JP2003266498A - 成型品取出機のデータ設定方法 - Google Patents

成型品取出機のデータ設定方法

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JP2003266498A JP2002067879A JP2002067879A JP2003266498A JP 2003266498 A JP2003266498 A JP 2003266498A JP 2002067879 A JP2002067879 A JP 2002067879A JP 2002067879 A JP2002067879 A JP 2002067879A JP 2003266498 A JP2003266498 A JP 2003266498A
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善幸 内田
Tatsunari Ito
辰成 伊藤
Eiji Takei
英治 武井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作モードの各種データを設定する際には該モ
ードに不可欠の設定項目のみを明表示すると共に無関係
な項目をブラインド表示させることにより低い熟練度で
あっても設定入力作業を効率的に行うことを可能にする
ことができる成型品取出機のデータ設定方法を提供す
る。選択された動作モード以外のモードデータが変更さ
れるのを防止することができる成型品取出機のデータ設
定方法を提供する。 【解決手段】樹脂成形機の金型内から成型品を取り出す
成型品取出機の取出し動作に関する各種データを、表示
装置に表示される各種設定項目により設定する。1.表
示装置に設定する動作モードを表示するメニュー画面を
表示して動作モードを選択可能にする。2.メニュー画
面から設定される動作モードを選択した際に設定可能項
目中から選択された動作モードに対応する設定項目のみ
を表示して該項目のデータを入力可能にすると共に残り
の項目を設定不能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、樹脂成形機から成
型品を取り出す成型品取出機において成型品の各種取出
し動作モードを実行するのに必要な各種データを入力す
る際のデータ設定方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】成型品取出機による成
型品取出しの動作モードとしては、製品側アームのみを
移動制御して製品側チャックにより成型品取出しを実行
する製品側取出しモード、上記製品側取出し動作と共に
ランナ側アームを移動制御してランナ側チャックにより
成型品のランナ部を同時に保持して成型品取出し動作を
実行するランナ側取出しモード、成形不良の場合に金型
内の不良成型品を取り出して排出するための不良品排出
モード等が設定可能である。
【0003】そして所望の動作モードを実行するために
は、それぞれのモードに対応してチャック13を移動さ
せるための各種データを設定入力する必要があり、該デ
ータを設定入力するには、先ず動作モードを選択した後
にチャック13の移動軸を決定したり、各移動位置間に
おけるチャック13の移動時間に関する各種タイマデー
タ等の各種データを設定する必要がある。
【0004】従来、上記した動作モードや、チャック1
3の駆動軸データ及び移動位置やタイマデータを設定入
力するには、例えば制御ボックスや該制御ボックス上に
着脱可能に設けられる可搬形の操作ボックスに設けられ
た表示装置に表示されるメニュー画面から動作モードを
選択した後に選択されたモードの設定画面から設定入力
に必要な項目のボタンやテンキー等を操作して各種デー
タを設定入力している。
【0005】しかし、上記した従来の設定方法にあって
は、動作モードが選択された際に表示装置に表示される
設定画面としては、選択されたモードの設定項目以外に
非選択の動作モードの設定入力に必要な項目をも併せて
表示しているため、作業者は表示された設定画面中から
選択した動作モードの設定に必要な項目のボタンやキー
を更に選択して設定入力する必要があった。
【0006】このため、併せて表示される項目中から選
