JP2004314811A - エアバッグ装置、エアバッグ装置付オートバイ - Google Patents

エアバッグ装置、エアバッグ装置付オートバイ Download PDF

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Abstract

【課題】オートバイにおいて、事故の際に乗員の保護徹底に資するエアバッグ構成技術、およびその関連技術を提供する。
【解決手段】オートバイとしての自動二輪車に、エアバッグ122と、このエアバッグ122を車体側に繋ぎ留める長尺状のウエビング130とを有するエアバッグ装置を搭載する。エアバッグ122は、自動二輪車の前方衝突の際、乗員の前方側に形成される乗員保護領域に向かって突出しつつ展開膨張する。ウエビング130は、その一端部130aがエアバッグ122の壁面を貫通する排気孔127を通ってエアバッグ122内へ導入されてこのエアバッグ122に取付けられ、エアバッグ122の展開膨張完了時においてこのエアバッグ122の車体前方側への移動を規制する一方、エアバッグ122の展開膨張過程においてこのエアバッグ122の突出方向への移動を許容する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートバイに搭載されるエアバッグ装置の構築技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オートバイにエアバッグ装置を装着することによって乗員の保護を図る種々の技術が知られている。例えば、自動二輪車において、エアバッグ装置側と車体側(車体フレーム)とを繋留体で連結し、エアバッグの展開時にこの繋留体がエアバッグとともに伸長してエアバッグを保持するという技術が公知である(例えば、特許文献1参照。)。この技術によれば、オートバイのように四方が開放された構成の車体であっても、乗員をエアバッグによって拘束することが可能となる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−35564号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明者は、エアバッグと車体フレームとを繋留体で連結する構成のエアバッグ装置において、事故の際に乗員の保護の徹底を図るのに有効な技術について鋭意検討した。その検討の結果、本発明者は、繋留体の構成や、エアバッグに対する繋留体の配置等を追及することで、エアバッグを円滑に展開膨張させることができ、これにより事故の際の乗員の保護の徹底を図ることが可能となることを見出した。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、オートバイにおいて、事故の際に乗員の保護徹底に資するエアバッグ構成技術、およびその関連技術を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、各請求項記載の発明が構成される。これら各請求項に記載の発明は、各種のオートバイに搭載されるエアバッグ装置の構成に適用し得る。なお、本明細書において、「オートバイ」は、鞍乗車両、すなわち乗員がシートに跨って着座する形態の車両を広く含むものとし、例えば乗員シートの前方に燃料タンクが併設されたタイプの自動二輪車、乗員シートとハンドル支持用ヘッドパイプとの間に空間部が形成されたスクータータイプの自動二輪車のいずれも包含する。さらに自動二輪車以外に、三つ以上の走行輪を有しつつ乗員が鞍乗して着座する車両(例えばピザ宅配等に用いられる三輪式バイク、悪路走破用の三輪ないし四輪バギー式バイク)、さらにはスノーモービル等のように橇ないし無限軌道帯によって走行しつつ乗員が鞍乗して着座する車両についても上記「オートバイ」に広く包含されるものとする。
【0006】
(請求項1に記載の発明)
請求項1に記載の発明では、オートバイに装着されるエアバッグ装置は、エアバッグおよび繋留体を備えている。
本発明のエアバッグは、オートバイの前方衝突の際、その内部に膨張ガスが供給されるようになっている。典型的には、上記エアバッグおよび当該エアバッグを膨張させるための手段、例えばインフレータ等を収容体としてのリテーナーに収容し、インフレータが作動することでエアバッグの内部に膨張ガスが供給される構成を用いる。これにより、エアバッグは乗員の前方側に形成される乗員保護領域に向かって突出しつつ展開膨張することとなる。
【0007】
本発明の繋留体は、長尺状であってエアバッグをオートバイの車体側に繋ぎ留めるための構成を有する。この繋留体としては、エアバッグを車体側に保持可能な強度を有する長尺状のものを用いることができる。本発明でいう「長尺状」とは、ベルト状や紐状ものを広く含む主旨であり、典型的には樹脂繊維糸等をベルト状に加工したウエビングを好適に用いる。
【0008】
