JP2005102916A - 電気かみそり - Google Patents

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Nobuki Yahiro
伸紀 八尋
Hironobu Nagano
広信 長野
Kensaku Kikougawa
健作 規工川
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Abstract

【課題】かみそりヘッドが浮動自在に支持された電気かみそりにおいて、毛屑などが本体ケースの開口内面に入り込むのを防止する。
【解決手段】かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間には、かみそりヘッド2Bの浮動移動を許す浮動隙間Eが形成されている。浮動隙間Eの周囲開口面は、かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に設けた防塵壁53で遮蔽する。防塵壁53は、かみそりヘッド2B側に設けた上防塵壁53aと、本体ケース1の上端の上枠体12に設けた下防塵壁53bとで構成する。上下の防塵壁53a・53bは、内外に重なる状態で浮動隙間Eの周囲開口面を遮蔽しており、毛屑の侵入を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、かみそりヘッドが上下、左右、前後のいずれかへ浮動可能に支持してある電気かみそりに関する。
電気かみそりにおいて、かみそりヘッドを上下、左右、前後の全方向へ浮動可能に支持することは公知である(特許文献1)。そこでは、かみそりヘッドが傾動するとき、かみそりヘッドと本体ケースとが接当干渉するのを防ぐために、かみそりヘッドと本体ケースとの間に浮動隙間を有する。なお、毛屑が浮動隙間を介して本体ケース内に侵入するのを防ぐために、かみそりヘッドと本体ケースとの間は、防水シールを兼ねるパッキンでシールしてある。
本発明では、電装品などを収容する本体ケースを内ケースと外ケースで構成し、内ケースの前後面を、前後に二分割した外ケースで覆う形態を採るが、この種のケース構造を備えた電気かみそりは公知である(特許文献2、3参照)。
特開2003−117268号公報(段落番号0028、図11) 実用新案登録第2581100号公報(段落番号0013、図1) 特許第2798214号公報(2頁右欄31〜43行、第5図)
特許文献1にみられるように、かみそりヘッドを浮動自在に支持する形態の電気かみそりにおいては、傾動するかみそりヘッドが本体ケースに当たるのを避けるために、かみそりヘッドと本体ケースとの間に浮動隙間を設ける必要がある。そのため、特許文献1にみられるように、浮動隙間に臨んで本体ケースが開口してあるような場合に、毛屑や異物が開口面の内側に侵入するのを防止できない。
特許文献1の電気かみそりでは、かみそりヘッドと本体ケースとの間を、防水シールを兼ねるパッキンでシールしているので、毛屑などが本体ケースの内部へ入り込むことはないものの、パッキンより外側の空間部分に毛屑などが侵入するのを避けられず、その清掃に多くの手間が掛かってしまう。因みに、浮動隙間これ自体を防塵用のゴムパッキンで封止することはできるが、他の部位との質感が大きく異なるゴムパッキンが表面に露出するため、電気かみそりの見かけの印象が損なわれやすく、そのことが実用化を阻んでいる。
本発明の目的は、かみそりヘッドが浮動自在に支持されている電気かみそりにおいて、毛屑などが本体ケースの開口部内面に入り込むのを防止して、電気かみそりを衛生的な状態で使用できるうえ、浮動隙間の周辺部分の清掃を少ない手間で簡便に行えるようにすることにある。
本発明の電気かみそりは、本体ケース1と、本体ケース1に装填される作動ユニット2とを備えている。その作動ユニット2は、本体ケース1に収容される電装品部2Aと、電装品部2Aに対して上下、左右、前後のいずれかひとつの方向へ浮動可能に支持されるかみそりヘッド2Bとで構成されている。かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間には、かみそりヘッド2Bの浮動移動を許す浮動隙間Eが形成されている。そのうえで、浮動隙間Eの周囲開口面が、かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に設けた防塵壁53で遮蔽されていることを特徴とする(請求項1)。
