JP3203171B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3203171B2
JP3203171B2 JP29525895A JP29525895A JP3203171B2 JP 3203171 B2 JP3203171 B2 JP 3203171B2 JP 29525895 A JP29525895 A JP 29525895A JP 29525895 A JP29525895 A JP 29525895A JP 3203171 B2 JP3203171 B2 JP 3203171B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読取
ったデータをシート上に記録する画像形成装置であっ
て、特にデジタル化されたデータを記録するものにおい
て、画像形成装置が本来持ち合わせている画像形成手
段、特にプリンタ部を利用し、読取データの画像記録を
行う他に、外部装置からの転送されてくる外部データを
も必要に応じて記録処理できる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明にかかる画像形成装置の一種であ
るデジタル複写機は、原稿の画像を読取、該読取データ
を複写データとしてシート上に記録する複写(コピー)
モード以外に、最近ではプリントモード、FAXモード
等の機能が加えられた複合機として商品化されている。
【0003】そのため、複写機として動作している場合
の他に、ファクス通信による画像データの記録や他の外
部装置、例えばホストコンピュータ、パーソナルコンピ
ュータ、あるいはワードプロセッサ等の装置からの外部
データを記録することが可能になり、画像形成手段であ
るプリンタ部での稼働率が高くなる。つまり、原稿の画
像を読取り、これをシート上に記録する機能のみの複写
機と比べて、プリンタ部のみの稼働率が高くなる。
【0004】上記デジタル複写機としては、原稿の画像
を読取るスキャナ部、該スキャナ部にて読取ったデータ
を記録できるデータに画像処理した複写データを記憶
し、該複写データを記録するプリンタ部を備えており、
上述した外部装置、例えばワードプロセッサやパーソナ
ルコンピュータ等からの外部データを処理する入出力イ
ンタフェース部を備えている。これにより、原稿の画像
を読み取ったデータの記録を行う他に、プリンタ部によ
る複写データの一連の記録動作中を除くプリンタ部の待
機中に、外部装置からの外部データを受け取り、この外
部データを記録することができる。
【0005】従来では、上述したデジタル複写機を、原
稿の画像を読取り、これを記録するためのプリンタ部を
利用し、他の外部装置から要求される外部データを記録
を行わせるために特開平5−130311号公報に開示
されたものが提案されている。これは、プリンタ部の稼
働率を高めるために、プリンタ部の不動作時に外部装置
から転送されてくる画像データを記録するものである。
【0006】上記公報に記載された内容を簡単に説明す
れば、図11に示すように通信ライン1014を介して
接続されているデジタル複写機1000のプリント部を
共用するため、ファイリング機能1005、ファクシミ
リ機能1006およびレザービームプリンタ部1007
の各機能部よりCPU1010がプリント要求を入力す
ると、複写機1000のプリンタ部の動作状態のチェッ
クを行い、使用可能、つまりプリンタ部の動作が行われ
ていない場合に、要求のあった機能部からの画像データ
を、出力セレクタ1009およびセレクタ1002を通
して、複写機1000へ転送し、画像記録を行う。そこ
で、上記各機能部への画像データは、外部インターフェ
ース1011を介して、ファクシミリ装置やパーソナル
コンピュータからの画像データを入力セレクタ1008
を経由し、上述したファクシミリ機能1006やレザー
ビームプリンタ部1007へと送り記憶させる。よっ
て、CPU1010がプリント要求を受けると、ファク
シミリ機能部1006又はレザービームプリンタ部10
07の内容を上述したように複写機1000のプリンタ
部へと転送し、記録を行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の構成によると、
デジタル複写機1000のプリンタ部の稼働率が高まる
効果がある。つまり、プリンタ部の動作が行われていな
い待機中に、他の外部装置からの画像データのプリント
要求があれば、プリンタ部を稼働させることができるた
め、デジタル複写機を有効活用できる。
【0008】しかしながら、外部装置からのプリント要
求される画像(外部)データは、画像形成装置であるプ
リンタ部の動作が待機中の状態を確認した時のみ、上記
外部データの記録が可能であり、何らかの形でプリンタ
部としては記録動作を行っていなくても、その準備を行
っている時には記録動作不能となり、その記録動作の終
了を待って外部装置からの画像データを記録するため、
プリンタ部の稼働率をより高めることができない。また
同時に、外部装置の外部データを記録し出力する時間が
遅れる。
【0009】つまり、従来の外部装置からの外部データ
の記録は、プリンタ部の一連の複写動作を実行し、この
終了時においてプリンタ部が待機中に維持された状態で
あり、それ以上のプリンタ部の稼働率を求めることがで
きなかった。
【0010】そこで、特開平5−130311号公報に
よれば、外部装置から転送されてくる外部データの優先
順位を予めきめており、この優先順位の高い、例えばフ
ァクシミリ装置から転送される外部データについては、
プリンタ部での記録動作が開始される前の状態を確認す
ることで、上記外部データの記録を開始させる点が明記
されている。
【0011】以上の点においては、プリンタ部が動作し
ている時に、強制的にファクシミリ装置より転送されて
くる外部データを記録するため、プリンタ部での画像形
成継続中で、次の画像形成が開始される前に中断させる
ため、プリンタ部の立ち上げが問題になり、稼働率が思
ったほど向上できず、効率的な画像記録ではない。つま
り、プリンタ部の継続動作を一時強制的に中断させるた
め、そのままプリンタ部の動作を継続した方が効率的で
あり、稼働率としてはさほど向上されることはない。
【0012】本発明の目的は、原稿の画像を読取り、こ
れをシート上に記録できるプリンタ部を備えた画像形成
装置において、プリンタ部の稼働率(稼働効率)をより
高めることができる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0013】特に本発明の目的は、画像形成手段、つま
りプリンタ部が継続動作している時には、外部装置から
の画像データの記録を行うことなく、プリンタ部による
継続動作をおこなうことができないタイミングを検出
し、このタイミングで外部装置の外部データの記録動作
を開始させ、プリンタ部の稼働効率を高めるものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上述の目的を達
成するための画像形成装置は、原稿の画像を読取るスキ
ャナ部と、該スキャナ部にて読取ったデータを複写デー
タとしてシート上に記録するプリンタ部とを備え、外部
装置より転送されてくる外部データをシート上に上記プ
リンタ部を介して必要に応じて記録処理することが可能
な画像形成装置において、上記スキャナ部にて原稿の画
像を読取り、該読取ったデータを複写データとしてシー
ト上に記録する一連の記録動作を実行している状態で、
上記外部装置より外部データが転送されてきた時に、該
プリンタ部が記録動作を継続して実行できなくなった休
止期間を検出し、該検出時点で上記複写データの記録動
作を一時中断し、上記外部データの記録動作を実行させ
ることを特徴とする。
【0015】ここで、上記プリンタ部が複写データの一
連の記録動作の実行中に、継続して記録動作を実行でき
なくなった休止期間とは、原稿の画像を読取るための原
稿の交換時、その原稿の画像読取り及び画像処理時、ス
キャナ部のトラブル、あるいは原稿を読取位置へと搬送
する原稿搬送装置のトラブルのいずれかであり、これに
よりプリンタ部での記録動作を強制的に停止させること
はない。また、複写データの記録(複写モード)動作を
継続できない、上述の休止期間はプリンタ部の記録動作
が一時的に休止するため、この期間を利用して外部装置
からの外部データの記録を行えば、当然プリンタ部の稼
働率が大幅に向上できる。
【0016】また、複数の外部装置より外部データが転
送されてきた時に、該各外部データの内、画像形成装置
本体で処理できる外部データを優先させて、上記複写デ
