JP2003258779A - 同期検出方法とその回路、無線基地局 - Google Patents
同期検出方法とその回路、無線基地局Info
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- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/04—Speed or phase control by synchronisation signals
- H04L7/041—Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
- H04L7/042—Detectors therefor, e.g. correlators, state machines
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
でとれるようにし、かつその制御精度を向上し、同期引
き込み時間を短くする。 【解決手段】 入力された復調I、Q信号のフレーム同
期パターン長Lに等しい個数の連続したクロック位置に
おけるL個の値とフレーム同期パターン2との相関値
を、1クロックずつシフトしながら相関部1で求め、相
関値の時系列を得る。そしてこの時系列中の最大値を最
大値検出部4で求めてその位置からフレーム同期タイミ
ング用パルスFPを定めて出力し、さらに前記最大相関
値から所定クロック数だけ前後する2つの相関値の差分
ΔCを演算部5で求め、これをD/A変換してVCXO
7の出力周波数を制御することでクロック位相の同期を
とる。
Description
にディジタル変調波を受信し、復調したディジタル信号
からフレーム同期信号及びクロックを生成するための同
期方法とその回路、及びそれを用いて構成した無線基地
局に関するものである。
りディジタル信号を多重化した変調波を受信処理する場
合には、復調出力であるI、Q信号からフレーム同期パ
ルス及びシンボルクロックを生成し、これを用いて受信
信号のディジタル化や多重化された各チャネルデータの
分離、デコード等の処理が行われる。このためのフレー
ム同期パルス及びシンボルクロック生成のための回路
が、本発明の対象としている同期回路である。
ンド受信波の零クロス点を検出し、検出した零クロス位
置のパルス列にPLL回路を同期させてシンボルクロッ
クを生成する。そしてこのシンボルクロックを用いて再
生したディジタル信号の時系列又はディジタル化する前
の復調信号とフレーム同期信号のパターンとを1シンボ
ルずつずらしながら相関値を求め、相関値が最大となっ
た位置からディジタル信号のフレーム同期パルスを生成
している。
レーム同期信号パターンとの相関値を求めてその最大位
置からフレーム同期パルスを求めるのと同時に、そのフ
レーム同期パルスの位置情報を参照入力としてPLLを
用いてシンボルクロックを生成するものもある。
ジタル化する前の復調信号とフレーム同期信号パターン
との相関値を求め、この相関値を1シンボル間隔毎にサ
ンプルした値をメモリへ1フレーム分格納し、そのメモ
リの相関値最大位置を求めてフレーム同期パルスの位置
を定めると共に、移動無線システムにおいてレーリーフ
ェージングやマルチパスフェージングが発生してもフレ
ーム同期パルス位置を正確に検出できるようにした同期
回路が示されている。
いて、シンボル同期とフレーム同期をそれぞれ別の回路
を用いて実現する場合には回路規模、あるいはA/D変
換してソフトウェア処理される場合にはソフトウェア規
模が大きくなり、経済性、実装面から簡易化が望まれ
る。ディジタル化する前の復調信号とフレーム同期信号
パターンとの相関値を求め、その最大となる位置からフ
レーム同期パルスとシンボルクロックの双方を生成する
構成とすれば、回路規模もしくはソフトウェア規模は簡
易化されるが、フレーム同期パルスの位置情報のみを使
ってシンボルクロックを生成するから、クロック成分情
報が少なく、同期引き込みに時間がかかるという問題が
あり、またフレーム同期パルスの位置(位相)ずれは1
シンボルクロック周期を単位として行っており、より微
細な位置ずれ修正が求められる。
引き込みが早く、フレーム同期パルスの位置修正もより
詳細に行うようにした同期方法とその回路、及びそれを
用いた無線基地局を提供することにある。
た復調I、Q信号からフレーム同期信号及びクロックを
生成するための同期回路において、クロックパルスを出
力するところのその出力周波数が可変制御可能な電圧制
