JP2003278180A - 破砕機アタッチメントと破砕機 - Google Patents
破砕機アタッチメントと破砕機Info
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Abstract
装置が簡略化できる構成のバケット式の破砕機アタッチ
メントと、そのアタッチメントを有する作業機を提供す
る。 【解決手段】作業機の作業用アームへの取付け部24お
よび掘削爪20を有するバケット21を備える。該バケ
ット21内に互いに対面するように2枚の回転板30を
有する。対向する回転板30、30間に同心状に複数本
の軸31を設ける。各軸31にそれぞれ回転自在に破砕
ローラ32を嵌合する。回転板30を軸31と共に回転
させるモータ37等からなる回転駆動装置を備える。各
破砕ローラ32が回転中に対向するようにバケット21
内に破砕体35を設け、破砕ローラ32と破砕体35と
の間で被破砕物を破砕する。破砕ローラ32の下方に破
砕後の被破砕物を篩分けするスクリーン45を備える。
Description
ームに取付けられて使用され、玉石やコンクリート等の
破砕に用いられるバケット式の破砕機アタッチメントと
これを用いた破砕機に関する。
けられる破砕機アタッチメントが例えば特開平10−1
59119号公報に開示されている。この種の破砕機ア
タッチメントは、作業用アームに取付けられるバケット
内に玉石やコンクリートブロック等の被破砕物を破砕す
るための破砕装置が取付けられているため、被破砕物の
掬い上げと破砕が、比較的小さな小回りのきく1台の作
業機でできるという利点がある。前記公報に記載の破砕
機アタッチメントは、並設される2本の回転軸の周囲に
鋭利な破砕刃を設け、バケット内壁と前記各回転軸との
間に挟まるコンクリートブロックを破砕刃で突き刺して
破砕するものである。
によりブロック状に破砕されたコンクリート建造物のコ
ンクリートブロック塊を再利用等のために破砕する場
合、コンクリートに固着している鉄筋等が長いままで破
砕されずに落下する等、破砕によって得られる破砕屑の
サイズが均一化されないという問題点がある。
それぞれの回転軸をバケット両側のモータにより駆動す
るとすれば、4台のモータが必要になり、駆動装置の規
模が大型化し、破砕機アタッチメントが大型化すると共
に、重量が大となり、作業性が悪くなるという問題点が
ある。
イズを揃えることができ、かつ駆動装置が簡略化できる
構成のバケット式の破砕機アタッチメントと、そのアタ
ッチメントを有する作業機を提供することを目的とす
る。
メントは、作業機の作業用アームへの取付け部を有する
バケットと、該バケット内に互いに対面するように設け
られた2枚の回転板と、該対向する回転板間に配置さ
れ、かつ両回転板間を連結する複数本の軸および各軸に
それぞれ回転自在に嵌合した破砕ローラと、前記回転板
を前記軸と共に回転させる回転駆動装置と、前記各破砕
ローラが公転中に対向するバケット内の位置に設けら
れ、破砕ローラとの間で被破砕物を破砕する固定破砕体
と、前記破砕ローラの下方に設けられ、破砕後の被破砕
物を篩分けするスクリーンとを備えたことを特徴とす
る。
ラの下方にスクリーン(格子やネット等の篩)を設けた
ので、スクリーンを通過することができない被破砕物は
バケット内の破砕ローラと固定の破砕体との間でスクリ
ーンを通過可能となるまで破砕されるので、破砕屑のサ
イズを揃えることができる。また、対をなす回転板間に
複数の軸を同心状に設け、その各軸に破砕ローラを取付
けたので、回転板を回転させることによって複数本の破
砕ローラを公転させることができ、回転駆動装置の構成
を簡略化できる。
記バケットに取付けられたモータと、該モータの出力軸
および前記回転板の中心軸にそれぞれ取付けられたスプ
ロケットと、両スプロケット間に掛け回したチェーンと
からなる構成とすれば、モータをバケットの掘削爪から
離して設けることができ、モータ等の破損を起こしにく
い構造が実現できる。
記バケットに取付けられたモータと、該モータの出力軸
および前記回転板の中心軸にそれぞれ取付けられ、互い
に直接にまたはアイドラを介して噛合する歯車とからな
る構成とすれば、スプロケット、チェーンによる場合に
比較し、チェーンの緩みの問題がなく、その調整機構を
設ける必要がなくなり小型化される。
記回転板の中心軸に出力軸が連結して取付けられたモー
タからなる構成とすれば、回転駆動装置の構成がさらに
簡略化される。
記2枚の回転板に対応してそれぞれバケットの両側に設
ければ、破砕力を向上させることができ、能率を向上さ
せることができる。
