JP2003273041A - 集積回路の製造方法および該製造方法により形成された集積回路付基板 - Google Patents

集積回路の製造方法および該製造方法により形成された集積回路付基板

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JP2003273041A
JP2003273041A JP2002072525A JP2002072525A JP2003273041A JP 2003273041 A JP2003273041 A JP 2003273041A JP 2002072525 A JP2002072525 A JP 2002072525A JP 2002072525 A JP2002072525 A JP 2002072525A JP 2003273041 A JP2003273041 A JP 2003273041A
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Atsushi Tonai
内 篤 藤
Akira Nakajima
島 昭 中
Michio Komatsu
松 通 郎 小
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JGC Catalysts and Chemicals Ltd
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Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細な配線溝および接続孔に効率よく緻密に
導電性微粒子を堆積することが可能であるとともに、配
線抵抗が小さく高密度の回路が形成可能であり、しかも
高集積化が可能であるため経済性にも優れた集積回路の
製造方法および該方法により形成された集積回路付基板
を提供する。 【解決手段】下記の工程(a)および(b)からなるこ
とを特徴とする集積回路の製造方法。 (a)基板に形成された配線溝表面に金属薄膜を形成す
る工程。 (b)ついで、超音波を照射しながら、金属薄膜を形成
した配線溝に、導電性微粒子形成成分および/または導
電性微粒子を含んでなる集積回路形成用塗布液を塗布す
る工程。(c)前記集積回路形成用塗布液を塗布した後
に、さらに塗布面を平坦化してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線溝の形成され
た基板に、導電性微粒子形成成分および/または導電性
微粒子を含む集積回路形成用塗布液を塗布して基板に電
気回路を形成する方法において、配線溝表面に金属薄膜
を形成し、ついで超音波を照射しながら、配線溝に集積
回路形成用塗布液を塗布し、必要に応じて塗布面を平坦
化する集積回路の製造方法および該方法により形成され
た集積回路付基板に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】コンピューター、各種電子機器に
は各種集積回路が用いられており、これらの小型化、高
性能化に伴い回路の高密度化、高性能化が求められてい
る。これらのうちでも、具体的に半導体集積回路につい
て例示すると、従来、半導体集積回路の集積度を高める
ため、たとえば図5に示すような多層配線回路が使用さ
れていた。図5は、半導体集積回路の概略断面図を示
す。このような集積回路の製造工程について説明する
と、シリコンなどの基板31上に、第1絶縁膜32とし
ての熱酸化膜が形成された後、第1絶縁膜表面にアルミ
ニウム膜などからなる第1配線層33が形成される。つ
いでこの上にCVD法あるいはプラズマCVD法等によ
って、シリカ膜、窒化ケイ素膜などの層間絶縁膜34が
被着され、この層間絶縁膜34上に、この層間絶縁膜3
4を平坦化するためのシリカ絶縁膜(平坦化膜)35が
形成され、このシリカ絶縁膜35上に必要に応じてさら
に第2絶縁膜36が被着された後、第2配線層(図示せ
ず)が形成され、必要に応じてさらに第2配線層の表面
に、層間絶縁膜、平坦化膜、絶縁膜が形成されている。
【0003】しかしながら、アルミニウム膜からなる配
線は、多層配線を形成する際のスパッタリング時に配線
層を構成するアルミニウムが酸化されて抵抗値が増大し
て導電不良を起こすことがあった。また、配線幅を小さ
くすることができないためにより高密度の集積回路を形
成するには限界があった。さらに、近年、クロック線や
データバス線のような長距離配線では、チップサイズ増
大に伴い配線抵抗が増大することに起因して、電気信号
の伝播遅延時間(RC遅延時間=抵抗x容量)が増大す
ることが新たな問題となっている。このため配線層とし
て、より低抵抗の材料を使用する必要が生じている。
【0004】そこで、従来のAlやAl合金にかえてCu
配線を行うことが提案されており、例えば、基板上の絶
縁膜に予め配線溝を形成した後、電解メッキ法、CVD
法等によりCuを堆積させて配線を形成する方法が提案
されている。しかしながら、この方法では配線を高密度
化させるために、微細な配線溝および接続孔内に、充分
にCuを堆積させることができず、また形成された堆積
膜の平坦性において必ずしも満足のいくものを得られて
いなかった。さらに、堆積膜が緻密な膜とならずホール
が生成することがあった。このため、Cu超微粒子含有
溶液を、配線溝を有する基板上にスピンコート法により
塗布して回路を形成する方法(SOM法)が提案されて
いる(ULVAC TECHNICAL JOURNAL No.51,1999, P.15)。
しかしながら、この方法では、1回の塗布で形成できる
堆積膜の厚さが小さいため配線溝をすべて埋めた配線を
形成するためには繰り返し塗布する必要があった。ま
た、スピンコート法では、Cu超微粒子含有溶液を基板
全面にわたって均一に塗布しようとすると基板の外に塗
布されるCu超微粒子溶液があるので、Cu超微粒子溶液
の利用率が低いといった問題もあった。
【0005】さらにCu微粒子のような金属微粒子の堆
積では、金属微粒子の自重によるため金属微粒子が細密
充填しないことがあり、粒界抵抗を小さくできないため
に配線抵抗の充分低い回路が得られないことがあった。
このため、本願出願人は、特許公開2001-208297号公報
において、超音波を照射しながら、配線溝に、導電性微
粒子形成成分および/または導電性微粒子を含んでなる
集積回路形成用塗布液を塗布することにより緻密に導電
性微粒子を堆積することが可能であるとともに、配線抵
