JP2003285912A - 搬送方法およびその装置 - Google Patents

搬送方法およびその装置

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JP2003285912A
JP2003285912A JP2002092825A JP2002092825A JP2003285912A JP 2003285912 A JP2003285912 A JP 2003285912A JP 2002092825 A JP2002092825 A JP 2002092825A JP 2002092825 A JP2002092825 A JP 2002092825A JP 2003285912 A JP2003285912 A JP 2003285912A
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JP2002092825A
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English (en)
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Yasuji Yoritomi
保二 頼富
Takeshi Ihara
剛 井原
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被搬送物を高速搬送および高精度に位置決め
でき、各作業工程での作業時間の長短誤差を吸収できる
搬送装置を提供する。 【解決手段】 シュータ3a,3bの搬送面4に沿って移動
する係合フックが、搬送面4上の被搬送物2の位置決め
ストッパ8a,8bに係合する。係合フックが位置決めスト
ッパ8a,8bを押して被搬送物2を搬送する。係合フック
の高速な移動で被搬送物2を高速搬送できる。搬送中の
被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bの保持凹部9に位
置決め保持機構11の係合ピン12を係合させて位置決めす
る。位置決め保持機構11による被搬送物2の保持を高精
度にして、被搬送物2を高精度に位置決めする。位置決
め保持機構11による被搬送物2の保持の解除で、被搬送
物2の位置決めストッパ8a,8bに係合フックが係合して
搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送路に沿って被
搬送物を搬送させる搬送方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送装置は、直線方向に
作業工程が多工程に渡りレイアウトされた組立装置の搬
送装置であり、この搬送装置は、大きく分類すると3つ
の方式が一般的に知られている。
【0003】まず、第1としては、コンベヤを用いた最
も一般的な搬送装置であり、このコンベヤのベルト体の
外側面に、周方向に亘って互いに等間隔に離間されて治
具が取り付けられている。そして、このコンベヤのベル
ト体を間欠駆動させて、このベルト体上の被搬送物を搬
送および位置決めするものである。
【0004】ところが、この搬送装置による搬送および
位置決めでは、被搬送物の位置決め精度を確保するため
に、コンベヤのベルト体としてタイミングベルトあるい
はスチールベルトなどを用いるとともに、このコンベヤ
のベルト体を回転駆動させるモータとしてステッピング
モータあるいはサーボモータなどの位置制御が可能なモ
ータを用いることが一般的であるが、ベルト体の伸縮
や、このベルト体を回転駆動させるギアの歪みなどの影
響で、例えば0.01mm以下といった高精度な位置決
め精度を得ることは容易ではない。
【0005】また、一本のベルト体の外周面に等間隔に
治具が固定されているため、この一本のベルト体にて搬
送される被搬送物全体の作業時間は、各作業工程におけ
る最も作業時間が長い工程の作業時間に依存してしま
う。
【0006】次いで、第2としては、エアシリンダある
いはモータの駆動による、ボールねじ、ベルトおよびギ
ヤなど用いた位置決めステージを組み合わせた搬送装置
である。この搬送装置による位置決め精度は、被搬送物
を位置決めするストッパの精度、およびボールねじなど
の精度に依存するものの高精度な位置決めができる。
【0007】ところが、この搬送装置では、作業工程が
多くなるに従って、アクチュエータの数が増加するの
で、被搬送物を位置決めステージの所定位置で位置決め
するための制御が複雑になるとともに高価になる。
