JP2004128637A - D/aコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】出力信号の変位点が増える関係上、ジッタの影響を受け易くなり、新たなノイズが発生してSNRが劣化する課題があった。また、fs付近のノイズ成分を減少することができるが、依然として大きなノイズ成分が残されているため、後段のフィルタ回路3の回路構成が複雑になる課題もあった。
【解決手段】クロック端子14により入力されたクロック又は反転したクロックの信号レベルがHレベルであれば、データ端子13により入力された1ビット信号又は遅延回路15により遅延された1ビット信号の信号レベルに応じて電位を発生する電位発生部19〜22を設け、その電位発生部19〜22から発生された電位を合成する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、オーディオ機器に搭載され、オーディオ信号(1ビットのディジタル信号)をアナログ信号に変換するD/Aコンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図24は従来のD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図であり、図において、1はクロックCLKに同期して、例えば、16ビットパラレルのオーディオ信号をパラレル/シリアル変換して、1ビットシリアルのオーディオ信号(以下、1ビット信号という)を出力するデルタシグマモジュレータ(以下、ΔΣモジュレータという)、2はΔΣモジュレータ1が入力するクロックCLKより周波数が低いクロックclkに同期して、ΔΣモジュレータ1から出力された1ビット信号をアナログ信号に変換する1ビットD/Aコンバータ、3は1ビットD/Aコンバータ2の出力信号に含まれているノイズ成分を除去して信号成分を出力するフィルタ回路である。
【0003】
次に動作について説明する。
ΔΣモジュレータ1は、例えば、16ビットパラレルのオーディオ信号を入力すると、クロックCLKに同期して、そのオーディオ信号をパラレル/シリアル変換し、1ビットシリアルのオーディオ信号である1ビット信号を出力する。
ここで、図25(a)は1ビット信号の周波数特性を示しており、1ビット信号には信号成分の他に、大きなノイズ成分が含まれている。図中、fsはクロックCLKの周波数である。
【0004】
1ビットD/Aコンバータ2は、ΔΣモジュレータ1から1ビット信号を受けると、その1ビット信号をディジタル/アナログ変換する。
即ち、1ビットD/Aコンバータ2は、図26(a)に示すように、ΔΣモジュレータ1から出力される1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば、第1の基準電位を発生し、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば、第2の基準電位より低い第2の基準電位を発生する。
【0005】
この場合、1ビットD/Aコンバータ2の出力信号の理想的な波形は、図26(a)のようになるが、実際には電圧波形を変化させる際、図26(b)に示すように、オーバーシュートやアンダーシュートが発生するため、その出力信号の1サイクルの面積成分(エネルギーS)が変動し、その出力信号が1ビット信号に対して直線性を保てない問題が生ずる。
そこで、従来の1ビットD/Aコンバータ2は、図26(c)に示すように、1サイクルの後半部分を強制的に第2の基準電位に落とすRTZ(Return−To−Zero)方式を採用している。
【0006】
ただし、このようなRTZ方式を採用する場合、出力信号の変位点(エッジ)が増えるため、図27に示すようにエッジにジッタがのると、その出力信号の面積成分が変動してノイズとなることがある。
ここで、図25(b)は1ビットD/Aコンバータ2の出力信号の周波数特性を示しており、1ビット信号の周波数特性と比べて、fs付近のノイズ成分が減少しているが、依然として大きなノイズ成分が残されている。
フィルタ回路3は、1ビットD/Aコンバータ2の出力信号から信号成分のみを抽出するため、その出力信号に含まれているノイズ成分を除去する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のD/Aコンバータは以上のように構成されているので、出力信号の変位点が増える関係上、ジッタの影響を受け易くなり、新たなノイズが発生してSNRが劣化する課題があった。また、fs付近のノイズ成分を減少することができるが、依然として大きなノイズ成分が残されているため、後段のフィルタ回路3の回路構成が複雑になる課題もあった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ジッタ耐性を高めることができるとともに、後段のフィルタ回路の回路構成を簡略化することができるD/Aコンバータを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るD/Aコンバータは、入力手段により入力された1ビット信号又は遅延手段により遅延された1ビット信号と、入力手段により入力されたクロック又は反転手段により反転されたクロックとを入力し、そのクロックの信号レベルが第1のレベルであれば、その1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位又は第2の基準電位を発生し、そのクロックの信号レベルが第2のレベルであれば、その第1の基準電位と第2の基準電位の中間電位を発生する複数の電位発生手段を設け、複数の電位発生手段から発生された電位を合成するようにしたものである。
【0010】
この発明に係るD/Aコンバータは、遅延手段により遅延された1ビット信号を遅延する第2の遅延手段を設け、電位発生手段が入力手段により入力された1ビット信号、遅延手段により遅延された1ビット信号又は第2の遅延手段により遅延された1ビット信号を入力するようにしたものである。
【0011】
この発明に係るD/Aコンバータは、第2の遅延手段を2N(Nは自然数)個直列に接続して、電位発生手段を4(N+1)個設置するようにしたものである。
【0012】
この発明に係るD/Aコンバータは、第1の基準電位と第2の基準電位から中間電位を生成し、その中間電位を複数の電位発生手段に供給する中間電位生成手段が設けられている場合、入力手段、遅延手段、反転手段、複数の電位発生手段及び合成手段の組み合せを2組並列に設置するとともに、一方の組の入力手段に入力される1ビット信号を反転して他方の組の入力手段に入力し、一方の組の合成手段による合成信号から他方の組の合成手段による合成信号を減算するようにしたものである。
【0013】
この発明に係るD/Aコンバータは、信号変換手段から出力されたレベル信号又は遅延手段により遅延されたレベル信号を入力し、そのレベル信号に応じた電位を発生する複数の電位発生手段を設け、複数の電位発生手段から発生された電位を合成するようにしたものである。
【0014】
この発明に係るD/Aコンバータは、遅延手段を4N−1(Nは自然数)個直列に接続して、電位発生手段を4N個設置するようにしたものである。
【0015】
