JP2003280331A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003280331A
JP2003280331A JP2002080827A JP2002080827A JP2003280331A JP 2003280331 A JP2003280331 A JP 2003280331A JP 2002080827 A JP2002080827 A JP 2002080827A JP 2002080827 A JP2002080827 A JP 2002080827A JP 2003280331 A JP2003280331 A JP 2003280331A
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image
toner
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forming apparatus
image forming
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JP2002080827A
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Ryuta Takechi
隆太 武市
Takeshi Sakashita
武司 坂下
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の像担持体にそれぞれ形成された静電潜像
にトナーを用いた現像装置で可視像化し、その可視像化
されたトナー画像を、複数のローラで支持されて回転す
るベルト状の中間転写体に順次重ね転写を行ない重ね画
像を形成する画像形成装置において、中間転写体に重ね
たトナー像が中間転写体側の電荷との反発力によって飛
散するのを防止すること。 【解決手段】転写工程以外にて複数のローラの一部(1
4、152)に対し重ね転写による作像時の中間転写体
表面電位と逆極性のバイアス電圧を印加する電圧印加手
段(150A)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真プロセスに
て画像形成する複写機、プリンタ、ファクシミリなどの
画像形成装置およびこの画像形成装置を構成する作像装
置に係り、特に作像装置に関しては、複数の像担持体に
形成されたトナー画像をベルト状の中間転写体に順次重
ね転写する作像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タンデム型の画像形成装置には、図11
に示すように、4つの各感光体1上のトナー画像を転写
装置2により、搬送ベルト3で搬送されるシート状媒体
sに順次転写する直接転写方式のものと、図12に示す
ように、各感光体1上の画像を1次転写装置2により一
旦、ベルト状の中間転写体4に順次転写して後、その中
間転写体4上の画像を2次転写装置5によりシート状媒
体sに一括転写する間接転写方式のものとがある。
【0003】図11の直接転写方式のものと図12の間
接転写方式のものとを比較すると、前者(図11の直接
転写方式)は、感光体1を並べたタンデム型画像形成装
置Tの上流側に給紙装置6を、下流側に定着装置7を配
置しなければならず、大型化する欠点がある。
【0004】これに対し、後者(図12の間接転写方
式)は、2次転写位置つまり、2次転写装置5の位置を
比較的自由に設置することができるから、給紙装置6お
よび定着装置7をタンデム型画像形成装置Tと重ねて配
置することにより小型化が可能となる利点がある。
【0005】また、前者(図11の直接転写方式)は、
大型化しないように定着装置7をタンデム型画像形成装
置Tに接近して配置することとなるから、シート状媒体
sがたわむことができる十分な余裕をもって定着装置7
を配置することができず、シート状媒体sの先端が定着
装置7に進入するときの衝撃とか定着装置7を通過する
ときのシート搬送速度差とかで、定着装置7が後端側の
画像形成に影響を及ぼす欠点がある。
【0006】これに対し、後者(図12の間接転写方
式)は、シート状媒体sがたわむことができる十分な余
裕をもって定着装置7を配置することができるから、定
着装置7がほとんど画像形成に影響を及ぼさないように
することができる。
【0007】このようなことから最近は、タンデム型画
像形成装置でも、特に間接転写方式のものが注目されて
きている。この種の間接転写方式を採用したカラー画像
形成装置では、図12に示すように、1次転写装置2に
より1次転写後に感光体1上に残留する転写残トナー
を、感光体クリーニング装置8で除去して感光体1表面
をクリーニングし、再度の画像形成に備えている。ま
た、2次転写装置5による2次転写後に中間転写体4上
に残留する転写残トナーを、中間転写体クリーニング装
置9で除去して中間転写体4の表面をクリーニングし、
再度の画像転写に備えている。
【0008】間接転写方式の画像形成装置の一例である
図12に示した画像形成装置では、複数の像担持体にそ
れぞれ形成された静電潜像にトナーを用いた現像装置で
可視像化し、その可視像化されたトナー画像を、複数の
ローラで支持されて回転するベルト状の中間転写体に順
次重ね転写を行ない重ね画像を形成する。
【0009】つまり、複数個の像担持体及び現像装置で
作成された異なる色のトナー画像を、中間転写体が1回
転を行う段階で順次重ね転写により色重ねを行うもので
あって、タンデム型の画像形成装置として構成されてい
る。
【0010】かかる間接転写方式における重ね転写で
は、像担持体から中間転写体に色重ねが行なわれるが、
その場合、複数色の転写を行うために1色目に中間転写
体に転写を行うべく転写バイアスとして電流、電圧を像
担持体と中間転写体間に印加するが、多色重ねの場合
は、1色目の転写において、中間転写体上に電位が残留
し、次色を転写する場合より多くの転写バイアス用の電
流、電圧が必要となることがある。
【0011】一般的には転写ステップアップといわれて
いる現象である。この転写ステップアップ現象は電位の
自己放電が難しい1011Ω・cm以上の抵抗率を持つ
中間転写体にて発生が見られる。また多層にて構成され
る中間転写体の場合は全体の抵抗と共に表層の表面抵抗
にも影響される。
【0012】このステップアップ現象の結果、例えば一
般的な電子写真の多色刷りの場合、4色構成で構成され
る場合が多いが、最終色を転写した後の中間転写体の電
位が絶対値で2KVを超える場合も観察されている。
【0013】また他方、ドットの再現性等により中間転
写体の表面抵抗、体積抵抗を高めに設定することが多
く、中間転写体の電位上昇が必然的に発生することとな
っている。
【0014】ここで問題として、先に示した電位上昇に
より各色、特に最終色では中間転写体の電位が上昇する
ことにより、また中間転写体に転写した重ね画像(トナ
ー像)が中間転写体側の電荷との反発力によって飛散し
たりする問題があった。
【0015】これらトナー飛散は、トナー単位面積あた
りのトナー量が大きくなれば発生率が高まる事が分かっ
てきた。また中間転写体を張架する支持用のローラの電
位とベルトの電位の差が大きいことにより電界が発生
し、トナー飛散が発生することも分かってきた。これら
問題は中間転写体を使用する画像形成装置で、且つトナ
ー像を重ね転写する場合に問題となっている。
【0016】かかる問題に対し、中間転写体の抵抗にて
電位をコントロールすることなども考えられるが、抵抗
の環境での変動、また色重ねの回数など条件が異なるこ
とによりバラツキが発生するため、全ての条件にて最適
条件を得ることができないのが現状であった。
【0017】そのため飛散トナーが画像形成装置の機内
全体を汚染したり、時には機外まで排出されるなどの不
具合の発生することなどもあった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、中間
転写体上にトナー像を重ね転写する場合に発生するトナ
ー飛散の問題を解消することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を達
成するため以下の構成とした。 (1). 複数の像担持体にそれぞれ形成された静電潜
像にトナーを用いた現像装置で可視像化し、その可視像
化されたトナー画像を、複数のローラで支持されて回転
するベルト状の中間転写体に順次重ね転写を行ない重ね
画像を形成し、この重ね画像をシート状媒体に転写する
作像装置において、前記複数のローラのうち、少なくと
も一部のローラに対し前記重ね転写による作像時の前記
中間転写体表面電位と逆極性のバイアス電圧を印加する
