JP2002189335A - 中間転写体クリーニング装置、およびそれを備えるカラー電子写真装置 - Google Patents

中間転写体クリーニング装置、およびそれを備えるカラー電子写真装置

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JP2002189335A
JP2002189335A JP2000389786A JP2000389786A JP2002189335A JP 2002189335 A JP2002189335 A JP 2002189335A JP 2000389786 A JP2000389786 A JP 2000389786A JP 2000389786 A JP2000389786 A JP 2000389786A JP 2002189335 A JP2002189335 A JP 2002189335A
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Sadayuki Iwai
貞之 岩井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンデム型間接転写タイプのカラー電子写真
装置において、混色を生じても、中間転写体上の転写残
トナーのリサイクル使用を可能とする。 【解決手段】 タンデム型画像形成装置20を用いて中
間転写体10上に合成トナー画像を形成し、そのトナー
画像を転写してシートにカラー画像を記録するカラー電
子写真装置に、中間転写体クリーニング装置17を備え
る。そのクリーニング装置には、中間転写体上の転写残
トナーを除去するクリーニング手段90と、その転写残
トナーを、タンデム型画像形成装置におけるブラックの
画像形成手段18BKで用いる現像装置61BKに戻す
トナー戻し手段91を備える。トナー戻し手段には、ク
リーニング手段で除去したトナーを搬送する、スプリン
グコイル等のトナー搬送部材96と、それで搬送するト
ナーを現像装置へと案内する、回収パイプ・回収チュー
ブ等のトナー搬送路形成部材97とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
タやファクシミリ、またはそれらの複合機などのうち、
特に、2成分または1成分現像剤を用い、帯電・書込み
・現像・転写・クリーニング等を繰り返して複数の感光
体上にそれぞれ異なる色のトナー画像を形成し、それら
のトナー画像を順次転写して中間転写体上に合成トナー
画像を形成し、そのトナー画像を転写してシートにカラ
ー画像を記録するカラー電子写真装置に関する。およ
び、そのようなカラー電子写真装置において、中間転写
体上の転写残トナーを除去する中間転写体クリーニング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、電子写真装置では、市場からの要
求にともない、カラー複写機やカラープリンタなど、カ
ラーのものが多くなってきている。
【0003】カラー電子写真装置には、1つの感光体の
まわりに複数色の現像装置を備え、それらの現像装置で
トナーを付着して感光体上に合成トナー画像を形成し、
そのトナー画像を転写してシートにカラー画像を記録す
る、いわゆるリボルバ型のものと、図14に示すよう
に、並べて備える複数の感光体4にそれぞれ個別に現像
装置9を備え、各感光体4上にそれぞれ単色トナー画像
を形成し、それらの単色トナー画像を順次転写してシー
ト2に合成カラー画像を記録する、いわゆるタンデム型
のものとがある。
【0004】ところで、近年、この種の電子写真装置に
あっても、環境問題や省資源の観点から、転写されずに
シートから回収されたトナーを再度現像装置に戻してリ
サイクル使用することが奨励される。しかし、リボルバ
型のものでは、回収トナーが混色を生ずることから、リ
サイクル使用は困難であった。タンデム型のものでは、
混色のおそれはほとんどない。
【0005】ところが、タンデム型電子写真装置では、
感光体4からシート2へと単色トナー画像を順次転写し
ていく際に、すでにシート2上に存在するトナーが逆に
感光体4側へと戻ってしまう逆転写が起き、多少の混色
を生ずる問題はあった。
【0006】また、シート2には、白色度を上げるべ
く、またシート2の酸性度を調整すべく、炭酸カルシウ
ムやタルク(Mg3(Si4010)(OH)2)、カオリン(AlO
・2SiO・2HO)などの紙添加物を添加する。また、
シート2には、紙粉が付着している。
【0007】このような紙粉や紙添加物などの紙付着物
は、元来帯電系列を考慮すると正極に帯電しにくく、ほ
とんどが負極に帯電している。ただし、帯電極性という
ものは接触する相手やまわりの環境に左右されるので、
シート2上に付着する紙付着物はすべてが負極に帯電し
ているわけではない。
【0008】そこで、例えば感光体4上のトナー画像を
シート2に転写させるべくシート2と接触すると、図1
3に示すように、負極に帯電しているトナー1は電気的
な引力を受けてシート2に転写するが、逆にシート2上
に付着していた紙付着物のうち正極に帯電しているもの
3は、トナーと入れ替わるように、感光体4側へと移動
することとなる。
【0009】また、負極に帯電している紙付着物5は、
シート2上にそのまま残るが、帯電量の弱い、中性に近
い紙付着物6は、物理的に一部が感光体4に付着するこ
ととなる。紙添加物は、シート2の特性を維持するため
に欠かせない物質であるが、感光体4に付着するとフィ
ルミングや像流れの原因となる問題があった。
【0010】なお、図13において、符号7は、転写装
置の一例である導電ローラであり、感光体4に対して正
極性バイアスを印加して感光体4上のトナー画像を転写
してシート2に画像を記録するものである。また、図1
4において、符号8は、シート2を搬送するシート搬送
ベルトである。
【0011】このような問題を解決するために、各感光
体上に形成した単色トナー画像を順次転写していったん
中間転写体上に合成トナー画像を形成して後、そのトナ
ー画像を一括転写してシートにカラー画像を記録する、
いわゆるタンデム型間接転写タイプのカラー電子写真装
置が提案されている。
【0012】この方式であれば、感光体にシートが直接
接触しないことから、感光体への逆転写を少なくするこ
とができるとともに、感光体に紙付着物を付着する機会
を大幅に減少し、感光体上の転写残トナーをリサイクル
使用する可能性を大きく高めることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
タンデム型間接転写タイプのカラー電子写真装置では、
中間転写体上の転写残トナーも、多少の紙付着物の混入
はあってもリサイクル使用し、廃トナーを少なくして環
境保護と省資源化を図ることが望まれる。
【0014】しかし、中間転写体上の転写残トナーを回
収すると、混色を生ずる問題があった。また、各感光体
上から中間転写体へと転写を行い、次いで中間転写体か
らシートへと転写を行うから、転写を繰り返すことでト
ナーにストレスが加わり、トナーの極性が変化したりト
ナーが劣化したりする問題があった。このため、中間転
写体上の転写残トナーをリサイクル使用することが非常
に困難であり、これまで中間転写体を用いるものでトナ
ーリサイクルを行うものは存在しなかった。