ータの記録動作を継続して実行できなくなった休止時点
で、外部データの記録動作を実行させることで、プリン
タ部の動作を中断させることなく、別の記録動作を実行
できる。例えば、画像形成装置にて処理できるシートサ
イズと、外部データにて指定されるシートサイズとが一
致すれば、プリンタ部の動作を中断することなく、一致
するサイズのシートへの記録動作を実行できる。そのた
め、プリンタ部の稼働率を高める効果がある。
【0017】しかも上記プリンタ部が継続して複写デー
タを記録している時に、該記録にかかるシートが無くな
ったことを条件として、複写データの記録動作を実行で
きなくなった休止期間であることを検出し、該検出時点
で外部データの記録動作を実行させる際に、該外部デー
タが上記無くなったシートとは異なる別のシートへの記
録であることを確認すれば、該外部データを上述した場
合と同様にプリンタ部の動作が一時中断することなく、
記録動作を実行できる。この場合、特にプリンタ部での
給紙シートが無くなった時の休止期間であり、該シート
が補充されるまでは、複写データの記録動作を実行でき
ず、プリンタ部の稼働率を向上できる効果がより高ま
る。
【0018】さらに上記外部データの記録動作は、該外
部データ全てを完了した時点、または複写データによる
記録動作を実行できる状態となった時点で、複写データ
の記録動作モードに復帰させることで、一時的に中断し
た複写データの記録を行う時に、プリンタ部の記録動作
を行えない動作停止期間を短くでき、プリンタ部を実質
的に連続して動作させることになる。
【0019】一方、本発明による目的を達成するための
他の画像形成装置は、原稿の画像を読取るスキャナ部
と、該スキャナ部にて読取ったデータを複写データとし
てシート上に記録するプリンタ部とを備え、外部装置よ
り転送されてくる外部データをシート上に上記プリンタ
部を介して必要に応じて記録処理することが可能な画像
形成装置において、上記外部装置より転送されくる外部
データをプリンタ部で記録できるデータへの展開が完了
した時点で、上記プリンタ部での外部データの記録を優
先して実行させ、該外部データの記録が完了した時点
で、複写データの記録を実行させるモードに切換えると
を特徴とする。
【0020】そして、上記外部データをプリンタ部で記
録を実行している期間に、スキャナ部での原稿の画像の
読取り、及び該読取ったデータを画像処理して複写デー
タを得る処理を平行して実行させることで、複写データ
の記録と同時に外部装置からの外部データの記録とが平
行した場合、特に外部装置側のデータ記録を優先させ、
この間に画像の読取、及びその画像処理を行うことで、
外部データの記録終了後に直ちに複写データの記録動作
を継続させて実行できる。そのためにプリンタ部の休止
期間をなくし、稼働効率をより向上できる。特に、外部
装置からの外部データは、複写データのように画像の読
取等を必要としない分、その処理が早く、該外部データ
を優先させることで、稼働率を向上できる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明による原稿の画像を読取
り、これをプリンタ部にて記録できる複写データに画像
処理を施し、該複写データをシート上に記録するととも
に、外部装置からの外部データを必要に応じて記録する
画像形成装置について、図面を参照して、その実施形態
等を説明する。
【0022】本発明は、例えば複写モード、プリントモ
ード、ファックスモード等を有するデジタル複写機を例
に説明するが、図1は本発明におけるデジタル複写機と
外部装置とを通信回線を介して接続した状態を示すシス
テム図であり、図2は図1におけるデジタル複写機の内
部構造を示す断面図である。
【0023】まず図2において、デジタル画像形成装置
であるデジタル複写機について説明しておく。このデジ
タル複写機は、その本体1に、大きく分けてスキャナ部
2、レーザ記録部3、つまりプリンタ部から構成されて
いる。
【0024】スキャナ部2は透明ガラスからなる原稿載
置台2−0、原稿載置台2−0上へ自動的に原稿を供給
搬送するための両面対応自動原稿送り装置(ADF)2
−1、及び原稿載置台2−0上に載置された原稿の画像
を走査して読み取るための原稿画像読み取りユニット、
すなわちスキャナユニット2−2から構成されている。
【0025】このスキャナ部2にて読み取られた原稿の
画像(読取)データは、プリンタ部3にて記録処理でき
る複写データとして後述する画像データ入力部へと送ら
れ、画像データに対して所定の画像処理が施される。
【0026】上記ADF2−1は、備えられた図示しな
い原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしてお
き、セットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニ
ット2−2の原稿載置台2−0上へ送給する装置であ
る。また、ADF2−1は、オペレータの選択に応じて
原稿の片面又は両面をスキャナユニット2−2に読み取
らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿の
ための搬送経路、搬送経路切り換え手段などから構成さ
れている。このADF2−1については、従来から数多
くの出願、商品化がなされているので、これ以上の説明
は行わない。
【0027】原稿載置台2−0上の原稿の画像を読取る
あめのスキャナ部2を構成するスキャナユニット2−2
は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリ2
−3と、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)
2−4に導くため原稿からの反射光を反射する第1の反
射ミラー2−5aとを搭載してなる第1の走査ユニット
2−6a、また第1の反射ミラー2−5aからの反射光
像を光電変換素子(CCD)2−4に導くための第2,
第3反射ミラー2−5b,2−5cを搭載してなる第2
の走査ユニット2−6b、原稿からの反射光像を上述し
た各反射ミラー2−5a,2−5b,2−5cを介して
電気的画像信号に変換する素子(CCD)2−4上に結
像するための光学レンズ体2−7、および原稿からの反
射光像を電気的画像信号に変換する上述したCCD素子
2−4から構成される。
【0028】スキャナ部2は、上記RADF2−1とス
キャナユニット2−2の関連した動作により、原稿載置
台2−0上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、
原稿載置台2−0の下面に沿ってスキャナユニット2−
2を移動させて原稿画像を読み取るように構成されてい
る。特に、第1走査ユニット2−6aは、原稿載置台2
−0に沿って左から右へと一定速度Vで走行されること
で、第2走行ユニット2−6bは、その速度Vに対しV
/2の速度で同一方向に平行に走行制御される。これに
より、載置された原稿を1ライン毎に順次CCD素子2
−4へと結像させて画像を読取ることになる。
【0029】原稿画像をスキャナユニット2−2で読取
ることにより得られた画像データは、後述する画像処理
部へ送られ、各種処理が施された後、画像処理部のメモ
リにプリンタ部3にて記録できる複写データとして一旦
記憶され、出力指示に応じてメモリ内の複写データをレ
ーザプリンタ部3に与えて、シート上に画像を記録す
る。
【0030】この(レーザ)プリンタ部3は、画像を形
成するための用紙であるシートの搬送系、レーザ書き込
みユニット30及び画像を形成するための電子写真プロ
セス部31を備えている。
【0031】レーザ書き込みユニット30は、上述した
スキャナユニット22にて読取った後のメモリから読出
した複写データ、又は外部装置より転送されてくる外部
データに応じて、レーザ光を出射する半導体レーザ、レ
ーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏
向されたレーザ光が電子写真プロセス部32を構成する
感光体ドラム上で等速度偏向されるように補正するf−
θレンズ等を有している。
【0032】上記電子写真プロセス部31は、周知であ
る感光体ドラム32の周囲に帯電器、現像器、転写器、
剥離器、クリーニング器、除電器を備えている。
【0033】一方、シートの搬送系は、上述した画像形
成を行う電子写真プロセス部31の特に転写器が配置さ
れた転写位置へとシートPを搬送する搬送部33、該搬
送部33へとシートPを送り込むためのカセット給紙装
置34a,34b又は必要なサイズのシートを適宜給紙