電圧印加手段を具備していることとした(請求項1)。 (2). (1)に記載の作像装置において、前記バイ
アス電圧を印加されるローラを、前記転写の部位にある
バイアスローラを除いたローラで、かつ前記中間転写体
に対する転写工程後、前記中間転写体に対して最初に接
触するローラとした(請求項2)。 (3). 複数の像担持体にそれぞれ形成された静電潜
像にトナーを用いた現像装置で可視像化し、その可視像
化されたトナー画像を、複数のローラで支持されて回転
するベルト状の中間転写体に順次重ね転写を行ない重ね
画像を形成し、この重ね画像をシート状媒体に転写する
作像装置において、前記複数のローラのうち、少なくと
も一部のローラとアース間に電気抵抗を介在させた(請
求項3)。 (4). 複数の像担持体にそれぞれ形成された静電潜
像にトナーを用いた現像装置で可視像化し、その可視像
化されたトナー画像を、複数のローラで支持されて回転
するベルト状の中間転写体に順次重ね転写を行ない重ね
画像を形成し、この重ね画像をシート状媒体に転写する
作像装置において、前記複数のローラのうち、少なくと
も一部のローラとアース間に前記重ね転写による作像時
の前記中間転写体の表面電位と逆極性電位を維持するツ
ェナーダイオードを介在させた(請求項4)。 (5).(1)乃至(4)の何れか一つに記載の作像装
置において、前記トナーとして、重合トナーを使用する
こととした(請求項5)。 (6). 電子写真プロセスにて画像形成する画像形成
装置であって、中間転写体にトナー画像を作像する作像
装置と、この作像装置で作像されたトナー画像を転写す
るシート状媒体の供給手段を具備した画像形成装置にお
いて、前記作像装置として、(1)乃至(5)の何れか
一つの作像装置を用いた(請求項6)。
【0020】
【発明の実施の形態】[1]本発明が適用される画像形
成装置 本発明の対象となる作像装置は、前記図12で概要を示
すように、像担持体(以下、感光体という。)1上のト
ナー画像を1次転写装置2により一旦、ベルト状の中間
転写体4に順次転写して後、その中間転写体4上のトナ
ー画像を2次転写装置5により最終の被転写材であるシ
ート状媒体sに一括転写する間接転写方式を採用してい
る。
【0021】なお、本例においてはタンデム型の作像装
置について説明を行うが、本発明はタンデム式に限定さ
れるものではなく、少なくともベルト状の中間転写体を
使用する作像装置に対して有効である。
【0022】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施
の形態につき説明する。
【0023】図5は、この発明の一実施の形態を示すも
ので、間接転写方式を採用したタンデム型の作像装置を
含むフルカラーの画像形成装置を示す。図5において、
符号100は作像装置20を含む複写機本体、符号20
0は該複写機本体100を載せる給紙テーブルであっ
て、作像装置20で作像されたトナー画像を転写するシ
ート状媒体sの供給手段を具備している。
【0024】符号300は複写機本体100上に取り付
けられたスキャナであって、作像装置で作像される画像
のもととなる原稿を読み取る機能を有する。符号400
はさらにこのスキャナ300の上に取り付けられた原稿
自動搬送装置(ADF)であり、原稿を自動給送する装
置をそれぞれ示している。
【0025】以下に説明する作像装置20は、本例では
スキャナ300、原稿自動搬送装置400、給紙テーブ
ル200などと組み合わされたカラー画像形成装置の中
の構成部分であるが、これに限らず、作像装置20は、
少なくともこの作像装置20で作像されたトナー画像を
転写するシート状媒体sの供給手段を具備し電子写真プ
ロセスにて画像形成する画像形成装置、例えば、所謂プ
リンタ、ファクシミリなどの画像形成装置についても広
く適用可能である。
【0026】複写機本体100には、中央に、無端のベ
ルト状をした中間転写体10を設ける。中間転写体10
は、図6に示すように、ベース層11を、例えばフッ素
樹脂や帆布などの伸び難い材料でつくり、その上に弾性
層12を設ける。弾性層12は、例えばフッ素ゴムやア
クリロニトリル−ブタジェン共重合ゴムなどでつくる。
その弾性層12の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーテ
ィングして平滑性のよいコート層13で被ってなる。
【0027】中間転写体10は、電子写真プロセスにて
画像形成されたトナー画像を担持する像担持体である。
かかる中間転写体10に利用されるベルトは、従来から
弗素系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂等
が使用されてきていたが、近年ベルトの全層や、ベルト
の一部を弾性部材にした弾性ベルトが使用されてきてい
る。
【0028】従来の樹脂ベルトを用いたカラー画像の転
写は以下の課題があった。 カラー画像は通常4色の着色トナーで形成される。1
枚のカラー画像には、1層から4層までのトナー層が形
成されている。トナー層は1次転写(感光体から中間転
写体への転写)や、2次転写(中間転写体からシートへ
の転写)を通過することで圧力を受け、トナー同士の凝
集力が高くなる。トナー同士の凝集力が高くなると文字
の中抜けやベタ部画像のエッジ抜けの現象が発生しやす
くなる。
【0029】樹脂ベルトは硬度が高くトナー層に応じ
て変形しないため、トナー層を圧縮させやすく文字の中
抜け現象が発生しやすくなる。
【0030】また、最近はフルカラー画像を様々なシ
ート状媒体s、例えば、用紙、和紙や意図的に凹凸を付
けや用紙に画像を形成したいという要求が高くなってき
ている。しかし、平滑性の悪い用紙は転写時にトナーと
空隙が発生しやすく、転写抜けが発生しやすくなる。密
着性を高めるために2次転写部の転写圧を高めると、ト
ナー層の凝縮力を高めることになり、上述したような文
字の中抜けを発生させることになる。
【0031】これらの課題を解決するため、中間転写体
10には、弾性ベルトが使用される。弾性ベルトは樹脂
ベルトより硬度が低いため、転写部でトナー層、平滑性
の悪い用紙に対応して変形する。つまり、局部的な凹凸
に追従して弾性ベルトは変形するため、過度にトナー層
に対して転写圧を高めることなく、良好な密着性が得ら
れ文字の中抜けの無い、平面性の悪い用紙に対しても均
一性の優れた転写画像を得ることができる。
【0032】このため、中間転写体10として用いられ
る弾性ベルトのベース層11となる樹脂はポリカーボネ
ート,フッ素系樹脂(ETFE,PVDF)、ポリスチ
レン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビ
ニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレ
ン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、ス
チレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共
重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共重合体
等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタク
リル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニ
ル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチ
ル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸
エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたは
スチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、メタ
クリル酸メチル樹脂、メタクリル酸ブチル樹脂、アクリ
ル酸エチル樹脂、アクリル酸ブチル樹脂、変性アクリル
樹脂(シリコーン変性アクリル樹脂,塩化ビニル樹脂変
性アクリル樹脂、アクリル・ウレタン樹脂等)、塩化ビ
ニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹脂、フ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
エステルポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニリデン、アイオノ
マー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン
樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレ
ン樹脂及びポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂、変性ポリフェニレンオキサイド樹脂等からなる群よ
り選ばれる1種類あるいは2種類以上を使用することが
できる。ただし、上記材料に限定されるものではないこ
とは当然である。
【0033】また、中間転写体10として用いられる弾
性ベルトの弾性層12となる材料は弾性材ゴム、エラス
トマーとしては、ブチルゴム、フッ素系ゴム、アクリル
ゴム、EPDM、NBR、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレンゴム天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン
−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピ
レンゴム、エチレン−プロピレンターポリマー、クロロ
プレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポ
リエチレン、ウレタンゴム、シンジオタクチック1,2
−ポリブタジエン、エピクロロヒドリン系ゴム、リコー
ンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴム、ポリノルボルネンゴ
ム、水素化ニトリルゴム、熱可塑性エラストマー(例え
ばポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル
系、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリウレア,ポリ
エステル系、フッ素樹脂系)等からなる群より選ばれる
1種類あるいは2種類以上を使用することができる。た
だし、上記材料に限定されるものではないことは当然で
ある。
【0034】ベース層11や弾性層12、コート層13
などに含有させる抵抗値調節用導電剤に特に制限はない
が、例えば、カーボンブラック、グラファイト、アルミ
ニウムやニッケル等の金属粉末、酸化錫、酸化チタン、
酸化アンチモン、酸化インジウム、チタン酸カリウム、
酸化アンチモン−酸化錫複合酸化物(ATO)、酸化イ
ンジウム−酸化錫複合酸化物(ITO)等の導電性金属
酸化物、導電性金属酸化物は、硫酸バリウム、ケイ酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム等の絶縁性微粒子を被覆し
たものでもよい。上記導電剤に限定されるものではない
ことは当然である。
【0035】中間転写体10として用いられる弾性ベル
トのコート層13となる材料は、制限はないがしてベル
ト表面へのトナーの付着力を小さくして2次転写性を高
めるものが要求される。
【0036】たとえばポリウレタン、ポリエステル、エ
ポキシ樹脂等の1種類あるいは2種類以上を使用し表面
エネルギーを小さくし潤滑性を高める材料、たとえばフ
ッ素樹脂、フッ素化合物、フッ化炭素、2酸化チタン、
シリコンカーバイト等の粉体、粒子を1種類あるいは2
種類以上または粒径を異ならしたものを分散させ使用す
ることができる。またフッ素系ゴム材料のように熱処理
を行うことで表面にフッ素リッチな層を形成させ表面エ
ネルギーを小さくさせたものを使用することもできる。
【0037】中間転写体10としての、ベルトの製造方
法は限定されるものではない。例えば、回転する円筒
形の型に材料を流し込みベルトを形成する遠心成型法、
表層の薄い膜を形成させるスプレイ塗工法、円筒形
の型を材料の溶液の中に浸けて引き上げるディッピング
法、内型、外型の中に注入する注型法、円筒形の型
にコンパウンドを巻き付け、加硫研磨を行う方法、など
があるがこれらに限定されるものではなく、複数の製法
を組み合わせてベルトを製造することができるのは当然
である。
【0038】図5に示したとおり、中間転写体10は図
中矢印で示すように時計まわりの向きに回転されその回
転方向順に3つの支持用のローラ14、15、16に掛
け回されて張設され、さらにローラ14とローラ16間
にベルトテンション用のローラ152を有している。
【0039】この例では、左端部のローラ15の左に、
画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを
除去する中間転写体クリーニング装置17が設けられて
いる。また、右端部のローラ14と左端部のローラ15
間に張り渡された中間転写体10の上側の張設面上に
は、その回転時の移動方向(搬送方向)順に上流側か
ら、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4つの画
像形成手段18を横に並べて配置してタンデム型の作像
装置20を構成している。
【0040】図1に示すように、このタンデム型の作像
装置20の上方には、露光装置21が設けられている。
中間転写体10を挟んで作像装置20と反対の側、つま
り本例で下側には、2次転写装置22が備えられてい
る。
【0041】この2次転写装置22は、図示例では、2
つのローラ23、23間に、無端ベルト状の2次転写ベ
ルト24を掛け渡して構成し、中間転写体10を介して
ローラ23をローラ16に押し当てて配置し、このロー
ラ16とローラ23との押圧部位で中間転写体10上の
重ねトナーが画像をシート状媒体sに転写する機能を有
する。2次転写装置22はローラ16、ローラ23から
なり、さらに、これらローラの何れかに2次転写バイア
スを印加する手段(図示省略)を付帯している。
【0042】2次転写装置22の横には、シート状媒体
s上に転写された重ねトナー画像による転写画像を該シ
ート状媒体sに定着する定着装置25が設けられてい
る。定着装置25は、無端状のベルトである定着ベルト
26に加圧ローラ27を押し当てた構成となっている。
【0043】2次転写装置22は、重ねトナー画像が転
写された後のシート状媒体sを定着装置25へと搬送す
るシート状媒体sの搬送機能も備えている。本例のよう
に、2次転写装置22を中間転写体10に接触させるタ
イプに代えて、2次転写装置として中間転写体10に非
接触タイプとし、チャージャを配置する構成とすること
もできるが、その場合は、このシート状媒体sの搬送機
能を併せて備えることは難しくなるので、チャージャと
は別にシート状媒体sの搬送手段が必要である。
【0044】本例では、2次転写装置22および定着装
置25の下方に、上述したタンデム画像形成装置20と
平行に、シート状媒体sの両面に画像を記録すべくシー
ト媒体sを反転させるシート反転装置28を備えてい
る。
【0045】かかるフルカラー画像の画像形成装置を用
いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原
稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送
装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス
32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉
じてそれで押さえる。
【0046】不図示のスタートスイッチを押すと、原稿
自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿が
搬送されてコンタクトガラス32上へと移動され、他方
コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直
ちにスキャナ300が駆動されて、第1走行体33およ
び第2走行体34が走行する。そして、第1走行体33
の光源から書込み光を出射するとともに原稿面からの反
射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行
体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取
りセンサ36に入れ、原稿内容が読み取られる。
【0047】また、不図示の上記スタートスイッチを押
したのをトリガーとして、不図示の駆動モータによりロ
ーラ14、15、16の1つが回転駆動させられ、他の
ローラが従動回転されて、中間転写体10が回転され
る。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40
が回転されて各感光体40上にそれぞれ、ブラック、イ
エロー、マゼンタ、シアンの単色トナー画像が形成され
る。
【0048】この単色トナー画像の形成に際しては、予
