JP2009027626A - マイクロフォン装置、撮影装置、及びリモート撮影システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、撮影装置と離れた場所でマイクロフォン装置に向かってレポートしながら、該撮影装置にパンやチルトなどの各種動作を行わせることができるマイクロフォン装置を提供する。
【解決手段】マイクロフォン装置1は、撮影装置23にパン又はチルト回転、撮影開始又は終了、録画開始又は終了を含む各種動作を行わせるための遠隔操作用ボタン部4を備え、当該遠隔操作用ボタン部4からの操作入力を遠隔操作情報信号に変換して撮影装置23に送信する。
【選択図】図4
【解決手段】マイクロフォン装置1は、撮影装置23にパン又はチルト回転、撮影開始又は終了、録画開始又は終了を含む各種動作を行わせるための遠隔操作用ボタン部4を備え、当該遠隔操作用ボタン部4からの操作入力を遠隔操作情報信号に変換して撮影装置23に送信する。
【選択図】図4
Description
本発明は、離れた場所に設置された撮影装置の遠隔操作並びに映像及び音声の確認を可能にするマイクロフォン装置、撮影装置、及びリモート撮影システムに関する。
近年、放送局の多様化、小規模な地域放送局や地方局の増加、またはこれら放送局の経費削減等で、一人でビデオカメラマンとレポータをこなす取材形態が増えている。これはビデオジャーナリストと呼ばれ、事件や事故などの現場をビデオカメラで撮影すると共に、ビデオカメラを自分に向けて撮影し、マイクロフォンで現場の様子をレポートまたは取材すると云うものである。このとき、ビデオジャーナリストは自分の姿がビデオカメラにどのように撮影されているかを確認するために、該ビデオカメラのモニタ(又はファインダ)で大体の自分位置を想定するか或いはビデオカメラにモニタを接続して確認する等の方法を採っている。
また、カメラマンが、スカウターやマイクが取り付けられたヘッドマウンターを装着してカメラを肩に掛け、手にリモートコントロールを持って取材するというスタイルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−88736号公報
しかしながら、ビデオカメラのファインダで大体の自分位置を想定して撮影する場合、実際に映った自分自身の映像を確認できないので、映像画面に対して自分位置や大きさを適切に設定できないという問題がある。また、ビデオカメラ(撮影装置)にモニタを接続して確認する方法では、装置が大掛かりとなり、取材の機動性が損なわれるという問題がある。
また、ビデオジャーナリストである自分を撮影した後に現場等を撮影するためには、その都度、カメラのアングル、向き、ズーム等を切り替えたり、再度画角や撮影状態を確認する必要があり、ビデオジャーナリストにとって煩雑な作業となる。また、上記特許文献1記載の発明では、ビデオジャーナリストとして自分自身を撮影することは不可能である。
本発明は、上記問題に鑑み、撮影装置と離れた場所でマイクロフォン装置に向かってレポートしながら、該撮影装置にパンやチルトなどの各種動作を行わせることができるマイクロフォン装置、撮影装置、及びリモート撮影システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のマイクロフォン装置は、音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段より入力された音声を音声情報信号として外部装置に送信し、また撮影装置で撮影された映像を画像情報信号として受信する伝送手段と、前記受信した画像情報信号に基づいて映像を表示する映像表示手段とを備えるマイクロフォン装置であって、前記撮影装置にパン又はチルト回転、撮影開始又は終了、録画開始又は終了を含む各種動作を行わせるための操作手段と、前記操作手段からの操作入力を遠隔操作情報信号に変換して前記撮影装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項2記載のマイクロフォン装置は、音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