本発明では、この繋留体が、エアバッグの展開膨張完了時において当該エアバッグをその張力によって車体側に保持することでエアバッグの前方側への移動を規制するようになっている。また、繋留体は、エアバッグの展開膨張過程において当該エアバッグの突出方向への移動を許容するようになっている。
この典型的な例としては、長尺状の繋留体の一端部をエアバッグに取り付け、車体のうち乗員保護領域の後方側に位置する箇所に繋留体の他端部を取り付ける構成とする。そして、この繋留体がエアバッグの展開膨張過程においてこのエアバッグの突出方向への移動を許容し、且つエアバッグの展開膨張完了時においてこのエアバッグの突出方向への移動を規制するように長さおよび配置位置を設定する。
【0009】
本発明者は、エアバッグと繋留体との間における影響等について鋭意検討した結果、エアバッグの展開膨張過程、すなわちエアバッグの展開膨張が完了するまでの間は繋留体による引っ張り力を抑えた構成とすることでエアバッグを円滑に展開膨張させることができ、このことが乗員の保護を図るうえで大変有効であることを見出した。そこで、本発明では、エアバッグが乗員保護領域へ向けて突出する動作を繋留体が極力妨げないような構成としている。なお、本発明における「許容」については、繋留体がエアバッグの突出方向への移動を許容する構成であれば足りる主旨であり、許容の強弱は問わないものとする。
一方、エアバッグの展開完了時には、繋留体の張力がエアバッグおよび車体側に作用するため、エアバッグが前方へ逃げにくく、エアバッグが乗員を拘束するのに十分な抗力を当該エアバッグに作用させることができる。
【0010】
特に、本発明では、繋留体の端部がエアバッグの壁面を貫通する通し孔を通ってエアバッグ内に導入され、エアバッグに取り付けられるようになっている。通し孔は、膨張ガス排気用の排気孔のようにエアバッグに予め形成されたものを用いてもよいし、あるいは繋留体を通すために新たに設けたものを用いてもよい。
繋留体の端部は、エアバッグ内に導入されエアバッグの内壁面に取付けられてもよいし、あるいはエアバッグ内に導入されたのち再びエアバッグの壁面を貫通してエアバッグ外に導出されエアバッグの外壁面に取付けられてもよい。このような構成によれば、例えばエアバッグの外壁面に沿わせて繋留体を配置するような場合に比して繋留体の長さを短く構成することが可能となり合理的である。
以上のように請求項1に記載の発明を用いれば、事故の際の乗員の保護の徹底を図ることが可能なエアバッグ装置を、合理的な構成によって実現することができる。
【0011】
(請求項2に記載の発明)
ここで、請求項1に記載の繋留体は、請求項2に記載のように乗員の両脚の間を通る車体中央領域に配置される構成であるのが好ましい。本発明における「車体中央領域」とは、車体において平面視で乗員のおおむね中央を通る位置を広く含むものであり、典型的には車体においてシートに跨った乗員の両脚の間を通る位置がこれに相当する。本発明では、繋留体が乗員に引っ掛かったり触れたりしにくい構成としている。このような構成によれば、エアバッグの展開膨張時に繋留体が乗員に引っ掛かり、エアバッグの展開膨張時における円滑な作動の妨げになるのを極力防止することができる。
【0012】
(請求項3に記載の発明)
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載のエアバッグ装置において、更に、繋留体が1本の長尺状部材を用いて構成されている。なお、本発明でいう「1本」とは、例えば1本の部材を環状の閉じた形状とする態様や、複数のパーツを接続して1本の部材にする態様等を広く含む。例えば、1本の部材を環状の閉じた形状とする場合は、部分的に2本に見える部分があるがこのような場合であっても、本発明でいう「1本」の範疇に含まれる。
本発明のこのような構成によれば、繋留体の構成を簡素化することができる。
とりわけ、繋留体としての長尺状部材を1本の直線状に配置する構成により、繋留体が配置される領域が大きくなるのを抑えることができ、エアバッグの展開膨張時に、繋留体が乗員と干渉しにくい構成を実現することが可能となる。
【0013】
(請求項4に記載の発明)
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれかに記載のエアバッグ装置において、更に、エアバッグに繋留体を通す通し穴として排気孔を兼用した構成としている。この排気孔は、通常、エアバッグの突出(展開膨張)時にエアバッグ内に供給された膨張ガスの一部を、エアバッグ外へ放出するのに用いられる。
このような構成によれば既存の排気孔を、繋留体を通す通し穴として用いるため合理的である。
【0014】
(請求項5に記載の発明)
