JP2003512295A - フェノール及びフェノール誘導体産業におけるジフェノールの分離精製のための方法及び装置 - Google Patents
フェノール及びフェノール誘導体産業におけるジフェノールの分離精製のための方法及び装置Info
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Abstract
Description
成分としてタール及びカテコールを含む粗混合物から第一にヒドロキノンそして
第二にレゾルシノール及びカテコール(存在するときは)を抽出し、そして随意
にこれらの各種化合物を精製するために該粗混合物を分離精製するための方法に
関する。また、本発明は、この方法を実施するのを可能にする装置にも関するも
のである。
ジヒドロキシベンゼンのパラ−、オルト−及びメタ誘導体を含む多量の副生物が
発生する。これらは、ヒドロキノン(パラ化合物:1,4−ジヒドロキシベンゼ
ン)、カテコール又はピロカテコール(オルト化合物:1,2−ジヒドロキシベ
ンゼン)、及びレゾルシノール又はレゾルシン(メタ化合物:1,3−ジヒドロ
キシベンゼン)である。
らのそれらの抽出は技術面及び経済面の両方の問題を提起する。その上、ヒドロ
キノン及びレゾルシノールは、分離するのが特に困難である異性体である。
用することによる再結晶工程を包含するレゾルシノール及びヒドロキノンの分離
精製法を開示している。1つの別法の形態に従えば、この方法は、ヒドロキノン
をヒドロキノン蒸気の形態で連行するためのスチームを使用する蒸留工程を提供
する。この方法では第三の溶剤(これは、その後に除去されなければならない)
が使用され、このことは、例えば、ろ過及や乾燥のために、そして随意として溶
剤を再処理又は再循環させるために追加的な工程及び装置を必要とする。
関する本発明の1つの目的は、有利な経済的条件下で粗混合物からヒドロキノン
及びレゾルシノールを分離精製することを可能にする適当な方法及び装置を提供
することである。
ールを含む粗混合物から第一にヒドロキノンそして第二にレゾルシノールを分離
精製することを可能にすることであり、そして随意に存在するカテコールを分離
精製することでもある。
供することである。
際に99.5%以上さえの高純度を有するヒドロキノン、レゾルシノール及びカ
テコールを得ることを可能にするかかる方法及び装置を提供することである。
することである。
して随意成分としてのタール及び随意成分としてのカテコールも含む粗混合物を
分離精製する方法であって、粗混合物に、好ましくは連続的に実施されそして次
の工程を含む一連の蒸留工程、即ち、 (i)蒸留トップ生成物としてカテコールを生成するように設計された随意の
第一蒸留工程(I)を実施し(この工程は、粗混合物がカテコールを含むときに
、特に粗混合物中のカテコールの含量が2%を越えるときに実施される)、 (ii)(i)の下に得られた蒸留残液生成物又は工程(I)の不在下の粗混合
物に、蒸留トップ生成物として、本質的にレゾルシノールを含みそしてヒドロキ
ノンも含むレゾルシノールリッチ留分を生成するように設計された蒸留工程(II
)を施し、そして (iii)(ii)の下に得られた蒸留残液生成物に、蒸留トップ生成物として、
本質的にヒドロキノンを含みそしてレゾルシノールも含むヒドロキノンリッチ留
分を生成するように設計された蒸留工程(III)を施こす、 ことを含む一連の蒸留工程を施し、 次いで、ヒドロキノンリッチ留分及び/又はレゾルシノールリッチ留分に、ヒ
ドロキノン及び/又はレゾルシノールをそれぞれ抽出するための精製工程(IV、
V)を施す、 ことからなる粗混合物の分離精製法によって達成される。
/又は(II)に先だって、タールを蒸留残液生成物として除去するのを可能にす
る少なくとも1つの予備蒸留“脱タール”工程(1)を実施することが好ましい
。次いで、この蒸留残液生成物を少なくとも1つの第二予備脱タール工程(1’
)において再蒸留しそしてある量の所望生成物を含むことができる蒸留トップ生
成物を回収するのが一層好ましい。かくして得られた蒸留トップ生成物又は2つ
(又はそれ以上の)の蒸留トップ生成物は、工程(I)(かかる工程が設けられ
た場合に)に又は工程(II)(反対の場合に)に供給混合物として送られる。よ
