JP2005047096A - 光造形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】三次元造型物への異物混入、気泡の混入を防止して、造型物の造型成功率を高め、造型不良を排除できる光造形装置を提供することにある。
【解決手段】造形タンク2よりオーバーフローする光硬化性樹脂液をサブタンク3に流入させる光硬化性樹脂液循環系Rを備え、造形タンク2のオーバーフローにより規制される液面f0の樹脂液に光を照射して光硬化層をすることで三次元の樹脂の造形物Mを製作する光造形装置において、サブタンク3にオーバーフローしてきた樹脂液を受け入れるフィルタ19を配備し、フィルタ19とその下方の樹脂液の液溜り21との間に、フィルタ19から滴下する樹脂液を受ける液受け面F及び液受け面から流下する樹脂液を液溜り21に案内するガイド部gを有した泡立ち防止部材22を配備した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、造形タンク内の光硬化性樹脂液への光照射により三次元の樹脂モデルを形成する光造形装置に関し、特に、造形タンクに連結される光硬化性樹脂液循環系に配備され、造形タンク内よりオーバーフローする光硬化性樹脂液が流入するサブタンクを備えた光造形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複雑な三次元形状を成形型や特別な加工工具を用いることなく容易に製作できる手段として、光造形装置が用いられている。
この光造型装置は、例えば、図6に示すように、光硬化性樹脂液である樹脂液を滞留させる造形タンク100と、造形タンク100の流出口110からオーバーフローする樹脂液をフィルタ120を通して低部に滞留させるサブタンク130と、サブタンク130からの樹脂液を造形タンク100に流入させるポンプ140とを備え、造形タンク100及びサブタンク130は光硬化性樹脂液循環系Rによって連結されている。造形タンク100内には上下方向に所定送り間隔δtを介して昇降可能な昇降テーブル150が配置され、昇降テーブル150の上方には、レーザ光を照射する光照射部160が配置される。光照射部160は三次元モデルの所定送り間隔毎の断面形状に基づいてレーザ光を昇降テーブル160上側の樹脂液に照射し、断面形状対応部を順次硬化させて三次元の造型物M1を成形するようになっている。
【0003】
ところで、造形タンク100からオーバーフローする樹脂液はゴミ等の固形物をフィルタ120で排除され、サブタンク130内の低部の液溜りに一端収容され、再度ポンプ140により造形タンク100に供給されていることで、造型物M1の一部に異物が混入することを防止し、造型物M1の成形不良が発生することを防止している。
【0004】
なお、特開平5−329943号公報(特許文献1)には造型物の成形時において、成形途中にある形状物自体が撓み等によって変形し、位置ずれを生じ、成形不良を生じることを防止できる光学的造型方法の一例が開示される。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−329943号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光造型装置は、フィルタ120とサブタンク130内の低部の液溜りとの間に所定間隔を確保し、これによって液溜りの液面fが上下変動してもフィルタ120側と接触することを防止している。ここでフィルタ120通過の樹脂液は液溜りに滴下し、この際、樹脂液が飛散し、液溜り内に多数の気泡vが生じやすい。この気泡vは一端生じると、樹脂液の粘度が比較的高い関係上、消滅することなく造形タンク100内で流動し、そのまま造型物M1の一部として成形される場合がある。このように造型物M1の一部に気泡が混入すると、造型物の強度を低下させることとなり、造型物が透明性を必要とする場合であると、その透光性が低下してしまい、いずれも造型不良品となり、無駄な樹脂液使用となるし、造型時間が長期化するという問題がある。
【0007】
なお、特許文献1の光学的造型方法では光硬化性樹脂液循環系がフィルタを配備せず、やはり、三次元の造型物の一部に異物が混入し易く、三次元造型物の成形不良が発生する頻度が高い。
