JP2005041383A - 移動体 - Google Patents

移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005041383A
JP2005041383A JP2003278635A JP2003278635A JP2005041383A JP 2005041383 A JP2005041383 A JP 2005041383A JP 2003278635 A JP2003278635 A JP 2003278635A JP 2003278635 A JP2003278635 A JP 2003278635A JP 2005041383 A JP2005041383 A JP 2005041383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
wheels
value
moving direction
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003278635A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Moriguchi
智規 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2003278635A priority Critical patent/JP2005041383A/ja
Priority to TW093103800A priority patent/TWI282047B/zh
Priority to US10/866,684 priority patent/US7529604B2/en
Priority to EP04016736A priority patent/EP1508491B1/en
Priority to DE602004021542T priority patent/DE602004021542D1/de
Priority to EP07002299A priority patent/EP1777136B1/en
Priority to DE602004029200T priority patent/DE602004029200D1/de
Publication of JP2005041383A publication Critical patent/JP2005041383A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】 搬送車や、スッタカクレーンその他移動体に関して、その車輪と移動経路との間の滑りを防止するとともに、滑りが発生しない条件の下、全ての車輪に対して適正なトルクを付与して加速性能の向上をも図った移動体を提供することを課題とする。
【解決手段】 移動方向前側と後側に駆動輪19F・19F、19R・19Rを備えた搬送車1であって、移動方向前側の駆動輪19F・19Fのトルクを制御する走行制御部16Fと、移動方向後側の駆動輪19R・19Rのトルクを制御する走行制御部16Rと、搬送車1の加速時には、移動方向後側の駆動輪19R・19Rのトルクを、移動方向前側の駆動輪19F・19Fのトルクよりも多くし、移動体の減速時には、移動方向前側の駆動輪19F・19Fのトルクを、移動方向後側の駆動輪19R・19Rのトルクよりも多くするトルク配分手段10aを備えた搬送車1とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、移動方向前側と後側に駆動輪を備えた移動体に関し、詳しくは、移動体の駆動輪のトルク制御に関する。
半導体製造工場などでは、処理装置等に沿って移動経路が敷設されおり、該移動経路上に無人搬送車を自動走行させて、該搬送車によりワークを搬送する無人搬送車システムが知られている。搬送車が加速又は減速するときには、車輪と床面との間で滑りが発生しやすくなり、この滑りは次のようにして発生する。
搬送車が加速しているときは、進行方向後側へ荷重がシフトして、進行方向前側の車輪に掛かる荷重が相対的に減少するとともに、進行方向後側の車輪に掛かる荷重が相対的に増大し、つまりこの状態は、進行方向後側の車輪に重心が掛かって、進行方向前側の車輪が浮き上がろうとしている状態で、該前側の車輪と移動経路との間で滑りが発生しやすくなる。同様の原理で、搬送車が減速しているときは、進行方向後側の車輪と移動経路との間で滑りが発生しやすくなる。
この滑りは、車輪に、移動経路との間の摩擦限界値(摩擦抵抗力の上限値)を超えるような回転力が与えられると発生するのであるが、この摩擦限界値は車輪に掛かる荷重が小さくなるに連れて減少していく。そこで、この点に着目して、特許文献1では、以下のように、車輪と移動経路との間の滑りの発生を防止し、走行安定性の向上を図った技術が開示されている。
特許文献1に開示されている搬送車は四輪駆動で構成されており、前後の車輪にはそれぞれ走行駆動手段が設けられて、この2つの走行駆動手段は、加速/減速に応じて、一方が速度制御に、他方がトルク制御に切り換えられている。