抗が小さく高密度の回路が形成できることを提案してい
る。
【0006】しかしながら、配線溝との密着性が不充分
なために形成された回路が剥離する問題があった。この
ため、配線溝と金属微粒子の密着性を高めるためにバイ
ンダー成分を用いると導電性を損なうことがあった。ま
た導電性微粒子を配線溝に充填するが、緻密であっても
粒子間隙がボイドとして残ることがあり、抵抗値が高
く、またボイドが回路の断線の原因になることがあっ
た。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前記従来技術における問題点
を解決すべくなされたもので、微細な配線溝および接続
孔に効率よく緻密に導電性微粒子を堆積することが可能
であるとともに、配線抵抗が小さく高密度の回路が形成
可能であり、しかも高集積化が可能であるため経済性に
も優れた集積回路の製造方法および該方法により形成さ
れた集積回路付基板を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る集積回路の製造方法は、下
記の工程(a)および(b)からなることを特徴として
いる: (a)基板に形成された配線溝表面に金属薄膜を形成す
る工程 (b)ついで、超音波を照射しながら、金属薄膜を形成
した配線溝に、導電性微粒子形成成分および/または導
電性微粒子を含んでなる集積回路形成用塗布液を塗布す
る工程。
【0009】本発明では、(c)前記集積回路形成用塗
布液を塗布した後に、さらに塗布面を平坦化することが
好ましい。前記導電性微粒子が、Au、Ag、Pd、Pt、
Rh、Ru、Cu、Fe、Ni、Co、Sn、Ti、In、Al、
SbおよびWからなる群から選ばれる少なくとも1種の
金属を含んでなる金属微粒子であることが好ましく、ま
た、前記導電性微粒子形成成分が、Au、Ag、Pd、P
t、Rh、Ru、Cu、Fe、Ni、Co、Sn、Ti、In、A
l、SbおよびWからなる群から選ばれる少なくとも1種
の金属のイオンを含んでなることが好ましい。
【0010】また、前記配線溝の深さ(D)が0.05
〜10μmの範囲にあり、配線溝の幅(WC)が0.0
5〜100μmの範囲にあり、配線溝の深さ(D)と配
線溝の幅(WC)との比(D/WC)が0.1〜20の
範囲にあることが好ましい。基板に形成された集積回路
が、前記記載の方法により形成された集積回路であるこ
とが好ましい。
【0011】
【発明の具体的な説明】以下、本発明について具体的に
説明する。本発明に係る集積回路の製造方法は、下記の
工程(a)〜(c)からなることを特徴としている。 (a)基板に形成された配線溝に金属薄膜を形成する工
程。 (b)ついで、超音波を照射しながら、金属薄膜を形成
した配線溝に、導電性微粒子形成成分および/または導
電性微粒子を含んでなる集積回路形成用塗布液を塗布す
る工程。 (c)必要に応じて、さらに塗布面を平坦化する工程。 本発明に係る集積回路では、例えば、図1に示される配
線溝付基板が使用される。図1は、本発明に係る集積回
路の製造方法で使用される配線溝付基板の概略断面図を
表すものであり、図中添字1は基板、2は絶縁膜、3は
配線溝を示す。
【0012】[基板1]本発明に用いる基板1としては、
シリコン、ガラス等からなる基板を用いることができ
る。 [絶縁膜2]この基板の上に、絶縁膜2が形成されてい
る。
【0013】絶縁膜としては、絶縁性材料からなるもの
であれば特に制限されるものではなく、たとえば、シリ
カ、アルミナ、チタニア、窒化ケイ素、炭化ケイ素、有
機樹脂ポリマー、およびプラズマTEOS(なお、プラ
ズマTEOSとは、テトラエチルオルソシリケート(TEO
S)をプラズマ蒸着したもの)などからなるものが形成さ
れる。なお、絶縁膜2は、1種からなってもいてもよ
く、また2種以上からなるものであってもよい。さら
に、上下に別の絶縁膜が形成された多層のものであって
もよい。
【0014】このような絶縁膜2は従来公知の方法で形
成され、例えばスピンコート法、CVD法、スパッタリ
ング法等、プラズマCVD法等によって形成することが
できる。また、たとえば本願出願人の出願による特開平
2−237030号公報に開示されたシリカからなる絶
縁膜(SOG膜)はコンタクト抵抗が高く、低誘電率で
さらに平坦性に優れているので好ましい。
【0015】このとき、絶縁膜はこのような絶縁膜は膜
厚が0.1〜6μmの範囲にあることが望ましい。絶縁
膜2の膜厚が0.1μm未満の場合は膜厚が薄すぎて絶
縁性を確保できないことがあり、絶縁膜2の膜厚が6μ
mを越えると、絶縁膜2にクラックが生じることがあ
る。
【0016】なお、本発明において使用される配線溝付
基板には、図1のように、単層の絶縁膜である必要はな
く、前記したように2種以上の絶縁膜が積層して設けら
れていてもよい。絶縁膜が2種以上からなる場合は最終
的な絶縁膜の膜厚が0.1〜6μmの範囲にあることが
好ましい。 [配線溝3]本発明で使用される配線溝付基板では、絶縁
膜に配線溝が形成されている。
【0017】配線溝の深さ(D)は0.05〜10μm
の範囲にあることが好ましく、さらに好ましくは0.1
〜5μmの範囲であることが望ましい。また、配線溝の
幅(WC)は0.05〜100μmの範囲にあることが
好ましく、さらに好ましくは0.1〜20μmの範囲で
あることが望ましい。配線溝の幅(WC)が0.05μ
m未満の場合は、幅が小さすぎて配線溝に選択的に導電
性微粒子を供給することができない場合がある。
【0018】配線溝の幅(WC)が100μmを越える
と、配線溝の幅が広すぎて高密度の回路を形成すること
ができない場合がある。配線溝の幅が上記範囲にある
と、導電性微粒子形成成分に超音波が照射して生成した
導電性微粒子または予め含まれている導電性微粒子が、
照射された超音波のエネルギーを吸収して、後述する配
線溝あるいは後述するバリアメタル層の形成された配線
溝の底面や側壁に形成された金属薄膜と衝突するととも
に融着しながら、あるいは逐次堆積した導電性微粒子と
衝突しながら導電性微粒子が緻密に堆積される。
【0019】このため導電性微粒子の接合面が増加し、
特に集積回路形成用塗布液に導電性微粒子形成成分が含
まれている場合は粒子間隙によるボイド(空隙)が少な
く、回路抵抗の小さい回路を形成することができる。ま
た、配線溝あるいは後述するバリアメタル層の形成され
た配線溝の底面や側壁との密着性に優れた回路を形成す
ることができる。また、配線溝の深さ(D)が0.05