【0015】そこで、この発明の第1の課題は、タンデ
ム型間接転写タイプのカラー電子写真装置において、混
色を生じても、中間転写体上の転写残トナーのリサイク
ル使用を可能とすることにある。
【0016】この発明の第2の課題は、より簡単な構成
で、中間転写体上の転写残トナーのリサイクル使用を可
能とすることにある。
【0017】この発明の第3の課題は、加えて、トナー
の極性が変化しても、中間転写体上の転写残トナーのリ
サイクル使用を可能とすることにある。
【0018】この発明の第4の課題は、加えて、トナー
の劣化を防ぎ、中間転写体上の転写残トナーのリサイク
ル使用を可能とすることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に係
る発明は、上述した第1の課題を達成すべく、タンデム
型画像形成装置を用いて中間転写体上に合成トナー画像
を形成し、そのトナー画像を転写してシートにカラー画
像を記録するカラー電子写真装置において、それに備え
る中間転写体クリーニング装置にあって、中間転写体上
の転写残トナーを、タンデム型画像形成装置におけるブ
ラックの画像形成手段で用いる現像装置に戻すトナー戻
し手段を備えてなる、ことを特徴とする。
【0020】請求項2に係る発明は、上述した第2の課
題を達成すべく、請求項1に記載の中間転写体クリーニ
ング装置において、中間転写体上の転写残トナーを除去
するクリーニング手段を設けるとともに、トナー戻し手
段として、クリーニング手段で除去したトナーを搬送す
るトナー搬送部材と、そのトナー搬送部材で搬送するト
ナーをブラックの画像形成手段で用いる現像装置へと案
内するトナー搬送路形成部材とを設けてなる、ことを特
徴とする。
【0021】請求項3に係る発明は、上述した第3の課
題を達成すべく、請求項1に記載の中間転写体クリーニ
ング装置において、カラー電子写真装置は、タンデム型
画像形成装置におけるブラックの画像形成手段を他の色
の画像形成手段より中間転写体の搬送方向上流位置に配
置する一方、トナー戻し手段として、中間転写体上の転
写残トナーを、ブラックの画像形成手段で用いる現像装
置により感光体上に付着したトナーと逆極性に揃える帯
電手段を設けてなる、ことを特徴とする。
【0022】請求項4に係る発明は、上述した第3の課
題を達成すべく、請求項1に記載の中間転写体クリーニ
ング装置において、カラー電子写真装置は、タンデム型
画像形成装置におけるブラックの画像形成手段を他の色
の画像形成手段より中間転写体の搬送方向において上流
位置に配置する一方、トナー戻し手段として、ブラック
の画像形成手段で用いる現像装置により感光体上に付着
したトナーと逆極性を印加して中間転写体上の転写残ト
ナーを除去するクリーニング部材を設けてなる、ことを
特徴とする。
【0023】請求項5に係る発明は、上述した第1ない
し3の課題を達成すべく、カラー電子写真装置におい
て、請求項1ないし4のいずれか1に記載の中間転写体
クリーニング装置を備えてなる、ことを特徴とする。
【0024】請求項6に係る発明は、上述した第5の課
題を達成すべく、請求項5に記載のカラー電子写真装置
において、低軟化点物質を含有するトナーを使用してな
る、ことを特徴とする。
【0025】請求項7に係る発明は、上述した第5の課
題を達成すべく、請求項5に記載のカラー電子写真装置
において、円形度が90以上のトナーを使用してなる、
ことを特徴とする。
【0026】請求項8に係る発明は、上述した第5の課
題を達成すべく、請求項5に記載のカラー電子写真装置
において、(トナーの帯電量)/(トナー粒径)の分布
曲線において半値幅が2.2[fC/10μm]以下であ
るトナーを使用してなる、ことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1は、この発明の一
実施の形態を示すもので、タンデム型間接転写タイプの
カラー複写機における全体概略構成図である。
【0028】図中符号100は複写機本体、200はそ
れを載せる給紙テーブル、300は複写機本体100上
に取り付けるスキャナ、400はさらにその上に取り付
ける原稿自動搬送装置(ADF)である。
【0029】複写機本体100には、中央に、無端ベル
ト状の中間転写体10を設ける。中間転写体10は、図
2に示すように、ベース層11を、例えばフッ素樹脂や
帆布などののびにくい材料でつくり、その上に弾性層1
2を設ける。弾性層12は、例えばフッ素ゴムやアクリ
ロニトリル−ブタジェン共重合ゴムなどでつくる。その
弾性層12の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティン
グして平滑性のよいコート層13で被ってなる。
【0030】そして、図1に示すとおり、図示例では3
つの支持ローラ14・15・16に掛け回して図中時計
回りに回転搬送可能とする。
【0031】この図示例では、3つのうち第2の支持ロ
ーラ15の左に、画像転写後に中間転写体10上に残留
する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置
17を設ける。
【0032】また、3つのうちの第1の支持ローラ14
と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写体10
上には、その搬送方向に沿って、ブラック・シアン・マ
ゼンタ・イエロの4つの画像形成手段18を横に並べて
配置してタンデム画像形成装置20を構成する。
【0033】さて、図1に示すように、タンデム画像形
成装置20の上には、さらに露光装置21を設ける。
【0034】一方、中間転写体10を挟んでタンデム画
像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22を備
える。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ
23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け
渡して構成し、中間転写体10を介して第3の支持ロー
ラ16に押し当てて配置し、中間転写体10上の画像を
シートに転写する。
【0035】2次転写装置22の横には、シート上の転
写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25
は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27
を押し当てて構成する。
【0036】上述した2次転写装置22には、画像転写
後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送
機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22とし
て、非接触のチャージャを配置してもよく、そのような
場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難し
くなる。
【0037】さて、図示例では、このような2次転写装
置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画
像形成装置20と平行に、シートの両面に画像を記録す
べくシートを反転するシート反転装置28を備える。
