JP2004110848A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送信元ユーザーが、送信画像データの相手先での出力形態を指示することができなかったため、送信元ユーザーの所望する形態とは異なる形態で出力されていることがあり、また、所望する形態とするには、相手先ユーザーの手を煩わせる。
【解決手段】 送信元のデジタル複写機1では、画像データを例えばネットワーク接続された相手先画像処理装置2に対して送信する際、画像処理装置2の処理能力及び現在の状況を認識し、認識した相手先画像処理装置2の処理能力に応じた操作指示画面を、デジタル複写機1の操作パネル上に表示し、送信元ユーザーによる相手先画像処理装置に対しての画像データの出力形態の指示を可能とする。相手先の画像処理装置2では、送信元にて指示された出力形態で画像データを出力処理する。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、画像データをネットワークを介して画像処理装置から別の画像処理装置へと送信する画像送信システム、及びこの画像送信システムに用いられる送信元の画像処理装置である画像送信装置、並びに受信元の画像処理装置に関するものである。
 ネットワーク上で接続されたファクシミリ(以下、ファックス)装置や、ファックス機能やプリンタ機能の付いたデジタル複写機(デジタル複合機)、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)などの画像処理装置(画像送信装置)から、別のデジタル複写機やプリンタ等の画像処理装置(画像受信装置)へと画像データを送信して画像を出力させる画像送信システムでは、従来、送信元において画像データに対して画像処理を施してから相手先に送信し、相手先では送信されてきた画像データに基づいて画像を再現するのみというのが一般的である。
 例えば、パソコンからプリンタヘ出力する場合は、パソコン側からプリンタヘ指示できることは、出力枚数程度である。なお、最近のネットワークプリンタには、ソート機能やステープル機能等の後処理機能を備えたものもあり、パソコン側からプリンタへ後処理を指示できるようになってきているが、これはあくまでスモールオフィス内や一部門内のようなクローズドなネットワーク環境下に限られている。
 また、ファックス装置では、相手先における後処理はもちろんのこと、出力枚数の指示さえ送信元で行うことができない。
特開平6−311283号公報(平成6年11月14日公開)
 つまり、上記した従来の画像送信システムでは、送信元の画像処理装置の画像処理能力は生かせるもの、相手先の画像処理装置の画像処理能力や、後処理機能を有する場合はその後処理能力を、送信元の指示にて利用できるようにはなっていない。
 そのため、例えばファックス装置から画像データを送信する場合のような、非常にオープンなネットワーク環境下では、相手先がたとえデジタル複合機を備えていたとしても、画像データを送信し、必要部数出力させ、ソートやステープル等の後処理を施して相手先にて画像データを書類として完成させるには、まず、相手先に画像データを送信し、送信終了後、相手先に画像データを送信した旨と、そのデータに施したい後処理等の作業内容を伝え、相手先のユーザーにて、再度、画像処理装置にかけさせる必要がある。これでは、送信元のユーザーが所望する後処理を、相手先のユーザーにまで負担させることとなる。
 なお、相手先のユーザーの負担を軽減するものとして、従来、送信されてきた画像データに対し、出力枚数、ステープル、ソート等の設定を可能とする画像処理装置も開発されているが、これは、あくまで相手先における一般的設定であり、送信毎に設定を変更したり、送信元のユーザーの意志を設定に反映させることは極めて困難である。
 また、上記した従来の画像送信システムでは、送信元の画像処理装置において、相手先の画像処理装置の状態を認識できるようになっていなかった。
 そのため、相手先の画像処理装置に何らかのトラブルが発生し、画像データが出力できない場合でも、そのことを、送信元の画像処理装置が認識することができないため、送信元からトラブル発生中の画像処理装置にデータを送信してしまい、その結果、送信は完了したが相手先で出力されないため、ユーザーに情報が伝わらないという事態が発生している。
 このような事態を回避するためには、表示パネルやブザー等の音声にて画像処理装置のトラブルに気づいた相手先のユーザーが、送信元にトラブル発生の旨を知らせなければならないが、トラブル発生を知った相手先ユーザーが、画像データを送信してくる可能性のある送信元すべてにトラブル発生の旨を報知するのは大変手間のかかる作業である。
 本発明は、上記従来の課題を解決するために成されたもので、その目的は、送信元画像処理装置(画像送信装置)から相手先画像処理装置(画像受信装置)への画像処理や後処理等の出力形態の操作指示を可能とし、送信元・送信先双方の画像処理装置の能力を引き出すことで、相手先ユーザーに負担を強いることなく送信元ユーザーの望む形態の出力物を相手先へ出力でき、さらには、送信ミス等なく確実に所望する画像を相手先へ届けることが可能な画像送信システム及びそれに用いられる画像送信装置並びに画像受信装置の提供にある。
 本発明に係る画像処理装置は、上記の課題を解決するために、ネットワークを介して相手先画像処理装置へ画像データを送信する画像処理装置において、操作パネルを備え、当該操作パネルは、当該画像処理装置の現在の状態を表示する表示部を備え、相手先画像処理装置における処理能力及び現在の状態をネットワークを介して認識し、当該認識した相手先画像処理装置の処理能力及び現在の状態を自身の上記表示部に反映して、上記操作パネル上で相手先画像処理装置とほぼ同じ操作手順を実現し、該操作手順により相手先画像処理装置に対する設定を行うことを特徴としている。
 さらに、本発明に係る画像処理装置は、上記構成に加え、上記表示部がタッチパネルであってもよい。
 さらに、本発明に係る画像処理装置は、上記構成に加え、上記表示部に、相手先画像処理装置の装置外観図を表示してもよい。
 本発明に係る画像送信システムは、上記の課題を解決するために、送信元の画像処理装置から相手先の画像処理装置へとネットワークを介して画像データを送信して出力させる画像送信システムにおいて、送信元画像処理装置では、画像データを送信する際、画像データを送信する相手先画像処理装置の処理能力をネットワークを介して認識し、認識した相手先画像処理装置の処理能力に応じた操作指示画面を表示して相手先画像処理装置に対して送信する画像データの出力形態の操作指示を可能とし、相手先画像処理装置では、送信元画像処理装置にて操作指示された出力形態で画像データを出力処理してもよい。
 これによれば、送信元画像処理装置にて、相手先画像処理装置の処理能力を認識し、相手先の処理能力に応じた操作指示画面を表示し、この画面を用いて送信画像の出力形態を指示することができる。
 したがって、相手先画像処理装置の処理能力を把握しない状態で一方的に出力していたこれまでの画像送信よりも、相手先における最終的な出力形態を送信元にて決定でき、効率のよい画像送信が実現され、相手先の手を煩わせることなく、送信元の指示にて、送信元が望む出力形態の出力物を相手先に提供できる。
 操作指示画面を用いた操作指示により、例えば変倍処理やマルチショット等の特殊処理が指示された場合、その画像処理は、送信元画像処理装置で行っても、相手先にて行わせても何れでも良いが、送信するデータ量から言って、送信前に行った方が好ましい場合は送信元にて行う。反対に、複数箇所に同じ画像データを送信することが指示され、かつ、各相手先にて画像処理が各々異なる場合などは、画像処理内容を指示するデータを付加して、相手先画像処理装置にて行わせることで、送信速度を速くできる。
 なお、相手先画像処理装置における後処理装置を用いる指示は、もちろん画像データに後処理内容を指示するデータを付加して、相手先画像処理装置へ画像データと共に送信する。
 このような画像送信システムを用いることで、例えば、出先で作成した報告書を、社内のネットワークプリンタで出力する場合など、送信元からはどのような環境下にあるのかが把握できない相手先画像処理装置に出力を指示する場合等、将来的に有効である。
 本発明に係る画像送信システムは、上記の構成において、送信元画像処理装置では、相手先画像処理装置の処理能力と共に、相手先画像処理装置の現在の状態を認識し、認識した現在の状況を操作指示画面に反映させてもよい。
 相手先画像処理装置の処理能力に応じて出力形態を指示した場合でも、例えば相手先画像処理装置において、トナー切れや指定した用紙の用紙切れ、ジャムなどのトラブルが発生している場合、送信元にて指定した出力形態で出力されない場合がある。
 例えば、相手先画像処理装置がカラー対応であるため、カラーモードを指定したとしてもカラー画像形成用のトナーが切れている場合など、モノクロモードに変換されて出力される虞れがある。また、用紙切れでは他のサイズの用紙に変倍されて出力されたり、或いは、ジャムに関しては、画像データは送信したものの、相手先にて画像出力されないなどの事態を招来する。
