JP2003232466A - 建屋内の配管方法 - Google Patents

建屋内の配管方法

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JP2003232466A
JP2003232466A JP2002032157A JP2002032157A JP2003232466A JP 2003232466 A JP2003232466 A JP 2003232466A JP 2002032157 A JP2002032157 A JP 2002032157A JP 2002032157 A JP2002032157 A JP 2002032157A JP 2003232466 A JP2003232466 A JP 2003232466A
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pipe
flexible metal
piping
building
bellows
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JP2002032157A
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Shozo Fujisawa
正造 藤沢
Yukio Miki
行雄 三木
Osamu Sakanoshita
修 坂之下
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Osaka Gas Co Ltd
Kyosei Corp
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Osaka Gas Co Ltd
Kyosei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管施工に係わる作業全般の軽減化を図っ
て、施工を著しく合理化することができる建屋内の配管
方法を提供する点にある。 【解決手段】 直管部分1Aと蛇腹管部分1Bとが長手
方向に沿って交互に形成された長尺の可撓性金属管1
を、建屋の上下方向の階層に沿って配設して縦配管Aを
形成し、各階層に対応する可撓性金属管1の直管部分1
Aに対して穿孔aの形成、及び、分枝管継手2の取付け
を実施することによって、縦配管Aと各階層の分配配管
Bとを配管連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層階のビル等に
おけるガス管や水道管等の建屋内の配管方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ガス配管や水道配管等を施工す
る従来の建屋内の配管方法としては、複数の所定長さ
(1階層高さに相当する長さ)を有する鋼管を、建屋の
配管ダクト内を上下方向に配管接続して縦配管を形成
し、上端を管端栓などで閉塞し、下端を流体供給側の供
給配管と配管接続し、各鋼管の連結部分に分枝管継手を
配置して、この分枝管継手から各階の分配配管に配管接
続することが行われている。このような建屋内の配管方
法は、古くから一般化されているが、以下の点で解決す
べき課題を有するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、各階層の施
工現場に鋼管や分枝管継手等を予めに運搬しておく段取
り作業に手間を要する問題があった。各階毎に、下層階
側の鋼管の上端部と、上層階側の鋼管の下端部とを、分
枝管継手を介して連結する接続作業等が必要であり、手
間を要する問題があった。また、鋼管と分枝管継手と
は、溶接止めや、ネジ止め等の接続手法を採用して両者
を接続している。そのため、前者においては、溶接知識
を有する作業者が作業に従事する必要があるとともに、
溶接装置を付帯しながらの作業となり専用設備が必要な
問題があり、後者においては、鋼管の端部にネジ切りし
ておく等の手間のかかる問題があり、しかも、両接続手
法は共に熟練が必要な問題がある。また、このような接
続作業は、各階層毎に実施されるので、全階層にすると
施工手間も多く、階層数に比例して施工コストがかかる
問題がある。さらに、縦配管に可撓性のある長尺な合成
樹脂管を用いることで、運搬時には合成樹脂管をドラム
に巻反することによって運搬作業の合理化を図るととも
に、長尺配管にすることによって複数の鋼管を配管接続
する作業手間の合理化を図って、従来の施工に係わる問
題を解決しようとするものも考えられているが、縦配管
に用いるような長尺の合成樹脂管においては、柔軟性の
あるビニールホースのような合成樹脂管では分枝管継手
など配管接続するのもおぼつかないものになるので、む
しろ曲げに強い硬質性の合成樹脂管が用いられるため、
曲げに対する反力が強く、変形性にも乏しいので、ドラ
ムへの巻付け及び巻き解きが難しく、非常に取扱い性や
