JP2009169243A - レンズ鏡胴及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射部材より物体側に配置されたレンズ群も光軸方向に移動可能に構成された屈曲光学系を内包したレンズ鏡胴であっても、簡便な機構で、非撮影時には薄型コンパクトとなるレンズ鏡胴を得る。
【解決手段】反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠と、該レンズ群鏡枠が撮影時の移動領域を越えて移動する際に係合する係合部材と、反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させないレンズ群鏡枠と、を有し、撮影状態から非撮影状態への変化において、反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠が撮影時の移動領域を越えて移動させられる際に係合部材を回動させることにより撮影時に移動させないレンズ群及び反射部材を移動させ、反射部材より物体側のレンズ群を収納するレンズ鏡胴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、光学系内に反射部材が配置された屈曲光学系を内包し、特に、反射部材より物体側のレンズ群を沈胴させるよう構成されたレンズ鏡胴に関するものである。
従来より、光学系中に反射面を配置し、光軸を折り曲げた所謂屈曲光学系を備えた撮像装置が知られている。反射部材より物体側に少数のレンズ群を固定配置した屈曲光学系を用いることで、複雑な沈胴機構を採用することなく容易に撮像装置を薄型化したものがある。
一方、撮像装置は、より高変倍の光学系の搭載が望まれており、反射部材より物体側に配置されるレンズ群を光軸方向に移動させるものが提案されている。このような、高変倍の屈曲光学系は、反射部材より物体側に配置されたレンズ群も構成枚数が多く、且つ撮影時には反射部材から離間するように光軸方向に移動させる必要があるものが多い。このため、非撮影時に撮像装置がコンパクトになるよう、反射部材及び該反射部材近傍のレンズ群を退避移動させ、反射部材より物体側に配置されたレンズ群を像面側に移動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−114447号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の撮影レンズユニットは、いかにして反射部材等を退避移動させ、反射部材より物体側に配置されたレンズ群を沈胴させるか等の機構については記載がない。
本発明は、反射部材より物体側に配置されたレンズ群も光軸方向に移動可能に構成された屈曲光学系を内包したレンズ鏡胴であっても、簡便な機構で、非撮影時には薄型コンパクトとなるレンズ鏡胴を得、該レンズ鏡胴を備えることで薄型コンパクトな撮像装置を得ることを目的とするものである。
上記の目的は、下記構成により解決される。
1.複数のレンズ群と、該レンズ群を保持するレンズ群鏡枠と、前記レンズ群の間に配置され光軸を折り曲げる反射部材と、を有するレンズ鏡胴であって、前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠と、該レンズ群鏡枠が撮影時の移動領域を越えて移動する際に係合する係合部材と、前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させないレンズ群鏡枠と、を有し、撮影状態から非撮影状態への変化において、前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠が撮影時の移動領域を越えて移動させられる際に前記係合部材を回動させることにより撮影時に移動させないレンズ群及び前記反射部材を移動させ、前記反射部材より物体側のレンズ群を収納することを特徴とするレンズ鏡胴。
2.前記反射部材と撮影時に移動させないレンズ群を、共に撮像素子に近づく方向へ移動させることを特徴とする1に記載のレンズ鏡胴。
3.前記反射部材を前記撮像素子から遠ざかる方向へ移動させ、撮影時に移動させないレンズ群を撮像素子に近づく方向へ移動させることを特徴とする1に記載のレンズ鏡胴。
4.複数のレンズ群と、該レンズ群を保持するレンズ群鏡枠と、前記レンズ群の間に配置され光軸を折り曲げる反射部材と、を有するレンズ鏡胴であって、前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠と、前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させないレンズ群鏡枠と、を有し、撮影状態から非撮影状態への変化において、前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠が、撮影時の移動領域を越えて移動させられる際に、該レンズ群鏡枠の一部が撮影時に移動させないレンズ群鏡枠の一部と係合し、撮影時に移動させないレンズ群を移動させ、前記反射部材より物体側のレンズ群を収納することを特徴とするレンズ鏡胴。