り好ましくは、これらの予備工程は、次の蒸留工程と連続して実施される。
薄膜型装置又は短絡装置で実施されることができる。しかしながら、多段塔の使
用は除外されない(例えば、塔(III)を参照されたい)。この目的は、所望の
化合物の有意な損失を招かずにできるだけ多くのタールを簡単に除去することで
ある。
めに防染パッキングを備えた塔(I)及び(II)を使用することが好ましい。か
かるパッキングは当業者には十分に知られている。
度を有するカテコールをトップ生成物として得ることを目的とされる。特に、こ
の目的は、少なくとも98%そして好ましくは少なくとも99%のカテコールを
含む留分を得ることである。
する化合物が主成分でありそして他の化合物が少成分であるがしかしその後の精
製を可能にするのに十分な量で存在することを意味すると理解された。当業者は
、共融混合物の範囲に相当する比率を決定するためにレゾルシノール/ヒドロキ
ノン混合物の晶出曲線を根拠として比率の範囲を日常試験によって完全に決定す
ることができよう。この情報から、各塔の操作パラメーターを変えることによっ
て、リッチ留分がこの範囲のどちらかの側に見られる比率を有するような条件を
達成することが可能である。このような条件は、その後の精製の実施を可能にす
る。
プ生成物として(塔頂生成物として)、その後の精製工程と相容性のヒドロキノ
ン/レゾルシノール混合物を生成することを目的とされる。
ば、カテコールの残留可能性は考慮されない)。
で存在する可能性がある他の化合物の残留可能性は考慮されない)。
選択することができよう。次の点を単に指摘したい。蒸留塔の寸法(特に直径)
は、循環する流れ及び内部圧に左右される。かくして、これらは、処理しようと
する混合物の流量に主に従って寸法決めされよう。理論段数である内部パラ メーターは、特に、流入する混合物の組成(比率)、及び蒸留トップ生成物とし
てそして蒸留残液生成物として得られなければならない混合物の純度又は組成に
よって決定される。当業者には十分に知られるように、塔には何等区別すること
なく、プレート又は段積みパッキングを充填することができることが特に記載さ
れる。装置が決定されれば、当業者は、塔の操作パラメーターを調整するだろう
。
格、 ・5〜40そして好ましくは10〜30の理論段数、 ・1〜10そして好ましくは2〜5の環流比R、 を有する塔であってよい。
規格、 ・1〜10そして好ましくは1〜5の理論段数、 ・0.5〜5そして好ましくは1〜2の環流比R、 を有する搭であってよい。
とする容量及びそれらの数によって寸法決めされる装置を使用してバッチ式で実
施される。装置のタイプの選択は、どちらも厳密なものではない。これらは、慣
用のドレイナー(drainer)又は他の精製装置、例えば、商品名「Proapt
」の下に製造販売されるものであってよい。例えば、垂直円筒管状交換器を備え
たタイプのドレイナーを使用することが可能である。
温排出に相当する、 ・段階3は、所望の純度が得られるまで再加熱段階間に行われる熱間排出(ホ
ットドレンニング)に相当する、 ・段階4は、純生成物の溶融回収に相当する、 に従って実施される。
のを可能にする。
1前に、装置は、レゾルシノールの融点よりも上に(11℃)、即ち、115〜
120℃の間に加熱される。
5〜15時間にわたって冷却される。これは、仕込まれた混合物の緩慢な晶出を
もたらす。
)から抜き出される。
5時間にわたって徐々に再加熱することよりなる(随意として、段階2の間に開
始する)。生成物の純度を状態調整する段階3の終了は、晶出点を測定するか、
又は任意の他の物理化学的分析技術のどちらかによって決定することができる。
115℃よりも高い温度に加熱することを可能にする。
温度及び時間は別にして同じ段階に従う。一例として、 ・175〜180℃の間の予熱、 ・段階1、90〜130℃間の冷却、 ・段階1、5〜15時間の間の期間、 ・段階3、170〜173℃間の加熱、 ・段階3、8〜24時間の間の期間、 ・段階4、178℃よりも上で加熱、 が挙げられる。
I)において混合物として又は熱い排出物と共に別個に再循環されることができ
る。必要ならば、それらを工程(I)で再循環するために誘導させることが可能
である。