具体的には、加速時には、移動経路との間の摩擦限界値が小さくなる進行方向前側の車輪の走行駆動手段でトルク制御が行われ、進行方向後側の車輪の走行駆動手段で速度制御が行われる。また、減速時には、摩擦限界値が小さくなる進行方向後側の車輪の走行駆動手段でトルク制御が行われ、進行方向前側の車輪の駆動手段で速度制御が行われる。このような構成で、加速/減速に応じて、滑りが発生しやすくなる側の車輪のトルクを制御して該車輪と床面との間の滑りを防止し、そのトルクと同じ大きさのトルク値をもう一方の走行駆動手段へ出力して他方の車輪のトルクを制御している。
特開2001−240213号公報
本発明は、特許文献1とは異なる構成で、搬送車や、スッタカクレーンその他移動体に関して、その車輪と移動経路との間の滑りを防止するとともに、滑りが発生しない条件の下、全ての車輪に対して適正なトルクを付与して加速性能の向上をも図った移動体を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上のとおりであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
まず、請求項1に記載のように、移動方向前側と後側に駆動輪を備えた移動体であって、移動体の加速時には、移動方向後側の駆動輪のトルクを、移動方向前側の駆動輪のトルクよりも多くし、移動体の減速時には、移動方向前側の駆動輪のトルクを、移動方向後側の駆動輪のトルクよりも多くする制御手段を備えた移動体とする。
また、請求項2に記載のように、前記トルク制御手段は、移動方向前側の駆動輪のトルクを制御する第1トルク制御手段と、移動方向後側の駆動輪のトルクを制御する第2トルク制御手段と、を備えた構成とする。
そして、請求項3に記載のように、前記移動体は、移動方向前側の駆動輪の回転数を検出する第1回転数検出手段と、移動方向後側の駆動輪の回転数を検出する第2回転数検出手段と、該第1回転数検出手段で検出している回転数と、該第2回転数検出手段で検出している回転数とを比較する比較手段を備え、該比較手段による比較結果に基づき、移動方向前側の駆動輪のトルクと移動方向後側の駆動輪のトルクとを調整可能に構成する。
まず、請求項1に記載の発明では、制御手段で、移動体の加速時には、移動方向後側の車輪に重心が掛かって、移動方向前側の車輪が浮き上がろうとするため、移動方向後側の駆動輪のトルクを、移動方向前側の駆動輪のトルクよりも多くし、移動体の減速時には、移動方向前側の車輪に重心が掛かって、移動方向後側の車輪が浮き上がろうとするため、移動方向前側の駆動輪のトルクを、移動方向後側の駆動輪のトルクよりも多くすることで、移動体の車輪と移動経路との間の滑りを防止することができるとともに、滑りが発生しない条件の下、全ての車輪に対して適正なトルクを付与することができ、加速性能が向上する。
また、請求項2に記載の発明では、制御手段は、第1トルク制御手段と第2トルク制御手段とを備えて、それぞれのトルク制御手段でその駆動輪を独立に制御し、移動体の加速時には、移動方向後側の車輪に重心が掛かって、移動方向前側の車輪が浮き上がろうとするため、移動方向後側の駆動輪のトルクを、移動方向前側の駆動輪のトルクよりも多くし、移動体の減速時には、移動方向前側の車輪に重心が掛かって、移動方向後側の車輪が浮き上がろうとするため、移動方向前側の駆動輪のトルクを、移動方向後側の駆動輪のトルクよりも多くすることで、移動体の車輪と移動経路との間の滑りを防止することができるとともに、滑りが発生しない条件の下、全ての車輪に対して適正なトルクを付与することができ、加速性能が向上する。
そして、請求項3に記載の発明では、制御手段は、比較手段で、第1回転数検出手段で検出している回転数と、第2回転数検出手段で検出している回転数とを比較して、該比較手段による比較結果に基づき、移動方向前側の駆動輪のトルクと移動方向後側の駆動輪のトルクとを調整可能に構成したことで、滑りが発生していない状態にフィードバック制御することができ、滑りが発生しない条件の下、全ての車輪に対してより一層適正なトルクを付与することができて、加速性能が向上する。
以下では、本発明に係る移動体システムの一例として無人搬送車システムを参照しながら説明する。
図1は無人搬送車システムの概略構成であり、半導体製造工場等のクリーンルーム内には、無人搬送車1の移動経路となる走行レール2・2が敷設され、該走行レール2・2に沿って処理装置4・4・・・等が配置されている。また、走行レール2に沿って、被検出部材20が敷設されており、走行レール2・2上を走行している搬送車1は、この被検出部材20を検出しながら、その走行位置を大まかに把握するように構成されている。
前記被検出部材20には搬送車1の移動方向に多数の目印部材21・21・・・が設けられており、各目印部材21は搬送車1に搭載した第1検出センサ11又は第2検出センサ12(図4参照)によって検出され得る被検出部21bと、該第1検出センサ11又は第2検出センサ12によって検出されない非検出部21cとを備えている。
図2は被検出部材20の一例を示し、この被検出部材20は櫛歯状に構成されていて、櫛歯部分が被検出部21b、櫛歯と櫛歯の間の間隙が非検出部21cとなっており、搬送車1の移動方向における、被検出部21bの幅と、該非検出部21cの幅とが等しく構成されている。この構成では、搬送車1の第1検出センサ11又は第2検出センサ12で被検出部21bの一端を検出したときのON信号から被検出部21bの他端(非検出部21cの一端)を検出したときのOFF信号までと、被検出部21bの他端(非検出部21cの一端)を検出したときのOFF信号から隣りの被検出部21bの一端(非検出部21cの他端)を検出したときのON信号までとは同じ距離となって制御構成が簡単になり、単純にON信号とOFF信号の数をカウントするだけで、移動距離を大まかに把握することができる。