 そこで、上記のように、送信元画像処理装置における操作指示画面に、相手先画像処理装置の現在の状況を反映することで、例えば相手先画像処理装置におけるトラブルが発生している場合は、そのトラブルに応じた操作指示を送信元で行うことができる。
 例えば、カラー対応であるが、カラー画像用のトナーが切れ、モノクロモードでしか対応できない場合は、カラー原稿のデータがモノクロモードで出力されることが送信元にて予め把握でき、それに応じてモノクロモードで出力させるか、送信を取り止めるかなど送信元にて決定でき、送信元の予想しない状態で画像データが相手先に提供されるようなことがない。
 本発明に係る画像送信システムは、上記の構成において、送信元画像処理装置では、画像データを送信する相手先が複数の場合、複数の相手先画像処理装置毎に処理能力を認識し、認識した各相手先画像処理装置毎に操作指示画面を表示して各相手先画像処理装置に対する画像データの出力形態の操作指示を可能としてもよい。
 これにより、複数の相手先に対しても、各相手先画像処理装置毎に各々の画像処理装置の処理能力を表示した操作指示画面を用いて操作指示を行い、各相手先に対して、送信元において所望する出力形態を指示することができる。
 また、これによれば、複数の相手先画像処理装置毎に各処理能力に応じた操作指示画面が表示されるので、複数の相手先の中から、送信元が送信する画像データを処理するのに適した画像処理装置を持っている相手先を選択することもできる。例えば、カラーデータを含んだプレゼンテーション画像データを複数の相手先に送信する場合、カラーデータを処理できる画像処理装置を持っている相手先と、モノクロデータしか処理できない画像処理装置を持っている相手先とで、それぞれに適切な送信設定を施したり、カラー画像データを処理できる画像処理装置を有する相手先のみを選択して送信できるなど、将来的に有効である。
 本発明に係る画像送信装置は、上記の課題を解決するために、ネットワークを介して相手先の画像処理装置へ画像データを送信する画像送信装置において、相手先画像処理装置における処理能力及び現在の状況をネットワークを介して認識する認識手段と、認識手段にて認識した相手先画像処理装置の処理能力及び現在の状況に応じた、相手先画像処理装置に対する送信する画像データの出力形態の操作指示を可能とする操作指示画面を表示する操作指示画面表示手段と、操作指示画面を用いて指示された相手先画像処理装置における画像データの出力形態に基づいて出力処理の指示情報を作成すると共に、必要に応じて画像データに画像処理を施して指示情報と共に相手先画像処理装置に対して送信する送信手段とを有してもよい。
 これによれば、認識手段が相手先画像処理装置の処理能力及び現在の状況を認識し、この認識結果を基に操作指示画面表示手段が、相手先画像処理装置に対する操作指示を可能とする操作指示画面を表示する。この操作指示画面には、相手先画像処理装置の、使用可能な用紙サイズや後処理装置の有無、ジャム発生の有る無し、現在の設定状況などの情報は提示されることとなる。
 そして、送信元のユーザーは、この操作指示画面を用いて、相手先画像処理装置に対して、相手先画像処理装置の処理能力及び状況を確認しながら、所望する画像データの出力形態を指示する。
 送信手段は、この操作指示画面にて指示された相手先画像処理装置に対する出力形態の指示内容を基に、出力処理の指示情報を作成し、作成した指示情報を画像データと共に送信する。
 相手先画像処理装置では、送信されてきた指示情報を基に画像データを出力処理する。
 これにより、このような画像送信装置を用いることで、送信元の所望する出力形態の出力物を相手先の手を煩わせることなく提供することが可能となる。
 本発明に係る画像送信装置は、上記の構成において、認識手段は、画像データを送信する複数の相手先画像処理装置における処理能力及び現在の状況をネットワークを介してそれぞれ認識し、操作指示画面表示手段は、認識手段にて認識した各相手先画像処理装置の処理能力及び現在の状況に応じた、各相手先画像処理装置に対する送信する画像データの出力形態の操作指示を可能とする操作指示画面をそれぞれ表示し、送信手段は、相手先画像処理装置毎の操作指示画面を用いて指示された各相手先画像処理装置における画像データの出力形態に基づいて出力処理の指示情報を作成すると共に、必要に応じて画像データに画像処理を施して指示情報と共に所定の相手先画像処理装置に対して送信してもよい。
 これによれば、認識手段が複数の相手先画像処理装置それぞれの処理能力及び現在の状況を認識し、この認識結果を基に操作指示画面表示手段が、各相手先画像処理装置に対する操作指示を可能とする操作指示画面をそれぞれ表示する。この操作指示画面には、各相手先画像処理装置の、使用可能な用紙サイズや後処理装置の有無、ジャム発生の有る無し、現在の設定状況などの情報は提示されることとなる。
 そして、送信元のユーザーは、この操作指示画面を用いて、各相手先画像処理装置に対して、各相手先画像処理装置それぞれの処理能力及び状況を確認しながら、所望する画像データの出力形態を指示する。
 送信手段は、この操作指示画面にて指示された各相手先画像処理装置に対する出力形態の指示内容を基に、出力処理の指示情報を作成し、作成した指示情報を画像データと共にそれぞれ送信する。
 相手先画像処理装置では、送信されてきた指示情報を基に画像データを出力処理する。
 これにより、このような画像送信装置を用いることで、複数の相手先に対して、送信元の所望する出力形態の出力物を相手先の手を煩わせることなく、相手先毎に望ましい形態で提供することが可能となる。
 本発明に係る画像送信装置は、上記の課題を解決するために、ネットワークを介して相手先の画像処理装置へ画像データを送信する画像送信装置において、ネットワークを介して相手先の画像処理装置へ画像データを送信する画像送信装置において、複数の相手先画像処理装置における処理能力及び現在の状況をネットワークを介して認識する認識手段と、画像データの出力形態を指示するための指示手段と、認識手段にて認識した複数の相手先画像処理装置の中から、指示手段にて指示された出力形態にて出力可能な相手先画像処理装置を選択する相手先選択手段と、相手先選択手段にて選択された相手先画像処理装置に対して、出力形態を指示する指示情報と共に画像データを送信する送信手段とからなっていてもよい。
 これによれば、認識手段が、画像データの送信可能な複数の相手先画像処理装置の処理能力及び状況を認識しておき、指示手段にて操作元のユーザーが所望する画像データの出力形態を指定すると、相手先選択手段が、ユーザーの所望する画像データの出力形態が可能な相手先画像処理装置を認識手段による認識結果を基に選択して、送信手段がその相手先に画像データの送信を行う。
 したがって、送信元が所望する画像データの出力形態が処理可能な装置のみを相手先として確定するので、送信元の利用者が所望する形態で、相手先にデータを送信し、出力させることができる。
 本発明に係る画像送信装置は、上記の課題を解決するために、ネットワークを介して相手先の画像処理装置へ画像データを送信する画像送信装置において、複数の相手先画像処理装置における処理能力及び現在の状況をネットワークを介して認識する認識手段と、認識手段にて認識した複数の相手先画像処理装置の中から、送信する画像データを処理可能な相手先画像処理装置を選択する相手先選択手段と、相手先選択手段にて選択された相手先画像処理装置に対して画像データを送信する送信手段とからなっていてもよい。
 これによれば、認識手段が、画像データの送信可能な複数の相手先画像処理装置の処理能力及び状況を認識しておき、相手先選択手段が、送信元画像処理装置から送信される画像データを処理可能な相手先画像処理装置を認識手段による認識結果を基に選択して、送信手段がその相手先に画像データの送信を行う。
 したがって、送信元画像処理装置から出力される画像データを処理可能な装置を確定するので、送信元の利用者が望んでいないような形態で、相手先にデータを送信して出力させるといったことを防ぐことができる。
 例えば、利用者がカラー画像データを送信したい場合は、送信元の画像処理装置において、カラー画像データを処理できない画像処理装置の中からは相手先を確定しないことにより、カラー画像がモノクロに変換されて送信されることを防ぐことができる。
 本発明に係る画像送信装置は、上記の構成において、送信手段は、画像データを送信する際、認識手段にて認識した相手先画像処理装置における画像処理用メモリの容量に適した送信方法で画像データを送信してもよい。
 相手先画像処理装置によっては、画像処理用メモリとして、容量の小さいものしか備えていない場合や、容量は大きいものの画像処理中で空容量が小さい場合があるが、このような場合、上記の構成によれば、予めその容量(空容量)に合わせて送信回数を決定して分けて送信することで、送信中に容量がオーバーする度に中断しながら送信する構成よりも、速く送信することができる。
 本発明に係る画像送信装置は、上記の構成において、送信手段は、画像データを指示情報と共に送信する際、操作指示画面を用いて操作指示された出力形態を基に、操作指示された出力形態を実現するための画像処理が送信元及び相手先の両方において可能であれば、送信するデータ量が少なくなる側で画像処理を実施してもよい。
