JP2003231455A - 車両用異常報知装置 - Google Patents

車両用異常報知装置

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JP2003231455A JP2002031800A JP2002031800A JP2003231455A JP 2003231455 A JP2003231455 A JP 2003231455A JP 2002031800 A JP2002031800 A JP 2002031800A JP 2002031800 A JP2002031800 A JP 2002031800A JP 2003231455 A JP2003231455 A JP 2003231455A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査対象が存在し異常が検出された時のみ適切
な報知を行うことが可能で、従って、検査対象の有無を
問わず全ての車両に共通部品として搭載可能な車両用異
常報知装置を提供する。 【解決手段】異常報知ユニット200の消灯信号受信部
210においてエアバッグ電子制御ユニット100より
有効な消灯信号を受信した場合は、この履歴を消灯信号
受信履歴記憶部220に記憶しておく。そして、消灯信
号受信部210で有効な消灯信号が受信できなくなった
時には、警報制御部230において消灯信号受信履歴記
憶部220に記憶されている消灯信号受信履歴情報を参
照し、以前に有効な消灯信号を受信した履歴がある場合
にのみ、検査対象の装置の異常と判断する。その場合、
警報制御部230の制御により、警報表示部240の警
告灯が点灯される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば乗用自動車
等の車両に関わり、特に、車両に搭載され、車両の例え
ばエアバッグ装置やアンチロックブレーキ・システム
(ABS)等の装置の検査を行い、異常があった場合に
は、例えば計器盤(インストルメント・パネル)に設け
られた警告灯等を介してその旨を報知する車両用異常報
知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用自動車等の車両(以後、単に車両と
言う。)は、通常、一の製造者により数多くの車種が製
造されており、また同一の車種であっても、装備・仕様
の細部等が異なる複数種類のタイプの車両が提供されて
いる場合が多い。また、購入時に、利用者がオプション
として所望の装備を搭載することも日常的に行われてお
り、結果的に多種多様な車両が提供されている。その一
方で、近年、車両のコスト低減等のために、部品、コン
ポーネント、ユニット等の共通化が推進されている。具
体的には、異なる車種にも共通の部品を使用したり、仕
様の細部が異なっていても適応可能なフレキシビリティ
の高い部品を開発するなどして、部品の種類を減らし、
コストの低減を図っている。
【0003】ところで、そのような車両の中には、例え
ばエアバッグ装置やアンチロックブレーキ・システム
(ABS)等の装置の異常を検出し、警告灯等により報
知する異常報知装置が具備されているものがある。従来
のそのような異常報知装置においては、装置の検査、故
障診断により異常が無い場合、すなわち装置が正常であ
る場合に、警告灯を消灯するための消灯信号を生成し、
異常が生じた場合にはその消灯信号が印加されなくなる
ような構成となっているのが一般的である。そして、消
灯信号が、例えばインストルメント・パネルに設けられ
た警告灯の点灯を制御する制御部に入力されている場合
には警告灯は消灯され、消灯信号が入力されなくなった
場合に、警告灯が点灯され装置の異常が運転者等に報知
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな部品の共通化、種類の削減という観点の下では、前
述したような装置の異常を報知するための制御手段につ
いても、種々の装置や装備の検査を行う多数の異常報知
手段をまとめて、あるいは、他の様々な装備、回路、機
能とともにまとめて、様々な車種、様々な仕様の車両に
共通的に適用可能なフレキシビリティのある部品として
構成したいという要望がある。具体的には、例えば、計
器盤(インストルメンタル・パネル)や計器盤への表示
を制御する制御部等の計器盤周りの装備をユニット化し
共通化したいという要望や、装置の検査や故障診断等を
行う検査手段周りの回路を共通化したいという要望等が
なされる。
【0005】しかしながら、前述したような制御動作を
する従来の異常報知装置においては、消灯信号を生成す
るような手段がそもそも装備されていない場合、すなわ
ち検査が行われてないか、装備そのものが搭載されてい
ないような場合においても、消灯信号が入力されないが
故に結果的に警告灯が点灯するという不具合があり、種
々の仕様の車両に共通的に適用可能な回路として構成す
ることができなかった。その結果、そのような消灯信号
