JP2005053184A - 孔版印刷装置 - Google Patents
孔版印刷装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005053184A JP2005053184A JP2003288917A JP2003288917A JP2005053184A JP 2005053184 A JP2005053184 A JP 2005053184A JP 2003288917 A JP2003288917 A JP 2003288917A JP 2003288917 A JP2003288917 A JP 2003288917A JP 2005053184 A JP2005053184 A JP 2005053184A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- image
- sheet
- stencil
- printing apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
【課題】 孔版印刷装置において、裁断操作やオプションドラムを要することなく且つ装置コストの大幅な上昇を来たすことなくマスタの節約ができるようにする。
【解決手段】 二面分割印刷モードを設定し、A3サイズの1版分のマスタ4に、その製版・搬送方向に異なる原稿のA4サイズの画像Aと画像Bを並べて製版するとともに、画像Aと画像Bの間には未製版エリアCを形成し、製版されたマスタ4を印刷ドラムの外周面に巻装する。印刷においては、画像Aに対応した印圧範囲(2)で画像Aを印刷した後、画像Bに対応した印圧範囲(3)で画像Bを印刷する。
【選択図】 図6
【解決手段】 二面分割印刷モードを設定し、A3サイズの1版分のマスタ4に、その製版・搬送方向に異なる原稿のA4サイズの画像Aと画像Bを並べて製版するとともに、画像Aと画像Bの間には未製版エリアCを形成し、製版されたマスタ4を印刷ドラムの外周面に巻装する。印刷においては、画像Aに対応した印圧範囲(2)で画像Aを印刷した後、画像Bに対応した印圧範囲(3)で画像Bを印刷する。
【選択図】 図6
Description
本発明は、画像情報に基づいて穿孔製版された孔版原紙を印刷ドラムの外周面に巻装して印刷を行う孔版印刷装置に関する。
画像データに基づいて穿孔製版された孔版原紙(以下「マスタ」という)を印刷ドラム外周面に巻き付けて装着し、一枚ずつ分離給紙(給送)されたシート状記録媒体としての印刷用紙を、印刷ドラムの外周面に押圧圧手段(印圧手段)によって連続的に押し当てることにより、マスタの穿孔部を通過したインキを印刷用紙上に転移させて画像形成を行う孔版印刷装置が知られている。
この種の孔版印刷装置は、その最大印刷画像面積の大きさによって、A3サイズ対応のA3印刷装置とB4サイズ対応のB4印刷装置の2種類に大別できる。通常、A3印刷装置の印刷画像エリアの寸法は約290mm×410mmであり、B4印刷装置の印刷画像エリアの寸法は約250mm×355mmである。もちろんこれらの2種類の印刷装置は、そこに使用されるマスタの大きさが異なり、製版装置及び印刷ドラムのサイズも異なっている。
この種の孔版印刷装置は、その最大印刷画像面積の大きさによって、A3サイズ対応のA3印刷装置とB4サイズ対応のB4印刷装置の2種類に大別できる。通常、A3印刷装置の印刷画像エリアの寸法は約290mm×410mmであり、B4印刷装置の印刷画像エリアの寸法は約250mm×355mmである。もちろんこれらの2種類の印刷装置は、そこに使用されるマスタの大きさが異なり、製版装置及び印刷ドラムのサイズも異なっている。
1回の製版で使用するマスタの大きさは、印刷コストに影響を与える。すなわち、B4印刷装置で使われるマスタの1版の方がA3印刷装置で使われるマスタの1版に比べると安価になる。
ところで、一般に市場の孔版印刷装置のユーザー使用において、印刷時に使用される印刷用紙の大きさ、すなわち印刷画像エリアは、その80%以上がA4サイズになっているのが現状である。A3サイズはせいぜい10%以下程度である。
もちろん、小中学校のように更紙使用が多いといった特殊な事情でB4サイズ印刷が30〜60%を占めるといったユーザーもあるが、それでもやはりB4サイズ以外の部分はほとんどがA4サイズである。
A3サイズの印刷が時々あるとの理由でA3印刷装置を購入したユーザーにおいて、実際にはほとんどがA4サイズ印刷であるという場合、通常の印刷の方法ではマスタの無駄遣いになってしまう。
A3印刷装置の場合、図10に示すように、使用する印刷画像エリアの大きさや印刷用紙の大きさに拘わらず、毎回必ずA3サイズ相当分のマスタを消費してしまうからである。
ところで、一般に市場の孔版印刷装置のユーザー使用において、印刷時に使用される印刷用紙の大きさ、すなわち印刷画像エリアは、その80%以上がA4サイズになっているのが現状である。A3サイズはせいぜい10%以下程度である。
もちろん、小中学校のように更紙使用が多いといった特殊な事情でB4サイズ印刷が30〜60%を占めるといったユーザーもあるが、それでもやはりB4サイズ以外の部分はほとんどがA4サイズである。
A3サイズの印刷が時々あるとの理由でA3印刷装置を購入したユーザーにおいて、実際にはほとんどがA4サイズ印刷であるという場合、通常の印刷の方法ではマスタの無駄遣いになってしまう。
A3印刷装置の場合、図10に示すように、使用する印刷画像エリアの大きさや印刷用紙の大きさに拘わらず、毎回必ずA3サイズ相当分のマスタを消費してしまうからである。
こうした問題に対して、少しでもマスタを有効に活用しようとしていくつかの提案が行われている。
第1の例は、「2面連写製版モード」である。これは例えば特開昭63−158251号公報に記載されているように、異なる2枚のA4サイズの原稿画像をA3サイズのマスタ上に2面並べて製版し、そのままA3サイズの印刷用紙に印刷し、印刷終了後にA4サイズ用紙に裁断するという方法である。このようにすればマスタの無駄が生じないのでマスタの節約をすることができる。
第2の例は、「A4印刷専用ドラムユニット」を使用する方式である。これは例えば特開昭64−18683号公報に記載されているように、A4サイズの印刷の場合にはA4サイズ専用のドラムユニットを印刷装置に装着すると、印刷装置側がそれを検知して自動的に使用するマスタをA4サイズに対応した長さに切断し、印刷ドラムの外周面に巻き付けるというものである。
このようにすれば、A4サイズの印刷時でもマスタの無駄を無くすことができる。
第1の例は、「2面連写製版モード」である。これは例えば特開昭63−158251号公報に記載されているように、異なる2枚のA4サイズの原稿画像をA3サイズのマスタ上に2面並べて製版し、そのままA3サイズの印刷用紙に印刷し、印刷終了後にA4サイズ用紙に裁断するという方法である。このようにすればマスタの無駄が生じないのでマスタの節約をすることができる。
第2の例は、「A4印刷専用ドラムユニット」を使用する方式である。これは例えば特開昭64−18683号公報に記載されているように、A4サイズの印刷の場合にはA4サイズ専用のドラムユニットを印刷装置に装着すると、印刷装置側がそれを検知して自動的に使用するマスタをA4サイズに対応した長さに切断し、印刷ドラムの外周面に巻き付けるというものである。
このようにすれば、A4サイズの印刷時でもマスタの無駄を無くすことができる。
第3の例は、「A3/A4マスタ長自動切換機構」を有する方式である。これは例えば特開昭64−24783号公報に記載されているように、給紙台にセットされている印刷用紙のサイズがA4サイズの場合には、印刷装置がそれを検知して自動的に使用するマスタの長さ寸法を幾分短くなるように切断し、印刷ドラムの外周面に巻き付けるというものである。
このようにすれば、A4サイズの印刷時でもマスタの節約をすることができる。
第4の例は、印刷ドラム1回転につき印刷用紙を2枚連続で給紙する方式である。これはたとえば特開平7−137413号公報に記載されているように、異なる2枚のA4サイズの原稿画像をA3サイズのマスタ上に2面並べて製版し、印刷ドラムの1回転につきA4サイズの印刷用紙を連続的に2枚ずつ給紙して印刷するという方法である。このようにすればA4サイズの印刷時でもマスタの無駄を無くすことができる。
このようにすれば、A4サイズの印刷時でもマスタの節約をすることができる。
第4の例は、印刷ドラム1回転につき印刷用紙を2枚連続で給紙する方式である。これはたとえば特開平7−137413号公報に記載されているように、異なる2枚のA4サイズの原稿画像をA3サイズのマスタ上に2面並べて製版し、印刷ドラムの1回転につきA4サイズの印刷用紙を連続的に2枚ずつ給紙して印刷するという方法である。このようにすればA4サイズの印刷時でもマスタの無駄を無くすことができる。
上述した第1の例では、印刷終了後に必ず裁断操作をしなければならないため、裁断機がない場合はこの方式が活用できず、裁断機があっても操作が面倒であるとともに熟練が必要なために使われにくいという問題があった。
第2の例では、通常の印刷ドラムの他にA4サイズ印刷専用の印刷ドラムをオプションで購入する必要があるが、高価であることに加え使用しないときの保管場所が必要であり、さらに印刷ドラムの着脱操作が面倒であるという問題があった。
第3の例では、裁断機も不要でA4サイズ印刷専用の印刷ドラムも不要であるが、マスタの節約量は十分ではないというのが実情である。すなわち、使用するマスタの長さを幾分短くできるとはいっても、原稿2枚なら結局2版分を使用してしまうからである。
第4の例では、裁断機もA4サイズ印刷専用のドラムも不要でマスタの節約量も十分であるが、印刷ドラムの1回転につき2枚の印刷用紙を連続的に給紙する構成は複雑で結局高価な印刷装置になってしまうという問題があった。
第2の例では、通常の印刷ドラムの他にA4サイズ印刷専用の印刷ドラムをオプションで購入する必要があるが、高価であることに加え使用しないときの保管場所が必要であり、さらに印刷ドラムの着脱操作が面倒であるという問題があった。
第3の例では、裁断機も不要でA4サイズ印刷専用の印刷ドラムも不要であるが、マスタの節約量は十分ではないというのが実情である。すなわち、使用するマスタの長さを幾分短くできるとはいっても、原稿2枚なら結局2版分を使用してしまうからである。
