JPH086350A - カラー画像形成方法、およびカラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成方法、およびカラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH086350A
JPH086350A JP6143193A JP14319394A JPH086350A JP H086350 A JPH086350 A JP H086350A JP 6143193 A JP6143193 A JP 6143193A JP 14319394 A JP14319394 A JP 14319394A JP H086350 A JPH086350 A JP H086350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer belt
image
intermediate transfer
image forming
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6143193A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kumon
明 九門
Jiyunichi Nawama
潤一 縄間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6143193A priority Critical patent/JPH086350A/ja
Publication of JPH086350A publication Critical patent/JPH086350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】低ランニングコスト、高画質のカラー画像形成
装置を実現する。 【構成】回転する像担持体12と、像担持体12に色の
異なるトナー像を形成するトナー像形成手段とを備えた
像形成ユニット10を、回転中心回りに環状に並列配置
する。そして、抵抗体からなり、像形成ユニット10群
に接する中間転写ベルト19を設け、この中間転写ベル
ト19にトナー像転写用電圧を印加する電極31と、ト
ナー像が中間転写ベルト19に転写される毎に像形成ユ
ニット10群を回転中心回りに回転移動させて中間転写
ベルト19に接する像担持体12を変更させる移動手段
18と、中間転写ベルト19に受像紙38を押しつけて
中間転写ベルト19上に重ね合わせ状態に保持されたト
ナー像を受像紙36に再転写する導電性の転写ローラ2
8とを具備し、前記電極31を、中間転写ベルト19の
像担持体接触位置より中間転写ベルト搬送方向下流側に
配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、カラー画像形成
方法、および、ファクシミリ、プリンター等のカラー画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュターを中心と
したOA機器の進歩が目覚ましく、そのためにオフィス
において、カラーディスプレーを用いての文書作成や編
集が行われるようになってきている。しかしながら、カ
ラー画像形成装置の性能や価格上の問題が大きいため
に、作成された文章を用紙に印字する出力装置は未だ白
黒印刷機が中心である。
【0003】また、電子写真方式のカラー画像形成装置
も、普通紙印字が可能、中間調再現に優れている、印字
スピードが速い等の利点もあるが、装置が複雑なためメ
ンテナンスに費用がかかり、白黒出力装置の10〜50
倍のコスト高になるため、十分に普及していないのが現
状である。
【0004】このような電子写真方式のカラー出力方法
の概略は次のようになっている。すなわち、原画像を光
学的或いは電気的に色分解し、イエロー、マゼンタ、シ
アンの各色に応じた潜像形成の後、各色に対応した帯電
粉体粒子(トナー)で顕像化している。以上の工程は白
黒機と同様である。白黒機と異なるのは、これら各色を
転写材上に重ねる工程を含んでいることである。
【0005】以下、従来のカラー画像形成装置の概略を
図2に基づいて説明する。図2は特開平6−19331
号公報、特開平6−19332号公報に開示された従来
のカラー画像形成装置の概略構図である。図2におい
て、50は感光ドラム、51は露光手段、52はイエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)
の各色の回転可能な現像機群を備えた現像装置、54は
コロナ放電器、56は転写ドラムであり、この転写ドラ
ム56は誘電体または、抵抗体フィルムから成ってい
る。58はクリーニング手段、60は搬送ベルト、62
は定着器、64は給紙ローラである。
【0006】次に、このカラー画像形成装置の動作を説
明する。カラー原稿をイメージスキャナ(図示せず)で
読みとり、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒の情
報を得る。これらの情報は一時的に図示しないメモリに
保存される。カラー画像の形成は、このようなカラー画
像信号を取り込み、先ず、露光手段51によって感光ド
ラム50にイエローの潜像が形成される。潜像形成動作
は、通常の白黒出力装置と同様である。現像装置52
は、回転してイエロー(Y)現像器を感光ドラム50に
押し当て、潜像をイエロートナーで顕像化していく。転
写ドラム56上には画像形成に同期させて給紙ローラ6
4によって受像紙が供給され静電力で吸着している。感
光ドラム50上のイエロー像は、転写帯電器57により
受像紙上に転写される。転写後の感光ドラム50はクリ
ーニング装置58によって転写残留トナーを除去し、コ
ロナ放電器54によって帯電され、次の潜像形成が行わ
れる。イエロー信号の画像が全て受像紙上に転写する
と、次にマゼンタ(M)の画像形成がイエローと同様に
行われる。マゼンタの画像形成に引き続き、シアン、黒
の画像形成が順次行われる。転写ドラム56上の受像紙
には、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の画像が順次重
ねられ、黒の画像形成が修了すると同時に受像紙は転写
ドラム56から剥がされ、転写ベルト60を通って、定
着器62に至り、定着されてカラー画像を得る。
【0007】上述したカラー画像形成装置では、受像紙
を転写ドラム56に巻き付けてカラー3色と黒の像を形
成するようになっている。このため、受像紙を転写ドラ
ム56に吸着させる、また、剥離するなどのプロセスを
経由するため受像紙通路が複雑となり紙詰まりの原因と
なる。特に静電力を利用する吸着と剥離とは、使用環境
や受像紙の物性状態に左右されるため安定性を欠き信頼
性を損なう。
【0008】また、この装置では、受像紙に感光ドラム
50から直接転写を行うので、画像の劣化が最小限にで
きるという利点を有するが、前述した受像紙の保持が複
雑で、メンテナンスサイクルを高めコストアップとなっ
ており、このことが、カラー出力装置が普及しない原因
の一つとなっていた。
【0009】そこで、このような問題を解決するため
に、従来から、次のようなカラー画像形成装置が提案さ
れている。すなわち、自転する像担持体と、当該像担持
体に静電プロセスにより各色のトナー像を形成するトナ
ー像形成手段とを像担持体の回りに環状に配置し、ま
