JP2005328493A - 固体撮像装置、光センサおよび固体撮像装置の動作方法 - Google Patents

固体撮像装置、光センサおよび固体撮像装置の動作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高感度高S/N比を維持したままで広ダイナミックレンジ化できる固体撮像装置および光センサと、高感度高S/N比を維持したままで広ダイナミックレンジ化するための固体撮像装置の動作方法を提供する。
【解決手段】光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードPDと、フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する蓄積容量素子CSとが、転送トランジスタTr1
を介して接続されている構成の画素がアレイ状に集積されている。ここで、蓄積容量素子CSは、フォトダイオードPDの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定された蓄積容量
素子蓄積期間TCSにおいて、フォトダイオードPDから溢れる光電荷を蓄積する構成などとする。
【選択図】図1

Description

本発明は固体撮像装置、光センサおよび固体撮像装置の動作方法に関し、特にCMOS型の固体撮像装置および光センサと、当該固体撮像装置の動作方法に関する。
CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconduntor)イメージセンサあるいはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどの画像入力イメージセンサは、その特性向上とともに、例えばデジタルカメラやカメラ付き携帯電話などの用途で需要が拡大してきている。
上記のイメージセンサは、さらなる特性向上が望まれており、その一つがダイナミックレンジを広くすることである。
従来用いられているイメージセンサのダイナミックレンジは、例えば3〜4桁(60〜80dB)程度に留まっており、肉眼あるいは銀塩フィルムの5〜6桁(100〜120dB)には及んでいないのが現状である。
そこで、肉眼あるいは銀塩フィルムと同等の5〜6桁(100〜120dB)のダイナミックレンジを持つ高画質イメージセンサの開発が望まれている。このような広いダイナミックレンジを持つイメージセンサは、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などの他、PDA(Personal Digital Assistant)用画像入力カメラ、高度交通管理システム用カメラ、監視カメラ、FA(Factory Automation)用カメラあるいは医療用カメラなどの用途への応用が期待されている。
上記のイメージセンサの特性を向上させる技術として、例えば、非特許文献1などに、高感度および高S/N比化するために、各画素(ピクセル)のフォトダイオードに発生するノイズと当該ノイズに光信号が加算された信号とをそれぞれ読み出し、両者の差分を取ることでノイズ成分を除去して光信号のみを取り出すオンチップノイズキャンセルと呼ばれる技術が開発されている。
しかし、この方法でもダイナミックレンジは80dB以下であり、これより広ダイナミックレンジ化することが望まれている。
例えば、特許文献1には、図30に示すように、フォトダイオードPDに高感度低照度側の小容量C1のフローティングディフュージョンと低感度高照度側の大容量C2のフローティングディフュージョンを接続して、低照度側の出力out1と高照度側の出力out2をそれぞれ出力することで広ダイナミック化する技術が開示されている。
また、特許文献2には、図31に示すように、フローティングディフュージョンFDの容量CSを可変とし、低照度から高照度までをカバーして広ダイナミック化する技術が開示されている。
他には、短い露光時間による高照度に対応した撮像と、長い露光時間により低照度に対応した撮像の異なる露光時間で2回撮像する技術も開発されている。
また、特許文献3および非特許文献2には、図32に示すように、フォトダイオードPDと容量Cの間にトランジスタスイッチTを設け、1回目の露光期間でスイッチTをONして光電荷信号をフォトダイオードPDと容量Cの両方に蓄積し、2回目の露光期間でスイッチTをOFFして前者の蓄積電荷に加えてフォトダイオードPDで光電荷信号を蓄積することで広ダイナミックレンジ化する技術が開示されている。ここで、飽和を上回る光照射があった場合、過剰電荷はリセットトランジスタRを介して排出されることが明示されている。
また、特許文献4には、図33に示すように、フォトダイオードPDとして容量Cを従来より大きなものを採用することで高照度撮像に対応できるようにする技術が開示されている。
また、非特許文献3には、図34に示すように、フォトダイオードPDからの信号を、MOSトランジスタを組み合わせて構成されている対数変換回路により、対数変換しながら出力することで、高照度撮像に対応できるようにする技術が開示されている。
しかしながら、上記の特許文献1、2、3および非特許文献2に記載の方法あるいは異なる露光時間で2回撮像する方法では、低照度側の撮像と高照度側の撮像を異なる時刻において行わなければならないため、動画を撮像すると両照度に対応した撮像の画像にズレが発生し、両画像を整合させることができなくなってしまうという問題がある。
また、上記の特許文献4および非特許文献3に記載の方法では、高照度側の撮像に対応するようにして広ダイナミックレンジを達成できるものの、低照度側の撮像に関しては低感度、低S/N比となってしまい、画像の品質を向上させることはできない。
上記のように、CMOSイメージセンサなどのイメージセンサにおいて、高感度高S/N比を維持したままで広ダイナミックレンジ化を達成することが困難となっていた。
また、上記のことはイメージセンサに限ったことではなく、画素を直線状に配したラインセンサや複数の画素を持たない光センサとしても、高感度高S/N比を維持したままで広ダイナミックレンジ化を達成することは困難であった。
特開2003−134396号公報 特開2000−165754号公報 特開2002−77737号公報 特開平5−90556号公報 S. Inoue et al., IEEE Workshop on CCDs and Advanced Image Sensors 2001, page 16-19 Yoshinori Muramatsu et al., IEEE Journal of Solid-state Circuits, vol.38, No.1, January 2003 映像情報メディア学会誌、57(2003)
本発明は上記の状況に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、高感度高S/N比を維持したままで広ダイナミックレンジ化できる固体撮像装置および光センサと、高感度高S/N比を維持したままで広ダイナミックレンジ化するための固体撮像装置の動作方法を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像装置は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、前記光電荷を転送する転送トランジスタと、少なくとも前記転送トランジスタを介して前記フォトダイオードに接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定された蓄積容量素子蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる光電荷を少なくとも前記転送トランジスタを通じて蓄積する蓄積容量素子とを有する画素がアレイ状に複数個集積されている。
上記の本発明の固体撮像装置は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する蓄積容量素子とが、転送トランジスタを介して接続されている構成の画素がアレイ状に集積されている。ここで、蓄積容量素子は、フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定された蓄積容量素子蓄積期間において、フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記転送トランジスタと前記蓄積容量素子の間に、前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタとをさらに有する。
また、本発明の固体撮像装置は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、前記光電荷を転送する転送トランジスタと、前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、ポテンシャルの結合および分割が可能となるように前記フローティングディフュージョンに接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記フローティングディフュージョンを通じて蓄積する蓄積容量素子と、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタとを有する画素がアレイ状に複数個集積され、前記フローティングディフュージョンが、前記蓄積容量素子とポテンシャルが分割された状態で、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定されたフローティングディフュージョン蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する。
上記の本発明の固体撮像装置は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、転送トランジスタを通じて光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、ポテンシャルの結合および分割が可能となるようにフローティングディフュージョンに接続して設けられ、フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する蓄積容量素子とを有する構成の画素がアレイ状に集積されている。ここで、フローティングディフュージョンが、蓄積容量素子とポテンシャルが分割された状態で、フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定されたフローティングディフュージョン蓄積期間において、フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記蓄積容量素子は、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定された蓄積容量素子蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記フローティングディフュージョンに接続して形成され、前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタと、前記フローティングディフュージョン内の光電荷を電圧信号に増幅変換する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタに接続して形成され、前記画素を選択するための選択トランジスタとをさらに有する。
さらに好適には、前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分を取り、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号との差分を取る、ノイズキャンセル手段をさらに有し、またさらに好適には、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号を記憶する記憶手段をさらに有する。
あるいはさらに好適には、前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分を取り、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分、または、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた現フレームの電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子の次フレームのリセットレベルの電圧信号との差分を取る、ノイズキャンセル手段をさらに有する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記蓄積容量素子と前記蓄積トランジスタの接続部に接続して形成され、前記蓄積容量素子および前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタと、前記フローティングディフュージョン内の光電荷を電圧信号に増幅変換する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタに接続して形成され、前記画素を選択するための選択トランジスタとをさらに有する。
さらに好適には、前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と、前記フローティングディフュージョンの前記転送前のレベルの電圧信号との差分を取るノイズキャンセル手段をさらに有する。
あるいはさらに好適には、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号との差分を取るノイズキャンセル手段をさらに有する。
またさらに好適には、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号を記憶する記憶手段をさらに有する。
また、本発明の固体撮像装置は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、前記光電荷を転送する転送トランジスタと、前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、ポテンシャルの結合および分割が可能となるように前記フローティングディフュージョンに接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記フローティングディフュージョンを通じて蓄積する蓄積容量素子と、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタとを有する画素がアレイ状に複数個集積され、前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分を取り、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分、または、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた現フレームの電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子の次フレームのリセットレベルの電圧信号との差分を取る、ノイズキャンセル手段をさらに有する。