μm未満の場合は、回路の導電性を確保するために回路
の幅を広くする必要があり、このため高密度の回路を形
成することができない場合がある。
【0020】また配線溝の深さ(D)が10μmを越え
ると、配線層の厚さが厚すぎて高さ方向に高度に集積し
た集積回路を得ることができない場合がある。前記配線
溝の幅(WC)と配線溝の深さ(D)の比(D/WC)
は0.1〜20の範囲にあることが好ましい。配線溝の
深さ(D)と配線溝の幅(WC)が前記範囲にあって、
アスペクト比D/WCが0.1未満の場合は回路の導電
性を確保できないことがあり、このため回路の幅を広げ
ると高密度の回路を形成することができない場合があ
る。また、アスペクト比D/WCが20を越えると回路
の導電性を確保できないことがあり、このため回路の高
さを高くすると縦方向に高度に集積した回路を形成する
ことができない場合がある。このような配線溝は、基板
上に0.1〜10μmのラインアンドスペースのフォト
レジスト膜(PR膜)を形成し、ついでスパッタリング
により形成することができる。
【0021】[バリアメタル層]なお、本発明の集積回路
の製造方法においては、集積回路形成用塗布液を塗布す
る前に、前記配線溝の内面にバリアメタル層を形成して
もよい。このようなバリアメタル層の形成は、従来公知
の方法を採用することができ、例えば、TiN、Ta、T
aN等のスパッタリングによって行うことができる。こ
のときのバリアメタル層の厚さは通常50〜200nm
の範囲にある。バリアメタル層を形成することによっ
て、回路形成用の導電性微粒子成分、後述する有機系安
定剤、イオン等の不純物の絶縁膜への拡散や浸食を防止
することができるとともに、これらの絶縁膜への拡散や
浸食に伴う絶縁膜の絶縁性の低下を抑制することができ
る。
【0022】工程(a) [金属薄膜の形成]本発明では、前記配線溝表面に金属薄
膜を形成する。金属薄膜を構成する成分としては、後述
する導電性微粒子と同様に、Au、Ag、Pd、Pt、R
h、Ru、Cu、Fe、Ni、Co、Sn、Ti、In、Al、S
bおよびWからなる群から選ばれる少なくとも1種の金
属成分が用いられる。このとき、金属薄膜成分は導電性
微粒子成分、導電性微粒子形成成分と異なっていてもよ
いが、同一であると金属薄膜との密着性が高く、前記し
たボイドの少ない回路を形成することができる。
【0023】このような金属薄膜の厚さは2〜25n
m、さらには5〜20nmの範囲にあることが好まし
い。金属薄膜の厚さが2nm未満の場合は、配線溝に側
壁および底面の全面に薄膜を形成できないことがあり、
配線溝と回路との密着性に欠けることがある。金属薄膜
の厚さが25nmを越えると、配線溝のサイズによって
は配線溝が狭くなるために、導電性微粒子形成成分およ
び/または導電性微粒子を含む集積回路形成用塗布液塗
布を選択的に配線溝に塗布することが困難となることが
あり、また、超音波を照射しながら塗布液を塗布して回
路を形成する効果が充分発揮できず、さらに金属薄膜の
形成方法によっては、配線溝間の絶縁膜上にも金属薄膜
が形成され、この部分(犠牲層)の研磨などによる除去
が必要であり、この負担が高くなる。
【0024】前記金属薄膜の形成方法は、前記した厚さ
の範囲で均一な薄膜を形成できればとくに制限はなく、
従来公知の方法を採用することができる。例えば、スパ
ッタリング法、CVD法、電解メッキ法、無電解メッキ
法等を挙げることができる。なかでも、上記膜厚範囲の
均一な金属薄膜を形成できる点でCVD法が好ましく用
いられる。
【0025】工程(b) ついで、超音波を照射しながら、金属薄膜を形成した配
線溝に、導電性微粒子形成成分および/または導電性微
粒子を含んでなる集積回路形成用塗布液を塗布する。さ
らに、必要に応じて乾燥し、加熱処理することもでき
る。
【0026】集積回路形成用塗布液 本発明に用いる集積回路形成用塗布液は、導電性微粒子
形成成分および/または導電性微粒子と水および/また
は有機溶媒からなるものが使用される。 [導電性微粒子形成成分]導電性微粒子形成成分として
は、後述する単一成分の金属微粒子あるいは2種以上の
金属成分を含む複合金属微粒子などの導電性微粒子を形
成する成分であって、該金属のイオンが挙げられる。具
体的にはAu、Ag、Pd、Pt、Rh、Ru、Cu、Fe、N
i、Co、Sn、Ti、In、Al、SbおよびWなどの金属
のイオンが挙げられる。なかでもAu、Ag、Pd、Pt、
Rh、Cuなどは金属は超音波照射によって容易に金属コ
ロイド微粒子が得られるので好ましい。
【0027】このような金属イオンを含む化合物として
は、NaAuCl4、AgClO4、AgNO3、PdCl2・2N
aCl、Pd(NO3)2、K2PtCl4、H2PtCl6、CuCl2
などが例示される。これらの導電性微粒子形成成分は超
音波照射によって容易に後述する導電性微粒子と同程度
の粒子径の金属コロイド微粒子を生成する。
【0028】[導電性微粒子]導電性微粒子としては、導
電性を有するものであれば特に制限なく使用することが
可能であり、金属微粒子、金属酸化物微粒子、導電性カ
ーボン、導電性高分子微粒子など挙げられる。本発明で
は、導電性微粒子として、金属微粒子が好ましく使用さ
れる。
【0029】金属微粒子としては、従来公知の金属微粒
子を用いることができ、単一成分の金属微粒子であって
もよく、2種以上の金属成分を含む複合金属微粒子であ
ってもよい。また前記複合金属微粒子を構成する2種以
上の金属は、固溶状態にある合金であっても、固溶状態
にない共晶体であってもよく、合金と共晶体が共存して
いてもよい。このような複合金属微粒子は、金属の酸化
やイオン化が抑制されるため、複合金属微粒子の粒子成
長等が抑制され、複合金属微粒子の耐腐食性が高く、導
電性の低下(抵抗値の上昇)が小さいなど信頼性に優れ
ている。このような金属微粒子としてはAu、Ag、P
d、Pt、Rh、Ru、Cu、Fe、Ni、Co、Sn、Ti、I
n、Al、SbおよびWからなる群から選ばれる少なくと
も1種の金属を含んでなる金属微粒子が好ましい。
【0030】金属微粒子としては、Au、Ag、Pd、P
t、Rh、Ru、Cu、Fe、Ni、Co、Sn、Ti、In、A
l、SbおよびWからなる群から選ばれる金属の微粒子が
挙げられる。また、複合金属微粒子としては、Au、A
g、Pd、Pt、Rh、Ru、Cu、Fe、Ni、Co、Sn、T
i、In、Al、SbおよびWからなる群から選ばれる少な
くとも2種以上の金属からなる複合金属微粒子が挙げら