ず、これらトナー像形成手段のうちの一つを像担持体に
押し付けトナー像を形成する。
【0010】そして、トナー像転写用電圧が印加された
中間転写ベルトを、一端が像担持体に接した状態で無端
搬送することで、像担持体上のトナー像を中間転写ベル
トに転写する。さらに、2色目以降のトナー像形成は、
1色目とは異なるトナー像形成手段を像担持体に押し付
け、1色目と同様、像担持体にトナー像を形成した後、
トナー像を中間転写ベルトに重ねて転写する。このよう
な重ね転写を繰り返すことで、中間転写ベルトに各色の
トナー像を重ね配置したのち、中間転写ベルトに受像紙
を押しつけることで、前記中間転写ベルト上に重ね合わ
せ状態に保持されたトナー像を受像紙に再転写する。
【0011】このように構成することにより、受像紙の
供給通路の構成が簡単になり、その分、受像紙供給の信
頼性が高まってメンテナンスサイクルが拡がり、ランニ
ングコスト低下させるという効果がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに改良されたカラー画像形成装置にも、次のようにな
問題があった。すなわち、トナー画像を直接、受像紙に
転写するのではなく、一旦、中間転写ベルトに転写した
のち、再度中間転写ベルトから受像紙に転写しており、
計2回の転写工程を踏むという構成上、直接受像紙に転
写する第1の従来例に比べて画質が低下するのを避けら
れないという問題があった。
【0013】また、トナー画像を中間転写ベルトから受
像紙に転写したのち、中間転写ベルトに残留するトナー
は、中間転写ベルトに当接するスキージによってそぎ取
られるようになっているが、このような構成では、残留
トナーの除去が十分とはいえず、そのために、残留した
トナーにより、さらに画質が低下していた。
【0014】本発明は、上記のような課題に鑑み、受像
紙供給通路が簡素化できるという中間転写ベルトを用い
たカラー画像形成装置の利点を踏襲しつつ、画像劣化を
最小限に抑えることのできるカラー画像形成装置の提供
を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の第1の発明は、並列配置され、かつ自転す
る像担持体それぞれに、各色のトナー像を静電プロセス
により形成したのち、トナー像転写用電圧が印加された
抵抗体からなりかつ前記像担持体に接した状態で無端搬
送される中間転写ベルトを前記像担持体に対して相対移
動させることで、各像担持体上のトナー像を中間転写ベ
ルト上に転写して順次重ね合わせた後、当該中間転写ベ
ルト上のトナー像を受像紙に一括転写するカラー画像形
成方法において、前記中間転写ベルトと前記像担持体と
の接触部より中間転写ベルト搬送方向下流側において、
当該中間転写ベルトに前記トナー像転写用電圧を印加す
ることに特徴を有している。
【0016】第2の発明は、自転する像担持体と、当該
像担持体に静電プロセスにより各色のトナー像を形成す
るトナー像形成手段とを備えて構成された像形成ユニッ
トを、回転中心回りに環状に並列配置してなる像形成ユ
ニット群と、抵抗体からなり、前記像形成ユニット群に
その一端が接した状態で無端搬送される中間転写ベルト
と、前記中間転写ベルトに、トナー像転写用電圧を印加
する電極と、トナー像が前記中間転写ベルトに転写され
る毎に前記像形成ユニット群を前記回転中心回りに回転
移動させることで、前記中間転写ベルトに接する像担持
体を変更させる移動手段と、前記中間転写ベルトに受像
紙を押しつけることで、前記中間転写ベルト上に重ね合
わせ状態に保持されたトナー像を受像紙に再転写する導
電性の転写ローラとを具備し、前記中間転写ベルトに前
記トナー転写用電圧を印加する電極を、当該中間転写ベ
ルトの像担持体接触位置より中間転写ベルト搬送方向下
流側に配置したことに特徴を有している。
【0017】第3の発明は自転する像担持体と、当該像
担持体に静電プロセスにより各色のトナー像を形成する
トナー像形成手段とを備えて構成された像形成ユニット
を、回転中心回りに環状に並列配置してなる像形成ユニ
ット群と、抵抗体からなり、無端搬送される中間転写ベ
ルトと、前記中間転写ベルトの一端を前記像担持体に押
しつける押圧ローラと、前記中間転写ベルトにトナー像
転写用電圧を印加する電極と、前記押圧ローラの配設位
置を変動させて、前記中間転写ベルトを前記像担持体に
対して離着させる離着手段と、前記担持体のトナー像が
前記中間転写ベルトに転写される毎に前記像形成ユニッ
ト群を前記回転中心回りに回転移動させることで、前記
中間転写ベルトに接する前記像担持体を変更させる移動
手段と、前記中間転写ベルトに受像紙を押しつけること
で、前記中間転写ベルト上に重ね合わせ状態に保持され
たトナー像を受像紙に再転写する導電性の転写ローラと
を備え、前記離着手段は、前記作像ユニット群の回転移
動方向と同方向に沿って、前記中間転写ベルトを前記像
担持体から離間移動させるものであることに特徴を有し
ている。
【0018】第4の発明は、自転する像担持体と、当該
像担持体に静電プロセスにより各色のトナー像を形成す
るトナー像形成手段とを備えて構成された像形成ユニッ
トを、回転中心の回りに環状に並列配置してなる像形成
ユニット群と、抵抗体からなり、無端搬送される中間転
写ベルトと、前記中間転写ベルトの一端を前記像担持体
に押しつける押圧ローラと、前記中間転写ベルトにトナ
ー像転写用電圧を印加する電極と、前記押圧ローラの配
設位置を変動させて、前記中間転写ベルトを前記像担持
体に対して離着させる離着手段と、各担持体のトナー像
が前記中間転写ベルトに転写される毎に前記像形成ユニ
ット群を前記回転中心の回りに回転移動させることで、
前記中間転写ベルトに接する前記像担持体を変更させる
移動手段と、前記中間転写ベルトに受像紙を押しつける
ことで、前記中間転写ベルト上に重ね合わせ状態に保持
されたトナー像を受像紙に再転写する導電性の転写ロー
ラと、前記再転写動作を終了した中間転写ベルトに、ト
ナー除去電圧を印加する除去電極とを備え、前記除去電
極は、前記中間転写ベルトが前記像担持体から離間した
状態で前記中間転写ベルトに接触するものであることに
特徴を有している。
【0019】第5の発明は、自転れた像担持体と、当該
像担持体に静電プロセスにより各色のトナー像を形成す
るトナー像形成手段とを備えて構成された像形成ユニッ
トを、回転中心の回りに環状に並列配置してなる像形成
ユニット群と、抵抗体からなり、無端搬送される中間転
写ベルトと、前記中間転写ベルトの一端を前記像担持体
に押しつける押圧ローラと、前記中間転写ベルトにトナ
ー像転写用電圧を印加する電極と、前記押圧ローラの配
設位置を変動させて、前記中間転写ベルトを前記像担持
体に対して離着させる離着手段と、各担持体のトナー像
が前記中間転写ベルトに転写される毎に前記像形成ユニ
ット群を前記回転中心の回りに回転移動させることで、
前記中間転写ベルトに接する前記像担持体を変更させる
移動手段と、前記中間転写ベルトに受像紙を押しつける
ことで、前記中間転写ベルト上に重ね合わせ状態に保持
されたトナー像を受像紙に再転写する導電性の転写ロー
ラと、前記電極に極性切り替え自在に電圧を供給する電
源と、前記転写ローラに極性切り替え自在に電圧を供給
する転写電源とを備え、前記電源は、前記中間転写ベル
ト上に前記像担持体のトナー像を転写し終えた後、少な
くとも前記中間転写ベルトが一回転搬送される間、前記
