JP3251914B2 - 掘削機用ふるい装置 - Google Patents

掘削機用ふるい装置

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JP3251914B2
JP3251914B2 JP02389399A JP2389399A JP3251914B2 JP 3251914 B2 JP3251914 B2 JP 3251914B2 JP 02389399 A JP02389399 A JP 02389399A JP 2389399 A JP2389399 A JP 2389399A JP 3251914 B2 JP3251914 B2 JP 3251914B2
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文男 渡邉
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武蔵野土木工業株式会社
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F7/00Equipment for conveying or separating excavated material
    • E02F7/06Delivery chutes or screening plants or mixing plants mounted on dredgers or excavators
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/40Dippers; Buckets ; Grab devices, e.g. manufacturing processes for buckets, form, geometry or material of buckets
    • E02F3/407Dippers; Buckets ; Grab devices, e.g. manufacturing processes for buckets, form, geometry or material of buckets with ejecting or other unloading device

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削機のアームに
取り付けて使用される掘削機用ふるい装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば瓦礫の混じった
土砂から瓦礫と土砂とを分離する場合、或いは建設廃材
と土砂とを分離したりする場合には、ふるい装置が使用
される。このような場合、ふるい装置の専用機を使用し
ようとすると大掛かりになる。また、ふるい装置の専用
機は高価である。そこで、それらを簡易的に分離するも
のとして、次のようなふるい装置が考えられている。
【0003】すなわち、底部となる部位にふるい用のス
クリーンを備えると共に、開口部側の端部に掬い部を有
するバケットを、バックホーなどの掘削機のアームの先
端部に取り付ける構成とする。このものにおいて、その
バケットの掬い部を利用して土砂をバケット内に掬い取
ると共に、バケットを振動させることにより、スクリー
ンの隙間より小さな土砂などはバケットからふるい落と
されると共に、スクリーンの隙間より大きな瓦礫などは
バケットに残されるようになる。バケットに残された大
きな瓦礫などは、所定の場所にあけるようにする。この
ようにすることにより、掘削機を使用する作業現場で、
瓦礫などの大きなものと土砂とを簡易的に分離すること
ができるようになる。また、バケット内の底部に回転部
材を設け、その回転部材を回転させながらふるうように
したものも考えられている。
【0004】しかしながら、上記した従来構成のもので
は、ふるう部分がいずれもバケットの底部のみであるた
め、ふるい効率が悪いという欠点がある。
【0005】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ふるい効率を向上できる掘削機
用ふるい装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明の掘削機用ふるい装置は、掘削機
のアームの先端部に取り付けられる取付けベースと、一
端部に開口部を有したほぼ円筒容器状をなすと共に周壁
部にふるい用隙間を有し、前記開口部とは反対側の端部
が前記取付けベースに対して回転可能に取り付けられた
バスケットと、このバスケットの前記開口部側の端部に
設けられた掬い部と、前記バスケットの周壁部に設けら
れ、当該周壁部の円周方向に約60度分にわたると共
に、前記バスケットの開口部とは反対側の端部を構成す
る端板と前記掬い部との間を連結する平板状の連結板
と、前記取付けベースに前記バスケットを回転させるよ
うに設けられた回転駆動手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】上記構成の掘削機用ふるい装置を使用する
場合、ふるう対象となる例えば土砂などを、掬い部を利
