JP2005116141A - ウォブル信号復調回路及び光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を精度良く復調することができるウォブル信号復調方法を提供する。
【解決手段】ウォブル信号Swbの基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分をウォブル信号から抽出し、その周波数成分と搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて位相変調波部の位相復調を行なう。これによれば、ウォブル信号に含まれる低周波ノイズを除去しても、位相復調される信号には基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分がそのまま残留しているため、位相変調波部の信号劣化を抑制することができる。そこで、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識することが可能となり、結果としてウォブル信号を精度良く復調することができる。
【選択図】図11

Description

本発明は、ウォブル信号復調方法、ウォブル信号復調回路及び光ディスク装置に係り、さらに詳しくは、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を復調するウォブル信号復調方法、ウォブル信号復調回路及び該ウォブル信号復調回路を備える光ディスク装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略述する)は、その機能が向上し、音楽、映画、及び写真などの情報(以下「コンテンツ」ともいう)を取り扱うことができるようになってきた。これらコンテンツは情報量が非常に大きいために、CD(compact disc)の約7倍相当の情報をCDと同じ直径のディスクに記録可能としたDVD(digital versatile disc)が注目され、その低価格化とともに、DVDを情報記録の対象媒体とする光ディスク装置がパソコンの周辺機器の一つとして用いられるようになった。
また、パソコンを用いてコンテンツを加工することが可能であり、例えばハンディタイプの録画装置などで撮影した種々のシーンを繋いだり、あるいは入れ替えたりすることが容易にできるようになった。このような場合には、DVDへの追記が頻繁に行なわれることとなる。そこで、DVDへの追記の際には、すでに記録されているデータが破壊されないように記録開始位置を決定することが重要である。
例えば、追記型光ディスクであるDVD+R(DVD+recordable)や書き換え可能型光ディスクであるDVD+RW(DVD+rewritable)では、あらかじめ製造時に情報記録用のトラックを蛇行(ウォブリング)させ、その蛇行形状を位相変調することによりトラックにおける位置情報(アドレス情報)に対応する情報などを記録している。なお、以下では便宜上、DVD+RとDVD+RWとを総称して「DVD+系」ともいう。このDVD+系に対応した光ディスク装置では、トラックからの反射光に基づいて蛇行形状に対応するウォブル信号を検出し、位相復調してトラックにおける位置情報などを取得している。そして、その位置情報に基づいて記録開始位置を決定している。
ところで、DVDの普及に伴い、記録速度の高速化に対する要求が大きくなってきている。しかしながら、今後記録速度が更に高速化されると、ウォブル信号の位相復調精度を維持するには、トラックからの反射光に含まれるノイズを更に精度良く除去あるいは低減する必要がある。
例えば、ウォブル信号から基準クロック信号を生成するためのPLL(Phase Locked Loop)回路での帯域ずれを補償する光ディスク装置が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、特許文献1に開示されている光ディスク装置では、ウォブル信号の周波数変動に対してはある程度補正することができるが、ノイズの影響に関してはほとんど考慮されていないため、記録速度が高速化されると、ウォブル信号の位相復調精度が低下するおそれがあった。
また、テレビ番組などを磁気テープに録画する装置であるビデオデッキも、録画可能時間が飛躍的に長いDVDを記録媒体とするDVDビデオレコーダーにとってかわりつつあり、画像品質の向上に伴い、今後DVDにおける記録速度が更に高速化することが予想される。
特開平11−203681号公報
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を精度良く復調することができるウォブル信号復調方法及びウォブル信号復調回路を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、記録品質に優れた記録を高速度で行うことができる光ディスク装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、蛇行したトラックが形成された光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調方法であって、前記基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分を前記ウォブル信号から抽出する第1工程と;前記抽出された周波数成分と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう第2工程と;を含むウォブル信号復調方法である。
これによれば、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号は、その基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分が抽出され(第1工程)、その抽出された周波数成分と搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて位相変調波部の位相復調が行なわれる(第2工程)。この場合には、例えばウォブル信号に含まれる低周波ノイズを除去しても、位相復調される信号には基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分がそのまま残留しているため、位相変調波部の信号劣化を抑制することができる。従って、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識することが可能となり、結果として光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を精度良く復調することができる。
請求項2に記載の発明は、蛇行したトラックが形成された光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調方法であって、前記基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にある特定周波数未満の周波数成分を前記ウォブル信号から抽出する第1工程と;前記抽出された周波数成分と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう第2工程と;を含むウォブル信号復調方法である。
これによれば、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号は、その基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にある特定周波数未満の周波数成分が抽出され(第1工程)、その抽出された周波数成分と搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて位相変調波部の位相復調が行なわれる(第2工程)。この場合には、例えばウォブル信号に含まれる高周波ノイズを除去しても、位相復調される信号には基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にある特定周波数未満の周波数成分がそのまま残留しているため、位相変調波部の信号劣化を抑制することができる。従って、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識することが可能となり、結果として光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を精度良く復調することができる。
請求項3に記載の発明は、蛇行したトラックが形成された光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調回路であって、前記基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分を透過させるハイパスフィルタ回路と;前記ハイパスフィルタ回路の出力信号と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう位相復調回路と;を備えるウォブル信号復調回路である。