第4の例では、裁断機もA4サイズ印刷専用のドラムも不要でマスタの節約量も十分であるが、印刷ドラムの1回転につき2枚の印刷用紙を連続的に給紙する構成は複雑で結局高価な印刷装置になってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、裁断操作やオプションドラムを要することなく且つ装置コストの大幅な上昇を来たすことなくマスタの節約ができる孔版印刷装置の提供を、その目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、画像データに基づいて穿孔製版された孔版原紙を印刷ドラムの外周面に巻装し、一枚ずつ分離給送されたシート状記録媒体を上記印刷ドラムの外周面に押圧手段によって連続的に押し当てることにより、上記印刷ドラムの内部から供給されたインキを上記孔版原紙の穿孔部から滲み出させてシート状記録媒体に転移させることにより画像形成を行う孔版印刷装置において、1版分の孔版原紙にはその搬送方向に複数の画像が個別に並べて製版され、各画像をシート状記録媒体上に個別に印刷する工程を切り替える多面分割印刷モードを実行可能であり、多面分割印刷モードを設定する多面分割印刷モード設定手段と、上記印刷ドラムの回転位置に対するシート状記録媒体の給送タイミングを切り替えるための給送タイミング切替手段と、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧タイミングを切り替えるための押圧タイミング切替手段と、上記多面分割印刷モード設定手段により多面分割印刷モードが設定されたとき、各画像に対応して上記給送タイミング切替手段と上記押圧タイミング切替手段を制御する制御手段を有していることを特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の孔版印刷装置において、上記多面分割印刷モード設定手段が、印刷装置本体の外部に電気的に接続され又は非接続状態で独立して設けられ且つ上記制御手段へ設定情報を出力可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の孔版印刷装置において、上記孔版原紙における1つの画像製版エリアとこれに隣合う画像製版エリアとの間に、上記1つの画像製版エリアに対応してタイミングをとられる上記押圧手段が隣合う画像製版エリアに接触することを防止する未製版エリアが設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項3記載の孔版印刷装置において、上記未製版エリアの上記搬送方向における幅が10mm以上であることを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項3又は4記載の孔版印刷装置において、原稿読取装置を有し、多面分割印刷モードが設定された場合、上記原稿読取装置の原稿セット面における複数の原稿の配置状態に拘わらず、上記制御手段は上記画像エリア間に所定の上記未製版エリアが存在するように画像の製版位置を制御することを特徴とする。
請求項6記載の発明では、請求項1乃至5のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、多面分割印刷モードが設定され、1つの画像に対する印刷工程が終了した後には、上記制御手段は新たな製版開始の操作を許容せず、次の画像に対する印刷開始の操作のみを許容するように制御することを特徴とする。
請求項7記載の発明では、請求項1乃至6のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、印刷すべき画像のサイズに対してシート状記録媒体のサイズが適合しない場合には、上記制御手段は多面分割印刷モードを設定できないように制御することを特徴とする。
請求項8記載の発明では、請求項7記載の孔版印刷装置において、上記制御手段は、同時にシート状記録媒体のサイズが適合しないことについての警告を行うことを特徴とする。
請求項9記載の発明では、画像データに基づいて穿孔製版された孔版原紙を印刷ドラムの外周面に巻装し、一枚ずつ分離給送されたシート状記録媒体を上記印刷ドラムの外周面に押圧手段によって連続的に押し当てることにより、上記印刷ドラムの内部から供給されたインキを上記孔版原紙の穿孔部から滲み出させてシート状記録媒体に転移させることにより画像形成を行う孔版印刷装置において、1版分の孔版原紙には表面画像である第1面画像と裏面画像である第2面画像の2つの画像がその搬送方向に個別に並べて製版され、第1面画像のみをシート状記録媒体の表面に印刷する第1の印刷工程と、第2面画像のみを第1面画像が印刷されて裏返しされたシート状記録媒体の裏面に印刷する第2の印刷工程を切り替える両面分割印刷モードを実行可能であり、両面分割印刷モードを設定する両面分割印刷モード設定手段と、上記印刷ドラムの回転位置に対するシート状記録媒体の給送タイミングを切り替えるための給送タイミング切替手段と、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧タイミングを切り替えるための押圧タイミング切替手段と、上記両面分割印刷モード設定手段により両面分割印刷モードが設定されたとき、各画像に対応して上記給送タイミング切替手段と上記押圧タイミング切替手段を制御する制御手段を有していることを特徴とする。
請求項10記載の発明では、請求項9記載の孔版印刷装置において、上記両面分割印刷モード設定手段が、印刷装置本体の外部に電気的に接続され又は非接続状態で独立して設けられ且つ上記制御手段へ設定情報を出力可能であることを特徴とする。
請求項11記載の発明では、請求項9又は10記載の孔版印刷装置において、上記孔版原紙における表面画像製版エリアと裏面画像製版エリアとの間に、表面画像製版エリアに対応してタイミングをとられる上記押圧手段が裏面画像製版エリアに接触することを防止する未製版エリアが設けられていることを特徴とする。
請求項12記載の発明では、請求項11記載の孔版印刷装置において、上記未製版エリアの上記搬送方向における幅が10mm以上であることを特徴とする。
請求項13記載の発明では、請求項9乃至12のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、シート状記録媒体の入れ替えが行われたことを検知するための入れ替え検知手段を有し、第1の印刷工程が終了した後、上記入れ替え検知手段の検知情報によりシート状記録媒体の入れ替えが確認された場合、上記制御手段は新たな製版開始の操作を許容せず、第2の印刷工程に対する印刷開始の操作のみを許容するように制御することを特徴とする。
請求項14記載の発明では、請求項9乃至12のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、シート状記録媒体の入れ替えが行われたことを検知するための入れ替え検知手段を有し、第1の印刷工程が終了した後、第1の印刷工程における印刷枚数をそのまま保持し、上記入れ替え検知手段の検知情報によりシート状記録媒体の入れ替えが確認された場合、上記制御手段は、第2の印刷工程の開始を促すガイダンスを表示することを特徴とする。
請求項15記載の発明では、請求項9乃至12のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、第1の印刷工程が終了した後、上記制御手段は、第2の印刷工程の開始において試し刷りを促すガイダンスを表示することを特徴とする。
請求項16記載の発明では、請求項9乃至15のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、印刷すべき画像のサイズに対してシート状記録媒体のサイズが適合しない場合には、上記制御手段は両面分割印刷モードを設定できないように制御することを特徴とする。
請求項17記載の発明では、請求項9乃至15のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、第1の印刷工程に使用されたシート状記録媒体のサイズに対して第2工程でのシート状記録媒体のサイズが合致しない場合には、上記制御手段は両面分割印刷モードでの印刷を実行できないように制御することを特徴とする。
請求項18記載の発明では、請求項16又は17記載の孔版印刷装置において、上記制御手段は、同時にシート状記録媒体のサイズが適合又は合致しないことについての警告を行うことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、画像データに基づいて穿孔製版された孔版原紙を印刷ドラムの外周面に巻装し、一枚ずつ分離給送されたシート状記録媒体を上記印刷ドラムの外周面に押圧手段によって連続的に押し当てることにより、上記印刷ドラムの内部から供給されたインキを上記孔版原紙の穿孔部から滲み出させてシート状記録媒体に転移させることにより画像形成を行う孔版印刷装置において、1版分の孔版原紙にはその搬送方向に複数の画像が個別に並べて製版され、各画像をシート状記録媒体上に個別に印刷する工程を切り替える多面分割印刷モードを実行可能であり、多面分割印刷モードを設定する多面分割印刷モード設定手段と、上記印刷ドラムの回転位置に対するシート状記録媒体の給送タイミングを切り替えるための給送タイミング切替手段と、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧タイミングを切り替えるための押圧タイミング切替手段と、上記多面分割印刷モード設定手段により多面分割印刷モードが設定されたとき、各画像に対応して上記給送タイミング切替手段と上記押圧タイミング切替手段を制御する制御手段を有している構成としたので、印刷終了後の裁断操作が不要で、A4サイズ印刷専用のオプションドラムを用意する必要もなく、且つ、複雑で高価な給紙構成を必要とせずに孔版原紙を最大限に有効に使えるので節約量が大きく、1枚当たりの印刷コストを低減できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の孔版印刷装置において、上記多面分割印刷モード設定手段が、印刷装置本体の外部に電気的に接続され又は非接続状態で独立して設けられ且つ上記制御手段へ設定情報を出力可能であることとしたので、配置レイアウトの自由度の大きい印刷システムを構築できる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の孔版印刷装置において、上記孔版原紙における1つの画像製版エリアとこれに隣合う画像製版エリアとの間に、上記1つの画像製版エリアに対応してタイミングをとられる上記押圧手段が隣合う画像製版エリアに接触することを防止する未製版エリアが設けられていることとしたので、押圧手段がインキで汚れるのを防止できるとともに、シート状記録媒体のインキによる汚損を防止できる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の孔版印刷装置において、上記未製版エリアの上記搬送方向における幅が10mm以上であることとしたので、押圧手段及びシート状記録媒体のインキ汚れを確実に防止できる。