かみそりヘッド2Bは、電装品部2Aに対して上下、左右、前後の各方向のうち、複数方向へ浮動自在に支持することができる(請求項2)。具体的には、かみそりヘッド2Bの外面下部には、下向きに開口する防塵壁53を形成する(請求項3)。
防塵壁53は、かみそりヘッド2Bの外面下部に下向きに開口する状態で設けた上防塵壁53aと、浮動隙間Eに臨む本体ケース1の上部に設けられて上向きに開口する下防塵壁53bとで構成し、これら上下の防塵壁53a・53bが内外に重なって浮動隙間Eの周囲を遮蔽する形式を採ることができる(請求項4)。
浮動隙間Eは、周方向へ連続する無端環状の空間で形成し、本体ケース1の上部と防塵壁53とが、浮動隙間Eの全周囲部分において内外に重なる状態で形成されている(請求項5)。また、上防塵壁53aの周面と、本体ケース1の上部周面とは、同一平面上に設けることができる(請求項6)。
本体ケース1は、内ケース10と、内ケース10の外面を覆う前後に二分割された外ケース11と、外ケース11の上端に配置固定される、下防塵壁53を含む上枠体12とで構成する。そして、前ケース11aと後ケース11bとからなる外ケース11の上端に、上枠体12を外嵌固定することにより、前後ケース11a・11bを上枠体12で分離不能に固定することができる(請求項7)。
内ケース10の左右両側には、外ケース11の外面に露出するランド部13・14が突設されており、ランド部13・14は、上下および前後に拡がりを有する突起で形成されて、外ケース11の表面と面一になる状態で突設されており、前ケース11aと後ケース11bとの接合面にランド部13・14を配置して、前後の両ケース11a・11bをランド部13・14で位置決めしている(請求項8)。
本発明では、かみそりヘッド2Bが電装品部2Aに対して上下、左右、前後のいずれかひとつの方向へ浮動可能に支持されている電気かみそりにおいて、かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に形成される浮動隙間Eの周囲開口面が、かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に設けた防塵壁53で遮蔽されているので、外刃ホルダー26に沿って滑落してきた毛屑が、浮動隙間Eへ入り込むのを防塵壁53で阻止して、毛屑などが本体ケース1の上開口部の内面に入り込むのを防止できる。従って、本発明の電気かみそりによれば、電気かみそりを常に衛生的な状態で使用できるうえ、毛屑の入り込みがない分だけ浮動隙間Eの周辺部分の清掃が少ない手間で簡便に行える(請求項1)。
かみそりヘッド2Bを電装品部2Aに対して上下、左右、前後の各方向のうち複数方向へ浮動自在に支持する電気かみそりにおいては、浮動隙間Eの全周から毛屑が侵入するおそれがあるが、浮動隙間Eの周囲開口面を防塵壁53で遮蔽することにより、毛屑などが本体ケース1の上開口部の内面に入り込むのを確実に防止できる(請求項2)。
浮動隙間Eの周囲開口面が、かみそりヘッド2B側に設けた下向きに開口する防塵壁53で遮蔽されていると、本体ケース1の上開口部を上面側から覆う状態で、浮動隙間Eの周囲開口面を遮蔽して、外刃ホルダー26に沿って滑落してきた毛屑を本体ケース1の外面側へ落下案内できるので、毛屑が浮動隙間Eへ侵入するのをさらに確実に防止できる。本体ケース1の上部内面に設けたケースパッキン50も防塵壁53で完全に隠蔽できるので、電気かみそりの外観上の印象を向上できる(請求項3)。
下向きに開口する上防塵壁53aと、上向きに開口する下防塵壁53bとで防塵壁53を構成し、内外に重なる上下の防塵壁53a・53bで浮動隙間Eの周囲開口面を遮蔽すると、浮動隙間Eと外部空間との間に隘路状の空間を形成できるので、毛屑の侵入をさらに確実に防止できる。そのうえで、例えばかみそりヘッド2B側から突設した防塵壁53のみで浮動隙間Eを遮蔽するような場合に比べて、上下の防塵壁53a・53bの突出寸法を小さくできるので、各防塵壁53a・53bが壁強度をアップし、落下衝撃に強い電気かみそりが得られる(請求項4)。
浮動隙間Eが周方向へ連続する無端環状の空間である場合に、浮動隙間Eの全周囲部分において、本体ケース1の上部と防塵壁53とが内外に重なる状態で浮動隙間Eを遮蔽すると、かみそりヘッド2Bが前後、左右、上下の全方向へ傾動する場合にも毛屑の侵入を確実に防止できる。防塵壁53が周回状に連続しているので、本体ケース1とかみそりヘッド2Bとの隣接部分の外観デザインを統一的に行える利点もある(請求項5)。