するための手差し給紙装置35、転写後のシートPに形
成された画像、特にトナー像を定着するための定着器3
6、定着後のシートPの裏面に再度画像を形成、つまり
シートPの両面に画像を形成するためにシートPを反転
するスイッチバック搬送路37、該搬送路37を通過す
るシートPを収容する中間トレイ38とを備えている。
【0034】また、定着器36の下流側には、上述した
スイッチバック搬送路37へとシートPを切り換える切
換爪39を備えており、画像形成が終了したシートPを
排出部4を介して次のシート後処理装置5へと搬送する
通路とを切り換えている。
【0035】上記シート搬送系の特にカセット給紙装置
34a,34bには、操作者(オペレータ)が所望する
決められたサイズのシートが収容されており、また手差
し給紙装置35はオペレータが所望するサイズの少数の
シートをマッルチ給紙するために利用される。そこで、
オペレータは、給紙カセット内の用紙サイズを選択する
か、手差し給紙装置35を選択することで、所望のサイ
ズのシート給紙を行うようにしている。
【0036】レーザ書き込みユニット30及び電子写真
プロセス部31において、画像メモリから読み出された
複写データまたは外部データをプリンタ部3にて記録で
きるデータに展開した状態で記憶さるビットデータは、
レーザ書き込みユニット30によってレーザ光線を走査
させることにより、感光体ドラム32の表面上に静電潜
像として形成され、トナーにより可視像化される。この
感光体ドラム32表面に形成されたトナー像は、上述し
た給紙装置34又は手差し給紙装置35にて選択された
サイズのシートPが、搬送部33を経由して転写器へと
送り込まれる。この結果、シートP表面に、感光体ドラ
ム32表面上のトナー像が転写され、定着器36へと送
り込まれて定着完了後に、画像形成が終了されたことで
排出部4を介してシート排出処理装置5へと搬送され
る。
【0037】(画像処理部の回路説明)次に、このデジ
タル複写機1における、読取られた原稿画像情報に対し
て画像処理を行う画像処理部の構成及び機能について説
明しておく。
【0038】図3は図2のデジタル複写機1に含まれて
いる画像処理部のブロック図である。このデジタル複写
機1に含まれている画像処理部は、画像データ入力部4
0、画像処理部41、画像データ出力部42、RAM
(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスク等から構
成されるメモリ43及び中央処理装置(CPU)44を
備えている。
【0039】画像データ入力部40はCCD部40a、
ヒストグラム処理部40b及び誤差拡散処理部40cを
含んでいる。画像データ入力部40はCCD2−4から
読み込まれた原稿の画像データを2値化変換して、2値
のデジタル量としてヒストグラムをとりながら、誤差拡
散法により画像データを処理して、メモリ43に一旦記
憶するように構成されている。
【0040】即ち、CCD部40aでは、画像データの
各画素濃度に応じたアナログ電気信号がA/D変換され
たのち、MTF補正、白黒補正またはガンマ補正が行わ
れ、256階調(8ビット)のデジタル信号としてヒス
トグラム処理部40bへ出力される。
【0041】ヒストグラム処理部40bでは、CCD部
40aから出力されたデジタル信号が256階調の画素
濃度別に加算され濃度情報(ヒストグラムデータ)が得
られるとともに、必要に応じて、得られたヒストグラム
データはCPU44へ送られ、又画素データとして誤差
拡散処理部40cへ送られる。
【0042】誤差拡散処理部40cでは、疑似中間処理
の一種である誤差拡散法、すなわち、2値化の誤差を隣
接画素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部
40aから出力された8ビット/画素のデジタル信号が
1ビット(2値化)に変換され、原稿における局所領域
濃度を忠実に再現するための再配分演算が行われる。
【0043】画像処理部41は多値化処理部41a及び
41b、合成処理部41c、濃度変換処理部41d、変
倍処理部41e、画像プロセス部41f、誤差拡散処理
部41g並びに圧縮処理部41hを含んでいる。
【0044】画像処理部41は、入力された画像データ
をオペレータが希望する画像のデータに最終的に変換す
る処理部であり、メモリ43に最終的に変換された出力
画像の複写データとして記憶されるまで、この処理部に
て処理するように構成されている。但し、画像処理部4
1に含まれている上述の各処理部は必要に応じて機能す
るものであり、機能しない場合もある。即ち、多値化処
理部41a及び41bでは、誤差拡散処理部40cで2
値化されたデータが再度256階調に変換される。
【0045】合成処理部41cでは、画素毎の論理演
算、即ち、論理和、論理積又は排他的論理和の演算が選
択的に行われる。この演算の対象となるデータは、メモ
リ43に記憶されている画素データ及びパターンジェネ
レータ(PG)からのビットデータである。
【0046】濃度変換処理部41dでは、256階調の
データ信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づい
て入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定され
る。変倍処理部41eでは、指示された変倍率に応じ
て、入力される既知データにより補間処理を行うことに
よって、変倍後の対象画素に対する画素データ(濃度
値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査が変倍
処理される。画素プロセス部41fでは、入力された画
素データに対して様々な画像処理が行われ、又、特徴抽
出等データ列に対する情報収集が行われ得る。誤差拡散
処理部41gでは、画像データ入力部40の誤差拡散処
理部40cと同様な処理が行われる。圧縮処理部41h
では、ランレングスという符号化により2値データが圧
縮される。画像データの圧縮に関しては、最終的な出力
画像データが完成した時点で最後の処理ループにおいて
圧縮が機能する。
【0047】また、画像データ出力部42は復元部42
a、多値化処理部42b、誤差拡散処理部42c、及び
レーザ出力部42dを含んでいる。画像データ出力部4
2は、圧縮状態でメモリ43に記憶されている画像デー
タを復元し、もとの256階調に再度変換し、2値デー
タより滑らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散
を行い、レーザ出力部42dへデータを転送するように
構成されている。
【0048】即ち、復元部42aでは、圧縮処理部41
hによって圧縮された画像データが復元される。多値化
処理部42bでは、画像処理部41の多値化処理部41
a及び41bと同様な処理が行われる。誤差拡散処理部
42cでは、画像データ入力部40の誤差拡散処理部4
0cと同様な処理が行われる。レーザ出力部42dで
は、図に示していないシーケンスコントロールからの制
御信号に基づき、デジタル画素データがレーザのオン/
オフ信号に変換され、レーザ書き込みユニット30にお
ける半導体レーザがオン/オフ状態となり、感光体ドラ
ム32上に静電潜像が書き込まれる。
【0049】尚、画像データ入力部40および画像デー
タ出力部42において扱われるデータは、メモリ43の
容量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ
43に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して
4値のデータの形で処理することも可能である。
【0050】(デジタル複写機全体の制御構成の説明)
図4はデジタル複写機1の装置全体の各部を中央制御ユ
ニット(CPU)44により動作管理している状態を示
す図である。CCD2−4、画像データー入力部40、
画像処理部41、画像データー出力部42、画像メモリ
ー43、及び中央処理装置(CPU)44は、図3と重
複するので説明は省略する。
【0051】中央処理装置(CPU)44は、図1にて
説明したADF2−1、スキャナー部2、レーザープリ
ンター部3などデジタル複写機1を構成する各駆動機構
部をシーケンス制御により管理すると共に、各部へ制御
信号を出力している。
【0052】さらに中央処理装置44には、操作パネル
からなる操作基板ユニット45が相互通信可能な状態で
接続されており、操作者が設定入力した複写モードに応
じて制御信号を中央処理ユニット44に転送し、デジタ