択された動作モードの設定に必要な項目を更に選択しな
ければならず、この作業には設定入力に関する高度の知
識を必要とし、設定入力できる作業者が限定され、熟練
度の低い作業者にあっては設定入力することが困難であ
った。
【0007】また、選択された動作モード以外の項目の
ボタンやキーが操作されるおそれがあり、所望のデータ
を確実に設定入力するのを困難にすると共に他の動作モ
ードでは正しく設定されていたデータを誤ったデータに
書き換えてしまうおそれがあり、設定作業が煩雑化して
手間及び時間がかかって設定作業効率を悪くしていた。
【0008】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたもので、その課題とする処は、動作モ
ードの各種データを設定する際には該モードに不可欠の
設定項目のみを明表示すると共に無関係な項目をブライ
ンド表示させることにより低い熟練度であっても設定入
力作業を効率的に行うことを可能にすることができる成
型品取出機のデータ設定方法を提供することにある。
【0009】本発明の他の課題は、選択された動作モー
ド以外のモードデータが変更されるのを防止することが
できる成型品取出機のデータ設定方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂成形機の
金型内から成型品を取り出す成型品取出機の取出し動作
に関する各種データを、表示装置に表示される各種設定
項目により設定する方法において、1.表示装置に設定
する動作モードを表示するメニュー画面を表示して動作
モードを選択可能にする、2.メニュー画面から設定さ
れる動作モードを選択した際に設定可能項目中から選択
された動作モードに対応する設定項目のみを表示して該
項目のデータを入力可能にすると共に残りの項目を設定
不能にすることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明を実施形態に従って説
明する。先ず、本発明が適用される成型品取出機1につ
いて説明すると、図1に示すように該成型品取出機1は
樹脂成形機(図示せず)の固定側取付盤3の上部にその
本体フレーム5の基台が固定される。本体フレーム5は
樹脂成形機の金型上方から樹脂成形機外における操作側
または反操作側に延びる長さで、その上面には走行体7
が本体フレーム5の長手方向(左右方向)へ往復移動可
能に支持される。
【0012】走行体7には樹脂成形機の長手方向(前後
方向)へ延びる前後フレーム9の基部が固定され、該前
後フレーム9には前後走行体11が前後方向へ往復移動
可能に支持される。
【0013】前後走行体11には下部に成型品を保持す
るチャック13が設けられた昇降フレーム15が昇降可
能に支持される。チャック13としてはチャック板13
aに、複数の吸着部材や複数対のシリンダ等からなる保
持部材13bを取り付けた構造からなる。
【0014】上記した走行体7、前後走行体11及び昇
降フレーム15は数値制御可能なサーボモータ等の電動
モータ17・19・21により夫々の方向へ駆動制御さ
れる。走行体7、前後走行体11及び昇降フレーム15
を移動させる駆動機構としては電動モータ17・19・
21が連結された送りねじに噛み合うナットを走行体
7、前後走行体11及び昇降フレーム15に夫々取り付
けた送りねじ駆動機構、本体フレーム5、前後フレーム
9及び上下駆動機構にあっては前後フレーム9に立設さ
れた上下フレーム(図示せず)の各端部に軸支され、一
方に電動モータ17・19・21が連結された一対の回
転体に張設されるベルトの一部を走行体7、前後走行体
11及び昇降フレーム15に固定したベルト駆動機構、
または本体フレーム5、前後フレーム9及び上下フレー
ムに設けられる固定子に相対する可動子を走行体7、前
後走行体11及び昇降フレーム15に設けたリニアサー
ボモータであってもよい。
【0015】そして上記した成型品取出機1は電動モー
タ17・19・21を駆動制御してチャック13を左右
方向、前後方向及び上下方向へ移動制御することにより
成型品を取り出すもので、成型品取出し動作を実行させ
るためには各方向に対するチャック13の移動位置、各
移動位置から次位置へ移動させるまでの時間や移動時間
等を設定入力する必要がある。