5.撮影状態では移動させず、非撮影状態への変化において移動させられるレンズ群は、前記反射部材より物体側に配置され移動可能となされたレンズ群鏡枠の外形内の位置に移動させられることを特徴とする4に記載のレンズ鏡胴。
6.1〜5のいずれかに記載のレンズ鏡胴を備えたことを特徴とする撮像装置。
本発明によれば、反射部材の物体側に複数枚のレンズ群を有する屈曲光学系であっても、簡便な機構で、非撮影時には薄型コンパクトとなるレンズ鏡胴及び撮像装置を得ることが可能となる。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に係るレンズ鏡胴を備えた撮像装置の一例であるカメラ100の主要構成ユニットの内部配置の一例を示す斜視図である。
同図に示すように、カメラ100は、変倍可能な折り曲げ撮像光学系を内包したレンズ鏡胴50が図示の如く横長に配置されている。11は最も物体側に配置された第1レンズである。なお第1レンズ11を露呈する開状態と第1レンズ11を覆った閉状態とするレンズバリア(不図示)が設けられていてもよい。
52はフラッシュ発光窓であり、53はフラッシュ発光窓の後方に配置された反射傘、キセノン管、その他メインコンデンサ、回路基板等で構成されるフラッシュユニットである。55は電池であり、本カメラの各部へ電源を供給する。電池55及び不図示の画像記録用メモリは、図示しない蓋部から挿脱が可能となっている。
本カメラの上面には、レリーズ釦56が配置され、その1段の押し込みによりカメラの撮影準備動作、即ち焦点合わせ動作や測光動作が行われ、その2段の押し込みにより撮影露光動作が行われる。57はメインスイッチであり、カメラを動作状態と非動作状態に切り替えるスイッチである。
本カメラの背面には、LCD或いは有機EL等で構成され、画像やその他文字情報等を表示する画像表示部58が配置されている。また、図示していないが、ズームアップ、ズームダウンをおこなうズーム釦、撮影した画像を再生する再生釦、画像表示部58上に各種のメニューを表示させるメニュー釦、表示から所望の機能を選択する選択釦等の操作部材が配置されている。
また、不図示であるが、これら主要構成ユニットの間には、各部を接続すると共に、各種電子部品が搭載された回路基板が配置され、各主要構成ユニットの駆動及び制御を行うようになっている。同様に、不図示であるが、外部入出力端子、ストラップ取り付け部、三脚座等を備えている。
(第1の実施の形態)
図2は、レンズ鏡胴50を示す図である。同図(a)はレンズ鏡胴50の全体を示す外観斜視図であり、同図(b)は撮影時のテレ端(望遠端)時の各レンズ群の概略位置を示す断面図であり、同図(c)は撮影時におけるワイド端(広角端)時の各レンズ群の概略位置を示す断面図である。なお、同図(b)、(c)は、折り曲げ前及び折り曲げ後の光軸を含む面で切断した断面を示している。
同図に示すように、レンズ鏡胴50には、物体側より第1レンズ群11、第2レンズ群12が配置されている。第1レンズ群11を保持する第1レンズ群鏡枠11kは円筒状に形成され、不図示のカムピンが第1レンズ群鏡枠11kに植設されている。カムピンは、中間筒43の直進案内溝を介し、カム筒42の内筒面に形成された内カムに係合している。即ち、カム筒42の回転で第1レンズ群鏡枠11k及び第1レンズ群11は移動可能となっている。
また、カム筒42は、モータ及びギアユニットで構成された第1駆動ユニット31により回転させられ、不図示のカム筒42に植設されたカムピンと固定胴41に形成された内カムとの係合により、固定胴41に対し相対移動可能となっている。
第2レンズ群12の像面側には、反射部材であるプリズムPが配置され、第1レンズ群11及び第2レンズ群12の光軸を略90°折り曲げている。プリズムPの像面側には第3レンズ群13が配置されている。本例においては、プリズムP及び第3レンズ群13は、一体的に第3レンズ群鏡枠13kに保持されている。第3レンズ群鏡枠13kには、ガイド軸17が貫通嵌合するスリーブ部と、ガイド軸16により回転規制される回転規制部が形成されており移動可能な構成が形成されているが、撮影時に移動させられることはない。
第3レンズ群13の像面側には、第4レンズ群14が配置されている。本例においては、第4レンズ群14は、レンズ14a〜14dの4枚のレンズが、一体的に第4レンズ群鏡枠14kに保持されている。この第4レンズ群鏡枠14kにも、ガイド軸16が貫通嵌合するスリーブ部と、ガイド軸17により回転規制される回転規制部が形成され、ガイド軸16、17に沿って移動できるようになっている。更に、第4レンズ群鏡枠14kは、撮影時のズーミング(変倍)時に、ステッピングモータ32に連設された不図示のリードスクリューによって所定の位置に移動させられるようになっている。