 上記の構成により、例えばカラー原稿をモノクロモードで出力する場合、送信手段は、送信元においてカラーデータをよりデータ両の少ないモノクロデータに変換してから送信するので、相手先にてモノクロデータに変換する構成に比べて、送信に要する時間が短くなる。
 本発明に係る画像受信装置は、上記の課題を解決するために、ネットワークを介して別の画像処理装置から送信されてきた画像データを受信して画像出力する画像受信装置において、送信元の画像処理装置からの要求に応じて処理能力及び現在の状況をネットワークを介して通知する通知手段を有し、画像データと共に送信されてくる画像データの出力形態を指示する指示情報に基づいて出力処理してもよい。
 これによれば、通知手段が送信元の画像処理装置に対して処理能力及び現在の状況を通知するので、送信元の画像処理装置では、相手先画像処理装置の処理能力及び現在の状況を認識できる。そして、画像データと共に送信されてくる指示情報に基づいて出力処理するので、送信元において指定された出力形態の出力物となる。
 本発明に係る画像送信システムは、以上のように、送信元画像処理装置では、画像データを送信する際、画像データを送信する相手先画像処理装置の処理能力をネットワークを介して認識し、認識した相手先画像処理装置の処理能力に応じた操作指示画面を表示して相手先画像処理装置に対する送信する画像データの出力形態の操作指示を可能とし、相手先画像処理装置では、送信元画像処理装置にて操作指示された出力形態で画像データを出力処理する構成である。
 これにより、相手先画像処理装置の処理能力を把握しない状態で一方的に出力していたこれまでの画像送信よりも、相手先における最終的な出力形態を送信元にて決定でき、効率のよい画像送信が実現され、相手先の手を煩わせることなく、送信元の指示にて、送信元が望む出力形態の出力物を相手先に提供できるという効果を奏する。
 そして、このような画像送信システムを用いることで、例えば、出先で作成した報告書を、社内のネットワークプリンタで出力する場合など、送信元からはどのような環境下にあるのかが把握できない相手先画像処理装置に出力を指示する場合等、将来的に有効である。
 本発明に係る画像送信システムは、上記の構成において、送信元画像処理装置では、相手先画像処理装置の処理能力と共に、相手先画像処理装置の現在の状態を認識し、認識した現在の状況を操作指示画面に反映させる構成である。
 これにより、上記の構成による効果に加えて、相手先画像処理装置にトラブル等があっても、送信元の予想しない状態で画像データが相手先に提供されるようなことがなく、さらに確実に送信元が望む出力形態の出力物を相手先に提供できるとい効果を奏する。
 本発明に係る画像送信システムは、上記の構成において、送信元画像処理装置では、画像データを送信する複数の相手先画像処理装置毎に処理能力を認識し、認識した各相手先画像処理装置毎に操作指示画面を表示して各相手先画像処理装置に対する画像データの出力形態の操作指示を可能とする構成である。
 これにより、上記の構成による効果に加えて、複数の相手先に対しても、各相手先画像処理装置毎に各々の画像処理装置の処理能力を表示した操作指示画面を用いて操作指示を行い、各相手先に対して、送信元において所望する出力形態を指示することができるという効果を奏する。
 そして、このような画像送信システムを用いることで、複数の相手先画像処理装置毎に各処理能力に応じた操作指示画面が表示されるので、複数の相手先の中から、送信元が送信する画像データを処理するのに適した画像処理装置を持っている相手先を選択することもできる。例えば、カラーデータを含んだプレゼンテーション画像データを複数の相手先に送信する場合、カラーデータを処理できる画像処理装置を持っている相手先と、モノクロデータしか処理できない画像処理装置を持っている相手先とで、それぞれに適切な送信設定を施したり、カラー画像データを処理できる画像処理装置のみを選択して送信したりできるなど、将来的に有効である。
 本発明に係る画像送信装置は、以上のように、相手先画像処理装置における処理能力及び現在の状況をネットワークを介して認識する認識手段と、上記認識手段にて認識した相手先画像処理装置の処理能力及び現在の状況に応じた、相手先画像処理装置に対する送信する画像データの出力形態の操作指示を可能とする操作指示画面を表示する操作指示画面表示手段と、上記操作指示画面を用いて指示された相手先画像処理装置における画像データの出力形態に基づいて出力処理の指示情報を作成すると共に、必要に応じて画像データに画像処理を施して指示情報と共に相手先画像処理装置に対して送信する送信手段とを有する構成である。
 これにより、上記した発明の画像送信システムを実現して、送信元において相手先画像処理装置に対してその処理能力内で出力形態を指示して、送信元の所望する出力形態の出力物を相手先の手を煩わせることなく提供できるという効果を奏する。
 本発明に係る画像送信装置は、上記の構成において、上記認識手段は、画像データを送信する複数の相手先画像処理装置における処理能力及び現在の状況をネットワークを介してそれぞれ認識し、上記操作指示画面表示手段は、認識手段にて認識した各相手先画像処理装置の処理能力及び現在の状況に応じた、各相手先画像処理装置に対する送信する画像データの出力形態の操作指示を可能とする操作指示画面をそれぞれ表示し、上記送信手段は、相手先画像処理装置毎の操作指示画面を用いて指示された各相手先画像処理装置における画像データの出力形態に基づいて出力処理の指示情報を作成すると共に、必要に応じて画像データに画像処理を施して指示情報と共に所定の相手先画像処理装置に対して送信する構成である。
 これにより、上記した発明の画像送信システムを実現して、送信元において複数の相手先画像処理装置に対して各々の処理能力内で出力形態を指示して、送信元の所望する出力形態の出力物を各相手先にて相手先の手を煩わせることなく提供できるという効果を奏する。
 本発明に係る画像送信装置は、以上のように、ネットワークを介して相手先の画像処理装置へ画像データを送信する画像送信装置において、複数の相手先画像処理装置における処理能力及び現在の状況をネットワークを介して認識する認識手段と、画像データの出力形態を指示するための指示手段と、上記認識手段にて認識した複数の相手先画像処理装置の中から、上記指示手段にて指示された出力形態にて出力可能な相手先画像処理装置を選択する相手先選択手段と、上記相手先選択手段にて選択された相手先画像処理装置に対して、出力形態を指示する指示情報と共に画像データを送信する送信手段とからなる構成である。
 これにより、送信元が所望する画像データの出力形態が処理可能な装置のみに画像データが送信されるので、送信元の利用者が所望する形態で、相手先にデータを送信し、出力させることができるという効果を奏する。
 本発明に係る画像送信装置は、以上のように、複数の相手先画像処理装置における処理能力及び現在の状況をネットワークを介して認識する認識手段と、上記認識手段にて認識した複数の相手先画像処理装置の中から、送信する画像データを処理可能な相手先画像処理装置を選択する相手先選択手段と、上記相手先選択手段にて選択された相手先画像処理装置に対して画像データを送信する送信手段とからなる構成である。
 これにより、送信元の用いている装置から発生される画像データを処理可能な装置を確定するので、送信元の利用者が望んでいないような形態で、相手先にデータを送信し、出力させることを防ぐことができるという効果を奏する。
 本発明に係る画像送信装置は、上記の構成において、送信手段は、画像データを送信する際、認識手段にて認識した相手先画像処理装置における画像処理用メモリの容量に適した送信方法で画像データを送信する構成である。
 相手先画像処理装置によっては、例えば画像処理用メモリとして、容量の小さいものしか備えていない場合や、容量は大きいものの画像処理中で空容量が小さい場合があるが、これにより、送信中に容量がオーバーする度に画像データの送信を中断しながら送信する構成よりも、速く送信することができるという効果を併せて奏する。
 本発明に係る画像送信装置は、上記の構成において、送信手段は、画像データを指示情報と共に送信する際、操作指示画面を用いて操作指示された出力形態を基に、操作指示された出力形態を実現するための画像処理が送信元及び相手先の両方において可能であれば、送信するデータ量が少なくなる側で画像処理を実施する構成である。
 これにより、送信データ量を少なくする方向に処理が任されるので、送信に要する時間が短くなるという効果を併せて奏する。
 本発明に係る画像受信装置は、以上のように、ネットワークを介して別の画像処理装置から送信されてきた画像データを受信して画像出力する画像受信装置において、送信元の画像処理装置からの要求に応じて処理能力及び現在の状況をネットワークを介して通知する通知手段を有し、画像データと共に送信されてくる画像データの出力形態を指示する指示情報に基づいて出力処理する構成である。