段より入力された音声を音声情報信号として外部装置に送信し、また撮影装置で撮影された映像を画像情報信号として受信する伝送手段と、前記受信した画像情報信号に基づいて映像を表示する映像表示手段とを備えるマイクロフォン装置であって、前記撮影装置にパン又はチルト回転、撮影開始又は終了、録画開始又は終了を含む各種動作を行わせるための操作手段と、前記操作手段からの操作入力を遠隔操作情報信号に変換して前記撮影装置に送信する送信手段と、前記音声入力手段から入力された音声を音声認識する音声認識手段と、前記音声認識手段により音声認識された音声情報を遠隔操作情報信号に変換する変換手段と、前記操作手段による手動操作と前記音声認識手段による音声操作のいずれか一方に切り替える切り替え手段とを備え、前記送信手段は、前記音声認識手段による音声操作に切り替えられた場合、前記変換手段により変換された遠隔操作情報信号を送信することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項5記載の撮影装置は、静止画、動画を撮影し、また録画可能な撮影手段と、前記撮影手段をパンまたはチルト駆動する駆動手段と、前記撮影手段により撮影された映像を画像情報信号として送信する送信手段と、外部のマイクロフォン装置から音声情報信号を受信し、また前記マイクロフォン装置から送信された遠隔操作情報信号を受信する受信手段とを備え、前記撮影手段及び前記駆動手段は、前記受信した遠隔操作情報信号に基づいて、パン又はチルト回転、撮影開始又は終了、録画開始又は終了を含む各種動作を行うことを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項7記載のリモート撮影システムは、請求項1乃至4記載のマイクロフォン装置と、請求項5又は6記載の撮影装置とで構成されるリモート撮影システムにおいて、前記撮影装置は、前記マイクロフォンから送信される自動追尾信号を受信し、前記自動追尾信号に基づいて、前記撮影装置の撮像手段をパンまたはチルト駆動して自動追尾することを特徴とする。
本発明によれば、撮影装置と離れた場所でマイクに向かってレポートしながら、該ビデオカメラのパンやチルト、ズームやフォーカス、露出などの制御を自由に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るマイクロフォン装置を斜め後上方から見た斜視図であり、図2はマイクロフォン装置を斜め前上方から見た斜視図である。
1は本発明の実施形態に係るマイクロフォン装置である。2は、マイクロフォン装置1を使用するレポータ兼ビデオカメラマン(以下、「ビデオジャーナリスト」と呼ぶ。)や周囲の音声を取得する音声入力部である。3は、小型のカラーLCD(Liquid Crystal Display)等から成る映像表示部である。4は、マイクロフォン装置1から離れた場所に設置された撮影装置を遠隔操作するための遠隔操作用ボタン部である。遠隔操作用ボタン部4は、4つの矢印キーと、これら矢印キーに囲まれて配置された□キーとで構成される。遠隔操作用ボタン部4の詳細については後述する。
5,6,7は各種機能ボタンである。5は自動追尾機能ボタンである。自動追尾機能ボタン5が押されると自動追尾機能がONし、ビデオジャーナリストが持つマイクロフォン装置1を自動追尾するように、撮影装置が駆動制御される。6は操作メニュー機能ボタンである。操作メニュー機能ボタン6が押されると映像表示部3に操作メニュー画面が表示される。7は音声認識モード機能ボタンである。音声認識モード機能ボタン7が押されると音声認識モードに切り替わり、遠隔操作用ボタン部4による手動操作に代えて、音声による撮影装置の操作が可能となる。
8はコード状の無線アンテナである。9はビデオジャーナリストがマイクロフォン装置1を手で保持するためのグリップ部である。このグリップ部9の内部には、不図示の電源(電池等)や制御回路、メモリ等が配置されている。
図2において、10は映像信号受信部、11は自動追尾用信号送信部、12はリモコン信号送信部である。これらを介してマイクロフォン装置1は、後述する撮影装置との通信が可能に構成されている。13は、ヘッドフォン端子であり、モニタ用のヘッドフォンやイヤフォン等を接続することができる。
