JP2005259363A - コネクタ - Google Patents

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
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Abstract


【課題】 コネクタを大型化することなく、端子金具の保持力を高める。
【解決手段】 接続部31の外面には、キャビティ12の内壁に設けられた挿通溝18を通して端子金具30の挿入動作を案内するスタビライザ41が突設されている。キャビティ12の内壁に設けられたランス11には、接続部31に設けられた突部40の被係止面40A及び係止孔39の孔縁前部39Aをほぼ全幅に亘って係止可能な係止部27が設けられるとともに、係止部27より後方でかつ同係止部27と幅方向について重なる部分に、挿通溝18と連通してスタビライザ41の突入を許容する逃し凹部28が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
一般的にコネクタのコネクタハウジングには端子金具を収容可能なキャビティが設けられ、このキャビティの内壁には挿入される端子金具に対して弾性的に係止可能なランスが突設されている。端子金具の前方には箱型をなす接続部が備えられ、この接続部の底壁には係合孔が設けられている。係合孔に対してランスの係合突部が弾性的に嵌り込むことで、端子金具がキャビティ内に抜け止めされた状態で保持されるようになっている。なお、この種のコネクタについては、以下の特許文献1に開示されている。
特開2000−67978公報
ところで、上記の場合において、端子金具の保持力を大きくするには、ランスの幅寸法を増大させることで、係合孔の孔縁前部に対するランスの掛り代を増大させればよい。
しかし、端子金具のなかには、接続部の外面後端部に、端子金具の姿勢安定化のためのスタビライザが突設されているものがあり、上記のような幅広のランスが長さ方向の全域に亘ってほぼ同幅をもって形成されるとすると、ランスとスタビライザとが互いに重なり合って双方干渉する事態が起こり得る。この干渉を回避するために、接続部を幅方向に増大させることでスタビライザをランスの幅方向外方へ退避させる手もあるが、接続部を幅方向に増大させると、端子金具を収容するためのキャビティも幅寸法の増大化を余儀なくされるから、結果的にコネクタの大型化を招くこととなり、得策とはいえない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタを大型化することなく、端子金具の保持力を高めることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、端子金具と、この端子金具を収容可能なキャビティを有するコネクタハウジングとを備え、前記キャビティの内壁には、正規に収容された前記端子金具に対して弾性的に係止可能なランスが設けられ、前記端子金具には、相手端子金具に対する接続部が設けられ、この接続部の外面には、前記キャビティの内壁に設けられた挿通溝を通して前記端子金具の挿入動作を案内するスタビライザが突設されているコネクタにおいて、前記ランスには、前記接続部に設けられた被係止部をほぼ全幅に亘って係止可能な係止部が設けられるとともに、この係止部より後方でかつ同係止部と幅方向について重なる部分に、前記挿通溝と連通して前記スタビライザの突入を許容する逃し凹部が設けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記接続部は、金属板を幅方向に折り曲げ加工することで箱型をなし、その幅方向両端部の突板が内外で二重に重ね合わされており、外側の突板には、係止孔がほぼ全幅に亘って形成され、前記外側の突板における前記係止孔の孔縁前部には、突部が外側への叩き出しにより形成され、前記被係止部は、前記突部の後端部及び前記係止孔の孔縁前部によって構成され、前記スタビライザは、前記突板における前記係止孔よりも後方側縁部にて側板に沿って突設されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記ランスは、前後で支持された両持ち状に形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