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4記載の孔版印刷装置において、原稿読取装置を有し、多面分割印刷モードが設定された場合、上記原稿読取装置の原稿セット面における複数の原稿の配置状態に拘わらず、上記制御手段は上記画像エリア間に所定の上記未製版エリアが存在するように画像の製版位置を制御することとしたので、原稿の配置間隔を気にする必要がないので、原稿のセット操作の自由度を大きくすることができ、使用性の向上を図ることができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1乃至5のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、多面分割印刷モードが設定され、1つの画像に対する印刷工程が終了した後には、上記制御手段は新たな製版開始の操作を許容せず、次の画像に対する印刷開始の操作のみを許容するように制御することとしたので、操作ミスによる孔版原紙の無駄使いを確実に防止することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1乃至6のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、印刷すべき画像のサイズに対してシート状記録媒体のサイズが適合しない場合には、上記制御手段は多面分割印刷モードを設定できないように制御することとしたので、所定サイズ以上のシート状記録媒体が誤って使用されることによる印刷トラブルを未然に防止することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の孔版印刷装置において、上記制御手段は、同時にシート状記録媒体のサイズが適合しないことについての警告を行うこととしたので、印刷トラブルを未然に防止することができるとともに、シート状記録媒体の適正サイズへの交換を迅速にすることができる。
請求項9記載の発明によれば、画像データに基づいて穿孔製版された孔版原紙を印刷ドラムの外周面に巻装し、一枚ずつ分離給送されたシート状記録媒体を上記印刷ドラムの外周面に押圧手段によって連続的に押し当てることにより、上記印刷ドラムの内部から供給されたインキを上記孔版原紙の穿孔部から滲み出させてシート状記録媒体に転移させることにより画像形成を行う孔版印刷装置において、1版分の孔版原紙には表面画像である第1面画像と裏面画像である第2面画像の2つの画像がその搬送方向に個別に並べて製版され、第1面画像のみをシート状記録媒体の表面に印刷する第1の印刷工程と、第2面画像のみを第1面画像が印刷されて裏返しされたシート状記録媒体の裏面に印刷する第2の印刷工程を切り替える両面分割印刷モードを実行可能であり、両面分割印刷モードを設定する両面分割印刷モード設定手段と、上記印刷ドラムの回転位置に対するシート状記録媒体の給送タイミングを切り替えるための給送タイミング切替手段と、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧タイミングを切り替えるための押圧タイミング切替手段と、上記両面分割印刷モード設定手段により両面分割印刷モードが設定されたとき、各画像に対応して上記給送タイミング切替手段と上記押圧タイミング切替手段を制御する制御手段を有している構成としたので、2回通しの両面印刷を行う場合に、専用の高価な両面印刷装置を用いることなく、且つA4サイズ印刷専用のオプションドラムを準備する必要もなく、2面連写機能を活用して孔版原紙を最大限に有効に使えるので節約量が大きく、1枚当たりの印刷コストを低減できる。
請求項10記載の発明によれば、請求項9記載の孔版印刷装置において、上記両面分割印刷モード設定手段が、印刷装置本体の外部に電気的に接続され又は非接続状態で独立して設けられ且つ上記制御手段へ設定情報を出力可能であることとしたので、配置レイアウトの自由度の大きい印刷システムを構築できる。
請求項11記載の発明によれば、請求項9又は10記載の孔版印刷装置において、上記孔版原紙における表面画像製版エリアと裏面画像製版エリアとの間に、表面画像製版エリアに対応してタイミングをとられる上記押圧手段が裏面画像製版エリアに接触することを防止する未製版エリアが設けられていることとしたので、押圧手段がインキで汚れるのを防止できるとともに、シート状記録媒体のインキによる汚損を防止できる。
請求項12記載の発明によれば、請求項11記載の孔版印刷装置において、上記未製版エリアの上記搬送方向における幅が10mm以上であることとしたので、押圧手段及びシート状記録媒体のインキ汚れを確実に防止できる。
請求項13記載の発明によれば、請求項9乃至12のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、シート状記録媒体の入れ替えが行われたことを検知するための入れ替え検知手段を有し、第1の印刷工程が終了した後、上記入れ替え検知手段の検知情報によりシート状記録媒体の入れ替えが確認された場合、上記制御手段は新たな製版開始の操作を許容せず、第2の印刷工程に対する印刷開始の操作のみを許容するように制御することとしたので、操作ミスによる孔版原紙の無駄使いを確実に防止することができる。
請求項14記載の発明によれば、請求項9乃至12のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、シート状記録媒体の入れ替えが行われたことを検知するための入れ替え検知手段を有し、第1の印刷工程が終了した後、第1の印刷工程における印刷枚数をそのまま保持し、上記入れ替え検知手段の検知情報によりシート状記録媒体の入れ替えが確認された場合、上記制御手段は、第2の印刷工程の開始を促すガイダンスを表示することとしたので、シート状記録媒体の入れ替え操作を忘れたまま次の印刷工程を開始することによる印刷トラブルを未然に防止することができる。
請求項15記載の発明によれば、請求項9乃至12のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、第1の印刷工程が終了した後、上記制御手段は、第2の印刷工程の開始において試し刷りを促すガイダンスを表示することとしたので、表面画像の印刷を終えたシート状記録媒体のセットミスがあっても印刷ミスを最小限に止めることができる。
請求項16記載の発明によれば、請求項9乃至15のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、印刷すべき画像のサイズに対してシート状記録媒体のサイズが適合しない場合には、上記制御手段は両面分割印刷モードを設定できないように制御することとしたので、所定サイズ以上のシート状記録媒体が誤って使用されることによる印刷トラブルを未然に防止することができる。
請求項17記載の発明によれば、請求項9乃至15のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、第1の印刷工程に使用されたシート状記録媒体のサイズに対して第2工程でのシート状記録媒体のサイズが合致しない場合には、上記制御手段は両面分割印刷モードでの印刷を実行できないように制御することとしたので、表面印刷がなされていないシート状記録媒体に裏面印刷をする印刷トラブルを未然に防止することができる。
請求項18記載の発明によれば、請求項16又は17記載の孔版印刷装置において、上記制御手段は、同時にシート状記録媒体のサイズが適合又は合致しないことについての警告を行うこととしたので、印刷トラブルを未然に防止することができるとともに、シート状記録媒体の適正サイズへの交換を迅速にすることができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図1乃至図8に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて本実施形態における孔版印刷装置の構成の概略を説明する。符号1は原稿画像を読み取るためのスキャナ(原稿読取装置)を示しており、該スキャナ1の上面には開閉可能な圧板2と、複数枚の原稿を自動的に順次送るための自動原稿搬送装置(ADF)3が設けられている。スキャナ1の内部には原稿のサイズを検知するための原稿サイズ検知センサ31が配置されている。
製版部70において、ロール状態から繰り出されるマスタ4は、プラテンローラ5によってサーマルヘッド6に押し付けられ、プラテンローラ5の回転によって穿孔製版されながら搬送される。製版済みのマスタ4は給版ローラ対71により、印刷ドラム7の外周面に設けられたマスタクランパ8に向けて搬送され、その先端部をマスタクランパ8にクランプされて印刷ドラム7の回転に伴って該印刷ドラム7の外周面に巻き付けられる。マスタ4は所定長さで上刃9aと下刃9bからなるカッター9により切断される。本実施形態における印刷ドラム7はA3サイズ対応の大きさを有している。
まず、図1に基づいて本実施形態における孔版印刷装置の構成の概略を説明する。符号1は原稿画像を読み取るためのスキャナ(原稿読取装置)を示しており、該スキャナ1の上面には開閉可能な圧板2と、複数枚の原稿を自動的に順次送るための自動原稿搬送装置(ADF)3が設けられている。スキャナ1の内部には原稿のサイズを検知するための原稿サイズ検知センサ31が配置されている。
製版部70において、ロール状態から繰り出されるマスタ4は、プラテンローラ5によってサーマルヘッド6に押し付けられ、プラテンローラ5の回転によって穿孔製版されながら搬送される。製版済みのマスタ4は給版ローラ対71により、印刷ドラム7の外周面に設けられたマスタクランパ8に向けて搬送され、その先端部をマスタクランパ8にクランプされて印刷ドラム7の回転に伴って該印刷ドラム7の外周面に巻き付けられる。マスタ4は所定長さで上刃9aと下刃9bからなるカッター9により切断される。本実施形態における印刷ドラム7はA3サイズ対応の大きさを有している。
印刷用紙10は昇降自在な給紙台11から、又は印刷装置本体下部の多段給紙装置12に設けられた給紙カセット72、73から、給紙コロ45及びピックアップコロ46により最上のものから順に1枚ずつ分離されて給紙され、レジストローラ対13へ向けて搬送される。符号74は搬送ローラ対を示す。