【0038】ところで、いまこのカラー複写機を用いて
コピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台
30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置
400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32
上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じて
それで押さえる。
【0039】そして、不図示のスタートスイッチを押す
と、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたとき
は、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動し
て後、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたとき
は、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33お
よび第2走行体34を走行する。そして、第1走行体3
3で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光
をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体3
4のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセ
ンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0040】また、不図示のスタートスイッチを押す
と、不図示の駆動モータで支持ローラ14・15・16
の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転
し、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の画
像形成手段18でその感光体40を回転して各感光体4
0上にそれぞれ、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアン
の単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送
とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写体
10上に合成トナー画像を形成する。
【0041】一方、不図示のスタートスイッチを押す
と、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択
回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセッ
ト44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で
1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で
搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジ
ストローラ49に突き当てて止める。
【0042】または、給紙ローラ50を回転して手差し
トレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1
枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジス
トローラ49に突き当てて止める。
【0043】そして、中間転写体10上の合成トナー画
像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転
し、中間転写体10と2次転写装置22との間にシート
を送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にカ
ラー画像を記録する。
【0044】画像転写後のシートは、2次転写装置22
で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で
熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55
で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57
上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシ
ート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置
へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56
で排紙トレイ57上に排出する。
【0045】一方、画像転写後の中間転写体10は、中
間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転
写体10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画
像形成装置20による再度の画像形成に備える。
【0046】ここで、レジストローラ49には、導電性
ゴムローラを用い、バイアスを印加する。径φ18で、
表面を1mm厚みの導電性NBRゴムとする。電気抵抗
はゴム材の体積抵抗で10E9Ωcm程度であり、印加電
圧はトナーを転写する側(表側)には−850V程度の
電圧が印加されている。
【0047】シート裏面側は+200V程度の電圧が印
加されているが、特に裏面の紙粉転写を考慮する必要が
少ない場合にはアースになっていてもよい。また、印加
電圧として、DCバイアスが印加されているが、これは
DCオフセット成分を持ったAC電圧でも良い。
【0048】AC重畳DCバイアスの方がシート表面を
均一に帯電することができる。レジストローラ49を通
過した後のシート表面は若干マイナス側に帯電してい
る。よって、中間転写体10からシートへの転写では、
レジストローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べ
て転写条件が変わる場合があるので注意が必要である。
【0049】さて、上述したタンデム画像形成装置20
において、個々の画像形成手段18は、詳しくは、例え
ば図3に示すように、ドラム状の感光体40のまわり
に、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62、
感光体クリーニング装置63、除電装置64などを備え
てなる。感光体40は、図示例では、アルミニウム等の
素管に、感光性を有する有機感光材を塗布し、感光層を
形成したドラム状であるが、無端ベルト状であってもよ
い。
【0050】図示省略するが、少なくとも感光体40を
設け、画像形成手段18を構成する部分の全部または一
部でプロセスカートリッジを形成し、複写機本体100
に対して一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上
するようにしてもよい。
