JP2005205325A - ダスト回収装置 - Google Patents

ダスト回収装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005205325A
JP2005205325A JP2004014940A JP2004014940A JP2005205325A JP 2005205325 A JP2005205325 A JP 2005205325A JP 2004014940 A JP2004014940 A JP 2004014940A JP 2004014940 A JP2004014940 A JP 2004014940A JP 2005205325 A JP2005205325 A JP 2005205325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
gas
filter body
compressed gas
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004014940A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Shimoda
佳幸 下田
Masaki Watanabe
正記 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2004014940A priority Critical patent/JP2005205325A/ja
Publication of JP2005205325A publication Critical patent/JP2005205325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【課題】 フィルタ体に付着したダストを取り除くときにおいても気体を安定して下流側に送給することができるダスト回収装置を提供すること。
【解決手段】 流入口12及び流出口26を有する装置ハウジング2と、装置ハウジング2に内蔵されたフィルタ体18と、フィルタ体18に向けて圧縮気体を噴出するための気体噴出手段52と、気体噴出手段52に圧縮気体を供給するための圧縮気体タンク66と、を備え、気体噴出手段52から噴出される圧縮気体によりフィルタ体18に付着したダストを除去するダスト回収装置。気体噴出手段52は、フィルタ体18の第1及び第2部位に対応して配設された第1及び第2噴出部54を有し、前記圧縮気体タンク66からの圧縮気体は第1及び第2噴出部54から交互に噴出してフィルタ体18をクリーニングする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、気体中に含まれるダストをフィルタ体を用いて回収するダスト回収装置、更に詳しくは、フィルタ体に付着したダストを圧縮気体を噴出して除去するようにしたダスト回収装置に関する。
ダスト回収装置として、例えば、流入口及び流出口を有する装置ハウジングと、この装置ハウジング内に内蔵されたフィルタ体と、フィルタ体に向けて圧縮気体を噴出するための気体噴出手段と、装置ハウジング内のフィルタ体よりも上流側の圧力を検知するための第1圧力検知手段と、装置ハウジング内のフィルタ体よりも下流側の圧力を検知するための第2圧力検知手段と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このダスト回収装置においては、ダストを含む気体(例えば、燃料用ガス、原料用ガス)は流入口を通して装置ハウジング内に送給され、フィルタ体を通過することによってダストが除去され、ダストが除去された気体が流出口から下流側に流れる。
ダストの除去によってフィルタ体に目詰まりが発生すると、第1及び第2圧力検知手段の検知圧力差が大きくなり、この圧力差が所定値以上になると、気体噴出手段からフィルタ体に向けて圧縮気体が噴出し、この圧縮気体によって、フィルタ体に付着したダストが除去される。従って、気体噴出手段から圧縮気体を噴出することによって、フィルタ体を常にきれいな状態に保つことができ、気体に含まれたダストを長期にわたって安定して取り除くことができる。
特開平6−190229号公報
しかしながら、このようなダスト回収装置には、次の通りの解決すべき問題がある。フィルタ体に付着したダストを除去するときには、気体噴出手段からフィルタ体に向けて、気体の流れ方向とは反対方向に圧縮気体が噴出されるが、かく圧縮気体を噴出すると、装置ハウジング内を流れる(流入口から流出口に向けて流れる)気体が一時的に逆流して装置ハウジング内の気体の流れが変動し、気体を下流側に安定的に送給することができなくなる。この気体の流れの変動は、気体噴出手段から噴出される圧縮気体の圧力が高いほど、またその圧縮空気の噴出量が多いほど、更に気体噴出手段から噴出される時間が長いほど大きくなり、この流れの変動が大きくなると、気体の安定的な送給が難しくなる。