上記の本発明の固体撮像装置はノイズキャンセル手段を有し、これによってフローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号とフローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分を取り、フローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号とフローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分、または、フローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた現フレームの電圧信号とフローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子の次フレームのリセットレベルの電圧信号との差分を取る。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記ノイズキャンセル手段が交流結合回路を含み、前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分と、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分、または、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた現フレームの電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子の次フレームのリセットレベルの電圧信号との差分とを、交流成分として出力する。
あるいは好適には、前記ノイズキャンセル手段が2キャパシタ方式差動アンプを含み、前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分と、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分、または、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた現フレームの電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子の次フレームのリセットレベルの電圧信号との差分とを出力する。
また、本発明の固体撮像装置は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、前記光電荷を転送する転送トランジスタと、前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、ポテンシャルの結合および分割が可能となるように前記フローティングディフュージョンに接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記フローティングディフュージョンを通じて蓄積する蓄積容量素子と、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタとを有する画素がアレイ状に複数個集積されたセンサ部と、前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号および前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と、それぞれのリセットレベルまたはリセット相当レベルとの差分を、それぞれ算出する前処理部と、前記差分に応じて各画素毎のゲインを設定するゲインテーブルを生成するゲインテーブル生成部と、前記差分および前記ゲインテーブルのデータに応じてビデオデータを合成するビデオデータ合成部とを有する。
上記の本発明の固体撮像装置は、センサ部と、前処理部と、ゲインテーブル生成部と、ビデオデータ合成部とを有する。センサ部は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、転送トランジスタを通じて光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、ポテンシャルの結合および分割が可能となるようにフローティングディフュージョンに接続して設けられ、フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する蓄積容量素子とを有する構成の画素がアレイ状に集積されている。前処理部は、フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号およびフローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と、それぞれのリセットレベルまたはリセット相当レベルとの差分を、それぞれ算出する。ゲインテーブル生成部は、差分に応じて各画素毎のゲインを設定するゲインテーブルを生成する。ビデオデータ合成部は、差分およびゲインテーブルのデータに応じてビデオデータを合成する。
上記の本発明の固体撮像装置は、好適には、前記前処理部は、前記差分として、前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との第1差分と、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号あるいは前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との第2差分とを算出する。
さらに好適には、前記ゲインテーブル生成部は、前記第1差分の値が所定の範囲内となったときに、各画素毎のゲインテーブルデータとして前記第1差分と前記第2差分の比を算出し、ゲインテーブルを生成する。
さらに好適には、前記ビデオデータ合成部は、予め設定されたビデオテーブルから、前記第1差分または前記第2差分と所定の閾値の和に応じてビデオデータを求め、出力する。
さらに好適には、前記ビデオデータ合成部は、前記第1差分または前記第2差分と前記ゲインテーブルデータの積を出力する。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、上記の本発明の固体撮像装置の画素を1つ有する光センサを提供する。
また、上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像装置の動作方法は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、前記光電荷を転送する転送トランジスタおよび蓄積トランジスタと、前記転送トランジスタを介して前記フォトダイオードに接続して設けられたフローティングディフュージョンと、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記蓄積トランジスタを通じて蓄積し、前記蓄積トランジスタにより前記フローティングディフュージョンとのポテンシャルの結合または分割が制御される蓄積容量素子とを有する画素がアレイ状に複数個集積された固体撮像装置の動作方法であって、電荷蓄積前において、前記転送トランジスタをオフとし、前記蓄積トランジスタをオンとして、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子内の光電荷を排出する工程と、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号を読み出す工程と、前記フォトダイオードで発生する光電荷のうち飽和前電荷を前記フォトダイオードに蓄積し、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定された蓄積容量素子蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる過飽和電荷を前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子において蓄積する工程と、前記蓄積トランジスタをオフとして、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを分割し、前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出する工程と、前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号を読み出す工程と、前記転送トランジスタをオンとして前記飽和前電荷を前記フローティングディフュージョンに転送し、前記飽和前電荷を含む電圧信号を読み出す工程と、前記蓄積トランジスタをオンとして、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合し、前記飽和前電荷と前記過飽和信号を含む電圧信号を読み出す工程とを有する。
上記の本発明の固体撮像装置の動作方法は、電荷蓄積前において、転送トランジスタをオフとし、蓄積トランジスタをオンとして、フローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子内の光電荷を排出し、フローティングディフュージョンと蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号を読み出す。
次に、フォトダイオードで発生する光電荷のうち飽和前電荷をフォトダイオードに蓄積し、さらに、フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定された蓄積容量素子蓄積期間において、フォトダイオードから溢れる過飽和電荷をフローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子において蓄積する。
次に、蓄積トランジスタをオフとして、フローティングディフュージョンと蓄積容量素子のポテンシャルを分割し、フローティングディフュージョン内の光電荷を排出し、フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号を読み出す。
次に、転送トランジスタをオンとして飽和前電荷をフローティングディフュージョンに転送し、飽和前電荷を含む電圧信号を読み出す。
次に、蓄積トランジスタをオンとして、フローティングディフュージョンと蓄積容量素子のポテンシャルを結合し、飽和前電荷と過飽和信号を含む電圧信号を読み出す。
また、上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像装置の動作方法は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、前記光電荷を転送する転送トランジスタおよび蓄積トランジスタと、前記転送トランジスタを介して前記フォトダイオードに接続して設けられたフローティングディフュージョンと、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記蓄積トランジスタを通じて蓄積し、前記蓄積トランジスタにより前記フローティングディフュージョンとのポテンシャルの結合または分割が制御される蓄積容量素子とを有する画素がアレイ状に複数個集積された固体撮像装置の動作方法であって、電荷蓄積前において、前記転送トランジスタをオフとし、前記蓄積トランジスタをオンとして、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子内の光電荷を排出する工程と、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号を読み出す工程と、前記フォトダイオードで発生する光電荷のうち飽和前電荷を前記フォトダイオードに蓄積し、前記フォトダイオードから溢れる過飽和電荷を前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子において蓄積する工程と、前記蓄積トランジスタをオフとして、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを分割し、前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出する工程と、前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号を読み出す工程と、前記蓄積容量素子とポテンシャルが分割された状態の前記フローティングディフュージョンにより、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定されたフローティングディフュージョン蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる超過飽和電荷を蓄積する工程と、前記超過飽和電荷を含む電圧信号を読み出す工程と、前記転送トランジスタをオンとして前記飽和前電荷を前記フローティングディフュージョンに転送し、前記飽和前電荷を含む電圧信号を読み出す工程と、前記蓄積トランジスタをオンとして、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合し、前記飽和前電荷と前記過飽和信号を含む電圧信号を読み出す工程とを有する。
上記の本発明の固体撮像装置の動作方法は、電荷蓄積前において、転送トランジスタをオフとし、蓄積トランジスタをオンとして、フローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子内の光電荷を排出し、フローティングディフュージョンと蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号を読み出す。
次に、フォトダイオードで発生する光電荷のうち飽和前電荷をフォトダイオードに蓄積し、さらに、フォトダイオードから溢れる過飽和電荷をフローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子において蓄積する。
次に、蓄積トランジスタをオフとして、フローティングディフュージョンと蓄積容量素子のポテンシャルを分割し、フローティングディフュージョン内の光電荷を排出し、フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号を読み出す。
次に、蓄積容量素子とポテンシャルが分割された状態の前記フローティングディフュージョンにより、フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定されたフローティングディフュージョン蓄積期間において、フォトダイオードから溢れる超過飽和電荷を蓄積し、超過飽和電荷を含む電圧信号を読み出す。
次に、転送トランジスタをオンとして飽和前電荷をフローティングディフュージョンに転送し、飽和前電荷を含む電圧信号を読み出す。
次に、蓄積トランジスタをオンとして、フローティングディフュージョンと蓄積容量素子のポテンシャルを結合し、飽和前電荷と過飽和信号を含む電圧信号を読み出す。
本発明の固体撮像装置によれば、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードによる低照度撮像において高感度高S/N比を維持し、さらに蓄積容量素子によりフォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積することで高照度撮像における撮像を行って広ダイナミックレンジ化することができる。
本発明の光センサによれば、高感度高S/N比を維持したままで、広ダイナミックレンジ化することができる。
本発明の固体撮像装置の動作方法によれば、高感度高S/N比を維持したままで、広ダイナミックレンジ化することができる。
以下に、本発明の固体撮像装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
第1実施形態
本実施形態にかかる固体撮像装置はCMOSイメージセンサであり、図1は1画素(ピクセル)分の等価回路図である。