【0016】なお、成型品取出機1としては、上記した
チャック13により成型品の製品部を保持して成型品取
出しを行うものであるが、前後フレーム9に製品側保持
用の前後走行体11と共に成型品のランナ部を保持する
ランナ側チャック用のランナ側前後走行体をそれぞれ独
立して移動可能に設けて成型品の製品部と共にランナ部
を保持して成型品取出しを行う構造であってもよい。
【0017】上記した成型品取出し動作を実行する動作
モードを設定する手段として可搬形の操作ボックス31
を使用する。該操作ボックス31は成型品取出機1を所
定動作させるための制御装置(図示せず)が収容されて
樹脂成形機と同一床面や成型品取出機1における本体フ
レーム5に設けられる制御ボックス33に対して着脱可
能に取り付けられ、該操作ボックス31と制御ボックス
33とは制御信号ケーブル35により接続される。
【0018】図2に示すように、操作ボックス31の盤
面にはモード選択スイッチ37、各種動作キー39及び
LCD等の表示部材41が配置され、モード選択スイッ
チ37により手動モード、自動モード及び原点復帰モー
ドへ選択的に切り換える。各種動作キー39は手動操作
時や原点復帰時及び自由操作時に使用する成型品取出機
1を動作させるためのスイッチや動作モードにおける各
種データを設定する際に設定項目を指定するカーソルを
移動制御するカーソルキーを含む。
【0019】表示部材41はカーソルで設定項目を選択
する形式の他にタッチパネル形式も適用可能で、タッチ
パネル形式の表示部材41にあっては相対面に金属薄膜
が成膜された2枚のフィルムが電気的絶縁層を設けて積
層され、フィルムを押圧した際に変化する静電容量によ
りキー入力を検出して電気信号を出力するコンデンサー
キーを構成している。
【0020】図3において、CPU51にはHDやDV
D、MO、ROM等のプログラムメモリ53とRAM等
の作業メモリ55を有している。作業メモリ55として
はプログラムメモリ53がHDの場合には一部の領域を
作業メモリとして共用してもよい。
【0021】そしてプログラムメモリ53は動作モード
を設定する動作モード設定プログラムデータ、設定時に
必要な項目のみを明表示すると共に他の項目を暗表示す
るブラインド処理プログラムデータ等の各種プログラム
データを記憶する。
【0022】作業メモリ55は動作モードを設定する際
に表示部材41に表示される画像データ、詳しくは動作
モードを選択する際の各種動作モードの画像データが配
列されたメニュー画像データ、選択された動作モードに
対応して各種データを設定するのに必要な設定項目やデ
ータを入力するための各種スイッチ及びキーの画像デー
タからなる設定画像データを記憶するための画像データ
領域55aと、設定画像データにより表示されたテンキ
ーやスイッチの押圧操作によって入力される各種データ
等を記憶するための作業データ領域55bを有してい
る。
【0023】また、作業メモリ55は複数ビットのステ
ータスフラグが配列されたフラグ領域55cを有してい
る。該フラグ領域55cのステータスフラグは選択され
たモードに対応して表示部材41に表示される設定項目
に対応し、所望のモードが選択されると、該モードの設
定入力に必要な項目のボタンやキーを指定するためにセ
ットされる。そしてCPU51は選択されたモードの設
定画像データを表示部材41に表示する際にセットされ
たステータスフラグに対応する項目のボタンやキーのみ
を明表示させると共にリセット状態のフラグに対応する
項目のボタンやキーを暗表示(ブラインド表示)させ
る。
【0024】即ち、表示部材41に表示されるメニュー
画面において、例えばモード設定を選択した際に、表示
装置41上に表示される選択可能なモードとしては、チ
ャック13により成型品の製品部のみを保持して成型品
取出しを行う「製品側アーム」モード、製品側アームと
共にランナ側チャック(図示せず)を移動制御して成型
品の製品部と共にランナ部を保持して取出しを行う「ラ
ンナ側アーム」モード、成形不良の場合に不良成型品を
強制取出しする「不良品排出」モード等の設定可能項目
のボタン及び設定入力するためのテンキー等を表示させ
る。
【0025】そして該画面上に表示された「モード設
定」において、例えば「製品側アーム」モードを選択し