本発明は、上述のような実情に応えるために成されたものであり、造型物への異物混入、気泡の混入を防止して、造型物の造型成功率を高め、造型不良を排除できる光造形装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る光造形装置では、造形タンクよりオーバーフローする光硬化性樹脂液をサブタンクに流入させる光硬化性樹脂液循環系を備え、上記造形タンクのオーバーフローにより規制される液面位置の光硬化性樹脂液に光を照射して光硬化層をすることで三次元の樹脂の造形物を製作する光造形装置において、上記サブタンクにオーバーフローしてきた光硬化性樹脂液を受け入れるフィルタを配備し、フィルタとその下方の光硬化性樹脂液の液溜りとの間に、フィルタから滴下する光硬化性樹脂液を受ける液受け面及び液受け面から流下する光硬化性樹脂液を液溜りに案内するガイド部を有した泡立ち防止部材を配備したことを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る光造形装置では、請求項1記載の光造形装置において、泡立ち防止部材の液受け面は傾斜面であることを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る光造形装置では、請求項1記載の光造形装置において、泡立ち防止部材のガイド部は上記液受け面の端縁に上端が連結し下端が上記サブタンクの低壁に当接する脚状部であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1にはこの発明の実施の形態としての光造形装置1の全体構成を示す。
図1に示す光造形装置1は、レーザ光rの照射によって硬化する光硬化性樹脂液(以後単に樹脂液と記す)を貯留する造形タンク2、造形タンク2の側壁側に併設されるサブタンク3、造形タンク2の上部側方に装着される昇降手段4、造形タンク2の上開口5の上方に対向配備されるレーザ光照射手段6、サブタンク3の樹脂液を吸入し、造形タンク2内に流動させるポンプ7と、ポンプ7、昇降手段4、レーザ光照射手段6を駆動制御する制御手段8を備える。
【0012】
造形タンク2、サブタンク3、ポンプ7は光硬化性樹脂液循環系Rを形成し、ポンプ7の駆動によって、常時樹脂液が光硬化性樹脂液循環系Rを循環している。
造形タンク2は造型対象の三次元の造型物Mを内部に収容するに十分な容積の液貯留室9を確保するように形成され、上方に上開口5が形成される。低壁近傍に樹脂液の流入口11が形成され、上開口5の近傍に流出口12が形成され、流出口12から樹脂液がサブタンク3にオーバフローすることにより液貯留室9の樹脂液の液面f0の高さが設定されている。
【0013】
昇降手段4は、造形タンク2内の樹脂液がレーザ光rの照射(例えば直径300μmの点照射)によって硬化した造型物Mを載置して上下方向Zに移動する板状の昇降テーブル12、昇降テーブル12を上下方向Zに所定送り間隔δt(例えば200μm)毎に昇降駆動させる螺子送り機構部13、螺子送り機構部13を駆動するモータ14、モータ14に接続される制御手段8とを備える。
【0014】
レーザ光照射手段6は、液面f0にレーザ光rを照射する光照射部15と、光照射部15のレーザ光照射位置を所定の範囲で走査する走査制御部16とを備え、これらは制御手段8に接続される。制御手段8から描写の指令を受けた光照射部15は三次元モデル17(図3参照)の所定送り間隔δt毎の断面形状c1〜cn(図3参照)に基づいてレーザ光rを昇降テーブル12上側の樹脂液に走査し、断面形状対応部を順次硬化させて造型物Mの光硬化層である部分造型部ps(図3参照)を成形するようになっている。
【0015】
図2に示すように、サブタンク3は上方開口17の矩形容器であり、上開口17側全域を覆うように網状のフィルタエレメント18を配備したフィルタ19と、そのフィルタ19の下部側の液溜り21と、フィルタ19と液溜り21の液面f1との間に設けられた泡立ち防止部材22と低壁に形成された下側口27とを有する。下側口27はポンプ7の吸入端に連結されている。サブタンク3の液溜り21は光硬化性樹脂液循環系Rの樹脂液の流動変化に応じて液面f1が上下変動することを考慮し、所定の空間部eを確保しており、同空間部eに泡立ち防止部材22が配備される。