【0008】さらに、第3としては、フリーフローコン
ベヤおよびストッパを用いたフリーフローコンベヤ方式
の搬送装置である。この搬送装置は、各作業工程におけ
る作業時間が異なる場合でもサイクルタイムに応じてフ
レキシブルに対応させることが可能であるが、フリーフ
ロー構造を用いているため、高速運転が容易ではないか
ら、被搬送物の高速な搬送が容易ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の第1の搬送装置では、ベルト体の伸縮やギアの歪みな
どの影響により高精度な位置決めが容易ではなく、ベル
ト体にて搬送される被搬送物全体の作業時間が、各作業
工程における最も長い工程の作業時間に依存してしま
う。
【0010】また、第2の搬送装置では、作業工程が多
くなるに従ってアクチュエータの数が増加するので、被
搬送物を位置決めする制御が複雑かつ高価になってしま
う。
【0011】さらに、第3の搬送装置では、フリーフロ
ー構造を用いていることにより、被搬送物の高速な搬送
が容易ではないという問題を有している。
【0012】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、被搬送物を高精度に位置決めでき、各作業工程に
おける作業時間の長短誤差を吸収できる搬送方法および
その装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、被搬送物を搬
送路に沿って搬送させる際には、前記搬送路に沿って互
いに離間されて移動する複数の係合体を被搬送物に係合
させ、被搬送物を停止させる際には、被搬送物を保持し
て前記複数の係合体による係合を解除させるものであ
る。
【0014】そして、被搬送物が搬送される搬送路に沿
って互いに離間されて移動する複数の係合体による係合
にて被搬送物を搬送する。また、これら複数の係合体に
よる係合にて搬送される被搬送物を保持することによ
り、これら複数の係合体による係合が解除されて、この
被搬送物を位置決めできる。よって、この被搬送物の保
持を高精度にすることにより、この被搬送物の高精度な
位置決めが可能となる。さらに、この被搬送物の保持を
解除させることにより、この被搬送物を搬送できるか
ら、各作業工程における作業時間の長短誤差を吸収でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の搬送装置の一実施
の形態の構成を図1ないし図3を参照して説明する。
【0016】図1ないし図3において、1は搬送装置本
体で、この搬送装置本体1は、多数に分解された比較的
小型で軽量な部品を組み立てる組立装置の搬送装置およ
び位置決め装置であり、直線方向に作業工程が多工程に
渡りレイアウトされて配列され、ワークあるいは治具な
どの被搬送物2を各作業工程へと搬送する直線方向多工
程間欠送り装置である。
【0017】また、この搬送装置本体1は、被搬送物2
を長手方向における一端部である搬送始端から、長手方
向における他端部である搬送終端へと搬送させる作業面
部としての細長矩形状の一対のシュータ3a,3bを備えて
いる。これらシュータ3a,3bそれぞれは、上面が搬送路
としての作業面である搬送面4であり、これら搬送面4
を水平にした状態で設置されている。この搬送面4に
は、被搬送物2が設置されて、この搬送面4の長手方向
である搬送方向Cに向けて被搬送物2が搬送される。
【0018】また、これらシュータ3a,3bの搬送面4
は、互いの長手方向が平行となるように、幅方向に向け
て離間されて設置されている。さらに、これらシュータ
3a,3bは、一方のシュータ3aの搬送始端に他方のシュー
タ3bの搬送終端が近接され、この他方のシュータ3bの搬
送始端に一方のシュータ3aの搬送終端が近接された状態
で設置されている。
【0019】そして、一方のシュータ3aの搬送始端と他
方のシュータ3bの搬送終端との間には、この他方のシュ
ータ3bの搬送始端へと搬送された被搬送物2を一方のシ
ュータ3aの搬送始端へと搬送させる搬送手段としての折
り返しユニット5aが取り付けられている。また、他方の
シュータ3bの搬送始端と一方のシュータ3aの搬送終端と
の間にも同様に、この一方のシュータ3aの搬送始端へと
搬送された被搬送物2を他方のシュータ3bの搬送始端へ
と搬送させる搬送手段としての折り返しユニット5bが取
り付けられている。
【0020】これら折り返しユニット5a,5bそれぞれ
は、一方のシュータ3aの搬送面4および他方のシュータ
