JP2005037548A - 撮影レンズ装置及びカメラ - Google Patents

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Isao Ishimoda
勲 石母田
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Abstract

【課題】必要な光路長を確保しつつ、非撮影時に全長を短縮することができる折り曲げ光学部を備える撮影レンズ装置及びそのカメラを提供する。
【解決手段】光路を折り曲げる折り曲げ光学部(6)と、光軸が折り曲げ光学部の折り曲げ後の光軸と一直線上に重なるように配置され、光軸方向に移動可能な少なくとも一つ以上の移動レンズ群を有する複数のレンズ群(7、8、9、10)と、移動レンズ群を光軸方向に移動させる移動レンズ群移動機構(7a、9a、13、16b、17)と、を備えた撮影レンズ装置であって、撮影時に、折り曲げ光学部と移動レンズ群との間に移動レンズ群が移動可能な移動空間(a)が設けられ、非撮影時に、折り曲げ光学部を移動空間内に移動させる折り曲げ光学部移動機構(4a、13、18、19、20、21a、21b、22、24)を備えた。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り曲げ光学部を備えている撮影レンズ装置及びカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルスチルカメラ或いはデジタルカメラ等と称され、被写体光学像を、例えばCCD(電荷結合素子)撮像素子により撮像して、被写体の静止画像又は動画像の画像データを得て、IC(集積回路)又は磁気記録媒体等にデジタル的に記録するタイプのカメラが実用化され広く普及している。
【0003】
カメラは使用者によって野外等に持ち出されて使用されるのが普通であるので、携帯性が重要視されており、カメラ自体のより一層の薄型化及び小型化が望まれている。
しかし、一般的なデジタルカメラ等に備えられている撮像素子や光学フィルタはある程度の厚みがある上に、これらの部品を保持する枠も必要となるため、カメラ本体が厚くなってしまう。
【0004】
そこで、上記の問題点を解消するために、いわゆる折り曲げ光学部を備えたカメラが知られている(例えば、特許文献1)。
折り曲げ光学部を備えるカメラにおいては、カメラ本体の前方より第一の光軸に沿って入射した被写体からの光束を、ミラーやプリズム等の反射部材により該第一の光軸に対して略直角方向に折り曲げるように構成されている。従って、撮像レンズ群をカメラ本体に対して高さ方向(縦方向)に配置できることとなるため、カメラ本体の薄型化を図ることができる。特に、移動量が大きい移動レンズ群を備えるカメラにおいて、必要な光路長を確保しながら薄型化できるという利点がある。
【0005】
【特許文献】
特開平11−305312号公報
【0006】
【解決しようとする課題】
しかしながら、折り曲げ光学部を備えたカメラの高さは、撮影レンズ装置の全長によって決まることとなるので、カメラ本体の高さ設計上の自由度が制約を受ける。すなわち、必要な光路長を確保するために移動レンズ群間にスペースを設けなければならず、高さをより低くしたカメラの提供が困難であるという問題点があった。また、撮影レンズ装置をカメラの幅方向(横方向)に備える場合にも、幅方向の長さが制約を受けるために同様の問題が生じていた。
【0007】
そこで、本発明の課題は、必要な光路長を確保しつつ、非撮影時に全長を短縮することができる折り曲げ光学部を備える撮影レンズ装置及びカメラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
光路を折り曲げる折り曲げ光学部と、
光軸が前記折り曲げ光学部の折り曲げ後の光軸と一直線上に重なるように配置され、光軸方向に移動可能な少なくとも一つ以上の移動レンズ群を有する複数のレンズ群と、
前記移動レンズ群を光軸方向に移動させる移動レンズ群移動機構と、
を備えた撮影レンズ装置であって、
撮影時に、前記折り曲げ光学部と前記移動レンズ群との間に前記移動レンズ群が移動可能な移動空間が設けられ、
非撮影時に、前記折り曲げ光学部を前記移動空間内に移動させる折り曲げ光学部移動機構を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、折り曲げ光学部移動機構により折り曲げ光学部を移動レンズ群の移動空間内に移動させることによって、非撮影時には、該移動空間を折り曲げ光学部の収納スペースとして利用することができる。従って、撮影時に必要な光路長を確保しつつ、非撮影時における撮影レンズ装置の全長をより短縮することができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の撮影レンズ装置において、
前記折り曲げ光学部移動機構は、