この発明に係るD/Aコンバータは、第1の基準電位と第2の基準電位から中間電位を生成し、その中間電位を複数の電位発生手段に供給する中間電位生成手段が設けられている場合、入力手段、信号変換手段、複数の遅延手段、複数の電位発生手段及び合成手段の組み合せを2組並列に設置するとともに、一方の組の入力手段に入力される1ビット信号を反転して他方の組の入力手段に入力し、一方の組の合成手段による合成信号から他方の組の合成手段による合成信号を減算するようにしたものである。
【0016】
この発明に係るD/Aコンバータは、フィルタ回路の入力部を構成する抵抗が合成手段の機能を兼ねるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図であり、図において、11はクロックCLKに同期して、例えば、16ビットパラレルのオーディオ信号をパラレル/シリアル変換して、1ビットシリアルのオーディオ信号(以下、1ビット信号という)を出力するデルタシグマモジュレータ(以下、ΔΣモジュレータという)、12はΔΣモジュレータ11が入力するクロックCLKより周波数が低いクロックclkに同期して、ΔΣモジュレータ11から出力された1ビット信号をアナログ信号に変換する1ビットD/Aコンバータである。
【0018】
13はΔΣモジュレータ11から出力された1ビット信号を入力するデータ端子、14はΔΣモジュレータ11が入力するクロックCLKより周波数が低いクロックclkを入力するクロック端子である。なお、データ端子11及びクロック端子12から入力手段が構成されている。
15はデータ端子13により入力された1ビット信号を遅延する遅延回路(遅延手段)、16は第1の基準電位VREFHを入力する電位入力端子、17は第2の基準電位VREFLを入力する電位入力端子、18は第1の基準電位VREFHと第2の基準電位VREFLの中間電位VREFMを入力する電位入力端子である。
【0019】
19はデータ端子13により入力された1ビット信号とクロック端子14により入力されたクロックclkとを入力し、そのクロックclkの信号レベルがHレベル(第1のレベル)であれば、その1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位VREFH又は第2の基準電位VREFLを発生し、そのクロックclkの信号レベルがLレベル(第2のレベル)であれば、中間電位VREFMを発生する電位発生部(電位発生手段)、20はクロック端子14により入力されたクロックclkを反転し、反転後のクロックclkの信号レベルがHレベルであれば、データ端子13により入力された1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位VREFH又は第2の基準電位VREFLを発生し、反転後のクロックclkの信号レベルがLレベルであれば、中間電位VREFMを発生する電位発生部(反転手段、電位発生手段)である。
【0020】
21は遅延回路15により遅延された1ビット信号とクロック端子14により入力されたクロックclkとを入力し、そのクロックclkの信号レベルがHレベルであれば、その1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位VREFH又は第2の基準電位VREFLを発生し、そのクロックclkの信号レベルがLレベルであれば、中間電位VREFMを発生する電位発生部(電位発生手段)、22はクロック端子14により入力されたクロックclkを反転し、反転後のクロックclkの信号レベルがHレベルであれば、遅延回路15により遅延された1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位VREFH又は第2の基準電位VREFLを発生し、反転後のクロックclkの信号レベルがLレベルであれば、中間電位VREFMを発生する電位発生部(反転手段、電位発生手段)、23は電位発生部19〜22から発生された電位を合成する加算器(合成手段)、24は加算器23による合成信号を出力する出力端子、25は1ビットD/Aコンバータ12の出力信号に含まれているノイズ成分を除去して信号成分を出力するフィルタ回路である。
【0021】
次に動作について説明する。
ΔΣモジュレータ11は、例えば、16ビットパラレルのオーディオ信号を入力すると、クロックCLKに同期して、そのオーディオ信号をパラレル/シリアル変換し、1ビットシリアルのオーディオ信号である1ビット信号を出力する。ここで、図2(a)は1ビット信号の周波数特性を示しており、1ビット信号には信号成分の他に、大きなノイズ成分が含まれている。図中、fsはクロックCLKの周波数である。
【0022】
1ビットD/Aコンバータ12は、ΔΣモジュレータ11から1ビット信号を受けると、その1ビット信号をディジタル/アナログ変換する。
具体的には下記の通りである。
まず、1ビットD/Aコンバータ12のデータ端子13がΔΣモジュレータ11から出力された1ビット信号を入力し、1ビットD/Aコンバータ12のクロック端子14がクロックclkを入力する(図3を参照)。
【0023】
1ビットD/Aコンバータ12の遅延回路15は、データ端子13により入力された1ビット信号を遅延する。即ち、遅延回路15は、1ビット信号を入力すると、その1ビット信号をクロックclkの1周期に相当する時間だけ保持してから出力する。
これにより、電位発生部19,20には、データ端子13により入力された1ビット信号が入力されるが、電位発生部21,22には、遅延回路15による遅延後の1ビット信号が入力される。
【0024】
1ビットD/Aコンバータ12の電位発生部19は、データ端子13により入力された1ビット信号とクロック端子14により入力されたクロックclkとを入力すると、図3に示すように、そのクロックclkの信号レベルがHレベルである場合、その1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば第1の基準電位VREFHを発生し、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば第2の基準電位VREFLを発生する。また、そのクロックclkの信号レベルがLレベルであれば、その1ビット信号の信号レベルとは関係なく中間電位VREFMを発生する。
【0025】
1ビットD/Aコンバータ12の電位発生部20は、データ端子13により入力された1ビット信号とクロック端子14により入力されたクロックclkとを入力すると、そのクロックclkを反転する。
そして、反転後のクロックclkの信号レベルがHレベルである場合、その1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば第1の基準電位VREFHを発生し、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば第2の基準電位VREFLを発生する。また、反転後のクロックclkの信号レベルがLレベルであれば、その1ビット信号の信号レベルとは関係なく中間電位VREFMを発生する。
電位発生部20の電位波形は、反転後のクロックclkを使用するため、図3からも明らかなように、電位発生部19の電位波形よりもクロックcklの半周期だけ遅れることになる。
【0026】