接続部に設けられた被係止部に対してほぼ全幅に亘ってランスの係止部が係止するから、端子保持力が大きくなってせん断に対して強い構造となる。一方、ランスには、係止部より後方でかつこの係止部と幅方向について重なる部分に、挿通溝と連通してスタビライザの突入を許容する逃し凹部が設けられているから、スタビライザとの干渉を回避できる。また、かかる干渉を回避するために、接続部を幅方向に増大させる必要がないから、コネクタの大型化を回避できる。
<請求項2の発明>
接続部の被係止部が突部の後端部と係止孔の孔縁前部によって構成されているから、被係止部と係止部との間の係止代が幅広に確保され、端子保持力が一層大きくなる。一方、スタビライザが突板における係止孔より後方側縁部にて側板に沿って突設されるとしても、かかるスタビライザが逃し凹部によって逃されるから、接続部を幅方向に増大させることなく、ランスとの干渉を回避できる。
<請求項3の発明>
ランスが両持ち状に形成されているから、ランスの強度を高く保つことができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図11によって説明する。本実施形態に係るコネクタは、相手側となる雄側のコネクタハウジング(図示せず)と嵌合可能な雌側のコネクタハウジング(以下、単にハウジング10という)と、電線Wの端末に接続された雌型端子金具(以下、単に端子金具30という)とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向については、ハウジング10の嵌合面側を前方とする。
端子金具30は、図7ないし図11に示すように、金属板を所定形状に打ち抜いたあと折り曲げ加工等を施すことで形成され、前後に開口する略箱型をなす接続部31と、電線Wの端末に圧着接続可能なバレル部46とを前後に連ねて構成されている。このうち、バレル部46は、前後に一対ずつのかしめ片47を備え、前側の各かしめ片47が電線Wの芯線部91にかしめ付けられるのに対し、後側の各かしめ片47が電線Wの被覆部92にかしめ付けられるようになっている。
接続部31は、図11に示すように、天井壁を構成する基板32と、この基板32の両側縁から立ち上げられる一対の側板33と、このうち一方の側板33の突出端から基板32と対向するように突出する内側の突板34と、他方の側板33の突出端から突出するとともに内側の突板34の外側に重ね合わされる外側の突板35とからなり、内外の突板34,35の重なりによってこの部分が二重となっている。接続部31内には、図10に示すように、基板32の前端から回曲されて後方へ延出する弾性接触片36が設けられている。弾性接触片36は、撓み可能な片持ち状をなし、基板32の前端部となる撓み支点部36Aが雄型端子金具のタブ(図示せず)の挿入方向と対向する位置に配されることで、前方から挿入されるタブに対して弾性的な接触が可能とされている。また、内側の突板34において弾性接触片36に対向する部分には、タブに対する適度な接圧を確保するための膨出部38が内側への叩き出しにより形成されている。膨出部38とこの膨出部38に対向して配される弾性接触片36の接点部36Bとの間の離間距離は、弾性接触片36が自然状態にあるときに、タブの厚み幅よりも少し小さく設定されている。
外側の突板35における略中央部には、図7に示すように、接続部31の全長の3分の2程度の長さでかつ接続部31の全幅とほぼ同幅をもって開口する、ランス11(後述する)を逃すための係止孔39が切り欠きにより形成されている。外側の突板35における係止孔39の孔縁前部39Aには、先窄まりの半ドーム状をなす突部40が外側への叩き出しにより形成されており、この突部40の後端面及び係止孔39の孔縁前部39Aにランス11が係止可能とされている。突部40の後端面は、下端に行くにしたがって後方へ退くよう傾斜する被係止面40Aとされ、ランス11との係止力が高められている。なお、突部40の後端部つまり被係止面40A及び係止孔39の孔縁前部39Aは、本発明の被係止部を構成している。
また、外側の突板35における後方側縁部には、他方の側板33に沿って外側へ突出するスタビライザ41が形成されている。スタビライザ41は、図7に示すように、外側の突板35から他方の側板33にかけて四半円弧の切り込みを入れ、この切り込み片を略直角に立ち上げることで形成される。外側の突板35において後端ほぼ中央部でかつ前方から視ると突部40の投影範囲内の位置には、ハウジング10のキャビティ12(後述する)に収容されたときに、端子金具30の幅方向への遊動を規制する略半ドーム状をなす第一ガイド突部42が外側への叩き出しより形成されている。一方、他方の側板33の前端部には、高さ方向への遊動を規制する略方形状をなす第二ガイド突部43が外側への叩き出しにより形成され、一方の側板33の前端部のうち、第二ガイド突部43よりも僅かに上位で第二ガイド突部43よりも幅狭の略方形状をなす第三ガイド突部44が外側への叩き出しにより形成されている。そして、接続部31の後端には、リテーナ70の係止突部71(後述する)に係止されるあご部45が設けられ、このあご部45が第一ガイド突部42の後面とほぼ面一で連なっている。
