JP2003330390A - アクティブマトリクス基板およびその製造方法 - Google Patents

アクティブマトリクス基板およびその製造方法

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JP2003330390A
JP2003330390A JP2002141181A JP2002141181A JP2003330390A JP 2003330390 A JP2003330390 A JP 2003330390A JP 2002141181 A JP2002141181 A JP 2002141181A JP 2002141181 A JP2002141181 A JP 2002141181A JP 2003330390 A JP2003330390 A JP 2003330390A
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Japan
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active matrix
pixel electrode
matrix substrate
lower layer
wiring
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Application number
JP2002141181A
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English (en)
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Yoshihiro Okada
美広 岡田
Atsushi Ban
厚志 伴
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不透明のプラスチック基板を用いたアクティ
ブマトリクス基板を提供する。 【解決手段】 本発明のアクティブマトリクス基板は、
基板と、基板上に形成された複数の信号配線5と、信号
配線5と交差する複数の走査配線2および複数の補助容
量配線20と、基板上に形成され、対応する走査配線2
に印加される信号に応答して動作する複数の薄膜トラン
ジスタ10と、薄膜トランジスタ10を介して、対応す
る信号配線5と電気的に接続され得る複数の下層画素電
極14Bと、層間絶縁膜を介して下層画素電極14Bの
上層に形成され、層間絶縁膜中に形成されたコンタクト
ホール22を介して下層画素電極14Bと電気的に接続
される上層画素電極14Aとを備えている。更に、下層
画素電極14Bを、これに対応する薄膜トランジスタ1
0に接続する導電部材9を更に備えており、この導電部
材9は、信号配線5が延びる方向に下層画素電極14B
から突出し、走査配線2は導電部材9と交差している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶テレビ、液晶
モニタ、ノートパソコン等のアクティブマトリクス型液
晶表示装置、センサ、有機EL等に用いられるアクティ
ブマトリクス基板およびその製造方法に関するものであ
る。また、本発明は、このアクティブマトリクス基板か
ら作製した電子装置にも関している。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、室内で使用され
るデスクトップ型コンピュータやテレビジョン装置の画
像表示端子としてだけではなく、携帯電話、ノート型ま
たはラップトップ型パーソナルコンピュータ、携帯テレ
ビ、デジタルカメラ、デジタルカムコーダなどの各種携
帯型電子装置、さらにはカーナビゲーション装置などの
車載用電子装置における情報表示素子としても広く利用
されている。
【0003】各種の液晶表示装置のうち、薄膜トランジ
スタ(TFT)を用いたアクティブマトリクス型が高い
画質を維持でき、表示装置の大型化が容易であるため、
最近では主流となっている。
【0004】一方、携帯電話やPDA(携帯情報機器)
等のモバイルアプリケーションへの応用が拡がるにつ
れ、軽く、耐衝撃性に優れたプラスチック基板を用いて
液晶表示装置を提供することが強く望まれている。
【0005】しかしながら、プラスチック基板はガラス
基板に比べて熱による線膨張係数が大きく、また水分や
薬液の吸収もしやすい。このため、アクティブマトリク
ス基板の製造中に基板寸法が大きく変化する。たとえ
ば、線膨張係数は、ガラス基板が3〜5ppm/℃であ
るのに対し、プラスチック基板では50〜100ppm
/℃である。水分吸収による基板伸縮は、ガラス基板で
ほとんど生じないが、プラスチック基板では3000〜
6000ppmの伸縮が発生する。
【0006】従来のアクティブマトリクス基板では、こ
のように大きな基板伸縮に対応することができない。図
6および図7を参照しながら、上記理由を説明する。図
6は、一般的なアクティブマトリクス基板の単位画素領
域のレイアウトを示しており、図7は、その断面図であ
る。
【0007】図示されているアクティブマトリクス基板
では、ガラス基板101上に、複数の走査配線102お
よび複数の信号配線105が設けられている。走査配線
102および信号配線105は、異なる層(レイヤ)の
レベルに位置し、中間レイヤに位置する絶縁膜104に
よって絶縁分離された状態で相互に交差している。
【0008】走査配線102と信号配線105とによっ
て囲まれた矩形領域内には、画素電極114が形成され
ている。画素電極114は、走査配線102と信号配線
105とが交差する部分の近傍に形成された薄膜トラン
ジスタ110を介して、信号配線105から信号電荷を
