理ICに比べて製造コストを低減することが可能となる。
また、本第4の実施の形態では、ダイ間あるいはダイとパッケージ間をボンディングワイアにより電気的に接続する方法を示したが、ダイ間あるいはダイとパッケージ間を電気的に接続する方法であれば、たとえば、ダイをフリップチップとして基板上に搭載しダイあるいはパッケージと接続する方法でも、同様の効果を得ることが可能である。
以上説明したように、第3および第4の実施の形態は、論理演算処理する論理回路を有する論理IC内に、第1の実施の形態で説明したフィルタ回路(具体的にはハイパスフィルタ回路)を備えたものである。
[第5の実施の形態]
次に、本発明に係る、第1の実施の形態で説明したフィルタ回路をパッケージ化したフィルタチップをバックプレーンコネクタに搭載したフィルタ搭載型コネクタの第5の実施の形態について図10を用いて説明する。本第5の実施の形態のフィルタ搭載型コネクタは、二つの基板を電気的に接続するバックプレーンコネクタ1101と、第1の実施の形態で説明した伝送路における損失を補償するためのフィルタ回路(具体的にはハイパスフィルタ回路)を搭載しており、バックプレーンコネクタ1101内の伝送路に接続したフィルタチップ1102とで構成される。外部回路から出力され基板(図示せず)を介してマザーボード側ピン1103あるいはドータボード側ピン1104に到達した10GHz〜1GHz程度あるいはそれ以上の伝送信号は、フィルタチップ1102に伝送され、フィルタチップ1102において伝送路の損失を補償し、伝送波形を整形される。整形された伝送信号は、ドータボード側ピン1104あるいはマザーボード側ピン1103を介して他の外部回路(図示せず)に出力される。このとき、本発明に係るフィルタ回路を搭載したフィルタチップ1102は、信号電流を伝送した場合においても、電磁ノイズをほとんど輻射しないことから他の回路や装置に対する影響が小さく、また、隣接する回路や装置から放射される磁界ノイズにより生じる誘導電流の影響を低減できることから、安定して伝送波形の改善効果を得ることが可能となる。
本第5の実施の形態では、フィルタチップ1102をバックプレーンコネクタ1101に適用した実施の形態を示したが、たとえば、基板や装置間を接続するケーブルの端部に用いられるコネクタに適用してもよい。
以上のように本発明に係るフィルタ回路を用いてフィルタ搭載型コネクタを構成することにより、コネクタから輻射される電磁ノイズをほとんど増加させず、且つ外部磁界ノイズによる影響を低減できることから、安定して動作するフィルタ搭載型コネクタを作製することができ、また、フィルタ回路をIC内あるいは基板上に実装することが不要となるため、ICあるいは基板を小型化することが可能となる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明に係る、第1の実施の形態で説明したフィルタ回路を用いた高速信号を送受信する装置の第6の実施の形態について図11を用いて説明する。図11は、光ファイバで送られた伝送信号の転送経路をスイッチングする伝送装置(伝送システム)を示しており、10GHz〜1GHz程度あるいはそれ以上の伝送信号を光−電気信号変換する複数の光モジュール702と、光信号を伝送する複数の光ファイバ701と、伝送信号の転送経路を決定する複数のスイッチIC705と、上記複数の光モジュール702と上記スイッチIC705を実装した複数のスイッチボード703と、複数のスイッチボード703間に信号を伝送するためのバックボード704と、複数のスイッチボード703の各々とバックボード704を電気的に接続する複数のバックプレーンコネクタ706とで構成される。即ち、伝送装置(伝送システム)は、光ファイバ701を接続した複数の光モジュール702と光モジュール702からの10GHz〜1GHz程度あるいはそれ以上の伝送信号の転送経路を切り換えるスイッチIC705とを実装したスイッチボード703の複数(多数)をブレード状にバックボード704にバックブレーンコネクタ706で接続実装して構成される。
そして、本発明に係るフィルタ回路を、光モジュール702やスイッチIC705またはバックプレーンコネクタ706に適用する。なお、光モジュール702やスイッチIC705には、図7に示すように、ドライバ回路602およびレシーバ回路603が入って構成されているため、これらのドライバ回路602とレシーバ回路603との間にフィルタ回路(フィルタIC)601を設けることは可能である。また、バックプレーンコネクタ706にも、図10に示す第5の実施の形態と同様に、フィルタチップ1102を挿入することが可能である。