本発明の目的は、フィルタ体に付着したダストを取り除くときにおいても気体を安定して下流側に送給することができるダスト回収装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載のダスト回収装置によれば、気体が流入する流入口及び気体が流出する流出口を有する装置ハウジングと、前記装置ハウジング内に配設され、気体に含まれたダストを除去するためのフィルタ体と、前記フィルタ体に向けて圧縮気体を噴出するための気体噴出手段と、前記気体噴出手段に圧縮気体を供給するための圧縮気体供給源と、前記装置ハウジング内の前記フィルタ体よりも上流側の圧力を検知するための第1圧力検知手段と、前記装置ハウジング内の前記フィルタ体よりも下流側の圧力を検知するための第2圧力検知手段と、を備え、前記第1圧力検知手段と前記第2圧力検知手段との圧力差が所定値以上になると、前記圧縮気体供給源からの圧縮気体が前記気体噴出手段に供給され、前記気体噴出手段から前記フィルタ体に向けて圧縮気体が噴出するダスト回収装置であって、
前記気体噴出手段は、前記フィルタ体の複数の部位に対応して配設された複数の噴出部を有し、前記気体供給源からの圧縮気体は前記複数の噴出部に順に供給され、これによって、前記フィルタ体の前記複数の噴出部毎にダストが除去されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載のダスト回収装置では、前記気体噴出手段は前記フィルタ体の第1部位に対応して配設された第1噴出部と、前記フィルタ体の第2部位に対応して配設された第2噴出部とを有しており、前記第1圧力検知手段と前記第2圧力検知手段との圧力差が所定値以上になると、前記圧縮気体供給源からの圧縮気体が前記第1及び第2噴出部に交互に供給され、これによって、前記フィルタ体の前記第1及び第2部位に付着したダストが交互に除去されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載のダスト回収装置では、前記装置ハウジングの底部にはダストを排出するダスト排出部が設けられ、前記ダスト排出部には、ダスト排出通路を開閉する排出開閉弁を介してダスト回収容器が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載のダスト回収装置では、前記気体噴出手段に関連して、この気体噴出手段によるダスト除去回数をカウントするためのダスト除去カウンタが設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載のダスト回収装置では、前記装置ハウジングはハウジング支持体に取り付けられ、前記ハウジング支持体は、長さが比較的短い第1脚部材と長さが比較的長い第2脚部材が取付可能に構成され、この構成に関連して、高さが比較的低い第1ダスト回収容器と高さが比較的高い第2ダスト回収容器とが前記排出開閉弁に取付可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のダスト回収装置によれば、圧縮気体を噴出する気体噴出手段はフィルタ体の複数の部位に対応して配設された複数の噴出部を有し、フィルタ体に付着したダストを除去するときには、気体供給源からの圧縮気体は気体噴出手段の複数の噴出部に順に供給されるので、気体噴出手段から一度に多量の圧縮気体が噴出されることがなく、その噴出部の各々から順に圧縮気体が噴出される。従って、各噴出部から噴出される圧縮気体の圧力を高めてダスト除去効果を高めても、各噴出部から噴出される圧縮空気の噴出量を少なくすることができ、かくして、装置ハウジング内の気体の流れの変動を抑えながらフィルタ体に付着したダストを効率良く除去することができる。
また、本発明の請求項2に記載のダスト回収装置によれば、気体噴出手段は、フィルタ体の第1部位に対応して配設された第1噴出部と、フィルタ体の第2部位に対応して配設された第2噴出部とを有するので、フィルタ体に付着したダストを除去するときには、気体供給源からの圧縮気体は気体噴出手段の第1及び第2噴出部に交互に噴出され、フィルタ体の第1及び第2部位に付着したダストを交互に除去することができる。
また、本発明の請求項3に記載のダスト回収装置によれば、装置ハウジングの底部には排出開閉弁を介してダスト回収容器が装着されているので、フィルタ体から除去されたダストを装置ハウジングの底部から排出開閉弁を通してダスト回収容器に回収することができる。また、このダスト回収容器は排出開閉弁に着脱自在に装着されるので、排出開閉弁を閉状態にした状態において排出開閉弁から取り外すことができる。従って、ダスト回収容器にダストが溜まった場合、装置ハウジングのフィルタ体を通して気体を流しながら、装置ハウジング内の圧力を下げることなくダスト回収容器に溜まったダストを廃棄することができる。