各画素は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードPD、フォトダイオードPDからの光電荷を転送する転送トランジスタTr1、転送トランジスタTr1を通じて光電荷が転送されるフローティングディフュージョンFD、蓄積動作時に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する蓄積容量素子CS、フローティングディフュージョンFDと蓄積容量素子CSのポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタTr2、フローティングディフュージョンFDに接続して形成され、フローティングディフュージョンFD内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタTr3、フローティングディフュージョンFD内の光電荷を電圧信号に増幅変換する増幅トランジスタTr4、および、増幅トランジスタに接続して形成され、画素を選択するための選択トランジスタTr5から構成されており、いわゆる5トランジスタ型のCMOSイメージセンサである。例えば、上記の5つのトランジスタはいずれもnチャネルMOSトランジスタからなる。リセットトランジスタTr3のドレインには、所定の基準電圧、例えば、電源電圧Vddが供給される。また、増幅トランジスタTr4のドレインには、例えば、電源電圧Vddが供給される。蓄積容量素子Csの他方の端子には、電源電圧Vdd又は基準電位Vssが供給される。
本実施形態にかかるCMOSイメージセンサは、上記の構成の画素がアレイ状に複数個集積されており、各画素において、転送トランジスタTr1、蓄積トランジスタTr2、リセットトランジスタTr3のゲート電極に、φT、φS、φRの各駆動ラインが接続され、また、選択トランジスタTr5のゲート電極には行シフトレジスタから駆動される画素選択ラインSL(φX)が接続され、さらに、選択トランジスタTr5の出力側ソース・ドレインに出力ラインoutが接続され、列シフトレジスタにより制御されて出力される。
選択トランジスタTr5、駆動ラインφXについては、画素の選択、非選択動作ができるように、フローティングディフュージョンFDの電圧の適宜な値に固定できればよいから、それらを省略することも可能である。
図2(A)は、本実施形態にかかるCMOSイメージセンサの各画素の一部(フォトダイオードPD、転送トランジスタTr1、フローティングディフュージョンFD、蓄積トランジスタTr2および蓄積容量素子CS)に相当する模式的断面図である。
例えば、n型シリコン半導体基板(n−sub)10にp型ウェル(p−well)11が形成されており、各画素および蓄積容量素子CS領域を区分するLOCOS法などによる素子分離絶縁膜(20,21,22)が形成され、さらに画素を分離する素子分離絶縁膜20の下方に相当するp型ウェル11中には、p+型分離領域12が形成されている

p型ウェル11に中にn型半導体領域13が形成され、その表層にp+型半導体領域14が形成され、このpn接合により電荷転送埋め込み型のフォトダイオードPDが構成されている。pn接合に適当なバイアスを印加して発生させた空乏層中に光LTが入射すると、光電効果により光電荷が生じる。
n型半導体領域13の端部においてp+型半導体領域14よりはみ出して形成された領域があり、この領域から所定の距離を離間してp型ウェル11の表層にフローティングディフュージョンFDとなるn+型半導体領域15が形成され、さらにこの領域から所定の距離を離間してp型ウェル11の表層にn+型半導体領域16が形成されている。
ここで、n型半導体領域13とn+型半導体領域15にかかる領域において、p型ウェル11上面に酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜23を介してポリシリコンなどからなるゲート電極30が形成され、n型半導体領域13とn+型半導体領域15をソース・ドレインとし、p型ウェル11の表層にチャネル形成領域を有する転送トランジスタTr1が構成されている。
また、n+型半導体領域15とn+型半導体領域16にかかる領域において、p型ウェル11上面に酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜24を介してポリシリコンなどからなるゲート電極31が形成され、n+型半導体領域15とn+型半導体領域16をソース・ドレインとし、p型ウェル11の表層にチャネル形成領域を有する蓄積トランジスタTr2が構成されている。
また、素子分離絶縁膜(21,22)で区分された領域において、p型ウェル11の表層に下部電極となるp+型半導体領域17が形成されており、この上層に酸化シリコンなどからなる容量絶縁膜25を介してポリシリコンなどからなる上部電極32が形成されており、これらから蓄積容量素子CSが構成されている。
転送トランジスタTr1、蓄積トランジスタTr2および蓄積容量素子CSを被覆して、酸化シリコンなどからなる絶縁膜が形成されており、n+型半導体領域15、n+型半導体領域16および上部電極32に達する開口部が形成され、n+型半導体領域15に接続する配線33と、n+型半導体領域16および上部電極32を接続する配線34がそれぞれ形成されている。
また、転送トランジスタTr1のゲート電極30には駆動ラインφTが接続して設けられており、また、蓄積トランジスタTr2のゲート電極31には駆動ラインφSが接続して設けられている。
上記の他の要素であるリセットトランジスタTr3、増幅トランジスタTr4、選択トランジスタTr5、各駆動ライン(φT,φS,φR,φX)および出力ラインoutについては、例えば配線33が不図示の増幅トランジスタTr4に接続されるなど、図1の等価回路図に示す構成となるように、図2(A)に示す半導体基板10上の不図示の領域において構成されている。
なお、図2(A)の断面図においては、蓄積容量素子CSをプレーナ型MOSキャパシタとしているが、この他、ジャンクション型キャパシタ、スタック型キャパシタ、トレンチ型キャパシタあるいはこれらを複合した形状など、種々の形状のキャパシタとしてもよく、さらに容量絶縁膜を窒化シリコンあるいはTa25などのいわゆるHigh−k材料を用いてより大きな容量を有する蓄積容量素子CSとすることができる。
図2(B)は上記のフォトダイオードPD、転送トランジスタTr1、フローティングディフュージョンFD、蓄積トランジスタTr2および蓄積容量素子CSに相当する模式的なポテンシャル図である。
フォトダイオードPDは相対的に浅いポテンシャルの容量CPDを構成し、フローティングディフュージョンFDおよび蓄積容量素子CSは相対的に深いポテンシャルの容量(CFD、CS)を構成する。
ここで、転送トランジスタTr1および蓄積トランジスタTr2はトランジスタのon/offに応じて2準位を取りうる。
図1の等価回路図、図2(A)の断面図および図2(B)のポテンシャル図で説明される本実施形態のCMOSイメージセンサの駆動方法について説明する。
図3は、駆動ライン(φT,φS,φR)に印加する電圧を、on/offの2準位、φTについてはさらに(+α)で示す準位を加えた3準位で示したタイミングチャートである。
駆動ラインφTに印加する電圧はon/offの2準位でもよいが、本例の如く3準位とした方がフォトダイオードPDから溢れた電荷をより効率的にフローティングディフュージョンFDと蓄積容量素子CSに捕獲して蓄積することができる。
また、図4(A)〜(D)および図5(E)〜(H)はタイミングチャートの各タイミングにおけるポテンシャル図に相当する。
まず、図4(A)に示すように、新規のフィールドが始まる時刻T0において、φTをoff、φSをonとした状態でφRをonとして、前フィールドで生じた光電荷を全て排出してリセットしておく。
PDに対する蓄積期間(これは略映像期間に相当する)TPDは、時刻T0の直前のφTをoffとした時点(T4’)から始まっており、CPDにおいて光電荷の蓄積が開始される。
なお、上述の理由から、時刻T0の直後において、φTについて(+α)準位としている。
次に、映像時間の開始から所定の時間が経った時刻T1において、φRをoffとする。
このとき、図4(B)に示すように、φSがonとなっているのでCFDとCSが結合した状態となっており、リセット直後にはリセット動作に伴ういわゆるkTCノイズがCFD+CSに発生する。ここで、このCFD+CSのリセットレベルの信号をノイズN2として読み出す。
ノイズN2を読み出して後述のフレームメモリ(記憶手段)に蓄積しておき、画像信号生成時にそのノイズN2を利用する方法が最もS/N比をよくできる動作方法であるが、過飽和時には、飽和前電荷(低照度信号)+過飽和電荷(高照度信号)に比べてノイズN2が十分に小さいので、ノイズN2に代えて後述のノイズN1を用いてもよい。また、現フレームのノイズN2に代えて、次のフレームのノイズN2を用いてもよい。
時刻T1において、CSに対する蓄積容量素子蓄積期間TCSが始まっており、フォトダイオードPDから溢れた光電荷はCSに蓄積され始める。
なお、上述のように映像時間の開始から所定の時間が経っているので、図面上はある程度の飽和前電荷QBがCPDに蓄積していることを示している。
このようにして、光電荷がCPDを飽和させる量以下である場合にはCPDのみに光電荷が蓄積し、光電荷がCPDを飽和させる量以上である場合にはCPDに加えてCFDとCSにも光電荷が蓄積する。
図4(C)は、CPDが飽和しており、CPDに飽和前電荷QBが蓄積し、CFDとCSに過飽和電荷QAが蓄積している状態を示す。
次に、φTを(+α)準位からoffに戻し、蓄積容量素子蓄積期間TCSの終了時にφSをoffとして、図4(D)に示すように、CFDとCSのポテンシャルを分割する。これにより、CSへの蓄積が終了する。
次に、φRをonにして、図5(E)に示すように、CFD中の光電荷を排出してリセットする。
次に、時刻T2において、φRをoffとしてリセットを終了した直後には、図5(F)に示すように、kTCノイズがCFDに新たに発生する。ここで、このCFDのリセットレベルの信号をノイズN1として読み出す。
次に、φTをonとして、図5(G)に示すように、CPD中の飽和前電荷QBをCFDに転送する。ここで、CPDのポテンシャルがCFDよりも浅く、転送トランジスタの準位がCPDより深くなっているので、CPD中にあった飽和前電荷QBを全てCFDに転送する完全電荷転送を実現できる。
ここで、時刻T3においてφTをoffに戻し、CFDに転送された飽和前電荷QBから飽和前電荷信号S1を読み出す。但し、ここではCFDノイズが乗っているので、実際に読みだされるのはS1+N1となる。図5(G)は、φTをoffに戻す前の状態を示している。
次に、φSをonとし、続いてφTをonとすることでCFDとCSのポテンシャルを結合させ、図5(H)に示すように、CFD中の飽和前電荷QBとCS中の過飽和電荷QAを混合する。
ここで、時刻T4においてφTをoffに戻し、CFD+CSに広がる飽和前電荷QB+過飽和電荷QAから飽和前電荷信号S1と過飽和電荷信号S2の和の信号を読み出す。但し、ここではCFD+CSノイズが乗っており、さらにCFD+CSに広がった電荷から読み取っていることから、実際に読みだされるのはS1’+S2’+N2(S1’とS2’はそれぞれCFDとCSの容量比率によって縮小変調されたS1とS2の値)となる。図5(H)は、φTをoffに戻す前の状態を示している。
次に、上記のようにφTをoff、φSをonとした状態でφRをonとして、このフィールドで生じた光電荷を全て排出して、図4(A)に示すようにリセットし、次のフィールドへと移っていく。
次に、上記の構成の画素をアレイ状に集積したCMOSイメージセンサ全体の回路構成について説明する。
図6は本実施形態のCMOSイメージセンサの全体の回路構成を示す等価回路図である。
複数個(図面上は代表して4個)の画素(Pixel)がアレイ状に配置されており、各画素(Pixel)に、駆動ライン(φT,φS,φR)を制御するS/H用行シフトレジスタSRV SHと駆動ライン(φR)を制御するリセット用行シフトレジスタSRV RSTが接続され、さらに電源VDDおよびグラウンドGNDなどが接続されている。
各画素(Pixel)からは、CDS(相関二重サンプリング)回路により、列シフトレジスタSRHおよび駆動ライン(φS1+N1,φN1,φS1'+S2'+N2,φN2)で制御され、上述のように、飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)、CFDノイズ(N1)、変調された飽和前電荷信号(S1’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)+CFD+CSノイズ(N2)およびCFD+CSノイズ(N2)の4つの値がそれぞれのタイミングで各出力ラインに出力される。
ここで、飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)とCFDノイズ(N1)の各出力端部分CTaは、以下に説明するようにこれらの差分を取ることから、差動アンプDA1を含む回路CTbをCMOSイメージセンサチップ上に形成しておいてもよい。
次に、図3に示す駆動を実現するための回路であるS/H用行シフトレジスタSRV SHとリセット用行シフトレジスタSRV RSTの回路図をそれぞれ図7(A)および図7(B)に示す。
S/H用行シフトレジスタSRV SHは、左側行シフトレジスタSRV Lに駆動ライン(φS、φR、φT)が接続されており、一方、リセット用行シフトレジスタSRV RSTは右側行シフトレジスタSRV Lに駆動ライン(φR)が接続されている構成である。
通常のCMOS撮像装置においては、水平ブランキング期間中に画素のリセットと画素情報の読み出しを同時に行うため、シフトレジスタのイネーブル信号は1フレーム中で1ライン選択し、1ライン読み出す毎に1ラインずつ単純にシフトする構成でよく、S/H用行シフトレジスタSRV SHはこのシフトレジスタに相当する。しかし、この構成では、図3に示す駆動を実現することはできない。
そこで、本実施形態においては、リセットのみを担当するリセット用行シフトレジスタSRV RSTを新たに設けており、例えばピクセルが配置された受光部を挟むようにS/H用行シフトレジスタSRV SHとリセット用行シフトレジスタSRV RSTを配置する。これにより、1フレーム中に複数ラインが選択されるようになり、図3に示す駆動を実現できる。
図3では、φRが立ち下がるタイミングが調整されて、蓄積容量素子蓄積期間TCSの始まるタイミングが調整されているが、上記のリセット用行シフトレジスタSRV RSTを用いる場合、蓄積容量素子蓄積期間TCS以外はS/H用行シフトレジスタSRV SHの2回目のリセットパルスに同期してリセット用行シフトレジスタSRV RSTが1ライン毎の周期でリセットパルスを送るようにする。
図8(A)および図8(B)は、図7(A)および図7(B)に示すS/H用行シフトレジスタSRV SH(左)とリセット用行シフトレジスタSRV RST(右)を含む回路に入力されるφRinの波形を示す。
また、図8(C)および図8(D)は、S/H用行シフトレジスタSRV SH(左)とリセット用行シフトレジスタSRV RST(右)へのイニシャル信号の入力を示す。
ここで、φVRST(左)は1フレームに1パルスなので、1フレーム中に1ラインしか選択されない。これは、読み出しを行うラインが複数選択されてはいけないためである。一方、φVRST(右)は1フレーム中に複数入力され、例えば512ラインCMOSイメージセンサで256パルス入力すれば、水平ブランキング期間を無視した場合、フローティングディフュージョンと蓄積容量素子への蓄積時間TCSは、蓄積容量素子蓄積期間TCSの始まるタイミングが調整しない場合(時刻T0から蓄積容量素子蓄積期間TCSが始まる場合)の256/512、即ち半分となる。
