JP2005137082A - 常時給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの弛みを吸収するための給電構造を小型化し、しかもワイヤハーネスの伸縮動作をスムーズに行わせて屈曲耐久性を向上させる。
【解決手段】ワイヤハーネス3をループ状に屈曲させ、ワイヤハーネスのループ部4に沿って弾性部材6を設け、弾性部材でループ部を拡径方向に付勢した常時給電装置1を採用する。ループ部4と弾性部材をプロテクタ2の内側に配置した。プロテクタ2のハーネス引出用の開口13とは反対側においてループ部4を支持するガイド部7を設けた。弾性部材である板ばね6をループ状に巻かれて交差する長さに形成してもよい。弾性部材としてコイルばねや渦巻きばねを用いてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロテクタ内のばねでワイヤハーネスを付勢してスライド構造体の開閉時におけるワイヤハーネスの弛みを吸収させる常時給電装置に関するものである。
図19〜図20は従来の常時給電装置の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この常時給電装置60は自動車のスライドドア61に適用され、合成樹脂製のプロテクタ62と、プロテクタ62内において下から上に立ち上げて設けられた金属製の板ばね64とを備え、板ばね64でワイヤハーネス63を上向きに付勢してワイヤハーネス63の垂れ下がりを防止したものである。プロテクタ2はベースとカバーで構成されるが、図ではカバーの図示を省略している。
ワイヤハーネス63の一方はプロテクタ62からスライドドア61内に配索されてパワーウィンドモータやドアロックユニット、ドア自動開閉ユニット等の電装品や補機に接続され、ワイヤハーネス63の他方は渡り部(空間)66を経て車両ボディ67側に配索されて電源等に接続される。
図19のスライドドア61の全閉状態でワイヤハーネス63はばね付勢に抗して後方に引っ張られ、図20のスライドドア61の全開間近の状態でワイヤハーネス63はばね付勢に抗して前方に引っ張られ、スライドドア61の半開状態でワイヤハーネス63が大きく垂れ下がろうとするが、板ばね64の復元力でプロテクタ62内に湾曲状に収容されて、垂れ下がりによる渡り部66間での挟み込みが防止される。
図21は従来の常時給電装置の他の実施形態を示すものである(特許文献2参照)。
この常時給電装置70は、自動車のスライドドア等に適用され、合成樹脂製のプロテクタ71内にフラットワイヤハーネス72を略S字状に屈曲させて収容し、ワイヤハーネス72の各屈曲部を一対のローラ73,74で摺動自在に支持したものである。
一方のローラ73はプロテクタ71に軸支され、他方のローラ74はプロテクタ71の長形のガイド孔75に沿って移動自在であり、プロテクタ71がスライドドアに配置された場合、他方のローラ74が車両ボディ側のピン部76に支持されてスライドドアの開閉方向に移動し、ワイヤハーネス72がプロテクタ71の開口77から引き出される。
特開2001−354085号公報(第7〜9頁、図4〜図7) 特開2001−128348号公報
しかしながら、上記図19の常時給電装置60にあっては、プロテクタ62内にワイヤハーネス63を略半円状に収容するために、プロテクタ62が高さ方向に肥大化しやすく、スライドドア61内に大きな配置スペースを必要とするといった問題があった。
また、上記図21の常時給電装置にあっては、ワイヤハーネス72を二つのローラ73,74に沿って小さな径で屈曲させるために、フラットワイヤハーネス72ではなく通常の円形等のワイヤハーネスを使用する場合は、ローラ74とワイヤハーネスとの摺動抵抗が増大してワイヤハーネスの伸縮動作をスムーズに行えないといった問題や、ワイヤハーネスに大きな曲げ応力が作用してワイヤハーネスが経時的に摩耗や傷みを生じやすいという問題を生じる心配があった。
本発明は、上記した点に鑑み、プロテクタ等の装置構造を小型化することができると共に、ワイヤハーネスの伸縮動作をスムーズに行わせることができ、且つワイヤハーネスの屈曲耐久性を高めることのできる常時給電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る常時給電装置は、ワイヤハーネスをループ状に屈曲させ、該ワイヤハーネスのループ部に沿って弾性部材を設け、該弾性部材で該ループ部を拡径方向に付勢したことを特徴とする。
上記構成により、スライド構造体の開閉に伴ってワイヤハーネスが引っ張られた際に、弾性部材がワイヤハーネスのループ部と共に一体的に縮径され、ループ部を拡径方向に弾性的に付勢する。スライド構造体の半開時にワイヤハーネスが大きく弛もうとするが、弾性部材の付勢力でループ部が拡径されて弛みが吸収される。
弾性部材は常にループ部に密着ないし接触しており、あるいは弾性部材のほぼ全長に渡って常にループ部に密着ないし接触しており、弾性部材全体でループ部を支持することで、ループ部が常に円形ないしそれに近い形状に維持され、ワイヤハーネスに局部的な負荷がかからず、ワイヤハーネスのスムーズな伸縮が可能となり、ワイヤハーネスの屈曲耐久性が向上する。ワイヤハーネスがループ状に屈曲されることで、従来の湾曲状の屈曲形態に較べて給電構造が小型化される。
請求項2に係る常時給電装置は、請求項1記載の常時給電装置において、前記ループ部と前記弾性部材とをプロテクタの内側に配置したことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスのループ部がプロテクタで外部との干渉等から保護され、プロテクタ内の空間を有効に利用してループ部が拡縮(伸縮)することで、プロテクタが小型化される。