これによれば、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号は、基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分がハイパスフィルタ回路を透過する。そして、位相復調回路によりハイパスフィルタ回路の出力信号と搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて位相変調波部の位相復調が行なわれる。この場合には、例えばハイパスフィルタ回路によりウォブル信号に含まれる低周波ノイズを除去しても、位相復調される信号には基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分がそのまま残留しているため、位相変調波部の信号劣化を抑制することができる。従って、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識することが可能となり、結果として光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を精度良く復調することができる。
この場合において、請求項4に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記ハイパスフィルタ回路のカットオフ周波数は、前記基本周波数の1/5以下の周波数であることとすることができる。
この場合において、請求項5に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記基本周波数に基づいて前記ハイパスフィルタ回路のカットオフ周波数を設定するハイパスフィルタ用カットオフ周波数設定回路を更に備えることとすることができる。
請求項6に記載の発明は、蛇行したトラックが形成された光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調回路であって、前記基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にある特定周波数未満の周波数成分を透過させるローパスフィルタ回路と;前記ローパスフィルタ回路の出力信号と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう位相復調回路と;を備えるウォブル信号復調回路である。
これによれば、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号は、基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にある特定周波数未満の周波数成分がローパスフィルタ回路を透過する。そして、位相復調回路によりローパスフィルタ回路の出力信号と搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて位相変調波部の位相復調が行なわれる。この場合には、例えばローパスフィルタ回路によりウォブル信号に含まれる高周波ノイズを除去しても、位相復調される信号には基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にある特定周波数未満の周波数成分がそのまま残留しているため、位相変調波部の信号劣化を抑制することができる。従って、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識することが可能となり、結果として光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を精度良く復調することができる。
この場合において、請求項7に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記ウォブル信号に含まれる前記基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分を透過させるハイパスフィルタ回路を更に備え、前記ローパスフィルタ回路は、前記ハイパスフィルタ回路の出力信号に含まれる前記特定周波数未満の周波数成分を透過させることとすることができる。
この場合において、請求項8に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記ハイパスフィルタ回路のカットオフ周波数は、前記基本周波数の1/5以下の周波数であることとすることができる。
この場合において、請求項9に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記基本周波数に基づいて前記ハイパスフィルタ回路のカットオフ周波数を設定するハイパスフィルタ用カットオフ周波数設定回路を更に備えることとすることができる。
上記請求項6〜9に記載の各ウォブル信号復調回路において、請求項10に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記ローパスフィルタ回路のカットオフ周波数は、前記特定周波数であることとすることができる。
この場合において、請求項11に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記基本周波数に基づいて前記ローパスフィルタ回路のカットオフ周波数を設定するローパスフィルタ用カットオフ周波数設定回路を更に備えることとすることができる。
上記請求項3〜11に記載の各ウォブル信号復調回路において、請求項12に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記ウォブル信号から前記基本周波数を求める基本周波数取得回路を更に備えることとすることができる。かかる場合には、光ディスクの回転数が変化し、基本周波数が変化しても、安定してウォブル信号から位相変調波部を精度良く復調することができる。
請求項13に記載の発明は、蛇行したトラックが形成された記録面を有する光ディスクに対して、データの記録、再生及び消去のうち少なくとも記録を行なう光ディスク装置であって、前記光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号の位相変調波部を復調する請求項3〜12のいずれか一項に記載のウォブル信号復調回路と;前記ウォブル信号復調回路の出力信号から得られる前記トラックにおける位置情報に基づいて記録開始位置を決定し、前記光ディスクにデータを記録するデータ記録手段と;を備える光ディスク装置である。
これによれば、請求項3〜12のいずれか一項に記載のウォブル信号復調回路にてウォブル信号が搬送波部から生成されたクロック信号に同期して精度良く復調されるため、記録速度が高速であってもウォブル信号復調回路の出力信号から位置情報を正しく取得することが可能となる。従って、データ記録手段では、記録開始位置を精度良く決定することができ、結果として記録品質に優れた記録を高速度で行うことが可能となる。
この場合において、請求項14に記載の光ディスク装置の如く、前記光ディスクはDVD+RあるいはDVD+RWの規格に準拠した光ディスクであることとすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図21に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置20の概略構成が示されている。
この図1に示される光ディスク装置20は、光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、モータドライバ27、再生信号処理回路28、サーボコントローラ33、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、フラッシュメモリ39、CPU40及びRAM41などを備えている。なお、図1における接続線は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。なお、本実施形態では、一例としてDVD+Rの規格に準拠した情報記録媒体が光ディスク15に用いられるものとする。
光ディスク15の記録面には、スパイラル状の案内溝としてのグルーブ(Gとする)が形成されている。一般に光ディスクでは、レーザ光の入射方向からみたときに、凸形状となる部分をグルーブG、凹形状となる部分をランド(Lとする)と呼んでいる。ここでは、グルーブGが情報記録用のトラックであり、グルーブGにデータが記録される。また、グルーブGは、一例として図2に示されるように、蛇行(ウォブリング)している。
DVD+Rの規格によると、トラックの蛇行形状はADIPユニットと搬送波とによって決定される。ADIPユニットには種々の情報が含まれている。また、搬送波は基準クロック信号などを生成するのに用いられる。本実施形態では、搬送波とADIPユニットとから構成される基本単位を情報フレームと呼ぶこととする。また、情報フレームにおける搬送波の部分を搬送波部と呼ぶこととする。1つの情報フレームの大きさは、図3に示されるように、搬送波の1周期(ウォブル周期ともいう)分の大きさを1ウォブルとすると、93ウォブル(ウォブル番号Nw=0〜92)である。そして、ウォブル番号Nw=0〜7がADIPユニット、ウォブル番号Nw=8〜92が搬送波部である。データが記録される領域であるデータ・ゾーンにおけるADIPユニットは、同期情報が含まれている領域(以下「同期情報部」という)とアドレス情報が含まれている領域(以下「ADIP情報部」という)とから構成されている。そして、ウォブル番号0〜3が同期情報部、ウォブル番号4〜7がADIP情報部である。すなわち、同期情報部の大きさは4ウォブル、ADIP情報部の大きさは4ウォブルである。上記各情報部はそれぞれ位相変調(PSK:Phase Shift Keying)されている。