印刷用紙10はレジストローラ対13で一旦停止されて斜めずれを修正された後所定のタイミングで印刷ドラム7と押圧手段(印圧手段)としてのプレスローラ14の間の印圧部へ搬送される。
印圧部において印刷用紙10はプレスローラ14により印刷ドラム7に押し付けられる。印刷ドラム7の内部に設けられた図示しないインキ供給手段により供給されたインキが印圧により印刷ドラム7の孔部及びマスタ4の穿孔部を通って滲み出し、印刷用紙10に転移することで画像が形成される。
給紙台11及び多段給紙装置12の各給紙カセット72、73には、それぞれ印刷用紙10のサイズを検知する用紙サイズ検知センサ15が設けられている。
印刷済みの印刷用紙10は、吸引ファンを有する排紙搬送装置17によって裏面を吸引されながら搬送され、排紙台18上に順次積載される。使用済みのマスタ4は、排版部75の排版ローラ対19により印刷ドラム7の外周面から剥離され、排版収納ボックス20へ収納される。
印刷用紙10はレジストローラ対13で一旦停止されて斜めずれを修正された後所定のタイミングで印刷ドラム7と押圧手段(印圧手段)としてのプレスローラ14の間の印圧部へ搬送される。
印圧部において印刷用紙10はプレスローラ14により印刷ドラム7に押し付けられる。印刷ドラム7の内部に設けられた図示しないインキ供給手段により供給されたインキが印圧により印刷ドラム7の孔部及びマスタ4の穿孔部を通って滲み出し、印刷用紙10に転移することで画像が形成される。
給紙台11及び多段給紙装置12の各給紙カセット72、73には、それぞれ印刷用紙10のサイズを検知する用紙サイズ検知センサ15が設けられている。
印刷済みの印刷用紙10は、吸引ファンを有する排紙搬送装置17によって裏面を吸引されながら搬送され、排紙台18上に順次積載される。使用済みのマスタ4は、排版部75の排版ローラ対19により印刷ドラム7の外周面から剥離され、排版収納ボックス20へ収納される。
図2は、孔版印刷装置の操作パネル21の一部を示している。通常は原稿をスキャナ1にセットし、操作パネル21のテンキー22によって印刷枚数を入カし、表示部23にその値を表示させて製版スタートキー24を押す。これにより原稿読み取りとマスタ4への製版動作がスタートする。
必要に応じて縮小キー25や拡大キー26によって適切な値に変倍して原稿サイズと印刷用紙10のサイズを合わせる。
操作パネル21において、通常は、「通常製版印刷モード」が選択され、それに対応するLEDランプ27が点灯している。
本実施形態ではその他に、多面分割印刷モードとしての「二面分割印刷モード」と、「両面分割印刷モード」の機能を有している。二面分割印刷モードは、多面分割印刷モード設定手段としての二面分割印刷モード設定キー30を押すことにより設定され、両面分割印刷モードは、両面分割印刷モード設定手段としての両面分割印刷モード設定キー53を押すことにより設定される。二面分割印刷モード設定キー30を押した場合にはこれに対応するLEDランプ31が点灯し、両面分割印刷モード設定キー53を押した場合にはLEDランプ54が点灯する。
必要に応じて縮小キー25や拡大キー26によって適切な値に変倍して原稿サイズと印刷用紙10のサイズを合わせる。
操作パネル21において、通常は、「通常製版印刷モード」が選択され、それに対応するLEDランプ27が点灯している。
本実施形態ではその他に、多面分割印刷モードとしての「二面分割印刷モード」と、「両面分割印刷モード」の機能を有している。二面分割印刷モードは、多面分割印刷モード設定手段としての二面分割印刷モード設定キー30を押すことにより設定され、両面分割印刷モードは、両面分割印刷モード設定手段としての両面分割印刷モード設定キー53を押すことにより設定される。二面分割印刷モード設定キー30を押した場合にはこれに対応するLEDランプ31が点灯し、両面分割印刷モード設定キー53を押した場合にはLEDランプ54が点灯する。
まず、「二面分割印刷モード」を設定する場合について説明する。スキャナ1のコンタクトガラス(原稿セット面)上に、図3に示すように、A4サイズの第1原稿28と、同じA4サイズの第2原稿29を隙間無く並べてセットする。
給紙台11上にはA4サイズの印刷用紙10をセットし、変倍率は100%等倍として、二面分割印刷モード設定キー30を押し、LEDランプ31を点灯させる。印刷枚数をテンキー22により例えば(100枚)と入力して表示部23に100を表示させ、次に製版スタートキー24を押す。
スキャナ1において原稿の読み取りが開始され、同時にマスタ4への穿孔製版(書き込み)も開始される。
図3は、第1原稿28と第2原稿29に対するマスタ4上の各画像の製版位置の関係を示している。
上述のように、スキャナ1のコンタクトガラス上には、第1原稿28と第2原稿29が密接に並べてセットされている。スキャナ1はまず第1原稿28を先頭部から順に読み取り開始し、この読み取り情報に基づいて同時にマスタ4上に製版がなされる。第1原稿28の読み取りが完了したら、読み取り動作は一時停止し、マスタ4を所定距離sだけ空送り(製版せずに搬送)する。その後第2原稿29を先頭部から順に読み取り開始し、この読み取り情報に基づいて同時にマスタ4上に製版がなされる。
給紙台11上にはA4サイズの印刷用紙10をセットし、変倍率は100%等倍として、二面分割印刷モード設定キー30を押し、LEDランプ31を点灯させる。印刷枚数をテンキー22により例えば(100枚)と入力して表示部23に100を表示させ、次に製版スタートキー24を押す。
スキャナ1において原稿の読み取りが開始され、同時にマスタ4への穿孔製版(書き込み)も開始される。
図3は、第1原稿28と第2原稿29に対するマスタ4上の各画像の製版位置の関係を示している。
上述のように、スキャナ1のコンタクトガラス上には、第1原稿28と第2原稿29が密接に並べてセットされている。スキャナ1はまず第1原稿28を先頭部から順に読み取り開始し、この読み取り情報に基づいて同時にマスタ4上に製版がなされる。第1原稿28の読み取りが完了したら、読み取り動作は一時停止し、マスタ4を所定距離sだけ空送り(製版せずに搬送)する。その後第2原稿29を先頭部から順に読み取り開始し、この読み取り情報に基づいて同時にマスタ4上に製版がなされる。
ここではハッチングで示す第1の画像製版エリアAに第1原稿28の画像が製版され、第2の画像製版エリアBに第2原稿29の画像が製版される。両者の間には未製版エリアCが形成される。sの長さは10〜30mm程度である。
未製版エリアCは、上記コンタクトガラス上にセットされる第1原稿28と第2原稿29の位置関係には左右されずに一定の幅に形成される。すなわち、第1原稿28と第2原稿29が隙間無く並べられても、あるいはランダムに隙間をおいて並べられても未製版エリアCの寸法sは一定になるように制御される。
製版されたマスタ4は印刷ドラム7の外周面に巻装される。試し印刷キー56が押されると、給紙台11からA4サイズの印刷用紙10が1枚だけ給紙される。これが印刷ドラム7の第1の画像製版エリアAにプレスローラ14により押し付けられて画像が形成され、版付け印刷物として排紙台18上に排出される。排出された印刷用紙10の画像を見て間題がなければ、次に印刷スタートキー32を押す。
未製版エリアCは、上記コンタクトガラス上にセットされる第1原稿28と第2原稿29の位置関係には左右されずに一定の幅に形成される。すなわち、第1原稿28と第2原稿29が隙間無く並べられても、あるいはランダムに隙間をおいて並べられても未製版エリアCの寸法sは一定になるように制御される。
製版されたマスタ4は印刷ドラム7の外周面に巻装される。試し印刷キー56が押されると、給紙台11からA4サイズの印刷用紙10が1枚だけ給紙される。これが印刷ドラム7の第1の画像製版エリアAにプレスローラ14により押し付けられて画像が形成され、版付け印刷物として排紙台18上に排出される。排出された印刷用紙10の画像を見て間題がなければ、次に印刷スタートキー32を押す。
図4及び図5は、印刷ドラム7に対するプレスローラ14の押圧タイミングを切り替えるための、換言すれば、印刷ドラム7の外周面における各画像エリアに対して個別にプレスローラ14による印圧を作用させるための押圧タイミング切替手段を示している。
図4に示すように、プレスローラ14は軸受33を介してくの字状の印圧アーム34の一端側に回転自在に支持されている。印圧アーム34は軸35を支点として回動可能に設けられており、他端側にカムフォロア36を有して印圧バネ37で印圧がオンになる方向に付勢されている。カムフォロア36は圧解除カム38に向けて押し当てられており、軸39を中心に回転駆動される圧解除カム38で印圧範囲が制御される。
図4に示すように、プレスローラ14は軸受33を介してくの字状の印圧アーム34の一端側に回転自在に支持されている。印圧アーム34は軸35を支点として回動可能に設けられており、他端側にカムフォロア36を有して印圧バネ37で印圧がオンになる方向に付勢されている。カムフォロア36は圧解除カム38に向けて押し当てられており、軸39を中心に回転駆動される圧解除カム38で印圧範囲が制御される。
図5に示すように、圧解除カム38は3段構成を有しており、第1の画像製版エリアAのみに印圧をかける印圧用カム38aと、第2の画像製版エリアBのみに印圧をかける印圧用カム38bと、第1の画像製版エリアA〜第2の画像製版エリアBの全体に亘って印圧をかける印圧用カム38cの3枚のカムが一体となって回転するようになっている。
圧解除カム38は、軸39と一体で図中左右方向に移動可能に設けられている。軸39に設けられた円盤140がスライド板41の溝部41aに入り込んでおり、スライド板41の反対側に設けられたラック歯41aと噛み合うピニオンギヤ42が圧解除切替モータ43によって回転駆動される。こうして圧解除切替モータモータ43の回転制御で、印圧解除カム38の位置を切り替えることができる。図5は印圧用カム38aが選択されていることを示している。
圧解除カム38は、軸39と一体で図中左右方向に移動可能に設けられている。軸39に設けられた円盤140がスライド板41の溝部41aに入り込んでおり、スライド板41の反対側に設けられたラック歯41aと噛み合うピニオンギヤ42が圧解除切替モータ43によって回転駆動される。こうして圧解除切替モータモータ43の回転制御で、印圧解除カム38の位置を切り替えることができる。図5は印圧用カム38aが選択されていることを示している。
印圧用カム38a、38b、38cは径方向の高さが共に一致する部分(プレスローラ14がオフとなる部分)を有しており、この位置で切り替えがなされることにより、切り替え時、カムフォロア36が引っ掛かることなくスムーズに移動する。