1ビットD/Aコンバータ12の電位発生部21は、遅延回路15により遅延された1ビット信号とクロック端子14により入力されたクロックclkとを入力すると、そのクロックclkの信号レベルがHレベルである場合、その1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば第1の基準電位VREFHを発生し、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば第2の基準電位VREFLを発生する。また、そのクロックclkの信号レベルがLレベルであれば、その1ビット信号の信号レベルとは関係なく中間電位VREFMを発生する。
電位発生部21の電位波形は、遅延回路15により遅延された1ビット信号を入力するため、図3からも明らかなように、電位発生部19の電位波形よりもクロックcklの1周期だけ遅れることになる。
【0027】
1ビットD/Aコンバータ12の電位発生部22は、遅延回路15により遅延された1ビット信号とクロック端子14により入力されたクロックclkとを入力すると、そのクロックclkを反転する。
そして、反転後のクロックclkの信号レベルがHレベルである場合、その1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば第1の基準電位VREFHを発生し、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば第2の基準電位VREFLを発生する。また、反転後のクロックclkの信号レベルがLレベルであれば、その1ビット信号の信号レベルとは関係なく中間電位VREFMを発生する。
電位発生部22の電位波形は、反転後のクロックclkを使用するため、図3からも明らかなように、電位発生部21の電位波形よりもクロックcklの半周期だけ遅れることになる。
【0028】
1ビットD/Aコンバータ12の加算器23は、上記のようにして電位発生部19〜22が電位を発生すると、図3に示すように、各電位を相互に加算して合成する。
例えば、図3の注目点では、電位発生部19,22の電位が上昇して、電位発生部20,21の電位が下降しているため、入力するクロックcklに含まれるジッタ成分により引き起こされる立上りの波形のブレと立下りの波形のブレが信号の合成により相殺され、加算器23から出力される合成信号からは電位変化の影響が除去される。即ち、各々の波形の立上り・立下りには、入力するクロックcklに含まれるジッタに起因する波形のブレが生じて、面積の揺らぎが発生するが(図27を参照)、合成後の波形では、立上り波形のブレと立下り波形のブレが相殺され、面積の揺らぎが発生しなくなる。以上から出力波形は、クロックclkのジッタの影響を受けにくくなる。
注目点以外の箇所でも、図中、矢印が付されている箇所では、立上り波形のブレと立下り波形のブレが相殺されている。
【0029】
したがって、ジッタ耐性の高いアナログ信号(加算器23による合成信号)を出力端子24から出力することができる。
ここで、図2(b)は1ビットD/Aコンバータ12の周波数特性であり、1ビットD/Aコンバータ12の出力信号の周波数特性は、図2(c)のようになる。図2(c)から明らかなように、0.5fs,fs,1.5fs付近のノイズ成分が大きく減少していることが分かる。
フィルタ回路25は、1ビットD/Aコンバータ12の出力信号から信号成分のみを抽出するため、その出力信号に含まれているノイズ成分を除去する。
ただし、従来の1ビットD/Aコンバータよりも、出力信号に含まれているノイズ成分が大きく減少しているので、フィルタ特性を緩和することができる。したがって、フィルタ回路25の回路構成を簡略化することができる。
【0030】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、データ端子13により入力された1ビット信号又は遅延回路14により遅延された1ビット信号を入力すると、クロック端子14により入力されたクロック又は反転したクロックの信号レベルがHレベルであれば、その1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位VREFH又は第2の基準電位VREFLを発生し、そのクロックの信号レベルがLレベルであれば、中間電位VREFMを発生する電位発生部19〜22を設け、その電位発生部19〜22から発生された電位を合成するように構成したので、ジッタ耐性を高めることができるとともに、後段のフィルタ回路25の回路構成を簡略化することができる効果を奏する。
【0031】
実施の形態2.
図4は1ビットD/Aコンバータ12の電位発生部19〜22及び加算器23の詳細構成を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
31はクロック端子14により入力されたクロックclkを反転するインバータ、32はデータ端子13により入力された1ビット信号を反転するインバータ、33は遅延回路15により遅延された1ビット信号を反転するインバータ、34,36,38,40,42,44はクロック端子14により入力されたクロックclkの信号レベルがHレベルであるときオンするトランジスタ、35,37,39,41,43,45はインバータ31により反転されたクロックclkの信号レベルがHレベルであるときオンするトランジスタである。
【0032】
46,48はデータ端子13により入力された1ビット信号の信号レベルがHレベルであるときオンするトランジスタ、47,49はインバータ32により反転された1ビット信号の信号レベルがHレベルであるときオンするトランジスタ、50,52は遅延回路15により遅延された1ビット信号の信号レベルがHレベルであるときオンするトランジスタ、51,53はインバータ33により反転された1ビット信号の信号レベルがHレベルであるときオンするトランジスタ、54〜57は電圧を電流に変換するための抵抗である。
【0033】
次に動作について説明する。
例えば、トランジスタ34,35,36,46,47は電位発生部19に相当し、トランジスタ34,36は、クロック端子14により入力されたクロックclkの信号レベルがHレベルであるときオンする。このとき、インバータ31により反転されたクロックclkの信号レベルは、Lレベルであるためトランジスタ35はオフし、中間電位VREFMが抵抗54に印加されることはない。
【0034】
トランジスタ46は、データ端子13により入力された1ビット信号の信号レベルがHレベルであるときオンし、トランジスタ47は、インバータ32により反転された1ビット信号の信号レベルがHレベル(データ端子13により入力された1ビット信号の信号レベルがLレベル)であるときオンする。
したがって、この場合、データ端子13により入力された1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば、第1の基準電位VREFHが抵抗54に印加され、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば、第2の基準電位VREFLが抵抗54に印加される。
【0035】
一方、トランジスタ34,36は、クロック端子14により入力されたクロックclkの信号レベルがLレベルであるときオフし、第1の基準電位VREFH又は第2の基準電位VREFLが抵抗54に印加されることはない。
このとき、インバータ31により反転されたクロックclkの信号レベルは、Hレベルであるためトランジスタ35はオンし、中間電位VREFMが抵抗54に印加される。
【0036】