ADIP情報部は、4ウォブルで1ビットのデータを表している。データが「0」のときは、図4(A)に示されるように、前方の2ウォブルを搬送波部と同位相とし、後方の2ウォブルを搬送波部と逆位相とする。一方、データが「1」のときは、図4(B)に示されるように、前方の2ウォブルを搬送波部と逆位相とし、後方の2ウォブルを搬送波部と同位相とする。なお、アドレスデータを得るには51ビットのデータが必要である。
同期情報部は、次の情報フレームにおけるADIP情報部にデータの先頭ビットが格納されているときには、図5(A)に示されるように、ワード同期(word sync)情報、すなわち4ウォブル全てを搬送波部と逆位相とする。また、ADIP情報部にデータが格納されているときには、図5(B)に示されるように、ビット同期(bit sync)情報、すなわち先頭の1ウォブルを搬送波部と逆位相とし、残りの3ウォブルを搬送波部と同位相とする。従って、図6に示されるように、52個の情報フレームから1つのアドレスデータが得られる。
前記光ピックアップ装置23は、前記トラックが形成された光ディスク15の記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するための装置である。この光ピックアップ装置23は、一例として図7に示されるように、光源ユニット51、コリメートレンズ52、ビームスプリッタ54、対物レンズ60、検出レンズ58、受光器PD、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ(いずれも図示省略))などを備えている。
上記光源ユニット51は、波長が660nmのレーザ光を発光する光源としての半導体レーザLDを含んで構成されている。なお、本実施形態では、光源ユニット51から出射されるレーザ光の光束の最大強度出射方向を+X方向とする。
前記コリメートレンズ52は、光源ユニット51の+X側に配置され、光源ユニット51から出射された光束を略平行光とする。
前記ビームスプリッタ54は、コリメートレンズ52の+X側に配置され、コリメートレンズ52で略平行光とされた光束をそのまま透過させる。また、ビームスプリッタ54は、光ディスク15の記録面で反射され、前記対物レンズ60を介して入射する光束(戻り光束)を−Z方向に分岐する。
前記対物レンズ60は、ビームスプリッタ54の+X側に配置され、ビームスプリッタ54を透過した光束を集光する。
前記検出レンズ58は、ビームスプリッタ54の−Z側に配置され、ビームスプリッタ54で−Z方向に分岐された戻り光束を前記受光器PDの受光面に集光する。受光器PDは複数の受光素子を含んで構成され、ウォブル信号情報、再生データ情報、フォーカスエラー情報及びトラックエラー情報などを含む信号を再生信号処理回路28に出力する。
前記フォーカシングアクチュエータ(図示省略)は、対物レンズ60の光軸方向であるフォーカス方向(ここではX軸方向)に対物レンズ60を微少駆動するためのアクチュエータである。
前記トラッキングアクチュエータ(図示省略)は、トラックの接線方向に直交する方向であるトラッキング方向(ここではZ軸方向)に対物レンズ60を微少駆動するためのアクチュエータである。
前記シークモータ(図示省略)は、スレッジ方向(ここではZ軸方向)に光ピックアップ装置自体を駆動するためのモータである。
図1に戻り、前記フラッシュメモリ39はプログラム領域とデータ領域とを備えており、プログラム領域には、CPU40にて解読可能なコードで記述されたプログラムが格納されている。また、データ領域には、半導体レーザLDの発光特性に関する情報、光ピックアップ装置23のシーク動作に関する情報(以下「シーク情報」ともいう)、及び記録条件などが格納されている。
前記バッファRAM34は、光ディスク15に記録するデータ(記録用データ)、及び光ディスク15から再生したデータ(再生データ)などが一時的に格納されるバッファ領域と、各種プログラム変数などが格納される変数領域とを有している。
前記バッファマネージャ37は、バッファRAM34へのデータの入出力を管理する。そして、バッファRAM34のバッファ領域に蓄積されたデータ量が所定量になるとCPU40に通知する。
前記インターフェース38は、ホスト(例えばパソコン)との双方向の通信インターフェースであり、一例としてATAPI(AT Attachment Packet Interface)の規格に準拠している。
前記再生信号処理回路28は、図8に示されるように、I/Vアンプ28a、サーボ信号検出回路28b、ウォブル信号検出回路28c、RF信号検出回路28d、デコーダ28e、クロック信号生成回路28f、ウォブル信号復調回路としての復調信号生成回路28g、及びアドレス復号回路28hなどから構成されている。
上記I/Vアンプ28aは、受光器PDからの電流信号を電圧信号に変換するとともに、所定のゲインで増幅する。サーボ信号検出回路28bは、I/Vアンプ28aの出力信号に基づいてサーボ信号(フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号など)を検出する。ここで検出されたサーボ信号はサーボコントローラ33に出力される。RF信号検出回路28dは、I/Vアンプ28aの出力信号に基づいてRF信号(Srfとする)を検出する。ここで検出されたRF信号Srfは、デコーダ28eに出力される。
前記デコーダ28eは、RF信号Srfに対して復号処理及び誤り検出処理等を行い、誤りが検出されたときには誤り訂正処理を行った後、再生データとしてバッファマネージャ37を介してバッファRAM34に格納する。なお、RF信号にはアドレスデータが含まれており、デコーダ28eは、RF信号から抽出したアドレスデータをCPU40に出力する。
前記ウォブル信号検出回路28cは、I/Vアンプ28aの出力信号に基づいてウォブル信号(Swbとする)を検出する。ここで検出されたウォブル信号Swbは、クロック信号生成回路28f、及び復調信号生成回路28gに出力される。
前記クロック信号生成回路28fは、ウォブル信号Swbに基づいて基準クロック信号(Wckとする)及びタイミングクロック信号(Stimとする)を生成する。ここではクロック信号生成回路28fは、一例として図9に示されるように、バンドパスフィルタ(BPF)f1、2値化回路f2、及びPLL(Phase Locked Loop)回路f3を備えている。
上記バンドパスフィルタf1は、一例として図10に示されるように、狭帯域のバンドパスフィルタであり、ウォブル信号Swbにおける搬送波成分の周波数(基本周波数)f0近傍でゲインがピークとなる周波数応答特性を有している。これにより、ウォブル信号Swbから搬送波成分が抽出される。
図9に戻り、前記2値化回路f2はバンドパスフィルタf1の出力信号を2値化する。
前記PLL回路f3は2値化回路f2の出力信号に同期して、基準クロック信号Wck及びタイミングクロック信号Stimを生成する。ここでは、基準クロック信号Wckの周期はウォブル信号Swbの周期の1/32である。また、タイミングクロック信号Stimの周期はウォブル信号Swbと同じである。なお、基準クロック信号Wck及びタイミングクロック信号StimはPLL回路f3でロックされているため、安定して出力される。ここで生成された基準クロック信号Wckはエンコーダ25などに出力され、タイミングクロック信号Stimは復調信号生成回路28gに出力される。
図8に戻り、前記復調信号生成回路28gは、タイミングクロック信号Stimに同期してウォブル信号SwbにおけるADIPユニットに対応する部分を位相復調し、復調信号を生成する。ここで生成された復調信号はアドレス復号回路28hに出力される。ここでは復調信号生成回路28gは、一例として図11に示されるように、ハイパスフィルタ(HPF)回路g1、ローパスフィルタ(LPF)回路g2、乗算器g3、積分回路g4、サンプルホールド回路(S/H回路)g5、制御信号生成回路g6、遅延調整回路g7、サイン波生成回路g8、基本周波数検出回路g9、及びカットオフ周波数設定回路g10などから構成されている。
上記基本周波数検出回路g9は、タイミングクロック信号Stimに基づいて前記基本周波数f0を検出する。ここで検出された基本周波数f0に関する情報を含む信号はカットオフ周波数設定回路g10に出力される。
前記カットオフ周波数設定回路g10は、基本周波数f0に関する情報を含む信号に基づいてハイパスフィルタ回路g1のカットオフ周波数(fc1(<f0)とする)、及びローパスフィルタ回路g2のカットオフ周波数(fc2(>f0)とする)を設定する。ここで設定されたカットオフ周波数fc1に関する情報を含む信号はカットオフ設定信号Shfcとしてハイパスフィルタ回路g1に出力される。また、ここで設定されたカットオフ周波数fc2に関する情報を含む信号はカットオフ設定信号Slfcとしてローパスフィルタ回路g2に出力される。なお、各カットオフ周波数の詳細については後述する。