上防塵壁53aの周面と、本体ケース1の上部周面とを同一平面上に設けるようにした電気かみそりによれば、かみそりヘッド2Bが浮動支持された電気かみそりであるにもかかわらず、本体ケース1とかみそりヘッド2Bとの表面を連続させて、視覚的な一体感を強調し、外郭形状を簡素にまとめることができる(請求項6)。
内ケース10と、内ケース10を前後から覆う外ケース11と、上枠体12とで本体ケース1を構成し、外ケース11を構成する前ケース11aと後ケース11bの上端に上枠体12を外嵌固定することにより、前後ケース11a・11bを分離不能に固定したケース構造によれば、本体ケース1を二重構造にして構造強度を向上できるし、内ケース10によって防水機能を強化できる。内ケース10および外ケース12とは別に設けた、無端枠状の上枠体12で前後ケース11a・11bを分離不能に固定するので、例えばビス止めする必要もなく、前後ケース11a・11bを内ケース10に対して強固に固定して、外ケース11と内ケース10との一体感を向上できる(請求項7)。
内ケース10の左右両側にランド部13・14を設け、このランド部13・14を前ケース11aと後ケース11bとの接合面に配置して、前後の両ケース11a・11bを位置決めするようにしたケース構造によれば、ランド部13・14で両ケース11a・11bの位置ずれを規制できるうえ、外ケース11の表面に露出するランド部13・14と、前後ケース11a・11bとの協同作用で外部衝撃を受け止めて、本体ケース1の強度を増強できる(請求項8)。
図1ないし図11は本発明に係る電気かみそりの実施例を示す。図2ないし図4において電気かみそりは、上下中途部がくびれている本体ケース1と、本体ケース1に対して差し込み装填される作動ユニット2とを主な構成要素にしている。
本体ケース1の前面には、化粧パネル3を設けてあり、その上下にモーター起動用のスイッチノブ4と、充電状態にのみ発光表示する表示パネル5とを設けてある。本体ケース1の後面には、きわぞり刃ユニット6と、きわぞり刃ユニット6を起伏操作する切換ノブ7とが設けられている。
図5において本体ケース1は、内ケース10と、内ケース10の外面を覆う外ケース11と、外ケース11の上端に装着される上枠体12などで構成する。内ケース10は上向きに開口する筒状体からなり、その左右周面の上下に、装飾と、衝撃吸収と、外ケース11のずれ防止とを兼ねるランド部13・14が突設されている。両ランド部13・14は上下、および前後に拡がりを有する突起として形成した。具体的には、上側のランド部13は涙滴状に形成し、下側のランド部14は鳥のくちばし状に形成した。
外ケース11は、前後に二分割された前ケース11aと後ケース11bとで構成されている。両ケース11a・11bは、それぞれ内ケース10に対して前後面から被せ付けられて、その周縁内面の多数個所が内ケース10に係合固定され、さらに両ケース11a・11bの上端に上枠体12を外嵌装着することにより、内ケース10に対して分離不能に固定される。
詳しくは、図5に示すように、上側のランド部13の上隣、および下隣の壁面のそれぞれに前後一対ずつ突起55を形成し、これら突起55に対応する凹部56を、前ケース11a、および後ケース11bの接合縁側の周縁内面に4個ずつ形成する。ランド部13の周縁前後に凹部57を形成し、これら凹部57と係合する突起58を前ケース11a、および後ケース11bの周縁内面に形成する。内ケース10の前後面の下部に凹部59を形成し、これら凹部59と係合する突起60を前ケース11a、および後ケース11bの下部内面に形成する。前後ケース11a・11bの上開口の接合部内面には、先に説明した係合爪15と係合する係合溝61が形成してあり、この係合溝61の上方を除く開口周縁に係合段部62が突出形成してある。