作業性が悪い問題があり実用性が乏しく、また、万が一
に、配管の全体、或いは、配管の一部が火災などの災害
に遭遇することがある場合、合成樹脂配管では燃焼した
り軟化したりする懸念があり現実化に至っていない状況
にある。
【0004】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、配管施工に係わる作業
全般の軽減化を図って、施工を著しく合理化することが
できる建屋内の配管方法を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
建屋内の配管方法の特徴構成は、直管部分と蛇腹管部分
とが長手方向に沿って交互に形成された長尺の可撓性金
属管を、建屋の上下方向の階層に沿って配設して縦配管
を形成し、各階層に対応する可撓性金属管の直管部分に
対して穿孔の形成、及び、分枝管継手の取付けを実施す
ることによって、縦配管と各階層の分配配管とを配管連
結する点にある。
【0006】上記特徴構成によれば、可撓性金属管にお
いては、直管部分では曲げにくく、蛇腹管部分では曲げ
やすい管構造になるので、蛇腹管部分の両端の直管部分
を把持して、蛇腹管部分を容易に曲げ操作することがで
き、長尺の管全体をほぼ直線状にも非直線状にも施工者
の意図どおりに変形することが可能であるので、変形性
に乏しい合成樹脂管と比べて変形性に富んでいるととも
に、曲がっているのは蛇腹管部分だけであり、管全体と
しては曲げによる反力は小さくなるので、曲げに対する
反力が大きく弾性変形力が強くて取扱い性が悪い長尺な
合成樹脂管などと比べて、長尺な可撓性金属管を、まと
めやすく解きやすい、例えば、ドラム等に巻装する巻き
状態や、台車上等に波形状に往復の折り曲げ積層する束
ね状態等にできるので、取扱い性や運搬性がよい。その
ため、ドラム等に巻装状態の可撓性金属管を能率よく巻
解いて、或いは、台車上等に束ね状態の可撓性金属管を
能率よく解いて、建屋内の上下方向に可撓性金属管を配
設して縦配管を形成し、各階層に対応する部分に該当す
る可撓性金属管の直管部分の一つを利用して分枝管継手
を連結することができ、この分枝管継手を介して該当階
層の配管を配管接続することができるので、従来のよう
に、階層分の本数の鋼管を上下方向に分枝管継手を介在
して連結するとともに、各階層に対応する分枝管継手に
分枝配管を連結する施工方法に比べて、効率のよい配管
作業を実施することができ、迅速な施工が可能となる。
しかも、建屋の各階層に対して、定位置で直管部分が対
応するように、可撓性金属管の直管部分を長手方向に沿
って分布形成してある可撓性金属管を用いた場合、各階
層において分枝管継手の取付けを定位置で実施すること
ができることによって、配管接続作業の標準化や、分配
配管との接続に用いる接続配管等の標準化を図ることが
できる。また、従来の建屋内の縦配管においては、配管
途中に地震等の外力を吸収するための外力吸収装置を介
在して配管の信頼性を確保する構造を付設する必要があ
るが、本発明の場合、地震等の外力を受けた場合であっ
ても、蛇腹管部分が伸縮することによって外力が吸収さ
れ、縦配管自体が外力によって損傷を受けるようなこと
がないとともに、直管部分に連結された分枝管継手を介
して連結された分枝配管系に縦管による外力を殆ど加え
ることがないので、外力吸収装置などの装置を配管途中
に介在する必要がなく、配管構成が簡単でありながら信
頼性の高い配管を構成することができる。さらに、万が
一に、配管の全体、或いは、配管の一部が火災などの災
害に遭遇することがあっても、合成樹脂配管のように燃
焼したり軟化したりすることがないので、安全サイドに
立脚した配管体系を構築することができる。
【0007】本発明の請求項2による建屋内の配管方法
の特徴構成は、前記可撓性金属管が、ステンレス鋼板か
ら構成されている点にある。
【0008】上記特徴構成によれば、可撓性金属管の肉
厚さが薄くても、機械的強度が高く可撓性もあるので、
巻取り易く、長尺物であっても流体輸送管として良好に
使用することができる。ステンレス鋼板から形成されて
いる可撓性金属管においては、管自体を管中心に向けて
両側から押しつぶしても、唯単に偏平になるだけで強靭
であるとともに、管自体に外部から衝撃力を与えても、
変形するだけで管壁が破れたり裂けたりするようなこと
はないので、信頼性高く使用することができる。
【0009】本発明の請求項3による建屋内の配管方法
の特徴構成は、前記可撓性金属管の直管部分が、蛇腹管
部分よりも短い長さに構成されている点にある。
【0010】上記特徴構成によれば、可撓性金属管の曲
げ径が小径となり、ドラム等に可撓性金属管を巻装する
巻き状態や、台車上等に波形状に往復の折り曲げ積層す
る束ね状態等にすると、管全体をコンパクトにまとめる
ことができるので、より運搬性を高めることができる。
【0011】本発明の請求項4による建屋内の配管方法
の特徴構成は、前記可撓性金属管の直管部分が、蛇腹管