た場合には、表示部材41上に「製品側アーム」モード
における成型品取出しを実行するため各種データを設定
入力するのに必要な設定項目と共にランナ側取出しモー
ドの設定に必要な設定項目とその際のデータ入力を可能
にする各種ボタンやテンキー等を共通に表示させる。
【0026】しかし、「製品側アーム」モードを選択し
た際には、設定項目としては「ランナ側アーム」モード
の設定に必要な設定項目のボタンやキーは本来、表示す
る必要がないにも拘らず、上記したように「製品側アー
ム」モードと共に「ランナ側アーム」モードの設定入力
に必要な設定項目を設定画面として表示されると、作業
者は共通の設定画面中から「製品側アーム」モードの設
定入力に必要な項目のボタンやキーを選択しなければな
らず、誤って「ランナ側アーム」モードの設定ボタンを
操作してデータを不必要に改変したり誤入力するおそれ
がある。
【0027】これを防止するため、作業メモリ55のフ
ラグ領域55cに配列されたステータスフラグを、選択
された所望のモードの設定に必要な設定項目に対応する
ようにセットし、セットされたステータスフラグに基づ
いて選択されたモードの設定入力に必要な設定項目のみ
を明表示させると共にリセット状態にあるステータスフ
ラグの設定項目のボタン等を暗表示させる。
【0028】上記したメニュー画像データとしては、例
えば図4に示すように、モード設定ボタン、タイマ設定
ボタン、段取換ボタン、軸位置設定ボタン等の各種設定
メニューボタンが配置された画像データとして構成さ
れ、表示されたメニュー画面から所望のモードを選択す
るには、動作キー39により表示されたカーソルを所望
のモードボタン上へ移動操作した後に実行キーを押下操
作して指定可能にするか、表示部材41がタッチパネル
の場合には表示されたモードボタンを押圧して所望のモ
ードを指定可能にする。
【0029】設定画像データとしては、上記したメニュ
ー画面において選択されたモードにおいてデータを設定
入力するのに必要な各種設定項目のボタンやデータを数
値入力するためのテンキー等に関する画像データとして
構成される。詳しくは、例えばメニュー画面上の「モー
ド設定」モードが選択された際、図5に示すように成型
品取出機1の取出しモードである「製品側アーム」、
「ランナ側アーム」、「エゼクター連動」、「不良品排
出」等の各種モードボタン等からなるモード設定画面及
び画面にて例えば「製品側アーム」モードを選択した際
には選択したモードの設定入力に必要な各種設定項目の
ボタンやテンキー等の画像データからなる。該設定画像
データとしてはモードによっては複数画像となる場合が
あり、この場合には、画面上の次頁ボタンをON操作し
て次頁画面を表示させる。
【0030】そして、例えば成型品の製品部を保持して
成型品取出しを行う場合には、「製品側アーム」モード
において取出しモードを選択した後に、例えば「軸位置
設定」モード及び「タイマ設定」モードをそれぞれ選択
して必要なデータを設定入力する必要がある。即ち、
「モード設定」画面において例えば「製品側アーム」モ
ードを選択するには、該画面上の「製品側アーム」ボタ
ンを「使用」へ遷移させた後に「モード設定」画面中の
終了キーを操作してメニュー画面に戻した後に該画面中
の「軸位置設定」モードを選択すると、フラグ領域55
cのステータスフラグを「製品側アーム」モードの「軸
位置設定」モードに対応してセットし、図6〜図9に示
すように軸位置設定に関する設定画面を表示させる。
【0031】このとき、「軸位置設定」の設定画面とし
ては、上記した「モード設定」モードにおいて設定可能
なすべての設定項目が含まれるが、該「軸位置設定」モ
ードは「製品側アーム」モードにおける「軸位置設定」
であるため、「軸位置設定」の設定画面を表示する際に
はステータスフラグを参照して「製品側アーム」モード
の「軸位置設定」に必要な項目のみを明表示させて設定
入力を可能にさせる一方、該モードにおいては設定が必
要のない項目に付いては暗表示させて入力を不能化させ
る。
【0032】そして「軸位置設定」モードにおいて製品
側アームの軸位置に関するデータを設定した後において
は、次に「タイマ設定」を行う必要がある。この場合に
あっては、「軸位置設定」の設定画面中における終了キ
