JP4092935B2 - 動きベクトル修正装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動きベクトル修正装置及び方法に関し、特にブロックマッチング法において本来の動きに適合させた動きベクトルへ修正可能な動きベクトル修正装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビ放送の走査方式としては、従来から水平走査線を1本おきに飛越して走査するインタレース走査方式が最も広く採用されている。このインタレース走査方式では、入力画像信号に内挿処理を施して、50GHzから100GHzへフィールド周波数の変換や、インタレース走査からプログレッシブ走査へ走査変換を行なうことにより、画面全体がちらついて見える面フリッカ妨害を抑え、動きのスムーズな変換画像を得ることができる。
【0003】
上述の動き補償型の変換を行うためには、入力された画像信号において、現フィールドと、現フィールドを1フレーム遅延させた1フレーム遅延フィールドとの間で差分を算出し、この算出した差分に基づいて動きベクトルの検出を行う。そして、現フィールドと1フレーム遅延フィールドの中間に位置する動き補正フィールドにおいて、求めた動きベクトルに基づき画素をシフトさせる。ちなみに、この動きベクトルの検出は、一般に実用化されている方式として、ブロックマッチング法が一般的に用いられている。
【0004】
このブロックマッチング法では、図7に示すように基準となるフィールド(以下、基準フィールド80と称する)と、参照するフィールド(以下参照フィールド90と称する)を切り出す。ちなみにこの図7の例では、上述した1フレーム遅延フィールドが基準フィールド80に相当し、また現フィールドが参照フィールドに相当する。この基準フィールド80を複数の基準ブロック101に分割し、基準ブロック101と最も高い相関度を示すブロックを、参照フィールド90における探索範囲104内を移動する探索ブロック103から検出する。そして当該検出された探索ブロック103と基準ブロック101間の位置のずれ(移動の方向と大きさ)を動きベクトルとする。
【0005】
上述の相関度の判定は、先ず探索ブロック103の各画素値について、基準ブロック101の対応する画素値との差分をとり、その差によって示される評価値、例えば差分絶対値和を求める。次に、上述の判定操作を全ての探索ブロック103について行い、それぞれ求めた評価値和、すなわち各差分絶対値和から最小のものを求める。この最小の差分絶対値和を与える探索ブロック103を、基準ブロック101と最も高い相関度を示すブロックとし、かかるブロックの原点の画素位置113と、基準ブロック101の原点の画素との間で特定することができるベクトルを動きベクトルとする。
【0006】
次に、この求めた動きベクトルのベクトル量、ベクトル方向に基づき、画素をシフトさせる量やシフト方向を決定する。そして基準フィールド80、参照フィールド90の中間に位置する動き補正フィールド100において、基準ブロックの原点の画素位置113から決定したシフト量に応じて画素をシフトさせる(或いは、画素位置113からシフト量の分だけ、画素をシフトさせる)。ここで、シフト量を、動きベクトルのベクトル量の1/2とすれば、動き補正フィールド100においてシフトさせる画素の画素位置は、基準フィールド80における画素位置と、参照フィールド90における画素位置の中央になる。すなわち、基準フィールド80から参照フィールド90へ続く画素の動きがスムーズになるような、動き補正フィールドを挿入することができるため、画面品質の劣化を防止したインタレース画像を作り出すことが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のブロックマッチング法は、画面全体に表示される本来の画像の動きに関係なく、各ブロック101,103間の誤差の総和を最優先することにより求められる。このため実際の動きの無関係な動きベクトルが求まると、動きベクトルがばらつき、画質の劣化や、領域単位での処理破綻の原因となる。
【0008】
このため、実際の画像の動きと無関係な動きベクトルのベクトル方向を修正することにより、動きベクトルのばらつきを解消する必要があった。
【0009】
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、実際の画像の動きと無関係な動きベクトルのベクトル方向を、実際の画像の動きに適合するように修正することにより、変換画像の劣化を防止することができる動きベクトル修正装置及び方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するため、入力された画像信号の基準画素位置における動きベクトルを修正する動きベクトル修正方法において、基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別する識別ステップと、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と、上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較する比較ステップと、上記識別ステップにおける識別結果に基づいて、極性が正である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求め、また、極性が負である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求める演算ステップと、上記演算ステップで求められた水平成分及び垂直成分の平均値を、上記比較ステップにおける比較結果に基づいて、上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とするベクトル修正ステップとを有し、上記ベクトル修正ステップでは、上記比較ステップにおける比較結果に基づいて、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算ステップで求められた上記極性が正である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とし、また、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算ステップで求められた上記極性が負である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とすることを特徴とする。
【0011】
この動きベクトル修正装置は、基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別し、水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較し、当該比較結果に基づいて隣接画素位置における動きベクトルの平均を求めることにより、基準画素位置の動きベクトルを実際の画像の動きに適合するように修正する。
【0012】