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のエアバッグ装置を備えたエアバッグ装置付オートバイとして規定される。このオートバイでは、繋留体の一端部がエアバッグの壁面を貫通する通し孔を通ってエアバッグ内へ導入されてこのエアバッグに取付けられ、繋留体の他端部が車体のうち乗員保護領域の後方側に取り付けられる構成になっている。このような構成によれば、事故の際の乗員の保護の徹底を図ることが可能なエアバッグ装置付オートバイを、合理的な構成によって実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、本発明の第1実施の形態を説明する。ここで、図1は、第1実施の形態に係るスクータータイプの自動二輪車100を側面から視た図であって、自動二輪車100にエアバッグ装置120を搭載した様子を示す。図2は、図1中のフロント部102を乗員R側から視た図である。図3は、図1中のエアバッグ装置120の構造を示す図である。図4は、図3中のエアバッグ122の展開膨張完了時の斜視図である。図5は、図4中のエアバッグ122を乗員R側から視た図である。なお、本実施の形態の自動二輪車100は、本発明における「オートバイ」の一例に相当する。
【0016】
(第1実施の形態)
図1に示すように、自動二輪車100は、エンジンやメインフレーム等により構成される車体構成部101、乗員Rが跨って着座可能なシート103、ハンドル104、前輪111および後輪112等を主体とするスクータとして構成される。
【0017】
自動二輪車100の車体構成部101上方であって、乗員Rの前方側領域は、自動二輪車100が前方衝突を起こした際の乗員保護領域140として規定される。本実施の形態において「前方衝突」には、自動二輪車100が前方側の衝突対象物(便宜上得に図示しない)に衝突する形態を広く包含する。また、本実施の形態における「乗員保護領域140」は、前方衝突時の運動エネルギーによって乗員Rが自動二輪車100前方に向かって移動しようとする場合に、乗員Rの前方移動方向10上に延在し、自動二輪車100の前方に投げ飛ばされようとする乗員Rを拘束し保護するための空間として定義される。
【0018】
車体構成部101のうち車体の前方側のフロント部102には、エアバッグ装置120、および各種のメーター類、スイッチ類等が設けられている。特に、エアバッグ装置120は、上記の乗員保護領域140に臨むように配置されている。すなわち、本実施の形態では、エアバッグ装置120は、後述するエアバッグ122の突出(展開膨張)方向が、乗員Rの前方上方側へ向かうように配置されている。また、エアバッグ装置120側と、シート103の下方に設けられた留め具105との間に、エアバッグ122を車体側に繋ぎ留めるベルト状のウエビング130が設けられている。すなわちウエビング130の一端部がエアバッグ装置120側に取り付けられ、ウエビング130の他端部が車体101側の留め具105に取り付けられている。ウエビング130が本発明における「長尺状の繋留体」に対応している。留め具105は、乗員保護領域140の後方側に配置されており、本発明における「車体のうち乗員保護領域の後方側」に対応している。
【0019】
このウエビング130としては、例えば自動車のシートベルトを構成するウエビング(樹脂繊維糸を用いてベルト状に加工されたもの)を用い、エアバッグ装置120側と留め具105との間に1本のウエビング130が配置されるようになっている。このウエビング130は、エアバッグ装置120が作動していない状態では、車体構成部101側のウエビングカバー106によって被覆されるようになっている。なお、このウエビング130は、自動車用のシートベルトと同様の素材、ないしエアバッグ布と同様の素材によって構成することができる。
【0020】
図2に示すように、ウエビング130は、エアバッグ装置120側と留め具105との間において、中心線Lに沿って配置されている。この中心線Lは、車体中心を前後方向へと延びる線であり、乗員Rがシート103に跨って着座したときにこの中心線Lは乗員Rの左右の脚の間を通る。これにより、ウエビング130は、平面視で乗員のおおむね中央を通るように配置されることとなる。このウエビング130の配置態様が、本発明における「乗員の両脚の間を通る車体中央領域に配置」との態様に相当する。ウエビング130のこのような配置によれば、ウエビングカバー106によって被覆されている場合はもちろん、ウエビングカバー106による被覆が解除された場合であっても、ウエビング130が乗員Rと干渉するのを極力回避することが可能となる。
【0021】
図3に示すように、エアバッグ装置120は、収容体としてのリテーナー128と、当該リテーナー128内に折り畳まれた状態で収容されるエアバッグ122と、エアバッグ122がリテーナー128から展開して膨張するよう膨張ガスを供給するインフレータ129を主体として構成される。なお図3では、エアバッグ122の突出(展開)方向を矢印12で示している。