)、 (ii)搭(I)の底部に連結された流入口を有し、又は搭(I)の不在下では粗
混合物を受け取る流入口を有する蒸留塔(II)であって、塔頂において、本質的に
はレゾルシノールを含みそしてヒドロキノンも含むレゾルシノールリッチ留分を
生成するように設計された蒸留塔(II)、 (iii)搭(II)の底部に連結された流入口を有する蒸留塔(III)であって、塔頂
において、本質的にはヒドロキノンを含みそしてレゾルシノールも含むヒドロキ
ノンリッチ留分を生成するように設計された蒸留塔(III)、 (iv)ヒドロキノンリッチ留分及び/又はレゾルシノールリッチ留分を精製して
ヒドロキノン及び/又はレゾルシノールをそれぞれ抽出するのを可能にするため
の1つ又はそれ以上の精製装置(IV、V)、 を含むことからなる装置である。
を生成するように設計された脱タール搭(1)、 ・先行搭(1)から生じるタールリッチ留分が供給され、そして塔頂において
脱タール留分を生成し、搭底においてはタールリッチ留分を生成するように設計
された随意の少なくとも1つの他の蒸留塔(1’)、 を追加的に含み、しかも、これらの塔のトップ留分が塔(I)又は(II)に供給
を行うのに使用されることからなる。
てはまるものである。
面を参照しながら、本発明をより詳細に説明することにする。
する。
るが、この留分は、 ・約90%のレゾルシノール(約2.3kg/h)、 ・約10%のヒドロキノン(約0.26kg/h)、 ・約1200ppmのカテコール、 を含む。
供給する。
が、この留分は、 ・約97.4%のヒドロキノン(約9.39kg/h)、 ・約2.6%のレゾルシノール(約0.25kg/h)、 を含む。
管状交換器を備えたタイプのドレイナー(drainer)が使用された。他のタイプ
の装置でも同様の結果が得られよう。
)がヒドロキノンの融点よりも高い温度(この場合では、約180℃に)に予熱
される。 ・冷却:物質全体が水の循環によって約120℃の温度に徐々に冷却される(
冷却時間は約10時間)。 ・共融混合物留分の回収:共融混合物留分(これは、常温排出物としても知ら
れている)は冷却の終了時における混合物の未晶出部分に相当し、そしてレゾル
シノールとヒドロキノンとの混合物である。これらのドレイナーの場合では、こ
の留分は、簡単な重力流れによって回収され、そしてこの目的のために設けられ
たタンクで収集されることができる。この段階は約12時間続けられ、そしてド
レイナーの緩やかな再加熱と共に行われる。 ・熱い排出段階を実施するためにドレイナーの再加熱が継続される。熱い排出
物の回収段階の終了は、この加熱段階間に浸出する生成物の晶出点の測定によっ
て決定される。この留分は簡単な重力流れによって回収され、そしてこの目的の
ために設けられたタンクで収集される。この留分は次の精製操作に再循環させる
ことができ、又は常温の排出留分と混合して蒸留に再循環させることもできる。 ・純ヒドロキノンの回収:晶出点(170℃)に達したときに、熱い排出物の
流れが中断され、そしてヒドロキノンをすべて溶融させるためにドレイナーが1
80℃の温度に加熱される。約65kgのヒドロキノンが99.5%以上の純度
で回収される。
解温度(この温度は111℃である)を考慮するという本質的な相違は別として
、ドレイナー(IV)を使用して(a)と同じ態様で実施される。従って、加熱温
度が変更される。 ・装入温度:120℃ ・約10時間にわたって60℃に冷却 ・約10時間にわたって常温排出画分の回収 ・60から110.5℃への再加熱(この再加熱の終了は、生成物の最終純度
を決定する晶出点の測定によって決定される) ・レゾルシノールを回収するために120℃への加熱:99%以上の純度で6
5kg
側に2つの脱タール塔(1及び1’)が付設される。これらの塔の第一塔(1)
に処理しようとする混合物を供給し、そして第二の塔(1)’に先行塔(1)か
らの残液生成物を供給する。2つの塔頂から生じる流れは、例1に従って第一塔
(I)に供給される。
の混合物は、 ・約45%のヒドロキノン、即ち、約15.75kg/h、 ・約7%のカテコール、即ち、約2.45kg/h、 ・約3%のレゾルシノール、即ち、約1.05kg/h、 ・約45%のタール、即ち、約15.75kg/h、 を含む。