【0051】画像形成手段18を構成する部分のうち、
帯電装置60は、図示例ではローラ状につくり、感光体
40に接触して電圧を印加することによりその感光体4
0の帯電を行う。
【0052】現像装置61は、一成分現像剤を使用して
もよいが、図示例では、磁性キャリアと非磁性トナーと
よりなる二成分現像剤を使用する。そして、その二成分
現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ65に付着
する攪拌部66と、その現像スリーブ65に付着した二
成分現像剤のうちのトナーを感光体40に転移する現像
部67とで構成し、その現像部67より攪拌部66を低
い位置とする。
【0053】攪拌部66には、平行な2本のスクリュ6
8を設ける。2本のスクリュ68の間は、両端部を除い
て仕切り板69で仕切る(図6参照)。また、現像ケー
ス70にトナー濃度センサ71を取り付ける。
【0054】一方、現像部67には、現像ケース70の
開口を通して感光体40と対向して現像スリーブ65を
設けるとともに、その現像スリーブ65内にマグネット
72を固定して設ける。また、その現像スリーブ65に
先端を接近してドクタブレード73を設ける。図示例で
は、ドクタブレード73と現像スリーブ65間の最接近
部における間隔は、500μmに設定してある。
【0055】そして、2成分現像剤を2本のスクリュ6
8で攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ65に供給
する。現像スリーブ65に供給された現像剤は、マグネ
ット72により汲み上げて保持し、現像スリーブ65上
に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリーブ
65の回転とともに、ドクタブレード73によって適正
な量に穂切りする。切り落とされた現像剤は、攪拌部6
6に戻される。
【0056】他方、現像スリーブ65上の現像剤のうち
トナーは、現像スリーブ65に印加する現像バイアス電
圧により感光体40に転移してその感光体40上の静電
潜像を可視像化する。可視像化後、現像スリーブ65上
に残った現像剤は、マグネット72の磁力がないところ
で現像スリーブ65から離れて攪拌部66に戻る。この
繰り返しにより、攪拌部66内のトナー濃度が薄くなる
と、それをトナー濃度センサ71で検知して攪拌部66
にトナー補給する。
【0057】ちなみに、図示例では、感光体40の線速
を200mm/s、現像スリーブ65の線速を240mm/sと
している。感光体40の直径を50mm、現像スリーブ
65の直径を18mmとして、現像行程が行われる。現
像スリーブ65上のトナー帯電量は、−10〜−30μ
C/gの範囲である。感光体40と現像スリーブ65の間
隙である現像ギャップGは、従来の0.8mmから
0.4mmの範囲で設定でき、値を小さくすることで現
像効率の向上を図ることが可能である。
【0058】感光体40の厚みを30μmとし、光学系
のビームスポット径を50×60μm、光量を0.47
mWとしている。また、感光体40の帯電(露光前)電
位V を−700V、露光後電位Vを−120Vとし
て現像バイアス電圧を−470Vすなわち現像ポテンシ
ャル350Vとして現像工程が行われるものである。
【0059】次に、1次転写装置62は、ローラ状と
し、中間転写体10を挟んで感光体40に押し当てて設
ける。別に、ローラ状に限らず、非接触のコロナチャー
ジャなどであってもよい。
【0060】感光体クリーニング装置63は、先端を感
光体40に押し当てて、例えばポリウレタンゴム製のク
リーニングブレード75を備えるとともに、外周を感光
体40に接触して導電性のファーブラシ76を矢示方向
に回転自在に備える。また、ファーブラシ76にバイア
スを印加する金属製電界ローラ77を矢示方向に回転自
在に備え、その電界ローラ77にスクレーパ78の先端
を押し当てる。さらに、除去したトナーを回収する回収
スクリュ79を設ける。
【0061】そして、感光体40に対してカウンタ方向
に回転するファーブラシ76で、感光体40上の残留ト
ナーを除去する。ファーブラシ76に付着したトナー
は、ファーブラシ76に対してカウンタ方向に回転して
バイアスを印加する電界ローラ77で取り除く。電界ロ
ーラ77は、スクレーパ78でクリーニングする。感光
体クリーニング装置63で回収したトナーは、回収スク
リュ79で感光体クリーニング装置63の片側に寄せ、
詳しくは後述するトナーリサイクル装置80で現像装置
61へと戻して再利用する。
【0062】除電装置64は、例えばランプであり、光
を照射して感光体40の表面電位を初期化する。
【0063】そして、感光体40の回転とともに、まず
帯電装置60で感光体40の表面を一様に帯電し、次い
でスキャナ300の読取り内容に応じて上述した露光装
置21からレーザやLED等による書込み光Lを照射し
て感光体40上に静電潜像を形成する。
【0064】その後、現像装置61によりトナーを付着
してその静電潜像を可視像化し、その可視像を1次転写
装置62で中間転写体10上に転写する。画像転写後の
感光体40の表面は、感光体クリーニング装置63で残
留トナーを除去して清掃し、除電装置64で除電して再
度の画像形成に備える。
【0065】図4は、図1に示すカラー複写機の要部拡
大図である。同図においては、タンデム画像形成装置2
0の各画像形成手段18、その画像形成手段18の各感
光体40、各現像装置61、各感光体クリーニング装置
63、および各画像形成手段18の感光体40にそれぞ
れ対向して設ける各1次転写装置62の各符号の後に、
それぞれブラックの場合はBKを、イエロの場合はY
を、マゼンタの場合はMを、シアンの場合はCを付して
示す。
【0066】図5および図6には、トナーリサイクル装
置80を示す。図5に示すとおり、感光体クリーニング
装置63の回収スクリュ79には、一端に、ピン81を
有するローラ部82を設ける。そして、そのローラ部8
2に、トナーリサイクル装置80のベルト状回収トナー
搬送部材83の一側を掛け、その回収トナー搬送部材8
3の長孔84にピン81を入れる。回収トナー搬送部材
83の外周には一定間隔置きに羽根85を設けてなり、
その他側は、回転軸86のローラ部87に掛ける。
【0067】回収トナー搬送部材83は、回転軸86と
ともに、図6に示す搬送路ケース88内に入れる。搬送
路ケース88は、カートリッジケース89と一体につく
り、その現像装置61側の端部に、現像装置61の前述
した2本のスクリュ68の1本を入れてなる。
【0068】そして、外部から駆動力を伝達して回収ス
クリュ79を回転するとともに、回収トナー搬送部材8
3を回転搬送し、感光体クリーニング装置63で回収し
たトナーを搬送路ケース88内を通して現像装置61へ
と搬送し、スクリュ68の回転で現像装置61内に入れ
る。その後、上述したとおり、2本のスクリュ68です
でに現像装置61内にある現像剤とともに攪拌しながら
搬送循環し、現像スリーブ65に供給してドクタブレー
ド73により穂切りして後、感光体40に転位してその
感光体40上の潜像を現像する。
【0069】トナーは、ポリエステル、ポリオ−ル、ス
チレンアクリル等の樹脂に帯電制御剤(CCA)、色剤
を混合し、その周りにシリカ、酸化チタン等の物質を外
添することでその帯電特性、流動性を高めている。添加