御発振器と、フレーム同期パターンのパターン長をLと
したとき、連続したL個のクロック位置に於る復調I、
Q信号の値とフレーム同期パターンとの相関値を1クロ
ックずつクロック位置をシフトしながら算出する相関部
と、この相関部で算出された相関値の内の最大値を検出
し、この最大値となった相関値を算出したときのクロッ
クパルス位置をフレーム同期用のタイミング信号として
出力する最大値検出部と、この最大値検出部により検出
された相関値の最大値対応のクロックパルス位置より所
定のクロック数だけ前及び後の位置に於る相関値の差分
を算出し、この差分を前記電圧制御発振器の出力周波数
制御信号として出力する差分算出部と、を備えたことを
特徴とする同期回路を開示する。
成した無線基地局を開示する。
可能な電圧制御発振器からの連続したクロックパルス位
置に於る入力復調I、Q信号の値とフレーム同期パター
ンとの相関値を、クロックパルス位置を1クロックずつ
シフトしながら算出して前記相関値の時系列を生成し、
この時系列中の最大相関値からフレーム同期タイミング
を定めるようにした同期方法において、前記相関値から
所定のクロック数だけ前後した位置の2つの相関値の差
分を求め、この差分によって前記電圧制御発振器の出力
周波数を制御することによってフレームタイミング及び
クロックの位相ずれを常時補正することによりフレーム
及びクロックの同期をとるようにしたことを特徴とする
同期方法を開示する。
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明になる同期回
路の構成例を示す機能ブロック図で、VCXO(電圧制
御発振器)7は、シンボルクロックの2倍以上の周波数
のオーパサンプルクロックCL(単にクロックともい
う)を出力する発振器で、制御電圧eによって出力周波
数を可変制御できるものである。以下では、制御電圧e
が0のときは出力周波数は変わらず、e>0になるとそ
のeが大きい程出力周波数が高くなり、e<0になると
そのeの絶対値が大きい程出力周波数が低くなるものと
する。またフレーム同期パターン2はLクロック分の長
さを持つパターンであるとする。1フレームメモリ3は
伝送信号の1フレーム長をMクロックすると少なくとも
M個のデータを格納できるメモリであり、アドレスカウ
ンタ8はMカウンタで、クロックCLをM個カウントす
るとリセットされ同時にキャリイ信号caを出力する。
れた復調I、Q信号からクロックCLの連続したL個の
位置に於る値を取り出し、このL個の値とフレーム同期
パターン2との相関値(C1とする)を求め、1クロッ
ク後には復調I、Q信号から1クロック分ずれた位置の
L個の値を取り出してこれとフレーム同期パターン2と
の相関値(C2とする)を算出する、…という動作を繰
り返す。従って相関部1からは1クロックごとに相関値
C1、C2…が順次出力されるが、これは1フレームメモ
リ3の、アドレスカウンタ8のカウント値aで指定され
たアドレス順に格納されていく。こうしてフレーム長M
に等しいM個の相関値C1〜CMが1フレームメモリ3に
格納されると、アドレスカウンタ8がカウントアップし
てキャリイ信号caを出力する。最大値検出部4は、キ
ャリイ信号caを受け取ると、1フレームメモリ3のM
個の相関値を受け取り、以下に述べる処理を行う。そし
てアドレスカウンタ8はリセットされて再び以後に相関
部1から出力される相関値を順次1フレームメモリ3へ
格納するように動作する。
け、1フレームメモリ3から受け取ったM個の相関値を
C1〜CMとすると、このM個の相関値のうち、少なくと
も1つは復調I、Q信号中に含まれるフレーム同期パタ
ーンとフレーム同期パターン2との相関値であって、そ
の相関値は大きな値をとる。そこで最大値検出部4で
は、予め定めておいた閾値Cthと取り込んだM個の相関
値C1、C2…とを順次比較し、閾値Cthより大きな値を
とった相関値Cjが見つかると、その次の相関値Cj+1と
Cjを比べ、Cj>Cj+1ならCjを相関値の最大値Cmxと
判定し、その出現時刻をtmxとする。この最大値の出現
時刻tmxがフレーム同期パルスFPのタイミングとして
出力される。但しCj>Cj+1となった時点では既にフレ
ーム同期のタイミング(Cjの時刻)を1クロック過ぎ
ているから、実際にはCjの次のフレームのタイミング
としてこの出力は用いられる。
値の最大値Cmxより1クロック前後の相関値Cmx-及び
Cmx+を取り出してこれを差分演算部5へ出力する。差
分演算部5は差分
圧に変換し、前述したVCXO7への制御電圧eとして
出力する。