 これにより、上記した発明の画像送信システムを実現でき、この画像受信装置を備えることで、送信元が所望する出力形態の出力物を何の手を加えることもなく、煩わされずに受け取ることができる。
 本発明の実施の一形態について図1ないし図12に基づいて説明すれば、以下の通りである。
 本発明の画像送信システムを実現する画像送信装置及び画像受信装置としての画像処理装置であるデジタル複写機1は、図2に示すように、大きくはスキャナ部31及びレーザ記録部32から構成されている。
 スキャナ部31は、透明ガラスからなる原稿載置台35、原稿載置台35上へ自動的に原稿を供給搬送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)36、及び原稿載置台35上に載置された原稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読み取りユニット、すなわちスキャナユニット40から構成されている。
 スキャナ部31にて読み取られた原稿画像は、画像データとして後述する画像データ入力部へと送られ、画像データに対して所定の画像処理が施される。
 RADF36は、所定の原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナ部31の原稿載置台35上へ送給する装置である。RADF36は、オペレータの選択に応じて原稿の片面又は両面をスキャナユニット40に読み取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換え手段などから構成されている。なお、RADF36については、従来から数多くの出願、商品化がなされているので、これ以上の説明は行わない。
 スキャナユニット40は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリ41、原稿からの反射光像を光電変換素子44に導くための第1の反射ミラー42aからなる第1の走査ユニット40a、さらなる原稿からの反射光像を光電変換素子44に導くための第2,第3の反射ミラー42b・42cからなる第2の走査ユニット40b、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する光電変換素子44上に結像するための光学レンズ体43、及び原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換するCCD等の光電変換素子44から構成されている。
 スキャナ部31は、上記RADF36とスキャナユニット40の関連した動作により、原稿載置台35上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿載置台35の下面に沿ってスキャナユニット40を移動させて原稿画像を読み取るように構成されている。
 原稿画像をスキャナユニット40で読み取ることにより得られた画像データは、後述する画像処理部へ送られ、各種処理が施された後、レーザ記録部32のレーザ書き込みユニット(以下、LSU)46に与えられる。
 レーザ記録部32は、用紙収納・搬送部、LSU46及び画像を形成するための電子写真プロセス部47を備えている。
 用紙収納・搬送部には、第1カセット51、第2カセット52、第3カセット53、及びマルチ手差しトレイ54を有しており、さらに、画像が記録された用紙の裏面側に画像を記録させるための両面ユニット55が備えられている。
 この用紙収納・搬送部における各カセットには、用紙束がサイズ毎に収容されており、操作者が所望するサイズが収容されているカセットを選択すると、そのカセット内の用紙束の最上層から、給紙搬送部50にて用紙が1枚ずつ送り出され、搬送経路33を経由して順次レーザ記録部32の電子写真プロセス部47へ向けて搬送される。
 LSU46は、上述のメモリから画像データに応じたレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部47の感光体ドラム48上で等速度偏向されるように補正するfθレンズ等を有している。
 電子写真プロセス部47は、周知の態様に従い、感光体ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写器、剥離器、クリーニング器、除電器を備えると共に、その用紙搬送方向下流側に定着器49を配置してなっている。
 また、定着器49より用紙搬送方向さらに下流側には、用紙排出搬送路が設けられており、この用紙排出搬送路は後処理装置34へ通じる搬送路57と、両面ユニット55へ通じる搬送路56とに分岐している。
 画像メモリから読み出された画像データは、LSU46によってレーザ光線を走査させることにより感光体ドラム48の表面上に静電潜像として形成され、トナーにより可視像化されたトナー像は用紙収納・搬送部から搬送された用紙の面上に静電転写され定着される。
 このようにして画像が形成された用紙は、定着器49から搬送路57を介して後処理装置34へ送られるか、或いは、搬送路56を介して両面ユニット55へと選択的に搬送される。
 後処理装置34は、第1の排紙トレイ341と、第2の排紙トレイ342が、装置左側において上下に配置されており、デジタル複写機1側において画像が記録された用紙を搬送路57から受け取る。後処理装置34内には、用紙受け取り口343、第1の搬送経路344、第2の搬送経路345、第1の切り換えゲート346、第2の切り換えゲート347、スイッチバック搬送経路348、第1出ローラ349、第2排出ローラ350等が配置されており、各種の排出モードに対応している。
 第1排出モードでは、用紙受け取り口343に受け取られた用紙は、第1の搬送経路344から直接第1排出ローラ349により第1の排紙トレイ341に排出される。ここで、用紙は記録面が上を向いたフェイスアップで排出される。
 第2排出モードでは、用紙受け取り口343に受け取られた用紙は、第1の切り換えゲート346により第2の搬送経路345へと導かれ、その後第2の切り換えゲート347により第2排出ローラ350側へと案内され、該第2排出ローラ350から第2の排紙トレイ342に排出される。ここでも、フェイスアップで排出される。
 第3排出モードでは、用紙受け取り口343に受け取られた用紙は、第1の切り換えゲート346により第2の搬送経路345へと導かれ、その後第2の切り換えゲート347によりスイッチバック搬送経路348へと案内される。そして用紙の後端が第2の切り換えゲート347を通過すると、用紙がスイッチバック搬送され、第2の切り換えゲート347から第2排出ローラ350側へと案内され、該第2排出ローラ350から第2の排紙トレイ342に排出される。ここでは、スイッチバック搬送されることで、用紙は記録面が下を向いたフェイスダウンで排出される。
 また、第1の排紙トレイ341及び第2の排紙トレイ342には、排出収容される用紙の収容状態を排出方向と略直交する方向に変位させるための、従来から公知のオフセット機構351・352が設けられており、ジョブ単位、あるいは、モード毎に画像が記録された用紙を区分した状態で区分け収容するようになっている。
 また、通常、パーソナルコンピュータなどの外部装置から転送されてくるデータは、データの先頭部分から順次転送されてくるものであるので、後述するプリンタモード等においては、送信データを画像データとして展開し、画像出力する場合には、第3排出モードを用いるか、あるは、画像データの出力順序を考慮するなどする必要がある。
 そして、このデジタル複写機1は、図1に示すように、構内ネットワークにて、他の画像処理装置やパソコンと接続されると共に、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等とも接続され、かつ、インターネット(イントラネットも含む)、或いは電話回線を介して、構内ネットワーク外の画像処理装置である、デジタル複写機やプリンタ、パソコン、携帯情報端末にも接続されている。
 ネットワーク接続された別の画像処理装置からインターフェイスを介して転送されてきた画像データは、一旦、デジタル複写機1の画像処理部へと送られ、所定の処理が行われた後、図2に示したレーザ記録部32から画像として再現出力される。
 次に、このデジタル複写機1における、画像データに画像処理を施す画像処理部の構成及び機能について説明する。
 図3は、図2のデジタル複写機1を構成している各種ユニット部、画像処理部などの全体ブロック構成図であり、略中央に位置するメイン中央演算処理装置401(CPU(Central Processing Unit))により、各ユニット部毎に搭載されたサブ中央演算処理装置(CPU)との連携を取りながら動作管理している状態を示す図である。
 図に示すように、主に、操作パネルを管理制御するオペレーションパネルボード100、デジタル複写機1を構成する各ユニットを管理制御するマシンコントロールボード200、原稿画像を電気的に読み取り電子データとするCCDボード300、前記CCDボード300にて電子データ化された原稿画像(画像データ)に対して所定の画像処理を施すメイン画像処理ボード400、及びこのメイン画像処理ボード400にて処理された画像データに対してさらに所定の画像処理を施すサブ画像処理ボード500を備え、さらに、前記サブ画像処理ボード500にインターフェイスを介して接続されたその他の拡張ボード群600(プリンタボード、FAXボード、機能拡張ボード)を備えている。