受け取る。画素電極114の下には走査配線102に平
行な補助容量配線120が形成されており、画素電極1
14と補助容量配線120との間に補助容量を形成す
る。
【0009】薄膜トランジスタ110は、走査配線10
2から垂直に突出する支線(ゲート電極103)と、ゲ
ート電極103を覆うゲート絶縁膜104と、ゲート絶
縁膜を介してゲート電極103と重なりあっている真性
半導体層106と、真性半導体層106に形成された不
純物添加半導体層107と、不純物添加半導体層107
を介して真性半導体層106のソース/ドレイン領域に
接続されるソース電極108およびドレイン電極109
を備えている。ソース電極108は、信号配線105か
ら垂直に突出する支線であり、信号配線105と一体的
に形成されている。
【0010】ドレイン電極109は、薄膜トランジスタ
110のドレイン領域と画素電極114とを電気的に接
続する導電部材であり、金属膜をパターンニングするこ
とによって、信号配線105およびソース電極108と
ともに形成される。すなわち、この例では、信号配線1
05、ソース電極108、およびドレイン電極109は
同一レイヤに属しており、相互の配置関係はフォトリソ
グラフィ工程で用いるマスクパターンによって規定され
る。
【0011】ソース電極108とドレイン電極109と
の間は、真性半導体層106のチャネル領域を介して接
続されており、チャネル領域の導通状態はゲート電極1
03の電位によって制御される。薄膜トランジスタ11
0はnチャネル型が一般的で、ゲート電極103の電位
がしきい値以上になると、薄膜トランジスタはオン状態
になり、ソース電極108とドレイン電極109とが電
気的に導通する。
【0012】薄膜トランジスタ110を正常に動作させ
るためには、ソース電極108およびドレイン電極10
9の少なくとも一部分をゲート電極103に重ねる必要
がある。ゲート電極103の線幅は、10μm程度また
はそれ以下であるため、信号配線105、ソース電極1
08、およびドレイン電極109を形成するためのフォ
トリソグラフィ工程においては、基板121上にすでに
形成されているゲート電極103に対する位置合わせ
(以下、アライメントと称する。)を高い精度で実行す
る必要がある。通常、±数μm以下のアライメント精度
が要求される。
【0013】一方、プロセス中の温度および湿度の管理
を行なっても、プラスチック基板のTFTプロセス中の
基板寸法変化は500〜1000ppmに達する。一例
として、3.9インチQVGAのアクティブマトリクス
基板を製造する場合について考える。画素サイズは24
7.5μm×82.5μm、表示エリアサイズはY方向
が59400mmでX方向が792000mmである。
ゲート電極のためのフォトリソグラフィ工程とソース電
極のためのフォトリソグラフィ工程の間で1000pp
mの基板伸縮が生じた場合、Y方向では±29.7μ
m、X方向では±39.6μmのアライメントズレが生
じる。
【0014】上述の通り、従来のアクティブマトリクス
基板では、±数μm以下のアライメント精度が必要であ
るため、プラスチック基板上にTFTアクティブマトリ
クス基板を形成することができない。
【0015】一方、本出願人が特願2001−1527
79号に開示しているアクティブマトリクス基板によれ
ば、大きな基板伸縮にも対応することができる。図8お
よび図9を参照しながら、このアクティブマトリクス基
板を説明する。図8は、特願2001−152779号
に開示したアクティブマトリクス基板のレイアウト例を
示す平面図である。図9は、図8のA−A'線断面図で
あり、薄膜トランジスタ部の断面を示している。
【0016】このアクティブマトリクス基板は、チャネ
ルエッチ型構造のTFTを採用している。ゲート電極を
兼ねる走査配線2および補助容量配線20は、タンタル
等の金属層から形成されている。上層には、ゲート絶縁
膜4、および、アモルファスシリコンから形成された半
導体層6が存在する。半導体層6をパターニングするた
めのレジストマスク(不図示)は、半導体層6上にレジ
スト層を形成した後、走査配線2をマスクとする基板裏
面側の露光を行うことにより作製される。この結果、得
られたレジストマスクを用いて半導体層6がパターニン
グされるため、半導体層6は走査配線2に自己整合して
おり、半導体層6のサイズおよび位置は、それぞれ、走
査配線2のサイズおよび位置によって決定されている。
【0017】ソース電極を兼ねる信号配線5、および、
ドレイン電極を兼ねる導電部材9は、ゲート絶縁膜4を
介して、下層の半導体層6と交差している。一方、補助
容量配線20は、ゲート絶縁膜4および半導体層6を介
して、下層画素電極14Bと交差し、補助容量を形成し
ている。下層画素電極14Bと導電部材9とは電気的に
接続されている。
【0018】TFT10、走査配線2、信号配線5、導
電部材9および下層画素電極14Bの上には、層間絶縁
膜21が配置されている。層間絶縁膜21上に形成され
た上層画素電極14Aは、Alなどの反射電極材料から
形成されている。層間絶縁膜21には、下層の画素電極
14Bの一部に到達するコンタクトホール22が形成さ
れており、このコンタクトホール22を介して上層画素
電極14Aと下層画素電極14Bとが電気的に接続され
ている。
【0019】上記構造を持つアクティブマトリクス基板
によれば、走査配線のレイヤと信号配線のレイヤとの間
で必要なY軸方向のアライメントマージン±Δyは、下
式のように表現される。
【0020】 Δy=(Ppitch−Wg−Wcs−3Gsd−2Ws)/4 式(1)
【0021】ここで、Ppitchは画素のY軸方向のピッ
チ、Wgは走査配線2の線幅(Y軸方向サイズ)、Wcs
は補助容量配線20の線幅(Y軸方向サイズ)、Gsd