このエアバッグ122は、蛇腹折りの蛇腹状折り畳み部123aと、折り畳み中心122a回りに図3中時計回りに巻かれることによってロール状に折り畳まれたロール状折り畳み部123とを形成しつつ、リテーナー128内に収容される。またエアバッグ122の開口端部122bは、インフレータ129のガス供給部に取り付けられる。
【0022】
また、このエアバッグ122は、図4に示すように、メインパネル125と、当該メインパネル125の両側部に組み合わされる左右一対のサイドパネル126とを有する。また、メインパネル125は、展開膨張完了時に乗員Rに向かう位置に配置される乗員側パネル構成布125aと、展開膨張完了時に車体前方側に配置される前面側パネル構成布125bとによって構成される。このエアバッグ122は、例えばメインパネル125の両側部に各サイドパネル126を縫着することで形成される。
【0023】
また、エアバッグ122には、図3〜図5に示すように、その乗員側パネル構成布125a(エアバッグ122の壁面)に排気孔(ベントホール)127が形成されている。この排気孔127は、エアバッグ122の突出(展開膨張)時にインフレータ129から発生したガスの一部を外部へ排気することで、乗員Rの前方で最大限大きく膨張したエアバッグ122によってより優しく乗員を受け止めることを可能とするものである。本実施の形態では、この排気孔127を通じてウエビング130の一端部130aがエアバッグ122内へ導入され、その一端部130aがエアバッグ122の内壁面の所定位置に縫製、接着等によって取り付けられている。これにより、エアバッグ122は、ウエビング130を介して車体構成部101側の留め具105に連結されることとなる。
【0024】
このように本実施の形態では、ウエビング130の一端部130aをエアバッグ122内へ導入するための通し孔として、膨張ガス排気用の排気孔127を用いている。すなわち、この排気孔127が、本発明における通し孔に対応している。ウエビング130のこのような設置態様によれば、例えばエアバッグ122の外壁面に沿わせてウエビングを配置するような場合に比してウエビングの長さを短く構成することが可能となり合理的である。
【0025】
次に、上記のように構成され製造される第1実施の形態に係る自動二輪車100およびエアバッグ装置120の作用について、図1〜図5に加えさらに図6および図7等を参照しながら説明する。ここで図6は、自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ122が展開膨張する過程の様子を示す。図7は、自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ122の展開膨張が完了した様子を示す。
【0026】
図1に示すような状態で乗員Rが乗車する自動二輪車100が、その進行方向側にて衝突事故を起こした場合、乗員Rは自動二輪車100の前方に向かって例えば図1中の矢印10方向へ移動し(投げ飛ばされ)ようとする。本実施の形態では、前方衝突の検知により、乗員保護領域140に向かってエアバッグ装置120からエアバッグ122の突出(展開)が開始される。この状態が図6に示される。
【0027】
図6に示すように、このときまずエアバッグ122の蛇腹状の折り畳み部(図3中の蛇腹状折り畳み部123a)が突出し、ロール状の折り畳み部(図3中のロール状折り畳み部123)は、上述のごとく乗員保護領域140に向かってロールが転動しながら解除されつつ突出方向(図6中の矢印20方向)へ展開されていくことになる。エアバッグ122の展開が開始されるとともに、リテーナー128内のインフレータ129を介してエアバッグ122内には膨張ガスが送り込まれることにより、エアバッグ122にリテーナー128側から順次膨張部124が形成されていくことになる。このようにエアバッグ122が展開しつつ膨張する態様が、本発明における「展開膨張」に相当する。
【0028】
なお、本実施の形態では、ウエビング130は、エアバッグ122の展開膨張過程においてこのエアバッグ122の突出方向(図6中の矢印20方向)への移動を許容する(規制しない)構成になっている。すなわち、本実施の形態のウエビング130は、エアバッグ122が突出方向へ移動する際に、このエアバッグ122の作動を極力規制しない十分な長さ及び位置に設定されている。例えば、エアバッグ装置120側と留め具105との結ぶ直線距離よりも十分に長いウエビング130を用いる。このような構成により、エアバッグ122が展開膨張する過程における円滑な作動を可能とする。しかも、本実施の形態では、本発明における「1本の長尺状部材」であるウエビング130が乗員Rの左右の脚の間を通る位置に1本配置されているため、エアバッグ122の展開膨張時にウエビングカバー106によるウエビング130の被覆が解除されても、このウエビング130が乗員Rや車体構成部101側の部材等に引っ掛かるのが防止されて、エアバッグ122の円滑な展開膨張動作が可能とされる。