め除電装置60で感光体40の表面電位を初期化してか
ら帯電装置60で感光体表面を一様に帯電し、スキャナ
300の読み取り内容に応じて露光装置21からレーザ
やLEDなどによる書込み光Lを照射して静電潜像を形
成し、各感光体40上の静電潜像を各感光体40に対応
して設けられた現像装置61でカラートナーにより可視
像化し、これによりブラック、イエロー、マゼンタ、シ
アンの各単色トナー画像を形成する。
【0049】そして、中間転写体10の回転(搬送)と
ともに、これら各感光体40上の単色トナー画像が1次
転写装置としてのバイアスローラ62部で中間転写体1
0上に順次重ね転写されて中間転写体10上に合成カラ
ートナー画像が形成される。
【0050】単色トナー画像が中間転写体10に転写さ
れた後の各感光体40の表面は、感光体クリーニング装
置63により転写後の残留トナーが除去されて清掃さ
れ、除電装置64で除電されて次の画像形成に備えられ
る。除電装置64は例えば、ランプであり、光を照射し
て感光体40の表面電位を初期化する。
【0051】一方、不図示の上記スタートスイッチを押
したのをトリガーとして、給紙テーブル200の中で、
上記読み取られた原稿の大きさに適合するサイズのシー
ト状媒体sを繰り出す給紙ローラ42が選択されて、そ
の回転によりペーパーバンク43に多段に備えられた給
紙カセット44の1つからシート状媒体sが作像装置2
0に向けて繰り出される。
【0052】その際、シート状媒体sは該当する分離ロ
ーラ45で1枚ずつ分離されて給紙路46に入れられ、
搬送ローラ47で搬送されて複写機本体100内の給紙
路48に導かれ、レジストローラ49に突き当てられて
止まる。
【0053】または、給紙ローラ50が回転して手差し
トレイ51上のシート状媒体sが繰り出され、分離ロー
ラ52で1枚ずつ分離されて手差し給紙路53に入れら
れ、同じくレジストローラ49に突き当てられて止ま
る。
【0054】次いで、既に中間転写体10上に担持され
ている重ね画像である合成カラートナー画像が中間転写
体10と一緒に移動して、また、これとタイミングを合
わせてレジストローラ49が回転を開始し、中間転写体
10と2次転写装置22との間にシート状媒体sが送り
込まれて、2次転写装置22でシート状媒体sに重ね画
像である合成カラートナー画像が転写されて該シート状
媒体s上にフルカラーの合成トナー画像が記録される。
【0055】フルカラーの重ねトナー画像が転写された
後のシート状媒体sは、2次転写装置22の搬送機能に
より搬送されて定着装置25に送り込まれ、該定着装置
25を通過する間に定着装置25で熱と圧力が加えられ
て未定着の合成トナー画像が定着された後、切換爪55
で進路が切り換えられて排出ローラ56により排出さ
れ、排紙トレイ57上にスタックされる。
【0056】または、切換爪55で進路を切り換えられ
てシート反転装置28に入り、そこで反転して再び転写
位置へと導かれ、裏面にも画像が記録された後、排出ロ
ーラ56で排紙トレイ57上に排出される。
【0057】一方、画像転写後の中間転写体10は、中
間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に該中間
転写体10上に残留する残留トナーが除去され、タンデ
ム型の作像装置20による再度の画像形成に備えられ
る。
【0058】ここで、一対のレジストローラ49には、
導電性ゴムローラを用い、バイアスを印加する。対をな
す各レジストローラ49はそれぞれ径φ18mmで、表
面を1mmの厚みの導電性NBRゴムとする。電気抵抗
はゴム材の体積抵抗で10E9Ωcm程度であり、印加
電圧はトナーを転写する側(シート状媒体sの表側に接
する側)のレジストローラ49には−850V程度の電
圧が印加されている。
【0059】シート状媒体sの裏面側に接する側のレジ
ストローラ49には+200V程度の電圧が印加されて
いるが、特に裏面の紙粉転写を考慮する必要が少ない場
合にはアースになっていてもよい。また、印加電圧とし
て、DCバイアスが印加されているが、これはDCオフ
セット成分を有するAC電圧でもよい。
【0060】AC重畳DCバイアスの方が紙表面を均一
に帯電することができる。レジストローラ49を通過し
た後のシート状媒体sの表面は若干マイナス側に帯電し
ている。よって、中間転写体10からシート状媒体sへ
の転写では、レジストローラ49に電圧を印加しなかっ
た場合に比べて転写条件が変わる場合があるので注意が
必要である。
【0061】さて、上述したタンデム型の作像装置20
において、個々の画像形成手段18は、詳しくは、例え
ば図7に示すように、ドラム状の感光体40のまわり
に、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置として
のバイアスローラ62、感光体クリーニング装置63、
除電装置64などを備えてなる。感光体40は、図示例
では、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感
光材を塗布し、感光層を形成したドラム状であるが、無
端ベルト状であってもよい。
【0062】図示省略するが、少なくとも感光体40を
設け、画像形成手段18を構成する部分の全部または一
部でプロセスカートリッジを形成し、複写機本体100
に対して一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上
するようにしてもよい。
【0063】画像形成手段18を構成する部分のうち、
帯電装置60は、図示例ではローラ状につくり、感光体
40に接触して電圧を印加することにより暗中にてその
感光体40を一様に帯電する。帯電後の各感光体40は
その後、露光装置21から照射される書き込み光Lによ
り、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのカラート
ナーで可視像化されるべき静電潜像が形成される。
【0064】現像装置61では、一成分現像剤を使用す
るタイプも可能であるが、本例では、磁性キャリアと非
磁性トナーとよりなる二成分現像剤を使用している。各
現像装置61は二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現
像スリーブ65に付着する攪拌部66と、その現像スリ
ーブ65に付着した二成分現像剤のうちのトナーを感光
体40に転移する現像部67とで構成し、その現像部6
7より攪拌部66を低い配置としている。
【0065】攪拌部66には、平行な2本のスクリュー
68を設けている。図8に示すように、2本のスクリュ
ー68の間は、両端部を除いて仕切り板69で仕切って
いる。また、図7に示すように各現像ケース70にはト
ナー濃度センサ71が備えられている。
【0066】現像部67には、現像ケース70の開口を
通して感光体40と対向して現像スリーブ65を設ける
とともに、その現像スリーブ65内にマグネット72を
固定して設ける。また、その現像スリーブ65にその先
端部を接近させてドクタブレード73を設ける。図示例
では、ドクタブレード73と現像スリーブ65間の最接
近部における間隔は、500μmに設定してある。
【0067】2成分現像剤を2本のスクリュー68で攪
拌しながら搬送循環し、現像スリーブ65に供給する。
現像スリーブ65に供給された現像剤は、マグネット7
2により汲み上げられて保持され、現像スリーブ65上
に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリーブ
65の回転とともに、ドクタブレード73によって適正
な量に穂切りされる。切り落とされた現像剤は、攪拌部
66に戻される。
【0068】他方、現像スリーブ65上の現像剤のうち
トナーは、現像スリーブ65に印加する現像バイアス電
圧により感光体40に転移されてその感光体40上の静
電潜像を可視像化する。可視像化後、現像スリーブ65
上に残った現像剤は、マグネット72の磁力がないとこ
ろで現像スリーブ65から離れて攪拌部66に戻る。こ
の繰り返しにより、攪拌部66内のトナー濃度が薄くな
ると、それをトナー濃度センサ71で検知して攪拌部6
6にトナー補給する。
【0069】ちなみに、図示例では、感光体40の線速
を200mm/s、現像スリーブ65の線速を240m
m/sとしている。感光体40の直径を50mm、現像
スリーブ65の直径をφ18mmとして、現像工程が行
われる。現像スリーブ65上のトナー帯電量は、−10
〜−30μC/gの範囲である。感光体40と現像スリ
ーブ65の間隙である現像ギャップGPは、従来の0.
8mmから0.4mmの範囲で設定でき、値を小さくす
ることで現像効率の向上を図ることが可能である。