により検査結果を通知するような検査手段に対応可能な
部品と、そのような検査手段には対応しない部品との2
種類の部品を製造しなければならず、部品の共通化がで
きず、ひいてはコストの削減ができないという問題があ
った。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、本発明の目的は、報知すべき検査対象
が存在しかつ異常が検出された時にのみ適切な報知を行
うことが可能な、従って、検査対象及び検査手段が備わ
っている車両及び備わっていない車両のいずれに対して
も共通部品として適用可能な、車両用異常報知装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点によれば、本発明の車両用異常
報知装置は、車両内の所定の装置の検査手段より送信さ
れる、検査結果を示す信号を受信する検査結果受信手段
と、前記検査結果受信手段における前記検査結果を示す
信号の受信履歴を記憶する検査結果受信履歴記憶手段
と、前記検査結果受信履歴記憶手段に前記検査結果を示
す信号を以前に受信した旨の履歴が記憶されており、か
つ、前記検査結果受信手段において前記所定の装置が正
常である旨を示す前記信号の受信が無い場合に、前記所
定の装置が異常である旨の報知を行うよう報知手段を制
御する報知制御手段とを有する(請求項1)。
【0008】このような構成の本発明に係る車両用異常
報知装置においては、車両内の所定の装置の検査手段よ
り検査結果を示す信号が送信されて来た場合、検査結果
受信手段がこれを受信するとともに、その受信履歴を検
査結果受信履歴記憶手段に記憶しておく。そして報知制
御手段においては、前記検査結果受信手段において前記
所定の装置が正常である旨を示す前記信号の受信が無い
場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知を行うよ
う報知手段を制御するが、特に本発明に係る報知制御手
段においては、前記検査結果受信履歴記憶手段に記憶さ
れている検査結果を示す信号の受信履歴を参照し、前記
検査結果を示す信号を以前に受信したことがあることを
条件として、そのような報知手段の制御を行う。したが
って、報知制御手段は、前記所定の装置が正常である旨
を示す前記信号の受信は無いが、そもそも以前にそのよ
うな検査結果を示す信号を受信したことがないような場
合には、前記所定の装置を異常とする報知は行わないよ
う報知手段を制御する。
【0009】これに限定されるものではないが、好適な
例としては、前記検査手段は、前記検査結果に基づい
て、前記所定の装置が正常である場合には、前記所定の
装置が異常である旨を報知する報知手段の作動を停止す
る停止信号を送信する手段であって、前記検査結果受信
手段は、前記停止信号を受信し、前記検査結果受信履歴
記憶手段は、前記停止信号の受信の有無を記憶し、前記
報知制御手段は、前記検査結果受信履歴記憶手段に前記
停止信号を受信した履歴が記憶されており、かつ、前記
検査結果受信手段において前記停止信号が受信されてい
ない場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知を行
うように当該報知手段を制御する(請求項2)。
【0010】これに限定されるものではないが、好適な
一構成例としては、前記各手段は、車両の計器盤に係る
制御ユニットとして一体的に構成されるものである(請
求項3)。また、これに限定されるものではないが、前
記報知手段は、好適な一具体例としては、前記所定の装
置が異常である場合に点灯する計器盤内に設けられた警
告灯であり(請求項4)、他の好適な具体例としては、
前記所定の装置が異常である場合に発音または鳴動する
鳴動装置である(請求項5)。また これに限定される
ものではないが、前記所定の装置は、好適な一具体例と
しては、エアバッグ装置であり(請求項6)、他の好適
な具体例としては、アンチロックブレーキ・システムで
ある(請求項7)。
【0011】
【発明の効果】請求項1〜7に記載の本発明によれば、
報知すべき検査対象が存在しかつ異常が検出された時に
のみ適切な報知を行うことが可能な、従って、検査対象
及び検査手段が備わっている車両及び備わっていない車
両のいずれに対しても共通部品として適用可能な、車両
用異常報知装置を提供することができる。特に、請求項
2に記載の本発明によれば、検査対象が正常な場合に停
止信号を印加するという検査手段を装備している車両及
び装備していない車両のどちらに対しても対応可能で、
検査対象が存在しかつ停止信号が入力されない時にのみ
装置が異常である旨の報知を行うことが可能な車両用異
常報知装置を提供することができる。
【0012】また、特に請求項3に記載の本発明によれ
ば、そのような機能を有する、車両の計器盤に関わる一
体的な共通ユニットを提供することができる。また、特
に請求項4に記載の本発明によれば、警告灯により実際
にそのような異常の報知がなされる車両用異常報知装置
