JP2005065815A - 肘掛け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水平回転調整機構を設けて肘掛け部を水平面上の広い領域内で所望の位置に容易且つ円滑に設定する位置調整を可能にすると共に、平回転調整機構を前後スライド調整機構と併用することによって一段と広範囲な水平移動を可能にする。
【解決手段】 肘掛けの高さ調整機構を備えた支柱部4と、肘掛けの前後スライド調整機構を備えた肘掛け部6と、支柱部4と肘掛け部6との間を連結する回転操作部5を設け、回転操作部5には回転軸部に旋回アームを取り付けた旋回回転体47を設け、旋回アームと回動可能に連結した肘掛け部6を円周上軌跡に沿って前後及び左右に水平移動させる水平回転調整機構を備えている肘掛け装置1である。
【選択図】 図8

Description

本発明は、椅子などに装着する肘掛け装置であって、特に肘掛けの高さや水平面上における角度及び前後位置などを可変できるようにした肘掛け装置に関する。
この種の肘掛け装置は、例えばOA機器を載置した事務用机などと一対で使用される事務用椅子などに装着されるが、マウスやキーボードなどの入力手段を操作する際に、使用者の体型や姿勢などに適合するように肘掛けを調整し、身体に無理な負担が掛からないようにしている。
このような肘掛け装置については、例えば特許文献1〜3を含む各種の提案がなされており、特許文献1の場合には、上下の高さ位置調整と前後及び左右の水平スライド調整が可能であり、特許文献2の場合には、垂直角度調整と左右の水平スライド及び水平角度調整が可能であり、特許文献3の場合には、上下の高さ位置調整と左右の水平スライド調整及び水平角度調整が可能である。
特開平11−137370号公報 特開平11−155682号公報 特開平11−332694号公報
これら従来技術の調整機構による肘掛け装置の場合には、特に水平面上での肘掛けの移動を、直線上に沿った前後スライド又は及び左右スライドによって行っているので、水平移動範囲が限定され且つ移動操作を円滑に行うことが困難であると共に、前後スライドさせた際に通常時における肘掛け位置から大幅に移動させることができなかった。
そこで本発明では、これら従来技術の課題を解決し得る肘掛け装置を提供するものであって、特に水平回転調整機構を設けて肘掛け部を水平面上の広い領域内で所望の位置に容易且つ円滑に設定する位置調整を可能にすると共に、この平回転調整機構を前後スライド調整機構と併用することによって、一段と広範囲な水平移動が可能にすることを主たる目的とし、さらには簡単な構成で操作が容易な水平角度調整機構と高さ調整機構及び前後スライド調整機構を提供するものである。
本発明による肘掛け装置は、肘掛けの高さ調整機構を備えた支柱部と、肘掛けの前後スライド調整機構を備えた肘掛け部と、支柱部と肘掛け部との間を連結する回転操作部を設け、回転操作部には回転軸部に旋回アームを取り付けた旋回回転体を設け、旋回アームと回動可能に連結した前記肘掛け部を円周上軌跡に沿って前後及び左右に水平移動させる水平回転調整機構を備えている。(請求項1)
請求項1における回転操作部には、前記支柱部の上端に取り付けた角度制御板と、角度制御板上で揺動回転する揺動回転体を設けた肘掛けの水平角度調整機構を備え、揺動回転体に対して前記水平回転調整機構を構成する旋回回転体の回転軸部を、回動可能に連結させる形態を採ることができる。(請求項2)
請求項2における水平角度調整機構は、前後に配置した2体の旋回回転体をそれぞれプーリを介して前記揺動回転体に取り付けると共に、各プーリの間に伝動ベルトを架設して各旋回回転体を連動可能に連結させる形態を採ることができる。(請求項3)