この伝送装置では、光ファイバ701より受信した光信号は、この光ファイバ701が接続された光モジュール702により10GHz〜1GHz程度あるいはそれ以上の電気信号に変換される。さらにこの変換された電気信号は光モジュール702からスイッチIC705に伝送され、スイッチIC705において電気信号の転送経路が決定される。このとき、決定した転送経路に応じて、電気信号はスイッチボード703上の他方の光モジュール702あるいはバックボード704を介して他のスイッチボード703上にある光モジュール702に転送される。転送された電気信号を、光モジュール702にて電気信号から光信号に変換し、この光モジュール702に接続されている光ファイバ701にて他の伝送装置へと光信号を送信する。
以上説明したように本発明に係るフィルタ回路を適用した光モジュール、スイッチIC、コネクタを用いて伝送装置を構成することにより、外来磁界ノイズの影響を小さくしてデータの欠落や伝送装置の誤作動の発生を低減し、且つ装置より輻射される電磁ノイズを低減することが可能となる。なお、このような伝送装置の具体例としては、これに限定されるものではないが、たとえば、スイッチボード、ルータ、サーバ、コンピュータおよびコンピュータの周辺機器などが挙げられる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るフィルタ回路の実施例1を示す概略構成図及び回路図である。 図2は、インダクタを構成する巻き線に生じる誘導電流量と、巻き線より輻射される磁界強度を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係るフィルタ回路の実施例2を示す概略構成図である。 図4は、本発明に係るフィルタ回路に用いられる、伝送路の長さをより短くすることを可能とするインダクタの構成を示す概略図である。 図5は、本発明に係るフィルタ回路に用いられる、4つの巻き線にてインダクタを構成した場合を示す概略図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係るフィルタ回路の個別部品のチップコイル、チップキャパシタ、チップ抵抗で構成した実施例3を示す概略構成図である。 図7は、本発明に係る第2の実施の形態である、フィルタ回路をICパッケージ化したフィルタICを適用した伝送システムを示す図である。 図8は、本発明に係る第3の実施の形態である、信号を論理演算処理する論理回路を搭載したダイ上にフィルタ回路を搭載しパッケージ化した論理ICを示す斜視図である。 図9は、本発明に係る第4の実施の形態である、フィルタ回路を搭載したダイと論理回路を搭載したダイなどの複数のダイを同一のパッケージ内に混載したマルチチップモジュールを示す斜視図である。 図10は、本発明に係る第5の実施の形態である、フィルタ回路をパッケージ化したフィルタチップをバックプレーンコネクタに搭載したフィルタ搭載型コネクタを示す斜視図である。 図11は、本発明に係る第6の実施の形態である、フィルタ回路を用いた高速信号を送受信する伝送装置を示す斜視図である。 本発明に係る伝送装置(伝送システム)に用いられるドライバ回路およびレシーバ回路の一実施例を示す構成図である。
符号の説明
101…インダクタ、102a、102b…巻き線、103、104、105…抵抗素子、106、106a、106b…容量素子、107…入力端子、108…出力端子、109…接地端子、201a,201b,201c,201d…誘導電流量、202a,202b,202c,202d…輻射電磁ノイズ強度、301a,301b…巻き線、302a,302b…磁性体、401,402,403,404…巻き線、501…チップコイル、502,503,504…チップ抵抗、505…チップキャパシタ、506…入力端子、507…出力端子、508…接地端子、601…フィルタIC、602、1201…ドライバ回路、603、1204…レシーバ回路、604…伝送路、901…フィルタ回路、902…論理回路、903…ダイ、904…パッケージ、905…ボンディングワイア、1001…フィルタ回路ダイ、1002…論理回路ダイ、1003…パッケージ、1004…ボンディングワイア、1101…バックプレーンコネクタ、1102…フィルタチップ、1103…マザーボード側ピン、1104…ドータボード側ピン、701…光ファイバ、702…光モジュール、703…スイッチボード(ブレードボード)、704…バックボード、705…スイッチIC、706…コネクタ。

Claims (11)

  1. インダクタ、容量素子及び抵抗素子の受動素子で形成されるフィルタ回路であって、