押圧タイミング切替手段は、印圧用カム38a、38b、38cのうち現在どの印圧用カムが選択されているかを検知するための圧解除カム位置検知センサ60を有している。圧解除カム位置検知センサ60は、スライド板41のホームポジションを検知するセンサであり、圧解除カム切替モータ(ステッピングモータ)43のステップ数を管理することにより各印圧用カム38a、38b、38cの位置が決定される。センサを複数設けて各印圧用カム38a、38b、38cの位置に直接対応させる構成としてもよい。
押圧タイミング切替手段は、印圧用カム38a、38b、38cのうち現在どの印圧用カムが選択されているかを検知するための圧解除カム位置検知センサ60を有している。圧解除カム位置検知センサ60は、スライド板41のホームポジションを検知するセンサであり、圧解除カム切替モータ(ステッピングモータ)43のステップ数を管理することにより各印圧用カム38a、38b、38cの位置が決定される。センサを複数設けて各印圧用カム38a、38b、38cの位置に直接対応させる構成としてもよい。
図6は、各印圧用カム38a、38b、38cとプレスローラ14による印圧範囲との関係を示している。
マスタ4には、第1の画像製版エリアAと第2の画像製版エリアBが並んで設定されており、A3サイズの印刷用紙10を用いた通常の印圧範囲は(1)のようになる。これは第1の画像製版エリアA〜第2の画像製版エリアB全体に亘って印圧をかける印圧用カム38cを選択することにより実現される。
第1の画像製版エリアAのみを印刷する第1の印刷工程においては、印圧範囲は(2)のようになる。これは第1の画像製版エリアAのみに印圧をかける印圧用カム38aを選択することにより実現される。
第2の画像製版エリアBのみを印刷する第2の印刷工程においては、印圧範囲は(3)のようになる。これは第2の画像製版エリアBのみに印圧をかける印圧用カム38bを選択することにより実現される。
マスタ4には、第1の画像製版エリアAと第2の画像製版エリアBが並んで設定されており、A3サイズの印刷用紙10を用いた通常の印圧範囲は(1)のようになる。これは第1の画像製版エリアA〜第2の画像製版エリアB全体に亘って印圧をかける印圧用カム38cを選択することにより実現される。
第1の画像製版エリアAのみを印刷する第1の印刷工程においては、印圧範囲は(2)のようになる。これは第1の画像製版エリアAのみに印圧をかける印圧用カム38aを選択することにより実現される。
第2の画像製版エリアBのみを印刷する第2の印刷工程においては、印圧範囲は(3)のようになる。これは第2の画像製版エリアBのみに印圧をかける印圧用カム38bを選択することにより実現される。
未製版エリアCはこうしたカム切り替え部の余裕において必要になるものである。すなわち、第1の画像製版エリアAのみを印刷する第1の印刷工程においては、プレスローラ14が第2の画像製版エリアBに接触してインキで汚れてしまうのを防止し、第2の画像製版エリアBのみを印刷する第2の印刷工程においては、プレスローラ14が第1の画像製版エリアAに接触してインキで汚れてしまうのを防止するために余裕が必要になる。
図7は、給紙台11から印圧部までの給紙構成を示す詳細図である。上述のように、印刷用紙10は最上の1枚が給紙コロ45とピックアップコロ46とで搬送されるが、その回転駆動は給紙駆動モータ47の回転がベルト48で給紙コロ45の回転軸に伝達され、さらにそれがベルト伝達によりピックアップコロ46に伝えられることにより行われる。
次に印刷用紙10はレジストローラ対13(13a、13b)でタイミングを合わせて印圧部へ送り込まれるが、その回転駆動はレジスト駆動モータ49の回転がベルト50でレジストローラ13aの回転軸に伝達されることにより行われる。
印刷ドラム7には、その一部に突起Dと突起Eが設けられており、印刷ドラム7の近傍には、これらの突起D、Eを検出するためのドラム回転位置タイミング検知センサ51が設けられている。
突起D、Eとドラム回転位置タイミング検知センサ51は、印刷ドラム7の回転位置に対する印刷用紙10の給紙タイミングを切り替えるための給送タイミング切替手段を構成する。
次に印刷用紙10はレジストローラ対13(13a、13b)でタイミングを合わせて印圧部へ送り込まれるが、その回転駆動はレジスト駆動モータ49の回転がベルト50でレジストローラ13aの回転軸に伝達されることにより行われる。
印刷ドラム7には、その一部に突起Dと突起Eが設けられており、印刷ドラム7の近傍には、これらの突起D、Eを検出するためのドラム回転位置タイミング検知センサ51が設けられている。
突起D、Eとドラム回転位置タイミング検知センサ51は、印刷ドラム7の回転位置に対する印刷用紙10の給紙タイミングを切り替えるための給送タイミング切替手段を構成する。
上述した押圧タイミング切替手段や給送タイミング切替手段等は、図8に示す制御手段52により制御される。制御手段52は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等を含むマイクロコンピュータであり、孔版印刷装置のメインコントローラが兼ねることができる。
制御手段52は、用紙サイズ検知センサ15、圧解除カム位置検知センサ60、ドラム回転位置タイミング検知センサ51、給紙台11上の印刷用紙10の有無を検知する用紙有無検知センサ55等からの検知情報に基づいて、圧解除カム切替モータ43、給紙駆動モータ47、レジスト駆動モータ49、操作パネル21等を制御する。
制御手段52は、用紙サイズ検知センサ15、圧解除カム位置検知センサ60、ドラム回転位置タイミング検知センサ51、給紙台11上の印刷用紙10の有無を検知する用紙有無検知センサ55等からの検知情報に基づいて、圧解除カム切替モータ43、給紙駆動モータ47、レジスト駆動モータ49、操作パネル21等を制御する。
印刷スタートキー32(図2参照)が押されたら、制御手段52は、まず圧解除カム切替モータ43の回転を制御して印圧解除カム38の位置を第1の画像製版エリアAのみに印圧をかける印圧用カム38aに切り替える。そして給紙台11上にセットされた印刷用紙10のサイズを用紙サイズ検知センサ15からの検知情報に基づいて判断し、それがA4サイズであることを確認したら、給紙動作を開始する。
給紙台11上にセットされた印刷用紙10の搬送方向長さが、A4サイズ用紙の長さ(210mm)よりも大きい場合、すなわち、印刷すべき画像のサイズに対して印刷用紙10のサイズが適合しない場合には、「二面分割印刷モード」は実施できないので、例えば操作パネル21の液晶表示部76に「用紙サイズが大きいために設定モードでの印刷ができません」なる旨の警告を表示する。
この警告を受けてオペレータはサイズの適合する印刷用紙10をセットすることになる。
給紙台11上にセットされた印刷用紙10の搬送方向長さが、A4サイズ用紙の長さ(210mm)よりも大きい場合、すなわち、印刷すべき画像のサイズに対して印刷用紙10のサイズが適合しない場合には、「二面分割印刷モード」は実施できないので、例えば操作パネル21の液晶表示部76に「用紙サイズが大きいために設定モードでの印刷ができません」なる旨の警告を表示する。
この警告を受けてオペレータはサイズの適合する印刷用紙10をセットすることになる。
印刷用紙10のサイズが適合する場合において、印刷ドラム7の突起Dをドラム回転位置タイミング検知センサ51が検知したら、そのタイミングでまず給紙駆動モータ47を回転させて印刷用紙10を送り出し、次に所定のタイミングでレジスト駆動モータ49を回転させて印刷用紙10を更に送り出す。
こうして次々と給紙された印刷用紙10には、プレスローラ14によって印刷ドラム7に押し付けられることで第1の画像製版エリアAの画像が形成され、各印刷済みの印刷用紙10は排紙台18に順次積載される。
所定枚数(100枚)の印刷が終了したら、制御手段52は、圧解除カム切替モータ43の回転を制御して印圧解除カム38の位置を第2の画像製版エリアBのみに印圧をかける印圧用カム38bに切り替える。そして給紙台11上にセットされた印刷用紙10のサイズを再び用紙サイズ検知センサ15からの検知情報に基づいて判断し、それがA4サイズであることを確認したら、例えば操作パネル21の液晶表示部76に「第2面の印刷準備OKです。印刷スタートキーを押してください」なる旨の表示をする。ここで、第2面とは、第2の画像製版エリアBに形成された画像を意味する。
こうして次々と給紙された印刷用紙10には、プレスローラ14によって印刷ドラム7に押し付けられることで第1の画像製版エリアAの画像が形成され、各印刷済みの印刷用紙10は排紙台18に順次積載される。
所定枚数(100枚)の印刷が終了したら、制御手段52は、圧解除カム切替モータ43の回転を制御して印圧解除カム38の位置を第2の画像製版エリアBのみに印圧をかける印圧用カム38bに切り替える。そして給紙台11上にセットされた印刷用紙10のサイズを再び用紙サイズ検知センサ15からの検知情報に基づいて判断し、それがA4サイズであることを確認したら、例えば操作パネル21の液晶表示部76に「第2面の印刷準備OKです。印刷スタートキーを押してください」なる旨の表示をする。ここで、第2面とは、第2の画像製版エリアBに形成された画像を意味する。
このとき、制御手段52は、操作パネル21上でのキー操作について、製版スタートキー24が押されてもそれを無視して受け付けないようにする。折角1版分のマスタ4に2つの原稿画像を並べて製版したのに、第1の画像製版エリアAの印刷が終了しただけで次の新たな製版をすることはマスタの無駄使いになるからである。
この場合、例えば「第2面の印刷が終了していません」なる旨の警告を表示してもよい。
印刷スタートキー57が押されたら、制御手段52は第2の画像製版エリアBの印刷を開始する。印刷ドラム7の突起Eをドラム回転位置タイミング検知センサ51が検知したら、そのタイミングでまず給紙駆動モータ47を回転させて印刷用紙10を送り出し、次に所定のタイミングでレジスト駆動モータ49を回転させて印刷用紙10を更に送り出す。
こうして次々と給紙された印刷用紙10には、プレスローラ14によって印刷ドラム7に押し付けられることで第2の画像製版エリアBの画像が形成され、各印刷済みの印刷用紙10は排紙台18に順次積載される。所定枚数(100枚)の印刷が終了したら全印刷工程が終了する。
本実施形態では1版分のマスタ4の搬送方向に2つの画像を並べて製版する例を示したが、3つ以上の画像を並べて製版することも可能である。
この場合、例えば「第2面の印刷が終了していません」なる旨の警告を表示してもよい。