請求項1〜3における支柱部には、下端側を固定した内筒部材に対して摺動可能に外筒部材が被着され、上部側に操作レバーを下部側に係止片を設けた昇降操作部材の中間部を、上端が前記回転操作部側と連結される支柱本体に枢着させ、昇降操作部材と支柱本体の両側に側板部材を設けて前記内筒部材内に収容させ、一方の側板部材には昇降操作部材の下部側を支柱本体側へ付勢するばね部材を設けると共に、他方の側板部材には係止片が係止するラックを設けた高さ調整機構を備えている形態を採ることができる。(請求項4)
請求項1〜3における肘掛け部には、前後方向へスライド可能に嵌合させたスライド案内板とスライド板とを肘掛けパッドと肘掛けカバーの間に設け、スライド板は肘掛けパッド及び肘掛けカバーに対して連動可能に係止されると共に、スライド案内板には肘掛けカバーに設けた遊動案内溝孔を挿通した前記旋回回転体の旋回アームが枢着された前後スライド調整機構を備えている形態を採ることができる。(請求項5)
請求項1の肘掛け装置では、従来技術でも行われているように、肘掛けの高さ調整や水平面上での角度及び前後スライド調整に加えて、旋回アームによって肘掛け部を前後の向きが変わらない姿勢で水平面上を回転させる水平回転調整機構を設け、肘掛け部を円周上軌跡に沿って前後及び左右に水平移動させることができる。
従って、この水平回転調整機構の場合には従来技術のように水平面上で前後スライド調整又は左右スライド調整を単独で行う場合に比べて、肘掛け部を水平面上の広い領域内で所望の位置に容易且つ円滑に設定する水平位置調整が可能であると共に、前後スライド調整機構と併用することによって一段と広範囲な水平移動が可能であり、特に180度旋回させた状態でスライド調整を行うと、通常位置から大幅に移動させることができる。
請求項2の肘掛け装置では、水平回転調整機構と支柱部の間に水平角度調整機構を設けたことによって、肘掛け部は水平角度調整を行った姿勢で水平回転調整機構による前後及び左右への水平移動操作させることができる。
請求項3の肘掛け装置では、2体の旋回回転体を各プーリと伝動ベルトによって連動回転させることによって、旋回アームによる肘掛け部の水平回転操作を円滑に行うことができると共に、支柱部上に肘掛け部を安定状態で支持させることができる。
請求項4の肘掛け装置では、操作レバーを押圧してラックに対する係止片を開放した状態で、肘掛け部を支柱部に対して押し上げ又は押し下げることによって高さ調整を行い、簡単な構造と簡単な操作によって高さ調整を行うことができる。
請求項5の肘掛け装置では、肘掛け部を前後にスライドさせることによって、水平回転調整機構の旋回アームに連結されたスライド案内板に嵌合したスライド板が、肘掛けパッド及び肘掛けカバーに連動して前後スライド調整を行い、簡単な構造と簡単な操作によって前後スライド調整を行うことができる。
本発明による肘掛け装置について、本発明を適用した好適な実施例を示す添付図面に基づいて詳細に説明すると、肘掛け装置1は、図1で示すように座席2を備えた椅子本体側の側面に連結具3を介して取り付けられており、図2で示すように支柱部4の上端に設けた回転操作部5を介して肘掛け部6を一体に連結している。
肘掛け装置1は、図3〜6の分解斜視図のように、昇降可能な支柱部4を構成する図3で示す下部側部分と、回転可能な回転操作部5を構成する図4及び図5で示す中間部分と、前後スライド可能な肘掛け部6を構成する図6で示す上部側部分とを有し、これら各部分を一体に連結することによって、図7〜9で示す組立状態にしている。
下部側部分は、支持アーム7の一端側に連結板8を設けて椅子本体側に取り付けると共に、支持アーム7の他端側は方形筒状に形成した内筒部材9に連結して連結具3を構成しており、内筒部材9の外側には外筒部材10が上下方向へ摺動可能に嵌合されていると共に、内筒部材9の下端には蓋部材11が被着されている。
支柱部4は、支柱本体12とその一方側面に装着する昇降操作部材13及び、左右一対の側板部材14,15を備え、昇降操作部材13は、支柱本体12に対して揺動支点となる中間部を枢着軸16を介して連結され、下端側にはばね受け部17を設けて支柱本体12側のばね受け部18との間にコイルばねなどによる付勢ばね部材19を装着すると共に、下端側に設けた係止片20を支柱本体12側の窓孔21に突出させている。
