JP2013069537A - コネクタ - Google Patents
コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013069537A JP2013069537A JP2011207164A JP2011207164A JP2013069537A JP 2013069537 A JP2013069537 A JP 2013069537A JP 2011207164 A JP2011207164 A JP 2011207164A JP 2011207164 A JP2011207164 A JP 2011207164A JP 2013069537 A JP2013069537 A JP 2013069537A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lance
- terminal fitting
- terminal
- tip
- cavity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
【解決手段】キャビティ22の前端に、端子金具10を前止まりさせる前止まり壁25とともに、端子金具10の左右の側縁部を受ける一対の端子受け部27が間隔を開けて設けられる。キャビティ22の底面に、端子金具10に係止する係止突部35を先端部31Bに備えたランス30が端子金具10の挿入方向に沿って延びた形態で根元側31Aを支点とした弾性撓み可能に設けられる。ランス30の先端部31Bの幅が両端子受け部27の間隔よりも大きく形成され、ランス30の先端面31Cにおける端子受け部27と幅方向においてオーバーラップする左右両端部と、各端子受け部27とが、前後方向に延びた可撓片40で連結される。ランス30の先端面31Cに、解除治具Jと係合する解除部45が設けられる。
【選択図】図13
Description
一方、端子金具をキャビティから引き抜く場合は、解除治具を用いてランスを強制的に弾性撓みさせることで、端子金具に対する係止を解除するようになっている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、両持ち状のランスを構成しながらも、その撓み空間を最小限に抑えてハウジングの低背化を実現するところにある。
それに対して本発明では、ランスの先端面における端子受け部と幅方向においてオーバーラップする左右両端部と、各端子受け部とを、前後方向に延びた可撓片で連結したから、上記のオーバハング状態が解消され、その結果、前後方向の成形型のみによって成形することが可能となる。
(1)前記可撓片の上面が、前記端子受け部の上面と同一高さにおいて面一に形成されている。
端子金具が正規まで挿入されて可撓片ともどもランスが弾性復帰することで端子金具が抜け止めされることと併せて、端子金具の左右両側縁部がそれぞれ端子受け部から可撓片に亘って受けられる。端子金具が抜け止めされた際、端子金具の左右両側縁部が長い範囲に亘って受けられるから、端子金具はキャビティ内でより安定した姿勢で収容される。
本発明の一実施形態を図1ないし図13によって説明する。
この実施形態では雌側のコネクタを例示しており、電線Wの端末に接続された雌端子金具10が、雌側のハウジング20(以下、雌ハウジング20)に設けられたキャビティ22内に抜け止めされて収容されることで構成されている。
雌端子金具10は、図10に示すように、電線Wにおける芯線の端末にワイヤバレル13が、また絶縁被覆の端末にインシュレーションバレル14がそれぞれかしめ圧着されることで、電線Wの端末に固着接続されている。
また、端子接続部11における天井板11Bの後縁部が、詳しくは後記するように、雌ハウジング20のキャビティ22内に設けられたランス30に係止する被係止部15となっている。
キャビティ22は、図10に示すように、前側の半分強の領域23A(以下、前側領域23A)が、雌端子金具10の端子接続部11が略緊密に嵌る横長の長方形断面をなし、一方、残りの後側領域23Bでは、下部側がさらに広がった断面形状で、後端面は全面が開口している。
したがって、雌端子金具10がキャビティ22内に後方から挿入されると、端子接続部11の先端縁が前面壁25に当たることで前止まりされ、併せて端子接続部11の先端側の左右両側縁部が、左右の端子受け部27によって受けられるようになっている。
このランス30は、図7、図8及び図10に示すように、キャビティ22の底壁22Cから所定寸法立ち上がったのち前方に向けて延出されたランス本体31を有している。ランス本体31は、根元部31A(全長の半分弱の領域)については、キャビティ22の前側領域23Aの幅の半分強といった狭い幅に形成されている一方、先端部31Bでは、根元部31Aよりも所定寸法広い幅(根元部31Aの1.5倍程度)に形成されている。より詳細には、先端部31Bは、上記した左右一対の端子受け部27の間隔よりも広い幅に形成されている。幅狭の根元部31Aの側面と、幅広の先端部31Bの側面とは、前方に向けて二段階に亘って幅広となったテーパ面32を介して繋がっている。
これにより、ランス本体31の先端部31Bにおける略上半分、詳細には根元部31Aの上面よりも上方部分によって、雌端子金具10の被係止部15に係止する係止突部35が形成されている。係止突部35は正面視で中央幅部分が高くなった凸形状をなし、少なくとも同係止突部35の下半分領域では、ランス本体31の根元部31Aと比べて、上記のように1.5倍程度の幅広となっている。
両可撓片40は所定間隔を開けて互いに平行に配され、自然状態では、可撓片40の上面は、端子受け部27の上面と面一の水平面となる。
したがって、可撓片40を含むランス30の下方領域が、可撓片40を含むランス30の撓み変形を許容する撓み空間42となっている。
そのため、上記したランス本体31の先端面31Cにおける下部領域には、中央幅位置において、解除治具Jの先端を載せることが可能な解除部45が、手前側に向けて突出形成されている。この解除部45の形成位置は、上記した両可撓片40の引き出し位置とは別の位置に独立して設定されている。
左右の可撓片40の間の領域からその下方領域は前面に開口しており、したがって、解除部45の手前側に治具挿入空間47が形成されていることになる。なお、解除部45の上面45Aは、解除治具Jの先端を誘導できるように手前側に向けて下り勾配の傾斜面とされている。