図9は、上記のように出力された飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)、CFDノイズ(N1)、変調された飽和前電荷信号(S1’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)+CFD+CSノイズ(N2)およびCFD+CSノイズ(N2)の4つの信号の処理を行う回路である。
上記の出力から、飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)とCFDノイズ(N1)を差動アンプDA1に入力し、これらの差分を取ることでCFDノイズ(N1)をキャンセルし、飽和前電荷信号(S1)が得られる。
一方、変調された飽和前電荷信号(S1’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)+CFD+CSノイズ(N2)とCFD+CSノイズ(N2)を差動アンプDA2に入力し、これらの差分を取ってCFD+CSノイズ(N2)をキャンセルし、さらにアンプAPによりCFDとCSの容量比率によって復元して飽和前電荷信号(S1)と同じゲインに調整することで、飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2)が得られる。
ここで、図3のタイミングチャートに示すように、CFD+CSノイズ(N2)は他の信号に比べて相対的に早く取得されるので、他の信号が取得されるまでフレームメモリFMに一旦格納しておき、他の信号が取得されるタイミングでフレームメモリFMから読みだし、以下の処理を行うようにする。
上記の変調された飽和前電荷信号(S1’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)の復元について説明する。
1’、S2’、α(CFDからCFD+CSへの電荷分配比)およびβ(CSからCFD+CSへの電荷分配比)は以下の数式により表される。
1’=S1×α (1)
2’=S2×α×β (2)
α=CFD/(CFD+CS) (3)
β=CS/(CFD+CS) (4)
従って、CFDとCSの値から上記式(3)および(4)よりαおよびβを求め、それを上記式(1)および(2)に代入することで、S1+S2に復元し、別途取得されたS1と同じゲインに調整することができる。
さらに、フォトダイオードPDに対する蓄積期間TPD内から所定の期間の比率で設定された蓄積容量素子蓄積期間TCSにおいて蓄積容量素子CSに蓄積された光電荷の信号がS2であるので、S2にTPD/TCSの比率を乗ずることで、映像期間全体で捕獲する場合に蓄積容量素子CSに蓄積される光電荷の信号に復元することができる。
次に、図9に示すように、上記のように得られたS1とS1+S2のどちらか一方を選択して最終的な出力とする。
これには、まず、S1をコンパレータCPに入力し、予め設定した基準電位V0と比較する。一方、S1とS1+S2はセレクタSEに入力され、上記のコンパレータCPの出力に応じて、S1とS1+S2のどちらかが選択されて出力される。基準電位V0はフォトダイオードPDの容量に応じて飽和する前の電位が選択され、例えば0.3V程度とする。
即ち、S1からV0を引いて負となれば、即ち、S1がV0よりも小さければ、フォトダイオードPDは飽和していないと判断され、S1が出力される。
逆に、S1からV0を引いて正となれば、即ち、S1がV0よりも大きければ、フォトダイオードPDは飽和していると判断され、S1+S2が出力される。
例えば、この出力までをCMOSイメージセンサチップCH上に形成し、差動アンプDA1およびフレームメモリFM以降の回路を外付けで実現する。また、上記のように差動アンプDA1についてはCMOSイメージセンサチップCH上に形成してもよい。
また、差動アンプDA1およびフレームメモリFM以降の回路については、取り扱うアナログデータが大きくなることから、差動アンプDA1およびフレームメモリFMに入力する前にA/D変換を行い、差動アンプDA1およびフレームメモリFM以降をデジタル処理することが好ましい。但し、デジタル化してから上記のTPD/TCSの比率による復元(増幅)などを行うとデジタル化による不連続性まで増幅してしまうので、できるだけ復元(増幅)してからデジタル化することが好ましい。例えば、用いるA/Dコンバータの入力レンジに合わせて、予め不図示のアンプにより増幅しておくことが好ましい。
上記のように、本実施形態のCMOSイメージセンサにおいては、1つの画素あたり、1フィールド毎に、飽和前電荷信号(S1)と飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2)の2つの信号が得られることになり、実際にフォトダイオードPD(CPD)が飽和あるいはそれに近い状態であったかどうか判断して、S1とS1+S2のどちらかを選択することになる。
蓄積容量素子蓄積期間TCSの始まるタイミングを調整しない場合(時刻T0から蓄積容量素子蓄積期間TCSが始まる場合)では、フォトダイオードPDに対する蓄積期間TPDと蓄積容量素子蓄積期間TCSはほぼ等しく、例えば30fpsの場合、どちらも33m秒となる。この場合、フォトダイオードPDの飽和量を越えた光電荷は全て蓄積容量素子CSへと溢れるものの、高照度時には蓄積容量素子CSまで溢れてしまい、高照度情報を得られない場合がある。一方、本実施形態ではフォトダイオードPDに対する蓄積期間TPD中にφRがonとなっている期間が存在し、露光時間初期にφTを越えて蓄積容量素子CSに溢れた光電荷を選択的にVDDに排出する機能が付加される。この機能により、高照度時にも蓄積容量素子CSが溢れず、測定可能な高照度領域の範囲を広げることができ、ダイナミックレンジを拡大できる。
図10は上記のようにして得られる信号(S1’+S2’+N2)を光量(相対値)に対してプロットした図であり、リセットをonとしている期間の長さが、蓄積期間TPDの20/50、30/50、40/50、45/50の場合をぞれぞれ示している。
この図から、φRを立ち下げるタイミングを遅らせて蓄積容量素子CSへの蓄積期間TCSを制限することで、高照度側の光量対出力の傾きが緩やかになり、蓄積容量素子CSが溢れず、高照度時の情報を圧縮でき、より高照度の情報が入力されても飽和しにくくなっている。
時刻T0から蓄積容量素子蓄積期間TCSが始まる場合、光量800の時に500mVの出力で飽和するが、蓄積容量素子蓄積期間TCSをフォトダイオードPDに対する蓄積期間TPDの5/50(リセットをonとする期間が45/50)とした場合、光量3500でも出力は飽和していない。この場合でも、低照度時の感度は低下していない。
本実施形態の駆動方法によれば、低照度側の感度とS/N比を劣化させずに、高照度側の情報のみ飽和しないようにダイナミックレンジを拡大することができる。
フォトダイオードPDに対する蓄積期間TPDに対して蓄積容量素子蓄積期間TCSを制限することによるダイナミックレンジ拡大の理論値は、以下のようである。
Figure 2005328493
本実施形態のCMOSイメージセンサの構成と上記の動作方法によれば、それぞれノイズをキャンセルして得られた飽和前電荷信号(S1)と飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2)の2つの信号から、フォトダイオードPD(CPD)が飽和していなければ飽和前電荷信号(S1)を採用し、飽和していれば飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2)を採用する。
このように、フォトダイオードPDが飽和していない低照度撮像においてはノイズをキャンセルして得た飽和前電荷信号(S1)により高感度、高S/N比を維持することができ、さらにフォトダイオードPDが飽和した高照度撮像においては、フォトダイオードの蓄積期間から所定の比率で設定された蓄積容量素子蓄積期間において、フォトダイオードから溢れる光電荷を上記の所定の比率で蓄積容量素子により蓄積してこれを取り入れ、上記同様にノイズをキャンセルして得た信号(飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2))により、高S/Nを維持して、高照度側に広ダイナミックレンジ化を実現できる。
本実施形態のCMOSイメージセンサは、上記のように低照度側の感度を下げずに高照度側の感度を上げて広ダイナミックレンジ化を図るほか、電源電圧を通常用いられている範囲から上げないので将来のイメージセンサの微細化に対応することができる。
素子の追加は極小に抑えられており、画素サイズの拡大を招くことはない。
さらに、従来の広ダイナミックレンジ化を実現するイメージセンサのように高照度側と低照度側で蓄積時間を分割しない、即ち、フレームをまたがずに同一の蓄積時間に蓄積しているので、動画の撮像にも対応することができる。
また、フローティグディフュージョンFDのリーク電流(FDリーク)についても、本実施形態のイメージセンサではCFD+CSの最小信号が過飽和電荷+フォトダイオードPDからの飽和電荷となってFDリークの電荷よりも大きな電荷量を取り扱うようになるので、FDリークの影響を受け難いという利点がある。
第2実施形態
本実施形態に係るCMOSイメージセンサは、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサと同様であるが、駆動方法が異なる。
図11は、駆動ライン(φT,φS,φR)に印加する電圧を、on/offの2準位で示したタイミングチャートである。第1実施形態と同様に、φTについてはさらに(+α)で示す準位を加えた3準位としてもよい。
まず、新規のフィールドが始まる時刻T0において、φTをoff、φSをonとした状態でφRをonとして、前フィールドで生じた光電荷を全て排出してリセットしておく。
PDに対する蓄積期間TPDは、時刻T0の直前のφTをoffとした時点から始まっており、CPDにおいて光電荷の蓄積が開始される。
次に、時刻T0でのリセットの直後である時刻T1において、φRをoffとする。このとき、CFDとCSが結合した状態となり、CFD+CSのリセットレベルの信号をノイズN2として読み出し、フレームメモリFMに蓄積しておく。過飽和時には、飽和前電荷+過飽和電荷に比べてノイズN2が十分に小さいので、ノイズN2に代えて後述のノイズN1を用いてもよい。また、現フレームのノイズN2に代えて、次のフレームのノイズN2を用いてもよい。
時刻T1において、CSに対する蓄積容量素子蓄積期間TCSが始まっており、CPDから溢れた光電荷はCSに蓄積され始める。
このようにして、光電荷がCPDを飽和させる量以下である場合にはCPDのみに光電荷が蓄積し、光電荷がCPDを飽和させる量以上である場合にはCPDに加えてCFDとCSにも光電荷が蓄積する。
次に、蓄積容量素子蓄積期間TCSの終了時にφSをoffとしてCFDとCSのポテンシャルを分割する。これにより、蓄積容量素子CSへの蓄積が終了する。
次に、φRをonにしてCFD中の光電荷を排出してリセットし、その直後の時刻T2においてφRをoffに戻して、CFDのリセットレベルの信号をノイズN1として読み出す。
ここで、時刻T2以降、CPD中の飽和前電荷をCFDに転送するためにφTをonとするまでの期間は、CPDに対する蓄積期間TPD内から所定の期間の比率で設定されたフローティングディフュージョン蓄積期間TFDとなり、フローティングディフュージョンFDと蓄積容量素子CSとのポテンシャルが分割された状態で、フォトダイオードPDから溢れる光電荷をフローティングディフュージョンFDで蓄積する。フローティングディフュージョン蓄積期間TFDの終了時であるφTをonとする直前である時刻T2Aにおいて、フローティングディフュージョン蓄積期間TFDでフローティングディフュージョンFDに蓄積された超過飽和電荷信号(超高照度信号)S3を読み出す。但し、ここではCFDノイズが乗っているので、実際に読みだされるのはS3+N1となる。
時刻T2でリセットしてから時刻T0で再びリセットするまでの期間は、通常水平ブランキング期間と称される。本実施形態においては、水平ブランキング期間の一部を使ってフォトダイオードPDから溢れる光電荷をフローティングディフュージョンFDで蓄積し、超過飽和電荷信号を生成するものである。フローティングディフュージョン蓄積期間TFDは1ライン単位で調整できる。
次に、φTをonとして、CPD中の飽和前電荷をCFDに転送する。ここで、CPDのポテンシャルがCFDよりも浅く、転送トランジスタの準位がCPDより深くなっているので、CPD中にあった飽和前電荷を全てCFDに転送する完全電荷転送を実現できる。
ここで、時刻T3においてφTをoffに戻し、CFDに転送された飽和前電荷から飽和前電荷信号S1を含む信号読み出す。但し、ここでは、先に超過飽和電荷信号S3が存在しており、さらにCFDノイズが乗っているので、実際に読みだされるのはS1+S3+N1となる。
次に、φSをonとし、続いてφTをonとすることで、CFDとCSのポテンシャルを結合させ、CFD中の飽和前電荷+超過飽和電荷とCS中の過飽和電荷を混合する。
ここで、時刻T4においてφTをoffに戻し、CFD+CSに広がる電荷信号を読み出す。このとき、CFD+CS中には飽和前電荷+超過飽和電荷+過飽和電荷が存在しており、飽和前電荷信号S1+過飽和電荷信号S2+超過飽和電荷信号S3の和の信号を読み出す。但し、ここではCFD+CSノイズが乗っており、さらにCFD+CSに広がった電荷から読み取っていることから、実際に読みだされるのはS1’+S2’+S3’+N2(S1’、S2’およびS3’はそれぞれCFDとCSの容量比率によって縮小変調されたS1、S2およびS3の値)となる。
次に、上記のようにφTをoff、φSをonとした状態でφRをonとして、このフィールドで生じた光電荷を全て排出して、次のフィールドへと移っていく。
上記のようにして得られた各電荷信号から、次ようにして各信号を生成する。
即ち、まず、時刻T2Aで得たS3+N1と時刻T2で得たN1との差分を取り、ノイズキャンセルされた超過飽和電荷信号S3を生成する。
また、時刻T3で得たS1+S3+N1と時刻T2Aで得たS3+N1との差分を取り、ノイズキャンセルされた飽和前電荷信号S1を生成する。
さらに、時刻T4で得たS1’+S2’+S3’+N2と時刻T1で得たN2との差分を取り、ノイズキャンセルされたS1’+S2’+S3’を得て、さらにこれを第1実施形態と同様の手順でCFDとCSの容量比率で復元し、S1+S2+S3とする。さらに、上記で得たS3との差分を取り、飽和前電荷信号S1+過飽和電荷信号S2を生成する。但し、S1+S2に対してS3が十分小さい場合は、差分を取らずにS3を無視してもよい。
上記のようにして得た超過飽和電荷信号S3は、フォトダイオードPDに対する蓄積期間TPD内から所定の期間の比率で設定されたフローティングディフュージョン蓄積期間TFDにおいてフローティングディフュージョンFDに蓄積された光電荷の信号であるので、S3にTPD/TFDの比率γを乗ずることで、映像期間全体で捕獲する場合にフローティングディフュージョンFDに蓄積される光電荷の信号(S3×γ)に復元することができる。
例えば、30fpsの場合映像期間(TPD)は33m秒であり、フローティングディフュージョン蓄積期間TFDは水平ブランキング期間に設けているので長くても10μ秒程度となる。この場合、33m秒/10μ秒の比率を乗ずることでS3を復元できる。
上記のようにして得た3つの信号(S1、S1+S2、S3×γ)について、第1実施形態と同様にコンパレータおよびセレクタを用いて、どの信号を採用するか選択する。
図12は上記の3つの信号(S1、S1+S2、S3×γ)から1つを選択して出力する回路図である。