図3は、本発明の実施の形態に係る撮影装置を斜め前上方から見た斜視図である。
23は本発明の実施形態に係る撮影装置(外部装置)である。撮像装置23は、静止画や動画の撮影が可能で、これら静止画及び動画の録画可能である。14は静止画、動画の撮影及び録画可能なカメラヘッド(撮影手段)である。カメラヘッド14は、パン及びチルト回転が可能で、a軸を中心にパン回転し、b軸を中心にチルト回転する。14bはカメラヘッド14に内蔵されたレンズユニットである。
15,16は、カメラヘッド14を左右方向から支える支持部である。支持部15,16には、チルト駆動用のモータやその制御回路が内蔵されている。18はオペレート表示用のLED(Light Emitting Diode)である。
17は撮影装置23の本体部である。本体部17には、メインの制御回路、撮影した静止画や動画を記録する記録装置(又は記録媒体)、パン駆動用のモータやその制御回路、各種センサー等が内蔵されている。また、本体部17には、図1のマイクロフォン装置1と同様に、周囲の音声を入力するための音声入力部24,25が配置されている。これら2つの音声入力部24,25により、撮影装置周辺の音声を、広範囲で且つ立体感が得られるように入力することが可能となる。
19はリモコン信号受信部、20は音声信号受信部、21は映像信号送信部である。これらを介して撮影装置23は、マイクロフォン装置1との通信が可能に構成されている。22は底板であり、ゴム足(不図示)や三脚取り付けネジ部(不図示)等が配置されている。また、図示されていないが、本体部17の背面には、後述する操作部が配置されている。
なお、撮影装置23は、パン及びチルトが可能であれば図示の形態に限るものではない。図3では、本体のみを図示しているが、取材時には底板22の三脚取り付けネジ部を介して三脚(図示せず)等に固定されて使用される。
次に、図1のマイクロフォン装置1の回路構成について図4を参照して説明する。
図4は、図1のマイクロフォン装置1の回路構成を示すブロック図である。
図4において、音声入力部2は、外部から入力した音声を音声信号に変換して音声回路31に出力する。音声回路31はコントローラ32に制御され、音声回路31からの音声信号を増幅してA/D変換し、SW33を介して送信回路34又は音声認識回路42に出力する。このとき、音声信号は、コントローラ32によりその音量等が適切に調整される。
コントローラ32は、CPU、ROM、RAM、及びI/Oインターフェース等を内蔵したマイクロコンピュータであり、ROMに内蔵されたプログラム等に基づいてマイクロフォン装置全体を制御する。
SW33は図1の音声認識モード機能ボタン7に相当する。通常、SW33は図中cの位置にあり、音声信号が音声回路31から送信回路34へ出力される。そして、送信回路34により音声信号が電波信号に変換され、音声信号送信部35(伝送手段)からコード状の無線アンテナ8を介して音声情報信号として送信される。音声信号送信部35から送信される電波は、例えば、短距離無線通信規格であるIrDA(Infrared Data Association)による赤外線やBluetooth(登録商標)による電波であるが、これに限定されるものではない。
一方、音声認識モード機能ボタン7が押下されると、SW33が図中cからdの位置へ切り替わる。そして、音声信号が音声回路31から音声認識回路42へ出力される。音声信号は音声認識回路42にて音声認識され、音声認識された音声情報はコントローラ32により制御コマンドに変換される。制御コマンドに変換された信号は、リモコンコマンド送信回路43に出力され、リモコンコマンド送信回路43にて赤外線信号に変換される。そして、この赤外線信号は、リモコン信号送信部12である発光素子44からリモコン信号(遠隔操作情報信号)として外部へ送信される。なお、音声認識モード機能ボタン7が押下された場合、遠隔操作情報としての音声のみを受け付け、通常の音声入力はカットされて、送信されない状態となる。