また、本発明は、上述の課題を解決するため、入力された画像信号の基準画素位置における動きベクトルを修正する動きベクトル修正装置において、基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別するベクトル識別手段と、上記識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と、上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較する比較手段と、上記識別手段による識別結果に基づいて、極性が正である隣接画素位置における動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求め、また、極性が負である隣接画素位置における動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求める演算手段と、上記演算手段により求められた動きベクトルの水平成分及び垂直成分を、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とするベクトル修正手段を備え、上記ベクトル修正手段は、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記ベクトル識別手段により識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算手段により求められた上記極性が正である隣接画素位置のうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とし、また、上記ベクトル識別手段により識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算手段により求められた上記極性が負である隣接画素位置のうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とすることを特徴とする。
【0013】
この動きベクトル修正装置は、基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別し、水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較し、当該比較結果に基づいて隣接画素位置の動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求めることにより、基準画素位置の動きベクトルを実際の画像の動きに適合するように修正する。
【0014】
また、本発明は、上述の課題を解決するため、入力された画像信号の基準画素位置における動きベクトルを修正する動きベクトル修正方法において、基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別する識別ステップと、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と、上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較する比較ステップと、上記識別ステップにおける識別結果に基づいて、極性が正である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求め、また、極性が負である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求める演算ステップと、上記演算ステップで求められた水平成分及び垂直成分の平均値を、上記比較ステップにおける比較結果に基づいて、上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とするベクトル修正ステップとを有し、上記ベクトル修正ステップでは、上記比較ステップにおける比較結果に基づいて、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算ステップで求められた上記極性が正である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とし、また、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算ステップで求められた上記極性が負である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とすることを特徴とする。
【0015】
この動きベクトル修正方法は、基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別し、水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較し、当該比較結果に基づいて隣接画素位置における動きベクトルの平均を求めることにより、基準画素位置の動きベクトルを実際の画像の動きに適合するように修正する。
【0016】
さらに、本発明は、上述の課題を解決するため、入力された画像信号の基準画素位置における動きベクトルを修正する動きベクトル修正方法において、基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別する識別ステップと、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と、上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較する比較ステップと、上記識別ステップにおける識別結果に基づいて、極性が正である隣接画素位置における動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求め、また、極性が負である隣接画素位置における動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求める演算ステップと、上記演算ステップで求められた動きベクトルの水平成分及び垂直成分を、上記比較ステップにおける比較結果に基づいて、上上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とするベクトル修正ステップとを有し、上記ベクトル修正ステップでは、上記比較ステップにおける比較結果に基づいて、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算ステップで求められた上記極性が正である隣接画素位置のうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とし、また、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算ステップで求められた上記極性が負である隣接画素位置のうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とすることを特徴とする。
【0017】