 以下、各ボード毎に管理制御している内容について説明する。
 オペレーションパネルボード100は、基本的にサブの中央演算処理装置(CPU)101により制御されており、操作パネル103上に配置されたタッチパネル式のLCD表示部104の表示画面及び画面の押圧による指示入力、並びにスタートキーや、クリアキー、テンキー等からなる操作キー群105からの操作入力などを管理している。なお、以下、LCD表示部104を操作キー群105を含む操作パネル103と区別するために、タッチパネルと称する場合もある。
 また、オペレーションパネルボード100には、LCD表示部104及び操作キー群105から入力されたデータ、LCD表示部104に表示させる情報など操作パネル103における各種制御情報を記憶しておくメモリ102も設けられている。
 この構成において、サブの中央演算処理装置101は、メインの中央演算処理装置401との制御データ通信を行い、デジタル複写機1の動作指示を行う。また、メインの中央演算処理装置401からは、デジタル複写機1の動作状態を示す制御信号をサブの中央演算処理装置101へと転送することで、操作パネル103のLCD表示部104を通して、装置が現在どのような状態にあるのか操作者に表示するようになっている。
 マシンコントロールボード200は、サブの中央演算処理装置201により全体が制御されており、前述したRADF36などの自動原稿送り装置、原稿画像を読み取るスキャナ部31、画像データを画像として再現する電子写真プロセス部47、画像が記録される用紙をカセット等から給紙して電子写真プロセス部47へ向かって順次搬送する給紙搬送部50、用紙の両面に画像が形成されるように用紙を反転搬送する両面ユニット55、画像が記録された用紙に対してステープルなどの後処理を行う後処理装置34などを管理している。
 CCDボード300は、原稿画像を電気的に読み取るためのCCD301、CCD301を駆動する回路(CCDゲートアレイ)302、CCD301から出力されるアナログデータのゲイン調整などを行うアナログ回路303、CCD301のアナログ出力をデジタル信号に変換して電子データとして出力するA/D変換器304などから構成され、制御管理はメインの中央演算処理装置401により行われている。
 メイン画像処理ボード400は、メインの中央演算処理装置401により制御され、前記CCDボード300から送られてきた原稿画像の電子データをもとに、画像の階調性を所望の状態で表現できるように、シェーディング補正,濃度補正,領域分離,フィルタ処理,MTF補正,解像度変換,電子ズーム(変倍処理),ガンマ補正など多値の画像データの状態のまま処理を施す多値画像処理部402、処理が施された画像データあるいは処理の手順管理など各種制御情報を記憶させておくメモリ403、処理が施された画像データでもって画像を再現するためにLSU46側へとデータを転送制御するレーザコントロール404などから構成されている。
 サブ画像処理ボード500は、メイン画像処理ボード400とコネクタ接続され、メイン画像処理ボード400上のメインの中央演算処理装置401により制御された、2値画像処理部501、画像処理の施された2値画像データ、あるいは処理上での制御情報などを記憶管理するメモリおよびメモリを制御するゲートアレイからなるメモリ部502、複数枚分の画像データを記憶管理しておき、複数枚の原稿画像を繰り返し所望部数の数だけ読み出して複数の複写物を生成するためのディスクメモリおよびディスクメモリを制御するゲートアレイからなるハードディスク装置503、外部インターフェイスとしてのSCSIおよびSCSIを制御するゲートアレイからなるインターフェイス部504などから構成される。
 また、前述の2値画像処理部501は、多値画像データを2値画像データに変換する処理部、画像を回転する処理部、2値画像の変倍処理を行う2値変倍(ズーム)処理部などから構成され、さらに、ファックス画像を通信手段を介して送受信することができるようにファックスインターフェイスも備えている。
 拡張ボード群600としては、外部に接続されたパソコンなどから送られてくるデータをデジタル複写機1のレーザ記録部32からプリンタモードとして出力可能とするためのプリンタボード601、デジタル複写機1の編集機能を拡張してデジタル複写機1の特徴を有効活用するための機能拡張ボード602、デジタル複写機1のスキャナ部31から読み込んだ原稿画像を相手先に対して送信したり、相手先から送られてきた画像データをデジタル複写機のレーザ記録部32から出力することを可能にするファックスボード603などがある。
 ここで、上記デジタル複写機1における、コピーモード、ファックスモード、及びプリンタモードの、基本的な画像データ処理及びその流れについて説明する。
 まず、通常のコピーモードについて説明する。
 デジタル複写機1のRADF36の所定位置セットされた原稿は、1枚ずつスキャナ部31の原稿載置台35上へと順次供給され、原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
 メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。そして、8ビットの電子画像データにガンマ補正などの処理が行われた後、レーザコントロール404を介してLSU46へと送られる。
 これにより、デジタル複写機1のスキャナ部31にて読み取られた原稿画像は、レーザ記録部32から階調性のあるコピー画像として出力される。
 次に、コピーモードにおける電子RDH(Recycle Document Handler) 機能を用いた場合を説明する。
 デジタル複写機1のRADF36の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつスキャナ部31の原稿載置台35上へと順次供給され、原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
 そして、この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405から、サブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部において誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電子画像データに変換される。
 なお、ここで8ビットの電子画像データを誤差拡散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換するのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるためで、画質の劣化を少なくする配慮である。また、8ビットの電子画像データを2ビットの電子画像データに変換するのは、画像の記憶容量などを考慮したためである。
 このようにして変換された2ビットの電子画像データは、原稿1枚毎にハードディスク装置503のディスクメモリへと転送されて一時的に記憶管理される。デジタル複写機1のRADF36にセットされた原稿群の全てが読み取り処理されると、先程一時的にディスクメモリに記憶された2ビットの電子画像データをゲートアレイの制御により指定された部数の数だけ繰り返し読み出して、読み出された2ビットの電子画像データは、再度コネクタ405,505を介してメイン画像処理ボード400へ送られ、ガンマ補正などの処理が施された後、レーザコントロール404を介してLSU46へと送られる。
 これにより、デジタル複写機1のスキャナ部31にて読み取られた原稿画像は、レーザ記録部32から階調性のあるコピー画像として出力される。
 なお、ここでは、全ての原稿群画像が読み取られてから画像群を所望する部数の数だけ繰り返し読み出すようにして説明したが、1部目の画像出力は所定分の画像が準備できた段階で順次出力する構成とすることも可能である。
 次に、プリンタモードについて説明する。
 前述の図1に示した、パソコンや、デジタルカメラなどのネットワーク接続された外部機器からネットワーク上を用いて送られてきた画像は、プリンタボード601上のネットワークインターフェイスを介してプリンタボード601上でページ単位の画像として展開された後、インターフェイス部504を構成するSCSIから一旦サブ画像処理ボード500側へ転送され、ハードディスク装置503などのメモリヘと記憶される。
 この処理の流れをパソコンからの画像入力を例示して簡単に説明する。パソコン側で作成されたテキストデータなどが、PS(Postscript) あるいは、PCL(Printer control Language)のデータ形式の形で転送されてくると、この転送されてきたデータは、一旦プリンタボード601上のバッファ(メモリ2)へと蓄積され、CPUにてページメモリ(メモリ1)上にRIP(Raster Image Processor) により展開される。