操作部36(操作手段)は、遠隔操作用ボタン部4及び機能ボタン5,6,7を備える。ビデオジャーナリストがこれらのボタン操作を行うことにより、撮影装置23を遠隔操作可能になる。操作部36で入力された操作情報は、コントローラ32に出力され、制御コマンドに変換される。制御コマンドに変換された信号は、リモコンコマンド送信回路43に出力され、リモコンコマンド送信回路43にて赤外線信号に変換される。そして、この赤外線信号は、リモコン信号送信部12である発光素子44からリモコン信号(遠隔操作情報信号)として送信される。また、操作情報は、コントローラ32を介して表示回路39へ出力され、映像表示部3に表示されるので、ビデオジャーナリストは操作コマンドの確認が可能となる。
このように、ビデオジャーナリストは、音声入力部2からの音声入力又は操作部36からの操作入力により撮影装置23を遠隔操作、すなわち撮影装置23にパン又はチルト回転、撮影開始又は終了、録画開始又は終了等の各種動作を行わせることができる。
映像信号受信部10である受光素子37(伝送手段)は、撮影装置23から送信された赤外線信号(画像情報信号)を受信し、電気信号に変換して受信回路38へ出力する。受信回路38は、受信信号を復号(或いは検波等)し、映像信号、音声信号、及び制御信号にそれぞれ分離する。そして、映像信号は、表示回路39へ出力され、映像表示部3に映像として表示される。一方、受信回路38で分離された音声信号は、D/A変換され、ヘッドフォン端子13へ出力される。また、受信回路38で分離された制御信号は、コントローラ32へ出力される。ビデオジャーナリストは、離れた場所に設置された撮影装置23で撮影された映像をマイクロフォン装置1の映像表示部3で見ることができる。
インターネット通信部45(ネットワーク接続手段)は、不図示のLAN用端子と無線LAN用の回路とを備える。マイクロフォン装置1は、インターネット通信部45を介して有線或いは無線LANに接続し、Eメールやデータ等を送受信することができる。例えば、Eメールを受信すると、メール送受信部46を介して表示回路39へ出力され、映像表示部3でメール内容をテキストデータや画像データとして表示させることができる。また、マイクロフォン装置1はWebブラウザ等を備え、インターネット通信部45を介してインターネットに接続し、映像表示部3にWebサイトを表示させることもできる。
メール送受信部46は、コントローラ32の制御により、受信したEメールやデータをメモリ47(記憶手段)に蓄積したり、メモリ47に格納されたデータ等を削除する。メモリ47は、内蔵固定された記憶装置であるが、これに限定されず、リムーバブルな記憶媒体であってもよい。リムーバブルな場合は、取り外しによりデータの移動等が可能である。なお、上述した各構成部は、グリップ部9に内蔵された電池を電源として駆動する。
本実施の形態では、送信回路34とリモコンコマンド送信回路43とが分離された構成について説明した。しかしながら、これに限定されず、外部に発信する信号の送信方式を適切に選ぶことで、送信回路34とリモコンコマンド送信回路43を同一構成とすることもできる。
次に、図3の撮影装置23の回路構成について図5を参照して説明する。
図5は、図3の撮影装置23の回路構成を示すブロック図である。
レンズユニット14bは、撮影した画像情報を内部のCCD(Charge Coupled Devices)等により画像信号に変換し、カメラ回路61へ出力する。画像信号は、カメラ回路61から記録/再生部62へ出力され、デジタル信号として記憶媒体(不図示)に記録され、また必要に応じて再生される。記憶媒体は、例えば、磁気テープ、固体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、光磁気ディスク等から成るが、取り外し可能なリムーバブル装置でもよい。
音声入力部63は、図3の音声入力部24,25に相当する。音声入力部63は、外部から入力した音声を音声信号に変換して音声回路64に出力する。音声回路64は、受信した音声信号を増幅してA/D変換し、記録/再生部62又は送信回路73に出力する。このとき、音声信号は、コントローラ65によりその音量等が適切に調整される。記録/再生部62に入力された音声信号は、画像信号と同様に、デジタル信号として記憶媒体に記録され、また必要に応じて再生される。音声信号が再生される場合には、不図示のスピーカー等から音声として出力される。