ル複写機1を各種設定モードに応じて動作制御させるよ
うになっている。
【0053】また、中央処理ユニット44からはデジタ
ル複写機の動作状態を示す制御信号を操作基板ユニット
45へと転送して、操作基板ユニット45側ではこの制
御信号により装置が現在どのような状態にあるのか操作
者に示すように表示部などにより動作状態を表示するよ
うになっている。
【0054】46はソーターコントロールユニットであ
り、デジタル複写機1により出力される複写物を仕分け
たりする後処理装置の動作を管理する制御ユニットであ
る。47は画像情報、および画像制御信号など他のデジ
タル画像機器との情報通信を可能にするために設けられ
た画像データ通信ユニットである。つまり、本発明によ
る外部装置、特に図1に示すようにパーソナルコンピュ
ータやワードプロセッサ等の外部装置A乃至Cが通信回
線48を介してデジタル複写機1本体と接続されてお
り、通信ユニット47を介してデータを取り込む。ま
た、ファクシミリ装置と接続されている場合には、通信
ユニット47はモデムを備え、相手方と電話回線を介し
て接続されることになる。
【0055】上述したCPU44は、通信ユニット47
を介して入力される外部装置A乃至Bからの外部データ
を取り込み、画像データ記憶部43又はハードディスク
等に記憶させ、プリンタ部3にて画像形成を行うデータ
に上述した画像処理部41を介して展開させ、プリンタ
部3を動作させて記録できる状態に展開されたデーアを
再度記憶部43に記憶される。この記憶されたデータに
ついては、本発明においては、後に詳細に説明するがプ
リンタ部3での継続する記録動作が一時休止した期間に
おいて記録を開始させる。
【0056】また、CPU44は、記録動作を開始させ
るために、プリンタ部3の各種負荷49を駆動させるた
めの制御信号を出力し、また原稿の画像を読取るため
に、スキャナ部2の各種負荷50を駆動させるための制
御信号を、さらにADF2−1を駆動するための各種負
荷51を駆動する制御信号を出力する。ここで、プリン
タ部3を駆動させる場合に、CPU44は図示していな
い感光体の回転位置を示す信号、及び給紙されたシート
の搬送状況を検出する検出信号を入力することで、その
プリンタ部の動作状況を把握し、用紙の搬送ジャムや、
感光体の回転不良等のプリンタのトラブルを検出する。
【0057】しかも、スキャナ部2においては、支持体
2−6aのホームポジションセンサの検知状況を応じて
走査が開始され、この状態を示すホームポジションセン
サからの信号及び走査終了を検出するセンサからの信号
をCPU44が入力することで、スキャナ部の動作状況
を把握し、正常か否かを判別する。特に、走査開始より
走査を終了するまでは、一定時間であり、その時間より
遅い場合には、スキャナ部のトラブルであることを簡単
に検出できる。
【0058】さらに、ADF2−1においても原稿を画
像読取位置へと搬送し、読取りを終了した原稿を排出す
るといった搬送系での原稿のジャム検出を行う各種セン
サからの信号等をCPU44に入力しており、ADF2
−1側でのトラブル、例えば原稿搬送ジャム等を簡単を
把握する。特に、CPU44においては、画像記録を開
始する前、特に電源の立ち上がり等において、ADF2
−1、プリンタ部及びスキャナ部の動作が正常か否かを
自己診断により事前に把握する。これは、上述した各種
センサからの信号を入力することで、簡単に自己診断を
行うことができ、これは従来周知のことであり、詳細は
省略する。
【0059】以上のように、CPU44は、プリンタ部
3の動作状況を、その都度、把握すると同時に、ADF
2−1及びスキャナ部2の動作を状況、さらにそれらの
トラブル状態を完全に把握することができる。特にCP
U44は、上述したようにデジタル複写機1による画像
記録を制御するためのものであって、上述の各制御、及
びトラブル状態等を逐次検出することは周知のことであ
り、その詳細は省略する。
【0060】図5は、デジタル複写機1における上述し
た操作基板ユニット45にかかる操作パネルの一具体例
を示す平面図である。この操作パネルの中央部分には、
タッチパネル液晶表示装置6が配置されていて、その周
囲に各種モード設定キー群が配置されている。
【0061】このタッチパネル液晶表示装置6の画面上
には、常時画像編集機能を選択するための画面に切り換
える画面切り換え指示エリアがあって、このエリアを指
で直接押圧操作すると各種画像編集機能が選択できるよ
うに液晶画面上に各種編集機能が一覧表示される。その
表示された各種編集機能の中から、操作者が所望する機
能が表示されている領域を指で触れることにより編集機
能が設定される。
【0062】上記操作パネル上に配置された各種設定キ
ー群について付記された符号に基づいて、簡単に説明す
ると、7は液晶表示装置6の画面の明るさを調整するダ
イヤルである。
【0063】また、8は倍率を自動的に選択させるモー
ドの設定する倍率自動設定キー、9は複写倍率を1%き
ざみで設定するためのズームキー、10と11は、固定
倍率を読み出して選択するための固定倍率キー、12は
複写倍率を標準倍率(等倍)に戻すための等倍キーであ
る。
【0064】13はコピー濃度調整を自動から手動また
は、写真モードへと切り換えるための濃度切り換えキ
ー、14は手動モードまたは、写真モードの時に濃度レ
ベルを細かく設定するための濃度調整キー、15は複写
機の給紙部にセットされている用紙サイズの中から希望
する用紙サイズを選択するためのトレイ選択キーであ
る。
【0065】16は複写枚数の設定するための枚数設定
キー、17は複写枚数をクリアしたり、連続コピーを途
中で止める時に操作するクリアキー、18はコピーの開
始を指示するためのスタートキー、19は現在設定され
ているモードの全てを解除して標準状態に復帰させるた
めの全解除キー、20は連続コピー中に別の原稿に対す
るコピーを行いたい時に操作する割り込みキー、21は
複写機の操作が分からない時に操作することで複写機の
操作方法をメッセージ表示するための操作ガイドキー、
22は操作ガイドキー21の操作により表示されたメッ
セージの続きを表示させるためのメッセージ順送りキー
である。
【0066】23は両面複写モードの設定するための両
面モード設定キー、24は複写機から排出される複写物
を仕分けるためのシート排出処理理装置5の動作モード
を設定するための排出処理モード設定キーである。
【0067】25から27は、プリンターモード、ファ
クシミリモードに関する設定キーであり、25は送信原
稿を一旦メモリに蓄えてから送信するメモリ送信モード
キー、26はデジタル複写機のモードをコピーとファッ
クス、プリンターの間で切り換えるためのコピー/ファ
ックス・プリンターモード切り換えキー、27は送信先
電話番号を予め記憶させておき送信時にワンタッチ操作
で送信先に電話を発信させるためのワンタッチダイヤル
キーである。
【0068】図1は、本発明のデジタル画像形成装置、
特にデジタル複写機1が、外部装置と通信回線線48を
介して接続された状態を示すシステム図である。まず、
デジタル複写機1なとが設置されたいるオフィス内にお
ける各種情報機器のシステム形態について説明する。
【0069】ここで、オフィス内に存在する情報機器で
ある外部装置A乃至Cとしては、図に示すようにパーソ
ナルコンピュータや、ワードプロセッサ等であり、デジ
タル複写機1と通信回線48を介して接続され、必要
時、例えば記録を行う画像(外部)データを転送し、外
部装置A乃至Cより記録指令が送られてくると、デジタ
ル複写機1側では、プリンタ部3の動作が一時休止中で
あることを確認することで、記録動作を開始させる。こ
れらの情報機器はデジタル複写機1にSCSIなどの汎
用のインターフェース(I/F)によって、それぞれが
接続されており、データのやり取りが可能となってい
る。データの内容としては、制御用のコマンドや、記録
画像の濃度データ、記録シートのサイズ等を含め、記録
を行わせるための画像(外部)データである。
【0070】図1では、1台のデジタル複写機1に複数
の情報機器である外部装置A乃至Cのパーソナルコンピ
ュータが接続されており、各パーソナルコンピュータA
乃至Cより記録命令を送ることにより、デジタル複写機
1側では、転送されてくるその外部装置からの外部デー
タを記録する。また、デジタル複写機1側では、ADF
2−1等にて送られてくる原稿の画像を読取り、この読
取った読取データを複写データとして処理し、通常は優
先して記録する。そして、このデジタル複写機1のプリ
ンタ部での動作が継続できず、一時休止する時に、上述
した外部装置からの記録命令に基づいて、外部装置より