請求項3に係る常時給電装置は、請求項2記載の常時給電装置において、前記プロテクタのハーネス引出用の開口とは反対側において前記ループ部を支持するガイド部が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、プロテクタの開口からワイヤハーネスが外部に引き出され、それに伴ってワイヤハーネスのループ部がガイド部を支点に弾性部材と共に縮径し、ループ部の拡径時にはループ部がガイド部で垂れ下がりなく支持される。ガイド部はループ部を円形に保つ作用を助長(保証)すると共に屈曲を規制して最小屈曲半径を保証する。
請求項4に係る常時給電装置は、請求項2又は3記載の常時給電装置において、前記ループ部と該ループ部に続くハーネス部分とを隔てるガイド壁が前記プロテクタに設けられたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスのループ部と引出側のハーネス部分とがガイド壁で分離され、ワイヤハーネスの引出時や引込時におけるループ部と引出側のハーネス部分との擦れや、ループ部側の弾性部材と引出側のハーネス部分との擦れが防止される。
請求項5に係る常時給電装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の常時給電装置において、前記弾性部材が板ばねであり、該板ばねが前記ループ部の内周面に沿って配置されたことを特徴とする。
上記構成により、板ばねがループ部の内周面に沿って湾曲状ないしループ状に位置し、ループ部を拡径方向に付勢する。板ばねの基端は固定され、板ばねの先端は自由端となる。板ばねの基端はプロテクタの長形の開口とは反対側に位置することが好ましい。板ばねはループ部との摺動なくループ部の内周面に常時接触ないし密着する。
請求項6に係る常時給電装置は、請求項5記載の常時給電装置において、前記板ばねがループ状に巻かれて交差する長さに形成されたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスのループ部がループ状の板ばねでループ部の全周に渡って均一な力で安定に支持され、ループ部が真円ないしそれに近い形状に維持され、ワイヤハーネスへの局部的な負荷が皆無となり、ワイヤハーネスの伸縮が一層スムーズ化され、屈曲耐久性が一層向上する。
請求項7に係る常時給電装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の常時給電装置において、前記弾性部材がコイルばねであり、該コイルばねの内側に前記ループ部が挿通されたことを特徴とする。
上記構成により、スライド構造体の開閉時にワイヤハーネスの引出動作に伴ってワイヤハーネスのループ部がコイルばねと共に縮径されつつコイルばねで拡径方向に付勢され、スライド構造体の半開時にワイヤハーネスが大きく弛もうとするが、コイルばねの弾性反力でループ部が拡径されて弛みが吸収される。コイルばねはループ部の外周面を覆って保護する。
請求項8に係る常時給電装置は、請求項7記載の常時給電装置において、前記コイルばねの基端が前記ループ部の固定側で該ループ部又は前記プロテクタに固定され、該コイルばねの先端が該ループ部の可動側で該ループ部に対して摺動自在に該プロテクタに固定されたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスの引出動作に伴ってワイヤハーネスのループ部が縮径され、それに伴ってコイルばねが基端側の固定部を支点として長手方向に圧縮される。コイルばねの先端が基端に向けて圧縮方向に移動し、それに伴ってコイルばねの内周部はループ部の外周面を摺動する。圧縮されたコイルばねは伸長方向の復元力を有し、スライド構造体の半開時にワイヤハーネスが大きく弛もうとした際に、その復元力でループ部を拡径させて弛みを吸収する。コイルばねは基端を支点として先端方向に伸長する。コイルばねのばね常数はほぼ直線的に変化するから、急激な付勢力の増加や減少が起こらず、ループ部の拡径操作が安定して行われる。
請求項9に係る常時給電装置は、請求項8記載の常時給電装置において、前記コイルばねの先端に筒状のハーネスガイド部材が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、コイルばねの先端側がワイヤハーネスのループ部に沿って摺動する際に、ハーネスガイド部材によってワイヤハーネスとの摺動が引っ掛かりなくスムーズに行われる。
請求項10に係る常時給電装置は、請求項8又は9記載の常時給電装置において、前記コイルばねの先端側が小径に縮径されて前記ループ部に接し、該ループ部を大きな半径で湾曲させることを特徴とする。
上記構成により、コイルばねの先端側の小径部分がある程度の長さでワイヤハーネスのループ部にほぼ隙間なく摺動自在に接し、小径部分がある程度の強い曲げ剛性を発揮してワイヤハーネスの屈曲半径を大きく規定し、これによりばね先端側でのワイヤハーネスの折れ曲がりの心配が皆無となる。
請求項11に係る常時給電装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の常時給電装置において、前記弾性部材が前記ループ部の内側に配置された渦巻きばねであることを特徴とする。
上記構成により、スライド構造体の開閉時にワイヤハーネスの引出動作に伴ってワイヤハーネスのループ部が渦巻きばねと共に縮径されつつ渦巻きばねで拡径方向に付勢され、スライド構造体の半開時にワイヤハーネスが大きく弛もうとするが、渦巻きばねの弾性反力でループ部が拡径されて弛みが吸収される。ループ部の内周面に渦巻きばねの最外周面が接触する。渦巻きばねは中心部を支点にほぼ均等に縮径され、ループ部に対してほぼ均等な付勢力を発揮する。
請求項12に係る常時給電装置は、請求項11記載の常時給電装置において、前記渦巻きばねが中心から前記ワイヤハーネスの引出方向に巻かれたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスのループ部の縮径動作に伴って渦巻きばねの先端側がワイヤハーネスの引出方向に一体的に引っ張られて渦巻きばねがスムーズに縮径する。渦巻きばねの巻き方向が逆であると、ワイヤハーネスの引出時に渦巻きばねの先端側が拡径方向に引っ張られ、スムーズな伸縮動作が行われない。