ハウジング10は、図3及び図6に示すように、合成樹脂製であって略ブロック状に形成され、内部には端子金具30を収容可能なキャビティ12が設けられている。ハウジング10の上面には、前端部から後方へ延出するロックアーム13が設けられており、このロックアーム13は上下方向への撓み変形が可能とされている。ロックアーム13の上面には、雄側のコネクタハウジングにロックされるロック突部14が突設されている。ハウジング10の上面における両側縁からは一対の保護壁15が立設されており、各保護壁15間に配されたロックアーム13を外力から保護できるようになっている。ロックアーム13の後端両側縁部は、対応する各保護壁15の内側面に連結されており、もって三点支持の両持ち状となっている。また、各保護壁15同士は、ロック突部14より後方位置に架設されたブリッジ部16を介して連結されており、この部分の補強が図られている。
また、ハウジング10には、その下面と両側面との三面にかけて開口するとともにキャビティ12と連通するリテーナ装着孔17が設けられている。リテーナ装着孔17には、リテーナ70が装着可能とされ、リテーナ70の内側面がハウジング10の両側面に沿って移動可能とされている。リテーナ70は、キャビティ12内に正規深さで挿入された端子金具30のあご部45に対してその係止突部71を係止させることで、端子金具30を抜け止め状態で保持するようになっている。このリテーナ70は、係止突部71がキャビティ12内に進入して端子金具30を抜け止め保持する本係止位置と、係止突部71がキャビティ12外へ退避して端子金具30の挿抜を許容する本係止位置との間を移動可能とされている。
続いて、ハウジング10に設けられたキャビティ12の構造について詳しく説明する。本実施形態のキャビティ12は、ハウジング10において幅方向に沿って二室並んで配され、小型のコネクタとして構成されている。そして、キャビティ12の内壁下面における側縁には、キャビティ12内に挿入される端子金具30のスタビライザ41を挿通可能な挿通溝18が設けられている。この挿通溝18は、図1に示すように、前後方向に沿って延出するとともにハウジング10の後端面に開口して設けられている。キャビティ12の内壁側面には、図3及び図6に示すように、第二ガイド突部43及び第三ガイド突部44の夫々と摺接可能な案内溝19が挿通溝18と平行して設けられている。
さて、キャビティ12の内壁下面には、図1に示すように、略Uの字の断面をなす樋部20が設けられ、この樋部20に、端子金具30の突部40が摺動可能に逃されるようになっている。そして、キャビティ12の内壁下面には、正規に挿入された端子金具30に対して弾性的に係止可能なランス11が設けられている。ランス11は、キャビティ12の内壁(つまりハウジング10の底壁)のうちリテーナ装着孔17よりも前側領域を所定形状に切り欠くことで形成され、前後両端部が支持された両持ち状のアーム部21を備えている。
アーム部21は、前後方向に沿って延出して形成されるとともに、後端部がキャビティ12の内壁下面における挿通溝18の前端に連結され、前端部がハウジング10の前壁22に連結され、全体として両持ち梁状をなすことで高い強度が得られるようになっている。このアーム部21は、前後両端の連結部分を撓み支点として弾性変形が可能とされ、その下方に形成された撓み空間23に退避されるようになっている。撓んだ状態のアーム部21は、前後方向の略中央部が最下端となる略弓形をなし、この撓み変形にともなう各部位の変位軌跡を上下方向に沿った略直線的なものとしている。