この動きベクトル修正方法は、基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別し、水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較し、当該比較結果に基づいて隣接画素位置の動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求めることにより、基準画素位置の動きベクトルを実際の画像の動きに適合するように修正する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
図1は、本発明に係る動きベクトル修正装置が適用される動きベクトル修正システム10の構成例を示している。動くベクトル修正システム10は、内挿するフィールドの動き補償に用いる動きベクトルを修正するために設けられるものであり、動きベクトル修正装置1にそれぞれ接続される第1の格納用メモリ21と、第2の格納用メモリ22と、制御装置23とを備える。
【0020】
第1の格納用メモリ21は、各画素毎または各ブロック毎(以下、各画素毎に求められている場合で述べる)に求められた動きベクトルを格納するためのメモリであり、動きベクトル修正装置1からの要求に基づき、所定の画素位置の動きベクトルを渡す。
【0021】
第2の格納用メモリ22は、動きベクトル修正装置により求められた修正動きベクトルを各画素位置毎に格納する。
【0022】
制御装置23は、各画素位置毎に求められた動きベクトルの中から、動きベクトルのばらつき具合を精査し、実際の画像の動きと無関係な動きベクトルが求められている画素位置(以下、この画素を基準画素位置と称する)の動きベクトル修正装置1へ通知する。
【0023】
次に、本発明を適用した動きベクトル修正装置1の構成について説明する。
【0024】
動きベクトル修正装置1は、制御装置23から通知された基準画素位置を第1の格納用メモリ21へ送信する。また、この動きベクトル修正装置1は、第1の格納用メモリから、基準画素位置と、当該基準画素位置に隣接する画素位置(以下、これらの画素位置を隣接画素位置と称する)の動きベクトルを受け取り、該隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別する。ちなみに、第1の格納用メモリ21から動きベクトル修正装置1へ供給される動きベクトルは、図2に示すように、基準画素位置と、基準画素位置と上下、左右、左上、右上、左下、右下に隣接する隣接画素位置A〜Hである。また、動きベクトル修正装置1は、水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と、水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数を比較し、さらに隣接画素位置における動きベクトルの平均を求めることにより、基準画素位置の動きベクトルを実際の画像の動きに適合するように修正した修正動きベクトルを求める。
【0025】
なお、この動きベクトル修正装置1は、上述の動きベクトルの水平成分における極性の識別を図3に示すベクトル識別部11を介して行なっても良い。またこの動きベクトル修正装置1は、上述した水平成分の極性が正又は負である隣接画素位置の個数の比較を、比較部12を介して行なっても良い。また、この動きベクトル修正装置1は、隣接画素位置における動きベクトルの平均を求める際に、比較部12による比較結果に応じて、隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求めることができる演算部13を介して行なっても良い。さらに、動きベクトル修正装置1は、基準画素位置における修正動きベクトルの特定を、ベクトル修正部14を介して行なっても良い。
【0026】
ちなみに、動きベクトル修正装置1の動作フロー全体について、制御装置23により制御されるか、又は動きベクトル修正装置1内部に設けられた図示しない制御部により制御される。
【0027】
次に、第1の格納用メモリに格納される動きベクトルについて説明する。
【0028】
動きベクトル修正装置1が内蔵されるテレビジョン受像機には、奇数番目の走査線から構成されるフィールド画像と偶数番目の走査線から構成されるフィールド画像からなるインタレース画像信号が供給される。この画像信号は、図4に示すように、順次提供されるインタレース画像信号のうち、現フィールドを参照フィールド40とし、また現フィールドから1フレーム遅延させた1フレーム遅延フィールドを基準フィールド30とする。動き補正フィールド50は、基準フィールド30と、参照フィールド40の中間に位置し、動きベクトルに基づいて基準フィールド30と参照フィールド40から生成され、0/100にある基準フィールド30と組み合わさることにより、1枚のインタレース画像を生成するものである。
【0029】
ちなみに、テレビジョン受像機では、上述の動き補正フィールドにおいて所定の動き補償処理を施すことにより、移動する文字が二重に見えたり、水平パンの動きが不規則になる等の視覚妨害を抑え、画面品質の劣化を防止する。この動き補償処理を行なうためには、入力された画像信号において、基準フィールド30と、参照フィールド40との間で差分を算出し、この算出した差分に基づいて動きベクトルの検出を行う(ちなみに、この動きベクトルの検出は、一般に実用化されている方式として、ブロックマッチング法が一般的に用いられている)。通常では、この求めた動きベクトルのベクトル量、ベクトル方向に基づき、シフト量、シフト方向を決定し、動き補正フィールド50において、基準ブロックの原点の画素位置からシフト量の分だけ、シフト方向へ、画素をシフトさせる。制御装置23は、この各画素毎に求められた動きベクトルから、実際の画像の動きと無関係な基準画素位置を抽出する。
【0030】
次に、本発明を適用した動きベクトル修正装置1の実際の処理手順について図5のフローチャートを用いて説明をする。
【0031】
まず、動きベクトル修正装置1は、ステップS11において各変数を初期化し、次にステップS12において、図2に示す隣接画素位置A〜Hの中から最初の隣接画素位置(例えば隣接画素位置A)における動きベクトルを抽出する。
【0032】
次に、動きベクトル修正装置1は、ステップS13において、隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性Vx_iを識別し、当該極性がプラスであればステップS14へ移行し、当該極性がマイナスであればステップS15へ移行する。
【0033】
ステップS14において、動きベクトル修正装置1は、図示しないカウンタCnt_pに1を加算し、また抽出した動きベクトルの水平成分を、隣接画素位置の水平成分の和Vx_ave_pへ、また当該動きベクトルの垂直成分を垂直成分の和Vy_ave_pへ加算し、ステップS16へ移行する。
【0034】
ステップS15において、動きベクトル修正装置1は、図示しないカウンタCnt_mに1を加算し、また抽出した動きベクトルの水平成分を、隣接画素位置の水平成分の和Vx_ave_mへ、当該動きベクトルの垂直成分を垂直成分の和Vy_ave_mへ加算し、ステップS16へ移行する。