請求項13に係る常時給電装置は、請求項11又は12記載の常時給電装置において、前記渦巻きばねの中心側の部分が前記プロテクタに固定され、該渦巻きばねの先端側の部分が前記ループ部に固定されたことを特徴とする。
上記構成により、渦巻きばねとワイヤハーネスのループ部とが滑りなく一体的に拡縮(伸縮)される。
請求項14に係る常時給電装置は、請求項13記載の常時給電装置において、前記渦巻きばねの中心側の部分が非対称の凹凸形状を有し、前記プロテクタに対する反転誤組付が防止されたことを特徴とする。
上記構成により、渦巻きばねを正規とは反対に(反転して)プロテクタに組み付けようとしても、例えば渦巻きばね側の凸部とプロテクタ側の凹部とが合致せず、渦巻きばねの組付を行うことができず、誤組付が防止される。
請求項15に係る常時給電装置は、請求項13又は14記載の常時給電装置において、前記渦巻きばねの先端側の部分が固定部材を介して前記ループ部に固定されたことを特徴とする。
上記構成により、固定部材で渦巻きばねの先端部とワイヤハーネスのループ部とが簡単且つ確実に固定される。固定部材としては、例えばばね差込口を有して、ループ部に一体成形等で固定されるものが好ましい。
請求項16に係る常時給電装置は、請求項1〜15の何れか1項に記載の常時給電装置において、前記ループ部側の保護チューブと引出側のワイヤハーネスの保護チューブとが連結部材を介して連結されたことを特徴とする。
上記構成により、種類(材質や形状)の異なる二種類の保護チューブが連結部材を介して簡単且つ確実に連結固定され、ワイヤハーネスが形成される。連結部材としては、例えば一方の保護チューブにインサート成形等で固定され、他方の保護チューブに対する保持部を有するものが好ましい。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、ワイヤハーネスがループ状に屈曲されることで、従来の湾曲状の屈曲形態に較べて給電構造が小型化されると共に、弾性部材全体でループ部を支持することで、ループ部が常に円形ないしそれに近い形状に維持され、ワイヤハーネスに局部的な負荷がかからず、ワイヤハーネスのスムーズな伸縮が可能となり、ワイヤハーネスの屈曲耐久性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、プロテクタ内の空間を有効に利用してループ部が拡縮(伸縮)することで、プロテクタの小型化が可能となり、プロテクタを含む給電装置アッセンブリとして搬送や車両への組付等の取り扱いが容易化する。
請求項3記載の発明によれば、ガイド部でループ部が支持されて真円に近い円形を維持することで、ループ部が一層スムーズに伸縮され、ワイヤハーネスの屈曲耐久性が一層向上する。
請求項4記載の発明によれば、ガイド壁でワイヤハーネスのループ部と引出側のハーネス部分との擦れや、ループ部側の弾性部材と引出側のハーネス部分との擦れが防止され、異音や摩耗の発生の心配が皆無となる。
請求項5記載の発明によれば、薄い板ばねによって構造が省スペース化・軽量化される。プロテクタ等への板ばねの固定も容易である。
請求項6記載の発明によれば、ワイヤハーネスのループ部がループ状の板ばねでループ部の全周に渡って均一な力で安定に支持されるから、ワイヤハーネスへの局部的な負荷が皆無となり、ワイヤハーネスの伸縮が一層スムーズ化され、屈曲耐久性が一層向上する。
請求項7記載の発明によれば、コイルばねでワイヤハーネスのループ部が全面に渡って弾性的に覆われるから、ループ部の折れ曲がり等が確実に防止され、且つループ部が外部との干渉等から保護されて保護チューブを省略可能となる。また、ループ部の長さに応じてコイルばねの長さを容易に設定ないし調節することができる。
請求項8記載の発明によれば、コイルばねの圧縮反力でワイヤハーネスのループ部の拡径動作が安定して行われ、ワイヤハーネスの弛み(余長)吸収が確実に行われる。
請求項9記載の発明によれば、ループ部の伸縮時にハーネスガイド部材でワイヤハーネスとの摺動が引っ掛かりなくスムーズに行われるから、異音や摩耗等の心配が皆無となる。
請求項10記載の発明によれば、コイルばねの先端側の小径部分がある程度の剛性を有してワイヤハーネスの屈曲半径を大きく規定するから、ばね先端側でのワイヤハーネスの折れ曲がりの心配が皆無となり、弛み吸収すなわち常時給電の信頼性が向上する。
請求項11記載の発明によれば、渦巻きばねがワイヤハーネスのループ部に対して均等に付勢力を発揮するから、ワイヤハーネスの弛み吸収が安定して確実に行われると共に、ガイドローラ等のガイド部が不要となる。
請求項12記載の発明によれば、ワイヤハーネスのループ部と一体に渦巻きばねが拡縮して、スムーズ且つ確実に弛み吸収を行うことができる。
請求項13記載の発明によれば、渦巻きばねとワイヤハーネスのループ部とが滑りなく一体的に拡縮(伸縮)されるから、渦巻きばねの復元力がループ部に確実に伝わってロスなくワイヤハーネスの弛み吸収が確実に行われる。
請求項14記載の発明によれば、渦巻きばねの取り付け方向が常に一定に保たれるから、誤組付防止が可能となる。
請求項15記載の発明によれば、固定部材で渦巻きばねの先端部とワイヤハーネスのループ部とを簡単且つ確実に固定することができ、給電装置の組立性が向上する。
請求項16記載の発明によれば、種類(材質や形状)の異なる二種類の保護チューブを連結部材を介して簡単且つ確実に連結固定することができ、ワイヤハーネスの組立性すなわち給電装置の組立性が向上する。
図1〜図3は、本発明の常時給電装置の第一の実施形態を示すものである。図1はスライドドア全閉時の状態、図2はスライドドア半開時の状態、図3はスライドドア全開時の状態をそれぞれ示している。