破砕ローラとの間隙調整自在にバケットに取付ければ、
前記間隔を調整することにより、目的とする破砕屑のサ
イズに容易に破砕することができる。
ントを作業用アームに取付けて構成することにより、前
記各作用効果をあげることができる。
チメントおよび破砕機の一実施の形態を示す側面図であ
る。この破砕機は、油圧ショベルからなる作業機1の作
業用アーム2に破砕機アタッチメント3を着脱自在に取
付けてなるものである。作業機1は、走行体4上に旋回
装置5を介して旋回体6を取付け、該旋回体6に作業用
アーム2を取付けてなる。作業用アーム2は、ブームシ
リンダ7により旋回体6に起伏自在に取付けられたブー
ム8と、該ブーム8の先端にアームシリンダ9により上
下回動自在に取付けられたアーム10とからなる。
10の先端にピン11により回動自在に連結される。該
破砕機アタッチメント3の回動装置は、一端がアーム1
0にピン12により連結されたバケットシリンダ13
と、該バケットシリンダ13の他端とアーム10との間
にそれぞれピン14、15により連結して取付けられた
アームリンク16と、前記バケットシリンダ13の他端
と破砕機アタッチメント3との間にそれぞれピン14、
17により連結して取付けられたバケットリンク18と
からなる。
ト3の詳細を示す図である。図2(A)〜(D)に示す
ように、破砕機アタッチメント3は、掘削爪20を有す
るバケット21内に破砕装置22を設けたもので、バケ
ット底面には破砕屑を落下させる開口部23を有する。
24はアーム10への取付け部であり、該取付け部24
は、前記アーム10に前記ピン11により連結するボス
25と、前記バケットリンク18を前記ピン17により
連結するボス26とを有する。
うに、破砕装置22は、バケット21の両側板近傍に設
けた軸受27により回転自在に支承した中心軸29を有
し、該中心軸29における軸受27の近傍には互いに対
向する回転板30、30の中心を固定して取付けてい
る。これらの回転板30、30は回転軸29を回転中心
として回転し、回転板30、30間には、図2(E)、
図4に示すように、同心状に配置した複数本(図示例は
4本)の軸31が、その各両端を回転板30、30に連
結して設けられる。各軸31にはそれぞれ破砕ローラ3
2を回転自在に嵌合する。破砕ローラ32は円筒体32
aの外周に破砕用突起32bを設けたものである。これ
により、破砕ローラ32は、軸31を中心に回転(自
転)し、中心軸29を中心に回転(公転)する構成を有
する。
集合体の前後はそれぞれ前壁33と後壁34とで囲まれ
ており、これらの壁33、34の内面にはそれぞれ固定
の破砕体35が設けられ、これらの破砕体35は前記破
砕ローラ32が回転途中で対向する。これらの破砕体3
5は、鋼板35aに突起35bを溶接等により固定した
ものである。なお、本実施の形態においては、該突起3
5bとして超硬材でなる球体を用いている。
4と破砕体35との間にシム36を挟み、そのシム36
の厚みを変えることで破砕体35と破砕ローラ32との
間の間隔が調整可能となるようにしており、これによ
り、目標とする破砕屑のサイズに合う破砕が容易に行わ
れるように構成している。
には、破砕装置22の駆動用モータ37を取付けるブラ
ケット39をバケット両側より延出して設けている。前
記モータ37の出力軸と前記中心軸29にはそれぞれス
プロケット40、41が取付けられ、これらのスプロケ
ット40、41にチェーン42を掛けることにより、モ
ータ37の回転力が中心軸29および回転板30に伝達
される。図3(A)〜(C)において、43は、スプロ
ケット40、41間の間隔を調整してチェーン42の張
りを調整するためのモータ37の位置調整装置であり、
モータ37を固定するボルト孔を選択して位置調整を行
うものである。
駆動装置を被破砕物から保護し、かつ被破砕物を破砕装
置22に案内するホッパ44が設けられる。
部には、図2(D)、(E)、図3(C)、図4に示す
ように、ネットまたは格子からなるスクリーン45が、
ボルト46により着脱自在に取付けられる。図4に示す
ように、破砕ローラ32の公転最外周軌跡Rとスクリー
ン45の内面との間の間隙Gは、破砕ローラ32の破砕
方向について次第に狭くなるように形成して破砕屑がス
クリーン45の孔から下に強制的に押圧して落下させら
れるようになし、これにより篩分け効率を向上させてい
る。スクリーン45の下面には、スクリーン45の変形
防止および保護用の縦横の補強板47が固定されてい
る。
ートブロック等の被破砕物のある場所に移動し、作業用
アーム2の作動やバケット21の作動によって被破砕物
をバケット21内に図1に示すように掘削爪20が作業