前記折り曲げ光学部を、所定の軸を中心に回動させて前記移動空間内に移動させるように構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、折り曲げ光学部を所定の軸を中心に回動させることによって、移動レンズ群の移動空間内に容易に移動させることができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、
請求項1記載の撮影レンズ装置において、
前記折り曲げ光学部移動機構は、
前記折り曲げ光学部を、折り曲げ後の光軸方向にスライドさせて前記移動空間内に移動させるように構成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、折り曲げ光学部を光軸方向にスライドさせることによって、移動レンズ群の移動空間内に容易に移動させることができる。
【0014】
請求項4記載の発明は、
光路を折り曲げる折り曲げ光学部と、
光軸が前記折り曲げ光学部の折り曲げ後の光軸と一直線上に重なるように配置され、光軸方向に移動可能な少なくとも一つ以上の移動レンズ群を有する複数のレンズ群と、
前記移動レンズ群を光軸方向に移動させる移動レンズ群移動機構と、
を備えた撮影レンズ装置であって、
前記複数のレンズ群のうち少なくとも一つのレンズ群を光路内の撮影位置と、光路から外れた退避位置とに移動させるレンズ群退避移動機構と、
前記レンズ群退避移動機構によって退避位置とされたレンズ群が占有していた前記光路内の占有空間内に、前記折り曲げ光学部を移動させる折り曲げ光学部移動機構と、を備えることを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、折り曲げ光学部移動機構により撮影時にレンズ群が占有していた光路内の占有空間内に折り曲げ光学部を移動させることによって、レンズ群の占有空間を折り曲げ光学部の収納スペースとして利用することができる。従って、撮影時に必要な光路長を確保しつつ、非撮影時における撮影レンズ装置の全長をより短縮することができる。
【0016】
請求項5記載の発明は、
光路を折り曲げる折り曲げ光学部と、
光軸が前記折り曲げ光学部の折り曲げ後の光軸と一直線上に重なるように配置され、光軸方向に移動可能な少なくとも一つ以上の移動レンズ群を有する複数のレンズ群と、
前記移動レンズ群を光軸方向に移動させる移動レンズ群移動機構と、
を備えた撮影レンズ装置であって、
前記折り曲げ光学部を光路内の撮影位置と、光路から外れ且つ前記撮影位置よりも折り曲げ後の光の進路方向側に位置する退避位置とに移動させる折り曲げ光学部退避移動機構を備えることを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、折り曲げ光学部を光路内の撮影位置と、光路内から外れ且つ撮影位置よりも折り曲げ後の光の進路方向側に位置する退避位置とに移動させることによって、撮影時に必要な光路長を確保しつつ、非撮影時における撮影レンズ装置の全長をより短縮することができる。
【0018】
請求項6記載の発明は、
請求項5記載の撮影レンズ装置において、
前記折り曲げ光学部退避移動機構は、
前記折り曲げ光学部を、リンクを利用して前記退避位置に移動させるように構成されていることを特徴とする。
【0019】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、折り曲げ光学部をリンクを利用して退避位置に移動させるので、複雑な機構を組み立てる必要がない。
【0020】
請求項7記載の発明は、
請求項1〜6の何れか一項に記載の撮影レンズ装置において、
前記折り曲げ光学部及び前記複数のレンズ群により結像した被写体像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子を折り曲げ後の光軸方向に移動させる撮像素子移動機構と、を備えることを特徴とする。
【0021】
請求項7記載の発明によれば、請求項1〜6記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、撮像素子を光軸方向に移動させることによって、非撮影時における撮影レンズ装置の全長をさらに短縮することができる。
【0022】
請求項8記載の発明は、
請求項1〜6の何れか一項に記載の撮影レンズ装置において、
前記複数のレンズ群により結像した被写体像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子を光路内に位置する撮影位置と、光路内から外れ且つ前記撮影位置よりも前記折り曲げ光学部側に位置する退避位置とに移動させる撮像素子退避移動機構と、を備えることを特徴とする。
【0023】
請求項8記載の発明によれば、請求項1〜6記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、撮像素子を光路内に位置する撮影位置と、光路内から外れ且つ撮影位置よりも折り曲げ光学部側に位置する退避位置とに移動させることによって、非撮影時における撮影レンズ装置の全長をさらに短縮することができる。
【0024】
請求項9記載の発明は、
請求項7に記載の撮影レンズ装置において、