を提供することができる。また、特に請求項5に記載の
本発明によれば、ブザー等の鳴動装置により実際にその
ような報知がなされる車両用異常報知装置を提供するこ
とができる。
【0013】また、特に請求項6に記載の本発明によれ
ば、エアバッグ装置及びその検査装置が具備されている
車両及び具備されていない車両の両方に適用可能で、具
備されている場合には適切な異常の報知が可能な車両用
異常報知装置を提供することができる。また、特に請求
項7に記載の本発明によれば、アンチロック・ブレーキ
・システム(ABS)及びその検査装置が具備されてい
る車両及び具備されていない車両の両方に適用可能で、
具備されている場合には適切な異常の報知が可能な車両
用異常報知装置を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1及び図2を参照して説明する。本実施の形態において
は、乗用自動車のエアバッグに対する検査及び異常報知
システムを例示して本発明を説明する。
【0015】まず、そのエアバッグ異常報知システムの
構成について説明する。図1は、エアバッグ異常報知シ
ステム1の構成を示すブロック図である。エアバッグ異
常報知システム1は、エアバッグ電子制御ユニット10
0及び異常報知ユニット200を有する。
【0016】エアバッグ電子制御ユニット100は、エ
アバッグ本体の近傍に設置されてその動作の制御及び検
査を行うユニットである。本発明に関わるエアバッグ電
子制御ユニット100の構成部としては、図示のごと
く、故障診断部110及び消灯信号発生部120を有す
る。
【0017】故障診断部110は、エアバッグ装置に印
加される電圧を検出し、断線等の異常を検出し、検出結
果を消灯信号発生部120に出力する。
【0018】消灯信号発生部120は、故障診断部11
0から入力される検出結果に基づいて、故障診断結果で
ある消灯信号、すなわち、エアバッグ装置が正常な時に
警告灯を消灯させる為の信号を生成し、異常報知ユニッ
ト200の消灯信号受信部210に送信する。なお、本
実施の形態においては、消灯信号発生部120は、エア
バッグ装置が正常な場合には、有効な消灯信号として、
消灯信号出力端子にローレベル(「0」、Lまたは負極
性の信号と表記する場合もある)の電圧を印加し、エア
バッグ装置の故障が検出された場合には、消灯信号を無
効にするものとして、消灯信号出力端子をハイレベル
(「1」、Hまたは正極性の信号と表記する場合もあ
る)のハイインピーダンス状態にするものとする。
【0019】異常報知ユニット200は、車両の運転席
の計器盤(インストルメント・パネル)と一体的に構成
され、エアバッグ装置の故障診断結果、すなわちエアバ
ッグ電子制御ユニット100より入力される信号に基づ
いて、少なくともエアバッグ装置に不具合が発生してい
る場合に、車両の運転者にその旨を報知するユニットで
ある。本発明に関わり、特にエアバッグの不具合を報知
する異常報知ユニット200の構成部としては、図示の
ごとく、消灯信号受信部210、消灯信号受信履歴記憶
部220、警報制御部230及び警報表示部240を有
する。
【0020】消灯信号受信部210は、エアバッグ電子
制御ユニット100の消灯信号発生部120より送信さ
れる消灯信号を受信し、消灯信号受信履歴記憶部220
及び警報制御部230に出力する。消灯信号受信部21
0は、エアバッグ電子制御ユニット100より有効な消
灯信号、すなわち電圧レベルが「0」(ローレベル)の
信号が印加されている場合には、エアバッグが正常であ
ることを示す有効な消灯信号を受信したものとして、そ
の旨を示す信号「0」を消灯信号受信履歴記憶部220
及び警報制御部230に出力する。また、エアバッグ電
子制御ユニット100より有効な消灯信号が印加されて
いない場合には、エアバッグが正常ではないか、または
そもそも適切なエアバッグ装置の検査が行われていない
ことを示す信号「1」を、消灯信号受信履歴記憶部22
0及び警報制御部230に出力する。
【0021】消灯信号受信履歴記憶部220は、消灯信
号受信部210から入力される消灯信号を参照して、一
連の動作の中で有効な消灯信号の入力があったか否かと
いう消灯信号の履歴情報を検出し記憶し、その記憶する
消灯信号の履歴情報を、警報制御部230に出力する。
消灯信号受信履歴記憶部220においては、消灯信号受
信部210より出力される信号の極性を例えばインバー
タにより反転し、消灯信号が有効な場合には「1」、消
灯信号が無効な場合に「0」を示す信号を生成し処理を
行う。またこれに順じて、消灯信号の受信履歴は、有効
な消灯信号の受信履歴がある場合は「1」、有効な消灯
信号の受信履歴がない場合は「0」を記憶し、また警報
制御部230に出力する。
【0022】警報制御部230は、消灯信号受信部21
0より入力される消灯信号、及び、消灯信号受信履歴記
憶部220より入力される消灯信号の履歴情報を参照し
て、有効な消灯信号の入力履歴があり、かつ、現在受信