【0035】
ステップS16において、動きベクトル修正装置1は、ステップS13で識別した隣接画素位置が、抽出すべき隣接画素位置A〜Hのうち最後の隣接画素位置か否か識別する。最後の隣接画素位置であればステップS18へ移行する。最後の隣接画素位置でなければステップS17へ移行する。
【0036】
ステップS17において、動きベクトル修正装置1は、次の隣接画素位置の動きベクトル(例えば隣接画素位置B)を抽出し、再度ステップS13へ移行する。このルーチンを組むことにより、図2に示す隣接画素位置A〜H全てについて動きベクトルの識別をすることが可能となる。また隣接画素位置A〜H全てについて動きベクトルを識別して、ステップS18に移行する際には、カウンタCnt_pにおいて、動きベクトルの水平成分の極性がプラスである隣接画素位置の個数が、またカウンタCnt_mにおいて、動きベクトルの水平成分の極性がマイナスである隣接画素位置の個数が示されることとなる。さらに、動きベクトルの水平成分の極性がプラスである隣接画素位置における水平成分の和Vx_ave_p、垂直成分の和Vy_ave_pが求められており、また動きベクトルの水平成分の極性がマイナスである隣接画素位置における水平成分の和Vx_ave_m、垂直成分の和Vy_ave_mが求められることになる。
【0037】
ちなみに、ステップS17において、隣接画素位置A〜Hの抽出する順は時計回り、或いは反時計回りであっても良いし、ランダムであっても良い。また抽出する隣接画素位置は、隣接画素位置A〜H全て抽出しなくても良く、例えば、上段の隣接画素位置A〜C、隣接画素位置B,D,E、又は、隣接画素位置A,B,C,D,Eであっても良い。
【0038】
ステップS18に移行すると、動きベクトル修正装置1は、カウンタCnt_pとカウンタCnt_pの数値を比較する。その結果、カウンタCnt_pがより大きい場合には、隣接画素位置のうち、動きベクトル水平成分の極性がプラスである隣接画素位置の方が多いことが示され、ステップS19へ移行する。また、カウンタCnt_mがより大きい場合には、隣接画素位置のうち、動きベクトルの水平成分の極性がマイナスである隣接画素位置の方が多いことが示され、ステップS20へ移行する。
【0039】
ステップS19において、動きベクトル修正装置1は、動きベクトルの水平成分の極性がプラスである隣接画素位置に基づき、基準画素位置における修正動きベクトルを求める。この修正動きベクトルの各成分(Vx_n、Vy_n)は、水平成分の極性がプラスである隣接画素位置の各成分の平均値とする。具体的には以下の式に基づき算出する。
Vx_n=Vx_ave_p/Cnt_p
Vy_n=Vy_ave_p/Cnt_p
また、ステップS20において、動きベクトル修正装置1は、動きベクトルの水平成分の極性がマイナスである隣接画素位置に基づき、基準画素位置における修正動きベクトルを求める。この修正動きベクトルの各成分(Vx_n、Vy_n)は、水平成分の極性がマイナスである隣接画素位置の各成分の平均値とする。具体的には以下の式に基づき算出する。
Vx_n=Vx_ave_m/Cnt_m
Vy_n=Vy_ave_m/Cnt_m
すなわち、本発明を適用した動きベクトル修正装置1は、上述した図5に示す処理手順を踏むことにより、基準画素位置の動きベクトルを、隣接画素位置の動きベクトルのベクトル方向をカウントし、多数の隣接画素位置が示すベクトル方向に合うように修正することができる。換言すれば、基準画素位置の周囲に位置する隣接画素位置の動きベクトルの方向を多数決し、多い方の動きベクトルの方向を実際の画像の動きであるものと推定して、基準画素位置の動きベクトルのベクトル方向を修正することができる。これにより、動きベクトルのばらつきを解消することが可能となり、ひいては、変換画像の劣化を防止することができる。
【0040】
上述した実施の形態に限定されるものではない。図5に示すフローでは、隣接画素位置の動きベクトルの水平成分に応じて多数決するが、隣接画素位置の動きベクトルの垂直成分に応じて多数決しても良い。かかる場合には、ステップS13において、隣接画素位置における動きベクトルの垂直成分の極性を識別し、当該極性がプラスかマイナスか、判断することにより、多数決を行なう。
【0041】
また、図5に示すフローでは、修正動きベクトルの各成分(Vx_n、Vy_n)を、隣接画素位置の各成分の平均値としているが、最も大きい動きベクトルに置き換えても良い。例えば、動きベクトルの水平成分の極性がプラスである隣接画素位置が多い場合、当該隣接画素位置の中から動きベクトル量が最大の動きベクトル(Vx_max_p、Vy_max_p)を探し出す。そして、修正動きベクトルの各成分について、Vx_nをVx_max_pとし、またVy_nをVy_max_pとする。
【0042】
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、図6に示す動くベクトル修正システム19に適用可能である。この動きベクトル修正システム19では、動きベクトル修正装置1に対してベクトル格納用メモリ25と、制御装置23とが接続される。
【0043】
ベクトル格納用メモリ25は、上述した第1の格納用メモリ21と、第2の格納用メモリ22の機能を包含させたものであり、各画素毎に求められた動きベクトルを格納し、また動きベクトル修正装置により求められた修正動きベクトルを画素位置毎に格納する。
【0044】
また、本発明は、例えばPAL(Phase Alternation by Line)方式において、フィールド周波数を50Hzから2倍の100Hzの画像信号に変換する、フィールド周波数倍速方式を採用するテレビジョン受像機に対しても適用可能である。このフィールド周波数倍速方式を採用するテレビジョンに本発明を内蔵することにより、移動する文字が二重に見えたり、水平パンの動きが不規則になる等の視覚妨害の抑制を期しつつ、動きベクトルのばらつきを解消することができるため、相乗的に画質を向上させることができる。
【0045】
また、本発明は、画素単位の処理に限定されるものではなく、ブロック単位の処理にも適用可能である。この場合、基準画素位置を所定の画素数からなる基準ブロックに代替し、また隣接画素位置を所定の画素数からなり、基準ブロックに隣接する隣接ブロックに代替しても良い。
【0046】