前記複数のレンズ群の間に固定されてシャッタユニットが設けられ、
前記折り曲げ光学部移動機構、前記移動レンズ群移動機構及び前記撮像素子移動機構は、各々前記折り曲げ光学部、前記移動レンズ群及び前記撮像素子を前記シャッタユニット側に移動可能に構成されていることを特徴とする。
【0025】
請求項9記載の発明によれば、請求項7記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、折り曲げ光学部、移動レンズ群、撮像素子がシャッタユニット側に移動可能に構成されているので、折り曲げ光学部及び移動レンズ群より一般的に径の大きいシャッタユニットを移動させる必要がない。従って、シャッタユニットを移動させる場合に必要となる径方向のスペースが不要となり、撮影レンズ装置をよりコンパクト化できる。
【0026】
請求項10記載のカメラは、
請求項1〜9の何れか一項に記載の撮影レンズ装置において、
撮影時における前記複数のレンズ群の光軸方向がカメラ本体の高さ方向となるように配置されていることを特徴とする。
【0027】
請求項10記載の発明によれば、請求項1〜9の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、非撮影時におけるカメラの高さを低くすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明に係るカメラの第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態によるカメラの撮影時の前面斜視図、図2は、図1のカメラに搭載される撮影レンズ装置のレンズ群の位置を示す模式図、図3は、図2の撮影レンズ装置の正面図、図4は、図3の撮影レンズ装置内の折り曲げ光学部移動機構の要部の分解斜視図、図5は、図1のカメラの非撮影時の前面斜視図、図6は、図5のカメラの撮影レンズ装置のレンズ群の位置を示す模式図である。
【0029】
図1に示すように、カメラ1は、カメラ本体としての略直方体形状の筐体2と、筐体2内のカメラ前方右側部に収納される撮影レンズ装置3を備えている。
撮影レンズ装置3は、被写体からの光束の光路を折り曲げる折り曲げ光学部4と、この折り曲げ光学部4により折り曲げられた光を通過させて結像する複数のレンズ群を備えている。
折り曲げ光学部4は、図2、3に示すように、第1レンズ枠5aに嵌め込まれた前レンズ51と後レンズ52からなる第一レンズ群5と、この第一レンズ群5の前レンズ51と後レンズ52との間に配置され、前レンズ51により集光した光の光路を90度折り曲げるプリズム6と、を備えて構成されている。
【0030】
複数のレンズ群は、折り曲げ光学部4の像側に配置される移動レンズ群としての第二レンズ群7と、この第二レンズ群7の像側に配置される固定の第三レンズ群8と、この第三レンズ群8の像側に配置される第四レンズ群9と、この第四レンズ群9の像側に配置される固定の第五レンズ群10であり、第二レンズ群7〜第五レンズ群10の光軸は、プリズム6により折り曲げられて後レンズ52を通過した光の光軸と一直線上に重なるように配置されている。
また、撮影レンズ装置3は、第五レンズ群10により結像した光を撮像する撮像素子としてのCCD11と、第二レンズ群7と第三レンズ群8との間に固定されて設けられるシャッタユニット12と、2本のガイドポール13と、折り曲げ光学部4を回転移動させる折り曲げ光学部移動機構、移動レンズ群を光軸方向に移動させる移動レンズ群移動機構も備えている。
【0031】
第二レンズ群7は、第二レンズ枠7aに保持されている。第二レンズ枠7aの右側部は、ガイドポール13に貫通されており、モータ(図示省略)の駆動によって光軸方向にスライド移動可能に構成されている。
一方、第二レンズ枠7aの左側部には、ガイドポール13に摺動自在に係合される第二レンズ枠係合部14が設けられている。この第二レンズ枠係合部14がガイドポール13と係合することによって、ガイドポール13が第二レンズ枠7aが支持される構成となっている。
そして、第二レンズ群7は、折り曲げ光学部4とシャッタユニット12との間の移動空間a内を光軸方向に移動可能に設けられ、撮影時には、第一レンズ群5との間の光学距離を調整することにより変倍動作を行うことが可能となっている。
また、非撮影時には、第二レンズ群7は移動空間aの最下方に位置して、第一レンズ群5と第二レンズ群7との間に、第二レンズ群7が移動可能な大きな移動空間aが形成される。
なお、第二レンズ枠7a、ガイドポール13、第二レンズ枠係合部14、モータ(図示省略)等は、第二レンズ群7を光軸方向に移動させる移動レンズ群移動機構として機能する。
【0032】
第三レンズ群8は、第三レンズ枠8aに保持されている。第三レンズ枠8aの両端部は、ガイドポール13に固定されている。
シャッタユニット12は、ガイドポール13に固定されており、光量を調節する絞りとしての機能を有する。
【0033】
第四レンズ群9は、第四レンズ枠9aに保持されている。第四レンズ枠9aの右側部は、ガイドポール13に貫通されており、モータ(図示省略)の駆動によって光軸方向にスライド移動可能に構成されている。