トナー像とは同極性の電圧を印加するものであることに
特徴がある。
【0020】第6の発明は、自転する像担持体と、当該
像担持体に静電プロセスにより各色のトナー像を形成す
るトナー像形成手段とを備えて構成された像形成ユニッ
トを、回転中心の回りに環状に並列配置してなる像形成
ユニット群と、抵抗体からなり、無端搬送される中間転
写ベルトと、前記中間転写ベルトの一端を前記像担持体
に押しつける押圧ローラと、前記中間転写ベルトにトナ
ー像転写用電圧を印加する電極と、前記押圧ローラの配
設位置を変動させて、前記中間転写ベルトを前記像担持
体に対して離着させる離着手段と、各担持体のトナー像
が前記中間転写ベルトに転写される毎に前記像形成ユニ
ット群を前記回転中心の回りに回転移動させることで、
前記中間転写ベルトに接する前記像担持体を変更させる
移動手段と、前記中間転写ベルトに受像紙を押しつける
ことで、前記中間転写ベルト上に重ね合わせ状態に保持
されたトナー像を受像紙に再転写する導電性の転写ロー
ラと、前記電極に極性切り替え自在に電圧を供給する電
源と、前記転写ローラに極性切り替え自在に電圧を供給
する転写電源とを備え、前記転写ローラは、前記押圧ロ
ーラに対して少なくとも画像一枚分以上の離間距離を空
けて配設されており、かつ、前記電源と前記転写電源と
は、それぞれ互いに異極性の電圧を前記電極ないし前記
転写ローラに供給するものであることに特徴を有してい
る。
【0021】第7の発明は、自転する像担持体と、当該
像担持体に静電プロセスにより各色のトナー像を形成す
るトナー像形成手段とを備えて構成された像形成ユニッ
トを、回転中心の回りに環状に並列配置してなる像形成
ユニット群と、抵抗体からなり、無端搬送される中間転
写ベルトと、前記中間転写ベルトの一端を前記像担持体
に押しつける押圧ローラと、前記中間転写ベルトにトナ
ー像転写用電圧を印加する電極と、前記押圧ローラの配
設位置を変動させて、前記中間転写ベルトを前記像担持
体に対して離着させる離着手段と、各担持体のトナー像
が前記中間転写ベルトに転写される毎に前記像形成ユニ
ット群を前記回転中心の回りに回転移動させることで、
前記中間転写ベルトに接する前記像担持体を変更させる
移動手段と、前記中間転写ベルトに受像紙を押しつける
ことで、前記中間転写ベルト上に重ね合わせ状態に保持
されたトナー像を受像紙に再転写する導電性の転写ロー
ラと、前記電極に極性切り替え自在に電圧を供給する電
源と、前記転写ローラに極性切り替え自在に電圧を供給
する転写電源とを備え、前記転写ローラの電気抵抗は前
記中間転写ベルトの電気抵抗より高いことに特徴を有し
ている。
【0022】
【作用】カラー画像形成装置の受像紙通路を簡略化する
ために、各色に対応する画像を中間転写ベルト上に一時
的に保持し受像紙に一括転写する。この一括転写方式に
よって従来の白黒画像形成装置と同等の受像紙搬送経路
を実現できる。
【0023】像担持体上のトナー像を中間転写ベルトへ
転写する工程は、抵抗体である中間転写ベルトに直接電
圧を印加して行う。このような構成では、通常、レーザ
ー書き込みで有利な反転現像方式を用いる。したがっ
て、像担持体と帯電したトナーとはその極性が同じであ
り、転写にはトナーと逆の極性の電圧を印加する。その
ため、中間転写ベルトと像担持体とが近接する領域では
放電が発生し易すく画像乱れの原因となる。そこで、第
1、第2の発明では、中間転写ベルトと像担持体との近
接領域ではあまり電圧がかからないように、両者の接触
位置より中間転写ベルト搬送下流側において中間転写ベ
ルトに電圧を印加するようにした。これにより近接部で
はトナーの転移が殆ど生じず像乱れが無くなる。
【0024】また、像形成ユニットはトナー色の交換の
ため回転移動する。この時、中間転写ベルトは像形成ユ
ニットから離れなければならないが、第3の発明では、
この離間動作と作像ユニットとの移動方向が同じである
ので、その動きが滑らかになり画像乱れも発生しにく
い。また、逆に接触動作時は像形成ユニットと中間転写
ベルトの動きは反対方向となり両者の接触位置の位置決
めが成されやすい。
【0025】中間転写ベルト上には受像紙に転写されず
にトナーが残ることがある。第4の発明では、このよう
な残留トナーは、除去電極を中間転写ベルトに接触させ
ることでクリーニングしている。したがって、このよう
な構成では、中間転写ベルト上にトナー像を重ねている
間は除去電極は中間転写ベルトから離れていなければな
らない。しかしながら、上述したように、像形成ユニッ
トを回転させる本発明の構成では、像形成ユニットの回
転に伴って、中間転写ベルトは自ずと中間転写ベルトか
ら離間するようになっている。そのため、この動きを利
用することによって、除去電極の移動動作は必要最小限
でよくなり、その分だけ、除去電極の離着動作がシンプ
ルとなり画像乱れを起こしにくくなる。
【0026】中間転写ベルト上に4色のトナー像を重ね
た後、受像紙に一括転写するが、一括転写後、中間転写
ベルト上に若干のトナーが残留することは先に述べた。
これを前述した第4の発明のように、専用の除去手段に
よってクリーニングしても良いが、第5の発明のよう
に、中間転写ベルトにトナーと同極性の電圧を印加する
ことで、その静電力を利用して、残留トナーを像担持体
に戻しても良い。この場合、中間転写ベルト上に全ての
像を重ね終えてから少なくとも中間転写ベルトが一周す
る間、中間転写ベルトにトナーと同極性の電圧を印加す
れば十分である。
【0027】そして、この動作に引き続き専用の除去手
段(前記した除去電極)によってクリーニングすれば、
ほぼ完全に中間転写ベルト上のトナーは除去でき、画像
にノイズとして残ることもない。
【0028】また、第6の発明では、中間転写ベルトに
電極から電圧を印加して像担持体からトナー画像を転写
したのち、さらには、中間転写ベルト上のトナー像は受
像紙の背後から電圧印加された転写ローラによって形成
される電界に引かれ受像紙上に再転写されるようにな
る。この時、同時に、電源から電極に供給される電圧の
極性を反転させ、中間転写ベルトにトナーの極性と同極
性電圧を印加すると、中間転写ベルト上のトナーには、
中間転写ベルトからトナーを電気的に放す斥力と、受像
紙の背後からトナーを引きつける引力が同時に働き効率
よく転写が完了することになる。特に、中間転写ベルト
には4色のカラー画像が重ねられておりトナー層も厚い
ため、本発明の斥力と引力を同時に働かせる方式は有効
である。
【0029】また、当然のことであるが、像担持体から
中間転写ベルトにトナー像を転写しているときは、トナ
ーと逆極性の電圧を電極から中間転写ベルトに印加する
ので、像担持体と中間転写ベルトとの接触点から中間転
写ベルトと受像紙との接触点までは少なくとも画像一枚
分、例えば、A4の縦であれば約300mmの長さを取
る必要がある。
【0030】さらには、像担持体と中間転写ベルトとの
接触点から中間転写ベルトと受像紙との接触点までの長
さが画像一枚分とれない場合であっても、受像紙へカラ
ー像を形成することはできる。この場合、シーケンスを
工夫すれば、出力枚数に制限ができるものの、像担持体
から中間転写ベルトへの転写と中間転写ベルトから受像
紙への転写とが同時に進行するのを回避できる。しかし
ながら、中間転写ベルトの幅より狭幅の受像紙を用いる
と、受像紙転写作業中に、受像紙からはみ出した中間転
写ベルトの両端から転写ローラに直接電流が漏れ、転写
不良などの不具合が発生し画像の品位を低下させる可能
