JP2003299040A - 動きベクトル検出装置及び方法 - Google Patents

動きベクトル検出装置及び方法

Info

Publication number
JP2003299040A
JP2003299040A JP2002101766A JP2002101766A JP2003299040A JP 2003299040 A JP2003299040 A JP 2003299040A JP 2002101766 A JP2002101766 A JP 2002101766A JP 2002101766 A JP2002101766 A JP 2002101766A JP 2003299040 A JP2003299040 A JP 2003299040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motion vector
vector
pixel
search range
motion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2002101766A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Nishibori
一彦 西堀
Koji Aoyama
幸治 青山
Makoto Kondo
真 近藤
Takanari Hoshino
隆也 星野
Yukihiko Mogi
幸彦 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002101766A priority Critical patent/JP2003299040A/ja
Priority to US10/405,138 priority patent/US7227897B2/en
Priority to EP20030252086 priority patent/EP1351494A3/en
Publication of JP2003299040A publication Critical patent/JP2003299040A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0127Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level by changing the field or frame frequency of the incoming video signal, e.g. frame rate converter
    • H04N7/0132Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level by changing the field or frame frequency of the incoming video signal, e.g. frame rate converter the field or frame frequency of the incoming video signal being multiplied by a positive integer, e.g. for flicker reduction
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/20Analysis of motion
    • G06T7/223Analysis of motion using block-matching
    • G06T7/231Analysis of motion using block-matching using full search
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/144Movement detection
    • H04N5/145Movement estimation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0112Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level one of the standards corresponding to a cinematograph film standard
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0135Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes
    • H04N7/014Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes involving the use of motion vectors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の動きが速い場合においてもスムーズな
動き補正を実現する。 【解決手段】 現フレームから切り出した基準画素を原
点とする基準ブロックと、参照フレームから切り出した
探索範囲内を移動し或いは探索範囲の外周を移動する探
索ブロックとの間でブロックマッチング法により求めた
動きベクトルが、探索範囲外である場合において、当該
動きベクトルのベクトル量を上記探索範囲内に収まるよ
うに修正を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動きベクトル検出
装置及び方法に関し、特にブロックマッチング法におい
て本来の動きに適合させた動きベクトルへ修正可能な動
きベクトル検出装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ放送の走査方式としては、従来か
ら水平走査線を1本おきに飛越して走査するインタレー
ス走査方式が最も広く採用されている。このインタレー
ス走査方式では、テレビジョン受像機側において、入力
画像信号にフィールド内挿を施すことにより、2倍のフ
ィールド周波数のインタレース画像を形成し、画面全体
がちらついて見える面フリッカ妨害を抑えている。ま
た、内挿フィールドに動き補償処理を施すことにより、
文字が串上に見えたり、動きが不連続になる等の視覚妨
害を防止する。
【0003】上述の動き補償処理を行うためには、入力
された画像信号において、現フレームと、現フレームを
1フレーム遅延させた参照フレームとの間で差分を算出
し、この算出した差分に基づいて動きベクトルの検出を
行う。そして、現フレームと参照フレームの中間に位置
する動き補正フィールドにおいて、求めた動きベクトル
に基づき画素をシフトさせる。ちなみに、この動きベク
トルの検出は、一般に実用化されている方式として、ブ
ロックマッチング法が一般的に用いられている。
【0004】このブロックマッチング法では、図13に
示すように、現フレームを複数の基準ブロック101に
分割し、現フレーム80における基準ブロック101と
最も高い相関度を示すブロックを、参照フレーム90に
おける探索範囲104内を移動する探索ブロック103
から検出する。そして当該検出された探索ブロック10
3と基準ブロック101間の位置のずれ(移動の方向と
大きさ)を動きベクトルとする。
【0005】上述の相関度の判定は、先ず探索ブロック
103の各画素値について、基準ブロック101の対応