ソース電極とドレイン電極との間のY軸方向ギャップ、
sは信号配線5の線幅(X軸方向に延びている部分の
Y軸方向サイズ)である。一方、X軸方向のアライメン
トズレに対しては、理論的には完全にアライメントフリ
ーになっている。
【0022】このような構造を持つ3.9インチQVG
Aのアクティブマトリクス基板を製造する場合、例え
ば、Y方向で±39.4μmのアライメントマージンを
確保できるため、1327ppmの基板伸縮が生じて
も、正常に動作するアクティブマトリクスアレイを実現
することができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願2
001−152779号に開示されているアクティブマ
トリクス基板を製造するには、基板裏面側からの露光工
程を行う必要がある。このため、レジストを露光するた
めの光に対して、基板が透明である必要がある。
【0024】しかしながら、一般のプラスチック材料
は、その光透過率が高くなるほど、耐熱温度が低下する
性質を示し、プラスチック基板の耐熱温度(軟化点)を
高くするため、プラスチック材料にフィラー等を混合す
ると、基板は不透明になる。
【0025】TFTをプラスチック基板上に形成するに
は、プラスチック基板が220℃以上の処理に耐えるこ
とが必要である。現在、利用可能な透明プラスチック基
板の耐熱温度は100〜200℃程度と低く、250℃
以上の軟化点を有するプラスック基板材料は不透明であ
る。
【0026】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、不透明なプラスチック基板を用いても、アライ
メントずれの問題を回避することができるアクティブマ
トリクス基板を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブマト
リクス基板は、基板と、前記基板上に形成された複数の
信号配線と、前記信号配線と交差する複数の走査配線お
よび複数の補助容量配線と、前記基板上に形成され、対
応する前記走査配線に印加される信号に応答して動作す
る複数の薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタを
介して、対応する前記信号配線と電気的に接続され得る
複数の下層画素電極と、層間絶縁膜を介して前記下層画
素電極の上層に形成され、前記層間絶縁膜中に形成され
たコンタクトホールを介して前記下層画素電極と電気的
に接続される上層画素電極とを備えたアクティブマトリ
クス基板であって、前記下層画素電極を、これに対応す
る薄膜トランジスタに接続する導電部材を更に備えてお
り、前記導電部材は、前記信号配線が延びる方向に前記
下層画素電極から突出し、前記走査配線は前記導電部材
と交差している。
【0028】好ましい実施形態においては、前記絶縁膜
を介して前記信号配線と交差する複数の複数の補助容量
配線を更に備えており、前記補助容量配線の各々は、対
応する下層画素電極と交差している。
【0029】好ましい実施形態において、前記走査配線
および前記補助容量配線は、いずれも同一の導電膜をパ
ターニングすることによって形成されている。
【0030】好ましい実施形態において、前記走査配線
の延びる方向をX軸、信号配線の延びる方向をY軸、前
記導電部材のY軸方向長さをL1、前記下層画素電極の
Y軸方向長さをL2、前記走査配線の線幅をWg、前記
補助容量配線の線幅をWcs、走査配線ピッチをPggとし
た場合において、(L1−Wg)≦(L2−Wcs)、お
よびL1+L2≦Pggの関係を満足する。
【0031】好ましい実施形態において、前記信号配
線、前記下層画素電極、および前記導電部材は、いずれ
も同一の導電膜をパターニングすることによって形成さ
れている。
【0032】好ましい実施形態において、前記基板は、
感光性樹脂の露光に用いられる光に対して不透明の材料
から形成されている。
【0033】好ましい実施形態において、前記材料は不
透明の樹脂を主体としている。
【0034】好ましい実施形態において、前記信号配線
から分岐して前記走査配線と交差するソース電極を備
え、前記導電部材と前記走査配線との交差部は、前記信
号配線と前記走査配線との交差部および前記ソース電極
と前記走査配線との交差部で挟まれている。
【0035】好ましい実施形態において、前記信号配線
と前記導電部材との間の距離は、前記導電部材と前記ソ
ース電極との間の距離と略等しい。
【0036】好ましい実施形態において、前記薄膜トラ
ンジスタのチャネル部が隣合う信号配線のほぼ中央に位
置する。
【0037】好ましい実施形態において、前記薄膜トラ
ンジスタのチャネル部が前記上層画素電極によって覆わ
れている。
【0038】好ましい実施形態において、各薄膜トラン
ジスタの半導体層は、上層に位置する前記走査配線に対
して自己整合しており、前記半導体層は、前記信号配線
および導電部材と交差している。
【0039】本発明の電子装置は、上記いずれかのアク
ティブマトリクス基板を有していることを特徴とする。
【0040】本発明によるアクティブマトリクス基板の
製造方法は、基板上に複数の信号配線、下層画素電極、
および、前記下層画素電極から突出する導電部材を形成
する工程と、前記信号配線、下層画素電極、および前記
下層画素電極を覆うように半導体薄膜を形成する工程
と、前記半導体薄膜上にゲート絶縁膜を形成する工程
と、前記ゲート絶縁膜上に導電膜を堆積する工程と、前
記走査配線を規定するレジストマスクを前記導電膜上に
形成する工程と、前記導電膜、前記ゲート絶縁膜、およ
び前記半導体薄膜のうち、前記レジストマスクによって
覆われていない部分を除去することにより、前記導電部
材と交差する前記走査配線を前記導電膜から形成し、そ