れる。好ましい2種以上の金属の組合せとしては、Au-
Cu、Ag-Pt、Ag-Pd、Au-Pd、Au-Rh、Pt-Pd、
Pt-Rh、Fe-Ni、Ni-Pd、Fe-Co、Cu-Co、Ru-
Ag、Au-Cu-Ag、Ag-Cu-Pt、Ag-Cu-Pd、Ag-A
u-Pd、Au-Rh-Pd、Ag-Pt-Pd、Ag-Pt-Rh、Fe-
Ni-Pd、Fe-Co-Pd、Cu-Co-Pdなどが挙げられ
る。また、Au、Ag、Pd、Pt、Rh、Cu、Co、Sn、
Inなどの金属からなる金属微粒子を用いる場合は、そ
の一部が酸化状態にあってもよく、また金属微粒子は、
その金属の酸化物を含んでいてもよい。さらに、PやB
原子が結合した化合物を含有していてもよい。
【0031】このような金属微粒子は、公知の方法(特
開平10−188681号公報参照)によって得ること
ができる。たとえば、アルコール・水混合溶媒中で、1
種の金属塩を還元する方法、あるいは2種以上の金属塩
を同時にあるいは別々に還元する方法によって、金属微
粒子を調製することができる。このとき、必要に応じて
還元剤を添加してもよい。還元剤としては、硫酸第1
鉄、クエン酸3ナトリウム、酒石酸、水素化ホウ素ナト
リウム、次亜リン酸ナトリウムなどが挙げられる。ま
た、圧力容器中で約100℃以上の温度で加熱処理して
もよい。また、単成分金属微粒子または合金微粒子の分
散液に、金属微粒子または合金微粒子よりも標準水素電
極電位が高い金属の微粒子またはイオンを存在させて、
金属微粒子または/および合金微粒子上に標準水素電極
電位が高い金属を析出させる方法によっても金属微粒子
を調製することができる。このとき、得られた複合金属
微粒子上に、さらに標準水素電極電位が高い金属を析出
させてもよい。また、このような標準水素電極電位の最
も高い金属は、複合金属微粒子表面層に多く存在してい
ることが好ましい。このように、標準水素電極電位の最
も高い金属が複合金属微粒子の表面層に多く存在する
と、複合金属微粒子の酸化およびイオン化が抑えられ、
イオンマイグレーション等による粒子成長の抑制が可能
となる。さらに、このような複合金属微粒子は、耐腐食
性が高いので、導電性の低下を抑制することができる。
さらにまた、日本金属学会秋季大会シンポジウム講演概
要集(1997)70頁等に記載された超音波照射直接
還元法によって、金属微粒子を調製することができる。
具体的には、貴金属イオン(Ag+、Au3++、Pd2+、P
t2+、Pt4+等)を含み、必要に応じて界面活性剤等の有
機化合物を添加した溶液に、不活性ガス雰囲気下で超音
波を、たとえば200kHz、6W/cm2の条件で照射
することによって金属微粒子を調製することができる。
このような金属微粒子の平均粒径は200nm以下、好
ましくは70nm以下の範囲にあることが望ましい。
【0032】金属微粒子の平均粒径が200nmを越え
ると、金属微粒子が大きすぎて配線溝に入ることができ
なかったり、入ったとしても緻密に堆積することができ
ず低抵抗値の回路を形成することが困難である。導電性
金属酸化物微粒子の平均粒径が1nm未満のものは得る
ことが困難であり、得られたとしても粒子の配合割合に
よっては粒界抵抗が大きくなり低抵抗の回路が形成でき
ないことがある。
【0033】また、本発明では、前記金属微粒子の代わ
りに導電性金属酸化物微粒子を使用してもよく、また金
属微粒子とともに導電性金属酸化物微粒子を使用しても
よい。導電性金属酸化物としては、酸化錫、Sb、Fま
たはPがドーピングざれた酸化錫、酸化インジウム、S
nまたはFがドーピングされた酸化インジウム、酸化ア
ンチモン、低次酸化チタンが挙げられる。
【0034】本発明に用いる集積回路形成用塗布液に
は、上記金属微粒子、金属酸化物微粒子以外の導電性微
粒子が含まれていてもよい。さらに、導電性カーボン等
の無機系導電性微粒子、ポリアセチレン、ポリピロー
ル、ポリ-P-フェニレンなどの導電性高分子からなる導
電性微粒子を用いることもできる。これらの導電性微粒
子の平均粒径も1〜200nm、好ましくは2〜70n
mの範囲にあることが望ましい。
【0035】有機溶媒 集積回路形成用塗布液に用いられる有機溶媒としては、
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、
ジアセトンアルコール、フルフリルアルコール、テトラ
ヒドロフルフリルアルコール、エチレングリコール、ヘ
キシレングリコールなどのアルコール類;酢酸メチルエ
ステル、酢酸エチルエステルなどのエステル類;ジエチ
ルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエー
テルなどのエーテル類;アセトン、メチルエチルケト
ン、アセチルアセトン、アセト酢酸エステルなどのケト
ン類などが挙げられる。これらは単独で使用してもよ
く、また2種以上混合して使用してもよい。集積回路形
成用塗布液中の導電性微粒子形成成分および/または導
電性微粒子の濃度は、塗布液の流動性が確保できれば特
に制限はないが、固形分あるいは金属に換算して0.0
5〜30重量%、好ましくは0.1〜10重量%、特に
好ましくは0.2〜5重量%の量で含まれていることが
望ましい。
【0036】集積回路形成用塗布液中に含まれる導電性
微粒子形成成分および/または導電性微粒子の量が固形
分あるいは金属に換算して0.05重量%未満の場合
は、濃度が低すぎて、繰り返し塗布する必要があった
り、溶媒の蒸発に時間を要するので回路形成に長時間を
要することとなるので好ましくない。また、導電性微粒
子形成成分および/または導電性微粒子の量が固形分あ
るいは金属に換算して30重量%を越えると、生成する
粒子が凝集粒子がしていたり、塗布液中で導電性微粒子
が凝集することがあり、このため導電性微粒子が緻密に
堆積できず低抵抗値の回路が得られない場合があり、得
られたとしても長期の使用期間中に導電性が低下したり
回路の断線の原因になることがある。有機系安定剤 また、本発明では、導電性微粒子形成成分あるいは導電
性微粒子として金属微粒子を用いる場合は、金属微粒子
の生成を促進するために、生成する金属微粒子あるいは
金属微粒子の分散性を向上させるために、あるいは分散
液の安定性を高めるために集積回路形成用塗布液中に有
機系安定剤あるいは界面活性剤が含まれていてもよい。
このような有機系安定剤、界面活性剤として具体的に
は、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタール
酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、
フタル酸、クエン酸などの多価カルボン酸およびその
塩、スルホン酸塩、有機スルホン酸塩、リン酸塩、有機
リン酸塩、複素環化合物、ポリカルボン酸、またはこれ
らの混合物などが挙げられる。このような有機系安定
剤、界面活性剤は、これらの種類、金属微粒子の粒子径
等によっても異なるが、金属微粒子形成成分および/ま
たは金属微粒子を金属に換算し、この金属1重量部に対
し、0.005〜5重量部、好ましくは0.01〜2重量
部の量で含まれていればよい。有機系安定剤、界面活性
剤の量が0.005重量部未満の場合は充分な分散性、
安定性が得られず、5重量部を超えて高い場合は導電性
が阻害されることがある。
【0037】さらに本発明で用いられる集積回路形成用
塗布液は、金属微粒子を水および/または有機溶媒に分
散させて用いる場合は、塗布液中に存在するアルカリ金
属イオン、アンモニウムイオンおよび多価金属イオン、
ならびに鉱酸などの無機陰イオン、酢酸、蟻酸などの有
機陰イオンで、粒子から遊離したイオン濃度の合計量
が、分散液中の固形分100g当たり10ミリモル以下
の量であることが望ましい。特に鉱酸などの無機陰イオ
ンは、金属微粒子の安定性、分散性を阻害するので、分
散液中に含まれる量は低いほど好ましい。イオン濃度が
低くなると、集積回路形成用塗布液中に含まれている金
属微粒子の分散状態が良好となり、凝集粒子をほとんど
含んでいない分散液が得られる。この塗布液中での金属
微粒子の単分散状態は、回路の形成過程でも維持され
る。このため、イオン濃度の低い集積回路形成用塗布液
から集積回路を形成すると、凝集粒子が存在しないため
に緻密で抵抗値の低い回路が形成される。
【0038】また上記のようなイオン濃度の低い分散液
から形成された回路では金属微粒子などの導電性微粒子
を良好に分散させ配列させることができるので、回路中
で導電性微粒子が凝集している場合に比較して欠陥のな
い信頼性の高い集積回路を提供することが可能である。
上記のようなイオン濃度の低い塗布液を得るための脱イ
オン処理の方法は、最終的に塗布液中に含まれているイ
オン濃度が上記のような範囲になるような方法であれば
特に制限されないが、好ましい脱イオン処理の方法とし
ては、塗布液の原料として用いられる導電性微粒子の分
散液、または前記分散液から調製された集積回路形成用
塗布液を陽イオン交換樹脂および/または陰イオン交換
樹脂と接触させる方法、あるいはこれらの液を、限外濾
過膜を用いて洗浄処理する方法などが挙げられる。
【0039】塗布液の塗布方法 本発明では、集積回路形成用塗布液の塗布方法は、前記
配線溝に集積回路形成用塗布液を塗布できれば特に制限
はないが、容器に装着したノズル等から塗布する際の塗
布液に均一に超音波を照射することができ、かつ配線溝
に選択的に塗布できることが好ましい。
【0040】本発明では、集積回路形成用塗布液を塗布
しながら超音波を照射するが、超音波の照射は前記ノズ
ル等から滴下・流出する際の塗布液および/または配線
溝に堆積した塗布液に行う。超音波の照射条件は、集積
回路形成用塗布液中の金属微粒子形成成分の金属に換算
した濃度、あるいは集積回路形成用塗布液中の導電性微
粒子の濃度、平均粒子径あるいは溶媒の沸点や塗布液の
塗布速度等によって異なり、導電性微粒子を配線溝に選
択に塗布できれば特に制限はないが、20〜400kH
z、5〜400Wの範囲で選択することができる。
【0041】集積回路形成用塗布液中に金属微粒子形成
成分を含む場合は、超音波の照射によって塗布液が加熱
されるとともに金属微粒子が生成し、溶媒の蒸発に伴っ
て塗布液が濃縮・乾燥しながら配線溝に入り、導電性微
粒子が堆積して導電性微粒子層が配線溝に形成されて、
回路が形成される。また、集積回路形成用塗布液中に導
電性微粒子を含む場合は、超音波の照射によって塗布液
が加熱され、溶媒の蒸発に伴って塗布液が濃縮・乾燥し
ながら配線溝に入り、導電性微粒子が堆積して導電性微
粒子層が配線溝に形成されて、回路が形成される。
【0042】また、生成した金属微粒子を含む導電性微
粒子は超音波によるエネルギーを吸収し、配線溝内に入
った導電性微粒子は配線溝の底面、側壁あるいは導電性
微粒子同士の衝突により、配線構内の下部から順次導電
性微粒子が緻密に堆積して回路が形成される。配線溝内
を充分に満たして回路が形成された後、必要に応じてさ
らに超音波を照射(第2の超音波の照射)することもで
きる。
【0043】あるいは、第2の超音波の照射前に前記集
積回路形成用塗布液をスピナー法により塗布した後、第
2の超音波の照射を行うこともできる。このような第2
の超音波の照射により、回路形成後の基板の上面が平坦
化でき、回路形成後に必要に応じて行う平坦化処理(例
えば、化学機械研磨(CMP)処理)が容易となる。本
発明の集積回路の形成方法によれば、配線溝内に選択的
に導電性微粒子が緻密に堆積して、配線溝内が導電性微
粒子で満たされ、配線溝の上端面と導電性微粒子層の上
端面がほぼ一致するように回路を形成することができる
ので、従来のメッキ法、CVD法、PVD法や前述した
SOM法のように配線溝の上端面を越えて高く導電層
(犠牲層)が形成されることが少ないの、実質的には絶
縁膜上に形成された金属薄膜を除去すればよく、平坦化
処理は極めて容易であり、処理後の端面は平坦性に優れ
ている。このため集積回路形成の経済性にも優れてい
る。
【0044】前記集積回路形成用塗布液を、超音波を照
射しながら塗布した後、必要に応じて酸化および/また
は還元雰囲気あるいは不活性ガス雰囲気下、約200〜
400℃の温度で加熱処理(キュアリング)を行う。こ
の加熱処理によって回路中に不純物が存在する場合はこ
れを除去できるとともに、導電性微粒子同士の接合がよ
り促進され、配線溝との密着性に優れた低抵抗値の回路
が得られる。
【0045】ついで、形成された導電性微粒子層の平坦
化処理を行うことが望ましい。平坦化処理は、図2に示
されるようにして行われる。図2は平坦化処理の概略を
示す模式図であり、添字11は基板、12は絶縁膜、1
3は形成された導電性微粒子層、14はバリアメタル
層、15は金属薄膜層を示す。図2(1)に示されよう
に、形成直後の導電性微粒子層は、金属薄膜が形成され
た配線溝の上部および絶縁膜表面に形成されている。こ
の導電性微粒子層が、図2(2)に示すように絶縁膜の上
端面と研磨後の導電性微粒子層の上端面が、水平、かつ