図3に示すように前後ケース11a・11bを内ケース10に組み付けて、上記の突起55・58・60と凹部56・57・59とを係合し、さらに図9に示すように、上枠体12を前後ケース11a・11bの係合段部62に外嵌係合することにより、外ケース11を内ケース10と一体化し、前後ケース11a・11bを分離不能に固定している。この組付け状態では、上下のランド部13・14が両ケース11a・11bの接合面を分断して、湾曲する周側縁で両ケース11a・11bを位置決めして位置ずれを防いでいる。このときのランド部13・14の表面は、外ケース11の表面と滑らかに連続する状態で面一状になっており、上側のランド部13がくびれ部分のほぼ中心に位置している。図5において上枠体12は、四角形状の無端枠体からなり、その上面に下防塵壁53bが突設され、下面両側に前後ケース11a・11bと係合する係合爪15が突設されている。下防塵壁53bの詳細は後述する。
図4において作動ユニット2は、本体ケース1に収容される下半側の電装品部2Aと、電装品部2Aに対して上下、左右、前後の全方向へ浮動可能に支持されるかみそりヘッド2Bとで構成されている。
図4において電装品部2Aは、内フレーム17に回路基板18や2次電池19などを組み付けて構成する。内フレーム17の上部には、モーター27の下部周囲を囲むモーター枠20を一体に形成してあり、その内底の左右に、傾動したかみそりヘッド2Bを中立位置へ復帰付勢する弾性ピン21が突設されている。
モーター枠20の上端には、後述するケースパッキン50を装着するためのシール枠22を形成してある。内フレーム17を内ケース10に装填し、その下端のボスを内ケース10の下面側からねじ込んだビス23で締結することにより、内フレーム17を内ケース10と一体化できる。
図6においてかみそりヘッド2Bは、中空箱状のヘッドフレーム25と、ヘッドフレーム25に着脱される外刃ホルダー26とを主な構造体にして、これらにモーター27および振動子28を含む駆動機構と、前後一対のメイン刃29およびセンター刃30などを組み込んで構成してあり、図3に示すように、側面から見たかみそりヘッド2Bの機軸中心が、本体ケース1の縦中心軸に対して前面側へ傾斜している。
図8および図9において、ヘッドフレーム25の内部には、カム機構31と前後一対の振動子28・28とを配置してあり、これら両者28・31でモーター27の回転動力を往復動作に変換して、メイン刃29、センター刃30、およびきわぞり刃ユニット6を往復駆動する。前後の振動子28は、メイン刃29の内刃29bを駆動する駆動軸33をそれぞれ備えており、互いに逆向きに駆動されて運動慣性力を相殺する。
図9において前側の振動子28には、センター刃30の内刃30bを駆動する駆動軸34を設けてあり、後側の振動子28には、きわぞり刃ユニット6の可動刃を駆動する駆動腕35を設けてある。図3および図9においてきわぞり刃ユニット6は、かみそりヘッド2Bの前後傾動動作の邪魔になるのを避けるために、本体ケース1の後面上端より下方に配置してある。そのため、駆動腕35は振動子28の下端からきわぞり刃ユニット6の内面にわたって逆L字状に突設してある。図8において符号36はヘッドフレーム25の上面開口を塞ぐフレームカバー、37は駆動軸33用のパッキン、38はモーター27の出力軸用のパッキンである。
外刃ホルダー26は、上下面が開口するキャップ状の枠体からなり、その上面開口の内部にメイン刃29の外刃29aと、センター刃30の外刃30aおよび内刃30bとが装着してある。ヘッドフレーム25の左右両側にはロックボタン41を設けてあり、このロックボタン41をばね42に抗して押し込み操作すると、ロック状態が解除されて外刃ホルダー26をヘッドフレーム25から取り外すことができる。ロックボタン41は、ヘッドフレーム25で左右スライド自在に支持されて、ばね42でロック姿勢に押圧付勢されている(図7、図8参照)。
かみそりヘッド2Bを上下、左右、前後の全方向へ浮動可能に支持するために、図10および図11に示すように、内フレーム17の弾性ピン21でモーターホルダー32を支持しており、モーターホルダー32の下端と、モーター枠20との間にフロートばね45が配されている。
図7においてモーターホルダー32は、長円形の上枠46と、上枠46の下面に突設されてモーター27の左右側面および底面を保持する逆門形の主枠47と、上枠46の底壁両側から下向きに突設された係合脚48とを一体に備えている。係合脚48の下端には爪を外向きに突設してあり、この爪を図8に示すようにシール枠22の両側下面で受け止めることにより、モーターホルダー32が内フレーム17から分離するのを阻止できる。
上枠46の底壁両側には、弾性ピン21と係合するフロート穴49を上下貫通状に形成してある。モーター27をモーターホルダー32に装填し、上枠46にケースパッキン50を装着した状態で、上枠46をその下面側からねじ込まれるビス51でヘッドフレーム25に締結することにより、モーター27はヘッドフレーム25と一体化できる。