更に本発明は、上述したインタレース走査方式における入力画像信号の内挿処理に適用される場合に限らず、例えば、MPEG(Moving Picture Expert Group)方式の動き補償予測によるフレーム間符号化にも適用可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る動きベクトル修正装置及び方法では、基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別し、識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と、上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較し、上記識別結果に基づいて、極性が正である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求め、また、極性が負である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求め、上記比較結果に基づいて、識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数が多い場合に、求められた上記極性が正である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とし、また、識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記極性が負である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とすることにより、基準画素位置の動きベクトルを実際の画像の動きに適合するように修正する。また、基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別し、識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と、上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較し、上記識別結果に基づいて、極性が正である隣接画素位置における動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求め、また、極性が負である隣接画素位置における動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求め、上記比較結果に基づいて、識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記極性が正である隣接画素位置のうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とし、また、識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記極性が負である隣接画素位置のうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とすることにより、基準画素位置の動きベクトルを実際の画像の動きに適合するように修正する。
【0048】
これにより、動きベクトルのばらつきを解消することが可能となり、ひいては、変換画像の劣化を防止することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動きベクトル修正装置が適用される動きベクトル修正システムの構成例を示した図である。
【図2】基準画素位置と隣接画素位置の配列の関係を示した図である。
【図3】本発明を適用した動きベクトル修正装置の内部構成例について示した図である。
【図4】本発明を適用した動きベクトル修正装置に順次提供されるインタレース画像信号について示した図である。
【図5】本発明を適用した動きベクトル修正装置の実際の処理手順について示したフローチャートである。
【図6】動きベクトル修正システムの別の構成例について示した図である。
【図7】従来型のブロックマッチング法について説明するための図である。
【符号の説明】
1 動きベクトル修正装置、11 ベクトル識別部、12 比較部、13 演算部、14 ベクトル修正部、21 第1の格納用メモリ、22 第2の格納用メモリ、23 制御装置

Claims (8)

  1. 入力された画像信号の基準画素位置における動きベクトルを修正する動きベクトル修正装置において、
    基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別するベクトル識別手段と、
    上記識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と、上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較する比較手段と、
    上記ベクトル識別手段による識別結果に基づいて、極性が正である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求め、また、極性が負である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求める演算手段と、
    上記演算手段により求められた水平成分及び垂直成分の平均値を、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とするベクトル修正手段を備え、
    上記ベクトル修正手段は、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記ベクトル識別手段により識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算手段により求められた上記極性が正である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とし、また、上記ベクトル識別手段により識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算手段により求められた上記極性が負である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とすることを特徴とする動きベクトル修正装置。
  2. 上記隣接画素位置は、上記基準画素位置の左,右,上,下,左上,右上,左下,右下に隣接する画素位置、又は上記基準画素位置の左上,上,右上に隣接する画素位置、又は上記基準画素位置の左,上,右に隣接する画素位置、又は上記基準画素位置の左,左上,上,右上,右に隣接する画素位置であることを特徴とする請求項1記載の動きベクトル修正装置。
  3. 上記演算手段は、上記隣接画素位置における動きベクトルの水平成分毎、及び垂直成分毎に総和を算出し、算出した各総和を上記識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数、或いは上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数で割ることにより、上記隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求めることを特徴とする請求項記載の動きベクトル修正装置。
  4. 入力された画像信号の基準画素位置における動きベクトルを修正する動きベクトル修正装置において、
    基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別するベクトル識別手段と、