転送されてくる外部データの記録を開始する。
【0071】(プリントモード及び複写モード)デジタ
ル複写機1は、通常は複写モード状態に設定されてお
り、プリント開始スイッチの操作に応答して、ADF2
−1等に原稿がセットされていると、該原稿を読取位置
に搬送した後、画像の読取りが実行され、読取られたデ
ータは、図3にて説明したように画像処理装置において
プリント部3での記録が行える状態に画像処理され、こ
の画像処理された画像データが複写データとして記憶部
43に記憶される。そして、プリント部3の記録のため
の準備が完了すれば、記憶部43に記憶された複写デー
タが順次読み出され、画像データ出力部42の処理に従
って、レーザ書き込みユニット30のレーザを駆動制御
し、これを感光体32に照射する。
【0072】この通常の複写モードにおける記録動作の
実行中に、外部装置A乃至Cからの外部データが転送さ
れ、記録要求の命令があれば、デジタル複写機1側で
は、その転送されたきた外部データを記憶し、この記録
動作を一時待機させる。つまり、デジタル複写機1側で
は上述したように読取った原稿の画像を、シートに記録
するため記録動作中については、この複写モードでの記
録動作を優先させる。そして、このプリンタ部3の動作
が継続されずに、一時休止期間において、上述した外部
装置からの外部データを、その記録命令に従って記録を
行う。そのため、プリンタ部3としては、複写モードで
の記録中であっても、その動作が継続されずに、一時休
止中になった状態で、CPU44がその状態を把握、つ
まりその状態を検出してるため、転送されてきた外部デ
ータを記録を開始させる。
【0073】この場合、外部装置からの転送されたきた
外部データは、デジタル複写機1によるプリンタ部3に
記録できるデータに展開され、それが記憶部43に記憶
された状態で、記録の準備が完了することになる。この
準備状態が完了すると、CPU44では上述したように
プリンタ部3の休止中を検出したことを条件として、記
憶部43に記憶された外部データを、画像データ出力部
42を介して、レーザ書き込みユニット30に送り、記
録動作を開始させるためにプリンタ部3の各負荷を制御
することになる。これにより、外部装置A又はCからの
外部データの記録動作が開始される。
【0074】そして、デジタル複写機1側での原稿の画
像読取り、該読取データを処理した複写データの記録を
行える状態に立ち上がれば、この状態をCPU44が検
出し、これにより上記外部装置からの画像データによる
記録を一時中断させて、複写データによる記録を開始す
る。あるいは、外部装置A乃至Cのいずれかの転送外部
データの記録が完了するのを待って、上述した複写デー
タの記録動作を再開し実行する。
【0075】ここで、本発明によるプリンタ部3の一時
休止中について、詳細に説明しておく。この休止中(休
止期間)とは、例えばADF2−1にて原稿をスキャナ
部2にて画像を読取るための位置へと搬送し、その搬送
後にスキャナ部2にて画像を読取り、該読取データを画
像処理した複写データを、記憶部43に記録を行うまで
の画像処理期間であり、この期間においてはプリンタ部
3での記録動作は行われることなく、休止中である。そ
のため先の原稿による複写データの記録を完了した時点
より、次の原稿の読取動作を行い、この読取データを複
写データとして処理を完了するまでの期間である。
【0076】つまり、先の原稿の複写を完了し、次の原
稿を読取位置へと搬送を開始する時点から、上述したよ
うに読み取りデータの画像処理を完了するまでの期間、
プリンタ部3は、その記録動作を一時中断し、休止状態
となる。
【0077】この期間は、CPU44にて簡単に検出で
きる。すなわち、先の原稿による複写データの記録が完
了すれば、次の原稿の画像を読取るために、ADF2−
1による原稿の搬送を開始させるために、ADFの負荷
51に指令信号を出力する。この指令信号の出力時点か
ら、読取データを複写データとして画像処理を施した
後、プリンタ部3に記録開始を指令する信号を出力する
ことから、これまでの期間をプリンタ3の休止期間とし
て検出できる。
【0078】そのため、CPU44にて、上記休止期間
であることが検出する特に休止開始時点を検出し、この
時点より外部装置A乃至Cのいずれかより、外部データ
が転送され、これを記憶しておれば、その外部データの
記録を開始させる。このプリンタ部3の休止期間に、外
部装置の外部データを全て記録すれば、上記休止期間の
完了後に、複写モードでの複写データの記録を開始す
る。しかしながら、上記休止期間は、非常に短い。つま
り、原稿を搬送し、これを読取り、画像処理を行うまで
の期間であり、この期間において外部データが複数頁に
わたる場合には、全ての外部データの記録を行えない。
この場合、次の休止期間において残りの外部データの記
録を行うことが好適である。あるいは、複写データの記
録を中断したまま、外部データの記録を優先させて継続
させ、この外部データの全ての記録が完了した時点か
ら、複写データの記録を開始させてもよい。
【0079】一方、プリンタ部3の休止期間としては、
上述した給紙期間に限られるものはない。例えば、AD
F2−1での原稿の搬送トラブル、即ち原稿の搬送が不
能になるジャム等の発生により、画像の読取り処理が行
えなくなる。そのため、ユーザは、ADF2−1での搬
送トラブル、例えばジャム原稿を除去し、トラブル解除
することになる。この場合、ジャムした原稿の読取りが
完了しておれば、この原稿の複写データに基づいて、プ
リンタ部3では記録動作を継続させることができるもの
の、次の原稿の複写データが存在しないため、記録動作
を継続できなくなる。しかし、プリンタ部3は、記録す
るためのデータが存在すれば、単独で動作可能であり、
記録動作を実行できる。そのため、上述のようにADF
2−1でのトラブル状態がCPU44で検出されれば、
CPU44は、プリンタ部3の継続記録動作が完了した
時点で、休止期間であることを検出できる。
【0080】この休止期間としては、他に、スキャナ部
2でのトラブルにおいても同様である。このスキャナ部
2のトラブルとしては、光量不足により正常な画像読取
りを行えなくなる場合。つまり原稿からの反射光量を検
出し、光量不足を検出すれば、例えば照明ランプ等の交
換、又は電源電圧の低下等によるトラブルであることが
検出できる。
【0081】また、スキャナ部2は、特に支持体2−6
aがホームポジションより走査が開始されるものの、何
らかの要因により、ホームポジションが検出されない状
態で走査すれば、トラブルとしてホームポジションの検
出を行うためのシミュレーションを実行する。このよう
な状態においても、プリンタ部3のトラブルではないた
め、記録動作は可能であり、複写モードでの休止期間で
あることが検出される。この時、ホームポジションが検
出された時点でスキャナ部の動作を停止させ、トラブル
が解除されたことがCPU44へと送られ、複写データ
の準備が完了しておりれば、転写画像データの記録にお
いて区切りがよい時点で一時中断し、複写モードでの複
写データの記録を開始することが可能になる。
【0082】なお、上述した原稿を自動的に搬送するも
のでなく、原稿を手動で読取位置へと載置する場合があ
る。このような場合においても、プリンタ部3はその記
録動作が一時休止されることになる。この場合、ADF
2−1が開放可能であり、原稿を原稿台2−0に手動で
交換する際、ADF2−1の開放を検出した時点が、プ
リンタ部3の休止期間の開始時点として簡単に検出でき
る。そして、その開放のタイミングをCPU44は簡単
に検出できる。しかも、この休止開始時点から、原稿が
載置されスキャナユニット2−2が動作し、原稿の画像
を読取、該読取データを複写データとして画像処理する
までが休止期間となる。
【0083】さらに、プリンタ部3での休止期間も存在
する。これは、現在実行中の記録動作が一時中断せざる
得ない場合がある。例えば、記録を行っているサイズの
シートがなくなれば、この記録動作が継続できず一時中
断する。しかし、プリンタ部3としては、複写データに
よる記録動作を継続できなくなるだけで、他のサイズの
シートにより記録動作を行うことが可能である。このよ
うな状態においても、CPU44が、その休止開始の時
点を検出し、外部装置A乃至Cから転送されてきた外部
データについて、一時中断したサイズシート以外のシー
トへの記録であることが確認すれば、その外部装置から
の転送されきた外部データでの記録を実行できる。
【0084】以上説明したように、デジタル複写機1に
よる複写モードでの原稿の複写データによる記録を行っ