フロートばね45とかみそりヘッド2Bとを、シール枠22の上方から内フレーム17内に差し込み、フロート穴49が弾性ピン21と係合する状態で、係合脚48をモーター枠20の内面に差し込み係合して、シール枠22で受け止めることにより、かみそりヘッド2Bを電装品部2Aに対して上下、左右、前後の全方向へ浮動可能に支持した状態で一体化できる。
内ケース10の内部に異物や洗浄水が入り込むのを防ぐために、上枠46とシール枠22との間にはケースパッキン50が配備されている。図8に示すように、ケースパッキン50の上縁は上枠46とヘッドフレーム25とで上下に挟持し、シール枠22の周囲溝にはめ込んだ下縁はシール枠22と内ケース10の内面壁とで内外方向からに挟持されている。
以上のように、かみそりヘッド2Bを上下、左右、前後の全方向へ浮動可能に支持することにより、ひげそり時にはかみそりヘッド2Bを肌の面変化や、ひげ切断面の傾きの即応して傾動させて、メイン刃29およびセンター刃30を肌に密着でき、ひげ切断を効果的に行うことができる。かみそりヘッド2Bの上下動、左右傾動、および前後傾動を許すために、図1に示すように本体ケース1とかみそりヘッド2Bとの間には浮動隙間Eが確保されている。従来の電気かみそりでは、この浮動隙間Eの周面が外部空間に向かって開放されていたため、浮動隙間Eから毛屑や異物が本体ケース1上部内面に入り込む余地があった。こうした、毛屑や異物の侵入を防ぐために、本発明では浮動隙間Eの周囲開口面を防塵壁53で遮蔽している。
図1、図8、図9において防塵壁53は、かみそりヘッド2Bの外面下部に下向きに開口する状態で設けられた上防塵壁53aと、浮動隙間Eに臨む本体ケース1の上部に設けられて上向きに開口する下防塵壁53bとで構成されている。上防塵壁53aは、ヘッドフレーム25と一体に形成してあり、上面側から見た外刃ホルダー26の外郭線に一致してスカート状に周回するよう形成してある。下防塵壁53bは、上枠体12と一体に形成してあり、その上縁部分が上防塵壁53aと内外に重なって、浮動隙間Eの周囲を遮蔽している。この状態で、上防塵壁53aの周面と本体ケース1の上部周面とは同一平面上にある(図2、図3参照)。
上記のように、浮動隙間Eの全周囲が内外に重なる上下の防塵壁53a・53bで遮蔽されていると、浮動隙間Eと外部空間との間の連通空間が隘路と化し、毛屑が浮動隙間E内に入り込むのを確実に阻止できる。
外刃ホルダー26の表面に沿って落下してきた毛屑は、上防塵壁53aに案内されて落下するが、下防塵壁53bが上防塵壁53aと内外に重なっているため、毛屑は上枠体12の表面に沿って落下せざるを得ず、毛屑が浮動隙間Eに入り込むことはない。仮に下防塵壁53bの外面に毛屑が付着したとしても、かみそりヘッド2Bが下向きにならない限りは、毛屑が浮動隙間Eに入り込むことはない。なお、上下の防塵壁53a・53bは、かみそりヘッド2Bがいかなる方向へ傾動したとしても、全周にわたって内外に重なる状態を維持できるので、浮動隙間Eの周囲側面が外部空間に対して直接開放されることはない。
防塵壁53は、ヘッドフレーム25から下向きに突設される上防塵壁53aと、上枠体12から上向きに突設される下防塵壁53bとからなるので、両防塵壁53a・53bの突出寸法を小さくしながら、両者53a・53bを内外に重ねることができ、突出寸法が少なくて済む分だけ両防塵壁53a・53bの壁強度を増強できる。
図12は防塵壁53に関する本発明の別実施例を示す。そこでは、ヘッドフレーム25と一体に形成した上防塵壁53aのみで防塵壁53を構成し、その下向きに開口するスカート状の周囲壁で本体ケース1の上部開口面を覆うことにより、毛屑などが本体ケース1の開口内面に侵入するのを防止できるようにした。この場合の上枠体12は、前後ケース11a・11bを分離不能に固定する部品として機能するが、その上面に補助防塵壁54を備えることができる。
上記の実施例では、かみそりヘッド2Bが全方向へ浮動可能に支持する場合について説明したが、かみそりヘッド2Bは上下、左右、前後のいずれかひとつの方向へ傾動できる場合にも、本発明は適用できる。また、かみそりヘッドの浮動支持構造は、実施例で説明した構造に限られず、要はかみそりヘッド2Bが上下、左右、前後方向へ傾動できる構造であればよい。モーター27を内ケース10に固定しておき、モーター27の出力軸とカム機構31とをフレキシブル軸で接続して、モーター28を含まないかみそりヘッド2Bを浮動可能に支持してもよい。