コントローラ65は、CPU、ROM、RAM、及びI/Oインターフェース等を内蔵したマイクロコンピュータであり、ROMに内蔵されたプログラム等に基づいて撮影装置全体を制御する。操作部66は、各種操作スイッチ、ボタン等と表示パネル装置とから成り、コントローラ65に操作情報を出力し、動作や制御の指示等を行い、さらに、コントローラ65からの情報により状態や状況の表示を行う。
カメラ駆動回路/駆動機構68は、コントローラ65からの指示により内部のモータを駆動し、フォーカス、ズーム、アイリスの駆動制御や調整を行う。パン及びチルト駆動回路/駆動機構67は、コントローラ65からの指示によりパン/チルト駆動モータを駆動し、カメラヘッド14の姿勢制御や位置制御等を行う。
リモコン信号受信部19である受光素子69は、マイクロフォン装置1から送信されたリモコン信号を受信して受信回路71へ出力する。音声信号受信部20は、マイクロフォン装置1から発信された電波信号を受信して受信回路71へ出力する。受信回路71は、入力した信号が受光素子69からのリモコン信号である場合はコントローラ65へ出力し、音声信号受信部20からの音声信号である場合は記録/再生部62へ出力する。
コントローラ65は、受信回路71からリモコン信号を入力すると、当該リモコン信号に基づいて、撮影装置23におけるパン又はチルト回転、撮影開始又は終了、録画開始又は終了等の各種動作を制御する。記録/再生部62は、受信回路71から音声信号を入力すると、上述したように、デジタル信号として記憶媒体に記録する。
送信回路73は、カメラ回路61及び音声回路64からの信号や記録/再生部62で再生された信号を、IrDAやBluetooth(登録商標)による信号に変換して、映像信号送信部21である発光素子72へ出力する。そして、発光素子72は外部へ信号を送信する。なお、コントローラ65による制御で動作する電子スイッチ(ゲート)によって記録又は再生の切り替え等が行われるが、図では省略されている。
次に、マイクロフォン装置1と撮影装置23とで構成されるリモート撮影システムの動作について図6及び図7を参照して説明する。
図6は、マイクロフォン装置1と撮影装置23とで構成されるリモート撮影システムの動作例を示す図であり、図7は、マイクロフォン装置1の映像表示部3に表示される画面の一例を示す図である。
撮影装置23は、上述したように三脚等に固定して設置されるか、平らな場所に設置される。ビデオジャーナリスト80は、マイクロフォン装置1を持って撮影装置23の撮影範囲83内に立つ。そして、ビデオジャーナリスト80は、マイクロフォン装置1の音声入力部2に向かって音声を発する。そのとき、映像表示部3には、撮影装置23で撮影された自分自身の映像が表示される。
一方、マイクロフォン装置1のヘッドフォン端子13にはイヤフォン81が接続され、ビデオジャーナリスト80は音声をモニタできるようになっている。そして、自分自身の音声或いは撮影装置23の音声入力部24,25が捕らえた音声がイヤフォン81を介して出力される。ビデオジャーナリスト80は、これらの映像及び音声を確認しながらレポートすることができる。
マイクロフォン装置1の遠隔操作用ボタン部4の4つの矢印キーは、その左右キーがパン方向の操作に、上下キーがチルト方向の操作に対応している。ビデオジャーナリスト80は、これら矢印キーを操作することにより、撮影装置23のカメラヘッド14をパン又はチルト回転させることができる。また、ビデオジャーナリスト80は、パン又はチルト操作時に、撮影装置23で撮影されている映像をマイクロフォン装置1の映像表示部3で確認し、レポートしながら撮影装置23の撮影範囲83を決定することができる。