次に、搬送車1について説明する。
図3は搬送車1の平面図であり、移動体である搬送車1は、車体本体1Bが前輪19F・19Fと後輪19R・19Rとにより支持されている。この搬送車1は、スリップを減らすために四輪駆動で構成されており、前輪19F・19Fと後輪19R・19Rにそれぞれ駆動源18F、18Rが取り付けられている。これらの駆動源18F・18Rは、正逆回転可能なサーボモータなどで構成されており、搬送車1は前後進可能に構成されている。
また、図4は搬送車1の制御構成を示し、搬送車1にはその走行及び荷の移載を制御するコントローラ10が搭載されており、該コントローラ10には、前輪19F・19Fの駆動源18Fを制御する走行制御部16Fと、後輪19R・19Rの駆動源18Rを制御する走行制御部16Rとがそれぞれ通信接続されている。そして、各駆動源18F、18Rの駆動軸には搬送車1の移動距離を計測するエンコーダ17F、17Rが取り付けられており、各エンコーダ17F、17Rはそれぞれコントローラ10に通信接続されている。搬送車1が移動中、回転数検出手段であるエンコーダ17F・17Rは、ともにその車輪19F・19F、19R・19Rの回転数を検出しており、制御手段であるコントローラ10は、搬送車1が加速するとき、及び等速走行するときには、進行方向に対して後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)の駆動源18R(又は18F)のエンコーダ17R(又は17F)からの検出値を参照し、搬送車1が減速するときは、進行方向に対して前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)の駆動源18F(又は18R)のエンコーダ17F(又は17R)からの検出値を参照するように構成されている。
この理由は、図5及び図4に示すように、加速時には、進行方向に対して、後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)に重心が掛かって、前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)が浮き上がろうとするため、すなわち、移動方向後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)と走行レール2・2との間の滑りが、移動方向前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)と走行レール2・2との間の滑りに比べて小さいため、従って、この場合は、コントローラ10は移動方向後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)の駆動源18R(又は18F)のエンコーダ17R(又は17F)からの計測値に基づき移動速度又は移動距離を把握している。
一方、減速時には、進行方向に対して、前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)に重心が掛かって、後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)が浮き上がろうとするため、すなわち、移動方向前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)と走行レール2・2との間の滑りが、移動方向後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)と走行レール2・2との間の滑りに比べて小さいため、この場合は、コントローラ10は移動方向前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)の駆動源18F(又は18R)のエンコーダ17F(又は17R)からの計測値に基づき移動速度又は移動距離を把握している。
なお、本実施の形態では、等速移動時には、コントローラ10は、進行方向後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)の駆動源18R(又は18F)のエンコーダ17R(又は17F)からの計測値に基づいて移動速度又は移動距離を把握するように構成しているが、進行方向前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)の駆動源18F(又は18R)のエンコーダ17F(又は17R)からの計測値に基づいて移動速度又は移動距離を把握するように構成してもよい。
以上のような構成で、コントローラ10は、搬送車1の加速/減速に応じて、滑りが生じる可能性の少ない車輪19F・19F又は19R・19Rに対応するエンコーダ17F/17Rに切り換えて、より精確に移動速度又は移動距離を計測するように構成されており、信頼性の向上が図られている。
次に、前輪19F・19Fと後輪19R・19Rのトルク制御について説明する。