これには、まず、S1をコンパレータCP1に入力し、予め設定した基準電位V0と比較する。一方、S1とS1+S2がセレクタSE1に入力され、上記のコンパレータCP1の出力に応じて、S1とS1+S2のどちらかが選択されて出力される。基準電位V0はフォトダイオードPDの容量に応じて飽和する前の電位が選択される。
次に、セレクタSE1の出力をコンパレータCP2に入力し、予め設定した基準電位V0’と比較する。一方、セレクタSE1の出力とS3×γがセレクタSE2に入力され、上記のコンパレータCP2の出力に応じて、セレクタSE1の出力とS3×γのどちらかが選択されて出力される。基準電位V0’は蓄積容量素子CSの容量に応じて飽和する前の電位が選択される。
上記の本実施形態のCMOSイメージセンサとその駆動方法では、低照度と高照度の2回のサンプリングの他に、さらに超高照度の情報を得るものであり、この方法は高照度側の短い露光時間でも十分な信号電荷が得られ、かつ、kTCノイズが除去可能であることが前提となるので、従来のダイナミックレンジのCMOSイメージセンサでは信号の切り替え時にノイズが増大して使用できなかったが、本実施形態においては、蓄積容量素子CSを追加したことによるダイナミックレンジの拡大のため、高照度信号から超高照度信号への信号切り替え時のS/N比の劣化を小さく留めることができる。
また、図13は、本実施形態の3つの信号(S1、S1+S2、S3×γ)を得る駆動方法に、さらに第1実施形態に示す駆動方法を組み合わせた場合の駆動ラインの電圧のタイミングチャートである。S2を得るための蓄積容量素子蓄積期間TCSをTPDに対して所定の比率とすることで、さらにダイナミックレンジが拡大し、このため高照度信号から超高照度信号への信号切り替え時のS/N比の劣化をさらに抑制することができる。
上記のようにTFDは10μ秒程度であり、蓄積容量素子CSの飽和時の1/30秒間の発生電荷数がそれぞれ200ke-、400ke-、800ke-、2000ke-としたときの最悪のケースのS/N比は表2のようになる。ここで、ノイズの成分は5e-と仮定している。
Figure 2005328493
表2に示したように、1/30秒の露光時間で20万電子を扱えるとS/N比は21.6dB程度となり、蓄積容量素子CSを追加することで20万電子、さらに第1実施形態の手法を用いることで200万電子を扱えるようになれば、信号切り替え時点で40dB以上という十分なS/Nを確保できる。
一方、ダイナミックレンジの拡大は、フローティングディフュージョンFDへの蓄積期間TFD(10μ秒)とフォトダイオードPDへの蓄積期間TPD(33m秒)の比がそのままダイナミックレンジの拡大分となり、本実施形態によるダイナミックレンジの拡大は+70dBとなり、蓄積容量素子CSを追加することによる+20〜40dBからさらに30〜50dB高照度側に拡大可能となり、トータルのダイナミックレンジは190dBとなる。
本実施形態のCMOSイメージセンサの構成と上記の動作方法によれば、それぞれノイズをキャンセルして得られた飽和前電荷信号(S1)と飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2)および超過飽和電荷信号(S3×γ)の3つの信号から、フォトダイオードPD(CPD)の飽和と蓄積容量素子CSの飽和に応じて、それらのなかからいずれかを採用する。
このように、フォトダイオードPDが飽和していない低照度撮像においてはノイズをキャンセルして得た飽和前電荷信号(S1)により高感度、高S/N比を維持することができ、さらにフォトダイオードPDが飽和した高照度撮像においては、フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積容量素子により蓄積してこれを取り入れ、上記同様にノイズをキャンセルして得た信号(飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2))により高照度側にダイナミックレンジを拡大でき、さらに蓄積容量素子が飽和した超高照度撮像においては、フォトダイオードの蓄積期間から所定の比率で設定されたフローティングディフュージョン蓄積期間において、フォトダイオードから溢れる光電荷を上記の所定の比率で蓄積容量素子により蓄積してこれを取り入れ、上記同様にノイズをキャンセルして所定比率で復元した信号(超過飽和電荷信号(S3×γ))により、高S/Nを維持して、さらに高照度側に広ダイナミックレンジ化を実現できる。
第1実施形態と同様に、本実施形態のCMOSイメージセンサは、上記のように低照度側の感度を下げずに高照度側の感度を上げて広ダイナミックレンジ化を図るほか、電源電圧を通常用いられている範囲から上げないので将来のイメージセンサの微細化に対応することができる。
素子の追加は極小に抑えられており、画素サイズの拡大を招くことはない。
さらに、従来の広ダイナミックレンジ化を実現するイメージセンサのように高照度側と低照度側で蓄積時間を分割しない、即ち、フレームをまたがずに同一の蓄積時間に蓄積しているので、動画の撮像にも対応することができる。
また、フローティグディフュージョンFDのリーク電流(FDリーク)についても、本実施形態のイメージセンサではCFD+CSの最小信号が過飽和電荷+フォトダイオードPDからの飽和電荷となってFDリークの電荷よりも大きな電荷量を取り扱うようになるので、FDリークの影響を受け難いという利点がある。
第3実施形態
第1および第2実施形態のCMOSイメージセンサ、あるいは第1実施形態において時刻T0から蓄積容量素子蓄積期間TCSを開始したパターンのCMOSイメージセンサにおいて、CFD+CSのリセットレベルの信号をノイズN2として読み出し、フレームメモリFMに蓄積しておくことで飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2)をサンプリングするときのノイズをキャンセルしているが、本実施形態に係るCMOSイメージセンサではフレームメモリを使わないことでチップコストを低減することができる。
フレームメモリは、CFD+CSのリセットレベルの信号(N2)のサンプリングタイミングが変調された飽和前電荷信号および過飽和電荷信号の和(S1’+S2’+N2)のサンプリングタイミングより1フレーム分先行して発生することにより必要となっている。
ここで、CFD+CSのリセットレベルの信号(N2)をCFDのリセットレベルの信号(N1)あるいは次フレームのN2(N2”と表記する)で代用しても、画素内アンプの閾値ばらつきはキャンセルできるため、残るのはkTCノイズとなる。
このノイズは(kTC)1/2の電荷ばらつきとなるため、蓄積容量素子CSの容量が大きいほどばたつきも大きくなるが、高照度側にダイナミックレンジが20dB以上拡大できるので、蓄積容量素子CSの容量を40fFとしても、82電子相当のノイズにしかならない。
一方、低照度側から高照度側にデータを切り替える時点での信号電荷は、受光部の容量にもよるが、通常10000電子以上はあり、この場合の光ショットノイズは100電子であり、上記の82電子を二乗和すると129電子となる。これは、S/N比にして40dBが37.8dBにわずかに劣化する程度である。
以下に、CFD+CSのリセットレベルの信号(N2)をCFDのリセットレベルの信号(N1)あるいは次フレームのN2で代用するための回路の具体例について説明する。
図14(A)は上記のCFD+CSのリセットレベルの信号(N2)をCFDのリセットレベルの信号(N1)で代用するのを実現するためのCDS回路の回路図である。また、図14(B)は駆動ラインの印加電圧およびサンプリングタイミングを示したタイミングチャートである。
即ち、図14(A)のCDS回路は、ノイズキャンセル回路として交流結合回路を含み、N1のサンプリング時にトランジスタSH1およびSH2がonとなってそれぞれ入力され、次にS1+N1のサンプリング時にトランジスタSH1がonとなって、S1+N1と先に入力されたN1の差分を交流成分として出力し、ADコンバータADC1に入力する。次に、S1’+S2’+N2のサンプリング時にトランジスタSH2がonとなって、S1’+S2’+N2と先に入力されたN1の差分を交流成分として出力し、ADコンバータADC2に入力する。S1’+S2’+N2と先に入力されたN1の差分は、kTCノイズを残して、実質的にS1’+S2’となる。
図15(A)は上記のCFD+CSのリセットレベルの信号(N2)を次フレームのCFD+CSのリセットレベルの信号(N2”)で代用するのを実現するためのCDS回路の回路図である。また、図15(B)は駆動ラインの印加電圧およびサンプリングタイミングを示したタイミングチャートである。
即ち、図15(A)のCDS回路は、ノイズキャンセル回路として交流結合回路を含み、N1のサンプリング時にトランジスタSH1がonとなって入力され、次にS1+N1のサンプリング時にトランジスタSH1がonとなって、S1+N1と先に入力されたN1の差分を交流成分として出力し、ADコンバータADC1に入力する。
次に、S1’+S2’+N2のサンプリング時にトランジスタSH2がonとなって入力され、次に次フレームのN2”のサンプリング時にトランジスタSH2がonとなってN2”と先に入力されたS1’+S2’+N2の差分を交流成分として出力し、ADコンバータADC2に入力する。N2”と先に入力されたS1’+S2’+N2との差分は、kTCノイズを残し、反転するが、実質的にS1’+S2’となる。
図16(A)は上記のCFD+CSのリセットレベルの信号(N2)を次フレームのCFD+CSのリセットレベルの信号(N2”)で代用するのを実現するためのCDS回路の回路図である。また、図16(B)は駆動ラインの印加電圧およびサンプリングタイミングを示したタイミングチャートである。
即ち、図16(A)のCDS回路は、ノイズキャンセル回路として2キャパシタ方式差動アンプを含み、図16(B)に示すようにN1、S1+N1、S1’+S2’+N2、N2”の各サンプリングタイミングでサンプリングした信号を図16(A)のCDS回路に入力して、差動アンプDA3からS1+N1とN1との差分を出力し、また、差動アンプDA4からS1’+S2’+N2と次フレームのN2”との差分を出力する。
上記において各タイミングチャートは第1実施形態において時刻T0から蓄積容量素子蓄積期間TCSを開始したパターンに相当するが、これに限らず、本実施形態は第1あるいは第2実施形態の方法に本実施形態を適用することもできる。
本実施形態によれば、各画素においてトランジスタを介してフォトダイオードに接続するように蓄積容量素子CSを設けたことによるダイナミックレンジが拡大することに加えて、N2を出力するためだけの専用のバッファ回路、ADコンバータが省略でき、またフレームメモリも不要となり、効率よく固定パターンノイズを除去しながら、回路の単純化によりチップコストを削減することができる。
第4実施形態
上記各実施形態、あるいは第1実施形態において時刻T0から蓄積容量素子蓄積期間TCSを開始したパターンのCMOSイメージセンサにおいて、各画素においてトランジスタを介してフォトダイオードに接続するように設けた蓄積容量素子CSは、フローティングディフュージョン容量CFDと相関がなく、フローティングディフュージョン容量CFD単独で電圧変換した場合と蓄積容量素子CS込みで電圧変換した場合とでゲインばらつきの傾向が異なる。
従って、フローティングディフュージョン容量CFDのゲイン補正を行う処理系を低照度の信号と高照度の信号の合成回路に組み込むことで、信号の切り替えに伴う固定パターンノイズの発生を抑制し、さらなる画質の改善が可能になる。
図17は本実施形態に係るCMOSイメージセンサの信号処理のブロック図である。
CMOSイメージセンサ部50からのセンサ出力は、前処理部60においてデジタル化され、さらにゲインテーブル生成部70およびビデオデータ合成部80で信号処理され、2つのビデオ出力(Video1,Video2)として出力される。
CMOSイメージセンサ部50は、マトリクス状に配置された複数の画素を含み、各画素の出力をセンサ出力として出力するまでの回路に相当する。
図18(A)は前処理部60の構成を示すブロック図である。
差動アンプ61において、フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号(S1+N1)とフローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号(N1)との第1差分を取り、ADコンバータADC3によりデジタル化して低照度側信号データV1として出力する。ゲインA1はADコンバータADC3の入力電圧範囲に適合させる目的で設けてあるが、差動アンプ61に含めることもできる。
また、フローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号(S1’+S2’+N2)とフローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号(N2)は、それぞれゲインA2でADコンバータの入力電圧範囲に適合された後、ADコンバータ(ADC4,5)でデジタル化される。フローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号(N2)は他の信号より1フレーム分先に出力されるので、フレームメモリFMで記憶しておき、減算ブロック62においてS1’+S2’+N2とN2との第2差分を取り、高照度側信号データV2として出力する。
第3実施形態に示すように、CFD+CSのリセットレベルの信号(N2)をCFDのリセットレベルの信号(N1)あるいは次フレームのN2”で代用する場合には、図18(B)に示すように、差動アンプ63において、フローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号(S1’+S2’+N2)とフローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号(N1)あるいは次フレームのフローティングディフュージョンおよび蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号(N2”)との第2差分を取り、ゲインA3でADコンバータの入力電圧範囲に適合された後、ADコンバータADC6によりデジタル化して高照度側信号データV2として出力する。
上記のようにして得られるV1とV2は、同一光量時、CMOSイメージセンサのフローティングディフュージョンFDのCFDの分だけの差が発生する。
図19はゲインテーブル生成部70の構成を示すブロック図である。
ゲインテーブル生成部70は上記で得られた差分(V1とV2)に応じて、各画素毎のゲインを設定するゲインテーブルを生成するものであり、下限設定部71、上限設定部72、コンパレータ73および除算ブロック74を有し、ゲインテーブル75が作成される。
上記の低照度側信号データV1の値と下限設定部71および上限設定部72の値とをコンパレータ73で比較し、下限設定部71および上限設定部72で設定された所定の範囲内となったときに、コンパレータ73は除算ブロック74にイネーブル信号Enableを出力する。
このとき、除算ブロック74はV1/V2の比を算出し、ゲインテーブル75を作成、更新する。ゲインテーブル75が作成、更新されたら、インジケータ76が有効となり、ゲインテーブル75の値をアプリケーション側で使用することができるようになる。
ゲインテーブル生成部70により、フローティングディフュージョンFDのゲインのばらつきを抑制し、V1とV2の切り替え時の固定パターンノイズの発生を抑制することができる。
また、上記のゲインテーブルとしては、予め想定されるV1/V2の値を書き込んでおくことで、電源投入時などのゲインテーブルの作成、更新前においても、違和感なく撮像が可能となる。