ている最中に、プリンタ部3での休止期間の休止開始時
点がCPU44に検出されると、この時点より外部装置
から転送されたきた外部データの記録を行う。従って、
プリンタ部3での利用効率、つまり稼働率を高め、他の
外部装置からの画像データの記録を、複写モードでの記
録と併用させて実行できる。
【0085】次に上述に説明した画像記録におけるデジ
タル複写機1の各種実例を、各実施の態様において順次
説明する。
【0086】(第1の実施態様)図6は、外部装置A乃
至Cのいずれかより転送されてきた外部データの記録を
行うための、デジタル複写機1でのプリンタ部の動作状
況を示すタイムチャートである。これは、デジタル複写
機1で読取った複写データの記録を実行している最中
に、他の外部装置A乃至Cのいずれからより、外部デー
タ及び記録要求の命令信号を受けた状態において、時刻
t1で、CPU44によるプリンタ部3の休止を行う時
点が検出される。そして、この時刻t1までに転送され
てきた外部データの展開、つまり該デジタル複写機1で
のプリンタ部3が記録処理できる画像データへの展開を
完了してることを確認することで、該時刻t1時点で、
転送されたきた外部データの記録を、プリンタ部3にお
いてプリントアウトモードとして記録動作を実行する。
【0087】そして、デジタル複写機1側において、プ
リンタ部3の複写データの記録動作を継続して開始でき
る状態に立ち上がったことが、CPU44にて確認され
る時刻t2において、複写モードでの複写データの記録
が再開され、この動作が次の休止期間の開始時刻t3ま
で継続される。
【0088】上記外部装置から転送される外部データの
記録は、上記デジタル複写機1のプリンタ部3の休止期
間である休止開始時刻t1より開始し、複写モードにお
ける複写データの記録を開始することが可能になる時刻
t2にて画像記録の区切りがよい時点、つまり1頁分の
画像記録を完了した時点で中断する。あるいは、プリン
タ部3の稼働率をより高めるためには、転送されたきた
全ての外部データの記録を完了するまで、この記録を継
続し、この記録完了後に、複写データの記録を時刻t2
より実行させるようにしてもよい。
【0089】ここで、時刻t1、t3においてプリント
アウトモードでの外部データの記録を実行しており、こ
の記録済みのシートと、複写データの記録済みのシート
とは当然区別して排出トレイに排出される。従って、デ
ジタル複写機1には、複写モードでの画像記録済みのシ
ート受ける排出トレイと、外部装置による外部データを
記録したシートを受ける外部排出トレイを、それぞれに
設ける。
【0090】上記プリンタ部3の休止期間である時刻t
1及びt3による休止開始時点は、先に説明したよう
に、原稿の交換、この交換された原稿の読取、及び画像
処理、あるいはADF2−1によるトラブル、スキャナ
部2の特にスキャナユニット2−2のトラブル等に基づ
くものある。そして、時刻t2による複写データによる
記録動作の開始時点は、上述した原稿の交換による画像
読取及びその処理を完了し複写データの記録を開始でき
る状態、あるいはADF2−1又はスキャナ部2のトラ
ブル解除が行われ、複写データの記録を開始できる状態
での、外部データの記録が完了した時点、又は外部デー
タの記録動作において区切りのよい記録動作の終了、特
に1頁分のシート記録が終了した時点である。
【0091】(第2の実施態様)この実施態様は、特に
外部装置から転送されてくる画像データに対し、優先順
位を決定して、部装置の画像データの記録を行うもので
ある。つまり、複数の外部装置、例えば外部装置A乃至
Cより転送されてくる外部データにおいて、この外部デ
ータの記録順序について決定し、優先順位に従って記録
を行うものである。
【0092】上記の優先順位の決定としては、デジタル
複写機1のプリンタ部3の稼働率を向上されるために、
該プリンタ部3での複写モードにおける継続動作を実行
できない休止期間、即ち述したように原稿の交換により
画像処理、ADF2−1やスキャナ部のトラブル時にお
いて、複写モードにおいて給紙していたサイズと同一サ
イズのシートと一致した記録を行うものを最優先させ
る。つまり、処理するシートのサイズが同一であれば、
給紙部においては継続して、そのサイズの給紙を切り換
えて給紙する必要がなくなり、そのままの状態で実行で
き、シートの選択切換の手間を省くことができる。その
ため事前に同一サイズのシートをレジストローラ位置ま
で給紙しておくことができるため、外部装置からの画像
データの記録をプリンタ部3にて、記録動作の停止時間
をなくし、そのまま記録できる。
【0093】そこで、図7に示すように、外部装置Aか
らの外部データについては例えばB5サイズのシートへ
の記録を、外部装置Bからの外部データについてはA4
サイズのシートへの記録を、さらに外部装置Cからの外
部データについてはB4サイズのシートへの記録を行う
ものとする。また、デジタル複写機1においては、複写
モードにおいてB5サイズにおけるシートへの画像記録
を継続しているものとする。
【0094】図7に示すようにデジタル複写機1は、時
刻t1まで、複写データの記録を継続している。そし
て、プリンタ部3での休止期間の開始検出(時刻t1時
点)に基づいて、外部装置Aより転送されたきた外部デ
ータ(A)を優先させて記録を行う。この記録は、プリ
ンタ部3の稼働率を高めるためにも、該データの記録が
完了するまで継続される。そして、この外部データの記
録が完了する時刻t2において、複写データにより記録
動作の準備状態に立ち上げが完了しておれば、複写モー
ドでの記録動作が再開される。
【0095】続いて、デジタル複写機1における複写モ
ードでの記録動作が再度休止する時刻t3において、外
部装置Bにおける外部データ(B)の記録が開始され
る。これは、デジタル複写機1に装着されているシート
が、B5及びA4サイズのシートが給紙装置34a又は
34bに装着されているものとすれば、当然のように外
部装置Cにおける記録動作を実行させることは、このま
まではできない。よって、外部装置Bからの転送された
外部データ(B)の記録をデジタル複写機1におけるプ
リンタ部3にて実行させる。この記録動作においても、
外部データ(B)の記録が完了した状態でにおいて、複
写モードにおける原稿の画像記録動作を時刻t4時点よ
り実行する。この時刻t4での記録動作の開始は、原稿
の複写データを、記録できる準備状態にあることが条件
である。
【0096】ここで、外部装置Cにおける外部データを
受け取っても、記録動作が開始されない。そこで、デジ
タル複写機1側では、外部装置Bの記録動作が完了した
時点において、外部装置Cの記録を行うためのシートサ
イズを複写機1本体に装着するように報知する。この報
知においては、デジタル複写機1における複写モードで
の選択サイズB5に変えてB4サイズのシートが装着さ
れることは非常に不利となる。つまり、複写モードにお
ける継続した記録動作が実行できない。そのため、もう
一方のサイズA4を装着した側に、B4サイズのシート
を装着するようなメッセージを報知する。
【0097】なお、上述した外部装置A乃至Cにおける
外部データを受け取り、該外部データの記録動作の開始
の優先順位は、複写モードと同一サイズの外部データ
(A)を最優先として決定し、またデジタル複写機1に
装着されているサイズの存在により決定している。しか
し、このようなサイズだけでなく、デジタル複写機1が
処理できる機能を活用できるできることを条件として決
定してもよい。例えば、ステープル処理等を指示して
も、デジタル複写機1側では処理できない場合には、こ
の外部データの記録を優先順位から外し、他の外部デー
タにおいて、記録条件指示において、デジタル複写機側
で対応して処理できるものを優先させるようにする。こ
のようにすることで、デジタル複写機1側では、プリン
タ部3の記録動作を中断させることなく、必要な機能を
選択して処理できる。
【0098】上述のように、外部装置より転送されてく
る外部データをデジタル複写機1こ側で記録させる場
合、外部装置側ではデジタル複写機1が処理できる機能
を十分に把握しきれない。つまり外部装置は、デジタル
複写機1と離れているためであって、処理できない機能
を指示することがあり、この指示した外部装置からのデ
ータの記録を後にまわす。そして、指示した機能による
処理が行えないことを、外部装置に返し、その機能がキ
ャンルされた状態で記録を、上述したような優先順位等
に従って開始する。
【0099】従って、外部装置Aからの外部データにお
ける記録条件がデジタル複写機1において処理できる条
件と一致した場合において、その外部データ(A)を最