搬送車1のコントローラ10では、目的地(処理装置4等)が指定されると、加速・減速のタイミング等が書き込まれた走行プログラムが組まれ、該走行プログラムに従って、加速、減速又は等速走行に走行状態が制御されている。コントローラ10は、検出センサ11又は12により被検出部材20の目印部材21・21・・・を検出しながら大まかに移動位置を把握しており、走行プログラムによって指定された目印部材21を検出することで、加速、減速又は等速走行に走行状態を切り換えている。
図4及び図6に示すように、制御手段であるコントローラ10はトルク配分手段10aを備え、このトルク配分手段10aでは、コントローラ10で作成されたトルク指令値Tが入力されると、搬送車1の加速、減速又は等速走行に応じて、該トルク指令値Tを、前輪19F・19Fを駆動するトルク値(第1トルク値)T1と、後輪19R・19Rを駆動するトルク値(第2トルク値)T2とに配分している。
このトルク指令値Tは第1トルク値T1と第2トルク値T2との和で(T=T1+T2)、ここで、係数をm(0<m<1)とすると、第1トルク値T1はT1=m・T、第2トルク値T2はT2=(1−m)・Tで表される。そして、トルク配分手段10aは第1トルク値T1を走行制御部16Fへ出力し、第2トルク値T2を走行制御部16Rへ出力して、トルク制御手段である各走行制御部16F(16R)では、このトルク値T1(T2)に基づいて、駆動源18F(18R)のトルク制御を行っている。
具体的には、トルク指令値Tの配分は、車輪19F・19F・19R・19Rと走行レール2・2との間で極力滑りが発生しないように、搬送車1が加速するときは、重心が掛かる進行方向後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)に対応する走行制御部16R(又は16F)へのトルク値T2(又はT1)を、前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)に対応する走行制御部16F(又は16R)へのトルク値T1(又はT2)よりも大きくし、搬送車1が減速するときには、重心が掛かる進行方向前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)に対応する走行制御部16F(又は16R)へのトルク値T1(又はT2)を、後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)に対応する走行制御部16R(又は16F)へのトルク値T2(又はT1)よりも大きくし、等速移動時には前輪19F・19Fに対応する走行制御部16Fへのトルク値T1と、後輪19R・19Rに対応する走行制御部16Rへのトルク値T2とは等しくしている。
例えば、進行方向前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)に対応する走行制御部16F(又は16R)へのトルク値T1(又はT2)と、進行方向後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)に対応する走行制御部16R(又は16F)へのトルク値T2(又はT1)とは、加速時には4対6に、減速時には6対4、等速走行時には5対5に配分される。
以上のような構成で、搬送車1の加速時には、移動方向後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)に重心が掛かって、移動方向前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)が浮き上がろうとするため、移動方向後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)のトルクを、移動方向前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)のトルクよりも多くし、搬送車1の減速時には、移動方向前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)に重心が掛かって、移動方向後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)が浮き上がろうとするため、移動方向前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)のトルクを、移動方向後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)のトルクよりも多くすることで、車輪19F・19F(又は19R・19R)と走行レール2・2との間の滑りを防止することができるとともに、滑りが発生しない条件の下、全ての車輪19F・19F・19R・19Rに対して適正なトルクを付与することができ、加速性能が向上する。
なお、このトルク値T1・T2の配分は、前記のように、加速、減速又は等速走行の3状態に応じて3つの設定値の間で切り換えるように構成してもよく、あるいは、加速時、又は減速時に、エンコーダ17F・17Rからの回転数に基づいて変動させるように構成してもよい。