【0016】
フィルタエレメント18は樹脂液が光硬化性樹脂液循環系Rを循環する間に混入するゴミや、樹脂液内に生じた固形物を排除する濾過特性を備えたものが採用され、造形タンク2からオーバーフローしてきた樹脂液を下方に流動させた上で下方に滴下させる。
泡立ち防止部材22は、フィルタ19の下面全域と対向する液受け面Fと、液受け面Fから流下する樹脂液を液溜り21にまで案内するガイド部gを備える。
【0017】
ここでの泡立ち防止部材22は長板鋼板を2箇所でアールを付けて折り曲げることで、傾斜平面状を成す液受け面Fと、両端のガイド部gを成す脚状部23とを形成している。ここでフィルタ19から滴下する樹脂液を液受け面Fで受け、液溜り21に速やかに流れ込ませるので、フィルタ19から滴下する樹脂液が液溜り21に直接滴下することにより生じやすい気泡(図6の符号v参照)を排除できる。更に、液受け面Fの上端縁と下端縁(図2において左右端)は脚状部23の上端にアール状部24を成して連続して形成されることで、液受け面F上の樹脂液をスムーズに液溜り21に流れ込ませることができ、この点でも樹脂液内の気泡の発生を防止できる。
【0018】
制御手段8は、コンピュータからなり光書込み制御部801とポンプ制御部802と、昇降手段制御部803としての機能を備えている。光書込み制御部801は入力部25を介して三次元モデル17の製作情報の入力を受けると、カットデータ演算処理機能によって、三次元モデル情報をCADデータA(図3参照)に変更し、CADデータAから三次元モデル17のカットデータB1〜Bnを作成する。カットデータB1〜Bnは、一定距離(送り間隔δt)毎の三次元モデル17の断面形状データであり、各カットデータB1〜Bnに基づきレーザ光rの走査範囲が制御されるようになっている。
【0019】
ポンプ制御部802は、造型作動指令を受けると常時ポンプ7をオンするように制御する。
昇降手段制御部803は、成形時において、各カットデータB1〜Bnに基づく書込み終了毎に送り指令を受け、その際、所定送り間隔δt相当分モータ14を駆動し、昇降テーブル12を液面f0より下方に移動制御するという制御を繰り返す。
【0020】
このような光造形装置1が駆動し、制御手段8がオンするとする。
まず、制御手段8の入力部より、三次元モデル17の製作情報が入力され、同情報に応じてカットデータ演算部が三次元モデル17のカットデータB1〜Bnを作成する。
【0021】
次いで、入力部25より造型作動指令が入力されると、ポンプ7がオンされ光硬化性樹脂液循環系Rを樹脂液が循環し、造形タンク2の流出口12より樹脂液がオーバーフローすることで液貯留室9の樹脂液の液面f0が所定位置を保持する状態が確保される。更に、昇降手段制御部が昇降テーブル12を液面f0直下の第1の送り位置h1にセットする。
【0022】
このセット完了に応じて光書込み制御部801は三次元モデル17の最下端のカットデータB1に沿ってレーザ光による光書込みを液面f0直下の樹脂液に行ない、カットデータB1相当の部分造型部ps1が成形され、同部は昇降テーブル12に接合する。
【0023】
この部分造型部ps1の造形が完了すると、三次元モデル17の最下端の次ぎのカットデータB2に沿ってカットデータB1相当の部分造型部ps2が成形され、同部は部分造型部ps1に接合する。この操作が繰り返され、三次元モデル17の最上端のカットデータBn相当の部分造型部psnが成形された時点で、光書込み制御部801は書込み完了信号を発し、同信号に応じて昇降手段制御部803が適時に昇降テーブル12を下端位置hnより液面f0上方の最上端位置h0にリフトさせ、この回の造形作動を終了させる。
【0024】
このような、造形作動終了後に昇降テーブル12上の硬化した三次元モデル17相当の造形物Mは適宜の手段によって昇降テーブル12より分断され、次の造形待機状態に戻る。