用してバスケット内に掬い取り、回転駆動手段によりバ
スケットを回転させる。すると、バスケット内のふるい
用隙間より小さな粒の土砂などはふるい用隙間からふる
い落とされると共に、ふるい用隙間より大きな瓦礫など
はバスケット内に残されるようになり、これにより比較
的大きな瓦礫などと土砂とを分離することができるよう
になる。
【0008】このようなものによれば、バスケットごと
回転させ、バスケット周壁部のふるい用隙間でふるうの
で、ふるうための面積が大きく、しかも遠心力も利用で
きるので、ふるい効率が良い。また、バスケットの回転
に伴い、バスケット内で大きな瓦礫などが踊るようにな
るので、目詰まりも極力防止できるようになり、ふるい
効率を一層向上できるようになる。
【0009】また、バスケットの周壁部に、当該バスケ
ットの開口部とは反対側の端部を構成する端板と掬い部
との間を連結する平板状の連結板を設けており、バスケ
ット先端の掬い部と連結板と端板とがほぼL字形に連な
った形態となるため、土砂などを掬い部を利用して掬い
取る際の強度を大きくできる。
【0010】請求項の発明は、取付けベースとバスケ
ットとの間に、回転駆動手段の回転をバスケットに伝達
する回転伝達機構を備え、この回転伝達機構は、前記取
付けベースに固定されたリング状をなすアウタリング
と、このアウタリングの内周部に回転可能に配設される
と共に、前記バスケットが連結され、内周部に多数個の
歯部を有したリング状をなすインターナルギヤと、この
インターナルギヤの内側にあって当該インターナルギヤ
の回転中心から偏心した部位に配置されると共に、外周
部の歯部が前記インターナルギヤの歯部に歯合するよう
に設けられ、前記回転駆動手段により回転されることに
基づき前記インターナルギヤを介して前記バスケットを
回転させるピニオンとを備えた構成としたところに特徴
を有している。
【0011】このものによれば、インターナルギヤの回
転中心から偏心した部位に配置したピニオンを回転駆動
手段により回転させることに基づき、インターナルギヤ
を介してバスケットを回転させる構成としているので、
バスケットをこれの回転中心で回転駆動手段により直接
回転させる場合とは違い、バスケットを比較的小さな駆
動力で回転させることができる。また、ピニオンはイン
ターナルギヤの内側に配置されているので、そのピニオ
ンやこれを駆動する回転駆動手段が径方向の外部に突出
しないようにできる。
【0012】また、回転駆動手段は油圧モータとするこ
とが好ましい(請求項の発明)。一般に掘削機のアー
ムやバケットの駆動方式は油圧式が多く、油圧モータを
使用した場合、配管などが容易にできる。しかも、油圧
モータは、正転及び逆転も容易に切り替えることができ
る。
【0013】取付けベースにおいてバスケットの回転中
心に対応する部位に位置させて、バスケットの内部に高
圧空気を吹き出す高圧空気吹出し口を設けることもでき
る(請求項の発明)。
【0014】このものにおいて、バスケットを回転させ
ながら、高圧空気吹出し口からバスケット内に高圧空気
を吹き出すと、バスケット内にある比較的重量が軽い大
きな可燃物などをバスケットから強制的に排出させるこ
とが可能になる。これにより、可燃物と瓦礫などとを分
離することも可能になる。この場合、高圧空気吹出し口
は、バスケットの回転中心に対応する部位に位置させて
いるので、バスケットの回転に支障はない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1ないし図4を参照して説明する。まず、図1に
おいて、掘削機1は、油圧式のバックホーであり、旋回
台2の上に運転室3及びブーム4が設けられている。ブ
ーム4の先端部にはアーム5が回動可能に設けられてお
り、ブーム4及びアーム5はそれぞれ油圧式のブームシ
リンダ6、アームシリンダ7により回動操作される。こ
の掘削機1は、バックホーとして使用される場合には、
アーム5の先端部に図示しないバケットが取り付けら
れ、そのバケットは油圧式のバケットシリンダ8によ
り、バケットリンク9を介して取付部10を中心に回動
されるようになっている。
【0016】しかして、この実施例においては、そのア
ーム5の先端部に、前記バケットに代えて本発明のふる
い装置11が装着されており、以下、このふるい装置1
1について詳述する。
【0017】ふるい装置11の取付けベース12は、円
板状をなす鉄製のベース板12aと、このベース板12
aの背面に設けられた2個の鉄製の取付板12b,12
bとを有していて、取付板12b,12bが上記取付部
10を介してアーム5の先端部に回動可能に取り付けら
れていると共に、取付部13を介してバケットリンク9
の先端部に回動可能に取り付けられている。
【0018】上記ベース板12aの背面における外周部
寄りの部位には、回転駆動手段を構成する油圧モータ1
4が取り付けられている。この油圧モータ14には、図
2に示すように、油圧用のホース15a,15b,15
cの一端部が接続されており、これら各ホース15a,
15b,15cの他端部は運転室3側の油圧源に接続さ
れている。なお、3本のホース15a〜15cのうちホ