【0029】
さらに、エアバッグ122の展開膨張が進行するにつれて、エアバッグ122のロール状の折り畳み部(図3中のロール状折り畳み部123)が減少されつつ、膨張部124が順次拡大されていく。このとき、エアバッグ122は、展開時にまず蛇腹状の折り畳み部(図3中の蛇腹状折り畳み部123a)が突出し、車体構成部101から十分離れた位置でロール状折り畳み部123のロールが乗員Rと離反する方向へ解除されるため、エアバッグ121の展開が阻害されることなく、乗員保護領域140側へ円滑に展開される構成が確保される。
【0030】
而して、エアバッグ122は、展開膨張を完了し、乗員保護領域140に図7に示すような膨張部124を形成する。エアバッグ122が完全に展開膨張したこの状態では、エアバッグ122の膨張部124は乗員保護領域140に充溢し、衝突時の運動エネルギーによって矢印10方向へ移動しようとする乗員Rを当該乗員保護領域140において確実に保持拘束し、自動二輪車100前方へ投げ飛ばされるのを未然に防止する。また、このとき図7に示すように、エアバッグ122と留め具105との間でウエビング130が直線的に伸張することとなるため、このウエビング130の張力の作用により、エアバッグ122の車体前方側への移動が規制されることとなる。従って、エアバッグ122が車体前方へ逃げにくく、乗員Rを拘束するのに十分な抗力を発生することとなる。
【0031】
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態について、図8〜図10までを参照しつつ説明する。ここで、図8は、第2実施の形態に係るエアバッグ222の展開膨張完了時の斜視図である。図9は、図8中のエアバッグ222を乗員R側から視た図である。図10は、自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ222の展開膨張が完了した様子を示す。なお、この第2実施の形態は、エアバッグに対するウエビングの取り付け態様の変更に関するものであり、上記第1実施の形態と実質的に同等の構成を有する部材要素については同一の符号を付しており、また便宜上詳細な説明を省略することとする。
【0032】
第2実施の形態に係るエアバッグ装置220は、展開膨張完了時の様子が図8および図9に示す形態となるエアバッグ222を備えている。
このエアバッグ222では、排気孔(ベントホール)127を通じてウエビング230がエアバッグ222内へ導入され、そのウエビング230の一端230aがエアバッグ222側に後述する取り付け態様によって取り付けられている。
ウエビング230は、例えば第1実施の形態のウエビング130と同様の素材によって構成される。本実施の形態では、エアバッグ222にウエビング230の形状に対応した2つの貫通孔227a,227bが形成されている。
【0033】
ウエビング230をエアバッグ222に取り付ける場合、例えば排気孔127を通じてエアバッグ222内へ導入したウエビング230の一端230aを、エアバッグ222内から貫通孔227a、次いで貫通孔227bへ通し、最後にこの一端230aをエアバッグ222内で縫製や接着等によってウエビング230自体に固定する。これにより、エアバッグ222は、ウエビング230を介して車体構成部101側に連結されることとなる。このような構成によれば、ウエビング230をエアバッグ222に取り付けるのに取り付け強度をアップさせることができる。なお、ウエビング230の一端230aをウエビング230自体に固定するのに、リベット類やボルト類等の固定手段を用いることもできる。
また、ウエビング230のこのような設置態様によれば、例えばエアバッグ222の外壁面に沿わせてウエビングを配置するような場合に比してウエビングの長さを短く構成することが可能となり合理的である。
【0034】
また、ウエビング230は、図9に示すように、エアバッグ222への取り付け部分においてエアバッグ222外に露出した第1部分231と、エアバッグ222内に配置された第2部分232および第3部分233によって略三角形を形成する。第1部分231は、エアバッグ222に対し左右に延びる配置になっており、エアバッグ222の外周面に面接触することでエアバッグ222の車体前方側への移動を規制する。このような構成によれば、エアバッグ222の膨張完了時において、このエアバッグ222が左右に振れるのを防止しエアバッグ222の安定的な保持が可能となる。
【0035】
なお、本実施の形態のウエビング230は、第1実施の形態のウエビング130と同様に、エアバッグ222の展開膨張過程における突出方向(図6中の矢印20方向)への移動を許容する(規制しない)長さ及び位置に設定されている。
また、第1実施の形態のウエビング130と同様に、1本のウエビング230が、エアバッグ装置220側と留め具105との間において、シート103に跨って着座した乗員Rの左右の脚の間を通る位置に配置され、ウエビングカバー106によって被覆されている(例えば、図2参照)。