また、本発明の請求項4に記載のダスト回収装置によれば、気体噴出手段によるダスト除去回数をカウントするためのダスト除去カウンタが設けられているので、このダスト除去カウンタのカウント値を見ることによって、ダスト回収容器に回収されたダスト量を容易に把握することができる。また、カウント値から気体供給源(例えば圧縮気体タンク)の残圧を把握することができ、残圧を測定するための圧力センサを省略することができる。
また、本発明の請求項5に記載のダスト回収装置によれば、装置ハウジングを取り付けるハウジング支持体には第1脚部材及び第2脚部材が取付可能に構成され、また装置ハウジングの底部に装着される排出開閉弁には第1及び第2ダスト回収容器が取付可能に構成されている。例えば、比較的小さい設置スペースしか存在しないときには、長さが比較的短い第1脚部材がハウジング支持体に取り付けられるとともに、高さが比較的低い第1ダスト回収容器が排出開閉弁に取り付けられ、このように構成することによって、ダスト回収装置全体を小さくすることができ、比較的小さい設置スペースでも所要の通りに設置することができる。また、比較的大きい設置設置スペースが存在するときには、長さが比較的長い第2脚部材がハウジング支持体に取り付けられるとともに、高さが比較的高い第2ダスト回収容器が排出開閉弁に取り付けられ、このように構成することによって、ダスト回収装置、特にダスト回収容器が大きくなり、比較的大きい設置スペースを有効利用して大きいダスト回収容器を採用することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従うダスト回収装置の一実施形態について説明する。図1は、一実施形態のダスト回収装置を一部切り欠いて簡略的に示す断面図であり、図2は、図1におけるII−II線による断面図であり、図3は、図1のダスト回収装置を分解して一部断面で示す分解断面図であり、図4は、図1のダスト回収装置の制御系を示すブロック図であり、図5は、図1のダスト回収装置に他の形態の脚部材及びダスト回収容器を取り付けた状態を一部断面で示す断面図である。
図1〜図3において、図示のダスト回収装置は、内部に空間を有する装置ハウジング2を備え、この装置ハウジング2が下部ハウジング部4、中間ハウジング6部及び上部ハウジング部8から構成され、下部ハウジング部4の上側に中間ハウジング部6が着脱自在に取り付けられ、この中間ハウジング部8の上側に上部ハウジング部8が着脱自在に取り付けられる。
下部ハウジング部4はロート状に下方に向けて小さくなっており、この下部ハウジング部4の下部に外側に突出する流入側接続部10が設けられている。流入側接続部10は気体(例えば、都市ガス、LPガスの如き燃料用ガス)を送給する上流側の気体送給ライン(図示せず)に接続され、気体送給ラインからの気体が流入側接続部10により規定される流入口12を通して矢印14で示すように装置ハウジング2内に流入する。
中間ハウジング部6は外径が円筒状であり、その内部の上端部にフィルタ取付プレート16が取り付けられ、このフィルタ取付プレート16に、ダストを取り除くためのフィルタ体18が取り外し可能に取り付けられている。この形態では、フィルタ体18は複数個(図示の例では5個)のフィルタ部材20から構成され、各フィルタ部材20がフィルタ取付プレート16に設けられた取付孔を通して吊り下げるように取り付けられている。各フィルタ部材20は、例えば多孔質のセラミックから形成され、その長手方向(図1及び図3において左右方向、図2において上下方向)に間隔をおいて細長い円筒状の凹部22が複数設けられ、各凹部22はその上面から底部近傍まで直線状に延びている。
また、上部ハウジング部8の中間部には、外側に突出する流出側接続部24が設けられている。流出側接続部24は気体を下流側に送給する気体送給ライン(図示せず)に接続され、装置ハウジング2内の気体が流出側接続部24により規定される流出口26を通して矢印28で示すように下流側の気体送給ラインに排出される。
この実施形態では、図1から理解されるように、フィルタ取付プレート16及びこれに装着されたフィルタ体18によって、装置ハウジング2内の空間が流入側空間30と流出側空間32とに仕切られている。ダストを除去すべき気体は、流入口12を通して流入側空間30に流入し、かく流入した気体はフィルタ体18を通して流出側空間32に流れ、かく流れる際に、気体中に含まれたダストがフィルタ体18によって除去され、ダストが除去された気体が流出口26を通して下流側に流れる。
この装置ハウジング2はハウジング支持体34に支持されている。ハウジング支持体34は略矩形状であり、その中央部に取付孔36が設けられ、装置ハウジング2の底部がこの取付孔36に取り付けられている。ハウジング支持体34の4角部には脚部材36がそれぞれ取り付けられ、これら脚部材36を介して例えば工場の床面40などに設置される。尚、装置ハウジング2の支持構造については、これを支持できる適当な支持構造でよい。