する画素値との差分をとり、その差によって示される評
価値、例えば差分絶対値和を求める。次に、上述の判定
操作を全ての探索ブロック103について行い、それぞ
れ求めた評価値和、すなわち各差分絶対値和から最小の
ものを求める。この最小の差分絶対値和を与える探索ブ
ロック103を、基準ブロック101と最も高い相関度
を示すブロックとし、かかるブロックの原点の画素63
と、基準ブロック101の原点の画素との間で特定する
ことができるベクトルを動きベクトルとする。
【0006】次に、この求めた動きベクトルのベクトル
量、ベクトル方向に基づき、画素をシフトさせる量やシ
フト方向を決定する。そして現フレーム80、参照フレ
ーム90の中間に位置する動き補正フィールド100に
おいて、基準ブロックの原点の画素位置から決定したシ
フト量等に応じて画素をシフトさせる(或いは、画素6
3の画素位置からシフト量の分だけ、シフト方向へ画素
をシフトさせる)。ここで、シフト量を、動きベクトル
のベクトル量の1/2とすれば、動き補正フィールド1
00においてシフトさせる画素の画素位置は、現フレー
ム80における画素位置と、参照フレーム90における
画素位置の中央になる。すなわち、基準フレーム80か
ら参照フレーム90へ続く画素の動きがスムーズになる
ような、動き補正フィールドを挿入することができるた
め、画面品質の劣化を防止したインタレース画像を作り
出すことが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このブロッ
クマッチング法による検出可能な動きベクトルの大き
さ、すなわち、差分絶対値和を求めることができる画素
位置の範囲は、基準ブロック101、及び探索範囲10
4の大きさに依存する。従って、あらゆる画像の動きに
対して、適切に動き補償処理するためには、探索範囲1
04はできるだけ大きくとる方が望ましいが、回路規模
や演算時間の関係上、所定の大きさまで制限されるのが
一般的である。
【0008】しかしながら、上記従来のブロックマッチ
ング法では、図14に示されるように、求められる真の
動きベクトル111が探索範囲104外に存在し得る場
合においても、探索範囲104内において各ブロック1
01,103間の誤差の総和を最優先するため、本来の
動きと異なる不規則な動きベクトル112が求められ
る。この不規則な動きベクトル112に基づき、そのま
まシフト量を求めると、画質の劣化や、領域単位での処
理破綻の原因となる。
【0009】そこで、本発明は上述した問題点に鑑みて
案出されたものであり、ブロックマッチング法により求
められた探索範囲外の動きベクトルを、実際の画像の動
きに適合するように修正することにより、変換画像の劣
化を防止することができる動きベクトル検出装置及び方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る動きベクト
ル検出装置は、上述の課題を解決するため、入力される
現フレームの基準画素につき、ブロックマッチング法に
より動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置にお
いて、上記現フレームから切り出した基準画素を原点と
する基準ブロックと上記現フレームから1フレーム後の
参照フレームから切り出した探索範囲内を移動し或いは
上記探索範囲の外周を移動する探索ブロックとの間で画
素値の差分絶対値和を順次演算し、上記差分絶対値和が
最小となる探索ブロックの画素位置と上記基準画素の画
素位置との間で動きベクトルを求めるベクトル演算手段
と、上記差分絶対値和が最小となる画素位置が上記探索
範囲外である場合において上記ベクトル演算手段により
求められた上記動きベクトルのベクトル量を上記探索範
囲内に収まるように修正を行なうベクトル修正手段とを
備えることを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る動きベクトル検出方法
は、上述の課題を解決するため、入力される現フレーム
の基準画素につきブロックマッチング法により動きベク
トルを検出する動きベクトル検出方法において、上記現
フレームから切り出した基準画素を原点とする基準ブロ
ックと上記現フレームから1フレーム後の参照フレーム
から切り出した探索範囲内を移動し或いは上記探索範囲
の外周を移動する探索ブロックとの間で画素値の差分絶
対値和を順次演算して上記差分絶対値和が最小となる探
索ブロック画素位置と上記基準画素の画素位置との間で
動きベクトルを求め、上記差分絶対値和が最小となる画
素位置が上記探索範囲外である場合において上記動きベ
クトルのベクトル量を上記探索範囲内に収まるように修
正を行なうことを特徴とする。
【0012】この動きベクトル検出装置及び方法は、現
フレームから切り出した基準画素を原点とする基準ブロ
ックと、参照フレームから切り出した探索範囲内を移動
し或いは探索範囲の外周を移動する探索ブロックとの間
でブロックマッチング法により求めた動きベクトルが、
探索範囲外である場合において、当該動きベクトルのベ
クトル量を上記探索範囲内に収まるように修正を行な
う。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】本発明に係る動きベクトル検出装置1は、
例えばPAL(Phase Alternation by Line)方式による
テレビジョン受像機における動き補正システム20に集
積化される。
【0015】図1は、動き補正システム20のブロック
構成図である。この動き補正システム20は、画像メモ
リ21と、画像シフト部22と、動きベクトル検出装置
1とを備えている。
【0016】画像メモリ21は、順次供給されるインタ
レース画像信号を、各フィールド単位で、1フレーム分
格納して出力する。以下、この画像メモリ21から出力
される画像信号を現フレーム30と称し、画像メモリ2
1に供給される画像信号を参照フレーム40と称する。
すなわちこの画像メモリ21に供給される参照フレーム
40は、画像メモリ21から出力される現フレーム30
より1フレーム後になる。
【0017】動きベクトル検出装置1は、供給される現
フレーム30と参照フレーム40に基づいて動きベクト
ルを検出し、検出した動きベクトル或いは当該動きベク
トルに基づくシフト量、シフト方向に関する情報を画像
シフト部22へ出力する。この動きベクトル1の作用、
構成については後に詳述する。
【0018】画像シフト部22は、動きベクトル検出装
置1が検出した動きベクトル或いは、当該動きベクトル
に基づくシフト量等の情報を各画素毎に受信する。また
画像シフト部22は、第1の画像メモリ21から供給さ
れた現フレームにおける各画素位置を、受信した動きベ
クトルのベクトル量の範囲内で、或いは受信したシフト
量の範囲内で、ベクトル方向(或いはシフト方向へ)へ
シフトさせる。画像シフト部22は、フィールド単位で
各画素位置をシフトさせた画像信号を、CRT23へ出
力する。CRT23は、画像シフト部22から入力され
た画像信号を画面上に表示する。
【0019】次に、本発明を適用した動きベクトル検出
装置1の構成について説明する。
【0020】動きベクトル検出装置1は、図2に示すよ
うに、ブロックマッチング演算部11と、範囲外ベクト
ル処理部12と、シフト情報生成部13と、差分絶対値
処理部14と、画像特徴抽出部15と、重み係数生成部
16とを備えている。
【0021】ブロックマッチング演算部11は、図3に
示すように、供給される現フレーム30と参照フレーム