第4レンズ群14の像面側には、第5レンズ群15が配置されている。第5レンズ群15は、第5レンズ群鏡枠15kに保持されている。この第5レンズ群鏡枠15kにも、ガイド軸16が貫通嵌合するスリーブ部と、ガイド軸17により回転規制される回転規制部が形成され、ガイド軸16、17に沿って移動できるようになっている。更に、第5レンズ群鏡枠15kは、撮影時のズーミング時及びフォーカシング時に、ステッピングモータ33に連設された不図示のリードスクリューによって所定の位置に移動させられるようになっている。
OFは、赤外光カットフィルタ及び光学的ローパスフィルタが積層された光学フィルタである。更に、不図示の撮像素子が光学フィルタOFの像面側に配置されるようになっている。
上記のレンズ鏡胴50は、撮影状態から非撮影状態への変化において、撮影時に移動させないレンズ群鏡枠である第3レンズ群鏡枠13kを移動させるように構成されている。
以下、第1の実施の形態に係るレンズ鏡胴の非撮影時における、反射部材であるプリズムP及び第3レンズ群13の移動のさせ方について説明する。
図3は、第1の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、プリズム及び第3レンズ群13の移動のさせ方を示す模式図である。同図は図2(b)又は図2(c)に示すB方向から見た図である。同図(a)は、撮影時のうちのワイド端の状態を示し、同図(b)は非撮影時の状態を示している。
なお、同図はプリズムPと第3レンズ群13を保持する第3レンズ群鏡枠13kと、第4レンズ群鏡枠14kと、第5レンズ群鏡枠15k、ガイド軸16、17と、係合部材21を抜き出し、その動作を説明するための模式図である。
同図(a)に示すように、第3レンズ群鏡枠13kの一部に形成されたピン13pは、係合部材21に形成された長溝21nと係合している。係合部材21は軸21sを中心に回動可能となされており、引っ張りコイルバネ25により図示左方向に付勢されている。また、第3レンズ群鏡枠13kを所定の位置に係止させるストッパ26が形成されており、このため第3レンズ群鏡枠13kは同図(a)に示す位置に係止される。
また、第4レンズ群鏡枠14kの一部に形成されたピン14pは、係合部材21の第3レンズ群鏡枠側の側端面に当接するようになっており、図示のワイド端状態では離間した状態となっている。この、ワイド端の状態から長焦点距離方向への変倍時には、第4レンズ群鏡枠14kは、第3レンズ群鏡枠13k側に移動する。このため、ピン14pはワイド端からテレ端までの撮影状態において、係合部材21の側端面と接することがなく、第3レンズ群鏡枠13kは停止したままの状態が維持される。
一方、第5レンズ群鏡枠15kは、長焦点距離方向への変倍に際し、光学フィルタOFに近づく方向に移動し、さらにその位置の近傍を前後に微小に移動することでフォーカシングを行うようになっている。なお、不図示であるが、第4レンズ群鏡枠14kはステッピングモータ32、第5レンズ群鏡枠15kはステッピングモータ33により駆動されるようになっている(図2(a)参照)。
次に、同図(a)に示す撮影状態から、同図(b)に示す非撮影状態への変化について、説明する。
非撮影状態への変化は、第4レンズ群鏡枠14k及び第5レンズ群鏡枠15kを同図(a)に示すワイド端の状態から、光学フィルタOFの方向に移動させる。即ち、第4レンズ群鏡枠14kは、撮影時の移動領域であるワイド端〜テレ端の領域を越えて移動させることになる。
第4レンズ群鏡枠14kが光学フィルタOFの方向に移動すると、第4レンズ群鏡枠14kに形成されたピン14pが係合部材21の側端面に当接し、第4レンズ群鏡枠14kの移動に伴って、係合部材21は図示時計回り方向に回動させられる。このため、係合部材21の長溝21nとピン13pで係合する第3レンズ群鏡枠13kは、係合部材21の回動により、光学フィルタOF方向に移動する。これにより、撮影時には移動しない第3レンズ群鏡枠13kを移動させることができる。
なお、図示のように、軸21sとピン14pの当接位置との距離は、軸21sとピン13pとの距離よりも小さく設定されていることが好ましい。このように設定することで、第4レンズ群鏡枠14kの少ない移動量で、第3レンズ群鏡枠13kの移動量を大きくすることができる。
このようにすることで、同図(b)に示すように、破線で示すカム筒42の後方にあった第3レンズ群鏡枠13kを、ガイド軸15、17に沿って大きく撮像素子方向に退避させることができる。
図4は、第1の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、第3レンズ群鏡枠13kを退避させた後、第1、第2レンズ群を収納させた状態を示す断面図である。
図示の如く、カム筒42の後方にあった第3レンズ群鏡枠13kは、大きく退避し、この退避した空間に、第2レンズ群12、第2レンズ群鏡枠12k、カム筒42、中間筒43、第1レンズ群11、第1レンズ群鏡枠11k、が収納される。