する動作の説明図である。図2の曲線Cは、1フレーム
内の時間位置tに於るフレーム同期パターンとの相関値
を表している。実際に相関部1で算出されるのはクロッ
クCLごとの離散的な位置に於る相関値であるが、クロ
ックCLの位相が動くと相関値は曲線C上を移動する。
今、曲線Cの最大点をP,その発生時刻をtpとする
と、曲線Cはtpの左右(前後)で通常対称となる。
今、時刻tpに1つのクロックパルスが一致していると
すると、これはフレーム、クロック共に完全に送信側の
それと同期した状態である。このとき点Pの相関値は閾
値Cthをこえ、この値よりも次のクロック位置tp+に於
る点P+の相関値は小さいから、最大値検出部4は点P
の時刻tp+にフレーム同期パルスFPを出力する。そし
て、1クロック前後の位置に於る相関値として点P−及
び点P+に於る相関値をCmx-及びCmx+として差分演算
部5へ送出するが、前述のように曲線Cは点Pの左右で
対称であるから、(数1)で算出される差分ΔCは0で
ある。従ってこのときはVCXO7の制御電圧eも0
で、クロックCLの位相は変化しない。
クロックCLとの位相ずれが生じ、クロックCLの位相
が進んで1つのクロックパルスが図2の時刻tQにずれ
たとする。このとき、Q点の相関値はやはり閾値をこ
え、次のクロック位置tQ+ではQ点より相関値が小さく
なるので、点Qの時刻tQにフレーム同期パルスFPが
出力され、この1クロック前後の時刻tQ-、tQ+に於る
相関値の差分が差分演算部5で算出されるが、図2から
明らかなようにこのときは点Q−に於る相関値Cmx-よ
り点Q+に於る相関値Cmx+の方が大きく、(数1)か
ら差分ΔC<0となる。従ってVCXO7の出力周波数
は低くなるように制御され、点Qは点Pの方へ移動して
クロック位相進みが解消するように制御される。逆にク
ロックCLの位相が遅れて点Rの方へずれたとすると、
今度は点R−の相関値Cmx-の方が点R+の相関値Cmx+
より大きいので差分ΔC>0となり、VCXO7の出力
周波数は高くなるように制御され、クロック位相遅れを
解消するように制御される。
が簡単であると共に、フレーム同期のずれを連続的に検
出してクロック位相を制御できるので、フレーム及びク
ロック同期の誤差が少なく、かつ同期引き込みも早くな
る。従って、例えば小型化、高性能が必要な移動無線用
基地局に用いれば大きな効果が得られる。
が、図1の入力である復調I、Q信号は、通常は既にデ
ィジタル化されている。従って図1の各部をそれぞれD
SP等で処理するように構成してもよいし、あるいはD
/A変換器6及びVCXO7を除いた部分をすべてディ
ジタル演算により1つのCPUでソフトウェア処理する
こともできる。図3はこのソフトウェア処理を行う場合
のフローチャート例を示すもので、まず変数SWを0と
し(ステップ301)、VCXO7からクロックが出力
されると(ステップ302でYES)、そのクロック位
置を最後尾とするL個のクロック位置に於る復調I、Q
信号とフレーム同期パターン2との相関値Cを算出し、
そのときのクロック位置(時刻)tを記憶する(ステッ
プ303)。次に変数SWの値を調べ(ステップ30
4)、0であればステップ303で算出した相関値Cが
あらかじめ定めた閾値Cthより大きいかを調べる(ステ
ップ305)。もしC<Cthであればステップ302へ
戻り、C>Cthであれば相関値Cを変数C1へ代入し
(ステップ306)、変数SWを1として(ステップ3
07)、ステップ302へ戻る。
現れると変数SW=1として次のクロックに於る相関値
Cが算出され(ステップ302、303)、ステップ3
04からステップ308へ進む。ここではまず、今求め
た相関値Cが先に求めた相関値C1より小さいかを調べ
(ステップ308)、小さくなければ今求めたCを変数
C1に代入し(ステップ309)、ステップ302へ戻
る。このステップ302、303、304、308を繰
り返し、C<C1となると(ステップ308でYE
S)、そのときステップ302で用いたクロックより1
つ前のクロックの時刻をステップ303で記憶したtか
ら求め、フレーム同期のタイミングとして出力する(ス
テップ310)。図2のように閾値Cthより上には1つ
の相関値しか現れないときは上記のステップ308では
最初からYESとなるが、一般にはCth以上にいくつか
の相関値が現れることがあるので、ステップ308、3
09が設けられている。
ステップ308で用いた相関値Cをフレーム同期位置の
次のクロック時点の相関値Cmx+とし、それより2クロ