このような、造形作動中、造形タンク2の流出口12よりサブタンク3にオーバーフローしてくる樹脂液中には造形タンク2内で混入したゴミや、レーザ光rによる光書込みに伴い樹脂液の一部が不要部分として固形化したまま分離して流入することがあるが、これらはフィルタ19で除去され、サブタンク3の液溜り21側に滴下する。この際、滴下する樹脂液はフィルタ19直下の泡立ち防止部材22の傾斜した液受け面Fに滴下し、液溜り21内に直接滴下することがない。この場合、液受け面Fに滴下した樹脂液の大部分は液受け面Fの下端縁に達し、アール状部24より脚状部23に伝わって流下し、スムーズに液溜り21に流れ込むため、樹脂液内の気泡の発生を確実に防止できる。
【0025】
しかも、気泡を排除するので、造形物Mの素材である樹脂が透光性を確保する場合、その造形物Mの透明度が十分に確保される。更に、気泡やゴミの混入で造形不良を起こすことが無いので、造形不良による無駄な液体樹脂の使用が無くなり、造形時間を短時間化することもできる。また、造形成功率が向上することにより造形予想時間を見積もりやすい。
【0026】
【実施例1】
次に、この発明の実施例1として光造形装置1aを説明する。
図4に示す光造形装置1aは図1で説明した光造形装置1と比較し、サブタンク3a内の泡立ち防止部材22aの構成以外は同一であり、ここでは重複する説明を略す。
図4に示す光造形装置1aのサブタンク3aは図1のサブタンク3と同様に上方開口17にフィルタ19を配して造形タンク2の流出口12よりオーバーフローしてくる樹脂液を受取り、ゴミや固形化部分を除去し液溜り21側に滴下する。
【0027】
このフィルタ19の直下の泡立ち防止部材22aはフィルタ19の下面全域と対向する液受け面Fと、液受け面Fから流下する樹脂液を液溜り21にまで案内するガイド部gを備えている。泡立ち防止部材22aは液受け面Fが角錐体状に形成され、液受け面Fの4つの縁部はアール状24aに下向きに屈曲されて矩形筒状のガイド部gを形成する。ガイド部gはその下端がサブタンク3aの低壁に当接し、樹脂成形されている。
【0028】
ガイド部gには複数の開口26が形成され、ガイド部gとサブタンク3の内壁面との間に流入した樹脂液の下側口27への流動を容易化している。
この場合も、フィルタ19から滴下する樹脂液を角錐体状の液受け面Fで受け、液溜り21に速やかに流れ込ませるので、フィルタ19から滴下する樹脂液が液溜り21内に直接滴下して気泡が生じることを排除できる。特に、角錐体状の最高位置の突端kより4方向に樹脂液が分離して流れ、液受け面F上の樹脂液が比較的速やかに液溜り21に流下し、液受け面F上の樹脂液に滴下する樹脂液が当って飛散することで気泡が生じることをより確実に防止できる。この場合も、光造形装置1と同様に、造形不良による無駄な液体樹脂の使用が無くなり、造形時間を短時間化することができ、造形成功率が向上することにより造形予想時間を見積もりやすい。
【0029】
【実施例2】
次に、この発明の実施例2として光造形装置1bを説明する。
図5に示す光造形装置1bは図1で説明した光造形装置1と比較し、サブタンク3b内の泡立ち防止部材22bの構成以外は同一であり、ここでは重複する説明を略す。
図5に示す光造形装置1bのサブタンク3bは図1のサブタンク3と同様に上方開口17にフィルタ19を配して造形タンク2の流出口12よりオーバーフローしてくる樹脂液を受取り、ゴミや固形化部分を除去し液溜り21側に滴下する。
【0030】
このフィルタ19直下の泡立ち防止部材22bはフィルタ19の下面全域と対向する液受け面Fと、液受け面Fから流下する樹脂液を液溜り21にまで案内するガイド部gを備えている。この泡立ち防止部材22bは液受け面Fが矩形のじょうろ状に形成され、略矩形の外周縁jが高位置に配備され、中央穴28の開口部が最低位置に配備される。
【0031】
中央穴28を形成する絞り筒状部29はサブタンク3の低壁より所定量上方位置に達しており、その開口より樹脂液をサブタンク3の低壁側に向けて排出するよう形成される。なお、4つの外周縁jはアール状に下向きに屈曲されて脚部31が形成される。この脚部31もガイド部gを成し、複数の開口32が形成され、ガイド部gとサブタンク3の内壁面との間に流入した樹脂液の下側口27への流動を容易化している。
【0032】
