JP2003336036A - 湿気硬化型シーリング材 - Google Patents

湿気硬化型シーリング材

Info

Publication number
JP2003336036A
JP2003336036A JP2002149031A JP2002149031A JP2003336036A JP 2003336036 A JP2003336036 A JP 2003336036A JP 2002149031 A JP2002149031 A JP 2002149031A JP 2002149031 A JP2002149031 A JP 2002149031A JP 2003336036 A JP2003336036 A JP 2003336036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urethane
moisture
sealing material
weight
prepolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002149031A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Fujii
正人 藤井
Norio Nishimura
紀夫 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2002149031A priority Critical patent/JP2003336036A/ja
Publication of JP2003336036A publication Critical patent/JP2003336036A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化時に炭酸ガスによる発泡がなく、耐熱
性、耐水性、硬化性に優れた湿気硬化型ウレタン組成物
を用いたシーリング材を提供する。 【解決手段】 (A)ポリイソシアネートとポリオキシ
アルキレンポリオールを反応させて得られる末端にイソ
シアネート基を2個以上有し、且つポリオキシアルキレ
ンポリオール中にブチレンエーテル結合を5重量%以上
含有するウレタンプレポリマー、(B)オキサゾリジン
基含有ウレタン化合物、(C)芳香族多塩基酸を含有し
てなる湿気硬化型ウレタンシーリング材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化時に炭酸ガス
による発泡がなく、耐熱性、耐水性、硬化性に優れた湿
気硬化型シーリング材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の湿気硬化型ウレタン組成物として
は、特開昭57−94056号公報が知られているが、
硬化時に水分とイソシアネート基が反応する際に発生す
る炭酸ガスのためにしばしば塗膜の膨れが発生する問題
がある。膨れの原因となる炭酸ガスの発生を抑えるため
にケチミン、エナミン等の湿気解離型の架橋剤が提案さ
れており、その中でも特開平6−293821号公報、
特開平7−33852号公報、特開平7−10949号
公報等で提案されるオキサゾリジン化合物を用いた組成
物は炭酸ガスの発生がなく比較的性能バランスのとれた
材料である。
【0003】また、特開平9−169829では、ウレ
タンプレポリマー、オキサゾリジン化合物、特定のオキ
サゾリジン開環促進化合物などからなるシーリング材を
提案しているが、この組成物は発泡がなく硬化性に優れ
ているがシーリング材に用いた場合、耐水後の膨潤によ
る物性変化が大きく実用的でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、硬化
時に炭酸ガスによる発泡がなく、耐熱性、耐水性、硬化
性に優れた湿気硬化型ウレタン組成物を用いたシーリン
グ材を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、こうした
課題について鋭意研究の結果、A)ポリイソシアネート
とポリオキシアルキレンポリオールを反応させて得られ
る末端にイソシアネート基を2個以上有し、且つポリオ
キシアルキレンポリオール中にブチレンエーテル結合を
5重量%以上含有するウレタンプレポリマー、(B)オ
キサゾリジン基含有ウレタンプレポリマー(C)芳香族