前記ハイパスフィルタ回路g1は、一例として図12(A)に示されるように、ウォブル信号Swbに含まれるカットオフ周波数fc1を超える周波数成分を透過させ、カットオフ周波数fc1以下の周波数成分の信号レベルを低減する。すなわち、ウォブル信号Swbに含まれる低周波ノイズ成分を低減する。なお、低周波ノイズの要因としては、フォーカス制御及びトラッキング制御におけるサーボずれ、光ディスクの基板厚のばらつき、隣接するトラックからのクロストーク(不要な信号の漏れ:crosstalk)などがある。
前記ローパスフィルタ回路g2は、一例として図12(B)に示されるように、ハイパスフィルタ回路g1の出力信号に含まれるカットオフ周波数fc2未満の周波数成分を透過させ、カットオフ周波数fc2以上の周波数成分の信号レベルを低減する。すなわち、ハイパスフィルタ回路g1の出力信号に含まれる高周波ノイズ成分を低減する。従って、ローパスフィルタ回路g2の出力信号Sg2は、ウォブル信号Swbに含まれる低周波ノイズと高周波ノイズとがそれぞれ低減された信号となる(図13の信号Sg2参照)。なお、高周波ノイズの要因としては、RF信号の重畳、パルス発光によるパワー変動、回路で発生するノイズ、半導体レーザLDで発生するノイズなどがある。
前記遅延調整回路g7は、クロック信号生成回路28fでの信号遅延を考慮してタイミングクロック信号Stimを遅延させる。遅延調整回路g7で遅延されたタイミングクロック信号Stimはサイン波生成回路g2に出力される。これにより、一例として図13に示されるように、ローパスフィルタ回路g2の出力信号Sg2の位相とサイン波生成回路g8の出力信号Sg8の位相とがほぼ一致するようになる。なお、図13には、同期情報部に前記ビット同期情報が設定され、ADIP情報部にデータ「1」が設定されている場合についての各信号波形がそれぞれ示されている。
前記サイン波生成回路g8は、遅延調整回路g7で遅延されたタイミングクロック信号Stimからスタートのタイミングを抽出し、タイミングクロック信号Stimと同じ周波数のサイン波信号Sg8を生成する(図13の信号Sg8参照)。ここで生成されたサイン波信号Sg8は乗算器g3及び制御信号生成回路g6に出力される。なお、サイン波信号Sg8はサイン波生成回路g8に併設されているメモリ(不図示)に格納されているサイン波データ(デジタルデータ)を用いて生成しても良い。
前記乗算器g3は、ローパスフィルタ回路g2の出力信号Sg2とサイン波信号Sg8とを乗算した信号を生成する。ここで生成された信号Sg3は、信号Sg2と信号Sg8とが互いに同位相の場合には正の信号となり、信号Sg2と信号Sg8とが互いに逆位相の場合には負の信号となる(図13の信号Sg3参照)。
前記制御信号生成回路g6は、サイン波信号Sg8に基づいて、積分回路g4にリセットを指示するリセット信号Srst及びサンプルホールド回路g5にサンプリングを指示するサンプリング信号Sshを生成する。ここでは、リセット信号Srstとして、サイン波信号Sg8の1周期における開始タイミングに同期したパルス信号が出力される(図13の信号Srst参照)。また、サンプリング信号Sshとしては、積分回路g4がリセットされる前にサンプリングを行なう必要があるため、リセット信号Srstよりも立ち上がりタイミングが若干早いパルス信号が出力される(図13の信号Ssh参照)。ここで生成されたリセット信号Srstは積分回路g4に出力され、サンプリング信号Sshはサンプルホールド回路g5に出力される。
前記積分回路g4は、制御信号生成回路g6からのリセット信号Srstの立ち上がりタイミングでリセットされ、サイン波信号Sg8の周期毎に乗算器c24の出力信号Sg3を積分する(図13の信号Sg4参照)。
前記サンプルホールド回路g5は、制御信号生成回路g6からのサンプリング信号Sshに同期して積分回路g4の出力信号Sg4に対するサンプリングを行なう。ここではサンプリング信号Sshの立ち上がりタイミングで信号Sg4をサンプリングしている(図13の信号Sdm参照)。サンプルホールド回路g5からの信号は復調信号Sdmとしてアドレス復号回路28hに出力される。
図8に戻り、前記アドレス復号回路28hは、復調信号Sdmにおける同期情報部に対応する部分(以下、便宜上「同期情報信号」ともいう)を監視し、同期情報信号を検知すると、ADIP情報部に対応する部分(以下、便宜上「ADIP情報信号」ともいう)を抽出する。アドレス復号回路28hは抽出したADIP情報信号が所定量(ここでは、51ビット分)に達すると各ADIP情報信号からアドレスデータを復号する。ここで復号されたアドレスデータは、アドレス信号SadとしてCPU40に出力される。
図1に戻り、前記サーボコントローラ33は、サーボ信号検出回路28bからのフォーカスエラー信号に基づいてフォーカスずれを補正するためのフォーカス制御信号を生成するとともに、トラックエラー信号に基づいてトラックずれを補正するためのトラッキング制御信号を生成する。ここで生成された各制御信号は、サーボオンのときにモータドライバ27に出力され、サーボオフのときには出力されない。サーボオン及びサーボオフはCPU40によって設定される。
前記モータドライバ27は、上記フォーカス制御信号に基づいて前記フォーカシングアクチュエータの駆動信号を光ピックアップ装置23に出力し、上記トラッキング制御信号に基づいて前記トラッキングアクチュエータの駆動信号を光ピックアップ装置23に出力する。すなわち、サーボ信号検出回路28b、サーボコントローラ33及びモータドライバ27によってトラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。また、モータドライバ27は、CPU40からの制御信号に基づいてスピンドルモータ22及び前記シークモータの駆動信号をそれぞれ出力する。
前記エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されている記録用データをバッファマネージャ37を介して取り出し、データ変調及びエラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への書き込み信号を生成する。ここで生成された書き込み信号は、前記基準クロック信号Wckとともにレーザコントロール回路24に出力される。
前記レーザコントロール回路24は、光ディスク15に照射されるレーザ光のパワーを制御する。例えば記録の際には、記録条件、半導体レーザLDの発光特性、エンコーダ25からの書き込み信号及び基準クロック信号Wckなどに基づいて半導体レーザLDの駆動信号が生成される。
前記CPU40は、フラッシュメモリ39のプログラム領域に格納されているプログラムに従って上記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータなどをバッファRAM34の変数領域及びRAM41に保存する。
ここで、前記カットオフ周波数設定回路g10で設定される前記カットオフ周波数fc1、及びカットオフ周波数fc2について説明する。
位相変調波部を位相復調する際の復調精度は、位相変調波部の信号波形及び信号レベルに大きく影響される。そして、位相変調波部の信号波形及び信号レベルは各フィルタ回路のカットオフ周波数によって変化する。すなわち、各フィルタ回路のカットオフ周波数は復調精度に影響する。
計算機シミュレーションによると、例えば図14(A)に示されるようなウォブル信号Swb(ここではノイズは考慮していない)が入力されると、各フィルタの次数がそれぞれ2次であり、fc1=1/3×f0、fc2=2×f0の場合には、一例として図14(B)に示されるように、ローパスフィルタ回路g2の出力信号Sg2は、位相反転位置が不明確な信号となる。また、各フィルタの次数がそれぞれ2次であり、fc1=1/10×f0、fc2=10×f0の場合には、一例として図14(C)に示されるように、ローパスフィルタ回路g2の出力信号Sg2は、位相反転位置が明確な信号となる。
また、一例として図15に示されるように、理想的なウォブル信号にノイズ成分が付加されたウォブル信号Swbが復調信号生成回路28gに入力されたときの、復調信号Sdmの信号レベルに対するカットオフ周波数fc1、及びカットオフ周波数fc2の影響について計算機シミュレーションを行なった。ここでは、一例として正規分布に従って発生させた乱数に基づいてノイズ成分の周波数、振幅及びレベルなどを設定している。なお、ノイズ成分は、Nw=0〜3の4ウォブルにおいて、振幅の平均が0、レベルの平均が1(理想的なウォブル信号と同じ)となるように設定されている。また、ノイズ成分は、その周波数が20×f0以下となるように帯域制限されている。さらに便宜上、ハイパスフィルタ回路g1及びローパスフィルタ回路g2はいずれも2次のフィルタ回路としている。
上記条件の下で行なった計算機シミュレーションの結果の一例がそれぞれ図16及び図17に示されている。図16には、fc1/f0を1/10に固定し、fc2/f0を1.3から10まで変化させたときの、各ウォブル番号に対応する復調信号Sdmの信号レベルSが示されている。また、図17には、fc2/f0を10に固定し、fc1/f0を1/10から1/2まで変化させたときの、各ウォブル番号に対応する復調信号Sdmの信号レベルSが示されている。なお、図16及び図17に示される計算結果は複数回計算した結果の平均値である。さらに、図16及び図17における復調信号Sdmの信号レベルSの単位はarbitrary unit (a.u.) で示されている。