部分よりも長い長さに構成されている点にある。
【0012】上記特徴構成によれば、蛇腹管部分が可撓
性を有する管部分であるので、管全体として直管部分の
比率が多くなるので、分枝管継手の取付けることのでき
る範囲も大きくなるとともに、縦配管を形成する段階
で、巻反状態から可撓性金属管を巻解く際の蛇腹管部分
を屈曲管状態から直管状態に変形する操作手間を減らす
ことができる。
【0013】本発明の請求項5による建屋内の配管方法
の特徴構成は、前記可撓性金属管が、軟質性の合成樹脂
フィルムにて被覆してある点にある。
【0014】上記特徴構成によれば、管自体の可撓性が
損われることなく、例えば、縦配管を建屋に支持する支
持金具やコンクリート躯体とが接触することで生じる電
池作用などによって、可撓性金属管が腐食するようなこ
とを防止することができるので、長期にわたって信頼性
の高い縦配管状態を維持することができるとともに、湿
度が高いなどの条件の悪い配管環境においても、最適に
配管使用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】〔実施形態〕以下、本発明を適用
した実施形態の建屋内の配管方法を図面に基づいて説明
する。この実施形態では、高層の建屋におけるガス供給
用の縦配管Aに本発明を適用したものを説明する。ここ
で、縦配管Aとは、建屋B内の上下方向に設定された配
管ダクトCに沿って配管されるとともに、基端A1が市
中のガス供給管Dと配管接続され、閉塞された末端A2
に至る管本体部分A3には、分枝管継手2を介して各階
層の分配配管Eと配管連結する支管的な配管を指す。
【0016】各階層の分配配管Eは、例えば、図1に示
すように、下流の使用ガス栓(図示せず)に至るガス供
給配管Fと、ガス供給配管Fの上流側のガスメータ4
と、これの上流側のガス元弁5から構成されている。
【0017】以下、建屋内の配管方法の実施形態を説明
する。 図2(ニ)に示すような、直管部分1Aと蛇腹管部
分1Bとが長手方向に沿って交互に一体形成された長尺
の可撓性金属管1を巻装したドラム3を、図1(イ)に
示すように、建屋B内の上下方向に設定された配管ダク
トCの最上部に運搬設置する。
【0018】可撓性金属管1は、例えば、管径がほぼ4
0mm程度で、肉厚さが0.3mm程度のステンレス鋼
管から構成され、直管部分1Aの長さが100mm、蛇
腹管部分1Bの長さが500mmと直管部分1Aに対し
て蛇腹管部分が長い構成になっている。蛇腹管部分1B
は、管軸線に沿ってサインカーブ状の山谷によって環状
凹凸を形成するものであり、例えば、谷の深さが3mm
程度で、70mm長さで10の山が形成されている。
【0019】ドラム3には、例えば、60m程度の長さ
の可撓性金属管1を巻装してあり、階層数が20階分
(設定階層分)程度の縦配管Aに、1 つのドラム3に巻
装された可撓性金属管1で対処することができるように
設定されている。そのため、設定階層分以上の階層数の
ある建屋の場合では、複数のドラム3…、或いは、設定
階層分以上に可撓性金属管1を巻装してあるドラム3を
用意することになる。
【0020】配管ダクトCは、建屋内の上下方向に配管
用に設定された専用エリアであり、図示しないが、階層
間に該当する天井や床に配管挿通用の挿通孔が形成され
ており、挿通配管後は挿通孔部分を耐火充填材などで穴
埋めされる。
【0021】 次に、図1(ロ)、(ハ)に示すよう
に、ドラム3から可撓性金属管1を先端から巻解いて、
配管ダクトCを最上部から最下部に降ろして、下端であ
る基端A1を図4に示すように、市中のガス供給管Dと
管継手6を介して配管接続し、上端である末端A2を図
5に示すように、管端栓7によって閉塞し、配管ダクト
Cに沿う管本体部分A3を複数の止め金具8…を介して
止め付けて縦配管Aを形成する。
【0022】ここで、配管ダクトBの上下長さが、一つ
のドラム3に巻装されている可撓性金属管1の長さより
も長い場合、一つ目のドラム3に巻装された可撓性金属
管1の末端と、2 つ目のドラム3に巻装された可撓性金
属管1の先端とを、図7に示すように、管継手9を介し
て接続する。
【0023】 次に、図3に示すように、各階層に該
当する可撓性金属管1の直管部分1Aの胴部に対して,
ホールソー等の孔穿孔具を介して孔aを穿孔形成し、こ
の穿孔a部分に分枝管継手2を取付ける。
【0024】 次に、図1(ハ)に示すように、各階
層に該当する可撓性金属管1に接続された分枝管継手2
と、分配配管Eの上流側のガス元弁5とを、例えば、フ
レキシブル管10を介して接続する。
【0025】前記可撓性金属管1と分枝管継手2との接
続作業と、分枝管継手2と分配配管Eの上流側のガス元
弁8との接続作業とを、各階層において連続して実施し
ても、或いは、全階層に亘って、可撓性金属管1と分枝
管継手2との接続作業を実施し、次いで、各階層におい
て分枝管継手2と分配配管Eの上流側のガス元弁5との