性がある。そこで、第7の発明を採用すれば、中間転写
ベルトの幅より狭幅の受像紙であっても、転写ローラの
抵抗が中間転写ベルトの抵抗よりも高いために、中間転
写ベルトから転写ローラに直接電流が漏れることはな
い。
【0031】
【実施例】
第一の実施例 図1は本発明の第一の実施例におけるカラー画像形成装
置の構成概略図である。図1で10は像形成ユニット
で、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色があり、そ
れぞれに像担持体12(φ30mm)、帯電ローラ1
4、現像器16、クリーニングブレード17を備えてい
る。像形成ユニット10は自転する像担持体12と現像
器16を組み合わせた現像部と、帯電ローラ14および
クリーニングブレード17を組み合わせたトナー回収部
との二つのブロックからなる。4色の像形成ユニット1
0は回転中心の回りに環状に配設されて像形成ユニット
群を構成しており、この像形成ユニット群はユニット回
転装置18によって回転中心回りを回転できる構成とな
っている。像形成ユニット群は、反時計方向に移動させ
ると、作像位置で現像部が下部に、また、トナー回収部
は上部に位置する。20は露光手段で、作像ユニット1
0の現像部とトナー回収部間の略平行なスリットを通
し、回転中心近傍にある反射ミラー21を介して像形成
ユニット10の内、一つのユニットに露光できるように
配置されている。反射ミラー21は、像形成ユニット1
0の回転に伴って回転はしない。なお、本実施例では、
現像器16と露光手段20と反射ミラー21とによりト
ナー像形成手段が構成されている。
【0032】19は中間転写ベルトであり、A4版の一
枚分の画像が少なくとも保持できるように直径はφ12
0mmであり、その全長はほぼ377mmとなってい
る。中間転写ベルト19は絶縁性樹脂中に導電性のフィ
ラーを混錬して押し出し機にてフィルム化して用いる。
本実施例では、絶縁性樹脂としてポリカーボネート樹脂
(例えば、三菱ガス化学製ユーピロンZ300)95部
に、導電性カーボン(例えば、ケッチェンブラック)5
部を加えフィルム化したものを用いている。フィルムの
厚みは約350μmである。樹脂中には酸化防止剤、分
散助剤、離型部材等を混ぜ合わせてもよい。このフィル
ムの電気抵抗は約107〜108Ω・cmである。ま
た、表面粗さは10点平均粗さで約8〜10μmであ
る。表面粗さは、用いるトナーの粒径と近似の値以下に
抑えた方が望ましい。これは中間転写ベルト19からト
ナーをクリーニングすることを考慮するためである。
【0033】また、中間転写ベルト19の電気抵抗は1
05〜1011Ω・cmの範囲が有効である。これは次
のような理由によっている。すなわち、105Ω・cm
を下回ると像担持体や、後述する受像紙転写に用いる転
写ローラ28への放電が起こる。一方、1011Ω・c
mを越えると、中間転写ベルト19を構成する導電部の
樹脂比率が高まり印加電圧が高くなる、環境変動が大き
くなる等の不都合が生じる。
【0034】中間転写ベルト19は前述した構成のみが
有効ではなく、例えば、絶縁性の基材上に導電層を塗布
したものでも良い。この場合、絶縁性の基板としてはポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド、ポ
リアミド、ポリウレタン等が用いられる。導電層は、前
述したように絶縁性の樹脂中に導電性フィラーを分散さ
せ、スプレーや浸漬塗布によって設ける。中間転写ベル
ト19は押圧ローラ24と架張ローラ26と駆動ローラ
27によって架張されている。押圧ローラ24は、φ1
0mmの金属シャフト上に、導電性の発泡スポンジを付
け外径φ19mmとしている。発泡スポンジの硬度はJ
IS A規格で30゜以下である。発泡スポンジ層は、
ウレタンなどの材料から形成される。押圧ローラ24
は、像形成ユニット10の移動中には離着装置25によ
って像形成ユニット10の像担持体12から離着される
ようになっている。28は、中間転写ベルト19上のト
ナー像を受像紙36に転写する転写ローラである。転写
ローラ28は、φ10mmの金属シャフト上にポリウレ
タンゴムにリチウム塩等の導電性材料を含ませ発泡させ
たものから構成されている。また、転写ローラ28は、
外径はφ19mm、硬度JIS Aで30゜以下てあ
り、さらには、その電気抵抗は約109Ω・cmであ
り、中間転写ベルト19の固有抵抗値よりも大きくして
いる。また、中間転写ベルト19の大きさを、前記した
ように、直径120mm、全長ほぼ377mmにしてい
るので、A4版の画像を中間転写ベルト19を介して受
像紙36に転写する場合であっても、像担持体12から
中間転写ベルト19への転写動作と中間転写ベルト19
から受像紙36への転写動作が同時に行うことができ
る。
【0035】また、中間転写ベルト19の幅より狭幅の
受像紙36を用いる場合であっても、中間転写ベルト1
9の固有抵抗値より転写ローラ28の固有抵抗値が大き
いために、中間転写ベルト19から転写ローラ28への
リークが生じず適正な電圧印加がなされ良好な転写が行
われる。
【0036】像担持体12からトナー像を中間転写ベル
ト19上に転写している間は、転写ローラ28には、ト
ナーと同極性の電圧が転写電源30から印加されるよう
になっている。一方、中間転写ベルト19から受像紙3
6に転写している間は、転写ローラ28にトナーと逆極
性の電圧が転写電源30から印加されるようになってい
る。なお、機械的に受像紙36に転写しないときには、
中間転写ベルト19から転写ローラ28を離間させるよ
うに構成してもよい。
【0037】31は中間転写ベルト19に電圧印加する
ための電極であり、本実施例ではφ10mmのステンレ
ス棒を用い、中間転写ベルト19の移動に伴い従動回転
するようになっている。中間転写ベルト19への給電位
置は、像担持体12と中間転写ベルト19との接触位置
から、中間転写ベルト19が搬送される方向、下流側、
つまり、転写ニップを過ぎたところになっている。中間
転写ベルト19は前述したように抵抗体から構成されて
いるので、下流側から転写すると転写ニップの上流側の
電圧は低くなり前飛び現象、すなわち、転写ニップより
上流側の受像紙36にトナーが飛来して、画像乱れの原
因となる現象を回避できる。なお、電極31は離着装置
25の動作中は中間転写ベルト19に従動回動するよう
になっている。
【0038】32は中間転写ベルト19に印加するため
の中間転写電源である。この中間転写電源32はトナー
と同、逆の極性の電圧印加が可能な極性反転可能電源で
ある。34は中間転写ベルト19上に残留するトナーを
除去するためのクリーニング装置である。クリーニング
装置34は、離着装置25の動作によって中間転写ベル
ト19に接触したり、離れたりすることができる電極ロ
ーラ34A(この電極ローラ34Aが、請求項4に記載
された除去電極に相当している)を備えている。電極ロ
ーラ34Aの接触動作は像形成ユニット10が回転移動
中に行われるようになっている。電極ローラ34Aは、
金属シャフト上に導電性発泡スポンジを設けた構成にな
っており、中間転写ベルト19に接触させてトナーの帯
電極性とは逆極性の電圧を印加することで中間転写ベル
ト19上のトナーを除去するようになっている。除去さ
れたトナーはスクレーパー34Bでかき落とされてクリ
ーニング装置34内のトナー溜め34Cに回収されるよ