一方、第四レンズ枠9aの左側部には、ガイドポール13に摺動自在に係合される第四レンズ枠係合部15が設けられている。この第四レンズ枠係合部15がガイドポール13に係合することによって、ガイドポール13が第四レンズ枠9aが支持される構成となっている。
なお、モータ、第四レンズ枠9a、ガイドポール13、第四レンズ枠係合部15は、第四レンズ群9を光軸方向に移動させる移動レンズ群移動機構として機能する。
第五レンズ群10は、CCD11とともにCCD保持部16aに保持されている。
CCD保持部16aは、ガイドポール13の両下端部に固定されている。
なお、ガイドポール13の両上端部には、第二レンズ枠7a及び第二レンズ枠係合部がガイドポール13から抜けないようにするためのストッパー13aが設けられている。
【0034】
折り曲げ光学部移動機構は、図4に示すように、第一レンズ枠5aの両側面部の後方下端部に設けられた軸部18、18と、第一レンズ枠5aの両側面部の前方下端部に設けられた係止部19、19と、コの字状の保持部材21の側壁21a、21bの第一レンズ枠5a側の面に設けられ、軸部18、18を回動自在に支持する軸支持部20、20と、側壁21a、21bに設けられ、係止部19、19と係合し、第一レンズ枠5aを軸部18、18を中心に回動可能に案内する溝部22、22と、第一レンズ枠5aの軸部18、18に回動力を付与するモータ(図示省略)等により構成されている。
溝部22、22は、第一レンズ枠5aを撮影時の位置から45度下方に回動した収納時の位置に回動可能となるように形成されている。
従って、モータ(図示省略)によって、撮影時の位置にある第一レンズ枠5aの軸部18、18に一方向(例えば、正転)に回動力が付与されると、第一レンズ枠5aは、溝部22、22に沿って下方に45度回動して収納時の位置となる。また、収納時にある第一レンズ枠5aの軸部18、18に他方向(例えば、逆転)に回動力が付与されると、第一レンズ枠5aは、溝部22、22に沿って上方に回動して撮影状態となる。すなわち、第一レンズ群5が下方に回転することによって、撮影レンズ装置3の全長を短縮することができる。
【0035】
次に、撮影レンズ装置3を搭載したカメラ1の使用例を説明する。
図1に示すように、撮影時には、折り曲げ光学部4が筐体2から上方に突出する構成となっている。
【0036】
撮影に当たっては、焦点調節と変倍を行う。焦点調節は、第四レンズ群9を光軸に沿って上下に移動させることによって行われる。変倍は、第二レンズ群7を光軸に沿って上下にスライド移動させることによって行われる。
撮影時には、被写体からの光束が、筐体2から突出している折り曲げ光学部4の第一レンズ群5の前レンズ51を通過する。次いで、光束は折り曲げ光学部4のプリズム6によって略直角方向に折り曲げられる。折り曲げられた光束は、第一レンズ群5の後レンズ52、第二レンズ群7、第三レンズ群8、第四レンズ群9、第五レンズ群10を通過した後に被写体像が結像され、この被写体像はCCD11上で撮像される。
【0037】
次いで、非撮影時には、第二レンズ群7をシャッタユニット12側にスライド移動させた後、図5、6に示すように、折り曲げ光学部4を下方に45度回動させて、第二レンズ群7の移動空間a内(図3参照)に収納させる。
【0038】
このように、第1の実施の形態においては、折り曲げ光学部4を回転させて筐体2に収納させることによって、撮影時における必要な光路長を確保しつつ、非撮影時におけるカメラ1の高さをより低くすることができる。
【0039】
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係るカメラの第2の実施の形態について説明する。
図7は、第2の実施の形態によるカメラの撮影時における前面斜視図、図8は、図7のカメラに搭載されている撮影レンズ装置の撮影時の正面図、図9は、カメラの非撮影時における前面斜視図、図10は、図7のカメラの撮影レンズ装置のレンズ群の位置を示した模式図、図11は、図9のカメラにおける撮影レンズ装置の正面図である。
なお、第2の実施の形態においては、折り曲げ光学部移動機構と撮像素子移動機構としてのCCD移動機構のみが第一の実施の形態と異なるため、第一の実施の形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0040】
図7に示すように、カメラ100は、撮影レンズ装置30を筐体2の前方右側に備えている。
撮影レンズ装置30は、図8に示すように、折り曲げ光学部4を内部に収納する折り曲げ光学部収納ケース24と、折り曲げ光学部収納ケース24を光軸方向に移動させる折り曲げ光学部移動機構と、CCD11を光軸方向に移動させる撮像素子移動機構としてのCCD移動機構等を備えている。
【0041】
折り曲げ光学部収納ケース24は、前方に孔部を有しており、該孔部より被写体からの光束を通して、内部に収納されている折り曲げ光学部4の第一レンズ群5に集光させるようになっている。