接続作業を実施するものであってもよい。
【0026】このように配管接続されることによって、
ガス供給管D側の開閉弁(図示せず)や、各階層の分配
配管Eにおけるガス元弁5等の弁操作によって、配管内
にガスを供給状態にして、通常の使用状態を形成する。
【0027】前記分枝管継手2は、例えば、図3に示す
ように、可撓性金属管1の直管部分1Aを、左右一組の
分割型をボルト連結によって挟持固定する構成になって
おり、詳しくは、分枝部2Cを一体形成する分割型2A
を、穿孔した直管部分1Aの孔a周りに耐火パッキン2
b,Oリング2cを介在させて配置し、これに対向して
他方の分割型2Bを配置して、両者をボルト2D、2D
を介して連結可能になっている。
【0028】前記分枝部2Cは、内側に直管部分1Aの
孔aから管内に挿入可能な挿入部2Caを形成するとと
もに、出口側内周にはテーパ雌ネジ部2Cbが形成さ
れ、前記分配配管Eとの接続に用いられるフレキシブル
管10の先端雄ネジ部が螺合可能になっている。
【0029】前記管継手6は、図4に示すように、筒状
の継手本体6Aの一端内周面部分にガス供給管Dの下流
側管端雄ネジ部を螺合する雌ネジ部6aが形成され、こ
れより他端開口側の内周面には、可撓性金属管1の蛇腹
管部分1Bの管端と接当可能な内鍔6bが形成され、こ
れより他端開口側の内周面には、蛇腹管部分1Bの挿入
先端外周に圧接するシールパッキン6c及び耐火パッキ
ン6dが内嵌され、これより他端開口側の内周面には、
内周テーパ面6eに面接するガスケット6fが内嵌され
ており、継手本体6Aの他端外周のフランジ部6gに対
向する押圧体6hを、押圧体6h側からフランジ部6g
にボルト6iを螺入することによって、押圧体6hが継
手本体6Aのフランジ部6gに近接することで、内周テ
ーパ面6eに沿ってガスケット6fを縮径案内されて、
蛇腹管部分1Bの外周の谷部を緊縛する状態になること
によって、ガス供給管Dと可撓性金属管1との配管接続
が可能になっている。
【0030】前記管端栓7は、図6に示すように、一端
が閉塞された有底筒状の栓本体7Aの内周面には、蛇腹
管部分1Bの挿入先端外周に圧接するシールパッキン7
b及び耐火パッキン7cが内嵌され、これより他端開口
側の内周面には、内周テーパ面7dに面接するガスケッ
ト7eが内嵌されており、栓本体7Aの他端外周のフラ
ンジ部7fに対向する押圧体7gを、押圧体7g側から
フランジ部7fにボルト7hを螺入することによって、
押圧体7gが栓本体7Aのフランジ部7fに近接するこ
とで、内周テーパ面7dに沿ってガスケット7eが縮径
案内されて、蛇腹管部分1Bの外周の谷部を緊縛する状
態になることによって、可撓性金属管1の管端部分の閉
塞が可能になっている。
【0031】前記止め金具8は、図6に示すように、例
えば、建屋の壁などに基端部8aがコンクリートボルト
8bを介して、先端部8cを可撓性金属管1の胴部を周
方向に胴巻きして、その先端部分を基端部8aにボルト
8dを介して連結して、可撓性金属管1を配管ダクトC
に緊縛状態に保持することができる構成になっている。
【0032】また、止め金具8の好適な一例としては、
可撓性金属管1の胴部を周方向に胴巻きする先端部8c
の内側面に、可撓性金属管1の蛇腹管部分1Bの凹部に
嵌りこむ凸部や凸条等を一体的に設けて、縦配管Aされ
た可撓性金属管1の垂直荷重を蛇腹管部分1Bで確実に
支持することができるようにして、縦配管Aの蛇腹管部
分1Bを有効に利用することができるようにしてもよ
い。
【0033】前記管継手9は、図7に示すように、継手
本体9Aの内周中央部に仕切り鍔9aが形成され、これ
より一端または他端開口側の内周面には、夫々に、蛇腹
管部分1Bの挿入先端外周に圧接するシールパッキン9
b及び耐火パッキン9cが内嵌され、これよりさらに開
口側の内周面には、内周テーパ面9dに面接するガスケ
ット9eが内嵌されており、他端外周のフランジ部9f
に対向する押圧体9gを、押圧体9g側からフランジ部
9fにボルト9hを螺入することによって、押圧体9g
がフランジ部9fに近接することで内周テーパ面9dに
沿ってガスケット9eが縮径案内されて、蛇腹管部分1
Bの外周の谷部を緊縛する状態になることによって、可
撓性金属管1同士の配管接続が可能になっている。
【0034】このような配管方法によれば、建屋の階層
高さが60mm以内であれば、一つのドラム3に巻装さ
れた1 本の可撓性金属管1によって、配管ダクトB内の
縦配管Aの管本体部分A3を形成することができる。
【0035】〔その他の実施形態〕 1) 上記実施形態では、前記可撓性金属管1が、直管
部分1Aに対して蛇腹管部分1Bの長手方向の長さが長
い構成のものについて説明したが、本発明はこれに限ら
ず、可撓性金属管1が、直管部分1Aに対して蛇腹管部
分1Bの長手方向の長さが短い構成になっているもので
あってもよい。
【0036】2) 上記実施形態では、直管部分1Aと