ース15aは油を油圧モータ14へ供給する供給用、ホ
ース15bは油を油圧モータ14から油圧源側へ戻す戻
し用、ホース15cは余分な油を油圧源側へ戻す余剰分
戻し用となっている。
【0019】また、ベース板12aの前面側(図2にお
いて右側の面)には、回転伝達機構16を介してバスケ
ット17が回転可能に設けられている。回転伝達機構1
6は、図4にも示すように、ベース板12aよりも小さ
なリング状をなすアウタリング18と、このアウタリン
グ18の内周部に多数個のボール19(図3参照)を介
して回転可能に配設され、内周部に多数個の歯部20a
が形成されたリング状をなすインターナルギヤ20と、
このインターナルギヤ20の内側にあって当該インター
ナルギヤ20の回転中心O(図4参照)から偏心した部
位に配置されると共に、外周部の歯部21aがインター
ナルギヤ20の歯部20aに歯合するように設けられた
ピニオン21とから構成されていて、ピニオン21が前
記油圧モータ14の回転軸14aに取着されている。
【0020】そして、アウタリング18が、前記取付ベ
ース12のベース板12aにねじ22により固定され、
また、上記バスケット17の開口部17aとは反対側の
端部を構成する鉄製の端板23が、インターナルギヤ2
0にねじ24により固定されている。なお、アウタリン
グ18及びインターナルギヤ20には、図3に示すよう
に、それらの間の隙間を覆うようにシール部材25が設
けられている。
【0021】ここで、油圧モータ14の回転軸14aに
よりピニオン21が回転されると、インターナルギヤ2
0が回転され、このインターナルギヤ20と一体にバス
ケット17が回転中心Oを中心に回転される。油圧モー
タ14は、運転室3での操作により制御されるようにな
っている。なお、上記した回転伝達機構16は、バック
ホーなどの掘削機1において、旋回台2を回転可能に支
持する旋回座軸受と同様な構成のもので、強度や振動に
強く、耐久性に優れている。
【0022】前記バスケット17は、前記端板23と、
周壁部の外枠を構成する外枠26と、この外枠26に取
り付けられて周壁部を構成する金網27と、周壁部の1
箇所に軸方向に延びるように設けられた鉄製の連結板2
8とから、一端部に開口部17aを有したほぼ円筒容器
状に形成されていて、金網27の網目をふるい用隙間2
9としている。この場合、金網27は周方向に3枚に分
割されていて、それぞれ外枠26にねじ30により取り
付けられている。従って、金網27は交換できるように
なっている。前記連結板28は、平板から構成されてい
て、円筒状をなす周壁部の一部(円周方向に約60度
分)を平坦に形成している。連結板28の外面側には複
数本のリブ28aが設けられ、また、外枠26の2箇所
に補強板31が設けられている。
【0023】バスケット17の開口部17a側の端部に
は、連結板28の先端部と連なるように平板状の掬い部
32が固定状態に設けられている。連結板28の後端部
は前記端板23に連結されており、この連結板28は、
バスケット17の周壁部において端板23と掬い部32
との間を連結している。掬い部32は連結板28に対し
て斜めに設けられていて、この掬い部32の掬い角度α
(図2参照)は約36度に設定している。また、掬い部
32は連結板28よりも幅広に形成されていて、両端部
が周壁部から外方へ突出している。掬い部32の両端部
には、補強板33が設けられている。掬い部32には、
カッチングエッジ34がねじ35により取換え可能に取
り付けられている。
【0024】次に上記構成の作用を説明する。例えば瓦
礫の混じった土砂から瓦礫と土砂とを分離する場合に
は、まず、図1に示すように、掬い部32を下にした状
態で、土砂などを掬い部32を利用してバスケット17
内に掬い取る。このとき、掬い部32は平板状で、かつ
幅広であり、しかも掬い角度αが設定されているので、
土砂などを容易に、しかも効率良く掬うことができる。
【0025】そして、バスケット17をアンダーサイズ
用貯留部36の上方に位置させた状態で、油圧モータ1
4を回転させることによりバスケット17を回転させる
(矢印A参照)。すると、バスケット17内のふるい用
隙間29より小さな粒の土砂37などは、そのふるい用
隙間29からふるい落とされてアンダーサイズ用貯留部
36に貯留され、また、ふるい用隙間29より大きな瓦
礫38などはバスケット17内に残されるようになる。
このとき、バスケット17を正回転と逆回転とを切り替
えることもできる。土砂のふるいが終わったら、バスケ
ット17の回転を止め、バスケット17内に残された瓦
礫38などは、オーバーサイズ用貯留部39にあける。
このようにすることにより、大きな瓦礫38などと土砂
37などとを容易に分離することができるようになる。
【0026】この場合、バスケット17ごと回転させ、
バスケット17周壁部のふるい用隙間29でふるうの
で、ふるうための面積が大きく、しかも遠心力も利用で
きるので、ふるい効率が良い。また、バスケット17の
回転に伴い、バスケット17内でふるい用隙間29より
大きな瓦礫38などが踊るようになるので、目詰まりも
極力防止できるようになり、ふるい効率を一層向上でき