図18には、図16に示される計算結果を用いて、次の(1)式で求められる信号品質に関する指標Qの計算結果が示されている。
Q=(S/Smax)/(fc2/f0)1/2 ……(1)
上記(1)式におけるSmaxは、fc2/f0=10のときの復調信号Sdmの信号レベルである。指標Qの絶対値が大きいほど、信号品質が良いことを示している。
図19には、図17に示される計算結果を用いて、次の(2)式で求められる信号品質に関する指標Qの計算結果が示されている。
Q=(S/Smax)/(fc1/f0)1/2 ……(2)
上記(2)式におけるSmaxは、fc1/f0=1/2のときの復調信号Sdmの信号レベルである。指標Qの絶対値が大きいほど、信号品質が良いことを示している。
ローパスフィルタ回路g2では、図16に示されるように、fc2/f0が小さくなると復調信号Sdmの信号レベルSの絶対値が小さくなる傾向にある。また、図18に示されるように、fc2/f0が1.2〜1.3のときに指標Qの絶対値はピークとなり、fc2/f0が1.3〜10の範囲内では、fc2/f0が大きくなるにつれて指標Qの絶対値が小さくなる傾向にある。復調信号Sdmは、信号レベルS及び指標Qがいずれも大きいほうが良いが、上述したように、信号レベルSと指標Qとは、fc2/f0の値に関して互いに相反する傾向にある。本発明者らは、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識し、位相変調波部の信号を正しく抽出するには、復調信号Sdmの信号レベルの絶対値として100(a.u.)程度が必要であり、かつ指標Qの絶対値として0.5以上が必要であることを経験的に見出している。そこで、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識し、位相変調波部の信号を正しく抽出するには、fc2/f0が1.7〜3の範囲内であれば良いことが図16及び図18から得られる。
ハイパスフィルタ回路g1では、図17に示されるように、fc1/f0が大きくなると、Nw=1及びNw=2に対応する復調信号Sdmの信号レベルSの絶対値が大きく減少する傾向にある。また、図19に示されるように、fc1/f0が大きくなると、Nw=1及びNw=2に対応する指標Qの絶対値も大きく減少する傾向にある。すなわち、信号レベルSと指標Qとは、fc1/f0の値に関して互いに同様な傾向にある。そこで、上記ローパスフィルタ回路g2の場合と同様にして、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識し、位相変調波部の信号を正しく抽出するには、fc1/f0が1/5以下であれば良いことが図17及び図19から得られる。
そこで、本実施形態では、一例としてfc2/f0=2、fc1/f0=1/7とした。
《記録処理》
次に、ホストからの記録要求コマンドを受信したときの光ディスク装置20における処理(記録処理)について図20を用いて簡単に説明する。図20のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応し、ホストから記録要求コマンドを受信すると、図20のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、記録処理がスタートする。
最初のステップ501では、記録速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号を生成し、モータドライバ27に出力するとともに、ホストから記録要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。また、ホストから受信したデータ(記録用データ)のバッファRAM34への蓄積をバッファマネージャ37に指示する。
次のステップ503では、光ディスク15の回転が所定の線速度に達していることを確認すると、サーボコントローラ33に対してサーボオンを設定する。これにより、前述の如く、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。なお、トラッキング制御及びフォーカス制御は記録処理が終了するまで随時行われる。また、ハイパスフィルタ回路g1及びローパスフィルタ回路g2では、前述したように基本周波数に応じたカットオフ周波数がそれぞれ設定される。
次のステップ505では、記録速度に基づいてOPC(Optimum Power Control)を行い、最適な記録パワーを取得する。すなわち、記録パワーを段階的に変化させつつ、PCA(Power Calibration Area)と呼ばれる試し書き領域に所定のデータを試し書きした後、それらのデータを順次再生し、例えばRF信号から検出されたアシンメトリの値が予め実験等で求めた目標値とほぼ一致する場合を最も高い記録品質であると判断し、そのときの記録パワーを最適な記録パワーとする。
次のステップ507では、アドレス復号回路28hからのアドレス信号Sadに基づいて現在のアドレスを取得する。
次のステップ509では、現在のアドレスと記録要求コマンドから抽出した目標アドレスとの差分(アドレス差)を算出する。
次のステップ511では、アドレス差に基づいてシークが必要であるか否かを判断する。ここでは、前記シーク情報の一つとしてフラッシュメモリ39に格納されている閾値を参照し、アドレス差が閾値を越えていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ513に移行する。
このステップ513では、アドレス差に応じたシークモータの制御信号をモータドライバ27に出力する。これにより、シークモータが駆動し、シーク動作が行なわれる。そして、前記ステップ507に戻る。
なお、前記ステップ511において、アドレス差が閾値を越えていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ515に移行する。
このステップ515では、現在のアドレスが目標アドレスと一致しているか否かを判断する。現在のアドレスが目標アドレスと一致していなければ、ここでの判断は否定され、ステップ517に移行する。
このステップ517では、アドレス復号回路28hからのアドレス信号Sadに基づいて現在のアドレスを取得する。そして、前記ステップ515に戻る。
以下、前記ステップ515での判断が肯定されるまで、ステップ515→517の処理を繰り返し行う。
現在のアドレスが目標アドレスと一致すれば、前記ステップ515での判断は肯定され、ステップ519に移行する。
このステップ519では、エンコーダ25に書き込みを許可する。これにより、記録用データは、エンコーダ25、レーザコントロール回路24及び光ピックアップ装置23を介して光ディスク15に書き込まれる。記録用データがすべて書き込まれると、所定の終了処理を行った後、記録処理を終了する。
《再生処理》
さらに、ホストから再生要求コマンドを受信したときの光ディスク装置20における処理(再生処理)について図21を用いて説明する。図21のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応し、ホストから再生要求コマンドを受信すると、図21のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、再生処理がスタートする。
最初のステップ701では、再生速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号を生成し、モータドライバ27に出力するとともに、ホストから再生要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。
次のステップ703では、光ディスク15の回転が所定の線速度に達していることを確認すると、サーボコントローラ33に対してサーボオンを設定する。これにより、前述の如くトラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。なお、トラッキング制御及びフォーカス制御は再生処理が終了するまで随時行われる。また、トラックのアドレスデータはRF信号に基づいて随時デコーダ28eからCPU40に出力される。
次のステップ705では、デコーダ28eからのアドレスデータに基づいて現在のアドレスを取得する。
次のステップ707では、現在のアドレスと再生要求コマンドから抽出した目標アドレスとの差分(アドレス差)を算出する。
次のステップ709では、前記ステップ511と同様にして、シークが必要であるか否かを判断する。シークが必要であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ711に移行する。
このステップ711では、アドレス差に応じたシークモータの制御信号をモータドライバ27に出力する。そして、前記ステップ705に戻る。
一方、前記ステップ709において、シークが必要でなければ、ここでの判断は否定され、ステップ713に移行する。
このステップ713では、現在のアドレスが目標アドレスと一致しているか否かを判断する。現在のアドレスが目標アドレスと一致していなければ、ここでの判断は否定され、ステップ715に移行する。
このステップ715では、デコーダ28eからのアドレスデータに基づいて現在のアドレスを取得する。そして、前記ステップ713に戻る。
