JP4769176B2 - 配管ユニット - Google Patents

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本発明は、たとえば、中・高層のマンションなどの集合住宅や商業ビル等の多層建築物において、各階に貫通して設けられたパイプシャフトに納められる給水・給湯等の立管として用いられる配管ユニットに関する。
中・高層の集合住宅や商業ビル等の多層建築物において、屋内に給水・給湯等の主配管等を立管として配設する場合には、建築物の1層(1階)分または2〜3層分に相当する主管部となる直管を所定長さに調整しつつ、管継手等を介在させて順次手作業で連結し、固定金具を使用して建物躯体に固定する方法が一般的である。
しかし、各階の施工場所に配管材としての直管や管継手等の多数の部材や取付工具を運搬しなければならず、建物が高層化するほど、手間と時間とコストを要する作業となっていた。
そこで、建物の一層分の長さに切断されたフレキシブルな配管材が、分岐継手を介して複数階分の長さに接続して製造された配管ユニットを用いた配管方法が既に提案されている(特許文献1、2参照)。
すなわち、上記配管ユニットを用いた配管方法は、図9に示すように、配管ユニット100をリール200に巻き取ってリール200ごと建築現場に搬入し、配管ユニット100をリール200から巻き戻しつつ、床スラブ300に設けられた貫通スリーブ310を通して上方に吊り上げて配管作業を行うことによって、できるだけ現場での管継手と他の配管材との接続作業を少なくするようにしている。
しかしながら、上記配管方法においては、形成された配管ユニット100がリール200に巻き取られていて、このリール200を、現場に持ち込んだ巻き戻し装置(図示せず)にセットして配管作業を行なわなければならない。したがって、巻き戻し装置をセットする作業スペースを確保する必要があるが、このような作業スペースを期待できない通常の集合住宅現場においては非現実的な方法と言わざるを得ない。また、たとえ、巻き戻し装置をセットする作業スペースを確保することができたとしても、巻き戻し装置が、かなりの重量であり、一般的なコスト範囲内で輸送を考えた場合、リール200に巻いて現場納入する時点で容認できないものとなる。さらに、機械的な巻上げ方法を使用した場合、貫通スリーブ310の周縁部に継手部等が引っかかった場合等に労働災害の発生が懸念される。
そこで、可撓性を有する合成樹脂製の主管と、分岐管に接続する枝管が流れ方向の下方に向けて形成された継手部とを備えて建物の複数層分または一系統分に相当する長さの立管を形成し、少なくとも前記主管がコイル状に巻回された状態で運搬されうるようにした配管ユニットが既に提案されている(特許文献3)。
この配管ユニットは、リールを用いず主管がコイル状に巻回されているだけあるので、施工現場においては、巻き戻し装置をセットするような大きな作業スペースを必要とせず、上層階から垂らしたワイヤーロープ等の先端に配管ユニットの一端を接続し、引き上げ装置によってワイヤーロープ等を引き上げることによって、主管が下階層から上層階へ引き上げられて、多層建築物の各階に順次立管を配設していくことができる。
しかしながら、上記のように、引き上げ装置によって機械的に配管ユニットを引き上げる場合、やはり、床スリーブに継手部等が引っかかり、労働災害の発生が懸念される。
そこで、本発明の発明者は、上記配管ユニットを上層階にまず運び、上層階から下層階に向かって、配管ユニットを垂らしてゆく工法を用いれば、安全に、かつ、引き上げ装置等を用意しなくても配管作業を行なえるのではないかと考えた。
ところで、上記配管ユニットを上層階に運ぶのには、エレベータや階段等を用いる場合があるが、配管ユニットのコイル径が大きすぎるとエレベータ内に配管ユニットが入らない、階段を用いることができない、宅配業者等に輸送を委託できない等の問題が生じる。
したがって、上記問題を解決するためには、配管ユニットのコイル径を、平均日本人男性身長以下である1.8m未満とすることが好ましい。