また、支柱本体12には上端部に円盤状の連結板22を設け、連結板22の中央からボス23を突設すると共に、ボス23の両側に係止ピン24を突設させ、昇降操作部材13には上端側に操作レバー25を設け、側板部材14,15には板面にラック26a,27aを形成する切欠溝孔26,27を設け、下端には2つ割した支持筒30(30A,30B)が設けられている。
支柱部4は、支柱本体12に対して昇降操作部材13を連結すると共に、その両側に側板部材14,15を装着した状態で内筒部材9内に収容されるが、支柱本体12の連結板22は外筒部材10の上端に形成した環状の受け台28上に載置され、昇降操作部材13の操作レバー25は外筒部材10の上端側側面に形成した開口部29から突設され、側板部材14,15の支持筒30(30A,30B)は蓋部材11に形成した受け筒31内に装着される。
以上の構成による支柱部4では、支柱本体12と昇降操作部材13及び側板部材14,15を主要部材として、内筒部材9に対して外筒部材10を昇降移動させて肘掛け部6の高さ調整を行う高さ調整機構が設けられており、常時は肘掛け部6を任意の高さ位置でロック状態にすると共に、操作レバー25の操作でロック状態を解除して所望の高さ位置に可変することが可能である。
すなわち、常時は付勢ばね部材19の付勢力によって、支柱本体12の窓孔21から突出した係止片20が側板部材15のラック27aに係合してロック状態であるが、操作レバー25を押圧すると付勢ばね部材19の付勢力に抗して、枢着軸16を支点に昇降操作部材13を揺動させると、係止片20が後退してラック27aとの係合が解除されるので、この状態で外筒部材10を引き上げ又は引き下げて、肘掛け部6を所望の高さ位置にした後に操作レバー25の押圧を停止すると、調整後の高さ位置にロックされる。
中間部分は、図4で示すように支柱部4の上端側に連結される下部連結体5Aと、図5で示すように肘掛け部6の底面側に連結される上部連結体5Bによって回転操作部5が構成されており、下部連結体5A側には水平面上で内外へ所定角度ずつ揺動回転させ、肘掛け部6の首振り操作を行う水平角度調整機構を設けると共に、上部連結体5B側には水平面上で旋回させ、肘掛け部6の横及び前後移動を行う水平回転調整機構を設けている。
下部連結体5Aは、角度制御板32と揺動回転体33及び摺動リング34などを主要部材とし、これらを支柱部4の上部に取り付けて水平角度調整機構を構成するが、角度制御板32には揺動範囲の両側に回転角度を規制する係止片35を設けると共に、各係止片35間の座面には所定角度間隔毎にリブを放射状に設けてラック36が形成され、支柱本体12の連結板22に対して係止ピン24に位置決め孔37を嵌合し、ボス23の外周に軸心孔38を同心円状に配置する。
揺動回転体33は、上部側の外形が略楕円状をした箱形で軸心に向けて傾斜状の底面を有する連結カバー39と、軸心の底面側から二重筒に突設した連結筒部40と、底面から上方へ突設したボス41とを備え、ボス23の外周と軸心孔38の内周の間に、二重筒状体で形成した下部側の摺動リング34Aを挿入した後に、内筒が摺動リング34Aの溝孔に嵌合して外筒が角度制御板32の外周に嵌合する態様で連結筒部40を挿入する。
その後に、フランジ付き筒状体で形成した上部側の摺動リング34Bを連結筒部40の内筒内に嵌合させ、ばね座金42と平座金43を介してねじ44を連結板22のボス23に設けたねじ穴に螺着すると、角度制御板32に対して揺動回転体33が揺動回転可能に連結されるが、角度制御板32の係止片35によって揺動回転体33の揺動回転角度は規制されると共に、ラック36によって一定角度ずつ段階的に揺動回転する水平角度調整機構を構成する。