40に基づき、ブロックマッチング法により動きベクト
ルを検出する。このブロックマッチング演算部11は、
m×nの画素サイズで表される、現フレーム30におけ
る基準ブロック51と最も高い相関度を示すブロック
を、参照フレーム40における探索範囲54内を移動す
る探索ブロック53から検出する。そして当該検出され
た探索ブロック53と基準ブロック51間の位置のずれ
(移動の方向と大きさ)を動きベクトルとする。ちなみ
に、この探索範囲54の画素サイズについては、i×j
で表される。
【0022】このブロックマッチング演算部11は、上
述の探索範囲54を更に拡張した拡張探索範囲55ま
で、探索ブロック53を移動させる。これにより、従来
のブロックマッチング法と比較して、差分絶対値和を求
めることができる画素の範囲が拡大されるため、求めら
れる真の動きベクトルが探索範囲54外に存在し得る場
合においても十分対処することができる。
【0023】なお、ブロックマッチング演算部11は、
上述の相関度の判定を、先ず探索ブロック53の各画素
値について、基準ブロック51の対応する画素値との差
分をとり、その差によって示される評価値、例えば差分
絶対値和を求める。次に、上述の判定操作を全ての探索
ブロック53について行い、それぞれ求めた評価値和、
すなわち各差分絶対値和から最小のものを求める。ま
た、このブロックマッチング演算部11は、この最小の
差分絶対値和を与える探索ブロック53を、基準ブロッ
ク51と最も高い相関度を示すブロックとし、かかるブ
ロックの原点の画素と、基準ブロック51の原点の画素
との間で特定することができるベクトルを動きベクトル
とする。ブロックマッチング演算部11は、この検出し
た動きベクトルを範囲外ベクトル処理部12へ送信す
る。
【0024】範囲外ベクトル処理部12は、差分絶対値
処理部14、及び画像特徴抽出部15から送信されるフ
ラグを参照しつつ、ブロックマッチング演算部11から
送信された動きベクトルに対して修正をかける。この範
囲外ベクトル処理部12は、送信された動きベクトルが
例えば図4に示すように探索範囲54に収まるような動
きベクトル31である場合、若しくは差分絶対値処理部
14及び画像特徴抽出部15から送信されるフラグか
ら、修正処理が不要であると判断した場合には、送信さ
れた動きベクトルに特段の処理を施さずにそのままシフ
ト情報生成部13へ送信する。一方、送信された動きベ
クトルが例えば図4に示すように探索範囲54外に出る
場合、換言すれば、差分絶対値和の最小値が拡張探索範
囲55にある場合には、送信された動きベクトルに対し
て後に詳述する修正処理を行なう。
【0025】シフト情報生成部13は、範囲外ベクトル
処理部12から送信される動きベクトルに基づき、画素
をシフトさせるためのシフト情報を生成する。ちなみ
に、このシフト情報は、画素をシフトさせるシフト方向
を、動きベクトルのベクトル方向に合わせたり、シフト
量を動きベクトルのベクトル量の1/2とすることも可
能である。
【0026】差分絶対値処理部14は、ブロックマッチ
ング演算部11により求められた動きベクトルや差分絶
対値和に基づき、差分絶対値和フラグを算出して範囲外
ベクトル処理部12に送信する。
【0027】画像特徴抽出部15は、順次供給される現
フレームの画像信号から、例えば平坦部やエッジ部分等
の特徴部を抽出して特徴フラグを生成する。また、この
画像特徴抽出部15は、生成した特徴フラグを範囲外ベ
クトル処理部12へ送信する。
【0028】重み係数生成部16は、基準ブロック51
の原点の画素位置より1画素分上の水平ライン上の各画
素のうち、動きベクトルが探索範囲54外に出る画素に
ついて、動きベクトルの水平成分の極性を抽出する。そ
して、抽出した水平成分の極性の傾向を、上述の動きベ
クトルが探索範囲54外に出る画素全てについて調べ
る。更に、この極性の傾向に適応した重み係数を範囲外
ベクトル処理部へ送信する。
【0029】重み係数生成部16は、具体的に図5に示
すような構成であっても良い。
【0030】この図5に示す重み係数生成部16は、カ
ウンタ161と、二値化処理部162と、正方向カウン
タ163と、負方向カウンタ164と、係数割当部16
5とを備える。
【0031】この重み係数生成部16には、基準ブロッ
ク51の基準画素の画素位置より1画素分上の水平ライ
ン上の各画素についての検出範囲外フラグと、動きベク
トルの極性が順次入力される。この検出範囲外フラグ
は、動きベクトルが探索範囲54の外部に出ている場合
に”有効”である旨を示すフラグである。すなわち動き
ベクトル検出装置1は、各フレームにおいて、画面上の
上段に位置する画素から順に動き補正を行なうため、基
準画素について動き補正を行なう時には、1画素分上の
水平ライン上の各画素について動きベクトルの傾向につ
いて(換言すれば、実際の画像の動きについて)把握す
ることが可能となる。
【0032】カウンタ161は、範囲外ベクトル処理部
12から検出範囲外フラグを受信する。カウンタ161
は、検出範囲外フラグが”有効”な個数をカウントし、
二値化処理部162へ出力する。二値化処理部162
は、カウンタ161の出力を閾値を用いて2値化し、重
み付けを切り換える切換信号を係数割当部165へ出力
する。
【0033】正方向カウンタ163は、検出範囲外フラ
グ及び動きベクトルの水平成分の極性が入力される。こ
の正方向カウンタ163は、検出範囲外フラグが”有
効”である場合に、水平成分の極性が正の個数をカウン
トする。更にこの正方向カウンタ163は、カウントし
た個数を係数割当部165へ送信する。
【0034】負方向カウンタ164は、検出範囲外フラ
グ及び動きベクトルの水平成分の極性が入力される。こ
の負方向カウンタ164は、検出範囲外フラグが”有
効”である場合に、水平成分の極性が負の個数をカウン
トする。更にこの負方向カウンタ164は、カウントし
た個数を係数割当部165へ送信する。
【0035】係数割当部165は、二値化処理部162
から入力された切換信号と、正方向カウンタ163から
入力される水平成分の極性が正である個数と、負方向カ
ウンタ164から入力される水平成分の極性が負である
個数に基づき、重み係数A、Bを生成し、これを範囲外
ベクトル処理部12へ出力する。すなわち、この係数割
当部165は、検出範囲外フラグが”有効”である個数
から、1画素分上の水平ライン上の各画素について、動
きベクトルが探索範囲54の外部に出ている個数を判別
する。その結果、かかる個数が一定数を越えている場合
には、基準画素の周辺の画素は、動きベクトルのベクト
ル量が大きいことが示され、かかる場合のみ該動きベク
トルの水平成分の極性の傾向を判別する。この動きベク
トルの水平成分の極性は、正方向カウンタ163からの
出力と、負方向カウンタ164からの出力とを比較し、
(カウンタの)個数が大きい方に重みが付くように重み
係数A、Bを作る。この極性の傾向に適応した重み係数
A、Bは、個数が大きい方を1、小さい方を0としても
良い。新しい重み係数A、Bの更新やカウンタ163、
164のリセットは、水平同期毎や垂直同期毎等、いろ
いろなタイミングで行なって良い。
【0036】ちなみに、範囲外ベクトル処理部12は、
この重み係数A、Bを受けて、修正処理を施した基準画
素の動きベクトルを、周囲の画素の動きベクトルの傾向
に反映させるように補正することができる。これによ
り、ブロック毎のベクトルのばらつきを抑えることがで
きる。