平坦に一致するように平坦化処理が行われる。このよう
な平坦化処理は、例えば、化学機械研磨(CMP)処理
などによって行われる。
【0046】こうして集積回路を形成した後、回路表面
に絶縁膜(第2絶縁膜)を形成してもよい。第2絶縁膜
の形成方法は、前記絶縁膜の形成方法と同様である。こ
の第2絶縁膜を形成した後、必要に応じてこの第2絶縁
膜の所定の位置に、形成した回路と電気的に接続するた
めのスルーホール(接続溝)を設ける。接続溝は、例え
ばドライエッチング等に形成され、通常1.5μm程度
の径である。
【0047】この後、前述した絶縁膜を形成し、配線溝
を形成し、さらに配線溝および接続溝に回路形成用塗布
液を塗布した後、第2絶縁膜を形成する一連の工程を繰
り返すことによって多層の集積回路付基板を作製するこ
とができる。 [集積回路付基板]次に、本発明の集積回路の製造方法に
よって得られる集積回路付基板について以下に示す図面
を参照しながら説明する。図3は本発明に係る集積回路
付基板の一実施例を示す概略断面図である。図3中、添
字21は基板、22は第1絶縁膜、23は配線層、24
は第2絶縁膜を示す。
【0048】本発明の集積回路付基板は、基板21上に
第1絶縁膜22が積層され、この絶縁膜内に上記した方
法によって配線層23が形成され、さらに絶縁膜22お
よび回路上に第2絶縁膜24が形成されている。(これ
らを第1配線層という)さらに第2絶縁膜24の上に第
1配線層と同一の構成の第2配線層(図示せず)が形成
されている。第1配線層と第2配線層はスルーホール
(接続溝、図示せず)を通じて接続されている。同様に
して第3配線層,,,,,第n配線層が形成されている。
【0049】また、本発明の多層の集積回路付基板で
は、上下各配線層はスルーホール(接続溝、図示せず)
を通じて接続されている。上記の接続は、絶縁膜に例え
ばRIE(Reactive Ion Etching)法によるドライエッ
チングにより所望の径(通常約1.5μm)のスルーホ
ール(接続溝)を設け、スパッタリングにより接続する
ことができる。また上層の回路を形成する際に、前記し
た回路の形成と同様に集積回路形成用塗布液を塗布しな
がら超音波を照射して配線溝と接続溝に導電性微粒子を
緻密に堆積させることにより接続することもできる。集
積回路形成用塗布液を用いて接続するときは、前記回路
の形成と同様に、スルーホール(接続溝)内壁に金属薄
膜を形成することが好ましい。
【0050】本発明のように、超音波を照射しながら配
線溝に集積回路形成用塗布液を塗布すると、塗布液が金
属微粒子形成成分を含む場合は、超音波照射によって金
属微粒子が生成し、塗布液が高温となり分散媒が蒸発し
て濃縮しながら塗布液が塗布され、しかも超音波の振動
エネルギーが導電性粒子に伝達されるため、該導電性粒
子が配線項の壁と衝突し、その衝撃により粒子が緻密に
配列し、このため配線溝の幅が狭い場合であっても配線
溝に選択的かつ緻密に導電性粒子を積層可能となる。
【0051】また、塗布液が金属微粒子を含む場合は、
超音波照射によって塗布液が高温となり分散媒が蒸発し
て濃縮しながら塗布液が塗布され、しかも超音波の振動
エネルギーが導電性粒子に伝達されるため、該導電性粒
子が金属薄膜の形成された配線溝の壁と衝突し、その衝
撃により粒子が緻密に配列し、このため配線溝の幅が狭
い場合であっても配線溝に選択的かつ緻密に導電性粒子
を積層可能となる。
【0052】また配線溝には金属薄膜が形成されている
ので、導電性微粒子を緻密かつ密着性よく配線溝に堆積
させることができ、その結果少ない回数の塗布で配線溝
との密着性に優れ高度に集積した回路を得ることが可能
となる。
【0053】
【発明の効果】本発明の集積回路の製造方法によれば、
前記した金属薄膜が設けられており、配線溝の幅が狭い
場合においても導電性微粒子を緻密に金属薄膜の形成さ
れた配線溝に堆積させることができ、このため低抵抗値
で、また高密度でボイドが少なく、かつ配線溝との密着
性に優れた高集積度の回路を形成することができる。ま
た、チップサイズが大きい場合においても電気信号の伝
播遅延時間が増大することもない。
【0054】さらに、配線溝の上端面と導電性微粒子層
の上端面がほぼ一致するように回路を形成することがで
きるので、配線溝の上端面を越えて高く導電層が形成さ
れることが少なく、このため平坦化処理は極めて容易で
あり、処理後の端面は平坦性に優れている。したがっ
て、本発明に係る方法は集積回路付基板製造における経
済性にも優れている。
【0055】また得られる集積回路付基板は、縦方向と
ともに横方向にも高度に集積した回路が形成されている
ので、伝播遅延時間が短縮されており、信頼性にも優れ
ている。
【0056】
【実施例】以下、実施例により説明するが、本発明はこ
れらの実施例により限定されるものではない。
【0057】
【調製例】導電性微粒子分散液の調製 本実施例および比較例で用いた金属微粒子および導電性
微粒子の分散液の組成を表1に示す。金属微粒子(Q-1、
Q-2、Q-3)の分散液は、以下の方法で調製した。
【0058】純水100gに、あらかじめクエン酸3ナ
トリウムを金属微粒子1重量部当たり0.01重量部と
なるように加え、これに金属換算で濃度が10重量%と
なり、金属種が表1の重量比となるように硝酸銀、硝酸
パラジウム、塩化銅水溶液を加え、さらに硝酸銀、硝酸
パラジウム、塩化銅の合計モル数と等モル数の硫酸第一
鉄の水溶液を添加し、窒素雰囲気下で1時間攪拌して金
属微粒子の分散液を得た。得られた分散液は遠心分離器
により水洗して不純物を除去した後、水に分散させ、つ
いで表1に示した溶媒(1−エトキシ−2プロパノー
ル)を混合した後ロータリーエバポレーターにて水分を
除去するとともに濃縮して表(1)に示す固形分濃度の
金属微粒子分散液(S-1、S-2、S-3)を調製した。
【0059】
【表1】
【0060】b)集積回路形成用塗布液の調製 b-1)金属微粒子を含む集積回路形成用塗布液の調製 上記で調製した各金属微粒子分散液(S-1、S-2、S-3)
に、エタノールと1-エトキシ-2-プロパノールの重量
比がエタノール/1-エトキシ-2-プロパノール=3/
1の混合溶媒を加えて希釈し各々濃度が0.5重量%の
集積回路形成用塗布液(SC-1、SC-2、SC-3)を調製し
た。
【0061】b-2)金属微粒子形成成分を含む集積回路
形成用塗布液の調製 純水100gに、あらかじめクエン酸3ナトリウムを金
属微粒子形成成分を金属に換算して1重量部当たり0.