マイクロフォン装置1の遠隔操作用ボタン部4の□キーは、操作モードに対応している。ビデオジャーナリスト80は、この□キーを押すことにより操作モードを変更し、左右キーでフォーカスの遠近、上下キーでズームの広角又は望遠の各操作を行うことができる。なお、ビデオジャーナリスト80が遠隔操作用ボタン部4の操作時においても、撮影装置23が撮影している映像が映像表示部3に表示され、音声入力部2又は音声入力部24,25で入力された音声がヘッドフォン端子13から出力される。その結果、ビデオジャーナリスト80は、撮影画像や音声を確認しながら、撮影装置の画角や設定状態等を確認することができる。
マイクロフォン装置1は、撮影装置23の撮影位置や画角等を予めプリセットする機能を有する。ビデオジャーナリスト80は、そのプリセットナンバーを設定することにより、そのプリセット状態(撮影位置、画角)を瞬時に呼び出して、設定することができる。
ビデオジャーナリスト80は、音声認識モード機能ボタン7を押すことにより、撮影装置23のパン又はチルト、プリセット状態への変更等を音声入力により操作可能になる。その間、マイクロフォン装置1は、音声入力部2から入力された音声情報を撮影装置23に送信しないように動作する。
また、自動追尾機能ボタン5が押されると、自動追尾用信号送信部11からマイクロフォン装置1を自動追尾して撮影させるための自動追尾信号が送信される。撮影装置23は、受信した自動追尾信号に基づいてマイクロフォン装置1を自動追尾するようになる。これにより、撮像装置23がマイクロフォン装置1を持つビデオジャーナリストの撮影中にジャーナリスト自身が移動しても、ジャーナリスト自身が撮像装置23を操作することなく、ジャーナリスト自身の撮影を継続させることができる。その結果、ビデオジャーナリスト80が自由に動いて現場のレポートが可能になる。なお、本実施の形態では、マイクロフォン装置1と撮影装置23との間で自動追尾用の信号を送受信することで自動追尾させる構成を説明したが、撮影装置側で撮影画像に対して人物認識等の処理を行って自動追尾させてもよく、その他の方法でもよい。
また、ビデオジャーナリスト80は、操作メニュー機能ボタン6を押すことにより、映像表示部3に操作メニュー画面を表示させることができる。そして、所望のメニューを適時選択することにより、例えば、メモリ47に予め記憶させた取材の台本や台詞等を表示させ、それらを確認しながらの取材が可能となる。また、映像表示部3により、無線LAN等で受信したEメールの確認もでき、放送局からの指示や連絡、参照するデータなどを表示させ、確認することができる。
本実施の形態によれば、ビデオジャーナリストが撮影装置から離れた場所でマイクロフォン装置に向かってレポートしながら、撮影装置にパン/チルト、撮影開始/終了、録画開始/終了、ズーム、フォーカス、露出等の各種動作を行わせることができる。
また、ビデオジャーナリスト80は、離れた場所に設置された撮影装置23による自分自身の撮影映像をマイクロフォン装置1の映像表示部3によりリアルタイムに確認することができる。
また、音声認識モードに切り替えることにより、音声操作が可能になる。さらに、マイクロフォン装置1の映像表示部3には、メモリ47に記憶された台本、原稿などの文字情報、画像データ等の画像情報、Eメール機能により受信したEメールの文字情報、画像情報などを表示することができる。また、マイクロフォン装置1から自動追尾信号を発信することにより、撮影装置23を自動追尾させることができ、ビデオジャーナリストが自由に動いても、撮影装置23がそれを捕らえ続けることができる。
本実施の形態は、動画を撮影可能な撮影装置について述べたが、本発明を、静止画を撮影するデジタルカメラ、例えば、旅行などで使用するデジタルカメラに適用すれば、旅行先でのセルフポートレート撮影等に非常に有効である。また、ネットワークカメラ、監視カメラなどのセキュリティカメラなど、すべてのカメラシステムについて有効である。
1 マイクロフォン装置
2 音声入力部
3 映像表示部
4 遠隔操作用ボタン部
10 映像信号受信部
11 自動追尾用信号発生部
12 リモコン信号送信部
14 カメラヘッド
19 リモコン信号受信部
20 音声信号受信部
21 映像信号送信部
23 撮影装置
2 音声入力部
3 映像表示部
4 遠隔操作用ボタン部
10 映像信号受信部
11 自動追尾用信号発生部
12 リモコン信号送信部
14 カメラヘッド
19 リモコン信号受信部
20 音声信号受信部
21 映像信号送信部