前記撓み空間23は、ハウジング10の底面に開口している。また、図4に示すように、ハウジング10の前面には撓み空間23と連通する治具差し込み孔29が形成され、前方から治具差し込み孔29を通して解除治具Gの先端部が端子金具30とランス11との間に差し込み可能とされる。かかる解除治具Gによってアーム部21が下方へ押圧されることで、ランス11が強制的に弾性変形するようになる。アーム部21の幅方向中央部には、治具差し込み孔29に挿入される解除治具Gが奥方へ誘い込まれるよう、解除治具Gの挿入方向に沿って昇り勾配をなす誘導面24が形成されている。この誘導面24を形成する際の型抜きに起因し、アーム部21の前端部は二股状に分割して形成され、この分割された両端部がキャビティ12の内壁両側面に連結されている。したがって、アーム部21は、前側が2箇所でキャビティ12の内壁両側面に連結され、後側がアーム部21のほぼ全幅に亘って一箇所でキャビティ12の内壁下面に連結され、全体として3点で支持されている。
アーム部21の上面には、アーム部21より僅かに幅狭でかつアーム部21の後端側から前端側へ向かう途中にかけて緩やかな昇り勾配をもって***する***部25が設けられている。***部25の上面中央部には、同***部25の前面に開口する溝部26が前後方向に沿って設けられており、この溝部26に、キャビティ12内に正規深さで挿入された端子金具30の突部40が進入可能となっている。そして、溝部26に進入した突部40は、その突出端が***部25の前端側つまり本発明の係止部27に係止されるようになっている。係止部27は、***部25の全幅に亘って形成され、その略下半部は、図5に示すように、下端側に行くにしたがって後方へ抉れる形態で傾斜する係止面27Aとされている。係止部27の係止面27Aと突部40の被係止面40Aとは、互いに端子金具30の抜き方向に抗する斜め方向に沿って当接し、端子金具30に対するランス11の引っ掛りを強固なものとしている。
さて、アーム部21のうち、係止部27よりも後方でかつ同係止部27と幅方向について重なる部分となる、後端側縁部は、図1に示すように、スタビライザ41の突入を許容する逃し凹部28が挿通溝18と連続して設けられている。逃し凹部28は、アーム部21の後端側縁部を高さ方向に貫通して設けられている。この逃し凹部28の端面28Aは、略垂直に切立つ壁面として構成され、その形成位置は溝部26の後端より少し後方に設定されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。まず、ハウジング10の対してリテーナ70を仮係止位置に組み付けた状態で、各キャビティ12内に後方から端子金具30を挿入する。すると、スタビライザ41が挿通溝18の内側面に摺接するとともに、突部40が樋部20の内側面に摺接し、もって端子金具30がキャビティ12内に円滑に挿入される。端子金具30が所定深さまで挿入されると、接続部31の前端下部がランス11の***部25の上面に乗り上がり、アーム部21が下方へ撓み変形される。さらに端子金具30の挿入が進行すると、突部40が溝部26内に進入して溝部26の底面が突部40の下端部によって下方へ押圧され、アーム部21が大きく弾性変形される。この間、突部40は、溝部26内を嵌合状態で摺動し、端子金具30の幅方向へのがたつきを規制する。また、この挿入過程で、第二ガイド突部43及び第三ガイド突部44の夫々が案内溝19の内側面を摺接する。
端子金具30が正規深さで挿入されると、図2、図4、及び図6に示すように、***部25が接続部31の係止孔39に進入するとともにアーム部21が弾性復帰され、かつ、係止部27が突部40の被係止面40A及び係止孔39の孔縁前部39Aをほぼ全幅に亘って係止することで端子金具30の一次係止がなされる。また、端子金具30が正規深さで挿入される前に、スタビライザ41が挿通溝18からアーム部21の逃し凹部28内へ進入を開始し、端子金具30が正規深さで挿入されると、スタビライザ41が逃し凹部28内の端面28A近傍位置にまで進入する。
2つの端子金具30を対応するキャビティ12内に挿入し終えたら、次いで、リテーナ70を仮係止位置から本係止位置へ押し込む。すると、リテーナ70の係止突部71が接続部31のあご部25を係止することで端子金具30の二次係止がなされ、もって端子金具30がキャビティ12内に抜け止め状態で確実に保持される。その後、ハウジング10には、図示しない相手側の雄ハウジングが嵌合接続され、雄ハウジングに収容された雄型端子金具のタブが接続部31内に突入して弾性接触片36に弾性的に接触することで、雌雄の両端子金具が電気的に接続される。
以上のように本実施形態によれば、ランス11の係止部27が端子金具30の接続部31に設けられた突部40の被係止面40A及び係止孔39の孔縁前部39Aをほぼ全幅に亘って係止することにより、幅広の係止代が確保されるようにしてあるから、端子保持力が大きくなってせん断に対して強い構造となる。