以下、前記ステップ713での判断が肯定されるまで、ステップ713→715の処理を繰り返し行う。
現在のアドレスが目標アドレスと一致すれば、前記ステップ713での判断は肯定され、ステップ717に移行する。
このステップ717では、再生信号処理回路28に読み取りを指示する。これにより、再生信号処理回路28にて再生データが取得され、バッファRAM34に格納される。この再生データはセクタ単位でバッファマネージャ37及びインターフェース38を介してホストに転送される。そして、ホストから指定されたデータの再生がすべて終了すると、所定の終了処理を行った後、再生処理を終了する。
なお、基本周波数検出回路g9における基本周波数f0の検出は記録処理あるいは再生処理が終了するまで随時行われる。そして、カットオフ周波数設定回路g10では、検出された基本周波数f0に対応してfc2/f0=2がほぼ維持されるようにカットオフ設定信号Slfcを更新し、かつfc1/f0=1/7がほぼ維持されるようにカットオフ設定信号Shfcを更新する。すなわち、各カットオフ設定信号は基本周波数f0に連動している。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光ディスク装置20では、乗算器g3、積分回路g4、サンプルホールド回路g5、制御信号生成回路g6、遅延調整回路g7、及びサイン波生成回路g8によって、ウォブル信号復調回路における位相復調回路が実現されている。
そして、復調信号生成回路28gでの処理動作によって、本発明に係るウォブル信号復調方法が実施されている。
また、光ピックアップ装置23、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムとによって、データ記録手段が実現されている。しかしながら、本発明がこれに限定されるものではないことは勿論である。すなわち、上記実施形態は一例に過ぎず、上記のCPU40によるプログラムに従う処理によって実現したデータ記録手段の一部をハードウェアによって構成することとしても良い。
以上説明したように、本実施形態によると、前記復調信号生成回路28gにおいて、ハイパスフィルタ回路g1のカットオフ周波数fc1がウォブル信号の基本周波数のほぼ1/7に設定されているために、ウォブル信号における位相変調波部の信号劣化を抑制しつつ、低周波ノイズを低減することができる。従って、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識することが可能となり、結果として光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号から位相変調波部を精度良く復調することができる。
また、本実施形態によると、前記復調信号生成回路28gにおいて、ローパスフィルタ回路g2のカットオフ周波数fc2がウォブル信号の基本周波数のほぼ2倍に設定されているために、ウォブル信号における位相変調波部の信号劣化を抑制しつつ、高周波ノイズを低減することができる。従って、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識することが可能となり、結果として光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号から位相変調波部を精度良く復調することができる。
また、本実施形態によると、前記復調信号生成回路28gにおいて、各フィルタ回路のカットオフ周波数は、基本周波数検出回路g9でほぼリアルタイムに検出される基本周波数f0に連動して設定されるために、回転速度が変化しても安定してウォブル信号を精度良く位相復調することが可能となる。
また、本実施形態によると、前記復調信号生成回路28gにてウォブル信号が精度良く位相復調されるため、前記アドレス復号回路28hではアドレス情報を精度良く取得することができる。従って、記録開始位置を精度良く決定することができ、結果として記録品質に優れた記録を行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、前記基本周波数検出回路g9が、前記クロック信号生成回路28fで生成されたタイミングクロック信号Stimに基づいて基本周波数f0を検出する場合について説明したが、これに限らず、例えばCPU40からの線速度情報に基づいて基本周波数f0を求めても良い。
また、上記実施形態では、前記カットオフ設定信号Slfc及びカットオフ設定信号Shfcが、それぞれ前記カットオフ周波数設定回路g10にて生成される場合について説明したが、これに限らず、例えば図22に示されるように、前記カットオフ設定信号Slfc及びカットオフ設定信号ShfcをそれぞれCPU40で生成しても良い。この場合には、前記クロック信号生成回路28fで生成されたタイミングクロック信号StimはCPU40にも出力されることとなる。
また、上記実施形態では、光ディスク15がDVD+Rの規格に準拠する場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、例えばDVD+RWであっても良い。
また、上記実施形態では、光ディスク装置としてデータの記録及び再生が可能な光ディスク装置について説明したが、これに限らず、データの記録、再生及び消去のうち、少なくともデータの記録が可能な光ディスク装置であれば良い。
また、上記実施形態では、前記光ピックアップ装置23が1つの半導体レーザを備える場合について説明したが、これに限らず、例えば互いに異なる波長の光束を発光する複数の半導体レーザを備えていても良い。この場合に、例えば波長が約405nmの光束を発光する半導体レーザ、波長が約660nmの光束を発光する半導体レーザ及び波長が約780nmの光束を発光する半導体レーザの少なくとも1つを含んでいても良い。すなわち、光ディスク装置が互いに異なる規格に準拠した複数種類の光ディスクに対応する光ディスク装置であっても良い。
また、上記実施形態では、前記インターフェース38がATAPIの規格に準拠する場合について説明したが、これに限らず、例えばATA(AT Attachment)、SCSI(Small Computer System Interface)、USB(Universal Serial Bus)1.0、USB2.0、IEEE1394、IEEE802.3、シリアルATA及びシリアルATAPIのうちのいずれかの規格に準拠しても良い。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 光ディスクにおけるトラックの蛇行形状を説明するための図である。 情報フレームの構成を説明するための図である。 図4(A)及び図4(B)は、それぞれADIP情報部の蛇行形状を説明するための図である。 図5(A)及び図5(B)は、それぞれ同期情報部の蛇行形状を説明するための図である。 ADIP情報部のデータビットを説明するための図である。 図1における光ピックアップ装置の構成を説明するための図である。 図1における再生信号処理回路の構成を説明するためのブロック図である。 図8のクロック信号生成回路の構成を説明するためのブロック図である。 図9のBPFの周波数応答特性を説明するための図である。 図8の復調信号生成回路の構成を説明するためのブロック図である。 図12(A)は図11のHPFの周波数応答特性を説明するための図であり、図12(B)は図11のLPFの周波数応答特性を説明するための図である。 図11の復調信号生成回路の作用を説明するためのタイミングチャートである。 図14(A)〜図14(C)は、それぞれ図11のHPF及びLPFにおけるカットオフ周波数の影響を説明するための図である。 計算機シミュレーションに用いたウォブル信号を説明するための波形図である。 復調信号の信号レベルに及ぼすLPFのカットオフ周波数の影響を説明するための図である。 復調信号の信号レベルに及ぼすHPFのカットオフ周波数の影響を説明するための図である。 指標Qに及ぼすLPFのカットオフ周波数の影響を説明するための図である。 指標Qに及ぼすHPFのカットオフ周波数の影響を説明するための図である。 ホストからの記録要求コマンドに応じて行なわれる光ディスク装置における記録処理を説明するためのフローチャートである。 ホストからの再生要求コマンドに応じて行なわれる光ディスク装置における再生処理を説明するためのフローチャートである。 図11の復調信号生成回路とは異なる構成例を説明するためのブロック図である。
符号の説明
15…光ディスク、20…光ディスク装置、23…光ピックアップ装置(データ記録手段の一部)、28g…復調信号生成回路(ウォブル信号復調回路)、40…CPU(データ記録手段の一部)、g1…ハイパスフィルタ回路、g2…ローパスフィルタ回路、g3…乗算器(位相復調回路の一部)、g4…積分回路(位相復調回路の一部)、g5…サンプルホールド回路(位相復調回路の一部)、g6…制御信号生成回路(位相復調回路の一部)、g7…遅延調整回路(位相復調回路の一部)、g8…サイン波生成回路(位相復調回路の一部)。