【0070】感光体40の厚みを30μmとし、露光装
置21から出射される書込み光Lはレーザ光の場合、ビ
ームスポット径を50×60μm、光量を0.47mW
としている。また、感光体40の帯電(露光前)電位V
0を−700V、露光後電位VLを−120Vとして現
像バイアス電圧を−470Vすなわち現像ポテンシャル
350Vとして現像工程が行われる。
【0071】次に、1次転写装置としてのバイアスロー
ラ62は、ローラ状とし、中間転写体10を挟んで感光
体40に押し当てて設ける。別に、ローラ状に限らず、
非接触のコロナチャージャなどであってもよい。
【0072】感光体クリーニング装置63は、先端部を
感光体40に押し当てて配置した、例えばポリウレタン
ゴム製のクリーニングブレード75を備えるとともに、
外周を感光体40に接触させた導電性のファーブラシ7
6を矢示方向に回転自在に備えている。
【0073】ファーブラシ76にバイアスを印加する金
属製電界ローラ77を矢示方向に回転自在に備え、その
電界ローラ77にスクレーパ78の先端を押し当てる構
成としている。さらに、除去したトナーを回収する回収
スクリュー79を備えている。
【0074】そして、感光体40に対してカウンタ方向
に回転するファーブラシ76で、感光体40上の残留ト
ナーを除去するようにしている。ファーブラシ76に付
着したトナーは、ファーブラシ76に対して接触してカ
ウンタ方向に回転する電界ローラ77でバイアスを印加
して取り除く。電界ローラ77は、スクレーパ78でク
リーニングする。感光体クリーニング装置63で回収し
たトナーは、回収スクリュー79で感光体クリーニング
装置63の片側に寄せ、詳しくは後述するトナーリサイ
クル装置80で現像装置61へと戻して再利用する。
【0075】図1は、図5に示したフルカラー画像の画
像装置のうち、その要部を拡大して示した図である。図
1には、タンデム型の作像装置20を構成する各画像形
成手段18、これらの画像形成手段18を構成する各感
光体40、各現像装置61、各感光体クリーニング装置
63、およびこれらの感光体40にそれぞれ対向して設
けられた各バイアスローラ62の各符号の後に、それぞ
れブラックの場合はBKを、イエローの場合はYを、マ
ゼンタの場合はMを、シアンの場合はCの各色別符号を
付して示す。
【0076】なお、図1における符号74は、図5およ
び図7では図示省略しているが、各バイアスローラ62
(色別符号省略。以後の説明においても同じ。)間にお
いて、中間転写体10のベース層11側に接触して設け
た導電性ローラである。この導電性ローラ74は、感光
体40(色別符号省略。以後の説明においても同じ。)
から中間転写体10への転写時に各バイアスローラ62
(色別符号省略。以後の説明においても同じ。)により
印加されるバイアス電圧(電流)が、中抵抗のベース層
11を介して隣りの各画像形成手段18(色別符号省
略。以後の説明においても同じ。)に流れ込むことを阻
止するものである。
【0077】図8および図9にトナーリサイクル装置8
0を示す。図9に示すとおり、感光体クリーニング装置
63の回収スクリュー79には、一端部に、ピン81を
有するローラ部82を設ける。そして、そのローラ部8
2に、トナーリサイクル装置80のベルト状回収トナー
搬送部材83の一側を掛け、その回収トナー搬送部材8
3の長孔84にピン81を入れる。回収トナー搬送部材
83の外周には一定間隔おきに羽根85を設け、その他
側を、回転軸86のローラ部87に掛ける。
【0078】回収トナー搬送部材83は、回転軸86と
ともに、図8に示す搬送路ケース88内に入れる。搬送
路ケース88は、カートリッジケース89と一体につく
り、その現像装置61側の端部に、現像装置61の前述
した2本のスクリュー68の1本を入れてなる。
【0079】図8において、駆動系99から駆動力を伝
達して回収スクリュー79を回転するとともに、回収ト
ナー搬送部材83を回転搬送し、感光体クリーニング装
置63で回収したトナーを搬送路ケース88内を通して
現像装置61へと搬送し、スクリュー68の回転で現像
装置61内に入れる。
【0080】その後、上述したとおり、2本のスクリュ
ー68で既に現像装置61内にある現像剤とともに攪拌
しながら搬送循環し、現像スリーブ65に供給してドク
タブレード73により穂切りして後、感光体40に転移
させてその感光体40上の潜像を現像する。
【0081】トナーは、ポリエステル、ポリオ−ル、ス
チレンアクリル等の樹脂に帯電制御剤(CCA)、色剤
を混合し、その周りにシリカ、酸化チタン等の物質を外
添することでその帯電特性、流動性を高めている。添加
剤の粒径は、通常、0.01〜1.5[μm]の範囲で
ある。色剤は、カ−ボンブラック、フタロシアニンブル
−、キナクリドン、カ−ミン等を上げることができる。
帯電極性は、図示例では負帯電である。
【0082】トナーは、ワックス等を分散混合させた母
体トナーに上記種類の添加剤を外添しているものも使用
することができる。ここまでの説明で、トナーは、粉砕
法で作成されたものであるが、重合法等で作成したもの
も使用可能である。一般に重合法、加熱法等で作成され
たトナーは、形状係数を90%以上に形成することが可
能で、さらに形状による添加剤の被覆率も極めて高くな
る。
【0083】ここで、形状係数は、本来ならば球形度と
なって、「粒子と同体積の球の表面積/実粒子の表面積
×100%」で定義されるが、測定がかなり困難になる
ので、円形度で算出する。その定義は、「粒子と同じ投
影面積を持つ円の周長/実粒子の投影輪郭長さ×100
%」とする。そうすると、投影された円が真円に近づく
ほど、100%に近づくことになる。トナーの体積平均
粒径の範囲は、3〜12μmが好適である。図示例で
は、6μmとし、1200dpi以上の高解像度の画像
にも十分対応することが可能である。
【0084】磁性粒子は、金属または樹脂をコアとして
フェライト等の磁性材料を含有し、表層はシリコン樹脂
等で被覆されたものである。粒径は、20〜50μmの
範囲が良好である。また、抵抗は、ダイナミック抵抗で
10〜10Ωの範囲が最適である。ただし、測定方
法は、磁石を内包したローラ(φ20mm;600rp
m)に坦持して、幅65mm、長さ1mmの面積の電極
をギャップ0.9mmで当接させ、耐圧上限レベル(高
抵抗シリコンコートキャリアでは400Vから鉄粉キャ
リアでは数V)の印加電圧を印加した時の測定値であ
る。
【0085】現像スリーブ65は、非磁性の回転可能な
スリーブ状の形状を持ち、内部には複数のマグネット7
2を配設している。マグネット72は、固定されている
ために現像剤が所定の場所を通過するときに磁力を作用
させられるようになっている。図示例では、現像スリー
ブ65の直径をφ18mmとし、表面はサンドブラスト
または1〜数mmの深さを有する複数の溝を形成する処
理を行い10〜30μmRZの範囲に入るようにあらし
めている。
【0086】図7において、マグネット72は、ドクタ
ブレード73の箇所から現像スリーブ65の回転方向に
N1、S1、N2、S2、S3の5磁極を有する。マグ
ネット72で形成されたトナーと磁性粒子からなる現像
剤は、現像スリーブ65上に坦持され、トナーは、磁性
粒子と混合されることで規定の帯電量を得る。図示例で
は、−10〜−30[μC/g]の範囲が好適である。
現像スリーブ65は、現像剤の磁気ブラシを形成した、
マグネット72のS1側の領域に、感光体40に対向し
て配設されている。
【0087】ところで、図示例では、図1に示すよう
に、クリーニング装置17に、クリーニング部材として
2つのファーブラシ90、91を設ける。ファーブラシ
90、91は、φ20mm、アクリルカーボン、6.2
5D/F、10万本/inch、E+7Ωのものを使用
し、中間転写体10に対して接触してカウンタ方向に回
転するように設ける。そして、それぞれのファーブラシ
90、91には、不図示の電源から各々異なる極性のバ
イアスを印加する。
【0088】そのようなファーブラシ90、91には、
それぞれ金属ローラ92、93を接触させて順方向に回
転するように設ける。そして、この例では、中間転写体
10の回転方向上流側の金属ローラ92に電源94から
(−)電圧を印加し、下流側の金属ローラ93に電源9
5から(+)電圧を印加する。それらの金属ローラ9
2、93には、それぞれブレード96、97の先端を押
し当てる。
【0089】そして、中間転写体10の矢示方向への回
転とともに、はじめ上流側のファーブラシ90を用いて
例えば(−)のバイアスを印加して中間転写体10表面
のクリーニングを行う。仮に、金属ローラ92に−70
0V印加すると、ファーブラシ90は−400Vとな
り、中間転写体10上の(+)トナーをファーブラシ9