【0037】次に本発明を適用した動きベクトル検出装
置1の動作について説明する。
【0038】先ず、範囲外ベクトル処理部12の動作に
ついて説明する。範囲外ベクトル処理部12に送信され
た動きベクトルが例えば図4に示すように探索範囲54
外に出る場合に修正処理を行なう。
【0039】第1の修正処理は、例えば図6(a)に示す
ように、修正する動きベクトルのベクトル方向を、ブロ
ックマッチング演算部11により求められた動きベクト
ルのベクトル方向に適合させる。すなわち、ブロックマ
ッチング演算部11により求められた動きベクトルの方
向を変えずに、ベクトル量のみ探索範囲54の輪郭部ま
で縮小させる。
【0040】第2の修正処理は、例えば図6(b)に示す
ように、修正する動きベクトルの垂直成分を、ブロック
マッチング演算部11により求められた動きベクトルの
垂直成分に適合させ、或いは修正する動きベクトルの水
平成分を、ブロックマッチング演算部11により求めら
れた動きベクトルの水平成分に適合させつつ、ベクトル
量を探索範囲54の輪郭まで縮小させる。
【0041】第3の修正処理は、例えば図6(c)に示す
ように、ベクトル量が探索範囲54内に収まるような複
数の動きベクトルの候補を予め設定し、ブロックマッチ
ング演算部11により求められた動きベクトルのベクト
ル方向、ベクトル量に応じて(換言すれば差分絶対値和
が最小となる画素位置に応じて)、当該動きベクトルの
候補から一の動きベクトルを選択する。ちなみに設定す
る動きベクトルの候補は、図6(c)に示すように、探索
範囲54の各辺につき、1つずつ設定しても良い。
【0042】このように、本発明に係る動きベクトル検
出装置1は、求められる真の動きベクトルが探索範囲5
4外に存在する場合においても、従来のブロックマッチ
ング法の如く各ブロック51,53の差分絶対値和の最
小値を最優先することなく、当該真の動きベクトルを容
易に検出することができる。これにより、本発明は、本
来の動きと異なる不規則な動きベクトルが求められるこ
とは無く、画質の劣化や、領域単位での処理破綻を防止
することが可能となる。
【0043】また、本発明は、求めた探索範囲54外動
きベクトルを、更に探索範囲54内まで縮小するため、
画像の動きが速い場合においてもスムーズな動き補正を
実現することができる。
【0044】次に、差分絶対値和フラグ及び特徴フラグ
に基づき、動き補正するときの動作について図7を用い
て説明する。
【0045】先ずステップS10において、画像特徴抽
出部15は、順次供給される現フレームの画像信号にお
いて、特徴フラグに基づき平坦部やエッジ部分等の特徴
部分があるか否か判別する。この特徴フラグにより、特
徴部分を抽出することができたときには、当該特徴部分
に動きベクトルを合わせれば足りるため、処理を終了す
る。特徴部分を抽出できないときには、平坦部やエッジ
部分のない画像であることが示唆されるため、ステップ
S11へ移行する。
【0046】ステップS11において、差分絶対値処理
部14は、ブロックマッチング演算部11により求めら
れた動きベクトルが探索範囲54外であるか否か判定す
る。この結果、探索範囲54外であればステップS12
へ移行し、探索範囲54内であれば、ステップS13へ
移行する。
【0047】ステップS12において、範囲外ベクトル
処理部12は、上述の如く求めた動きベクトルについて
修正処理を施す。
【0048】ステップS13において、差分絶対値処理
部14は、ブロックマッチング演算部11により求めた
差分絶対値和を、予め設定した閾値と比較等を行なうこ
とにより差分絶対値和フラグを算出する。当該差分絶対
値和フラグが有効である場合には、ステップS12に移
行し、求めた動きベクトルが探索範囲54外である場合
と同様に修正処理が施される。一方、差分絶対値和フラ
グが有効でない場合には、修正処理が施されず終了す
る。
【0049】すなわち、ステップS13において、求め
られた動きベクトルが探索範囲54内にある場合に、探
索範囲54における差分絶対値和の分布傾向に照らし合
わせた差分絶対値和フラグを算出する。これにより、速
い動きのために、求められる動きベクトルが探索範囲5
4外部に出る場合においても、差分絶対値和の分布傾向
を識別することにより、誤って探索範囲54内の画素に
基づく動きベクトルが求められることは無くなる。
【0050】ちなみに、この差分絶対値処理部14のス
テップS13におけるデータフローを図8に示す。
【0051】差分絶対値処理部14に入力された差分絶
対値和は、第1のローパスフィルタ141により平滑化
されることにより、孤立した極大点やランダム成分が除
去される。次に、コアリング処理部142により、閾値
に基づいてコアリングされ、更に第2のローパスフィル
タ143により平滑化される。次に二値化演算部144
により、所定の閾値に基づいて二値化して差分絶対値和
フラグとする。
【0052】ちなみに、範囲外ベクトル処理部12は、
このように生成された特徴フラグ、差分絶対値和フラグ
に基づき動きベクトルを修正する際において、上述の重
み係数A、Bを参照することができる。これにより、画
像の動きが速いため、求められる動きベクトルが探索範
囲54外となる場合においても、周囲の画素の動きベク
トルの傾向に反映させるように補正することができるた
め、画質の劣化防止において更に役立てることができ
る。
【0053】以上詳細に説明したように、本発明に係る
動きベクトル検出装置1は、現フレームから切り出した
基準画素を原点とする基準ブロックと、参照フレームか
ら切り出した探索範囲内を移動し或いは探索範囲の外周
を移動する探索ブロックとの間でブロックマッチング法
により求めた動きベクトルが、探索範囲外である場合に
おいて、当該動きベクトルのベクトル量を上記探索範囲
内に収まるように修正を行なう。
【0054】このため、本発明に係る動きベクトル検出
装置1は、ブロックマッチング法により求められた動き
ベクトルが探索範囲外に存在する場合においても、実際
の画像の動きに適合するように修正することができるた
め、画質の劣化や、領域単位での処理破綻を防止するこ
とができる。
【0055】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではない。例えば、上述の動き補正システム
20に供給されるインタレース画像信号は、フィールド
倍速変換回路26により倍速変換された信号であっても
良い。フィールド倍速変換回路26は、解像度を向上さ
せることにより、面フリッカ妨害を防止すべく集積され
るものであり、例えば、PAL方式において、補間等の
処理を行うことにより、フィールド周波数が50Hzの
画像信号を2倍の100Hzの画像信号に変換する。
【0056】フィールド周波数変換回路26は、図9に
示すように、テレビジョン受像機に接続された入力端子
261と、倍速変換部262と、フレームメモリ263
とを備える。
【0057】倍速変換部262は、テレビジョン受像機
から入力端子261を介して入力された、テレシネ変換
後の画像信号を、フレームメモリ263へ書き込む。ま
た、この倍速変換部262は、フレームメモリ263へ
書き込んだ画像信号を、書込み時の2倍の速度で読み出
す。これにより、例えば、PAL方式の50フィールド
/秒のフィルム画像の画像信号の周波数を2倍に変換
し、100フィールド/秒の画像信号を生成することが
できる。倍速変換部262は、この倍速変換した画像信
号を動き補正システム20へ送信する。
【0058】図10は、このフィールド倍速変換回路3