【0036】
ここで、第2実施の形態のエアバッグ装置220の作用を、図10等を参照しながら説明する。
乗員Rが乗車する自動二輪車100が、その進行方向側にて衝突事故を起こした場合、第1実施の形態と同様に前方衝突の検知により、乗員保護領域140に向かってエアバッグ装置220(図10参照)からエアバッグ222の突出(展開)が開始され、引き続きエアバッグ222の展開膨張が進行する。このとき、ウエビング230は、このエアバッグ222の作動を極力規制しない十分な長さ及び位置に設定されているため、エアバッグ222の展開膨張過程における突出方向(図6中の矢印20方向)への移動を許容する(規制しない)。このような構成により、エアバッグ222が展開膨張する過程における円滑な作動を可能とする。
【0037】
また、図10に示すように、エアバッグ222が完全に展開膨張した状態では、ウエビング230はエアバッグ222と留め具105との間で直線的に伸張する。このウエビング230の張力の作用により、エアバッグ222の車体前方側への移動が規制されることとなり、エアバッグ222が車体前方へ逃げにくく、乗員Rを拘束するのに十分な抗力を発生する。特に、ウエビング230をエアバッグ222へ取り付ける部分において、ウエビング230の第1部分231〜第3部分233によって略三角形を形成する構成とし、またウエビング230の一端230aをウエビング230自体に固定する構成としたため、ウエビング230によるエアバッグ222の安定的な保持、エアバッグ222に対するウエビング230の取り付け強度アップ等を図ることができる。また、シート103に跨って着座した乗員Rの左右の脚の間を通る位置にウエビング230を配置することで、ウエビング230がエアバッグ222展開時にウエビングカバー106から露出しても、乗員Rや車体構成部101側の部材等に引っ掛かるのを極力防止し、エアバッグ222の円滑な作動を可能とする。
【0038】
(第3実施の形態)
次に、本発明の第3実施の形態について、図11〜図16までを参照しつつ説明する。ここで、図11は、第3実施の形態に係るエアバッグ322の展開膨張完了時の斜視図である。図12は、図11中のエアバッグ322を乗員R側から視た図である。図13は、自動二輪車100を側面から視た図であって、自動二輪車100にエアバッグ装置320を搭載した様子を示す。図14は、図13中の留め具305の斜視図である。図15は、自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ322が展開膨張する過程の様子を示す。図16は、自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ322の展開膨張が完了した様子を示す。なお、この第3実施の形態は、エアバッグに対するウエビングの取り付け態様の変更に関するものであり、上記第1実施の形態と実質的に同等の構成を有する部材要素については同一の符号を付しており、また便宜上詳細な説明を省略することとする。
【0039】
第3実施の形態に係るエアバッグ装置320は、展開膨張完了時の様子が図11および図12に示す形態となるエアバッグ322を備えている。
このエアバッグ322は、排気孔(ベントホール)127a,127bを有する。また、このエアバッグ322の内周面には、ウエビング330の挿通を可能とする、いわゆるベルト通しのような構成の案内部323が複数設けられている。ウエビング330は、その一端330aが排気孔127aを通じてエアバッグ322内へ導入され、他端330bが排気孔127bを通じてエアバッグ322内へ導入され、各々案内部323を挿通させたのち、エアバッグ322側に縫製、接着等によって取り付けられている。すなわち、本実施の形態では、エアバッグ322内の2箇所にウエビング330が取り付けられるようになっている。ウエビング330は、例えば第1実施の形態のウエビング130と同様の素材によって構成される。
【0040】
また、ウエビング330は、図13に示すように、留め具305を介して車体構成部101側に連結される。この留め具305は、図14に示すように、ボルト等の固定部材305aによって車体構成部101側に固定され、ウエビング330の厚みd1よりも大きい高さd2の挿通部306を形成する。これにより、留め具305は、挿通部306を通じてウエビング330の自由な挿通(図中の矢印30方向ないし矢印40方向への移動)を可能とする。
【0041】