多塩基酸を含有してなる湿気硬化型シーリング材を提供
するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に使用されるポリイソシア
ネートとポリオキシアルキレンポリオールを反応させて
得られる末端にイソシアネート基を2個以上有し、且つ
ポリオキシアルキレンポリオール中にブチレンエーテル
結合を5重量%以上含有するウレタンプレポリマー(以
下、BO成分含有ウレタンプレポリマーという)(A)
は、ポリイソシアネートとブチレンエーテル結合を5重
量%以上含有するポリオキシアルキレンポリオールとを
ポリイソシアネートの過剰のもとで常法により調製され
るウレタンプレポリマーである。また、末端にイソシア
ネート基を2個以上有するウレタンプレポリマー(b
1)は、ポリイソシアネートとポリオール、例えばポリ
オキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリ
コール、ポリオキシブチレングリコール等のポリオキシ
アルキレンポリオールとをポリイソシアネートの過剰の
もとで常法により調製されるウレタンプレポリマーであ
る。
【0007】かかるポリオキシアルキレンポリオールは
エチレングリコール、プロピレングリコール、水、グリ
セリン、TMP、ペンタエリスリトール等にエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド
を単独又はそれらの2種以上を公知の方法で付加して得
られるポリオールである。
【0008】本発明に使用されるポリイソシアネートと
しては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−
トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネート、一部をカルボジイミド化されたジフェニルメ
タンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリ
イソシアネート、トリレンジイソシアネート、ナフタレ
ンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレン
ジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、シクロヘキサンジイソシアネート等の芳香族ジイ
ソシアネート、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソ
シアネート1種又は2種以上の混合物が挙げられる。
【0009】BO成分含有ウレタンプレポリマー(A)
の構成成分であるポリオキシアルキレンポリオールは、
好ましくは数平均分子量500〜16000のジオール
またはトリオールである。また、該プレポリマー(A)
は、ポリオキシアルキレンポリオールとしてブチレンエ
ーテル結合をを5重量%以上、好ましくは5〜80重量
%、より好ましくは10〜80重量%含有するものであ
る。かかるブチレンエーテル結合の含有量であれば、吸
水性が低く、且つ耐水試験後の物性が満足できるものと
なる。
【0010】特に、ウレタンプレポリマー(A)のポリ
オキシアルキレンポリオール成分がブチレンエーテル結
合5〜80重量%、エチレンエーテル結合0〜10重量
%及びプロピレンエーテル結合10〜95重量%の範囲
が好ましい。
【0011】BO成分含有ウレタンプレポリマー(A)
の末端イソシアネート基数は、好ましくは2以上、より
好ましくは2〜3である。更にイソシアネートとポリオ
ールとのNCO/OH比は好ましくは1.4以上、更に
好ましくは1.4〜5.0である。残存NCO%は、好
ましくは1〜20重量%である。
【0012】一方、オキサゾリジン含有ウレタン化合物
(B)は、末端に少なくとも一つ以上のオキサゾリジン
基を有するものである。好ましくは上記ポリイソシアネ
ート又は該ポリイソシアネートとポリオキシアルキレン
ポリオールを反応させて得られる末端にイソシアネート
基を2個以上含有するウレタンプレポリマー(b1)と
N−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジン(b2)と
を反応させて得られる末端に少なくとも一つ以上のオキ
サゾリジン基を有するものである。
【0013】かかるウレタンプレポリマーのポリオキシ