における倍速変換前後の各フィールドと画素位置の関係
を示している。ここで横軸は時間、縦軸は画素の垂直方
向の位置を示す。
【0059】倍速変換前の画像信号は、PAL方式の5
0フィールド/秒のインタレース画像信号であり、図1
0(a)に示すように、2フィールドで1つのコマを形成
する。
【0060】一方、倍速変換後の画像信号は、100フ
ィールド/秒のインタレース画像信号であるため、図1
0(b)に示すように、フィールドt1とフィールドt2
の間に、新規に2枚のフィールドt2´、t1´を生成
する。そして、フィールドt2とフィールドt3の間で
は、フィールドの生成を行わず、フィールドt3とフィ
ールドt4の間に、新規に2枚のフィールドt4´、t
3´を生成する。すなわち、画像信号は、4フィールド
で1つのコマを形成することとなる。
【0061】この新規に生成したフィールドt1´、t
2´、・・・は、それぞれの画素値を、各画素の周囲3
画素の中間値として、メディアン・フィルタ等を用いて
求める場合もある。また、この新規に生成したフィール
ドt1´、t2´、・・・は、それぞれフィールドt
1、t2、・・と同じ内容となる。これにより、4フィ
ールドで1つのコマを形成することとなり、単位時間当
たりの画面枚数を増やすことで解像度を向上させること
ができ、面フリッカ妨害を抑制することが可能となる。
【0062】このように倍速変換した1コマが4フィー
ルドで構成される画像信号を、動き補正システム20に
より、水平方向へ画像をシフトさせた場合における各フ
ィールドと画像位置の関係を図11(a)に示す。この図
11(a)において、横軸は画像の水平方向における位
置、縦軸は時間を示している。既に倍速変換された画像
は、フィールドt1、t2´、t1´、t2の順で、一
定の時間間隔で画像メモリ21に供給され、フィールド
t1、t2´は同一位置に、またフィールドt1´、t
2も同一位置に画素が存在する。
【0063】動きベクトル検出装置1は、これらの各フ
ィールド間(フレーム間)において上述の如く動きベク
トルを求める。例えば図11(b)に示すように、フィー
ルドt1とフィールドt1´の間で求めた動きベクトル
のベクトル量がAであれば、画像シフト部22は、これ
らの中間に位置するフィールドt2´のシフト量をA/
2とする。後続するフィールドにおいても、求めた動き
ベクトルのベクトル量がBであれば、シフト量は同様に
B/2となる。
【0064】この操作を繰り返すことにより、図12に
示すように倍速変換した1コマが4フィールドで構成さ
れる画像信号においても動きをスムーズにすることがで
きる。
【0065】ブロックマッチング法により求められる動
きベクトルが探索範囲外である場合には、本発明を適用
した動きベクトル検出装置1により、実際の画像の動き
に適合するように修正することができるため、倍速変換
した画像信号において、画像の動きをスムーズにしつ
つ、画質の劣化を軽減でき、両者の相乗効果により、ユ
ーザに質の高い画像を提供することが可能となる。
【0066】また、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではなく、例えば、テレビジョン受像機に接
続する信号変換器等にも適用できることは勿論である。
【0067】また、本発明は、回路やハードウェア等で
実現される場合のみならず、プロセッサ上でソフトウェ
アとしても実現可能である。
【0068】更に本発明は、上述したインタレース走査
方式における入力画像信号の補間処理に適用される場合
に限らず、例えば、MPEG(Moving Picture Expert
Group)方式の動き補償予測によるフレーム間符号化に
も適用可能である。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る動きベクトル検出装置及び方法は、現フレームから切
り出した基準画素を原点とする基準ブロックと、参照フ
レームから切り出した探索範囲内を移動し或いは探索範
囲の外周を移動する探索ブロックとの間でブロックマッ
チング法により求めた動きベクトルが、探索範囲外であ
る場合において、当該動きベクトルのベクトル量を上記
探索範囲内に収まるように修正を行なう。
【0070】このため、本発明に係る動きベクトル検出
装置及び方法は、ブロックマッチング法により求められ
た動きベクトルが探索範囲外に存在する場合において
も、実際の画像の動きに適合するように修正することが
できるため、画質の劣化や、領域単位での処理破綻を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】動き補正システムの構成を示した図である。
【図2】本発明を適用した動きベクトル検出装置の内部
構成例を示した図である。
【図3】探索範囲及び拡張探索範囲について説明するた
めの図である。
【図4】求めた動きベクトルが探索範囲外に位置する場
合について説明するための図である。
【図5】重み係数生成部の構成例について説明するため
の図である。
【図6】範囲外ベクトル処理部12における修正処理に
ついて説明するための図である。
【図7】本発明を適用した動きベクトル検出装置におい
て差分絶対値和フラグ及び特徴フラグに基づき、動きベ
クトルを求めるフローチャートである。
【図8】差分絶対値処理部のステップS13におけるデ
ータフローを示した図である。
【図9】動き補正システムにフィールド倍速変換回路を
接続する例について示した図である。
【図10】倍速変換前後のインタレース画像信号を示し
た図である。
【図11】倍速変換した画像を水平方向へシフトさせる
場合における各フィールドと画像位置の関係を示した図
である。
【図12】倍速変換した画像を動き補正処理した結果を
示した図である。
【図13】従来のブロックマッチング法について説明す
るための図である。
【図14】従来のブロックマッチング法の問題点につい
て説明するための図である。
【符号の説明】
1 動きベクトル検出装置、11 ブロックマッチング
演算部、12 範囲外ベクトル処理部、13 シフト情
報生成部、14 差分絶対値処理部、15 画像特徴抽
出部、16 重み係数生成部
フロントページの続き (72)発明者 近藤 真 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 星野 隆也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 茂木 幸彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK19 MA05 NN03 NN21 NN28 5C063 BA03 BA04 BA09 BA10 BA12 CA01 CA05 CA07 CA36 5L096 GA08 GA19 HA04 HA07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される現フレームの基準画素につ
    き、ブロックマッチング法により動きベクトルを検出す
    る動きベクトル検出装置において、 上記現フレームから切り出した基準画素を原点とする基
    準ブロックと、上記現フレームから1フレーム後の参照
    フレームから切り出した探索範囲内を移動し或いは上記
    探索範囲の外周を移動する探索ブロックとの間で、画素
    値の差分絶対値和を順次演算し、上記差分絶対値和が最
    小となる探索ブロックの画素位置と上記基準画素の画素