加速時、又は減速時にトルク値T1・T2を変動させる場合は、制御手段であるコントローラ10に、エンコーダ17Fで検出している回転数と、エンコーダ17Rで検出している回転数とを比較する比較手段を設け、該比較手段による比較結果に基づき、移動方向前側の車輪19F・19F(又は19R・19R)のトルクと移動方向後側の車輪19R・19R(又は19F・19F)のトルクとを調整可能に構成する。すなわち、前記の係数mは変数として、エンコーダ17F・17Rからの回転数に基づいて変動させ、加速時、又は減速時において、トルク値T1・T2がより最適な値となるように制御を行う。
具体的に説明すると、まず、搬送車1が後輪19R・19R側から前輪19F・19F側への方向へ走行していて、加速している場合は、係数mは、0.5<m<1の範囲で変動する。搬送車1の加速時において、コントローラ10の判断手段で、前輪19F・19Fの回転数を検出しているエンコーダ17Fでの計測値(回転数)の方が、後輪19R・19Rの回転数を検出しているエンコーダ17Rの計測値(回転数)よりも大きいと判断されれば、その差に応じて、係数mの値を前記範囲(0.5<m<1)内で減少させていき、第1トルク値T1(=m・T)の値を小さくして、第2トルク値T2(=(1−m)・T)の値を大きくしていく。
すなわち、この状態は、走行レール2・2と前輪19F・19Fとの間で滑りが生じている可能性が高く、第1トルク値T1の値を小さくして、第2トルク値T2の値を大きくしていくことで、エンコーダ17Fで検出している回転数とエンコーダ17Rで検出している回転数との差が小さくなっていき、言い換えれば、前輪19F・19Fに与えるトルクを小さくして、後輪19R・19Rに与えるトルクを大きくしていくことで、前輪19F・19Fの滑りが解消されていって、搬送車1が滑りをおこさない状態で安定して走行するようになる。
また、搬送車1が後輪19R・19R側から前輪19F・19F側への方向へ走行していて、加速している場合に、コントローラ10の判断手段で、後輪19R・19Rの回転数を検出しているエンコーダ17Rの計測値(回転数)の方が、前輪19F・19Fの回転数を検出しているエンコーダ17Fでの計測値(回転数)よりも大きいと判断されれば、その差に応じて、係数mの値を前記範囲(0.5<m<1)内で増加させていき、第1トルク値T1(=m・T)の値を大きくして、第2トルク値T2(=(1−m)・T)の値を小さくしていく。
すなわち、この状態は、走行レール2・2と後輪19R・19Rとの間で滑りが生じている可能性が高く、第1トルク値T1の値を大きくして、第2トルク値T2の値を小さくしていくことで、エンコーダ17Rで検出している回転数とエンコーダ17Fで検出している回転数との差が小さくなっていき、言い換えれば、前輪19F・19Fに与えるトルクを大きくして、後輪19R・19Rに与えるトルクを小さくしていくことで、後輪19R・19Rの滑りが解消されていって、搬送車1が滑りをおこさない状態で安定して走行するようになる。
次に、搬送車1が後輪19R・19R側から前輪19F・19F側への方向へ走行していて、減速している場合は、係数mは、0<m<0.5の範囲で変動する。搬送車1の減速時において、コントローラ10の判断手段で、前輪19F・19Fの回転数を検出しているエンコーダ17Fでの計測値(回転数)の方が、後輪19R・19Rの回転数を検出しているエンコーダ17Rの計測値(回転数)よりも大きいと判断されれば、その差に応じて、係数mの値を前記範囲(0<m<0.5)内で減少させていき、第1トルク値T1(=m・T)の値を小さくして、第2トルク値T2(=(1−m)・T)の値を大きくしていく。
すなわち、この状態は、走行レール2・2と前輪19F・19Fとの間で滑りが生じている可能性が高く、第1トルク値T1の値を小さくして、第2トルク値T2の値を大きくしていくことで、エンコーダ17Fで検出している回転数とエンコーダ17Rで検出している回転数との差が小さくなっていき、言い換えれば、前輪19F・19Fに与えるトルクを小さくして、後輪19R・19Rに与えるトルクを大きくしていくことで、前輪19F・19Fの滑りが解消されていって、搬送車1が滑りをおこさない状態で安定して走行するようになる。
また、搬送車1が後輪19R・19R側から前輪19F・19F側への方向へ走行していて、減速している場合に、コントローラ10の判断手段で、後輪19R・19Rの回転数を検出しているエンコーダ17Rの計測値(回転数)の方が、前輪19F・19Fの回転数を検出しているエンコーダ17Fでの計測値(回転数)よりも大きいと判断されば、その差に応じて、係数mの値を前記範囲(0<m<0.5)内で増加させていき、第1トルク値T1(=m・T)の値を大きくして、第2トルク値T2(=(1−m)・T)の値を小さくしていく。
すなわち、この状態は、走行レール2・2と後輪19R・19Rとの間で滑りが生じている可能性が高く、第1トルク値T1の値を大きくして、第2トルク値T2の値を小さくしていくことで、エンコーダ17Rで検出している回転数とエンコーダ17Fで検出している回転数との差が小さくなっていき、言い換えれば、前輪19F・19Fに与えるトルクを大きくして、後輪19R・19Rに与えるトルクを小さくしていくことで、後輪19R・19Rの滑りが解消されていって、搬送車1が滑りをおこさない状態で安定して走行するようになる。