3bの搬送面4のそれぞれと面一であり、これらシュータ
3a,3bの搬送方向Cに直交した搬送方向Dを有する搬送
面6を備えている。そして、これら折り返しユニット5
a,5bそれぞれの搬送面6には、これら搬送面6上に載置
された被搬送物2の後側を押してこの被搬送物2を搬送
始端から搬送終端へと搬送させる搬送レバー7がそれぞ
れ取り付けられている。この搬送レバー7は、図示しな
いエアシリンダにて搬送面6における搬送始端から搬送
終端へと移動する。
【0021】一方、各シュータ3a,3bの搬送面4にて搬
送される被搬送物2の搬送方向Cに直交した両側部のそ
れぞれには、これら各シュータ3a,3bの搬送面4より幅
方向に沿って側方に向けて突出したストッパ体としての
位置決めストッパ8a,8bが取り付けられている。これら
位置決めストッパ8a,8bの先端部は、各シュータ3a,3bの
下端面より下方に向けて屈曲されて突出している。ま
た、これら位置決めストッパ8a,8bの外側面には、上下
方向に沿った凹溝状の保持凹部9がそれぞれ形成されて
いる。
【0022】さらに、各シュータ3a,3bそれぞれにおけ
る幅方向の外側域には、これらシュータ3a,3bの搬送面
4の搬送方向Cに沿って搬送される被搬送物2を、これ
ら搬送面4における所定位置としての作業工程位置で位
置決め保持する保持手段としての複数の位置決め保持機
構11がそれぞれ設置されている。これら位置決め保持機
構11は、これら位置決め保持機構11での作業工程時間に
合わせて、各シュータ3a,3bの搬送方向Cに沿って離間
された位置にそれぞれが設置されている。また、これら
位置決め保持機構11は、シュータ3a,3bの搬送面4に沿
って搬送される被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bの
保持凹部9に取り外し可能、すなわち係脱可能に係合す
る係合ピン12を備えている。
【0023】具体的に、これら位置決め保持機構11は、
シュータ3a,3bの搬送面4に沿って搬送される被搬送物
2が近接した際に、係合ピン12を突出させて、この係合
ピン12を位置決めストッパ8a,8bの保持凹部9に係合さ
せて、この被搬送物2の搬送方向Cに直交した両側部を
挟持して、この被搬送物2をシュータ3a,3bの搬送面4
における作業工程位置に位置決め保持する。
【0024】また、これらシュータ3a,3bそれぞれの下
方には、図2に示すように、搬送手段としてのベルトコ
ンベヤ15が設置されている。これらベルトコンベヤ15
は、往路面が各シュータ3a,3bの搬送面4における搬送
方向Cに沿って移動し、この搬送方向Cに対向した方向
に向けて復路面が移動する無端状のベルト体であるコン
ベヤベルト16を備えている。
【0025】そして、このコンベヤベルト16は、各シュ
ータ3a,3bの搬送始端および搬送終端のそれぞれに、こ
れら各シュータ3a,3bの搬送面4における搬送方向Cに
沿って回転可能に配設された図示しない一対の駆動ロー
ラ間に回行可能に掛け渡された状態で取り付けられてい
る。また、このコンベヤベルト16は、例えばインダクシ
ョンモータなどの図示しない汎用モータである駆動源に
よる駆動ローラの回転で駆動する。ここで、このコンベ
ヤベルト16は、位置決め保持機構11の係合ピン12にて被
搬送物2に取り付けられた位置決めストッパ8a,8bを保
持したか否かに関わらず一定の状態で回転し続ける。
【0026】さらに、これらコンベヤベルト16の外周面
には、係合体としてのフック体である治具搬送フック、
すなわち複数の係合フック21が取り付けられている。こ
れら複数の係合フック21は、図3に示すように、断面略
L字状に形成されており、コンベヤベルト16の長手方向
に沿って等間隔に離間された位置に設けられている。よ
って、これら係合フック21は、各シュータ3a,3bの搬送
面4に沿って移動する。また、これら係合フック21は、
コンベヤベルト16の回転に伴ってシュータ3a,3bの搬送
面4に沿って移動する際に、この搬送面4に設置された
被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bに引っ掛かって係
合して、この被搬送物2を搬送面4における搬送方向C
に向けて搬送させる。
【0027】また、これら複数の係合フック21のそれぞ
れは、コンベヤベルト16の外側面に当接されて接続され
た略矩形平板状の底板部22を備えている。そして、コン
ベヤベルト16の搬送方向C側である底板部22の一側縁に
は、この底板部22の面方向に対して垂直に突出した連結