機1側に向くように掬い上げ、前記モータ37を作動さ
せて回転板30とともに破砕ローラ32を公転させ、破
砕ローラ32と固定の破砕体35との間で被破砕物の破
砕を行う。
2の公転と、公転に伴うバケット21内の被破砕物の移
動および破砕ローラ32と破砕体35との間に挟み込ま
れる被破砕物により回転(自転)し、破砕用突起32b
が被破砕物に衝突して破砕が促進される。この破砕ロー
ラ32は、軸31に回転自在に嵌合されているから、破
砕処理の際に、被破砕物の移動に応じて適宜回転し、破
砕ローラ32、破砕用突起32bに無理な力が作用する
ときには、回転によりこれを逃がすことができる。その
ため、破砕ローラ32、破砕用突起32bの損傷、摩耗
の進行が抑制される。
となった破砕屑はスクリーン45から下方に落下し、ト
ラック上あるいは集積場所上に集積させる。スクリーン
45を通過できない被破砕物は、後壁34に固定した破
砕体35と破砕ローラ32との間で再度破砕され、破砕
されたもの屑は一部落下し、残りは再度前壁33に固定
した破砕体35と破砕ローラ32との間で再度破砕され
る。このようにスクリーン45を通過できない被破砕物
は通過できるまで破砕されることにより、例えば鉄筋等
が長いままで通過することなく、最大サイズが揃った破
砕屑に破砕される。
の軸31を同心状に設け、その各軸31に破砕ローラ3
2を取付けたので、回転板30を回転させることによっ
て複数本の破砕ローラを回転させることができ、モータ
37の数を増加させることなく、回転駆動装置の構成を
簡略化できる。
駆動装置を、前記バケットに取付けられたモータ37
と、該モータ37の出力軸および前記回転板30の中心
軸29にそれぞれ取付けられたスプロケット40、41
と、両スプロケット40、41間に掛け回したチェーン
42とからなる構成としているので、モータ37をバケ
ット21の掘削爪20から離して設けることができ、モ
ータ37等の破損を起こしにくい構造が実現できる。
を一方の回転板30側にのみ設けてもよいが、本実施の
形態においては、前記2枚の回転板30、30に対応し
てそれぞれバケット31の両側に設けているので、破砕
力を向上させることができ、能率を向上させることがで
きる。
の破砕体35を、その破砕ローラ32との間隙調整自在
にバケット21に取付けているので、前記間隔を調整す
ることにより、目的とする破砕屑のサイズに容易に破砕
することができる。
ン45をボルト46により着脱自在に取付けているの
で、スクリーン45の孔のサイズが種々に異なるものを
用意しておくことにより、種々のサイズの破砕屑を得る
ことができる。
とバケット21の開口部22との間には縦横の補強板4
7を設けているので、スクリーン45が外部の岩石等に
直接衝突することが防止され、岩石等の衝突による変形
破損を免れることができる。
トの他の実施の形態を示す。図5、図6において、図1
ないし図4と同じ符号は同じ機能を発揮する部品を示
す。本実施の形態は、前記回転駆動装置を、前記バケッ
ト21に取付けられたモータ37と、該モータ37の出
力軸および前記回転板30の中心軸29にそれぞれ取付
けられた歯車49、50と、これらの間に介在噛合させ
てアイドラ51とからなる。
0、41、チェーン42による場合に比較し、チェーン
42の緩みの問題がなく、その調整機構を設ける必要が
なくなり、構成が簡略化され小型化される。なお、歯車
49、50を直接噛合させる構成としてもよい。
トの他の実施の形態を示す。図7、図8において、図1
ないし図6と同じ符号は同じ機能を発揮する部品を示
す。本実施の形態は、前記回転駆動装置を、前記回転板
30の中心軸29にモータ37の出力軸を直接連結して
取付けられたものである。本実施の形態によれば、回転
駆動装置の構成がさらに簡略化される。
クリーンを設けたので、スクリーンを通過することがで
きない被破砕物はバケット内の破砕ローラと固定の破砕
体との間でスクリーンを通過可能となるまで破砕される
ため、破砕屑のサイズを揃えることができる。また、対
をなす回転板間に複数の軸を同心状に設け、その各軸に
破砕ローラを取付けたので、回転板を回転させることに
よって複数本の破砕ローラを回転させることができ、回
転駆動装置の構成を簡略化でき、回転駆動装置を軽量化
できるので、作業性が向上する。
機の一実施の形態を示す側面図である。
の斜視図、(B)はその背面図、(C)はその正面図、
(D)は(C)のF−F断面図、(E)は(D)のG−
G断面図である。
機アタッチメントの平面図、側面図、底面図である。
ッチメントの他の実施の形態を示す平面図、側面図、底
面図である。