ーを操作して設定画面を閉じた後にメニュー画面に戻し
て「タイマ設定」モードを選択する。
【0033】そして「製品側アーム」モードで「タイマ
設定」モードが選択されると、選択されたモードに対応
してフラグ領域55cのステータスフラグをセットした
後に図10に示すように表示部材41にタイマ設定に必
要な設定画面を表示させる。その際、設定画面としては
「製品側アーム」モードと共に「ランナ側アーム」モー
ドの設定項目も含まれるが、上記の場合は「製品側アー
ム」モードにおけるタイマ設定であるため、セットされ
たステータスフラグを参照して「製品側アーム」モード
において必要なタイマ設定項目のみを明表示させて設定
入力を可能可させる一方、該モードにおいては不要な設
定項目に付いては暗表示させて入力を不能化させる。
【0034】CPU51には表示入力制御手段57を介
して表示部材41が接続される。表示入力制御手段57
は動作モードの設定時に作業メモリ55に記憶されたメ
ニュー画像データを、メニュー画面により設定しようと
する所望の項目が選択された際にはその設定画像データ
を表示部材41に出力して表示させる。
【0035】表示入力制御手段57は表示部材41に設
定画像データを表示させる際にフラグ領域55cにおい
てセットされたステータスフラグに基づいて選択された
モードに対応する共通の設定画像データの内から選択さ
れたモードにおいて設定可能な項目のみを明表示制御す
ると共に他の項目を暗表示制御してブラインド処理す
る。
【0036】また、表示入力制御手段57は夫々の設定
画像データに基づいて表示部材41に表示される設定項
目のボタンやテンキーがカーソルにより選択された際や
押圧操作された際に操作されたボタンの指示データや操
作されたテンキーの数値データをCPU51に出力して
作業データ領域55bに記憶させる。
【0037】その際、表示入力制御手段57は表示部材
41に表示された設定画像データの内、明表示される設
定項目のボタンが押下操作されたり、カーソルにより指
定された場合にのみ、該ボタンのデータ入力を可能にす
る一方、暗表示されたボタンが押下されたり、カーソル
により指定された場合には該ボタンのデータ入力を禁止
させる。
【0038】次に、図11及び図12に従ってモード設
定処理の概略について説明する。尚、成型品取出機1の
動作設定としては、「モード設定」の他に「タイマ設
定」、「軸位置設定」、「パスワード設定」等の各種モ
ードが設定可能であるが、以下において説明の便宜上、
成型品取出し動作を実行するために必要なデータを設定
入力するための「モード設定」についてのみ説明する。
【0039】先ず、ステップ61においてモード選択ス
イッチ37が手動操作モードに切り換えられると、ステ
ップ62において表示部材41に、作業メモリ55から
アクセスしたメニュー画像データを表示させる。該メニ
ュー画像データには取出し動作を実行するためのデータ
を設定する「モード設定」ボタンのほかに上記した「タ
イマ設定」ボタン、「軸位置設定」ボタン等が含まれ
る。
【0040】そして作業者が動作キー39を操作してメ
ニュー画面中の「モード設定」ボタンにカーソルを移動
した状態で実行キーを押下して選択したり、表示部材4
1がタッチパネルの場合には「モード設定」ボタンを押
圧して選択すると、ステップ63において画像データ領
域55aから「モード設定」の設定画像データをアクセ
スして表示部材41に表示させる。この設定画像データ
としては、「製品側アーム」モード、「ランナ側アー
ム」モード等の各種取り出し動作モードが含まれる。
【0041】そしてステップ64において表示部材41
に表示された「モード設定」の設定画像データ中から、
例えば「製品側アーム」モードを「使用」に遷移させて
選択すると、ステップ65においてフラグ領域55cの
ステータスフラグを選択された「製品側アーム」モード
に対応してセットする。
【0042】「製品側アーム」モードを設定するには、
上記したように、次に例えば「軸位置」を設定する必要
がある。このため、ステップ66において「モード設
定」の終了キーを操作して表示部材41にメニュー画面
を再び表示して「軸位置設定」を選択可能にさせる。次
にステップ67において「軸位置設定」が選択される
と、表示部材41に「製品側アーム」モードの「軸位置