これにより、反射部材であるプリズムPより物体側に配置された第1、第2レンズ群11、12も光軸方向に移動可能に構成された屈曲光学系を内包するレンズ鏡胴であっても、簡便な機構で、非撮影時には薄型コンパクトとすることが可能となる。
即ち、本例においては、反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠は第4レンズ群鏡枠14kが相当し、反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させないレンズ群鏡枠は第3レンズ群鏡枠13kが相当する。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、プリズム及び第3レンズ群の移動のさせ方の例を示す模式図である。同図は図2(b)又は図2(c)に示すB方向から見た図である。同図(a)は、撮影時のうちのワイド端の状態を示し、同図(b)は非撮影時の状態を示している。
また、同図はプリズムPを保持するプリズムホルダPHと、第3レンズ群を保持する第3レンズ群鏡枠13kと、第4レンズ群鏡枠14kと、第5レンズ群鏡枠15k、ガイド軸16、17と、係合部材21を抜き出し、その動作を説明するための模式図である。
なお、第2の実施の形態においては、プリズムPは第3レンズ群鏡枠13kではなくプリズムホルダPHに保持されており、プリズムホルダPH及び第3レンズ群鏡枠13kには、それぞれガイド軸17が貫通嵌合するスリーブ部と、ガイド軸16により回転規制される回転規制部が形成されており移動可能な構成が形成されているが、撮影時に移動させられることはない。
図5に示すレンズ鏡胴には、半円形状の係合板61が設けられ、軸61sを中心に回動可能となされている。
同図(a)に示す撮影状態では、係合板61に掛けられた引っ張りコイルバネ62により反時計回り方向に付勢され、係合板61は、ストッパ64に当接した状態となる。
プリズムホルダPHの一部に一体的に形成されたピンPHpは、係合板61に形成されたスリット61tで係合している。また、第3レンズ群鏡枠13kの一部に一体的に形成されたピン13pは、係合板61の半径方向の側端面に係合している。この第3レンズ群鏡枠13kは、引っ張りコイルバネ63により光学フィルタOF方向に付勢されている。
第4レンズ群鏡枠14kの一部に一体的に形成されたピン14pは、係合部材61の半径方向の側端面に当接するようになっており、図示のワイド端状態では離間した状態となっている。この、ワイド端の状態から長焦点距離方向への変倍時には、第4レンズ群鏡枠14kは、第3レンズ群鏡枠13k側に移動する。このため、ピン14pはワイド端からテレ端までの撮影状態において、係合部材61の半径方向の側端面と当接することがなく、プリズムホルダPH及び第3レンズ群鏡枠13kは停止したままの状態が維持される。
一方、第5レンズ群鏡枠15kは、長焦点距離方向への変倍に際し、光学フィルタOFに近づく方向に移動し、さらにその位置の近傍を前後に微小に移動することでフォーカシングを行うようになっている。なお、不図示であるが、第4レンズ群鏡枠14kはステッピングモータ32、第5レンズ群鏡枠15kはステッピングモータ33により駆動されるようになっている(図2(a)参照)。
次に、同図(a)に示す撮影状態から、同図(b)に示す非撮影状態への変化について、説明する。
非撮影状態への変化は、第4レンズ群鏡枠14k及び第5レンズ群鏡枠15kを同図(a)に示すワイド端の状態から、光学フィルタOFの方向に移動させる。即ち、第4レンズ群鏡枠14kは、撮影時の移動領域であるワイド端〜テレ端の領域を越えて移動させることになる。
第4レンズ群鏡枠14kが光学フィルタOFの方向に移動すると、第4レンズ群鏡枠14kに形成されたピン14pが係合部材61の半径方向側端面に当接し、第4レンズ群鏡枠14kの移動に伴って、係合部材26は図示時計回り方向に回動させられる。このため、係合部材61のスリット61tとピン13pで係合するプリズムホルダPHは、光学フィルタOFから遠ざかる方向に移動させられ、第3レンズ群鏡枠13kはコイルバネ63の付勢力で光学フィルタOF方向に移動させられる。これにより、撮影時には移動しないプリズムP及び第3レンズ群鏡枠13kをそれぞれ異なる方向に移動させることができる。
図6は、第2の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、プリズムホルダPH及び第3レンズ群鏡枠13kをそれぞれ異なる方向に退避させた後、第1、第2レンズ群を収納した状態を示す断面図である。
図示の如く、カム筒42の後方にあったプリズムホルダPH及び第3レンズ群鏡枠13kは、それぞれ異なる方向に退避し、この退避した空間に、第2レンズ群12、第2レンズ群鏡枠12k、カム筒42、中間筒43、第1レンズ群11、第1レンズ群鏡枠11k、が収納される。
これにより、反射部材であるプリズムPより物体側に配置された第1、第2レンズ群11、12も光軸方向に移動可能に構成された屈曲光学系を内包するレンズ鏡胴であっても、簡便な機構で、非撮影時には薄型コンパクトとすることが可能となる。