以上、搬送車1が後輪19R・19R側から前輪19F・19F側への方向へ走行している場合の、トルク値T1・T2の調整についての説明であるが、搬送車1が前輪19F・19F側から後輪19R・19R側への方向へ走行している場合も、同様にしてトルク値T1・T2は調整される。
以上のような構成で、加速時、又は減速時において、滑りが生じていない状態にフィードバック制御されていき、滑りが発生しない条件の下、搬送車1の全ての車輪19F・19F・19R・19Rに対してより一層適正なトルクを付与することができて、加速性能が向上する。
以上、無人搬送車システムを一例に取って、移動体が水平方向に移動する移動体システムについて説明したが、本発明は移動体が斜面などに沿って斜上方又は斜下方へ移動する移動体システムなどにも適用することができ、移動体の移動方向については特に限定はしないものとする。
また、移動体の移動経路は直線経路に限らず、曲線部分を含む経路であってもよいものとする。
無人搬送車システムの概略構成を示す平面図。 被検出部材20の側面図。 搬送車1の平面図。 搬送車1の制御構成を示すブロック図。 搬送車1の加速・減速の様子を説明する図。 トルク配分手段10aの制御構成を示すブロック図。
符号の説明
1 無人搬送車
2 走行レール
4 処理装置
10 コントローラ
10a トルク配分手段
11 第1検出センサ
12 第2検出センサ
16F 走行制御部
16R 走行制御部
17F エンコーダ
17R エンコーダ
18F 駆動源
18R 駆動源
19F 前輪
19R 後輪
20 被検出部材
21 目印部材
21b 被検出部
21c 非検出部

Claims (3)

  1. 移動方向前側と後側に駆動輪を備えた移動体であって、
    移動体の加速時には、移動方向後側の駆動輪のトルクを、移動方向前側の駆動輪のトルクよりも多くし、移動体の減速時には、移動方向前側の駆動輪のトルクを、移動方向後側の駆動輪のトルクよりも多くする制御手段を備えたことを特徴とする移動体。
  2. 前記トルク制御手段は、移動方向前側の駆動輪のトルクを制御する第1トルク制御手段と、移動方向後側の駆動輪のトルクを制御する第2トルク制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動体。
  3. 前記移動体は、
    移動方向前側の駆動輪の回転数を検出する第1回転数検出手段と、
    移動方向後側の駆動輪の回転数を検出する第2回転数検出手段と、
    該第1回転数検出手段で検出している回転数と、該第2回転数検出手段で検出している回転数とを比較する比較手段を備え、
    該比較手段による比較結果に基づき、移動方向前側の駆動輪のトルクと移動方向後側の駆動輪のトルクとを調整可能に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動体。
JP2003278635A 2003-07-23 2003-07-23 移動体 Pending JP2005041383A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003278635A JP2005041383A (ja) 2003-07-23 2003-07-23 移動体
TW093103800A TWI282047B (en) 2003-07-23 2004-02-17 Carrying vehicle system and carrying vehicle
US10/866,684 US7529604B2 (en) 2003-07-23 2004-06-15 Moving body system and moving body
EP04016736A EP1508491B1 (en) 2003-07-23 2004-07-15 Moving body system and moving body
DE602004021542T DE602004021542D1 (de) 2003-07-23 2004-07-15 Einrichtung mit beweglichem körper und beweglicher körper
EP07002299A EP1777136B1 (en) 2003-07-23 2004-07-15 Moving body system and moving body
DE602004029200T DE602004029200D1 (de) 2003-07-23 2004-07-15 Einrichtung mit beweglichem Körper und beweglicher Körper

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003278635A JP2005041383A (ja) 2003-07-23 2003-07-23 移動体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005041383A true JP2005041383A (ja) 2005-02-17

Family