 そして、ページメモリ(メモリ1)上に展開された画像データは、SCSIを介してサブ画像処理ボード500ヘと転送され、ハードディスク装置503へと記憶される。このとき、ページメモリ(メモリ1)上に展開記憶されている画像データを、容量の関係でハードディスク装置503に記憶できなければ、ハードディスク装置503が開放されるまで待機させておく。
 一方、ハードディスク装置503を管理しているCPU401では、ハードディスク装置503の容量が一杯になると、ハードディスク装置503に蓄積されている画像データを、操作パネル103から指示された処理モード、或いはネットワーク接続されている外部機器から指示された処理モードに基づいて、画像の出力処理を行う。
 プリンタボード601上でページ画像として展開された画像は、サブ画像処理ボード500側に送られるが、ページ画像に2値画像処理は行わず、ハードディスク装置503に一時記憶されるだけである。また、一旦記憶されたページ画像がハードディスク装置503から読み出される時も、ページ画像に対する2値画像処理は行わない。そして、ハードディスク装置503へ一時記憶された画像データは、所定のページ順となるようにハードディスク装置503から読み出されながらメイン画像処理ボード400へと送られ、ガンマ補正が施された後、レーザコントロール404からLSU46にて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
 そして、指示されている処理モードに基づく画像の出力処理が完了すると、ハードディスク装置503に蓄積されている画像データを解除して、先ほど待機させていたページメモリ(メモリ1)上の画像データのハードディスク装置503への転送を再開する。
 一方、プリンタボード601上では、ページメモリ(メモリ1)が開放されたとして外部機器からのデータ受け入れ、画像データの展開を再開すると共に、展開された画像データを上記と同様にハードディスク装置503へと転送して、設定されているモードに基づいて処理する。
 そして、後続のデータもなく、ハードディスク装置503の蓄積されている両像データに基づく画像の記録が完了すると、指示されている処理モードを解除すると共に、ハードディスク装置503に蓄積されている画像データもクリアしてハードディスク装置503を開放する。
 なお、外部機器から転送されてくるデータを展開してハードディスク装置503に蓄積させて出力処理する際、ハードディスク装置503に1ジョブの展開されたデータが一括管理できる容量であれば、上記のような分割した出力処理を行う必要もないので、一括して指示されている処理モードに基づく画像の出力処理を行えばよい。
 次に、ファックスモードについて説明する。
 ファックスモードには、相手先に対する原稿の送信と、相手先からの原稿の受信に対する処理がある。先ずは、相手先に対する原稿の送信について説明する。
 デジタル複写機1のRADF36の所定位置にセットされた送信原稿は、1枚ずつスキャナ部31の原稿載置台35上へと順次供給され、送信原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
 メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。そして、この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405から、サブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部において誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電子画像データに変換される。
 なお、8ビットの電子画像データを誤差拡散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換しているのは、コピーモードにおける電子RDH機能を用いた場合と同様に、ただ多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるためで、画質の劣化を少なくする配慮である。
 このようにして2値画像化された送信原稿は、所定の形式で圧縮されメモリ部502に記憶される。そして相手先との送信手続きを行い送信可能な状態が確保されると、メモリ部502から読み出された所定の形式で圧縮された送信原稿画像はファックスボード603側へと転送され、このファックスボード603上で圧縮形式の変更など必要な処理が施された後、相手先に対して通信回線を介して順次送信されることとなる。
 そして、詳細には後述するが、上記デジタル複写機1においては、ファクスモードのようにオープンなネットワーク環境下においても、相手先に画像データを送信する際、相手先の画像処理装置の処理能力を把握し、その処理能力に応じた画像処理を施すと共に、後処理の指示等も画像データと共に相手先へと送信できるように構成されている。
 次に、相手先から送信されてきた原稿画像の処理について説明する。相手先から通信回線を介して原稿が送信されてくると、ファックスボード603での通信手続きを行いながら相手先から送信されてくる原稿画像を受信すると共に、所定の形式に圧縮された状態の受信画像は、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501に設けられたファックスインターフェイスから2値画像処理部501へと送られ、圧縮伸長処理部などによりページ画像として送信されてきた原稿画像を再現する。
 そして、ページ単位の画像として再現された原稿画像は、メイン画像処理ボード400側へと転送されガンマ補正が施された後、レーザコントロール404からLSU46にて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
 以上の構成からわかるように、画像データに所定の処理を施す画像処理部は、主としてスキャナ部31から読み取り入力された原稿画像を多値の画像データとして処理するメイン画像処理ボード400と、このメイン画像処理ボード400にて多値画像データとして処理された原稿の画像データに対して2値化処理など所定の処理を施したり、外部インターフェイスを介して接続された機器から送られてきた画像データに対して所定の処理を施した後、多値画像処理部402(メイン画像処理ボード400)側へと転送したりするサブ画像処理ボード500とに分割構成されている。
 また、メイン画像処理ボード400には、画像をLSU46から電子写真プロセス部47の感光体48上に再現させるため、LSU46の画像データの書き込みを制御するためのレーザコントロール404が含まれている。この構成により、スキャナ部31から読み取り入力された原稿画像は、多値画像として原稿が有する画像の特徴を損なうことなくレーザ記録部32からコピー画像として再現可能であり、大量の原稿を電子RDH機能などを用いて高速出力処理する場合などは、サブ画像処理ボード500、ハードディスク装置503などを用いることで可能となっている。
 また、ファックス、パソコンなどの外部機器から転送されてきた画像データに対する処理および出力、ファックスに限ってはさらに、多値画像処理が施された(原稿画像の特徴が保たれた)送信原稿に対する2値化処理など、デジタル複写機1として備えられたデジタルの特徴機能に合わせて画像データに適切な処理を施すことが可能な構成となっている。
 また、画像処理部を分散させることで、デジタル複写機1のバリエーション(ラインナップ)を多種多様揃えることが可能であり、ユーザーの要望に合わせてデジタル複写機を設置することができ、また、設置後もユーザーの要望に合わせてシステム展開を簡単に図ることが可能である。
 さらに、メイン画像処理ボード400上に配置された中央演算処理装置401は、上記構成においてサブ画像処理ボード500をも管理制御しているので、それぞれの処理部において、連続して処理される画像全体の流れが管理され、データおよび処理の流れもスムーズになり、画像データが失われる虞れがない。
 以上が、デジタル複写機1に搭載されているスキャナ部31、あるいは拡張ボード群600から入力される画像データを処理する画像処理部の説明である。
 次に、ネットワーク上を使って、デジタル複写機1から相手先の画像処理装置に対して、送信原稿などの画像データを送信する画像送信システムについて説明する。
 前述したように、デジタル複写機1は、図1に示すようなネットワーク環境下にあり、例えば、画像処理装置4,5、パソコン7とは構内ネットワークを介して接続されている。また、画像処理装置2,3,6、パソコン8や、これに接続された周辺機器であるスキャナには、インターネット或いは電話回線等を介して接続されており、携帯情報端末からもこのネットワークに接続できるようになっている。
 このネットワーク上において、各装置は互いに搭載されている処理能力、処理機能を予め把握しているとは限らず、外部からの新しい端末機器が新たにネットワーク上に接続され、特定の装置に対して画像データを送信し、出力処理させるものも含んだネットワークシステムを構成している。