片部23が一体的に形成されている。そして、この連結片
部23の先端部には、この連結片部23の突出方向に沿った
面方向を有する係合片部24が軸体25にて回動可能に軸支
されて屈曲可能に取り付けられている。この係合片部24
は、底板部22の面方向に対して面方向が直交した状態か
ら、コンベヤベルト16の駆動方向に反した方向に向けて
回動可能である。
【0028】また、この係合片部24の先端部には、コン
ベヤベルト16の回転方向に沿って回転可能な細長円筒状
のローラ体26が取り付けられている。このローラ体26
は、シュータ3a,3bの搬送面4上の被搬送物2に係合し
た位置決めストッパ8a,8bに係脱可能に係合して、コン
ベヤベルト16の回転駆動に伴って被搬送物2を搬送方向
Cに向けて搬送する。また、このローラ体26は、このロ
ーラ体26による位置決めストッパ8a,8bへの係合の解除
を円滑にさせる。
【0029】さらに、連結片部23の基端側と底板部22の
上側面とにて形成される内角部27には、螺旋状に巻回さ
れたばね部31の両端部32が互いに直交した方向に向けて
突出した付勢手段としての巻きばねであるスプリング33
が取り付けられている。このスプリング33は、一端部が
底板部22の上側面に接触し、他端部が連結片部23の基端
側を介して係合片部24の内側面に接触している。よっ
て、このスプリング33は、係合片部24による搬送方向C
に反した方向への一定以上の負荷により、この搬送方向
Cに反した方向へと係合片部24が逃げるように回動可
能、すなわち屈曲可能に付勢している。
【0030】ここで、このスプリング33は、コンベヤベ
ルト16の回転方向に反した方向への所定の外力により係
合片部24を折り曲げさせて、この係合片部24による位置
決めストッパ8a,8bへの係合を解除させる。具体的に、
このスプリング33は、シュータ3a,3bの搬送面4にて搬
送される被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bの保持凹
部9に位置決め保持機構11の係合ピン12を係合させた際
に、このスプリング28による弾性力に抗して各係合フッ
ク21の係合片部24が回動されて、この係合片部24による
位置決めストッパ8a,8bへの係合を解除させる。
【0031】次に、上記一実施の形態の搬送装置による
搬送方法を説明する。
【0032】まず、各シュータ3a,3bの下方に位置する
各ベルトコンベヤ15それぞれのコンベヤベルト16を、各
シュータ3a,3bの搬送面4における搬送方向Cに向けて
回転駆動させ続ける。
【0033】この状態で、一方のシュータ3aの搬送面4
上における搬送始端へと搬送された被搬送物2の両側に
取り付けた位置決めストッパ8a,8bに、ベルトコンベヤ1
5のいずれかの係合フック21の係合片部24が係合する。
【0034】このとき、このコンベヤベルト15のコンベ
ヤベルト16の回転によって、係合フック21の係合片部24
が位置決めストッパ8a,8bを介して被搬送物2を押し
て、この被搬送物2を搬送面4に沿って搬送終端へと搬
送させる。
【0035】そして、この被搬送物2が、一方のシュー
タ3aの搬送面4における作業工程位置まで搬送される
と、この作業工程位置に設置された位置決め保持機構11
の係合ピン12を突出させて、この係合ピン12を被搬送物
2の位置決めストッパ8a,8bの保持凹部9に係合させ
る。
【0036】このとき、この係合ピン12による被搬送物
2の位置決めストッパ8a,8bの保持凹部9への係合によ
り、この被搬送物2が搬送面4における作業工程位置に
保持される。
【0037】すると、位置決め保持機構11の係合ピン12
による被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bの保持凹部
9への係合により、スプリング33の弾性力に抗して、こ
の位置決めストッパ8a,8bに係合した係合フック21の係
合片部24が搬送方向Cに反した方向へと折り曲げられ
て、この係合フック21の係合片部24による位置決めスト
ッパ8a,8bへの係合が解除される。
【0038】このため、コンベヤベルト16の回転駆動に
よって、この被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bへの
係合フック21の係合片部24による係合が順次解除される
ので、この被搬送物2が作用工程位置に保持されること
となる。
【0039】この後、この作業工程位置で被搬送物2に