また、折り曲げ光学部収納ケース24の両端部には、ガイドポール13に貫通されるガイド4aが設けられている。
なお、ガイドポール13の両上端部には、ガイド4aがガイドポール13から抜けないようにするためのストッパー13aが設けられている。
【0042】
折り曲げ光学部移動機構は、折り曲げ光学部収納ケース24と、折り曲げ光学部収納ケース24の両端部に設けられているガイド4aと、ガイド4aを貫通しているガイドポール13と、ガイド4aをガイドポール13に沿って移動させるモータ(図示省略)などにより構成される。
そして、モータ(図示省略)を駆動させることによって、折り曲げ光学部収納ケース24がガイドポール13に沿ってスライド移動する。このとき、折り曲げ光学部収納ケース24のスライド移動に伴って、折り曲げ光学部4もスライド移動することができる。
【0043】
CCD移動機構は、第五レンズ群10及びCCD11を保持するCCD保持部16bに設けられ、ガイドポール13に貫通される貫通部17と、CCD保持部16bを駆動するモータ(図示省略)と、ガイドポール13などにより構成され、モータの駆動によりCCD保持部16bに保持されているCCD11が光軸方向にスライド移動可能になっている。
なお、ガイドポール13の両下端部には、貫通部17がガイドポール13から抜けないようにするためのストッパー13bが設けられている。
【0044】
上記のように構成された撮影レンズ装置30を備えるカメラ100は、撮影時には、筐体2の前方右側上端からは折り曲げ光学部収納ケース24が突出し、前方右側下端からはCCD11が突出した状態となる。そして、非撮影時には、図9に示すように、折り曲げ光学部収納ケース24及びCCD11が筐体2に収納された状態となる。
具体的には、図8、11に示すように、非撮影時には、第二レンズ群7をシャッタユニット12側にスライド移動させた後、折り曲げ光学部収納ケース24を第二レンズ群7の移動空間a内にスライド移動させる。この移動によって、折り曲げ光学部収納ケース24は筐体2内に収納される。すなわち、第二レンズ群7が占有していた光路内の占有空間に、折り曲げ光学部4が移動することとなる。
また、第四レンズ群9をシャッタユニット12側にスライド移動させた後、第五レンズ群10及びCCD11を第四レンズ群9の移動空間b内にスライド移動させ、筐体2内に収納させる。すなわち、第四レンズ群9が占有していた光路内の占有空間内に、第五レンズ群10及びCCD11が移動することとなる。従って、非撮影時における撮影レンズ装置30の全長L2は、撮影時における撮影レンズ装置3の全長L1よりも短くなる。
【0045】
以上説明した第2の実施形態においては、折り曲げ光学部収納ケース24を、第二レンズ群7の移動空間a内にスライド移動させて、且つ第五レンズ群10及びCCD11を第四レンズ群9の移動空間b内にスライド移動させることによって、撮影レンズ装置30の全長を短縮することができる。従って、非撮影時におけるカメラ100の高さをより低くすることができる。
【0046】
[第3の実施の形態]
次に、本発明に係るカメラの第3の実施の形態について説明する。
図12は第3の実施形態によるカメラの非撮影時における撮影レンズ装置の正面図、図13は図12の撮影レンズ装置のレンズ群の位置を示した模式図、図14、図15、図16は図12の撮影レンズ装置のレンズ群の位置の変形例を示した模式図である。
なお、第3の実施の形態においては、撮影レンズ装置40は、レンズ群退避移動機構を備えた点のみが第2の実施の形態と異なるため、第1、第2の実施の形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0047】
図12に示すように、撮影レンズ装置40において、第二レンズ群7を保持している第二レンズ枠7aの右側部はガイドポール13に貫通されており、第二レンズ枠7aの左側部は第二レンズ枠係合部14によってガイドポール13に係合されて支持されている。第二レンズ枠7aは、モータ(図示省略)の駆動により第二レンズ枠係合部14とガイドポール13との係合が外れることによって、ガイドポール13を軸に回動できるようになっており、光路内の撮影位置から、光路から外れた位置、すなわち退避位置に移動することができる。
このように、第二レンズ枠7a、ガイドポール13、第二レンズ枠係合部14、モータ(図示省略)は、第二レンズ群7を撮影位置と、退避位置とに移動させるレンズ群退避移動機構として機能する。
【0048】
また、同様に、第四レンズ群9を保持している第四レンズ枠9aも、モータ(図示省略)の駆動により第四レンズ支持部15とガイドポール13との係合が外れることによって、ガイドポール13を軸に回動できるようになっており、光路内の撮影位置から、光路から外れた位置、すなわち退避位置に移動することができる。
このように、第四レンズ枠7a、ガイドポール13は、第四レンズ枠係合部15は、第四レンズ群9を撮影位置と、退避位置とに移動させるレンズ群退避移動機構として機能する。
【0049】