上部連結体5Bは、プーリ45(45A,45B)と伝動ベルト46及び旋回回転体47(47A,47B)などを主要部材とし、これらを下部連結体5Aの上部に取り付けて水平回転調整機構を構成するが、プーリ45は連結カバー39のボス41の外周に対して、二重筒状に形成した下部側の摺動リング48A(48)を嵌合した後にその外筒の外周に嵌合させ、各プーリ45A,45Bの間を保持板49で支持すると共に、各プーリ45A,45Bの間に伝動ベルト46を架設して連動回転できるようにしている。
旋回回転体47は、回転軸部の先端側に旋回アームを一体に連結し、回転軸部の底部側を摺動リング48の内筒と外筒の間に形成した環状溝内に挿入すると共に、フランジ付き筒状体で形成した上部側の摺動リング48B(48)を、段付き溝孔で形成した取付け孔50の内周とボス41の外周との間に挿入し、ばね座金51と平座金52を介してねじ53をボス41に設けたねじ穴に螺着し、連結カバー39に対して回転可能に連結する。
旋回回転体47は、旋回アームにボス54が突設されると共に、ボス54の外周に環状溝穴55が形成され、このボス54及び環状溝穴55を介して詳細を後述するように、旋回アームは肘掛け部6側に連結されており、この水平回転調整機構では旋回回転体47A,47Bの一方を回転させると他方が連動回転し、旋回アームは円周上の軌跡を描いて旋回するので、旋回アームに連結した肘掛け部6は支柱部4上で左右及び前後方向へ移動させることができる。
上部側部分は、肘掛けカバー56とスライド案内板57とスライド板58及び肘掛けパッド59などを主要部材として肘掛け部6が構成されており、スライド案内板57に対してスライド板58が前後方向へスライド可能に係合した状態で、肘掛けカバー56と肘掛けパッド59の間に収容されると共に、スライド案内板57は肘掛けカバー56の開口部を介して上部連結体5B側に連結されている。
肘掛けカバー56と肘掛けパッド59は、いずれも略方形状をした浅い箱形形状であって、肘パット59の内面側の四隅にはボス60が突設され、肘掛けカバー56の内面側の四隅には通孔を備えたボス60の受け座金61を設け、受け座金61の通孔に挿入した止めねじ62をボス60のねじ穴に螺着して一体の箱形に形成されるが、肘掛けカバー56には旋回回転体47の旋回アームが突設される幅広の長円形状をした遊動案内溝孔63(63A,63B)が開口されている。
スライド案内板57は、板面の長手方向に沿った両側に係合用突片64を突設し、係合用突片64には樹脂材などで形成した摺動片65を被着すると共に、板面には底面側へ突設する筒状突起66を設け、スライド板58には板面の長手方向に沿った両側をコ字状に折り曲げた摺動溝67を設けると共に、板面には遊動案内溝孔63(63A,63B)の内側に整合する幅狭の長円形状をしたスライド溝孔68(68A,68B)が開口され、摺動片65を摺動溝67に差し込んでスライド案内板57とスライド板58が長手方向へ摺動可能な状態で連結されている。
上部連結体5B側との連結は、旋回回転体47の旋回アームに設けたボス54に、二重筒状で形成した下部側の摺動リング69A(69)を嵌合して環状溝穴55に収容させ、スライド案内板57に設けた筒状突起66の先端側を、肘掛けカバー56の遊動案内溝孔63に挿通して、摺動リング69Aの内筒と外筒間に形成した環状溝に嵌合すると共に、フランジ付き筒状体で形成した上部側の摺動リング69B(69)を、筒状突起66の内周とボス54の外周の間に挿入し、ばね座金70と平座金71を介してねじ72をボス54に設けたねじ穴に螺着すると、スライド案内板57が旋回回転体47に連結される。
上部連結体5B側に連結されたスライド板58は、肘掛けパッド59及び肘掛けカバー56に対しては、肘掛けパッド59の内面四隅に突設されたボス60によって前後及び左右の動きが規制され、スライド案内板57に対しては、スライド溝孔68(68A,68B)内に頭部が頭部を突出させたねじ72によって左右の動きが規制されているので、肘掛けパッド59及び肘掛けカバー56の動きに連動すると共に、スライド溝孔68に沿った前後方向へねじ72の頭部が可動できる範囲内でスライドが可能である。