対してローディング、アンローディングあるいは加工な
どの仕事がなされ、この作業工程での作業が終了した場
合には、位置決め保持機構11の係合ピン12による被搬送
物2の位置決めストッパ8a,8bの保持凹部9への係合を
解除させる。
【0040】すると、この被搬送物2の位置決めストッ
パ8a,8bへの係合フック21の係合片部24による係合によ
り、ベルトコンベヤ15のコンベヤベルト16の回転駆動に
伴って被搬送物2が一方のシュータ3aの搬送面4におけ
る搬送方向Cに沿って次の作業工程位置へと搬送される
ので、この動作の繰り返しにより、直線方向にレイアウ
トされた複数の作業工程を被搬送物2が順次搬送され
る。
【0041】そして、この一方のシュータ3aの搬送面4
における搬送終端へと搬送された被搬送物2は、一方の
折り返しユニット5aの搬送面6における搬送始端へと搬
送された後、この折り返しユニット5aの搬送レバー7に
て押されてこの搬送面6における搬送終端へと搬送され
る。
【0042】さらに、この搬送面6における搬送終端へ
と搬送された被搬送物2は、他方のシュータ3bの搬送面
4における搬送始端へと搬送された後、この他方のシュ
ータ3bの下方に位置するベルトコンベヤ15のいずれかの
係合フック21が被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bに
係合して、この被搬送物2を他方のシュータ3bの搬送面
4における搬送終端へと搬送させる。
【0043】そして、この被搬送物4が他方のシュータ
3bの搬送面4における作業工程位置へと搬送された場合
には、この作業工程位置に設置された位置決め保持機構
11の係合ピン12の突出により、この係合ピン12が被搬送
物2の位置決めストッパ8a,8bの保持凹部9に係合し
て、この被搬送物2を他方のシュータ3bの搬送面4にお
ける作業工程位置に保持する。
【0044】この後、この作業工程位置での被搬送物2
の作業が終了することにより、位置決め保持機構11の係
合ピン12による被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bの
保持凹部9への係合が解除されて、この被搬送物2が他
方のシュータ3bの搬送面4における搬送終端へと搬送さ
れる。
【0045】そして、この他方のシュータ3bの搬送面4
における搬送終端へと搬送された被搬送物2は、他方の
折り返しユニット5bの搬送面6における搬送始端へと搬
送されて、この折り返しユニット5bの搬送レバー7にて
押されてこの折り返しユニット5bの搬送面6における搬
送終端へと搬送された後、一方のシュータ3aの搬送面4
における搬送始端へと搬送される。
【0046】上述したように、上記一実施の形態によれ
ば、各シュータ3a,3bの搬送面4における搬送始端へ搬
送された被搬送物2は、この被搬送物2の両側に位置す
る位置決めストッパ8a,8bへとベルトコンベヤ15の係合
フック21の係合片部24が係合する。すると、このベルト
コンベヤ15のコンベヤベルト16による回転駆動に伴った
係合フック21の移動により、この係合フック21の係合片
部24にて被搬送物2が押されて、この被搬送物2がシュ
ータ3a,3bの搬送面4における搬送終端へと搬送され
る。このため、このベルトコンベヤ15のコンベヤベルト
16を高速に回転駆動させることにより、各シュータ3a,3
bの搬送面4上の被搬送物2を高速に搬送始端から搬送
終端へと搬送できる。
【0047】また、このベルトコンベヤ15の係合フック
21の係合片部24にて位置決めストッパ8a,8bが押されて
シュータ3a,3bの搬送面4上を搬送されている被搬送物
2の位置決めストッパ8a,8bの保持凹部9に位置決め保
持機構11の係合ピン12を係合させてこの被搬送物2を保
持し、この被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bへの係
合フック21による係合を、係合フック21の係合片部24を
スプリング33の弾性力に抗して折り曲げて解除させるこ
とにより、この被搬送物2をシュータ3a,3bの搬送面4
における任意の作業工程位置に位置決め保持できる。
【0048】このため、ベルトコンベヤ15のコンベヤベ
ルト16の回転駆動を停止あるいは低速にさせることなく
継続させ続けた状態で、位置決め保持機構11の係合ピン
12による被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bの保持凹
部9への係合を高精度にすることにより、この被搬送物