この常時給電装置1は、自動車のスライドドア等のスライド構造体に適用され、合成樹脂製のプロテクタ2と、プロテクタ2内でループ状に屈曲されたワイヤハーネス3に沿って配設された金属製の板ばね(弾性部材)6と、プロテクタ2内のワイヤハーネス3のループ部4を支持するガイドローラ(ガイド部)7とを備えたものである。
プロテクタ2は従来のプロテクタ(図19)よりも全高を低く低背に形成されている。プロテクタ2は、スライドドアのパネルに固定されるベースと、ベースに係止手段で開閉可能に係止されるカバーとで構成されるが、以下の各実施形態ではベースのみを図示し、カバーの図示を省略している。
プロテクタ2は前半と後半の各フラット部8,9の間において上から下に略扇状に窪んだ凹部10を有し、凹部10は上側が狭く且つ深く、下側が広く且つ除々に浅くなってフラット部8と同一化している。上側の幅狭部10aは一方のハーネス導出部11に続いている。ハーネス導出部11ないしその近傍においてワイヤハーネス3がバンド締め等の手段でプロテクタ2に固定され、ハーネス導出部11からスライドドアの電装品や補機側に配索されている。
プロテクタ2の内側でワイヤハーネス3は水平なハーネス導出部11から垂直な幅狭部10aを経て前半のフラット部8上でループ部4を形成しつつガイドローラ7を経て幅狭部10a内のハーネス部分12の表面上を通過(交差)して後半のフラット部9へと延びている。プロテクタ2の下端には他方のハーネス導出部として長形の開口13が設けられており、ワイヤハーネス3は下部開口13から渡り空間を経て車両ボディ側に配索されている。
プロテクタ2の上側と前側及び後側は周壁14で囲まれ、周壁14の外側にドアパネルに対する固定部15が設けられている。本例のプロテクタ2の前後は車両の前後と一致している。プロテクタ2の使用形態は図19の従来例と同様である。
プロテクタ2の前半のフラット部8の後端もしくは凹部10の幅狭部10a内に板ばね6の基部6aが下向きに固定され、ワイヤハーネス3のループ部4の内周面に沿って湾曲状ないしループ状に屈曲されている。板ばね6の基部6aをプロテクタ2に固定する手段は金属ブラケットやねじ止めやインサート成形等といった種々の手段を採用可能である。
板ばね6の先端には合成樹脂製の湾曲形状のキャップ16が固定され、キャップ16の湾曲状の溝に沿ってループ部4が脱落なく安定に支持されている。一例としてキャップ16は板ばね先端に対する差込口を有し、差込口内に板ばね係止部を有している。
キャップ16を用いずに板ばね6の先端部を溝状に湾曲させてキャップ16の代わりとしたり、板ばね6の先端を径方向内向きに屈曲させてループ部4への食い込みを防止したりすることも可能である。
本実施形態の板ばね6はスライドドアの全閉、半開、全開の何れの場合においても完全な環状とはならず、板ばね6の基部6aと先端(キャップ先端)との間に隙間を存する長さに設定されている。
板ばね6の長さが本実施形態よりも極端に短い場合はワイヤハーネス3のループ部4の形状が略円形に維持されにくく、長円形になりやすく、ループ部4がプロテクタ2の下部開口13から突出したり、あるいはループ部4の小径な屈曲部分に曲げ応力が集中しやすいため、板ばね6はなるべくループ状(環状)又はそれに近い長さに設定されることが好ましい。それにより、ワイヤハーネス3のループ部4が円形ないしそれに近い形状に維持される。
本実施形態よりも板ばね6を長くして、例えばスライドドア全閉、半開、全開の何れの状態においても板ばね6が完全な環状(ループ形状)を描くようにし、板ばね6の基部6aと先端部とを交差させることも有効である。また、スライドドアの全閉時や全開時に完全な環状となり、半開時に板ばね6の先端が基部6aから離間して位置する長さの板ばね6を用いてもよい。また、板ばね6に代えて断面円形や矩形ないし三角形等の棒状や線状のばね部材を用いることも可能である。
本実施形態においては板ばね6の基部6aに隣接(近接)してプロテクタ2の前半のフラット部8の上部側に合成樹脂製のガイドローラ7を回動自在に軸支して設けている。ガイドローラ7はワイヤハーネス3のループ部4を常にプロテクタ2の上部側に位置させると共に、ループ部4を真円に近い形状に維持させるために有効なものである。
ガイドローラ7の外周側を硬い材料で形成し、その内側をウレタン等の柔軟な材料で形成したり、あるいはローラ全体を合成ゴム等の柔軟な材料で形成して、ワイヤハーネス3の擦れ(摩耗)や擦れ音を低減させることも可能である。
ガイドローラ7に代えて、回転しない環状又は円形又は湾曲形状の部材や、プロテクタ2と一体の湾曲状のガイド壁等を用いることも有効である。ガイド壁については後述する。これらのガイド部はワイヤハーネス3のループ部4に沿った形状であることが好ましい。ワイヤハーネス3がプロテクタ2内で下降しない場合(例えば板ばね6が完全な環状となるほど長くてワイヤハーネス3を上向きに付勢する場合や、プロテクタ2を水平又は斜めに配置する場合等)はガイドローラ7やガイド壁を廃止することもできる。
本実施形態のワイヤハーネス3は上側のハーネス導出部11からスライドドア半開時(図2)の長さのループ部4にかけての範囲で外周を合成樹脂製の断面円形の網状(編み)チューブ17で覆われ、スライドドア半開時のループ部4の終端から下部開口13を経て車両ボディ側にかけての範囲で外周を合成樹脂製の断面長円形のコルゲートチューブ5で覆われている。
網状チューブ17によってワイヤハーネス3のループ部4が柔軟に屈曲可能となり、コルゲートチューブ5によってスライドドアと車両ボディとの間(渡り部)における保護が行われる。網状チューブ17やコルゲートチューブ5は保護チューブと総称される。両保護チューブ5,17の連結(繋ぎ)部分18はテープ巻きでもよく、あるいは後述の連結部材を用いてもよい。
上記網状チューブ17を廃止して複数本の電線をビニルテープで荒巻きして用いてもよく、あるいはコルゲートチューブ5に代えて網状チューブ17を連続して用いてもよい。コルゲートチューブ5は断面長円形に限らず断面円形のものであってもよい。