    位置との間で動きベクトルを求めるベクトル演算手段
    と、 上記差分絶対値和が最小となる画素位置が上記探索範囲
    外である場合において、上記ベクトル演算手段により求
    められた上記動きベクトルのベクトル量を、上記探索範
    囲内に収まるように修正を行なうベクトル修正手段とを
    備えることを特徴とする動きベクトル検出装置。
  2. 【請求項2】 上記ベクトル修正手段は、修正する動き
    ベクトルのベクトル方向を、上記ベクトル演算手段によ
    り求められた動きベクトルのベクトル方向に適合させる
    ことを特徴とする請求項1記載の動きベクトル検出装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ベクトル修正手段は、修正する動き
    ベクトルの水平成分/垂直成分を、上記ベクトル演算手
    段により求められた動きベクトルの水平成分/垂直成分
    に適合させることを特徴とする請求項1記載の動きベク
    トル検出装置。
  4. 【請求項4】 上記ベクトル修正手段は、ベクトル量が
    上記探索範囲内に収まるような複数の動きベクトルの候
    補を予め設定し、上記差分絶対値和が最小となる画素位
    置に応じて、上記複数の動きベクトルの候補から一の動
    きベクトルを選択し、当該選択した動きベクトルを修正
    する動きベクトルとすることを特徴とする請求項1記載
    の動きベクトル検出装置。
  5. 【請求項5】 上記ベクトル修正手段は、ベクトル方向
    が水平方向及び/又は垂直方向とした複数の動きベクト
    ルの候補を予め設定することを特徴とする請求項4記載
    の動きベクトル検出装置。
  6. 【請求項6】 上記差分絶対値和が最小となる画素位置
    が上記探索範囲内である場合において、差分絶対値和の
    分布傾向を識別する識別手段を備え、 上記ベクトル修正手段は、上記識別手段により識別され
    た差分絶対値和の分布傾向に応じて、上記修正を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の動きベクトル検出装
    置。
  7. 【請求項7】 上記現フレームにおける画像の特徴を抽
    出する画像特徴抽出手段を備え、 上記ベクトル修正手段は、上記画像特徴抽出手段により
    抽出された画像に応じて、上記修正を行なうことを特徴
    とする請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  8. 【請求項8】 上記現フレームの基準画素より1画素分
    上の水平ライン上の画素のうち、上記ベクトル修正手段
    による修正が施された画素について、動きベクトルの水
    平成分の極性を判別する判別手段を備え、 上記ベクトル修正手段は、上記判別手段により判別され
    た極性の傾向に基づき、上記修正を行なうことを特徴と
    する請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  9. 【請求項9】 上記現フレーム及び上記参照フレームを
    含む入力画像信号は、PAL方式のフィールド周波数を
    50Hzから2倍の100Hzへ変換したインターレー
    ス画像信号であることを特徴とする請求項1記載の動き
    ベクトル検出装置。
  10. 【請求項10】 上記ベクトル演算手段により求められ
    た動きベクトル、或いは上記動きベクトル修正手段によ
    り修正された動きベクトルに応じて、各フレームを構成
    するフィールド毎に、上記基準画素をシフトさせる量を
    算出するシフト量演算手段を備えることを特徴とする請
    求項1記載の動きベクトル検出装置。
  11. 【請求項11】 入力される現フレームの基準画素につ
    き、ブロックマッチング法により動きベクトルを検出す
    る動きベクトル検出方法において、 上記現フレームから切り出した基準画素を原点とする基
    準ブロックと、上記現フレームから1フレーム後の参照
    フレームから切り出した探索範囲内を移動し或いは上記
    探索範囲の外周を移動する探索ブロックとの間で、画素
    値の差分絶対値和を順次演算し、上記差分絶対値和が最
    小となる探索ブロック画素位置と上記基準画素の画素位
    置との間で動きベクトルを求め、 上記差分絶対値和が最小となる画素位置が上記探索範囲
    外である場合において、上記動きベクトルのベクトル量
    を、上記探索範囲内に収まるように修正を行なうことを
    特徴とする動きベクトル検出方法。
  12. 【請求項12】 修正する動きベクトルのベクトル方向
    を、上記ベクトル演算手段により求められた動きベクト
    ルのベクトル方向に適合させることを特徴とする請求項
    11記載の動きベクトル検出方法。
  13. 【請求項13】 修正する動きベクトルの水平成分/垂
    直成分を、上記ベクトル演算手段により求められた動き
    ベクトルの水平成分/垂直成分に適合させることを特徴
    とする請求項11記載の動きベクトル検出方法。
  14. 【請求項14】 ベクトル量が上記探索範囲内に収まる
    ような複数の動きベクトルの候補を予め設定し、上記差
    分絶対値和が最小となる画素位置に応じて、上記複数の
    動きベクトルの候補から一の動きベクトルを選択し、当
    該選択した動きベクトルを、修正する動きベクトルとす
    ることを特徴とする請求項11記載の動きベクトル検出
    方法。
  15. 【請求項15】 ベクトル方向が水平方向及び/又は垂
    直方向とした複数の動きベクトルの候補を予め設定する
    ことを特徴とする請求項14記載の動きベクトル検出方
    法。
  16. 【請求項16】 上記差分絶対値和が最小となる画素位
    置が上記探索範囲内である場合において、差分絶対値和
    の分布傾向を識別し、 上記識別された差分絶対値和の分布傾向に応じて、上記
    修正を行なうことを特徴とする請求項11記載の動きベ
    クトル検出方法。
  17. 【請求項17】 上記現フレームにおける画像の特徴を
    抽出し、 上記抽出された画像に応じて、上記修正を行なうことを
    特徴とする請求項11記載の動きベクトル検出方法。
  18. 【請求項18】 上記現フレームの基準画素より1画素
    分上の水平ライン上の画素のうち、上記修正が施された
    画素における動きベクトルについて水平成分の極性を判
    別し、 上記判別された水平成分の極性の傾向に基づき、上記修
    正を行なうことを特徴とする請求項11記載の動きベク
    トル検出方法。
  19. 【請求項19】 上記現フレーム及び上記参照フレーム
    を含む入力画像信号は、PAL方式のフィールド周波数
    を50Hzから2倍の100Hzへ変換したインターレ
    ース画像信号であることを特徴とする請求項11記載の
    動きベクトル検出方法。
  20. 【請求項20】 上記ベクトル演算手段により求められ
    た動きベクトル、或いは上記動きベクトル修正手段によ
    り修正された動きベクトルに応じて、各フレームを構成
    するフィールド毎に、上記基準画素をシフトさせる量を
    算出することを特徴とする請求項11記載の動きベクト