るようになる。
【0027】また、土砂37を除去した後のバスケット
17内に残された物の中に、比較的重量の軽い可燃物の
ような物がある場合には、バスケット17を上下に振動
させると、重い瓦礫38などは軽い物(可燃物など)の
下に入り込むようになるので、バスケット17の傾きを
調整しながら、上の物(可燃物など)と下の物(瓦礫3
8など)とを別々に排出することにより、バスケット1
7内に残された物の分別も可能となる。
【0028】また、上記した実施例においては、バスケ
ット17の周壁部に、当該バスケット17の開口部17
aとは反対側の端板23と開口部17a側の掬い部32
との間を連結する連結板28を設けた構成としていて、
掬い部32と連結板28と端板23とがほぼL字形に連
なった形態となっているため、土砂などを掬い部32を
利用して掬い取る際の強度を大きくできる利点がある。
【0029】さらに、回転駆動手段を構成する油圧モー
タ14とバスケット17との間に回転伝達機構16を設
けていて、この回転伝達機構16におけるインターナル
ギヤ20の回転中心から偏心した部位に配置したピニオ
ン21を油圧モータ14により回転させることに基づ
き、インターナルギヤ20を介してバスケット17を回
転させる構成としているので、バスケット17をこれの
回転中心で回転駆動手段により直接回転させる場合とは
違い、バスケット17を比較的小さな駆動力で回転させ
ることができる。これにより、油圧モータ14にかかる
負担を軽減できる。また、ピニオン21はインターナル
ギヤ20の内側に配置されているので、そのピニオン2
1やこれを駆動する油圧モータ14が径方向の外部に突
出しないようにできる。
【0030】また、バスケット17の回転駆動手段とし
て油圧モータ14を用いているので、油圧駆動式の掘削
機1の場合には、その油圧モータ14の配管などが容易
にできる。しかも、油圧モータ14は、正転及び逆転も
容易に切り替えることができるため、使い勝手も良い。
【0031】図5及び図6は本発明の第2実施例を示し
たものであり、この第2実施例は上記した第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、ふるい装置11の
取付けベース12におけるベース板12aの径方向の中
心部に、高圧空気を吹き出す高圧空気吹出し口40を取
り付け、この高圧空気吹出し口40の先端部を、回転伝
達機構16におけるインターナルギヤ20の中心部を通
して、バスケット17の端板23の回転中心Oにこれを
貫通させて位置させている。端板23のバスケット17
内部側には、高圧空気吹出し口40の周囲に位置させて
シール部材41が設けられている。高圧空気吹出し口4
0の基端部にはエアホース42の一端部を接続し、エア
ホース42の他端部は、運転室3側に設置されたコンプ
レッサ(図示せず)に接続する。
【0032】このような構成のものは、バスケット17
で掬う対象物の中に、比較的重量の軽い可燃物のような
物がある場合において、これを選別する場合に好適す
る。具体的には、次のようにして使用する。
【0033】まず、瓦礫38や可燃物43が混ざった土
砂を、第1実施例の場合と同様に、掬い部32を利用し
てバスケット17内に掬い取る。そして、バスケット1
7をアンダーサイズ用貯留部36の上方に位置させた状
態で、バスケット17を回転させることにより、ふるい
用隙間29より小さな粒の土砂37などをアンダーサイ
ズ用貯留部36にふるい落とす。このとき、バスケット
17内には、ふるい用隙間29より大きな瓦礫38や可
燃物43が残されることになる。
【0034】次に、バスケット17を可燃物貯留部44
の近傍に位置させ、バスケット17を回転させながら、
高圧空気吹出し口40から高圧空気をバスケット17内
部に吹き出させる。すると、比較的重量の軽い可燃物4
3は、高圧空気により飛ばされるようになるので、バス
ケット17の開口部17aから可燃物貯留部44に排出
させる。この後、バスケット17内に残った瓦礫38な
どはオーバーサイズ貯留部39にあける。これにより、
土砂37と、瓦礫38と、可燃物43との分離が可能に
なる。この場合、高圧空気吹出し口40は、バスケット
17の回転中心に対応する部位に位置させているので、
バスケット17の回転に支障はない。
【0035】本発明の掘削機用ふるい装置11は、上記
した場合の他にも、例えば、ゴミ混じりの残土からゴミ
を除去する場合、或いは建設廃材から土砂を除去する場
合、山砂採取場で山砂を選別する場合、砂利採取場で砂
利を選別する場合などにも利用できる。
【0036】また、金網27の網目のサイズの違う物を
複数種類用意しておき、用途に応じて交換することがで
きる。このようにした場合には、選別を一層良好に行う
ことができると共に、一層いろいろな用途に利用するこ
とができるようになる。
【0037】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えば回転駆動手段としては、油圧