の後、前記走査配線に対して自己整合した半導体層を前
記半導体薄膜から形成する工程と、前記走査配線を覆う
ように層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜に
設けたコンタクトホールを介して前記下層画素電極と電
気的に接続される上層画素電極を前記層間絶縁膜上に形
成する工程とを包含する。
【0041】好ましい実施形態において、前記レジスト
マスクは、前記走査配線に加えて、補助容量配線を規定
するパターンを有し、前記走査配線を形成するとき、前
記下層画素電極と交差するように前記捕縄容量配線を形
成する。
【0042】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1および図
2を参照しながら、本発明によるアクティブマトリクス
基板の第1の実施形態を説明する。
【0043】図1は、本実施形態におけるアクティブマ
トリクス基板のレイアウトを示した平面図である。図2
は、図1のA−A'線断面図であり、薄膜トランジスタ
(TFT)10のチャネル方向に沿った断面を示してい
る。
【0044】本実施形態のアクティブマトリクス基板に
おけるTFT10は、いわゆるスタガ構造を有してお
り、ゲート電極(走査配線)2がTFT10の半導体層
に対して上層に位置している。
【0045】本実施形態では、プラスチック基板1上
に、信号配線5、下層画素電極14B、および導電部材
9が形成されている。これらは、いずれも同一の導電膜
をパターニングすることによって形成されたものであ
り、同一のレイヤに位置している。
【0046】導電部材9は、下層画素電極14Bを、こ
れに対応するTFTに接続する役割を担っており、信号
配線2が延びる方向(Y軸方向)に沿って下層画素電極
14Bから突出し、所定長さだけ伸びている。
【0047】走査配線2および補助容量配線20は、絶
縁膜を介して、信号配線5、下層画素電極14B、およ
び導電部材9の上層に位置している。走査配線2は導電
部材9と交差し、かつ、補助容量配線20は下層画素電
極14Bと交差するようにレイアウトが構成されてい
る。
【0048】下層画素電極14Bは、導電部材9を介し
てTFT10に接続される。このTFT10により、信
号配線5と下層画素電極14Bとの間の電気的導通/非
導通状態がスイッチングされる。
【0049】プラスチック基板1上には上記構造を覆う
ように層間絶縁膜21が形成されており、この層間絶縁
膜21上に上層画素電極14Aが配置されている。上層
画素電極14Aは、図1に示されるように、下層画素電
極14Bの略真上に位置し、層間絶縁膜21に形成され
たコンタクトホール22を介して下層画素電極14Bと
電気的に接続されている。上層画素電極14Aは、例え
ば、Alなどの反射電極材料から形成され、好ましく
は、TFT10を完全に覆っている。
【0050】図2に示されるように、本実施形態では、
走査配線2の下には、ゲート絶縁膜4および半導体層6
が存在する。半導体層6は、例えばアモルファスシリコ
ンから形成され、TFT10のチャネル領域を与える。
ゲート絶縁膜4および半導体層6の下には、TFT10
のソース電極を兼ねる信号配線5と、ドレイン電極を兼
ねる導電部材9とが存在している。半導体層6は、図1
に示す走査配線2の下層の全ての領域に存在している
が、TFTのチャネルとして機能する部分は、図1の参
照符号「10」で示した領域内だけである。
【0051】一方、補助容量配線20の下には、ゲート
絶縁膜4、半導体層6が存在し、更に、これらの下には
下層画素電極14Bが存在している。補助容量配線20
と下層画素電極14Bとの間では、補助容量20が形成
されている。
【0052】次に、図3(a)から(c)および図4
(a)から(c)を参照しながら、上記アクティブマト
リクス基板を製造する方法の一例を説明する。
【0053】図3(a)から(c)は、ある任意の画素
領域について、主要な工程段階における平面レイアウト
を示しており、図4(a)から(c)は、図3(a)か
ら(c)に対応する工程段階におけるTFTの断面図で
ある。
【0054】まず、図3(a)および図4(a)に示す
ように、不透明なプラスチック基板1上に複数の信号配
線5、導電部材9、および下層画素電極14Bを形成す
る。信号配線5および下層画素電極4Bは、膜厚200
nm程度のチタン(Ti)から形成する。
【0055】より具体的には、スパッタ法などを用いて
膜厚200nm程度のTi膜をプラスチック基板1上に
堆積した後、プラズマCVD法で不純物添加半導体層7
をTi膜上に堆積する。本実施形態では、不純物添加半
導体層7として、n型不純物がドープされたアモルファ
スシリコン層(n+型a−Si層:厚さ10〜50n
m)を用いる。その後、第1のマスクを用いたフォトリ
ソグラフィおよびエッチング工程により、不純物添加半
導体層7およびTi膜をパターンニングし、信号配線
5、導電部材9、および下層画素電極14Bを形成す
る。信号配線5、導電部材9、および下層画素電極14
Bは、Ti膜から形成されているが、その上面には、T
i膜と同様にパターニングされた不純物添加半導体層7
が存在している。不純物添加半導体層7は、Tiなどの
金属材料から形成された信号配線5および導電部材9
と、次の工程で堆積される半導体層との間でオーミック
接触を形成するコンタクト層として機能する。
【0056】なお、本明細書においては、信号配線5、
導電部材9、および下層画素電極14Bを総称して、
「ソース・レイヤ」と称することがある。
【0057】次に、化学気相成長法(CVD法)によ
り、ノンドープのアモルファスシリコンからなる真性半
導体層6(厚さ100〜200nm)、および、シリコ