図20はビデオデータ合成部80の構成を示すブロック図であり、2系統のビデオ出力(Video1,Video2)を出力する。
まず、低照度側信号データV1は、画素毎の飽和レベルのばらつきを抑制するためにリミッタ81にかけられる。コンパレータ82は、閾値(TH Level)設定部83で予め設定された閾値と低照度側信号データV1とを比較し、セレクタ(84,85)のためのデータ選択信号を生成する。
セレクタ84は、より分解能の高い低照度側信号データV1と、閾値設定部83で予め設定された閾値レベルの値が加算ブロック86により加算された、より大量の電荷量情報を扱える高照度側信号データV2とのいずれかをコンパレータ82からのデータ選択信号に応じて選択して、ビデオテーブル87に出力する。
ビデオテーブル87には、応用により必要とされるガンマ曲線などが記憶されており、これを参照してビデオ信号Video1が出力される。
もう一方のビデオ出力Video2は低照度から高照度までリニアなデータを扱う。
ゲインテーブル生成部70により作成されたゲインテーブル75から、ゲインデータが読み出され、乗算ブロック88において高照度側信号データV2と乗算される。これは、高照度側信号データV2が低照度側信号データV1と同一の傾きを持ち、CMOSイメージセンサが扱うことのできる全光量範囲において直線的な数値をVideo2の出力として与えることを示すものである。撮像対象が低照度であれば、セレクタ85は分解能の高い低照度側信号データV1を選択する。信号選択の動作はVideo1と同様である。
Video2系統の出力は、各画素毎のゲインばらつきをVideo1と同じにすることで、低照度側信号が高照度側信号に切り替わるときに発生する不連続なゲインを補正された形で出力されることになり、2つの情報の切り替え時に見える固定パターンノイズを除去することができる。
上記の本実施形態のCMOSイメージセンサによれば、各画素においてトランジスタを介してフォトダイオードに接続するように蓄積容量素子CSを設けたことによるダイナミックレンジが拡大することに加えて、フローティングディフュージョンのゲインばらつきをキャンセルしながら低照度側の情報と高照度側の情報を合成することで、2つの情報の切り替え時に見える固定パターンノイズを除去することができる。
上記のほか、除算ブロック74および乗算ブロック88にはそれぞれOBレベル補正を含めることが可能である。
第5実施形態
本実施形態に係る固体撮像装置は第1実施形態と同様のCMOSイメージセンサであり、図21は1画素(ピクセル)分の等価回路図である。
各画素は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードPD、フォトダイオードPDからの光電荷を転送する転送トランジスタTr1、転送トランジスタTr1を通じて光電荷が転送されるフローティングディフュージョンFD、蓄積動作時に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する蓄積容量素子CS、フローティングディフュージョンFDと蓄積容量素子CSのポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタTr2、蓄積容量素子CSに直接接続し、蓄積トランジスタTr2を介してフローティングディフュージョンFDに接続して形成され、蓄積容量素子CSおよびフローティングディフュージョンFD内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタTr3、フローティングディフュージョンFD内の光電荷を電圧信号に増幅変換する増幅トランジスタTr4、および、増幅トランジスタに接続して形成され、画素を選択するための選択トランジスタTr5から構成されており、いわゆる5トランジスタ型のCMOSイメージセンサである。例えば、上記の5つのトランジスタはいずれもnチャネルMOSトランジスタからなる。
本実施形態に係るCMOSイメージセンサは、上記の構成の画素がアレイ状に複数個集積されており、各画素において、転送トランジスタTr1、蓄積トランジスタTr2、リセットトランジスタTr3のゲート電極に、φT、φS、φRの各駆動ラインが接続され、また、選択トランジスタTr5のゲート電極には行シフトレジスタから駆動される画素選択ラインSL(φX)が接続され、さらに、選択トランジスタTr5の出力側ソース・ドレインに出力ラインoutが接続され、列シフトレジスタにより制御されて出力される。
選択トランジスタTr5,駆動ラインφについては、画素の選択、非選択動作ができるように、フローティングディフュージョンFDの電圧を適宜な値に固定できればよいから、それらを省略することも可能である。
図22は上記のフォトダイオードPD、転送トランジスタTr1、フローティングディフュージョンFD、蓄積トランジスタTr2および蓄積容量素子CSに相当する模式的なポテンシャル図である。
フォトダイオードPDは相対的に浅いポテンシャルの容量CPDを構成し、フローティングディフュージョンFDおよび蓄積容量素子CSは相対的に深いポテンシャルの容量(CFD、CS)を構成する。
ここで、転送トランジスタTr1および蓄積トランジスタTr2はトランジスタのon/offに応じて2準位を取りうる。
図21の等価回路図と図22のポテンシャル図で説明される本実施形態のCMOSイメージセンサの駆動方法について説明する。
図23は、駆動ライン(φT,φS,φR)に印加する電圧を、on/offの2準位、φTについてはさらに(+α)で示す準位を加えた3準位で示したタイミングチャートである。
駆動ラインφに印加する電圧はON/OFFの2準位でもよいが、本例の如く3準位とした方がフォトダイオードPDから溢れ出た電荷をより効率的にフローティングディフュージョンFDと蓄積容量素子Csに捕獲して蓄積することができる。
また、図24(A)〜(D)および図25(E)〜(G)はタイミングチャートの各タイミングにおけるポテンシャル図に相当する。
まず、図4(A)に示すように、新規のフィールドが始まる時刻T0において、φTをoff、φSをonとした状態でφRをonとして、前フィールドで生じた光電荷を全て排出してリセットする。
PDに対する蓄積期間(これは略映像期間に相当する)TPDは、時刻T0の直前のφTをoffとした時点(T4’)から始まっており、CPDにおいて光電荷の蓄積が開始される。
なお、上述の理由から、時刻T0の直後において、φTについて(+α)準位としている。
次に、映像時間の開始から所定の時間が経った時刻T1において、φRをoffとする。
このとき、図24(B)に示すように、φSがonとなっているのでCFDとCSが結合した状態となっており、リセット直後にはリセット動作に伴ういわゆるkTCノイズがCFD+CSに発生する。ここで、このCFD+CSのリセットレベルの信号をノイズN2として読み出す。
時刻T1において、CSに対する蓄積容量素子蓄積期間TCSが始まっており、フォトダイオードPDから溢れた光電荷はCSに蓄積され始める。
なお、上述のように映像時間の開始から所定の時間が経っているので、図面上はある程度の飽和前電荷QBがCPDに蓄積していることを示している。
このようにして、光電荷がCPDを飽和させる量以下である場合にはCPDのみに光電荷が蓄積し、光電荷がCPDを飽和させる量以上である場合にはCPDに加えてCFDとCSにも光電荷が蓄積する。
図24(C)は、CPDが飽和しており、CPDに飽和前電荷QBが蓄積し、CFDとCSに過飽和電荷QAが蓄積している状態を示す。
次に、蓄積容量素子蓄積期間TCSの終了時にφTを(+α)準位からoffに戻し、さらに時刻T2において、φSをoffとして、図24(D)に示すように、CFDとCSのポテンシャルを分割する。このとき、過飽和電荷QAがCFDとCSの容量比に応じて、QA1とQA2に分割される。ここで、過飽和電荷の一部QA1を保持しているCFDのレベルの信号をノイズN1として読み出す。
次に、φTをonとして、図25(E)に示すように、CPD中の飽和前電荷QBをCFDに転送し、元からCFDに保持されていた過飽和電荷の一部QA1と混合する。
ここで、CPDのポテンシャルがCFDよりも浅く、転送トランジスタの準位がCPDより深くなっているので、CPD中にあった飽和前電荷QBを全てCFDに転送する完全電荷転送を実現できる。
次に、時刻T3においてφTをoffに戻し、CFDに転送された飽和前電荷QB から飽和前電荷信号S1を読み出す。但し、CFDには飽和前電荷QBと過飽和電荷の一部QA1の和の電荷が存在しており、実際に読みだされるのはS1+N1となる。図25(E)は、φTをoffに戻す前の状態を示している。
次に、φSをonとし、続いてφTをonとすることでCFDとCSのポテンシャルを結合させ、図25(F)に示すように、CFD中の飽和前電荷QBと過飽和電荷の一部QA1の和の電荷と、CS中の過飽和電荷の一部QA2を混合する。過飽和電荷の一部QA1と過飽和電荷の一部QA2との和は分割前の過飽和電荷QAに相当するので、CFDとCSの結合したポテンシャル中に飽和前電荷QBと過飽和電荷QAの和の信号が保持された状態となる。
ここで、時刻T4においてφTをoffに戻し、CFD+CSに広がる飽和前電荷QB+過飽和電荷QAから飽和前電荷信号S1と過飽和電荷信号S2の和の信号を読み出す。但し、ここではCFD+CSノイズが乗っており、さらにCFD+CSに広がった電荷から読み取っていることから、実際に読みだされるのはS1’+S2’+N2(S1’とS2’はそれぞれCFDとCSの容量比率によって縮小変調されたS1とS2の値)となる。図25(F)は、φTをoffに戻す前の状態を示している。
以上で1つのフィールドが終了し、次のフィールドに移って、φTをoff、φSをonとした状態でφRをonとして、図25(G)に示すように、前のフィールドで生じた光電荷を全て排出してリセットする。
上記のようにして得た4つの信号N2,N1,S1+N1,S1’+S2’+N2から、第1実施形態と同様の手順により、飽和前電荷信号(S1)と飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2)を得る。飽和前であるか飽和後であるかによって、いずれかの信号を選択する。
上記の説明においては、ノイズNを読み出してフレームメモリに蓄積しておき、画像信号生成時にそのノイズNを利用しているが、過飽和時には飽和前電荷+過飽和電荷に比べてノイズNが十分に小さいので、現フレームのノイズNに代えて、次のフレームのノイズNを用いてもよい。
図26は、本実施形態のCMOSイメージセンサにおいて、上記のようにして容量CFDを用いたときのフローティングディフュージョンの電圧を相対光量に対してプロットした低照度信号のグラフ(CFDと表示)と、容量CFD+CSを用いたときのフローティングディフュージョンの電圧を相対光量に対してプロットした高照度信号のグラフ(CFD+CSと表示)を重ねて示した図である。
ただし、容量CFD+CSを用いると、同じ光量を照射して同じ電荷数を得てもCSの分容量値が大きくなっているため、変換される電圧はその分低くなる。
例えば、所定の閾値を設定電圧して、CFDを用いたときの電圧が閾値を超えるまでの低照度側ではCFDで表示したグラフの低照度信号S1を用い、閾値電圧を超える高照度側では、CFD+CSと表示したグラフの高照度信号S+Sに切り替えて用いる。
但し、本実施形態のように、広ダイナミックレンジ化したCMOSイメージセンサにおいては、CFDで表示したグラフにおいては、相対光量が増加するに連れて電圧も高くなり、やがて飽和して電圧は上がらなくなり、その後相対光量が増加すると電圧は寧ろ下がってくる現象が生じることがある。
これは、図24(D)および図25(E)に示すように、飽和前電荷の測定は、過飽和電荷の一部をノイズとして扱いながら測定しているので、相対光量が増加するにつれてノイズレベルが増加してしまい、飽和前電荷を測定できる範囲が狭くなってしまうからである。
上記の現象が生じると、低照度信号と高照度信号で切り替えるための閾値を設定しても、電圧のピークを超えて下がってきた領域に、上記の閾値となる光量が存在してしまい、CFDを用いたときの電圧が閾値を超えるかどうかだけでは正しい閾値の判断ができなくなる。
そこで、上記の現象が生じるような場合は、低照度側(CFDを用いたとき)の信号の閾値THLと高照度側(CFD+CSを用いたとき)の信号の閾値THHをそれぞれ設定し、両信号がともにそれぞれの閾値を下回っている場合には、CFDで表示したグラフの低照度信号S1を用い、両信号のいずれか一方が閾値電圧を超える場合には、CFD+CSと表示したグラフの高照度信号S+Sを用いる。
本実施形態のCMOSイメージセンサによれば、第1実施形態と同様に、高S/Nを維持して、高照度側に広ダイナミックレンジ化を実現できる。
第6実施形態
本実施形態に係るCMOSイメージセンサは、上記の第1〜第5実施形態のCMOSイメージセンサにおいて、各画素Pixelからの出力を低照度信号と高照度信号とでマルチプレクスに出力する構成としたCMOSイメージセンサである。
図27は本実施形態のCMOSイメージセンサの全体の回路構成を示す等価回路図である。実質的に第1実施形態の図6に示す等価回路図と同様の構成であるが、各画素(Pixel)からは、駆動ライン(φS1+N1,φN1,φS1'+S2'+N2,φN2)で制御されて、一方の出力ラインから、クロックで制御されたタイミングに従って、飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)および変調された飽和前電荷信号(S1’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)+CFD+CSノイズ(N2)がそれぞれ出力され、他方の出力ラインからCFDノイズ(N1)およびCFD+CSノイズ(N2)がそれぞれ出力される。
本実施形態の構成のCMOSイメージセンサでは、出力ラインが減ったことにより、出力系統の回路を簡略化できるほか、この出力を受けて外部チップの端子数を減らすことができ、例えば外部チップ1枚あたりに2つの入力端子を持つ場合、外部チップを2枚から1枚に減らすことが可能となる。
第7実施形態
本実施形態に係るCMOSイメージセンサは、上記の第1〜第6実施形態のCMOSイメージセンサにおいて、下記のようにして高照度信号に対するゲイン制御を行うCMOSイメージセンサである。
図28は、本実施形態のCMOSイメージセンサにおいて、容量CFDを用いたときのフローティングディフュージョンの電圧を相対光量に対してプロットした低照度信号のグラフ(CFDと表示)と、容量CFD+CSを用いたときのフローティングディフュージョンの電圧を相対光量に対してプロットした高照度信号のグラフ(CFD+CSと表示)を重ねて示した図である。
ただし、容量CFD+CSを用いると、同じ光量を照射して同じ電荷数を得てもCSの分容量値が大きくなっているため、変換される電圧はその分低くなる。このため、高照度信号を用いる場合には、CFDとCSの容量比率によって復元して低照度信号である飽和前電荷信号(S1)と同じゲインに調整することで、高照度信号である飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2)を得る。
ここで、上記の高照度信号を復元するためのゲインの値を求める方法として、図28に示すように、高照度信号が特定の出力区間RGにあるときに、この区間における高照度信号と低照度信号との出力比を算出する。
例えば、図28における上記の出力区間RG内のある光量における低照度信号の電圧A1と高照度信号A2の値から、比率A1/A2を算出する。
得られた比率をゲインとしてフィードバックして、高照度信号のゲイン制御を行うものである。
本実施形態の構成のCMOSイメージセンサでは、撮影の度にゲインを算出しなおすことができるので、常に正確なゲインを得て高照度信号のゲイン制御を行うことができる。