この実施形態では、フィルタ体18から除去されたダストがダスト回収容器42に回収されるように構成されている。装置ハウジングの2の底部にはダスト排出部44が設けられ、このダスト排出部44の下側に排出開閉弁46が取り付けられ、この排出開閉弁46の下側に中間接続部材48を介してダスト回収容器42が接続されている。排出開閉弁46は、装置ハウジング2のダスト排出部44からダスト回収容器42まで延びるダスト回収通路(ダスト排出部44、排出開閉弁46及び中間接続部材48によって規定される)を開閉するための弁体(図示せず)を備え、操作レバー50を開操作(又は閉操作)することによって、ダスト回収通路を開放(又は閉塞)することができる。
このように構成されているので、開状態においては、装置ハウジング2の底部とダスト回収容器42とがダスト回収通路を通して連通し、装置ハウジング2の底部に落下したダストはダスト回収通路を通してダスト回収容器42内に回収することができる。一方、閉状態においては、ダスト回収通路が閉塞され、装置ハウジング2内の気体がダスト回収通路を通してダスト回収容器42側に流れることがなく、例えば、中間接続部材48を排出開閉弁46から取り外してダスト回収容器42を移動させることができ、気体を流しながら回収したダストの廃棄を行うことができる。この形態では、ダスト回収容器42の底部に複数のキャスタ50が取り付けられており、従って、ダスト回収容器42を容易に移動させることができる。尚、ダスト回収容器42を中間接続部材48を介して排出開閉弁46に取り付けているが、中間接続部材48を省略し、ダスト回収容器42を排出開閉弁46に直接的に取り付けるようにしてもよい。
このダスト回収装置では、フィルタ体18に付着したダストを除去するために、更に、次のように構成されている。即ち、フィルタ体18の上方に気体噴出手段52が配設され、この実施形態では、気体噴出手段52は第1及び第2噴出部54,56を有している。第1噴出部54(図2において下側のもの)はフィルタ体18の図2において下側部位(下側の2つのフィルタ部材20)に対応して配設され、分岐する2つの噴出ノズル58から構成されている。また、第2噴出部56(図2において上側のもの)はフィルタ体18の図2において上側部位(上側の3つのフィルタ部材20)に対応して配設され、分岐する3つの噴出ノズル60から構成されている。これら噴出ノズル58,60には、それぞれ、下方に対応して位置するフィルタ部材20の凹部22に対応して噴出口62(図1参照)が設けられ、かかる噴出口62からの圧縮気体が後述するようにしてフィルタ部材20の凹部22に向けて噴出される。
装置ハウジング2には、一対の支持部材64を介して圧縮気体タンク66が取り付けられている。この圧縮気体タンク66は圧縮気体供給源を構成し、例えば装置ハウジング2内を通して流れる気体と同じ気体(又は同種の気体)が高圧状態で充填される。尚、圧縮気体タンク66の容積が小さいときには、この圧縮気体タンク66に加えて、容積の大きい補給用圧縮気体タンク(図示せず)を用い、フィルタ体18のクリーニングに圧縮気体を使用したときには、この補給用圧縮気体タンクから圧縮気体タンク66に圧縮気体を補充するようにすることができる。尚、この圧縮気体タンク66はタンク支持体34に支持するようにしてもよい。
圧縮気体タンク66と第1噴出部54とは第1送給管68を介して接続され、この第1送給管68に第1電磁弁70が配設されている。また、圧縮気体タンク66と第2噴出部56とは第2送給管72を介して接続され、この第2送給管72に第2電磁弁74が配設されている。第1電磁弁70(又は第2電磁弁74)が開状態になると、圧縮気体タンクからの圧縮気体が第1送給管68(又は第2送給管72)を通して第1噴出部54(又は第2噴出部56)に送給され、その噴出ノズル58(又は噴出ノズル60)の噴出口62からフィルタ部材20に向けて噴出され、この噴出方向は装置ハウジング2内を流れる気体の流れ方向に対し反対方向となる。
この装置ハウジング2には、フィルタ体18の上流側の圧力、即ち流入側空間30の圧力を検知するための第1圧力センサ76(第1圧力検知手段を構成する)と、フィルタ本体18の下流側の圧力、即ち流出側空間32の圧力を検知するための第2圧力センサ78(第2圧力検知手段を構成する)とが設けられ、これら第1及び第2圧力センサ76,78の検知圧力によってフィルタ体18の上流側と下流側との圧力差が計測される。