 図4は、ネットワークに接続されている画像処理装置それぞれの処理能力や状態を表した図である。図1の各画像処理装置に付されている番号は、図4の画像処理装置番号にそれぞれ対応している。画像処理装置1は、上記のデジタル複写機1である。
 例えば、構内ネットワーク環境下にある画像処理装置4は、給紙部には用紙としてA4がセットされ、カラー画像とモノクロ画像に対応しており、プリント速度はカラーが6枚/分、モノクロが24枚/分である。さらに、画像処理用メモリには、1GBのハードディスクを搭載し、また、紙詰まりや、トナー切れのトラブルもなく、正常に動作することを示している。
 また、外部ネットワーク環境下にある画像処理装置2は、シート後処理装置としてオフセット、ステープルが可能で、給紙部には用紙としてA3・A4・B4・B5がセットされ、モノクロ画像のみに対応しており、プリント速度は40枚/分である。さらに、画像処理用メモリは16MBのRAMと2GBのハードディスクとを搭載し、また、紙詰まりや、トナー切れのトラブルもなく、正常に動作することを示している。
 図5は、デジタル複写機1の操作パネル103におけるLCD表示部104に表示される初期画面である。初期画面では、デジタル複写機1の現在の設定及び状態が表示されている。この画面より、デジタル複写機1は、コピー濃度は自動調整で、倍率は100%、用紙はA4が選択され、かつ、原稿サイズと指定されている倍率(100%)に応じて自動に用紙サイズが選択される自動モードに設定されていることがわかる。
 この画面にて、『相手先指定』キーを押すと、図6の画面に表示が変わる。ここで表示している相手先は、ネットワーク上に接続されており、かつ相手先として適切な相手先か、或いは、予めデジタル複写機1に登録してある相手先である。この画面にて、任意の相手先を1つまたは複数選択することができる。
 まず、1つの相手先を選択指定した場合を説明する。
 この画面にて、『画像処理装置3』キーを押し、続いて『閉じる』キーを押すと、画像処理装置3が選択され、図7の画面に表示が変わる。
 図7は、デジタル複写機1に装備されている操作パネル103のLCD表示部104の画面を示すものであるが、画面には相手先として選択された画像処理装置3の外観図が表示されている。
 ここで、デジタル複写機1は、選択された画像処理装置3が、構内ネットワークによる管理下にない外部ネットワーク環境下にある装置であるため、通常のアクセスモード(第1のアクセスモード)とは別の第2のアクセスモードに入り、ネットワーク上を用いて相手先の画像処理装置3にアクセスし、画像処理装置3に装備されている画像処理能力、画像処理メモリの容量・使用状況、後処理装置等の周辺機器、ジャムや用紙切れ等の現在の状態などの情報を入手し、入手した情報を、操作パネル103上に反映して、画像処理装置3とほぼ同じタッチパネルを表示し、画像処理装置3の操作手順をそのままデジタル複写機1の操作パネル103上で実現可能とする。
 この図7の画面にて、例えば、『用紙』キーを押して出力用紙としてA4を選択する。次に、この画面にて『後処理』キーを押すと、図8の画面に表示が変わる。
 図8は、相手先の画像処理装置3に搭載された後処理装置に対する処理設定画面である。この図も、画像処理装置3から得た情報により、画像処理装置3とほぼ同じ表示と操作手順を、送信元のデジタル複写機1に装備されている操作パネル103上で実現したものである。
 このような、相手先の画像処理装置3とほぼ同じタッチパネルを表示しているデジタル複写機1の操作パネル103上で、相手先の画像処理装置3に対する画像処理、後処理等を設定した後、原稿をセットしてスタートキーを押すと、デジタル複写機1のスキャナ部31にて原稿画像が読み取られ、読み取った画像データに対して適切な画像処理が画像処理部において施された後、ネットワーク上を通じて画像データは画像処理装置3へと、出力形態を指示する指示情報と共に送信される。
 このとき、例えば原稿としてA3サイズのカラー原稿をセットしたとすると、画像処理装置3の出力用紙としてはA4が指定されていることから、デジタル複写機1は、A3サイズの画像データをA4に縮小して、画像処理装置3へ送信する。また、画像処理装置3はカラーには対応していないことから、デジタル複写機1は、スキャナー部31にて読み取ったカラー画像データをモノクロに変換してから、画像処理装置3に送信する。
 従来からも相手先画像処理装置の状態に合わせて、変倍やモノクロ変換等の処理が施されていたが、本デジタル複写機1に場合は、どのような出力形態で出力されたか送信元において確実に把握できるので、所望しない形態でしか出力物を提供できない場合は、この時点で送信を取り止めればよい。
 ここで、カラー画像データのモノクロ画像データへの変換は、相手先の画像処理装置3にて行うように指示することも可能であるが、送信するデータ量がモノクロ画像データの方が各段にカラー画像データに比べて小さいので、送信元のデジタル複写機1において処理しておくことが望ましく、本デジタル複写機1では、送信するデータ量が少なくなるように、画像処理を施す装置側を決定している。
 また、画像処理装置3に搭載されている画像処理メモリは、2GBのハードディスクであるため、現在、そのメモリにて画像処理を行っていない状況であるならば、一度に大量の画像データを処理できると考えられるので、画像データの転送は一回のみ行う。しかしながら、もし、画像処理装置3に搭載されている画像処理メモリの容量が、もっと小さい場合や、或いは現在画像処理中であり、一度に大量の画像データを処理するのに有効なメモリ容量が確保できないような状況であれば、画像データの送信を複数回に分けて行う。これにより、より効率の良い処理を実現できる。
 このようにして画像処理装置3へと送信された画像データは、画像処理装置3にて適切な画像処理と指定された後処理が施されて出力される。
 一方、図6の相手先を指定する画面で、例えば『画像処理装置5』キーが押され、構内ネットワーク環境下にある画像処理装置5が相手先として指定された場合は、画像処理装置5がデジタル複写機1とは常に相互に状態等を管理しているので、通常の第1のアクセスモードに入り、『画像処理装置5』キーが押されただけで、上記と同様の相手先の画像処理装置の画像データに対する処理能力の範囲内での画像データに対する出力の指示が行えるような画面が操作パネル103のLCD表示部104に表示される。
 次に、複数の相手先を選択指定した場合を説明する。図6の画面にて、『画像処理装置2』キー、『画像処理装置3』キー、『画像処理装置4』キー、『画像処理装置6』キーをそれぞれ押し、続けて『閉じる』キーを押す。これにより、図9の画面に表示が変わる。
 図9は、デジタル複写機1に装備されている操作パネル103のLCD表示部104の画面を示すものであるが、画面には相手先として選択された各画像処理装置2,3,4,6の外観図をそれぞれ表示している。
 このとき、デジタル複写機1は、図6の画面で選択された相手先の構内ネットワークの環境下にない3つの画像処理装置2,3,6に対しては、上述した第2のアクセスモードに入り、ネットワーク上を用いて相手先の各画像処理装置2,3,6にそれぞれアクセスし、各画像処理装置2,3,6に装備されている画像処理能力、画像処理メモリの容量・使用状況、後処理装置等の周辺機器、現在の状態(トラブル等)などの情報をそれぞれ入手する。
 そして、入手した情報を、デジタル複写機1の操作パネル103上に反映することで、画像処理装置2,3,6とほぼ同じタッチパネルを表示し、画像処理装置3,4,6の操作手順をそのままデジタル複写機1の操作パネル103上で実現できるようにしている。
 一方、構内ネットワーク環境下にある画像処理装置4に対しては、通常の第1のアクセスモードに入り、デジタル複写機1とは常に相互に状態等を管理しているので、『画像処理装置4』キーが押されて画像データを送信する相手先が指定されただけで、相手先の画像処理装置の画像データに対する処理能力の範囲内での画像データに対する出力の指示が行えるような画面を、操作パネル103のLCD表示部104に表示する。
 このような相手先として選んだ4つの画像処理装置2,3,4,6のそれぞれとほぼ同じタッチパネルを表示しているデジタル複写機1の操作パネル103にて、それぞれの画像処理装置の能力や状態を確認した後、相手先画像処理装置2,3,4,6それぞれ個別に画像処理や後処理等の設定を施す。ここでは、複数の相手先画像処理装置の能力・状態を詳細に比較検討してから、必要な相手先のみを選択して、データを送信することができ、無駄がなく、より効率的に操作できる。
 例えば、画像処理装置2に対して、用紙サイズをA4とし、『特別機能』キーを押して、4ページ分の画像を1ページに収める4in1のマルチショットを指定し、画像処理装置3には、『倍率』キーを用いて200%倍に拡大する指示を指定する。また、画像処理装置4には、出力部数を5部にセットすると共に、『後処理』キーを押して、ソート・オフセットを指定する。また、画像処理装置6に対しては、紙詰まりが生じていることが図9の画面から確認できるので、相手先指定キーを押し、図6の相手先選択画面に戻って、画像処理装置6の選択を解除する。