うになっている。なお、像形成ユニット10の色交換時
においても、中間転写ベルト19はクリーニング装置3
4に接触するようになっている。そのため、像形成ユニ
ット10の色交換時においては、色重ね途中である中間
転写ベルト19上のトナーを回収しないように、トナー
と同極性の電圧を中間転写電源32から印加するように
なっている。なお、機械構成上、クリーニング装置34
の電極ローラ34Aと像担持体12との双方に接触しな
い中間位置に中間転写ベルト19を保持しても、色重ね
途中でのトナーの回収を回避することができる。
【0039】38は給紙ローラであり、受像紙36をカ
ッセトトレイTから一枚ずつ装置内に搬入するようにな
っている。40は手差し給紙ローラであり、この手差し
給紙ローラ40はカセットトレイTににセットされてい
ない用紙を給紙するためのローラである。42はタイミ
ングローラであり、このタイミングローラ42は金属ロ
ーラ43と対向して配置されており、給紙された受像紙
36を画像信号に合わせて転写部位に送り出すようにな
っている。金属ローラ43には図示はしないが、紙粉と
りスクレーパが取り付けられている。46は転写の終了
した受像紙36上のトナー像を固着させる定着装置であ
る。この定着装置46での定着工程を経た受像紙36は
機械外に排出されるようになっている。
【0040】なお、各像形成ユニット10の像担持体1
2は33mm/sのスピードで自転している。また、中
間転写ベルト19は、像担持体12に対して約マイナス
1〜5%の速度差でもって搬送されるのが適当である。
さらには、転写ローラ28は中間転写ベルト19に対し
て上述と同等の速度差、すなわち、約マイナス1〜5%
の速度差でもって回転するのが適当である。
【0041】本実施例では、中間転写ベルト19、押圧
ローラ24、架張ローラ26、駆動ローラ27、電極3
1、およびクリーニング装置34を一体のユニットU1
としている。このように構成すれば、クリーニング装置
34の電極ローラ34Aと中間転写ベルト19とが接触
状態を維持したままで、当該ユニットU1の交換作業を
行える。そのため、交換作業中において、クリーニング
装置34に回収したトナーが周囲に散乱するのを防止で
きる。
【0042】さらには、このようなユニット構成を採用
する場合、図1のように架張ローラ26と駆動ローラ2
7との離間間隔h1より、接触状態の押圧ローラ24と
クリーニング装置34とを併せた幅h2が小さくなるよ
うに構成する一方、手差しローラ40、タイミングロー
ラ42、金属ローラ43、転写ローラ28、および定着
装置46をユニットU2として構成し、このユニットU
2をカラー画像形成装置の開閉蓋Kにまとめて取り付け
ると、前述したユニットU1を容易に開閉蓋Kの開口部
から外部に引き出すことができ、メンテナンス性が極め
て良好となる。
【0043】次にこのカラー画像形成装置によって、カ
ラー画像を印字するプロセスを説明する。カラー画像を
印字する場合は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、黒(BK)の順で作像される。すなわち、
先ず、イエローの画像信号が送られてくると、像形成ユ
ニット10が回転して、イエローの像形成ユニット10
が中間転写ベルト19に水平位置で接触するまで回転す
る。中間転写ベルト19はイエローの像形成ユニット1
0が作像位置に移動することに同期して像担持体12と
接触する。露光装置20からは、イエローの画像信号に
応じたレーザー光が発せられ、通常の白黒プリンターと
同様に、帯電、潜像形成、現像工程を経て、顕像化され
る。本実施例では、像担持体12は負帯電、トナーも負
帯電の反転現像方式を用いた。
【0044】イエローのトナー画像は、中間転写用電源
32によって電極31を介して電圧印加された中間転写
ベルト19上に転写される。この時の印加電圧は+50
0Vである。像担持体12上に残留したトナーはクリー
ニングブレード17によって除去され、再度、顕像化プ
ロセスに供せられる。一画面の画像形成が終了すると、
中間転写ベルト19は、離着装置25によって一旦イエ
ローの像形成ユニット10から離れクリーニング装置3
4に接触する。この時、クリーニング装置34の電極ロ
ーラ34Aにはトナーと同極性電圧が印加されており、
クリーニング装置34に中間転写ベルト19上のトナー
像が回収されることはない。この中間転写ベルト19の
離着動作と同時に、像形成ユニット10は回転して、次
のマゼンタの像形成ユニット10が中間転写ベルト19
と接触できる位置まで移動してくる。マゼンタの像形成
ユニット10の移動が終了すると、離着装置25が先程
とは逆の動作をするので、中間転写ベルト19はマゼン
タの像形成ユニット10の像担持体12と再び接触す
る。そして、イエローの画像形成と同様のプロセスを経
てマゼンタのトナー像が形成される。このとき、中間転
写ベルト19には、中間転写ベルト用電源30から約+
600Vの電圧が印加されており、先程のイエローのト
ナー像が転写されている上にマゼンタのトナー像が転写
される。このように、中間転写ベルト19にはイエロー
の転写時よりも約100V高い+600Vの電圧が印加
されているので、マゼンタの像形成ユニット10の像担
持体12に先に転写したイエロートナーが逆転写するこ
とはない。
【0045】同様に、シアン像を+700V、黒像を+
800Vの電圧といったように、前工程より100Vづ
つ高い電圧を中間転写ベルト19に印加しながら4色重
なった画像を中間転写ベルト19上に形成する。この4
色のトナー像の作成中は転写ローラ28は中間転写ベル
ト19に接触したままであるが、転写電源30によって
トナーと同極性の約−1000Vが印加されているの
で、転写ローラ28に中間転写ベルト19上のトナー像
が転写することはない。
【0046】4色目の黒像が中間転写ベルト19上に形
成されはじめると、画像先端にタイミングを合わせて、
給紙ローラ38または手差し給紙ローラ40から受像紙
36が給紙され、タイミングローラ42、金属ローラ4
3の間でタイミングを調整した後、受給紙36が転写ロ
ーラ28と中間転写ベルト19との間に供給される。こ
のとき、転写ローラ28に印加される電圧は、画像先端
部に位置を合わせてその極性が+1000Vに切り換え
られ、この状態で、受像紙36に中間転写ベルト19上
の4色重なったトナー像が転写される。
【0047】4色重なった画像の最後端部が黒色の作像
ユニット10の像担持体12から中間転写ベルト19に
転写されると、中間転写電源32の電圧は+800Vか
ら−1000Vに切り替わり、このトナーと同極性の電
圧が、少なくとも中間転写電源32の切り替わった時点
から中間転写ベルト19が一周する間、印加されること
により、その静電力で、中間転写ベルト19上に受像紙
36に転写されずに残留するトナーを像担持体12に戻
す。
【0048】このような一連の動作が終了した後、像形
成ユニット10の色交換時に、中間転写ベルト19はク
リーニング装置34に接触するように離着装置25が動
作する。この時点では中間転写ベルト19上に残留トナ
ーしかないため、クリーニング装置34の電極ローラ3
4Aにはトナーと逆極性の電圧が印加され、これによっ
て残留トナーの回収動作が行われる。このようなクリー
ニング作業は、前述したと同様、中間転写ベルト19が
少なくとも一周以上回転する間行われる。動作終了後、
中間転写ベルト19は離着装置25によって再びイエロ
