JPH04159807A - フィルタ回路 - Google Patents

フィルタ回路

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JPH04159807A
JPH04159807A JP28674090A JP28674090A JPH04159807A JP H04159807 A JPH04159807 A JP H04159807A JP 28674090 A JP28674090 A JP 28674090A JP 28674090 A JP28674090 A JP 28674090A JP H04159807 A JPH04159807 A JP H04159807A
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JP
Japan
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coil
filter circuit
coils
filter
unnecessary
Prior art date
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Pending
Application number
JP28674090A
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English (en)
Inventor
Hiroki Matsuoka
弘樹 松岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスピーカシステムのデバイディングネットワー
ク回路等に使用され、外来からの不要な電磁波の影響を
少なくしたフィルタ回路に関するものである。
〔従来の技術〕
音声信号を増幅してスピーカを駆動するスピーカ駆動回
路において、音声信号を夫々の周波数帯域に分離して低
音用から高音用の夫々の専用スピーカを駆動するに際し
、音声信号をフィルタ回路によって各帯域別に選別して
分離するデバイディングネットワーク回路が使用されて
いる。
このデバイディングネットワーク回路に使用されている
従来のフィルタ回路について以下に説明をする。
第3図は音声信号の成分のうち特定の周波数以上の帯域
を通過させる従来のバイパスフィルタである。このバイ
パスフィルタは四端子回路として2つの入力端子A、B
と2つの出力端子C,Dを持ち、出力端子Cと出力端子
り間にコイル1が接続され、入力端子Aと出力端子C間
にはコンデンサ2が接続され、入力端子Bと出力端子り
は直接結線されている。
このような不平衡型のバイパスフィルタは、コイルlの
インダクタンスをLヘンリー、コンデンサ2の容量をC
ファラッドとすると、低域を遮断する遮断周波数fcヘ
ルツは fc= 1 / (Z tt Fロチ)となる。
−例としてC=2uF L−0,22mHのとき fc−7,6K&となる。
このような構成のフィルタをスピーカシステムのデバイ
ディングネットワーク回路に用いると、7.6KHz以
上の周波数帯域を持つ音声信号の成分は、高音用のスピ
ーカに入力されることとなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来の構成では、スピーカシステムで
駆動されるスピーカのボイスコイルから発生する漏洩磁
束や、スピーカ以外から発生する外来の電磁波によって
フィルタの出力端子C,D間に不要な誘導電圧が発生す
る。これはスピーカからの漏洩磁束や外来の電磁波が、
フィルタを構成するコイル1の内部空間を貫通するため
に、電磁気的に誘導されるからである。
このため本来必要な音声以外に不要な雑音がスピーカに
入力され、スピーカのSN比を下げるという問題点を有
していた。
本発明はこのような従来の問題点を解消するものであっ
て、スピーカからの漏洩磁束や外来の電磁波がフィルタ
に入射されても、フィルタの出力端子間の不要電圧の発
生を抑制することのできるフィルタ回路を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は人力信号を特定の周波数帯の信号に分離するフ
ィルタ回路であって、同一の交流磁場において実質的に
同一の誘導電圧を発生する第1のコイルと第2のコイル
とを有し、第1のコイルと第2のコイルの夫々の中心軸
が互いに平行又は−致するよう近接して配置し、第1の
コイルと第2のコイルを直列に接続し、その巻線の夫々
の回転方向が互いに逆になるよう配置したことを特徴と
するものである。
〔作用〕
