JP2005090593A - 蛇腹部を有する吸気ダクト - Google Patents
蛇腹部を有する吸気ダクト Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005090593A JP2005090593A JP2003323455A JP2003323455A JP2005090593A JP 2005090593 A JP2005090593 A JP 2005090593A JP 2003323455 A JP2003323455 A JP 2003323455A JP 2003323455 A JP2003323455 A JP 2003323455A JP 2005090593 A JP2005090593 A JP 2005090593A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bellows
- duct
- intake duct
- noise
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/10—Air intakes; Induction systems
- F02M35/10091—Air intakes; Induction systems characterised by details of intake ducts: shapes; connections; arrangements
- F02M35/10137—Flexible ducts, e.g. bellows or hoses
Landscapes
- Joints Allowing Movement (AREA)
Abstract
【課題】 蛇腹部を有する吸気ダクトの性能を改善する。
【解決手段】 蛇腹部を多重構造(2)とし、該多重構造(2)に空隙層(2a)を設けている。蛇腹部を多重構造としてので、蛇腹の独特の性能を維持しながら蛇腹部の強度を増加させることが可能であり、又空隙層は蛇腹部内を通過する流体により発生される騒音を吸収する効果がある。従って、低騒音及び高強度の蛇腹部を有する吸気ダクトを安価に提供することが可能である。
【選択図】 図2
【解決手段】 蛇腹部を多重構造(2)とし、該多重構造(2)に空隙層(2a)を設けている。蛇腹部を多重構造としてので、蛇腹の独特の性能を維持しながら蛇腹部の強度を増加させることが可能であり、又空隙層は蛇腹部内を通過する流体により発生される騒音を吸収する効果がある。従って、低騒音及び高強度の蛇腹部を有する吸気ダクトを安価に提供することが可能である。
【選択図】 図2
Description
本発明は、蛇腹構造を持つブロー成形中空体に関するもので、空気などの気体を導入するダクト、ホース、パイプなどに利用できる。特に空気を利用する自動車用エンジンなどに必要とされる吸気系のダクト、ホース、パイプなどに利用でき、吸気の際に発生する騒音防止が必要なダクト、ホース、パイプに好適なものである。
自動車用エンジン吸気系部品などでは、エンジンに空気を導入する吸気ダクトやターボチャージャーで加給された空気を送るターボパイプ等にブロー成形中空製品が利用されているが、それら吸気系のダクトやパイプは、ダクトやパイプをつないでいる部品間(例えば、エンジン側と車体側の部品間)の振動を吸収する目的や取り付け性の改善のために蛇腹部分が設けられている。
また、吸気ダクトやターボパイプに設けられた蛇腹部は、蛇腹の伸縮性や屈曲性を向上させるためにダクトやパイプの本体部分より薄肉の構造を取るのが一般的であり、この薄肉化による効果で蛇腹性能を発揮させている。
一方、自動車エンジンやターボチャージャーで発生する騒音は、これらの吸気ダクトやターボパイプの部分からも放射騒音として外部に放出されるが、特に薄肉の蛇腹部分からは、薄肉であるために透過する放射騒音が大きく、騒音の低減に関しては課題であり、この騒音を消すために様々なエ夫がなされてきた。
例えば、騒音を発生する吸気ダクトやターボパイプの蛇腹部に、シート状の発泡ウレタンや発泡ゴムを巻きつけ、テープで固定し、蛇腹部からの放射騒音を低減させる方法や、蛇腹部の全周をRIM成形(反応射出成形)による発泡ウレタン層で覆い、この発泡ウレタン層で放射騒音を吸収するなどの方法が取られていた。これらの従来の方法は、いずれの場合も、発泡体による騒音吸収効果を利用しているが、発泡体などの部品コストや加エコストが高かった。
上記従来の方法においては、吸気ダクトやターボパイプの蛇腹部からの放射騒音を低減させるために、発泡体を利用し、それらを種々の方法で蛇腹部に付加させているが、いずれの場合も部品コストや加エコストが高く、より簡便で効果のある方法が望まれていた。
本発明の目的は、上記従来の欠点を解決し、蛇腹部を有する吸気ダクトやターボパイプにおいて、安価で且つ容易に、蛇腹部からの放射騒音を低減する機能を持つものを提供することにある。
具体的には、吸気ダクトやターボパイプの蛇腹部を多重構造とし、この多重構造の蛇腹部分に空気層からなる中間層(空隙)を設け、この空気層からなる中間層において、ダクトやパイプの蛇腹部内部より放射される騒音をさせるものである。