ンナイトライド(SiNX)からなるゲート絶縁膜4
(厚さ200〜500nm)を、この順序でプラスチッ
ク基板1上に堆積する。こうして、半導体層6およびゲ
ート絶縁膜4により、信号配線5、導電部材9、および
下層画素電極14Bが完全に覆われた状態になる。
【0058】次に、ゲート絶縁膜4上に走査配線2およ
び補助容量配線20を形成する。本明細書では、走査配
線2および補助容量配線20を総称して、「ゲートレイ
ヤ」と称することとする。走査配線2および補助容量配
線20は、スパッタ法などを用いて例えば厚さ200n
m程度のチタン(Ti)膜を堆積した後、第2のマスク
を用いたフォトリソグラフィおよびエッチング工程によ
り、Ti膜をパターンニングすることによって作製され
る。図3(b)および図4(b)に示すように、走査配
線2は導電部材9と交差し、補助容量配線20は下層画
素電極14Bと交差するようにパターニングされる。
【0059】次に、走査配線2および補助容量配線20
をマスクとして用い、ゲート絶縁膜4、半導体層6、お
よび不純物添加半導体層7をエッチングすることによ
り、TFT10を完成させる。半導体層6は、走査配線
2に対して自己整合的に形成される。半導体層6のパタ
ーニングするマスクによって不純物添加半導体層7が再
度パターニングされるため、不純物添加半導体層7は、
走査配線2が信号配線5および導電部材9とオーバラッ
プしている領域と、補助容量配線20が下層画素電極1
4Bとオーバラップしている領域のみに存在することに
なる。この結果、走査配線2の真下に存在する線状半導
体層6は、下層の信号配線5および導電部材9と不純物
添加半導体層7を介して電気的に接続される。
【0060】この後、無機絶縁膜または有機絶縁膜から
なる層間絶縁膜(厚さ:例えば0.5〜3μm)21で
TFT10を覆った後、第3のマスクを用いたフォトリ
ソグラフィにより、コンタクトホール22を形成する。
コンタクトホール22は、図3(c)に示すように、下
層画素電極14Bに達するように形成されるが、補助容
量配線20とオーバラップしない位置に配置される。
【0061】層間絶縁膜21の堆積工程では、基板1の
伸縮が生じにくい材料または成膜方法を選択することが
好ましい。一般的に、有機絶縁膜の堆積工程は無機絶縁
膜の堆積工程よりも基板の伸縮を引き起こしにくいの
で、層間絶縁膜は有機絶縁材料から形成することが好ま
しい。
【0062】層間絶縁膜21の上に、Al、Al合金、
またはAg合金などの材料から形成した反射電極膜を堆
積する。反射電極膜の厚さは例えば50〜100nm程
度に設定される。この後、第4のマスクを用いたフォト
リソグラフィおよびエッチング工程により、上記反射電
極材料膜をパターニングし、上層画素電極14Aを形成
する。(図3(c)、図4(c))。
【0063】本実施形態では、下層画素電極14Bは、
厳密には画素電極として機能しないが、上層画素電極1
4Aのための下層電極として機能するため、「下層画素
電極」と称することにする。
【0064】次に、上記のアクティブマトリクス基板の
駆動方法を説明する。
【0065】不図示の駆動回路(ドライバ)によって走
査配線2に正バイアスが印加されると、TFT10が
「オン状態(導通状態)」になる。これに伴い、不純物
添加半導体層7を介して半導体層6と接する信号配線5
と導電部材9との間に電流が流れる。この結果、信号配
線5から信号電荷が下層画素電極14Bを介して上層画
素電極14Aに供給される。
【0066】逆に、走査配線2に負バイアスが印加され
ると、TFT10は「オフ状態(非導通状態)」にな
る。信号配線5と導電部材9との間には電流が流れなく
なるため、画素電極14Aの電位が保持される。
【0067】TFT10が正常に動作するためには、半
導体層6は走査配線2に対してはみ出すことなく位置
し、かつ、走査配線2が信号配線5および導電部材9と
確実に交差している必要がある。また、補助容量のバラ
ツキは画素電位のバラツキにつながるため、補助容量配
線20も下層画素電極14Bと確実に交差している必要
がある。
【0068】特願2001−152779号に開示して
いる方法では、裏面露光により、半導体層を下層の走査
配線に対して自己整合的に形成している。このため、プ
ラスチック基板の光線透過率が低くなると、裏面露光が
できなくなり、半導体層を自己整合的に形成することが
できない。これに対し、本実施形態では、半導体層6の
上層に位置する走査配線2をマスクとして、下層に位置
する半導体層6をエッチングするため、裏面露光が不要
である。従って、本実施形態によれば、レジスト(感光
性樹脂)を露光するときに用いる光を透過しない不透明
な基板上であっても、走査配線2とほぼ同一形状の半導
体層6をアライメントずれ無しに形成することができ
る。
【0069】なお、本実施形態では、図1から明らかな
ように、信号配線5の一部が矩形に折れ曲がることによ
って、信号配線5の一部が導電部材9に近接している。
また、信号配線5から枝分かれした部分が、導電部材9
の端部近傍を通って、信号配線5と平行な方向に曲がっ
ている。信号配線5から枝分かれした部分は、信号配線
5とともに、導電部材9を側面から挟み込んでいる。信
号配線5のうち、導電部材5を挟み込んでいる2つの部
分を、それぞれ、ソース電極5Aおよびソース電極5B
と称することとする。走査配線2は、ソース電極5A、
導電部材5、およびソース電極5Bと交差するようにパ
ターニングされる。
【0070】図2に示されるように、走査配線2の下方
の全体には半導体層6が残っているため、ソース電極5
Aと導電部材9との間の領域、および、ソース電極5B
と導電部材9との間の領域のどちらもが薄膜トランジス
タとして機能する。
【0071】一方、ソース電極5Bと、隣の信号配線5