以上の構成による肘掛け部6では、上部連結体5B側に連結されたスライド案内板57と、スライド案内板57に対して摺動可能なスライド板58によって前後スライド調整機構が構成され、肘掛けパッド59を前後方向にスライドさせると、回転操作部5側に固着されているスライド案内板57との間で、肘掛けカバー56及びスライド板58と一緒に前後方向へ移動させることができる。
次に、各調整機構について図10〜14で説明すると、支柱部4に設けた高さ調整機構は、図示の実施例の場合には図10で示すように、肘掛け部6の高さ位置は下降位置と上昇位置の間を110mmの可動範囲で昇降移動できるようにしているが、この可動範囲は支柱本体12や昇降操作部材13及び側板部材14,15などの主要部材の長さを変えることによって、任意に設定することができる。
下部連結体5Aに設けた水平角度調整機構は、図示の実施例の場合には図11で示すように、内側位置へ15度と外側位置へ75度の位置に各係止片35を設け、90度の移動範囲で揺動回転するように設定されているが、係止片35の位置を変えることによって移動範囲を任意に設定することができる。
上部連結体5Bに設けた水平回転調整機構は、図14で示すように通常時は、旋回回転体47(47A,47B)が肘掛け部6の長手方向に沿って直列状態で整列しているが、旋回回転体47を90度回転させた場合には、旋回回転体47が肘掛け部6の短手方向に沿って並列状態で整列し、その間に肘掛け部6は向きを一定にした状態で円周上の軌跡を描きながら旋回して横方向及び後方向へ移動するが、図示の実施例の場合には図12(a)で示すように、左又は右に30mmと後へ30mm移動する。
また、この状態から更に90度すなわち通常時より180度回転させると、旋回回転体47は通常時とは逆向きの状態で肘掛け部6の長手方向に沿って直列状態で整列し、これによって横方向は通常時の状態に復帰するが後方向へは更に移動させることができ、図示の実施例の場合には図12(b)で示すように、図12(a)の状態から更に後へ30mm移動して、通常時の状態から60mm移動するように設定されており、この後退位置は支柱部4の直上位置に対する肘掛け部6の前後の長さ寸法を、アンバランスにして寸法差を持たせることによって所望に設定することが可能である。
肘掛け部6に設けた前後スライド調整機構は、図示の実施例の場合には図13(a)で示すように、肘掛け部6は通常時の状態より40mmスライドして後退するように設定されているが、特に図14で示すように水平回転調整機構と前後スライド調整機構を組み合わせて使用すると、可動範囲を一段と大きく設定することが可能であり、図示の実施例の場合には図13(b)で示すように、180度回転位置で60mm後退して更にスライドによって40mm後退するので、合計では100mm後退させることができる。
なお、図示の実施例では支柱部4の直上位置に対して、肘掛け部6は前方側を長く後方側を短く形成し、これによって水平回転調整及び前後スライド調整を行った際に肘掛け部6が通常時より後方側へ移動するようにしているが、肘掛け部6の前方側を短く後方側を長く形成して、水平回転調整及び前後スライド調整を行った際に肘掛け部6が通常時より前方側へ移動する形態を採ることもできる。
以上のように、肘掛け装置1では従来行われている高さ位置調整や水平角度調整及び前後スライド調整を行うことができると共に、これに加えて支柱部4と肘掛け部6の回転操作部に水平回転調整機構を設け、旋回回転体47を時計方向又は反時計方向へ旋回させることによって、肘掛け部6は向きを一定方向にした状態で左右方向及び前後方向へ水平移動させることが可能である。
特に、水平回転調整と前後スライド調整を併用することによって、旋回する旋回回転体47の任意な水平回転位置から前後スライド調整を行うことができると共に、通常状態から180度回転した位置では、前後スライド調整を単独で行った場合に比べて、肘掛け部6の移動範囲を大きくすることができる。
図示の実施例では、肘掛け装置を椅子側に取り付けているが、この肘掛け装置を事務用机などの机側に取り付けて使用することも可能である。