かみそりヘッド2Bには、メイン刃29のみを設けてあってもよく、センター刃30を備えている必要はない。かみそりヘッド2Bに1個のメイン刃29を設けた電気かみそりや、メイン刃29がロータリー式の内刃を備えている電気かみそりであってもよい。上枠体12と同様に、上防塵壁53aはヘッドフレーム25とは別の独立した部品で形成することができる。下防塵壁53bと、その内面側に設けた上防塵壁53aとで防塵壁53を構成してもよい。
防塵構造を示す縦断正面図である。 電気かみそりの正面図である。 電気かみそりの側面図である。 電気かみそりの分解正面図である。 本体ケースの分解斜視図である。 かみそりヘッドの分解正面図である。 浮動支持構造を示す分解斜視図である。 図3におけるA−A線断面図である。 電気かみそり上部の縦断側面図である。 浮動支持構造を示す断面側面図である。 図3におけるB−B線断面図である。 防塵構造の別実施例を示す断面図である。
符号の説明
1 本体ケース
2 作動ユニット
2A 電装品部
2B かみそりヘッド
10 内ケース
11 外ケース
11a 前ケース
11b 後ケース
12 上枠体
13・14 ランド部
53 防塵壁
53a 上防塵壁
53b 下防塵壁
E 浮動隙間

Claims (8)

  1. 本体ケース1と、本体ケース1に装填される作動ユニット2とを備えており、
    作動ユニット2が、本体ケース1に収容される電装品部2Aと、電装品部2Aに対して上下、左右、前後のいずれかひとつの方向へ浮動可能に支持されるかみそりヘッド2Bとで構成してあり、
    かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に、かみそりヘッド2Bの浮動移動を許す浮動隙間Eが形成されている電気かみそりであって、
    浮動隙間Eの周囲開口面が、かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に設けた防塵壁53で遮蔽されていることを特徴とする電気かみそり。
  2. かみそりヘッド2Bが、電装品部2Aに対して上下、左右、前後の各方向のうち、複数方向へ浮動自在に支持されている請求項1記載の電気かみそり。
  3. かみそりヘッド2Bの外面下部に、下向きに開口する防塵壁53を形成してある請求項1または2記載の電気かみそり。
  4. 防塵壁53が、かみそりヘッド2Bの外面下部に下向きに開口する状態で設けた上防塵壁53aと、浮動隙間Eに臨む本体ケース1の上部に設けられて上向きに開口する下防塵壁53bとで構成されており、
    上下の防塵壁53a・53bが、内外に重なって浮動隙間Eの周囲を遮蔽している請求項1または2または3記載の電気かみそり。
  5. 浮動隙間Eが、周方向へ連続する無端環状の空間で形成されており、
    本体ケース1の上部と防塵壁53とが、浮動隙間Eの全周囲部分において内外に重なる状態で形成されている請求項3または4記載の電気かみそり。
  6. 上防塵壁53aの周面と、本体ケース1の上部周面とが、同一平面上に設けてある請求項5記載の電気かみそり。
  7. 本体ケース1が、内ケース10と、内ケース10の外面を覆う前後に二分割された外ケース11と、外ケース11の上端に配置固定される、下防塵壁53を含む上枠体12とで構成されており、
    前ケース11aと後ケース11bとからなる外ケース11の上端に上枠体12を外嵌固定することにより、前後ケース11a・11bが上枠体12で分離不能に固定されている請求項4から6のいずれかに記載の電気かみそり。
  8. 内ケース10の左右両側に、外ケース11の外面に露出するランド部13・14が突設されており、
    ランド部13・14は、上下および前後に拡がりを有する突起で形成されて、外ケース11の表面と面一になる状態で突設されており、
    前ケース11aと後ケース11bとの接合面にランド部13・14を配置して、前後の両ケース11a・11bをランド部13・14で位置決めしている請求項7記載の電気かみそり。
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