    ル検出方法。
JP2002101766A 2002-04-03 2002-04-03 動きベクトル検出装置及び方法 Abandoned JP2003299040A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002101766A JP2003299040A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 動きベクトル検出装置及び方法
US10/405,138 US7227897B2 (en) 2002-04-03 2003-04-02 Motion vector detector and motion vector detecting method
EP20030252086 EP1351494A3 (en) 2002-04-03 2003-04-02 Motion vector detector and motion vector detecting method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002101766A JP2003299040A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 動きベクトル検出装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003299040A true JP2003299040A (ja) 2003-10-17

Family

ID=28035939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002101766A Abandoned JP2003299040A (ja) 2002-04-03 2002-04-03 動きベクトル検出装置及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7227897B2 (ja)
EP (1) EP1351494A3 (ja)
JP (1) JP2003299040A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006165974A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Samsung Sdi Co Ltd 映像信号処理回路、画像表示システム、及び、映像信号処理方法
US8363726B2 (en) 2007-08-07 2013-01-29 Sony Corporation Electronic apparatus, motion vector detecting method, and program therefor
US8503531B2 (en) 2004-03-29 2013-08-06 Sony Corporation Image processing apparatus and method, recording medium, and program
JP2021512568A (ja) * 2018-01-29 2021-05-13 ヴィド スケール インコーポレイテッド 複雑性の低いフレームレートアップ変換

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3596520B2 (ja) * 2001-12-13 2004-12-02 ソニー株式会社 画像信号処理装置及び方法
JP3596521B2 (ja) * 2001-12-13 2004-12-02 ソニー株式会社 画像信号処理装置及び方法
JP2003339029A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Sony Corp 動きベクトル補正回路及び方法
JP2005223631A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Sony Corp データ処理装置およびその方法と符号化装置および復号装置
US20080018788A1 (en) * 2006-07-20 2008-01-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods and systems of deinterlacing using super resolution technology
JP2008067205A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Toshiba Corp フレーム補間回路、フレーム補間方法、表示装置
JP2008067194A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Toshiba Corp フレーム補間回路、フレーム補間方法、表示装置
US8150204B2 (en) * 2007-03-23 2012-04-03 Mitsubishi Electric Corporation Noise reducer for video signals
US20080260029A1 (en) * 2007-04-17 2008-10-23 Bo Zhang Statistical methods for prediction weights estimation in video coding
CN101340516B (zh) * 2007-07-06 2010-06-02 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 感光度调整装置及调整方法
KR20090037084A (ko) * 2007-10-11 2009-04-15 삼성전자주식회사 영상신호처리장치 및 그의 영상신호처리방법
JP4506875B2 (ja) * 2008-05-19 2010-07-21 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US20090304293A1 (en) * 2008-06-08 2009-12-10 Te-Hao Chang Motion estimation method and related apparatus for efficiently selecting motion vector
TW201001339A (en) * 2008-06-25 2010-01-01 Univ Nat Chiao Tung Method of detecting moving object
TWI390960B (zh) * 2008-10-15 2013-03-21 Realtek Semiconductor Corp 影像處理裝置與影像處理方法
US20100142620A1 (en) * 2008-12-04 2010-06-10 Electronics And Telecommunications Research Method of generating side information by correcting motion field error in distributed video coding and dvc decoder using the same
TWI466550B (zh) * 2011-02-23 2014-12-21 Novatek Microelectronics Corp 多媒體裝置及其移動偵測方法