優先として、上述したようにデジタル複写機1における
プリンタ部3の休止期間の開始時点より記録動作を実行
できる。これにより、プリンタ部3での記録動作の休止
時間を無くし、稼働率をより固める効果を奏する。
【0100】(第3の実施形態)続いて、デジタル複写
機1において、プリンタ部3でのトラブルではないが、
複写モードにおける画像記録を実行中に、該プリンタ部
3での記録動作を継続できない場合での外部装置からの
外部データの記録処理について説明する。
【0101】上述した第1及び第2実施形態において
は、プリンタ部3において記録するためのデータが存在
する以上、そのまま記録動作を継続できる状態、特に原
稿の交換、ADF2−1側のトラブルあるいはスキャナ
部2−2のトラブルにおいて、複写モードでの記録動作
の継続を行えない休止期間の開始時点において、外部装
置からの外部データの記録を行うものであった。しかし
ながら、上述したプリンタ部3とは別の問題での休止期
間でなく、プリンタ部3での継続動作を行えない場合が
存在する。これは、プリンタ部3のトラブルではなく、
給紙しているシートが記録動作の継続中に無くなる場合
である。
【0102】そこで、図8に従って説明すれば、上述し
たようにデジタル複写機1において複写モードで記録動
作を実行している時に、外部装置A乃至Cより外部デー
タがそれぞれ転送され、プリンタ部3が記録を行える状
態に展開された外部データを一旦メモリ43に記憶させ
る。そして、複写モードでの実行してしたサイズA4の
用紙が無くなった時刻t5において、例えば外部装置A
からの外部データ(A)の画像記録を実行する。
【0103】つまり、複写モードでの記録動作は、給紙
しているサイズA4のシートが無くなった時点で、その
記録動作を継続できなくなる。そのため、プリンタ部3
は、記録動作を実行するには何ら支障はなく、記録する
ためのデータが存在すれば、そのデータに応じた画像を
シートに記録することができる。そこで、プリンタ部3
は、一時休止期間として時刻t5においてCPU44が
判断する。これにより、時刻t5の時点より、外部装置
Aからの外部データ(A)の記録動作を開始することに
なる。
【0104】上記外部装置Aによる外部データの記録に
おいては、外部装置Bにおいては処理するシートサイズ
A4が複写モードの記録時に無くなっており、このサイ
ズシートによる記録をおこなえず、また外部装置Cの外
部データによればシートサイズがB4であり、このサイ
ズのシートがデジタル複写機1に装着されていないため
である。
【0105】上述のように外部装置Aにおける外部デー
タ(A)の記録が完了すれば、複写機1本体に記録中に
無くなったサイズA4のシートが装着されておれば、こ
のシートへの記録を行うための複写モードでの記録動作
が再開される。しかし、そのサイズのシートが装着され
ていなければ、プリンタ部3は休止中となり、B4また
はA4サイズのシートが装着された時点で、その装着さ
れたサイズに一致するデータの記録を実行する。従っ
て、プリンタ部3における記録動作の停止時間を極力少
なくすることができ、稼働率の向上につながる。
【0106】(第4の実施形態)以上はデジタル複写機
1が複写モードにおいて読取った原稿の画像を複写デー
タとして記録動作を実行している時に、外部装置より転
送されてきた外部データを、プリンタ部3の休止期間の
開始点を利用して画像記録(プリントアウト)を行う形
態について説明した。
【0107】しかしながら、デジタル複写機1側では上
述したようなタイミングで常に記録動作を行うことはな
く、読取った画像データを画像処理して複写データとし
て出力し、これをメモリ43に記憶させるための期間中
である休止期間に、外部装置より外部データが転送さ
れ、この外部データの記録命令がなされることもある。
このような場合においては、いずれにしてもプリンタ部
3は記録動作を実行していない休止中である。そのた
め、外部装置からの外部データにおいて、プリンタ部3
にて処理できるデータへの展開が先に完了しておれば、
この外部データの記録を行うためにプリンタ部3はプリ
ントモードとして画像記録が実行されることになる。
【0108】図9にその一例を示すように、デジタル複
写機1側において、原稿の画像を読取り、この読取デー
タをプリンタ部3にて記録できる複写データに画像処理
する期間において、いずれかの外部装置からの外部デー
タを受け、該外部データをプリンタ部3にて記録動作を
行えるデータに展開する。この期間において、いずれか
が早い方を優先してプリンタ部3により画像記録動作を
実行する。
【0109】そこで、原稿に写真等の画像が含まれてい
る場合、プリンタ部3にて記録できる複写データに画像
処理するための時間がかかることがある。そのため、外
部装置からの外部データを、記録できるデータへの展開
を完了すれば、この時点、つまり時刻t6において外部
データの展開が、上記複写データへの画像処理よりも早
いため、デジタル複写機1は、先にプリントアウトのモ
ードとしてプリンタ部3の画像記録動作を実行する。そ
して外部データの記録が完了し、複写原稿の読取データ
を複写データとして画像処理を完了しておれば、上記外
部データの記録動作の完了をまつ時刻t7より、複写モ
ードにおける読取画像により記録動作を実行する。
【0110】上記外部データを、プリンタ部3による記
録可能なデータに展開するとは、外部装置から送られて
きたページ記述言語(PDL)などを解釈し、画像処理
部によってプリンタ部3にて記録できるビットデータに
変換することを指す。また、外部装置からは転送時間等
を短くするために、圧縮したデータを転送してくる。こ
の圧縮データを復調し、プリンタ部3で記録できるビッ
トデータに変換することもある。また、文字や記号等を
記録する場合には、上記転送時間を短くするためにも、
コードデータで送られたきたものを、ビットデータに変
換することも含まれる。
【0111】(第5の実施形態)なお、外部装置から
は、上述したようなデータでなく、予めプリンタ部3に
記録できるビットデータを、そのまま転送してくること
もある。こような場合には、そのデータをそのまま記憶
することで、プリンタ部3を介して記録動作を実行でき
る。
【0112】そこで、デジタル複写機1においては、原
稿の画像を読取り、該読取データを画像処理し、複写デ
ータに変換するまでの相当の時間を要し、これは複写原
稿毎に行われる。これに対し、外部装置から転送されて
くる外部データを画像の読取等を行う必要がないため、
転送されてきた外部データを記録できるデータに展開す
るだけである。そのため、デジタル複写機1においては
外部装置からの転送データを優先記録させることで、プ
リンタ部3における稼働率を高めることが可能になる。
【0113】つまり、図10に示すように複写モードで
の画像記録実行中(コピー実行中)において、外部装置
より外部データが転送され、この外部データを展開す
る。この展開を完了した時点である時刻8において、上
記複写モードからプリントアウトモードに切り換える。
この切り換えは、複写モードでの画像記録中における1
枚のシートへの記録を完了した時点を待って行う。この
状態で複写データの記録動作が一時的に中断する。そし
て、時刻t8より外部データの記録動作が実行され、こ
の記録が完了すれば、時刻9より複写モードに切り変わ
り、中断した時点からの複写データの記録動作を再開さ
せる。
【0114】この複写モードでの記録動作実行中におい
て、新たに外部装置より外部データが転送されてくれ
ば、その外部データを展開し、この展開が完了した時点
で、上述したように外部データの記録を行うプリントア
ウトモードに切換られ、この動作が実行される。
【0115】上記プリントアウトモードでの外部データ
の記録動作実行中に、特に時刻t8からt9においては
デジタル複写機1側では、複写データの画像記録を行え
ない。そこで、スキャナ部2を動作させて次の原稿の読
取処理、及び読取データの複写データへの画像処理を行
い、これを記憶部43に順次記憶させる等のことを平行
して行える。従って、プリントアウトモードでの外部デ
ータの記録が完了した段階で、既に読取ったデータを画
像処理された複写データの記録を継続して行える。
【0116】ここで、上記複写モードでの記録動作の中
断中において、原稿の画像の読取りを外部データの記録
動作と平行して実行しているが、これは、中断した複写
データ以外の原稿の画像の読取りである。そのため、A
DF2−1にて原稿の交換、または原稿を手動で交換
し、この交換した原稿の読取を実行し、複写データに変
換して記憶部43に順次記憶させていく。従って、AD