2のシュータ3a,3bの搬送面4における任意の作業工程
位置での高精度な位置決めが可能となる。
【0049】さらに、位置決め保持機構11の係合ピン12
による被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bの保持凹部
9への係合を解除させることにより、この被搬送物2の
位置決めストッパ8a,8bに係合フック21が係合するの
で、この被搬送物2を再度シュータの3a,3b搬送面4に
おける搬送終端へと搬送できる。よって、この位置決め
機構11の設置位置を適宜に調整することにより、各作業
工程における作業時間が異なる場合であっても、コンベ
ヤベルト15の回転駆動を停止あるいは低速にさせること
なく、各シュータ3a,3bの搬送面4での各作業工程にお
ける作業時間の長短誤差を吸収できる。このため、複数
の品種を生産する作業工程などであってもフレキシブル
に対応させることができる。
【0050】そして、各シュータ3a,3bの搬送面4にお
ける被搬送物2を間欠搬送する際に、ベルトコンベヤ15
のコンベヤベルト16の回転駆動を停止あるいは低速にさ
せる必要がないので、このコンベヤベルト16を回転駆動
させるモータを比較的安価な汎用モータにできる。よっ
て、この比較的安価なインダクションモータなどの汎用
モータにてコンベヤベルト16を回転駆動させることによ
り、ベルトコンベヤ15の製造コストを削減できるから、
搬送装置本体1の製造性を向上できる。
【0051】また、各シュータ3a,3bにて被搬送物を間
欠搬送する際に、ベルトコンベヤ15のコンベヤベルト16
の回転駆動を停止あるいは低速させることなく、このコ
ンベヤベルト16を常時回転駆動させておけばよいので、
各シュータ3a,3bの搬送面4での各作業工程における作
業時間が異なる場合であっても、これら各作業行程での
作業待ち状態の発生を防止できる。
【0052】よって、各シュータ3a,3bの搬送面4に作
業時間の長い工程を複数ヶ所設けることにより、これら
各シュータ3a,3bでのサイクルタイムが、作業時間の長
い工程に依存することを防止できる。また、これら各シ
ュータ3a,3bの搬送面4に検査工程などを同時に配置す
ることにより、被搬送物2の不良品の再加工などができ
るので、この被搬送物2の歩留まりの向上が期待でき
る。
【0053】さらに、ベルトコンベヤ15のコンベヤベル
ト16を常時回転駆動させることにより、各シュータ3a,3
bの搬送面4における不要な作業工程をスキップさせる
ことが容易にできる。よって、これらシュータ3a,3bの
搬送面4にて搬送される被搬送物2を画像認識装置ある
いは品種判別検出などにて品種を認識することにより、
同時に複数の品種の被搬送物2を生産できる。
【0054】また、各係合フック21の係合片部24の先端
に回転可能なローラ体26を取り付けたので、このローラ
体26による被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bへの係
合、およびこの係合の解除が円滑になる。よって、各係
合フック21が被搬送物2の位置決めストッパ8a,8bに係
合する際における衝突や、この係合が解除される際の反
動を緩和できる。
【0055】なお、上記一実施の形態では、各係合フッ
ク21の係合片部24による被搬送物2の位置決めストッパ
8a,8bへの係合をスプリング33のばね部31による弾性力
にて解除させる構成としたが、プランジャーピンあるい
は磁石などを用いてロックあるいはアンロックさせても
よい。
【0056】また、一対のシュータ3a,3bを平行に並
べ、これら一対のシュータ3a,3b間における被搬送物2
を搬送させる折り返しユニット5a,5bの搬送レバー7を
エアシリンダにて移動させたが、コンベヤあるいはピッ
クアンドプレース機構などでも対応させて用いることが
できる。
【0057】さらに、ベルトコンベヤ15のコンベヤベル
ト16にて各係合フック21を搬送方向Cへと移動させた
が、これら各係合フック21をチェーンなどにて搬送方向
Cへと移動させても上記一実施の形態と同様の作用効果
を奏することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、搬送中の被搬送物の保
持で複数の係合体による係合を解除させて、この被搬送
物を位置決めできるから、この被搬送物の保持を高精度
にすることにより、この被搬送物を高精度に位置決めで
き、さらに、この被搬送物の保持の解除でこの被搬送物