(ソース電極5A)との間にも半導体層が存在するた
め、この領域は寄生薄膜トランジスタとして機能し得
る。しかし、隣の信号配線5上の信号は、ソース電極5
Bによってシールドされるため、導電部材9を介して画
素電極14Bの電位に影響を与えることはない。
【0072】なお、図1に示す例では、導電部材9およ
びソース電極5A、8Bが走査配線2と直交している
が、導電部材9およびソース電極5A、8Bと走査配線
2とがなす角度は、必ずしも90°に限定されない。
【0073】本実施形態の構成によれば、走査配線2が
信号配線5(ソース電極5Aおよび5B)ならびに導電
部材9と確実に交差する必要がある一方、補助容量配線
20が下層画素電極14B間と確実に交差する必要があ
る。また、コンタクトホール22を補助容量配線20と
オーバラップしないようにして下層画素電極14B上に
形成する必要もある。このような配置を確実に達成する
には、Y軸方向のアライメントずれを所定範囲内に制限
する必要がある。本実施形態では、図1より明らかなよ
うに、Y軸方向のアライメントずれを、下式(2)で表
されるアライメントマージンΔy以下に抑えればよい。
【0074】 Δy=(Ppitch−Wg−Wcs−Ljas−3Gsd−2Ws)/6 式(2)
【0075】ここで、Ppitchは画素のY軸方向のピッ
チ、Wgは走査配線2の線幅(Y軸方向サイズ)、Wcs
は補助容量配線20の線幅(Y軸方向サイズ)、Ljas
は、コンタクトホールのY軸方向サイズ、Gsdはソース
電極とドレイン電極との間のY軸方向ギャップ、Ws
信号配線5の線幅(X軸方向に延びている部分のY軸方
向サイズ)である。一方、X軸方向のアライメントズレ
に対しては、理論的には完全にアライメントフリーにな
っている。
【0076】なお、コンタクトホール21は補助容量配
線20とオーバーラップしてはならない。このため、導
電部材9のY軸方向の長さをL1、下層画素電極14B
のY軸方向のサイズをL2、走査配線ピッチをPggとし
たとき、本実施形態のアクティブマトリクス基板は下式
(3)および(4)を満足する必要がある。
【0077】 (L1−Wg)≦(L2−Wcs) 式(3)
【0078】 L1+L2≦Pgg 式(4)
【0079】上記2つの式を満たすことにより、精度よ
くアクティブマトリクス基板を作製することができる。
【0080】なお、走査配線2が確実に導電部材9と交
差するためには、2Δy≦(L1−Wg)を満足する必
要がある。
【0081】本実施形態のアクティブマトリクス基板を
対向基板などと組み合わせ、その間に液晶層を封止する
ことにより、反射型液晶表示装置を作製することができ
る。本実施形態のアクティブマトリクス基板の用途は、
反射型液晶表示装置に限定されず、他のタイプの表示装
置を含む種々の電子装置に用いることが得られる。
【0082】(実施例1)5インチ角の不透明なプラス
チック基板を用いて、上記アクティブマトリクス基板の
実施例を試作した。具体的には、ポリイミド系樹脂から
なる基板を用いた。パネルサイズは対角3.9インチで
あり、解像度は1/4VGAである。画素サイズは24
7.5μm×82.5μm、表示エリアサイズはY方向
が59400mmでX方向が792000mmである。
【0083】走査配線2の幅Wgを10μm、補助容量
配線の幅Wcsを20μm、コンタクトホール長Ljas
12.5μm、ソース・ドレイン間ギャップGsdを5μ
m、信号配線の幅Wsを5μmと設定したとき、画素の
Y軸方向のピッチPpitchは247.5μmであるの
で、上式(2)から。Y軸方向(縦方向)のアライメン
トマージン(±Δy)は30μmとなる。この大きさの
アライメントマージンがあれば、±1010ppmの基
板伸縮に対応できる。したがって、基板の寸法変化が大
きいプラスチック基板を用いても、アクティブマトリス
ク基板を歩留まり良く作製することが可能となる。
【0084】(第2の実施形態)次に、図5を参照しな
がら、本発明によるアクティブマトリクス基板の第2の
実施形態を説明する。図5は、本実施形態におけるアク
ティブマトリクス基板のレイアウトを示した平面図であ
る。図5のA−A'線断面図は図2と同じである。
【0085】本実施形態のアクティブマトリクス基板で
は、補助容量配線を形成しておらず、この点以外では、
第1の実施形態と同じ構成を有している。
【0086】アクティブマトリクス基板を用いて液晶表
示装置等の表示装置を構成する場合、補助容量配線は不
可欠の要素ではない。液晶材料の物性やゲート−ドレイ
ン容量CGDの値を最適化することにより、補助容量配線
を省略することができる。
【0087】本実施形態におけるTFT10は、第1の
実施形態におけるTFT10と同様の構成を有してい
る。故に、その構造や動作の詳細な説明は省略する。
【0088】TFT10が正常に動作するためには、半
導体層6が走査配線2に対してはみ出すことなく整合
し、かつ、走査配線2が信号配線5および導電部材9と
確実に交差している必要がある。また、コンタクトホー
ル21が確実に下層画素電極14B上に形成されている
必要がある。
【0089】本実施形態では、第1の実施形態と同様の
方法で製造され、半導体層6は走査配線2と自己整合し
ているため、半導体層6が走査配線2に対してはみ出す
ことない。
【0090】本実施形態の構成によれば、補助容量配線
を用いないため、走査配線2が信号配線5(ソース電極
5A、8B)および導電部材9と確実に交差するととも
に、コンタクトホール21が確実に下層画素電極14B
上に形成されればよい。従って、本実施形態では、図5
より明らかなように、Y軸方向のアライメントずれを、
下式(5)で表されるアライメントマージンΔy以下に
抑えればよい。