ーの作像ユニット10に接触させられ、新たな画像形成
が行われる。
【0049】転写電源30から転写ローラ28に与える
転写電圧は、受像紙36の状態によって変動させて最適
な転写が得られるようにしても良い。すなわち、例え
ば、高温高湿環境下では電圧を低くし、また、低温低湿
環境下では電圧を高くすることで転写ローラ28の抵抗
層の抵抗変動を吸収し、最適な転写を行えるようにす
る。同様に、像形成ユニット10の像担持体12から、
中間転写ベルト19にトナー像を転写する際における中
間転写ベルト19への印加電圧を環境に適応して調整し
ても良い。
【0050】最後に、受像紙36への転写工程を終了
し、受像紙36は定着装置46の熱ローラ46A,46
B間を通過して、トナー像は定着され機外に排出され
る。このようにして得られるカラー画像は、トナーの飛
び散りもなく良好なものとなる。 第二の実施例 このカラー画像形成装置は、図1で示した第一の実施例
のカラー画像形成装置の構成および動作と殆ど同じ構成
および動作を有している。ただ、中間転写ベルト19の
直径をφ200mm、周長ほぼ628mmとしている。
これは、押圧ローラ4と転写ローラ28との間の長さを
A4画像一枚分確保するためである。他のサイズの画像
一枚分を確保する場合うには中間転写ベルト19の周長
を調整すれば良い。このように中間転写ベルト19の周
長を長くとると像担持体12から中間転写ベルト19へ
の転写が終了すると同時に転写ローラ28の極性を切り
換えることができる。すなわち、図1の例のようにトナ
ーの極性を負とすると、中間転写ベルト19に転写する
際に、中間転写電源30から電極31を介して中間転写
ベルト19に正極性の電圧を印加する。この時、中間転
写ベルト19に接触する転写ローラ28には転写電源3
0から負の電圧を印加して転写ローラ28へのトナー付
着を防止する。そして、像担持体12上の像全体の転写
が終了すると、今度は中間転写ベルト19にトナーと同
じ負極性の電圧を電極31を介して中間転写電源32か
ら印加し、転写ローラ28には逆の正極性の電圧を転写
電源30から印加する。そして、タイミングをとって受
像紙36を供給すると、受像紙36には背後からトナー
を引きつける電気力と表面から中間転写ベルト19から
トナーに対して斥力を働かせ効率よく転写が行われる。
このような構成の中間転写ベルト19上には4色のトナ
ーを重ねるためにトナー層厚も大きくなる。そのため、
本実施例の構成は転写効率を高めることに有効である。
【0051】
【発明の効果】第1、第2の発明によれば、中間転写ベ
ルトと像担持体との近接領域ではあまり電圧がかからな
いよう、両者の接触位置より中間転写ベルト搬送下流側
において中間転写ベルトに電圧を印加しているので、中
間転写ベルトと像担持体との近接部ではトナーの転移が
殆ど生じず像乱れが無くなり、その分、高画質となる。
【0052】このようなカラー画像形成装置では、像形
成ユニットはトナー色の交換のため回転移動し、この
時、中間転写ベルトは像形成ユニットから離れなければ
ならない。第3の発明によれば、この離着動作と像形成
ユニットとの移動方向が同じであるので、その動きが滑
らかになり画像乱れも発生しにくく、その分、さらに、
高画質となる。
【0053】また、このようなカラー画像形成装置で
は、中間転写ベルト上には受像紙に転写されずにトナー
が残ることがある。第4の発明によれば、このような残
留トナーは、除去電極を中間転写ベルトに接触させるこ
とでクリーニングするうえ、像形成ユニットを回転させ
る本発明の構成では、像形成ユニットの回転に伴って、
中間転写ベルトは自ずと中間転写ベルトから離間するよ
うになっている。そのため、この動きを利用することに
よって、除去電極の移動動作を必要最小限にでき、した
がって、除去電極の離着動作がシンプルとなり画像乱れ
を起こしにくくなって、その分、高画質となる。
【0054】第5の発明によれば、中間転写ベルトにト
ナーと同極性の電圧を印加して、その静電力で、残留ト
ナーを担持体に戻すことで、残留トナーのクリーニング
が行える。この場合、中間転写ベルト上に全ての像を重
ね終えてから少なくとも中間転写ベルトが一周する間、
中間転写ベルトにトナーと同極性の電圧を印加すれば十
分である。
【0055】第6の発明によれば、中間転写ベルトに電
極から電圧を印加して像担持体からトナー画像を転写し
たのち、さらには、中間転写ベルト上のトナー像は受像
紙の背後から電圧印加された転写ローラによって形成さ
れる電界に引かれ受像紙上に再転写されるようになる。
この時、同時に、電源から電極に供給される電圧の極性
を反転させ、中間転写ベルトにトナーの極性と同極性電
圧を印加すると、中間転写ベルト上のトナーには、中間
転写ベルトからトナーを電気的に放す斥力と、受像紙の
背後からトナーを引きつける引力が同時に働き効率よ
く、かつ確実に転写が行え、その分、画像の乱れが減少
して高画質となる。
【0056】また、当然のことであるが、像担持体から
中間転写ベルトにトナー像を転写しているときは、トナ
ーと逆極性の電圧を電極から中間転写ベルトに印加する
ので、像担持体と中間転写ベルトとの接触点から中間転
写ベルトと受像紙との接触点までは少なくとも画像一枚
分、例えば、A4の縦であれば約300mmの長さを取
る必要がある。
【0057】第7の発明によれば、中間転写ベルトの幅
より狭幅の受像紙であっても、転写ローラの抵抗が中間
転写ベルトの抵抗よりも高いために、中間転写ベルトか
ら転写ローラに直接電流が漏れることはなく、このよう
な漏洩電流により、転写不良などの不具合が発生し画像
の品位を低下させるといった不都合を未然に防止するこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例におけるカラー画像形成装置
の構成概略図である。
【図2】従来のカラー画像形成装置の構成概略図であ
る。
【符号の説明】
10 像形成ユニット 12 像担持体 14 帯電ローラ 16 現像器 17 クリーニングブレード 19 中間転写ベルト 20 露光手段 24 押圧ローラ 25 離着装置 28 転写ローラ 30 転写電源 31 電極 32 中間転写電源 34 クリーニング装置 36 受像紙 38 給紙ローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列配置され、かつ自転する像担持体そ
    れぞれに、各色のトナー像を静電プロセスにより形成し
    たのち、 トナー像転写用電圧が印加された抵抗体からなりかつ前
    記像担持体に接した状態で無端搬送される中間転写ベル
    トを前記像担持体に対して相対移動させることで、各像
    担持体上のトナー像を中間転写ベルト上に転写して順次
    重ね合わせた後、当該中間転写ベルト上のトナー像を受
    像紙に一括転写するカラー画像形成方法であって、 前記中間転写ベルトと前記像担持体との接触部より中間
    転写ベルト搬送方向下流側において、当該中間転写ベル
    トに前記トナー像転写用電圧を印加することを特徴とす
    るカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】 自転する像担持体と、当該像担持体に静
    電プロセスにより各色のトナー像を形成するトナー像形
    成手段とを備えて構成された像形成ユニットを、回転中