剤の粒径は、通常、0.1〜1.5[μm]の範囲であ
る。色剤は、カ−ボンブラック、フタロシアニンブル
−、キナクリドン、カ−ミン等を上げることができる。
帯電極性は、図示例では負帯電である。
【0070】トナーは、ワックス等を分散混合させた母
体トナーに上記種類の添加剤を外添しているものも使用
することができる。ここまでの説明で、トナーは、粉砕
法で作成されたものであるが、重合法等で作成したもの
も使用可能である。一般に重合法、加熱法等で作成され
たトナーは、形状係数を90%以上に形成することが可
能で、さらに形状による添加剤の被覆率も極めて高くな
る。
【0071】ここで、形状係数は、本来ならば球形度と
なって、「粒子と同体積の球の表面積/実粒子の表面積
*100%」で定義されるが、測定がかなり困難になる
ので、円形度で算出する。その定義は、「粒子と同じ投
影面積を持つ円の周長/実粒子の投影輪郭長さ*100
%」とする。そうすると、投影された円が真円に近づく
ほど、100%に近づくことになる。
【0072】トナーの体積平均粒径の範囲は、3〜12
μmが好適である。図示例では、6μmとし、1200
dpi以上の高解像度の画像にも十分対応することが可能
である。
【0073】磁性粒子は、金属または樹脂をコアとして
フェライト等の磁性材料を含有し、表層はシリコン樹脂
等で被覆されたものである。粒径は、20〜50μmの
範囲が良好である。また、抵抗は、ダイナミック抵抗で
10〜10Ωの範囲が最適である。ただし、測定方
法は、磁石を内包したローラ(φ20;600RPM)
に坦持して、幅65mm、長さ1mmの面積の電極をギ
ャップ0.9mmで当接させ、耐圧上限レベル(高抵抗
シリコンコートキャリアでは400Vから鉄粉キャリア
では数V)の印加電圧を印加した時の測定値である。
【0074】現像スリーブ65は、非磁性の回転可能な
スリーブ状の形状を持ち、内部には複数のマグネット7
2を配設している。マグネット72は、固定されている
ために現像剤が所定の場所を通過するときに磁力を作用
させられるようになっている。図示例では、現像スリー
ブ65の直径をφ18とし、表面はサンドブラストまた
は1〜数mmの深さを有する複数の溝を形成する処理を行
い10〜30μmRZの範囲に入るようにあらしてい
る。
【0075】マグネット72は、ドクタブレード73の
箇所から現像スリーブ65の回転方向にN、S、N
、S、Sの5磁極を有する。マグネット72で形
成された(トナー+磁性粒子)は、現像剤として現像ス
リーブ65上に坦持され、トナーは、磁性粒子と混合さ
れることで規定の帯電量を得る。図示例では、−10〜
−30[μC/g]の範囲が好適である。現像スリーブ6
5は、現像剤の磁気ブラシを形成した、マグネット72
のS1側の領域に、感光体40に対向して配設されてい
る。
【0076】さて、中間転写体クリーニング装置17に
は、詳しくは図7に示すように、中間転写体10上の転
写残トナーを除去するクリーニング手段90と、中間転
写体10上の転写残トナーを、タンデム型画像形成装置
20におけるブラックの画像形成手段18BKで用いる
現像装置61BKに戻すトナー戻し手段91とで構成す
る。
【0077】クリーニング手段90には、クリーニング
ケース92内に、クリーニング部材としてファーブラシ
93とクリーニングブレード94を設け、また回収スク
リュ95を設ける。ファーブラシ93は、外周を中間転
写体10に接触してなり、不図示の駆動源からの回転を
伝達して図中矢印方向に回転自在に備える。一方、クリ
ーニングブレード94は、例えばポリウレタン製で、先
端を中間転写体10に押し当ててなる。また、回収スク
リュ95は、それらのクリーニング部材で除去したトナ
ーをクリーニングケース92の片側に寄せる。
【0078】トナー戻し手段91には、クリーニング手
段90で除去したトナーを搬送する、例えば図示するス
プリングコイル等のトナー搬送部材96と、そのトナー
搬送部材96で搬送するトナーを、ブラックの画像形成
手段18BKで用いる現像装置61BKへと案内する、
回収パイプ・回収チューブ等のトナー搬送路形成部材9
7とを設ける。
【0079】そして、中間転写体10の図中矢印方向へ
の搬送とともにファーブラシ93を回転し、クリーニン
グ部材であるファーブラシ93およびクリーニングブレ
ード94で、中間転写体10上の転写残トナーを除去す
る。除去したトナーは、回収スクリュ95でクリーニン
グケース92の長手方向片側に寄せてトナー搬送路形成
部材97内に入れる。トナー搬送路形成部材97内に入
れたトナーは、そのトナー搬送路形成部材97で案内し
ながらトナー搬送部材96で搬送し、ブラックの現像装
置61BKに戻してリサイクル使用する。
【0080】トナー搬送部材96としては、スプリング
コイルの他、スクリュ・ベルトなどを用いることがで
き、またポンプを用いることもできる。トナー搬送部材
96としてポンプを用いるときは、例えば現像装置61
BK側に設置してクリーニング手段90側から回収トナ
ーを吸引する。または、エアポンプを使用し、クリーニ
ング手段90側に設置して現像装置61BKへと回収ト
ナーを送り出す。
【0081】ところで、上述した例では、中間転写体ク
リーニング装置17を、クリーニング手段90とトナー
戻し手段91とで構成した。しかし、例えば図8や図9
に示すように、中間転写体10上の転写残トナーを、ブ
ラックの画像形成手段18BKで用いる現像装置61B
Kにより感光体40BK上に付着したトナーと逆極性に
揃える帯電手段102を設けるようにしてもよい。
【0082】帯電手段102としては、例えば図8に示
すように、中間転写体10に接触して導電ローラを設
け、その導電ローラにバイアスを印加して電荷を注入し
たり、例えば図9に示すように、コロナチャージャを設
け、放電現象で電荷を付与したりする。また、図示しな
いが、導電ブラシやスコロトロンチャージャなどの電荷
発生装置で荷電粒子を発生し、その荷電粒子をトナーに
付着させることで電荷を付与したりする。そして、中間
転写体10上の転写残トナーを、ブラックの画像形成手
段18BKで用いる現像装置61BKにより感光体40
BK上に付着したトナーと逆極性に揃える。
【0083】つまり、現像装置61BKでは、トナーを
負極性に帯電して感光体40BKに付着する。1次転写
装置62BKでは、バイアスを印加し、感光体40BK
上のトナーを中間転写体10上に転移する。2次転写装
置22では、バイアスを印加し、中間転写体10上のト
ナーをシート上に転移する。
【0084】ところが、2次転写装置22では、負極性
のトナーとは逆の正極性の強い電界を与えるから、中間
転写体10上の転写残トナーは正極性、すなわち現像装
置61BKにより感光体40BK上に付着したトナーと
逆極性に帯電しているものが多い。しかし、すべての転
写残トナーが逆極性に帯電されているものではなく、部
分的には中和されて電荷を持たないものや、前のままの
負極性を維持しているものなども存在する。
【0085】帯電手段102では、そのような中間転写
体10上の各種極性の転写残トナーを、現像装置61B
Kにより感光体40BK上に付着したトナーと逆極性で
ある正極性に揃える。
【0086】上述したとおり、タンデム型画像形成装置
20においては、ブラックの画像形成手段18BKは、