ブロー成形で形成される本発明の方法は、それぞれに多重蛇腹構成部分を持つ2つのブロー成形品の、多重蛇腹構成部を重ね合わせ、一体化することによって空気層(空隙)を有する蛇腹部を形成させるものであり、空気層を形成させる外部蛇腹を持つブロー成形品の内部に、空気層を形成させる内部形成部を持つブロー成形品を挿入し、蛇腹部分で中間空気層を有する構造とすると共に、その両者を熱溶着や接着などの手段により一体化し、所望の形状と機能を有する蛇腹部に多重構造を持たせたダクト、パイプとするものである。
空気層を有する多重構造蛇腹を形成させる方法としては、例えばスパイラル形状を有する外径の大きい外部形成蛇腹を有するダクトの蛇腹部に、同じ蛇腹ピッチで外径の小さいスパイラル形状を有する蛇腹ダクトの蛇腹部をネジ込み、それぞれの蛇腹山部の高さの相違する部分で空気層を持つ空隙を形成させ、そのネジ込み一体化させた端部を熱溶着や接着或は部分オーバーモールド成形などの手段によって一体化させる方法や外部蛇腹を形成する蛇腹を持つ蛇腹ダクトの蛇腹部に、多重構造蛇腹の内部形成部を持つダクトの多重構造蛇腹内部形成部を挿入し、その重複した端部を熱溶着や接着或は部分オーバーモールド成形などの手段によって一体化させる方法で所望の形状と放射騒音防止効果を有する蛇腹部に多重構造を持たせたダクト、パイプを製造することによって、信頼性が高くコストダウンが図れる製品を提供することにある。
本発明により奏せられる効果は次の通りである。
蛇腹構造を持つ吸気ダクト、パイプにおいて(1)ダクト、パイプの蛇腹部より透過し放射する騒音を低減できる。(2)蛇腹部を多重構造としその中間空気層で騒音を吸収するので、安価で効果のある製品が得られる。(3)シンプルで簡単なエ程と構造で騒音防止効果のある多重構造体が製造できる。(4)蛇腹部を多重構造としたので、蛇腹部の強度が増加される。
以下、この発明の実施例を図面に基ずいて詳細に説明する。
図1は、本発明による実施例が適用される蛇腹部を有する吸気ダクトの外観略図で、吸気ダクト1は、車体側組付け部1aとエンジン側(ターボチャジャー側)組付け部1bを有し、その車体側とエンジン側の振動と組付け部の走行中の相対変位を吸収するために蛇腹部1cが設けられている。また、エンジンのブローバイガスを戻すためのコネクターパイプ1dがダクトの中央部に設けられている。
図2は、図1のダクト蛇腹部1cに本発明による実施例を適用した実施第一例で、スパイラル形状を有する蛇腹を重ねることによって形成した多重構造蛇腹を示す部分断面略図である。
多重構造蛇腹部2は、ダクト端部にスパイラル構造を有し外径形状の大きい外部形成蛇腹部3aを持つダクト3と、ダクト端部に同じピッチを持つ山部高さの低いスパイラル形状の内部形成蛇腹部4aを持つダクト4を、互いにねじ込むことによって形成させる。内部形成蛇腹部4aと外部形成蛇腹部3aは、蛇腹ピッチを同じにし、山部高さを変えることによって、内部形成蛇腹部4aの外周部の一部と外部形成蛇腹部3aの内部とが接触する構造をとり、この両者の間に空気層を形成する中間空隙層2aを設ける。
2つのブロー成形ダクトは、スパイラル蛇腹部をねじ込んで一体化した後、外部形成蛇腹部3aを持つダクト3のダクト端部3bと、内部形成蛇腹部4aを持つダクト4のダクト溶着部4bとを溶着し、溶着部5によって気密性と接合強度を保持させる。
図3は、本発明による実施例を適用した実施第二例で、多層構造蛇腹部の内部形成部を非蛇腹構造とした例(図示例の場合は、円筒形状構造)を示す部分断面略図である。
多重構造蛇腹部22は、ダクト端部に外径形状の大きい外部形成蛇腹部6aを持つダクト6と、ダクト端部に外径がダクト6内部形成蛇腹部の内径より径の小さい円筒形状の内部形成部7aを有するダクト7を挿入して形成させる。多重構造蛇腹部22の空気層を有する中間空隙層22aは、外部形成蛇腹部6aを持つダクト6と、ダクト7の内部形成部7aとの間に形成される空隙によって形成され、この多重構造を形成するダクト6とダクト7の接合は、ダクト6の端部6bとダクト7の溶着部7bとを溶着することによって一体化し、溶着部55で接合したダクト6とダクト7の気密性と接合強度を保持させる。
この中間空隙層22aによって形成された空気層によって、ダクト内部より発生する放射騒音は吸収され、単独の蛇腹構造に比べ良好な騒音低下効果をもたらした。
本実施例の場合、外部に設けられるダクト6の蛇腹形成部6aが十分な屈曲性や柔軟性を有するのでダクト7の内部形成部7aは軟質の樹脂とし、外部に設けられたダクト6の蛇腹部6aの機能を損なうことのない柔軟性を有した樹脂とすることによって所望の機能と効果を得ることができる。
本発明者らの、上記実施例によって得られた放射騒音の低減効果は、従来の単層の蛇腹構造に比べ10〜40%の騒音低下が図られ、所望とする放射騒音の低減効果が得られた。
前記実施例は、本発明の実施の態様の一例であり、前記実施例のほかに様々な態様の構造や形状を有する中間空隙空気層の多重構造蛇腹部を形成したブロー成形中空成形体からなる吸気ダクト等が、前記実施例以外の方法によっても提供可能なことはもちろんである。