請求項に記載の発明は、蛇行したトラックが形成された光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調方法であって、前記基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にある特定周波数未満の周波数成分を前記ウォブル信号から抽出する第1工程と;前記抽出された周波数成分と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう第2工程と;を含むウォブル信号復調方法である。
請求項に記載の発明は、蛇行したトラックが形成された光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調回路であって、前記基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にある特定周波数未満の周波数成分を透過させるローパスフィルタ回路と;前記ローパスフィルタ回路の出力信号と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう位相復調回路と;を備えるウォブル信号復調回路である。
この場合において、請求項に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記ローパスフィルタ回路の前段にハイパスフィルタ回路を更に備え、前記ローパスフィルタ回路は、前記ハイパスフィルタ回路の出力信号に含まれる前記特定周波数未満の周波数成分を透過させることとすることができる。
この場合において、請求項に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記基本周波数に基づいて前記ハイパスフィルタ回路のカットオフ周波数を設定するハイパスフィルタ用カットオフ周波数設定回路を更に備えることとすることができる。
上記請求項に記載の各ウォブル信号復調回路において、請求項に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記ローパスフィルタ回路のカットオフ周波数は、前記特定周波数であることとすることができる。
この場合において、請求項に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記基本周波数に基づいて前記ローパスフィルタ回路のカットオフ周波数を設定するローパスフィルタ用カットオフ周波数設定回路を更に備えることとすることができる。
上記請求項に記載の各ウォブル信号復調回路において、請求項に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記ウォブル信号から前記基本周波数を求める基本周波数取得回路を更に備えることとすることができる。かかる場合には、光ディスクの回転数が変化し、基本周波数が変化しても、安定してウォブル信号から位相変調波部を精度良く復調することができる。
請求項に記載の発明は、蛇行したトラックが形成された記録面を有する光ディスクに対して、データの記録、再生及び消去のうち少なくとも記録を行なう光ディスク装置であって、前記光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号の位相変調波部を復調する請求項のいずれか一項に記載のウォブル信号復調回路と;前記ウォブル信号復調回路の出力信号から得られる前記トラックにおける位置情報に基づいて記録開始位置を決定し、前記光ディスクにデータを記録するデータ記録手段と;を備える光ディスク装置である。
これによれば、請求項のいずれか一項に記載のウォブル信号復調回路にてウォブル信号が搬送波部から生成されたクロック信号に同期して精度良く復調されるため、記録速度が高速であってもウォブル信号復調回路の出力信号から位置情報を正しく取得することが可能となる。従って、データ記録手段では、記録開始位置を精度良く決定することができ、結果として記録品質に優れた記録を高速度で行うことが可能となる。
この場合において、請求項に記載の光ディスク装置の如く、前記光ディスクはDVD+RあるいはDVD+RWの規格に準拠した光ディスクであることとすることができる。
ローパスフィルタ回路g2では、図16に示されるように、fc2/f0が小さくなると復調信号Sdmの信号レベルSの絶対値が小さくなる傾向にある。また、図18に示されるように、fc2/f0が1.2〜1.3のときに指標Qの絶対値はピークとなり、fc2/f0が1.3〜10の範囲内では、fc2/f0が大きくなるにつれて指標Qの絶対値が小さくなる傾向にある。復調信号Sdmは、信号レベルS及び指標Qがいずれも大きいほうが良いが、上述したように、信号レベルSと指標Qとは、fc2/f0の値に関して互いに相反する傾向にある。本発明者は、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識し、位相変調波部の信号を正しく抽出するには、復調信号Sdmの信号レベルの絶対値として100(a.u.)程度が必要であり、かつ指標Qの絶対値として0.5以上が必要であることを経験的に見出している。そこで、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識し、位相変調波部の信号を正しく抽出するには、fc2/f0が1.7〜3の範囲内であれば良いことが図16及び図18から得られる。

本発明は、ウォブル信号復調回路及び光ディスク装置に係り、さらに詳しくは、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を復調するウォブル信号復調回路及び該ウォブル信号復調回路を備える光ディスク装置に関する。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を精度良く復調することができるウォブル信号復調回路を提供することにある。
請求項に記載の発明は、蛇行したトラックが形成されたDVD+RあるいはDVD+RWの規格に準拠した光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調回路であって、前記基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にあるカットオフ周波数未満の周波数成分を透過させるローパスフィルタ回路と;前記ローパスフィルタ回路の出力信号と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう位相復調回路と;を備えるウォブル信号復調回路である。
これによれば、DVD+RあるいはDVD+RWの規格に準拠した光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号は、基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にあるカットオフ周波数未満の周波数成分がローパスフィルタ回路を透過する。そして、位相復調回路によりローパスフィルタ回路の出力信号と搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて位相変調波部の位相復調が行なわれる。この場合には、例えばローパスフィルタ回路によりウォブル信号に含まれる高周波ノイズを除去しても、位相復調される信号には基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にあるカットオフ周波数未満の周波数成分がそのまま残留しているため、位相変調波部の信号劣化を抑制することができる。従って、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識することが可能となり、結果として光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を精度良く復調することができる。
この場合において、請求項に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記基本周波数に基づいて前記ローパスフィルタ回路のカットオフ周波数を設定するローパスフィルタ用カットオフ周波数設定回路を更に備えることとすることができる。
上記請求項1及び2に記載の各ウォブル信号復調回路において、請求項に記載のウォブル信号復調回路の如く、前記ウォブル信号から前記基本周波数を求める基本周波数取得回路を更に備えることとすることができる。かかる場合には、光ディスクの回転数が変化し、基本周波数が変化しても、安定してウォブル信号から位相変調波部を精度良く復調することができる。
請求項に記載の発明は、蛇行したトラックが形成された記録面を有するDVD+RあるいはDVD+RWの規格に準拠した光ディスクに対して、データの記録、再生及び消去のうち少なくとも記録を行なう光ディスク装置であって、前記光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号の位相変調波部を復調する請求項1〜3のいずれか一項に記載のウォブル信号復調回路と;前記ウォブル信号復調回路の出力信号から得られる前記トラックにおける位置情報に基づいて記録開始位置を決定し、前記光ディスクにデータを記録するデータ記録手段と;を備える光ディスク装置である。
これによれば、請求項1〜3のいずれか一項に記載のウォブル信号復調回路にてウォブル信号が搬送波部から生成されたクロック信号に同期して精度良く復調されるため、記録速度が高速であってもウォブル信号復調回路の出力信号から位置情報を正しく取得することが可能となる。従って、データ記録手段では、記録開始位置を精度良く決定することができ、結果として記録品質に優れた記録を高速度で行うことが可能となる。