上述したダスト回収装置は、図4に示す制御系によって作動制御される。このダスト回収装置は、各種構成要素を制御するためのコントローラ80を備えている。コントローラ80は、例えばマイクロコンピュータから構成され、制御手段82、差圧演算手段84、差圧比較手段86、メモリ88及びダスト除去カウンタ90を含んでいる。制御手段82は第1及第2電磁弁70,74などを作動制御し、差圧演算手段84は第1及び第2圧力センサ76,78の検知圧力信号に基づいてフィルタ体18の上流側と下流側との差圧を演算する。メモリ88には設定差圧値が記憶されている。フィルタ体18にダストが付着すると、フィルタ体18による圧力損失が大きくなって上記差圧が大きくなり、このようなことから、この差圧を利用してフィルタ体18のダストによる目詰まり状態を検知するものであり、ダストにより目詰まりがある程度生じたときの差圧を設定差圧値としてメモリ88に登録される。差圧比較手段86は設定差圧値と上記検知差圧値とを比較し、検知差圧値が設定差圧値異常になると目詰まりが発生したとして目詰まり信号を生成する。また、ダスト除去カウンタ90はダスト除去の回数をカウントし、後述する記載から理解されるように、このダスト除去回数は目詰まり信号が生成された回数となる。
このコントローラ80に関連して、カウント表示手段92、警報手段94及びリセットスイッチ96が設けられている。カウント表示手段92はLED、液晶表示装置などから構成され、ダスト除去カウンタ90のカウント値を表示する。また、警報手段94は警報ランプ、警報ブザーなどから構成され、ダスト回収容器42内に回収されたダスト量が多くなると警報する。この形態では、メモリ88に所定回数値が記憶され、ダスト除去カウンタ90のカウント値がこの所定回数値になると、制御手段82は警報信号を生成し、この警報信号に基づいて警報手段94が作動する。リセットスイッチ96は例えば操作スイッチから構成され、リセットスイッチ96を押圧すると、リセット信号が生成され、このリセット信号に基づいてダスト除去カウンタ90のカウント値がクリアされる。
次に、上述したダスト回収装置によるダスト回収について説明する。ダストを含む気体は、流入口12から装置ハウジング2内に流れ、上流側空間30からフィルタ体18を通して下流側空間32に流れ、このフィルタ体18を通る際に気体中のダストが除かれ、下流空間32に流れた気体が流出口26から下流側に流れ、このように流れることによって、気体中のダストが除去される。
気体中から除去されたダストがフィルタ体18に付着して第1及び第2圧力センサ76,78の差圧が大きくなる、即ち、差圧演算手段84による差圧値が設定差圧値以上になると、差圧比較手段86は目詰まり信号を生成する。かくすると、この目詰まり信号に基づいて制御手段82は第1及び第2電磁弁70,74を交互に作動し、交互に複数回(例えば、3〜5回程度)作動する。第1電磁弁70が作動すると、圧縮気体タンク66からの圧縮気体が第1送給管68を通して第1噴出部54の噴出ノズル58に送給され、これら噴出ノズル58の各噴出口62からフィルタ部材20の凹部22内に向けて噴出される。また、第2電磁弁74が作動すると、圧縮気体タンク66からの圧縮気体が第2送給管72を通して第2噴出部56の噴出ノズル60に送給され、これら噴出ノズル60の各噴出口62からフィルタ部材20の凹部22内に向けて噴出される。このようにして第1及び第2噴出部54,56から交互に圧縮気体が噴出され、フィルタ体18の第1及び第2部位を交互にクリーニングして付着したダストを除去することができる。このように交互にクリーニングすることによって、気体噴出手段52から噴出される圧縮空気の噴出量が少なくなり、これによって、装置ハウジング2内における気体の流れの変動を少なく抑えることができ、気体を安定的に流しながらフィルタ体18のクリーニングを行うことができる。
排出開閉弁46の弁体(図示せず)は、通常、開状態に保たれており、フィルタ体18から装置ハウジング2の底部に落下したダストは、排出開閉弁46及び中間接続部材48を通してダスト回収容器42内に回収され、落下したダストが装置ハウジング2内を飛散するのを防止することができる。
また、このようにダストの除去が行われると、発生した目詰まり信号に基づいてダスト除去カウンタ90のカウント値が「1」加算され、加算された回数値がカウント表示手段92に表示される。
こようにしてダストの除去が複数回行われてその回数が所定回数になると、制御手段82は警報信号を生成し、この警報信号に基づいて警報手段94が作動し、この警報によって、ダスト回収容器42内に回収されたダストを廃棄すべき旨を知らせる。
ダスト回収容器42に回収されたダストを廃棄するときには、排出開閉弁46の開閉弁(図示せず)を閉状態してダスト排出通路を閉塞し、この閉塞状態において排出開閉弁46と中間接続部材48との接続を解除して外側に取り出せばよく、このように取り出すことによって、流体を流しながら回収されたダストの廃棄を行うことができる。ダストを廃棄した後は、ダスト回収容器42を元の位置に戻して中間接続部材48を排出開閉弁46の下側に接続すればよい。尚、ダスト回収容器42を取り出すときには、中間接続部材48とダスト回収容器42との接続を解除するようにしてもよい。