また、本発明による製品は、自動車やその他内燃機関を有する吸気ダクト、パイプのみならず、その他騒音を発生する機構のダクト、パイプとしても利用可能であり、従来の方法に比べ信頼性の高い製品が安価に且つ効率よく提供できることはもちろんである。
1:吸気ダクト
1c:蛇腹部
2:多重構造蛇腹部
2a:中間空隙層
1c:蛇腹部
2:多重構造蛇腹部
2a:中間空隙層
Claims (2)
- ブロー成形による蛇腹部を有する吸気ダクトにおいて、該蛇腹部が多重構造を有し、且つ多重構造部に空隙層が設けられていることを特徴とするブロー成形による蛇腹部を有する吸気ダクト。
- 請求項1において、前記空隙層が吸音効果を持つことを特徴とするブロー成形による蛇腹部を有する吸気ダクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003323455A JP2005090593A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 蛇腹部を有する吸気ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003323455A JP2005090593A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 蛇腹部を有する吸気ダクト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005090593A true JP2005090593A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34454528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003323455A Pending JP2005090593A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 蛇腹部を有する吸気ダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005090593A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313064A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯乾燥機 |
DE102007004766A1 (de) * | 2007-01-31 | 2008-08-07 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Wellschlauch |
DE102007059102A1 (de) * | 2007-12-07 | 2009-06-10 | Audi Ag | Luftansauganordnung für eine Brennkraftmaschine |
JP2011112307A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Inoac Corp | ダクトおよびその製造方法 |
CN103670838A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-03-26 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种进气导流管及其制备方法 |
ITMO20130339A1 (it) * | 2013-12-12 | 2015-06-13 | Cnh Italia Spa | Condotto per la presa d'aria di un motore. |
WO2018003700A1 (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-04 | 東レ株式会社 | ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物およびそれを用いた中空成形品 |
CN111196121A (zh) * | 2018-11-16 | 2020-05-26 | 保时捷股份公司 | 用于车辆通风***的在循环空气运行与新鲜空气供给之间的切换装置 |
-
2003
- 2003-09-16 JP JP2003323455A patent/JP2005090593A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313064A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯乾燥機 |
DE102007004766A1 (de) * | 2007-01-31 | 2008-08-07 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Wellschlauch |
DE102007059102A1 (de) * | 2007-12-07 | 2009-06-10 | Audi Ag | Luftansauganordnung für eine Brennkraftmaschine |