他の色の画像形成手段18Y・18M・18Cより中間
転写体搬送方向の上流位置に配置する。よって、中間転
写体10の搬送とともに、中間転写体10上の転写残ト
ナーがブラックの1次転写位置へと到達すると、1次転
写装置62BKによるバイアスで、感光体40BK上の
トナー(負極性)を中間転写体10上に転移すると入れ
換えに、中間転写体10上の転写残トナー(正極性)を
感光体40BK側に転移する。そして、感光体40BK
上に転移したトナーは、感光体クリーニング装置63B
Kで除去し、トナーリサイクル装置80で現像装置61
BKへと戻す。
【0087】なお、ここで感光体40BK上の負極性の
トナーと中間転写体10上の正極性の転写残トナーと
は、短時間接触するのみであることから、互いの電荷は
相殺されない。
【0088】また、図8に示す例では、導電ローラの中
心に導電性支持体105を設け、そのまわりに、ゴム・
樹脂等からなる弾性層106を設け、そのまわりに被覆
層107を設ける。導電性支持体105としては、アル
ミニウム・鉄・銅・ステンレス等の金属や、それらの合
金の他、カーボン・金属粒子等を分散した導電性樹脂な
どを用いる。
【0089】弾性層106は、中間転写体10と隙間な
く当接できる硬度を有し、また印加されるバイアスに対
してある程度の電気的耐圧を有するものであればよい。
具体的には、アクリロニトリル−ブタジェン(NB
R)、スチレンブタジェンゴム、ブタジェンゴム、エチ
レンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホ
ン化ポリエチレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、アク
リルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム等が挙げられる。
抵抗値としては、体積抵抗率で10E7〜10E11Ω
・cm(1kV印加時)が望ましい。
【0090】さて、トナー戻し手段91としては、図示
省略するが、ブラックの画像形成手段18BKで用いる
現像装置61BKにより感光体40BK上に付着したト
ナーと逆極性を印加して中間転写体10上の転写残トナ
ーを除去するクリーニング部材を設けるようにしてもよ
い。
【0091】そして、クリーニング部材に例えば正極性
のバイアスをかけ、中間転写体10上の転写残トナーの
うち負極性に帯電するトナーを除去する。一方、正極性
に帯電するトナーは、そのまま中間転写体10上に残
し、ブラックの1次転写位置へと到達したとき、1次転
写装置62BKによるバイアスで、感光体40BK上の
トナーと入れ換えに感光体40BK側に転移し、感光体
クリーニング装置63BKで除去してトナーリサイクル
装置80で現像装置61BKへと戻す。
【0092】ところで、現像装置61で感光体40上に
現像されたトナーは、ベタ部において0.65mg/c
であった。PVDF(ポリフッ化ビニルデン)やE
TFE(エチレンテトラフルオロエチレン共重合体)、
PET(ポリエチレンテレフタレート)などを素材とし
た中間転写体10を使用した場合の、感光体40から中
間転写体10への1次転写率が概ね95%、中間転写体
10からシートへの2次転写率が概ね90%であり、こ
のとき1次転写残トナーはそのまま感光体クリーニング
装置63から各現像装置61に戻されて使用される。
【0093】2次転写されなかった残留トナーは一色あ
たり0.062mg/cmであり、例えばカラー画像
を4色(ブラック、イエロ、マゼンタ、シアン)のトナ
ーで構成している場合、ブラック以外のカラートナーは
最大3色分、0.185mg/cm程度回収されるこ
とになる。
【0094】この回収トナーを混合してブラックの現像
装置61BKに戻して再利用した場合、考え得る最大
で、単位面積あたり、(0.185)/(0.185+
0.65)=22%ほどがブラックトナーのうち再利用
されたカラートナーとなる。
【0095】このとき、最も心配されるのがシート上の
ブラックトナーの光学濃度と色味であるが、今回上述の
例で画像面積比率各色7%のA4サイズカラーチャート
を1000枚プリンとした後のシート上ブラックトナー
画像の光学濃度を測定したところ、1枚目が画像濃度
1.65であり、1000枚目が1.61程度あり、心
配された画像濃度の大幅な低下は見られなかった。ま
た、色味も心配されたが、変動はほぼ測定誤差の範囲で
あった。
【0096】ただし、上記実験は、カラートナーの画像
面積比率が同じという理想的条件で行われており、実際
の使用時には例えばシアンのみの画像を大量に印字する
場合もある。このようなときには、画素データのカウン
トなどにより、画像面積比率を測定するようにし、ブラ
ックの現像装置61BKにシアンの補色となるマゼン
タ、イエロのトナーを色味調整のために積極的に投入す
るという作業も色味を保つ上で大切である。
【0097】さて、次には、以上の図示例のカラー電子
写真装置で使用するトナーについて、説明する。
【0098】図示例の電子写真装置では、低軟化点物
質、いわゆるワックスを含有するトナーを使用する。ワ
ックスには、天然のものと合成のものとがある。前者で
代表的なものはカルナウバワックス、後者で代表的なも
のはポリプロピレンである。これらの物質は、決してト
ナー樹脂と反応することなく単独で存在する。
【0099】トナー樹脂の外側にワックスが存在するこ
とによって、いわば潤滑剤の役目を果たす。この効果に
より、トナー樹脂自体は痛むことなくクリーニング部材
との接触でも粉砕されることはない。ちなみに、ワック
スの有無による経時品質確認テストを実施したところ、
ワックス未添加トナーでは、190K枚でトナーが劣化
し凝集度がアップして現像能力が下がり、画像品質が劣
化したにもかかわらず、カルナウバワックス3wt%含
有のトナーでは、250K枚までトナーが劣化すること
なくリサイクルを続けて画像品質を維持することができ
た。
【0100】トナーは、粉砕法および重合法で作成した
ものを使用することができる。この方法で作成したトナ
ーは、表面を滑らかにすることが可能で、形状係数すな
わち円形度が90%以上のトナーを作成することが可能
である。球形化トナーは、一般にその指標を球形度で表
せる。真球を1として粉砕トナーになるに従い球形度が
下がる。
【0101】球形度を投影された像の円形度をSRとす
ると、SR=(粒子投影面積と同じ面積の円の周囲長/
粒子投影像の周囲長)×100%と定義でき、トナーが
真球に近いほど100%に近い値となる。
【0102】トナーの球形化の効果を従来の粉砕型(不
定形)トナーと比較して説明する。従来トナ−A(シリ
カ0.2wt%、酸化チタン0.3wt%)に対してト
ナ−B(本実施例)も同様にシリカ0.5wt%、酸化
チタン0.7wt%である。添加剤の主機能の一つはト
ナー同士の凝集力を下げてトナーが凝集塊となることを
防止し、なるべく“ほぐした状態”にして均一な現像、
転写特性を得ることである。このとき、母体トナーのま
わりに付着する割合を被覆率で考えるとトナーBは球形
に近いので従来トナ−Aと比較して表面積が小さい。そ
の分、トナ−Bの添加剤による被覆率が高まり、流動性
が向上することで現像スリーブ65上を移動し易く現像
能力が高まる。円形度が90以上のトナーを使用する
と、表面が滑らかになることにより転写率が向上し、従