23 撮影装置
Claims (7)
- 音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段より入力された音声を音声情報信号として外部装置に送信し、また撮影装置で撮影された映像を画像情報信号として受信する伝送手段と、前記受信した画像情報信号に基づいて映像を表示する映像表示手段とを備えるマイクロフォン装置であって、
前記撮影装置にパン又はチルト回転、撮影開始又は終了、録画開始又は終了を含む各種動作を行わせるための操作手段と、
前記操作手段からの操作入力を遠隔操作情報信号に変換して前記撮影装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とするマイクロフォン装置。 - 音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段より入力された音声を音声情報信号として外部装置に送信し、また撮影装置で撮影された映像を画像情報信号として受信する伝送手段と、前記受信した画像情報信号に基づいて映像を表示する映像表示手段とを備えるマイクロフォン装置であって、
前記撮影装置にパン又はチルト回転、撮影開始又は終了、録画開始又は終了を含む各種動作を行わせるための操作手段と、
前記操作手段からの操作入力を遠隔操作情報信号に変換して前記撮影装置に送信する送信手段と、
前記音声入力手段から入力された音声を音声認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段により音声認識された音声情報を遠隔操作情報信号に変換する変換手段と、
前記操作手段による手動操作と前記音声認識手段による音声操作のいずれか一方に切り替える切り替え手段とを備え、
前記送信手段は、前記音声認識手段による音声操作に切り替えられた場合、前記変換手段により変換された遠隔操作情報信号を送信することを特徴とするマイクロフォン装置。 - 文字情報、画像情報を予め記憶する記憶手段と、
無線又は有線を介してネットワークに接続してEメールの文字情報、画像情報を送受信するネットワーク接続手段とを更に備え、
前記映像表示手段は、前記記憶手段に記憶された文字情報、画像情報、又は前記ネットワーク接続手段により送受信した文字情報、画像情報を表示することを特徴とする請求項1又は2記載のマイクロフォン装置。 - 前記撮像装置に当該マイクロフォンを自動追尾して撮影させるための自動追尾信号を送信する送信手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のマイクロフォン装置。
- 静止画、動画を撮影し、また録画可能な撮影手段と、
前記撮影手段をパンまたはチルト駆動する駆動手段と、
前記撮影手段により撮影された映像を画像情報信号として送信する送信手段と、
外部のマイクロフォン装置から音声情報信号を受信し、また前記マイクロフォン装置から送信された遠隔操作情報信号を受信する受信手段とを備え、
前記撮影手段及び前記駆動手段は、前記受信した遠隔操作情報信号に基づいて、パン又はチルト回転、撮影開始又は終了、録画開始又は終了を含む各種動作を行うことを特徴とする撮影装置。 - 前記受信手段は、前記マイクロフォンを自動追尾して撮影するための自動追尾信号を受信することを特徴とする請求項5記載の撮影装置。
- 請求項1乃至4記載のマイクロフォン装置と、請求項5又は6に記載の撮影装置とで構成されるリモート撮影システムにおいて、
前記撮影装置は、前記マイクロフォン装置から送信される自動追尾信号を受信し、前記自動追尾信号に基づいて、前記撮影装置の撮像手段をパンまたはチルト駆動して自動追尾することを特徴とするリモート撮影システム。
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JP2007191169A JP2009027626A (ja) | 2007-07-23 | 2007-07-23 | マイクロフォン装置、撮影装置、及びリモート撮影システム |
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