図1のスライドドア全閉状態(スライドドアを車両前方へスライドさせて閉止した状態)で、ワイヤハーネス3はガイドローラ7を支点に後方に引っ張られ、ループ部4は真円に近い形状で環状に縮径される。板ばね6はループ部4と一体的にループ状に縮径され、ループ部4を拡径方向に強く付勢する。
板ばね6の外面はループ部4の内面に常に(スライドドアの全閉、半開、全開に関係なく)密着している。ワイヤハーネス3の固定部側に板ばね6の基部6aが位置しているから、板ばね6に沿うハーネス部分(ループ部)4は板ばね長手方向に位置ずれすることなく常に板ばね6に接している。
図2のスライドドアの半開状態で、ワイヤハーネス3は大きく垂れ下がろう(弛もう)とするが、板ばね6の付勢力でループ部4が大きく拡径されつつプロテクタ2内にワイヤハーネス3が引き込まれて弛み(余長)が吸収される。プロテクタ2内にワイヤハーネス3が大きなループ状に収容されることで、プロテクタ2内のスペースが有効に活用され、プロテクタ2の形状が従来(図19)よりも小型化される。スライドドアの半開時においても板ばね6はループ部4をさらに拡径方向に付勢している。
図3のスライドドアの全開状態で、ワイヤハーネス3は前方へ引き出されつつプロテクタ2内でループ状に縮径され、スライドドア全閉時と同様に板ばね6がループ部4の内面に沿って一体的にループ状に屈曲しつつループ部4を拡径方向に付勢する。図1〜図3の如くスライドドアの開閉に伴ってワイヤハーネス3はプロテクタ2の下部開口13に沿って前後に揺動する。
何れの状態においても、ワイヤハーネス3が板ばね全体で伸縮自在に支持されてプロテクタ2内で真円に近い形状で縮径ないし拡径されるから、ワイヤハーネス3に局部的な負荷(曲げ応力)が作用せず、ワイヤハーネス3の屈曲耐久性が向上すると共に、ガイドローラ7やガイド壁といったガイド部との摺動抵抗が低減され、ワイヤハーネス3がスムーズに伸縮される。また、ワイヤハーネス3がプロテクタ2内の空間を有効に利用して環状に屈曲するから、プロテクタ2の高さ方向及び長さ(前後)方向の小型化が可能となる。
図4はプロテクタの他の実施形態を示すものである。このプロテクタ2’は上記実施形態のガイドローラ7を廃止して、代わりにばねガイド壁(ばねガイド壁)19を設けると共に、下部開口13とガイド壁19との間でハーネスガイド壁20を設けたものである。その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。
ばねガイド壁19は板ばね6(図1)の屈曲(曲がり過ぎ)を規制して最小屈曲半径を保証し、それと同時にワイヤハーネス3を沿わせるガイド壁として作用するものである。ばねガイド壁19はプロテクタ2’の前半のフラット部8すなわち垂直な基板部から一体に突出され、フラット部8に沿って半円状ないし円弧状に湾曲形成されている。ばねガイド壁19の外径は例えば図1のドア全閉時や図3のドア全開時における板ばね6の最小内径よりも少し小さく設定されることが好ましい。
図1のドア全閉時や図3のドア全開時に板ばね6が小さく縮径された際に、ばねガイド壁19の外周面に少しの隙間を存して板ばね6が位置し、例えばスライドドアの急激な開閉等でワイヤハーネス3が強く引っ張られた際に、板ばね6がガイド壁19に沿って接し、それ以上の板ばね6の縮径が阻止され、板ばね6の塑性変形や破損等が防止される。
それと同時に、図1のガイドローラ7の代わりにワイヤハーネス3がばねガイド壁(ガイド部)19に接して支持され、ループ部4(図1)がほぼ真円形状に維持されて、無理な曲げ応力がかからず、ワイヤハーネス3の屈曲耐久性が向上する。
ハーネスガイド壁20はプロテクタ2’の中央の凹部10を挟んでばねガイド壁19の下側に配置され、凹部10の後端と同一面に突出し、プロテクタ2’の周壁14の前端部下側にかけて湾曲状に延びている。ハーネスガイド壁20とばねガイド壁19との突出高さは同じである。
ばねガイド壁19に沿って後方に円弧状に導かれたワイヤハーネス3(図3)はハーネスガイド壁20の外面に沿ってプロテクタ2’の下部開口13から車両ボディ側に導出される。特に図3のスライドドアの全開時にワイヤハーネス3がハーネスガイド壁20に沿って前方へ引き出され、ワイヤハーネス3の引出側部分21とループ部4とがハーネスガイド壁20で隔離されるから、引出側部分21とループ部4との摺動が起こらず、摩擦抵抗の軽減と摩耗の防止が促進される。
図4のプロテクタ2’はばねガイド壁19とハーネスガイド壁20との両方を備えるが、ばねガイド壁19とハーネスガイド壁20との何れか一方を備えたプロテクタや、前記ガイドローラ7とハーネスガイド壁20とを備えたプロテクタ等も有効である。これらのプロテクタは後述の実施形態の常時給電装置においても適用可能である。
図5〜図8は、本発明に係る常時給電装置の第二の実施形態を示すものである。前記実施形態と同様の構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この常時給電装置23は、自動車のスライドドア等のスライド構造体に適用され、合成樹脂製のプロテクタ2と、プロテクタ2内でループ状に屈曲されたワイヤハーネス3の外周面に沿って配設された金属製のコイルばね(弾性部材)24と、プロテクタ2内のワイヤハーネス3のループ部4を支持するガイドローラ(ガイド部)7とを備えたものである。プロテクタ2の構造は第一の実施形態と同様である。
コイルばね24は比較的細径なばね線をコイル状に多数巻きして構成される。コイルばね24の一端24aはワイヤハーネス3のループ部4の基端(固定端)側でループ部4又はプロテクタ2に固定され、コイルばね24の他端24bはループ部4の先端(移動端)側でプロテクタ2に固定されている。これにより、コイルばね24はループ部4の縮径に伴って圧縮され、ループ部4の拡径に伴って伸長される。ループ部4が最も拡径された状態(図6)においてもコイルばね24は伸び方向の反発力を有するように少し圧縮された状態でセットされている。