即ち、本例においても、反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠は第4レンズ群鏡枠14kが相当し、反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させないレンズ群鏡枠は第3レンズ群鏡枠13kが相当する。
(第3の実施の形態)
図7は、第3の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、プリズム及び第3レンズ群の移動のさせ方の例を示す斜視図である。同図は、プリズムP、第3レンズ群鏡枠13k、第4レンズ群鏡枠14k、第5レンズ群鏡枠15k、光学フィルタOF、ガイド軸16、17を抜き出して図示したものであり、撮影時のうちのワイド端の状態を示している。
同図に示すように、プリズムPは軸Pjによって軸止されており、軸Pjを軸にして回動が可能となっている。また、不図示のバネ及びストッパにより撮影時のプリズムPの反射面は、所定の角度が維持されるようになっている。
更に、図示の如く、第3レンズ群鏡枠13kには、コの字状部13gが形成されており、コの字状部13gの両端に形成された穴がガイド軸17と嵌合している。第4レンズ群鏡枠14kの回転係止部14nは、第3レンズ群鏡枠13kのコの字状部13gの間に位置して設けられている。なお、第3レンズ群鏡枠13kは不図示の付勢部材によりプリズムP方向に付勢されており、不図示のストッパにより所定の位置を維持するようになっている。
この、ワイド端の状態から長焦点距離方向への変倍時には、第4レンズ群鏡枠14kは、第3レンズ群鏡枠13k側に移動する。このため、回転係止部14nはワイド端からテレ端までの撮影状態において、コの字状部13gの両端間で移動するためコの字状部13gの両端と当接することがなく、第3レンズ群鏡枠13kは停止したままの状態が維持される。
一方、第5レンズ群鏡枠15kは、長焦点距離方向への変倍に際し、光学フィルタOFに近づく方向に移動し、さらにその位置の近傍を前後に微小に移動することでフォーカシングを行うようになっている。なお、不図示であるが、第4レンズ群鏡枠14kはステッピングモータ32、第5レンズ群鏡枠15kはステッピングモータ33により駆動されるようになっている(図2(a)参照)。
次に、同図に示す撮影状態から、非撮影状態への変化について、説明する。
非撮影状態への変化は、第4レンズ群鏡枠14k及び第5レンズ群鏡枠15kを同図に示すワイド端の状態から、光学フィルタOFの方向に移動させる。即ち、第4レンズ群鏡枠14kは、撮影時の移動領域であるワイド端〜テレ端の領域を越えて移動させることになる。
第4レンズ群鏡枠14kが光学フィルタOFの方向に移動すると、第4レンズ群鏡枠14kに形成された回転係止部14nがコの字状部13gの光学フィルタOF側の端面内面に当接する。更に、第4レンズ群鏡枠14kが光学フィルタOF側に移動すると、第3レンズ群鏡枠13kは不図示の付勢部材に抗して、光学フィルタOF方向に移動させられる。これにより、撮影時には移動しない第3レンズ群鏡枠13kは光学フィルタOF方向に移動させられる。
図8は、第3の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、第3レンズ群鏡枠13kを移動させた後、第1、第2レンズ群を収納した状態を示す断面図である。
図示の如く、第3レンズ群鏡枠13kは、第1レンズ群鏡枠11kの外形内の位置に移動させられた後、第2レンズ群12、第2レンズ群鏡枠12k、カム筒42、中間筒43、第1レンズ群11、第1レンズ群鏡枠11k、が収納される。このとき、プリズムPは第1レンズ群鏡枠11k、第2レンズ群鏡枠12k、カム筒42、中間筒43の何れかが当接して軸Pjを軸に、図示の如く回動させられる。
これにより、反射部材であるプリズムPより物体側に配置された第1、第2レンズ群11、12も光軸方向に移動可能に構成された屈曲光学系を内包するレンズ鏡胴であっても、簡便な機構で、非撮影時には薄型コンパクトとすることが可能となる。
即ち、本例においても、反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠は第4レンズ群鏡枠14kが相当し、反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させないレンズ群鏡枠は第3レンズ群鏡枠13kが相当する。
なお、本発明は種々の変形が可能であり、上記に示すレンズ群の配置に限るものでないのは勿論である。