    前記インダクタは、同一平面の鉛直方向に中心軸を持ち且つそれぞれの中心軸の位置の異なる少なくとも2つの巻き線で構成し、前記少なくとも2つの巻き線が、それぞれに流れる信号電流が反対の回転方向の渦を巻くように形成し、且つ外来磁界ノイズにより生じる誘導電流が逆方向に流れるように接続して構成されることを特徴とするフィルタ回路。
  2. 請求項1記載のフィルタ回路において、前記少なくとも2つの巻き線の中心部に磁性体を有することを特徴とするフィルタ回路。
  3. インダクタ、容量素子及び抵抗素子の受動素子で形成されるフィルタ回路であって、
    前記インダクタは、第1巻き線と、該第1巻き線の鉛直方向に位置し、一端を前記第1巻き線に接続した第2巻き線と、前記第1巻き線と同一平面上に位置し、第1巻き線と異なる位置に中心軸を持ち、一端を前記第2巻き線に接続した第3巻き線と、前記第3巻き線の鉛直方向に位置し、一端を前記第3巻き線に接続した第4巻き線とで構成し、前記第1巻き線と前記第2巻き線は、それぞれに流れる信号電流が同じ回転方向の渦を巻くように形成し、前記第3巻き線と前記第4巻き線は、それぞれに流れる信号電流が前記第1巻き線あるいは前記第2巻き線に流れる信号電流とは反対の回転方向の渦を巻くように形成し、外来磁界ノイズにより、前記第1巻き線と前記第2巻き線に生じる誘導電流と、前記第3巻き線と前記第4巻き線に生じる誘導電流が逆方向に流れるように前記第2巻き線と前記第3巻き線を接続して構成されることを特徴とするフィルタ回路。
  4. 個別部品のチップコイル、チップコンデンサ及びチップ抵抗を用いて形成したフィルタ回路であって、
    前記チップコイルは、同一平面の鉛直方向に中心軸を持ち、且つ中心軸の位置の異なる少なくとも2つの巻き線で形成され、前記少なくとも2つの巻き線はそれぞれに流れる信号電流が互いに反対の回転方向の渦を巻くように形成し、且つ外来磁界ノイズによりそれぞれの巻き線に生じる誘導電流が逆方向に流れるように接続して構成されることを特徴とするフィルタ回路。
  5. ドライバ回路とレシーバ回路とを伝送路で接続して構成される伝送システムであって、
    前記伝送路に、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のフィルタ回路をハイパスフィルタ回路として備えたことを特徴とする伝送システム。
  6. ドライバ回路とレシーバ回路とを伝送路で接続して構成される伝送システムであって、
    前記伝送路に、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のフィルタ回路を前記伝送路における波形劣化を補償するハイパスフィルタ回路としてパッケージ化したフィルタICを備えたことを特徴とする伝送システム。
  7. 論理演算処理する論理回路を有する論理IC内に、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のフィルタ回路を備えたことを特徴とする論理IC。
  8. 請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のフィルタ回路を搭載したダイと論理回路を搭載したダイとをパッケージ内に混載実装したことを特徴とするマルチチップモジュール。
  9. 伝送路間を接続するコネクタであって、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のフィルタ回路をチップ化したフィルタチップを内包することを特徴とするフィルタ搭載型コネクタ。
  10. 光ファイバを接続した光モジュールから得られる伝送信号の転送経路をスイッチICで決定して伝送する伝送装置であって、
    前記光モジュールまたは前記スイッチIC内の伝送路に、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のフィルタ回路をハイパスフィルタ回路として備えたことを特徴とする伝送装置。
  11. 光ファイバを接続した光モジュールと該光モジュールから得られる伝送信号の転送経路を決定するスイッチICとを実装したスイッチボードの複数を、伝送路を形成したバックボードにバックプレーンコネクタで電気的に接続して構成される伝送装置であって、
    前記光モジュールまたは前記スイッチICまたは前記バックプレーンコネクタ内の伝送路に、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のフィルタ回路をハイパスフィルタ回路として備えたことを特徴とする伝送装置。
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