アルキレンポリオールは、オキシエチレン鎖を有するこ
とが好ましい。但し、オキシエチレン鎖を有さないポリ
オールとオキシエチレン鎖を有するポリオールとを混合
したポリオールであっても(b1)成分として使用する
ことが出来る。また、好ましくはオキシアルキレン鎖中
のオキシエチレン鎖の平均含有量が1〜30重量%のも
のである。オキシエチレン鎖の含有量が上記の範囲であ
ると硬化速度が高く、しかも硬化性、耐熱性、耐水性に
優れている。ただし、(A)成分、(B)成分のオキシ
エチレン鎖量を計算して合計し、そのオキシエチレン鎖
の含有量が(A)成分と(B)成分の合計量に対して1
0重量%未満であることが好ましい。この範囲であれば
好ましい耐熱性、耐水性となる。
【0014】ウレタンプレポリマー(b1)は、好まし
くは数平均分子量が500〜8000のものである。分
子量が、500〜8000の場合、下地追従性、硬化速
度が満足される。また、ウレタンプレポリマー(b1)
の末端の平均NCO基数は2.0〜2.6が好ましい。
かかるNCO基数であれば、硬化性及び下地追従性によ
りよい結果となる。更にイソシアネートとポリオールと
のNCO/OH比は好ましくは1.6以上、更に好まし
くは1.8〜4.0である。残存NCO%は、好ましく
は1〜15重量%である。
【0015】又、ウレタンプレポリマー(b1)とN−
2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジン(b2)との反
応モル比は、NCO/0H=0.95〜3.0/1が好
ましい。NCO/0Hがかかる範囲であれば、未反応の
N−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジンが残存する
傾向が低く、貯蔵安定性に好結果を与え、しかも硬化速
度の低下や粘度の上昇を抑えることが容易である。
【0016】また、オキサゾリジン含有ウレタン化合物
(B)の合成に用いられるN−2−ヒドロキシアルキル
オキサゾリジン(b2)は、例えばホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド、プロピルアルデヒド、ブチルアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド等のアルデヒド類と例えばジエ
タノールアミン、ジプロパノールアミン等のジヒドロキ
シアルキルアミン類との公知の縮合反応により得られる
化合物である。
【0017】オキサゾリジン含有ウレタン化合物(B)
の末端オキサゾリジン基の数は好ましくは1〜3であ
る。この範囲であると、硬化後の伸張性が高くなり好ま
しい。尚、ウレタンオキサゾリジンプレポリマー(B)
の末端にオキサゾリジン基は1個以上あれば、その他の
末端がイソシアネート基であってもよいことは言うまで
もない。
【0018】BO成分含有プレポリマー(A)とオキサ
ゾリジン含有ウレタン化合物(B)の割合は、プレポリ
マー(A)のNCO基とオキサゾリジン含有ウレタン化
合物(B)が水で開環して発生する活性水素基との比
が、0.4〜4.0の範囲が好ましい。この範囲であれ
ば、炭酸ガスの発生が低く塗膜に膨れを抑えることがで
き、貯蔵安定性に優れる。この様な点を考慮すると
(A)と(B)の混合比は重量比で60:1〜1:30
の範囲が好ましい。
【0019】芳香族多塩基酸(C)としてはテレフタル
酸、トリメリト酸、ピロメリト酸、メリト酸、イソフタ
ル酸、オルソフタル等の一般的な化合物が含まれるが、
テレフタル酸、トリメリト酸、ピロメリト酸、メリト酸
及びこれらの無水物から選ばれる芳香族多塩基酸が好ま
しく、特にテレフタル酸が耐熱性、耐水性の点で好まし
い。芳香族多塩基酸(C)の含有量としてはシーリング
材中0.1〜3.0重量%が好ましい。かかる含有量で
あれば、耐熱性、耐水性がより向上し、好ましい。
【0020】本発明のシーリング材は、これらの用途で
使用する際に必要に応じて溶剤、無機充填剤、小量のプ
ロセスオイル、可塑剤、その他の顔料、耐侯性維持向上
のための紫外線防止剤、安定剤等各種添加剤などを含ん
でいてもよい。
【0021】溶剤類としては、トルエン、キシレン、タ
ーペン、酢酸エチル等の通常のウレタン用溶剤が使用で
きる。その使用量は、シーリング材中10重量%以下が
好ましい。