図13に戻って、本実施の形態では、エアバッグ装置320側と留め具305との間において、ウエビング330がシート103に跨って着座した乗員Rの左右の脚の間を通る位置に配置され、ウエビングカバー106によって被覆されている。なお、本実施の形態では、1本のウエビングを環状としたものをウエビング330として用いており、このウエビング330が配置された状態では並行して2本のウエビングが延びるようになっている。この状態で、ウエビング330は、第1実施の形態のウエビング130と同様に、エアバッグ322の展開膨張過程における突出方向(図6中の矢印20方向)への移動を許容する(規制しない)長さに設定されている。ウエビング330のこのような設置態様によれば、例えばエアバッグ322の外壁面に沿わせてウエビングを配置するような場合に比してウエビングの長さを短く構成することが可能となり合理的である。
【0042】
ここで、第3実施の形態のエアバッグ装置320の作用を、図15および図16等を参照しながら説明する。
乗員Rが乗車する自動二輪車100が、その進行方向側にて衝突事故を起こした場合、第1実施の形態と同様に前方衝突の検知により、乗員保護領域140に向かってエアバッグ装置320(図13参照)からエアバッグ322の突出(展開)が開始され、引き続きエアバッグ322の展開膨張が進行する。このとき、ウエビング330は、このエアバッグ322の作動を極力規制しない十分な長さに設定されているため、図15に示すエアバッグ322の展開膨張過程において、エアバッグ322の突出方向(図中の矢印20方向)への移動を許容する(規制しない)。このような構成により、エアバッグ322が展開膨張する過程における円滑な作動を可能とする。このとき、エアバッグ322の展開膨張に伴ってウエビング330が留め具305の挿通部306内を自由に移動することで、エアバッグ322の突出方向への移動を極力妨げないように作用する。
【0043】
図16に示すように、エアバッグ322が完全に展開膨張した状態では、ウエビング330の一端330aおよび他端330bがエアバッグ322と留め具305との間で伸張する。このウエビング330の張力の作用により、エアバッグ322の車体前方側への移動が規制されることとなり、エアバッグ322が車体前方へ逃げにくく、乗員Rを拘束するのに十分な抗力を発生する。特に、本実施の形態では、エアバッグ322の上下の2箇所にウエビング330を取る付ける構成であるため、乗員拘束時のより大きい荷重にも対応可能である。また、このような構成によれば、ウエビング330のうちエアバッグ322下方のウエビングにより当該エアバッグ322の上下方向の動きを規制することができ、エアバッグ322の適正な位置での展開膨張を可能とする。
また、シート103に跨って着座した乗員Rの左右の脚の間を通る位置にウエビング330を配置することで、ウエビング330がエアバッグ322展開時にウエビングカバー106から露出しても、乗員Rや車体構成部101側の部材等に引っ掛かるのを極力防止し、エアバッグ322の円滑な作動を可能とする。
【0044】
(他の実施の形態)
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記第1〜第3の実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
【0045】
上記第1〜第3実施の形態では、ウエビング(繋留体)を適正な長さとすることで、エアバッグの展開膨張過程においてこのエアバッグの突出方向への移動を許容する構成としたが、この構成を他の手段によって実現することもできる。
例えば、繋留体を巻き取り可能な巻き取り手段を用い、エアバッグの展開膨張過程においてはこの巻取り手段が繋留体に作用する力を抑えつつ繋留体を巻き出し、エアバッグの展開膨張完了時において繋留体が巻き取り手段から最大限に巻き出されてエアバッグの車体前方側への移動を規制するような構成とすることもできる。
【0046】
また、上記第1〜第3実施の形態では、シートに跨って着座した乗員の左右の脚の間を通る位置にウエビングを配置する場合について記載したが、エアバッグの展開膨張過程における突出方向への移動を許容する構成であれば、ウエビングの配置は必要に応じて種々変更可能である。
【0047】
また、ウエビング(繋留体)の本数や、このウエビング(繋留体)がエアバッグと車体構成部側との間に延びる数等は限定されず、必要に応じて種々変更可能である。
【0048】
また、上記第1〜第3実施の形態では、エアバッグの内外を連通する排気孔をウエビングの通し穴として兼用する場合について記載したが、この排気孔とは別にエアバッグの内外を連通する通し穴を設けることもできる。この場合、通し穴の数はウエビングの本数等に対応して適宜設定することができる。
【0049】
また、上記実施の形態ではスクータータイプの自動二輪車100について記載したが、他の種類のオートバイに本発明を適用することもできる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、オートバイにおいて、事故の際に乗員の保護徹底に資するエアバッグ構成技術、およびその関連技術が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態に係るスクータータイプの自動二輪車100を側面から視た図であって、自動二輪車100にエアバッグ装置120を搭載した様子を示す。