0側に転移する。除去したトナーをさらに電位差により
ファーブラシ90から金属ローラ92に転移し、ブレー
ド96により掻き落とす。
【0090】ファーブラシ90で中間転写体10上のト
ナーを除去するが、中間転写体10上にはまだ多くのト
ナーが残っている。それらのトナーは、ファーブラシ9
0に印加される(−)のバイアスにより、(−)に帯電
される。これは、電荷注入または放電により帯電される
ものと考えられる。
【0091】しかし、次いで下流側のファーブラシ91
を用いて今度は(+)のバイアスを印加してクリーニン
グを行うことにより、それらのトナーを除去することが
できる。除去したトナーは、電位差によりファーブラシ
91から金属ローラ93に転移し、ブレード97により
掻き落とす。ブレード96、97で掻き落としたトナー
は、不図示のタンクに回収する。トナーリサイクル装置
を用いて現像装置61に戻すようにしてもよい。
【0092】さて、ファーブラシ91でクリーニング後
は、殆どのトナーが除去されるが、中間転写体10上に
はまだ少しのトナーが残っている。それらのトナーは、
ファーブラシ91に印加される(+)のバイアスによ
り、(+)に帯電される。しかし、2つのファーブラシ
90、91で除去できずに中間転写体10上にトナーが
残ったときにも、ブラックの1次転写位置で感光体40
BK側に逆転写して感光体クリーニング装置63BKで
回収することができる。 [2]請求項に対応した例 2.1 請求項1に関連する例 本実施例に使用した中間転写体(弾性ベルト)の製造方
法について説明する。PVDF 100重量部に対して
カーボンブラック 18重量部 分散剤 3重量部 ト
ルエン 400重量部を均一に分散させた分散液に円筒
形の型を浸け10mm/secで静かに引き上げ室温に
て乾燥をさせ75μmのPVDFの均一な膜を形成し
た。75μmの膜が形成されている型を繰り返し上記条
件で溶液に円筒形の型を浸け10mm/secで静かに
引き上げ室温乾燥させ150μmのPVDFベルト(ベ
ース層11に相当。芯体樹脂層)を形成した。これに、
ポリウレタンプレポリマー 100重量部、硬化剤(イ
ソシアネート) 3重量部、 カーボンブラック20重
量部、分散剤 3重量部、 MEK 500重量部を
均一分散させた分散液に上記150μmPVDFが形成
されている円筒形型を浸け30mm/secで引き上げ
を行い自然乾燥を行った。乾燥後繰り返しを行い狙いの
150μmのウレタンポリマー層(弾性層12に相
当。)を形成させた。
【0093】さらに表層(コート層13に相当。)用に
ポリウレタンプレポリマー100重量部、硬化剤(イソ
シアネート)3重量部、PTFE微粉末粉体50重量
部,分散剤 4重量部 MEK 500重量部を均一分
散させた。
【0094】上記150μmのウレタンプレポリマーが
形成されている円筒形型を浸け30mm/secで引き
上げを行い自然乾燥を行った。乾燥後繰り返しを行い5
μmのPTFEが均一に分散されたウレタンポリマーの
表層を形成させた。室温で乾燥後130°C、2時間の
架橋を行い 樹脂層;150μm、弾性層;150μ
m、表層;5μmの3層構成転写ベルトを得た。
【0095】弾性ベルトとして伸びを防止する方法とし
て、上記実施例のように伸びの少ない芯体樹脂層にゴム
層を形成する方法、芯体樹脂層に伸びを防止する材料を
入れる方法等があるが、特に製法に関わるものではな
い。
【0096】伸びを防止する芯体樹脂層を構成する材料
は、例えば、綿、絹、などの天然繊維、ポリエステル繊
維、ナイロン繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊
維、ポリビニルアルコール繊維,ポリ塩化ビニル繊維、
ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリウレタン繊維、ポリアセ
タール繊維、ポリフロロエチレン繊維、フェノール繊維
などの合成繊維、炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維な
どの無機繊維、鉄繊維、銅繊維などの金属繊維からなる
群より選ばれる1種あるいは2種以上を用い織布状ある
いは糸状のものができる。もちろん上記材料に限定され
るものではない。
【0097】糸は1本または複数のフィラメントを撚っ
たもの、片撚糸、諸撚糸、双糸等、どのような撚り方で
あってもよい。また、例えば上記材料群から選択された
材質の繊維を混紡してもよい。もちろん糸に適当な導電
処理を施して使用することもできる。
【0098】一方織布は、メリヤス織り等どのような織
り方の織布でも使用可能であり、もちろん交織した織布
も使用可能であり当然導電処理を施すこともできる。芯
体樹脂層を設ける製造方法は特に限定されるものではな
い、例えば筒状に織った織布を金型等に被せ、その上に
被覆層を設ける方法、筒状に織った織布を液状ゴム等に
浸漬して芯体層の片面あるいは両面に被覆層を設ける方
法、糸を金型等に任意のピッチで螺旋状に巻き付け、そ
の上に被覆層を設ける方法等を挙げることができる。
【0099】弾性層12の厚さは、弾性層の硬度にもよ
るが、厚すぎると表面の伸縮が大きくなり表層に亀裂の
発生しやすくなる。又、伸縮量が大きくなることから画
像に伸びちじみが大きくなること等から厚すぎることは
好ましくない(およそ1mm以上)。
【0100】弾性層12の硬度の適正範囲は10≦HS
≦65°(JIS-A)である。ベルトの層厚によって最適硬
度の調整は必要となる。 硬度10°JIS-Aより下のも
のは寸法精度良く成形する事が非常に困難である。これ
は成型時に収縮、膨張を受け易いことに起因する。また
柔らかくする場合には基材へオイル成分を含有させるこ
とが一般的な方法であるが、加圧状態で連続作動させる
とオイル成分が滲みだして来るという欠点を有してい
る。
【0101】これにより中間転写体表面に接触する感光
体を汚染し横帯状ムラを発生させることが分かった。一
般的に離型性向上のために表層を設けているが、完全に
浸みだし防止効果を与えるためには表層は耐久品質等要
求品質の高いものになり、材料の選定、特性等の確保が
困難になってくる。
【0102】これに対して硬度65°JIS-A以上のもの
は硬度が上がった分精度良く成形できるのと、オイル含
有量を含まない、または少なく抑えることが可能となる
ので、感光体に対する汚染性は低減可能であるが、文字
の中抜け等転写性改善の効果が得られなくなり,ローラ
への張架が困難となる。
【0103】ここで中間転写体10の体積抵抗は一般的
には10Ω・cm以上のものを使用する。また転写チ
リ等の対策のため1012Ω・cm以上のベルトを使用
することも多い。
【0104】これら抵抗のベルトを使用した場合、最終
色を重ねた後、実験ではベルト電位は色重ねを行ったト
ナーベタ部分では−1200V、トナーのない白部にお
いては−700V程度の電位を有することとなった。
【0105】また実験の結果、最もトナー飛散を起こし
易いのはベルトを張架しているローラとベルトの接触点
近傍であった。接触点近傍にトナーに対する電界が飛散
方向に強まるものと考えられる。またこれら抵抗のベル
トを利用すると先にも示したがベルトのトナーが存在し
ない部位でさえ、−700V程度の電位を持ちこれら電
位の反発力の影響も受けやすくなってしまう。
【0106】また画像処理の新たなる問題も分かってき
ている。これはベタ画像より、ライン画像の方が電界が
強くなる傾向があることに起因する。画像処理において
は各色のドットを重ならないようにする誤差拡散法など
があるが、近年は画像の鮮明さなどの問題から線基調の
万線パターンを使用することが増えてきている。この万
線パターンの場合は線基調のためトナー量の局所的な差
が生じ、誤差拡散などより先に示した電界が強まりトナ
ー飛散が多くなる傾向がある。また電界はトナーを飛散
させる方向に働く。上記万線パターンを使用する場合、
更にトナー飛散がひどくなる新たなる問題もある。
【0107】そこで本発明においてはこれら電界を制御
する為に、中間転写体10を張架するローラの一部にバ
イアスを印加する。図1に示した例では、感光体から中
間転写体への単色トナー画像の最後の転写位置であるバ
イアスローラ62Cから、中間転写体からシート状媒体
sへの重ね画像の一括転写位置である2次転写装置22
までの領域に位置する中間転写体10の支持ローラであ
る、ローラ14とローラ152について高圧電源150
Aに接続(導通)し、これらローラ14、152に対し
てバイアス電圧を印加する。印加するバイアス電圧は中
間転写体10の表面が負極性であるため正極性となる。
【0108】これらのローラ14、152について、高
圧電源150Aによりバイアス電圧を印加したのは、こ
れらの領域で特に、中間転写体10上のトナーが飛散す