電位発生部20〜22に相当するトランジスタも同様に動作し、加算器23に相当する抵抗54〜57は、対応する電位発生部19〜22により電位(第1の基準電位VREFH、第2の基準電位VREFL又は中間電位VREFM)が印加されると、その電圧に対応する電流を出力し、それらの合成電流を出力端子24に出力する。
この実施の形態2によれば、構成の複雑化を招くことなく、電位発生部19〜22及び加算器23を構築することができる効果を奏する。
【0037】
図5は1ビットD/Aコンバータ12の電位発生部19〜22及び加算器23の詳細構成を示す他の構成図であり、図において、図4と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
61はデータ端子13により入力された1ビット信号とクロック端子14により入力されたクロックclkとを入力し、そのクロックclkの信号レベルがHレベルである場合、その1ビット信号の信号レベルがHレベルであればトランジスタ65のみをオンし、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであればトランジスタ67のみをオンし、そのクロックclkの信号レベルがLレベルである場合、トランジスタ66のみをオンするコントローラ、62はクロック端子14により入力されたクロックclkを反転し、反転後のクロックclkの信号レベルがHレベルある場合、データ端子13により入力された1ビット信号の信号レベルがHレベルであればトランジスタ68のみをオンし、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであればトランジスタ70のみをオンし、反転後のクロックclkの信号レベルがLレベルである場合、トランジスタ69のみをオンするコントローラである。
【0038】
63は遅延回路15により遅延された1ビット信号とクロック端子14により入力されたクロックclkとを入力し、そのクロックclkの信号レベルがHレベルである場合、その1ビット信号の信号レベルがHレベルであればトランジスタ71のみをオンし、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであればトランジスタ73のみをオンし、そのクロックclkの信号レベルがLレベルである場合、トランジスタ72のみをオンするコントローラ、64はクロック端子14により入力されたクロックclkを反転し、反転後のクロックclkの信号レベルがHレベルである場合、遅延回路15により遅延された1ビット信号の信号レベルがHレベルであればトランジスタ74のみをオンし、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであればトランジスタ76のみをオンし、反転後のクロックclkの信号レベルがLレベルである場合、トランジスタ75のみをオンするコントローラである。
【0039】
65,66,67はコントローラ61の指示の下でオンオフするトランジスタ、68,69,70はコントローラ62の指示の下でオンオフするトランジスタ、71,72,73はコントローラ63の指示の下でオンオフするトランジスタ、74,75,76はコントローラ64の指示の下でオンオフするトランジスタである。
【0040】
図4の例では、インバータ31〜33とトランジスタ34〜53を用いて電位発生部19〜22を構成しているが、図5のように、コントローラ61〜64とトランジスタ65〜76を用いて電位発生部19〜22を構成することにより、トランジスタのオン抵抗成分を低減でき、かつ、構成の複雑化を招くことなく、電位発生部19〜22を構築することができる効果を奏する。
【0041】
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3によるD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
81は遅延回路15により遅延された1ビット信号を遅延する遅延回路(第2の遅延手段)、82は遅延回路81により遅延された1ビット信号を遅延する遅延回路(第2の遅延手段)である。なお、遅延回路81,82はクロックclkの1周期に相当する時間だけ1ビット信号を保持して出力する。
【0042】
83は遅延回路81により遅延された1ビット信号とクロック端子14により入力されたクロックclkとを入力し、そのクロックclkの信号レベルがHレベルであれば、その1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位VREFH又は第2の基準電位VREFLを発生し、そのクロックclkの信号レベルがLレベルであれば、中間電位VREFMを発生する電位発生部(電位発生手段)、84はクロック端子14により入力されたクロックclkを反転し、反転後のクロックclkの信号レベルがHレベルであれば、遅延回路81により遅延された1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位VREFH又は第2の基準電位VREFLを発生し、反転後のクロックclkの信号レベルがLレベルであれば、中間電位VREFMを発生する電位発生部(反転手段、電位発生手段)である。
【0043】
85は遅延回路82により遅延された1ビット信号とクロック端子14により入力されたクロックclkとを入力し、そのクロックclkの信号レベルがHレベルであれば、その1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位VREFH又は第2の基準電位VREFLを発生し、そのクロックclkの信号レベルがLレベルであれば、中間電位VREFMを発生する電位発生部(電位発生手段)、86はクロック端子14により入力されたクロックclkを反転し、反転後のクロックclkの信号レベルがHレベルであれば、遅延回路82により遅延された1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位VREFH又は第2の基準電位VREFLを発生し、反転後のクロックclkの信号レベルがLレベルであれば、中間電位VREFMを発生する電位発生部(反転手段、電位発生手段)、87は電位発生部19〜22,83〜86から発生された電位を合成する加算器(合成手段)である。
【0044】
上記実施の形態1では、4個の電位発生部を設置するものについて示したが、これに限るものではなく、4N個(Nは自然数)の電位発生部を設置するようにしてもよく、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
図6では、8個の電位発生部19〜22,83〜86を設置する例を示しており、図1と比べて、2個の遅延回路81,82を追加するようにしている。
なお、追加する遅延回路の個数が2Nの場合、全体の電位発生部の個数は4(N+1)になる。
【0045】
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4によるD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
90はデータ端子13から入力される1ビット信号におけるデータレートの2倍のクロックclkを入力するクロック端子(入力手段)、91はクロック端子90により入力されたクロックclkに同期して、その1ビット信号の前半期間中(半周期の期間中)、その1ビット信号の信号レベルに応じて“1”又は“−1”のレベル信号を出力し、その1ビット信号の後半期間中(残りの半周期の期間中)、“0”のレベル信号を出力する2倍アップサンプリング器(信号変換手段)である。ここでは、2倍アップサンプリング器91は、“1”,“−1”又は“0”のレベル信号を出力するが、“1”,“−1”又は“0”のレベルを表す組み合わせ信号を出力するようにしてもよい。