さらに、折り曲げ光学部収納ケース24はガイド4aを介してモータの駆動によって下方の所定の位置にスライド移動するとともに、第五レンズ群10及びCCD11はCCD保持部16bの移動とともに上方の所定の位置にスライド移動する。すなわち、折り曲げ光学部収納ケース24は第二レンズ群7が占有していた光路内の占有空間内に、第五レンズ群10は、第四レンズ群9が占有していた光路内の占有空間内に、それぞれスライド移動する。
【0050】
以上説明した第3の実施の形態においては、第二レンズ群7及び第四レンズ群9が撮影時に占有していた占有位置に折り曲げ光学部収納ケース24、第五レンズ群10及びCCD11が移動することによって、第三の実施形態における撮影レンズ装置40の全長L3は、第二の実施形態における撮影レンズ装置30の全長L2よりもさらに短くなる。
【0051】
なお、上記の実施形態では、折り曲げ光学部収納ケース24と、第五レンズ群10及びCCD11とを光軸方向にスライド可能に構成しているが、これに限られるものではない。
例えば、図14に示すように、折り曲げ光学部4を折り曲げ後の光軸に対して直角な軸を中心にして回転可能な構成にして、撮影レンズ装置40´の全長を短縮して筐体2に収納させてもよい。
さらに、図15、図16に示すような構成も考えられる。まず、第二レンズ群7をレンズ群退避移動機構によって退避位置に回動移動させて、次いで、退避位置に第二レンズ群7を、折り曲げ後の光軸及び折り曲げ光学部4の回動軸に直角な軸を中心にして90度下方に回動させる。次いで、例えば、図15に示すように、折り曲げ光学部4を折り曲げ光学部移動機構によって下方にスライド移動させるか、又は、図16に示すように、下方に45度回転させることによって、撮影レンズ装置40又は40´の全長を短縮することもできる。
【0052】
[第4の実施の形態]
図17、図18、図19は、本発明に係る第4の実施の形態の折り曲げ光学部退避移動機構を説明するための図である。
第4の実施の形態においては、撮影レンズ装置50において、折り曲げ光学部4を光路内の撮影位置と、光路から外れ且つ撮影位置よりも折り曲げ後の光の進路方向側に位置する退避位置とに移動させる折り曲げ光学部退避移動機構としてのリンク機構を備えた点と、第五レンズ群10及びCCD11を光路内の撮影位置と、光路から外れ且つ撮影位置よりも折り曲げ光学部4側に位置する退避位置とに移動させる撮像素子退避移動機構を備えた点のみが第1〜3の実施の形態と異なるため、第1〜3の実施の形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図17に示すように、折り曲げ光学部退避移動機構は、一端が折り曲げ光学部4と回動自在に接続され、他端が図示しないカメラの筐体の一部に回動自在に接続されたリンク23と、リンク23を回転させるモータ(図示省略)を備えている。
非撮影時に、モータ(図示省略)によりリンク23を回動させることによって、折り曲げ光学部4を退避位置に移動させて、撮影レンズ装置50の全長を短縮する。
【0053】
第4の実施の形態に係る折り曲げ光学部退避移動機構を備えた撮影レンズ装置50及びカメラ(図示省略)によれば、複雑な移動機構を用いることなく折り曲げ光学部4を退避位置に移動させることができる。
【0054】
また、例えば、図18に示すように、折り曲げ光学部4を、光軸に対して垂直方向(例えば、カメラの筐体の幅方向)にスライドさせて、光路から外れた位置へ移動させ、さらにシャッタユニット12側へスライドさせて、所定の退避位置へ移動させることによって撮影レンズ装置50´の全長を短縮する構成にしてもよい。
【0055】
さらに、例えば、図19に示すように、折り曲げ光学部4を所定の軸を中心に回動させて、光路から外れ且つ撮影位置よりも折り曲げ後の光の進路方向側に位置する退避位置に移動させると同時に、第五レンズ群10及びCCD11を同様に回動させて、光路から外れ且つ撮影位置よりも折り曲げ光学部4側に位置する退避位置に移動させることによって、撮影レンズ装置50´´の全長を短縮する構成にしてもよい。
上記構成のように、CCD11を退避位置に移動させる機構は、撮像素子退避移動機構として機能する。
【0056】
なお、本発明は、上述した第1〜第4の実施形態に限定されるものではない。上記実施の形態では、撮影レンズ装置を、複数のレンズ群の光軸方向がカメラ本体の高さ方向となるように配置しているが、幅方向となるように配置してもよい。この場合は、非撮影時におけるカメラの幅方向の長さを短縮することができる。
その他、上記実施例では、撮影レンズ装置にレンズを4群設けているが、レンズ群の数はこれに限定されるものはなく、また、移動レンズ群として第二レンズ群及び第四レンズ群を設けているが、この構成に限定されるものでもない。
【0057】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、移動レンズ群移動機構により折り曲げ光学部を移動レンズ群の移動空間内に移動させることによって、非撮影時には、該移動空間を折り曲げ光学部の収納スペースとして利用することができる。従って、撮影時に必要な光路長を確保しつつ、非撮影時における撮影レンズ装置の全長をより短縮することができる。