01重量部となるように加え、これに金属換算で濃度が
0.5重量%となり、金属種が表2の重量比となるよう
に硝酸銀、硝酸パラジウム、塩化銅を溶解し、さらに各
溶液に界面活性剤としてドデシル硫酸ナトリウムを金属
微粒子形成成分を金属に換算して1重量部当たり1重量
部となるように加え、窒素雰囲気下で30分間撹拌して
金属微粒子形成成分を含む集積回路形成用塗布液(SB-
1、SB-2、SB-3)を調製した。
【0062】
【表2】
【0063】b-3)金属微粒子形成成分と金属微粒子を
含む集積回路形成用塗布液の調製 上記集積回路形成用塗布液(SB-1)と集積回路形成用塗
布液(SC-1)を重量比1:1で混合して金属微粒子形成
成分と金属微粒子を含む集積回路形成用塗布液(SD-1)
を調製した。
【0064】
【実施例1】[集積回路付基板の作成]絶縁膜として、窒
化ケイ素からなる絶縁膜A(厚さ0.2μm)の表面
に、シリカからなる絶縁膜B(厚さ0.4μm)が積層
され、さらに、絶縁膜Bの表面に窒化ケイ素からなる絶
縁膜C(厚さ0.2μm)が順次形成されたシリコンウ
ェーハー(8インチウェーハー)基板上にポジ型フォト
レジストを塗布し、0.3μmのラインアンドスペース
の露光処理を行った。ついでテトラメチルアンモニウム
ハイドライド(TMAH)の現像液で露光部分を除去し
た。次ぎに、CF4とCHF3の混合ガスを用いて、下層
の絶縁膜にパターンを形成し、ついでO2プラズマによ
りレジストを除去し、幅(WC)が0.3μmで、深さ
(D)が0.6μm、アスペクト比D/WCが2の配線溝
を形成した。ついで、配線溝を形成した基板に、CVD
法にて厚さ15nmの銀薄膜層を形成した。
【0065】ついで、先に調製した集積回路形成用分散
液(SC-1)をノズル径が5mmのノズル付き容器に充填
し、ついで上記の銀薄膜層を形成した配線溝に沿って塗
布しながらこれに超音波発生装置(海上電気(株)製:
AUTOCHDER-300、形式-5271)で27kHz、300Wの超
音波を照射して配線溝に金属微粒子(Q-1)を堆積させ
た回路を形成した。ついで配線溝上端面を越えて僅かに
堆積した金属微粒子層および銀薄膜をCMP処理して平
坦化し、窒素雰囲気下400℃で30分間キュアリング
し、次ぎにCVD法により厚さ200nmのSiO2
(絶縁膜)を形成して集積回路付基板(A)を得た。導
電性微粒子の堆積量、平坦性およびCMP処理速度の比
較による研磨の難易度を表2に示した。また、得られた
集積回路付基板(A)について、回路の導通性および堆
積粒子の緻密性を調べた。結果を表3に示す。
【0066】なお、表3における評価は以下のようにし
て行った。 (a)塗布後の平坦性 回路断面10点の走査型電子顕微鏡写真(SEM)によ
り観察し、以下の基準で評価した。 平坦である : ○ ほぼ平坦である : △ 明らかに凹凸がある: × (b)研磨の難易度 塗布乾燥後の基板上の犠牲層(図2参照)を研磨装置
(ナノファクタ((株)製:ウェハーポリッシングシス
テム NF-300)を用い、荷重が200g/cm2
ウェハーと研磨パッドの相対速度が450cm/minの
条件で研磨し、以下の研磨所要時間を基準にして評価し
た。
【0067】 研磨時間1分以内 : ○ 研磨時間2分以内 : △ 研磨時間2分以上 : × (c)導通性 実施例と同様にして絶縁膜を形成した後、シリコンウェ
ーハー基板上にポジ型フォトレジストを塗布し、図4の
ような1本の0.3μmのラインとテスター用端子(Ta
およびTb)のためレジスト部分の露光処理を行い、つ
いで、露光部分の除去し、CF4とCHF3の混合ガスを
用いて、下層の絶縁膜にパターンを形成し、ついでO2
プラズマによりレジストを除去し、幅(WC)が0.3μ
mで、深さ(D)が0.6μm、アスペクト比D/WC
2の配線溝を形成した。両テスター用端子にテスターを
接続して抵抗(Ta−Tb間)値を測定した。
【0068】また、抵抗値測定のブランクとして、図4
のRc-1とRc-2間の抵抗値を測定し、以下の基準により
導通性を評価した。 TaとTbとの間の抵抗値が、Rc-1−Rc-2間の抵抗値の
10/1未満 : ○ TaとTbとの間の抵抗値が、Rc-1−Rc-2間の抵抗値の
100/3未満 : △ TaとTbとの間の抵抗値が、Rc-1−Rc-2間の抵抗値の
100/3以上 : × (d)回路密度 集積回路形成用塗布液塗布後の平坦性を評価する際に、
SEMで観察した。 ボイドが無く緻密な堆積 :◎ ボイドが僅かにあるが緻密な堆積 :○ ボイドが僅かにあり疎な堆積 :△ 空洞が認められる :× (e)密着性 上記集積回路付基板(A)と同様にして、SiO2膜(絶
縁膜)形成前の集積回路付基板(A)を作成し、回路表
面を覆うようにセロファンテープを接着し、ついで、セ
ロファンテープを剥離したときの回路の観察を行い、以
下の基準で評価した。
【0069】 全く変化無し :○ 回路の一部に僅かに平坦面からの盛り上がりが認められる:△ 少なくとも回路の一部に配線溝からの剥離が認められる :×
【0070】
【実施例2】配線溝の幅(WC)が0.4μm、深さ
(D)が1.6μm、比D/WCが4の配線溝を形成し、
集積回路形成用塗布液(SC-2)を用いた以外は実施例1
と同様にして集積回路付基板(B)を得た。得られた集
積回路付基板(B)について、実施例1と同様にして、
平坦性、研磨の難易度、回路の導通性、密着性および堆
積粒子の緻密性を調べた。結果を表3に示す。
【0071】
【実施例3】実施例1において、スパッタ法で厚さ15
nmの銅薄膜層を形成した。ついで集積回路形成用分散
液(SC-3)を用いた以外は実施例1と同様にして集積回
路付基板(C)を得た。得られた集積回路付基板(C)
について、実施例1と同様にして、平坦性、研磨の難易
度、回路の導通性、密着性および堆積粒子の緻密性を調
べた。結果を表3に示す。
【0072】
【実施例4】実施例1において、集積回路形成用塗布液
(SB-1)を用いた以外は同様にして集積回路付基板
(D)を得た。得られた集積回路付基板(D)につい
て、実施例1と同様にして、平坦性、研磨の難易度、回
路の導通性、密着性および堆積粒子の緻密性を調べた。
結果を表3に示す。
【0073】
【実施例5】実施例1において、集積回路形成用塗布液
(SB-2)を用いた以外は同様にして集積回路付基板
(E)を得た。得られた集積回路付基板(E)につい
て、実施例1と同様にして、平坦性、研磨の難易度、回
路の導通性、密着性および堆積粒子の緻密性を調べた。
結果を表3に示す。
【0074】
【実施例6】実施例1において、集積回路形成用塗布液
(SB-3)を用いた以外は同様にして集積回路付基板
(F)を得た。得られた集積回路付基板(F)につい
て、実施例1と同様にして、平坦性、研磨の難易度、回
路の導通性、密着性および堆積粒子の緻密性を調べた。
結果を表3に示す。