この場合も、フィルタ19から滴下する樹脂液をじょうろ状の液受け面Fで受け、中央のガイド部gを成す絞り筒状部29より速やかに液溜り21に樹脂液を流れ込ませるので、フィルタ19から滴下する樹脂液が液溜り21内に直接滴下して気泡が生じることを排除できる。この場合も、光造形装置1bと同様に、造形不良による無駄な液体樹脂の使用が無くなり、造形時間を短時間化することができ、造形成功率が向上することにより造形予想時間を見積もりやすい。
【0033】
上述の光造形装置はその光硬化性樹脂液循環系内の造型タンクとサブタンクとを相互に付き合わせて配備する構成を採っていたが、光造形装置の光硬化性樹脂液循環系が造型タンクとサブタンクを分離し、両者間を樹脂液循環パイプ等によって連結するようなものであってもよく、このように光硬化性樹脂液循環系が相違しても本発明を幅広く適用できる。
【0034】
【発明の効果】
この発明の請求項1によれば、フィルタでごみ等の固形物が除去された後、フィルタから滴下する光硬化性樹脂液を泡立ち防止部材の液受け面で受け、光硬化性樹脂液を液溜りに穏やかに流れ込ませるので、フィルタから滴下する光硬化性樹脂液が下方の液溜り内に直接滴下することにより生じやすい気泡を排除できる。しかも、気泡を排除するので、造形物の透明度が良い。更に、造形不良をおこさないので液体樹脂の使用量を削減できるとともに造形時間を短時間化することができる。また、造形成功率が向上することにより造形予想時間を見積もりやすい。
【0035】
この発明の請求項2によれば、フィルタから滴下する光硬化性樹脂液を傾斜面で受けることで、衝撃を緩和して気泡の発生をより低減させ、しかも、液受け面で受けた光硬化性樹脂液をスムーズにガイド部に導き液溜りに穏やかに流れ込ませることができ、この点でも気泡の発生を防止できる。
【0036】
この発明の請求項3によれば、上記液受け面の端縁より脚状部上端に光硬化性樹脂液をスムーズに流動させ、液受け面での滞留時間を抑制でき、しかも、脚状部に沿って光硬化性樹脂液をスムーズに液溜りに流れ込ませることができ、この点でも光硬化性樹脂液内の気泡の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての光造形装置の概略構成図である。
【図2】図1の光造形装置で用いるサブタンクの拡大構成図である。
【図3】図1の光造形装置の制御手段が光書込み制御部として機能する場合の機能説明図である。
【図4】本発明の実施例1の光造形装置で用いるサブタンクの概略構成図である。
【図5】本発明の実施例2の光造形装置で用いるサブタンクの概略構成図である。
【図6】従来の光造形装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1、1a、1b 光造形装置
2 造形タンク
3 サブタンク
19 フィルタ
21 液溜り
22、22a、22b 泡立ち防止部材
f0 オーバーフローにより規制される液面
g ガイド部
ps 部分造型部(光硬化層)
F 液受け面
M 造形物
R 光硬化性樹脂液循環系

Claims (3)

  1. 造形タンクよりオーバーフローする光硬化性樹脂液をサブタンクに流入させる光硬化性樹脂液循環系を備え、上記造形タンクのオーバーフローにより規制される液面位置の光硬化性樹脂液に光を照射して光硬化層を形成することで三次元の樹脂の造形物を製作する光造形装置において、
    上記サブタンクにオーバーフローしてきた光硬化性樹脂液を受け入れるフィルタを配備し、フィルタとその下方の光硬化性樹脂液の液溜りとの間に、フィルタから滴下する光硬化性樹脂液を受ける液受け面及び液受け面から流下する光硬化性樹脂液を液溜りに案内するガイド部を有した泡立ち防止部材を配備したことを特徴とする光造形装置。
  2. 請求項1記載の光造形装置において、
    泡立ち防止部材の液受け面は傾斜面であることを特徴とする光造形装置。
  3. 請求項1記載の光造形装置において、
    泡立ち防止部材のガイド部は上記液受け面の端縁に上端が連結し下端が上記サブタンクの低壁に当接する脚状部であることを特徴とする光造形装置。
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