JP2011112307A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Inoac Corp | ダクトおよびその製造方法 |
WO2015086706A1 (en) * | 2013-12-12 | 2015-06-18 | Cnh Industrial Italia S.P.A. | Hose assembly for an engine air intake system |
ITMO20130339A1 (it) * | 2013-12-12 | 2015-06-13 | Cnh Italia Spa | Condotto per la presa d'aria di un motore. |
CN105940214A (zh) * | 2013-12-12 | 2016-09-14 | 凯斯纽荷兰(中国)管理有限公司 | 用于发动机进气***的软管组件 |
US9897052B2 (en) | 2013-12-12 | 2018-02-20 | Cnh Industrial America Llc | Hose assembly for an engine air intake system |
CN103670838A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-03-26 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种进气导流管及其制备方法 |
CN103670838B (zh) * | 2013-12-31 | 2016-03-30 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种进气导流管的制备方法 |
WO2018003700A1 (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-04 | 東レ株式会社 | ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物およびそれを用いた中空成形品 |
US10577501B2 (en) | 2016-06-29 | 2020-03-03 | Toray Industries, Inc. | Polyphenylene sulfide resin composition and hollow forming products using the same |
CN111196121A (zh) * | 2018-11-16 | 2020-05-26 | 保时捷股份公司 | 用于车辆通风***的在循环空气运行与新鲜空气供给之间的切换装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8844579B2 (en) | Flexible vibration absorbing tube | |
EP1903269B1 (en) | Connection structure for different kinds of metal tubes | |
JP2004316901A (ja) | プラスチック管を他のプラスチック部材と超音波溶接により結合する方法 | |
JP2005090593A (ja) | 蛇腹部を有する吸気ダクト | |
JP2002106759A (ja) | コルゲートチューブ | |
JP2001073894A (ja) | 吸気ダクト | |
JPH11182979A (ja) | 自動車用空気調和装置の冷媒配管用フレキシブルチューブ | |
JP2007291858A (ja) | 吸気部材及びその製造方法 | |
JPH1047183A (ja) | 内燃機関の吸気管 | |
JPH09257184A (ja) | 脈動吸収ホース | |
JP3800456B2 (ja) | 車両用排気消音装置 | |
JP4280577B2 (ja) | 吸気管の防音構造 | |
JP5238347B2 (ja) | 異種金属管の接続構造及び接合方法 | |
JP2008240693A (ja) | 消音器付き吸気ダクト及びその製造方法 | |
JP2008201324A (ja) | 吸気系部品の取付構造 | |
JP2005220897A (ja) | 消音器と消音器の製造方法 | |
JP2004108174A (ja) | 排気管可撓継手 | |
KR20190027724A (ko) | 배기 시스템을 위한 음향 발생용 조립체 | |
JP2000249010A (ja) | エンジン用吸気チューブ | |
JP2001059458A (ja) | 内燃機関用吸気マニホールド | |
JP3938029B2 (ja) | 蛇腹金属管付ホース | |
JP2011080539A (ja) | 管体周面接触構造、管体接続構造及び気体処理装置 | |
JPS6325299Y2 (ja) | ||
JPH03244891A (ja) | 自動車用樹脂製フィラーパイプ | |
US20190063382A1 (en) | Silencer systems and assemblies |