このような特徴を有する本発明によれば、フィルタ回路
を構成している第1のコイルと第2のコイルの夫々の中
心軸が互いに平行又は一致するように近接して配置され
ており、外来からの不要な交流磁場の影響を受けても、
2つのコイルの両端に発生する誘導電圧がフィルタの出
力端子間では互いに打消し合うので、不要な誘導電圧は
このフィルタから発生しなくなる。
又この構成によって本来の入力信号を特定の周波数帯の
信号に分離できるデバイディングネットワーク回路を形
成することとなる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図は本発明の第1実施例における2次の平衡型の高
域通過特性を持つフィルタ回路の構成を示す回路図であ
る。尚従来例を示す第3図と同様の作用を成すものは同
一の符号を付けている。第1図において、第1のコイル
3と、第1のコイル3と相等しいインダクタンスと巻線
形状を有する第2のコイル4と、第1のコンデンサ5と
、第1のコンデンサ5と相等しい容量を有する第2のコ
ンデンサ6により、2次の平衡型の高域通過フィルタが
構成されている。そして第1のコイル3と第2のコイル
4は夫々の中心軸3a、4.aが一敗するよう同軸上に
、且つその合成インダクタンスが減少する方向に接近し
て配置されている。
以上のように構成されたこの実施例の2次の平衡型の高
域通過フィルタ回路において、外来の電磁波やスピーカ
のボイスコイルからの漏洩磁束等による電磁誘導によっ
て発生する夫々のコイルでの不要な電圧が、出力端子C
,D間において抑制されることを説明する。第1.第2
のコイル3゜4に外来の電磁波等による誘導電圧が発生
した場合、第1.第2のコイル3,4は同軸上に配置さ
れているため、第1.第2のコイル3.4の内部を通過
する磁束の変化は相等しい。ここで一般にコイルに発生
する誘導電圧Vはコイルの巻数をN、コイル面を貫く磁
束をΦとすると、 V=−NdΦ/dt と表され、第1.第2のコイル3,4においてはコイル
の巻数と磁束の変化が相等しいので、各コイルに発生す
る誘導電圧も相等しい。又第1.第2のコイル3.4は
同軸上で且つ直列に接続されて配置されているので、出
力端子C,D間においては夫々の誘導電圧はお互いに打
ち消される。故に出力端子C,D間においては誘導電圧
による不要な電圧は抑制されることになる。
第4図は、第1図に示す第1実施例の2次の平衡型の高
域通過特性を持つフィルタ回路と第3図に示す従来の2
次の不平衡型の高域通過特性を持つフィルタ回路の、出
力端子C,D間における外来からの電磁誘導による不要
な電圧を測定した結果を示すものである。ここで第1図
に示す第1゜第2のコイル3,4のインダクタンスは各
々0.17票Hであり、この2つのコイルを出力端子C
,D間で計測した合成のインダクタンスは0.22mH
であり、第1.第2のコンデンサ5,6の容量は各々4
μFであり、遮断周波数は約7.6KIIZである。
第4図に示すデータはフィルタ回路の入力端子A、B間
を短縮し、このフィルタ回路に近接して発振コイルを設
置し201(zから20 K Hz程度までの交流磁場
に配置したとき、電磁誘導により誘導されて発生する電
圧を出力端子C,D間で測定したものである。破線で示
す曲線SIが従来の第3図で示すフィルタ回路の誘N電
圧の出力値であり、実線で示す曲線S、が第1図で示す
フィルタ回路の出力値である。
これらのデータかられかるように、2KHz以」−―の
周波数を持つ外来からの磁場に対して、第3図に示すフ
ィルタ回路より第1図に示すフィルタ回路の方が約17
dBだけ誘導電圧が低くなるという効果がある。
又本来入力されるべき入力信号源7からの音声信号が第
1図に示すフィルタ回路の入力端子A。
B間に入力した際には、遮断周波数がfc= 7.6に
七であるので1、これ以下の周波数帯を持つ入力信号の
成分は遮断され、これより大きい周波数帯を持つ成分は
外来からの電磁波による誘導電圧のように減衰すること
なく出力端子C,D間から出力される。
第2図は本発明の第2実施例における2次の平衡型の高
域通過特性を持つフィルタ回路の構成を示す回路図であ
る。第2図において、第1のコイル3と、第1のコイル
3と相等しいインダクタンスと巻線形状を有する第2の
コイル4と、第1のコンデンサ5と、第1のコンデンサ
5と相等しい容量を有する第2のコンデンサ6により、
2次の平衡型の高域通過フィルタを構成している。さて
本実施例では、第1.第2のコイル3,4は夫々の中心
軸3a、4aが平行になるよう並列に、且つその合成イ
ンダクタンスが増加する方向に隣接して配置されている