第8実施形態
本実施形態に係るCMOSイメージセンサは、上記の第1〜第7実施形態のCMOSイメージセンサにおいて、下記のようにして低照度信号と高照度信号の切り替えにおける連続性を向上させるCMOSイメージセンサである。
図29(A)は、本実施形態のCMOSイメージセンサにおいて、容量CFDを用いたときのフローティングディフュージョンの電圧を相対光量に対してプロットした低照度信号のグラフ(CFDと表示)と、容量CFD+CSを用いたときのフローティングディフュージョンの電圧を相対光量に対してプロットした高照度信号のグラフ(CFD+CSと表示)と、高照度信号のグラフを所定のゲインで復元したグラフ((CFD+CS)’と表示)を重ねて示した図である。
ゲイン調整がなされていても、低照度信号のグラフと高照度信号のグラフに差がある場合があり、ある電位を閾値として低照度信号から高照度信号に切り替えると、その切り替え点で段差が生じ、不連続となってしまう。
本実施形態においては、図29(B)の相対光量に対する比率のグラフに示すように、出力電圧Aでは低照度信号(CFD)を100%、出力電圧Bでは高照度信号(CFD+CS)を100%使用し、その間の領域では出力に応じて、低照度信号(CFD)と高照度信号(CFD+CS)を所定の比率で混合して使用する。
これにより、低照度信号から高照度信号へと滑らかに切り替えを行うことができ、連続性を高めることができる。
本発明は上記の説明に限定されない。
例えば、実施形態においては、固体撮像装置について説明しているが、これに限らず、各固体撮像装置の画素を直線状に配したラインセンサや、各固体撮像装置の画素をそのまま単独で構成することで得られる光センサについても、従来には得られなかった広ダイナミックレンジ化と高感度、高S/N比を達成することができる。
また、蓄積容量素子の形状などは特に限定はなく、DRAMのメモリキャパシタなどで容量を高めるためにこれまでに開発された種々の方法を採用することができる。
固体撮像装置としては、フォトダイオードとフォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する蓄積容量素子とが転送トランジスタを介して接続されている構成であればよく、CMOSイメージセンサの他、CCDにも適用することができる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の固体撮像装置は、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などに搭載されるCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどの広いダイナミックレンジが望まれているイメージセンサに適用できる。
本発明の光センサは広いダイナミックレンジが望まれている光センサに適用できる。
本発明の固体撮像装置の動作方法は広いダイナミックレンジが望まれているイメージセンサの動作方法に適用できる。
図1は本発明の第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの1画素分の等価回路図である。 図2(A)は本発明の第1実施形態にかかるCMOSイメージセンサの各画素の一部に相当する模式的断面図であり、図2(B)は図2(A)の領域に相当する模式的なポテンシャル図である。 図3は本発明の第1実施形態にかかるCMOSイメージセンサの駆動ライン(φT、φS、φR)に印加する電圧のタイミングチャートである。 図4(A)〜(D)は図3のタイミングチャートの各タイミングにおけるポテンシャル図に相当する。 図5(E)〜(H)は図3のタイミングチャートの各タイミングにおけるポテンシャル図に相当する。 図6は本発明の第1実施形態にかかるCMOSイメージセンサの全体の回路構成を示す等価回路図である。 図7(A)および図7(B)は本発明の第1実施形態にかかるCMOSイメージセンサの行シフトレジスタの構成を示す回路図である。 図8(A)および図8(B)は図7(A)および図7(B)に示すS/H用行シフトレジスタSRV SH(左)とリセット用行シフトレジスタSRV RST(右)を含む回路に入力されるφRinの波形を示し、図8(C)および図8(D)は、S/H用行シフトレジスタSRV SH(左)とリセット用行シフトレジスタSRV RST(右)へのイニシャル信号の入力を示す。 図9は飽和前電荷信号+CFDノイズ、CFDノイズ、変調された過飽和電荷信号+CFD+CSノイズおよびCFD+CSノイズの4つの信号の処理を行う回路である。 図10は本発明の第1実施形態において信号(S1’+S2’+N2)を光量(相対値)に対してプロットした図である。 図11は本発明の第2実施形態にかかるCMOSイメージセンサの駆動ライン(φT、φS、φR)に印加する電圧のタイミングチャートである。 図12は飽和前電荷信号、飽和前電荷信号+過飽和電荷信号、復元された超過飽和電荷信号の3つの信号の処理を行う回路である。 図13は本発明の第2実施形態にかかるCMOSイメージセンサの駆動ライン(φT、φS、φR)に印加する電圧のタイミングチャートである。 図14(A)は本発明の第3実施形態にかかるCMOSイメージセンサのCDS回路の回路図であり、図14(B)は駆動ラインの印加電圧およびサンプリングタイミングを示したタイミングチャートである。 図15(A)は本発明の第3実施形態にかかるCMOSイメージセンサのCDS回路の回路図であり、図15(B)は駆動ラインの印加電圧およびサンプリングタイミングを示したタイミングチャートである。 図16(A)は本発明の第3実施形態にかかるCMOSイメージセンサのCDS回路の回路図であり、図16(B)は駆動ラインの印加電圧およびサンプリングタイミングを示したタイミングチャートである。 図17は本発明の第4実施形態に係るCMOSイメージセンサの信号処理のブロック図である。 図18(A)および図18(B)は本発明の第4実施形態に係るCMOSイメージセンサ前処理部の構成を示すブロック図である。 図19は本発明の第4実施形態に係るCMOSイメージセンサのゲインテーブル生成部の構成を示すブロック図である。 図20は本発明の第4実施形態に係るCMOSイメージセンサのビデオデータ合成部の構成を示すブロック図である。 図21は本発明の第5実施形態に係るCMOSイメージセンサの1画素分の等価回路図である。 図22は本発明の第5実施形態に係るCMOSイメージセンサの要部の模式的なポテンシャル図である。 図23は本発明の第5実施形態に係るCMOSイメージセンサの駆動ライン(φT、φS、φR)に印加する電圧のタイミングチャートである。 図24(A)〜(D)は本発明の第5実施形態に係るCMOSイメージセンサの図23のタイミングチャートの各タイミングにおけるポテンシャル図に相当する。 図25(E)〜(G)は本発明の第5実施形態に係るCMOSイメージセンサの図23のタイミングチャートの各タイミングにおけるポテンシャル図に相当する。 図26は本発明の第5実施形態に係るCMOSイメージセンサの低照度信号のグラフと高照度信号のグラフを重ねて示した図である。 図27は本発明の第6実施形態に係るCMOSイメージセンサの全体の回路構成を示す等価回路図である。 図28は本発明の第7実施形態に係るCMOSイメージセンサの低照度信号のグラフと高照度信号のグラフを重ねて示した図である。 図29(A)は本発明の第8実施形態に係るCMOSイメージセンサの低照度信号のグラフ、高照度信号のグラフ、高照度信号のグラフを所定のゲインで復元したグラフを重ねて示した図であり、図29(B)は低照度信号と高照度信号を混合する比率を相対光量に対して示したグラフである。 図30は第1従来例に係るCMOSイメージセンサの1画素分の等価回路図である。 図31は第2従来例に係るCMOSイメージセンサの1画素分の等価回路図である。 図32は第3従来例に係るCMOSイメージセンサの1画素分の等価回路図である。 図33は第4従来例に係るCMOSイメージセンサの1画素分の等価回路図である。 図34は第5従来例に係るCMOSイメージセンサの1画素分の等価回路図である。
符号の説明
10…n型半導体基板、11…p型ウェル、12,14,17…p+型分離領域、13…n型半導体領域、15,16…n+型分離領域、20,21,22…素子分離絶縁膜、23,24…ゲート絶縁膜、25…容量絶縁膜、30,31…ゲート電極、32…上部電極、33,34…配線、50…CMOSイメージセンサ部、60…前処理部、61,63…差動アンプ、62…減算ブロック、70…ゲインテーブル生成部、71…上限設定部、72…下限設定部、73…コンパレータ、74…除算ブロック、75…ゲインテーブル、76…インジケータ、80…ビデオデータ合成部、81…リミッタ、82…コンパレータ、83…閾値設定部、84,85…セレクタ、86…加算ブロック、87…ビデオテーブル、88…乗算ブロック、ADC1〜6…ADコンバータ、AP…アンプ、C1…小容量、C2…大容量、CFD,CPD,C…容量、CS…蓄積容量素子、CDS…CDS回路、CH…チップ、CP,CP1,CP2…コンパレータ、CTa,CTb…回路、DA1〜4…差動アンプ、FD…フローティングディフュージョン、FM…フレームメモリ、GND…グラウンド、LT…光、N1…CFDのリセットレベルの信号(ノイズ)、N2…CFD+CSのリセットレベルの信号(ノイズ)、out…出力(ライン)、out1,out2…出力、PD…フォトダイオード、Pixel…画素、QA…過飽和電荷、QB…飽和前電荷、R…リセットトランジスタ、S1…飽和前電荷信号、S1’…変調された飽和前電荷信号、S2…過飽和電荷信号、S2’…変調された過飽和電荷信号、S3…超過飽和電荷信号、SE,SE1,SE2…セレクタ、SL…選択ライン、SRH…列シフトレジスタ、SRV SH…S/H用行シフトレジスタ、SRV RST…リセット用行シフトレジスタ、T…トランジスタスイッチ、T0〜T4…時刻、TPD…フォトダイオードの蓄積期間、TCS…蓄積容量素子蓄積期間、TFD…フローティングディフュージョン蓄積期間、Tr1…転送トランジスタ、Tr2…蓄積トランジスタ、Tr3…リセットトランジスタ、Tr4…増幅トランジスタ、Tr5…選択トランジスタ、VDD…電源電圧、φT,φS,φR,φX,φS1+N1,φN1,φS1'+S2'+N2,φN2,φV1,φV2…駆動ライン

Claims (26)

  1. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、
    前記光電荷を転送する転送トランジスタと、
    少なくとも前記転送トランジスタを介して前記フォトダイオードに接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定された蓄積容量素子蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる光電荷を少なくとも前記転送トランジスタを通じて蓄積する蓄積容量素子と
    を有する画素がアレイ状に複数個集積されている固体撮像装置。
  2. 前記転送トランジスタと前記蓄積容量素子の間に、
    前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、
    前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタと
    をさらに有する請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、
    前記光電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、
    ポテンシャルの結合および分割が可能となるように前記フローティングディフュージョンに接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記フローティングディフュージョンを通じて蓄積する蓄積容量素子と、
    前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタと
    を有する画素がアレイ状に複数個集積され、
    前記フローティングディフュージョンが、前記蓄積容量素子とポテンシャルが分割された状態で、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定されたフローティングディフュージョン蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する
    固体撮像装置。
  4. 前記蓄積容量素子は、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定された蓄積容量素子蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記フローティングディフュージョンに接続して形成され、前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタと、
    前記フローティングディフュージョン内の光電荷を電圧信号に増幅変換する増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタに接続して形成され、前記画素を選択するための選択トランジスタと
    をさらに有する請求項2〜4のいずれかに記載の固体撮像装置。
  6. 前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分を取り、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号との差分を取る、ノイズキャンセル手段をさらに有する
    請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号を記憶する記憶手段をさらに有する
    請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分を取り、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分、または、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた現フレームの電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子の次フレームのリセットレベルの電圧信号との差分を取る、ノイズキャンセル手段をさらに有する
    請求項5に記載の固体撮像装置。
  9. 前記蓄積容量素子と前記蓄積トランジスタの接続部に接続して形成され、前記蓄積容量素子および前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタと、
    前記フローティングディフュージョン内の光電荷を電圧信号に増幅変換する増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタに接続して形成され、前記画素を選択するための選択トランジスタと
    をさらに有する請求項2〜4のいずれかに記載の固体撮像装置。
  10. 前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と、前記フローティングディフュージョンの前記転送前のレベルの電圧信号との差分を取るノイズキャンセル手段をさらに有する
    請求項9に記載の固体撮像装置。
  11. 前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号との差分を取るノイズキャンセル手段をさらに有する