【0091】 Δy=(Ppitch−Wg−Ljas−3Gsd−2Ws)/4 式(5)
【0092】ここで、Ppitchは画素のY軸方向のピッ
チ、Wgは走査配線2の線幅(Y軸方向サイズ)、Ljas
は、コンタクトホールのY軸方向サイズ、Gsdはソース
電極とドレイン電極との間のY軸方向ギャップ、Ws
信号配線5の線幅(X軸方向に延びている部分のY軸方
向サイズ)である。一方、X軸方向のアライメントずれ
に対しては、理論的には完全にアライメントフリーにな
っている。
【0093】(実施例2)実施例1で用いたプラスチッ
ク基板と同種・同サイズのプラスチック基板を用いて、
図5に示す構成のアクティブマトリクス基板の実施例を
試作した。パネルサイズは対角3.9インチ、解像度は
1/4VGAである。画素サイズは247.5μm×8
2.5μm、表示エリアサイズはY方向が59400m
mで、X方向が792000mmである。
【0094】走査配線2の幅Wgを10μm、コンタク
トホール長Ljasを12.5μm、ソース・ドレイン間
ギャップGsdを5μm、信号配線の幅Wsを5μmと設
定したとき、画素のY軸方向のピッチPpitchは24
7.5μmであるので、上式(2)から。Y軸方向(縦
方向)のアライメントマージン(±Δy)は50μmと
なる。この大きさのアライメントマージンがあれば、±
1683ppmの基板伸縮に対応できる。本実施例にお
けるアライメントマージンは、実施例1におけるアライ
メントマージンよりも大きいので、実施例1に比べて寸
法変化が更に大きな基板材料を用いても、アクティブマ
トリスク基板を歩留まり良く作製することが可能とな
る。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、画素電極を薄膜トラン
ジスタに接続するための導電部材が下層画素電極から延
伸し、走査配線と確実に交差するように配置されてい
る。また、走査配線を用いて半導体層のパターニングを
行うため、裏面露光法を用いることなく、走査配線に自
己整合した薄膜トランジスタを形成できる。このため、
不透明のプラスチック基板を用いても、その上に薄膜ト
ランジスタのアレイを集積することができる。
【0096】また、不透明の樹脂を主体とした材料から
作製した基板を用いる場合、基板の軟化点を上げること
ができるため、より高温のプロセスが可能となり、薄膜
トランジスタの信頼性を向上することができる。
【0097】更に、補助容量配線を用いない場合、導電
部材が走査配線の幅方向に延伸し、対応する一本の走査
配線と交差し、前記導電部材と接続する下層画素電極
は、走査配線と交差していない。このため、走査配線と
導電部材との間のアライメントマージンが十分に大きく
なり、伸縮率の更に大きな基板を用いることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるアクティブマト
リクス基板のレイアウト図である。
【図2】図1のA−A'断面図である。
【図3】(a)から(c)は、図1のアクティブマトリ
クス基板の製造途中における主な工程を示す平面図であ
る。
【図4】(a)から(c)は、図1のアクティブマトリ
クス基板の製造途中における主な工程を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態におけるアクティブマト
リクス基板のレイアウト図である。
【図6】従来のアクティブマトリクス基板のレイアウト
図である。
【図7】図9のA−A'断面図である。
【図8】特願2001−152779号に開示されてい
るアクティブマトリクス基板のレイアウト図である。
【図9】図6のA−A'断面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック基板 2 走査配線 4 ゲート絶縁膜 5 信号配線 5a ソース電極 5b ソース電極 6 半導体層 7 不純物添加半導体層 9 導電部材(ドレイン電極) 10 TFT(薄膜トランジスタ) 14A 上層画素電極は 14B 下層画素電極 20 補助容量配線 21 層間絶縁膜 22 コンタクトホール 101 ガラス基板 102 走査配線 103 ゲート電極 104 絶縁膜 105 信号配線 106 真性半導体層 107 不純物添加半導体層 108 ソース電極 109 ドレイン電極109 110 薄膜トランジスタ 114 画素電極 120 補助容量配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G02F 1/1368 H01L 29/78 612C Fターム(参考) 2H090 JB02 JB03 JD01 JD10 LA04 2H092 JA26 JA29 JA38 JA42 JB05 JB13 JB23 JB32 JB38 JB51 JB57 JB63 JB69 KA05 KA12 KA18 KA22 MA08 MA12 MA27 MA32 MA35 MA37 NA21 NA25 5C094 AA36 AA42 AA48 BA03 BA27 BA43 CA19 CA20 DA13 DA15 EA04 EA05 EB03 FA02 FB15 GB10 HA08 JA08 5F110 AA30 BB01 CC05 DD01 EE04 EE37 EE44 FF03 GG02 GG15 GG24 GG30 GG35 GG44 HK04 HK09 HK16 HK21 HK33 HK35 HL03 HL06 HM04 HM13 NN02 NN44 NN47 NN73 QQ01 5G435 AA12 AA13 AA17 BB05 BB12 CC09 HH14 KK05 LL04 LL06 LL07 LL08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板上に形成された複数の