【0022】可塑剤としては、例えばジブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート、ジウンデシルフタレート、
ジラウリルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジ
イソデシルフタレート、ジブチルアジペート、ジオクチ
ルアジペート、ジイソノニルアジペート、ジイソノニル
アジペート、ジオクチルアゼレート、ジオクチルセバケ
ート等のエステル系可塑剤やトリオクチルホスフェー
ト、トリフェニルホスフェート等の燐酸エステル系可塑
剤が挙げられる。その使用量は、シーリング材中15重
量%以下が好ましい。
【0023】また、安定剤としては、例えば、酸化防止
剤、紫外線吸収剤等が挙げられる。
【0024】本発明のシーリング材は、例えば建築用、
土木用等に有用であり、適用される基盤の素材としては
コンクリート、アスファルト、サイジングボード、木
材、ガラス、金属などが挙げられる。
【0025】
【実施例】次に、本発明を、実施例、比較例により詳細
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。以下において部および%は特に断りのない限
り、すべて重量基準であるものとする。
【0026】<(A)成分の合成> (ウレタンプレポリマーの作製例1)数平均分子量20
00のポリブチレンエーテルジオール500g(0.2
5モル)、数平均分子量2000のポリプロピレンエー
テルジオール400g(0.2モル)数平均分子量30
00のポリプロピレンエーテルトリオール100g
(0.03モル)に2,4−トリレンジイソシアネート
191.4g(1.1モル)、すなわちNCO/OHの
当量比2.2にて窒素気流下で80℃にて20時間フラ
スコ中で撹拌しながら反応させNCO%が4.25%の
ウレタンプレポリマー(A−1)を得た。
【0027】(ウレタンプレポリマーの作製例2)ウレ
タンプレポリマーの作成例1において数平均分子量20
00のポリブチレンエーテルジオール700g(0.3
5モル)の代わりにエチレンオキサイド含有量20%で
数平均分子量2000ポリエチレンプロピレンエーテル
ジオール700g(0.35モル)を用いたこと以外は
同様の方法で合成し、NCO%が4.23%のウレタン
プレポリマー(A−2)を得た。
【0028】<B成分の合成> (ウレタンオキサゾリジンプレポリマーの作製例1)数
平均分子量4800、オキシエチレン鎖の含有量5%の
ポリエチレンプロピレンエーテルトリオール500g
(0.104モル)と数平均分子量2000のポリプロ
ピレンエーテルジオール500g(0.25モル)を混
合してオキシエチレン鎖の平均含有量7.5%、平均官
能基数2.29、数平均分子量2820のポリオールを
得た。さらにヘキサメチレンジイソシアネート143.
3g(0.853モル)、すなわちNCO/OHの当量
比2.1にて窒素気流下で80℃にて48時間フラスコ
中で撹拌しながら反応させNCO%が3.29%、1分
子当たりの末端NCO基数2.29のウレタンプレポリ
マー(b1−1)を得た。
【0029】ウレタンプレポリマー(b1−1)14
0.8gと2ーイソプロピル3(2ヒドロキシエチル)
1,3オキサゾリジン15.9g、すなわちNCO/O
Hの当量比1.1にて窒素気流下で60℃にて48時間
フラスコ中で撹拌しながら反応させ、ウレタンオキサゾ
リジンプレポリマー(OXZ−1)を得た。本組成物の
GPCを測定した結果、残存している2−イソプロピル
3(2ヒドロキシエチル)1,3オキサゾリジンの含有
率は1%以下であることを確認した。
【0030】(ウレタンオキサゾリジンプレポリマーの
作製例2)数平均分子量600、オキシエチレン鎖の含
有量30%のポリエチレンプロピレンエーテルトリオー
ル20g(0.033モル)と数平均分子量600のポ
リプロピレンエーテルジオール270g(0.45モ
ル)を混合してオキシエチレン鎖の平均含有量2.1
%、平均官能基数2.07、数平均分子量600のポリ
オールを得た。さらに2,4トリレンジイソシアネート
174g(1.0モル)、すなわちNCO/OHの当量
比2.0にて窒素気流下で60℃にて48時間フラスコ
中で撹拌しながら反応させNCO%が9.07%、1分
子当たりの末端NCO基数2.07のウレタンプレポリ
マー(b1−2)を得た。
【0031】ウレタンプレポリマー(b1−2)48.