    請求項9に記載の固体撮像装置。
  12. 前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号を記憶する記憶手段をさらに有する
    請求項11に記載の固体撮像装置。
  13. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、
    前記光電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、
    ポテンシャルの結合および分割が可能となるように前記フローティングディフュージョンに接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記フローティングディフュージョンを通じて蓄積する蓄積容量素子と、
    前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタと
    を有する画素がアレイ状に複数個集積され、
    前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分を取り、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分、または、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた現フレームの電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子の次フレームのリセットレベルの電圧信号との差分を取る、ノイズキャンセル手段をさらに有する
    固体撮像装置。
  14. 前記ノイズキャンセル手段が交流結合回路を含み、前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分と、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分、または、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた現フレームの電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子の次フレームのリセットレベルの電圧信号との差分とを、交流成分として出力する
    請求項13に記載の固体撮像装置。
  15. 前記ノイズキャンセル手段が2キャパシタ方式差動アンプを含み、前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分と、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分、または、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた現フレームの電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子の次フレームのリセットレベルの電圧信号との差分とを出力する
    請求項13に記載の固体撮像装置。
  16. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、前記光電荷を転送する転送トランジスタと、前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、ポテンシャルの結合および分割が可能となるように前記フローティングディフュージョンに接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記フローティングディフュージョンを通じて蓄積する蓄積容量素子と、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタとを有する画素がアレイ状に複数個集積されたセンサ部と、
    前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号および前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と、それぞれのリセットレベルまたはリセット相当レベルとの差分を、それぞれ算出する前処理部と、
    前記差分に応じて各画素毎のゲインを設定するゲインテーブルを生成するゲインテーブル生成部と、
    前記差分および前記ゲインテーブルのデータに応じてビデオデータを合成するビデオデータ合成部と
    を有する固体撮像装置。
  17. 前記前処理部は、前記差分として、前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との第1差分と、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号あるいは前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との第2差分とを算出する
    請求項16に記載の固体撮像装置。
  18. 前記ゲインテーブル生成部は、前記第1差分の値が所定の範囲内となったときに、各画素毎のゲインテーブルデータとして前記第1差分と前記第2差分の比を算出し、ゲインテーブルを生成する
    請求項17に記載の固体撮像装置。
  19. 前記ビデオデータ合成部は、予め設定されたビデオテーブルから、前記第1差分または前記第2差分と所定の閾値の和に応じてビデオデータを求め、出力する
    請求項17に記載の固体撮像装置。
  20. 前記ビデオデータ合成部は、前記第1差分または前記第2差分と前記ゲインテーブルデータの積を出力する
    請求項18に記載の固体撮像装置。
  21. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、
    前記光電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記フォトダイオードに少なくとも前記転送トランジスタを介して接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定された蓄積容量素子蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる光電荷を少なくとも前記転送トランジスタを通じて蓄積する蓄積容量素子と
    を有する光センサ。
  22. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、
    前記光電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、
    ポテンシャルの結合および分割が可能となるように前記フローティングディフュージョンに接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記フローティングディフュージョンを通じて蓄積する蓄積容量素子と、
    前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタと
    を有し、
    前記フローティングディフュージョンが、前記蓄積容量素子とポテンシャルが分割された状態で、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定されたフローティングディフュージョン蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する
    光センサ。
  23. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、
    前記光電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、
    ポテンシャルの結合および分割が可能となるように前記フローティングディフュージョンに接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記フローティングディフュージョンを通じて蓄積する蓄積容量素子と、
    前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタと
    を有し、
    前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分を取り、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号との差分、または、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた現フレームの電圧信号と前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子の次フレームのリセットレベルの電圧信号との差分を取る、ノイズキャンセル手段をさらに有する
    光センサ。
  24. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、前記光電荷を転送する転送トランジスタと、前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、ポテンシャルの結合および分割が可能となるように前記フローティングディフュージョンに接続して設けられ、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記フローティングディフュージョンを通じて蓄積する蓄積容量素子と、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタとを有するセンサ部と、
    前記フローティングディフュージョンに転送された光電荷から得られた電圧信号および前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子に転送された光電荷から得られた電圧信号と、それぞれのリセットレベルまたはリセット相当レベルとの差分を、それぞれ算出する前処理部と、
    前記差分に応じて各画素毎のゲインを設定するゲインテーブル生成部と、
    前記差分および前記ゲインテーブルのデータに応じてビデオデータを合成するビデオデータ合成部と
    を有する光センサ。
  25. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、前記光電荷を転送する転送トランジスタおよび蓄積トランジスタと、前記転送トランジスタを介して前記フォトダイオードに接続して設けられたフローティングディフュージョンと、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記蓄積トランジスタを通じて蓄積し、前記蓄積トランジスタにより前記フローティングディフュージョンとのポテンシャルの結合または分割が制御される蓄積容量素子とを有する画素がアレイ状に複数個集積された固体撮像装置の動作方法であって、
    電荷蓄積前において、前記転送トランジスタをオフとし、前記蓄積トランジスタをオンとして、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子内の光電荷を排出する工程と、
    前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号を読み出す工程と、
    前記フォトダイオードで発生する光電荷のうち飽和前電荷を前記フォトダイオードに蓄積し、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定された蓄積容量素子蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる過飽和電荷を前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子において蓄積する工程と、
    前記蓄積トランジスタをオフとして、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを分割し、前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出する工程と、
    前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号を読み出す工程と、
    前記転送トランジスタをオンとして前記飽和前電荷を前記フローティングディフュージョンに転送し、前記飽和前電荷を含む電圧信号を読み出す工程と、
    前記蓄積トランジスタをオンとして、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合し、前記飽和前電荷と前記過飽和信号を含む電圧信号を読み出す工程と
    を有する固体撮像装置の動作方法。
  26. 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、前記光電荷を転送する転送トランジスタおよび蓄積トランジスタと、前記転送トランジスタを介して前記フォトダイオードに接続して設けられたフローティングディフュージョンと、前記フォトダイオードの蓄積期間に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を前記転送トランジスタおよび前記蓄積トランジスタを通じて蓄積し、前記蓄積トランジスタにより前記フローティングディフュージョンとのポテンシャルの結合または分割が制御される蓄積容量素子とを有する画素がアレイ状に複数個集積された固体撮像装置の動作方法であって、
    電荷蓄積前において、前記転送トランジスタをオフとし、前記蓄積トランジスタをオンとして、前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子内の光電荷を排出する工程と、
    前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のリセットレベルの電圧信号を読み出す工程と、
    前記フォトダイオードで発生する光電荷のうち飽和前電荷を前記フォトダイオードに蓄積し、前記フォトダイオードから溢れる過飽和電荷を前記フローティングディフュージョンおよび前記蓄積容量素子において蓄積する工程と、
    前記蓄積トランジスタをオフとして、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを分割し、前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出する工程と、
    前記フローティングディフュージョンのリセットレベルの電圧信号を読み出す工程と、
    前記蓄積容量素子とポテンシャルが分割された状態の前記フローティングディフュージョンにより、前記フォトダイオードの蓄積期間内から所定の期間の比率で設定されたフローティングディフュージョン蓄積期間において、前記フォトダイオードから溢れる超過飽和電荷を蓄積する工程と、
    前記超過飽和電荷を含む電圧信号を読み出す工程と、
    前記転送トランジスタをオンとして前記飽和前電荷を前記フローティングディフュージョンに転送し、前記飽和前電荷を含む電圧信号を読み出す工程と、
    前記蓄積トランジスタをオンとして、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合し、前記飽和前電荷と前記過飽和信号を含む電圧信号を読み出す工程と
    を有する固体撮像装置の動作方法。
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