印刷スタートキー57が押されたら、制御手段52は第2の画像製版エリアBの印刷を開始する。印刷ドラム7の突起Eをドラム回転位置タイミング検知センサ51が検知したら、そのタイミングでまず給紙駆動モータ47を回転させて印刷用紙10を送り出し、次に所定のタイミングでレジスト駆動モータ49を回転させて印刷用紙10を更に送り出す。
こうして次々と給紙された印刷用紙10には、プレスローラ14によって印刷ドラム7に押し付けられることで第2の画像製版エリアBの画像が形成され、各印刷済みの印刷用紙10は排紙台18に順次積載される。所定枚数(100枚)の印刷が終了したら全印刷工程が終了する。
本実施形態では1版分のマスタ4の搬送方向に2つの画像を並べて製版する例を示したが、3つ以上の画像を並べて製版することも可能である。
上記実施形態では、二面分割印刷モード設定キー30により二面分割印刷モードが設定された後に給紙台11の印刷用紙10のサイズの適否を判断するようにしたが、予め用紙サイズ検知センサ15からの検知情報により印刷用紙10のサイズを確認し、印刷すべき画像のサイズに対して印刷用紙10のサイズが適合しない場合には、制御手段52は二面分割印刷モードを設定できないようにしてもよい。
すなわち、制御手段52は、二面分割印刷モード設定キー30が押されてもそれによる指令を受け付けないようにする。この場合、同時に、例えば操作パネル21の液晶表示部76に「印刷用紙のサイズが適合しないので二面分割印刷モードを設定できません。」なる旨の警告を表示してもよい。
すなわち、制御手段52は、二面分割印刷モード設定キー30が押されてもそれによる指令を受け付けないようにする。この場合、同時に、例えば操作パネル21の液晶表示部76に「印刷用紙のサイズが適合しないので二面分割印刷モードを設定できません。」なる旨の警告を表示してもよい。
上記実施形態では、多面分割印刷モードとして「二面分割印刷モード」を例示したが、これに限定される趣旨ではなく、例えば中央に名前を印刷するだけの熨斗紙への印刷では、印刷用紙のサイズは大きいが印刷エリアが小さいので、マスタ4の有効活用として3面分を分割して印刷することもできる。もちろん、印刷用紙のサイズと印刷エリア及び未製版エリアとの関係を考慮して可能な限り分割数を増やすことができる。
図9に示すように、マスタ4にX、Y、Zの3つの画像を画像間に上述した未製版エリアを設けて製版し、上記と同様の印圧範囲の制御を行って、第1の印刷では画像Xの印刷を、第2の印刷では画像Yの印刷を、第3の印刷では画像Zの印刷をそれぞれ行う。
図9に示すように、マスタ4にX、Y、Zの3つの画像を画像間に上述した未製版エリアを設けて製版し、上記と同様の印圧範囲の制御を行って、第1の印刷では画像Xの印刷を、第2の印刷では画像Yの印刷を、第3の印刷では画像Zの印刷をそれぞれ行う。
次に、第2の実施形態として、「両面分割印刷モード」を設定する場合について説明する。なお、第1の実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省略して要部のみ説明する。
「両面分割印刷モード」とは、表面画像である第1面画像のみを印刷用紙10の表面に印刷する第1の印刷工程と、裏面画像である第2面画像のみを第1面画像が印刷されて裏返しされた印刷用紙10の裏面に印刷する第2の印刷工程を切り替えるモードである。
スキャナ1のコンタクトガラス上に、図3に示すように、A4サイズの第1原稿28と、同じA4サイズの第2原稿29を並べてセットする。
給紙台11上にはA4サイズの印刷用紙10をセットし、変倍率は100%等倍として、両面分割印刷モード設定キー53を押し、LEDランプ54を点灯させる。印刷枚数をテンキー22により例えば(100枚)と入力して表示部23に100を表示させ、次に製版スタートキー24を押す。
スキャナ1において原稿の読み取りが開始され、同時にマスタ4への穿孔製版(書き込み)も開始される。
こうして製版されたマスタ4を展開した状態は図3と同じである。スキャナ1のコンタクトガラス上に、第1原稿28と第2原稿29とが密接に並べてセットされていても、あるいはランダムに隙間をおいてセットされていても、第1の画像製版エリア(表面画像製版エリア)Aに第1原稿28の画像(表面画像である第1面画像)が製版され、第2の画像製版エリア(裏面画像製版エリア)Bに第2原稿29の画像(裏面画像である第2面画像)が製版され、両者の間に未製版エリアCが所定幅で形成される点も第1の実施形態の場合と同じである。
「両面分割印刷モード」とは、表面画像である第1面画像のみを印刷用紙10の表面に印刷する第1の印刷工程と、裏面画像である第2面画像のみを第1面画像が印刷されて裏返しされた印刷用紙10の裏面に印刷する第2の印刷工程を切り替えるモードである。
スキャナ1のコンタクトガラス上に、図3に示すように、A4サイズの第1原稿28と、同じA4サイズの第2原稿29を並べてセットする。
給紙台11上にはA4サイズの印刷用紙10をセットし、変倍率は100%等倍として、両面分割印刷モード設定キー53を押し、LEDランプ54を点灯させる。印刷枚数をテンキー22により例えば(100枚)と入力して表示部23に100を表示させ、次に製版スタートキー24を押す。
スキャナ1において原稿の読み取りが開始され、同時にマスタ4への穿孔製版(書き込み)も開始される。
こうして製版されたマスタ4を展開した状態は図3と同じである。スキャナ1のコンタクトガラス上に、第1原稿28と第2原稿29とが密接に並べてセットされていても、あるいはランダムに隙間をおいてセットされていても、第1の画像製版エリア(表面画像製版エリア)Aに第1原稿28の画像(表面画像である第1面画像)が製版され、第2の画像製版エリア(裏面画像製版エリア)Bに第2原稿29の画像(裏面画像である第2面画像)が製版され、両者の間に未製版エリアCが所定幅で形成される点も第1の実施形態の場合と同じである。
製版されたマスタ4は印刷ドラム7の外周面に巻装される。試し印刷キー56が押されると、給紙台11からA4サイズの印刷用紙10が1枚だけ給紙される。これが印刷ドラム7の第1の画像製版エリアAにプレスローラ14により押し付けられて画像が形成され、版付け印刷物として排紙台18上に排出される。排出された印刷用紙の画像を見て間題がなければ、次に印刷スタートキー32を押す。
印刷スタートキー32が押されたら、制御手段52は、まず圧解除カム切替モータ43の回転を制御し、印圧解除カム38の位置を第1の画像製版エリアAのみに印圧をかける印圧用カム38aに切り替え設定する。そして給紙台11上にセットされた印刷用紙10のサイズを用紙サイズ検知センサ15からの検知情報に基づいて判断し、それがA4サイズであることを確認したら、給紙動作を開始する。
印刷スタートキー32が押されたら、制御手段52は、まず圧解除カム切替モータ43の回転を制御し、印圧解除カム38の位置を第1の画像製版エリアAのみに印圧をかける印圧用カム38aに切り替え設定する。そして給紙台11上にセットされた印刷用紙10のサイズを用紙サイズ検知センサ15からの検知情報に基づいて判断し、それがA4サイズであることを確認したら、給紙動作を開始する。
給紙台11上にセットされた印刷用紙10の搬送方向長さが、A4サイズ用紙の長さ(210mm)よりも大きい場合、すなわち、印刷すべき画像のサイズに対して印刷用紙10のサイズが適合しない場合には、「両面分割印刷モード」は実施できないので、例えば操作パネル21の液晶表示部76に「用紙サイズが大きいために設定モードでの印刷ができません」なる旨の警告を表示する。
この警告を受けてオペレータはサイズの適合する印刷用紙10をセットすることになる。
印刷用紙10のサイズが適合する場合において、印刷ドラム7の突起Dをドラム回転位置タイミング検知センサ51が検知したら、そのタイミングでまず給紙駆動モータ47を回転させて印刷用紙10を送り出し、次に所定のタイミングでレジスト駆動モータ49を回転させて印刷用紙10を更に送り出す。
こうして次々と給紙された印刷用紙10には、プレスローラ14によって印刷ドラム7に押し付けられることで第1の画像製版エリアAの画像が形成され、表面印刷済みの各印刷用紙10は排紙台18に順次積載される。
この警告を受けてオペレータはサイズの適合する印刷用紙10をセットすることになる。
印刷用紙10のサイズが適合する場合において、印刷ドラム7の突起Dをドラム回転位置タイミング検知センサ51が検知したら、そのタイミングでまず給紙駆動モータ47を回転させて印刷用紙10を送り出し、次に所定のタイミングでレジスト駆動モータ49を回転させて印刷用紙10を更に送り出す。
こうして次々と給紙された印刷用紙10には、プレスローラ14によって印刷ドラム7に押し付けられることで第1の画像製版エリアAの画像が形成され、表面印刷済みの各印刷用紙10は排紙台18に順次積載される。
所定枚数(100枚)の印刷が終了したら、制御手段52は、例えば操作パネル21の液晶表示部76に「表面の印刷が終了しました。印刷用紙を裏返して給紙台にセットし、試し印刷キーを押してください」なる旨のガイダンスを表示する。
この表示を受けてオペレータは排紙台18に積載されている、表面画像が印刷された印刷用紙10を取り出し、給紙台11に印刷用紙10が残っている場合にはこれを取り除いて表面画像が印刷された印刷用紙10を裏返しにしてセットする。
制御手段52は、給紙台11上の印刷用紙10が入れ替えされたかどうかを入れ替え検知手段としての用紙有無検知センサ55の検知情報に基づいて判断する。
すなわち、用紙有無検知センサ55が1度用紙無しを検知してその後に再び用紙有りを検知した場合には、印刷用紙10が入れ替えされたものと判断する。これで排低台18上の用紙が裏返して給紙台11にセットされたものと判断する。
この表示を受けてオペレータは排紙台18に積載されている、表面画像が印刷された印刷用紙10を取り出し、給紙台11に印刷用紙10が残っている場合にはこれを取り除いて表面画像が印刷された印刷用紙10を裏返しにしてセットする。
制御手段52は、給紙台11上の印刷用紙10が入れ替えされたかどうかを入れ替え検知手段としての用紙有無検知センサ55の検知情報に基づいて判断する。
すなわち、用紙有無検知センサ55が1度用紙無しを検知してその後に再び用紙有りを検知した場合には、印刷用紙10が入れ替えされたものと判断する。これで排低台18上の用紙が裏返して給紙台11にセットされたものと判断する。
第1面画像のみを印刷用紙10の表面に印刷する第1の印刷工程が終了した後、制御手段52は、操作パネル21上でのキー操作について、製版スタートキー24が押されてもそれを無視して受け付けないようにする。折角1版分のマスタ4に2つの原稿画像(表面画像と裏面画像)を並べて製版したのに、第1の画像製版エリアA(表面画像)の印刷が終了しただけで次の新たな製版をすることはマスタの無駄使いになるからである。