7gと2−イソプロピル3(2ヒドロキシエチル)1,
3オキサゾリジン15.9g、すなわちNCO/OHの
当量比1.05にて窒素気流下で60℃にて48時間フ
ラスコ中で撹拌しながら反応させ、ウレタンオキサゾリ
ジンプレポリマー(OXZ−2)を得た。本組成物のG
PCを測定した結果、残存している2−イソプロピル3
(2ヒドロキシエチル)1,3オキサゾリジンの含有率
は1%以下であることを確認した。
【0032】<コンパウンドの配合>次に密閉型プラネ
タリーミキサー中に120℃で5時間減圧乾燥し、水分
を0.1%以下に調整した炭酸カルシウム:ヴィスコラ
イトOS(白石工業製)300部、ジオクチルフタレー
ト80部、サリチル酸0.08部、、下表に示すフ゜レホ゜リ
マー成分、微粉末にしたテレフタル酸を所定量及び110
℃で2時間常圧で混合乾燥して水分を0・05%以下に
調整した疎水性シリカ:RY−200(日本アエロジル
製)45部及びキシレン80部を加え均一に混合した
後、60トールの減圧下で脱泡して湿気硬化型ウレタン
コンパウンドを得た。
【0033】[試験方法] (硬化性試験)硬化性は四方を枠で囲い離型紙を貼った
ガラス板(30*30cm)上に厚さ1.5mmの割合
で試料を流し、25℃×50%の条件下で放置し、指で
触り塗膜の動きが無くなるまでの時間を測定した。
【0034】(非発泡性試験)非発泡性は四方を枠で囲
ったスレート板(30×30cm)上に厚さ2mmの割
合で試料を流し、50℃×90%の条件下で硬化させた
後、塗膜表面のフクレ、ピンホールの有無を観察した。
フクレ、ピンホールの無いものは○、フクレ、ピンホー
ルが有るものは×とした。
【0035】(粘度安定性試験)予め25℃に調整した
試料をBS型回転粘度計で粘度を測定し、初期粘度(mPa
/25℃)とした。同一ロットの試料を別途500CC容器
に充填、密閉し、50℃乾燥機中に7日間放置後、25
℃雰囲気下で15時間以上放置した。その後試料を取り
出し、初期粘度の測定方法と同一の手法で粘度を測定し
た。粘度変化率(%)は(貯蔵後粘度)÷(貯蔵前粘
度)×100で求めた。
【0036】(スランプ性試験)JIS−A−5758
(1997年版)の7.2.1スランプ試験方法に準じ
てスランプ(縦)の試験を行いスランプ長さ(mm)を測定
した。
【0037】(引張物性試験)JIS−A−5758
(1997年版)の7.1引張特性試験方法に準じて試
験片を作製し、25℃条件下で28日間養生した後、引
張速度50mm/minで引張試験を行い、50%伸長時のモジ
ュラス(kg/cm)、抗張力(kg/cm)、破断伸度(%)を求
めた。
【0038】(耐水性試験)常態引張物性試験法に準じ
て作製した試験片を60℃で7日間浸漬した後25℃×
50%の条件下で4時間放置後に常態引張物性試験法に
準じて50%モジュラス、抗張力(kg/cm)、破断伸度
(%)を測定した。
【0039】(耐熱性試験)常態引張物性試験法に準じ
て作製した試験片を80℃で7日間養生した後25℃×
50%の条件下で4時間放置後に常態引張物性試験法に
準じて50%モジュラス、抗張力(kg/cm)、破断伸度
(%)を測定した。
【0040】
【表1】[配合条件及び試験結果]
【0041】比較例1のブチレンエーテル結合を含まな
い組成物は耐水後の物性低下が大きく実用に適さないも
のであった。また、比較例2のブチレンエーテル結合及
び芳香族多価カルボン酸を含まない組成物は耐熱後、耐
水後の物性低下が大きく実用に適さないものであった。
【0042】
【発明の効果】本発明は、硬化時に炭酸ガスによる発泡
がなく、耐熱性、耐水性、硬化性に優れた湿気硬化型シ
ーリング材を提供するものである。
フロントページの続き Fターム(参考) 4H017 AA04 AA31 AB03 AC05 AD06 AE03 4J034 BA03 CE04 DA01 DB04 DC50 HC03 HC12 HC17 HC45 HC46 HC52 HC53 HC61 HC71 HD15 JA42 KD02 RA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリイソシアネートとポリオキシ
    アルキレンポリオールを反応させて得られる末端にイソ
    シアネート基を2個以上有し、且つポリオキシアルキレ
    ンポリオール中にブチレンエーテル結合を5重量%以上
    含有するウレタンプレポリマー、(B)オキサゾリジン
    基含有ウレタン化合物、(C)芳香族多塩基酸を含有し
    てなる湿気硬化型ウレタンシーリング材。
  2. 【請求項2】 ウレタンプレポリマー(A)のポリオキ
    シアルキレンポリオール成分がブチレンエーテル結合5