請求項1に記載の発明は、蛇行したトラックが形成されたDVD+RあるいはDVD+RWの規格に準拠した光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調回路であって、前記基本周波数の20倍以下に帯域制限されたノイズ成分を含む前記ウォブル信号が入力され、前記基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にあるカットオフ周波数未満の周波数成分を透過させる2次のローパスフィルタ回路と;前記ローパスフィルタ回路の出力信号と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう位相復調回路と;を備えるウォブル信号復調回路である。
これによれば、DVD+RあるいはDVD+RWの規格に準拠した光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号は、含まれるノイズ成分が基本周波数の20倍以下に帯域制限されて、ローパスフィルタ回路に入力され、基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にあるカットオフ周波数未満の周波数成分がローパスフィルタ回路を透過する。そして、位相復調回路によりローパスフィルタ回路の出力信号と搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて位相変調波部の位相復調が行なわれる。この場合には、例えばローパスフィルタ回路によりウォブル信号に含まれる高周波ノイズを除去しても、位相復調される信号には基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にあるカットオフ周波数未満の周波数成分がそのまま残留しているため、位相変調波部の信号劣化を抑制することができる。従って、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識することが可能となり、結果として光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を精度良く復調することができる。
前記遅延調整回路g7は、クロック信号生成回路28fでの信号遅延を考慮してタイミングクロック信号Stimを遅延させる。遅延調整回路g7で遅延されたタイミングクロック信号Stimはサイン波生成回路g8に出力される。これにより、一例として図13に示されるように、ローパスフィルタ回路g2の出力信号Sg2の位相とサイン波生成回路g8の出力信号Sg8の位相とがほぼ一致するようになる。なお、図13には、同期情報部に前記ビット同期情報が設定され、ADIP情報部にデータ「1」が設定されている場合についての各信号波形がそれぞれ示されている。
前記積分回路g4は、制御信号生成回路g6からのリセット信号Srstの立ち上がりタイミングでリセットされ、サイン波信号Sg8の周期毎に乗算器g3の出力信号Sg3を積分する(図13の信号Sg4参照)。
ローパスフィルタ回路g2では、図16に示されるように、fc2/f0が小さくなると復調信号Sdmの信号レベルSの絶対値が小さくなる傾向にある。また、fc2/f0が1.2〜1.3のときに指標Qの絶対値はピークとなり、図18に示されるように、fc2/f0が1.3〜10の範囲内では、fc2/f0が大きくなるにつれて指標Qの絶対値が小さくなる傾向にある。復調信号Sdmは、信号レベルS及び指標Qがいずれも大きいほうが良いが、上述したように、信号レベルSと指標Qとは、fc2/f0の値に関して互いに相反する傾向にある。本発明者は、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識し、位相変調波部の信号を正しく抽出するには、復調信号Sdmの信号レベルの絶対値として100(a.u.)程度が必要であり、かつ指標Qの絶対値として0.5以上が必要であることを経験的に見出している。そこで、位相変調波部における位相の変化位置を正しく認識し、位相変調波部の信号を正しく抽出するには、fc2/f0が1.7〜3の範囲内であれば良いことが図16及び図18から得られる。

Claims (14)

  1. 蛇行したトラックが形成された光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調方法であって、
    前記基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分を前記ウォブル信号から抽出する第1工程と;
    前記抽出された周波数成分と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう第2工程と;を含むウォブル信号復調方法。
  2. 蛇行したトラックが形成された光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調方法であって、
    前記基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にある特定周波数未満の周波数成分を前記ウォブル信号から抽出する第1工程と;
    前記抽出された周波数成分と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう第2工程と;を含むウォブル信号復調方法。
  3. 蛇行したトラックが形成された光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調回路であって、
    前記基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分を透過させるハイパスフィルタ回路と;
    前記ハイパスフィルタ回路の出力信号と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう位相復調回路と;を備えるウォブル信号復調回路。
  4. 前記ハイパスフィルタ回路のカットオフ周波数は、前記基本周波数の1/5以下の周波数であることを特徴とする請求項3に記載のウォブル信号復調回路。
  5. 前記基本周波数に基づいて前記ハイパスフィルタ回路のカットオフ周波数を設定するハイパスフィルタ用カットオフ周波数設定回路を更に備えることを特徴とする請求項4に記載のウォブル信号復調回路。
  6. 蛇行したトラックが形成された光ディスクの記録面からの反射光に基づいて取得され、所定の基本周波数を有する搬送波部と所定の情報が付加された位相変調波部とを含むウォブル信号を復調するウォブル信号復調回路であって、
    前記基本周波数の1.7倍〜3倍の周波数範囲にある特定周波数未満の周波数成分を透過させるローパスフィルタ回路と;
    前記ローパスフィルタ回路の出力信号と前記搬送波部から生成されたクロック信号とに基づいて前記位相変調波部の位相復調を行なう位相復調回路と;を備えるウォブル信号復調回路。
  7. 前記基本周波数の少なくとも1/5を超える周波数成分を透過させるハイパスフィルタ回路を更に備え、
    前記ローパスフィルタ回路は、前記ハイパスフィルタ回路の出力信号に含まれる前記特定周波数未満の周波数成分を透過させることを特徴とする請求項6に記載のウォブル信号復調回路。
  8. 前記ハイパスフィルタ回路のカットオフ周波数は、前記基本周波数の1/5以下の周波数であることを特徴とする請求項7に記載のウォブル信号復調回路。
  9. 前記基本周波数に基づいて前記ハイパスフィルタ回路のカットオフ周波数を設定するハイパスフィルタ用カットオフ周波数設定回路を更に備えることを特徴とする請求項8に記載のウォブル信号復調回路。
  10. 前記ローパスフィルタ回路のカットオフ周波数は、前記特定周波数であることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載のウォブル信号復調回路。
  11. 前記基本周波数に基づいて前記ローパスフィルタ回路のカットオフ周波数を設定するローパスフィルタ用カットオフ周波数設定回路を更に備えることを特徴とする請求項10に記載のウォブル信号復調回路。
  12. 前記ウォブル信号から前記基本周波数を求める基本周波数取得回路を更に備えることを特徴とする請求項3〜11のいずれか一項に記載のウォブル信号復調回路。
  13. 蛇行したトラックが形成された記録面を有する光ディスクに対して、データの記録、再生及び消去のうち少なくとも記録を行なう光ディスク装置であって、
    前記光ディスクの記録面からの反射光に基づいて得られるウォブル信号を復調する請求項3〜12のいずれか一項に記載のウォブル信号復調回路と;
    前記ウォブル信号復調回路の出力信号から得られる前記トラックにおける位置情報に基づいて記録開始位置を決定し、前記光ディスクにデータを記録するデータ記録手段と;を備える光ディスク装置。
  14. 前記光ディスクはDVD+RあるいはDVD+RWの規格に準拠した光ディスクであることを特徴とする請求項13に記載の光ディスク装置。
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