【図2】図1中のフロント部102を乗員R側から視た図である。
【図3】図1中のエアバッグ装置120の構造を示す図である。
【図4】図3中のエアバッグ122の展開膨張完了時の斜視図である。
【図5】図4中のエアバッグ122を乗員R側から視た図である。
【図6】自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ122が展開膨張する過程の様子を示す。
【図7】自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ122の展開膨張が完了した様子を示す。
【図8】第2実施の形態に係るエアバッグ222の展開膨張完了時の斜視図である。
【図9】図8中のエアバッグ222を乗員R側から視た図である。
【図10】自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ222の展開膨張が完了した様子を示す。
【図11】第3実施の形態に係るエアバッグ322の展開膨張完了時の斜視図である。
【図12】図11中のエアバッグ322を乗員R側から視た図である。
【図13】自動二輪車100を側面から視た図であって、自動二輪車100にエアバッグ装置320を搭載した様子を示す。
【図14】図13中の留め具305の斜視図である。
【図15】自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ322が展開膨張する過程の様子を示す。
【図16】自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ322の展開膨張が完了した様子を示す。
【符号の説明】
100…自動二輪車
101…車体構成部
102…フロント部
103…シート
105,305…留め具
106…ウエビングカバー
120,220,320…エアバッグ装置
122,222,322…エアバッグ
123…ロール状折り畳み部
123a…蛇腹状折り畳み部
124…膨張部
127,127a,127b…排気孔
128…リテーナー
129…インフレータ
130,230,330…ウエビング
140…乗員保護領域
R…乗員

Claims (5)

  1. オートバイに装着されるエアバッグ装置であって、
    エアバッグと、このエアバッグをオートバイの車体側に繋ぎ留める長尺状の繋留体とを備え、
    前記エアバッグは、前記オートバイの前方衝突の際、乗員の前方側に形成される乗員保護領域に展開膨張する構成であり、
    前記繋留体は、その端部が前記エアバッグの壁面を貫通する通し孔を通ってエアバッグ内へ導入されて当該エアバッグに取付けられ、前記エアバッグの展開膨張完了時において当該エアバッグの車体前方側への移動を当該繋留体の張力によって規制する一方、前記エアバッグの展開膨張過程において当該エアバッグの突出方向への移動を許容するように構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1に記載のエアバッグ装置であって、
    前記繋留体は、乗員の両脚の間を通る車体中央領域に配置されることを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 請求項1または2に記載のエアバッグ装置であって、
    前記繋留体は、1本の長尺状部材を用いて構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のエアバッグ装置であって、前記通し穴は、前記エアバッグの内外を連通する膨張ガス排気用の排気孔を兼用した構成であることを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 前方衝突の際、エアバッグが乗員の前方側に形成される乗員保護領域に展開膨張し、このエアバッグを長尺状の繋留体によって車体側に繋ぎ留めるように構成されたエアバッグ装置を有するエアバッグ装置付オートバイであって、
    前記繋留体は、その一端部が前記エアバッグの壁面を貫通する通し孔を通ってエアバッグ内へ導入されて当該エアバッグに取付けられ、その他端部が車体のうち前記乗員保護領域の後方側に取り付けられ、前記エアバッグの展開膨張完了時において当該エアバッグの車体前方側への移動を当該繋留体の張力によって規制する一方、前記エアバッグの展開膨張過程において当該エアバッグの突出方向への移動を許容するように構成されていることを特徴とするエアバッグ装置付オートバイ。
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