ることが問題となり得るからである。
【0109】図1に示した例では、ローラ14とローラ
152とにバイアス電圧を印加するようにしているが、
これに限らず、図2に示すようにローラ14に対しての
み、或いは、図示はしないが、ローラ152に対しての
みバイアス電圧を印加するようにしてもよい。ローラ1
4に対してのみの場合は後述するように、トナー飛散防
止に最も効果的ば部位、1箇所に限定することで簡易な
構成とすることができる。
【0110】ローラ152に対してのみバイアス電圧を
印加する場合としては、レイアウト上の都合などで、ロ
ーラ14に対して高圧電源を設置できない場合などが挙
げられる。
【0111】図10は、高圧電源150Aによるバイア
ス値を振りながら、トナー飛散量を測定したデータであ
る。図10において、横軸には高圧電源150Aを変位
させることによるローラ電位の変化を示し、縦軸にはロ
ーラの電位に対応するトナー飛散量を示す。図10か
ら、バイアスを印加し高めるにつれてほぼ線形に飛散量
が減少することがわかる。一般的にはローラはアース
(接地)するので、それに比較して本例のように逆極性
バイアスを印加することは0Vを超える全ての範囲にて
有効である。
【0112】このように、逆電位バイアス印加により0
Vより大の全ての範囲でトナー飛散の防止効果がある
が、より効果が高いのは画像部のベルト電位とほぼ同等
以上に設定することであることが実験的に確認されてい
る。
【0113】バイアス電位に関してその値を限定するも
のではないが、リークなどの問題からなるべく絶対値を
なるべく低く抑えることが望ましい。実機で確認したと
ころベルト電位を越える2KV以上ではその効果に差が
あまりないことから2KV程度以下にすることにより副
作用を少なく且つ効率的な飛散防止が行える。
【0114】よってこれら構成により、効果的に浮遊、
飛散トナーを防止することができ、高画質画像処理とし
て望ましい万線パターンを利用し、線の重ねチリを防止
する高抵抗ベルトを利用し、かつ出力スピードの速いベ
ルト状の中間転写体を利用するタンデム型のカラー画像
形成装置においても、中間転写体からのトナー飛散の拡
大を防止しながら高画質化された画像を得ることができ
る。またベルト近傍に光学センサを配置するなどしても
センサに汚れが付着せず、安定した稼働を図ることがで
きる。
【0115】2.2 請求項2に関連する例 転写直後は中間転写体10の表面電位が最も高い。この
電位は時間とともにある程度は自己放電等によって低下
する。電位が低くなれば電界が弱まりトナー飛散も低減
する。言い換えれば転写直後が最も飛散が発生しやす
い。
【0116】そのため、本例では、バイアス電圧が印加
されるローラとして、転写工程に使用されるバイアスロ
ーラ62BK、62Y、62M、62Cや2次転写装置
22としてのローラ16或いはローラ23など及びロー
ラ15など、を除いたローラとし、かつ中間転写体10
に対する転写工程後、中間転写体10に対して最初に接
触するローラであるローラ14に対し、高圧電源を配置
してバイアスを印加することとした。
【0117】ローラ14に対してのみバイアス電圧を印
加する例を図2に示す。図2は図1と共通する部分を煩
雑化防止のため省略して示している。図2に示した例で
は、ローラ14を高圧電源150Bに接続(導通)し、
ローラ14に対してのみバイアス電圧を印加する。印加
するバイアスは中間転写体10の表面が負極性であるた
め正極性となる。本例では中間転写体10の表面電位が
最も高い位置のローラにバイアス電圧を印加することに
より、最も効率的にトナー飛散を防止することができ
る。本発明の別の実施の形態としては、図1に示したよ
うに、ローラ14に加えて、ローラ152に対してもバ
イアス電圧を印加する構成も含まれる。
【0118】本例においては、最も効果的に浮遊、飛散
トナーを防止することができ、高画質画像処理として望
ましい万線パターンを利用し、線の重ねチリを防止する
高抵抗ベルトを利用し、かつ出力スピードの速い中間転
写体を利用するタンデム型のカラー画像形成装置におい
ても、中間転写体上からのトナー飛散の拡大を防止しな
がら高画質化された画像を得ることができる。また中間
転写体10の近傍に光学センサを配置するなどしてもセ
ンサに汚れが付着せず、安定した稼働を図ることができ
る。
【0119】2.3 請求項3に関連する例 本例では、図3に示すように中間転写体10を張架する
ローラの一部とアース間に電気抵抗150Cを介在させ
る。中間転写体10の表面電位に誘起されて中間転写体
10の裏面には中間転写体10の表面とは逆電位の電荷
が発生する。図3は図1と共通する部分を煩雑化防止の
ため省略して示している。
【0120】図3に示すように、ローラ14とローラ1
52を電気抵抗150Cに接続(導通)させ接地するの
である。このように、電気抵抗150Cを設けると抵抗
によってロ−ラ14、152には電位が発生する。
【0121】電気抵抗150Cが高ければその電位はよ
り高くなる。電位とトナー飛散の関係は図10に示した
通りであり、抵抗を高めることにトナー飛散を低減する
ことが可能となる。なお、ローラをフロートにしても電
荷が蓄積され電位が上昇し、同効果を得ることもでき
る。また、電気抵抗150Cを極めて高い状態にし、絶
縁状態にしても電位は上昇し、同効果を得ることができ
る。
【0122】よってこれら構成により、最も効果的に浮
遊、飛散トナーを防止することができ、高画質画像処理
として望ましい万線パターンを利用し、線の重ねチリを
防止する高抵抗ベルトを利用し、かつ出力スピードの速
い中間転写体を利用するタンデム型のカラー画像形成装
置においても、中間転写体上からのトナー飛散の拡大を
防止しながら高画質化された画像を得ることができる。
また中間転写体10の傍に光学センサを配置するなどし
てもセンサに汚れが付着せず、安定した稼働が図れる。
【0123】なお、図3では電気抵抗150Cをローラ
14とローラ152の両方に対して接続した例を示して
いるが、これに限らず、前記図1、図2などで高圧電源
を接続する例で説明したのと同じ理由により、ローラ1
4に対してのみ或いはローラ152に対してのみ電気抵
抗を接続した構成とすることもできる。
【0124】2.4 請求項4に関連する例 本例では、図4に示すように、中間転写体10を張架す
るローラの一部、ローラ14とローラ152をツェナー
ダイオード150Dに接続(導通)し、重ね転写による
作像時の中間転写体の表面電位と逆極性電位を維持する
ようにする。図4は図1と共通する部分を煩雑化防止の
ため省略して示している。
【0125】中間転写体10の表面電位に誘起されて該
中間転写体10の裏面には該中間転写体10の表面とは
逆電位の電荷が発生する。この電荷を所定の電位までツ
ェナーダイオード150Dに蓄積させ電位を安定させ
る。所定の電位はツェナーダイオード150Dとして設
定が可能のため任意選択できる。ツェナーダイオード1
50Dによるローラ電位とトナー飛散の関係は図10に
示した通りであり、ローラ電位を高め、維持することに
よりトナー飛散を低減することが可能となる。本例で
は、電位が制御できるため、安定した制御が可能となり
電位の異常な上昇などによるリークの危険性を回避でき
る。
【0126】また、効果的に浮遊、飛散トナーを防止す
ることができ、高画質画像処理として望ましい万線パタ
ーンを利用し、線の重ねチリを防止する高抵抗ベルトを
利用し、かつ出力スピードの速いベルト状の中間転写体
を利用するタンデム型のカラー画像形成装置において
も、ベルト状の中間転写体上からのトナー飛散の拡大を
防止しながら高画質化された画像を得ることができる。
また中間転写体近傍に光学センサを配置するなどしても
センサに汚れが付着せず、安定した稼働を図ることがで
きる。
【0127】なお、図4ではツェナーダイオード150
Dをローラ14とローラ152に対して接続した例を示
しているが、これに限らず、前記図1、図2などで高圧
電源を接続する例で説明したのと同じ理由により、ロー
ラ14に対してのみ或いはローラ152に対してのみツ
ェナーダイオードを接続した構成とすることもできる。
【0128】2.5 請求項5に関連する例 本例は、前記した請求項1乃至4の何れかの例に加え、
使用するトナーとして重合法にて作成されたものを使用
するのが本例である。重合法には懸濁重合、乳化重合法
等がある。これら重合法に関しては本発明ではそれら方
式の違いを制限しない。これら重合法により形成された
トナーの特徴としては、先にも述べたが形状係数が極め
て高いことが示されている。
【0129】またその他としては粒径分布が、通常の粉
砕トナーに比較して極めて安定していて粒径の揃ったト
ナーを形成できる。画像の濃度を再現させる場合(色再