上述したダスト回収装置は、図3に示すように分解可能に構成され、このように構成することによって、そのメンテナンスが容易になるとともに、無駄なスペースが少ない設置個所においても容易に且つ簡単に設置することができる。主として図3において、装置ハウジング2に関連して、装置ハウジング2がハウジング支持体34から取り外し可能に構成されているとともに、この装置ハウジング2と排出開閉弁46とが取り外し可能に構成されて、更に、装置ハウジング2自体も下部ハウジング4、中間ハウジング6及び上部ハウジング8とそれぞれ分解可能に構成されている。また、第1及び第2電磁弁70,74並びに一対の支持部材64も取り外し可能に構成されている。また、ダスト回収容器42に関連して、ダスト回収容器42と中間接続部材48とが、またこの中間接続部材48と排出開閉弁46とが取り外し可能に構成されている。
このようなダスト回収装置は、その一部の構成要素を変更することによって、更に有効に用いることができる。図1及び図5を対比しながら説明すると、図1の形態では、長さが比較的短い脚部材38(第1脚部材)が用いられ、この脚部材38がハウジング支持体34に取り付けられており、このような脚部材38を用いることによってダスト回収装置全体の高さを低く抑えることができ、設置スペースが比較的小さいときにおいても所要の通りに設置することができる。この場合、ダスト回収容器42として高さが比較的低いもの(第1ダスト回収容器)が用いられ、このダスト回収容器42が中間接続部材48に取り付けられる。
一方、図5の形態では、長さが比較的長い脚部材38A(第2脚部材)が用いられ、この脚部材38Aがハウジング支持体34に取り付けられており、このような脚部材38Aを用いることによってダスト回収装置全体の高さは高くなるが、装置ハウジング2の下方に比較的大きい収容スペースを確保することができ、設置スペースが比較的大きいときにはこのように設置するのが望ましい。この場合、装置ハウジング2の下方に大きい設置スペースが確保できるので、ダスト回収容器42Aとして高さが比較的高いもの(第2ダスト回収容器)が用いられ、このダスト回収容器42Aが排出開閉弁46(排出開閉弁46の下側に中間接続部材48を取り付けた場合には、この中間接続部材48)の下側に取り付けられる。
以上、本発明に従うダスト回収装置の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では、気体噴出手段52は2つの噴出部(第1及び第2噴出部54,56)を備えているが、フィルタ体18の3つ以上の部位に各々対応して配設される3つ以上の噴出部を備えるようにしてもよく、この場合にも、3つ以上の噴出部から順に圧縮気体が噴出されるように構成される。
このようなダスト回収装置は、燃料用ガスなどの気体中に含まれたダストを連続的に回収するのに好都合に適用することができ、フィルタ体に付着したダストを取り除く際においても気体噴出手段からの圧縮気体の噴出量を少なくし、これによって、装置ハウジング内を流れる気体の流れの変動を抑え、気体を安定的に下流側に送給することができる。また、フィルタ体の上流側と下流側との圧力差を利用してダストの目詰まり状態を検知し、目詰まりが生じたときに圧縮気体を噴出させて付着したダストを除去しているので、フィルタ体18のダスト除去効果を長期にわたって維持し、ダストを取り除いた気体を長期にわたって下流側に送給することができる。
本発明に従うダスト回収装置の一実施形態を一部切り欠いて簡略的に示す断面図である。 図1におけるII−II線による断面図である。 図1のダスト回収装置を分解して一部断面で示す分解断面図である。 図1のダスト回収装置の制御系を示すブロック図である。 図1のダスト回収装置に他の形態の脚部材及びダスト回収容器を取り付けた状態を一部断面で示す断面図である。
符号の説明
2 装置ハウジング
12 流入口
18 フィルタ体
20 フィルタ部材
26 流出口
30 流入側空間
32 流出側空間
34 ハウジング支持体
38,38A 脚部材
42,42A ダスト回収容器
46 排出開閉弁
52 気体噴出手段
54 第1噴出部
56 第2噴出部
58 噴出ノズル
60 噴出口
66 圧縮気体タンク
70,74 電磁弁
76 第1圧力センサ(第1圧力検知手段)
78 第2圧力センサ(第2圧力検知手段)
80 コントローラ
84 差圧演算手段
90 ダスト除去カウンタ
94 カウント表示手段

Claims (5)

  1. 気体が流入する流入口及び気体が流出する流出口を有する装置ハウジングと、前記装置ハウジング内に配設され、気体に含まれたダストを除去するためのフィルタ体と、前記フィルタ体に向けて圧縮気体を噴出するための気体噴出手段と、前記気体噴出手段に圧縮気体を供給するための圧縮気体供給源と、前記装置ハウジング内の前記フィルタ体よりも上流側の圧力を検知するための第1圧力検知手段と、前記装置ハウジング内の前記フィルタ体よりも下流側の圧力を検知するための第2圧力検知手段と、を備え、前記第1圧力検知手段と前記第2圧力検知手段との圧力差が所定値以上になると、前記圧縮気体供給源からの圧縮気体が前記気体噴出手段に供給され、前記気体噴出手段から前記フィルタ体に向けて圧縮気体が噴出するダスト回収装置であって、