蛇腹管部分1Bとが直接露出した可撓性金属管1を示し
たが、本発明はこれに限らず、図8に示すように、可撓
性金属管1に塩化ビニルなどの合成樹脂フィルム20を
予めに被覆してあるものであってもよい。この場合、分
枝管継手2などとの配管接続に際しては、邪魔になる合
成樹脂フィルム20部分を切り取ることが行なわれる。
ここで、図8には、可撓性金属管1の最大外径部に接触
する被覆状態になる合成樹脂フィルム20が図示されて
いるが、熱収縮によって可撓性金属管1に合成樹脂フィ
ルム(熱収縮性フィルム)20を被覆してある場合に
は、可撓性金属管1の最大外径部に圧接するとともに、
蛇腹管部分1Bの谷部にフィルム部分が覗き込むような
収縮状態となって、可撓性金属管1の曲げや伸縮に対し
て合成樹脂フィルム20が一体的に追従する構成にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建屋内の配管方法を適用した実施形態
を示す説明図 (イ)は可撓性金属管をドラムに巻装状態で管供給位置
に運搬した状態を示す説明図 (ロ)は可撓性金属管を配管ダクトに配設した状態の説
明図
【図2】本発明の建屋内の配管方法を適用した実施形態
を示す説明図 (ハ)は可撓性金属管と各階層の分配配管と接続した状
態を示す説明図 (ニ)は可撓性金属管を示す説明図
【図3】可撓性金属管に対して分枝管継手を取付けた状
態を示す一部切欠き平断面図
【図4】ガス供給管と可撓性金属管との配管接続部を示
す半裁正断面図
【図5】可撓性金属管と管端栓との接続部を示す半裁正
断面図
【図6】可撓性金属管と止め金具との関係を示す平断面
【図7】可撓性金属管同士の接続部を示す半裁正断面図
【図8】合成樹脂フィルムにて被覆してある可撓性金属
管を示す一部切欠き平断面図
【符号の説明】
A 縦配管 a 孔 1 可撓性金属管 1A 直管部分 1B 蛇腹管部分 2 分枝管継手
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月18日(2002.3.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】このような配管方法によれば、建屋の階層
高さが60m以内であれば、一つのドラム3に巻装され
た1本の可撓性金属管1によって、配管ダクトB内の縦
配管Aの管本体部分A3を形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 行雄 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番11号 株式会社協成内 (72)発明者 坂之下 修 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番11号 株式会社協成内 Fターム(参考) 2D060 AA01 AB03 AC01 AC03 AC10 3H023 AA01 AB04 AD02 AD26 AD31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直管部分と蛇腹管部分とが長手方向に沿
    って交互に形成された長尺の可撓性金属管を、建屋の上
    下方向の階層に沿って配設して縦配管を形成し、各階層
    に対応する可撓性金属管の直管部分に対して穿孔の形
    成、及び、分枝管継手の取付けを実施することによっ
    て、縦配管と各階層の分配配管とを配管連結する建屋内
    の配管方法。
  2. 【請求項2】 前記可撓性金属管が、ステンレス鋼から
    構成されている請求項1記載の建屋内の配管方法。
  3. 【請求項3】 前記可撓性金属管の直管部分が、蛇腹管
    部分よりも短い長さに構成されている請求項1又は請求
    項2記載の建屋内の配管方法。
  4. 【請求項4】 前記可撓性金属管の直管部分が、蛇腹管
    部分よりも長い長さに構成されている請求項1又は請求
    項2記載の建屋内の配管方法。
  5. 【請求項5】 前記可撓性金属管が、軟質性の合成樹脂
    フィルムにて被覆してある請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の建屋内の配管方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006077891A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Sekisui Chem Co Ltd 配管ユニットおよび多層建築物の配管構法
JP2008138801A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Sekisui Chem Co Ltd 配管ユニット

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