流量で脱タール留分を生じる。この脱タール留分は、 ・約2.45kg/hのカテコール、 ・約15.3kg/hのヒドロキノン、 ・約1.05kg/hのレゾルシノール、 ・約0.1kg/hのタール、 を含む。
れるが、この留分は、 ・約15.65kg/hのタール、 ・約0.45kg/hのヒドロキノン、 を含む。
する。
給する。
この留分は、 ・約0.65kg/hのレゾルシノール、 ・約0.1kg/hのヒドロキノン、 ・約1200ppmのカテコール、 を含む。
供給する。
の留分は、 ・約14.8kg/hのヒドロキノン、 ・約0.4kg/hのレゾルシノール、 を含む。
た特定の具体例に限定されるのではなく、本発明の範囲又は精神のいずれからも
逸脱しない別の具体例も包含することを明確に理解すべきである。
Claims (20)
- 【請求項1】 ヒドロキノン及びレゾルシノールを含み、そして随意成分と
してのタール及び随意成分としてのカテコールも含む粗混合物を分離精製する方
法において、 粗混合物に、先ず、 (i)蒸留トップ生成物としてカテコールを生成するように設計された随意の
蒸留工程(I)、 (ii)(i)の下に得られた蒸留残液生成物又は工程(I)の不在下の粗混合
物に、蒸留トップ生成物として、本質的にレゾルシノールを含みそしてヒドロキ
ノンも含むレゾルシノールリッチ留分を生成するように設計された蒸留工程(II
)を施し、そして (iii)(ii)の下に得られた蒸留残液生成物に、蒸留トップ生成物として、
本質的にヒドロキノンを含みそしてレゾルシノールも含むヒドロキノンリッチ留
分を生成するように設計された蒸留工程(III)を施こす、 ことを含む一連の蒸留工程を施し、 次いで、ヒドロキノンリッチ留分及び/又はレゾルシノールリッチ留分に、ヒ
ドロキノン及び/又はレゾルシノールをそれぞれ抽出するための精製工程(IV又
はV)を施す、 ことからなる粗混合物の分離精製法。 - 【請求項2】 工程(I)(存在する場合に)又は工程(II)に先だって、残
液生成物としてタールリッチ留分を生成し、そしてトップ生成物として、工程(
I)又は工程(II)に供給を行うのに使用される脱タール留分を生成するように設
計された少なくとも1つの予備脱タール工程(1、1’)が実施されることを特
徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 2つの予備蒸留工程(1、1’)が行われ、第一工程(1)
からのタールリッチ残液留分は第二工程(1’)に供給を行うのに使用され、そ
して2つの脱タールトップ留分が工程(I)又は(II)に供給を行う使用される
ことを特徴とする請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 工程(II)が、 ・75〜95%そして好ましくは85〜92%のレゾルシノール、 ・5〜25%そして好ましくは8〜15%のヒドロキノン、 を含むレゾルシノールリッチ留分をもたらすように設計されることを特徴とする
請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。 - 【請求項5】 工程(III)が、 ・75〜98%そして好ましくは85〜97.5%のヒドロキノン、 ・2〜25%そして好ましくは2.5〜15%のレゾルシノール、 を含むヒドロキノンリッチ留分をもたらすように設計されることを特徴とする請
求項1〜4のいずれか一項記載の方法。 - 【請求項6】 リッチ留分の精製がドレイナーで実施されることを特徴とす
る請求項1〜5のいずれか一項記載の方法。 - 【請求項7】 蒸留塔(I)が、次の規格、 ・5〜40そして好ましくは10〜30の理論段数、 ・1〜10そして好ましくは2〜5の環流比R、 を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
- 【請求項8】 蒸留塔(II)が、次の規格、 ・10〜85そして好ましくは15〜40の理論段数、 ・1〜35そして好ましくは5〜25の環流比R、 を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