【0046】
92〜94は2倍アップサンプリング器91から出力されたレベル信号を遅延する遅延回路(遅延手段)、95は2倍アップサンプリング器91から出力されたレベル信号を入力し、そのレベル信号に応じた電位を発生する電位発生部(電位発生手段)、96〜98は遅延回路92〜94により遅延されたレベル信号を入力し、そのレベル信号に応じた電位を発生する電位発生部(電位発生手段)である。
【0047】
次に動作について説明する。
この実施の形態4では、上記実施の形態1と異なり、クロック端子90が、データ端子13から入力される1ビット信号におけるデータレートの2倍のクロックclkを入力する。
【0048】
2倍アップサンプリング器91は、クロック端子90により入力されたクロックclkに同期して、“1”,“−1”又は“0”のレベル信号を出力する。即ち、その1ビット信号の前半期間中は、図8に示すように、その1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば、“1”のレベル信号を出力し、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば、“−1”のレベル信号を出力する。一方、その1ビット信号の後半期間中は、常に“0”のレベル信号を出力する。
遅延回路92は、2倍アップサンプリング器91から出力されたレベル信号を遅延し、遅延回路93は、遅延回路92から出力されたレベル信号を遅延する。また、遅延回路94は、遅延回路93から出力されたレベル信号を遅延する。即ち、遅延回路92〜94は、レベル信号を入力すると、そのレベル信号をクロックclkの1周期に相当する時間だけ保持してから出力する。
【0049】
電位発生部95は、2倍アップサンプリング器91からレベル信号を入力すると、図8に示すように、そのレベル信号に応じた電位を発生する。
即ち、“1”のレベル信号であれば、第1の基準電位VREFHを発生し、“−1”のレベル信号であれば、第2の基準電位VREFLを発生し、“0”のレベル信号であれば、中間電位VREFMを発生する。
電位発生部96〜98は、遅延回路92〜94から遅延されたレベル信号を入力すると、電位発生部95と同様に、そのレベル信号に応じた電位を発生する。
【0050】
加算器23は、電位発生部95〜98が電位を発生すると、上記実施の形態1と同様に、各電位を相互に加算して合成する。
この実施の形態4の場合も、上記実施の形態1と同様に、多くの箇所において、立上り波形のブレと立下り波形のブレが相殺され、加算器23による合成信号からは電位変化の影響が除去される。
これにより、上記実施の形態1と同様に、ジッタ耐性を高めることができる効果を奏するが、次のような効果も奏することができる。
【0051】
即ち、上記実施の形態1の場合、遅延回路15が1ビット信号を半周期だけ遅延するものであるため、クロックclkのデュティが50%であれば特に問題になることはないが、図示せぬクロック生成器の特性上、デュティが理想的な50%にならず、例えば、デュティが75%になると、1ビットD/Aコンバータ12の出力信号の周波数特性が図9(a)のようになり、図2(c)の周波数特性が得られなくなる。このため、0.5fs付近のノイズ成分が大きく残存することになる。
【0052】
これに対して、この実施の形態4では、2倍アップサンプリング器91や遅延回路92〜94が1ビット信号の半周期ではなく、1周期を取り扱えるようにするため、クロック端子90が1ビット信号におけるデータレートの2倍のクロックclkを入力するようにしている。このため、クロックclkのデュティの影響を受けず、仮にクロックclkのデュティが75%になっても、1ビットD/Aコンバータ12の出力信号の周波数特性は、図9(b)のようになり、0.5fs付近のノイズ成分が大きく残存することはない。
【0053】
なお、この実施の形態4では、遅延回路を3個設置して、電位発生部を4個設置するものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、遅延回路を4N−1(Nは自然数)個設置して、電位発生部を4N個設置するようにすれば、同様の効果を奏することができる。
【0054】
実施の形態5.
図10は1ビットD/Aコンバータ12の電位発生部95〜98の詳細構成を示す構成図であり、図において、図5及び図7と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
101は2倍アップサンプリング器91から“1”のレベル信号を受けると、トランジスタ65のみをオンし、“−1”のレベル信号を受けると、トランジスタ67のみをオンし、“0”のレベル信号を受けると、トランジスタ66のみをオンするコントローラ、102は遅延回路92から“1”のレベル信号を受けると、トランジスタ68のみをオンし、“−1”のレベル信号を受けると、トランジスタ70のみをオンし、“0”のレベル信号を受けると、トランジスタ69のみをオンするコントローラ、103は遅延回路93から“1”のレベル信号を受けると、トランジスタ71のみをオンし、“−1”のレベル信号を受けると、トランジスタ73のみをオンし、“0”のレベル信号を受けると、トランジスタ72のみをオンするコントローラ、104は遅延回路94から“1”のレベル信号を受けると、トランジスタ74のみをオンし、“−1”のレベル信号を受けると、トランジスタ76のみをオンし、“0”のレベル信号を受けると、トランジスタ75のみをオンするコントローラである。
【0055】
次に動作について説明する。
例えば、コントローラ101及びトランジスタ65〜67は電位発生部95に相当し、コントローラ101は、2倍アップサンプリング器91から“1”のレベル信号を受けると、トランジスタ65をオンして、トランジスタ66,67をオフする。これにより、第1の基準電位VREFHが加算器23に出力される。また、2倍アップサンプリング器91から“−1”のレベル信号を受けると、トランジスタ67をオンして、トランジスタ65,66をオフする。これにより、第2の基準電位VREFLが加算器23に出力される。
また、2倍アップサンプリング器91から“0”のレベル信号を受けると、トランジスタ66をオンして、トランジスタ65,67をオフする。これにより、中間電位VREFMが加算器23に出力される。
【0056】
電位発生部96に相当するコントローラ102及びトランジスタ68〜70、電位発生部97に相当するコントローラ103及びトランジスタ71〜73、電位発生部98に相当するコントローラ104及びトランジスタ74〜76も、電位発生部95に相当するコントローラ101及びトランジスタ65〜67と同様に動作するため説明を省略する。
この実施の形態5によれば、構成の複雑化を招くことなく、電位発生部96〜98を構築することができる効果を奏する。
【0057】
なお、図10の例では、加算器23が複数の電位を相互に加算するものについて示したが、図11に示すように、抵抗54〜57を用いて加算器23を構成し、電位発生部95〜98から出力された電位を抵抗54〜57が電流に変換し、各電流を加算するようにしてもよい。
【0058】
実施の形態6.