ック前に算出した相関値をCmx-として(数1)により
差分ΔCを算出し、D/A変換器6へ出力する。これに
よりクロックCLの位相ずれが補正される(ステップ3
11)。次にカウンタkを0にセットし(ステップ31
2)、以降でクロックCLの入力数を変数kにカウント
し、これが予め定めた値k0をこえたらステップ301
へ戻る(ステップ313、314、315)。このステ
ップ312〜315の処理は、図2のように閾値Cthを
こえる相関値が1つしかないときは不要であるが、閾値
Cthをこえる相関値が複数個ある時は、最大値検出後も
ステップ308でC<C1となることが続いて起こり、
誤ってフレーム同期タイミングが出力されるのを防止す
るためで、一旦最大値検出があると、その後はk0クロ
ック分検出動作をしないようにするためである。
っても、図1と同じ効果が得られることはいうまでもな
い。なお、フレーム同期を安定化するための既知の同期
保護機構を付加すれば、瞬断やフェージング等の発生す
る回線を用いたときでも、より安定な同期回路とするこ
とができる。また、差分演算は最大値となった相関値よ
り1クロック前後の相関値の差を差分として求めるとし
たが、これは一般に、n(n=2、3…)クロック前後
の相関値の差分を求めるようにしてもよい。
ク同期を別の回路で構成する必要がなく、回路構成が簡
単であると共に、クロック位相ずれを常に検出してそれ
を補正できるので、精度のよい同期が可能でかつ同期引
き込み時間を短くできる効果がある。
ック図である。
するためのフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 受信し復調した復調I、Q信号からフレ
ーム同期信号及びクロックを生成するための同期回路に
おいて、 クロックパルスを出力するところのその出力周波数が可
変制御可能な電圧制御発振器と、 フレーム同期パターンのパターン長をLとしたとき、連
続したL個のクロック位置に於る復調I、Q信号の値と
フレーム同期パターンとの相関値を1クロックずつクロ
ック位置をシフトしながら算出する相関部と、 この相関部で算出された相関値の内の最大値を検出し、
この最大値となった相関値を算出したときのクロックパ
ルス位置をフレーム同期用のタイミング信号として出力
する最大値検出部と、 この最大値検出部により検出された相関値の最大値対応
のクロックパルス位置より所定のクロック数だけ前及び
後の位置に於る相関値の差分を算出し、この差分を前記
電圧制御発振器の出力周波数制御信号として出力する差
分算出部と、 を備えたことを特徴とする同期回路。 - 【請求項2】 請求項1に記載の同期回路を用いて構成
した無線基地局。 - 【請求項3】 その出力周波数が可変制御可能な電圧制
御発振器からの連続したクロックパルス位置に於る入力
復調I、Q信号の値とフレーム同期パターンとの相関値
を、クロックパルス位置を1クロックずつシフトしなが
ら算出して前記相関値の時系列を生成し、この時系列中
の最大相関値からフレーム同期タイミングを定めるよう
にした同期方法において、 前記相関値から所定のクロック数だけ前後した位置の2
つの相関値の差分を求め、この差分によって前記電圧制
御発振器の出力周波数を制御することによってフレーム
タイミング及びクロックの位相ずれを常時補正すること
によりフレーム及びクロックの同期をとるようにしたこ
とを特徴とする同期方法。
Priority Applications (2)
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JP2002060636A JP3931969B2 (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 同期検出方法とその回路、無線基地局 |
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- 2002-03-06 JP JP2002060636A patent/JP3931969B2/ja not_active Expired - Lifetime
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2003
- 2003-03-04 WO PCT/JP2003/002477 patent/WO2003075505A1/ja active Application Filing
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