来の粉砕トナーで転写率が88%に対して92%という
値が得られる。それよって、リサイクルトナー量が減少
し、リサイクル時のトナー粉砕等の影響を受けにくくな
るので、画像が劣化しない。
【0103】次に、(トナーの帯電量)/(トナー粒
径)の分布曲線について、以下説明する。
【0104】現像スリーブ65上のトナーの粒径および
帯電量分布を測定する。測定には、ホソカワミクロン株
式会社製E−SPART ANALYZERを使用し
た。該E−SPART ANALYZERの詳しい説明
は省略するが、現像スリーブ65上のトナーにエアを吹
き付けて飛ばし、電界中の動きを捉えることでトナー個
々の粒径と帯電量のデータを得られるものである。ちな
みに、本確認実験では、3000個のトナーをサンプリ
ングして分布の相違を見た。また、ここでは、主として
トナーの帯電量をトナー粒径で除したq/dの分布を比
較する。これは、帯電量がトナーの粒径に依存すること
から来るものである。
【0105】例で使用したトナーは、変成されたポリエ
ステルを少なくともトナーバインダーとして含有する乾
式トナーおよび重合法で作成したトナーが最適である。
前者のトナーを使用したものを説明する。トナーの形状
係数はSF=95%である。そこで、初期的に現像スリ
ーブ上のトナーの該粒径および帯電量分布を測定したと
ころ、図10示すように帯電量分布がシャープになって
いる。そして、その半値幅は、1.1[fC/10μm]
であった。
【0106】シャープさに関する指標は、一般には半値
幅で表され、その値が小さい方がシャープである。一般
に、分布がシャープであると近い値のq/dを有するト
ナーが多く存在することとなり、現像能力が同じである
ことから均一な現像が達成できる。反対に、分布がブロ
ードとなると存在するトナー帯電量の範囲が広がり、現
像能力の範囲も広がることから、現像量の変動が生じて
しまうとともに、低帯電量側が増加すると地汚れが発生
しやすくなる。
【0107】次に、リサイクル後の同様の半値幅を求め
ると、1.7[fC/10μm]であった。さらに、一般
の粉砕トナーを使用したシステムでリサイクル後の値を
測定してみると、2.7[fC/10μm]であった。
【0108】図11には、上記半値幅と地汚れの関係を
示したが、2.2を越えると地汚れの限界値0.08
(ΔIDとして未現像転写紙に対する反射濃度の差を使
用)を超えてしまうことが分かっている。これより、従
来の粉砕トナーでは、リサイクル後の地汚れ特性が低下
している。ところが、半値幅が2.2以下であるトナー
を使用すると、リサイクルを実施しても十分な帯電量を
維持して画像品質が劣化しない。
【0109】次に、中間転写体10の弾性化について、
以下説明する。
【0110】中間転写体10の硬度HSの範囲を、好ま
しくは10≦HS≦60゜(JIS-A)とする。ベルト
を使用すると、硬度は十分低いものであるが、駆動伝達
部でスリップする可能性がある。それに対して、剛体の
ローラを使用すると、回転すなわち走行に対するムラは
極めて減少させることができる。ところが、硬度が高す
ぎると、精度による余裕度が狭まり、感光体40にうま
く密着しない可能性も出てくる。そこで、中間転写体1
0に弾性層12を設けることで硬度を低くし、可撓性を
持たせて感光体40との密着余裕度を向上させ、転写率
を向上させて、リサイクルトナー量を減らすことで画像
劣化を回避し画像品質を維持しようとしたものである。
【0111】硬度10゜JIS-Aより下のものは、寸
法精度良く成形することが非常に困難である。これは、
成型時に収縮・膨張を受け易いことに起因する。また、
柔らかくする場合には基材へオイル成分を含有させるこ
とが一般的な方法であるが、加圧状態で連続作動時させ
ると滲みだして来るという欠点を有している。これによ
り、中間転写体10表面に坦持するトナ−を汚染させ、
転写率が著しく低下することが分かった。
【0112】これに対して、硬度60゜JIS-A以上
のものは、硬度が上がった分精度良く成形できるのと、
オイル含有量を少なく抑えることが可能となるので、ト
ナ−に対する汚染性は低減可能である。しかし、当接圧
を考慮した使用可能範囲が狭まるので、喰い込み量また
は当接圧を正確に設定することが必要になる。
【0113】図12は、当接圧をパラメ−タとして中間
転写体10の硬度と感光体40への喰い込み量の関係を
示したもので、当接圧の変動幅を中間転写ロ−ラAでは
3〜8gf/mm、中間転写ロ−ラBでは3〜12gf
/mmの範囲内に入れようとした時にその喰い込み量幅
はそれぞれ0.02mm、0.05mmとなり、中間転
写ロ−ラAでは中間転写ロ−ラBと比較して寸法精度を
約2.5倍にしなければならないこととなる。
【0114】故に、中間転写ローラBのタイプの方が余
裕度が広がる。従来の比較的硬度の高い中間転写ローラ
A(硬度61゜JIS-A)に対して本発明の中間転写
ローラB(硬度40゜JIS-A)では、転写率を測定
すると従来の中間転写ローラAでの90%に対してこの
発明の中間転写ローラBでは94%という値が得られる
ので、トナーのリサイクル量が減少し、リサイクル時の
トナー粉砕等の影響を受けにくくなるために、画像が劣
化しない。
【0115】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係る発
明によれば、中間転写体上の転写残トナーを、タンデム
型画像形成装置におけるブラックの現像装置に戻すトナ
ー戻し手段を備えるから、タンデム型間接転写タイプの
カラー電子写真装置において、回収トナーに混色を生じ
ても、ブラックの現像装置に戻すことで光学濃度や色味
を損なうことなく、中間転写体上の転写残トナーのリサ
イクル使用を可能とすることができる。そして、廃トナ
ーの発生を減らして、環境保護や省資源化を実現すると
ともに、メンテナンスコストの低減を図ることができ
る。
【0116】請求項2に係る発明によれば、クリーニン
グ手段を設けるとともに、トナー戻し手段として、その
クリーニング手段で除去したトナーを搬送するトナー搬
送部材と、それで搬送するトナーをブラックの現像装置
に案内するトナー搬送路形成部材とを設けるから、より
簡単な構成で、中間転写体上の転写残トナーのリサイク
ル使用を可能とすることができる。
【0117】請求項3に係る発明によれば、トナー戻し
手段として、中間転写体上の転写残トナーを、ブラック
の現像装置により感光体上に付着したトナーと逆極性に
揃える帯電手段を設けるから、加えて、トナーの極性が
変化しても、帯電手段で極性を揃えることでリサイクル
効率を向上し、中間転写体上の転写残トナーのリサイク
ル使用を可能とするとともに、廃トナーの発生を減らす
ことができる。また、機械的な負荷を与えないから、中
間転写体の寿命を長くし、トナーの劣化を低減すること
ができる。
【0118】請求項4に係る発明によれば、トナー戻し
手段として、ブラックの現像装置により感光体上に付着
したトナーと逆極性を印加して中間転写体上の転写残ト
ナーを除去するクリーニング部材を設けるから、クリー
ニング部材による機械的なクリーニングに加えて、同じ
くトナーの極性が変化しても、帯電手段で極性を揃える
ことでリサイクル効率を向上し、中間転写体上の転写残
トナーのリサイクル使用を可能とするとともに、廃トナ
ーを一層減らすことができる。また、機械的な負荷を軽