    心回りに環状に並列配置してなる像形成ユニット群と、 抵抗体からなり、前記像形成ユニット群にその一端が接
    した状態で無端搬送される中間転写ベルトと、 前記中間転写ベルトに、トナー像転写用電圧を印加する
    電極と、 トナー像が前記中間転写ベルトに転写される毎に前記像
    形成ユニット群を前記回転中心回りに回転移動させるこ
    とで、前記中間転写ベルトに接する像担持体を変更させ
    る移動手段と、 前記中間転写ベルトに受像紙を押しつけることで、前記
    中間転写ベルト上に重ね合わせ状態に保持されたトナー
    像を受像紙に再転写する導電性の転写ローラとを具備
    し、 前記中間転写ベルトに前記トナー転写用電圧を印加する
    電極を、当該中間転写ベルトの像担持体接触位置より中
    間転写ベルト搬送方向下流側に配置したことを特徴とす
    るカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 自転する像担持体と、当該像担持体に静
    電プロセスにより各色のトナー像を形成するトナー像形
    成手段とを備えて構成された像形成ユニットを、回転中
    心回りに環状に並列配置してなる像形成ユニット群と、 抵抗体からなり、無端搬送される中間転写ベルトと、 前記中間転写ベルトの一端を前記像担持体に押しつける
    押圧ローラと、 前記中間転写ベルトにトナー像転写用電圧を印加する電
    極と、 前記押圧ローラの配設位置を変動させて、前記中間転写
    ベルトを前記像担持体に対して離着させる離着手段と、 前記担持体のトナー像が前記中間転写ベルトに転写され
    る毎に前記像形成ユニット群を前記回転中心回りに回転
    移動させることで、前記中間転写ベルトに接する前記像
    担持体を変更させる移動手段と、 前記中間転写ベルトに受像紙を押しつけることで、前記
    中間転写ベルト上に重ね合わせ状態に保持されたトナー
    像を受像紙に再転写する導電性の転写ローラとを備え、 前記離着手段は、前記作像ユニット群の回転移動方向と
    同方向に沿って、前記中間転写ベルトを前記像担持体か
    ら離間移動させるものであることを特徴とするカラー画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 自転する像担持体と、当該像担持体に静
    電プロセスにより各色のトナー像を形成するトナー像形
    成手段とを備えて構成された像形成ユニットを、回転中
    心の回りに環状に並列配置してなる像形成ユニット群
    と、 抵抗体からなり、無端搬送される中間転写ベルトと、 前記中間転写ベルトの一端を前記像担持体に押しつける
    押圧ローラと、 前記中間転写ベルトにトナー像転写用電圧を印加する電
    極と、 前記押圧ローラの配設位置を変動させて、前記中間転写
    ベルトを前記像担持体に対して離着させる離着手段と、 各担持体のトナー像が前記中間転写ベルトに転写される
    毎に前記像形成ユニット群を前記回転中心の回りに回転
    移動させることで、前記中間転写ベルトに接する前記像
    担持体を変更させる移動手段と、 前記中間転写ベルトに受像紙を押しつけることで、前記
    中間転写ベルト上に重ね合わせ状態に保持されたトナー
    像を受像紙に再転写する導電性の転写ローラと、 前記再転写動作を終了した中間転写ベルトに、トナー除
    去電圧を印加する除去電極とを備え、 前記除去電極は、前記中間転写ベルトが前記像担持体か
    ら離間した状態で前記中間転写ベルトに接触するもので
    あることを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 自転する像担持体と、当該像担持体に静
    電プロセスにより各色のトナー像を形成するトナー像形
    成手段とを備えて構成された像形成ユニットを、回転中
    心の回りに環状に並列配置してなる像形成ユニット群
    と、 抵抗体からなり、無端搬送される中間転写ベルトと、 前記中間転写ベルトの一端を前記像担持体に押しつける
    押圧ローラと、 前記中間転写ベルトにトナー像転写用電圧を印加する電
    極と、 前記押圧ローラの配設位置を変動させて、前記中間転写
    ベルトを前記像担持体に対して離着させる離着手段と、 各担持体のトナー像が前記中間転写ベルトに転写される
    毎に前記像形成ユニット群を前記回転中心の回りに回転
    移動させることで、前記中間転写ベルトに接する前記像
    担持体を変更させる移動手段と、 前記中間転写ベルトに受像紙を押しつけることで、前記
    中間転写ベルト上に重ね合わせ状態に保持されたトナー
    像を受像紙に再転写する導電性の転写ローラと、 前記電極に極性切り替え自在に電圧を供給する電源と、 前記転写ローラに極性切り替え自在に電圧を供給する転
    写電源とを備え、 前記電源は、前記中間転写ベルト上に前記像担持体のト
    ナー像を転写し終えた後、少なくとも前記中間転写ベル
    トが一回転搬送される間、前記トナー像とは同極性の電
    圧を印加するものであることを特徴とするカラー画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 自転する像担持体と、当該像担持体に静
    電プロセスにより各色のトナー像を形成するトナー像形
    成手段とを備えて構成された像形成ユニットを、回転中
    心の回りに環状に並列配置してなる像形成ユニット群
    と、 抵抗体からなり、無端搬送される中間転写ベルトと、 前記中間転写ベルトの一端を前記像担持体に押しつける
    押圧ローラと、 前記中間転写ベルトにトナー像転写用電圧を印加する電
    極と、 前記押圧ローラの配設位置を変動させて、前記中間転写
    ベルトを前記像担持体に対して離着させる離着手段と、 各担持体のトナー像が前記中間転写ベルトに転写される
    毎に前記像形成ユニット群を前記回転中心の回りに回転
    移動させることで、前記中間転写ベルトに接する前記像
    担持体を変更させる移動手段と、 前記中間転写ベルトに受像紙を押しつけることで、前記
    中間転写ベルト上に重ね合わせ状態に保持されたトナー
    像を受像紙に再転写する導電性の転写ローラと、 前記電極に極性切り替え自在に電圧を供給する電源と、 前記転写ローラに極性切り替え自在に電圧を供給する転
    写電源とを備え、 前記転写ローラは、前記押圧ローラに対して少なくとも
    画像一枚分以上の離間距離を空けて配設されており、か
    つ、前記電源と前記転写電源とは、それぞれ互いに異極
    性の電圧を前記電極ないし前記転写ローラに供給するも
    のであることを特徴とするカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 自転する像担持体と、当該像担持体に静
    電プロセスにより各色のトナー像を形成するトナー像形
    成手段とを備えて構成された像形成ユニットを、回転中
    心の回りに環状に並列配置してなる像形成ユニット群
    と、 抵抗体からなり、無端搬送される中間転写ベルトと、 前記中間転写ベルトの一端を前記像担持体に押しつける
    押圧ローラと、 前記中間転写ベルトにトナー像転写用電圧を印加する電