しかし、コイル径を小さくしすぎると、施工前に配管ユニットをコイル状態に結束している結束線を切断または解いて結束を解除した途端に可撓性樹脂管の弾性反発力によってコイル径が一期に拡大してばらけてしまい、はねた管の一部が作業者の身体に当たり作業者が怪我をする恐れがある。そこで、作業者が結束を解くと同時にコイル径が急に大きくならないように支えなければならないが、一人の作業者だけでは支えきれず、補助作業者を準備しなければならないという問題が生じる。
特許第3225017号公報 特開2004-52898号公報 特開2006-77891号公報
本発明は、上記事情に鑑みて、巻き戻し装置や引き上げ装置を用いなくても少人数で安全に配管作業を行なえるとともに、コイル径を小さくできて持ち運び性を向上させることができる配管ユニットを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の配管ユニット(以下、「請求項1の配管ユニット」と記す)は、敷設しようとする多層建築物の、少なくとも複層階の上下高さの長さを有し、少なくとも主管部が可撓性樹脂管で形成されて、コイル状に巻回されている配管ユニットであって、コイルの各ループ部分が前後いずれかのループ部分と少なくとも1箇所で帯状または線状をした結束具によって結束されていることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の配管ユニット(以下、「請求項2の配管ユニット」と記す)は、請求項1の配管ユニットにおいて、結束具による結束部が配管ユニットの直線長さで1m〜4mの間隔で間欠的に設けられていることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載の配管ユニット(以下、「請求項3の配管ユニット」と記す)は、請求項1または請求項2の配管ユニットにおいて、一本の可撓性樹脂管から形成され、この可撓性樹脂管の各階の枝管接続部にあたる部分に分岐孔が穿設されていることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の配管ユニット(以下、「請求項4の配管ユニット」と記す)は、請求項1〜請求項3のいずれかの配管ユニットにおいて、一本の可撓性樹脂管から形成され、この可撓性樹脂管の各階の枝管接続部にあたる部分が表層切削処理されるとともに、この表層切削処理部の表面が酸素不透過性材料によりシールされていることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の配管ユニット(以下、「請求項5の配管ユニット」と記す)は、請求項1〜請求項3のいずれかの配管ユニットにおいて、各階の枝管接続部にあたる部分にサドル型分岐継手が取り付けられていることを特徴としている。
本発明の請求項6に記載の配管ユニット(以下、「請求項6の配管ユニット」と記す)は、請求項1〜請求項5のいずれかの配管ユニットにおいて、コイル径が1.8m未満であることを特徴としている。
本発明において、結束具としては、特に限定されないが、たとえば、被覆付針金、ワイヤーロープ、ロープ、樹脂ロープ、被覆なし針金、ステンレス針金、樹脂テープ、紐、粘着テープなどが挙げられる。
配管ユニットの全長は、配管作業する立管の全長でも構わないが、上層階に配管ユニットを持って上がり、上層階から下層階に下ろす配管作業を一人作業で行なう場合、作業性を考慮すると、主管部の管径が50mm程度のとき、5、6階分(15m〜20m)程度の長さにすることが好ましい。
酸素不透過性材料としては、特に限定されないが、たとえば、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH樹脂)等のフィルムが挙げられる。
以上のように、請求項1の配管ユニットは、敷設しようとする多層建築物の、少なくとも複層階の上下高さの長さを有し、少なくとも主管部が可撓性樹脂管で形成されて、コイル状に巻回されている配管ユニットであって、コイルの各ループ部分が前後いずれかのループ部分と少なくとも1箇所で帯状または線状をした結束具によって結束されているので、結束具による結束を解除すると、多くてもコイルの1ループ分の長さしか結束が解かれない。したがって、小径のコイル状に巻回した状態で施工現場に容易に搬入することができ、巻き戻し装置や引き上げ装置を用いなくても少人数で安全にかつ迅速に配管作業を行なえる。