既述した要領によって電線Wの端末に接続された雌端子金具10は、上下反転された姿勢を採った上で、図6及び図10に示すように、雌ハウジング20に形成されたキャビティ22内に後方から挿入される。雌端子金具10は端子接続部11がランス30の根元部31Aの上面から係止突部35の上面に乗り上げ、図11に示すように、可撓片40ともどもランス30が撓み空間42に向けて弾性撓みしつつ押し込まれる。
すべてのキャビティ22に対して、雌端子金具10が上記と同じ要領で抜け止めされて収容されたところで雌コネクタの組み付けが完了する。
この状態において、雌コネクタの後面側に引き出された電線Wが引っ張られた場合、雌端子金具10の被係止部15がランス30の係止突部35に係止して抜け止めされる。ここで係止突部35が幅広に形成され、せん断面積が大きく取られているから、せん断破壊に抗した大きな保持力が得られる。
そうしたら、電線Wを後方に引っ張ることで雌端子金具10をキャビティ22の後方に引き抜くことができる。
それに対してこの実施形態では、ランス本体31の先端面31Cにおける端子受け部27と幅方向においてオーバーラップする左右両端部と、各端子受け部27とを、前後方向に延びた可撓片40で連結したから、上記のオーバハング状態が解消され、その結果、前後方向の成形型のみによって成形することが可能となる。
また、ランス本体31の弾性撓みの支点となる根元部31Aは幅狭としたから、ランス30の撓み性が良くなり、雌端子金具10の挿入力を小さく抑えることに寄与し得る。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)可撓片の上面の高さ位置が端子受け部の上面位置よりも低い位置にあって、可撓片自体は雌端子金具を受けることに機能しないものであってもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)ランス本体の根元部の幅が、先端部と同じ幅広であってもよい。
(3)ランスは、係止突部が、雌端子金具の端子接続部の一面に開口されたランス孔に嵌って係止する形式のものであってもよい。
(5)本発明は、雄ハウジング内に雄端子金具を収容した雄側のコネクタについても、同様に適用することができる。
11…端子接続部
15…被係止部
20…雌ハウジング(ハウジング)
22…キャビティ
22C…底壁(キャビティの底面)
22A…側壁
23A…前側領域
25…前面壁(前止まり壁)
27…端子受け部
30…ランス
31…ランス本体
31A…(ランス本体31の)根元部
31B…(ランス本体31の)先端部
31C…(ランス本体31の)先端面
35…係止突部
40…可撓片
42…撓み空間
45…解除部
47…治具挿入空間
J…解除治具
Claims (3)
- ハウジング内には端子金具が後方から挿入されるキャビティが設けられ、
このキャビティの前端には、前記端子金具を前止まりさせる前止まり壁とともに、前止まりされた前記端子金具の左右の側縁部を受ける一対の端子受け部が間隔を開けて設けられている一方、
前記キャビティの底面には、前記端子金具に係止する係止突部を先端部に備えたランスが前記端子金具の挿入方向に沿って延びた形態で根元側を支点とした弾性撓み可能に設けられており、
前記ランスの先端部の幅が前記両端子受け部の間隔よりも大きく形成され、
このランスの先端面における前記端子受け部と幅方向においてオーバーラップする左右両端部と、各端子受け部とが、前後方向に延びた可撓片によって連結され、
前記ランスの先端面に、同ランスを係止解除方向に撓ませるべく解除治具と係合する解除部が設けられていることを特徴とするコネクタ。 - 前記可撓片の上面が、前記端子受け部の上面と同一高さにおいて面一に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記ランスにおける根元部が、先端部よりも幅が狭く形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011207164A JP2013069537A (ja) | 2011-09-22 | 2011-09-22 | コネクタ |
CN201210350413.3A CN103022777B (zh) | 2011-09-22 | 2012-09-19 | 连接器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011207164A JP2013069537A (ja) | 2011-09-22 | 2011-09-22 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013069537A true JP2013069537A (ja) | 2013-04-18 |
Family
ID=47971063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011207164A Pending JP2013069537A (ja) | 2011-09-22 | 2011-09-22 | コネクタ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013069537A (ja) |
CN (1) | CN103022777B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014229405A (ja) * | 2013-05-20 | 2014-12-08 | 第一精工株式会社 | 電気コネクタ |
CN104241919A (zh) * | 2013-06-18 | 2014-12-24 | 第一精工株式会社 | 电连接器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004039498A (ja) * | 2002-07-04 | 2004-02-05 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP2011124172A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3397298B2 (ja) * | 1998-08-20 | 2003-04-14 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