    前記気体噴出手段は、前記フィルタ体の複数の部位に対応して配設された複数の噴出部を有し、前記気体供給源からの圧縮気体は前記複数の噴出部に順に供給され、これによって、前記フィルタ体の前記複数の噴出部毎にダストが除去されることを特徴とするダスト回収装置。
  2. 前記気体噴出手段は前記フィルタ体の第1部位に対応して配設された第1噴出部と、前記フィルタ体の第2部位に対応して配設された第2噴出部とを有しており、前記第1圧力検知手段と前記第2圧力検知手段との圧力差が所定値以上になると、前記圧縮気体供給源からの圧縮気体が前記第1及び第2噴出部に交互に供給され、これによって、前記フィルタ体の前記第1及び第2部位に付着したダストが交互に除去されることを特徴とする請求項1に記載のダスト回収装置。
  3. 前記装置ハウジングの底部にはダストを排出するダスト排出部が設けられ、前記ダスト排出部には、ダスト排出通路を開閉する排出開閉弁を介してダスト回収容器が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のダスト回収装置。
  4. 前記気体噴出手段に関連して、この気体噴出手段によるダスト除去回数をカウントするためのダスト除去カウンタが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のダスト回収装置。
  5. 前記装置ハウジングはハウジング支持体に取り付けられ、前記ハウジング支持体は、長さが比較的短い第1脚部材と長さが比較的長い第2脚部材が取付可能に構成され、この構成に関連して、高さが比較的低い第1ダスト回収容器と高さが比較的高い第2ダスト回収容器とが前記排出開閉弁に取付可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載のダスト回収装置。
JP2004014940A 2004-01-22 2004-01-22 ダスト回収装置 Pending JP2005205325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004014940A JP2005205325A (ja) 2004-01-22 2004-01-22 ダスト回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004014940A JP2005205325A (ja) 2004-01-22 2004-01-22 ダスト回収装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005205325A true JP2005205325A (ja) 2005-08-04

Family

ID=34900571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004014940A Pending JP2005205325A (ja) 2004-01-22 2004-01-22 ダスト回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005205325A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190303A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Hitachi Koki Co Ltd 集塵機
JP2007190302A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Hitachi Koki Co Ltd 集塵機

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5892440A (ja) * 1981-11-27 1983-06-01 Amano Corp 集塵機のフイルタ−除塵制御方法とその装置
JPS59186624A (ja) * 1983-04-07 1984-10-23 Jgc Corp 粉塵分離装置
JPH02133411U (ja) * 1989-04-14 1990-11-06
JPH0693309A (ja) * 1991-12-26 1994-04-05 Taiheiyo Kinzoku Kk 超微粒子の製造方法及び製造装置
JPH06190229A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 集塵機
JPH07256038A (ja) * 1994-03-25 1995-10-09 Hitachi Koki Co Ltd 集じん機
JPH07289837A (ja) * 1994-04-27 1995-11-07 Amano Corp 集塵機用ダスト量検出装置