ID=34264987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003278635A Pending JP2005041383A (ja) 2003-07-23 2003-07-23 移動体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005041383A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230841A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Daifuku Co Ltd 物品搬送装置
US7600597B2 (en) 2006-05-01 2009-10-13 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Travel vehicle and travel control method for the travel vehicle
US7806218B2 (en) 2006-12-01 2010-10-05 Murata Machinery, Ltd. Running vehicle and running vehicle system, and method for driving running vehicle
JP2022070842A (ja) * 2020-10-27 2022-05-13 サムス カンパニー リミテッド 物品搬送システムで搬送車両の駆動を制御するための装置及び方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7600597B2 (en) 2006-05-01 2009-10-13 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Travel vehicle and travel control method for the travel vehicle
KR101026429B1 (ko) * 2006-05-01 2011-04-07 무라타 기카이 가부시키가이샤 주행대차
DE102007020394B4 (de) * 2006-05-01 2013-03-28 Murata Kikai K.K. Lauffahrzeug und Laufsteuerverfahren für das Lauffahrzeug
US7806218B2 (en) 2006-12-01 2010-10-05 Murata Machinery, Ltd. Running vehicle and running vehicle system, and method for driving running vehicle
JP2008230841A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Daifuku Co Ltd 物品搬送装置
JP2022070842A (ja) * 2020-10-27 2022-05-13 サムス カンパニー リミテッド 物品搬送システムで搬送車両の駆動を制御するための装置及び方法
CN114476537A (zh) * 2020-10-27 2022-05-13 细美事有限公司 物品搬送***中用于控制搬送车辆的驱动的装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4314639B2 (ja) 搬送装置
JP6599420B2 (ja) 自動搬送車
JP2010037079A (ja) リーチ型フォークリフトにおける駆動輪のトラクション制御方法およびそのシステム
JP2010082717A (ja) 倒立振子型移動機構
JP2007297189A (ja) 走行台車
US10688878B2 (en) Variable-gauge-train control device
KR20220125155A (ko) 제어 시스템
JP2005041383A (ja) 移動体
JP2011134184A (ja) 自動走行車駆動用モータ制御装置
JP7279691B2 (ja) 物品搬送設備
KR101556398B1 (ko) 주행 시스템
JP2007323478A (ja) 台車
KR101913759B1 (ko) 거리 센서를 갖춘 레일 주행 장치
JP2020149508A (ja) 移動体、制御装置、周囲物体検出器、及び監視装置
JP3975981B2 (ja) 移動体
JP4051420B2 (ja) 無人搬送車の走行制御機構
JP4241701B2 (ja) 搬送台車の走行制御方法及び走行制御システム
JP2023091616A (ja) 物品搬送設備
JP2017126286A (ja) 移動体、移動体システム、および、移動体の補正係数算出方法
WO2009116606A1 (ja) 無人搬送車の横行姿勢制御装置及び横行姿勢制御方法
JP6914104B2 (ja) 台車
KR20220056394A (ko) 이송 장치 및 그 제어 방법
US20230234787A1 (en) Article Transport Facility
JP2008222424A (ja) スタッカークレーンの走行制御装置
JPH07264720A (ja) 磁気浮上搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080902