EP2998934B1 (en) * 2013-05-16 2020-08-05 Sony Corporation Image processing device, image processing method, and program
JP6163919B2 (ja) * 2013-07-01 2017-07-19 富士通株式会社 画像処理装置、補正方法および補正プログラム
EP2927872A1 (en) * 2014-04-02 2015-10-07 Thomson Licensing Method and device for processing a video sequence

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0639926A1 (en) 1993-08-16 1995-02-22 THOMSON multimedia Method and apparatus for motion vector estimation using block matching
JP3623989B2 (ja) 1994-09-22 2005-02-23 キヤノン株式会社 画像変換方法及び装置
JP3769773B2 (ja) * 1995-04-20 2006-04-26 ソニー株式会社 動きベクトル検出装置および検出方法
JPH11243551A (ja) * 1997-12-25 1999-09-07 Mitsubishi Electric Corp 動き補償装置と動画像符号化装置及び方法
JP3149840B2 (ja) * 1998-01-20 2001-03-26 日本電気株式会社 動きベクトル検出装置及び方法
US6591015B1 (en) * 1998-07-29 2003-07-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Video coding method and apparatus with motion compensation and motion vector estimator
US6567469B1 (en) * 2000-03-23 2003-05-20 Koninklijke Philips Electronics N.V. Motion estimation algorithm suitable for H.261 videoconferencing applications

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8503531B2 (en) 2004-03-29 2013-08-06 Sony Corporation Image processing apparatus and method, recording medium, and program
JP2006165974A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Samsung Sdi Co Ltd 映像信号処理回路、画像表示システム、及び、映像信号処理方法
US8363726B2 (en) 2007-08-07 2013-01-29 Sony Corporation Electronic apparatus, motion vector detecting method, and program therefor
JP2021512568A (ja) * 2018-01-29 2021-05-13 ヴィド スケール インコーポレイテッド 複雑性の低いフレームレートアップ変換
JP7260562B2 (ja) 2018-01-29 2023-04-18 ヴィド スケール インコーポレイテッド 複雑性の低いフレームレートアップ変換

Also Published As

Publication number Publication date
EP1351494A3 (en) 2006-07-19
US7227897B2 (en) 2007-06-05
EP1351494A2 (en) 2003-10-08
US20030227973A1 (en) 2003-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003299040A (ja) 動きベクトル検出装置及び方法
US8494054B2 (en) Motion vector computation for video sequences
CA1193712A (en) Double-scanning non-interlace television receiver
WO2009034486A2 (en) Method and apparatus for line-based motion estimation in video image data
JP3855761B2 (ja) 画像信号処理装置及び方法
JP2005160071A (ja) ノイズ減衰装置及び順次走査変換装置
US8411974B2 (en) Image processing apparatus, method, and program for detecting still-zone area
JP4213035B2 (ja) オクルージョン領域を検出するオクルージョン検出器および方法
US7050108B2 (en) Motion vector correction circuit and method
US8538070B2 (en) Motion detecting method and apparatus thereof
JP2004007696A (ja) インターレース−プログレッシブ変換用のエッジ適応補間のための方法及びシステム
US8385430B2 (en) Video signal processing apparatus and video signal processing method
KR20030026107A (ko) 영상신호의 라인보간 장치 및 방법
US20050012857A1 (en) Image signal processing apparatus and processing method
US20050012856A1 (en) Image signal processing apparatus and processing method
JPH06326975A (ja) 動き補償ビデオ信号処理方法及び装置
US8212920B2 (en) Apparatus and method of motion adaptive image processing
WO2004002148A1 (ja) 動きベクトル検出装置及び検出方法、並びに動き補正装置及び動き補正方法
KR100574503B1 (ko) 필름모드 판별장치 및 그 방법
US20090122187A1 (en) Image processing device
JP4092935B2 (ja) 動きベクトル修正装置及び方法
JPH0614316A (ja) 動きベクトル検出装置
JP2008118340A (ja) 動きベクトル検出装置及びビデオ信号処理装置
JP2009124261A5 (ja)
JP2003309822A (ja) 動き補正回路及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20061204