F2−1を利用する等することで、原稿の画像を先行に
て読取り、これを記憶していくことができ、外部データ
の記録処理が完了した時点より、読取りを完了した各複
写データを休止期間を作ることなく、プリンタ部3にて
連続して記録処理できることにもなる。
【0117】以上のことから、プリンタ部3のいずれの
モードでの記録動作中において、外部データの展開又は
原稿の読取データの画像処理等を平行して行えるため、
プリンタ部3における稼働率をより高めることが可能に
なる。しかも、複写モードよりプリントアウトモードに
切り換える際には、上述した第1乃至第3実施形態にて
説明したように、記録動作が継続されている時には、そ
の継続記録が完了するのを待って切り換えるようにすれ
ば、より稼働効率を高めることができる。つまり、外部
データの展開が完了した時点で、即座に切り換えるもの
ではなく、複写モードの記録動作が継続している時に
は、その動作を継続させ、記録動作が中断した時点で切
り換えることである。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、原稿の読取データを記録する場合と、外部
装置より転送される外部データの記録を、プリンタ部の
休止期間を有効に活用して行える。そのため、プリンタ
部の稼働率を高め、原稿の複写または外部データの記録
時間を短時間で処理することが可能になる。
【0119】そこで、外部データの記録において複写デ
ータの記録と関連するものを優先して実行させること
で、プリンタ部の休止時間をより短縮できるため、プリ
ンタ部の稼働率をより一層向上させることが可能にな
る。
【0120】しかも複写データの記録動作のモードに復
帰させる場合に、外部データの記録を完了した時点、ま
たは外部データのシート分の記録を完了した時点で行う
ことで、プリンタ部の記録動作を停止させることなく、
連続して記録動作を継続させることもでき、プリンタ部
の稼働率を向上できる効果が増す。
【0121】また、外部データの記録を優先させること
で、その外部データの記録中に、画像読取及びその画像
処理を行え、また複写データの記録時に外部データを展
開等の処理を行うことで、プリンタ部の稼働率をさら高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における画像形成装置と外部装置とを通
信線を介して接続した状態を示す全体のシステム図であ
る。
【図2】本発明における画像形成装置の内部構造を示す
断面図である。
【図3】本発明の画像形成装置、特にデジタル複写機の
画像処理部における回路構成を示すブロック構成図であ
る。
【図4】デジタル複写機の画像処理部を含めた画像処理
及びシート排出処理にかかる全体の制御ブロック構成図
である。
【図5】デジタル複写機における操作パネル部分の一例
を示す平面図である。
【図6】本発明における第1の実施形態を説明するため
のタイミングチャートである。
【図7】本発明における第2の実施形態を説明するため
のタイミングチャートである。
【図8】本発明における第3の実施形態を説明するため
のタイミングチャートである。
【図9】本発明における第4の実施形態を説明するため
のタイミングチャートである。
【図10】本発明における第5の実施形態を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図11】画像形成装置の従来技術を示すブロック構成
図である。
【符号の説明】
1 デジタル複写機 2 スキャナ部 2−1 ADF(原稿自動搬送装置) 2−2 スキャナユニット 3 プリンタ部 30 レーザ書き込みユニット 31 画像形成プロセス 32 感光体 40 画像データ入力部 41 画像処理部 42 画像データ出力部 43 記憶部(メモリ/ハードディスク) 44 CPU(制御ユニット) 47 通信ユニット 48 通信回線 A〜C 外部装置(パーソナルコンピュータ/ワードプ
ロセッサ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 3/12 G06F 3/12 R (56)参考文献 特開 昭62−51872(JP,A) 特開 平4−252556(JP,A) 特開 平4−48858(JP,A) 特開 平8−65441(JP,A) 特開 昭63−116549(JP,A) 特開 昭62−216468(JP,A) 特開 平7−183982(JP,A) 特開 平6−85979(JP,A) 特開 平5−122429(JP,A) 特開 平4−96565(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読取るスキャナ部と、該ス
    キャナ部にて読取ったデータを複写データとしてシート
    上に記録するプリンタ部とを備え、外部装置より転送さ
    れてくる外部データをシート上に上記プリンタ部を介し
    て必要に応じて記録処理することが可能な画像形成装置
    において、 上記スキャナ部にて原稿の画像を読取り、該読取ったデ
    ータを複写データとしてシート上に記録する一連の記録
    動作を実行している状態で、上記外部装置より外部デー
    タが転送されてきた時に、該プリンタ部が記録動作を継
    続して実行できなくなった休止期間を検出し、該検出時
    点で上記複写データの記録動作を一時中断し、上記外部
    データの記録動作を実行させることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 上記プリンタ部が複写データの一連の記
    録動作の実行中に、継続して記録動作を実行できなくな
    った休止期間とは、原稿の画像を読取るための原稿の交
    換時、その原稿の画像読取り及び画像処理時、スキャナ
    部のトラブル、あるいは原稿を読取位置へと搬送する原
    稿搬送装置のトラブルのいずれかであることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数の外部装置より外部データが転送さ
    れてきた時に、該各外部データの内、画像形成装置本体
    で処理できる外部データを優先させて、上記複写データ
    の記録動作を継続して実行できなくなった休止時点で、
    外部データの記録動作を実行させることを特徴とする請
    求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記プリンタ部が継続して複写データを
    記録している時に、該記録にかかるシートが無くなった
    ことを条件として、複写データの記録動作を実行できな
    くなった休止期間であることを検出し、該検出時点で外
    部データの記録動作を実行させる際に、該外部データが
    上記無くなったシートとは異なる別のシートへの記録で
    あれば、該外部データの記録を実行することを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記外部データの記録動作は、該外部デ
    ータ全てを完了した時点、または複写データによる記録
    動作を実行できる状態となった時点で、複写データの記
    録動作モードに復帰させることを特徴とする請求項1又
    は4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 原稿の画像を読取るスキャナ部と、該ス
    キャナ部にて読取ったデータを複写データとしてシート
    上に記録するプリンタ部とを備え、外部装置より転送さ
    れてくる外部データをシート上に上記プリンタ部を介し
    て必要に応じて記録処理することが可能な画像形成装置
    において、 上記外部装置より転送されくる外部データをプリンタ部
    で記録できるデータへの展開が完了した時点で、上記プ
    リンタ部での外部データの記録を優先して実行させ、該
    外部データの記録が完了した時点で、複写データの記録
    を実行させるモードに切換えることを特徴とする画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 上記外部データをプリンタ部で記録を実
    行している期間に、スキャナ部での原稿の画像の読取
    り、及び該読取ったデータを画像処理して複写データを
    得る処理を平行して実行させることを特徴とする請求項
    5記載の画像形成装置。
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