この場合、例えば「裏面画像の印刷が終了していません」なる旨の警告を表示してもよい。
この場合、例えば「裏面画像の印刷が終了していません」なる旨の警告を表示してもよい。
印刷用紙10の入れ替えが終了し、試し印刷キー56が押された場合、制御手段52は、圧解除カム切替モータ43の回転を制御し、印圧解除カム38の位置を第2の画像製版エリアB(裏面画像)のみに印圧をかける印圧用カム38bに切り替える。
給紙台11上に裏返しにしてセットされた印刷用紙10のサイズを再び用紙サイズ検知センサ15の検知情報に基づいて判断し、それがA4サイズであることを確認したら、1枚だけ給紙して試し印刷物を排紙台18上に排出する制御を行う。
両面印刷において、第1の印刷工程が終了した後の第2の印刷工程では必ず同じサイズの印刷用紙が使用されるはずであるので、印刷用紙のサイズが合致しない場合には、制御手段52は両面分割印刷モードでの印刷を実行できないように制御する。この場合、例えば「印刷用紙のサイズが合致していません」なる旨の警告を表示してもよい。
裏面画像を印刷する第2の印刷工程において、試し刷りをせずに直接印刷スタートキー57を押す方式としてもよいが、裏返しにしてセットする場合にセット方向が逆になる場合があるので、試し刷りを促すガイダンスによりセットミスがあってもそれによる印刷ミスを最小限(1枚)に止めることができる。
給紙台11上に裏返しにしてセットされた印刷用紙10のサイズを再び用紙サイズ検知センサ15の検知情報に基づいて判断し、それがA4サイズであることを確認したら、1枚だけ給紙して試し印刷物を排紙台18上に排出する制御を行う。
両面印刷において、第1の印刷工程が終了した後の第2の印刷工程では必ず同じサイズの印刷用紙が使用されるはずであるので、印刷用紙のサイズが合致しない場合には、制御手段52は両面分割印刷モードでの印刷を実行できないように制御する。この場合、例えば「印刷用紙のサイズが合致していません」なる旨の警告を表示してもよい。
裏面画像を印刷する第2の印刷工程において、試し刷りをせずに直接印刷スタートキー57を押す方式としてもよいが、裏返しにしてセットする場合にセット方向が逆になる場合があるので、試し刷りを促すガイダンスによりセットミスがあってもそれによる印刷ミスを最小限(1枚)に止めることができる。
試し印刷物を見て表面画像と裏面画像の方向や位置が正しいことを確認したら、次にオペレータは印刷スタートキー57を押す。
印刷スタートキー57が押されたら、制御手段52は第2の画像製版エリアBの画像印刷を開始する。印刷ドラム7の突起Eをドラム回転位置タイミング検知センサ51が検知したら、そのタイミングでまず給紙駆動モータ47を回転さて印刷用紙10を送り出し、次に所定のタイミングでレジスト駆動モータ49を回転させて印刷用紙10を更に送り出す。
こうして次々と給紙された印刷用紙10には、プレスローラ14によって印刷ドラム7に押し付けられることで第2の画像製版エリアBの画像が形成され、印刷済みの各印刷用紙10が排紙台18上に順次積載される。所定枚数(100枚)の印刷が終了したら全印刷工程が終了する。
こうして排紙台18に積載された印刷物には、表面に第1の画像製版エリアAの画像が印刷され、裏面には第2の画像製版エリアBの画像が印刷されていることになる。
印刷スタートキー57が押されたら、制御手段52は第2の画像製版エリアBの画像印刷を開始する。印刷ドラム7の突起Eをドラム回転位置タイミング検知センサ51が検知したら、そのタイミングでまず給紙駆動モータ47を回転さて印刷用紙10を送り出し、次に所定のタイミングでレジスト駆動モータ49を回転させて印刷用紙10を更に送り出す。
こうして次々と給紙された印刷用紙10には、プレスローラ14によって印刷ドラム7に押し付けられることで第2の画像製版エリアBの画像が形成され、印刷済みの各印刷用紙10が排紙台18上に順次積載される。所定枚数(100枚)の印刷が終了したら全印刷工程が終了する。
こうして排紙台18に積載された印刷物には、表面に第1の画像製版エリアAの画像が印刷され、裏面には第2の画像製版エリアBの画像が印刷されていることになる。
本実施形態では、両面分割印刷モード設定キー53により両面分割印刷モードが設定された後に給紙台11の印刷用紙10のサイズの適否を判断するようにしたが、予め用紙サイズ検知センサ15からの検知情報により印刷用紙10のサイズを確認し、印刷すべき画像のサイズに対して印刷用紙10のサイズが適合しない場合には、制御手段52は両面分割印刷モードを設定できないようにしてもよい。
すなわち、制御手段52は、両面分割印刷モード設定キー53が押されてもそれによる指令を受け付けないようにする。この場合、同時に、例えば操作パネル21の液晶表示部76に「印刷用紙のサイズが適合しませんので両面分割印刷モードを設定できません。」なる旨の警告を表示してもよい。
すなわち、制御手段52は、両面分割印刷モード設定キー53が押されてもそれによる指令を受け付けないようにする。この場合、同時に、例えば操作パネル21の液晶表示部76に「印刷用紙のサイズが適合しませんので両面分割印刷モードを設定できません。」なる旨の警告を表示してもよい。
上記各実施形態では、多面分割印刷モード設定手段としての二面分割印刷モード設定キー30、両面分割印刷モード設定手段としての両面分割印刷モード設定キー53が共に操作パネル21に設けられている構成としたが、印刷装置本体の外部に電気的に有線で接続された外部接続機器(ホストコンピュータ等)又は、非接続状態で独立して設けられた、すなわち、光(IrDA等)や電波(Bluetooth、無線LAN等)等による広義の無線通信により通信・接続された外部接続機器(ホストコンピュータ等)を多面分割印刷モード設定手段、両面分割印刷モード設定手段として印刷装置本体の外部からモード設定を行うようにしてもよい。
1 原稿読取装置としてのスキャナ
4 孔版原紙としてのマスタ
7 印刷ドラム
10 シート状記録媒体としての印刷用紙
14 押圧手段としてのプレスローラ
30 多面分割印刷モード設定手段としての二面分割印刷モード設定キー
52 制御手段
53 両面分割印刷モード設定手段としての両面分割印刷モード設定キー
A 1つの画像製版エリア、表面画像製版エリア
B 隣合う画像製版エリア、裏面画像製版エリア
C 未製版エリア
4 孔版原紙としてのマスタ
7 印刷ドラム
10 シート状記録媒体としての印刷用紙
14 押圧手段としてのプレスローラ
30 多面分割印刷モード設定手段としての二面分割印刷モード設定キー
52 制御手段
53 両面分割印刷モード設定手段としての両面分割印刷モード設定キー
A 1つの画像製版エリア、表面画像製版エリア
B 隣合う画像製版エリア、裏面画像製版エリア
C 未製版エリア
Claims (18)
- 画像データに基づいて穿孔製版された孔版原紙を印刷ドラムの外周面に巻装し、一枚ずつ分離給送されたシート状記録媒体を上記印刷ドラムの外周面に押圧手段によって連続的に押し当てることにより、上記印刷ドラムの内部から供給されたインキを上記孔版原紙の穿孔部から滲み出させてシート状記録媒体に転移させることにより画像形成を行う孔版印刷装置において、
1版分の孔版原紙にはその搬送方向に複数の画像が個別に並べて製版され、各画像をシート状記録媒体上に個別に印刷する工程を切り替える多面分割印刷モードを実行可能であり、多面分割印刷モードを設定する多面分割印刷モード設定手段と、上記印刷ドラムの回転位置に対するシート状記録媒体の給送タイミングを切り替えるための給送タイミング切替手段と、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧タイミングを切り替えるための押圧タイミング切替手段と、上記多面分割印刷モード設定手段により多面分割印刷モードが設定されたとき、各画像に対応して上記給送タイミング切替手段と上記押圧タイミング切替手段を制御する制御手段を有していることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1記載の孔版印刷装置において、
上記多面分割印刷モード設定手段が、印刷装置本体の外部に電気的に接続され又は非接続状態で独立して設けられ且つ上記制御手段へ設定情報を出力可能であることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1又は2記載の孔版印刷装置において、
上記孔版原紙における1つの画像製版エリアとこれに隣合う画像製版エリアとの間に、上記1つの画像製版エリアに対応してタイミングをとられる上記押圧手段が隣合う画像製版エリアに接触することを防止する未製版エリアが設けられていることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項3記載の孔版印刷装置において、
上記未製版エリアの上記搬送方向における幅が10mm以上であることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項3又は4記載の孔版印刷装置において、
原稿読取装置を有し、多面分割印刷モードが設定された場合、上記原稿読取装置の原稿セット面における複数の原稿の配置状態に拘わらず、上記制御手段は上記画像エリア間に所定の上記未製版エリアが存在するように画像の製版位置を制御することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1乃至5のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
多面分割印刷モードが設定され、1つの画像に対する印刷工程が終了した後には、上記制御手段は新たな製版開始の操作を許容せず、次の画像に対する印刷開始の操作のみを許容するように制御することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1乃至6のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
印刷すべき画像のサイズに対してシート状記録媒体のサイズが適合しない場合には、上記制御手段は多面分割印刷モードを設定できないように制御することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項7記載の孔版印刷装置において、