    極と、 前記押圧ローラの配設位置を変動させて、前記中間転写
    ベルトを前記像担持体に対して離着させる離着手段と、 各担持体のトナー像が前記中間転写ベルトに転写される
    毎に前記像形成ユニット群を前記回転中心の回りに回転
    移動させることで、前記中間転写ベルトに接する前記像
    担持体を変更させる移動手段と、 前記中間転写ベルトに受像紙を押しつけることで、前記
    中間転写ベルト上に重ね合わせ状態に保持されたトナー
    像を受像紙に再転写する導電性の転写ローラと、 前記電極に極性切り替え自在に電圧を供給する電源と、 前記転写ローラに極性切り替え自在に電圧を供給する転
    写電源とを備え、 前記転写ローラの電気抵抗は前記中間転写ベルトの電気
    抵抗より高いことを特徴とするカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記中間転写ベルトの抵抗が106〜1
    068Ω・cmであること特徴とする請求項4記載のカ
    ラー画像形成装置。
JP6143193A 1994-06-24 1994-06-24 カラー画像形成方法、およびカラー画像形成装置 Pending JPH086350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6143193A JPH086350A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 カラー画像形成方法、およびカラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6143193A JPH086350A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 カラー画像形成方法、およびカラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH086350A true JPH086350A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15333036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6143193A Pending JPH086350A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 カラー画像形成方法、およびカラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH086350A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003280331A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US6731899B2 (en) 1997-01-31 2004-05-04 Seiko Epson Corporation Intermediate transfer unit
US6856782B2 (en) 1997-01-31 2005-02-15 Seiko Epson Corporation Intermediate transfer unit having a primary and a secondary transfer member
US6907217B2 (en) 2001-12-25 2005-06-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device capable of suppressing distortion in output image

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6731899B2 (en) 1997-01-31 2004-05-04 Seiko Epson Corporation Intermediate transfer unit
US6856782B2 (en) 1997-01-31 2005-02-15 Seiko Epson Corporation Intermediate transfer unit having a primary and a secondary transfer member
US6957032B2 (en) 1997-01-31 2005-10-18 Seiko Epson Corporation Intermediate transfer unit having a primary transfer member and a secondary transfer roller
US7187893B2 (en) 1997-01-31 2007-03-06 Seiko Epson Corporation Image transfer unit having an intermediate transfer belt to which a toner image is applied
US6907217B2 (en) 2001-12-25 2005-06-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device capable of suppressing distortion in output image
JP2003280331A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100782193B1 (ko) 화상 형성 장치
JP2001175092A (ja) 画像形成装置
JPH0990780A (ja) 転写装置
JP2002091185A (ja) 画像形成装置
JP2002139885A (ja) 画像形成装置
US7835655B2 (en) Charger, image forming apparatus, and charge control method
JPH086350A (ja) カラー画像形成方法、およびカラー画像形成装置
JP2008076472A (ja) 画像形成装置
JPH08137183A (ja) カラー画像形成装置
JPH07295325A (ja) カラー画像形成装置
JPS6388582A (ja) 転写装置
JPH07333942A (ja) カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置
JPH09274356A (ja) 両面画像形成方法及びその装置
JP2001042751A (ja) 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JPH0822161A (ja) カラー画像形成装置
JPH09329975A (ja) 画像形成装置
JP3552469B2 (ja) 画像形成装置
JP3669161B2 (ja) 画像形成装置
JPH10268728A (ja) 画像形成装置
JP3877272B2 (ja) 画像形成装置
JPH0815946A (ja) カラー画像形成装置
JPH07295394A (ja) カラー画像形成装置
JPH02163777A (ja) 転写・搬送装置
JP2000221800A (ja) 画像形成装置
JPH10282804A (ja) 画像形成装置