本実施の形態に係るレンズ鏡胴を備えた撮像装置の一例であるカメラの主要構成ユニットの内部配置の一例を示す斜視図である。 レンズ鏡胴を示す図である。 第1の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、プリズム及び第3レンズ群の移動のさせ方を示す模式図である。 第1の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、第3レンズ群鏡枠13kを退避させた後、第1、第2レンズ群を収納させた状態を示す断面図である。 第2の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、プリズム及び第3レンズ群の移動のさせ方の例を示す模式図である。 第2の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、プリズムホルダ及び第3レンズ群鏡枠をそれぞれ異なる方向に退避させた後、第1、第2レンズ群を収納した状態を示す断面図である。 第3の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、プリズム及び第3レンズ群の移動のさせ方の例を示す斜視図である。 第3の実施の形態に係るレンズ鏡胴の、第3レンズ群鏡枠を移動させた後、第1、第2レンズ群を収納した状態を示す断面図である。
符号の説明
11 第1レンズ群
11k 第1レンズ群鏡枠
12 第2レンズ群
12k 第2レンズ群鏡枠
13 第3レンズ群
13k 第3レンズ群鏡枠
14 第4レンズ群
14k 第4レンズ群鏡枠
15 第5レンズ群
15k 第5レンズ群鏡枠
16、17 ガイド軸
21、61 係合部材
41 固定胴
42 カム筒
43 中間筒
50 レンズ鏡胴
OF 光学フィルタ
P プリズム
PH プリズムホルダ
100 カメラ

Claims (6)

  1. 複数のレンズ群と、該レンズ群を保持するレンズ群鏡枠と、前記レンズ群の間に配置され光軸を折り曲げる反射部材と、を有するレンズ鏡胴であって、
    前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠と、
    該レンズ群鏡枠が撮影時の移動領域を越えて移動する際に係合する係合部材と、
    前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させないレンズ群鏡枠と、を有し、
    撮影状態から非撮影状態への変化において、
    前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠が撮影時の移動領域を越えて移動させられる際に前記係合部材を回動させることにより撮影時に移動させないレンズ群及び前記反射部材を移動させ、前記反射部材より物体側のレンズ群を収納することを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 前記反射部材と撮影時に移動させないレンズ群を、共に撮像素子に近づく方向へ移動させることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記反射部材を前記撮像素子から遠ざかる方向へ移動させ、撮影時に移動させないレンズ群を撮像素子に近づく方向へ移動させることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡胴。
  4. 複数のレンズ群と、該レンズ群を保持するレンズ群鏡枠と、前記レンズ群の間に配置され光軸を折り曲げる反射部材と、を有するレンズ鏡胴であって、
    前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠と、
    前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させないレンズ群鏡枠と、を有し、
    撮影状態から非撮影状態への変化において、
    前記反射部材より像面側に配置され、撮影時に移動させられるレンズ群鏡枠が、撮影時の移動領域を越えて移動させられる際に、該レンズ群鏡枠の一部が撮影時に移動させないレンズ群鏡枠の一部と係合し、撮影時に移動させないレンズ群を移動させ、前記反射部材より物体側のレンズ群を収納することを特徴とするレンズ鏡胴。
  5. 撮影状態では移動させず、非撮影状態への変化において移動させられるレンズ群は、前記反射部材より物体側に配置され移動可能となされたレンズ群鏡枠の外形内の位置に移動させられることを特徴とする請求項4に記載のレンズ鏡胴。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のレンズ鏡胴を備えたことを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9158088B2 (en) 2012-11-09 2015-10-13 Canon Kabushiki Kaisha Lens barrel and imaging apparatus

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