請求項2の配管ユニットは、結束具による結束部が可撓性樹脂管の直線長さで1m〜4mの間隔で間欠的に設けられているので、より安全に作業性よく配管作業を行なえる。
請求項3の配管ユニットは、一本の可撓性樹脂管から形成され、この可撓性樹脂管の各階の枝管接続部にあたる部分に分岐孔が穿設されているので、立管として配管施工する際に床スラブに設けられた貫通スリーブの周縁部に引っかかったりすることがなく、スムーズに配管作業を行なうことができるとともに、サドル型の分岐継手をこの分岐孔の部分に取り付けるだけで、配管ユニットによって形成された立管に各階で容易に枝管を接続することができる。
請求項4の配管ユニットは、一本の可撓性樹脂管から形成され、この可撓性樹脂管の各階の枝管接続部にあたる部分が表層切削処理されるとともに、この表層切削処理部の表面が酸素不透過性材料によりシールされているので、立管として配管施工する際に床スラブに設けられた貫通スリーブの周縁部に引っかかったりすることがなく、スムーズに配管作業を行なうことができるとともに、シールによって表層切削処理部が常に清浄な状態に保たれ、シールを取り外せば、サドル型の分岐継手を熱融着に簡単に固着することができる。
そして、配管ユニットによって形成された立管に各階で容易に枝管を接続することができる。
請求項5の配管ユニットは、各階の枝管接続部にあたる部分にサドル型分岐継手が取り付けられているので、配管ユニットを配管後直ちに枝管を接続することができ、施工性がよい。
請求項6の配管ユニットは、コイル径が1.8m未満であるので、少人数で容易に持ち運びが可能であるとともに、上層階にエレベータに載せてあるいは階段を利用して人力で上層階に運ぶことができる。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1および図2は、本発明にかかる配管ユニットの第1の実施の形態をあらわしている。
図1および図2に示すように、この配管ユニット1aは、立管として施工される多層建築物の上下高さ分の長さを有し、管径が50mmである一本の可撓性樹脂管11と、複数のサドル型分岐継手12とから形成され、コイル径が1.8m未満のコイル状に巻回されている。
そして、コイルの各ループ13部分は、連続する前後のループ13と、それぞれ結束具としての被覆付針金14によって結束されている。
また、被覆付針金14による結束部は、1m〜4m間隔で設けられている。
可撓性樹脂管11の一端には、環状体15aを先端に備えるガイドキャップ15が取り付けられている。
サドル型分岐継手12は、可撓性樹脂管11の立管として施工される多層建築物の各階の枝管接続部にあたる部分に、図3に示すように、分岐部12aに金属製雌ねじ筒12bがインサートされていて、この金属製雌ねじ筒12bの一部がサドル部12cの湾曲の半径方向内側に向かって突出し、この突出部が可撓性樹脂管11に穿設された孔11a内に入り込んだ状態で固着されている。
この配管ユニット1aは、以上のようになっており、図2に示すように、一部の被覆付針金14を取り除いても、可撓性樹脂管11の結束が解除された部分のみが弾性復元力によって真っ直ぐになるだけで、他の部分はコイル状に巻回された状態が保持される。
そして、この配管ユニット1aは、たとえば、以下のようにして配管施工することができる。
すなわち、図4に示すように、一人の作業者Aが、まず、配管しようとする最上層階(この実施の形態では5階)から床スラブSに穿設された貫通スリーブS1を介してワイヤロープ等の先導用の線状材2を最下層階(この実施の形態では1階)まで垂らす。
つぎに、図5に示すように、最上層階側の作業者Aが、線状材2の上端を配管ユニット1aのガイドキャップ15の環状部15aに固定したのち、一部の被覆付針金14を取り除いて、配管ユニット1aを、コイルを巻き戻す方向に回転させつつ結束が解除され直線状になった部分を最上層階の床スラブSに穿設された貫通スリーブS1を介して最下層階に向かって送り込む。一方、最下層階側では、作業者Bが最下層階まで垂らされた線状材2の一部を持ち、貫通スリーブS1に入り込んだ配管ユニット1aの一部が真っ直ぐに最下層階に向かって送られるように軽く引っ張る。