    〜80重量%、エチレンエーテル結合0〜10重量%及
    びプロピレンエーテル結合10〜95重量%である請求
    項1記載の湿気硬化型ウレタンシーリング材。
JP2002149031A 2002-05-23 2002-05-23 湿気硬化型シーリング材 Pending JP2003336036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002149031A JP2003336036A (ja) 2002-05-23 2002-05-23 湿気硬化型シーリング材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002149031A JP2003336036A (ja) 2002-05-23 2002-05-23 湿気硬化型シーリング材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003336036A true JP2003336036A (ja) 2003-11-28

Family

ID=29706341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002149031A Pending JP2003336036A (ja) 2002-05-23 2002-05-23 湿気硬化型シーリング材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003336036A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007063551A (ja) * 2005-08-05 2007-03-15 Auto Kagaku Kogyo Kk 硬化性組成物
JP2007284662A (ja) * 2006-03-20 2007-11-01 Dainippon Ink & Chem Inc ウレタン組成物及びそれを含む防水材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007063551A (ja) * 2005-08-05 2007-03-15 Auto Kagaku Kogyo Kk 硬化性組成物
JP2007284662A (ja) * 2006-03-20 2007-11-01 Dainippon Ink & Chem Inc ウレタン組成物及びそれを含む防水材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4019446B2 (ja) コーティング材用二液硬化型ウレタン組成物
JP4013163B2 (ja) ウレタン組成物
JP2003128988A (ja) 湿気硬化型プライマー
JP3314655B2 (ja) 湿気硬化性ウレタン組成物及びコーティング材、シーリング材、接着剤
JP3637560B2 (ja) 湿気硬化性ウレタン組成物
JP2003336008A (ja) 湿気硬化型ウレタンプライマー
JP4576745B2 (ja) 湿気硬化性ウレタン組成物
JP2003336036A (ja) 湿気硬化型シーリング材
JP4020151B1 (ja) 防水構造体の施工方法
JP4117416B2 (ja) 湿気硬化型ウレタン組成物
JP3637565B2 (ja) 揺変性湿気硬化型ウレタン組成物
JP3608720B2 (ja) 揺変性湿気硬化型ウレタン組成物及びコーティング材、シーリング材、接着剤
JP3714332B2 (ja) 湿気硬化型ウレタン組成物
JP2008222792A (ja) 2成分型ウレタン樹脂組成物
JP4051638B2 (ja) ウレタン組成物及びそれを含む防水材
JP2009046627A (ja) 二液硬化型ウレタン組成物及び防水構造体の施工方法
JP4051862B2 (ja) 湿気硬化性ウレタン組成物
JP2005226037A (ja) 湿気硬化型ウレタン組成物及び被覆剤
JP3985439B2 (ja) 湿気硬化性樹脂層を有する構造体
JP3608036B2 (ja) 湿気硬化性ウレタン樹脂組成物及び防水材
JP3399362B2 (ja) 湿気硬化性ウレタン組成物及びコーティング材
JP2003336037A (ja) 湿気硬化型シーリング材
JP3593781B2 (ja) 湿気硬化型ウレタン組成物及びコーティング材、シーリング材、接着剤
KR101389762B1 (ko) 2액 경화형 우레탄 조성물 및 방수 구조체의 시공 방법
JP2002241459A (ja) 湿気硬化性ウレタン組成物