設定」に関する設定画面を表示させる。その際、ステッ
プ68によりステータスフラグを参照し、「ランナ側ア
ーム」モードの設定項目を含む共通の設定画面中におい
て「製品側アーム」モードの「軸位置設定」に必要な設
定項目のみを明表示させてデータの入力を可能化させる
と共に該モードにおいて不必要な設定項目に付いては暗
表示させて入力を不能化させることによりブラインド処
理する。
【0043】「製品側アーム」モードの「軸位置設定」
に関するデータの入力を終了して設定画面中の終了キー
が操作されると、ステップ69において表示部材41に
再びメニュー画面を表示させて「タイマ設定」モードを
選択可能にさせる。そしてステップ70において該メニ
ュー画面中の「タイマ設定」が選択されると、表示部材
41に「製品側アーム」モードの「タイマ設定」に関す
る設定画面を表示させる。その際に、設定画面としては
「製品側アーム」モードのほかに「ランナ側アーム」モ
ードの「タイマ設定」に必要な設定項目を含んでいる
が、ステップ71によりセットされたステータスフラグ
を参照して「製品側アーム」モードの「タイマ設定」に
必要な設定項目のみを明表示させてタイマデータを入力
可能にさせると共に他の設定項目に付いては暗表示して
データの入力を不能化させる。
【0044】そしてタイマデータを設定入力した後に該
画面の終了キーを操作して終了すると、ステップ72に
おいて作業者はチャック13を手動で移動制御してチャ
ック13の各移動位置や移動状態等を確認し、この設定
で所望の成型品取出し動作を実行できる場合には、作業
者がモード選択スイッチ37を自動運転モードへ切り換
える。これによりステップ73において作業データ領域
55bに記憶されたチャック13の各種位置データに基
づいて移動制御して成型品取出機1を自動運転して成型
品取出し動作を実行させる。
【0045】次に、上記した「モード設定」、「軸位置
設定」及び「タイマ設定」時におけるブラインド処理に
ついて説明する。
【0046】先ず、図13に示すようにステップ81に
よりモード設定においてブラインド処理機能が設定され
ているか否かを判定する。このブラインド処理機能は、
電源投入時に表示部材41に表示されるスタート画面に
おいて設定可能で、ブラインド処理機能が未設定の場合
には後述するステップ82により「モード設定」、「軸
位置設定」及び「タイマ設定」においてデータを設定入
力する際に夫々の設定モード時に表示可能なすべての設
定項目を明表示させてデータの設定入力を可能にさせ
る。
【0047】一方、スタート画面にてブラインド処理機
能が設定されてステップ81がYESの場合で、例えば
「モード設定」が選択されたとき、ステップ83により
選択された「モード設定」の設定項目に対応してフラグ
領域55cのステータスフラグをセットした後、ステッ
プ84によりセットされたステータスフラグに基づいて
明表示する設定項目を選択する。
【0048】次に、ステップ85においてセットされた
ステータスフラグを参照して選択されたモードの設定に
必要な設定項目のみを明表示処理して該項目のデータを
入力可能にさせる一方、リセット状態にあるステータス
フラグに対応する設定項目を暗表示処理して該項目デー
タ入力を不能化させる。
【0049】これによりブラインド処理機能が設定され
ている場合には、選択されたモードの設定に必要な設定
項目のみを明表示させて入力を可能化する一方、該モー
ドの設定に不要な設定項目に付いては暗表示させてデー
タの設定入力を不可能化させることによりデータを設定
入力する際に設定入力に必要な設定項目の選択作業を省
いたり、不必要な設定項目に誤ったデータを設定入力し
たり入力されたデータを改変したりするのを回避するこ
とができる。
【0050】尚、「モード設定」モードにおいて、図1
4に示すように「製品側アーム」モードと共に「ランナ
側アーム」モードが選択された際には、「軸位置設定」
モードの設定画面としては、図15〜図18に示す設定
画面を、また「タイマ設定」モードの設定画面としては
図19に示す設定画面を表示させる。
【0051】その際に「ランナ側アーム」モードの「軸
位置設定」及び「タイマ設定」に必要な設定項目に付い
ては明表示して設定入力を可能可させる一方、不必要な