を搬送できるから、各作業工程における作業時間の長短
誤差を吸収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置の一実施の形態を示す上面図
である。
【図2】同上搬送装置を示す側面図である。
【図3】同上搬送装置の係合体を示す拡大側面図であ
る。
【符号の説明】
2 被搬送物 4 搬送路としての搬送面 8a,8b ストッパ体としての位置決めストッパ 11 保持手段としての位置決め保持機構 16 ベルト体としてのコンベヤベルト 21 係合体としての係合フック 33 付勢手段としてのスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井原 剛 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 東 芝電子エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3C030 DA02 DA04 DA09 DA14 DA21 DA22 DA28 DA33 DA34 DA38 3F013 AA01 AA02 AA05 AA08 AA17 AC01 AD02 AD09 AD16 AE04 AF01 BB02 BB08 BB19 3F017 EA01 FA03 FA05 FB01 FE01 FE07 FG01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物を搬送路に沿って搬送させる際
    には、前記搬送路に沿って互いに離間されて移動する複
    数の係合体を被搬送物に係合させ、 被搬送物を停止させる際には、被搬送物を保持して前記
    複数の係合体による係合を解除させることを特徴とする
    搬送方法。
  2. 【請求項2】 搬送路に沿って移動するベルト体にて複
    数の係合体を移動させることを特徴とする請求項1記載
    の搬送方法。
  3. 【請求項3】 被搬送物を搬送する搬送路と、 この搬送路に沿って互いに離間されて移動し、被搬送物
    に係脱可能に係合してこの被搬送物を前記搬送路に沿っ
    て搬送させる複数の係合体と、 これら係合体による係合にて搬送される被搬送物を保持
    する保持手段とを具備したことを特徴とした搬送装置。
  4. 【請求項4】 係合体は、保持手段にて被搬送物を保持
    したか否かに関わらず一定の状態で移動し続けることを
    特徴とした請求項3記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 複数の係合体が搬送路の搬送方向に沿っ
    て離間されて設けられ、この搬送路に沿って移動するベ
    ルト体を具備したことを特徴とした請求項3または4記
    載の搬送装置。
  6. 【請求項6】 被搬送物を保持して複数の係合体が係脱
    可能に係合するストッパ体を具備したことを特徴とした
    請求項3ないし5いずれか記載の搬送装置。
  7. 【請求項7】 係合体は、ベルト体の移動方向に反した
    方向への所定の外力によりストッパ体への係合が解除さ
    れることを特徴とした請求項3ないし6いずれか記載の
    搬送装置。
  8. 【請求項8】 係合体をベルト体の移動方向に向けて折
    り曲げ可能に付勢する付勢手段を具備したことを特徴と
    した請求項3ないし7いずれか記載の搬送装置。
  9. 【請求項9】 保持手段は、搬送路にて搬送される被搬
    送物における搬送方向に直交した両側を保持することを
    特徴とした請求項3ないし8いずれか記載の搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190845A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Citizen Finetech Miyota Co Ltd ワーク搬送装置、及びそれを用いたワーク搬送システム

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JP2009190845A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Citizen Finetech Miyota Co Ltd ワーク搬送装置、及びそれを用いたワーク搬送システム

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