    上記識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と、上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較する比較手段と、
    上記識別手段による識別結果に基づいて、極性が正である隣接画素位置における動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求め、また、極性が負である隣接画素位置における動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求める演算手段と、
    上記演算手段により求められた動きベクトルの水平成分及び垂直成分を、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とするベクトル修正手段を備え、
    上記ベクトル修正手段は、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記ベクトル識別手段により識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算手段により求められた上記極性が正である隣接画素位置のうち、ベクトル量が最大と なる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とし、また、上記ベクトル識別手段により識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算手段により求められた上記極性が負である隣接画素位置のうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とすることを特徴とする動きベクトル修正装置。
  5. 入力された画像信号の基準画素位置における動きベクトルを修正する動きベクトル修正方法において、
    基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別する識別ステップと、
    上記識別ステップで識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と、上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較する比較ステップと、
    上記識別ステップにおける識別結果に基づいて、極性が正である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求め、また、極性が負である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求める演算ステップと、
    上記演算ステップで求められた水平成分及び垂直成分の平均値を、上記比較ステップにおける比較結果に基づいて、上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とするベクトル修正ステップと
    を有し、
    上記ベクトル修正ステップでは、上記比較ステップにおける比較結果に基づいて、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算ステップで求められた上記極性が正である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とし、また、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算ステップで求められた上記極性が負である隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とすることを特徴とする動きベクトル修正方法。
  6. 上記隣接画素位置は、上記基準画素位置の左,右,上,下,左上,右上,左下,右下に隣接する画素位置、又は上記基準画素位置の左上,上,右上に隣接する画素位置、又は上記基準画素位置の左,上,右に隣接する画素位置、又は上記基準画素位置の左,左上,上,右上,右に隣接する画素位置であることを特徴とする請求項記載の動きベクトル修正方法。
  7. 上記演算ステップでは、上記隣接画素位置における動きベクトルの水平成分毎、及び垂直成分毎に総和を算出し、算出した各総和を上記識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数、或いは上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数で割ることにより、上記隣接画素位置における動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値を求めることを特徴とする請求項記載の動きベクトル修正方法。
  8. 入力された画像信号の基準画素位置における動きベクトルを修正する動きベクトル修正方法において、
    基準画素位置に隣接する隣接画素位置における動きベクトルの水平成分の極性を識別する識別ステップと、
    上記識別ステップで識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数と、上記識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数とを比較する比較ステップと、
    上記識別ステップにおける識別結果に基づいて、極性が正である隣接画素位置における動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求め、また、極性が負である隣接画素位置における動きベクトルのうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を求める演算ステップと、
    上記演算ステップで求められた動きベクトルの水平成分及び垂直成分を、上記比較ステップにおける比較結果に基づいて、上上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とするベクトル修正ステップと
    を有し、
    上記ベクトル修正ステップでは、上記比較ステップにおける比較結果に基づいて、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が正である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算ステップで求められた上記極性が正である隣接画素位置のうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とし、また、上記識別ステップで識別された水平成分の極性が負である隣接画素位置の個数が多い場合に、上記演算ステップで求められた上記極性が負である隣接画素位置のうち、ベクトル量が最大となる動きベクトルの水平成分及び垂直成分を上記基準画素位置の動きベクトルにおける水平成分及び垂直成分とすることを特徴とする動きベクトル修正方法。
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