【0058】
請求項2記載の発明によれば、折り曲げ光学部を所定の軸を中心に回動させることによって、移動レンズ群の移動空間内に容易に移動させることができる。
【0059】
請求項3記載の発明によれば、折り曲げ光学部を光軸方向にスライドさせることによって、移動レンズ群の移動空間内に容易に移動させることができる。
【0060】
請求項4記載の発明によれば、撮影時にレンズ群が占有していた光路内の占有空間内に折り曲げ光学部を移動させることによって、レンズ群の占有空間を折り曲げ光学部の収納スペースとして利用することができる。従って、撮影時に必要な光路長を確保しつつ、非撮影時における撮影レンズ装置の全長をより短縮することができる。
【0061】
請求項5記載の発明によれば、折り曲げ光学部を光路内の撮影位置と、光路内から外れ且つ撮影位置よりも折り曲げ後の光の進路方向側に位置する退避位置とに移動させることによって、撮影時に必要な光路長を確保しつつ、非撮影時における撮影レンズ装置の全長をより短縮することができる。
【0062】
請求項6記載の発明によれば、折り曲げ光学部をリンクを利用することによって複雑な機構を必要とせずに、退避位置へ移動させることができる。
【0063】
請求項7記載の発明によれば、撮像素子を光軸方向に移動させることによって、非撮影時における撮影レンズ装置の全長をさらに短縮できる。
【0064】
請求項8記載の発明によれば、撮像素子を光路内に位置する撮影位置から、光路から外れ且つ撮影位置よりも折り曲げ光学部側に位置する退避位置に移動させることによって、非撮影時における撮影レンズ装置の全長をさらに短縮することができる。
【0065】
請求項9記載の発明によれば、折り曲げ光学部、移動レンズ群、撮像素子がシャッタユニット側に移動可能に構成されているので、折り曲げ光学部及び移動レンズ群より径の大きいシャッタユニットを移動させる必要がない。従って、シャッタユニットを移動させる場合に必要となる径方向のスペースが不要となり、撮影レンズ装置をよりコンパクト化できる。
【0066】
請求項10記載の発明によれば、非撮影時におけるカメラの高さをより低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のカメラの撮影時における前面斜視図である。
【図2】図1のカメラの撮影時における撮影レンズ装置のレンズ位置を示した模式図である。
【図3】図1のカメラの撮影時における撮影レンズ装置の正面図である。
【図4】図3のカメラの折り曲げ光学部移動機構の要部の分解斜視図である。
【図5】図1のカメラの非撮影時における前面斜視図である。
【図6】図5のカメラの非撮影時おける撮影レンズ装置のレンズ群のレンズ位置を示す模式図である。
【図7】第2の実施形態のカメラの撮影時における前面斜視図である。
【図8】図7のカメラの撮影時における撮影レンズ装置の正面図である。
【図9】図7のカメラの非撮影時における前面斜視図である。
【図10】図7のカメラの非撮影時における撮影レンズ装置のレンズ群のレンズ位置を示した模式図である。
【図11】図7のカメラの非撮影時における撮影レンズ装置の正面図である。
【図12】第3の実施形態のカメラの非撮影時における撮影レンズ装置の正面図である。
【図13】図12のカメラの非撮影時における撮影レンズ装置のレンズ群のレンズ位置を示した模式図である。
【図14】図12のカメラの撮影レンズ装置のレンズ群のレンズ位置の変形例を示した模式図である。
【図15】
図12のカメラの撮影レンズ装置のレンズ群のレンズ位置の変形例を示した模式図である。
【図16】
図12のカメラの撮影レンズ装置のレンズ群のレンズ位置の変形例を示した模式図である。
【図17】
第4の実施形態における撮影レンズ装置のレンズ群のレンズ位置を示した模式図である。
【図18】
図17の撮影レンズ装置のレンズ群のレンズ位置の変形例を示した模式図である。
【図19】
図17の撮影レンズ装置のレンズ群のレンズ位置の変形例を示した模式図である。
【符号の説明】
1 カメラ
3 撮影レンズ装置
4 折り曲げ光学部
4a ガイド(折り曲げ光学部移動機構)
5 第一レンズ群(折り曲げ光学部)
5a 第一レンズ枠(折り曲げ光学部)
6 プリズム(折り曲げ光学部)
7 第二レンズ群(移動レンズ群)
7a 第二レンズ枠(移動レンズ群移動機構、レンズ群退避移動機構)
8 第三レンズ群(レンズ群)
9 第四レンズ群(移動レンズ群)
9a 第四レンズ枠(移動レンズ群移動機構、レンズ群退避移動機構)
10 第五レンズ群(移動レンズ群)
11 CCD(撮像素子)
12 シャッタユニット
13 ガイドポール(折り曲げ光学部移動機構、移動レンズ群移動機構、レンズ群退避移動機構)
14 第二レンズ枠係合部(レンズ群退避移動機構)
15 第四レンズ枠係合部(レンズ群退避移動機構)
16b CCD保持部(移動レンズ群移動機構、撮像素子移動機構)
17 貫通部(移動レンズ群移動機構、撮像素子移動機構)
18 軸部(折り曲げ光学部移動機構)