DE69932636T2 (de) * | 1998-12-18 | 2007-10-18 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd. | Elektrischer Verbinder |
JP3495020B2 (ja) * | 2000-11-24 | 2004-02-09 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
JP4238746B2 (ja) * | 2004-03-09 | 2009-03-18 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
JP4583193B2 (ja) * | 2005-02-02 | 2010-11-17 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
JP4900026B2 (ja) * | 2007-05-08 | 2012-03-21 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
-
2011
- 2011-09-22 JP JP2011207164A patent/JP2013069537A/ja active Pending
-
2012
- 2012-09-19 CN CN201210350413.3A patent/CN103022777B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004039498A (ja) * | 2002-07-04 | 2004-02-05 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP2011124172A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014229405A (ja) * | 2013-05-20 | 2014-12-08 | 第一精工株式会社 | 電気コネクタ |
US9293853B2 (en) | 2013-05-20 | 2016-03-22 | Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. | Electric connector with terminal supports |
CN104241919A (zh) * | 2013-06-18 | 2014-12-24 | 第一精工株式会社 | 电连接器 |
KR20140147039A (ko) * | 2013-06-18 | 2014-12-29 | 다이-이치 세이코 가부시키가이샤 | 전기 커넥터 |
US9231333B2 (en) | 2013-06-18 | 2016-01-05 | Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. | Electric connector having a lance supported by a resilient support with a slit and disengageable by a jig |
KR101588439B1 (ko) | 2013-06-18 | 2016-01-25 | 다이-이치 세이코 가부시키가이샤 | 전기 커넥터 |
CN104241919B (zh) * | 2013-06-18 | 2018-01-19 | 第一精工株式会社 | 电连接器 |
EP2816670B1 (en) * | 2013-06-18 | 2018-02-21 | Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. | Electric connector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN103022777B (zh) | 2016-06-15 |
CN103022777A (zh) | 2013-04-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7252556B2 (en) | Electrical connector having locking claw | |
JP4082176B2 (ja) | コネクタ | |
JP2006253017A (ja) | ジョイントコネクタ | |
JP2005322488A (ja) | コネクタ | |
JP3783854B2 (ja) | コネクタ | |
JP4304474B2 (ja) | コネクタ | |
JP5757207B2 (ja) | コネクタ | |
JP3906761B2 (ja) | コネクタ | |
JP2013069537A (ja) | コネクタ | |
JP4254482B2 (ja) | コネクタ | |
JP5776468B2 (ja) | コネクタ | |
JP2008021608A (ja) | コネクタ | |
JP2003100376A (ja) | コネクタ | |
JP5272934B2 (ja) | コネクタ | |
JP2017142901A (ja) | コネクタ | |
JP2015035395A (ja) | コネクタ | |
JP2010003465A (ja) | 雌型のコネクタ | |
JP3864801B2 (ja) | コネクタ | |
JP2007220354A (ja) | コネクタ | |
JP2006324132A (ja) | コネクタ | |
JP2005071846A (ja) | コネクタ | |
JP4258146B2 (ja) | コネクタ | |
JP5330956B2 (ja) | 電気コネクタ | |
JP2018185888A (ja) | コネクタ | |
JP5572006B2 (ja) | ポジティブロック機構を有するコネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150217 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150609 |