減するから、中間転写体の寿命を長くし、トナーの劣化
を低減することができる。
【0119】請求項5に係る発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか1に記載の中間転写体クリーニング装
置を備えるから、上述の効果を有するカラー電子写真装
置を得ることができる。
【0120】請求項6に係る発明によれば、そのような
カラー電子写真装置において、低軟化点物質を含有する
トナーを使用するから、加えて、例えばクリーニング時
にクリーニング部材などによって粉砕されてトナーが劣
化することを防止し、画像品質の低下を防止することが
できる。
【0121】請求項7に係る発明によれば、上述のよう
なカラー電子写真装置において、円形度が90以上のト
ナーを使用するから、加えて、トナーの表面形状を滑ら
かとしてトナーの転写率を向上し、リサイクルトナー量
を低減するとともにトナーの劣化を防ぎ、画像品質の低
下を防止することができる。
【0122】請求項8に係る発明によれば、上述のよう
なカラー電子写真装置において、(トナーの帯電量)/
(トナー粒径)の分布曲線において半値幅が2.2[f
C/10μm]以下であるトナーを使用するから、加え
て、分布曲線をシャープに維持し、トナーリサイクル時
におけるトナーの成分比の変動をなくしてトナーの劣化
を防ぎ、画像品質の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示すもので、タンデ
ム型間接転写タイプのカラー複写機における全体概略構
成図である。
【図2】そのカラー複写機で用いる中間転写体の断面構
成を示す部分拡大断面図である。
【図3】そのカラー複写機で用いるダンデム画像形成装
置の部分拡大構成図である。
【図4】そのカラー複写機の要部拡大構成図である。
【図5】そのカラー複写機で用いるトナーリサイクル装
置を説明する分解斜視図である。
【図6】そのトナーリサイクル装置の現像装置側の破断
斜視図である。
【図7】前記カラー複写機における中間転写体クリーニ
ング装置まわりの拡大構成図である。
【図8】他の中間転写体クリーニング装置まわりの拡大
構成図である。
【図9】さらにまた他の中間転写体クリーニング装置ま
わりの拡大構成図である。
【図10】(トナー帯電量)/(トナー粒径)の分布曲
線図である。
【図11】その分布曲線の半値幅と地汚れとの関係図で
ある。
【図12】中間転写体の硬度と像担持体への喰い込み量
との関係図である。
【図13】従来のカラー電子写真装置におけるトナーお
よび紙付着物の変化の状態を示す状態説明図である。
【図14】タンデム型直接転写タイプの電子写真装置の
要部構成図である。
【符号の説明】
10 中間転写体 12 弾性層 17 中間転写体クリーニング装置 18 画像形成手段 18BK ブラックの画像形成手段 20 タンデム画像形成装置 40 感光体 61 現像装置 61BK ブラックの現像装置 63 感光体クリーニング装置 80 トナーリサイクル装置 90 クリーニング手段 91 トナー戻し手段 92 クリーニングケース 93 ファーブラシ(クリーニング部材) 94 クリーニングブレード(クリーニング部材) 95 回収スクリュ 96 トナー搬送部材 97 トナー搬送路形成部材 102 帯電手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/08 365 G03G 15/16 15/08 507 9/08 361 15/16 15/08 507D 21/10 21/00 310 Fターム(参考) 2H005 AA06 AA15 AA21 CA14 CB18 DA01 DA07 EA05 2H030 AA04 AB02 AD01 AD02 AD03 AD16 BB22 BB42 BB46 BB63 BB71 2H032 AA05 AA15 BA01 BA02 BA05 BA09 BA23 BA30 2H077 AA37 AC02 AC16 2H134 GA06 GB02 HB01 HD01 JA02 JA11 JB01 KB11 KB12 KG01 KG03 KG04 KG07 KH17 KJ02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンデム型画像形成装置を用いて中間転
    写体上に合成トナー画像を形成し、そのトナー画像を転
    写してシートにカラー画像を記録するカラー電子写真装
    置に備え、前記中間転写体上の転写残トナーを、前記タ
    ンデム型画像形成装置におけるブラックの画像形成手段
    で用いる現像装置に戻すトナー戻し手段を備えてなる、
    中間転写体クリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体上の転写残トナーを除去
    するクリーニング手段を設けるとともに、前記トナー戻
    し手段として、前記クリーニング手段で除去したトナー
    を搬送するトナー搬送部材と、そのトナー搬送部材で搬
    送するトナーを前記ブラックの画像形成手段で用いる現
    像装置へと案内するトナー搬送路形成部材とを設けてな
    る、請求項1に記載の中間転写体クリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記カラー電子写真装置は、前記タンデ
    ム型画像形成装置における前記ブラックの画像形成手段
    を他の色の画像形成手段より前記中間転写体の搬送方向
    上流位置に配置する一方、前記トナー戻し手段として、
    前記中間転写体上の転写残トナーを、前記ブラックの画
    像形成手段で用いる現像装置により感光体上に付着した
    トナーと逆極性に揃える帯電手段を設けてなる、請求項
    1に記載の中間転写体クリーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記カラー電子写真装置は、前記タンデ
    ム型画像形成装置における前記ブラックの画像形成手段
    を他の色の画像形成手段より前記中間転写体の搬送方向
    において上流位置に配置する一方、前記トナー戻し手段
    として、前記ブラックの画像形成手段で用いる現像装置
    により感光体上に付着したトナーと逆極性を印加して前
    記中間転写体上の転写残トナーを除去するクリーニング
    部材を設けてなる、請求項1に記載の中間転写体クリー
    ニング装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1に記載の
    中間転写体クリーニング装置を備えてなる、カラー電子
    写真装置。
  6. 【請求項6】 低軟化点物質を含有するトナーを使用し
    てなる、請求項5に記載のカラー電子写真装置。
  7. 【請求項7】 円形度が90以上のトナーを使用してな
    る、請求項5に記載のカラー電子写真装置。
  8. 【請求項8】 (トナーの帯電量)/(トナー粒径)の
    分布曲線において半値幅が2.2[fC/10μm]以下
    であるトナーを使用してなる、請求項5に記載のカラー
    電子写真装置。
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