し入力されている消灯信号が無効である場合、すなわ
ち、消灯信号受信部210及び消灯信号受信履歴記憶部
220から入力される信号が共に1の場合に、警告灯を
点灯させるための制御信号を警報表示部240に出力す
る。
【0023】警報表示部240は、計器盤中に運転者よ
り視覚的に認識可能に設けられたエアバッグ装置の異常
警告灯であり、警報制御部230から入力される制御信
号に基づいて点灯または消灯される。
【0024】次に、このような構成のエアバッグ異常報
知システム1の動作について、図2のフローチャートを
参照して説明する。なお、図2に示すフローチャート
は、エアバッグ異常報知システム1の動作を説明する図
であるとともに、図1に示したような構成のエアバッグ
異常報知システム1をマイクロプロセッサ等を用いてソ
フトウェアにより実現する場合の、その処理手順を示す
図である。
【0025】まず、例えば車両の電気系統のスイッチが
投入されるなどして処理が開始されたら(ステップS1
0)、消灯信号受信部210は、検査対象たるエアバッ
グ装置のエアバッグ電子制御ユニット100より、消灯
信号が印加されているか否かのチェックを行う(ステッ
プS11)。その結果、有効な消灯信号が印加されてい
る場合には、消灯信号受信部210は、有効な消灯信号
を受信中であることを示す信号「0」を生成し、消灯信
号受信履歴記憶部220及び警報制御部230に出力す
る(ステップS12)。その結果、消灯信号受信履歴記
憶部220においては、これを反転した信号「1」を、
有効な消灯信号の受信履歴があることを示す信号として
記憶し(ステップS13)、また、警報制御部230に
出力する(ステップS14)。
【0026】また、ステップS11において、有効な消
灯信号が印加されていない場合には、消灯信号受信部2
10は、消灯信号を受信していない、すなわち非受信中
であることを示す信号「1」を生成し、消灯信号受信履
歴記憶部220及び警報制御部230に出力する(ステ
ップS15)。消灯信号受信履歴記憶部220において
は、記憶している消灯信号の受信履歴情報を参照し(ス
テップS16)、既に有効な受信履歴があることを示す
信号「1」が記憶されている場合には、継続してその信
号「1」を警報制御部230に出力する(ステップS1
7)。また、有効な受信履歴があることを示す信号が記
憶されていなかった場合には、有効な消灯信号の受信履
歴がないことを示す信号「0」を記憶し(ステップS1
8)、また、その信号「0」を警報制御部230に出力
する(ステップS19)。
【0027】このような状態で、警報制御部230にお
いては、消灯信号受信履歴記憶部220及び警報制御部
230からの出力信号を参照して、有効な消灯信号の受
信履歴があり(警報制御部230より信号「1」が出力
されており)、かつ、現在有効な消灯信号が印加されて
いない(消灯信号受信履歴記憶部220より信号「1」
が出力されている)状態か否かのチェックを行う(ステ
ップS20)。そのような状態が成り立っていた場合に
は、エアバッグ装置が正常である旨の診断結果が得られ
ていたにもかかわらず、現在は正常では無い状態となっ
ているものであるから、運転者に状態を報知すべきもの
として、警報制御部230は警報表示部240に対し
て、警告灯を点灯するように制御する(ステップS2
1)。また、そのような状態が成り立っていない場合に
は、エアバッグ装置が正常に動作している状態か、ある
いは、そもそもエアバッグ装置あるいはその検査装置が
装備されておらず適切な診断情報が入力されていない状
態等と考えられ、運転者に状態を報知する必要はないも
のとして、警報制御部230は、警報表示部240に対
して、警告灯を消灯するように制御する(ステップS2
2)。このようにして、以後、異常報知ユニット200
の電源がオフされる等の状態なるまで、ステップS10
以下の処理を繰り返す。
【0028】このように、本実施の形態のエアバッグ異
常報知システム1においては、エアバッグ装置の状態を
適切に検査し、異常が存在した場合には直ちに適切に運
転者に通知することができる。
【0029】また、本実施の形態に示した異常報知ユニ
ット200においては、エアバッグ電子制御ユニット1
00が存在しない場合には、警報表示部240を点灯さ
せるような状態とならない。すなわち、例えばエアバッ
グ装置あるいはその検査装置が装備されておらず適切な
消灯信号が入力されていない状態では、消灯信号受信履
歴記憶部220に記憶され警報制御部230に出力され
る消灯信号の受信履歴情報は、常に有効な受信履歴がな
いことを示す信号「0」となっており、消灯信号受信履
歴記憶部220から出力される信号がエアバッグ装置が
正常ではないことを示す信号「1」であったとしても、
警報制御部230において警報表示部240が点灯する
ように制御されることはない。
【0030】したがって、このような異常報知ユニット
200は、エアバッグ装置が装備されていない車両、あ
るいは、その検査装置が装備されていない車両に搭載し