一方、ランス11のうち端子金具30に対する係止部27より後方でかつ係止部27と幅方向に関して重なる部分に、スタビライザ41の突入を許容する逃し凹部28が設けられているから、コネクタの大型化を招くことなく、スタビライザ41とランス11との干渉を回避できる。つまり、本実施形態のように二極で構成される少極のコネクタについては、これ以上のコネクタの大型化は好ましくないから、本実施形態のように、係止部27の後方でかつ係止部27と幅方向について重なる部分に逃し凹部28を設けることにより、強固な端子保持力を確保しつつコネクタの大型化を阻止するのが有効である。
もっとも、ランス11に逃し凹部28が設けられていると、ランス11の撓み支点側の剛性低下が懸念されるところであるが、本実施形態によれば、ランス11が前後で両持ち状に形成されているから、片持ち状のものと比べると、ランス11の強度を高く保つことができ、ランス11の強度を損なうことがない。
また、本実施形態のような小型のコネクタでは、端子金具30に接続される電線Wが小径となっているため、端子金具30がキャビティ12内に挿入されるときに、電線Wのこしを折ってしまう事態が発生し得るが、本実施形態によれば、ランス11の撓み支点側に存する逃し凹部28により、ランス11の撓み動作の円滑性が保障されて端子挿入力を低減できるから、かかる事態を回避できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態においては、雌型端子金具について説明したが、本発明においては、箱型の接続部を備えた雄型端子金具にも適用することができる。
(2)上記実施形態においては、スタビライザが接続部の後方側縁部に設けられていたが、本発明においては、例えば、スタビライザが接続部の後方中間部に設けられていてもよい。
(3)上記実施形態では、係止部に係止される被係止部が突部及び係止孔の孔縁前部によって構成されていたが、本発明においては、係止部に係止される被係止部が、例えば、係止孔の孔縁前部のみによって構成されていてもよい。
(4)上記実施形態では、両持ち状のランスについて説明したが、本発明においては、片持ち状のランスについても適用することができる。
本発明の実施形態に係るコネクタを構成するランスと端子金具の要部分解斜視図 端子金具が組み付けられたランスの要部斜視図 ハウジングの側断面図 端子金具が収容されたハウジングの側断面図 キャビティの内壁を示す側断面図 端子金具が収容されたハウジングの縦断面図 端子金具の底面図 端子金具の左側面図 端子金具の右側面図 端子金具の側断面図 端子金具の正面図
符号の説明
W…電線
10…ハウジング(コネクタハウジング)
11…ランス
12…キャビティ
18…挿通溝
27…係止部
28…逃し凹部
30…端子金具
31…接続部
39…係止孔
40…突部
41…スタビライザ

Claims (3)

  1. 端子金具と、この端子金具を収容可能なキャビティを有するコネクタハウジングとを備え、前記キャビティの内壁には、正規に収容された前記端子金具に対して弾性的に係止可能なランスが設けられ、前記端子金具には、相手端子金具に対する接続部が設けられ、この接続部の外面には、前記キャビティの内壁に設けられた挿通溝を通して前記端子金具の挿入動作を案内するスタビライザが突設されているコネクタにおいて、
    前記ランスには、前記接続部に設けられた被係止部をほぼ全幅に亘って係止可能な係止部が設けられるとともに、この係止部より後方でかつ同係止部と幅方向について重なる部分に、前記挿通溝と連通して前記スタビライザの突入を許容する逃し凹部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記接続部は、金属板を幅方向に折り曲げ加工することで箱型をなし、その幅方向両端部の突板が内外で二重に重ね合わされており、外側の突板には、係止孔がほぼ全幅に亘って形成され、前記外側の突板における前記係止孔の孔縁前部には、突部が外側への叩き出しにより形成され、前記被係止部は、前記突部の後端部及び前記係止孔の孔縁前部によって構成され、前記スタビライザは、前記突板における前記係止孔よりも後方側縁部にて側板に沿って突設されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ランスは、前後で支持された両持ち状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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