19 係止部(折り曲げ光学部移動機構)
20 軸支持部(折り曲げ光学部移動機構)
21a 側壁(折り曲げ光学部移動機構)
21b 側壁(折り曲げ光学部移動機構)
22 溝(折り曲げ光学部移動機構)
23 リンク(折り曲げ光学部退避移動機構)
24 折り曲げ光学部収納ケース(折り曲げ光学部移動機構)
30 撮影レンズ装置
40 撮影レンズ装置
40´ 撮影レンズ装置
50 撮影レンズ装置
50´ 撮影レンズ装置
50´´ 撮影レンズ装置
51 前レンズ(折り曲げ光学部)
52 後レンズ(折り曲げ光学部)

Claims (10)

  1. 光路を折り曲げる折り曲げ光学部と、
    光軸が前記折り曲げ光学部の折り曲げ後の光軸と一直線上に重なるように配置され、光軸方向に移動可能な少なくとも一つ以上の移動レンズ群を有する複数のレンズ群と、
    前記移動レンズ群を光軸方向に移動させる移動レンズ群移動機構と、
    を備えた撮影レンズ装置であって、
    撮影時に、前記折り曲げ光学部と前記移動レンズ群との間に前記移動レンズ群が移動可能な移動空間が設けられ、
    非撮影時に、前記折り曲げ光学部を前記移動空間内に移動させる折り曲げ光学部移動機構を備えることを特徴とする撮影レンズ装置。
  2. 請求項1記載の撮影レンズ装置において、
    前記折り曲げ光学部移動機構は、
    前記折り曲げ光学部を、所定の軸を中心に回動させて前記移動空間内に移動させるように構成されていることを特徴とする撮影レンズ装置。
  3. 請求項1記載の撮影レンズ装置において、
    前記折り曲げ光学部移動機構は、
    前記折り曲げ光学部を、折り曲げ後の光軸方向にスライドさせて前記移動空間内に移動させるように構成されていることを特徴とする撮像レンズ装置。
  4. 光路を折り曲げる折り曲げ光学部と、
    光軸が前記折り曲げ光学部の折り曲げ後の光軸と一直線上に重なるように配置され、光軸方向に移動可能な少なくとも一つ以上の移動レンズ群を有する複数のレンズ群と、
    前記移動レンズ群を光軸方向に移動させる移動レンズ群移動機構と、を備えた撮影レンズ装置であって、
    前記複数のレンズ群のうち少なくとも一つのレンズ群を、光路内の撮影位置と、光路から外れた退避位置とに移動させるレンズ群退避移動機構と、
    前記レンズ群退避移動機構によって退避位置とされたレンズ群が占有していた前記光路内の占有空間内に、前記折り曲げ光学部を移動させる折り曲げ光学部移動機構と、を備えることを特徴とする撮影レンズ装置。
  5. 光路を折り曲げる折り曲げ光学部と、
    光軸が前記折り曲げ光学部の折り曲げ後の光軸と一直線上に重なるように配置され、光軸方向に移動可能な少なくとも一つ以上の移動レンズ群を有する複数のレンズ群と、前記移動レンズ群を光軸方向に移動させる移動レンズ群移動機構と、
    を備えた撮影レンズ装置であって、
    前記折り曲げ光学部を光路内の撮影位置と、光路から外れ且つ前記撮影位置よりも折り曲げ後の光の進路方向側に位置する退避位置とに移動させる折り曲げ光学部退避移動機構を備えることを特徴とする撮影レンズ装置。
  6. 請求項5記載の撮影レンズ装置において、
    前記折り曲げ光学部退避移動機構は、
    前記折り曲げ光学部を、リンクを利用して前記退避位置に移動させるように構成されていることを特徴とする撮影レンズ装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の撮影レンズ装置において、
    前記折り曲げ光学部及び前記複数のレンズ群により結像した被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子を折り曲げ後の光軸方向に移動させる撮像素子移動機構と、
    を備えることを特徴とする撮影レンズ装置。
  8. 請求項1〜6の何れか一項に記載の撮影レンズ装置において、
    前記複数のレンズ群により結像した被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子を光路内の撮影位置と、光路から外れ且つ前記撮影位置よりも前記折り曲げ光学部側に位置する退避位置とに移動させる撮像素子退避移動機構と、を備えることを特徴とする撮影レンズ装置。
  9. 請求項7に記載の撮影レンズ装置において、
    前記複数のレンズ群の間にシャッタユニットが固定されて設けられ、
    前記折り曲げ光学部移動機構、前記移動レンズ群移動機構及び前記撮像素子移動機構は、各々前記折り曲げ光学部、前記移動レンズ群及び前記撮像素子を前記シャッタユニット側に移動可能に構成されていることを特徴とする撮影レンズ装置。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載の撮影レンズ装置を、撮影時における前記複数のレンズ群の光軸方向がカメラ本体の高さ方向となるように配置してなることを特徴とするカメラ。
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