コイルばね24の基端24aは例えばワイヤハーネス外周の網状チューブ17等に合成樹脂製の環状の固定部材25で固定したり、あるいはプロテクタ2から一体に突設された固定座部に着座する等して固定する。コイルばね24の先端24bは例えばプロテクタ2から一体に突設された固定座部に着座したり、あるいはコイルばね24の他端24bに嵌合した半環状の固定座部や一対のリング26や一対の柱状の固定部材をプロテクタ2にねじ止めや係止、溶着等の手段で固定する。
ガイドローラ7は固定部26の近傍でコイルばね4ではなくワイヤハーネス3のループ部4を支持する。ガイドローラ7は固定部26と凹部10との間に配置されている。コイルばね24の先端24bをガイドローラ7の位置で固定すれば、その固定部26がハーネスガイドの作用をしてガイドローラ7は不要となる。コイルばね24の基端24aをプロテクタ2に固定する場合は、その固定部25に首振り機構を設けてもよく、それによってループ部4の拡径・縮径時の径方向の移動にスムーズに追従することができる。これはコイルばね24の先端24bの固定部26においても同様である。
ワイヤハーネス3はプロテクタ2の中央の凹部10内を通ってプロテクタ上部から外部に導出され、ハーネス導出部11の近傍で固定されている。凹部10を通ってプロテクタ2内に導入されたワイヤハーネス3のループ部4は垂直な基板部である前半のフラット部8の内面に沿って拡縮自在である。
図5のスライドドア全閉状態でワイヤハーネス3のコルゲートチューブ5側が後方に引っ張られつつ、プロテクタ2内でループ部4がガイドローラ7やコイルばね先端24bの固定部26を支点として小径に縮径され、それに伴ってコイルばね24が圧縮されて径方向の反発力(拡がろうとする力)を生じる。
この反発力によって、図6のスライドドア半開時にワイヤハーネス3が自重で垂れ下がろうとしても、ループ部4が大きく拡径されて、弛み(余長)が吸収される。コイルばね24はループ部4を拡径させつつ環状に伸長(拡径)する。伸長した状態でコイルばね24はさらに伸長(拡径)方向の付勢力を存している。ループ部4はガイドローラ7に沿って低摩擦でスムーズに移動して拡径(図6)又は縮径(図5,図8)する。
図7は図6のA−A断面を示すものであり、ベース2aとカバー2bで構成されるプロテクタ2内に少しの隙間を存してコイルばね24が位置し、コイルばね24の内側に少しの隙間を存してワイヤハーネス3である複数の電線27とそれを覆う網状チューブ17とが長手方向移動自在に収容されている。網状チューブ17は連結部18(図5)でコルゲートチューブ5に連結されている。
図8のスライドドア全開状態で、ワイヤハーネス3は前方に引き出され、それに伴ってループ部4が縮径されつつコイルばね24が圧縮される。スライドドアを全開から全閉にする際には上記逆の動作が行われる。何れの状態においても、ワイヤハーネス3がコイルばね24全体で伸縮自在に支持されるから、ワイヤハーネス3に局部的な負荷がかからず、ワイヤハーネス3の屈曲耐久性が向上する。
上記図5〜図8のコイルばね24の先端24bには図9の如く擦れ防止用のキャップ(ハーネスガイド部材)28を設けることが可能である。キャップ28は合成樹脂を材料として、先端に向かうにつれて漸次拡径する如く略ラッパ状に形成される。本例ではプロテクタ2のベース2aとカバー2bの内壁面に沿うように略矩形筒状にキャップ28が形成されている。
キャップ28の基端にコイルばね24の先端24bがモールド成形や係止等の手段で固定され、コイルばね24の先端側の部分が固定部26でプロテクタ2に固定される。キャップ28の両側壁29には首振り用の孔部30又は軸部を設けてプロテクタ2の軸部又は孔部に回動自在に係合させることも可能である。キャップ28によってコイルばね24の先端24bとワイヤハーネス3との擦れによる摩耗や異音等の発生が防止される。キャップ28はハーネスガイドの作用も兼ねるから、図5〜図8のガイドローラ7は不要となる。
図10に示す如く、図5〜図8のコイルばね24の先端部分24cを他の部分よりも小径に形成し、ワイヤハーネス3に若干の隙間で(ほぼ隙間なく)接触させることで、ばね先端24bから導出されるハーネス部分3aの屈曲半径を大きく規制することも可能である。コイルばね24の小径部24cによってワイヤハーネス3が曲がりにくくなり、屈曲半径が大きく保たれて応力集中が防止される。
図10のコイルばね24の小径部24cの先端24bに図9のキャップ28を装着することも有効である。また、コイルばね24や第一の形態の板ばね6あるいは後述の渦巻きばねを金属ではなく合成樹脂等で形成することも可能である。また、コイルばね24を長手方向に圧縮させることをせずに、弾性の強いコイルばねを前記板ばね6の代わりに用いて、コイルばねの曲げ反力でワイヤハーネス3のループ部4を拡径させることも可能である。
図4のプロテクタ2’を用いれば、ワイヤハーネス3の引出部分とループ部周囲のコイルばね24とがハーネスガイド壁20で隔絶されて相互の擦れが防止されると共に、ばねガイド壁19によってコイルばね24の最小屈曲径が規定されてコイルばね24の曲がり過ぎが防止される。
図11〜図14は、本発明に係る常時給電装置の第三の実施形態を示すものである。図11はスライドドア全閉状態、図12はスライドドア半開状態、図13はスライドドア全開状態、図14は図11のB−B断面図である。
この常時給電装置31は、図11〜図13の如く、自動車のスライドドア等のスライド構造体に適用され、合成樹脂製のプロテクタ2と、プロテクタ2内でループ状に屈曲されたワイヤハーネス3の内側に配設された金属製の渦巻きばね(弾性部材)32とを備えたものである。
プロテクタ2の構造は第一の実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。渦巻きばね32でワイヤハーネス3のループ部4を径方向に均一に付勢することで、前例のガイドローラ7が不要となっている。