そして、配管ユニット1aの結束が解かれた部分がある程度貫通スリーブS1に挿入されると、つぎの結束部の被覆付針金14を取り除き、同様の作業をつぎつぎに行い、図6に示すように、配管ユニット1aを最上層階から最下層階まで通したのち、各階で支持金具5を使用して建物躯体Wに配管ユニット1aの一部を固定して立管を形成する。その後、図示していないが、分岐継手12に各階の給水あるいは給湯設備に接続される枝管を接続する。
この配管ユニット1aは、以上のように、各ループ13部分が前後いずれかのループ13部分と1m〜4m間隔で被覆付針金14によって結束されているので、結束を解除した部分だけが巻き戻しでき、他の部分はばらけることなく結束状態が保たれているので、一人で巻き戻し作業を行なえる。
しかも、1本の可撓性樹脂管11にサドル型分岐継手12を固着することによって形成されているので、立管の接合箇所が極めて少なく、立管を給水等の圧力管として使用した場合に、漏水等の危険性が低減される。
また、サドル型分岐継手12が、分岐部12aに金属製雌ねじ筒12bがインサートされていて、この金属製雌ねじ筒12bの一部がサドル部12cの湾曲の半径方向内側に向かって突出し、この突出部が可撓性樹脂管11に穿設された孔11a内に入り込んだ状態で固着されているので、分岐部12aの突出度合いが小さくて済むので、貫通スリーブS1の周縁部に分岐部12aが引っかかることを極力防止でき、より安全に作業を行なえる。
図7は、本発明にかかる配管ユニットの第2の実施の形態をあらわしている。
図7に示すように、この配管ユニット1bは、可撓性樹脂管11に、サドル型分岐継手12を固着されず、各階の枝管接続部にあたる部分に分岐孔16のみが穿設されている以外は、上記配管ユニット1aと同様になっている。
そして、この配管ユニット1bは配管後、分岐孔16の部分にサドル型分岐継手を接着あるいは融着によって固着したのち、枝管を接続するようになっている。
すなわち、この配管ユニット1bの場合、配管ユニット1aの分岐継手12などの突起物がないので、貫通スリーブS1の周縁縁に分岐継手12が引っかかるようなことがなくよりスムーズに配管することができる。
図8は、本発明にかかる配管ユニットの第3の実施の形態をあらわしている。
図8に示すように、この配管ユニット1cは、可撓性樹脂管11に、サドル型分岐継手12を固着されず、各階の枝管接続部にあたる部分が表面切削処理されたのち、この表面切削処理部が、シート状の酸素不透過性材料17によってシールされている以外は、上記配管ユニット1aと同様になっている。
そして、この配管ユニット1cは配管後、酸素不透過性材料17を取り除き、孔を穿設したのち、この孔部分にサドル型分岐継手(図示せず)を融着によって固着したのち、枝管を接続するようになっている。
この配管ユニット1cの場合、配管ユニット1aの分岐継手12などの突起物がないので、貫通スリーブS1の周縁縁に分岐継手12が引っかかるようなことがなくよりスムーズに配管することができる。
しかも、各階の枝管接続部にあたる部分が予め表面切削処理され、この表面切削処理部が酸素不透過性材料17でシールされているので、この酸素不透過性材料17を取り除くだけで清浄な融着面が得られ、電気融着継手を作業性よく可撓性樹脂管11に取り付けることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、
上層階から下層階に向かって垂らすことによって配管していたが、下層階から上層階に向かって引き上げて配管するようにしても構わない。また、多層建築物は、下層階から順に上層階へと1層ずつ積み上がるように施工されるが、最下層にこの配管ユニットをおいて床が一層積み上がるごとに配管ユニットの先端を引き上げるようにしても構わない。このような場合においても、最下層に置かれた配管ユニットのコイル状巻回部分は、径が小さくかさばらないので、他の工事作業の邪魔になることがない。
上記の実施の形態では、一本の可撓性樹脂管の分岐部にあたる部分にサドル型分岐継手を固定することによって、形成されていたが、主管部となる可撓性のある樹脂短管と分岐部となるチーズとを接続したのち、コイル状に巻回し結束するようにしても構わない。