現性)、粒径の小さいトナーを使用する事によりトナー
量を少なくしても濃度を再現できることが分かった。こ
れは単位体積あたりのトナー充填率が高まることで、ト
ナー間の隙間が無くなり(つまり紙白部がなくなり)、
色再現性が高まるためである。よって小粒径のトナーを
使用することによりトナー量を低減することが可能とな
る。
【0130】しかしながら通常の粉砕法によるトナーで
は、その粒径分布にバラツキが発生するために、安定し
た効果を得ることができず必然的にトナー量を増やすこ
ととなってしまった。しかしながら重合法を使用すれ
ば、安定した粒径分布のトナーを得ることができるため
に色再現性を維持しながらそのトナー量を低減させるこ
とができる。
【0131】ここでトナー飛散に関してであるが、トナ
ー飛散量は中間転写体10のベルト付着量に比例してい
ることが分かっている。そこで、請求項1乃至4にかか
る例の何れかと組み合わせ、作像装置20に重合トナー
を使用しトナーの小粒径化を図り、付着トナー量を低減
することにより、更に飛散量を低減することができる。
【0132】またこれら組み合わせにより、ローラへの
印加電圧を低減しても、十分なトナー飛散防止効果を得
ることができる。ここで電圧を下げることにより、省エ
ネルギー化を図り、またノイズの低減、リーク防止など
更なる効果が得られる。
【0133】併せて本来の効果である、飛散トナーの防
止を図ることができ、高画質画像処理として望ましい万
線パターンを利用し、線の重ねチリを防止する高抵抗ベ
ルトを利用し、かつ出力スピードの速いベルト状の中間
転写体を利用するタンデム型のカラー画像形成装置にお
いても、ベルト状の中間転写体上からのトナー飛散の拡
大を防止しながら高画質化された画像を得ることができ
る。また中間転写体近傍に光学センサを配置するなどし
てもセンサに汚れが付着せず、安定した稼働を図ること
ができる。
【0134】2.6 請求項6に関連する例 図5に示した画像形成装置は、原稿読み取り手段として
のスキャナ300、このスキャナ300により読み取ら
れた画像情報に基づき中間転写体10にトナー画像を作
像する作像手段としての作像装置20、この作像装置2
0により作像されたトナー画像を転写するシート状媒体
sの供給手段である給紙テーブル200を具備してい
る。
【0135】前にも述べたように、作像装置20は、図
5に示した画像形成装置に限らず、少なくともこの作像
装置20で作像されたトナー画像を転写するシート状媒
体sの供給手段を具備し電子写真プロセスにて画像形成
する画像形成装置、例えば、所謂プリンタ、ファクシミ
リなどの画像形成装置についても広く適用可能である。
【0136】かかる画像形成装置において、作像装置2
0についてこれまで説明した、請求項1乃至5に関連す
る例の何れか一つの例を採用することにより、高画質画
像処理として望ましい万線パターンを利用し、線の重ね
チリを防止する高抵抗ベルトを利用し、かつ出力スピー
ドの速いベルト状の中間転写体を利用することで、ベル
ト状の中間転写体上からのトナー飛散の拡大を防止しな
がら高画質化された画像を得ることができる。また中間
転写体近傍に光学センサを配置するなどしてもセンサに
汚れが付着せず、安定した稼働を図ることができる。
【0137】
【発明の効果】請求項1乃至4記載の発明では、効果的
に浮遊、飛散トナーを防止することができる。請求項5
記載の発明では、付着トナー量を低減することにより、
更に飛散量を低減することができる。請求項6記載の発
明では、ベルト状の中間転写体上からのトナー飛散の拡
大を防止しながら高画質化された画像を得る画像形成装
置を提供することができる。また中間転写体近傍に光学
センサを配置するなどしてもセンサに汚れが付着せず、
安定した稼働を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置まわりの部分拡大正面図である。
【図2】画像形成装置まわりの部分拡大正面図である。
【図3】画像形成装置まわりの部分拡大正面図である。
【図4】画像形成装置まわりの部分拡大正面図である。
【図5】フルカラー画像の画像形成装置の全体構成図で
ある。
【図6】中間転写体の部分断面図である。
【図7】画像形成手段まわりの部分断面図である。
【図8】トナーリサイクル装置部の斜視図である。
【図9】回収トナー搬送部材まわりの斜視図である。
【図10】ローラ電圧とトナー飛散量の関係を示した図
である。
【図11】直接転写方式の概略説明図である。
【図12】間接転写方式の概略説明図である。
【符号の説明】
14、152 ローラ 150A、150B 高圧電源 150C 電気抵抗 150D ツェナーダイオード
フロントページの続き Fターム(参考) 2H005 AB06 2H200 FA08 GA12 GA23 GA34 GA35 GA45 GA47 GB13 GB25 HA02 HB12 HB22 JA02 JB06 JB10 JC03 JC07 JC09 JC11 JC12 JC13 JC15 JC16 JC17 JC18 LA23 LA30 LA35 LA36 LB02 LB08 LB12 LC03 LC04 MA03 MA04 MA14 MA20 MB01 MB04 MC01 MC02 NA02 NA09 NA23 NA24 2H300 EB04 EB12 EC02 EC05 EC09 EC13 EC16 EF08 EG02 EH16 EH26 EJ09 EJ47 EJ51 EL08 GG43 HH23 HH32 HH39 JJ02 JJ03 KK03 KK06 KK13 KK14 MM01 MM04 MM25 PP02 PP07 PP20 QQ02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の像担持体にそれぞれ形成された静電
    潜像にトナーを用いた現像装置で可視像化し、その可視
    像化されたトナー画像を、複数のローラで支持されて回
    転するベルト状の中間転写体に順次重ね転写を行ない重
    ね画像を形成し、この重ね画像をシート状媒体に転写す
    る作像装置において、 前記複数のローラのうち、少なくとも一部のローラに対
    し前記重ね転写による作像時の前記中間転写体表面電位
    と逆極性のバイアス電圧を印加する電圧印加手段を具備
    していることを特徴とする作像装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の作像装置において、 前記バイアス電圧を印加されるローラが、前記転写の部
    位にあるバイアスローラを除いたローラで、かつ前記中
    間転写体に対する転写工程後、前記中間転写体に対して
    最初に接触するローラであることを特徴とする作像装
    置。
  3. 【請求項3】複数の像担持体にそれぞれ形成された静電
    潜像にトナーを用いた現像装置で可視像化し、その可視
    像化されたトナー画像を、複数のローラで支持されて回
    転するベルト状の中間転写体に順次重ね転写を行ない重
    ね画像を形成し、この重ね画像をシート状媒体に転写す
    る作像装置において、 前記複数のローラのうち、少なくとも一部のローラとア
    ース間に電気抵抗を介在させていることを特徴とする作
    像装置。
  4. 【請求項4】複数の像担持体にそれぞれ形成された静電
    潜像にトナーを用いた現像装置で可視像化し、その可視
    像化されたトナー画像を、複数のローラで支持されて回
    転するベルト状の中間転写体に順次重ね転写を行ない重
    ね画像を形成し、この重ね画像をシート状媒体に転写す
    る作像装置において、 前記複数のローラのうち、少なくとも一部のローラとア
    ース間に前記重ね転写による作像時の前記中間転写体の
    表面電位と逆極性電位を維持するツェナーダイオードを
    介在させていることを特徴とする作像装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至5の何れか一つに記載の作像
    装置において、 前記トナーとして、重合トナーを使用することを特徴と
    する作像装置。
  6. 【請求項6】電子写真プロセスにて画像形成する画像形
    成装置であって、中間転写体にトナー画像を作像する作
    像装置と、この作像装置で作像されたトナー画像を転写
    するシート状媒体の供給手段を具備した画像形成装置に
    おいて、 前記作像装置として、請求項1乃至5の何れか一つの作
    像装置を用いていることを特徴とする画像形成装置。
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