渦巻きばね32は金属製の帯板材を用いて、中心(基端)側の短い真直な固定部33と、固定部33から径を漸次拡大しつつ螺旋状に巻かれた巻き部34と、巻き部34の最外周先端の真直な接線方向の固定部35とで構成されている。
渦巻きばね32の巻き方向は中心からワイヤハーネス3の引出(引張)方向に巻いている(外周から中心にかけてワイヤハーネス3の引出反対方向に巻いている)ことが好ましい。引出方向を符号Eで示す。この巻き方向によってワイヤハーネス3との摺動抵抗が小さくなり、図12のワイヤハーネス3の巻取りや図11,図13のワイヤハーネス3の引出しがスムーズ且つ確実に行われる。
図14の如く、ベース2aとカバー2bとで成るプロテクタ2の内側に渦巻きばね32が装着され、渦巻きばね32の外周面に沿ってワイヤハーネス3がループ状に配索されている。ワイヤハーネス3のループ部4において複数本の電線27は網状チューブ17で覆われている。網状チューブ17は連結部18(図11)でコルゲートチューブ5に続いている。
図15は図11のC−C断面すなわち渦巻きばね32の中心側の固定部33を示すものであり、プロテクタ2のベース2aとカバー2bとで挟まれるようにして固定部33がプロテクタ2のボス部36(図11)の溝に挿入固定されている。固定部33は板幅方向に非対称に形成され、渦巻きばね32を前後又は上下に反転して誤組付できないようになっている。図15で符号38は固定部32側の凸部又はプロテクタ2側の凹部、符号38’は固定部側の凹部又はプロテクタ側の凸部を示している。
図16(a)(b)は渦巻きばね32の外周側先端の固定部35を示すものであり、ワイヤハーネス外周の網状チューブ17に合成樹脂製の環状の固定部材39がインサート成形等で固定され、固定部材39に渦巻きばね32の固定部35を挿入するスリット状の差込口40が設けられ、差込口40内に係止突起41が設けられ、渦巻きばね32の固定部35に係合孔42が設けられ、固定部35を差込口40に挿入して係止手段41,42で係止可能となっている。固定部35は先端に切欠部43を有し、固定部材39は差込口40内に段部(突部)44を有しており、渦巻きばね32を反転して誤組付できないようになっている。
図11の如く、渦巻きばね32の中心側の固定部33を固定するボス部36はプロテクタ2の前半の垂直なフラット部(基板部)8に設けられ、渦巻きばね32はプロテクタ2の前半部に配置されている。スライドドアの開閉に伴い、プロテクタ2の後半のフラット部(基板部)8に沿ってワイヤハーネス3のコルゲートチューブ5側の部分が揺動する。
図11のスライドドア全閉状態でワイヤハーネス3は矢印Eの如く後方に引っ張られ、それに伴って渦巻きばね32は縮径し、引張反対方向の復元力を蓄え、ばね先端の固定部35はプロテクタ中央の凹部10側に位置する。
図12のスライドドア半開状態でワイヤハーネス3は大きく弛もうとするが、渦巻きばね32が弾性的に復元して拡径し、ワイヤハーネス3のループ部4を拡径させて弛みを吸収する。図12のドア半開状態で渦巻きばね32は完全に復元されるのではなく、矢印F方向の復元力を少し存していることが好ましい。ばね先端の固定部35はプロテクタ2の前端寄りに位置する。
図13のスライドドア全開状態でワイヤハーネス3は前方に引き出され、渦巻きばね32はワイヤハーネス3のループ部4と共に縮径される。ばね先端の固定部35は図12からほぼ180度回転して図11の固定部35よりも下方に位置する。
何れの状態においても、渦巻きばね32全体でワイヤハーネス3を伸縮自在に支持するから、ワイヤハーネス3に局部的な負荷がかからず、ワイヤハーネス3の屈曲耐久性が向上する。また、ガイドローラ7が不要であるから、部品削減による低コスト化が可能である。
なお、ドア全閉時や全開時の渦巻きばね32の縮径を規制するために、渦巻きばね32の内側に図4のばねガイド壁19のような屈曲規制壁を設けることも可能である。また、ばね先端を固定する固定部材39はワイヤハーネス3に挟持等で固定するようにしてもよい。ワイヤハーネス外周の網状チューブ17は好適な一例であり、他の保護チューブを用いたり、あるいは保護チューブを全く用いずに複数本の電線をビニルテープで荒巻等することも可能である。
図12(ドア半開状態)の如く、ワイヤハーネス3のループ部4すなわち渦巻きばね32に接触する部分は網状チューブ17といった柔軟な保護チューブで覆われ、ループ部4から車両ボディ側にかけてコルゲートチューブ5で覆われている。これは第一及び第二の実施形態においても同様である。この材質の異なる二つのチューブ5,17を連結する手段として、図17〜図18に示す連結(固定)手段が用いられる。
図17の如く網状チューブ17に合成樹脂製の固定部材45がインサート成形で固定され、固定部材45の内側にコルゲートチューブ5が挟持固定されている。両チューブ5,17内には複数の電線27が挿通されている。インサート成形に代えて溶着や接着等で網状チューブ17を固定部材45に固定することも可能である。
図18の如く、固定部材45は網状チューブ固定部46とコルゲートチューブ固定部47とで一体に構成され、コルゲートチューブ固定部47はチューブ径方向に二分割してヒンジ48を介して開閉自在に形成され、内周側にコルゲートチューブ5の凹溝5aに係合する凸条49を有して、係止爪50と係合枠片51といった係止手段で相互に係止される。図17では断面長円形のコルゲートチューブ5に対応した内周面を有した固定部47を示しているが、断面円形のコルゲートチューブに対応して断面円形の内周面を有する固定部を形成することも可能である。この固定部材45によって種類や径の異なる保護チューブ同士を簡単且つ確実に連結させることができ、常時給電装置の製造(組立)が容易化される。