図12は1ビットD/Aコンバータ12の電位発生部19〜22の詳細構成を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
111,115,118,122は1ビット信号とクロックclkの排他的論理和を求め、その論理結果を反転して出力する論理回路、114,121はクロックclkを反転するインバータ、112,116,119,123は1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば、第1の基準電位VREFHを発生し、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば、第2の基準電位VREFLを発生する電位発生器、113,117,120,124は論理回路111,115,118,122の出力信号の信号レベルがHレベルであれば、第1の基準電位VREFHを発生し、その出力信号の信号レベルがLレベルであれば、第2の基準電位VREFLを発生する電位発生器、125はリセット信号を入力する入力端子である。
【0059】
上記実施の形態1では、電位入力端子16,17の他に、中間電位VREFMを入力する電位入力端子18を設けているものについて示したが、その電位入力端子18を省略するようにしてもよい。
電位入力端子18を省略する場合、電位発生部19〜22を例えば図12のように構成する。
【0060】
例えば、電位発生部19に着目すると、論理回路111が1ビット信号とクロックclkの排他的論理和を求め、その論理結果を反転して出力するので、電位発生器113は、クロックclkの信号レベルがHレベルである場合、1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば第1の基準電位VREFHを発生し、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば第2の基準電位VREFLを発生する。
このとき、電位発生器112は、1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば第1の基準電位VREFHを発生し、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば第2の基準電位VREFLを発生する。
したがって、クロックclkの信号レベルがHレベルである場合、電位発生器112と電位発生器113からは同じ電位が加算器23に出力されるので、加算器23は、第1の基準電位VREFH+第1の基準電位VREFH、または、第2の基準電位VREFL+第2の基準電位VREFLを計算するので、その計算結果は、2VREFH又は2VREFLとなる(以下、第1の計算結果という)。
【0061】
一方、クロックclkの信号レベルがLレベルである場合、電位発生器113は、1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば第2の基準電位VREFLを発生し、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば第1の基準電位VREFHを発生する。
このとき、電位発生器112は、1ビット信号の信号レベルがHレベルであれば第1の基準電位VREFHを発生し、その1ビット信号の信号レベルがLレベルであれば第2の基準電位VREFLを発生する。
したがって、クロックclkの信号レベルがLレベルである場合、電位発生器112と電位発生器113からは異なる電位が加算器23に出力されるので、加算器23は、第2の基準電位VREFL+第1の基準電位VREFH、または、第1の基準電位VREFH+第2の基準電位VREFLを計算するので、その計算結果は、VREFH+VREFLとなる(以下、第2の計算結果という)。
【0062】
第1の計算結果と第2の計算結果を比較すると、第2の計算結果は第1の計算結果の中間値に当たるので、第2の計算結果は、2VREFMに相当すると言える。
よって、中間電位VREFMを入力する電位入力端子18を省略しても、中間電位を発生することができる。なお、言うまでもないが、この実施の形態6では、電位入力端子18を省略することができる分、回路構成を簡略化することができる。
【0063】
なお、図12は図1の電位発生部19〜22に対応する詳細構成を示しているが、図13は上記実施の形態4における図7の電位発生部95〜98に対応する詳細構成を示し、この場合も、中間電位VREFMを入力する電位入力端子18を省略することができる。ただし、図13において、126はクロックclkを分周するクロック分周器である。
【0064】
実施の形態7.
図14は1ビットD/Aコンバータ12の電位発生部19〜22の詳細構成を示す構成図であり、図において、図12及び図13と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
131,134,137,140はクロック分周器126から出力された分周クロックの信号レベルがHレベルである場合、1ビット信号をそのまま出力し、その分周クロックの信号レベルがLレベルである場合、1ビット信号とクロックclkの排他的論理和を求め、その論理結果を反転して出力する論理回路、132,135,138,141はクロック分周器126から出力された分周クロックを反転するインバータ、133,136,139,142はインバータ132,135,138,141から出力された反転後の分周クロックの信号レベルがHレベルである場合、1ビット信号をそのまま出力し、反転後の分周クロックの信号レベルがLレベルである場合、1ビット信号とクロックclkの排他的論理和を求め、その論理結果を反転して出力する論理回路である。
【0065】
上記実施の形態6の場合、例えば、電位発生部19に着目すると、図15に示すように、電位発生器112よりも電位発生器113の方が圧倒的に電位の変位回数が多くなる。
電位発生器112と電位発生器113間でミスマッチが生じると、帯域外の信号が不要信号として、帯域内に折り返される可能性が生じる。
そこで、この実施の形態7では、図16に示すように、電位発生器112と電位発生器113の電位変位回数が均等になるようにするため、論理回路131と論理回路133が交互に処理を繰り返すようにしている。
【0066】
即ち、論理回路131は、クロック分周器126から出力された分周クロックの信号レベルがHレベルであるとき1ビット信号をそのまま出力し、その分周クロックの信号レベルがLレベルであるとき、1ビット信号とクロックclkの排他的論理和を求め、その論理結果を反転して出力するようにする。
これに対して、論理回路133は、クロック分周器126から出力された分周クロックの信号レベルがHレベル(インバータ132から出力された反転後の分周クロックの信号レベルがLレベル)であるとき、1ビット信号とクロックclkの排他的論理和を求め、その論理結果を反転して出力し、その分周クロックの信号レベルがLレベル(インバータ132から出力された反転後の分周クロックの信号レベルがHレベル)であるとき1ビット信号をそのまま出力するようにする。
これにより、この実施の形態7によれば、不要信号の発生を低減することができる効果を奏する。
【0067】
なお、図14は図1の電位発生部19〜22に対応する詳細構成を示しているが、図17は上記実施の形態4における図7の電位発生部95〜98に対応する詳細構成を示し、この場合も、中間電位VREFMを入力する電位入力端子18を省略することができるとともに、不要信号の発生を低減することができる。ただし、図17において、143はクロックclkを4分周するクロック4分周器である。
【0068】
実施の形態8.