たとしても、何ら支障をきたすことがない。すなわち、
このような構成の異常報知ユニット200は、エアバッ
グ装置が装備されている車両及び装備されていない車両
に対して、共通部品として搭載可能な装置である。そし
て、このような部品を用いることにより、車両の製造コ
ストを低減することができる。
【0031】なお、本実施の形態は、本発明の理解を容
易にするために記載されたものであって本発明を何ら限
定するものではない。本実施の形態に開示された各要素
は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等
物をも含み、また、任意好適な種々の改変が可能であ
る。たとえば、本実施の形態においては、エアバッグの
異常を検出して報知する報知システムを例示して本発明
を説明したが、これに限られるものではなく、例えばア
ンチロック・ブレーキ・システム(ABS)等の異常を
報知するシステムであってもよい。また、本実施の形態
においては、警告灯により異常を報知するものとした
が、これに限られるものではなく、例えばブザー等の鳴
動装置により報知するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態のエアバッグ異
常報知システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示したエアバッグ異常報知シス
テムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…エアバッグ異常報知システム 100…エアバッグ電子制御ユニット 110…故障診断部 120…消灯信号発生部 200…異常報知ユニット 210…消灯信号受信部 220…消灯信号受信履歴記憶部 230…警報制御部 240…警報表示部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両内の所定の装置の検査手段より送信さ
    れる、検査結果を示す信号を受信する検査結果受信手段
    と、 前記検査結果受信手段における前記検査結果を示す信号
    の受信履歴を記憶する検査結果受信履歴記憶手段と、 前記検査結果受信履歴記憶手段に前記検査結果を示す信
    号を以前に受信した旨の履歴が記憶されており、かつ、
    前記検査結果受信手段において前記所定の装置が正常で
    ある旨を示す前記信号の受信が無い場合に、前記所定の
    装置が異常である旨の報知を行うよう報知手段を制御す
    る報知制御手段とを有する車両用異常報知装置。
  2. 【請求項2】前記検査手段は、前記検査結果に基づい
    て、前記所定の装置が正常である場合には、前記所定の
    装置が異常である旨を報知する報知手段の作動を停止す
    る停止信号を送信し、 前記検査結果受信手段は、前記停止信号を受信し、 前記検査結果受信履歴記憶手段は、前記停止信号の受信
    の有無を記憶し、 前記報知制御手段は、前記検査結果受信履歴記憶手段に
    前記停止信号を受信した履歴が記憶されており、かつ、
    前記検査結果受信手段において前記停止信号が受信され
    ていない場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知
    を行うように当該報知手段を制御する請求項1に記載の
    車両用異常報知装置。
  3. 【請求項3】前記各手段は、車両の計器盤に係るユニッ
    トとして一体的に構成される請求項1〜2のいずれかに
    記載の車両用異常報知装置。
  4. 【請求項4】前記報知手段は、前記所定の装置が異常で
    ある場合に点灯する計器盤内に設けられた警告灯である
    請求項1〜3のいずれかに記載の車両用異常報知装置。
  5. 【請求項5】前記報知手段は、前記所定の装置が異常で
    ある場合に発音または鳴動する鳴動装置である請求項1
    〜3のいずれかに記載の車両用異常報知装置。
  6. 【請求項6】前記所定の装置は、エアバッグ装置である
    請求項1〜5のいずれかに記載の車両用異常報知装置。
  7. 【請求項7】前記所定の装置は、アンチロックブレーキ
    ・システムである請求項1〜5のいずれかに記載の車両
    用異常報知装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103085717A (zh) * 2011-10-31 2013-05-08 上海博泰悦臻网络技术服务有限公司 车辆遇险的处理方法及装置、车载***

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103085717A (zh) * 2011-10-31 2013-05-08 上海博泰悦臻网络技术服务有限公司 车辆遇险的处理方法及装置、车载***

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