機アタッチメントの背面図、正面図、断面図である。
ッチメントの他の実施の形態を示す平面図、側面図、底
面図である。
機アタッチメントの背面図、正面図、断面図である。
ント、4:走行体、5:旋回装置、6:旋回体、7:ブ
ームシリンダ、8:ブーム、9:アームシリンダ、1
0:アーム、13:バケットシリンダ、16:アームリ
ンク、18:バケットリンク、20:掘削爪、21:バ
ケット、22:破砕装置、23:開口部、24:取付け
部、27:軸受、29:中心軸、30:回転板、31:
軸、32:破砕ローラ、32a:円筒体、32b:突
起、33:前壁、34:後壁、35:破砕体、35a:
鋼板、35b:突起、36:シム、37:モータ、3
9:ブラケット、40、41:スプロケット、42:チ
ェーン、43:位置調整装置、44:ホッパ、45:ス
クリーン、46:ボルト、47:補強板、49、50:
歯車、51:アイドラ
Claims (7)
- 【請求項1】作業機の作業用アームへの取付け部を有す
るバケットと、 該バケット内に互いに対面するように設けられた2枚の
回転板と、 該対向する回転板間に配置され、かつ両回転板間を連結
する複数本の軸および各軸にそれぞれ回転自在に嵌合し
た破砕ローラと、 前記回転板を前記軸と共に回転させる回転駆動装置と、 前記各破砕ローラが公転中に対向するバケット内の位置
に設けられ、破砕ローラとの間で被破砕物を破砕する固
定破砕体と、 前記破砕ローラの下方に設けられ、破砕後の被破砕物を
篩分けするスクリーンとを備えたことを特徴とする破砕
機アタッチメント。 - 【請求項2】請求項1に記載の破砕機アタッチメントに
おいて、 前記回転駆動装置は、前記バケットに取付けられたモー
タと、該モータの出力軸および前記回転板の中心軸にそ
れぞれ取付けられたスプロケットと、両スプロケット間
に掛け回したチェーンとからなることを特徴とする破砕
機アタッチメント。 - 【請求項3】請求項1に記載の破砕機アタッチメントに
おいて、 前記回転駆動装置は、前記バケットに取付けられたモー
タと、該モータの出力軸および前記回転板の中心軸にそ
れぞれ取付けられ、互いに直接にまたはアイドラを介し
て噛合する歯車とからなることを特徴とする破砕機アタ
ッチメント。 - 【請求項4】請求項1に記載の破砕機アタッチメントに
おいて、 前記回転駆動装置は、前記回転板の中心軸に出力軸が連
結して取付けられたモータからなることを特徴とする破
砕機アタッチメント。 - 【請求項5】請求項1から4までのいずれかに記載の破
砕機アタッチメントにおいて、 前記回転駆動装置を、前記2枚の回転板に対応してそれ
ぞれバケットの両側に設けたことを特徴とする破砕機ア
タッチメント。 - 【請求項6】請求項1から5までのいずれかに記載の破
砕機アタッチメントにおいて、 前記固定破砕体を、その破砕ローラとの間隙調整自在に
バケットに取付けたことを特徴とする破砕機アタッチメ
ント。 - 【請求項7】請求項1から6までのいずれかに記載の破
砕機アタッチメントを有することを特徴とする破砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002084664A JP2003278180A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 破砕機アタッチメントと破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002084664A JP2003278180A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 破砕機アタッチメントと破砕機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003278180A true JP2003278180A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29231897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002084664A Pending JP2003278180A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 破砕機アタッチメントと破砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003278180A (ja) |
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