上記実施の形態1〜5では、電位入力端子16,17の他に、中間電位VREFMを入力する電位入力端子18を設けているものについて示したが、図18及び図19に示すように、その電位入力端子18を省略して、第1の基準電位VREFHと第2の基準電位VREFLから中間電位VREFMを生成する中間電位生成部(中間電位生成手段)151を設けてもよい。
しかし、この場合、中間電位生成部151を構成する2個の抵抗Rが全くの同一値であれば、精度よく中間電位VREFMを生成することができるが、2個の抵抗Rの値が少し異なると、第1の基準電位VREFHと第2の基準電位VREFLの中間から少しずれた電位が生成される。
【0069】
そこで、この実施の形態8では、図20に示すように、中間電位生成部151を搭載している1ビットD/Aコンバータ12と、図1や図7の1ビットD/Aコンバータ12とを並列に設置する。ただし、後者の1ビットD/Aコンバータ12には、インバータ161により反転された1ビット信号を入力する。
そして、減算器162が前者の1ビットD/Aコンバータ12の出力信号から後者の1ビットD/Aコンバータ12の出力信号を減算するようにする。
これにより、2個の抵抗Rの値が少し異なる場合でも、2個の1ビットD/Aコンバータ12から出力される中間電位VREFMが減算器162によって補償され、中間電位VREFMのずれが解消される。
【0070】
なお、この実施の形態8では、抵抗RとコンデンサCから中間電位生成部151を構成するものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、図21に示すように、2個のコンデンサとスイッチSとバッテリVから構成してもよい。ただし、スイッチSは、1ビットD/Aコンバータ12の初期化時においてのみオンし、通常動作時においてはオフしている。
【0071】
実施の形態9.
上記実施の形態8では、1ビットD/Aコンバータ12を2組並列に設置するものについて示したが、例えば、図4や図10のように、1ビットD/Aコンバータ12の加算器23が抵抗54〜57から構成されている場合、図22や図23に示すように、フィルタ回路25の入力部25aを構成する抵抗が加算器23の抵抗54〜57の機能を兼ねるようにしてもよい。
これにより、1ビットD/Aコンバータ12の回路構成を簡略化することができる効果を奏する。
【0072】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、入力手段により入力された1ビット信号又は遅延手段により遅延された1ビット信号と、入力手段により入力されたクロック又は反転手段により反転されたクロックとを入力し、そのクロックの信号レベルが第1のレベルであれば、その1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位又は第2の基準電位を発生し、そのクロックの信号レベルが第2のレベルであれば、その第1の基準電位と第2の基準電位の中間電位を発生する複数の電位発生手段を設け、複数の電位発生手段から発生された電位を合成するように構成したので、ジッタ耐性を高めることができるとともに、後段のフィルタ回路の回路構成を簡略化することができる効果がある。
【0073】
この発明によれば、遅延手段により遅延された1ビット信号を遅延する第2の遅延手段を設け、電位発生手段が入力手段により入力された1ビット信号、遅延手段により遅延された1ビット信号又は第2の遅延手段により遅延された1ビット信号を入力するように構成したので、更にジッタ耐性を高めることができる効果がある。
【0074】
この発明によれば、第2の遅延手段を2N(Nは自然数)個直列に接続して、電位発生手段を4(N+1)個設置するように構成したので、構成の複雑化を招くことなく、ジッタ耐性を高めることができる効果がある。
【0075】
この発明によれば、第1の基準電位と第2の基準電位から中間電位を生成し、その中間電位を複数の電位発生手段に供給する中間電位生成手段が設けられている場合、入力手段、遅延手段、反転手段、複数の電位発生手段及び合成手段の組み合せを2組並列に設置するとともに、一方の組の入力手段に入力される1ビット信号を反転して他方の組の入力手段に入力し、一方の組の合成手段による合成信号から他方の組の合成手段による合成信号を減算するように構成したので、中間電位生成手段により生成された中間電位のずれを解消することができる効果がある。
【0076】
この発明によれば、信号変換手段から出力されたレベル信号又は遅延手段により遅延されたレベル信号を入力し、そのレベル信号に応じた電位を発生する複数の電位発生手段を設け、複数の電位発生手段から発生された電位を合成するように構成したので、ジッタ耐性を高めることができるとともに、後段のフィルタ回路の回路構成を簡略化することができる効果がある。
【0077】
この発明によれば、遅延手段を4N−1(Nは自然数)個直列に接続して、電位発生手段を4N個設置するように構成したので、構成の複雑化を招くことなく、ジッタ耐性を高めることができる効果がある。
【0078】
この発明によれば、第1の基準電位と第2の基準電位から中間電位を生成し、その中間電位を複数の電位発生手段に供給する中間電位生成手段が設けられている場合、入力手段、信号変換手段、複数の遅延手段、複数の電位発生手段及び合成手段の組み合せを2組並列に設置するとともに、一方の組の入力手段に入力される1ビット信号を反転して他方の組の入力手段に入力し、一方の組の合成手段による合成信号から他方の組の合成手段による合成信号を減算するように構成したので、中間電位生成手段により生成された中間電位のずれを解消することができる効果がある。
【0079】
この発明によれば、フィルタ回路の入力部を構成する抵抗が合成手段の機能を兼ねるように構成したので、D/Aコンバータの回路構成を簡略化することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図である。
【図2】1ビット信号の周波数特性等を示す説明図である。
【図3】各種信号の波形を示す説明図である。
【図4】1ビットD/Aコンバータの電位発生部及び加算器の詳細構成を示す構成図である。
【図5】1ビットD/Aコンバータの電位発生部及び加算器の詳細構成を示す他の構成図である。
【図6】この発明の実施の形態3によるD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図である。
【図7】この発明の実施の形態4によるD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図である。
【図8】各種信号の波形を示す説明図である。
【図9】1ビットD/Aコンバータの出力信号の周波数特性等を示す説明図である。
【図10】1ビットD/Aコンバータの電位発生部の詳細構成を示す構成図である。
【図11】1ビットD/Aコンバータの電位発生部の詳細構成を示す他の構成図である。