本発明を適用した肘掛け装置の使用状態を示し、椅子に取付けた使用状態図である。 肘掛け装置における要部の外観を示す斜視図である。 肘掛け装置における下部側に設けた支柱部を示す分解斜視図である。 肘掛け装置における中間部分に設けた回転操作部の下部側を示す分解斜視図である。 肘掛け装置における中間部分に設けた回転操作部の上部側を示す分解斜視図である。 肘掛け装置における上部側に設けた肘掛け部を示す分解斜視図である。 肘掛け装置を肘掛け部の短手方向に沿った断面で示す縦断面図である。 肘掛け装置を肘掛け部の長手方向に沿った断面で示す縦断面図である。 肘掛け装置を一部は破断した状態で示す平面図である。 肘掛け装置の支柱部に設けた高さ調整機構による調整動作を示す動作説明図である。 肘掛け装置の回転操作部に設けた角度調整機構による調整動作を示す動作説明図である。 肘掛け装置の回転操作部に設けた回転調整機構による調整動作を示す動作説明図である。 肘掛け装置の肘掛け部に設けたスライド調整機構による調整動作を示す動作説明図である。 肘掛け装置における回転調整機構とスライド調整機構を併用した調整動作を示す動作説明図である。
符号の説明
1 肘掛け装置
2 (椅子の)座席
3 連結具
4 支柱部
5 回転操作部
5A 下部連結体
5B 上部連結体
6 肘掛け部
7 支持アーム
8 連結板
9 内筒部材
10 外筒部材
11 蓋部材
12 支柱本体
13 昇降操作部材
14,15 側板部材
19 付勢ばね部材(コイルばね)
20 係止片
25 操作レバー
26a,27a ラック
32 角度制御板
33 揺動回転体
45 プーリ
46 伝動ベルト
47 旋回回転体
56 肘掛けカバー
57 スライド案内板
58 スライド板
59 肘掛けパッド
63 遊動案内溝孔
65 摺動片
67 摺動溝
68 スライド溝孔

Claims (5)

  1. 肘掛けの高さ調整機構を備えた支柱部と、肘掛けの前後スライド調整機構を備えた肘掛け部と、支柱部と肘掛け部との間を連結する回転操作部を設け、回転操作部には回転軸部に旋回アームを取り付けた旋回回転体を設け、旋回アームと回動可能に連結した前記肘掛け部を円周上軌跡に沿って前後及び左右に水平移動させる水平回転調整機構を備えていることを特徴とする肘掛け装置。
  2. 前記回転操作部には、前記支柱部の上端に取り付けた角度制御板と、角度制御板上で揺動回転する揺動回転体を設けた肘掛けの水平角度調整機構を備え、揺動回転体に対して前記水平回転調整機構を構成する旋回回転体の回転軸部を、回動可能に連結させる請求項1に記載した肘掛け装置。
  3. 前記水平角度調整機構は、前後に配置した2体の旋回回転体をそれぞれプーリを介して前記揺動回転体に取り付けると共に、各プーリの間に伝動ベルトを架設して各旋回回転体を連動可能に連結させる請求項2に記載した肘掛け装置。
  4. 前記支柱部には、下端側を固定した内筒部材に対して摺動可能に外筒部材が被着され、上部側に操作レバーを下部側に係止片を設けた昇降操作部材の中間部を、上端が前記回転操作部側と連結される支柱本体に枢着させ、昇降操作部材と支柱本体の両側に側板部材を設けて前記内筒部材内に収容させ、一方の側板部材には昇降操作部材の下部側を支柱本体側へ付勢するばね部材を設けると共に、他方の側板部材には係止片が係止するラックを設けた高さ調整機構を備えている請求項1〜3に記載した肘掛け装置。
  5. 前記肘掛け部には、前後方向へスライド可能に嵌合させたスライド案内板とスライド板とを肘掛けパッドと肘掛けカバーの間に設け、スライド板は肘掛けパッド及び肘掛けカバーに対して連動可能に係止されると共に、スライド案内板には肘掛けカバーに設けた遊動案内溝孔を挿通した前記旋回回転体の旋回アームが枢着された前後スライド調整機構を備えている請求項1〜3に記載した肘掛け装置。
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