モータ14に代えて電動モータを用いても良いなど、要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して実施することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
の掘削機用ふるい装置によれば、ふるう対象となる例え
ば土砂などを、掬い部を利用してバスケット内に掬い取
り、そのバスケットごと回転させてバスケット周壁部の
ふるい用隙間でふるう構成としたので、ふるうための面
積が大きく、しかも遠心力も利用できるので、ふるい効
率を向上できる。
【0039】また、バスケット先端の掬い部と連結板と
端板とがほぼL字形に連なった形態となるため、土砂な
どを掬い部を利用して掬い取る際の強度を大きくでき
る。
【0040】請求項の掘削機用ふるい装置によれば、
インターナルギヤの回転中心から偏心した部位に配置し
たピニオンを回転駆動手段により回転させることに基づ
き、インターナルギヤを介してバスケットを回転させる
構成としているので、バスケットをこれの回転中心で回
転駆動手段により直接回転させる場合とは違い、バスケ
ットを比較的小さな駆動力で回転させることができる。
また、ピニオンはインターナルギヤの内側に配置されて
いるので、そのピニオンやこれを駆動する回転駆動手段
が径方向の外部に突出しないようにできる。
【0041】請求項の掘削機用ふるい装置によれば、
一般に掘削機のアームやバケットの駆動方式は油圧式が
多く、油圧モータを使用した場合、配管などが容易にで
きる。しかも、油圧モータは、正転及び逆転も容易に切
り替えることができる。
【0042】請求項の掘削機用ふるい装置によれば、
バスケットを回転させながら、高圧空気吹出し口からバ
スケット内に高圧空気を吹き出すと、バスケット内にあ
る比較的重量が軽い大きな可燃物などをバスケットから
強制的に排出させることが可能になる。これにより、可
燃物と瓦礫などとを分離することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、使用状態で
の斜視図
【図2】破断側面図
【図3】要部の拡大断面図
【図4】破断正面図
【図5】本発明の第2実施例を示す破断側面図
【図6】破断正面図
【符号の説明】
1は掘削機、5はアーム、11はふるい装置、12は取
付けベース、14は油圧モータ(回転駆動手段)、16
は回転伝達機構、17はバスケット、18はアウタリン
グ、20はインターナルギヤ、20aは歯部、21はピ
ニオン、21aは歯部、23は端板(端部)、27は金
網、28は連結板、29はふるい用隙間、32は掬い
部、37は土砂、38は瓦礫、40は高圧空気吹出し
口、43は可燃物、Oはバスケットの回転中心を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 7/06 E02F 7/00 E02F 3/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削機のアームの先端部に取り付けられ
    る取付けベースと、 一端部に開口部を有したほぼ円筒容器状をなすと共に周
    壁部にふるい用隙間を有し、前記開口部とは反対側の端
    部が前記取付けベースに対して回転可能に取り付けられ
    たバスケットと、 このバスケットの前記開口部側の端部に設けられた掬い
    部と、前記バスケットの周壁部に設けられ、当該周壁部の円周
    方向に約60度分にわたると共に、前記バスケットの開
    口部とは反対側の端部を構成する端板と前記掬い部との
    間を連結する平板状の連結板と、 前記取付けベースに前記バスケットを回転させるように
    設けられた回転駆動手段とを備えたことを特徴とする掘
    削機用ふるい装置。
  2. 【請求項2】 取付けベースとバスケットとの間に、回
    転駆動手段の回転をバスケットに伝達する回転伝達機構
    を備え、 この回転伝達機構は、 前記取付けベースに固定されたリング状をなすアウタリ
    ングと、 このアウタリングの内周部に回転可能に配設されると共
    に、前記バスケットが連結され、内周部に多数個の歯部
    を有したリング状をなすインターナルギヤと、 このインターナルギヤの内側にあって当該インターナル
    ギヤの回転中心から偏心した部位に配置されると共に、
    外周部の歯部が前記インターナルギヤの歯部に歯合する
    ように設けられ、前記回転駆動手段により回転されるこ
    とに基づき前記インターナルギヤを介して前記バスケッ
    トを回転させるピニオンとを備えている ことを特徴とす
    る請求項1記載の掘削機用ふるい装置。
  3. 【請求項3】 回転駆動手段は油圧モータであることを
    特徴とする請求項1または2記載の掘削機用ふるい装
    置。
  4. 【請求項4】 取付けベースにおいてバスケットの回転
    中心に対応する部位に位置させて、バスケットの内部に
    高圧空気を吹き出す高圧空気吹出し口を設けたことを特
    徴とする請求項1または記載の掘削機用ふるい装置。
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