【図12】1ビットD/Aコンバータの電位発生部の詳細構成を示す構成図である。
【図13】1ビットD/Aコンバータの電位発生部の詳細構成を示す構成図である。
【図14】1ビットD/Aコンバータの電位発生部の詳細構成を示す構成図である。
【図15】各種信号の波形を示す説明図である。
【図16】各種信号の波形を示す説明図である。
【図17】1ビットD/Aコンバータの電位発生部の詳細構成を示す構成図である。
【図18】この発明の実施の形態8によるD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図である。
【図19】この発明の実施の形態8によるD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図である。
【図20】この発明の実施の形態8によるD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図である。
【図21】中間電位生成部を示す構成図である。
【図22】この発明の実施の形態9によるD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図である。
【図23】この発明の実施の形態9によるD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図である。
【図24】従来のD/Aコンバータが適用されるオーディオ機器の一部を示す構成図である。
【図25】1ビット信号の周波数特性等を示す説明図である。
【図26】1ビットD/Aコンバータの出力信号を示す説明図である。
【図27】出力信号の面積成分の変動を示す説明図である。
【符号の説明】
11 ΔΣモジュレータ、12 1ビットD/Aコンバータ、13 データ端子(入力手段)、14 クロック端子(入力手段)、15 遅延回路(遅延手段)、16 電位入力端子、17 電位入力端子、18 電位入力端子、19 電位発生部(電位発生手段)、20 電位発生部(反転手段、電位発生手段)、21 電位発生部(電位発生手段)、22 電位発生部(反転手段、電位発生手段)、23 加算器(合成手段)、24 出力端子、25 フィルタ回路、25a入力部、31 インバータ、32 インバータ、33 インバータ、34〜53 トランジスタ、54〜57 抵抗、61〜64 コントローラ、65〜76トランジスタ、81 遅延回路(第2の遅延手段)、82 遅延回路(第2の遅延手段)、83 電位発生部(電位発生手段)、84 電位発生部(反転手段、電位発生手段)、85 電位発生部(電位発生手段)、86 電位発生部(反転手段、電位発生手段)、87 加算器(合成手段)、90 クロック端子(入力手段)、91 2倍アップサンプリング器(信号変換手段)、92〜94 遅延回路(遅延手段)、95〜98 電位発生部(電位発生手段)、101〜104 コントローラ、111,115,118,122 論理回路、112,113,116,117,119,120,123,124 電位発生器、114,121 インバータ、125 入力端子、126 クロック分周器、131,133,134,136,137,139,140,142 論理回路、132,135,138,141 インバータ、143 クロック4分周器、151 中間電位生成部(中間電位生成手段)、161 インバータ、162 減算器。

Claims (8)

  1. 1ビット信号とクロックを入力する入力手段と、上記入力手段により入力された1ビット信号を遅延する遅延手段と、上記入力手段により入力されたクロックを反転する反転手段と、上記入力手段により入力された1ビット信号又は上記遅延手段により遅延された1ビット信号と、上記入力手段により入力されたクロック又は上記反転手段により反転されたクロックとを入力し、そのクロックの信号レベルが第1のレベルであれば、その1ビット信号の信号レベルに応じて第1の基準電位又は第2の基準電位を発生し、そのクロックの信号レベルが第2のレベルであれば、その第1の基準電位と第2の基準電位の中間電位を発生する複数の電位発生手段と、上記複数の電位発生手段から発生された電位を合成する合成手段とを備えたD/Aコンバータ。
  2. 遅延手段により遅延された1ビット信号を遅延する第2の遅延手段を設け、電位発生手段が入力手段により入力された1ビット信号、上記遅延手段により遅延された1ビット信号又は上記第2の遅延手段により遅延された1ビット信号を入力することを特徴とする請求項1記載のD/Aコンバータ。
  3. 第2の遅延手段を2N(Nは自然数)個直列に接続して、電位発生手段を4(N+1)個設置することを特徴とする請求項2記載のD/Aコンバータ。
  4. 第1の基準電位と第2の基準電位から中間電位を生成し、その中間電位を複数の電位発生手段に供給する中間電位生成手段が設けられている場合、入力手段、遅延手段、反転手段、複数の電位発生手段及び合成手段の組み合せを2組並列に設置するとともに、一方の組の入力手段に入力される1ビット信号を反転して他方の組の入力手段に入力し、一方の組の合成手段による合成信号から他方の組の合成手段による合成信号を減算することを特徴とする請求項1記載のD/Aコンバータ。
  5. 1ビット信号を入力するとともに、その1ビット信号におけるデータレートの2倍のクロックを入力する入力手段と、上記入力手段により入力されたクロックに同期して、その1ビット信号の半周期の期間中、その1ビット信号の信号レベルに応じて“1”又は“−1”のレベル信号を出力し、その1ビット信号の残りの半周期の期間中、“0”のレベル信号を出力する信号変換手段と、上記信号変換手段から出力されたレベル信号を遅延する複数の遅延手段と、上記信号変換手段から出力されたレベル信号又は上記遅延手段により遅延されたレベル信号を入力し、そのレベル信号に応じた電位を発生する複数の電位発生手段と、上記複数の電位発生手段から発生された電位を合成する合成手段とを備えたD/Aコンバータ。
  6. 遅延手段を4N−1(Nは自然数)個直列に接続して、電位発生手段を4N個設置することを特徴とする請求項5記載のD/Aコンバータ。
  7. 第1の基準電位と第2の基準電位から中間電位を生成し、その中間電位を複数の電位発生手段に供給する中間電位生成手段が設けられている場合、入力手段、信号変換手段、複数の遅延手段、複数の電位発生手段及び合成手段の組み合せを2組並列に設置するとともに、一方の組の入力手段に入力される1ビット信号を反転して他方の組の入力手段に入力し、一方の組の合成手段による合成信号から他方の組の合成手段による合成信号を減算することを特徴とする請求項5記載のD/Aコンバータ。
  8. フィルタ回路の入力部を構成する抵抗が合成手段の機能を兼ねることを特徴とする請求項4または請求項7記載のD/Aコンバータ。
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