    信号配線と、 前記信号配線と交差する複数の走査配線および複数の補
    助容量配線と、 前記基板上に形成され、対応する前記走査配線に印加さ
    れる信号に応答して動作する複数の薄膜トランジスタ
    と、 前記薄膜トランジスタを介して、対応する前記信号配線
    と電気的に接続され得る複数の下層画素電極と、 層間絶縁膜を介して前記下層画素電極の上層に形成さ
    れ、前記層間絶縁膜中に形成されたコンタクトホールを
    介して前記下層画素電極と電気的に接続される上層画素
    電極と、を備えたアクティブマトリクス基板であって、 前記下層画素電極を、これに対応する薄膜トランジスタ
    に接続する導電部材を更に備えており、前記導電部材
    は、前記信号配線が延びる方向に前記下層画素電極から
    突出し、 前記走査配線は前記導電部材と交差している、アクティ
    ブマトリクス基板。
  2. 【請求項2】 前記絶縁膜を介して前記信号配線と交差
    する複数の複数の補助容量配線を備えており、前記補助
    容量配線の各々は、対応する下層画素電極と交差してい
    る請求項1に記載のアクティブマトリクス基板。
  3. 【請求項3】 前記走査配線および前記補助容量配線
    は、いずれも同一の導電膜をパターニングすることによ
    って形成されている請求項2に記載のアクティブマトリ
    クス基板。
  4. 【請求項4】 前記走査配線の延びる方向をX軸、信号
    配線の延びる方向をY軸、前記導電部材のY軸方向長さ
    をL1、前記下層画素電極のY軸方向長さをL2、前記
    走査配線の線幅をWg、前記補助容量配線の線幅を
    cs、走査配線ピッチをPggとした場合において、 (L1−Wg)≦(L2−Wcs) L1+L2≦Pgg の関係を満足する請求項3に記載のアクティブマトリク
    ス基板。
  5. 【請求項5】 前記信号配線、前記下層画素電極、およ
    び前記導電部材は、いずれも同一の導電膜をパターニン
    グすることによって形成されている請求項1から4のい
    ずれかに記載のアクティブマトリクス基板。
  6. 【請求項6】 前記基板は、感光性樹脂の露光に用いら
    れる光に対して不透明の材料から形成されている、請求
    項1から5のいずれかに記載のアクティブマトリクス基
    板。
  7. 【請求項7】 前記材料は、不透明の樹脂を主体として
    いる請求項6に記載のアクティブマトリクス基板。
  8. 【請求項8】 前記信号配線から分岐して前記走査配線
    と交差するソース電極を備え、 前記導電部材と前記走査配線との交差部は、前記信号配
    線と前記走査配線との交差部および前記ソース電極と前
    記走査配線との交差部で挟まれている請求項1から7の
    いずれかに記載のアクティブマトリクス基板。
  9. 【請求項9】 前記信号配線と前記導電部材との間の距
    離は、前記導電部材と前記ソース電極との間の距離と略
    等しい請求項8に記載のアクティブマトリクス基板。
  10. 【請求項10】 前記薄膜トランジスタのチャネル部が
    隣合う信号配線のほぼ中央に位置する請求項1から9の
    いずれかに記載のアクティブマトリクス基板。
  11. 【請求項11】 前記薄膜トランジスタのチャネル部が
    前記上層画素電極によって覆われている請求項1から1
    0のいずれかに記載のアクティブマトリクス基板。
  12. 【請求項12】 各薄膜トランジスタの半導体層は、上
    層に位置する前記走査配線に対して自己整合しており、 前記半導体層は、前記信号配線および導電部材と交差し
    ている請求項1から11のいずれかに記載のアクティブ
    マトリクス基板。
  13. 【請求項13】 請求項1から12のいずれかに記載さ
    れたアクティブマトリクス基板を有する電子装置。
  14. 【請求項14】 基板上に複数の信号配線、下層画素電
    極、および、前記下層画素電極から突出する導電部材を
    形成する工程と、 前記信号配線、下層画素電極、および前記下層画素電極
    を覆うように半導体薄膜を形成する工程と、 前記半導体薄膜上にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上に導電膜を堆積する工程と、 前記走査配線を規定するレジストマスクを前記導電膜上
    に形成する工程と、 前記導電膜、前記ゲート絶縁膜、および前記半導体薄膜
    のうち、前記レジストマスクによって覆われていない部
    分を除去することにより、前記導電部材と交差する前記
    走査配線を前記導電膜から形成し、その後、前記走査配
    線に対して自己整合した半導体層を前記半導体薄膜から
    形成する工程と、 前記走査配線を覆うように層間絶縁膜を形成する工程
    と、 前記層間絶縁膜に設けたコンタクトホールを介して前記
    下層画素電極と電気的に接続される上層画素電極を前記
    層間絶縁膜上に形成する工程と、を包含するアクティブ
    マトリクス基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記レジストマスクは、前記走査配線
    に加えて、補助容量配線を規定するパターンを有し、前
    記走査配線を形成するとき、前記下層画素電極と交差す
    るように前記捕縄容量配線を形成する、請求項14に記
    載のアクティブマトリクス基板の製造方法。
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