【0075】
【実施例7】実施例1において、集積回路形成用塗布液
(SD-1)を用いた以外は同様にして集積回路付基板
(G)を得た。得られた集積回路付基板(G)につい
て、実施例1と同様にして、平坦性、研磨の難易度、回
路の導通性、密着性および堆積粒子の緻密性を調べた。
結果を表3に示す。
【0076】
【実施例8】実施例1において、銀薄膜層の厚さを5n
mとした以外は同様にして集積回路付基板(G)を得
た。得られた集積回路付基板(G)について、実施例1
と同様にして、平坦性、研磨の難易度、回路の導通性、
密着性および堆積粒子の緻密性を調べた。結果を表3に
示す。
【0077】
【実施例9】実施例1において、銀薄膜層の厚さを30
nmとした以外は同様にして集積回路付基板(H)を得
た。得られた集積回路付基板(H)について、実施例1
と同様にして、平坦性、研磨の難易度、回路の導通性、
密着性および堆積粒子の緻密性を調べた。結果を表3に
示す。
【0078】
【比較例1】実施例1において、銀薄膜層を設けなかっ
た以外は同様にして集積回路付基板(I)を得た。得ら
れた集積回路付基板(I)について、実施例1と同様に
して、平坦性、研磨の難易度、回路の導通性、密着性お
よび堆積粒子の緻密性を調べた。結果を表3に示す。
【0079】
【比較例2】実施例3において、銅薄膜層を設けなかっ
た以外は同様にして集積回路付基板(J)を得た。得ら
れた集積回路付基板(J)について、実施例1と同様に
して、平坦性、研磨の難易度、回路の導通性、密着性お
よび堆積粒子の緻密性を調べた。結果を表3に示す。
【0080】
【比較例3】比較例1において、超音波を照射すること
なくスピナー法で集積回路形成用分散液(SC-1)を塗布
し、ついで90℃で5分間乾燥した。この塗布および乾
燥を20回繰り返して配線溝に金属微粒子(Q-1)を堆
積させて回路を形成した以外は比較例1と同様にして集
積回路付基板(K)を得た。なお、20回塗布後の絶縁
膜上には金属微粒子が厚く堆積し、絶縁膜上部が凸で、
配線溝上部が凹での凹凸を有していた。
【0081】得られた集積回路付基板(K)について、
平坦性、研磨の難易度、回路の導通性、密着性および堆
積粒子の緻密性を調べた。結果を表3に示す。
【0082】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明で使用される配線溝付基板の
概略断面図を示す。
【図2】 図2は、平坦化処理の概略を表す模式図を示
す。
【図3】 図3は、本発明に係る集積回路付基板の一実
施例の概略断面図を示す。
【図4】 図4は、導通性を評価するためのパターンの
概略図を示す。
【図5】 図5は、半導体集積回路の概略断面図を示
す。
【符号の説明】
1・・・基板 2・・・絶縁膜 3・・・配線溝 11・・・基板 12・・・絶縁膜 13・・・導電性微粒子層 14・・・バリアメタル層 15・・・金属薄膜 21・・・基板 22・・・第1絶縁膜 23・・・配線層 24・・・第2絶縁膜 31・・・基板 32・・・第1絶縁膜 33・・・第1配線層 34・・・層間絶縁膜 35・・・シリカ絶縁膜(平坦化膜) 36・・・第2絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 松 通 郎 福岡県北九州市若松区北湊町13番2号 触 媒化成工業株式会社若松工場内 Fターム(参考) 4M104 AA01 BB04 BB08 BB17 BB30 BB32 BB36 CC01 DD08 DD15 DD16 DD17 DD19 DD20 DD37 DD43 DD51 DD52 DD53 DD75 DD78 FF17 FF18 FF22 HH04 HH12 HH14 HH16 HH20 5F033 HH00 HH07 HH08 HH11 HH13 HH14 HH15 HH16 HH18 HH19 HH21 HH32 HH33 HH35 JJ00 JJ07 JJ08 JJ11 JJ13 JJ14 JJ15 JJ18 JJ19 JJ21 JJ32 JJ33 JJ35 KK00 KK07 KK08 KK11 KK13 KK14 KK15 KK18 KK19 KK21 KK32 KK33 KK35 MM01 MM12 MM13 NN06 NN07 PP06 PP15 PP26 PP27 PP28 PP33 QQ09 QQ11 QQ13 QQ14 QQ37 QQ48 QQ73 RR01 RR03 RR04 RR06 RR09 RR21 SS08 SS11 SS15 SS21 WW00 WW01 XX00 XX01 XX03 XX04 XX10 XX13 XX14 XX28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の工程(a)および(b)からなるこ
    とを特徴とする集積回路の製造方法。 (a)基板に形成された配線溝表面に金属薄膜を形成す
    る工程。 (b)ついで、超音波を照射しながら、金属薄膜を形成
    した配線溝に、導電性微粒子形成成分および/または導
    電性微粒子を含んでなる集積回路形成用塗布液を塗布す
    る工程。
  2. 【請求項2】(c)前記集積回路形成用塗布液を塗布し
    た後に、さらに塗布面を平坦化することを特徴とする請
    求項1に記載の集積回路の製造方法。
  3. 【請求項3】前記導電性微粒子が、Au、Ag、Pd、P
    t、Rh、Ru、Cu、Fe、Ni、Co、Sn、Ti、In、A
    l、SbおよびWからなる群から選ばれる少なくとも1種
    の金属を含んでなる金属微粒子であることを特徴とする
    請求項1または2に記載の集積回路の製造方法。
  4. 【請求項4】前記導電性微粒子形成成分が、Au、Ag、
    Pd、Pt、Rh、Ru、Cu、Fe、Ni、Co、Sn、Ti、
    In、Al、SbおよびWからなる群から選ばれる少なく
    とも1種の金属のイオンを含んでなることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の集積回路の製造方法。
  5. 【請求項5】前記配線溝の深さ(D)が0.05〜10
    μmの範囲にあり、配線溝の幅(WC)が0.05〜1
    00μmの範囲にあり、配線溝の深さ(D)と配線溝の
    幅(WC)との比(D/WC)が0.1〜20の範囲に
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    集積回路の製造方法。
  6. 【請求項6】基板に形成された集積回路が、請求項1〜
    5のいずれかに記載の方法により形成された集積回路で
    あることを特徴とする集積回路付基板。
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