また、上記のような構造とした場合、チーズ等の継手を流れ方向の上方から下方に拡径したものとし、主管部を管径の異なる複数本の主管が継手管により互いに連結された配管ユニットとすることができる。このようにすれば、下流側ほど管径が大きくなる立管を容易に配管施工でき、かつ、各階に最適な大きさの管径で形成することが容易になり、適切な水量および水圧の確保を容易に実現することができる。
(実施例1)
可撓性樹脂管としての長さ16m、管径50mmのポリエチレン管(積水化学工業社製商品名エスロハイパーAW)を直径1.7mのコイル状に巻回するとともに、結束具としての被覆付針金を用いてコイルの各ループ部分をポリエチレン管の長さ方向の1m置きに前後のループ部分とそれぞれ結束することによって配管ユニットのサンプルIを得た。
(実施例2)
被覆付針金による結束位置をポリエチレン管の長さ方向の4m置きにした以外は上記実施例1と同様にして配管ユニットのサンプルIIを得た。
(比較例1)
上記実施例1と同様にしてポリエチレン管をコイル状にしたのち、すべてのループ部分にまたがるようにコイルの周方向に5箇所で結束することによって配管ユニットのサンプルIIIを得た。
得られた上記実施例1、2および比較例1で得たサンプルI〜IIIのうち、サンプルI,IIについては、コイルの巻き戻し方向に回転させつつ、巻き戻し端側から被覆付針金による結束を順に解除しながら巻き戻しを行なったところ、結束を解除していない部分はコイル状態を保ったままで、作業者一人でスムーズに最後まで巻き戻しを行なうことができた。
しかし、サンプルIIIについては、結束をすべて解除しなければ巻き戻しができないため、まず、被覆付針金による結束をすべて解除したが、結束を解除すると同時に全体がばらけるため、ばらけを抑えるのに3人以上の人員を配置しなければならなかった。
本発明にかかる配管ユニットの第1の実施の形態をあらわす斜視図である。 図1の配管ユニットの一部の結束部の結束を解除した状態をあらわす斜視図である。 図1の配管ユニットの分岐継手部分の断面図である。 図1の配管ユニットを用いた立管配管工事の1例を説明する説明図である。 図3の後工程を説明する説明図である。 図4の後工程を説明する説明図である。 本発明にかかる配管ユニットの第2の実施の形態をあらわす斜視図である。 本発明にかかる配管ユニットの第3の実施の形態をあらわす斜視図である。 従来の配管ユニットの立管配管工事の1例を説明する説明図である。
符号の説明
1a,1b,1c 配管ユニット
11 可撓性樹脂管
12 サドル型分岐継手
13 ループ
14 被覆付針金(結束具)
16 分岐孔
17 酸素不透過性材料

Claims (6)

  1. 敷設しようとする多層建築物の、少なくとも複層階の上下高さの長さを有し、少なくとも主管部が可撓性樹脂管で形成されて、コイル状に巻回されている配管ユニットであって、
    コイルの各ループ部分が前後いずれかのループ部分と少なくとも1箇所で帯状または線状をした結束具によって結束されていることを特徴とする配管ユニット。
  2. 結束具による結束部が配管ユニットの直線長さで1m〜4mの間隔で間欠的に設けられている請求項1に記載の配管ユニット。
  3. 一本の可撓性樹脂管から形成され、この可撓性樹脂管の各階の枝管接続部にあたる部分に分岐孔が穿設されている請求項1または請求項2に記載の配管ユニット。
  4. 一本の可撓性樹脂管から形成され、この可撓性樹脂管の各階の枝管接続部にあたる部分が表層切削処理されるとともに、この表層切削処理部の表面が酸素不透過性材料によりシールされている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の配管ユニット。
  5. 各階の枝管接続部にあたる部分にサドル型分岐継手が取り付けられている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の配管ユニット。
  6. コイル径が1.8m未満である請求項1〜請求項5のいずれかに記載の配管ユニット。
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