JP2002079023A (ja) * 2000-06-30 2002-03-19 Amano Corp ダスト飛散防止機能付き集塵機
JP2003290618A (ja) * 2002-03-29 2003-10-14 Amano Corp 集塵機のフイルター除塵装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5892440A (ja) * 1981-11-27 1983-06-01 Amano Corp 集塵機のフイルタ−除塵制御方法とその装置
JPS59186624A (ja) * 1983-04-07 1984-10-23 Jgc Corp 粉塵分離装置
JPH02133411U (ja) * 1989-04-14 1990-11-06
JPH0693309A (ja) * 1991-12-26 1994-04-05 Taiheiyo Kinzoku Kk 超微粒子の製造方法及び製造装置
JPH06190229A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 集塵機
JPH07256038A (ja) * 1994-03-25 1995-10-09 Hitachi Koki Co Ltd 集じん機
JPH07289837A (ja) * 1994-04-27 1995-11-07 Amano Corp 集塵機用ダスト量検出装置
JP2002079023A (ja) * 2000-06-30 2002-03-19 Amano Corp ダスト飛散防止機能付き集塵機
JP2003290618A (ja) * 2002-03-29 2003-10-14 Amano Corp 集塵機のフイルター除塵装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190303A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Hitachi Koki Co Ltd 集塵機
JP2007190302A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Hitachi Koki Co Ltd 集塵機
US7966691B2 (en) 2006-01-20 2011-06-28 Hitachi Koki Co., Ltd. Dust collector

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10315139B2 (en) Fuel filter assembly, filter element and method for draining water from a fuel filter assembly
CN102272051B (zh) 液体过滤器设备
US5462678A (en) Air blast backwash assembly for flexible filter device
JP5216692B2 (ja) 集塵装置
KR20080097951A (ko) 연속 프로세스 유동 여과 시스템에서의 플레넘 기반 고압블로우백 가스 전달 시스템
WO2009001142A1 (en) Filtering system with means for purging the system
CA2299005A1 (en) Cleaning apparatus
JP2012503522A (ja) 水分離器
KR101185212B1 (ko) 세정시스템이 구비된 정수기
US5176826A (en) Purge construction for a vibrating sieve filter
JP2005205325A (ja) ダスト回収装置
US7396455B2 (en) Brine container with filter system
JP2008232341A (ja) ダイヤフラムバルブ
JP4593463B2 (ja) 集塵装置
JP5768391B2 (ja) 濾過装置
KR101900469B1 (ko) 오일의 자동 드레인이 가능한 오일 미스트 필터장치
JP3702254B2 (ja) 濾過装置の逆洗方法及び逆洗装置
JP4173182B1 (ja) 描画装置の廃液送液機構
JP2016104462A (ja) 水処理装置
JPH0731989A (ja) 浴湯の保温清浄化装置
JP2008126590A (ja) インクジェットプリンタのインク異物分離装置とインク供給システム
KR101833732B1 (ko) 합성수지 제조설비용 탈연 탈취 장치
JP2018012057A (ja) 集塵装置
JP2015105105A (ja) 燃料供給装置
CN205903741U (zh) 一种工业油烟净化机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090721