なお、図17〜図18の連結構造は上記各弾性部材6,24,32を用いた給電構造に限らず、あらゆる場合における二つの種類や材質の異なる保護チューブの連結に適用することができる。この連結構造は、一方のチューブ17に固定部材45の一方の部分46を一体的に又は別体で固定し、他方のチューブ5を固定部材45の他方の部分47で挟持又は保持することを特徴としている。
また、上記各実施形態においてはプロテクタ2を用いたが、プロテクタ2に代えて例えばスライドドア側の凹部を用い、凹部にカバーのみを施す、あるいは車両ボディでカバー代わりとすることも可能である。
本発明に係る常時給電装置の第一の実施形態を示すスライドドア全閉時の正面図である。 同じく常時給電装置を示すスライドドア半開時の正面図である。 同じく常時給電装置を示すスライドドア全開時の正面図である。 常時給電装置におけるプロテクタの他の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る常時給電装置の第二の実施形態を示すスライドドア全閉時の正面図である。 同じく常時給電装置を示すスライドドア半開時の正面図である。 プロテクタ内を示す図6のA−A断面図である。 同じく常時給電装置を示すスライドドア全開時の正面図である。 ハーネス付勢用のコイルばねの先端に設けるガイド部材(キャップ)の一形態を示す斜視図である。 コイルばねの先端部形状の一形態を示す斜視図である。 本発明に係る常時給電装置の第三の実施形態を示すスライドドア全閉時の正面図である。 同じく常時給電装置を示すスライドドア半開時の正面図である。 同じく常時給電装置を示すスライドドア全開時の正面図である。 プロテクタ内を示す図11のB−B断面図である。 渦巻きばねの一端の固定部を示す図11のC−C断面図である。 渦巻きばねの他端の固定部を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のD−D断面図である。 ハーネス保護チューブ同士の連結部材の一形態を示す斜視図である。 同じく連結部材を示す展開状態の平面図である。 従来の常時給電装置の一形態を示すスライドドア閉時の斜視図である。 同じく常時給電装置を示すスライドドア半開時の斜視図である。 従来の常時給電装置の他の形態を示す斜視図である。
符号の説明
1,23,31 常時給電装置
2,2’ プロテクタ
3 ワイヤハーネス
4 ループ部
5 コルゲートチューブ(保護チューブ)
6 板ばね(弾性部材)
7 ガイドローラ(ガイド部)
13 開口
17 網状チューブ(保護チューブ)
19 ガイド壁(ガイド部)
20 ガイド壁
24 コイルばね(弾性部材)
24a 基端
24b 先端
24c 先端部分
28 キャップ(ハーネスガイド部材)
32 渦巻きばね(弾性部材)
33 中心側の固定部
35 先端側の固定部
38,38’ 凸部又は凹部
39 固定部材
45 連結部材

Claims (16)

  1. ワイヤハーネスをループ状に屈曲させ、該ワイヤハーネスのループ部に沿って弾性部材を設け、該弾性部材で該ループ部を拡径方向に付勢したことを特徴とする常時給電装置。
  2. 前記ループ部と前記弾性部材とをプロテクタの内側に配置したことを特徴とする請求項1記載の常時給電装置。
  3. 前記プロテクタのハーネス引出用の開口とは反対側において前記ループ部を支持するガイド部が設けられたことを特徴とする請求項2記載の常時給電装置。
  4. 前記ループ部と該ループ部に続くハーネス部分とを隔てるガイド壁が前記プロテクタに設けられたことを特徴とする請求項2又は3記載の常時給電装置。
  5. 前記弾性部材が板ばねであり、該板ばねが前記ループ部の内周面に沿って配置されたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の常時給電装置。
  6. 前記板ばねがループ状に巻かれて交差する長さに形成されたことを特徴とする請求項5記載の常時給電装置。
  7. 前記弾性部材がコイルばねであり、該コイルばねの内側に前記ループ部が挿通されたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の常時給電装置。
  8. 前記コイルばねの基端が前記ループ部の固定側で該ループ部又は前記プロテクタに固定され、該コイルばねの先端が該ループ部の可動側で該ループ部に対して摺動自在に該プロテクタに固定されたことを特徴とする請求項7記載の常時給電装置。
  9. 前記コイルばねの先端に筒状のハーネスガイド部材が設けられたことを特徴とする請求項8記載の常時給電装置。
  10. 前記コイルばねの先端側が小径に縮径されて前記ループ部に接し、該ループ部を大きな半径で湾曲させることを特徴とする請求項8又は9記載の常時給電装置。
  11. 前記弾性部材が前記ループ部の内側に配置された渦巻きばねであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の常時給電装置。
  12. 前記渦巻きばねが中心から前記ワイヤハーネスの引出方向に巻かれたことを特徴とする請求項11記載の常時給電装置。
  13. 前記渦巻きばねの中心側の部分が前記プロテクタに固定され、該渦巻きばねの先端側の部分が前記ループ部に固定されたことを特徴とする請求項11又は12記載の常時給電装置。
  14. 前記渦巻きばねの中心側の部分が非対称の凹凸形状を有し、前記プロテクタに対する反転誤組付が防止されたことを特徴とする請求項13記載の常時給電装置。
  15. 前記渦巻きばねの先端側の部分が固定部材を介して前記ループ部に固定されたことを特徴とする請求項13又は14記載の常時給電装置。
  16. 前記ループ部側の保護チューブと引出側のワイヤハーネスの保護チューブとが連結部材を介して連結されたことを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の常時給電装置。
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