 このように各設定を施した後、例えばA4サイズのモノクロ原稿をセットしてスタートキーを押すと、デジタル複写機1のスキャナ部31にて原稿画像が読み取られ、読み取った画像データに対して適切な画像処理を施した後、ネットワーク上を通じて、図6で選択された相手先画像処理装置2,3,4に、それぞれの相手先に応じた指示情報と共に送信される。
 送信終了後、画像データを受信した各相手先画像処理装置は、デジタル複写機1にてそれぞれ指定された処理を指示情報を基に行い、指定された出力形態で出力する。つまり、画像処理装置2は、A4用紙で4in1のマルチショットとなるように画像処理を施して出力する。また、画像処理装置3は画像データを200%変倍にして出力する。また、画像処理装置4は、出力部数を5部に設定し、ソータを用いてオフセットしながら画像データに基づく画像を5部出力する。
 なお、上記において本発明における認識手段としの機能を有するのはCPU401,プリンタボード603におけるネートワークI/F等であり、操作指示画面表示手段としての機能を有するのは、CPU401,オペレーションパネルボード100,操作パネル103等、送信手段としての機能を有するのはCPU401,メイン画像処理ボード400,サブ画像処理ボード500,プリンタボード603におけるネートワークI/F等である。
 この他、本デジタル複写機1においては、ネットワーク環境下にある画像処理装置に対して、特定の機能を有する装置のみを選択して、画像データを送信することもできる。
 例えば、出力形態として出力物にステープル処理を施して完成させたく、ステープル処理が可能な画像処理装置のみを送信先として指定したい場合は、以下のようにする。
 まず、図6の相手先選択画面にて、『後処理』キーを押す。これにて、図10の画面に表示が変わる。図10は後処理を設定する画面であるが、ここで、ステープルソートを指定し、『OK』キーを押す。これにより、デジタル複写機1は、前述の第2のアクセスモードに入り、ネットワーク上よりステープルが可能である画像処理装置の情報を入手して、図11の画面を表示する。
 図11は、図6と同じ相手先選択画面であるが、ステープルソートが可能な相手先である画像処理装置2と画像処理装置4のみを表示している。
 したがって、図11で表示されている相手先の中から送信先を選択することで、ステープルソートが可能な相手先のみを選択することができ、所望のステープルを施した出力形態で相手先にて出力物を提供できる。
 なお、上記において本発明における指示手段としの機能を有するのはCPU401,オペレーションパネルボード100,操作パネル103等であり、相手先選択手段としての機能を有するのは主にCPU401である。
 また、本デジタル複写機1では、予めカラー画像データしか送信しないとわかっている場合は、図5のデジタル複写機1の操作パネルの初期画面にて、『相手先指定』キーが押されると、ネットワーク上よりカラー画像データの処理が可能である画像処理装置の情報を入手して、図12の画面を表示する。
 図12は、図6と同じ相手先選択画面であるが、カラー画像データの処理が可能な相手先である画像処理装置4と画像処理装置5を表示している。図12で表示されている相手先の中から選択することで、カラー画像データの処理が可能な相手先のみを選択することができる。
 また、本実施の形態では、上記の相手先画像処理装置に対する操作指示を可能にする操作指示画面として、『特別機能』キーや『後処理』キー、及び『倍率指定』キーや『コピー濃度指定』キー、『用紙指定キー』等の自機と同じキーについては、送信元の装置の操作指示画面を適用し、相手先画像処理装置のみが有する処理の指定のみ、新たに表示しているので、日頃使いなれた装置の操作パネル感覚により指示できる。また、不要なキーを表示せず相手先の装置にあった操作画面を表示させることとなり、分かりやすく操作性がよい。
 もちろん、これ以外に、相手先画像処理装置の操作パネルをそのまま本デジタル複写機1のLCD表示部104を出力させてもよい。この場合は、相手先の装置の能力を容易に知ることができ、画像データを送信する先の装置を想定して画像の出力形態を指示することができる。したがって、この場合も、操作性はよく、相手先における出力形態が予想しやすい。
 また、本デジタル複写機1においては、相手先画像処理装置に対して操作指示を行う操作指示画面上には、相手先画像処理装置の処理能力を理解できるように、装置外観図を含めて表示しているので、相手先画像処理装置の有する処理能力を把握し易く、操作性が良い。
 特に、複数の相手先に送信する場合など、各装置の能力・状態を把握し易いだけでなく、複数の相手先画像処理装置の能力・状態・設定状況の比較が視覚的でわかりやすく、機能の設定、相手先の選択の判断が容易にできる。
 また、ここでは、本デジタル複写機1が画像送信装置である場合を主体に説明したが、本デジタル複写機1は本発明の画像送信システムを実現する画像受信装置としての機能も有している。即ち、ネットワークを介して他の画像処理装置から本デジタル複写機1に上記した第2のアクセスモードでアクセスされると、CPU401が通知手段としても機能し、本デジタル複写機1の処理能力・現在の状況(状態)をネットワークを介して通知する一方、画像データと共に送信されてきた指示情報を基に、送信元の画像処理装置にて指定された出力形態で出力処理する。
 なお、今回の説明では、デジタル画像形成装置から相手先のデジタル画像形成装置に対して画像データを送信して所望する状態で画像を出力させる構成として説明したが、デジタル画像形成装置(デジタル複写機)に限るものではなく、スキャナ装置、プリンタ装置、パソコンなどの各種装置、ならびに組み合わせた装置間において画像データを送信処理する構成とすることも可能である。
 本願発明は、画像データをネットワークを介して画像処理装置から別の画像処理装置へと送信する画像送信システム、及びこの画像送信システムに用いられる送信元の画像処理装置である画像送信装置、並びに受信元の画像処理装置に適用できる。
本発明の実施の一形態を示すもので、本発明の画像送信システムを実現するデジタル複写機が接続されているネットワーク環境を示す図である。 上記デジタル複写機の構造図である。 上記デジタル複写機における画像処理部の構造図である。 図1のネットワーク上に接続されたそれぞれの画像処理装置の能力と状態とを表した図である。 デジタル複写機の操作パネルのLCD表示部に表示された初期画面を示す図である。 デジタル複写機の操作パネルのLCD表示部に表示された、画像データを送信する相手先選択画面を示す図である。 デジタル複写機の操作パネルのLCD表示部に表示された、相手先として指定した画像処理装置3の操作指示画面を示す図である。 デジタル複写機の操作パネルのLCD表示部に表示された、相手先として指定した画像処理装置3の後処理設定画面を示す図である。 デジタル複写機の操作パネルのLCD表示部に表示された、相手先として指定した画像処理装置2,3,4,6の操作指示画面を示す図である。 デジタル複写機の操作パネルのLCD表示部に表示された、相手先で施したい後処理を設定する画面を示す図である。 デジタル複写機の操作パネルのLCD表示部に表示された、シート後処理としてステープルが可能な画像データの相手先選択画面を示す図である。 デジタル複写機の操作パネルのLCD表示部に表示された、カラー画像を出力可能な画像データの相手先選択画面を示す図である。
符号の説明
  1 デジタル複写機(画像送信装置,画像受信装置)
  2 画像処理装置2(画像受信装置)
  3 画像処理装置3(画像受信装置)
  6 画像処理装置6(画像受信装置)
100 オペレーションパネルボード(操作指示画面表示手段,指示手段)
103 操作パネル(操作指示画面表示手段,指示手段)
400 メイン画像処理ボード(送信手段)
401 CPU(認識手段,操作指示画面表示手段,送信手段,相手先選択手段    ,指示手段)
500 サブ画像処理ボード(送信手段)
601 プリンタボード(送信手段,認識手段)

Claims (3)

  1.  ネットワークを介して相手先画像処理装置へ画像データを送信する画像処理装置において、
     操作パネルを備え、
     当該操作パネルは、当該画像処理装置の現在の状態を表示する表示部を備え、
     相手先画像処理装置における処理能力及び現在の状態をネットワークを介して認識し、
     当該認識した相手先画像処理装置の処理能力及び現在の状態を自身の上記表示部に反映して、上記操作パネル上で相手先画像処理装置とほぼ同じ操作手順を実現し、該操作手順により相手先画像処理装置に対する設定を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2.  上記表示部はタッチパネルであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3.  上記表示部に、相手先画像処理装置の装置外観図を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
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