上記制御手段は、同時にシート状記録媒体のサイズが適合しないことについての警告を行うことを特徴とする孔版印刷装置。 - 画像データに基づいて穿孔製版された孔版原紙を印刷ドラムの外周面に巻装し、一枚ずつ分離給送されたシート状記録媒体を上記印刷ドラムの外周面に押圧手段によって連続的に押し当てることにより、上記印刷ドラムの内部から供給されたインキを上記孔版原紙の穿孔部から滲み出させてシート状記録媒体に転移させることにより画像形成を行う孔版印刷装置において、
1版分の孔版原紙には表面画像である第1面画像と裏面画像である第2面画像の2つの画像がその搬送方向に個別に並べて製版され、第1面画像のみをシート状記録媒体の表面に印刷する第1の印刷工程と、第2面画像のみを第1面画像が印刷されて裏返しされたシート状記録媒体の裏面に印刷する第2の印刷工程を切り替える両面分割印刷モードを実行可能であり、両面分割印刷モードを設定する両面分割印刷モード設定手段と、上記印刷ドラムの回転位置に対するシート状記録媒体の給送タイミングを切り替えるための給送タイミング切替手段と、上記印刷ドラムに対する上記押圧手段の押圧タイミングを切り替えるための押圧タイミング切替手段と、上記両面分割印刷モード設定手段により両面分割印刷モードが設定されたとき、各画像に対応して上記給送タイミング切替手段と上記押圧タイミング切替手段を制御する制御手段を有していることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項9記載の孔版印刷装置において、
上記両面分割印刷モード設定手段が、印刷装置本体の外部に電気的に接続され又は非接続状態で独立して設けられ且つ上記制御手段へ設定情報を出力可能であることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項9又は10記載の孔版印刷装置において、
上記孔版原紙における表面画像製版エリアと裏面画像製版エリアとの間に、表面画像製版エリアに対応してタイミングをとられる上記押圧手段が裏面画像製版エリアに接触することを防止する未製版エリアが設けられていることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項11記載の孔版印刷装置において、
上記未製版エリアの上記搬送方向における幅が10mm以上であることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項9乃至12のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
シート状記録媒体の入れ替えが行われたことを検知するための入れ替え検知手段を有し、第1の印刷工程が終了した後、上記入れ替え検知手段の検知情報によりシート状記録媒体の入れ替えが確認された場合、上記制御手段は新たな製版開始の操作を許容せず、第2の印刷工程に対する印刷開始の操作のみを許容するように制御することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項9乃至12のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
シート状記録媒体の入れ替えが行われたことを検知するための入れ替え検知手段を有し、第1の印刷工程が終了した後、第1の印刷工程における印刷枚数をそのまま保持し、上記入れ替え検知手段の検知情報によりシート状記録媒体の入れ替えが確認された場合、上記制御手段は、第2の印刷工程の開始を促すガイダンスを表示することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項9乃至12のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
第1の印刷工程が終了した後、上記制御手段は、第2の印刷工程の開始において試し刷りを促すガイダンスを表示することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項9乃至15のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
印刷すべき画像のサイズに対してシート状記録媒体のサイズが適合しない場合には、上記制御手段は両面分割印刷モードを設定できないように制御することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項9乃至15のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
第1の印刷工程に使用されたシート状記録媒体のサイズに対して第2工程でのシート状記録媒体のサイズが合致しない場合には、上記制御手段は両面分割印刷モードでの印刷を実行できないように制御することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項16又は17記載の孔版印刷装置において、
上記制御手段は、同時にシート状記録媒体のサイズが適合又は合致しないことについての警告を行うことを特徴とする孔版印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003288917A JP2005053184A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 孔版印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003288917A JP2005053184A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 孔版印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005053184A true JP2005053184A (ja) | 2005-03-03 |
Family
ID=34367418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003288917A Pending JP2005053184A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 孔版印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005053184A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008120047A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01115574U (ja) * | 1988-01-28 | 1989-08-03 | ||
JP2002172839A (ja) * | 2000-12-07 | 2002-06-18 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 印刷方法および印刷装置 |
-
2003
- 2003-08-07 JP JP2003288917A patent/JP2005053184A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01115574U (ja) * | 1988-01-28 | 1989-08-03 | ||
JP2002172839A (ja) * | 2000-12-07 | 2002-06-18 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 印刷方法および印刷装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008120047A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007331159A (ja) | 印刷装置 | |
US7325492B2 (en) | Stencil printer | |
JP2005053184A (ja) | 孔版印刷装置 | |
US7357076B2 (en) | Image forming apparatus | |
US6782812B2 (en) | Stencil-printer | |
JP5015577B2 (ja) | 孔版印刷装置 | |
JP4712963B2 (ja) | 製版装置および製版印刷装置 | |
JP2006076208A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4141821B2 (ja) | 孔版印刷装置 | |
JP4574286B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4965328B2 (ja) | 両面印刷装置 | |
JP5059342B2 (ja) | 両面印刷装置 | |
JP5086614B2 (ja) | 孔版印刷装置 | |
JP4907980B2 (ja) | 孔版印刷装置 | |
JP2005022139A (ja) | ドラムカバー・孔版印刷装置・孔版印刷方法 | |
JP2002370437A (ja) | 印刷装置 | |
JP4503983B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP2002144690A (ja) | 孔版印刷装置および孔版印刷方法 | |
JP4651850B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP5158547B2 (ja) | 印刷装置ネットワークシステム | |
JPH02190378A (ja) | 製版印刷装置 | |
JP2006076256A (ja) | 複合型画像形成装置 | |
JP2006088670A (ja) | 複合型画像形成装置・画像領域編集装置・印刷方法 | |
JP2010173096A (ja) | 両面孔版印刷装置 | |
JP2017185661A (ja) | 孔版印刷装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060725 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091001 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091110 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100406 |