項目に付いては暗表示して設定入力を不能化させる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、動作モードの各種データを設
定する際には該モードに不可欠の設定項目のみを明表示
すると共に無関係な項目をブラインド表示させることに
より低い熟練度であっても設定入力作業を効率的に行う
ことを可能にすることができる。また、本発明は、選択
された動作モード以外のモードデータが変更されるのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成型品取出機の構造を示す全体斜視図である。
【図2】設定装置を示す斜視図である。
【図3】操作ボックスの制御概略を示す電気的ブロック
図である。
【図4】メニュー画面を示す説明図である。
【図5】「モード設定」の画面を示す説明図である。
【図6】「製品側アーム」における「軸位置設定」の設
定項目画面1を示す説明図である。
【図7】「製品側アーム」における「軸位置設定」の設
定項目画面2を示す説明図である。
【図8】「製品側アーム」における「軸位置設定」の設
定項目画面3を示す説明図である。
【図9】「製品側アーム」における「軸位置設定」の設
定項目画面4を示す説明図である。
【図10】「製品側アーム」における「タイマ設定」の
設定項目画面を示す説明図である。
【図11】モード設定処理の概略を示すフローチャート
の一部である。
【図12】モード設定処理の概略を示すフローチャート
の一部である。
【図13】ブラインド処理の概略を示すフローチャート
である。
【図14】「モード設定」の画面を示す説明図である。
【図15】「ランナ側アーム」における「軸位置設定」
の設定項目画面1を示す説明図である。
【図16】「ランナ側アーム」における「軸位置設定」
の設定項目画面2を示す説明図である。
【図17】「ランナ側アーム」における「軸位置設定」
の設定項目画面3を示す説明図である。
【図18】「ランナ側アーム」における「軸位置設定」
の設定項目画面4を示す説明図である。
【図19】「ランナ側アーム」における「タイマ設定」
の設定項目画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1−成型品取出機、13−チャック、31−設定装置と
しての操作ボックス、41−表示部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 英治 名古屋市瑞穂区下坂町2丁目36番地 株式 会社スター精機内 Fターム(参考) 4F202 CA11 CB01 CM11 CM90 4F206 JA07 JN41 JP27 JQ88

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成形機の金型内から成型品を取り出す
    成型品取出機の取出し動作に関する各種データを、表示
    装置に表示される各種設定項目により設定する方法にお
    いて、1.表示装置に設定する動作モードを表示するメ
    ニュー画面を表示して動作モードを選択可能にする、
    2.メニュー画面から設定される動作モードを選択した
    際に設定可能項目中から選択された動作モードに対応す
    る設定項目のみを表示して該項目のデータを入力可能に
    すると共に残りの項目を設定不能にする成型品取出機の
    データ設定方法。
  2. 【請求項2】表示装置の表示画面はタッチパネルからな
    り、表示された画面の設定項目ボタンを押圧してデータ
    を入力可能にする請求項1の成型品取出機のデータ設定
    方法。
  3. 【請求項3】表示装置の表示画面にはカーソルを表示
    し、画面に表示された設定項目に対してカーソルを移動
    制御してデータを入力可能にする請求項1の成型品取出
    機のデータ設定方法。
  4. 【請求項4】選択された各種設定項目中の動作モードに
    対応する設定項目のみを明表示して該項目のデータを入
    力可能にすると共に残りの項目を暗表示して設定不能に
    する請求項1の成型品取出機のデータ設定方法。
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