- 【請求項9】 蒸留塔(III)が、次の規格、 ・1〜10そして好ましくは1〜5の理論段数、 ・0.5〜5そして好ましくは1〜2の環流比R、 を有する蒸留搭又はスクレーパ式落下薄膜型装置であることを特徴とする請求項
1〜6のいずれか一項記載の方法。 - 【請求項10】 脱タール搭(1、1’)がスクレーパ式落下薄膜型装置で
あることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。 - 【請求項11】 粗混合物が、全混合物を基にして、 ・20〜60重量%、特に30〜50重量%のヒドロキノン、 ・2〜20重量%、特に2〜15重量%のレゾルシノール、 ・0〜20重量%、特に5〜15重量%のカテコール、 ・残部としての各種化合物、本質的にはタール、 を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項記載の方法。
- 【請求項12】 ヒドロキノン、レゾルシノール、タールそして随意成分と
してのカテコールを含む粗混合物の分離精製装置において、 (i)塔頂においてカテコールを生成するように設計された随意の蒸留塔(I
)、 (ii)搭(I)の底部に連結された流入口を有し、又は搭(I)の不在下では粗
混合物を受け取る流入口を有する蒸留塔(II)であって、塔頂において、本質的に
はレゾルシノールを含みそしてヒドロキノンも含むレゾルシノールリッチ留分を
生成するように設計された蒸留塔(II)、 (iii)搭(II)の底部に連結された流入口を有する蒸留塔(III)であって、塔頂
において、本質的にはヒドロキノンを含みそしてレゾルシノールも含むヒドロキ
ノンリッチ留分を生成するように設計された蒸留塔(III)、 (iv)ヒドロキノンリッチ留分及び/又はレゾルシノールリッチ留分を精製して
ヒドロキノン及び/又はレゾルシノールをそれぞれ抽出するのを可能にするため
の1つ又はそれ以上の精製装置(IV、V)、 を含むことからなる粗混合物の分離精製装置。 - 【請求項13】 ・塔頂において脱タール留分を生成し、そして搭底におい
てはタールリッチ留分を生成するように設計された脱タール搭(1)、 ・先行搭(1)から生じるタールリッチ留分が供給され、そして塔頂において
脱タール留分を生成し、搭底においてはタールリッチ留分を生成するように設計
された随意の少なくとも1つの他の蒸留塔(1’)、 を追加的に含み、しかも、これらの塔のトップ留分が塔(I)又は(II)に供給
を行うのに使用されることを特徴とする請求項12記載の装置。 - 【請求項14】 塔(II)が、 ・75〜95%そして好ましくは85〜92%のレゾルシノール、 ・5〜25%そして好ましくは8〜15%のヒドロキノン、 を含むレゾルシノールリッチ留分をもたらすように設計されることを特徴とする
請求項12又は13記載の装置。 - 【請求項15】 塔(III)が、 ・75〜98%そして好ましくは85〜97.5%のヒドロキノン、 ・2〜25%そして好ましくは2.5〜15%のレゾルシノール、 を含むヒドロキノンリッチ留分をもたらすように設計されることを特徴とする請
求項12〜14のいずれか一項の装置。 - 【請求項16】 精製装置がドレイナーであることを特徴とする請求項12
〜15のいずれか一項の装置。 - 【請求項17】 蒸留塔(I)が、次の規格、 ・5〜40そして好ましくは10〜30の理論段数、 ・1〜10そして好ましくは2〜5の環流比R、 を有することを特徴とする請求項12〜16のいずれか一項記載の装置。
- 【請求項18】 蒸留塔(II)が、次の規格、 ・10〜85そして好ましくは15〜40の理論段数、 ・1〜35そして好ましくは5〜25の環流比R、 を有することを特徴とする請求項12〜17のいずれか一項記載の装置。
- 【請求項19】 蒸留塔(III)が、次の規格、 ・1〜10そして好ましくは1〜5の理論段数、 ・0.5〜5そして好ましくは1〜2の環流比R、 を有する蒸留搭又はスクレーパ式落下薄膜型装置であることを特徴とする請求項
12〜18のいずれか一項記載の装置。 - 【請求項20】 脱タール搭(1、1’)がスクレーパ式落下薄膜型装置で
あることを特徴とする請求項12〜19のいずれか一項記載の装置。
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