本実施例では、第1実施例における2次の平衡型の高域
通過特性を持つフィルタ回路と同様の動作を行う。即ち
第1.第2のコイル3,4は同一の磁場に配置されるた
め、コイルの巻数と磁束の変化が相等しいので、各コイ
ルに発生する誘導電圧の大きさも相等しい。そして巻線
の回転方向が互いに逆になるように、。2つのコイルが
隣接して平行で且つ直列に接続されているので、外来か
らの磁場によって発生ずる誘導電流が第1.第2のコイ
ル3.4で逆向きとなり、出力端子間C,D間において
誘導電圧による不要な電圧は抑制されることとなる。
第4図には、第2図に示す第2実施例の2次の平衡型の
高域通過のフィルタ回路と、第3図に示す従来の高域通
過フィルタ回路との、出力端子C1D間における外来か
らの電磁誘導による不要な電圧を測定した結果を示す、
ここで、第2図に示す第1.第2のコイル3.4のイン
ダクタンスは各々0.10mN(であり、この2つのコ
イルを出力端子C,D間で計測した合成のインダクタン
スは0.22+mHであり、第1.第2のコンデンサ5
.6の容量は各々4μFであり、遮断周波数は約7.6
KHzである。
第4図に示す曲線S、が第2実施例のフィルタ回路の出
力値である。このデータかられかるように2KHz以上
の周波数を持つ外来の磁場に対して、従来のフィルタ回
路に比較し、約28dBも誘導電圧が低くなるという効
果が見られる。
尚本実施例では、音声信号等の入力信号を夫々の周波数
帯域に分離するデバイディングネットワーク回路に使用
されるバイパスフィルタについて説明したが、第1.第
2のコイル3,4が構成要素となる平衡型のローパスフ
ィルタであっても、又バンドパスフィルタであっても良
い。4端子回路としての出力端子C,Dから不要な交流
磁場によって発生する誘導電圧が相殺されるよう、コイ
ルの巻線形状、インダクタンス、配置方向、電気的接続
を夫々法めればよい。
又本実施例では、コイルとコンデンサから構成されるフ
ィルタ回路としたが、コイルと抵抗から構成されるフィ
ルタ回路であってもよい。更に本実施例のフィルタ回路
を構成する第1.第2のコイル3.4は、夫々複数個の
コイルの組合せで形成される複合コイルであってもよく
、夫々の複合コイルがその総合インダクタンス及び貫通
する磁束の有効断面積を夫々等しくするなら、各1個の
コイル部品から形成されるものでなくてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば、外来の交流
磁場によって発生する誘導電圧を互いに打ち消すように
第1のコイルと第2のコイルをフィルタ回路に配置した
ことにより、入力信号を特定の周波数帯域に分離し、外
部からの電磁波による不要な誘導を受は難いSN比の高
いフィルタ回路を実現することができる。
又本発明のフィルタ回路をスピーカシステムのデバイデ
ィングネットワーク回路に用いることにより、雑音の少
ない優れた音響装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例におけるフィルタ回路の構
成を示す回路図、第2図は第2実施例におけるフィルタ
回路の構成を示す回路図、第3図は従来のフィルタ回路
の回路図、第4図は夫々のフィルタ回路における外来か
らの電磁誘導による誘導電圧を測定した周波数特性を示
すグラフである。 3−−−−−−一第1のコイル、  4−・−第2のコ
イル、3a、4a−・・・−中心軸、 7・−・・・入
力信号源。 特許出願人 松下電器産業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力信号を特定の周波数帯の信号に分離するフィ
    ルタ回路において、 同一の交流磁場において実質的に同一の誘導電圧を発生
    する第1のコイルと第2のコイルとを有し、 前記第1のコイルと前記第2のコイルの夫々の中心軸が
    互いに平行又は一致するよう近接して配置し、 前記第1のコイルと前記第2のコイルを直列に接続し、
    その巻線の夫々の回転方向が互いに逆になるよう配置し
    たことを特徴とするフィルタ回路。
JP28674090A 1990-10-23 1990-10-23 フィルタ回路 Pending JPH04159807A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003078378A (ja) * 2001-08-31 2003-03-14 Murata Mfg Co Ltd 複合素子
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